JPH10323931A - 透明導電性フィルム - Google Patents
透明導電性フィルムInfo
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- JPH10323931A JPH10323931A JP9135245A JP13524597A JPH10323931A JP H10323931 A JPH10323931 A JP H10323931A JP 9135245 A JP9135245 A JP 9135245A JP 13524597 A JP13524597 A JP 13524597A JP H10323931 A JPH10323931 A JP H10323931A
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- transparent conductive
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- conductive film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明導電性フィルムのヘイズ率を大きく低下
させることなく、ニュートンリングを消去する。 【解決手段】 透明プラスチックフィルム上に、平均粒
径が1〜4μmのフィラーを数密度500〜3000個
/mm2含む膜厚1〜3μmのコーティング層、ついで
透明導電膜層がこの順に形成されてなる透明導電性フィ
ルムを使用する。
させることなく、ニュートンリングを消去する。 【解決手段】 透明プラスチックフィルム上に、平均粒
径が1〜4μmのフィラーを数密度500〜3000個
/mm2含む膜厚1〜3μmのコーティング層、ついで
透明導電膜層がこの順に形成されてなる透明導電性フィ
ルムを使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明導電性フィルム
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像表示素子として液晶表示素子
が注目され、その用途の1つとして、携帯用の電子手
帳、情報端末などへの応用が期待されている。これらの
携帯用の電子手帳、情報端末などの入力装置としては、
液晶表示素子の上に透明なタッチパネルを載せたもの、
とくに価格などの点から抵抗方式のタッチパネルが一般
に用いられている。
が注目され、その用途の1つとして、携帯用の電子手
帳、情報端末などへの応用が期待されている。これらの
携帯用の電子手帳、情報端末などの入力装置としては、
液晶表示素子の上に透明なタッチパネルを載せたもの、
とくに価格などの点から抵抗方式のタッチパネルが一般
に用いられている。
【0003】前記抵抗方式のタッチパネルとして、透明
導電性フィルムと透明導電膜付ガラスが適当なギャップ
で隔てられた構造のものが一般に用いられており、従
来、PETフィルム上に透明導電膜として酸化インジウ
ムと酸化スズとの複合酸化物(以下、ITOという)膜
を形成したものが一般に用いられている。
導電性フィルムと透明導電膜付ガラスが適当なギャップ
で隔てられた構造のものが一般に用いられており、従
来、PETフィルム上に透明導電膜として酸化インジウ
ムと酸化スズとの複合酸化物(以下、ITOという)膜
を形成したものが一般に用いられている。
【0004】これらの透明導電性フィルムを透明タッチ
パネルに用いたばあいの最も大きな問題点として、透明
タッチパネルにタッチした際に生じる縞状のニュートン
リングの発生があげられる。
パネルに用いたばあいの最も大きな問題点として、透明
タッチパネルにタッチした際に生じる縞状のニュートン
リングの発生があげられる。
【0005】このニュートンリングの発生を抑える技術
として、たとえば特開平8−77871号公報に開示さ
れているように、透明導電性フィルムの透明導電膜側
に、中心線粗さ(Ra)が0.05〜2.0μmで、か
つ最大高さ(Rmax)が0.6〜3.0μmの範囲の
微細な凹凸を無数に付与する技術が公知である。
として、たとえば特開平8−77871号公報に開示さ
れているように、透明導電性フィルムの透明導電膜側
に、中心線粗さ(Ra)が0.05〜2.0μmで、か
つ最大高さ(Rmax)が0.6〜3.0μmの範囲の
微細な凹凸を無数に付与する技術が公知である。
【0006】また、ニュートンリングの防止を直接目的
にはしていないが、特開平5−338086号公報に開
示されているように、Raが0.06〜5μmで、光線
透過率80%以上、ヘイズ率20%以下の透明導電性フ
ィルムも同様な技術として公知である。
にはしていないが、特開平5−338086号公報に開
示されているように、Raが0.06〜5μmで、光線
透過率80%以上、ヘイズ率20%以下の透明導電性フ
ィルムも同様な技術として公知である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、画像表示素子の
画質の向上への要求が益々厳しくなっているのに伴い、
タッチパネルに関しても要求される品質が益々厳しくな
