JPH10338603A - 植物栽培土壌添加用組成物 - Google Patents
植物栽培土壌添加用組成物Info
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- JPH10338603A JPH10338603A JP9162019A JP16201997A JPH10338603A JP H10338603 A JPH10338603 A JP H10338603A JP 9162019 A JP9162019 A JP 9162019A JP 16201997 A JP16201997 A JP 16201997A JP H10338603 A JPH10338603 A JP H10338603A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水に対する溶解度が低いケイヒ酸及びその誘
導体の有効活用方法を提供することである。 【解決手段】 バインダーとケイヒ酸及び/又はケイヒ
酸誘導体とを含有することを特長とする植物栽培土壌添
加用組成物。
導体の有効活用方法を提供することである。 【解決手段】 バインダーとケイヒ酸及び/又はケイヒ
酸誘導体とを含有することを特長とする植物栽培土壌添
加用組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の葉の成長や
開花の促進効果を持ち、加えて病原菌による根腐れや葉
の枯死の予防にも有効なケイヒ酸及びその誘導体を含有
する徐放性の植物栽培土壌添加用組成物に関する。
開花の促進効果を持ち、加えて病原菌による根腐れや葉
の枯死の予防にも有効なケイヒ酸及びその誘導体を含有
する徐放性の植物栽培土壌添加用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】リグニン生合成経路中間物質関連のフェ
ノール性物質は、各種の生理活性を有することが知られ
ており、特にケイヒ酸やコーヒー酸には関連する特許が
多い。例えば、特開平5−1001号公報や特開平3−
157368号公報には、ケイヒ酸エステルの除草剤、
矮化剤としての作用が示され、特開昭59−63182
号公報には、ケイヒ酸が担子菌を増収する効果を有する
ことが示されている。また、特開平5−117125号
公報には、ケイヒ酸が芝生の病原菌を抑える作用を有す
ることが示され、特願平7−88857号にはケイヒ酸
及びその誘導体がセントポーリアの開花を促進すること
が示されている。
ノール性物質は、各種の生理活性を有することが知られ
ており、特にケイヒ酸やコーヒー酸には関連する特許が
多い。例えば、特開平5−1001号公報や特開平3−
157368号公報には、ケイヒ酸エステルの除草剤、
矮化剤としての作用が示され、特開昭59−63182
号公報には、ケイヒ酸が担子菌を増収する効果を有する
ことが示されている。また、特開平5−117125号
公報には、ケイヒ酸が芝生の病原菌を抑える作用を有す
ることが示され、特願平7−88857号にはケイヒ酸
及びその誘導体がセントポーリアの開花を促進すること
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ケイヒ酸及びその誘導
体の優れた作用を活用する方法は、これまで上記の如く
種々提案されていたものの、これらの物質の常温の水へ
の極めて低い溶解度がその実用化を阻んでいた。即ち、
例えば、ケイヒ酸の水への溶解度は0.05重量%であ
り、1gのケイヒ酸を溶解せしめるのに25℃の水を約
2リットルも必要とするものであることから、工業的に
も不利なものであった。従って、本発明の目的は、上記
の問題点を解決しケイヒ酸及びその誘導体の有効活用方
法を提供することである。
体の優れた作用を活用する方法は、これまで上記の如く
種々提案されていたものの、これらの物質の常温の水へ
の極めて低い溶解度がその実用化を阻んでいた。即ち、
例えば、ケイヒ酸の水への溶解度は0.05重量%であ
り、1gのケイヒ酸を溶解せしめるのに25℃の水を約
2リットルも必要とするものであることから、工業的に
も不利なものであった。従って、本発明の目的は、上記
の問題点を解決しケイヒ酸及びその誘導体の有効活用方
法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、バイン
ダーとケイヒ酸及び/又はケイヒ酸誘導体とを含有する
ことを特徴とする植物栽培土壌添加用組成物である。
ダーとケイヒ酸及び/又はケイヒ酸誘導体とを含有する
ことを特徴とする植物栽培土壌添加用組成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を挙げて本
発明を詳細に説明する。本発明でケイヒ酸以外に使用す
るケイヒ酸誘導体は、ケイヒ酸と化学構造が類似のケイ
ヒ酸から誘導されるものであり、コーヒー酸、p−クマ
ル酸、フェルラ酸、p−メトキシケイヒ酸及びこれらの
アルキルエステル類が好ましいものとして挙げられる。
発明を詳細に説明する。本発明でケイヒ酸以外に使用す
るケイヒ酸誘導体は、ケイヒ酸と化学構造が類似のケイ
ヒ酸から誘導されるものであり、コーヒー酸、p−クマ
ル酸、フェルラ酸、p−メトキシケイヒ酸及びこれらの
アルキルエステル類が好ましいものとして挙げられる。
【0006】本発明で使用するバインダーは、その中に
含有するケイヒ酸及びその誘導体を植物栽培土壌中に放
出し得る物質あるいはケイヒ酸及びその誘導体の水への
溶解性を高めることができるものであれば特に制限され
ないが、例えば、ワックス、粘土質、無機の多孔性化合
物、高分子等が好ましいものとして挙げられる。
含有するケイヒ酸及びその誘導体を植物栽培土壌中に放
出し得る物質あるいはケイヒ酸及びその誘導体の水への
溶解性を高めることができるものであれば特に制限され
ないが、例えば、ワックス、粘土質、無機の多孔性化合
物、高分子等が好ましいものとして挙げられる。
【0007】ワックスとしては、ケイヒ酸及び/又はそ
の誘導体と混合した場合に任意形状に成形できるもので
あれば特に限定されるものではなく、例えば、鯨ろう、
蜜ろう、シナろう、石ろう(パラフィン)、木ろう(は
ぜろう)、羊毛ろう(ラノリン)等を用いることができ
