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JPH10317905A - ガスタービンチップシュラウド翼 - Google Patents

ガスタービンチップシュラウド翼

Info

Publication number
JPH10317905A
JPH10317905A JP13093997A JP13093997A JPH10317905A JP H10317905 A JPH10317905 A JP H10317905A JP 13093997 A JP13093997 A JP 13093997A JP 13093997 A JP13093997 A JP 13093997A JP H10317905 A JPH10317905 A JP H10317905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
peripheral surface
gas turbine
fins
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13093997A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Aoki
素直 青木
Eisaku Ito
栄作 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP13093997A priority Critical patent/JPH10317905A/ja
Publication of JPH10317905A publication Critical patent/JPH10317905A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ガスタービン動翼の翼端部に設けられるガス
タービンチップシュラウド翼におけるキャビティ内の静
圧を上げて主流ガスの流入を低減して、翼端部の冷却効
果を向上させて、クリープ寿命を長くできるガスタービ
ンチップシュラウド翼を提供する。 【解決手段】 ガスタービンチップシュラウド翼を、チ
ップシュラウド翼7の外周面上を周方向に立設するよう
にしたフィン8が、外周面の上流側に配置される上流側
フィン81 と、それよりも下流側に配置されるチップシ
ュラウド翼7の隣接部に設けられるぬすみ孔14より
も、さらに下流側の外周面上に配置され、上流側フィン
1 とともに冷却空気を導入するキャビティ11を形成
する下流側フィン82 とからなるとともに、上流側フィ
ン81 の背高を下流側フィン82 の背高よりも小さくな
る構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温ガス中で作動
するガスタービン動翼の翼端部に設けられるガスタービ
ンチップシュラウド翼に係り、特に、チップシュラウド
翼の外周面周方向にフィンを複数列設けて、ケーシング
内周面とチップシュラウド翼外周面との間に形成される
隙間から、ガスタービン動翼を駆動する主流ガスが流出
するのを防止するとともに、ケーシング内周面、チップ
シュラウド翼外周面、および外周面上に隣接して周方向
に設けたフィンで、冷却穴から冷却空気を導入するキャ
ビティを形成して、キャビティに導入した冷却空気でガ
スタービン動翼の翼端部を冷却するようにしたガスター
ビンチップシュラウド翼に関する。
【0002】
【従来の技術】高温ガス中で作動するガスタービン動翼
を、構造部材が強度を維持できる許容温度以下にするた
めに,外部から冷却媒体をガスタービン動翼の内部に導
入して内部から冷却するため、種々の冷却媒体を使用し
た冷却方法がこれまで考えられ、実用化に向けた開発が
進められている。
【0003】図3は、このようなガスタービンを示す縦
断面図で、図に示すように、燃焼室で燃焼し、高温にさ
れた主流ガス01が流れる流路02の外周側を被覆する
ケーシング03の内周側には、主流ガス01の流れ方向
をガスタービンの作動効率が向上する方向に変えるとと
もに、主流ガス01の流れの加速を行う静翼04が、主
流ガス01の流れる方向に複数段にわたって取付けられ
ている。また、静翼04の後流側には、各静翼04に対
応させて、ディスク05の周方向外周に等ピッチに植設
され、ケーシング03および静翼04で囲まれた空間
