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JPH1032127A - 変圧器およびその組立方法 - Google Patents

変圧器およびその組立方法

Info

Publication number
JPH1032127A
JPH1032127A JP8185074A JP18507496A JPH1032127A JP H1032127 A JPH1032127 A JP H1032127A JP 8185074 A JP8185074 A JP 8185074A JP 18507496 A JP18507496 A JP 18507496A JP H1032127 A JPH1032127 A JP H1032127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
insulating
bobbin
winding
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8185074A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Sasahara
康正 笹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP8185074A priority Critical patent/JPH1032127A/ja
Priority to TW086109350A priority patent/TW344162B/zh
Priority to US08/887,823 priority patent/US5917397A/en
Publication of JPH1032127A publication Critical patent/JPH1032127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/323Insulation between winding turns, between winding layers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】変圧器の小型化と耐電圧性の確保の両立を容易
にする。 【解決手段】ボビン50の外周面64の周囲には、導線
が巻回されてなる一次巻線層66、二次巻線層68、一
次巻線層70が設けられている。各巻線層66,68,
70の間には、絶縁層72,84,90が配置され、絶
縁が施されている。ボビン50の両端には、外周面64
より外側に突出するフランジ56,58が設けられてお
り、絶縁層72,84,90がフランジ56,58の表
面に沿って曲げられている。これにより、絶縁層72,
84,90は、外周面64以外の部分まで延びており、
沿面距離が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器およびその
組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の変圧器の典型的構造を示
す。同図において、符号10は、ほぼ円筒状のプラスチ
ック製ボビンを示す。ボビン10の両端部には、フラン
ジ12がそれぞれ形成されており、両フランジ12の間
の周面が巻回面14とされている。巻回面14の周囲に
は、内側から、まず一次巻線層16が設けられ、その外
側に、二次巻線層18、二次巻線層20、一次巻線層2
2、二次巻線層24が順次設けられている。なお、一次
巻線層と二次巻線層の数は、必要な性能に応じて設定さ
れる。
【0003】各巻線層16,18,20,22,24の
間には、例えばポリエステルなどの絶縁材料からなる粘
着テープを貼着することにより、層間テープ層26,2
8,30,32が設けられており、これにより各巻線層
間が絶縁されている。また、最外周には、同様の粘着テ
ープを貼着することにより、外周テープ層34が設けら
れている。なお、実際には、各テープ層26〜32は、
実際には、必要な絶縁性能や安全規格に応じて、それぞ
れの粘着テープを複数回、重ねて形成する場合が多い。
【0004】さらに、各巻線層16,18,20,22
の両側には、バリアテープ層36,38,40,42が
設けられている。バリアテープ層36〜42は、例え
ば、ポリエステルテープまたはエポキシ含浸ポリエステ
ル不織布複合テープなどの絶縁材料からなる粘着テープ
を貼着することにより形成されている。
【0005】上記のバリアテープ層は、近接する各巻線
層16,18,20,22の沿面距離を大きくとるため
に設けられている。つまり、例えば、バリアテープ層3
6,38の存在によって、近接する巻線層16,18
は、層間テープ層26に沿って、バリアテープ層の幅の
2倍(往復)分の沿面距離だけ離れることになる。これ
により、層間テープ層26の表面を電荷が移動して、各
巻線層16,18同士が短絡するのが防止される。特
に、一次巻線層16と二次巻線層18などの一次巻線と
二次巻線同士の間の耐電圧性の向上にバリアテープ層は
寄与している。かかる沿面距離または耐電圧性は、安全
性確保などの面から、世界各国で安全規格上、規定され
ている。例えば、日本では、電気用品取締法の別表第
ハ、米国ではUL(Underwriters Laboratories Inc.)