っている。そのため、前記のごとき従来技術の範囲内で
作製し、従来のニュートンリングの基準では限度内であ
ったものが、最近では問題にされるようになったり、あ
るいは、従来技術の後者のように、通常の透明導電性フ
ィルムでは20%程度のヘイズ率まで許容されているの
に対して、タッチパネルなどの一部の用途に使用される
ばあいには、ヘイズ率の許容範囲が狭く、最近では5%
程度以下に抑えるよう要求されるようになってきてお
り、可能な限りヘイズ率をあげないで、ニュートンリン
グを発生させない透明導電性フィルムが望まれている。
画質の向上への要求が益々厳しくなっているのに伴い、
タッチパネルに関しても要求される品質が益々厳しくな
っている。そのため、前記のごとき従来技術の範囲内で
作製し、従来のニュートンリングの基準では限度内であ
ったものが、最近では問題にされるようになったり、あ
るいは、従来技術の後者のように、通常の透明導電性フ
ィルムでは20%程度のヘイズ率まで許容されているの
に対して、タッチパネルなどの一部の用途に使用される
ばあいには、ヘイズ率の許容範囲が狭く、最近では5%
程度以下に抑えるよう要求されるようになってきてお
り、可能な限りヘイズ率をあげないで、ニュートンリン
グを発生させない透明導電性フィルムが望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、前記の従来
技術が有する問題点について鋭意検討を重ねた結果、所
定の粒径を有するフィラーをある密度で分散させたコー
ティング剤を所定の膜厚でフィルム表面にコーティング
することにより、ヘイズ率をほとんどあげることなく、
ニュートンリングの発生を抑えられることを見出し、本
発明を完成するに至った。
技術が有する問題点について鋭意検討を重ねた結果、所
定の粒径を有するフィラーをある密度で分散させたコー
ティング剤を所定の膜厚でフィルム表面にコーティング
することにより、ヘイズ率をほとんどあげることなく、
ニュートンリングの発生を抑えられることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、透明プラスチックフ
ィルム上に、平均粒径が1.0〜4μmのフィラーを数
平均密度500〜3000個/mm2含む膜厚1〜3μ
mのコーティング層、ついで透明導電膜層がこの順に形
成されてなる透明導電性フィルム(請求項1)、前記透
明導電性フィルムのヘイズ率が5%以下である請求項1
記載の透明導電性フィルム(請求項2)、前記コーティ
ング層が、UV硬化型アクリル系ハードコート剤または
UVもしくは熱硬化型シリコーン系ハードコート剤から
なり、該コーティング層中に含まれるフィラーが、それ
ぞれアクリル系樹脂からなるフィラーおよびシリコーン
系樹脂からなるフィラーである請求項1または2記載の
透明導電性フィルム(請求項3)、前記透明プラスチッ
クフィルムがポリアリレートフィルムである請求項1、
2または3記載の透明導電性フィルム(請求項4)、前
記透明導電膜層が、酸化インジウムまたはこれと酸化ス
ズとの複合酸化物であり、DCマグネトロンスパッター
法で成膜された層である請求項1、2、3または4記載
の透明導電性フィルム(請求項5)、および前記透明導
電性フィルムが透明タッチパネルに用いられる請求項
1、2、3、4または5記載の透明導電性フィルム(請
求項6)に関する。
ィルム上に、平均粒径が1.0〜4μmのフィラーを数
平均密度500〜3000個/mm2含む膜厚1〜3μ
mのコーティング層、ついで透明導電膜層がこの順に形
成されてなる透明導電性フィルム(請求項1)、前記透
明導電性フィルムのヘイズ率が5%以下である請求項1
記載の透明導電性フィルム(請求項2)、前記コーティ
ング層が、UV硬化型アクリル系ハードコート剤または
UVもしくは熱硬化型シリコーン系ハードコート剤から
なり、該コーティング層中に含まれるフィラーが、それ
ぞれアクリル系樹脂からなるフィラーおよびシリコーン
系樹脂からなるフィラーである請求項1または2記載の
透明導電性フィルム(請求項3)、前記透明プラスチッ
クフィルムがポリアリレートフィルムである請求項1、
2または3記載の透明導電性フィルム(請求項4)、前
記透明導電膜層が、酸化インジウムまたはこれと酸化ス
ズとの複合酸化物であり、DCマグネトロンスパッター
法で成膜された層である請求項1、2、3または4記載
の透明導電性フィルム(請求項5)、および前記透明導
電性フィルムが透明タッチパネルに用いられる請求項
1、2、3、4または5記載の透明導電性フィルム(請
求項6)に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における透明プラスチック
フィルムとしては、通常はポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムが用いられるが、近年とくに画質向
上への要求が厳しくなっており、光学的に等方性なフィ
ルムが要求されるばあいが益々増加する傾向にある。こ
のようなばあいには、光弾性係数の小さなポリカーボネ
ート(PC)、ポリアリレート(PAR)、ポリスルフ
