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JPH10331322A - 面状格子 - Google Patents

面状格子

Info

Publication number
JPH10331322A
JPH10331322A JP14015597A JP14015597A JPH10331322A JP H10331322 A JPH10331322 A JP H10331322A JP 14015597 A JP14015597 A JP 14015597A JP 14015597 A JP14015597 A JP 14015597A JP H10331322 A JPH10331322 A JP H10331322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
holding member
shaped
fitting
fitting slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14015597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Sawada
昌平 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kinzoku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kinzoku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kinzoku Co Ltd filed Critical Nippon Kinzoku Co Ltd
Priority to JP14015597A priority Critical patent/JPH10331322A/ja
Publication of JPH10331322A publication Critical patent/JPH10331322A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Floor Finish (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Grates (AREA)
  • Gates (AREA)
  • Fencing (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状部材1と保持部材2とを簡単かつ能率的
に接合できる構造のグレーチング等の面状格子を提供す
る。 【解決手段】棒状部材1および保持部材2は板状の側面
部12,22を有した構造とし、これら側面部を互いに
交差するように配置し、これらの側面部には互いに嵌合
する嵌合スリット部15,23を形成するとともに、一
方の側面部12には係止孔16を形成し、他方の側面部
22の嵌合スリット部23の開放端部には上記の係止孔
16内に弾性的に係合する係止突部24を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グレーチング、格
子状床部材、窓格子、フエンス、門扉等の面状格子に関
する。さらに特定すれば、本発明は構造が簡単で組み立
ても容易な面状格子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、溝蓋、ます蓋等のグレーチン
グ、格子状の玄関マット、窓格子、フエンス、門扉等の
面状格子は、複数の棒状部材を保持部材により所定の間
隔に連結保持させた構造をなしている。たとえば、グレ
ーチングでは、荷重を支承する棒状部材すなわちベアリ
ングバーを保持部材すなわちクロスバーで互いに所定の
間隔に連結した構造をなしている。このようなベアリン
グバーとクロスバーの接合構造は、溶接、またはかしめ
止めが一般的である。
【0003】しかし、上記の溶接またはかしめ止めの接
合構造は、その接合工程が比較的非能率的であり、製造
コストの上昇を招くとともに、専用の設備を備えた工場
でなければ接合することができない。このため、たとえ
ば所定の規格寸法以外のグレーチングが必要な場合に