−1950など、欧州ではIEC−EN60950など
である。なお、各バリアテープ層をなすテープを何回重
ねるかも、原則として安全規格に則っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにバリアテープ層を設けた場合には、変圧器が大型化
してしまう。具体的には、バリアテープ層36〜42の
幅があるため、ボビン10をその軸線方向に長く形成す
る必要がある。しかも、電荷漏れを確実にする必要か
ら、巻線層16〜22の両側に、それぞれバリアテープ
層36〜42が設けられるため、ボビン10はバリアテ
ープ層36〜42の幅の2倍分長く形成する必要があ
る。換言すると、上記変圧器は、巻線数などで決定され
るべき、本来の変圧器の電圧変換性能に必要とされるサ
イズよりも大きく形成されていることになる。このた
め、情報、通信、放送受信機器などの小型化の要請に応
えるのが困難になる。
【0007】また、上記の安全規格は、世界各国で異な
っている。例えば、UL−1950では沿面距離が3.2m
m以上と規定されているのに対して、IEC−EN60
950では6.4mm以上と規定されている。このため、従
来より変圧器の製造業者は、これらの様々な規格に対処
するため、次のような方策をとらざるを得なかった。 (I) 各国の規格ごとに変圧器を設計し、これに従い製
造する。しかし、これでは、製造コストが上昇する。 (II) 最も厳しい安全規格に統一的に準拠して変圧器を
設計して製造する。しかし、これでは、結局のところ、
変圧器は大きく形成されるという問題の根本的解決には
ならない。
【0008】この問題を解決するため、巻線層をなす導
線を高い絶縁性を有する材料で被覆することが提案され
ている。この場合には、近接する巻線層の間の沿面距離
を小さくしても、耐電圧性を下げなくてもすむという利
点がある。しかし、十分な耐電圧性を確保するには、被
覆する絶縁材料層を、複数設ける、あるいは単独でも厚
く設けるなどの必要がある。これでは、被覆導線の全体
外径が大きくなり、結局、変圧器の小型化にはあまり寄
与しないことになる。しかも、被覆導線は価格が高い。
また、端子に接続するために、導線の端部において、被
覆する絶縁材料層を除去する必要があり、変圧器の組立
上、煩わしい。
【0009】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、小型化と耐電圧性の確保の両立が容易な変
圧器を提供することを目的とする。また、本発明は、こ
の変圧器を簡易に組み立てる方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る変圧器は、周囲に巻回面を有するボビ
ンと、上記ボビンの上記巻回面の周囲に導線が巻回され
てなる一次巻線層と、上記ボビンの上記巻回面の周囲に
導線が巻回されてなる二次巻線層と、上記一次巻線層お
よび二次巻線層との間に配置されて両者の間を絶縁する
絶縁層とを備え、上記絶縁層が、上記ボビンの上記巻回
面以外の部分まで延出していると共に、上記ボビンの端
部に沿って屈曲されていることを特徴とする。この構成
では、ボビンの端部に沿って、絶縁層が屈曲されている
ことによって、ボビンが小型であっても、絶縁層が巻回
面以外の部分まで延出する長さを大きくとることができ
る。すなわち、一次巻線層と二次巻線層よりも、絶縁層
は長く延出することになり、両者の間の延面距離が確保
される。また、同一のサイズのボビンに対しては、巻線
の巻数を多くすることなどが可能であり、変圧器の容量
を増加することができる。
【0011】このように、一次巻線層と二次巻線層との
間の沿面距離を長くするためには、上記ボビンの少なく
とも一端に、上記巻回面よりも外側に突出するフランジ
を設け、上記絶縁層を上記フランジの表面に沿って屈曲
すると好ましい。この場合には、絶縁層がフランジの表
面に沿って外側に屈曲されることになるから、内側に屈
曲する場合に比べて、ボビンにコアを挿入するタイプの
変圧器にあっては、ボビンを大型にしなくても、コアの
