JPH10291365A - 多色インクセット及びインクジェット記録方法 - Google Patents
多色インクセット及びインクジェット記録方法Info
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- JPH10291365A JPH10291365A JP10352697A JP10352697A JPH10291365A JP H10291365 A JPH10291365 A JP H10291365A JP 10352697 A JP10352697 A JP 10352697A JP 10352697 A JP10352697 A JP 10352697A JP H10291365 A JPH10291365 A JP H10291365A
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/40—Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
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Abstract
く鮮明で適度な画像濃度のカラー画像を高速で定着性よ
く得るのに好適な多色インクセットの提供。 【解決手段】 カルボン酸構造又はカルボン酸塩構造が
表面に露出する水不溶性色材と、水と、水溶性有機溶媒
とを少なくとも含有し、20℃における表面張力が30
〜60mN/mである黒インク、並びに、シアン、マゼ
ンタ及びイエローから選択される1種以上の水溶性色材
と、水と、水溶性有機溶媒とを少なくとも含有し、20
℃における表面張力が20〜50mN/mでありかつ前
記黒インクの表面張力よりも低く、前記水溶性色材の5
0重量%以上が、20℃における水への溶解度が10重
量%以下であるカラーインクを含むことを特徴とする多
色インクセットである。
Description
録方法に好適な多色インクセット、及び該多色インクセ
ットを用いたインクジェット記録方法に関する。
ム等から液体あるいは溶融固体インクを吐出し、紙、
布、フィルム等に記録を行うインクジェット方式のプリ
ンターは、小型、安価、静寂性等の種々の利点があり、
黒色等の単色あるいはフルカラーのプリンターとして多
く市販されている。これらの中でも、圧電素子を用いた
ピエゾインクジェット方式、あるいは、熱エネルギーを
作用させて液滴を形成し記録を行う熱インクジェット方
式は、高速印字、高解像度が得られる、等の多くの利点
を有している。
では、黒、シアン、マゼンタ、イエロー等のインクを用
いることが一般的であるが、これらのインクについて
は、(1)いかなる紙におても1次色、2次色のいずれ
も滲みのない鮮明な画像が得られること、(2)黒文字
画像が鮮明で滲みがないこと、(3)画像の保存安定
性、特に耐水性、耐光性がよいこと、(4)画像の定着
性がよいこと、(5)いかなる紙においても異色間の滲
みがないこと、(6)画像の抜け、欠けがないこと、等
の多くの特性が要求される。
為、従来から多くの提案がされ、かつ実行されている。
例えば、特開平3−122171号公報、USP5,1
85,034号明細書、USP5,145,519号明
細書、USP5,273,573号明細書、USP5,
143,547号明細書等においては、特定の染料を組
合せることによりインクジェット記録専用のコート紙上
で良好な色調が得られることが報告されている。しか
し、これらの場合、普通紙上での色調が十分でない、あ
るいは特に黒色の文字画像が鮮明でない、OHPシート
上の色再現が良好でない、画像の耐水性、耐光性が十分
でない、等の問題がある。
保存安定性、特に耐水性を改善する多くの提案がなされ
ており、また実行されている。例えば、水溶性染料の親
水基としてカルボン酸基を用いた染料、所謂「高耐水性
染料」を用いることが行われている。しかし、この場合
でも、主に文字の印字に用いられる黒インクは水がかか
ると判読不能となり、耐水性が依然として十分でないと
いう問題がある。このため、色材として顔料を用いるこ
とも提案されている。しかし、この場合、ほぼ十分な耐
水性、耐光性が得られるものの、特にカラー画像で鮮明
な画像が得られない、プリントノズル先端で詰まりが生
じ易く、画像の抜け・欠けが発生し易い、あるいは画像
の定着性が悪い等、信頼性に問題がある。
を顔料分散インクとし、カラーインクを染料インクとす
る多色インクセットを用いたインクジェット記録装置も
市販されている。黒インクを顔料分散インクにすること
は、耐水性及び画質改善に非常に効果的ではあるもの
の、しかしながら、この場合には、紙、フィルム等の被
記録材への定着性に問題がある。ここで、かかる定着性
を改善するためにインク中にバインダーとなる成分を添
加すると、目詰まりが発生し易くなるため、定着性を大
幅に改善するのに十分な量の当該成分をインク中に添加
させることはできない一方、インクを紙中に十分浸透さ
せると、定着性は改善されるが、画像濃度の低下、画像
滲みが増加する等の問題が生じてしまう。
場合が多いため、特に画像の太り、滲みを防止する観点
から、表面張力を高めに設定し、紙への浸透に10秒以
上要するように設計される。このような黒インクを用い
て、特に普通紙上にフルカラー画像を記録すると、異色
間で滲みが生じてしまうという問題がある。このため、
従来から多くの提案がなされている。例えば、USP
5,198,023号明細書においては、アニオン染料
を含有する黒インクと、多価凝結剤と、カチオン染料を
含有するイエローインクとの組合せにより色間滲みを防
止することが提案されている。しかしながら、この場
合、インクの長期保存性に問題があり、熱インクジェッ
ト方式においてはヒーター上への焦げつき、所謂コゲー
ションが問題となる。
ては、紙への浸透の遅いインクと浸透の速いインクとを
隣接して印字する際、浸透の速いインクと浸透の遅いイ
ンクとを同一位置に印字することにより色間滲みを改善
する方法が提案されている。しかし、この方法の場合、
画像の記録に時間がかかり、プリント速度の高速化を図
ることができないという問題がある。更に、紙をヒータ
で加熱する方法が提案されているが、この方法の場合、
消費電力が多くなり、コストがかかる等の問題がある。
しかも、これらの場合、特に写真並みの画像を得る目的
でカラーインクの染料濃度を0.1〜2.0重量%程度
にして、重ね打ちすることにより階調性を得る方法にお
いては、良好な効果が得られ難い。即ち、黒インクに隣
接する画像部において、単位面積当たりに多くのインク
が印字された部分に、異色画像中への滲み出しが顕著と
なり、好ましくない結果を生じてしまう。
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを目
的とする。即ち、本発明は、前記所望のインク諸特性を
満足し、耐水性、耐光性等に優れ、いかなる紙において