ォン(PSF)などを溶液キャスト法を用いてフィルム
化したフィルムが好ましく用いられる。これらの中で
は、耐熱性、耐溶剤性、ITOとの密着性などの点か
ら、PARフィルムが好ましい。
フィルムとしては、通常はポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムが用いられるが、近年とくに画質向
上への要求が厳しくなっており、光学的に等方性なフィ
ルムが要求されるばあいが益々増加する傾向にある。こ
のようなばあいには、光弾性係数の小さなポリカーボネ
ート(PC)、ポリアリレート(PAR)、ポリスルフ
ォン(PSF)などを溶液キャスト法を用いてフィルム
化したフィルムが好ましく用いられる。これらの中で
は、耐熱性、耐溶剤性、ITOとの密着性などの点か
ら、PARフィルムが好ましい。
【0011】前記透明プラスチックフィルムの厚さとし
ては、通常20〜200μm、さらには30〜100μ
mのものが使用される。
ては、通常20〜200μm、さらには30〜100μ
mのものが使用される。
【0012】前記透明導電膜層としては、酸化スズ、酸
化亜鉛などの金属酸化物にドーピングを行なって導電性
を高めたものからの層が一般的に用いられるが、導電
性、エッチング性などの点から酸化インジウムまたはこ
れと酸化スズとの複合酸化物(ITO)からの層が好ま
しい。
化亜鉛などの金属酸化物にドーピングを行なって導電性
を高めたものからの層が一般的に用いられるが、導電
性、エッチング性などの点から酸化インジウムまたはこ
れと酸化スズとの複合酸化物(ITO)からの層が好ま
しい。
【0013】前記透明導電膜層の抵抗は、タッチパネル
に用いられるばあい、位置検出精度の点から、シート抵
抗100Ω/□以上が用いられるが、300Ω/□以上
が好ましい。前記抵抗値を前記金属酸化物系の透明導電
膜層を形成してうるためには、材料の種類にもよるが、
一般的には膜厚を50nm以下、さらには30nm以下
に抑える必要がある。なお、膜厚にはとくに下限はない
が、膜厚を薄くしすぎると、抵抗の安定性がわるくな
る、あるいは抵抗のばらつきが大きくなるなどの点か
ら、通常、とくに限定されないが、5nm以上、さらに
10nm以上の膜厚が用いられる。
に用いられるばあい、位置検出精度の点から、シート抵
抗100Ω/□以上が用いられるが、300Ω/□以上
が好ましい。前記抵抗値を前記金属酸化物系の透明導電
膜層を形成してうるためには、材料の種類にもよるが、
一般的には膜厚を50nm以下、さらには30nm以下
に抑える必要がある。なお、膜厚にはとくに下限はない
が、膜厚を薄くしすぎると、抵抗の安定性がわるくな
る、あるいは抵抗のばらつきが大きくなるなどの点か
ら、通常、とくに限定されないが、5nm以上、さらに
10nm以上の膜厚が用いられる。
【0014】前記透明導電膜層の形成方法としては、D
Cマグネトロンスパッター法、EB蒸着法、CVD法な
どの方法があげられるが、これらの中でも抵抗安定性、
フィルムに対する密着性が良好である点から、DCマグ
ネトロンスパッター法が好ましい。
Cマグネトロンスパッター法、EB蒸着法、CVD法な
どの方法があげられるが、これらの中でも抵抗安定性、
フィルムに対する密着性が良好である点から、DCマグ
ネトロンスパッター法が好ましい。
【0015】本発明の透明導電性フィルムにおいては、
前記透明プラスチックフィルムと前記透明導電膜層との
間に、フィラーを含むコーティング層が介在せしめられ
ている。
前記透明プラスチックフィルムと前記透明導電膜層との
間に、フィラーを含むコーティング層が介在せしめられ
ている。
【0016】前記フィラーを含むコーティング層を形成
するためのコーティング剤にはとくに限定はないが、透
明導電膜層を形成する際の真空プロセス中に脱ガスが少
ないものが好ましいことはいうまでもない。このような
点から、熱硬化型あるいはUV硬化型のシリコーン系ハ
ードコート剤、あるいはUV硬化型アクリル系ハードコ
ート剤が好ましい。とくにUV硬化型ハードコート剤は
熱硬化型ハードコート剤と比較して生産性が極めて高い
ため、UV硬化型アクリル系ハードコート剤およびUV
硬化型シリコーン系ハードコート剤が好ましい。
するためのコーティング剤にはとくに限定はないが、透
明導電膜層を形成する際の真空プロセス中に脱ガスが少
ないものが好ましいことはいうまでもない。このような
点から、熱硬化型あるいはUV硬化型のシリコーン系ハ
ードコート剤、あるいはUV硬化型アクリル系ハードコ
ート剤が好ましい。とくにUV硬化型ハードコート剤は
熱硬化型ハードコート剤と比較して生産性が極めて高い
ため、UV硬化型アクリル系ハードコート剤およびUV
硬化型シリコーン系ハードコート剤が好ましい。
【0017】なお、前記ハードコート剤とは、プラスチ
ックフィルムの表面が傷つくのを防止するためにフィル
ム表面を硬度の大きな被膜で覆うもので、一般には3次
元架橋構造を持つ高分子膜を表面にコーティングする。
ックフィルムの表面が傷つくのを防止するためにフィル
ム表面を硬度の大きな被膜で覆うもので、一般には3次
元架橋構造を持つ高分子膜を表面にコーティングする。