挿入面積を確保することが容易になる。また、フランジ
があるため、巻線もしやすい。また、上記ボビンの両端
に、上記巻回面よりも外側に突出するフランジを設け、
上記絶縁層を上記フランジの表面に沿って屈曲すれば、
さらに好ましい。
【0012】上記絶縁層は、絶縁用粘着テープによって
設けることが可能である。あるいは、上記絶縁層は、絶
縁材料をあらかじめ成形することによって設けると好適
である。絶縁層は、屈曲された立体的形状であり、平面
的な粘着テープよりも、フランジを有するボビンの周囲
に配置するのが、容易になるからである。
【0013】絶縁材料をあらかじめ成形して設ける絶縁
層にあっては、上記絶縁層を、互いに着脱自在な複数の
絶縁片により、形成すると好ましい。この場合には、絶
縁片を互いに係合することによって、絶縁層を組立てる
と同時に、絶縁層をボビンの周囲に配置することができ
る。これにより、変圧器の組立が簡易になる。この場
合、上記絶縁片の間に、これらと一体に形成され、折曲
げ自在なヒンジ部が設ければ、さらに好ましい。これに
よれば、個々の絶縁片をどの絶縁片と組み合わせるべき
か、検討するなどの手間が不要となる。
【0014】本発明に係る変圧器の組立方法は、上記の
絶縁材料をあらかじめ成形して絶縁層を設けた変圧器を
組み立てる方法であって、上記ボビンの上記巻回面の周
囲に導線を巻回して上記一次巻線層および二次巻線層の
一方を形成し、上記複数の絶縁片を互いに係合すること
により、上記絶縁層を形成し、上記絶縁層の周囲に導線
を巻回して上記一次巻線層および二次巻線層の他方を形
成することを特徴とする。この方法によれば、上述のよ
うに、絶縁片を互いに係合することによって、絶縁層を
組立てると同時に、絶縁層をボビンの周囲に配置するこ
とができる。これにより、変圧器の組立が簡易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 1.第1実施形態 (1) 実施形態の全体構成 まず、図2は本発明の第1実施形態に係る変圧器の外観
を示す正面図である。図2において、符号50は、ボビ
ンを示し、52,54は、一対のコア52,54を示
す。なお、図2の左右方向がボビン50の軸線方向であ
る。
【0016】ボビン50は、プラスチック製の円筒状で
あり、その軸線方向の両端には、円環状のフランジ5
6,58が一体に形成されている。なお、これらのフラ
ンジ56,58は、ボビン50とは別体に作成して、後
からボビン50に取り付けてもよい。またフランジは、
いずれか一端に形成してもよい。一方のフランジ58に
は、台座59が一体に形成されており、この台座59に
は、図中紙面垂直方向に配置された複数の端子ピン60
と、同様に配置された複数の端子ピン62が突設されて
いる。端子ピン60には、一次巻線の端末が接合され、
端子ピン62には、二次巻線の端末が接合される。
【0017】図3は、この変圧器の拡大断面図である。
ただし、コア52,54は、図3では省略する。図3に
示すように、ボビン50のフランジ56,58で挟まれ
た外周面(巻回面)64の周囲には、内側から、まず一
次巻線層66が設けられ、その外側に、二次巻線層6
8、一次巻線層70が順次設けられている。なお、一次
巻線層と二次巻線層の数、および巻線の巻数は、変圧器
に必要とされる性能に応じて設定される。
【0018】一次巻線層66は、導線が外周面64に直
接巻回されて設けられている。一次巻線層66の端末6
6aは、端子ピン60に接合されている。一次巻線層6
6の外側には、絶縁層72が設けられている。この絶縁
層72は、層間テープ層74と、その両側の屈曲テープ
層76とからなる。層間テープ層74および屈曲テープ
層76は、ともに弾性を有する粘着テープによって構成
される。
【0019】図4は、屈曲テープ層76をなす粘着テー
プ材78を示す。粘着テープ材78は、円環状に形成さ
れている。そして、その半径方向に沿って切断する一本
のスリット80が形成されている。また、やはり半径方
向に沿って、多数のスリット81が形成されている。ス