を、ディスク05と共に回動するようにした動翼06が
配設され、主流ガス01の流れによって作動させ、ディ
スク05を介して発生させた駆動力を外部に出力し、発
電機等を駆動するようにしている。
【0004】このような、入口温度で1300℃以上に
もなる高温の主流ガス01中で作動するガスタービンの
静翼04、動翼06等は、高温の主流ガス01に曝さ
れ、しかも大きな負荷に耐えて、効率的な空力形状を保
持するようにするため、高温耐熱材料で形成されるとと
もに、効果的に冷却を行い、材料の許容温度以下にし
て、強度を維持できるようにすることが必要となる。
【0005】このため、静翼04又は動翼06において
は、内部に冷却通路を穿設し、これらの冷却通路内に、
圧縮空気又は冷却蒸気等の冷却媒体を流し、内部から冷
却する方法が開発されつつあり、このための多くの提案
がなされている。
【0006】図4は、このような冷却方法のうち、動翼
06の内部に翼幅方向に穿設した冷却通路内に、冷却媒
体としての圧縮空気を流し、内部から動翼06を冷却す
るとともに、冷却した圧縮空気を動翼06の翼端から取
出し、この圧縮空気で動翼06の翼端より外周側の翼端
部を冷却するようにしたガスタービン動翼010を示す
図である。
【0007】平面図である図4(a)に示すように、高
速回転し、駆動力を出力する動翼06の点線で示す翼端
には、高速回転時の動翼06に発生することのある振動
を隣接して設けたチップシュラウド翼07間どうしで抑
制するようにしたチップシュラウド翼07が固着されて
いる。このチップシュラウド翼07は、図示したように
各動翼06毎に設ける場合もあるが、隣接してディスク
05に植設されている複数の動翼06の翼端にまたがっ
て設け、複数の動翼06をグループ化するようにして設
けるようにしたものもある。
【0008】しかしながら、何れにしても、このチップ
シュラウド翼07は、動翼06翼端の回動方向(以下周
方向という)の全周にわたって設けられる。また、隣接
して設けられたチップシュラウド翼07の隣接部には、
微小な隙間012が設けられるとともに、隙間012の
中央部の一部分には、チップシュラウド翼07の外周面
上に突出させた当り面013が形成されている。さら
に、当り面013の両端の隙間012は、特に大きな開
口の隙間にされた接触防止間のぬすみ孔014に形成さ
れている。
【0009】また、チップシュラウド翼07には、前述
した動翼06に穿設した冷却通路に連通させた冷却穴0
9が穿設され、外周面に開口させるようにしている。従
って、図示省略した冷却通路を通過中に動翼06を冷却
した冷却空気は、冷却穴09からチップシュラウド翼0
7の外周面に形成される後述するキャビティ011に吐
出され、動翼06の翼端部、チップシュラウド翼07、
後述するフィン08等のガスタービン動翼010の翼端
部を冷却する。
【0010】また、チップシュラウド翼07の外周面に
は、周方向に2列のフィン08が立設されている。この
フィン08は、回動するガスタービン動翼010の翼端
と静止するケーシング03の内周面との間に、必然的に
形成される隙間012を主流ガス1が通過して流れ、タ
ービン効率が低下するのを防止するとともに、チップシ
ュラウド翼07の上流側に設けられる上流側フィン08
1 、下流側に設けられる下流側フィン082 とチップシ
ュラウド翼07の外周面およびケーシング03の内周面
とにより、キャビティ011を形成し、前述したように
動翼06を冷却し、冷却穴09からこのキャビティ01
1に排出される冷却空気を導入して、チップシュラウド
翼07等のガスタービン動翼010の翼端部を冷却する
ようにしている。
【0011】しかしながら、このように構成された従来
のガスタービン動翼010では、チップシュラウド翼0
7が、外周面の上流側および下流側でそれぞれ周方向に
配設される上流側フィン081 および下流側フィン08
2 が、同等の背高にされ、ケーシング03内周面とチッ
プシュラウド07外周面とで、上端がケーシング03内
周面に接近したキャビティ011を形成するようにして
いるために、特に、ケーシング3内周面に近接させた頂
部を設けた上流側フィン081 によるシール効果によ
り、ケーシング03内周面と上流側フィン081 上端と
の間隙を、主流ガス01が漏洩してキャビティ011に
侵入してくる際に圧損が大きくなり、キャビティ011
内の静圧が、ガスタービン動翼010の上流側の静圧