る。本発明の組成物の製造に際しては、ケイヒ酸及び/
又はその誘導体をこれらのワックス中に所定濃度に練り
込み、得られた組成物を所定の形状に成形して使用す
る。
の誘導体と混合した場合に任意形状に成形できるもので
あれば特に限定されるものではなく、例えば、鯨ろう、
蜜ろう、シナろう、石ろう(パラフィン)、木ろう(は
ぜろう)、羊毛ろう(ラノリン)等を用いることができ
る。本発明の組成物の製造に際しては、ケイヒ酸及び/
又はその誘導体をこれらのワックス中に所定濃度に練り
込み、得られた組成物を所定の形状に成形して使用す
る。
【0008】粘土質としては、ケイヒ酸及び/又はその
誘導体と混合した場合に任意形状に成形できるものであ
れば特に限定されるものではなく、例えば、カオリン、
カオリナイト、ハロイサイト、ピロフィライト等を用い
ることができる。本発明の組成物の製造においては、ケ
イヒ酸及び/又はその誘導体をこれらの粘土中に所定濃
度に練り込み、得られた組成物を所定の形状に成形して
使用する。無機の多孔性化合物としては、各種反応の触
媒や各種脱臭剤等の担体として従来公知の無機物質はい
ずれも使用することができる。例えば、ケイ酸カルシウ
ム、アルミナ、ベントナイト、硅藻土、モンモリロナイ
ト、ゼオライト等が挙げられる。これらの粒子径は特に
制限されないが、通常、30〜400メッシュの内から
使用態様に適したものを用いる。ケイヒ酸及び/又はそ
の誘導体は、これらの多孔性無機化合物に吸着させて使
用する。吸着量は特に制限されないが、例えば、0.1
〜30重量%程度である。
誘導体と混合した場合に任意形状に成形できるものであ
れば特に限定されるものではなく、例えば、カオリン、
カオリナイト、ハロイサイト、ピロフィライト等を用い
ることができる。本発明の組成物の製造においては、ケ
イヒ酸及び/又はその誘導体をこれらの粘土中に所定濃
度に練り込み、得られた組成物を所定の形状に成形して
使用する。無機の多孔性化合物としては、各種反応の触
媒や各種脱臭剤等の担体として従来公知の無機物質はい
ずれも使用することができる。例えば、ケイ酸カルシウ
ム、アルミナ、ベントナイト、硅藻土、モンモリロナイ
ト、ゼオライト等が挙げられる。これらの粒子径は特に
制限されないが、通常、30〜400メッシュの内から
使用態様に適したものを用いる。ケイヒ酸及び/又はそ
の誘導体は、これらの多孔性無機化合物に吸着させて使
用する。吸着量は特に制限されないが、例えば、0.1
〜30重量%程度である。
【0009】高分子としては、従来公知の熱硬化性及び
熱可塑性ポリマーはいずれも使用することができ、特に
制限されるものではない。熱硬化性ポリマーとしては、
例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹
脂、ウレタン樹脂、エボナイト等を用いることができ
る。
熱可塑性ポリマーはいずれも使用することができ、特に
制限されるものではない。熱硬化性ポリマーとしては、
例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹
脂、ウレタン樹脂、エボナイト等を用いることができ
る。
【0010】組成物は、ケイヒ酸及び/又はその誘導体
をこれらのプレポリマー(前駆体)中に分散せしめ、硬
化剤を添加して成形する方法によって、あるいは重合禁
止剤を含んだ状態でプレポリマー及びスチレン等のビニ
ル系モノマーとケイヒ酸及び/又はその誘導体を混合分
散せしめ、重合開始剤を添加して成形する方法によって
製造される。
をこれらのプレポリマー(前駆体)中に分散せしめ、硬
化剤を添加して成形する方法によって、あるいは重合禁
止剤を含んだ状態でプレポリマー及びスチレン等のビニ
ル系モノマーとケイヒ酸及び/又はその誘導体を混合分
散せしめ、重合開始剤を添加して成形する方法によって
製造される。
【0011】熱可塑性ポリマーとしては、例えば、ポリ
エチレン、ポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリカプロ
ラクトン、ポリ乳酸等の樹脂、天然ゴム、ポリイソプレ
ンゴム、スチレン(S)−ブタジエン(B)共重合ゴ
ム、SBSブロックコポリマー等のエラストマー等の水
不溶性ポリマー、デンプン、PVA、セルロース等の水
溶性ポリマー、キトサン、ポリエチレンイミン、ポリア
リルイミン。カチオン化セルロース等のカチオンポリマ
ー等を用いることができる。
エチレン、ポリスチレン、メタクリル樹脂、ポリカプロ
ラクトン、ポリ乳酸等の樹脂、天然ゴム、ポリイソプレ
ンゴム、スチレン(S)−ブタジエン(B)共重合ゴ
ム、SBSブロックコポリマー等のエラストマー等の水
不溶性ポリマー、デンプン、PVA、セルロース等の水
溶性ポリマー、キトサン、ポリエチレンイミン、ポリア
リルイミン。カチオン化セルロース等のカチオンポリマ
ー等を用いることができる。
【0012】組成物は、これらの水不溶性樹脂あるいは
エラストマーに常法に従ってケイヒ酸及び/又はその誘
導体を所定濃度に練り込み、あるいは、後に無添加の熱
可塑性樹脂またはエラストマーで希釈して使用するため
の高濃度(例えば、10〜20重量%の濃度)のマスタ
ーバッチとして、これをフィルムやペレットに成形する
ことによって得ることができる。エラストマーを使用す
る場合には、通常加硫して使用する。又、樹脂。エラス
トマーともに連続気泡を有する発泡体として使用するこ
ともできる。
エラストマーに常法に従ってケイヒ酸及び/又はその誘
導体を所定濃度に練り込み、あるいは、後に無添加の熱
可塑性樹脂またはエラストマーで希釈して使用するため
の高濃度(例えば、10〜20重量%の濃度)のマスタ
ーバッチとして、これをフィルムやペレットに成形する
ことによって得ることができる。エラストマーを使用す
る場合には、通常加硫して使用する。又、樹脂。エラス
トマーともに連続気泡を有する発泡体として使用するこ
ともできる。
【0013】バインダーとして水溶性高分子を用いる場
合には、本発明の組成物は、バインダー濃度が、例え
ば、0.1〜20重量%程度の高粘度のバインダー水溶
液を調製し、この中にケイヒ酸及び/又はその誘導体を
分散及び/又は溶解させることによって得ることができ