リット81は、粘着テープ材78の中央の穴から部分的
に形成されている。
【0020】この構成において、スリット80の左右を
開くことにより、ボビン50の外周面64の周囲に形成
された一次巻線層66を乗り越えさせて、粘着テープ材
78を一次巻線層66の外側に配置する。そして、粘着
テープ材78のスリット81同士の間の区画部82(図
4参照)を一次巻線層66に接着し、粘着テープ材78
のそれ以外の部分をフランジ56または58に接着す
る。これによって、屈曲テープ層76がまず設けられ
る。このように、弾性を有する粘着テープ材78にスリ
ット81,82を形成したことにより、粘着テープ材7
8が平面的形状でありながらも、屈曲した立体的形状の
屈曲テープ層76が容易に設けられる。
【0021】そして、図3に示すように、一次巻線層6
6の両側にそれぞれ、屈曲テープ層76を設けた後、帯
状の通常の粘着テープを巻き付け接着することにより、
層間テープ層74を設ける。このようにして、絶縁層7
2が形成される。なお、一次巻線層66と二次巻線層6
8との沿面距離を大きくとるため、屈曲テープ層76を
なす粘着テープ材78においては、区画部82の長さを
大きくし、層間テープ層74と屈曲テープ層76とが重
なる長さが大きくなるようにする。
【0022】この後、層間テープ層74の外側に導線を
巻回して、二次巻線層68を設ける。図示しないが、二
次巻線層68の端末は、端子ピン62(図2参照)に接
合されている。二次巻線層68の外側には、絶縁層84
が設けられている。この絶縁層84も、層間テープ層8
6と、その両側の屈曲テープ層88とからなる。屈曲テ
ープ層88は、図4に示すものと、スリット81の長さ
だけが異なり、他は同様の屈曲テープ層76で構成され
る。
【0023】そして、粘着テープ材78のスリット81
同士の間の区画部82を二次巻線層68に接着し、粘着
テープ材78のそれ以外の部分を、フランジ56または
58側の屈曲テープ層76に接着する。このようにし
て、二次巻線層68の両側にそれぞれ、屈曲テープ層8
8を設けた後、層間テープ層74と同様の粘着テープを
巻き付け接着することにより、層間テープ層86を設け
る。このようにして、絶縁層84が形成される。
【0024】この後、さらに、層間テープ層86の外側
に導線を巻回して、一次巻線層70を設ける。一次巻線
層70の端末は、端末66aの接合された端子ピン60
とは別の端子ピン60に接合されている(図示略)。
【0025】一次巻線層70の外側にも、絶縁層90が
設けられている。この絶縁層90も、最外テープ層92
と、その両側の屈曲テープ層94とからなる。屈曲テー
プ層94も、図4に示すものと、スリット81の長さだ
けが異なり、他は同様の屈曲テープ層76で構成され
る。
【0026】そして、粘着テープ材78のスリット81
同士の間の区画部82を一次巻線層70に接着し、粘着
テープ材78のそれ以外の部分を、フランジ56または
58側の屈曲テープ層88に接着する。このようにし
て、一次巻線層70の両側にそれぞれ、屈曲テープ層9
4を設けた後、層間テープ層74と同様の粘着テープを
巻き付け接着することにより、最外テープ層92を設け
る。このようにして、絶縁層90が形成される。
【0027】なお、ボビン50には、その軸線方向に沿
って貫通孔96が形成されている。貫通孔96は、コア
52,54のそれぞれの一部が挿入される。図5は、コ
ア52,54(図2参照)を示す正面図である。各コア
52,54は、端部100と二つの側部101,102
と、中央部103とからなる。側部101,102およ
び中央部103は、端部100の同一の面から突き出す
ように形成されている。この構成において、コア52の
側部101,102が、コア54の側部101,102
に当接するように、各コア52,54の中央部103を
ボビン50の貫通孔96に挿入する。この後、図示しな
い粘着テープによって、コア52,54を固定する。こ
れによって、図2に示す変圧器が完成する。この変圧器