は、特別注文で製造しなければならず、製造コストが大
幅に上昇する。また、施工された排水溝の長さは規格寸
法のグレーチングの整数倍に正確に一致しない場合も多
く、このような場合には最端のグレーチングを現場で切
断して敷設する必要があり、施工が面倒であるとともに
外観を損ねるという問題があった。
【0004】また、排水溝等は、直線には限らず、曲線
その他の形状のものがあり、このような場合には、上記
のようにこれら排水溝の形状に対応した特別のグレーチ
ングを製造しなければならず、コストが上昇するととも
に、実際に施工された排水溝の形状が製造したグレーチ
ングの形状と合致しない場合もある。上記のような問題
は、排水溝の溝蓋等のグレーチングには限らず、その他
の窓格子、フエンス、門扉等の面状格子について一般的
に生じる問題でもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、構造が簡単で製造が容易であ
り、コストを低減することができるとともに、施工され
た排水溝その他の取付けるべき箇所の形状寸法に合わせ
て現場で組み立て可能な面状格子を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の棒状部材と、これらの棒状部材を互いに連結
して所定の配置に保持する保持部材とを備えた面状の格
子であって、上記の棒状部材は板状の側面部を備えてお
り、また上記の保持部材も板状の側面部を備えており、
上記の棒状部材の側面部と上記の保持部材の側面部とは
互いに交差して配置されており、上記の棒状部材の側面
部および保持部材の側面部には互いに相手側の部材の側
面部の少なくとも一部と嵌合しその側面部の板厚に対応
した幅の嵌合スリット部が形成されており、また上記の
棒状部材の側面部または保持部材の側面部には上記の嵌
合スリットに対応した位置に係止孔が形成され、また上
記の保持部材の側面部または棒状部材の側面部には上記
の嵌合スリット部の開放端部には上記の係止孔に弾性的
に係合する係止突部が形成されていることを特徴とする
ものである。
【0007】したがって、これらの棒状部材と保持部材
は、それらの嵌合スリット部を互いに嵌合するとともに
これらを強く押圧することにより、係止突部が係止孔内
に弾性的に嵌合し、これらが互いに結合される。よっ
て、これら棒状部材と保持部材との接合が簡単であり、
また構造も簡単であるので、能率的に製造でき、コスト
を低減することができる。
【0008】また、上記のように、棒状部材と保持部材
を別々に施工現場まで搬送し、この面状格子の取付けら
れるべき箇所の形状、寸法に対応した形状、寸法の面状
格子を現場で簡単に組み立てることができる。よって、
施工が容易かつ能率的であり、低いコストで施工でき、
また取付けるべき箇所に形状等に正確に合致した形状、
寸法の面状格子を組み立てることができるので外観も向
上する。
【0009】また、請求項2に記載の本発明は、上記の
棒状部材の側面部または保持部材の側面部の上記の嵌合
スリット部の端部に、相手側の部材の側面部の嵌合スリ
ット部の端部に弾性的に係合する係止突部が形成したも
ので、これ以外の部分は上記の請求項1に記載の発明と
同様の構成のものである。
【0010】したがって、上記の請求項1に記載の発明
と同様の作用効果が得られるとともに、係止孔を形成す
る必要がないので、その構造がより簡単である。また、
請求項3に記載の本発明は、保持部材は側面部を備えた
帯板状をなしており、この帯板状の保持部材の縁部には
上記の棒状部材の嵌合スリット部に対応して部分的に屈
曲した嵌合屈曲部が形成されており、また上記の棒状部
材の側面部の嵌合スリットの端部には、上記の帯板状の
保持部材の嵌合屈曲部に弾性的に係合する係止突部を形
成したもので、これ以外の部分は上記の請求項1に記載
の発明と同様の構成のものである。
【0011】したがって、上記の請求項1に記載の発明
と同様の作用効果が得られるとともに、この帯板状の保
持部材には係止孔も嵌合スリット部も形成する必要がな
いので、その構造がより簡単である。
【0012】また、請求項4に記載の本発明は、上記の
棒状部材を貫通して前記の保持部材と平行に配置された
棒材または線材からなりこれら棒状部材を保持部材の長