【0018】前記UV硬化型アクリル系ハードコート剤
の具体例としては、たとえば藤倉化成(株)製VB21
03U、大日精化(株)製EXY−26などがあげられ
る。
の具体例としては、たとえば藤倉化成(株)製VB21
03U、大日精化(株)製EXY−26などがあげられ
る。
【0019】また、前記UV硬化型シリコーン系ハード
コート剤の具体例としては、たとえば東芝シリコーン
(株)製UVHC8552、8553、8555などが
あげられる。
コート剤の具体例としては、たとえば東芝シリコーン
(株)製UVHC8552、8553、8555などが
あげられる。
【0020】さらに、前記熱硬化型シリコーン系ハード
コート剤の具体例としては、たとえば東芝シリコーン
(株)製AS4000、PHC587などがあげられ
る。
コート剤の具体例としては、たとえば東芝シリコーン
(株)製AS4000、PHC587などがあげられ
る。
【0021】前記フィラーを含むコーティング層の厚さ
(透明プラスチックフィルム表面からコーティング層の
マトリックス部分の表面までの厚さ)は、1〜3μmで
ある。コーティング層の厚さが1μm未満になるとヘイ
ズ率が極めて大きくなり、3μmをこえると、コーティ
ング剤に埋もれてしまうフィラーが多くなり、フィラー
を添加する効果が低減される。
(透明プラスチックフィルム表面からコーティング層の
マトリックス部分の表面までの厚さ)は、1〜3μmで
ある。コーティング層の厚さが1μm未満になるとヘイ
ズ率が極めて大きくなり、3μmをこえると、コーティ
ング剤に埋もれてしまうフィラーが多くなり、フィラー
を添加する効果が低減される。
【0022】前記フィラーとしては、コーティング剤中
のマトリックス成分と接着性が良いものまたは易接着処
理などを施したものであり、屈折率がマトリックス成分
に近い値で光学的に透明な材質であるのが好ましく、さ
らにコーティング剤と同じ材質のアクリル系樹脂からの
フィラーまたはシリコーン系樹脂からのフィラーである
のが好ましい。
のマトリックス成分と接着性が良いものまたは易接着処
理などを施したものであり、屈折率がマトリックス成分
に近い値で光学的に透明な材質であるのが好ましく、さ
らにコーティング剤と同じ材質のアクリル系樹脂からの
フィラーまたはシリコーン系樹脂からのフィラーである
のが好ましい。
【0023】前記フィラーの粒径としては、一般的にフ
ィラーは粒径分布を持つため厳密に規定することは困難
であるが、平均粒径を1μm未満にするとフィラーがコ
ーティング剤中に埋もれてしまうため、有効な凹凸が形
成されず、ニュートンリングを完全に消去させることが
できない。また、平均粒径を4μmをこえて大きくする
と、ニュートンリングを完全に消去することは可能であ
るが、ヘイズ率が5%をこえて高くなりすぎる。透明導
電性フィルムのヘイズ率は、一般的に小さいほど好まし
いが、ニュートンリングを消去するために表面に微少な
凹凸を作るとヘイズ率は大きくなるため、ヘイズ率とニ
ュートンリングの消去効果の両者とも満足するようにす
るのが好ましい。透明タッチパネルへ応用し、表示素子
と組み合わせて使用するばあい、表示品質を落とさない
ためにヘイズ率を5%以下、さらに3%以下に抑えるの
が好ましいため、フィラーの平均粒径は最大でも4μm
以下、さらには3μm以下に抑えることが好ましい。ま
た、コーティング層の厚さの1〜2.0倍にするのが好
ましい。
ィラーは粒径分布を持つため厳密に規定することは困難
であるが、平均粒径を1μm未満にするとフィラーがコ
ーティング剤中に埋もれてしまうため、有効な凹凸が形
成されず、ニュートンリングを完全に消去させることが
できない。また、平均粒径を4μmをこえて大きくする
と、ニュートンリングを完全に消去することは可能であ
るが、ヘイズ率が5%をこえて高くなりすぎる。透明導
電性フィルムのヘイズ率は、一般的に小さいほど好まし
いが、ニュートンリングを消去するために表面に微少な
凹凸を作るとヘイズ率は大きくなるため、ヘイズ率とニ
ュートンリングの消去効果の両者とも満足するようにす
るのが好ましい。透明タッチパネルへ応用し、表示素子
と組み合わせて使用するばあい、表示品質を落とさない
ためにヘイズ率を5%以下、さらに3%以下に抑えるの
が好ましいため、フィラーの平均粒径は最大でも4μm
以下、さらには3μm以下に抑えることが好ましい。ま
た、コーティング層の厚さの1〜2.0倍にするのが好
ましい。
【0024】前記フィラーの量は、あまり少なくすると
平坦な部分の割合が大きくなり、ニュートンリングの消
去効果が小さくなるため、単位面積当たりの数平均密度
が500個/mm2以上、さらには800個/mm2以上
であるのが好ましい。また、フィラーの量を多くする
と、ニュートンリングの消去には有効であるが、フィラ
ー量の増加に伴いヘイズ率も増加するため、単位面積当
たりの数平均密度を3000個/mm2以下、さらには
2500個/mm2以下にするのが好ましい。
平坦な部分の割合が大きくなり、ニュートンリングの消
去効果が小さくなるため、単位面積当たりの数平均密度
が500個/mm2以上、さらには800個/mm2以上
であるのが好ましい。また、フィラーの量を多くする