(以下上流静圧という)、および動翼06内を流れる主
流ガス01の静圧に比較して低くなる。
【0012】このようなガスタービン動翼010のキャ
ビティ011内の静圧は、上流静圧とガスタービン動翼
010の下流側の静圧(以下下流静圧という)の平均静
圧程度にまで低下するのが通常である。この静圧の差圧
発生のために、当たり面013の両脇に設けたぬすみ孔
014から、前縁側から動翼04内に流入する主流ガス
01の一部が、チップシュラウド翼07の下面から、上
面へ抜けてキャビティ012内に流入するようになる。
【0013】キャビティ012内には、前述したように
冷却穴09を介して動翼06を冷却した、主流ガス1よ
りもかなり温度の低い冷却空気が導入されるようにして
いるために、多少の主流ガス1の流入は、タービン効率
低下の面で不利になる点を除いては、あまり大きな不具
合とはならないが、チップシュラウド翼07の下面から
上面へ抜けてくる高温の主流ガス01の流量が多くなる
と、チップシュラウド翼07当たり面013の両側に設
けたぬすみ孔014、近傍は、この主流ガス1に直接曝
らされるためメタル温度が高くなり、数万時間の運用で
クリープ変形等が起きることがある。
【0014】さらに、キャビティ012内には、主流ガ
ス01よりも低温の冷却空気が常時流入しているため、
主流ガス1より低温となり、前述したようにガスタービ
ン動翼010の翼端部の冷却は行われるものの、主流ガ
ス01の流入する流量が増加すると、キャビティ012
のガス温度が上昇し、ガスタービン動翼010の翼端部
の冷却効果が低下するという不具合が生じる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな、主流ガスのキャビティ内への流入の増大に伴う従
来のガスタービン動翼の不具合を解消して、ガスタービ
ン動翼の翼端部を効果的に冷却するために、チップシュ
ラウド翼の外周面に設けるキャビティ内の静圧を、あま
り低下させず、チップシュラウド翼の隣接部当り面の両
側に設けられるぬすみ孔を通って、チップシュラウド翼
の下面から上面へ抜けてキャビティ内に流入する主流ガ
スの流量を少くして、ぬすみ孔を設けた近傍のチップシ
ュラウド翼のメタル温度の上昇を小さくするとともに、
キャビティ内のガス温度の上昇を抑制して、ガスタービ
ン動翼翼端部の冷却効果を向上させて、クリープ変形等
を起きにくくして、ガスタービン動翼の運用寿命を長く
できるガスタービンチップシュラウド翼を提供すること
を課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のガス
タービンチップシュラウド翼は次の手段とした。
【0017】(1)動翼の翼端に固着されて、動翼の翼
幅方向に貫通させた冷却通路に連結する冷却孔を開口さ
せたチップシュラウド翼の外周面上を周方向に立設さ
れ、ケーシング内周面とチップシュラウド翼の外周面と
の間に形成される隙間をシールして、この隙間からの主
流ガスの流出を防止するようにしたフィンが、外周面の
上流側に配置される上流側フィンと、上流側フィンより
も下流側に配置される、チップシュラウド翼の隣接部に
設けられるぬすみ孔よりも、さらに下流側の外周面上に
配置された下流側フィンとからなる2列で形成されると
ともに、上流側フィンの背高が、下流側フィンの背高よ
りも小さくなるものにした。なお、上流側フィンの背高
は、下流側フィンの背高の略1/2程度にすることが好
ましい。
【0018】(a)本発明ガスタービンチップシュラウ
ド翼によれば、上述の構成により、チップシュラウド翼
の外周面上に立設される2枚のフィンのうち、上流側フ
ィンの高さを下流側フィンの高さよりも低くして、例え
ば、約1/2をすることにより、上流側フィンと下流側
フィンの間に形成されるキャビティ内の静圧を、上流静
圧と同等の大きさになるまで上げることができる。
【0019】これにより、チップシュラウド翼の前縁側
から内周面側を流れる主流ガス、換言すれば、動翼を通
過する主流ガスの静圧とキャビティ静圧との差が小さく
なり、チップシュラウド翼の内周面側を流れている主流
ガスのうち、ぬすみ孔を抜けて、チップシュラウド翼の
外周面側に流れ、キャビティ内に流入する主温ガスの流
量が減少する。
【0020】これにより、ぬすみ孔近傍のチップシュラ
ウド翼が、チップシュラウド翼の下面から上面に流れる
