JPH10338664A - ニトリル及び第2級アミンからの第3級アミンの製造 - Google Patents
ニトリル及び第2級アミンからの第3級アミンの製造Info
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- JPH10338664A JPH10338664A JP10088668A JP8866898A JPH10338664A JP H10338664 A JPH10338664 A JP H10338664A JP 10088668 A JP10088668 A JP 10088668A JP 8866898 A JP8866898 A JP 8866898A JP H10338664 A JPH10338664 A JP H10338664A
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Abstract
ジウム触媒の存在下で、第2級アミン及び水素とのニト
リルの反応により、第3級アミンを製造する方法を提供
する。 【解決手段】 一般式(II)で表わされるニトリル
を、一般式(III)で表わされる第2級アミンと、水
素とを、パラジウム触媒の存在下に反応させることを特
徴とする一般式(I)で表わされるアミンの製造方法で
ある。 X(−CH2−NR1R2)n (I) (R1R2N−CH2−)n−mX(−CN)m
(II) HNR1R2 (III) (R1及びR2が、好ましくはメチル基であり、Xが好
ましくは1,4ブチレンであり、またnが好ましくは2
である。)
Description
ら、パラジウム触媒上で第3級アミンを製造する方法に
関する。
パラジウム触媒上で第3級アミンを製造する方法は、公
知である。
トリルを第2級アミンと反応させることにより、ジアミ
ンを製造する方法を記載している。特にアジポニトリル
をジエチルアミン及び水素とパラジウム触媒の存在下で
反応させて、テトラメチルヘキサメチレンジアミンを生
成している。用いた触媒は、Al2O3上4%のPd、
20%のCaOを有するAl2O3上0.5%のPd、
20%のMgOを有するAl2O3上1%のPd、及び
Al2O3上0.5%のPdと5%のPrである。
アルキル化した(peralkylated)アミンを
製造する方法を記載している。ペルアルキル化したアミ
ンは、ニトリルを第2級アミン及び水素とパラジウム触
媒の存在下で反応させることによって得られる。特に3
−ジメチルアミノプロピオニトリルとジメチルアミンと
を反応させて、テトラメチルプロピレンジアミンを生成
し、3−ヒドロキシプロピオニトリルとジメチルアミン
とを反応させて、3−ジメチルアミノプロパノールを生
成し、かつ、ピペラジンをアセトニトリルと反応させ
て、N−エチルピペラジンを生成する。用いた触媒は、
20重量%のCaOを有するAl2O3上0.5重量%
のPd、Al2O3上0.5重量%のPd及び5重量%
のPrあるいはAl2O3上0.5重量%のPdであ
る。
性、転化率及び操業時間に関して改良を必要とする。C
erveny,Studies in surface
scienceand catalysis 27
(1986),105 to 144,は白金触媒の存
在下でのニトリルから第3級アミンの製造に関して、触
媒表面への第3級アミンの強度な吸着によって転化率は
一般に不完全である、と述べている。
操業時間を有するパラジウム触媒の存在下で、第2級ア
ミン及び水素とのニトリルの反応により、第3級アミン
を製造する方法を提供することにある。
つ、 X(−CH2−NR1R2)n (I) R1及びR2は、単独に、C1〜200のアルキル基、
C3〜8のシクロアルキル基、C4〜20のアルキルシ
クロアルキル基、C4〜20のシクロアルキルアルキル
基、C2〜20のアルコキシアルキル基、アリール基、
C7〜20のアルキルアリール基、C7〜20のアラル
キル基、C2〜8のヒドロキシアルキル基、C2〜8の
メルカプトアルキル基、C8〜20のアリールオキシア
ルキル基であるか、又は無置換か、あるいはC1〜4の
アルキル基で一置換、二置換もしくは三置換の、飽和
か、あるいは不飽和で酸素原子の介在する、あるいは介
在しないC2〜6のアルキレン鎖を一緒に形成し、X
は、無置換か、またはC1〜20のアルキル基、C
3〜8のシクロアルキル基、C4〜20のアルキルシク