る。この場合には、組成物は水溶液として、あるいは水
溶液から製膜してフィルムとして用いることができる。
合には、本発明の組成物は、バインダー濃度が、例え
ば、0.1〜20重量%程度の高粘度のバインダー水溶
液を調製し、この中にケイヒ酸及び/又はその誘導体を
分散及び/又は溶解させることによって得ることができ
る。この場合には、組成物は水溶液として、あるいは水
溶液から製膜してフィルムとして用いることができる。
【0014】また、カチオンポリマーを使用する場合に
は、カチオンポリマーとケイヒ酸及び/又はその誘導体
の中和反応によってケイヒ酸及び/又はその誘導体を水
可溶性となし、水溶液の状態で使用することができる。
カチオンポリマーは、特に限定されるものではなく、例
えば、キトサン(水で膨潤、酸水溶液に可溶)を用いた
場合には、そのアミノ基をケイヒ酸及び/又はその誘導
体で中和する形で両物質を水に溶解せしめることが可能
となり、安全で高濃度のケイヒ酸及び/又はその誘導体
の水溶液を得ることができる。
は、カチオンポリマーとケイヒ酸及び/又はその誘導体
の中和反応によってケイヒ酸及び/又はその誘導体を水
可溶性となし、水溶液の状態で使用することができる。
カチオンポリマーは、特に限定されるものではなく、例
えば、キトサン(水で膨潤、酸水溶液に可溶)を用いた
場合には、そのアミノ基をケイヒ酸及び/又はその誘導
体で中和する形で両物質を水に溶解せしめることが可能
となり、安全で高濃度のケイヒ酸及び/又はその誘導体
の水溶液を得ることができる。
【0015】また、特開昭63−41504号公報に示
されている水で膨潤させたキトサンをアルコール中で有
機酸をキトサンのアミノ基1個当たり約0.8〜1.0
モルと反応させる方法等でキトサンとケイヒ酸及び/又
はそ誘導体の塩を形成せしめることにより、よりハンド
リングの良い固体として用いることもできる。この場
合、有効成分であるケイヒ酸及び/又はその誘導体の除
放効果も期待できる。又、この塩化合物は水溶性である
ので、水溶液として使用することができる。
されている水で膨潤させたキトサンをアルコール中で有
機酸をキトサンのアミノ基1個当たり約0.8〜1.0
モルと反応させる方法等でキトサンとケイヒ酸及び/又
はそ誘導体の塩を形成せしめることにより、よりハンド
リングの良い固体として用いることもできる。この場
合、有効成分であるケイヒ酸及び/又はその誘導体の除
放効果も期待できる。又、この塩化合物は水溶性である
ので、水溶液として使用することができる。
【0016】本発明において使用するキトサンとは、カ
ニやエビの甲殻類の外皮中に存在するキチンを脱アセチ
ル化して得られるものであり、それ自体は周知の材料で
あり、種々の脱アセチル化度、種々の分子量のものが市
場から容易に入手できるし、また容易に製造し得るもの
である。本発明においてはこれらの公知のキトサンがい
ずれも使用できる。
ニやエビの甲殻類の外皮中に存在するキチンを脱アセチ
ル化して得られるものであり、それ自体は周知の材料で
あり、種々の脱アセチル化度、種々の分子量のものが市
場から容易に入手できるし、また容易に製造し得るもの
である。本発明においてはこれらの公知のキトサンがい
ずれも使用できる。
【0017】本発明の植物栽培土壌添加用組成物は、上
記の各バインダーとケイヒ酸及び/又はその誘導体を主
成分としてなるものであり、固体状態あるいは水溶液と
して使用することができる。本発明の該組成物は、以上
に説明した方法で得られるが、ケイヒ酸及び/又はケイ
ヒ酸誘導体の含有量は特に制限されない。組成物を固体
状態で使用する場合には、通常、組成物中の含有量は
0.05〜10重量%である。また、組成物を水溶液と
して使用する場合には、通常、水溶液中の濃度は0.0
0001〜0.02重量%である。
記の各バインダーとケイヒ酸及び/又はその誘導体を主
成分としてなるものであり、固体状態あるいは水溶液と
して使用することができる。本発明の該組成物は、以上
に説明した方法で得られるが、ケイヒ酸及び/又はケイ
ヒ酸誘導体の含有量は特に制限されない。組成物を固体
状態で使用する場合には、通常、組成物中の含有量は
0.05〜10重量%である。また、組成物を水溶液と
して使用する場合には、通常、水溶液中の濃度は0.0
0001〜0.02重量%である。
【0018】本発明の組成物の使用形態は特に限定され
ないが、組成物を固体状態で使用する場合には、バイン
ダーがワックスや粘土質の場合には、例えば、任意の径
の粒状あるいは球状に成形して使用することができ、バ
インダーが高分子の場合には、例えば、ペレット状、フ
ィルム状組成物を任意の大きさに裁断して使用すること
ができる。組成物が液体の場合には、例えば、直接植物
栽培土壌に添加して、あるいはポリウレタン等の発泡体
等に含浸させて使用することができる。
ないが、組成物を固体状態で使用する場合には、バイン
ダーがワックスや粘土質の場合には、例えば、任意の径
の粒状あるいは球状に成形して使用することができ、バ
インダーが高分子の場合には、例えば、ペレット状、フ
ィルム状組成物を任意の大きさに裁断して使用すること
ができる。組成物が液体の場合には、例えば、直接植物
栽培土壌に添加して、あるいはポリウレタン等の発泡体
等に含浸させて使用することができる。
【0019】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
る。尚、文中部又は%とあるのは特に断りのない限り重
量基準である。
る。尚、文中部又は%とあるのは特に断りのない限り重
量基準である。
【0020】実施例1 ケイヒ酸8部を熱精製水82部中で攪拌溶解し、これに
低粘度キトサンの10部を加えてさらに攪拌混合した。
これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−ケイ
ヒ酸水溶液を得た。室温に冷却した後もケイヒ酸が沈殿
することもなく、キトサン−ケイヒサン水溶液は均一な
水溶液であった。人工気象器内で生育したセントポーリ
ア(ノースカロライナ)の苗を小鉢(直径11cm、深
さ8cm)に植え替え、液体肥料を加えて、25℃、2
000ルックス、16時間照射/日の条件の人工気象器
内で2週間栽培した。その後、鉢内の土の表面部分に上