高温の主流ガスに曝らされることが少くなり、メタル温
度の上昇が抑えられると共に、キャビティ内の冷却空気
が流入する主流ガスとの混合により上昇するガス温度を
抑えることができる。
【0021】ちなみに、本発明者等が行った数値流体シ
ュミレーション結果によれば、上述したように、上流側
フィンの高さを下流側フィンの高さの1/2にした場合
には、当り面両側に設けたぬすみ孔を抜けて、チップシ
ュラウド翼の内周面側から外周面側に流出する主流ガス
の流量は半減し、これにより、ぬすみ孔近傍のメタル温
度は著しく低減するとともに、キャビティ内のガス温度
の上昇も小さくできることが判明している。すなわち、
冷却穴から流入する冷却空気の冷却されるチップシュラ
ウド翼の外周側のメタル温度は約20℃低下することが
判明している。高温かつ高応力場でのクリープ域での、
この20℃のメタル温度低減は、ガスタービン動翼の寿
命を数103 〜数104 h延長できる効果があるもので
ある。
【0022】このように、本発明のガスタービンチップ
シュラウド翼によれば、上述した簡素な構成により、高
温の主流ガスの流入で高温になることのあった、特に、
ぬすみ孔近傍のメタル温度の上昇が抑制され、また、ガ
スタービン翼の翼端部を冷却するキャビティ内のガス温
度の上昇が抑えられることにより、クリープ変形が起き
にくくなり、ガスタービン翼を長寿命のものにすること
ができる。また、本発明のガスタービンチップシュラウ
ド翼は、背高が下流側フィンと略同じにされている従来
の上流側フィンを、単に機械加工により削り込むことに
より、下流側フィンの背高より小さくし、上述の効果が
得られるので、加工費が非常に低廉のものにでき効果も
ある。
【0023】さらに、第2番目の本発明のガスタービン
チップシュラウド翼は、次の手段とした。
【0024】(2)動翼の翼端に固着されて、動翼の翼
幅方向に貫通させた冷却通路に連結する冷却孔を開口さ
せたチップシュラウド翼の外周面上を、周方向に立設さ
れ、ケーシング内周面とチップシュラウド翼の外周面と
の間に形成される隙間をシールして、この隙間からの主
流ガスの流出を防止するようにしたフィンが、チップシ
ュラウドの外周面上の周方向に、少なくとも4列設けら
れるとともに、チップシュラウド翼の隣接部に設けられ
るぬすみ孔が、チップシュラウド翼の外周面上の最上流
に設けられたフィン列と、これのすぐ後流側に設けられ
たフィン列との間に設けられるキャビティに開口するよ
うにした。
【0025】(b)本発明のガスタービンチップシュラ
ウド翼によれば、上述(2)の手段により、チップシュ
ラウド翼の外周面上に立設されるフィンの枚数を4枚以
上周方向に設けるようにすることにより、最上流に設置
される第1フィンと第1フィンのすぐ後流側に設置され
る第2フィンの間に形成されるキャビティ内の静圧は、
上流静圧程度にまで高めることができる。
【0026】例えば、チップシュラウド翼の外周面上に
軸方向に間隔を設けて周方向に2枚のフィンだけを設け
るようにした場合には、2枚のフィンの間に形成される
キャビティ内の静圧は、キャビティ静圧(上流静圧+
下流静圧)/2 となるが、軸方向に4枚のフィンを設
けるようにした場合には、第1フィンと第2フィンとの
間に形成されるキャビティ内の静圧は、キャビティ静圧
上流静圧−1/3(上流静圧−下流静圧)=2/3
(上流静圧)+1/3(下流静圧)となる。これは、主
流ガスが動翼を通過することにより、大きな静圧降下が
生じ、上流静圧が下流静圧よりかなり大きくなることか
ら、前述したように従来のガスタービン翼010におけ
るキャビティ内の静圧が、略1/2(上流静圧+下流静
圧)になっいたものに比較して上流静圧に近づけ、高く
できることがわかる。
【0027】従って、チップシュラウド翼の隣接部の当
り面両側に設けるぬすみ孔を、第1フィンと第2フィン
の間に設けキャビティに開口するようにする、上述した
構成と相俟って、チップシュラウド翼の内周面側を流れ
る主流ガスが、ぬすみ孔を通ってチップシュラウド翼の
外周面側に抜け、最上流側に設けたキャビティに流入す
る主流ガスの流量が半減することになる。これにより、
この高温の主流ガスの流入減少に伴い、キャビティ内の
ガス温度が低下し、チップシュラウド翼上面の冷却効果
が大きくなるとともに、特に主流ガスに直接曝らされ
る、ぬすみ孔近傍の当り面両側付近のガス温度は、冷却
穴から流入する冷却空気による冷却効果が強められ、メ