と、ニュートンリングの消去には有効であるが、フィラ
ー量の増加に伴いヘイズ率も増加するため、単位面積当
たりの数平均密度を3000個/mm2以下、さらには
2500個/mm2以下にするのが好ましい。
【0025】前記のごときコーティング剤におけるフィ
ラー密度は、フィラー量以外にフィラー平均粒径、粒径
分布などにより変わるため、厳密に規定することは困難
であるが、通常、マトリックス成分(固形分)に対して
0.5〜3重量%の範囲である。
ラー密度は、フィラー量以外にフィラー平均粒径、粒径
分布などにより変わるため、厳密に規定することは困難
であるが、通常、マトリックス成分(固形分)に対して
0.5〜3重量%の範囲である。
【0026】前記フィラーを含むコーティング層を形成
する方法にはとくに限定はなく、所定の厚さのコーティ
ング層を形成することができる限りいずれの方法でもよ
い。
する方法にはとくに限定はなく、所定の厚さのコーティ
ング層を形成することができる限りいずれの方法でもよ
い。
【0027】本発明の透明導電性フィルムは、たとえば
透明タッチパネルに用いられる透明導電性フィルムとし
て好適に使用しうる。
透明タッチパネルに用いられる透明導電性フィルムとし
て好適に使用しうる。
【0028】本発明の透明導電性フィルムの好ましい実
施の態様としては、透明プラスチックフィルム上に、平
均粒径が1.0〜4μmのフィラーを数平均密度500
〜3000個/mm2含む膜厚1〜3μmのUV硬化型
ハードコート剤からのコーティング層、ついで透明導電
膜層がこの順に形成されてなり、前記フィラーがUV硬
化型ハードコート剤と同種の樹脂からなるヘイズ率が5
%以下の透明導電性フィルムがあげられる。このばあい
には、透明導電性フィルムのヘイズ率の低下が少なく、
ニュートンリングをほぼ完全に消去することができる。
施の態様としては、透明プラスチックフィルム上に、平
均粒径が1.0〜4μmのフィラーを数平均密度500
〜3000個/mm2含む膜厚1〜3μmのUV硬化型
ハードコート剤からのコーティング層、ついで透明導電
膜層がこの順に形成されてなり、前記フィラーがUV硬
化型ハードコート剤と同種の樹脂からなるヘイズ率が5
%以下の透明導電性フィルムがあげられる。このばあい
には、透明導電性フィルムのヘイズ率の低下が少なく、
ニュートンリングをほぼ完全に消去することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の導電性フィルムを実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0030】実施例1 厚さ75μmのポリアリレートフィルム上に、PMMA
(ポリメチルメタクリレート、アクリル系樹脂)製、平
均粒径3.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系UV硬
化型ハードコート剤(藤倉化成(株)製VB2103
U)をコーティングした。コーティング前後の重量差か
らコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.5
μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、フ
ィラー密度は2500個/mm2であった。ヘイズメー
ターによりヘイズ率を測定したところ、5.0%であっ
た。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用いて
観察したところ、Raは0.05μmから0.5μm、
Rzは0.4μmから2.5μmであった。
(ポリメチルメタクリレート、アクリル系樹脂)製、平
均粒径3.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系UV硬
化型ハードコート剤(藤倉化成(株)製VB2103
U)をコーティングした。コーティング前後の重量差か
らコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.5
μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、フ
ィラー密度は2500個/mm2であった。ヘイズメー
ターによりヘイズ率を測定したところ、5.0%であっ
た。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用いて
観察したところ、Raは0.05μmから0.5μm、
Rzは0.4μmから2.5μmであった。
【0031】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
【0032】つぎに、えられた試料を高さ10μmのド
ットスペーサーを5mm間隔に印刷したガラス基板に貼
り付け、蛍光灯下でニュートンリングの観察を行なっ
た。
ットスペーサーを5mm間隔に印刷したガラス基板に貼
り付け、蛍光灯下でニュートンリングの観察を行なっ
た。
【0033】結果を表1に示す。
【0034】表1中、ニュートンリングの観察結果の評
