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JPH10334437A - 浮上型ヘッド及び情報記録再生装置 - Google Patents

浮上型ヘッド及び情報記録再生装置

Info

Publication number
JPH10334437A
JPH10334437A JP14230997A JP14230997A JPH10334437A JP H10334437 A JPH10334437 A JP H10334437A JP 14230997 A JP14230997 A JP 14230997A JP 14230997 A JP14230997 A JP 14230997A JP H10334437 A JPH10334437 A JP H10334437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
height
area
flying
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP14230997A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Iwamoto
徹 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP14230997A priority Critical patent/JPH10334437A/ja
Priority to EP98103430A priority patent/EP0866457A1/en
Priority to KR1019980008201A priority patent/KR19980080164A/ko
Priority to CN98105713A priority patent/CN1197273A/zh
Publication of JPH10334437A publication Critical patent/JPH10334437A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ記録部とヘッド滑走部とで浮上保証高
さの異なる記録媒体に対して情報の記録、再生を行う浮
上型ヘッド及び情報記録再生装置に関し、データ記録部
とヘッド滑走部とで浮上保証高さの異なる記録媒体にお
いてデータ記録部とヘッド滑走部との境界まで高出力に
データの記録再生を行える浮上型ヘッド及び情報記録再
生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 データ記録領域側に設けられるインナレ
ールの高さを浮上高さがデータ記録領域の浮上保証高さ
程度となるように設定し、ヘッド滑走領域側に設けられ
たアウタレールの高さを浮上高さがヘッド滑走領域の浮
上保証高さ程度になるように設定し、ヘッドがデータ記
録領域側でデータ記録領域の浮上保証高さ程度、ヘッド
滑走領域側でヘッド滑走領域の浮上保証高さ程度でロー
ルしつつ、記録媒体上を滑走させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浮上型ヘッド及び情
報記録再生装置に係り、特に、データ記録部とヘッド滑
走部とで浮上保証高さの異なる記録媒体に対して情報の
記録、再生を行う浮上型ヘッド及び情報記録再生装置に
関する。近年のマルチメディア化により扱うソフトのデ
ータ量が飛躍的に増加し、これに伴って、サイズを大型
化することなく、磁気ディスク装置等の情報記録再生装
置の大容量化、小型化が望まれている。
【0002】一方、大容量化、小型化を実現すべく磁気
ディスクへの情報の記録密度を向上させるには、磁気ヘ
ッドと磁気ディスクとの間隔を減少させる必要がある。
磁気ヘッドと磁気ディスクとの間隔を減少させるには、
磁気ヘッドが磁気ディスクと接触し、磁気ヘッドを破損
したり、磁気ディスクに傷を付けないように磁気ディス
クの表面をなめらかにする必要がある。
【0003】ところが、磁気ディスクの表面をなめらか
にすると、磁気ヘッドが磁気ディスクに吸着され易くな
り、磁気ヘッドと磁気ディスクとの接触が問題となる。
磁気ディスク表面をなめらかにした際の磁気ヘッドと磁
気ディスクとの接触を解決するために浮上姿勢の改善が
求められている。
【0004】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置に搭載される磁
気記録媒体は、最内周から最外周にかける磁気ヘッドの
浮上保証高さはほぼ一定に設定されていた。しかしなが
ら、近年、高密度記録などの要求から磁気記録媒体の表
面をなめらかにし、磁気ヘッドの浮上保証高さを低くす
る傾向にあり、磁気ヘッドと磁気記録媒体との吸着が問
題となる。
【0005】一方、磁気記録媒体には、通常情報の記録
再生を行うデータ領域、及び、記録再生時以外のときに
磁気ヘッドを退避させておくCSS(Contact Start St
op)領域とが設定されている。そこで、磁気ヘッドと磁
気記録媒体との吸着が問題の解決案として、CSS領域
の表面形状を情報を記録するデータ領域の表面形状に比
べて粗く、磁気ヘッドの浮上保証高さを高くしたゾーン
テスクチャ媒体なるものが提案されている。
【0006】図14に従来のゾーンテクスチャ媒体の概
念図を示す。ゾーンテクスチャ媒体1は、磁気記録媒体
より構成され、内周側にCSS領域2が形成され、その
外周にデータ領域3が形成されている。CSS領域2
は、表面に微小突起(テクスチャ)が多数形成されてお
り、磁気ヘッドが吸着しにくい形状とされている。ま
た、データ領域3は、表面形状が平坦に形成されてお
り、磁気ヘッドが媒体表面に近接しやすい形状とされて
いる。
【0007】ゾーンテクスチャ媒体1においては、情報
の記録や再生を行わないときに磁気ヘッド10をCSS
領域2に位置させると、CSS領域2の浮上保証高さは
高く設定されているため、磁気ヘッドがゾーンテクスチ
ャ媒体1とが接触しにくくなり、情報を記録、再生する
ために磁気ヘッド10をデータ領域3に位置させると、
データ領域3の浮上保証高さは低いため、磁気ヘッドが
ゾーンテクスチャ媒体1に密着し、高出力記録、再生が
可能となる。
【0008】図15にゾーンテクスチャ媒体が搭載され
た磁気ディスク装置の概略図を示す。磁気ディスク装置
10は、ゾーンテクスチャ媒体1をベース11に固定さ
れたスピンドルモータ12に回転可能なように保持した
構成とされている。磁気ヘッド13は、ゾーンテクスチ
ャ媒体1の半径方向(矢印B方向)に回動可能に保持さ
れたアーム14の先端に固定され、アーム14の他端に
設けられたボイスコイルモータ15によりゾーンテクス
チャ媒体1の半径方向(矢印B方向)に回動される。
【0009】磁気ヘッド13は、ゾーンテクスチャ媒体
1にスピンドルモータ12の回転により発生する空気の
流れによりゾーンテクスチャ媒体1から浮上してゾーン
テクスチャ媒体1にアクセスする。図16に従来の磁気
ヘッドの一例の斜視図を示す。従来の磁気ヘッド20
は、Al2 3 TiC(アルチック)からなるウェハーに薄
膜形成技術を用いてMR膜やGMR膜及び端子等を形成
した後、切り出し、ABS(Air Bearing Surface )面
等を切削することにより形成される。磁気ヘッド20の
ABS面21には、ゾーンテクスチャ媒体1に対向した
ときに、ゾーンテクスチャ媒体1のCSS領域2側、す
なわち、内周側にインナレール22がゾーンテクスチャ
媒体1の回転方向(矢印A方向)に延在して形成され、
ゾーンテクスチャ媒体1のデータ領域3側、すなわち、
外周側にアウタレール23がゾーンテクスチャ媒体1の
回転方向(矢印A方向)に延在して形成される。
【0010】また、ゾーンテクスチャ媒体1に対向して
情報の記録再生を行うギャップ24は、アウタレール2
3のゾーンテクスチャ媒体1の回転方向側の端面に形成
される。このとき、従来の磁気ヘッド20は、ABS面
21をゾーンテクスチャ媒体1の表面に対して平行に保
持するようにインナレール22の高さaとアウタレール
23の高さbとを等しくなるように加工していた。
【0011】なお、図14に示すゾーンテクスチャ媒体
1は、CSS領域2を内周側に形成したが、外周側にC
SS領域を形成したゾーンテクスチャ媒体も出現してい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のゾー
ンテクスチャ媒体では、CSS領域とデータ領域とで浮
上保証高さが異なるため、磁気ヘッドがデータ領域の最
内周側に位置し、CSS領域とデータ領域との両方にか
かる場合には、CSS領域側では浮上保証高さが高く、
また、データ領域側では浮上保証高さが低いため、磁気
ヘッドが傾斜して媒体に接触して、ヘッドクラッシュな
どを発生する場合がある。
【0013】図17に従来の磁気ヘッドがゾーンテクス
チャ媒体のデータ領域の最内周側を走査する場合の磁気
ヘッドの浮上姿勢を示す図である。従来の磁気ヘッド1
3は、ゾーンテクスチャ媒体1に対向するABS面21
がゾーンテクスチャ媒体1の表面に平行になるように形