も滲みがなく鮮明で適度な画像濃度を有するカラー画像
を高速で定着性よく得るのに好適な、多色インクセット
及びインクジェット記録方法を提供することを目的とす
る。
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> カルボン酸構造又はカルボン酸塩構造が表面に
露出する水不溶性色材と、水と、水溶性有機溶媒とを少
なくとも含有し、20℃における表面張力が30〜60
mN/mである黒インク、並びに、シアン、マゼンタ及
びイエローから選択される1種以上の水溶性色材と、水
と、水溶性有機溶媒とを少なくとも含有し、20℃にお
ける表面張力が20〜50mN/mでありかつ前記黒イ
ンクの表面張力よりも低く、前記水溶性色材の50重量
%以上が、20℃における水への溶解度が10重量%以
下であるカラーインクを含むことを特徴とする多色イン
クセットである。
クから選択される前記<1>に記載の多色インクセット
である。 <3> カーボンブラックの一次粒径が10〜60nm
であり、カーボンブラックの黒インク中の体積平均粒径
が20〜300nmである前記<2>に記載の多色イン
クセットである。 <4> 水不溶性色材が、カルボン酸構造又はカルボン
酸塩構造を少なくとも含む分散剤で処理されてなる前記
<1>から<3>のいずれかに記載の多色インクセット
である。 <5> 分散剤が、高分子分散剤である前記<4>に記
載の多色インクセットである。 <6> 高分子分散剤の重量平均分子量が、1000〜
10000である前記<5>に記載の多色インクセット
である。 <7> 黒インクの20℃における粘度が、1.5〜
5.0mPasである前記<1>から<6>のいずれか
に記載の多色インクセットである。 <8> 黒インクにおける水不溶性色材の含有量が、2
〜10重量%である前記<1>から<7>のいずれかに
記載の多色インクセットである。
されるフタロシアニン化合物及び一般式(B)で表され
るフタロシアニン化合物から選択され、マゼンタが、下
記一般式(C)で表される化合物から選択され、イエロ
ーが、C.I.ダイレクト イエロー(Direct
Yellow) 144、C.I.ダイレクト イエロ
ー(Direct Yellow) 86及び下記一般
式(D)で表される化合物から選択される前記<1>か
ら<8>のいずれかに記載の多色インクセットである。
R3−G)q 一般式(A)において、Pcは、金属を含有するフタロ
シアニン核を表す。R 1 、R2 及びR3 は、互いに同一
であってもよいし異なっていてもよく、それぞれH、ア
ルキル基又は置換アルキル基を表す。Lは、2価の有機
結合基を表す。Gは、−COSH及び−COOHから選
択される少なくとも1つの置換基で置換された無色の有
機基を表す。t+qは3〜4を表す。Xは、カルボニル
基、下記式(a)で表される基、下記式(b)で表され
る基、又は下記式(c)で表される置換基である。
は−OR6 を表す。Yは、H、Cl、Z、−SR7 又は
−OR7 を表す。Eは、Cl又は−CNを表す。R4 、
R5、R6 及びR7 は、H、アルキル基又は置換アルキ
ル基を表す。 一般式(B)
有するフタロシアニン核を表す。R 1 は、H、アルキル
基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル
基、アラルキル基又は置換アラルキル基を表す。R
2 は、H、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基、ア
ミノ基又は置換アミノ基を表す。t+qは3〜4を表
す。なお、一般式(B)においては、−COSH及び−
COOHから選択される基を−SO3 Hと同数以上有す
る。 一般式(C) Ar1-N=N−J−X-(NR1−L−NR2−X) n −J
−N=N−Ar2 一般式(C)において、Jは、下記式で表される2価の
置換基を表す。
もよいし異なっていてもよく、アリール基又は置換アリ
ール基を表す。Ar1 及びAr2 の少なくと一方は、−
COSH及び−COOHから選択される置換基を少なく
とも1つ有する。R1 及びR2は、互いに同一であって
もよいし異なっていてもよく、H、アルキル基、置換ア
ルキル基、アルケニル基又は置換アルケニル基を表す。
Lは、2価の有機結合基を表す。nは、0又は1を表
す。Xは、カルボニル基、下記式(1)で表される基、
下記式(2)で表される基、又は下記式(3)で表され
る基を表す。
は−OR5 を表す。Yは、H、Cl、Z、−SR6 又は
−OR6 を表す。Eは、Cl又は−CNを表す。R3 、
R4、R5 及びR6 は、互いに同一であってもよいし異
なっていてもよく、H、アルキル基、置換アルキル基、
アルケニル基、置換アルケニル基、アラルキル基又は置
換アラルキル基を表す。R3 及びR4 は、これらが結合
したN原子と共に5員環又は6員環を形成していてもよ
い。 一般式(D)
は、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、
アリール基又は置換アリール基を表す。Ar1 及びAr
2 の少なくと一方は、−COSH及び−COOHから選
択される置換基を少なくとも1つ有する。J1 及びJ2
は、互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、
下記(1)で表される置換基、下記(2)で表される置
換基又は(3)で表される置換基を表す。
ルキル基、アルコキシハロゲン基、−CN、ウレイド基
及び−NHCOR6 から選択される置換基を表す。R6
は、H、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置
換アリール基、アラルキル基又は置換アラルキル基をを
表す。Tは、アルキル基を表す。Wは、H、−CN、−
CONR10R11、ピリジニウム基又は−COOHを表
す。mは、炭素数2〜8のアルキレン鎖を表す。Bは、
H、アルキル基又は−COOHを表す。R1 、R2 、R
3 、R4 、R10及びR11は、互いに同一であってもよい
し異なっていてもよく、H、アルキル基又は置換アルキ
ル基を表す。Lは、2価の有機結合基を表す。Xは、カ
ルボニル基、下記(4)で表される置換基、下記(5)
で表される置換基又は下記(6)で表される置換基を表
す。
NR8 R9 を表す。Yは、H、Cl又は−CNを表す。
Eは、Cl又は−CNを表す。R7 、R8 及びR9 は、
互いに同一であってもよいし異なっていてもよく、H、
アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アル
ケニル基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基
又は置換アラルキル基を表す。R8 及びR9 は、これら
が結合したN原子と共に5員環又は6員環を形成してい
てもよい。nは、1又は2を表す。なお、前記(5)に