ロアルキル基、C4〜20のシクロアルキルアルキル
基、C2〜20のアルコキシアルキル基、アリール基、
C7〜20のアルキルアリール基、C7〜20のアラル
キル基、C1〜20のアルコキシ基、ヒドロキシ基、C
1〜20のヒドロキシアルキル基、アミノ基、C
1〜20のアルキルアミノ基、C2〜20のジアルキル
アミノ基、C2〜12のアルケニルアミノ基、C3〜8
のシクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジアリ
ールアミノ基、アリール−C1〜8−アルキルアミノ
基、ハロゲン原子、メルカプト基、C2〜20のアルケ
ニールオキシ基、C3〜8のシクロアルコキシ基、アリ
ールオキシ基、C2〜8のアルコキシカルボニル基置換
のC1〜20のアルキル基、C2〜20のアルケニル
基、又はC3〜8のシクロアルキル基で、n個の遊離原
子価を持ち、nは1〜4の整数であるアミンの製造方法
において、一般式(II)で表わされ、かつ、 (R1R2N−CH2−)n−mX(−CN)m (II) R1、R2及びXは、いずれも上記と同じ意味を持つも
のであり、mは1〜nの整数であるニトリルを、一般式
(III)で表わされ、かつ、 HNR1R2 (III) R1及びR2は、いずれも上記と同じ意味を持つもので
ある第2級アミンと、水素とを、50〜250℃及び5
〜350barで、触媒の総重量に対して0.1〜10
重量%のPdと、0.01〜10重量%の周期律表IB
とVIII族、セリウム及びランタンから成る群から選
択される少なくとも1個の別の金属とを、支持体上に有
するパラジウム触媒の存在下に反応させることを特徴と
するアミンの製造方法によって達成されることが見出さ
れた。
素と反応させ第3級アミンを生成するための、上記に規
定した触媒の使用により、より良い触媒操業時間、ある
いは長期間の安定性が得られるという発見に基づいてい
る。
金触媒を用いるときの欠点を述べた、冒頭に挙げたサー
ベニー(Cerveny)の引用文とは反対に,パラジ
ウムと元素の周期律表IBとVIII族、セリウム及び
ランタンから成る群から選択される少なくとも1個の別
の金属、特に白金又はランタンとの組み合わせが、上記
方法に対する改良した触媒を提供することが見出され
た。
に対して0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜5重
量%、特に好ましくは0.5〜1重量%のパラジウムを
含有する。
〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、特に好
ましくは0.05〜2重量%の、更に極めて好ましくは
0.05〜0.2重量%の、元素の周期律表IBとVI
II族、セリウム及びランタンから成る群から選択され
る少なくとも1個の別の金属を含有する更にもう1個の
金属か、又はもう1個以上の金属の混合物を使用するこ
ともできる。好ましいのは、銅、白金及びその混合物で
あり、特に好ましいのは、白金である。特に好ましいの
は、触媒総重量に対して、0.3〜5重量%のパラジウ
ムと0.01〜5重量%の白金からなる触媒であり、極
めて好ましいのは、0.5〜1重量%のパラジウムと
0.05〜0.2重量%の白金からなる触媒である。同
様に、特に好ましいのは、触媒総重量に対して、0.3
〜5重量%のパラジウムと0.01〜5重量%のランタ
ンからなる触媒であり、極めて好ましいのは、0.5〜
1重量%のパラジウムと1〜5重量%のランタンからな
る触媒である。
上に、触媒総重量に対して、約0.9重量%のPdと約
0.1重量%のPtからなる触媒であり、また支持体と
してAl2O3又はSiO2上に、触媒総重量に対し
て、約0.9重量%のPdと約3重量%のランタンから
なる触媒である。
よい。例えば、支持材は、活性炭、炭化ケイ素及び金属
酸化物から選択される。用いる金属酸化物は、好ましく
は酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン、二
酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム又はそ
れらの混合物で、それを任意にアルカリ及び/又はアル
カリ土類金属酸化物でドープする。特に好ましいのは、