状が形成されていたため、ゾーンテクスチャ媒体1のデ
ータ領域23の最外周側を走査する場合には図15に示
すように内周側が高く、外周側が低く傾斜してしまう。
このため、データ領域23での浮上保証高さを低くして
しまうと、磁気ヘッド13の外周側がデータ領域23に
接触してしまい、磁気ヘッド13を破損したり、データ
の読み取りを困難になってしまうため、データ領域23
での浮上保証高さをあまり低くできず、高出力化が困難
となり、高密度化を妨げていた。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、データ記録部とヘッド滑走部とで浮上保証高さの異
なる記録媒体においてデータ記録部とヘッド滑走部との
境界まで高出力にデータの記録再生を行える浮上型ヘッ
ド及び情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、内
周側に設けられ、データを記録するデータ記録領域と、
該データ記録領域の外周側に設けられ、該データ記録領
域へのアクセスを待機するヘッド滑走領域とで浮上保証
高さが異なる円盤状記録媒体に対向して設けられ、該円
盤状記録媒体の内周側にインナレールが形成され、外周
側にアウタレールが形成され、該インナレールと該アウ
タレールの形状に応じて該円盤状記録媒体上を滑走し、
該データの記録再生を行う浮上型ヘッドにおいて、前記
インナレールに形成され、前記データ記録領域側の浮上
高さを前記データ記録領域の浮上保証高さ程度となるよ
うに滑走させる第1の浮上手段と、前記アウタレールに
形成され、前記ヘッド滑走領域側の浮上高さを前記ヘッ
ド滑走領域の浮上保証高さ程度となるように滑走させる
第2の浮上手段とを有することを特徴とする。
【0016】請求項1によれば、第1の浮上手段により
アウタレールがデータ記録領域の浮上保証高さ程度浮上
し、第2の浮上手段によりインナレールがヘッド滑走領
域の浮上保証高さ程度浮上する。このため、浮上型ヘッ
ドがデータ記録領域とヘッド滑走領域との境界に位置す
るとき、浮上型ヘッドのヘッド滑走領域側はヘッド滑走
領域の浮上保証高さ程度に浮上しているので、浮上型ヘ
ッドがヘッド滑走領域に接触することはなく、また、浮
上型ヘッドのデータ記録領域側はデータ記録領域の浮上
保証高さ程度で浮上しているので、データ記録領域に高
出力でデータを記録することができる。したがって、デ
ータ記録領域のヘッド滑走領域との境界まで、データを
記録することができ、データ記録量を増加させることが
でき、また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッド
が接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。
【0017】請求項2は、前記第1の浮上手段が、前記
インナレールの前記円盤状記録媒体に対向する面の高さ
を前記インナレールの浮上高さが前記データ記録領域の
浮上保証高さ程度となるように設定され、前記第2の浮
上手段が、前記アウタレールの前記円盤状記録媒体に対
向する面の高さを浮上高さが前記ヘッド滑走領域の浮上
保証高さ程度となるように設定されたことを特徴とす
る。
【0018】請求項2によれば、データ記録領域側に設
けられたインナレールの高さを浮上高さがデータ記録領
域の浮上保証高さ程度となるように設定し、ヘッド滑走
領域側に設けられたアウタレールの高さを浮上高さがヘ
ッド滑走領域の浮上保証高さ程度になるように設定する
ことにより、ヘッドがデータ記録領域側でデータ記録領
域の浮上保証高さ程度、ヘッド滑走領域側でヘッド滑走
領域の浮上保証高さ程度でロールしつつ、記録媒体上を
滑走することになる。よって、浮上型ヘッドがデータ記
録領域とヘッド滑走領域との境界に位置するとき、浮上
型ヘッドのヘッド滑走領域側はヘッド滑走領域の浮上保
証高さ程度に浮上しているので、浮上型ヘッドがヘッド
滑走領域に接触することはなく、また、浮上型ヘッドの
データ記録領域側はデータ記録領域の浮上保証高さ程度
で浮上しているので、データ記録領域に高出力でデータ
を記録することができる。したがって、データ記録領域
のヘッド滑走領域との境界まで、データを記録すること
ができ、データ記録量を増加させることができ、また、
このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触して、
ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。
【0019】請求項3は、前記第2の浮上手段が、前記
アウタレールの前記円盤状記録媒体に対向する面に積層
する積層部材の高さを前記ヘッド滑走領域の浮上保証高
さ程度となるように設定されたことを特徴とする。請求
項3によれば、アウタレールの円盤状記録媒体に対向す
る面に積層する積層部材の高さをヘッド滑走領域の浮上
保証高さ程度となるように設定することにより、アウタ
レールがヘッド滑走領域で円盤状記録媒体に接触するこ
とがないので、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域と
にまたがって位置させることができるので、データ領域
とヘッド滑走領域との境界までデータを記録することが
できる。よって、データ記録量を増加させることがで
き、また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが
接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。
【0020】請求項4は、浮上面の一端に形成される段
差であって、ディスクのインナ側に配置されるインナレ
ールと、浮上面の他端に形成される段差であって、該デ
ィスクのアウタ側に配置されるアウタレールとを少なく
とも有する浮上型ヘッドにおいて、前記アウタレールの
高さを、前記インナレールの高さより高く設定したこと
を特徴とする。
【0021】請求項4によれば、アウタレールの高さ
を、インナレールより高く設定することにより、アウタ
レールの浮上量をインナレールより高く設定できるの
で、インナレールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ
程度とすることにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑
走領域とにまたがって位置させることができるので、デ
ータ領域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録す
ることができる。よって、データ記録量を増加させるこ
とができ、また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘ
ッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止でき
る。
【0022】請求項5は、浮上面の一端に形成される段
差であって、ディスクのインナ側に配置されるインナレ
ールと、浮上面の他端に形成される段差であって、該デ
ィスクのアウタ側に配置されるアウタレールとを少なく
とも有する浮上型ヘッドにおいて、前記アウタレールの
幅を、前記インナレールの幅より広く設定されたことを
特徴とする。
【0023】請求項5によれば、アウタレールの幅を、
インナレールの幅より広く設定することにより、アウタ
レールの浮上量をインナレールより高く設定できるの
で、インナレールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ
程度とすることができ、ヘッドをデータ領域とヘッド滑
走領域とにまたがって位置させることができるので、デ
ータ領域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録す
ることができる。よって、データ記録量を増加させるこ
とができ、また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘ
ッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止でき
る。
【0024】請求項6は、内周側に設けられ、データを
記録するデータ記録領域と、該データ記録領域の外周側
に設けられ、該データ記録領域へのアクセスを待機する
ヘッド滑走領域とで浮上保証高さが異なる円盤状記録媒
体に対向して設けられ、該円盤状記録媒体の内周側にイ
ンナレールが形成され、外周側にアウタレールが形成さ
れ、該インナレールと該アウタレールの形状に応じて該
円盤状記録媒体上を該円盤状記録媒体の回転方向に傾斜
して滑走し、該データの記録再生を行う浮上型ヘッドに
おいて、前記データ記録領域の浮上保証高さ程度で浮上
させる浮上手段と、前記アウタレールに形成され、前記
データ記録領域を滑走するときに、前記アウタレールの
前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さより低い部分に形成
され、前記アウタレールが前記ヘッド滑走領域の浮上保
