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JPH10316777A - 液晶ポリマーフィルムの表面改質方法 - Google Patents

液晶ポリマーフィルムの表面改質方法

Info

Publication number
JPH10316777A
JPH10316777A JP10124455A JP12445598A JPH10316777A JP H10316777 A JPH10316777 A JP H10316777A JP 10124455 A JP10124455 A JP 10124455A JP 12445598 A JP12445598 A JP 12445598A JP H10316777 A JPH10316777 A JP H10316777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
liquid crystal
polyester
crystal polymer
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10124455A
Other languages
English (en)
Inventor
Edwin C Culbertson
エドウィン・シー・カルバートソン
D Gestar Landy
ランディー・ディー・ジェスター
John A Penoyer
ジョン・エイ・ペノイアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CNA Holdings LLC
Original Assignee
HNA Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HNA Holdings Inc filed Critical HNA Holdings Inc
Publication of JPH10316777A publication Critical patent/JPH10316777A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/12Bonding of a preformed macromolecular material to the same or other solid material such as metal, glass, leather, e.g. using adhesives
    • C08J5/124Bonding of a preformed macromolecular material to the same or other solid material such as metal, glass, leather, e.g. using adhesives using adhesives based on a macromolecular component
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2367/00Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
    • C08J2367/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08J2367/03Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the dicarboxylic acids and dihydroxy compounds having the hydroxy and the carboxyl groups directly linked to aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition
    • C09K2323/05Bonding or intermediate layer characterised by chemical composition, e.g. sealant or spacer
    • C09K2323/059Unsaturated aliphatic polymer, e.g. vinyl