γ酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、二酸化ジルコニウ
ム又は二酸化チタンあるいはそれらの混合物である。支
持体は、どんな望ましい形態、例えば(ストランドの形
態の)押出品、ペレット又は錠剤としてでも使用でき
る。触媒は、通常の公知の方法に従って、例えば支持
材、を用いる金属化合物の溶液に浸漬することによって
調製できる。パラジウムは、例えば支持材をPdCl2
又はPd(NO3)2の溶液に浸漬することによって用
いることができる。
ことができる。好適な金属先駆物質は、金属塩、例えば
硝酸塩、硝酸ニトロシル、ハロゲン化物、炭酸塩、カル
ボン酸塩、アセチル酢酸塩、クロロ錯体、ニトリト錯体
及びアミン錯体である。好ましいのは、硝酸塩、塩化
物、クロロ錯体及びアミン錯体である。適用は、好まし
くは浸漬による。金属先駆物質の金属への適用は、同時
に又は続けて行なうことができる。活性成分を適用する
順序は自由に選択できる。
通常の当業者に公知であって、蒸着、スパッター及び共
沈などがある。
広い範囲に亘り、制限されるものではない。
しくは90〜170℃で、特に好ましくは120〜16
0℃で、かつ、5〜300barで、好ましくは50〜
250barで、特に好ましくは70〜210bar
で、バッチ式か又は、オートクレーブあるいは好ましく
はチューブ反応器のような加圧装置で連続式で、行な
う。適用する圧力は、反応器中水素の圧力が好ましい。
チューブ反応器を用いる場合は、用いる触媒は固定床触
媒としてもよい。
リルと、一般式(III)で表される第2級アミンと
を、ニトリル基1個に対して次のモル比で仕込むので、
即ち、好ましくは、1:1〜30:1の範囲内で、更に
は1:1〜15:1が好ましく、特に好ましいのは、
1.1:1〜5:1の範囲内である。しかし、アミンの
大過剰か、さもなくばアミン不足でも適用できる。
えば水、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン、メチルtert−ブチルエーテル又はN−メチルピ
ロリドン中で行われる。用いる溶媒は、一般式(II)
で表されるニトリルの溶媒及び/又は一般式(III)
で表される第2級アミンの溶媒及び/又は反応の過程で
生成するアンモニアの溶媒となり得る。本発明の方法
は、無溶媒で行うのが好ましい。本発明の方法で得られ
た一般式(I)で表されるアミンは、慣用の方法、例え
ば蒸留で、反応混合物から分離し、かつ精製できる。
れ、かつ、 (R1R2N−CH2−)n−mX(−CN)m (II) Xは、無置換か、またはC1〜20のアルキル基、C
3〜8のシクロアルキル基、C4〜20のアルキルシク
ロアルキル基、C4〜20のシクロアルキルアルキル
基、C2〜20のアルコキシアルキル基、アリール基、
C7〜20のアルキルアリール基、C7〜20のアラル
キル基、C1〜20のアルコキシ基、ヒドロキシ基、C
1〜20のヒドロキシアルキル基、アミノ基、C
1〜20のアルキルアミノ基、C2〜20のジアルキル
アミノ基、C2〜12のアルケニルアミノ基、C3〜8
のシクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジアリ
ールアミノ基、アリール−C1〜8−アルキルアミノ
基、ハロゲン原子、メルカプト基、C2〜20のアルケ
ニールオキシ基、C3〜8のシクロアルコキシ基、アリ
ールオキシ基、C2〜8のアルコキシカルボニル基置換
のC1〜20のアルキル基、C2〜20のアルケニル
基、又はC3〜8のシクロアルキル基で、n個の遊離原
子価を持ち、かつ、nは1〜4の整数であるニトリルを
転化する。
しくはC1〜8で、更にはC1〜6で、極めて好ましい
のはC1〜4のアルキル基であり、かつ分岐しても、分
岐していなくてもよいアルキル基で、好ましいのは分岐
していないものである。その例は、1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
15、16、17、18、19、20個のメチレン単位
で、構造単位としてはC(C)−C−C、C−C(C)
−C、C−C(C)2−Cで構成される分岐のない基で
ある。好ましい構造単位はC、C−C、C−C−C、C
−C−C−C、C−C−C−C−C−C、C−C(C)
−C−C、C−C(C)−C−C、C−C−C(CN)