タル温度を数℃〜数10℃低減させることができる。
【0028】高温かつ高応力場でのクリープ域での、こ
の数℃〜数10℃のメタル温度低減はガスタービン動翼
の寿命を、数103 〜数104 h延長できる効果があ
る。
【0029】このように、本発明のガスタービンチップ
シュラウド翼によれば、上述した構成により、高温の主
流ガスの多量の流入により、高温になることのあった、
特に、ぬすみ孔近傍のメタル温度の上昇が抑制され、ま
た、主流ガスの流入の低下により、キャビティ内のガス
温度上昇が抑制されることによって、冷却効果が向上す
ることになり、クリープ変形が起きにくくなり、ガスタ
ービン翼の運用寿命を長くすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明のガスタービンチップ
シュラウド翼の実施の一形態を、図面にもとづき説明す
る。図1(a)は本発明のガスタービンチップシュラウ
ド翼の実施の第1形態を示す平面図、図1(b)は図1
(a)に示す実施の形態の側面図である。
【0031】図に示すように、燃焼室で空気と燃料との
混合により燃焼し、ガスタービン入口温度が1300℃
以上にもなる高温の主流ガス1は、流路2に固定された
静翼4で加速および偏向されて動翼4に向けて噴出す
る。図示しないディスクの外周面を周方向全周にわたっ
て、等ピッチに植設され、静翼4の後流側に配置された
動翼6は、噴出される主流ガス1によって作動し、発生
させた駆動力をディスクを介して外部に出力し、発電機
等を駆動する。動翼6は耐熱合金で形成されるととも
に、翼幅方向に冷却通路が穿設されており、ディスクに
穿設された供給路から冷却通路に供給された圧縮空気
を、翼根部から翼端に向けて流すことにより、主流ガス
1中で作動して、高温化するのをこの冷却空気で抑制
し、高温化を防止して高温強度を保持するようにしてい
る。
【0032】また、動翼6の翼端には、動翼6の高速回
転時に発生することのある振動を、隣接して設けた動翼
にそれぞれ設けられ、相互に抑制するようにした板状の
チップシュラウド翼7が固着されている。チップシュラ
ウド翼7は、本実施の形態では、ディスクの全周周方向
に植設された動翼6の各々に各1枚づつ固着するように
したものを採用するようにしている。このチップシュラ
ウド翼7には、動翼6に翼幅方向にそれぞれ穿設された
冷却通路にそれぞれ連通し、チップシュラウド翼7の外
周面に、冷却通路を通過した冷却空気を排出するように
した開口を設けた冷却穴9が穿設されている。
【0033】図3(a)に示すように、冷却穴9の配設
位置を外して設けられた、隣接するチップシュラウド翼
7の隣接部には、主流ガス1中の作動時に発生するチッ
プシュラウド翼7の熱伸びを考慮して、隙間12が設け
られている。さらに、冷却穴9の配設位置から外され、
動翼6の翼端の翼弦方向と略平行に、しかも、前縁側と
後縁側とではオフセットが設けられて配設された隙間1
2の中央部には、このオフセットを解消する方向に向け
た、当り面13がチップシュラウド翼7の外周面から突
出して設けられている。また、この当り面13の両端部
には、隙間12の幅よりかなり大きくされた幅をもつ接
触防止用のぬすみ孔14設けられている。
【0034】さらに、チップシュラウド翼7の外周面に
は、ぬすみ孔14が設けられている位置より前縁側、お
よびぬすみ孔14が設けられている位置より後縁側のそ
れぞれに、周方向にフィン8が立設されている。このチ
ップシュラウド翼7の外周面に設けられるフィン8は、
ケーシング3の内周面とチップシュラウド翼7の外周面
との間を流れる主流ガス1のもれ流れを、極力少く為に
設けられており、タービン効率の低下を防止するととも
に、隣接するチップシュラウド翼7の隣接部の当り面1
2両脇に設けられたぬすみ14から、チップシュラウド
翼7の内周を流れ、動翼4に流入する主流ガス1の一部
がチップシュラウド翼7外周面へ流出するのを減少させ
るようにしている。
【0035】すなわち、本実施の形態のフィン8では、
上流側フィン81 の背高が強度及び圧損面から考慮し
て、図4(b)に示す従来の下流側フィン082 と同じ
高さにされ、ケーシング3の内周面の近傍に頂部をもつ
後流側フィン82 の高さの約1/2の高さにされてい
る。
【0036】本実施の形態のガスタービン動翼10は、
上述の構成にされているので、上流側フィン81 、下流