記キトサン−ケイヒ酸水溶液を約0.05g/週滴下
し、同時に土が全体に湿る程度に水を加えて栽培を継続
した。キトサン−ケイヒ酸水溶液を滴下しなかったもの
をコントロールとして同時に栽培を行った。双方のセン
トポーリアの葉の長さを経時的に測定したところ、表1
に示す結果を得た。
低粘度キトサンの10部を加えてさらに攪拌混合した。
これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−ケイ
ヒ酸水溶液を得た。室温に冷却した後もケイヒ酸が沈殿
することもなく、キトサン−ケイヒサン水溶液は均一な
水溶液であった。人工気象器内で生育したセントポーリ
ア(ノースカロライナ)の苗を小鉢(直径11cm、深
さ8cm)に植え替え、液体肥料を加えて、25℃、2
000ルックス、16時間照射/日の条件の人工気象器
内で2週間栽培した。その後、鉢内の土の表面部分に上
記キトサン−ケイヒ酸水溶液を約0.05g/週滴下
し、同時に土が全体に湿る程度に水を加えて栽培を継続
した。キトサン−ケイヒ酸水溶液を滴下しなかったもの
をコントロールとして同時に栽培を行った。双方のセン
トポーリアの葉の長さを経時的に測定したところ、表1
に示す結果を得た。
【0021】
【表1】表1.経時的に測定したセントポーリアの葉長
(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させて根が十分に
張ってから測定を開始した。
(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させて根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0022】表2に、表1から算出した葉の伸長率
〔(A−B)/B×100(%):Aは測定日の平均葉
長、Bは測定開始日の平均葉長〕を示すが、栽培47日
目で、コントロールの33%の伸長率に対してキトサン
−ケイヒ酸水溶液添加では80%の伸長率を示し、キト
サン−ケイヒ酸溶液がセントポーリアの葉の成長を促進
することが分かる。
〔(A−B)/B×100(%):Aは測定日の平均葉
長、Bは測定開始日の平均葉長〕を示すが、栽培47日
目で、コントロールの33%の伸長率に対してキトサン
−ケイヒ酸水溶液添加では80%の伸長率を示し、キト
サン−ケイヒ酸溶液がセントポーリアの葉の成長を促進
することが分かる。
【0023】
【表2】表2.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0024】実施例2 実施例1で用いた苗をそのまま実施例1の条件下に栽培
を続けた。栽培23日目に3ポットのいずれの試験区に
も花芽が確認された。しかしながら、コントロール苗
(3ポットとも)には花芽は確認されなかった。更に栽
培を継続したところ、試験区(3ポットとも)の花芽は
成長を続け51日目には開花株が得られたが、コントロ
ール苗(3ポットとも)にはそのような兆候は認められ
なかった。この結果から明らかなように、キトサン−ケ
イヒ酸水溶液は開花促進効果を有している。結果を表3
にまとめて示す。
を続けた。栽培23日目に3ポットのいずれの試験区に
も花芽が確認された。しかしながら、コントロール苗
(3ポットとも)には花芽は確認されなかった。更に栽
培を継続したところ、試験区(3ポットとも)の花芽は
成長を続け51日目には開花株が得られたが、コントロ
ール苗(3ポットとも)にはそのような兆候は認められ
なかった。この結果から明らかなように、キトサン−ケ
イヒ酸水溶液は開花促進効果を有している。結果を表3
にまとめて示す。
【0025】
【表3】表3.キトサン−ケイヒ酸の開花促進効果
【0026】実施例3 コーヒー酸10部を熱精製水80部中で攪拌溶解し、こ
れに低粘度キトサン10部を加えてさらに攪拌混合し
た。これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−
コーヒー酸水溶液を得た。この水溶液を室温まで冷却し
たがコーヒー酸の析出はなく、均一な水溶液であった。
セントポーリア(スージー)の苗を小鉢(直径10c
m、深さ7cm)に植え付け、セントポーリア用温室内
(約20℃、自然光)で2週間栽培した。その後、鉢内
の土の表面部分に上記キトサン−コーヒー酸水溶液を約
0.05g/週滴下し、同時に土が全体に湿る程度に水
を加えて栽培を継続した。キトサン−コーヒー酸溶液を
滴下しなかったものをコントロールとして同時に栽培を
行った。双方のセントポーリアの葉の長さを経時的に測
定したところ、表4に示す結果を得た。
れに低粘度キトサン10部を加えてさらに攪拌混合し
た。これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−
コーヒー酸水溶液を得た。この水溶液を室温まで冷却し
たがコーヒー酸の析出はなく、均一な水溶液であった。
セントポーリア(スージー)の苗を小鉢(直径10c
m、深さ7cm)に植え付け、セントポーリア用温室内
(約20℃、自然光)で2週間栽培した。その後、鉢内
の土の表面部分に上記キトサン−コーヒー酸水溶液を約
0.05g/週滴下し、同時に土が全体に湿る程度に水
を加えて栽培を継続した。キトサン−コーヒー酸溶液を
滴下しなかったものをコントロールとして同時に栽培を
行った。双方のセントポーリアの葉の長さを経時的に測
定したところ、表4に示す結果を得た。
【0027】
【表4】表4.経時的に測定したセントポーリアの葉長
(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させて根が十分に
張ってから測定を開始した。
(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させて根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0028】表5に、表4から実施例1と同様にして算
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの32%の伸長率に対してキトサン−コーヒー酸水
溶液添加では76%の伸長率を示し、キトサン−コーヒ