おいて、−SO3 Hを有さない場合は、−COSH及び
−COOHから選択された少なくとも2つの置換基を有
する。
ける含有量が、0.1〜8重量%である前記<1>から
<9>のいずれかに記載の多色インクセットである。 <11> 黒インク及びカラーインクにおけるpHが、
6.0〜10.0である前記<1>から<10>のいず
れかに記載の多色インクセットである。 <12> 記録信号に応じてオリフィスからインクの液
滴の吐出を行って記録を行うインクジェット記録方法に
おいて、該インクとして前記<1>から<11>のいず
れかに記載の多色インクセットを用いることを特徴とす
るインクジェット記録方法である。 <13> インクの液滴の吐出を、加熱方式により行う
前記<12>に記載のインクジェット記録方法である。 <14> 加熱方式が、ポリイミド系樹脂を有してなる
ヘッドを用いて行う加熱方式である前記<13>に記載
のインクジェット記録方法である。
作用乃至機構は、必ずしも明らかではないが以下のよう
に推測される。前記<1>に記載の多色インクセットに
おいては、黒インクが、カルボン酸構造又はカルボン酸
塩構造が表面に露出する水不溶性色材を含有し、特定の
表面張力を有し、カラーインクが、水への溶解度が特定
範囲である水溶性色材を含有し、特定の表面張力を有す
るため、該黒インク及び該カラーインクの両方が、紙上
における、水蒸発による粘度増加速度と紙繊維中への拡
散速度とのバランスに優れる。このため、優れた定着性
と色再現性とが両立される。更にこの多色インクセット
においては、各色材同士の反発力が大きく、かつ乾燥後
又は粘度上昇後における再分散性、再溶解性等が著しく
悪い。このため、異なるインク同士を隣接しても互いに
混合することがない。その結果、色間滲みが大幅に抑制
される。
いては、水不溶性色材がカーボンブラックから選択され
るため、該多色インクセットは、耐水性、耐光性が優
れ、かつ化学的に安定で取扱性に優れる。前記<3>に
記載の多色インクセットにおいては、カーボンブラック
の一次粒径が10〜60nmであり、カーボンブラック
の黒インク中の体積平均粒径が20〜300nmである
ため、該多色インクセットによると、容易に高画像が得
られる。前記<4>に記載の多色インクセットにおいて
は、水不溶性色材が、カルボン酸構造又はカルボン酸塩
構造を少なくとも含む分散剤により処理されてなるた
め、該多色インクセットは、分散安定性に優れ、pH等
によりその特性を容易に制御できる。前記<5>に記載
の多色インクセットにおいては、分散剤が高分子分散剤
であるため、該多色インクセットは、立体構造により分
散安定性を保つことができ、耐久性に優れる。前記<6
>に記載の多色インクセットにおいては、高分子分散剤
の重量平均分子量が、1000〜10000であるた
め、該多色インクセットは、分散安定性に優れると共
に、吐出安定性に優れる。前記<7>に記載の多色イン
クセットにおいては、黒インクの20℃における粘度が
1.5〜5.0mPasであるため、該多色インクセッ
トは、ノズルからのインクの流出が発生せず、吐出安定
性に優れる。前記<8>に記載の多色インクセットにお
いては、黒インクにおける水不溶性色材の含有量が2〜
10重量%であるため、該多色インクセットは、特に良
好な画像濃度が得られる。
いては、シアンが、前記一般式(A)で表されるフタロ
シアニン化合物及び前記一般式(B)で表されるフタロ
シアニン化合物から選択され、マゼンタが、前記一般式
(C)で表される化合物から選択され、イエローが、
C.I.Direct Yellow 144、C.
I.Direct Yellow 86及び前記一般式
(D)で表される化合物から選択されるため、該多色イ
ンクセットは、鮮明性に優れる。
おいては、水溶性色材のカラーインクにおける含有量が
0.1〜8重量%であるため、該多色インクセットは、
良好な色バランスが得られる。前記<11>に記載の多
色インクセットにおいては、黒インク及びカラーインク
におけるpHが6.0〜10.0であるため、該多色イ
ンクセットは、保存安定性に優れる。
方法においては、インクとして前記<1>から<11>
のいずれかに記載の多色インクセットを用いるため、記
録紙上での滲みの少ない鮮明な画像が得られる。前記<
13>に記載のインクジェット記録方法においては、イ
ンクの液滴の吐出を加熱方式により行うため、該インク
ジェット記録方法を装置に適用すると、簡易で安価なフ
ルカラープリンターを提供することができる。前記<1
4>に記載のインクジェット記録方法においては、加熱
方式がポリイミド系樹脂を有してなるヘッドを用いて行
う加熱方式であるため、耐熱性、耐久性に優れ、操作が
簡便である。
及びインクジェット記録方法について詳細に説明する。
本発明の多色インクセットは、特定の黒インクと特定の
カラーインクとを少なくとも含んでなり、本発明の目的
を害しない限りにおいて更に必要に応じて適宜選択した
その他の成分を含んでなる。
材と、水と、水溶性有機溶媒とを少なくとも含有する。 −水不溶性色材− 前記水不溶性色材としては、水に不溶な黒色の色材であ
る限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択すること
ができるが、例えば、黒色顔料、磁性体微粒子、油性染
料などが挙げられる。
ブラック等が好適に挙げられる。前記カーボンブラック
としては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラッ
ク、アセチレンブラック、チャンネルブラック等が挙げ
られる。前記カーボンブラックは、市販品を好適に使用
することができ、該市販品の具体例としては、Rave
n7000、Raven1080ULTRA、Rave
n1060ULTRA、Raven790ULTRA、
Raven780ULTRA、Raven760ULT
RA、Raven5750、Raven5250、Ra
ven5000ULTRAII、Raven3500、R
aven2000、Raven1500、Raven1
250、Raven1200、Raven1190UL
TRAII、Raven1170、Raven1255
(以上コロンビア社製)、Regal400R、Reg
al330R、Regal660R、Mogul L、
Monarch 700、Monarch 800、M
onarch 880、Monarch 900、Mo
narch 1000、Monarch 1100、M
onarch 1300、Monarch 1400、
Black Pearl L、Valcan XC−7
2R、Valcan XC−72(以上キャボット社
製)、Color Black FW1,Color
Black FW2、Color Black FW2
V、Color Black FW18、Color
Black FW200、Color Black S
150、Color Black S160、Colo