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶ポリマーフィルムを表面改質して接着性
物質、並びに、インク、剥離コーティング、及び接着抵
抗性コーティングのような他の物質へのフィルム接着性
を向上させる方法を提供すること。 【解決手段】 芳香族液晶ポリエステルフィルムの表面
を改質する方法であって、(a)前記フィルムの少なく
とも1つの表面に接着促進コーティングを施す工程;
(b)その後に、前記フィルムを前記ポリエステルの融
点を越える温度に加熱する工程;及び(c)前記加熱さ
れたフィルムに圧力をかけて表面改質液晶フィルムを形
成する工程を含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ポリマー(L
CP)フィルム、及び他の物質にLCPフィルムを接着
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】他のポリマーフィルムに比較して、LC
Pフィルムは、典型的には、高い強度及びモジュラスを
有し、そして他の有用な特性、例えば、低いガス透過率
と低い誘電率も有し得る。これら理由から、LCPフィ
ルムを他の物品又はフィルムに接着させることが望まし
い。このことは、他のフィルムとの積層体を形成するこ
とを可能にする。更には、LCPフィルムを他の物質で
コーティングして一定の用途についてのそれの特性を高
めることが望ましいといえる。このコーティング、物品
又はフィルムは、剥離又は分離を避けるために、LCP
フィルムによく接着するのが好ましい。通常、2種の異
なる物質又は物品を一緒に接着させるのに接着剤が用い
られる。しかしながら、1つの物品又は物質が接着剤で
強い接着を形成しないなら、この操作は良好な接着をも
たらさない。LCPフィルムは、通常、LCPの化学的
及び物理的特性に起因して、多くの接着性物質を含む他
の物質にあまり接着しない。従って、そのようなLCP
フィルムを他のフィルムに接着させること、化学的な層
でLCPフィルムを予備コーティングすること、又はL
CPフィルム上に物品を接着させることは難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、LC
Pフィルムを表面改質して接着性物質、並びに、イン
ク、剥離コーティング、及び接着抵抗性コーティングの
ような他の物質へのフィルム接着性を向上させる方法を
提供することである。本発明の他の目的は、LCPフィ
ルムと他の物品又はフィルムとの間に強い接着を形成す
る方法を提供することである。本発明の更なる目的は、
芳香族液晶ポリエステルフィルムの接着を向上させる方
法を提供することである。本発明の他の目的は、向上し
た接着特性を有する表面改質されたLCPフィルムを提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、好ましくは全
芳香族LCPポリエステルフィルムである、芳香族液晶
ポリエステルフィルムの表面を改質する方法を提供す
る。場合により、LCPフィルムを最初にコロナ処理し
てもよい。この方法は、(a)LCPフィルムに接着促
進コーティングを施す工程;(b)その後に該フィルム
を該液晶ポリエステルの融点を越える温度に加熱する工
程;及び(c)該加熱された表面に圧力をかける工程を
含む。一般に、工程(b)と(c)は同時に行われる。
好ましくは、圧力をかける前に、コートしたフィルムを
2層の剥離フィルムの間に配置する。加圧工程後、剥離
フィルムをLCPフィルムから剥がし、そして接着性物
質をコートされた表面に施すことができる。
【0005】
【好ましい態様の詳細な説明】本発明の好ましい態様に
おいては、接着促進コーティングをLCPポリエステル
フィルムの表面に施す。この際、そのポリエステルは、
4−ヒドロキシ安息香酸及び6−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸から誘導されたモノマー単位を含む。そのような
LCPポリエステルの例には、ニュージャージー州シュ
ミットのヘキスト・セラニーズ・コーポレーションから
入手できるLCPポリマー樹脂のVECTRATMファミ
リーが含まれる。これらVECTRA・LCPポリエス
テルには、一般には、これら2種のモノマー単位が含ま
れ、これらLCPポリエステルの全てはこの発明に用い
ることができる。好ましいLCPポリエステルは、本質
的に、4−ヒドロキシ安息香酸及び6−ヒドロキシ−2
−ナフトエ酸から誘導されたモノマー単位からなり、V
ECTRA・A及びC・LCPポリエステル樹脂として
充填剤入り形態で、そしてVECTRANTMという商標
の下で無充填剤形態で販売されている。他のLCPポリ
エステルもこの発明に用いることができ、それらには、
一般に、1種又はそれを越える以下のモノマーに加え
て、場合により他のモノマーから誘導されるモノマー単
位が含まれる:4,4’−ビフェノール、4,4’−ビ
フェニルジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸、2,6−ジヒドロキシナフタレン、6−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸、4−ヒドロキシ安息香酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、及びハイドロキノン。