証高さより高い位置となるように形成された切欠部とを
有することを特徴とする。
【0025】請求項6によれば、アウタレールのヘッド
滑走領域の浮上保証高さより低い部分に切欠部を形成す
ることにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域と
の境界に位置させたとき、アウタレールはヘッド滑走領
域に接触することがないので、ヘッドをデータ領域とヘ
ッド滑走領域とにまたがって位置させることができ、よ
って、データ領域とヘッド滑走領域との境界までデータ
を記録することができる。よって、データ記録量を増加
させることができ、また、このとき、ヘッド滑走領域に
浮上型ヘッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を
防止できる。
【0026】請求項7は、データを記録するデータ記録
領域と該データ記録領域へのアクセスを待機するヘッド
滑走領域とで浮上保証高さが異なる記録媒体と、該円盤
状記録媒体の内周側にインナレールが形成され、外周側
にアウタレールが形成され、該インナレールと該アウタ
レールの形状に応じて該円盤状記録媒体上を滑走し、該
データの記録再生を行う浮上型ヘッドとを有する情報記
録再生装置において、前記浮上型ヘッドは、前記インナ
レールに設けられ、前記インナレールを前記データ記録
領域の浮上保証高さで浮上させ、滑走させる第1の浮上
手段と、前記アウタレールに設けられ、前記アウタレー
ルを前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さで浮上させ、滑
走させる第2の浮上手段とを有することを特徴とする。
【0027】請求項7によれば、第1の浮上手段により
アウタレールがデータ記録領域の浮上保証高さ程度浮上
し、第2の浮上手段によりインナレールがヘッド滑走領
域の浮上保証高さ程度浮上する。このため、浮上型ヘッ
ドがデータ記録領域とヘッド滑走領域との境界に位置す
るとき、浮上型ヘッドのヘッド滑走領域側はヘッド滑走
領域の浮上保証高さ程度に浮上しているので、浮上型ヘ
ッドがヘッド滑走領域に接触することはなく、また、浮
上型ヘッドのデータ記録領域側はデータ記録領域の浮上
保証高さ程度で浮上しているので、データ記録領域に高
出力でデータを記録することができる。したがって、デ
ータ記録領域のヘッド滑走領域との境界まで、データを
記録することができ、データ記録量を増加させることが
でき、また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッド
が接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。
したがって、大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可
能となる。
【0028】請求項8は、前記第1の浮上手段を、前記
インナレールの前記円盤状記録媒体に対向する面の高さ
を前記インナレールの浮上高さが前記データ記録領域の
浮上保証高さ程度となるように設定し、前記第2の浮上
手段を、前記アウタレールの前記円盤状記録媒体に対向
する面の高さを浮上高さが前記ヘッド滑走領域の浮上保
証高さ程度となるように設定したことを特徴とする。
【0029】請求項8によれば、データ記録領域側に設
けられたインナレールの高さを浮上高さがデータ記録領
域の浮上保証高さ程度となるように設定し、ヘッド滑走
領域側に設けられたアウタレールの高さを浮上高さがヘ
ッド滑走領域の浮上保証高さ程度になるように設定する
ことにより、ヘッドがデータ記録領域側でデータ記録領
域の浮上保証高さ程度、ヘッド滑走領域側でヘッド滑走
領域の浮上保証高さ程度でロールしつつ、記録媒体上を
滑走することになる。よって、浮上型ヘッドがデータ記
録領域とヘッド滑走領域との境界に位置するとき、浮上
型ヘッドのヘッド滑走領域側はヘッド滑走領域の浮上保
証高さ程度に浮上しているので、浮上型ヘッドがヘッド
滑走領域に接触することはなく、また、浮上型ヘッドの
データ記録領域側はデータ記録領域の浮上保証高さ程度
で浮上しているので、データ記録領域に高出力でデータ
を記録することができる。したがって、データ記録領域
のヘッド滑走領域との境界まで、データを記録すること
ができ、データ記録量を増加させることができ、また、
このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触して、
ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。したがって、
大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能となる。
【0030】請求項9は、前記第2の浮上手段は、前記
アウタレールの前記円盤状記録媒体に対向する面に積層
する積層部材の高さを前記ヘッド滑走領域の浮上保証高
さ程度となるように設定したことを特徴とする。請求項
9によれば、アウタレールの円盤状記録媒体に対向する
面に積層する積層部材の高さをヘッド滑走領域の浮上保
証高さ程度となるように設定することにより、アウタレ
ールがヘッド滑走領域で円盤状記録媒体に接触すること
がないので、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域とに
またがって位置させることができるので、データ領域と
ヘッド滑走領域との境界までデータを記録することがで
きる。よって、データ記録量を増加させることができ、
また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触
して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。したが
って、大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能とな
る。
【0031】請求項10は、前記アウタレールの高さ
を、前記インナレールより高く設定することを特徴とす
る。請求項10によれば、アウタレールの高さを、イン
ナレールより高く設定することにより、アウタレールの
浮上量をインナレールより高く設定できるので、インナ
レールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ程度とする
ことにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域とに
またがって位置させることができるので、データ領域と
ヘッド滑走領域との境界までデータを記録することがで
きる。よって、データ記録量を増加させることができ、
また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触
して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。したが
って、大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能とな
る。
【0032】請求項11は、前記第1の浮上手段を、前
記インナレールの幅を前記インナレールの浮上高さが前
記データ記録領域の浮上保証高さ程度となるように設定
し、前記第2の浮上手段は、前記アウタレールの幅を前
記アウタレールの浮上高さが前記ヘッド滑走領域の浮上
保証高さ程度となるように設定したことを特徴とする。
【0033】請求項11によれば、アウタレールの幅
を、インナレールの幅より広く設定することにより、イ
ンナレールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ程度と
することにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域
とにまたがって位置させることができるので、データ領
域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録すること
ができる。よって、データ記録量を増加させることがで
き、また、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが
接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。し
たがって、大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能
となる。
【0034】請求項12は、前記アウタレールの幅が、
前記インナレールの幅より広く設定されたことを特徴と
する。請求項12によれば、アウタレールの幅を、イン
ナレールの幅より広く設定することにより、インナレー
ルの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ程度とすること
により、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域とにまた
がって位置させることができるので、データ領域とヘッ