−C−C−C、特に好ましくは C、C−C、C−C−
C、C−C−C−Cである。
い。置換基の数はXの置換可能な水素原子の数と等しく
てもよい。基のタイプによって、1〜5個の、好ましく
は1〜3個の、特に好ましいのは0、1個もしくは2個
の置換基が存在してもよい。望ましい置換基は以下のと
おりである。
1〜8のアルコキシ基例えばメトキシ基、エトキシ基、
n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ
基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−
ブトキシ基、n−ペントキシ基、イソペントキシ基、s
ec−ペントキシ基、ネオペントキシ基、1、2−ジメ
チルプロポキシ基、n−ヘキソキシ基、イソヘキソキシ
基、sec−ヘキソキシ基、n−ヘプトキシ基、イソヘ
プトキシ基、n−オクトキシ基、イソオクトキシ基、特
に好ましくはC1〜4のアルコキシ基例えばメトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキ
シ基、及びtert−ブトキシ基であり、ヒドロキシル
基であり、C1〜20のヒドロキシアルキル基、好まし
くはC1〜8のヒドロキシアルキル基、特に好ましくは
C1〜4のヒドロキシアルキル基例えばヒドロキシメチ
ル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシ−2−プロピル基及び、3−ヒドロ
キシ−n−プロピル基であり、アミノ基であり、C
1〜20のアルキルアミノ基、好ましくはC1〜8のア
ルキルアミノ基、特に好ましくはC1〜4のアルキルア
ミノ基例えばメチルアミノ基、又は対応するアミノアル
キル基で、1−アミノエチル基、2−アミノエチル基、
2−アミノ−n−プロピル基及び3−アミノ−n−プロ
ピル基であり、C2〜20のジアルキルアミノ基、好ま
しくはC2〜12のジアルキルアミノ基、特に好ましく
はC2〜8のジアルキルアミノ基例えばN、N−ジメチ
ルアミノ基、N、N−ジエチルアミノ基、N、N−ジプ
ロピルアミノ基、N、N−ジ(1−メチルエチル)アミ
ノ基、N、N−ジブチルアミノ基、N、N−ジ(1−メ
チルプロピル)アミノ基、N、N−ジ(2−メチルプロ
ピル)アミノ基、N、N−ジ(1、1−ジメチルエチ
ル)アミノ基、N−エチル−N−メチルアミノ基、N−
メチル−N−プロピルアミノ基、N−メチル−N−(1
−メチルエチル)アミノ基、N−ブチル−N−メチルア
ミノ基、N−メチル−N−(1−メチルプロピル)アミ
ノ基、N−メチル−N−(2−メチルプロピル)アミノ
基、N−(1、1−ジメチルエチル)−N−メチルアミ
ノ基、N−エチル−N−プロピルアミノ基、N−エチル
−N−(1−メチルエチル)アミノ基、N−ブチル−N
−エチルアミノ基、N−エチル−N−(1−メチルプロ
ピル)アミノ基、N−エチル−N−(2−メチルプロピ
ル)アミノ基、N−エチル−N−(1、1−ジメチルエ
チル)アミノ基、N−(1−メチルエチル)−N−プロ
ピルアミノ基、N−ブチル−N−プロピルアミノ基、N
−(1−メチルプロピル)−N−プロピルアミノ基、N
−(1−メチルプロピル)−N−プロピルアミノ基、N
−(2−メチルプロピル)−N−プロピルアミノ基、N
−(1、1−ジメチルエチル)−N−プロピルアミノ
基、N−ブチル−N−(1−メチルエチル)アミノ基、
N−(1−メチルエチル)−N−(1−メチルプロピ
ル)アミノ基、N−(1−メチルエチル)−N−(1−
メチルプロピル)アミノ基、N−(1−メチルエチル)
−N−(2−メチルプロピル)アミノ基、N−(1、1
−ジメチルエチル)−N−(1−メチルエチル)アミノ
基、N−ブチル−N−(1−メチルプロピル)アミノ
基、N−ブチル−N−(2−メチルプロピル)アミノ
基、N−ブチル−N−(1、1−ジメチルエチル)アミ
ノ基、N−(1−メチルプロピル)−N−(2−メチル
プロピル)アミノ基、N−(1、1−ジメチルエチル)
−N−(1−メチルプロピル)アミノ基及びN−(1、
1−ジメチルエチル)−N−(2−メチルプロピル)ア
ミノ基であり、C3〜12のアザシクロアルキル基、好
ましくはC3〜8のアザシクロアルキルアミノ基、特に
好ましくはC5〜8のアザシクロアルキル基例えばピロ
リジン基、ピペリジン基、アゼパン基、ピペラジン基、
N−アルキルピペラジン基及びモルフォリン基であり、