r Black S170、Printex35、Pr
intexU、PrintexV、Printex14
0U、Printex140V、Special Bl
ack6、Special Black 5、Spec
ial Black 4A、Special Blac
k4(以上デグッサ社製)、No.25、No.33、
No.40、No.47、No.52、No.900、
No.2300、MCF−88、MA600、MA7、
MA8、MA100(以上三菱化学社製)等が挙げられ
る。
ネタイト、フェライト、チタンブラック等が挙げられ
る。前記油性染料としては、例えば、C.I.Solv
ent Black−3、−5、−7、−27、−2
8、−29、−34等が挙げられる。
してもよいし、2種以上を併用してもよい。本発明にお
いて水不溶性色材は上述のものに限られず、更に、例え
ば黒色に着色したエマルジョン等を用いてもよい。
の中でも、ハンドリングの容易性、黒の色調等の点で、
カーボンブラックが特に好ましい。前記水不溶性色材の
一次粒径としては、通常10〜60nmであり、15〜
50nmが好ましい。また、前記水不溶性色材の体積平
均粒径としては、黒インク中において、通常20〜30
0nmであり、30〜200nmが好ましい。前記水不
溶性色材の一次粒径及び体積平均粒径が、前記好ましい
範囲内にあると、本発明の目的が効果的に達成できる点
で好ましい。
顕微鏡等を用いて測定することができ、電子顕微鏡等を
用いて測定した所謂算術一次粒子径を意味する。また、
前記「体積平均粒径」は、例えば、Microtrac
社製UPA9340等の測定装置を用いて測定すること
ができる。ここでの「体積平均粒径」の測定において
は、黒インクを希釈することなく「体積平均粒径」を測
定してもよいし、必要に応じて希釈してもよい。この測
定におけるパラメーターとしての粘度は、測定物の粘度
をそのまま用いている。
有量としては、2〜10重量%ga好ましく、3〜8重
量%が好ましい。前記含有量が、2重量%未満であると
高濃度が得られ難く、10重量%を越えるとインク粘度
が上昇し易く、吐出安定性が低下し易い。
酸構造又はカルボン酸塩構造が表面に露出する水不溶性
色材である。前記カルボン酸構造又はカルボン酸塩構造
が表面に露出する水不溶性色材としては、例えば、色材
自体が官能基としてカルボン酸構造又はカルボン酸塩構
造を有するものや、カルボン酸構造又はカルボン酸塩構
造を少なくとも含む化合物を色剤の表面に吸着若しくは
結合させてなるもの等が挙げられる。
を少なくとも含む化合物としては、分子構造中にカルボ
ン酸構造又はカルボン酸塩構造を少なくとも含み、前記
水不溶性色材に結合して該水不溶性色材を黒インク中で
分散させることができる機能を有する限り特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、分散剤等が好適に挙げられる。
構造又はカルボン酸塩構造を少なくとも含む、界面活性
剤、高分子分散剤等が挙げられる。本発明においては、
これらの中でも、以下に例示する分散剤が好ましく、後
述の実施例において用いた分散剤が特に好ましい。前記
高分子分散剤としては、例えば、親水性構造部と疎水性
構造部とを有する重合体等が好適に挙げられる。これら
の重合体は、縮合系重合体、付加重合体等のいずれであ
ってもよい。このような高分子分散剤の具体例として
は、親水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有し
てなるモノマーと、疎水基を有するα,β−エチレン性
不飽和基を有してなるモノマーとを適宜組み合せて共重
合した共重合体、親水基を有するα,β−エチレン性不
飽和基を有してなるモノマーを単独重合した単独重合体
などが挙げられる。
飽和基を有してなるモノマーとしては、例えば、カルボ
ン酸及び/又はカルボン酸塩構造を有するモノマーが好
適に挙げられ、具体的には、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエステ
ル、マレイン酸などが挙げられる。前記疎水基を有する
α,β−エチレン性不飽和基を有してなるモノマーとし
ては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン等のスチレン誘導体、アクリル酸アルキルエス
テル、メタクリル酸アルキルエステル、クロトン酸アル
キルエステル、イタコン酸アルキルエステル、イタコン
酸ジアルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル
などが挙げられる。
としては、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−
メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合
体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、ビニルナ
フタレン−メタクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−
アクリル酸共重合体、アクリル酸アルキルエステル−ア
クリル酸共重合体、メタクリル酸アルキルエステル−メ
タクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル
エステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル
酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体などが挙げら
れる。
重合体の高分子分散剤に、更に、ポリオキシエチレン
基、スルホン酸基、リン酸基、水酸基等の置換基を有す
るモノマーを適宜共重合してもよい。また、該置換基を
有する共重合体を、該単独重合体又は共重合体の高分子
分散剤と混合し併用してもよい。但し、この場合におけ
る該共重合体の量としては、分散剤全体の重量に対し通
常30重量%以下であり、20重量%以下が好ましい。
等の、酸性官能基を表面に有する水不溶性色材と前記分
散剤との親和性を高めて、該水不溶性色材の黒インク中
での分散安定性を良好にする観点から、カチオン性の官
能基を有するモノマーを前記重合体に適宜共重合しても
よい。前記カチオン性の官能基を有するモノマーとして
は、例えば、アルキルアクリルアミド、N,N−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノメタア
クリルアミド、N,N−ジメチルアミノアクリルアミ
ド、ビニルピリジン、ビニルピロリドン等が挙げられ
る。
重合体の高分子分散剤の中でも、酸を親水基として有す
る単独重合体又は共重合体の高分子分散剤は、その水溶
性を高めるために、塩基性の化合物との塩の状態にして
使用するのが好ましい。前記塩基性の化合物としては、