【0006】LCPをまずコロナ又はプラズマで処理し
て、そのフィルムの表面湿潤特性を向上させてもよい。
コロナ処理はより経済的でありかつ空気中で行うことが
できるので好ましい。コロナ処理したフィルムを用いる
と、水基剤コーティングに特に有利である。コロナ処理
は、コーティングが有機溶媒中で行われるときにはあま
り有利ではない。水基剤コーティングにより表面をより
容易に湿潤化するには、表面を粗くする他の方法(例え
ば、化学エッチング)も用いることができる。コートし
たフィルムをそのLCPポリエステルの融点を越える温
度、典型的にはその融点を約1〜20℃越える温度、好
ましくは融点を約3〜10℃越える温度に加熱する。こ
うすると、そのポリエステルフィルム表面が溶融する。
コーティングを更にそのフィルムの溶融表面内に押圧す
るために、この加熱したフィルムをプレス、例えば、二
重ベルトプレス(double belt press)に付するか、又
は静的プレス(static press)でプレスする。
【0007】このフィルムは、一般に、まず加熱され、
次にプレスされるというよりもむしろ加熱されると同時
に圧力に曝される。フィルムとコーティングがプレス機
に粘着するのを防ぐために、好ましくは、まず、コート
したフィルムを、この方法で用いられる温度及び圧力で
は溶融せず、かつこの方法の最中にLCPフィルム又は
コーティングと反応も接着もしない2層の剥離フィルム
の間に挟む。剥離フィルムとしてポリイミドフィルム
(例えば、KAPTONTMポリイミドフィルム)が特に
有用である。また、圧力をかけるプレス機の表面をフル
オロポリマーのような剥離型のコーティング又は非粘着
性コーティングでコートしてもよい。
【0008】熱プレス操作が完了した後、コートされた
LCPフィルムから剥離フィルム層を剥がす。LCPフ
ィルムをまずLCPの融点未満の温度(一般には周囲温
度)に冷やしてそれを固化させてから、剥離層を取り除
く。周囲空気又は冷やした空気への暴露、冷蔵、その表
面上に冷却用流体を通すこと、及び当該技術分野で普通
に用いられる他の方法を含む如何なる適当な方法によっ
ても、このフィルムを冷やすことができる。プレス工程
は、ベルト、プレート、ロール等、並びにこれらの組み
合わせのようなプレス部材の間でフィルムをプレスする
ことを含む、あらゆる適するプレス装置によっても行う
ことができる。二重ベルトプレス機及び静的プレス機が
特に有用である。プレス操作の最中にLCPポリエステ
ルをその融点以上に保持するために、1又はそれを越え
る加熱されたプレス部材を用いるのが有利であり得る。
この発明に実際に用いることができる適する圧力は、2
5〜7500psiである。
【0009】適する接着促進コーティング物質は、一般
に、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリイミド、ポリア
ミド、ポリウレタン等のようなポリマーである。これら
ポリマーは、熱プレス工程の条件下で分解することのな
いように十分に熱安定性でなければならない。ポリエス
テルやアクリル酸ポリマーに見られるカルボン酸基又は
エステル基のような、LCPポリエステルのエステル基
とエステル化し得る官能基を有するポリマーが特に適し
ていると考えられる。好ましい例には、イソフタル酸、
エチレングリコール、及び5−スルホイソフタル酸のコ
ポリマーのような、米国特許第4,493,872号に
開示されているように、金属によく接着する熱可塑性ポ
リエステルが含まれる。米国特許第4,476,189
号、第4,525,419号、第4,571,363
号、第4,745,019号、及び第4,585,68
7号に記載されている関連ポリエステルも、この発明に
適すると考えられる。アクリル酸ポリマーは官能性のエ
ステル基を有しており、この発明における表面改質剤と
して有用である。実施例においては、熱可塑性ポリエス
テル及び架橋性アクリル樹脂を用いたが、他のポリエス
テル及びアクリル樹脂も同じように十分に用いることが
できると考えられる。
【0010】本接着促進コーティング物質は、一般に、
溶液又は水性分散液(例えば、ラテックス)の形で施さ
れるので、コーティング物質は薄膜として存在する。水
性分散液を適用する場合、LCPフィルムをまずコロナ
処理又はプラズマ処理して湿潤性を向上させるのが好ま
しく、コロナ処理が好ましい。次いで、熱プレス工程の
前に溶媒又は水を蒸発させる。これらコーティング物質
は、プレス工程の後に、トップコーティング又は接着コ
ーティングに容易に接着する表面を提供する。従って、
この方法は、トップコーティング又は接着剤に対してよ
り良好に接着するように改質された表面を有するLCP
フィルムをもたらす。
【0011】本接着促進フィルムは、フィルムを含む他
の物品に接着して、新規で有用な物を形成することがで
きる。接着剤を使用することによる接着は、一緒に接着
される一方又は両方の表面に接着剤を塗布してから、こ
れら2つの表面を一緒にプレスすることにより行われ、
この場合、一方の表面は表面改質されたフィルムの表面
であり、他方はある物品の表面である。例えば、LCP
フィルムを異なる特性を有する別のフィルムに接着させ
て、両方のフィルムの最良の特性の望ましい組み合わせ
を有する積層体を提供することができる。例えば、ポリ
オレフィンとLCPの積層フィルムは、LCPに起因し