C3〜8のシクロアルキルアミノ基例えばシクロプロピ
ルアミノ基、シクロブチルアミノ基、シクロペンチルア
ミノ基、シクロヘキシルアミノ基、シクロヘプチルアミ
ノ基及びシクロオクチルアミノ基で、好ましくはシクロ
ペンチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基、及びシク
ロオクチルアミノ基で、特に好ましくはシクロペンチル
アミノ基及びシクロヘキシルアミノ基であり、C3〜8
のジシクロアルキルアミノ基であり、アリールアミノ基
例えばフェニルアミノ基、1−ナフチルアミノ基及び2
−ナフチルアミノ基で、好ましくはフェニルアミノ基で
あり、アリール−C1〜8−アルキルアミノ基、好まし
くはフェニル−C1〜8−アルキルアミノ基、特に好ま
しくはフェニル−C1〜4−アルキルアミノ基例えば、
フェニルメチルアミノ基及びフェニルエチルアミノ基で
あり、ハロゲン原子、好ましくはフッ素原子、塩素原子
及び臭素原子、特に好ましくはフッ素原子及び塩素原子
であり、メルカプト基であり、C2〜20のオキサシク
ロアルキル基好ましくはC2〜8のオキサシクロアルキ
ル基特に好ましくはC2〜8のオキサシクロアルキル基
例えば2−テトラヒドロフラニル基、3−テトラヒドロ
フラニル基、2−フラニル基及び3−フラニル基であ
り、C3〜8のシクロアルコキシ基例えばシクロプロポ
キシ基、シクロブトキシ基、シクロペントキシ基、シク
ロヘキソキシ基、シクロヘプトキシ基及びシクロオクト
キシ基好ましくはシクロペントキシ基、シクロヘキソキ
シ基、特に好ましくはシクロペントキシ基及びシクロヘ
キソキシ基であり、アリールオキシ基例えばフェノキシ
基、1−ナフトキシ基及び2−ナフトキシ基好ましくは
フェノキシ基である。OH基か、又はC2〜12の、好
ましくはC2〜6の、特にはC2〜4のジアルキルアミ
ノ基である置換基、0、1個又は2個が存在することが
好ましい。更に特に好ましい置換基はジメチルアミノ基
又はOH基である。
アルキル基、C3〜8のシクロアルキル基、C4〜20
のアルキルシクロアルキル基、C4〜20のシクロアル
キルアルキル基、C2〜20のアルコキシアルキル基、
アリール基、C7〜20のアルキルアリール基、C
7〜20のアラルキル基、C2〜8のヒドロキシアルキ
ル基、C2〜8のメルカプトアルキル基、C8〜20の
アリールオキシアルキル基であるか、又は無置換か、あ
るいはC1〜4のアルキル基で一置換、二置換もしくは
三置換の、飽和か、あるいは不飽和で酸素原子の介在す
る、あるいは介在しないC2〜6のアルキレン鎖を一緒
に形成するものである。好ましいものは、以下の基であ
る。
1〜20のアルキル基、特にはC1〜12のアルキル基
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチ
ル基、sec−ペンチル基、ネオペンチル基、1、2−
ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル
基、sec−ヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチ
ル基、n−オクチル基、n−ノニル基、イソノニル基、
n−デシル基、イソデシル基、n−ウンデシル基、n−
ドデシル基及びイソドデシル基、特に好ましくはC
1〜4のアルキル基例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基ならびにま
た、好ましくはC40〜200のアルキル基例えばポリ
ブチル基、ポリイソブチル基、ポリプロピル基、ポリイ
ソプロピル基及びポリエチル基、特に好ましくはポリブ
チル基及びポリイソブチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基
及びtert−ブチル基であり、C3〜8のシクロアル
キル基例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基及
びシクロオクチル基で、好ましくはシクロペンチル基、
シクロヘキシル基及びシクロオクチル基で、特に好まし
くはシクロペンチル基及びシクロヘキシル基であり、C
4〜20のアルキルシクロアルキル基、好ましくはC
4〜12のアルキルシクロアルキル基であり、C
4〜20のシクロアルキルアルキル基、好ましくはC