価は、下記基準にしたがって行なった。
価は、下記基準にしたがって行なった。
【0035】◎:全くニュートンリングが見られない ○:部分的に若干ニュートンリングが見られるものの概
ね問題のないレベル △:改善は見られるもののニュートンリングが見られる
もの ×:全く改善策が行なわれなかったばあい
ね問題のないレベル △:改善は見られるもののニュートンリングが見られる
もの ×:全く改善策が行なわれなかったばあい
【0036】実施例2 厚さ50μmのポリカーボネートフィルム上に、PMM
A製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル
系UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY
−26)をコーティングした。コーティング前後の重量
差からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は
2.0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結
果、フィラー密度は1500個/mm2であった。ヘイ
ズメーターによりヘイズ率を測定したところ、2.0%
であった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを
用いて観察したところ、Raは0.04μmから0.4
μm、Rzは0.3μmから1.5μmであった。
A製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル
系UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY
−26)をコーティングした。コーティング前後の重量
差からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は
2.0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結
果、フィラー密度は1500個/mm2であった。ヘイ
ズメーターによりヘイズ率を測定したところ、2.0%
であった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを
用いて観察したところ、Raは0.04μmから0.4
μm、Rzは0.3μmから1.5μmであった。
【0037】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
【0038】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0039】結果を表1に示す。
【0040】実施例3 厚さ50μmのポリカーボネートフィルム上に、シリコ
ーン樹脂製、平均粒径1.2μmのフィラーを混ぜたシ
リコーン系UV硬化型ハードコート剤(東芝シリコーン
(株)製UVHC8563)をコーティングした。コー
ティング前後の重量差からコーティング層の膜厚を求め
たところ、膜厚は1.2μmであった。また、光学顕微
鏡による観察の結果、フィラー密度は1500個/mm
2であった。ヘイズメーターによりヘイズ率を測定した
ところ、1.0%であった。また、この試料の表面形状
を3次元SEMを用いて観察したところ、Raは0.0
4μmから0.3μm、Rzは0.3μmから1.0μ
mであった。
ーン樹脂製、平均粒径1.2μmのフィラーを混ぜたシ
リコーン系UV硬化型ハードコート剤(東芝シリコーン
(株)製UVHC8563)をコーティングした。コー
ティング前後の重量差からコーティング層の膜厚を求め
たところ、膜厚は1.2μmであった。また、光学顕微
鏡による観察の結果、フィラー密度は1500個/mm
2であった。ヘイズメーターによりヘイズ率を測定した
ところ、1.0%であった。また、この試料の表面形状
を3次元SEMを用いて観察したところ、Raは0.0
4μmから0.3μm、Rzは0.3μmから1.0μ
mであった。
【0041】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
【0042】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0043】結果を表1に示す。
【0044】実施例4 厚さ50μmのポリアリレートフィルム上に、PMMA
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.
0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は600個/mm2であった。ヘイズメー
ターによりヘイズ率を測定したところ、0.7%であっ
た。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用いて
観察したところ、Raは0.04μmから0.4μm、
Rzは0.3μmから1.5μmであった。
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.