ー酸溶液がセントポーリアの葉の成長を促進することが
分かる。
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの32%の伸長率に対してキトサン−コーヒー酸水
溶液添加では76%の伸長率を示し、キトサン−コーヒ
ー酸溶液がセントポーリアの葉の成長を促進することが
分かる。
【0029】
【表5】表5.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0030】実施例4 実施例1で調製したキトサン−ケイヒ酸水溶液をMYG
培地(マルトエキス6g、イーストエキス4g、グルコ
ース4g、寒天15g/1l蒸留水、pH5.6)中に
添加し、この培地を直径9cmのシャーレに分注しプレ
ートを作った。このプレートの中央に一白金耳量のピシ
ウム菌(Pythium aphanidermatum)の菌糸を接種し25℃
で培養し、成長したコロニーの直径を経時的に測定し
た。キトサン−ケイヒ酸水溶液の芝病菌ピシウムの生育
抑制効果を調べたところ、表6に示すような結果を得
た。この結果から明らかな様にキトサン−ケイヒ酸はピ
シウム菌に対して抑制効果を有することが分かる。
培地(マルトエキス6g、イーストエキス4g、グルコ
ース4g、寒天15g/1l蒸留水、pH5.6)中に
添加し、この培地を直径9cmのシャーレに分注しプレ
ートを作った。このプレートの中央に一白金耳量のピシ
ウム菌(Pythium aphanidermatum)の菌糸を接種し25℃
で培養し、成長したコロニーの直径を経時的に測定し
た。キトサン−ケイヒ酸水溶液の芝病菌ピシウムの生育
抑制効果を調べたところ、表6に示すような結果を得
た。この結果から明らかな様にキトサン−ケイヒ酸はピ
シウム菌に対して抑制効果を有することが分かる。
【0031】
【表6】表6. キトサン−ケイヒ酸の芝病原菌(ピシウ
ム菌)に対する抑制効果 (*)++;コロニーの直径90mm以上 −−;コロニーを生じない
ム菌)に対する抑制効果 (*)++;コロニーの直径90mm以上 −−;コロニーを生じない
【0032】実施例5 キトサン(脱アセチル化度80モル%、分子量26万)
8gをイソプロピルアルコール(IPA)80gと精製
水40g中に室温にて5分間攪拌分散させ、これにケイ
ヒ酸14gを加えて更に3時間室温にて攪拌して造塩さ
せた。デカンテーション後、造塩物を60gの80%
(容量)IPA中に入れ、10分間攪拌した。この操作
を4度繰り返し、デカンテーションを行った。更に60
gのIPA中に入れ、10分間攪拌した。この操作を2
度繰り返した。デカンテーション後、60℃で真空乾燥
して粒状のキトサン−ケイヒ酸塩9gを得た。このもの
にはケイヒ酸臭は全くなかった。
8gをイソプロピルアルコール(IPA)80gと精製
水40g中に室温にて5分間攪拌分散させ、これにケイ
ヒ酸14gを加えて更に3時間室温にて攪拌して造塩さ
せた。デカンテーション後、造塩物を60gの80%
(容量)IPA中に入れ、10分間攪拌した。この操作
を4度繰り返し、デカンテーションを行った。更に60
gのIPA中に入れ、10分間攪拌した。この操作を2
度繰り返した。デカンテーション後、60℃で真空乾燥
して粒状のキトサン−ケイヒ酸塩9gを得た。このもの
にはケイヒ酸臭は全くなかった。
【0033】実施例1と同様にしてセントポーリアの苗
を人工気象器内で栽培した後、鉢内の土の表面部分に上
記キトサン−ケイヒ酸塩を約0.5g散布し、同時に土
が全体に湿る程度に水を加えて更に栽培を続けた。キト
サン−ケイヒ酸塩を散布しなかったものをコントロール
として同時に栽培を継続した。双方のセントポーリアの
葉の長さを経時的に測定したところ、表7に示す結果を
得た。
を人工気象器内で栽培した後、鉢内の土の表面部分に上
記キトサン−ケイヒ酸塩を約0.5g散布し、同時に土
が全体に湿る程度に水を加えて更に栽培を続けた。キト
サン−ケイヒ酸塩を散布しなかったものをコントロール
として同時に栽培を継続した。双方のセントポーリアの
葉の長さを経時的に測定したところ、表7に示す結果を
得た。
【0034】
【表7】表7.経時的に測定したセントポーリアの葉長
(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0035】表8に、表7から前記と同様にして算出し
た葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロール
の33%の伸長率に対して、キトサン−ケイヒ酸塩添加
では77%の伸長率を示し、キトサン−ケイヒ酸塩がセ
ントポーリアの葉の成長を促進することが分かる。
た葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロール
の33%の伸長率に対して、キトサン−ケイヒ酸塩添加
では77%の伸長率を示し、キトサン−ケイヒ酸塩がセ
ントポーリアの葉の成長を促進することが分かる。
【0036】
【表8】表8.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0037】実施例6 実施例1で調製したキトサン−ケイヒ酸水溶液を100
0倍に希釈してシャーレ中の脱脂綿に40mlを浸み込
ませ、カイワレ大根の種50粒を蒔いて25℃の暗所に
18時間置いた。水40mlを浸み込ませたものをコン
トロールとして発芽率を測定したところ、表9に示す結
果を得た。また、健康度の判断として同希釈液を成長し
た市販カイワレ大根のパックに50ml加え、人工気象
器中に1日放置した。水50mlを加えたものをコント
ロールとして、緑色度(クロロフィル)を日立製作所
(株)製U−2000A型分光光度計により測定したと
ころ、表10に示す結果を得た。この結果より、キトサ
ン−ケイヒ酸水溶液はカイワレ大根の発芽率を落とさ
ず、健康度を上げることが分かる。
0倍に希釈してシャーレ中の脱脂綿に40mlを浸み込
ませ、カイワレ大根の種50粒を蒔いて25℃の暗所に
18時間置いた。水40mlを浸み込ませたものをコン
トロールとして発芽率を測定したところ、表9に示す結
果を得た。また、健康度の判断として同希釈液を成長し
た市販カイワレ大根のパックに50ml加え、人工気象