では、図5の矢印で示すような磁路が設けられる。
【0028】(2) 粘着テープ 次に、上述の絶縁層72,84,90の層間テープ層7
4,86、最外テープ層92、屈曲テープ層76,8
8,94を構成する粘着テープについて説明する。これ
らの粘着テープに要求されるのは、巻線層間の短絡防止
のための絶縁性、加熱した場合の難燃性であり、さら
に、屈曲テープ層76,88,94を構成する場合にあ
っては、屈曲するための可撓性である。
【0029】これらを満たす粘着テープとしては、次の
ものが好ましい。 (I) 従来の層間テープとして使用されている粘着テー
プを3重に重ねる。例えば、UL1950で規定する難
燃グレードが510FRで、厚さが0.05mmのポリエステ
ル製テープを3重に重ねて各テープ層を形成する。 (II)UL1950で規定する難燃グレードが94V−1
以上で、厚さが0.4mmのポリエステル製テープによって
1層の各テープ層を形成する。なお、テープ材質につい
ては、エラストマ製あるいはラバー製テープも利用でき
る。
【0030】特に、屈曲テープ層76,88,94につ
いては、(II)が好適である。屈曲テープ層76,88,
94を構成する粘着テープ材78は、図4のような円環
状であり、3枚重ねて形成するのは、煩雑でコストがか
かるからである。一方、層間テープ層74,86、最外
テープ層92については、単に粘着テープを重ね巻きす
れば形成できるので、(I)で足りる。
【0031】(3) 実施形態の効果 以上の構成では、ボビン50の端部のフランジ56,5
8に沿って、絶縁層72,84(屈曲テープ層76,8
8)が屈曲されていることによって、一次巻線層66,
70と二次巻線層68よりも、絶縁層72,84は長く
延出することになり、両者の間の沿面距離が確保され
る。
【0032】図6も参照して、具体的に一次巻線層66
と二次巻線層68との関係を考察する。一次巻線層66
と二次巻線層68との間の沿面距離は、二つある。一つ
は、屈曲テープ層76がフランジ56または58に接着
されている垂直部分の長さの約2倍(往復分)である。
すなわち、屈曲テープ層76の垂直部分と屈曲テープ層
88の垂直部分の密着域の長さd1と、屈曲テープ層7
6の垂直部分とフランジ56または58の密着域間の長
さd2の合計d1+d2である。いま一つは、層間テープ
層74と屈曲テープ層76の重なり部分の長さd3であ
る。これらの二つの沿面距離を確保することにより、層
間テープ層74または屈曲テープ層76の表面を電荷が
移動して、各巻線層66,68同士が短絡するのが防止
される。これらのことは、二次巻線層68と一次巻線層
70との関係についても同様である。
【0033】しかも、フランジ56,58に沿って、絶
縁層72,84(屈曲テープ層76,88)を屈曲させ
たので、ボビン50の軸線方向の長さを大きくしなくて
もよい。従って、耐電圧性および安全性を確保しなが
ら、ボビン50を小型化することが可能である。また、
同一のサイズのボビン50に対しては、外周面64をよ
り有効に利用できる。つまり、従来のバリアテープ層を
設けるスペースが不要となるので、巻線の巻数を多くす
ることなどが可能であり、変圧器の容量を増加すること
ができる。
【0034】さらに、フランジ56,58があることに
より、一次巻線層66,70および二次巻線層68を形
成する際には、フランジ56,58を目印にして巻線す
ればよいから、その作業が容易である。また、絶縁層7
2,84(屈曲テープ層76,88)をフランジ56,
58の表面に沿って屈曲させているから、ボビン50を
大型にしなくても、コア52,54の中央部103を挿
入する貫通孔96の面積を確保することが容易になる。
このことは、もしフランジ56,58を設けないと仮定
し、屈曲テープ層76,88をボビン50の半径方向内
側に屈曲する場合を想定すれば明らかである。従って、
コアを用いる変圧器では、特に有利である。
【0035】なお、各絶縁層72,84を絶縁層72,
84とこれとは別体の屈曲テープ層76,88とから構