て良好な気体遮断特性を有し、そして記述、印刷、又は
型押に適するポリオレフィン表面を有するであろう。
【0012】表面改質されたLCPフィルムを他の物品
又はフィルムに接着させる接着剤の選択は、どの接着剤
がその表面改質されたLCPフィルム及びその他の物品
又はフィルムに接着するかに従って選択される。一般
に、接着剤は、表面改質されたLCPの表面改質性ポリ
マーと他の物品又はフィルムの両方によく接着しなけれ
ばならない。そのような選択は、当業者により容易にな
される。本発明の方法により製造される改質フィルムに
ついての多くの用途が当業者には明らかであろう。以下
の実施例は、本発明の幾つかの態様を示すものである。
しかしながら、本発明は、これら態様に限定されるもの
として解釈されるものではない。
【0013】
【実施例】
実施例1 コロナ処理したVECTRANTM2ミルA型芳香族液晶
ポリエステルフィルム(VECTRA・A・LCPポリ
エステルから作ったもの;4−ヒドロキシ安息香酸及び
6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸から誘導されたモノマ
ー単位から本質的になる)を Rohm and Haas RHOP
LEXTMAC−201架橋性アクリル樹脂コーティング
の45%水性分散液でコートした。コーティングをオー
ブン中で100℃で1分間乾燥させた。次いで、コート
したフィルムを2層のポリイミド剥離フィルムの間に挟
んで二重ベルトプレス機に入れて、加圧下で約295℃
に、即ち、このLCPフィルムの融点を越える温度に加
熱した。このフィルムを冷却して取り出し、剥離層を取
り除いて表面改質LCPフィルムを得た。接着性は、Ro
gers R-2005 接着剤を用いて、この表面処理LCPフィ
ルムをポリイミドフィルムに接着させて評価した。この
R-2005 接着剤は、金属をポリイミドに接着させるため
の標準的接着剤である。90°剥離強さを標準的試験法
(以下に記載)を用いて測定したところ、未改質LCP
対照の50g重/インチに比べて382g重/インチで
あった。この90°剥離強さは、あるフィルムがやはり
フィルムの形態であってもよいもう一方の物質にどれほ
ど良好に接着するかを定める。一枚に積層した2片のフ
ィルムについての90°剥離強さ試験を1インチ幅の積
層体片で行う。積層体の一端におけるフィルムの端部を
引き離してそれぞれを張力試験機の万力に挟む。フィル
ムの端部を12インチ/分の速度で引き離す。それらが
離れるにつれて、フィルムの端部は、それぞれ積層体か
らみて約90°の角度になる。フィルムをそれぞれ積層
体に対して90°角で剥がすのに必要な力をグラム重で
測定して、90°剥離強さとして示す。
【0014】実施例2 コロナ処理したVECTRANTMLCP・A型フィルム
(実施例1と同じもの)を米国特許第4,493,87
2号に教示された熱可塑性ポリエステルコーティングの
10%水性分散液でコートした。コーティングをオーブ
ン中で100℃で1分間乾燥させた。次いで、コートし
たフィルムを2層のポリイミド剥離フィルムの間に挟ん
で実施例1と同じ条件下で二重ベルトプレス機に入れ
た。このフィルムを冷却して取り出し、剥離層を取り除
いて表面改質LCPフィルムを得た。接着性は、Rogers
R-2005 接着剤を用いて、この処理LCPフィルムをポ
リイミドフィルムに接着させて評価した。90°剥離強
さは、未改質LCP対照の50g重に対して560g重
であった。
【0015】実施例3 この実施例は、接着促進コーティングの濃度及び量の改
質LCPフィルムの接着性への作用を示すものである。
コロナ処理したVECTRANTMフィルム(実施例1と
同じもの)を Rohm and Haas RHOPLEXTMAC−
201架橋性アクリル樹脂コーティングの45%水性分
散液でコートした。別の芳香族液晶ポリエステルフィル
ムをAC−201アクリル樹脂コーティングの10%水
性分散液でコートした。これらコートしたフィルムをオ
ーブン中で100℃で1分間乾燥させた。次いで、コー
トしたフィルムをポリイミド剥離フィルムの間に挟んで
実施例1と同じ条件下で二重ベルトプレス機に入れた。
これらフィルムを冷却して取り出し、剥離層を取り除い
て表面改質LCPフィルムを得た。接着性は、Rogers R
-2005 接着剤を用いて、この処理LCPフィルムをポリ
イミドフィルムに接着させて評価した。90°剥離強さ
は、45%分散液については587g重で、10%分散
液については553g重であった。対照(未改質VEC
TRANフィルム)の剥離強さは50g重であった。か
くして、この実施例における濃度の差は、接着性試験に
殆ど差を生じさせなかった。このことは、必要な最小限
の量が存在する限り、接着促進コーティングの量への依
存性は殆どないことを示している。ここに示さなかった
本発明の多くの変形が当業者には明らかであろう。本発
明は、ここに示しそして記載した態様に限定されず、特
許請求の範囲に入る全ての主題を包含する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランディー・ディー・ジェスター アメリカ合衆国サウス・カロライナ州,グ リーア,レイク・カニンガム・ロード 1795 (72)発明者 ジョン・エイ・ペノイアー アメリカ合衆国サウス・カロライナ州,グ リーンヴィル,ストラブリッジ・ドライブ 106