4〜12のシクロアルキルアルキル基であり、C
2〜20のアルコキシアルキル基、好ましくはC2〜8
のアルコキシアルキル基例えばメトキシメチル基、2−
メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、3−メトキ
シプロピル基及び3−エトキシプロピル基であり、アリ
ール基例えばフェニル基、1−ナフチル基及び2−ナフ
チル基、好ましくはフェニル基であり、C7〜20のア
ルキルアリール基例えばC7〜20のアルキルフェニル
基、好ましくはC7〜12のアルキルフェニル基であ
り、C7〜20のアラルキル基、好ましくはC7〜12
のフェニルアルキル基例えばベンジル基、1−フェネチ
ル基、2−フェネチル基、 1−フェニルプロピル基、
2−フェニルプロピル基、3−フェニルブチル基、1−
フェニルブチル基、1−フェニルブチル基、3−フェニ
ルブチル基及び4−フェニルブチル基、特に好ましくは
ベンジル基、1−フェネチル基及び2−フェネチル基で
あり、C2〜8のヒドロキシアルキル基、好ましくはC
2〜4のヒドロキシアルキル基例えば1−ヒドロキシエ
チル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ−n
−プロピル基及び3−ヒドロキシ−n−プロピル基であ
り、C2〜8のメルカプトアルキル基、好ましくはC
2〜4のメルカプトアルキル基例えば1−メルカプトエ
チル基、2−メルカプトエチル基、2−メルカプト−n
−プロピル基及び3メルカプト−n−プロピル基であ
り、C8〜20のフェノキシアルキル基、好ましくはC
8〜12のフェノキシアルキル基例えば2−フェノキシ
エチル基、2−フェノキシプロピル基、3−フェノキシ
プロピル基、2−フェノキシブチル基、3−フェノキシ
ブチル基4−フェノキシブチル基、特に好ましくは2−
フェノキシエチル基であり、無置換か、あるいはC
1〜4のアルキル基で一置換、二置換もしくは三置換
の、飽和か、あるいは不飽和で酸素原子の介在する、あ
るいは介在しないC2〜6のアルキレン鎖を一緒に形成
するものであり、それは例えば、−CH2−O−CH2
−CH2−、−CH2−CH2−O−CH2−CH
2−、−CH2−CH2−O−CH2−CH2−、−C
H2−CH2−CH2−O−CH2−CH2−CH2−
及び−CH2−CH(CH3)−CH(CH3)−CH
2−である。
のアルキル基で、特には、メチル基及びエチル基であ
る。
〜3、特には1又は2である。
に等しい数である。
つ、 HNR1R2 (III) R1及びR2は、いずれも上記と同じ意味を持つもので
ある第2級アミンとで行なわれる。
しいものは、アセトニトリル、プロピオニトリル、イソ
プロピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリル、
ペンテノニトリル、レテノニトリル(retenoni
tril)、3−ヒドロキシプロピオニトリル、3−メ
トキシプロピオニトリル、3−エトキシプロピオニトリ
ル、3−プロポキシプロピオニトリル、3−イソプロポ
キシプロピオニトリル、3−シクロヘキソキシプロピオ
ニトリル、2−メチル−3−ヒドロキシプロピオニトリ
ル、3−メトキシ−2−メチルプロピオニトリル、3−
エトキシ−2−メチルプロピオニトリル、2−メチル−
3−プロポキシプロピオニトリル、3−イソプロポキシ
−2−メチルプロピオニトリル、3−シクロヘキソキシ
−2−メチルプロピオニトリル、3−メチル−3−ヒド
ロキシプロピオニトリル、3−メトキシ−3−メチルプ
ロピオニトリル、3−エトキシ−3−メチルプロピオニ
トリル、3−メチル−3−プロポキシプロピオニトリ
ル、3−イソプロポキシ−3−メチルプロピオニトリ
ル、3−シクロヘキソキシ−3−メチルプロピオニトリ
ル、3−アミノプロピオニトリル、3−メチルアミノプ
ロピオニトリル、3−ジメチルアミノプロピオニトリ
ル、3−エチルアミノプロピオニトリル、3−ジエチル
アミノプロピオニトリル、3−プロピルアミノプロピオ
ニトリル、3−ジプロピルアミノプロピオニトリル、3
−イソプロピルアミノプロピオニトリル、3−ジイソプ
ロピルアミノプロピオニトリル、3−シクロヘキシルア
ミノプロピオニトリル、3−ジシクロヘキシルアミノプ
ロピオニトリル、N−(シアノエチル)−N−メチルア