成したことにより、上述の沿面距離は、任意に設定する
ことが可能である。例えば、屈曲テープ層76,88を
なす粘着テープ材78(図4参照)の外径、内径、スリ
ット81の長さなどを変更すればよい。従って、巻数や
使用する電圧値、電流値、安全規格などに、適宜、対処
することができる。図示では、フランジ56または58
に沿った屈曲テープ層76の垂直部分と屈曲テープ層8
8の垂直部分の外径は、フランジ56,58の外径と、
ほぼ同等であるが、これより小さい場合もありうる。ま
た、フランジ56,58の外周面にまで、屈曲テープ層
76,88が延在するようにすることもできる。これ
は、粘着テープ材78の外周側から多数のスリットを形
成すれば容易にできる。
【0036】2.第2実施形態 (1) 実施形態の全体構成 図7は、第2実施形態に係る変圧器の断面図である。こ
こでもコア52,54の図示は省略する。なお、図7に
おいては、図3と等価な構成要素に同一の符号を付け、
その説明は省略する。本実施形態においても、一次巻線
層66と二次巻線層68との間には、絶縁層110が設
けられ、二次巻線層68と一次巻線層70との間には、
絶縁層112が設けられている。さらに、一次巻線層7
0の外側には、絶縁層114が設けられている。
【0037】これらの絶縁層110〜114は、いずれ
も絶縁材料、例えば、プラスチック、エラストマー、ラ
バーにより、あらかじめ一体に成形されている。そし
て、絶縁層110,112は、ボビン50の輪郭に沿っ
て屈曲した立体的な形状にされている。すなわち、絶縁
層110は、一次巻線層66を被覆する巻線被覆部11
0aと、フランジ56,58をそれぞれ被覆する一対の
フランジ被覆部110bとを有する。
【0038】これにより、平面的な粘着テープを使用す
る場合に比べ、絶縁層110,112をボビン50の周
囲に配置するのが容易にされている。具体的には、後述
のように、各絶縁層110〜114を互いに着脱可能な
複数の絶縁片により形成するとよい。ただし、絶縁層1
14は、一次巻線層70の外周に巻き付けるだけでよい
ので、第一実施形態の最外テープ層92と同様に、粘着
テープで形成してもよい。
【0039】なお、絶縁層110〜114は、UL19
50で規定する難燃グレードが94V−0以上で、耐熱
温度が150℃以上、厚さが0.4mmの絶縁材料によって
形成するとよい。
【0040】(2) 絶縁層の構造 図8および図9は、図7のA−A線矢視断面図であり、
図8は、絶縁層110をボビン50の周囲に配置する直
前の状態を示し、図9は配置後の状態を示す。絶縁層1
10は、一対の絶縁片116により形成されている。各
絶縁片116は、絶縁層110の軸線を含む平面で絶縁
層110を二部した形状である。なお、絶縁層110を
さらに多数の絶縁片に分割することも任意である。
【0041】各絶縁片116の間には、これらと一体に
形成され、折曲げ自在なヒンジ部118が設けられてい
る。ヒンジ部118は、各絶縁片116のフランジ被覆
部110b同士を連結する。このヒンジ部118は、一
つ設けてもよいし、絶縁層110の軸線方向に沿って複
数設けてもよい。この折り曲げ自在なヒンジ部118を
設けるのは任意であるが、ヒンジ部118を設ければ、
個々の絶縁片116をどの絶縁片116と組み合わせる
べきか、検討するなどの手間が不要となり便利である。
【0042】また、各絶縁片116の巻線被覆部110
aの上下二つの側端面には、突条120が形成されてい
る。各突条120は、巻線被覆部110aの円弧に沿っ
て形成されており、その厚さは、巻線被覆部110aの
肉厚の半分にされている。そして、巻線被覆部110a
の上下二つの側端面において、突条120が形成されて
いない部分には、凹溝122が形成されている。図8に
示すように、互いに対向する突条120は、ずらされて
形成されている。すなわち、図の上方では、右側の突条
120が、左側の突条120よりも上になるようにされ
ている。また図の下方では、左側の突条120が、右側
の突条120よりも上になるようにされている。