手方向に締め付ける締付部材と、隣接する前記の棒状部
材の側面部の間に配置されたスペーサ部材とを具備した
ものである。
【0013】したがって、この締付部材とスペーサとに
より、棒状部材が所定の間隔で締付け固定され、保持部
材との間の遊び等が除去されるので、構造的に強固であ
るとともに、棒状部材の遊び等による騒音の発生が確実
に防止できる。
【0014】また、請求項5に記載の本発明は、前記の
保持部材は少なくとも前記の棒状部材の一端部および他
端部にそれぞれ交差して配置されており、これらの保持
部材は屈曲可能であるとともに前記の嵌合スリット部ま
たは嵌合屈曲部が一定の小さい間隔で設けられており、
前記の棒状部材の嵌合スリット部はこの保持部材の任意
の嵌合スリット部または嵌合屈曲部に嵌合可能であり、
前記の棒状部材の一端部の間隔と他端部の間隔を相違さ
せるとともにこの保持部材が屈曲することにより、曲線
的な平面形状の格子を形成するものである。
【0015】したがって、この面状格子を取付ける部分
が曲線的な平面形状をなしている場合に、現場でこの形
状に対応した曲線的な平面形状の格子を簡単に組み立て
ることができ、施工が容易である。また、現場で取付け
箇所の形状に合わせて組み立てることができるので、そ
の形状が取付け箇所の形状と正確に合致し、外観も向上
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態を説明する。これらの実施形態は、本発明の面状格
子を排水溝の溝蓋に使用されるグレーチングに適用した
場合のものであるが、本発明はこのようなグレーチング
には限定されず、その他の面状格子一般に適用可能なも
のである。
【0017】図1ないし図4には、本発明の第1の実施
形態のグレーチングを示す。このグレーチングは、歩行
者用等の軽荷重用のグレーチングである。このグレーチ
ングは、ベアリングバーすなわち複数の棒状部材1を互
いに平行に配列し、これらの棒状部材1の両端部に2本
のクロスバーすなわち保持部材2を直交してそれぞれ配
置し、これらのクロスバー2によりこれら棒状部材1を
互いに所定の間隔で結合し、格子状のグレーチングを構
成したものである。
【0018】上記の棒状部材1は、ステンレス鋼板を略
倒立U字状に屈曲してチヤンネル状に形成したもので、
上面部11および平板状の側面部12を備えており、軽
量でかつ高い剛性を有している。上記の上面部11は踏
面を構成するもので、この上面部11には長手方向に沿
って所定の間隔で滑り止め孔13が形成されている。こ
の滑り止め孔13は、この上面部11を打ち抜いて形成
したもので、打ち抜きの際の縁部14、すなわち抜き垂
れ部が上方を向くように形成され、この縁部14により
滑り止めをなすように構成されている。
【0019】また、上記の保持部材2は、ステンレス鋼
板の帯状の平板材を使用したもので、その全体が側面部
22として構成されている。次に、これら棒状部材1と
保持部材2との接続構造を説明する。上記の棒状部材1
の両端部の側面部12には、それぞれ嵌合スリット部1
5が形成されている。この嵌合スリット部15は、この
側面部12の下部に上下方向に沿って形成され、これら
側面部12の下縁に開放されており、またこれら嵌合ス
リット部15の幅は上記の帯板状の保持部材2の側面部
22の板厚よりやや広く形成されている。
【0020】また、これらの嵌合スリット部15に対応
した位置、たとえばこれらの嵌合スリット15の上端か
ら上方に所定の距離だけ離れた位置には、たとえば円形
の係止孔16がそれぞれ形成されている。なお、これら
の嵌合スリット部15および係止孔16は、この棒状部
材1をプレスにより屈曲成型する前に、側面部12とな
る部分の所定位置にあらかじめ打ち抜きにより形成した
ものである。
【0021】また、上記の保持部材2は、上記の棒状部
材1の側面部12と交差、たとえば直交しかつ鉛直面に
沿って配置されている。そして、この保持部材2の側面
部22の上部には、上記の棒状部材1の側面部12の嵌
合スリット部15にそれぞれ対応して嵌合スリット部2
3が形成されている。
【0022】これらの嵌合スリット部23は、この側面
部22の上縁に開放されており、またこれらの嵌合スリ
ット部23の幅は、相手側すなわち棒状部材1の側面部