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族液晶ポリエステルフィルムの表面
    を改質する方法であって、 (a)前記フィルムの少なくとも1つの表面に接着促進
    コーティングを施す工程; (b)その後に、前記フィルムを前記ポリエステルの融
    点を越える温度に加熱する工程;及び (c)前記加熱されたフィルムに圧力をかけて表面改質
    液晶フィルムを形成する工程を含む方法。
  2. 【請求項2】 工程(b)と(c)が同時に行われる、
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 芳香族液晶フィルムを工程(a)の前に
    コロナ処理する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 圧力が2つのプレス部材の間にかけられ
    る、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 プレス部材が剥離性コーティング又は非
    粘着性コーティングでコートされている、請求項4記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 プレス部材が、ロール、ベルト、プレー
    ト、及びそれらの組み合わせからなる群から選択され
    る、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 プレス部材が二重ベルトプレス機内のベ
    ルトである、請求項4記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリエステルが、4−ヒドロキシ安息香
    酸及び6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸から誘導された
    モノマー単位を含む、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 芳香族液晶フィルムを工程(a)の前に
    コロナ処理する、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 接着促進コーティングが、アクリル樹
    脂、ポリエステル、ポリイミド、ポリウレタン、及びポ
    リアミドからなる群から選択されるポリマーである、請
    求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 接着促進コーティングが、架橋性アク
    リル樹脂及び熱可塑性ポリエステルからなる群から選択
    される、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 芳香族ポリエステルが4−ヒドロキシ
    安息香酸及び6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸から誘導
    されたモノマー単位を含み、そして接着促進コーティン
    グが架橋性アクリル樹脂及び熱可塑性ポリエステルから
    なる群から選択される、請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 芳香族液晶ポリエステルフィルムを物
    品に接着させる方法であって、前記液晶ポリエステルフ
    ィルムの表面を請求項1に記載した通りに改質してか
    ら、前記表面改質液晶ポリマーフィルムを前記物品に接
    着させる工程を含む方法。
  14. 【請求項14】 表面改質液晶ポリマーフィルムを、前
    記表面改質液晶ポリマーフィルムを物品に接着する前
    に、その融点未満の温度に冷却する、請求項13記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 物品がフィルムである、請求項13記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の方法により製造される
    表面改質液晶ポリマーフィルム。
  17. 【請求項17】 請求項8記載の方法により製造される
    表面改質液晶ポリマーフィルム。
  18. 【請求項18】 請求項10記載の方法により製造され
    る表面改質液晶ポリマーフィルム。
  19. 【請求項19】 物品に接着した表面改質液晶ポリマー
    フィルムを含む物であって、請求項13の方法により作
    られた物。
  20. 【請求項20】 第2のフィルムに接着した表面改質液
    晶ポリマーフィルムを含む積層体であって、請求項15
    の方法により作られた積層体。
JP10124455A 1997-05-07 1998-05-07 液晶ポリマーフィルムの表面改質方法 Pending JPH10316777A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/852,752 US5885668A (en) 1997-05-07 1997-05-07 Process for surface modification of an LCP film
US852752 1997-05-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10316777A true JPH10316777A (ja) 1998-12-02

Family

ID=25314120

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10124455A Pending JPH10316777A (ja) 1997-05-07 1998-05-07 液晶ポリマーフィルムの表面改質方法

Country Status (2)

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US (1) US5885668A (ja)
JP (1) JPH10316777A (ja)

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