ド滑走領域との境界までデータを記録することができ
る。よって、データ記録量を増加させることができ、ま
た、このとき、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触し
て、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる。したがっ
て、大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能とな
る。
【0035】請求項13は、内周側に設けられ、データ
を記録するデータ記録領域と、該データ記録領域の外周
側に設けられ、該データ記録領域へのアクセスを待機す
るヘッド滑走領域とで浮上保証高さが異なる円盤状記録
媒体と、該円盤状記録媒体の内周側にインナレールが形
成され、外周側にアウタレールが形成され、該インナレ
ールと該アウタレールの形状に応じて該円盤状記録媒体
上を該円盤状記録媒体の回転方向に傾斜して滑走し、該
データの記録再生を行う浮上型ヘッドとを有する情報記
録再生装置において、前記浮上型ヘッドは、 前記デー
タ記録領域の浮上保証高さ程度で浮上させる浮上手段
と、前記アウタレールに形成され、前記データ記録領域
を滑走するときに、前記アウタレールの前記ヘッド滑走
領域の浮上保証高さより低い部分に形成され、前記アウ
タレールが前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さより高い
位置となるように形成された切欠部とを有することを特
徴とする。
【0036】請求項13によれば、アウタレールのヘッ
ド滑走領域の浮上保証高さより低い部分に切欠部を形成
することにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域
との境界に位置させたとき、アウタレールはヘッド滑走
領域に接触することがないので、ヘッドをデータ領域と
ヘッド滑走領域とにまたがって位置させることができ、
よって、データ領域とヘッド滑走領域との境界までデー
タを記録することができる。よって、データ記録量を増
加させることができ、また、このとき、ヘッド滑走領域
に浮上型ヘッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損
を防止できる。したがって、大容量で、信頼性の高い情
報記録再生が可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施例の概略
構成図を示す。本実施例の磁気ディスク装置100は、
ゾーンテクスチャ媒体110をベース111に固定され
たスピンドルモータ112に回転可能なように保持した
構成とされている。浮上型磁気ヘッド113は、ゾーン
テクスチャ媒体110の半径方向(矢印B方向)に回動
可能に保持されたアーム114の先端に固定され、アー
ム114の他端に設けられたボイスコイルモータ115
によりゾーンテクスチャ媒体110の半径方向(矢印B
方向)に回動される。
【0038】浮上型磁気ヘッド113は、ゾーンテクス
チャ媒体110にスピンドルモータ112の回転により
発生する空気の流れによりゾーンテクスチャ媒体110
から浮上してゾーンテクスチャ媒体110にアクセスす
る。図2に本発明の第1実施例のゾーンテクスチャ媒体
の概念図を示す。ゾーンテクスチャ媒体110は、磁気
記録媒体であり、従来のゾーンテクスチャ媒体1とは逆
に、外周側にCSS領域120が形成され、その内周に
データ領域121が形成されている。CSS領域120
は、表面に微小突起(テクスチャ)が多数形成されてお
り、浮上型磁気ヘッド113が吸着しにくい形状とされ
ている。また、データ領域121は、表面形状が平坦に
形成されており、浮上型磁気ヘッド113が媒体表面に
近接しやすい形状とされている。
【0039】ゾーンテクスチャ媒体110においては、
情報の記録や再生を行わないときに磁気ヘッド113を
CSS領域120に位置させると、CSS領域120の
浮上保証高さは高く設定されているため、磁気ヘッド1
13がゾーンテクスチャ媒体110とが接触しにくくな
り、情報を記録、再生するために浮上型磁気ヘッド11
3をデータ領域121に位置させると、データ領域12
1の浮上保証高さは低いため、浮上型磁気ヘッド113
がゾーンテクスチャ媒体110に密着し、高出力記録、
再生が可能となる。
【0040】図3に本発明の第1実施例の磁気ヘッドの
斜視図を示す。本実施例の浮上型磁気ヘッド100に適
応される磁気ヘッドとしては、MR(Magneto-Resistiv
e )ヘッド、GMR(Giant Magneto-Resistive )ヘッ
ドなどが挙げられる。本実施例の浮上型磁気ヘッド11
3は、Al2 3 TiC(アルチック)からなるウェハーに
薄膜形成技術を用いてMR膜やGMR膜及び端子等を形
成した後、切り出し、ABS(Air Bearing Surface )
面等を切削することにより形成される。本実施例の浮上
型磁気ヘッド113のゾーンテクスチャ媒体110に対
向する面であるABS面131には、ゾーンテクスチャ
媒体110に対向したときに、ゾーンテクスチャ媒体1
10のCSS領域120側、すなわち、外周側にアウタ
レール133がゾーンテクスチャ媒体110の回転方向
(矢印A方向)に延在して形成される。
【0041】また、ABS面131には、ゾーンテクス
チャ媒体110のデータ領域121側、すなわち、内周
側にインナレール132がゾーンテクスチャ媒体110
の回転方向(矢印A方向)に延在して形成される。イン
ナレール132のゾーンテクスチャ媒体110の回転方
向側の端面には、ゾーンテクスチャ媒体110に情報の
記録再生を行うギャップ107が形成される。
【0042】アウタレール133の両側には、段部13
5が形成されている。また、インナレール132の両側
にはアウターレール133と同様に段部134が形成さ
れている。段部135と段部134とは、同一の高さ位
置に形成されている。アウタレール133,インナレー
ル132及び段部135,134によりゾーンテクスチ
ャ媒体110との間での空気の流れが制御され、浮上型
磁気ヘッド113が浮上する。
【0043】また、段部135,134の両側には凹部
136が形成されている。凹部136は、浮上型磁気ヘ
ッド113の滑走時にABS面131とゾーンテクスチ
ャ媒体110との間の空気の流れを制御する。また、ア
ウタレール133及びインナレール132の空気流入
側、すなわち、ゾーンテクスチャ媒体110の回転方向
に対向する側には傾斜面132a、及び、傾斜面133
aが形成されている。傾斜面132a,133aは、ゾ
ーンテクスチャ媒体110の回転方向に対向する側の端
面に向かって段部135,134との距離が小さくなる
ように傾斜している。傾斜面132a,133aは、ゾ
ーンテクスチャ媒体110の回転により生じる空気の流
れをアウタレール133、及び、インナレール132と
ゾーンテクスチャ媒体110との間に供給する。
【0044】浮上型磁気ヘッド113のゾーンテクスチ
ャ媒体110からの浮上量は、アウタレール133の段
部135からの高さ及びインナレール132の段部13
4からの高さに応じて決定される。本実施例の浮上型磁
気ヘッド113では、アウタレール133の段部135
からの高さaをインナレール132の段部134からの
高さbより高く設定している。このため、アウタレール
133側の浮上量がインナレール132側の浮上量より
高くなる。したがって、浮上型磁気ヘッド113は、ゾ
ーンテクスチャ媒体110上でアウタレール133側が
高く、インナレール132側が低くされ、滑走される。
【0045】図4に本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘ
ッドの全体の形状を説明するための図を示す。図4
(A)は30%スライダ、図4(B)は50%スライダ
の斜視図を示す。磁気ヘッド113のスライダの形状と
しては、図4(A)に示すように長さLが1.25〔m
m〕、幅Wが1.00〔mm〕、高さHが0.30〔m
m〕の30%スライダと呼ばれるものと、図4(B)に
示すように長さLが2.00〔mm〕、幅Wが1.60
〔mm〕、高さHが0.43〔mm〕の50%スライダ
と呼ばれるものとがある。
【0046】本実施例の浮上型磁気ヘッド113は、ア
ウタレール133の段部135からの高さbとインナレ
ール132の段部134からの高さaをゾーンテクスチ
ャ媒体1のCSS領域120の浮上保証高さとゾーンテ
クスチャ媒体110のデータ領域121の浮上保証高さ
との差に応じたロールが得られるように設定するだけ
で、図4(A)に示す30%スライダ、図4(B)に示
す50%スライダのいずれにも適用できる。
【0047】図5に本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘ
ッドのABS面の形状を説明するための図を示す。本実
施例の浮上型磁気ヘッド113は、アウタレール13
3、及び、インナレール132の幅が0.18〔mm〕
に設定され、アウタレール133、及び、インナレール