例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ
金属を含むアルカリ金属化合物、アンモニウムイオン、
有機アンモニウムイオン、ホスホニウムイオン、スルホ
ニウムイオン、オキソニウムイオン、スチボニウムイオ
ン、スタンノニウム、ヨードニウム等を含むオニウム化
合物などが挙げられる。これら塩基性の化合物は、1種
単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの塩基性の化合物の中でも、特に定着性を向上さ
せるには、アンモニウムイオンを含むオニウム化合物を
含有させることが好ましい。
種類としては、特に制限はなく、ランダム共重合体、ブ
ロック共重合体、グラフト共重合体等のいずれの構造で
あってもよい。
あってもよいが、本発明の目的を効果的に達成するため
には重量平均分子量で、1000〜10000が好まし
く、2000〜9000がより好ましく、2500〜8
000が特に好ましい。
ては、前記水不溶性色材の種類により異なり一概に規定
することはできないが、前記水不溶性色材に対して、通
常0.1〜50重量%であり、1〜40重量%が好まし
い。
材の表面に、カルボン酸及び/又はカルボン酸塩を直接
存在させてもよい。これは、例えば、前記水不溶性色材
の表面に、ポリマーグラフト化処理、プラズマ処理、酸
化処理、カップリング反応処理等の表面処理を行うこと
により達成することができる。カルボン酸及び/又はカ
ルボン酸塩が表面に直接存在する水不溶性色材として
は、例えば、Cabojet 300(キャボット社
製)等の市販品が挙げられる。
オン交換水、超純水等が挙げられるが、これらの中でも
超純水が特に好ましい。 −水溶性有機溶媒− 前記水溶性有機溶媒としては、特に制限はなく、目的に
応じて適宜公知のものの中から選択できるが、例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレング
リコール、トリエチレングリコール、1、5−ペンタン
ジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセリ
ン等の多価アルコール類、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノブチルエーテル等の多価アル
コール誘導体、ピロリドン、N−メチル−2−ピロリド
ン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノールアミン
等の含窒素溶媒、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、ベンジルアルコール等のアルコ
ール類、あるいは、チオジエタノール、チオジグリセロ
ール、スルホラン、ジメチルスルオキシド等の含硫黄溶
媒、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等が挙げられる。
において、黒インク中に適宜選択したその他の成分を添
加することができる。前記その他の成分としては、界面
活性剤、塩基などが好適に挙げられる。
剤、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等が挙げ
られる。その外、ポリシロキサンポリオキシエチレン付
加物等のシリコーン系界面活性剤、オキシエチレンパー
フルオロアルキルエーテル等のフッソ系界面活性剤、ス
ピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチン等のバ
イオサーファクタントなどを使用してもよい。黒インク
中に、これらの界面活性剤を添加すると、黒インクの表
面張力を所望の範囲に調整することができる点で有利で
ある。
タイン、スルフォベタイン、サルフェートベタイン、イ
ミダゾリン等が挙げられる。前記ノニオン界面活性剤と
しては、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキ
ロールアミド、アセチレンアルコールエチレンオキシド
付加物、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコ
ールブロックコポリマー、グリセリンエステルのポリオ
キシエチレンエーテル、ソルビトールエステルのポリオ
キシエチレンエーテル等が挙げられる。前記アニオン界
面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステル
の硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスル
ホコハク酸塩等が挙げられる。本発明においては、これ
らの中でも、前記水不溶性色剤の黒インク中における分
散状態に影響を及ぼしにくい点で、ノニオン界面活性剤
及びアニオン界面活性剤が好ましい。
ム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化アンモ
ニウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、
エタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロ
パノール、アンモニア等が挙げられる。黒インク中に該
塩基を添加すると、該黒インクの分散安定性を良好にす
ることがでる点で有利である。
する観点から、ポリエチレンイミン、ポリアミン類、ポ
リビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、エチル
セルロース、カルボキシエチルセルロース等のセルロー
ス誘導体、多糖類及びその誘導体、その他水溶性ポリマ
ーやポリマーエマルジョン、シクロデキストリン、大環
状アミン類、デンドリマー、クラウンエーテル類、尿素
及びその誘導体、アセトアミド等が添加されていてもよ
い。更に、黒インクには、必要に応じて、酸化防止剤、
防カビ剤、導電剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレー
ト化剤、pH緩衝剤、粘度調整剤等が添加されていても
よい。前記粘度調整剤としては、例えば、メチルセルロ
ース、エチルセルロース及びその誘導体、グリセリン類
やポリグリセリン及びそのポリエチレンオキサイドやポ
リプロピレンオキサイド付加物の他、糖類及びその誘導
体などが挙げられる。該糖類及びその誘導体としては、
例えば、グルコース、フルクトース、マンニット、Dー
ソルビット、デキストラン、ザンサンガム、カードラ
ン、シクロアミロース、マルチトール及びそれらの誘導
体が挙げられる。
6.0〜10.0が好ましく、7.0〜9.0がより好
ましい。黒インクにおけるpHが前記数値範囲外である
と、黒インクにおける前記水不溶性色材の分散安定性が
低下する点で好ましくない。