器中に1日放置した。水50mlを加えたものをコント
ロールとして、緑色度(クロロフィル)を日立製作所
(株)製U−2000A型分光光度計により測定したと
ころ、表10に示す結果を得た。この結果より、キトサ
ン−ケイヒ酸水溶液はカイワレ大根の発芽率を落とさ
ず、健康度を上げることが分かる。
【0038】
【表9】表9.カイワレ大根の発芽試験
【0039】
【表10】表10.カイワレ大根の健康度試験
【0040】実施例7 人工気象器内でヒヤシンスの球根を水道水で水栽培し、
十分に発根させた。1ヶ月後、僅かに発芽したところ
で、実施例1で調製したキトサン−ケイヒ酸水溶液を1
万倍に希釈して栽培容器を満たした。時折精製水を加
え、水位を保った。同時に水道水で栽培を行ったものを
コントロールとして観察した。双方のヒヤシンスの成長
を経時的に測定したところ、表11に示す結果を得た。
この結果から、キトサン−ケイヒ酸水溶液はヒヤシンス
の芽の成長を早めることが分かる。
十分に発根させた。1ヶ月後、僅かに発芽したところ
で、実施例1で調製したキトサン−ケイヒ酸水溶液を1
万倍に希釈して栽培容器を満たした。時折精製水を加
え、水位を保った。同時に水道水で栽培を行ったものを
コントロールとして観察した。双方のヒヤシンスの成長
を経時的に測定したところ、表11に示す結果を得た。
この結果から、キトサン−ケイヒ酸水溶液はヒヤシンス
の芽の成長を早めることが分かる。
【0041】
【表11】表11.経時的に測定したヒヤシンスの芽長
【0042】実施例8 ケイヒ酸1部をカオリン99部に加えて、混練り機で良
く練った。これを直径約5cmの球状に丸めて試験に供
した。実施例1と同様にセントポーリアを人工気象器内
で栽培した後、鉢内の土の表面部分に上記カオリン−ケ
イヒ酸球を10粒蒔き、同時に土が全体に湿る程度に水
を加えて栽培を継続した。カオリンのみを5mmの球状
に丸めたものを10粒蒔いた鉢をコントロールとして同
時に栽培を行った。双方のセントポーリアの葉の長さを
経時的に測定したところ、表12に示す結果を得た。
く練った。これを直径約5cmの球状に丸めて試験に供
した。実施例1と同様にセントポーリアを人工気象器内
で栽培した後、鉢内の土の表面部分に上記カオリン−ケ
イヒ酸球を10粒蒔き、同時に土が全体に湿る程度に水
を加えて栽培を継続した。カオリンのみを5mmの球状
に丸めたものを10粒蒔いた鉢をコントロールとして同
時に栽培を行った。双方のセントポーリアの葉の長さを
経時的に測定したところ、表12に示す結果を得た。
【0043】
【表12】表12.経時的に測定したセントポーリアの
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0044】表13に、表12から前記と同様にして算
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対して、カオリン−ケイヒ酸球
添加では76%の伸長率を示し、カオリン−ケイヒ酸球
がセントポーリアの葉の成長を促進することが分かる。
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対して、カオリン−ケイヒ酸球
添加では76%の伸長率を示し、カオリン−ケイヒ酸球
がセントポーリアの葉の成長を促進することが分かる。
【0045】
【表13】表13.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0046】実施例9 PVA(クラレ社製PVA−117(鹸化度98〜99
%))の15%水溶液を調製し、G1ガラスフィルター
で濾過してPVA水溶液とした。このPVA水溶液99
部に対してケイヒ酸1部を加え、スリーワンモーターで
十分に攪拌分散させた。得られたPVA−ケイヒ酸水溶
液をガラス板上に流延し、風乾させて厚さ0.1mmの
PVA−ケイヒ酸フィルムを得た。実施例1と同様にし
てセントポーリアを人工気象器内で栽培した後、鉢内の
土の表面部分に2cm四方にカットした上記PVA−ケ
イヒ酸フィルムを3枚敷き、同時に土が全体に湿る程度
に水を加えて栽培を継続した。PVAのみをフィルム状
にしたものを3枚敷いた鉢をコントロールとして同時に
栽培を行った。双方のセントポーリアの葉の長さを経時
的に測定したところ、表14に示す結果を得た。
%))の15%水溶液を調製し、G1ガラスフィルター
で濾過してPVA水溶液とした。このPVA水溶液99
部に対してケイヒ酸1部を加え、スリーワンモーターで
十分に攪拌分散させた。得られたPVA−ケイヒ酸水溶
液をガラス板上に流延し、風乾させて厚さ0.1mmの
PVA−ケイヒ酸フィルムを得た。実施例1と同様にし
てセントポーリアを人工気象器内で栽培した後、鉢内の
土の表面部分に2cm四方にカットした上記PVA−ケ
イヒ酸フィルムを3枚敷き、同時に土が全体に湿る程度
に水を加えて栽培を継続した。PVAのみをフィルム状
にしたものを3枚敷いた鉢をコントロールとして同時に
栽培を行った。双方のセントポーリアの葉の長さを経時
的に測定したところ、表14に示す結果を得た。
【0047】
【表14】表14.経時的に測定したセントポーリアの
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0048】表15に、表14から前記と同様にして算
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対してPVA−ケイヒ酸フィル
ム添加では86%の伸長率を示し、PVA−ケイヒ酸フ
ィルムがセントポーリアの葉の成長を促進することが分
かる。
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対してPVA−ケイヒ酸フィル
ム添加では86%の伸長率を示し、PVA−ケイヒ酸フ
ィルムがセントポーリアの葉の成長を促進することが分
かる。
【0049】
【表15】表15.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0050】実施例10 ポリエチレン99部にp−クマル酸1部を加えてミキサ
ーで混合し、40mm押し出し機(L/D=28、C.