12の板厚よりやや広い幅に形成されている。
【0023】また、上記の嵌合スリット部23の開放端
部すなわち上端部には、互いに対向した係止突部24が
形成され、これらの係止突起24はたとえば鉤状をなし
ている。そして、これらの係止突部24は、上記の棒状
部材1の側面部12の嵌合スリット部15と、この保持
部材2の側面部22の嵌合スリット部23が互いに完全
に嵌合した場合に、これら係止突部24が上記の係止孔
16の位置に対応するような位置に来るように各部の寸
法が設定されている。
【0024】なお、この実施形態の場合には、上記の保
持部材2の嵌合スリット部23の配列間隔は、比較的小
さい間隔に設定され、その間隔は、上記の棒状部材1の
基本的な配列間隔、すなわちこのグレーチングが図1に
示すような直線的なグレーチングを構成する場合の棒状
部材1の配置間隔より小さい間隔で、かつ各棒状部材1
の両側の側面部12の間隔の整数分の1の間隔に設定さ
れている。したがって、これら棒状部材1の端部の両側
の側壁部12の嵌合スリット部15は、この保持部材2
の任意の嵌合スリット部23と嵌合でき、したがってこ
れらの棒状部材1の端部の間隔をこの保持部材2の嵌合
スリット部23の間隔単位で任意に変更が可能なように
構成されている。
【0025】上記の棒状部材1と保持部材2とを接合す
るには、この棒状部材1の嵌合スリット部15と保持部
材2の嵌合スリット部23とを対応させ、この棒状部材
1と保持部材2とを上下に強く押圧する。これにより、
これら嵌合スリット部15,23同志が互いに嵌合さ
れ、保持部材2の側面部22の下部は棒状部材1の嵌合
スリット部5内に嵌合保持され、また棒状部材1の側面
部12の嵌合スリット部15の上端と係止孔16との間
の部分は、保持部材2の嵌合スリット部23内に嵌合保
持される。
【0026】そして、これらが嵌合する際には、上記の
係止突部24の間に棒状部材1の側面部12が進入し、
保持部材2の各部が弾性変形する。そして、これらが完
全に嵌合した場合、すなわち図2に示すように、保持部
材2の嵌合スリット部23の下端が棒状部材1の嵌合ス
リット部15の上端に当接した状態において、前述のよ
うにこれらの係止突起24は上記の係止孔16と対応
し、これら係止突起24は係止孔16内に弾性力により
係合する。したがって、これら棒状部材1と保持部材2
とは、それらの嵌合スリット部15,23が互いに相手
側の側面部の一部を収容嵌合した状態で抜け止めがなさ
れ、これらが接合される。
【0027】このような接合構造は、棒状部材1の側面
部12および保持部材2の側面部22に上記のような嵌
合スリット部15,23や、係止孔16および係止突部
を形成しておくだけでよく、その他の接合のための部材
は不要であり、構造が簡単で製造コストも低い。また、
この接合は、単に嵌合スリット部15,23を対応させ
て棒状部材1と保持部材2を上下に強く押圧するだけで
よく、接合工程も簡単であり、能率的かつ低いコストで
接合できる。
【0028】また、上記のような接合は、工事現場等に
おいても、上記の棒状部材1と保持部材2とをハンマー
等により打撃しておこなうことができる。したがって、
排水溝に複数のグレーチングを敷設する場合に、最端の
グレーチングと排水溝の端までの長さが一致しない場合
には、これらの棒状部材1と保持部材2とを分解状態で
工事現場まで搬送し、上記の長さに対応した長さに保持
部材2を切断し、上記のように現場で任意の長さのグレ
ーチングを組み立てることができる。よって、標準的な
規格長さのグレーチングを切断する場合のように、外観
を損なうことがない。
【0029】また、場合によっては、このグレーチング
を敷設する排水溝が曲線状の場合がある。従来はこのよ
うな場合には、この排水溝の平面形状に合致させて特別
注文で曲線状のグレーチングを製造していたが、コスト
が大幅に上昇するとともに、実際に施工され排水溝の形
状に誤差が生じ、製造されたグレーチングの形状がこの
実際に施工された排水溝の形状に合致しない等の不具合
が生じる。
【0030】上記のように曲線状の排水溝にこの実施形
態のグレーチングを敷設する場合には、上記の棒状部材
1と保持部材2とを別々して工事現場まで搬送し、図4
に示すように、保持部材2をこの排水溝の形状に対応し