側フィン82 、チップシュラウド翼7の外周面およびケ
ーシング3の内周面で区画されたキャビティ12内の静
圧は、上流側フィン81 によるシール効果が小さくな
り、ケーシング3と上流側フィン81 上端との間隙を通
ってキャビティ11に侵入してくる主流ガス1には、殆
んど圧損は発生せず、キャビティ11内の静圧は、従来
のガスタービン動翼010のキャビティ011の静圧
が、動翼06の上流静圧と下流静圧の平均静圧程度にま
で低下していたのに対して、動翼4の上流静圧と略等し
くなる静圧にまで高くすることができる。
【0037】これにより、チップシュラウド翼7の内周
面側を流れ、動翼6内に流入する主流ガスのうち、ぬす
み孔14を抜けて、キャビティ11内に流入する主流ガ
スの流量が減少する。このことは、ぬすみ孔14近傍の
部材が、チップシュラウド翼の下面から上面に流れる高
温の主流ガスに曝らされることが少くなり、メタル温度
の上昇が抑えられるとともに、冷却穴9から流入する冷
却空気が、ぬすみ孔14から流入する多量の高温の主流
ガス1によって加熱されることがなくなり、主流ガス1
よりかなり低いガス温度に保持されるようになるため
に、ガスタービン動翼10の翼端部の冷却効果が上げら
れることになる。
【0038】数値流体シュミレーション結果によれば、
本実施の形態のように、上流側フィン81 の高さを下流
側フィン82 の高さの1/2にしたことにより、ぬすみ
孔14を抜けて、チップシュラウド翼7の内周面側から
外周面側に流出する主流ガス1の流量は半減し、これに
より、ぬすみ孔14近傍のメタル温度は著しく低減し、
またチップシュラウド翼7の外周側に接触するガス温
度、すなわち、キャビティ11内のガス温度も、冷却穴
9から流入する冷却空気による冷却効果が保持されメタ
ル温度を、約20℃低下させることができることがわか
った。この20℃のメタル温度低減は、高温から高応力
場でのクリープ域でのガスタービン動翼10の寿命を数
103 〜数104 h延長できる。
【0039】さらに、本実施の形態のガスタービンチッ
プシュラウド翼では、背高が下流側フィン82 と略同じ
にされている、従来の上流側フィン81 の背高を機械加
工により削り込むことにより、下流側フィンの背高の1
/2にすることだけで効果が得られるので、加工費が非
常に低廉のものにでき、短時間で製作できる効果もあ
る。
【0040】次に、図2(a)は本発明のガスタービン
シュラウド翼の実施の第2形態を示す平面図、図2
(b)は図2(a)に実施の形態の側面図である。図に
示すように、動翼6の翼端に固着されて、動翼6の翼幅
方向に貫通させた図示省略した冷却通路に連結する冷却
孔9を開口させた、チップシュラウド翼7の外周面上に
は、ケーシング2内周面とチップシュラウド翼7の外周
面との間に形成される隙間をシールして、この隙間から
の主流ガス1の流出を防止するようにしたフィン15
が、周方向に4列設けられている。
【0041】この4列のフィン15を、上流側から第1
フィン151 、第2フィン152 、第3フィン153
よび第4フィン154 と呼ぶことにする。また、隣接し
て設けられるチップシュラウド翼7の隣接部に設けられ
る隙間12の一部分に設けられる当り面13、および当
り面13の両側に設けられるぬすみ孔14は、チップシ
ュラウド翼との外周面上の最上流側に設けられる第1フ
ィン151 と、第1フィン152 のすぐ後流側の第2フ
ィン152 の間に設けられるキャビティ111 に設ける
ようにした。
【0042】本実施の形態のガスタービンチップシュラ
ウド翼は、上述の構成により、チップシュラウド翼7の
外周面上に立設されるフィンの枚数を4枚とすることに
より、最上流に設置される第1フィン151 と、第1フ
ィンのすぐ後流側に設置される第2フィン152 との間
に形成される第1キャビティ111 内の静圧を高めるこ
とができる。
【0043】すなわち、チップシュラウド翼7の外周面
に2枚の上流側フィン81 と下流側82 を配置して、形
成したキャビティ11内の静圧は、前述したように、キ
ャビティ静圧(上流静圧+下流静圧)/2となるが、
チップシュラウド翼7の外周面の軸方向に、第1フィン
151 〜第4フィン154 を設けるようにした、本実施
の形態における第1フィン151 と第2フィン152
間に形成される第1キャビティ111 内の静圧は、前述
したように、キャビティ静圧上流静圧−1/3(上流