132の内周側の段部135a及び段部134aの幅が
0.04〔mm〕に設定され、アウタレール133、及
び、インナレール132の外周側の段部135b、及
び、段部134bの幅が0.15〔mm〕に設定されて
いる。
【0048】また、アウタレール133の段部135か
らの高さb、及び、インナレール132の段部134か
らの高さaは、滑走時にインナレール132側がゾーン
テクスチャ媒体110のデータ領域121の浮上保証高
さよりわずかに大きい、例えば、5〔nm〕程度高いレ
ベルで浮上し、かつ、アウタレール133側がゾーンテ
クスチャ媒体110のCSS領域120の浮上保証高さ
よりわずかに大きい、例えば、5〔nm〕程度高いレベ
ルで浮上する値に設定される。
【0049】したがって、浮上型磁気ヘッド113は、
ゾーンテクスチャ媒体110の表面に対してロールした
状態で滑走する。図6に本発明の第1実施例の浮上型磁
気ヘッドの滑走状態を示す図である。図6(A)は浮上
型磁気ヘッド113をゾーンテクスチャ媒体110の外
周側から内周側に向かって見たときの図、図6(B)は
浮上型磁気ヘッド113をゾーンテクスチャ媒体110
の回転方向(矢印A1 方向)とは逆方向(矢印A2 方
向)から見たときの図である。
【0050】本実施例の浮上型磁気ヘッド113は、図
3,図5に示すようにアウタレール133の段部135
からの高さaがインナレール132の段部134からの
高さbに比べて高く設定しているので、図6(B)に示
すようにアウタレール133側がインナレール132側
より浮上し、ロールが発生する。浮上型磁気ヘッド11
3がロールすることにより、ギャップ137がゾーンテ
クスチャ媒体110のデータ領域121の最外周側に近
接したとき、アウタレール133側はCSS領域120
の浮上保証高さよりわずかに大きく浮上するように設定
されているので、ギャップ137をゾーンテクスチャ媒
体110のデータ領域121の最外周側まで移動させて
も、アウタレール133側がゾーンテクスチャ媒体11
0のCSS領域121の浮上保証高さ以下になることは
ないので、浮上型磁気ヘッド113がゾーンテクスチャ
媒体110のCSS領域120に接触してしまうことが
ない。
【0051】図7に本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘ
ッドのゾーンテクスチャ媒体のCSS領域とデータ領域
との境界部分での滑走状態を示す図を示す。図7に示す
ように浮上型磁気ヘッド113がゾーンテクスチャ媒体
110のCSS領域120とデータ領域121との境界
部分での滑走すると、浮上型磁気ヘッド113がアウタ
レール133側がゾーンテクスチャ媒体110のCSS
領域120の浮上保証高さ、ここでは、最大35〔n
m〕、より5〔nm〕程度大きい、40〔nm〕程度、
浮上するので、浮上型磁気ヘッド113がゾーンテクス
チャ媒体110のCSS領域120で媒体表面に接触す
ることはない。
【0052】また、このとき、インナレール132側
は、ゾーンテクスチャ媒体110のデータ領域121の
浮上保証高さ、ここでは、最大25〔nm〕、より5
〔nm〕程度大きい、30〔nm〕程度、浮上するの
で、ギャップ137がゾーンテクスチャ媒体110のデ
ータ領域121から大きく離間することなく、情報の記
録再生を行うことができる。
【0053】このように、本実施例によれば、浮上型磁
気ヘッド113をアウタレール133の浮上量をゾーン
テクスチャ媒体110のCSS領域120の浮上保証高
さよりわずかに高く、また、浮上型磁気ヘッド113を
インナレール132の浮上量をゾーンテクスチャ媒体1
10のデータ領域121の浮上保証高さよりわずかに高
くなるようにロールさせることにより、浮上型磁気ヘッ
ド113をゾーンテクスチャ媒体110のCSS領域1
20とデータ領域121との境界部分で滑走させても、
浮上型磁気ヘッド113がゾーンテクスチャ媒体110
に接触しヘッドクラッシュが発生することがない。この
ため、浮上型磁気ヘッド113をギャップ137をゾー
ンテクスチャ媒体110に近接させたまま、ゾーンテク
スチャ媒体1のCSS領域120とデータ領域121と
の境界部分まで、移動させ、情報の記録再生を行えるた
め、高出力の状態で、記録容量を向上させることができ
る。
【0054】図8に本発明の第2実施例の浮上型磁気ヘ
ッドの斜視図を示す。同図中、図3と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例は、浮
上型磁気ヘッドの構成が相違し、装置全体構成、ゾーン
テクスチャ媒体110の構成は図1、図2と同様である
ので、その説明は省略する。本実施例の浮上型磁気ヘッ
ド200は、Al2 3 TiC(アルチック)のABS面の
切削時にはアウタレール133の段差134からの高さ
bとインナレール132の高さaとは同一としておき、
切削後、アウタレール133上にDLC(Diamond Like
Carbon )を高さcだけ積層して、アウタレール133
の段差134からの高さを高さ(b+c)に設定する。
【0055】本実施例によれば、スライダの切削加工時
は、通常のヘッドと同様の工程にでき、ゾーンテクスチ
ャ媒体1に適用するヘッドのみ、DLCを積層して、ア
ウタレール133の高さをbに調整すればよく、ゾーン
テクスチャ媒体110のCSS領域2の浮上保証高さと
データ領域121の浮上保証高さとの差に応じてDLC
の積層量を調整することにより汎用性を向上させること
ができる。また、DLCの積層によりアウタレール13
3の強度を向上でき、データ領域121の最外周側にデ
ータを書き込む際にアウタレール122がCSS領域1
20に接触した場合でも、ヘッドクラッシュを防止でき
る。
【0056】なお、第1、第2の実施例では、アウタレ
ール133の高さをインナレール132の高さより高く
することによりアウタレール133の浮上量をCSS領
域2の浮上保証高さ程度とし、CSS領域120への接
触を回避しているが、アウタレール133の幅をインナ
レール132の幅より広くすることによりアウタレール
133の浮上量をCSS領域120の浮上保証高さ程度
とし、CSS領域120への接触を回避する構成も考え
られる。
【0057】図9に本発明の第3実施例の浮上型磁気ヘ
ッドの斜視図を示す。同図中、図1と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例は、浮
上型磁気ヘッドの構成が相違し、装置全体構成、ゾーン
テクスチャ媒体110の構成は図1、図2と同様である
ので、その説明は省略する。本実施例の浮上型磁気ヘッ
ド250は、アウタレール133の高さbとインナレー
ル132の高さaは等しくしa=bとし、インナレール
132の幅W2 をインナレール132の浮上量がデータ
領域121の浮上保証高さ程度になるように設定し、ア
ウタレール133の幅W1 をインナレール132の幅W
2 より広くし、アウタレール133の浮上高さがCSS
領域120の浮上高さ程度になるように設定する。
【0058】本実施例によれば、アウタレール133の
浮上高さをCSS領域の浮上高さ程度に保持でき、ま
た、インナレール132の浮上量がデータ領域3の浮上
保証高さ程度にできるので、浮上型磁気ヘッド113を
ゾーンテクスチャ媒体110のCSS領域120とデー
タ領域121との境界部分で滑走させても、浮上型磁気
ヘッド113がゾーンテクスチャ媒体110に接触しヘ
ッドクラッシュが発生することがない。このため、浮上
型磁気ヘッド113をギャップ137をゾーンテクスチ
ャ媒体110に近接させたまま、ゾーンテクスチャ媒体
110のCSS領域120とデータ領域121との境界
部分まで、移動させ、情報の記録再生を行えるため、高
出力の状態で、記録容量を向上させることができる。
【0059】図10に本発明の第4実施例の浮上型磁気
ヘッドの斜視図を示す。同図中、図1と同一構成部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例は、
浮上型磁気ヘッドの構成が相違し、装置全体構成、ゾー
ンテクスチャ媒体110の構成は図1、図2と同様であ
るので、その説明は省略する。本実施例の浮上型磁気ヘ
ッド300は、アウタレール133の段差133からの
高さをインナレール132の段差134からの高さaと
同一にして、アウタレール133の滑走時に下方に位置
する、すなわち、空気の流出端側を切断し、切欠部30
1を形成する。
【0060】アウタレール133を短縮する長さMは、
滑走状態でアウタレール133側の下端がインナレール
132側の下端よりゾーンテクスチャ媒体110のCS
S領域120の浮上保証高さとデータ領域121の浮上
保証高さとの差分だけ高くなるように設定する。図11
に本発明の第4実施例の浮上型磁気ヘッドの要部の断面
図を示す。
【0061】本実施例の浮上型ヘッド300の切欠部3
01の長さxは、図11に示すようにABS面131が
ゾーンテクスチャ媒体110の回転方向(矢印A方向)
に対して角度θ(θ=100μrad )だけ傾斜した姿勢
で滑走するとき、アウタレール133側の最下端P1 ,