て曲線状に屈曲させるとともに、これら棒状部材1の一
端部と他端部の嵌合スリット部15をこれら保持部材2
の任意の嵌合スリット部23に嵌合させ、これら棒状部
材1の一端部の間隔と他端部の間隔とを相違させれば、
図4に示すように任意の曲線的な平面形状のグレーチン
グを現場で簡単に組み立てることができる。
【0031】したがって、このような曲線状のグレーチ
ングを特別注文で製造する必要はなく、コストが大幅に
低減できるとともに、実際に施工された排水溝の形状に
対応して正確に曲線状のグレーチングを組み立てること
ができ、外観も向上する。
【0032】また。図5および図6には、本発明の第2
の実施形態を示す。このものは、棒状部材1の側面部1
2の嵌合スリット部15の近傍位置に、それぞれ貫通孔
31を形成し、この貫通孔31を通して線材または棒材
からなる締付部材32を上記の保持部材2と略平行に配
置したものである。また、隣接する各棒状部材1の間に
は、それぞれスリーブ状のスペーサ部材33を設け、上
記の締付部材32はこれらスペース部材33内を挿通さ
れている。
【0033】そして、この締付部材32の両端部は、た
とえばこの締付部材32が小径の線材の場合には、張力
を作用させた状態で最端部の棒状部材1の側面部12に
溶接した後に切断される。またこの締付部材32が棒材
等の場合には、その両端部に螺条を形成し、ナットを螺
合させて締付けてもよい。
【0034】この実施形態のものは、上記の棒状部材1
が締付部材21とスペーサ部材33により保持部材2の
方向に所定の間隔で締付け固定されているので、構造的
に強固であるとともに、これら棒状部材1と保持部材2
との間の遊びが除去され、これら棒状部材1ががたつい
て騒音を発生することも確実に防止することができるも
のである。
【0035】なお、上記の実施形態のものは、上述の点
以外は前記の第1の実施形態と同様の構成であり、図5
および図6中、第1の実施形態と対応する部分には同じ
符号を付してその説明は省略する。
【0036】また、図7には本発明の第3の実施形態を
示す。このものは、前述したような帯板状の保持部材2
の側面部22の上下両縁部に所定の小さい間隔で嵌合ス
リット部23aが形成されている。また、棒状部材1の
側面部12の両端部には嵌合スリット部15aがそれぞ
れ形成されているが、この嵌合スリット部15aは、そ
の側部がこれら側面部12の端縁に開放され、保持部材
1の側壁部22がこの棒状部材1の長手方向からこの嵌
合スリット部15a内に嵌合するように構成されてい
る。そして、この棒状部材1の側面部12の嵌合スリッ
ト部15aの両端部には、それぞれ係止突部17が突設
されている。
【0037】この実施形態のものは、上記の保持部材2
の嵌合スリット部23a内に棒状部材1の側面部12の
一部が嵌合し、またこの保持部材2の側面部22の中央
部分が棒状部材1の嵌合スリット部15a内に嵌合し、
この場合に上記の係止突部17はこの保持部材2の嵌合
スリット部23aの内側端部の部分に弾性的に係合して
抜け止めをなす。
【0038】なお、この実施形態は、上記の部分以外は
前記の第1の実施形態と同様の構成であり、図7中第1
の実施形態と対応する部分には同じ符号を付してその説
明は省略する。この実施形態のものは、第1の実施形態
と同様の作用効果を達成できるとともに、第1の実施形
態のような係止孔を形成する必要がなく、構造がより簡
単である。
【0039】また、図8には本発明の第4の実施形態を
示す。このものは、前記の第3の実施形態の保持部材2
に嵌合スリット部23aを形成する代わりに、帯板状の
保持部材2の側面部22の上下両縁部に、これらの縁部
を局部的に屈曲させた嵌合屈曲部23bを形成したもの
である。
【0040】この実施形態のものは、上記の嵌合屈曲部
23bが上記の棒状部材1の側面部12の嵌合スリット
部15aの両端部の係止突部17の部分に係合して抜け
止めがなされる。この場合に、この保持部材2には嵌合
スリット部が形成されていないが、この局部的に屈曲し
た嵌合屈曲部23bが係止突部17の部分に係合するの
で、この保持部材2と棒状部材1の端部とがこの保持部
材2の方向に摺動することは確実に防止される。
【0041】なお、この実施形態のものは上記の点以外