静圧−下流静圧)=2/3(上流静圧)+1/3(下流
静圧)となり、上流静圧が下流静圧より、かなり大きい
ことから、前述したキャビティ11内の静圧よりかなり
高くすることができる。
【0044】なお、参考として、チップシュラウド翼7
の外周面に3枚のフィンを設けたキャビティ内の圧力変
化と、4枚のフィンを設けた本実施の形態におけるキャ
ビティ内の圧力変化の様子を図5に示す。図に示すよう
にチップシュラウド翼上面における圧力分布すなわちキ
ャビティ内の圧力は両者で異なる。しかも、フィン4枚
を設けた本実施の形態における当り面13のぬすみ孔1
4位置での圧力が、図5(b)に示すフィン3枚設けた
場合よりもΔPだけ高くなる。この為、チップシュラウ
ド主翼7下面からの主流ガスの流出量は、本実施の形態
の場合の方が少くなる効果があることがわかる。
【0045】従って、チップシュラウド翼7の外周面
に、第1フィン151 〜第4フィン154 からなるフィ
ン15を周方向に設けると共に、チップシュラウド翼7
の隣接部の当り面13両側に設けるぬすみ孔14を、第
1フィン151 と第2フィン152 の間に設ける、第1
キャビティ111 に配置するようにしたことにより、チ
ップシュラウド翼7の内周面側を流れる主流ガス1が、
ぬすみ孔14を通ってチップシュラウド翼7の外周面側
に抜ける主流ガス1の流量を半減させることができる。
【0046】これにより、この高温の主流ガス1の流入
減少に伴せ、キャビティ111 内のガス温度が低下し、
チップシュラウド翼7上面、換言すればガスタービン翼
10翼端部の冷却効果が大きくなるとともに、特に主流
ガスに直接曝らされる、ぬすみ孔14近傍の当り面付近
のガス温度は、冷却穴から流入する冷却空気による冷却
効果が強められることにより、メタル温度を数0℃〜数
10℃低減させることができる。
【0047】高温かつ高圧力場でのクリープ域での、こ
の数℃〜数10℃のメタル温度低減は、ガスタービン動
翼10の寿命を数103 〜数104 h延長できる効果が
ある。このように、実施の形態のガスタービンチップシ
ュラウド翼によれば、上述した構成により、高温の主流
ガス1で高温になることのあった、特にぬすみ孔14近
傍のメタル温度の上昇が抑制され、また、ガスタービン
動翼10の翼端部が効果的に冷却され、クリープ変形が
起きにくくなり、ガスタービン翼の運用寿命を長くする
ことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガスター
ビンチップシュラウド翼によれば、チップシュラウド翼
の外周面上を周方向に立設するようにしたフィンが、外
周面の上流側に配置される上流側フィンと、上流側フィ
ンよりも下流側に配置されるチップシュラウド翼の隣接
部に設けられるぬすみ孔よりも、さらに下流側の外周面
上に配置される下流側フィンとからなる2列で形成され
るとともに、上流側フィンの背高が、下流側フィンの背
高よりも小さくなる構成にした。
【0049】これにより、上流側フィンと下流側フィン
の間に形成されるぬすみ孔を開口させたキャビティ内の
静圧を、動翼上流部分の上流静圧と同等の大きさにまで
上げることができ、チップシュラウド翼の内周面側を流
れ、動翼を通過する主流ガスの静圧とキャビティ静圧と
の差が小さくすることができ、主流ガスのうちぬすみ孔
6を抜けて、キャビティ内に流入する主温ガスの流量が
減少させることができる。
【0050】この結果、ぬすみ孔周辺がチップシュラウ
ド翼の下面から上面に流れ込む主流ガスによって加熱さ
れる度合が小さくなり、メタル温度の上昇が抑えられる
と共に、キャビティ内に導入された冷却空気が、流入し
て混合する主流ガスに加熱されて上昇する温度の上昇が
抑えられ、従来のガスタービンチップシュラウド翼に比
較して、メタル温度は約20℃低下する。
【0051】この高温かつ高応力場でのクリープ域でメ
タル温度の低減によりガスタービン動翼の寿命を数10
3 〜数104 h延長できる効果がある。
【0052】さらに、本発明のガスタービンチップシュ
ラウド量によれば、チップシュラウド翼の外周面上を周
方向に立設されるようにしたフィンが、チップシュラウ
ドの外周面上の周方向に少なくとも4列設けられるとと
もに、チップシュラウド翼の隣接部に設けられるぬすみ
孔が、チップシュラウド翼の外周面上の最上流に設けら
れたフィン列と、これのすぐ後流側に設けられたフィン