P2 がインナレール132の最下端P0 からゾーンテク
スチャ媒体110のCSS領域120の浮上保証高さと
データ領域121の浮上保証高さとの差分10〔nm〕
だけ高い位置となるように設定される。
【0062】例えば、傾斜θを100〔μrad 〕、アウ
タレール133、及び、インナレール132の段差13
4,135からの高さを40〔μm〕とすると、切欠部
301の長さxは、sinθ=10nm/xから10n
m/sinθで求められる。図12に本発明の第4実施
例の浮上型磁気ヘッドの滑走状態を示す図を示す。図1
2(A)は浮上型ヘッド300をゾーンテクスチャ媒体
1の外周側から内周側に向かって見たときの図、図12
(B)は浮上型ヘッド300をゾーンテクスチャ媒体1
の回転方向(矢印A1 方向)とは逆方向(矢印A2 方
向)から見たときの図である。
【0063】本実施例の浮上型ヘッド300は、図10
に示すようにアウタレール133の段差134からの高
さをインナレール132の段差135からの高さbと等
しく設定しているので、図12(B)に示すようにアウ
タレール133側とインナレール132側との浮上量は
ほぼ等しくなる。しかし、このとき、アウタレール13
3の下端側はインナレール132側の下端よりゾーンテ
クスチャ媒体110のCSS領域120の浮上保証高さ
とデータ領域121の浮上保証高さとの差分だけ高くな
るように、アウタレール133が短縮されているので、
浮上型ヘッド300のアウタレール133側の下端は常
にインナレール132側より高い位置になる。
【0064】図13に本発明の第3実施例の浮上型磁気
ヘッドのゾーンテクスチャ媒体のCSS領域とデータ領
域との境界部分での滑走状態を示す図を示す。図13に
示すように浮上型磁気ヘッド300がゾーンテクスチャ
媒体1のCSS領域2とデータ領域3との境界部分での
滑走すると、浮上型磁気ヘッド300はアウタレール1
33側の下端がインナレール132側の下端に比べてゾ
ーンテクスチャ媒体110のCSS領域120の浮上保
証高さとデータ領域121の浮上保証高さとの差分、例
えば、図13においては10〔nm〕程度、高くなるの
で、浮上型ヘッド300の浮上高さが25〔nm〕でゾ
ーンテクスチャ媒体のCSS領域120とデータ領域1
21との境界部分に移動されても、ゾーンテクスチャ媒
体110のCSS領域120の浮上保証高さ、ここで
は、最大35〔nm〕、浮上型磁気ヘッド300のアウ
タレール133側はゾーンテクスチャ媒体110のCS
S領域120の浮上保証高さより高い位置となるので、
浮上型磁気ヘッド300がゾーンテクスチャ媒体110
に接触することはない。
【0065】このように、本実施例によれば、浮上型磁
気ヘッド300をゾーンテクスチャ媒体110のCSS
領域120とデータ領域121との境界部分で滑走させ
ても、浮上型磁気ヘッド300がゾーンテクスチャ媒体
110に接触しヘッドクラッシュが発生することがない
ため、浮上型磁気ヘッド300をギャップ137をゾー
ンテクスチャ媒体110に近接させたまま、ゾーンテク
スチャ媒体110のCSS領域120とデータ領域12
1との境界部分まで、移動させ、情報の記録再生を行え
るため、高出力の状態で、記録容量を向上させることが
できる。
【0066】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、第1の浮上手段によりアウタレールがデータ記録領
域の浮上保証高さ程度浮上し、第2の浮上手段によりイ
ンナレールがヘッド滑走領域の浮上保証高さ程度浮上す
るので、浮上型ヘッドがデータ記録領域とヘッド滑走領
域との境界に位置するとき、浮上型ヘッドのヘッド滑走
領域側はヘッド滑走領域の浮上保証高さ程度に浮上して
いるので、浮上型ヘッドがヘッド滑走領域に接触するこ
とはなく、また、浮上型ヘッドのデータ記録領域側はデ
ータ記録領域の浮上保証高さ程度で浮上しているので、
データ記録領域に高出力でデータを記録することがで
き、よって、データ記録領域のヘッド滑走領域との境界
まで、データを記録することができため、データ記録量
を増加させることができるとともに、ヘッド滑走領域に
浮上型ヘッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を
防止できる等の特長を有する。
【0067】請求項2によれば、データ記録領域側に設
けられたインナレールの高さを浮上高さがデータ記録領
域の浮上保証高さ程度となるように設定し、ヘッド滑走
領域側に設けられたアウタレールの高さを浮上高さがヘ
ッド滑走領域の浮上保証高さ程度になるように設定する
ことにより、ヘッドがデータ記録領域側でデータ記録領
域の浮上保証高さ程度、ヘッド滑走領域側でヘッド滑走
領域の浮上保証高さ程度でロールしつつ、記録媒体上を
滑走するので、浮上型ヘッドがデータ記録領域とヘッド
滑走領域との境界に位置するとき、浮上型ヘッドのヘッ
ド滑走領域側はヘッド滑走領域の浮上保証高さ程度に浮
上しているため、浮上型ヘッドがヘッド滑走領域に接触
することはなく、また、浮上型ヘッドのデータ記録領域
側はデータ記録領域の浮上保証高さ程度で浮上している
ので、データ記録領域に高出力でデータを記録すること
ができ、したがって、データ記録領域のヘッド滑走領域
との境界まで、データを記録することができ、データ記
録量を増加させることができるとともに、ヘッド滑走領
域に浮上型ヘッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破
損を防止できる等の特長を有する。
【0068】請求項3によれば、アウタレールの円盤状
記録媒体に対向する面に積層する積層部材の高さをヘッ
ド滑走領域の浮上保証高さ程度となるように設定するこ
とにより、アウタレールがヘッド滑走領域で円盤状記録
媒体に接触することがないので、ヘッドをデータ領域と
ヘッド滑走領域とにまたがって位置させることができ、
データ領域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録
することができるため。データ記録量を増加させること
ができるとともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接
触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる等の特
長を有する。
【0069】請求項4によれば、アウタレールの高さ
を、インナレールより高く設定することにより、アウタ
レールの浮上量をインナレールより高く設定できるの
で、インナレールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ
程度とすることにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑
走領域とにまたがって位置させることができるので、デ
ータ領域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録す
ることができる。よって、データ記録量を増加させるこ
とができるとともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが
接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる等の
特長を有する。
【0070】請求項5によれば、アウタレールの幅を、
インナレールの幅より広く設定することにより、インナ
レールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ程度とする
ことにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域とに
またがって位置させることができるので、データ領域と
ヘッド滑走領域との境界までデータを記録することがで
きるため、データ記録量を増加させることができるとと
もに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触して、ヘッ
ドの破損や媒体の破損を防止できる等の特長を有する。
【0071】請求項6によれば、アウタレールのヘッド
滑走領域の浮上保証高さより低い部分に切欠部を形成す
ることにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域と
の境界に位置させたとき、アウタレールはヘッド滑走領
域に接触することがないので、ヘッドをデータ領域とヘ
ッド滑走領域とにまたがって位置させることができ、よ
って、データ領域とヘッド滑走領域との境界までデータ
を記録することができるため、データ記録量を増加させ
ることができるとともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッ
ドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止できる
等の特長を有する。
【0072】請求項7によれば、第1の浮上手段により
アウタレールがデータ記録領域の浮上保証高さ程度浮上