は前記の第3の実施形態と同様の構成であり、図8中で
第3の実施形態しと対応する部分には同じ符号を付して
その説明は省略する。この実施形態のものは、前記の第
3の実施形態のものと同様な作用効果を有するものであ
るが、保持部材2に嵌合スリット部を形成する必要がな
く、構造がより簡単になる。
【0042】また、図9には本発明の第5の実施形態を
示す。このものは、棒状部材1aとして、断面がT字状
のいわゆるTバーと称される型材を使用したものであ
る。この棒状部材1aには、側面部12が一つしかない
が、前記の第1および第2の実施形態と同様な接合構造
によりこれら棒状部材1aと保持部材2とが接合されて
いる。なお、この第5の実施形態は、上記の点以外は前
記の第1および第2の実施形態と同様の構成であり、図
9中で第1および第2の実施形態に対応する部分には同
じ符号を付してその説明を省略する。
【0043】また、図10には本発明の第6の実施形態
を示す。このものは、帯板状の保持部材2の側面部22
が水平面内に沿って配置されている。この保持部材2と
棒状部材1の端部の接合構造は前記の第3の実施形態の
ものと同様の構成であるが、この保持部材2の幅方向が
水平方向であるため、嵌合スリット部15bも水平方向
に沿って設けられている。そして、この帯板状の保持部
材2には、隣接する棒状部材1の間に位置する部分に、
たとえば下方に湾曲した湾曲部25が形成されている。
【0044】なお、上記の点以外はこの第6の実施形態
は前記の第3の実施形態と同様の構成であり、図10中
で第3の実施形態と対応する部分には同じ符号を付して
その説明を省略する。
【0045】この実施形態のものは、保持部材2の湾曲
部25が形成されているので、この部分で屈曲しやす
く、この実施形態のグレーチングは上下方向にある程度
の可撓性がある。したがって、排水溝等の敷設箇所に多
少の凹凸があっても、このグレーチング全体がこの敷設
面の形状に対応して密着するので、がたつき等を生じる
ことがない。
【0046】さらに、棒状部材1の隣接する側面部12
をペンチ等で挟んで保持部材2の湾曲部25をより大き
く湾曲させるように潰すことにより、この棒状部材1の
端部の間の間隔を現場で変更することができる。したが
って、前述した第1の実施形態のように、棒状部材1の
一方の端部の間隔と他方の端部の間隔とを相違させれ
ば、曲線状のグレーチングを構成することができる。
【0047】また、図11には、本発明の第7の実施形
態を示す。このものは、上記の第6の実施形態と同様の
ものであるが、帯板状の保持部材2がその幅方向が鉛直
面に沿うように配置されている。そして、この保持部材
2の配置に対応して、棒状部材1の側面部12には上下
方向に沿って嵌合スリット部15cが形成され、その下
端は側面部12の下縁に開放され、この嵌合スリット部
15cの下端部分にはそれぞれ一対の係止突部17が形
成されている。なお、上記の点以外の構成は、前記の第
6の実施形態と同様であり、図11中で第6の実施形態
と対応する部分には同じ符号を付してその説明は省略す
る。
【0048】この実施形態のものは、その作用効果は前
記の第6の実施形態と同様なものであるが、帯板状の保
持部材2がその幅方向を鉛直面に沿うように配置されて
いるので、棒状部材1の上面に水平方向の荷重が作用し
てこれら棒状部材1が倒れるような荷重が作用した場合
に、この保持部材2をその幅方向に湾曲させようとする
荷重が作用する。しかし、この帯板状の保持部材2は、
このような荷重に対しては大きな剛性を発揮するので、
構造的に強固であるとともに、この第7の実施形態のグ
レーチングは第6の実施形態のグレーチングと比較する
と、全体的に剛性が高くなる。
【0049】また、図12には本発明の第8の実施形態
を示す。このものは、保持部材2を倒立U字状の中空状
の断面形状の部材とし、その両側面に側面部22cが形
成されている。また、この保持部材2の上部に細長矩形
状の打抜き孔からなる嵌合スリット部23cが所定の間
隔で形成されている。なお、この保持部材2は上記のよ
うに倒立U字状の断面形状をなし、その上部は湾曲して
いるので、この嵌合スリット部23cはその中間部がこ
の保持部材2の上縁に開放された形状となっている。
【0050】そして、この嵌合スリット部23cの中間