【0043】かかる構成において、図9に示すように、
絶縁片116同士を組み合わせる。この際には、対向す
る突条120と凹溝122とを嵌め合わせる。このよう
にして、絶縁層110を組み立てると同時に、絶縁層1
10を立体的な形状であるボビン50(およびこの周囲
に配置された一次巻線層66)の周囲に配置することが
できる。これにより変圧器の組立が簡易になる。
【0044】本実施形態においても、第1実施形態と同
様に、ボビン50の端部のフランジ56,58に沿っ
て、絶縁層110,112が屈曲されていることによっ
て、一次巻線層66,70と二次巻線層68よりも、絶
縁層110,112は長く延出することになり、両者の
間の沿面距離が確保される(図7参照)。しかも、フラ
ンジ56,58に沿って、絶縁層110,112を屈曲
させたので、ボビン50の軸線方向の長さを大きくしな
くてもよい。従って、耐電圧性および安全性を確保しな
がら、ボビン50を小型化することが可能である。ま
た、同一のサイズのボビン50に対しては、外周面64
をより有効に利用できる。
【0045】また、図9に示すように、また、絶縁片1
16同士を組み合わせた際、突条120同士の重なり合
った密着域の長さd4が、この断面での沿面距離とな
る。つまり、突条120および凹溝122は、両方の絶
縁片116の係合を確実にするだけではなく、巻線層同
士の間の沿面距離の増大にも寄与することになる。
【0046】(3) 変圧器の組立方法 本実施形態の組立方法を説明する。まず、ボビン50の
外周面64に直接、導線を巻回して一次巻線層66を形
成する。次に、上記のようにして、両方の絶縁片116
を組み合わせて、絶縁層110を組み立てると同時に、
絶縁層110をボビン50(および一次巻線層66)の
周囲に配置する。
【0047】この後、絶縁層110の巻線被覆部110
aの外周面に導線を巻回して二次巻線層68を形成す
る。次に、絶縁層110と同様に、複数の絶縁片を組み
合わせて、絶縁層112を組み立てると同時に、絶縁層
112をボビン50(および二次巻線層68)の周囲に
配置する。
【0048】この後、絶縁層112において二次巻線層
68を被覆する部分の外周面に導線を巻回して一次巻線
層70を形成する。次に、絶縁層114を形成する。こ
の絶縁層114は、絶縁層110と同様に、複数の絶縁
片を組み合わせて形成してもよいし、粘着テープで形成
してもよい。さらに、図5に示すコア52の側部10
1,102が、コア54の側部101,102に当接す
るように、各コア52,54の中央部103をボビン5
0の貫通孔96に挿入する。この後、図示しない粘着テ
ープによって、コア52,54を固定する。このように
して、図2に示すものと同様の変圧器が簡易に完成す
る。
【0049】(4) 変更例 図10および図11は、第2実施形態の変更例を示す。
これらの図において、図8および図9で示すものと等価
な構成要素に同一の符号を付け、その詳細な説明は省略
する。
【0050】この変更例では、折曲げ自在なヒンジ部1
18が設けられていない。従って、各絶縁片116は、
互いに完全に分離可能にされている。これは、ボビン5
0、特にその巻線の外周面64が断面円形でなく、図示
のように、ほぼ矩形や、その他の形状のときには、有利
である。このような場合には、もしも、ヒンジ部118
によって絶縁片116同士を開閉動作により係合させる
ようにしたとしても、絶縁片116の巻線被覆部110
a(またはそこから延出する突条120)が、外周面6
4に当接してしまい、絶縁層110をボビン50(およ
び一次巻線層66)の周囲に配置するのが困難であると
考えられるからである。
【0051】ただし、外周面64の断面形状が円形以外
であっても、次のような場合には、ヒンジ部118を形
成してもよい。例えば、ヒンジ部118の伸縮性が大き
い場合、絶縁片116または突条120の可撓性が大き
い場合である。この点は、雑円片116の素材による。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る変圧