ニリンである。 特に好ましいのは、3−ヒドロキシプ
ロピオニトリル、3−メトキシプロピオニトリル、3−
ジメチルアミノプロピオニトリル、3−ジエチルアミノ
プロピオニトリル、3−シクロヘキシルアミノプロピオ
ニトリル及び3−メチルアミノプロピオニトリルで、特
にビスシアノエチルエーテル、ビスシアノエチルアミ
ン、N−メチルビスシアノエチルアミン、N−エチルビ
スシアノエチルアミン、N−n−プロピルビスシアノエ
チルアミン、N−n−プロピルビスシアノエチルアミ
ン、ポリイソブチレンニトリル、N−ポリイソブチレン
アミノプロピオニトリル、トリスシアノエチルアミン、
5−アミノバレロニトリル、5−メチルアミノバレロニ
トリル、5−ジメチルアミノバレロニトリル、6−アミ
ノカプロニトリル、6−メチルアミノカプロニトリル、
6−ジメチルアミノカプロニトリル、5−アミノ−4−
メチルバレロニトリル、5−メチルアミノ−4−メチル
バレロニトリル、5−ジメチルアミノ−4−メチルバレ
ロニトリル、5−エチルアミノ−4−メチルバレロニト
リル、5−ジエチルアミノ−4−メチルバレロニトリ
ル、5−アミノ−2−メチルバレロニトリル、5−メチ
ルアミノ−2−メチルバレロニトリル、5−ジメチルア
ミノ−2−バレロニトリル、5−エチルアミノ−2−メ
チルバレロニトリル、5−ジエチルアミノ−2−メチル
バレロニトリル、4−シアノスベロニトリルである。
リル、メチルグルタロニトリル、メチレングルタロニト
リル、グルタロニトリル、スクシノニトリル、マロノニ
トリル、1,2,6−トリシアノヘキサンである。特に
好ましいのは、アジポニトリル、3−ジメチルアミノプ
ロピオニトリル及び3−ヒドロキシプロピオニトリルで
ある。
2級アミンは、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプ
ロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチル
アミン、ジイソブチルアミン、ジ−sec−ブチルアミ
ン、ジ−2−エチルヘキシルアミン、ジトリデシルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン、エチルメチルアミン、メ
チルシクロヘキシルアミン、エチルシクロヘキシルアミ
ン、ピペラジン、N−メチルピペラジン、N−エチルピ
ペラジン、ジフェニルアミン、N−メチルアニリン、N
−エチルアニリン、ジエタノールアミン、ジ−2−メト
キシエチルアミン、ジ−2−エトキシエチルアミン、メ
チルエタノールアミン、エチルエタノールアミン、イソ
プロピルエタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリン
である。特に好ましいのはジメチルアミン、ジエチルア
ミン及びピペラジンである。
ヘキサメチレンジアミン、テトラメチルプロピレンジア
ミン、3−ジメチルアミノプロパノールはエポキシ樹脂
に対する硬化剤、ポリウレタンに対する触媒、第4級ア
ンモニウム化合物の調製に対する中間体、可塑剤、腐食
抑制剤、繊維助剤、染料及び乳化剤となる。多官能第3
級アミンはまた、合成樹脂、イオン交換剤、医薬品、農
作物の保護剤及び害虫駆除剤の調製に使用される。
/hの液体のジメチルアミン(DMA)(1molのA
DN当たり2.2molのDMA)とを、800mlの
触媒(二酸化ジルコニウム上0.9%のパラジウム、
0.1%の白金で、4mmの押出品)が充填されたチュ
ーブ反応器(管径(annular gap)12m
m;長さ2000mm)の上方向に注入した。同時に、
標準300l/h(300 standard l/
h)の水素を200barで通した。反応温度は120
℃であった。大気圧に減圧した後、生成した過剰なジメ
チルアミン及びアンモニアを留去した。残余の225g
/hの水素化流出物は、ガスクロマトグラフィーの分析
によれば、92%のテトラメチルヘキサメチレンジアミ
ンを含んでいる。蒸留により測定した収率は90%であ
った。アジポニトリルの転化は、800hの連続運転の
後でも定量的に行なわれた。
填し、65ml/hのエチレンシアノヒドリンと70g
/hのDMA(モル比1:1.6)とを上方向に通し
た。反応器温度は120℃でまた水素の圧力は200b
arであった。大気圧への減圧及びアンモニア/DMA
の除去の後、ジメチルアミノプロパノール89GC面積