部すなわち保持部材2の上縁部に開放されている部分に
は、互いに対向した一対の係止突部24cがそれぞれ突
設されている。
【0051】また、棒状部材1aは断面がT字状のいわ
ゆるTバーと称されるものが使用されており、その両端
部の下縁部には上記の保持部材2の側面部22cの下縁
部に嵌合する嵌合スリット部15cが形成されている。
また、この嵌合スリット部15cの上方の上記の係止突
部24cに対応した位置には、それぞれ係止孔16cが
形成されている。
【0052】なお、この実施形態は上記の点以外は前述
の第5の実施形態と同様な構成である。この実施形態の
ものは、棒状部材1aの側面部12が上記の保持部材2
の嵌合スリット部23c内に嵌合するとともに、この棒
状部材1aの嵌合スリット部15cが保持部材2の側面
部22cの下縁部分に嵌合する。そして、上記の係止突
部24cが係止孔16c内に係合し、これらの抜け止め
をなす。
【0053】この実施形態のものは、上記の保持部材2
が中空状のものであり、その両側の側面部22cが幅方
向すなわち互いに接離する方向に弾性変形可能であり、
この弾性力によりこれら側面部22cと棒状部材1aの
嵌合スリット部15cとの嵌合がより密着し、がたつき
等をより確実に防止することができる。なお、この保持
部材2の断面形状は、上記のようにU字状に限らず、コ
字状、円形、楕円形その他の任意の中空状の断面形状を
選択することができる。
【0054】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れず、各種の変更が可能である。たとえば、棒状部材と
保持部材との接合構造は、かならずしも上記の実施形態
と同様のものでなくともよく、同様の構造のものであれ
ばよい。また、本発明はグレーチングに限らず、その
他、窓格子、格子状床部材、フエンス、門扉等の面状格
子一般に適用できることはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、棒状部材と
保持部材は、それらの嵌合スリット部を互いに嵌合する
とともにこれらを強く押圧することにより、係止突部が
係止孔内に弾性的に嵌合し、これらが互いに結合され
る。よって、これら棒状部材と保持部材との接合が簡単
であり、また構造も簡単であるので、能率的に製造で
き、コストを低減することができる。また、上記のよう
に、棒状部材と保持部材を別々に施工現場まで搬送し、
この面状格子の取付けられるべき箇所の形状、寸法に対
応した形状、寸法の面状格子を現場で簡単に組み立てる
ことができる。よって、施工が容易かつ能率的であり、
低いコストで施工でき、また取付けるべき箇所に形状等
に正確に合致した形状、寸法の面状格子を組み立てるこ
とができるので外観も向上する等、その効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のグレーチング全体の平面図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】第1の実施形態の棒状部材と保持部材の接合部
分の分解斜視図。
【図4】第1の実施形態のグレーチングを曲線状にした
場合の平面図。
【図5】第2の実施形態のグレーチング全体の平面図。
【図6】第2の実施形態の棒状部材と保持部材の接合部
分の分解斜視図。
【図7】第3の実施形態の棒状部材と保持部材の接合部
分の分解斜視図。
【図8】第4の実施形態の棒状部材と保持部材の接合部
分の分解斜視図。
【図9】第5の実施形態の棒状部材と保持部材の接合部
分の分解斜視図。
【図10】第6の実施形態の棒状部材と保持部材の接合
部分の分解斜視図。
【図11】第7の実施形態の棒状部材と保持部材の接合
部分の分解斜視図。
【図12】第8の実施形態の棒状部材と保持部材の接合
部分の分解斜視図。
【符号の説明】
1 棒状部材 2 保持部材 12 側面部 15,15a,15b,15c 嵌合スリット部 16,16c 係止孔 17 係止突部 22、22a,22b,22c 側面部 23,23a,23c 嵌合スリット部 23b 嵌合屈曲部 24,24c 係止突部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E06B 11/02 E06B 11/02 R