し、第2の浮上手段によりインナレールがヘッド滑走領
域の浮上保証高さ程度浮上するので、浮上型ヘッドがデ
ータ記録領域とヘッド滑走領域との境界に位置すると
き、浮上型ヘッドのヘッド滑走領域側はヘッド滑走領域
の浮上保証高さ程度に浮上するので、データ記録領域に
高出力でデータを記録することができるとともに、デー
タ記録領域のヘッド滑走領域との境界まで、データを記
録することができため、データ記録量を増加させること
ができるとともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接
触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止でき、したが
って、大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能とな
る等の特長を有する。
【0073】請求項8によれば、データ記録領域側に設
けられたインナレールの高さを浮上高さがデータ記録領
域の浮上保証高さ程度となるように設定し、ヘッド滑走
領域側に設けられたアウタレールの高さを浮上高さがヘ
ッド滑走領域の浮上保証高さ程度になるように設定する
ことにより、ヘッドがデータ記録領域側でデータ記録領
域の浮上保証高さ程度、ヘッド滑走領域側でヘッド滑走
領域の浮上保証高さ程度でロールしつつ、記録媒体上を
滑走することになり、よって、浮上型ヘッドがデータ記
録領域とヘッド滑走領域との境界に位置するとき、浮上
型ヘッドのヘッド滑走領域側はヘッド滑走領域の浮上保
証高さ程度に浮上させることができるため、浮上型ヘッ
ドがヘッド滑走領域に接触することはなく、また、浮上
型ヘッドのデータ記録領域側はデータ記録領域の浮上保
証高さ程度で浮上しているので、データ記録領域に高出
力でデータを記録することができ、よって、データ記録
領域のヘッド滑走領域との境界まで、データを記録する
ことができ、データ記録量を増加させることができると
ともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触して、ヘ
ッドの破損や媒体の破損を防止でき、したがって、大容
量で、信頼性の高い情報記録再生が可能となる等の特長
を有する。
【0074】請求項9によれば、アウタレールの円盤状
記録媒体に対向する面に積層する積層部材の高さをヘッ
ド滑走領域の浮上保証高さ程度となるように設定するこ
とにより、アウタレールがヘッド滑走領域で円盤状記録
媒体に接触することがないので、ヘッドをデータ領域と
ヘッド滑走領域とにまたがって位置させることができる
ので、データ領域とヘッド滑走領域との境界までデータ
を記録することができ、よって、データ記録量を増加さ
せることができるとともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘ
ッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止で
き、したがって、大容量で、信頼性の高い情報記録再生
が可能となる等の特長を有する。
【0075】請求項10によれば、アウタレールの高さ
を、インナレールより高く設定することにより、アウタ
レールの浮上量をインナレールより高く設定できるの
で、インナレールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ
程度とすることにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑
走領域とにまたがって位置させることができるので、デ
ータ領域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録す
ることができるため、よって、データ記録量を増加させ
ることができるとともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッ
ドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止でき、
したがって、大容量で、信頼性の高い情報記録再生が可
能となる等の特長を有する。
【0076】請求項11によれば、アウタレールの幅
を、インナレールの幅より広く設定することにより、イ
ンナレールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ程度と
することにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域
とにまたがって位置させることができるので、データ領
域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録すること
ができるため、データ記録量を増加させることができる
とともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触して、
ヘッドの破損や媒体の破損を防止でき、したがって、大
容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能となる等の特
長を有する。
【0077】請求項12によれば、アウタレールの幅
を、インナレールの幅より広く設定することにより、イ
ンナレールの浮上量をデータ領域の浮上保証高さ程度と
することにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域
とにまたがって位置させることができるので、データ領
域とヘッド滑走領域との境界までデータを記録すること
ができるため、データ記録量を増加させることができる
とともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘッドが接触して、
ヘッドの破損や媒体の破損を防止でき、したがって、大
容量で、信頼性の高い情報記録再生が可能となる等の特
長を有する。
【0078】請求項13によれば、アウタレールのヘッ
ド滑走領域の浮上保証高さより低い部分に切欠部を形成
することにより、ヘッドをデータ領域とヘッド滑走領域
との境界に位置させたとき、アウタレールはヘッド滑走
領域に接触することがないので、ヘッドをデータ領域と
ヘッド滑走領域とにまたがって位置させることができ、
よって、データ領域とヘッド滑走領域との境界までデー
タを記録することができるため、データ記録量を増加さ
せることができるとともに、ヘッド滑走領域に浮上型ヘ
ッドが接触して、ヘッドの破損や媒体の破損を防止で
き、したがって、大容量で、信頼性の高い情報記録再生
が可能となる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のゾーンテクスチャ媒体の
斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘッドの斜視
図である。
【図4】本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘッドの全体
の形状を説明するための図である。
【図5】本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘッドのAB
S面の形状を説明するための図である。
【図6】本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘッドの滑走
状態を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例の浮上型磁気ヘッドのゾー
ンテクスチャ媒体のCSS領域とデータ領域との境界部
分での滑走状態を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例の浮上型磁気ヘッドの斜視
図である。
【図9】本発明の第3実施例の浮上型磁気ヘッドの斜視
図である。
【図10】本発明の第4実施例の浮上型磁気ヘッドの斜
視図である。
【図11】本発明の第4実施例の浮上型磁気ヘッドの要
部の断面図である。
【図12】本発明の第4実施例の浮上型磁気ヘッドの滑
走状態を示す図である。
【図13】本発明の第4実施例の浮上型磁気ヘッドのゾ
ーンテクスチャ媒体のCSS領域とデータ領域との境界
部分での滑走状態を示す図である。
【図14】従来のゾーンテクスチャ媒体の一例の概念図
である。
【図15】従来のゾーンテクスチャ媒体が搭載された磁
気ディスク装置の一例の概略構成図である。
【図16】従来の浮上型ヘッドの一例の斜視図である。
【図17】従来の浮上型ヘッドの一例の滑走状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 ゾーンテクスチャ媒体 2 CSS領域 3 データ領域 10 磁気ディスク装置 11 ベース 12 スピンドルモータ 13 磁気ヘッド 14 アーム 15 ボイスコイルモータ 103,200,300 浮上型ヘッド 131 ABS面 132 インナレール 133 アウタレール 134,135 段部 136 凹部 137 ギャップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側に設けられ、データを記録するデ