0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は600個/mm2であった。ヘイズメー
ターによりヘイズ率を測定したところ、0.7%であっ
た。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用いて
観察したところ、Raは0.04μmから0.4μm、
Rzは0.3μmから1.5μmであった。
【0045】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
【0046】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0047】結果を表1に示す。
【0048】実施例5 厚さ50μmのポリアリレートフィルム上に、PMMA
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(藤倉化成(株)製VB21
03U)をコーティングした。コーティング前後の重量
差からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は
2.0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結
果、フィラー密度は2500個/mm2であった。ヘイ
ズメーターによりヘイズ率を測定したところ、3.0%
であった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを
用いて観察したところ、Raは0.04μmから0.4
μm、Rzは0.3μmから1.5μmであった。
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(藤倉化成(株)製VB21
03U)をコーティングした。コーティング前後の重量
差からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は
2.0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結
果、フィラー密度は2500個/mm2であった。ヘイ
ズメーターによりヘイズ率を測定したところ、3.0%
であった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを
用いて観察したところ、Raは0.04μmから0.4
μm、Rzは0.3μmから1.5μmであった。
【0049】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の膜
厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵抗
を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、45
0±10Ω/□であった。
【0050】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0051】結果を表1に示す。
【0052】比較例1 厚さ75μmのポリアリレートフィルム上にアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.
0μmであった。ヘイズメーターによりヘイズ率を測定
したところ、0.1%以下であった。また、この試料の
表面形状を3次元SEMを用いて観察したところ、Ra
は0.04μmから0.07μm、Rzは約0.1μm
であった。
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.
0μmであった。ヘイズメーターによりヘイズ率を測定
したところ、0.1%以下であった。また、この試料の
表面形状を3次元SEMを用いて観察したところ、Ra
は0.04μmから0.07μm、Rzは約0.1μm
であった。
【0053】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとして酸化スズを10重量%添加した酸化インジウ
ムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下で
成膜を行なった。
【0054】モニター用に同時に成膜を行なったミラー
研磨したSiウェハーを用いてITO膜の膜厚をエリプ
ソメーターを用いて測定したところ、40nmであっ
た。また、ITO膜の抵抗を4探針式抵抗測定装置を用
いて測定したところ、200±10Ω/□であった。
研磨したSiウェハーを用いてITO膜の膜厚をエリプ
ソメーターを用いて測定したところ、40nmであっ
た。また、ITO膜の抵抗を4探針式抵抗測定装置を用
いて測定したところ、200±10Ω/□であった。
【0055】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0056】結果を表1に示す。
【0057】比較例2 厚さ50μmのポリアリレートフィルム上に、PMMA
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
よりコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.
0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は100個/mm2であった。ヘイズメー
ターによりヘイズ率を測定したところ、0.5%であっ
た。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用いて
観察したところ、Raは0.04μmから0.4μm、
Rzは0.3μmから1.5μmであった。
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
よりコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は2.
0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は100個/mm2であった。ヘイズメー
ターによりヘイズ率を測定したところ、0.5%であっ
た。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用いて
観察したところ、Raは0.04μmから0.4μm、
Rzは0.3μmから1.5μmであった。
【0058】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとしては酸化スズを10重量%添加した酸化インジ
ウムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下
で成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の
膜厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵
抗を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、4
50±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとしては酸化スズを10重量%添加した酸化インジ
ウムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下
で成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の
膜厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵
抗を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、4
50±10Ω/□であった。
【0059】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0060】結果を表1に示す。
【0061】比較例3 厚さ50μmのポリアリレートフィルム上に、PMMA
製、平均粒径5.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は3.
0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は約1000個/mm2であった。ヘイズ
メーターによりヘイズ率を測定したところ、10.0%
であった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを
用いて観察したところ、Raは0.04μmから1.0
μm、Rzは0.3μmから3.0μmであった。
製、平均粒径5.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は3.
0μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は約1000個/mm2であった。ヘイズ
メーターによりヘイズ率を測定したところ、10.0%
であった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを
用いて観察したところ、Raは0.04μmから1.0
μm、Rzは0.3μmから3.0μmであった。
【0062】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとしては酸化スズを10重量%添加した酸化インジ
ウムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下
で成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の
膜厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵
抗を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、4
50±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとしては酸化スズを10重量%添加した酸化インジ
ウムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下
で成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の
膜厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵
抗を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、4
50±10Ω/□であった。
【0063】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0064】結果を表1に示す。
【0065】比較例4 厚さ50μmのポリアリレートフィルム上に、PMMA
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は0.
5μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は1500個/mm2であった。ヘイズメ
ーターによりヘイズ率を測定したところ、10.0%で
あった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用
いて観察したところ、Raは0.04μmから1.0μ
m、Rzは0.3μmから3.0μmであった。
製、平均粒径2.0μmのフィラーを混ぜたアクリル系
UV硬化型ハードコート剤(大日精化(株)製EXY−
26)をコーティングした。コーティング前後の重量差
からコーティング層の膜厚を求めたところ、膜厚は0.
5μmであった。また、光学顕微鏡による観察の結果、
フィラー密度は1500個/mm2であった。ヘイズメ
ーターによりヘイズ率を測定したところ、10.0%で
あった。また、この試料の表面形状を3次元SEMを用
いて観察したところ、Raは0.04μmから1.0μ
m、Rzは0.3μmから3.0μmであった。
【0066】つぎに、コーティング層の上にDCマグネ
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとしては酸化スズを10重量%添加した酸化インジ
ウムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下
で成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の
膜厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵
抗を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、4
50±10Ω/□であった。
トロンスパッター法によりITO膜を形成した。ターゲ
ットとしては酸化スズを10重量%添加した酸化インジ
ウムを用い、酸素を5容量%添加したアルゴン雰囲気下
で成膜を行なった。成膜レートから算出したITO膜の
膜厚は約20nmであった。また、ITO膜のシート抵
抗を4探針式抵抗測定装置を用いて測定したところ、4
50±10Ω/□であった。
【0067】つぎに、えられた試料を用いて実施例1と
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
同様にしてニュートンリングの観察を行ない、評価し
た。
【0068】結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】表1の結果から、本発明によるとヘイズ率
を大きく低下させることなくニュートンリングを有効に
消去できることがわかる。また、本発明の範囲をはずれ
ると、比較例2のように全く効果がみられない、あるい
は比較例3、4のようにニュートンリングに対しては改
善が見られるもののヘイズ率が非常に大きくなってしま
うことがわかる。
を大きく低下させることなくニュートンリングを有効に
消去できることがわかる。また、本発明の範囲をはずれ
ると、比較例2のように全く効果がみられない、あるい
は比較例3、4のようにニュートンリングに対しては改
善が見られるもののヘイズ率が非常に大きくなってしま
うことがわかる。
【0071】
【発明の効果】本発明の透明導電性フィルムを用いる
と、ヘイズ率を大きく低下させることなくニュートンリ
ングを有効に消去できる。
と、ヘイズ率を大きく低下させることなくニュートンリ
ングを有効に消去できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/18 B32B 27/18 J 27/36 102 27/36 102 C08J 7/04 C08J 7/04 K D C23C 14/08 C23C 14/08 D 14/35 14/35 Z H01B 5/14 H01B 5/14 A
Claims (6)
- 【請求項1】 透明プラスチックフィルム上に、平均粒
径が1.0〜4μmのフィラーを数平均密度500〜3
000個/mm2含む膜厚1〜3μmのコーティング
層、ついで透明導電膜層がこの順に形成されてなる透明
導電性フィルム。 - 【請求項2】 前記透明導電性フィルムのヘイズ率が5
%以下である請求項1記載の透明導電性フィルム。 - 【請求項3】 前記コーティング層が、UV硬化型アク
リル系ハードコート剤またはUVもしくは熱硬化型シリ
コーン系ハードコート剤からなり、該コーティング層中
に含まれるフィラーが、それぞれアクリル系樹脂からな
るフィラーおよびシリコーン系樹脂からなるフィラーで
ある請求項1または2記載の透明導電性フィルム。 - 【請求項4】 前記透明プラスチックフィルムがポリア
リレートフィルムである請求項1、2または3記載の透
明導電性フィルム。 - 【請求項5】 前記透明導電膜層が、酸化インジウムま
たはこれと酸化スズとの複合酸化物であり、DCマグネ
トロンスパッター法で成膜された層である請求項1、
2、3または4記載の透明導電性フィルム。 - 【請求項6】 前記透明導電性フィルムが透明タッチパ
ネルに用いられる請求項1、2、3、4または5記載の
透明導電性フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135245A JPH10323931A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 透明導電性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135245A JPH10323931A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 透明導電性フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10323931A true JPH10323931A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15147209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9135245A Pending JPH10323931A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 透明導電性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10323931A (ja) |
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WO2010073781A1 (ja) | 2008-12-26 | 2010-07-01 | 帝人株式会社 | 透明導電性積層体及びそれを用いた透明タッチパネル |
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KR101488559B1 (ko) * | 2011-03-16 | 2015-02-02 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 투명 도전성 필름 및 터치 패널 |
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