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の棒状部材と、これらの棒状部材を
    互いに連結して所定の配置に保持する保持部材とを備え
    た面状の格子であって、 上記の棒状部材は板状の側面部を備えており、また上記
    の保持部材も板状の側面部を備えており、 上記の棒状部材の側面部と上記の保持部材の側面部とは
    互いに交差して配置されており、 上記の棒状部材の側面部および保持部材の側面部には互
    いに相手側の部材の側面部の少なくとも一部と嵌合しそ
    の側面部の板厚に対応した幅の嵌合スリット部が形成さ
    れており、 また上記の棒状部材の側面部または保持部材の側面部に
    は上記の嵌合スリットに対応した位置に係止孔が形成さ
    れ、また上記の保持部材の側面部または棒状部材の側面
    部には上記の嵌合スリット部の開放端部には上記の係止
    孔に弾性的に係合する係止突部が形成されていることを
    特徴とする面状格子。
  2. 【請求項2】 複数の棒状部材と、これらの棒状部材を
    互いに連結して所定の配置に保持する保持部材とを備え
    た面状の格子であって、 上記の棒状部材は板状の側面部を備えており、また上記
    の保持部材も面状の側面部を備えており、 上記の棒状部材の側面部と上記の保持部材の側面部とは
    互いに交差して配置されており、 上記の棒状部材の側面部および保持部材の側面部には互
    いに相手側の部材の側面部の少なくとも一部と嵌合しそ
    の側面部の板厚に対応した幅の嵌合スリット部が形成さ
    れており、 また上記の棒状部材の側面部または保持部材の側面部の
    上記の嵌合スリット部の端部には、相手側の部材の側面
    部の嵌合スリット部の端部に弾性的に係合する係止突部
    が形成されていることを特徴とする面状格子。
  3. 【請求項3】 複数の棒状部材と、これらの棒状部材を
    互いに連結して所定の配置に保持する保持部材とを備え
    た面状の格子であって、 上記の棒状部材は板状の側面部を備えており、また上記
    の保持部材は面状の側面部を備えた帯板状をなしてお
    り、 上記の棒状部材の側面部と上記の保持部材の側面部とは
    互いに交差して配置されており、 上記の棒状部材の側面部には上記の帯板状の保持部材と
    嵌合しその側面部の板厚に対応した幅の嵌合スリット部
    が形成されており、 上記の帯板状の保持部材の縁部には上記の棒状部材の嵌
    合スリット部に対応して部分的に屈曲した嵌合屈曲部が
    形成されており、 また上記の棒状部材の側面部の嵌合スリットの端部に
    は、上記の帯板状の保持部材の嵌合屈曲部に弾性的に係
    合する係止突部が形成されていることを特徴とする面状
    格子。
  4. 【請求項4】 前記の棒状部材を貫通して前記の保持部
    材と平行に配置された棒材または線材からなりこれら棒
    状部材を保持部材の長手方向に締め付ける締付部材と、
    隣接する前記の棒状部材の側面部の間に配置されたスペ
    ーサ部材とを具備したことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1の面状格子。
  5. 【請求項5】 前記の保持部材は少なくとも前記の棒状
    部材の一端部および他端部にそれぞれ交差して配置され
    ており、これらの保持部材は屈曲可能であるとともに前
    記の嵌合スリット部または嵌合屈曲部が一定の小さい間
    隔で設けられており、前記の棒状部材の嵌合スリット部
    はこの保持部材の任意の嵌合スリット部または嵌合屈曲
    部に嵌合可能であり、前記の棒状部材の一端部の間隔と
    他端部の間隔を相違させるとともにこの保持部材が屈曲
    することにより、曲線的な平面形状の格子を形成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1の面状格
    子。
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