表面張力としては、30〜65mN/mであることが必
要であり、40〜60mN/mが好ましい。前記表面張
力が30mN/m未満であると、紙上で滲みが発生し易
く、65mN/mを越えると色間滲みを十分制御できな
い。
インク粘度としては、1.5〜5.0mPasが好まし
く、1.6〜4.0mPasが特に好ましい。前記イン
ク粘度が、1.5mPas未満であると吐出安定性が低
下する傾向があり、5.0mPasを越えると目詰まり
を生じ易くなる傾向がある。
造又はカルボン酸塩構造を少なくとも含む化合物を所定
量含有する水溶液に、前記水不溶性色材の所定量を添加
し、十分撹拌した後、分散機等を用いて分散し、遠心分
離等を行って粗大粒子を除去した後、所定の溶媒、添加
剤等を添加して撹拌、混合及び濾過等を行うことにより
調製することができる。また、所定の溶媒を混合した
後、前記カルボン酸構造又はカルボン酸塩構造を少なく
とも含む化合物を所定量添加し、これに前記水不溶性色
材を添加し、分散機を用いて分散することにより調製す
ることができる。
ル、フロージェットミル、スラッシャーーミル、ハイス
ピードディスパーザー、ボールミル、アトライター、サ
ンドミル、サンドグラインダー、ウルトラファインミ
ル、アイガーモーターミル、ダイノーミル、パールミ
ル、アジテータミル、コボルミル、3本ロール、2本ロ
ール、エクストリューダー、ニーダー、マイクロフルイ
ダイザー、アルティマイザー、ラボラトリーホモジナイ
ザー、超音波ホモジナイザー等が挙げられる。これらの
分散機は、単独で使用してもよいし2機以上を併用して
もよく、市販の装置の中から適宜選択することができ
る。
アン、マゼンタ及びイエローから選択される1種以上の
水溶性色材と水と水溶性有機溶媒とを少なくとも含有す
る。前記カラーインクにおいては、水溶性色材としての
前記シアン、マゼンタ、イエローの内で1種のみを用い
てもよいし2種以上を用いてもよいが、これら全種を用
いて前記黒インクと組み合わせた場合にはフルカラー用
の多色インクセットとすることができる。
量%以上が、20℃における水への溶解度が10重量%
以下であることが必要である。このような、20℃にお
ける水への溶解度が10重量%以下である水溶性色材と
しては、例えば、以下の染料等から好適に選択すること
ができる。シアンとして、前記一般式(A)で表される
フタロシアニン化合物及び前記一般式(B)で表される
フタロシアニン化合物から少なくとも1種選択するのが
好ましい。マゼンタとしては、前記一般式(C)で表さ
れる化合物から少なくとも1種選択するのが好ましい。
イエローとしては、C.I.ダイレクト イエロー(D
irect Yellow) 144、C.I.ダイレ
クト イエロー(Direct Yellow) 86
及び前記一般式(D)で表される化合物から少なくとも
1種選択するのが好ましい。
ば、銅、チタン等の金属を含有するフタロシアニン核を
表す。R1 、R2 及びR3 は、互いに同一であってもよ
いし異なっていてもよく、それぞれH、メチル基、エチ
ル基等のアルキル基又は置換アルキル基を表す。該置換
基としては、例えば、−C2 H4 OH、−CH2 COO
Hなどが挙げられる。Lは、メチレン基、エチレン基等
のアルキレン基等の2価の有機結合基を表す。Gは、−
COSH及び−COOHから選択される少なくとも1つ
の置換基で置換された無色の有機基を表す。t+qは3
〜4を表す。Xは、カルボニル基、前記式(a)で表さ
れる基、前記式(b)で表される基又は前記式(c)で
表される置換基である。前記化8において、Zは、−N
R4 R5、−SR6 又は−OR6 を表す。Yは、H、C
l、Z、−SR7 又は−OR7 を表す。Eは、Cl又は
−CNを表す。R4 、R5 、R6 及びR7 は、H、メチ
ル基、エチル基等のアルキル基又は置換アルキル基を表
す。該置換基としては、例えば、−C2 H4 OH、−C
H2 COOHなどが挙げられる。
cは、例えば、銅、チタン等の金属を含有するフタロシ
アニン核を表す。R1 は、H、メチル基、エチル基等の
アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アル
ケニル基、アラルキル基又は置換アラルキル基を表す。
R2 は、H、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン基、
アミノ基又は置換アミノ基を表す。t+qは3〜4を表
す。なお、一般式(B)においては、−COSH及び−
COOHから選択される基を−SO3 Hと同数以上、好
ましくは同数〜5個有する。
3に示す前記式で表される2価の置換基を表す。Ar1
及びAr2 は、互いに同一であってもよいし異なってい
てもよく、ベンジル基等のアリール基又は置換アリール
基を表す。該置換基としては、例えば、−COOHなど
が挙げられる。Ar1 及びAr2 の少なくと一方は、−
COSH及び−COOHから選択される置換基を少なく
とも1つ有する。R1及びR2 は、互いに同一であって
もよいし異なっていてもよく、H、メチル基、エチル基
等のアルキル基、置換アルキル基、アルケニル基又は置
換アルケニル基を表す。Lは、フェニレン基等のアリー
レン基等の2価の有機結合基を表す。nは、0又は1を
表す。Xは、カルボニル基、前記式(1)で表される
基、前記式(2)で表される基又は前記式(3)で表さ
れる基を表す。前記化11において、Zは、−NR3 R
4 、−SR5 又は−OR5 を表す。Yは、H、Cl、
Z、−SR6 又は−OR6 を表す。Eは、Cl又は−C
Nを表す。R3 、R4 、R5 及びR6 は、互いに同一で
あってもよいし異なっていてもよく、H、メチル基、エ
チル基等のアルキル基、置換アルキル基、アルケニル
基、置換アルケニル基、アラルキル基又は置換アラルキ
ル基を表す。R3 及びR4 は、これらが結合したN原子
と共に5員環又は6員環を形成していてもよい。
Ar1 及びAr2 は、互いに同一であってもよいし異な
っていてもよく、ベンジル基等のアリール基又は置換ア
リール基を表す。Ar1 及びAr2 の少なくと一方は、
−COSH及び−COOHから選択される置換基を少な
くとも1つ有する。J1 及びJ2 は、互いに同一であっ
てもよいし異なっていてもよく、前記(1)で表される
置換基、前記(2)で表される置換基又は前記(3)で
表される置換基を表す。前記化13において、R5 は、
H、メチル基、エチル基等のアルキル基、置換アルキル
基、アルコキシハロゲン基、−CN、ウレイド基及び−
NHCOR6 から選択される置換基を表す。R6 は、
H、メチル基、エチル基等のアルキル基、置換アルキル
基、ベンジル基等のアリール基、置換アリール基、アラ
ルキル基又は置換アラルキル基を表す。Tは、メチル
基、エチル基等のアルキル基を表す。Wは、H、−C
N、−CONR10R11、ピリジニウム基又は−COOH
を表す。mは、炭素数2〜8のアルキレン鎖を表す。B