R.=3.1、ダルメージ付きスクリュー、シリンダー
温度180℃、スクリュー回転速度70rpm)にて混
練し、ストランドを得た。これを数mmにカットし、ポ
リエチレン−p−クマル酸ペレットを得た。実施例1と
同様にしてセントポーリアを栽培した後、鉢内の土の表
面部分に上記ポリエチレン−p−クマル酸ペレットを5
0粒蒔き、同時に土が全体に湿る程度に水を加えて栽培
した。ポリエチレンのみをペレット状にしたものを50
粒蒔いた鉢をコントロールとして同時に栽培を行った。
双方のセントポーリアの葉の長さを経時的に測定したと
ころ、表16に示す結果を得た。
ーで混合し、40mm押し出し機(L/D=28、C.
R.=3.1、ダルメージ付きスクリュー、シリンダー
温度180℃、スクリュー回転速度70rpm)にて混
練し、ストランドを得た。これを数mmにカットし、ポ
リエチレン−p−クマル酸ペレットを得た。実施例1と
同様にしてセントポーリアを栽培した後、鉢内の土の表
面部分に上記ポリエチレン−p−クマル酸ペレットを5
0粒蒔き、同時に土が全体に湿る程度に水を加えて栽培
した。ポリエチレンのみをペレット状にしたものを50
粒蒔いた鉢をコントロールとして同時に栽培を行った。
双方のセントポーリアの葉の長さを経時的に測定したと
ころ、表16に示す結果を得た。
【0051】
【表16】表16.経時的に測定したセントポーリアの
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0052】表17に、表16から前記と同様にして算
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対してポリエチレン−p−クマ
ル酸ペレット添加では77%の伸長率を示し、ポリエチ
レン−p−クマル酸ペレットがセントポーリアの葉の成
長を促進することが分かる。
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対してポリエチレン−p−クマ
ル酸ペレット添加では77%の伸長率を示し、ポリエチ
レン−p−クマル酸ペレットがセントポーリアの葉の成
長を促進することが分かる。
【0053】
【表17】表17.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0054】実施例11 p−クマル酸8部を熱精製水82部中で攪拌溶解し、こ
れに低粘度キトサン10部を加えてさらに攪拌混合し
た。これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−
p−クマル酸水溶液を得た。実施例1と同様にしてセン
トポーリアを栽培した後、鉢内の土の表面部分に上記キ
トサン−p−クマル酸水溶液を約0.05g/週滴下
し、同時に土が全体に湿る程度に水を加えて栽培を継続
した。キトサン−p−クマル酸水溶液を滴下しなかった
ものをコントロールとして同時に栽培を行った。双方の
セントポーリアの葉の長さを経時的に測定したところ、
表18に示す結果を得た。
れに低粘度キトサン10部を加えてさらに攪拌混合し
た。これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−
p−クマル酸水溶液を得た。実施例1と同様にしてセン
トポーリアを栽培した後、鉢内の土の表面部分に上記キ
トサン−p−クマル酸水溶液を約0.05g/週滴下
し、同時に土が全体に湿る程度に水を加えて栽培を継続
した。キトサン−p−クマル酸水溶液を滴下しなかった
ものをコントロールとして同時に栽培を行った。双方の
セントポーリアの葉の長さを経時的に測定したところ、
表18に示す結果を得た。
【0055】
【表18】表18.経時的に測定したセントポーリアの
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0056】表19に、表18から前記と同様にして算
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対して、キトサン−p−クマル
酸溶水液添加では92%の伸長率を示し、キトサン−p
−クマル酸溶液がセントポーリアの葉の成長を促進する
ことが分かる。
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対して、キトサン−p−クマル
酸溶水液添加では92%の伸長率を示し、キトサン−p
−クマル酸溶液がセントポーリアの葉の成長を促進する
ことが分かる。
【0057】
【表19】表19.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0058】実施例12 フェルラ酸8部を熱精製水82部中で攪拌溶解し、これ
に低粘度キトサン10部を加えてさらに攪拌混合した。
これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−フェ
ルラ酸水溶液を得た。この水溶液を室温まで冷却したが
フェルラ酸の析出はなく、均一な水溶液であった。実施
例1と同様にしてセントポーリアを栽培した後、鉢内の
土の表面部分に上記キトサン−フェルラ酸水溶液を約
0.05g/週滴下し、同時に土が全体に湿る程度に水
を加えて栽培を継続した。キトサン−フェルラ酸水溶液
を滴下しなかったものをコントロールとして同時に栽培
を行った。双方のセントポーリアの葉の長さを経時的に
測定したところ、表20に示す結果を得た。
に低粘度キトサン10部を加えてさらに攪拌混合した。
これをG1ガラスフィルターで濾過してキトサン−フェ
ルラ酸水溶液を得た。この水溶液を室温まで冷却したが
フェルラ酸の析出はなく、均一な水溶液であった。実施
例1と同様にしてセントポーリアを栽培した後、鉢内の
土の表面部分に上記キトサン−フェルラ酸水溶液を約
0.05g/週滴下し、同時に土が全体に湿る程度に水
を加えて栽培を継続した。キトサン−フェルラ酸水溶液
を滴下しなかったものをコントロールとして同時に栽培
を行った。双方のセントポーリアの葉の長さを経時的に
測定したところ、表20に示す結果を得た。
【0059】
【表20】表20.経時的に測定したセントポーリアの
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
葉長(cm) (注1)測定値は1ポットあたり上位3枚の葉長を3ポ
ット(計9枚)測定し、平均した値である。 (注2)苗を置床してから2週間経過させ、根が十分に
張ってから測定を開始した。
【0060】表21に、表20から前記と同様にして算
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対して、キトサン−フェルラ酸
水溶液添加では80%の伸長率を示し、キトサン−フェ
ルラ酸水溶液がセントポーリアの葉の成長を促進するこ
とが分かる。
出した葉の伸長率を示すが、栽培47日目で、コントロ
ールの33%の伸長率に対して、キトサン−フェルラ酸
水溶液添加では80%の伸長率を示し、キトサン−フェ