%(89 GC area %)を得た。0.13l/
hの初期触媒速度を1000hかけて0.5l/hに徐
々に増加させ、その間に温度を160℃に上昇させたの
で、なお90%のジメチルアミノプロパノールが連続運
転の終了近くに得られた。失活は起こらず、触媒を取出
して点検したところ、機械的な損傷はなかった。
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式(I)で表わされ、かつ、 X(−CH2−NR1R2)n (I) R1及びR2は、単独に、C1〜200のアルキル基、
C3〜8のシクロアルキル基、C4〜20のアルキルシ
クロアルキル基、C4〜20のシクロアルキルアルキル
基、C2〜20のアルコキシアルキル基、アリール基、
C7〜20のアルキルアリール基、C7〜20のアラル
キル基、C2〜8のヒドロキシアルキル基、C2〜8の
メルカプトアルキル基、C8〜20のアリールオキシア
ルキル基であるか、又は無置換か、あるいはC1〜4の
アルキル基で一置換、二置換もしくは三置換の、飽和
か、あるいは不飽和で酸素原子の介在する、あるいは介
在しないC2〜6のアルキレン鎖を一緒に形成し、X
は、無置換か、またはC1〜20のアルキル基、C
3〜8のシクロアルキル基、C4〜20のアルキルシク
ロアルキル基、C4〜20のシクロアルキルアルキル
基、C2〜20のアルコキシアルキル基、アリール基、
C7〜20のアルキルアリール基、C7〜20のアラル
キル基、C1〜20のアルコキシ基、ヒドロキシ基、C
1〜20のヒドロキシアルキル基、アミノ基、C
1〜20のアルキルアミノ基、C2〜20のジアルキル
アミノ基、C2〜12のアルケニルアミノ基、C3〜8
のシクロアルキルアミノ基、アリールアミノ基、ジアリ
ールアミノ基、アリール−C1〜8−アルキルアミノ
基、ハロゲン原子、メルカプト基、C2〜20のアルケ
ニールオキシ基、C3〜8のシクロアルコキシ基、アリ
ールオキシ基、C2〜8のアルコキシカルボニル基置換
のC1〜20のアルキル基、C2〜20のアルケニル
基、又はC3〜8のシクロアルキル基で、n個の遊離原
子価を持ち、nは1〜4の整数であるアミンの製造方法
において、一般式(II)で表わされ、かつ、 (R1R2N−CH2−)n−mX(−CN)m (II) R1、R2及びXは、いずれも上記と同じ意味を持つも
のであり、mは1〜nの整数であるニトリルを、一般式
(III)で表わされ、かつ、 HNR1R2 (III) R1及びR2は、いずれも上記と同じ意味を持つもので
ある第2級アミンと、水素とを、50〜250℃及び5
〜350barで、触媒の総重量に対して0.1〜10
重量%のPdと、0.01〜10重量%の周期律表IB
とVIII族、セリウム及びランタンから成る群から選
択される少なくとも1個の別の金属とを、支持体上に有
するパラジウム触媒の存在下に反応させることを特徴と
するアミンの製造方法。 - 【請求項2】 触媒が、0.3〜5重量%のPdと0.
01〜5重量%のPt又は0.01〜5重量%のLaと
を含有する請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 支持体が、活性炭、炭化ケイ素及び金属
酸化物から成る群から選択される請求項1又は2記載の
方法。 - 【請求項4】 支持体が、ZrO2、Al2O3、Si
O2、TiO2又はそれらの混合物である請求項3記載
の方法。 - 【請求項5】 nが、1又は2である請求項1〜4のう
ちいずれか一項記載の方法。 - 【請求項6】 mがnに等しい数である請求項1〜4の
うちいずれか一項記載の方法。 - 【請求項7】 Xが、Xに2個以下の置換基を有する直
鎖のC1〜6のアルキル基である請求項1〜6のうちい
ずれか一項記載の方法。 - 【請求項8】 置換基が、C2〜12のジアルキルアミ
ノ基又はOHである請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 R1及びR2が無関係にC1〜6のアル
キル基である請求項1〜8のうちいずれか一項記載の方
法。 - 【請求項10】 第2級アミンをニトリル及び水素と反
応させるための請求項1〜4のうちいずれか一項記載の
触媒の用途。
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