器にあっては、小型化と耐電圧性の確保の両立が容易で
ある。また、本発明に係る組立方法によれば、この変圧
器を簡易に組み立てることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の変圧器の典型的構造を示す断面図であ
る。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る変圧器の外観を
示す正面図である。
【図3】 図2の変圧器の拡大断面図である。
【図4】 図2の変圧器において絶縁層を設けるための
粘着テープ材を示す正面図である。
【図5】 図2の変圧器に用いられるコアを示す正面図
である。
【図6】 図3中の左側の屈曲テープ層76を示す断面
図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る変圧器の断面図
である。
【図8】 第2実施形態の絶縁層をボビンの周囲に配置
する直前の状態を示す図7のA−A線矢視断面図であ
る。
【図9】 絶縁層をボビンの周囲に配置した後の状態を
示す図7のA−A線矢視断面図である。
【図10】 第2実施形態の変更例を示す図であって、
図8と同様に視た断面図である。
【図11】 同変更例を示す図であって、図9と同様に
視た断面図である。
【符号の説明】
50 ボビン、56,58 フランジ、64 外周面
(巻回面)、66,70一次巻線層、68 二次巻線
層、72,84,90 絶縁層、74,86 層間テープ
層、92 最外テープ層、76,88,94 屈曲テープ
層、78 粘着テープ材、110,112,114 絶縁
層、116 絶縁片、118 ヒンジ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に巻回面を有するボビンと、 上記ボビンの上記巻回面の周囲に導線が巻回されてなる
    一次巻線層と、 上記ボビンの上記巻回面の周囲に導線が巻回されてなる
    二次巻線層と、 上記一次巻線層および二次巻線層との間に配置されて両
    者の間を絶縁する絶縁層とを備え、 上記絶縁層が、上記ボビンの上記巻回面以外の部分まで
    延出していると共に、上記ボビンの端部に沿って屈曲さ
    れていることを特徴とする変圧器。
  2. 【請求項2】 上記ボビンの少なくとも一端には、上記
    巻回面よりも外側に突出するフランジが設けられてお
    り、上記絶縁層が上記フランジの表面に沿って屈曲され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器。
  3. 【請求項3】 上記絶縁層が、絶縁用粘着テープによっ
    て設けられていることを特徴とする請求項1ないし2に
    記載の変圧器。
  4. 【請求項4】 上記絶縁層が、絶縁材料をあらかじめ成
    形することによって設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし2に記載の変圧器。
  5. 【請求項5】 上記絶縁層が、互いに着脱自在な複数の
    絶縁片により、形成されていることを特徴とする請求項
    4に記載の変圧器。
  6. 【請求項6】 上記絶縁片の間に、これらと一体に形成
    され、折曲げ自在なヒンジ部が設けられていることを特
    徴とする請求項1ないし2に記載の変圧器。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の変圧器を組み立てる方
    法であって、 上記ボビンの上記巻回面の周囲に導線を巻回して上記一
    次巻線層および二次巻線層の一方を形成し、 上記複数の絶縁片を互いに係合することにより、上記絶
    縁層を形成し、 上記絶縁層の周囲に導線を巻回して上記一次巻線層およ
    び二次巻線層の他方を形成することを特徴とする変圧器
    の組立方法。
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