は、H、メチル基、エチル基等のアルキル基又は−CO
OHを表す。R1 、R2 、R3 、R4 、R10及びR
11は、互いに同一であってもよいし異なっていてもよ
く、H、メチル基、エチル基等のアルキル基又は置換ア
ルキル基を表す。Lは、フェニレン基等のアリーレン基
等の2価の有機結合基を表す。Xは、カルボニル基、前
記(4)で表される置換基、前記(5)で表される置換
基又は前記(6)で表される置換基を表す。前記14に
おいて、Zは、−OR7 、−SR7 又は−NR8 R9 を
表す。Yは、H、Cl又は−CNを表す。Eは、Cl又
は−CNを表す。R7 、R8 及びR9 は、互いに同一で
あってもよいし異なっていてもよく、H、メチル基、エ
チル基等のアルキル基、置換アルキル基、アルケニル
基、置換アルケニル基、ベンジル基等のアリール基、置
換アリール基、アラルキル基又は置換アラルキル基を表
す。R8 及びR9 は、これらが結合したN原子と共に5
員環又は6員環を形成していてもよい。nは、1又は2
を表し、1であるのが好ましい。なお、前記(5)にお
いて、−SO3 Hを有さない場合は、−COSH及び−
COOHから選択された少なくとも2つの置換基を有す
る。
ンの具体例としては、例えば、以下に示す化合物が挙げ
られる。なお、本発明は、これらの具体例に何ら限定す
るものではない。本発明においては、前記一般式(A)
で表されるフタロシアニンの中でも下記の具体例(A−
1〜20)として示したものが好ましく、後述の実施例
において用いたものが特に好ましい。
ンの具体例としては、例えば、以下に示す化合物が挙げ
られる。なお、本発明は、これらの具体例に何ら限定す
るものではない。本発明においては、前記一般式(B)
で表されるフタロシアニンの中でも下記の具体例(B−
1〜6)として示したものが好ましく、後述の実施例に
おいて用いたものが特に好ましい。
体例としては、例えば、以下に示す化合物が挙げられ
る。なお、本発明は、これらの具体例に何ら限定するも
のではない。本発明においては、前記一般式(C)で表
されるマゼンタの中でも下記の具体例(C−1〜15)
として示したものが好ましく、後述の実施例において用
いたものが特に好ましい。
体例としては、例えば、以下に示す化合物が挙げられ
る。なお、本発明は、これらの具体例に何ら限定するも
のではない。本発明においては、前記一般式(D)で表
されるイエローの中でも下記の具体例(D−1〜30)
として示したものが好ましく、後述の実施例において用
いたものが特に好ましい。
れぞれ、1種づつを用いてもよいし2種以上を併用して
もよいが、普通紙上における色再現を考慮すると、特に
シアン及びマゼンタは2種以上の染料等を併用した方が
好ましい。
えば、C.I.ダイレクトブルー−1、−2、−6、−
8、−22、−34、−70、−71、−76、−7
8、−86、−112、−142、−165、−19
9、−200、−201、−202、−203、−20
7、−218、−236及び−287、C.I.アシッ
ドブルー−1、−7、−9、−15、−22、−23、
−27、−29、−40、−43、−55、−59、−
62、−78、−80、−81、−83、−90、−1
02、−104、−111、−185、−249及び−
254などが挙げられる。これらの中でも、C.I.ダ
イレクトブルー−86及び−199、C.I.アシッド
ブルー−9が特に好ましい。
例えば、C.I.ダイレクトレッド−1、−2、−4、
−8、−9、−11、−13、−15、−20、−2
8、−31、−33、−37、−39、−51、−5
9、−62、−63、−73、−75、−80、−8
1、−83、−87、−90、−94、−95、−9
9、−101、−110、−189及び−227、C.
I.アシッドレッド−1、−4、−8、−13、−1
4、−15、−18、−21、−26、−35、−3
7、−52、−110、−144、−180及び−24
9、C.I.リアクティブレッド−180、下記一般式
(E)で表される化合物等が挙げられる。これらの中で
も、C.I.ダイレクトレッド−227、C.I.アシ
ッドレッド−52及び下記一般式(E)で表される化合
物が特に好ましい。
少なくとも−OH又は−SO3 が導入されている。Φ
は、未置換又は置換フェニル基を表す。置換フェニル基
における置換基は、アルキル基、アルコキシ基、アミノ
基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、ホルミル
基、スルホ塩基、置換されていてもよいシクロヘキシル
基、置換スルファモイル基、置換されていてもよいフェ
ニル基、置換アミノ基、置換ベンジルオキシ基、置換フ
ェニルスルフォニル基、置換カルバモイル基又は置換ベ
ンゾチアゾリル基を表す。
体例としては、例えば、以下に示す化合物が挙げられ
る。なお、本発明は、これらの具体例に何ら限定するも
のではない。本発明においては、前記一般式(E)で表
されるマゼンタの中でも下記の具体例(E−1〜24)
として示したものが好ましく、後述の実施例において用
いたものが特に好ましい。
る好ましい組み合わせとしては、例えば、後述の実施例
おいて採用した組み合わせが挙げられる。
挙げられるが、カラーインクを後述の表面張力にする観
点から、50mN/m未満の表面張力を有する水溶性有
機溶媒を少なくとも1種用いるのが好ましい。このよう
な水溶性有機溶剤としては、例えば、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル等
の多価アルコール誘導体、ピロリドン、N−メチル−2
−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン等の含窒素溶
媒、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアル
コール、ベンジルアルコール等のアルコール類、あるい
は、スルホラン、ジメチルスルオキシド等の含硫黄溶
媒、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等が好適に挙げられ
る。
応じて上述の、界面活性剤、酸化防止剤、防カビ剤、導
電剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート化剤、pH
緩衝剤、粘度調整剤等が添加されていてもよい。
おける表面張力としては、20〜50mN/mであるこ
とが必要であり、25〜45mN/mが好ましく、30
〜40mN/mがより好ましく、かつ、前記黒インクの
20℃における表面張力よりも低いことが必要である。
カラーインクの表面張力が、このような条件を満たす
と、青、赤、緑色等の二次色の発色性を特に良好にする
ことができる点で好ましい。前記表面張力が、20mN
/m未満であるとカラー画像の滲みが発生し、また安定
した吐出が得られない点で好ましくない。50mN/m