列との間に形成されるキャビティに設ける構成にした。
【0053】これにより、ぬすみ孔が設けられるキャビ
ティ内の静圧が、従来のガスタービン動翼におけるキャ
ビティ内の静圧に比較して高くすることができる。これ
により、この高温の主流ガスのキャビティ内への流入が
減少し、キャビティ内のガス温度が低下し、チップシュ
ラウド翼上面等、ガスタービン翼翼端部の冷却効果が大
きくなるとともに、特に、主流ガスに直接曝らされるぬ
すみ孔が設けられた当り面付近に設けられる部材の主流
ガスによる加熱が低減され、冷却穴から流入する冷却空
気による冷却効果が強められて、メタル温度を低減させ
ることができる。この高温から高応力場でのクリープ域
でのメタル温度の低減によりガスタービン動翼の寿命を
数103 〜数104 h延長できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービンシュラウド翼の実施の第
1形態を示す図で、図1(a)は平面図、図1(b)は
図1(a)に示す実施の形態の側面図,
【図2】本発明のガスタービンシュラウド翼の実施の第
2形態を示す図で、図2(a)は平面図、図2(b)は
図2(a)に示す実施の形態の側面図,
【図3】ガスタービンの部分縦断面図,
【図4】従来のガスタービンシュラウド翼の一例を示す
図で、図4(a)は平面図,図4(b)は図4(a)の
側面図,
【図5】チップシュラウド翼の外周面に設けるフィンの
数と、フィンの間に形成されるキャビティ圧の関係を示
す図で、図5(a)は4枚のフィンを設けた場合、図5
(b)は3枚のフィンを設けた場合を示す図である。
【符号の説明】
1,01 主流ガス 2,02 (主流ガス)流路 3,03 ケーシング 4,04 静翼 05 ディスク 6,06 動翼 7,07 チップシュラウド翼 8,08 フィン 81 ,081 上流側フィン 82 ,082 下流側フィン 9,09 冷却穴 10,010 ガスタービン動翼 11,011 キャビティ 111 第1キャビティ 112 第2キャビティ 113 第3キャビティ 12,012 隙間 13,013 当り面 14,014 ぬすみ孔 15 フィン 151 第1フィン 152 第2フィン 153 第3フィン 154 第4フィン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービン動翼の翼端に固着されて、
    前記ガスタービン動翼の翼幅方向に貫通させた冷却孔に
    連通する冷却穴を外周面に開口させたチップシュラウド
    翼、および前記外周面上を、周方向に配設され、前記ガ
    スタービン動翼を包囲して設けたケーシング内周面と前
    記外周面との間に形成される隙間からの主流ガスの流出
    を低減するようにしたフィンを設けたガスタービンチッ
    プシュラウド翼において、前記フィンが前記外周面の周
    方向に2列設けられるとともに、前記フィンのうち上流
    側に設置される上流側フィンの背高が、下流側に設置さ
    れ、前記上流側フィンとともに、隣接して設けた前記チ
    ップシュラウドの隣接部に設けた当たり面の両端部のぬ
    すみ孔を開口させたキャビティを形成するようにした下
    流側フィンの背高よりも小さくされていることを特徴と
    するガスタービンチップシュラウド翼。
  2. 【請求項2】 ガスタービン動翼の翼端に固着されて、
    前記ガスタービン動翼の翼幅方向に貫通させた冷却孔に
    連通する冷却穴を外周面に開口させたチップシュラウド
    翼、および前記外周面上を、周方向にフィンを配設さ
    れ、前記ガスタービン動翼を包囲して設けたケーシング
    内周面と前記外周面との間に形成される隙間からの主流
    ガスの流出を低減するようにしたフィンを設けたガスタ
    ービンチップシュラウド翼において、前記フィンが前記
    外周面の周方向に少なくとも4列設けられるとともに、
    隣接して設けた前記チップシュラウド翼の隣接部に設け
    た当たり面の両端部のぬすみ孔が、前記フィンのうちの
    上流側に設けられた2列の前記フィンの間に設けられた
    キャビティに設けられていることを特徴とするガスター
    ビンチップシュラウド翼。
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