    ータ記録領域と、該データ記録領域の外周側に設けら
    れ、該データ記録領域へのアクセスを待機するヘッド滑
    走領域とで浮上保証高さが異なる円盤状記録媒体に対向
    して設けられ、該円盤状記録媒体の内周側にインナレー
    ルが形成され、外周側にアウタレールが形成され、該イ
    ンナレールと該アウタレールの形状に応じて該円盤状記
    録媒体上を滑走し、該データの記録再生を行う浮上型ヘ
    ッドにおいて、 前記インナレールに形成され、前記データ記録領域側の
    浮上高さを前記データ記録領域の浮上保証高さ程度とな
    るように滑走させる第1の浮上手段と、 前記アウタレールに形成され、前記ヘッド滑走領域側の
    浮上高さを前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さ程度とな
    るように滑走させる第2の浮上手段とを有することを特
    徴とする浮上型ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1の浮上手段は、前記インナレー
    ルの前記円盤状記録媒体に対向する面の高さを前記イン
    ナレールの浮上高さが前記データ記録領域の浮上保証高
    さ程度となるように設定し、 前記第2の浮上手段は、前記アウタレールの前記円盤状
    記録媒体に対向する面の高さを浮上高さが前記ヘッド滑
    走領域の浮上保証高さ程度となるように設定したことを
    特徴とする請求項1記載の浮上型ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第2の浮上手段は、前記アウタレー
    ルの前記円盤状記録媒体に対向する面に積層する積層部
    材の高さを前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さ程度とな
    るように設定したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の浮上型ヘッド。
  4. 【請求項4】 浮上面の一端に形成される段差であっ
    て、ディスクのインナ側に配置されるインナレールと、
    浮上面の他端に形成される段差であって、該ディスクの
    アウタ側に配置されるアウタレールとを少なくとも有す
    る浮上型ヘッドにおいて、 前記アウタレールの高さを、前記インナレールの高さよ
    り高く設定したことを特徴とする浮上型ヘッド。
  5. 【請求項5】 浮上面の一端に形成される段差であっ
    て、ディスクのインナ側に配置されるインナレールと、
    浮上面の他端に形成される段差であって、該ディスクの
    アウタ側に配置されるアウタレールとを少なくとも有す
    る浮上型ヘッドにおいて、 前記アウタレールの幅を、前記インナレールの幅より広
    く設定されたことを特徴とする浮上型ヘッド。
  6. 【請求項6】 内周側に設けられ、データを記録するデ
    ータ記録領域と、該データ記録領域の外周側に設けら
    れ、該データ記録領域へのアクセスを待機するヘッド滑
    走領域とで浮上保証高さが異なる円盤状記録媒体に対向
    して設けられ、該円盤状記録媒体の内周側にインナレー
    ルが形成され、外周側にアウタレールが形成され、該イ
    ンナレールと該アウタレールの形状に応じて該円盤状記
    録媒体上を該円盤状記録媒体の回転方向に傾斜して滑走
    し、該データの記録再生を行う浮上型ヘッドにおいて、 前記データ記録領域の浮上保証高さ程度で浮上させる浮
    上手段と、 前記アウタレールに形成され、前記データ記録領域を滑
    走するときに、前記アウタレールの前記ヘッド滑走領域
    の浮上保証高さより低い部分に形成され、前記アウタレ
    ールが前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さより高い位置
    となるように形成された切欠部とを有することを特徴と
    する浮上型ヘッド。
  7. 【請求項7】 データを記録するデータ記録領域と該デ
    ータ記録領域へのアクセスを待機するヘッド滑走領域と
    で浮上保証高さが異なる記録媒体と、該円盤状記録媒体
    の内周側にインナレールが形成され、外周側にアウタレ
    ールが形成され、該インナレールと該アウタレールの形
    状に応じて該円盤状記録媒体上を滑走し、該データの記
    録再生を行う浮上型ヘッドとを有する情報記録再生装置
    において、 前記浮上型ヘッドは、前記インナレールに設けられ、前
    記インナレールを前記データ記録領域の浮上保証高さで
    浮上させ、滑走させる第1の浮上手段と、 前記アウタレールに設けられ、前記アウタレールを前記
    ヘッド滑走領域の浮上保証高さで浮上させ、滑走させる
    第2の浮上手段とを有することを特徴とする情報記録再
    生装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の浮上手段は、前記インナレー
    ルの前記円盤状記録媒体に対向する面の高さを前記イン
    ナレールの浮上高さが前記データ記録領域の浮上保証高
    さ程度となるように設定し、 前記第2の浮上手段は、前記アウタレールの前記円盤状
    記録媒体に対向する面の高さを浮上高さが前記ヘッド滑
    走領域の浮上保証高さ程度となるように設定したことを
    特徴とする請求項7記載の情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の浮上手段は、前記アウタレー
    ルの前記円盤状記録媒体に対向する面に積層する積層部
    材の高さを前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さ程度とな
    るように設定したことを特徴とする請求項7又は8記載
    の情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記アウタレールの高さは、前記イン
    ナレールより高く設定されたことを特徴とする請求項7
    乃至9のいずれか一項記載の情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の浮上手段は、前記インナレ
    ールの幅を前記インナレールの浮上高さが前記データ記
    録領域の浮上保証高さ程度となるように設定し、 前記第2の浮上手段は、前記アウタレールの幅を前記ア
    ウタレールの浮上高さが前記ヘッド滑走領域の浮上保証
    高さ程度となるように設定したことを特徴とする請求項
    10記載の情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記アウタレールの幅は、前記インナ
    レールの幅より広く設定されたことを特徴とする請求項
    11記載の情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 内周側に設けられ、データを記録する
    データ記録領域と、該データ記録領域の外周側に設けら
    れ、該データ記録領域へのアクセスを待機するヘッド滑
    走領域とで浮上保証高さが異なる円盤状記録媒体と、該
    円盤状記録媒体の内周側にインナレールが形成され、外
    周側にアウタレールが形成され、該インナレールと該ア
    ウタレールの形状に応じて該円盤状記録媒体上を該円盤
    状記録媒体の回転方向に傾斜して滑走し、該データの記
    録再生を行う浮上型ヘッドとを有する情報記録再生装置
    において、 前記浮上型ヘッドは、前記データ記録領域の浮上保証高
    さ程度で浮上させる浮上手段と、 前記アウタレールに形成され、前記データ記録領域を滑
    走するときに、前記アウタレールの前記ヘッド滑走領域
    の浮上保証高さより低い部分に形成され、前記アウタレ
    ールが前記ヘッド滑走領域の浮上保証高さより高い位置
    となるように形成された切欠部とを有することを特徴と
    する情報記録再生装置。
JP14230997A 1997-03-18 1997-05-30 浮上型ヘッド及び情報記録再生装置 Withdrawn JPH10334437A (ja)

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KR1019980008201A KR19980080164A (ko) 1997-03-18 1998-03-12 존 텍스쳐 매체 액세스용 부상형 헤드 및 정보 기록 재생 장치
CN98105713A CN1197273A (zh) 1997-03-18 1998-03-17 存取区域纹理存储介质的悬浮式磁头和具有该磁头的磁盘设备

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