ルラ酸水溶液がセントポーリアの葉の成長を促進するこ
とが分かる。
【0061】
【表21】表21.セントポーリアの葉の伸長率(%)
【0062】
【発明の効果】上記の如く、本発明のケイヒ酸及び/又
はその誘導体を含有する植物栽培土壌添加用組成物の使
用により、これまで効果的な活用法が開発されていなが
ら実用化されていなかったケイヒ酸及びその誘導体の有
効利用が可能となり、実用化が促進され、特に水溶性キ
トサン誘導体とケイヒ酸及び/又はその誘導体を主成分
とする組成物は、生体や環境に優しく、また有効成分で
あるケイヒ酸及び/又はその誘導体を高濃度に溶解、含
有させることができ、更にこれらの徐放効果も期待でき
るものである。これらは、両成分から予想される以上の
効果である。ケイヒ酸及び/又はその誘導体を、粘度や
水溶性高分子等の水浸透性バインダー中に含有させた場
合及び熱可塑性樹脂等の水非浸透性バインダー中に含有
させた場合にも、本発明の組成物を水溶液として使用し
た場合と同等の植物生育促進効果が得られる。
はその誘導体を含有する植物栽培土壌添加用組成物の使
用により、これまで効果的な活用法が開発されていなが
ら実用化されていなかったケイヒ酸及びその誘導体の有
効利用が可能となり、実用化が促進され、特に水溶性キ
トサン誘導体とケイヒ酸及び/又はその誘導体を主成分
とする組成物は、生体や環境に優しく、また有効成分で
あるケイヒ酸及び/又はその誘導体を高濃度に溶解、含
有させることができ、更にこれらの徐放効果も期待でき
るものである。これらは、両成分から予想される以上の
効果である。ケイヒ酸及び/又はその誘導体を、粘度や
水溶性高分子等の水浸透性バインダー中に含有させた場
合及び熱可塑性樹脂等の水非浸透性バインダー中に含有
させた場合にも、本発明の組成物を水溶液として使用し
た場合と同等の植物生育促進効果が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (A01N 37/10 61:00) (72)発明者 星野 明 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 バインダーとケイヒ酸及び/又はケイヒ
酸誘導体とを含有することを特長とする植物栽培土壌添
加用組成物。 - 【請求項2】 バインダーが、高分子、ワックス、粘土
質及び無機多孔性物質から選択される少なくとも1種で
ある請求項1に記載の植物栽培土壌添加用組成物。 - 【請求項3】 固体状態で使用する請求項1又は2に記
載の植物栽培土壌添加用組成物。 - 【請求項4】 水溶液で使用する請求項1に記載の植物
栽培土壌添加用組成物。 - 【請求項5】 高分子が水溶性高分子物である請求項4
に記載の植物栽培土壌添加用組成物。 - 【請求項6】 水溶性高分子がカチオンポリマーである
請求項5に記載の植物栽培土壌添加用組成物。 - 【請求項7】 カチオンポリマーがキトサン又はその誘
導体である請求項6に記載の植物栽培土壌添加用組成
物。 - 【請求項8】 バインダーがキトサン又はその誘導体で
あり、これとケイヒ酸及び/又はケイヒ酸誘導体が塩を
形成した固体である請求項1に記載の植物栽培土壌添加
用組成物。 - 【請求項9】 ケイヒ酸誘導体がコーヒー酸又はp−フ
ェルラ酸である請求項1〜8のいずれか1項に記載の植
物栽培土壌添加用組成物。 - 【請求項10】 植物の成長を促進し、開花の時期を早
めるための請求項1〜9のいずれか1項に記載の植物栽
培土壌添加用組成物。 - 【請求項11】 病原菌による根腐れや葉の枯死の予防
に使用する請求項1〜9のいずれか1項に記載の植物栽
培土壌添加用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9162019A JPH10338603A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 植物栽培土壌添加用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9162019A JPH10338603A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 植物栽培土壌添加用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338603A true JPH10338603A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15746523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9162019A Pending JPH10338603A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 植物栽培土壌添加用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10338603A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006335700A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 植物成長調節剤 |
JP2011201806A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Shizuoka Shoko Kaigisho | 植物生長調節作用を示す新規化合物及びそれらの製造方法 |
WO2017046237A1 (en) | 2015-09-15 | 2017-03-23 | Fyteko | Bioactive composition for improving stress tolerance of plants |
WO2018100191A1 (en) * | 2016-12-01 | 2018-06-07 | Vib Vzw | Agrochemical compositions comprising phenyl-propanoic acid derivatives for crop yield increase |
WO2022136533A1 (en) * | 2020-12-22 | 2022-06-30 | Fyteko Sa | Use of a biobased composition comprising ferulated chitosan for regulating and stimulating plant growth |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP9162019A patent/JPH10338603A/ja active Pending
Cited By (6)
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