を越えると色間滲みを防止できない点で好ましくない。
述の界面活性剤のみを用いて行うことができるが、上述
のように50mN/m未満の表面張力を有する水溶性有
機溶媒を用いて行ってもよい。
ン、マゼンタ及びイエローの各カラーインクにおける含
有量としては、それぞれ通常0.1〜8重量%であり、
0.5〜6重量%が好ましい。
HPフィルム上で、20℃における表面張力が30〜6
0mN/mの黒インクと、20℃における表面張力が2
0〜50mN/mでかつ前記黒インクの表面張力よりも
低いカラーインクとを併用するインクジェット記録方法
においては、カラー画像中の黒画像が異色画像中に滲み
出してしまう現象が顕著に観られ問題があった。しか
し、本発明の多色インクセットの場合には、これらの問
題がなく、しかも特別な画像制御や紙をヒータで加熱す
る必要もない。特に写真並みの画像を得る目的で該カラ
ーインクの水溶性色材濃度を0.5〜2.0重量%にし
て重ね打ちを行う(所謂「フォトモード」)と、極めて
高品質の階調性画像の記録を容易に行うことができる点
で有利である。即ち、本発明の多色インクセットの場
合、黒インクに隣接する画像部において単位面積当たり
多くのインクが印字された部分において、異色画像中へ
の滲み出しを大幅に抑制することができる。このとき、
印字する色の順番は特に制限はないし、分割して印字等
を行ってもよい。
おいて種々の目的に使用することができるが、その中で
もインクジェット記録方法に好適に使用でき、その他、
インクの紙への定着を補助するためのヒーターを搭載し
た記録装置を用いた記録方法、中間転写機構を搭載した
記録装置を用いた記録方法等にも使用することができ
る。
クジェット記録方法は、記録信号に応じてオリフィスか
らインクの液滴の吐出を行い、吐出されたインクの液滴
を紙等の記録材に浸透させて記録を行うが、該インクと
して本発明の多色インクセットを用いる限り特に制限は
なく、公知の記録方式を採用することができる。
例えば、静電誘引力を利用してインクを吐出させるいわ
ゆる電荷制御方式、ピエゾ素子の振動圧力を利用してイ
ンクを吐出させるいわゆるドロップオンデマンド方式
(圧力パルス方式)、及びインクを加熱して気泡を形
成、成長させることにより生じる圧力を利用してインク
液滴を形成するいわゆる加熱方式などが挙げられる。本
発明においては、これらの中でも加熱方式が好ましく、
ポリイミド系樹脂を有してなるヘッドを用いて行う加熱
方式が特に好ましい。ポリイミド系樹脂を有してなるヘ
ッドとしては、少なくともインク流路がポリイミド系樹
脂で形成されている記録ヘッドが好ましい。この場合、
耐熱性に優れ、精細な加工が可能となり、かつインクに
対して化学的に安定である点で有利である。
の発熱体を有しているが、該発熱体の加熱は、記録信号
に応じてコントローラ等からの複数のエネルギーパルス
が作用(印加)されることにより行われる。本発明のイ
ンクジェット記録方法においては、記録を行う記録工程
の外、例えば、目詰まりを防止する目的で記録を行わな
いときにインク液滴を予備吐出させる予備吐出工程等を
適宜含んでいてもよい。
ジェット記録方法の実施例を説明する。なお、本発明
は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。 (黒インク) −水不溶性色材の分散液の調製− 表1に示した組成の水不溶性色材の分散液A、B、C、
D及びEを、以下の手順に従って調製した。先ず、水不
溶性色材を除いた各成分を各々所定量秤量し、混合撹拌
した。そこへ徐々に水不溶性色材を加え、1時間撹拌し
た。分散液A及びEについては、アトライター(メディ
アはSUS 3mm径)で2時間分散した。分散液C及
びDについては、マイクロフルイダイザー(13kps
i)で5回パスした。分散液Bについては、超音波ホモ
ジナイザーで1時間分散した。更にその後、各分散液に
ついて遠心分離機を用いて粗粒分を除去した。 −黒インクの調製− 表2に示した組成になるように、各成分をそれぞれ混合
した後、超音波ホモジナイザーを用いて30分間処理
し、ポアサイズ1μmのメンブランフィルターで加圧ろ
過して、黒インク1〜7を調製した。
うに、各色のカラーインクにおける各成分を十分に混合
し溶解し、0.2μmフィルターで加圧ろ過して、シア
ン、マゼンタ及びイエローの各色からなるカラーインク
のセットを調製した。
行った。 (1)インク表面張力 20℃、50%RHの環境において、ウイヘルミー型表
面張力計を用いて、インクの表面張力を測定した。 (2)インク粘度 20℃、50%RHの環境において、剪断速度1,40
0s-1の条件にてインク粘度を測定した。 (3)インクpH 20°C、50%RHの環境において、ガラスpH電極
を用いて測定した。 (4)体積平均粒径測定 20℃、50%RHの環境において、Microtra
c社製UPA9340を用いて、黒インクをそのまま用
いて該黒インクにおける体積平均粒径を測定した。この
測定の際、粘度は前記(2)で求めたインク粘度を用い
た。これら結果は、表5及び表6に示した。
濃度がそれぞれ1,2,3,・・・重量%と1重量%刻
みとなるように調製した各種濃度の水溶液を各々1時間
撹拌した後、これを0.2μmフィルターを通過させ、
該フィルター上に不溶解染料が観察されない最大濃度
(重量%)を、水溶性色材の溶解度とした。これらの結
果は表5及び表6の「水溶性染料」の項中に併記した。
pi、インク流路はポリイミド系樹脂で形成)を用い
て、黒インクとカラーインクとを表7に示すような組み
合わせの多色インクセットとして用いた。そして、各多
色インクセットを用いて、FX−L紙(富士ゼロックス
社製)、4024紙(ゼロックス社製)、試作したイン
クジェット専用OHPフィルム、及び光沢紙に対して、
フルカラー印字を行った。黒文字単独画像及びカラー画
像中に印字した黒文字画像に着目し、以下の基準にて画
像品質を評価した。 ○・・・8ポイントゴシック文字の判読が可能 ×・・・8ポイントゴシック文字の判読が不可能
時間放置後、黒文字画像部、シアン、マゼンタ、イエロ
ー、青又は緑の色画像内の黒画像の8ポイントゴシック
文字部を、指先で5回強く擦り、以下の基準にて黒画像
の定着強度を評価した。 ○・・・画像回りに汚れが発生せず、擦った後も判読可
能。 ×・・・画像回りに汚れが発生し、擦った後は判読不可
能。 以上の結果を、表7に示した。
題を解決することができる。また、本発明によると、前
記所望のインク諸特性を満足し、耐水性、耐光性等に優
れ、いかなる紙においても滲みがなく鮮明で適度な画像
濃度を有するカラー画像を高速で定着性よく得るのに好
適な、多色インクセット及びインクジェット記録方法を
提供することができる。
Claims (14)
- 【請求項1】 カルボン酸構造又はカルボン酸塩構造が
表面に露出する水不溶性色材と、水と、水溶性有機溶媒
とを少なくとも含有し、20℃における表面張力が30
〜60mN/mである黒インク、並びに、シアン、マゼ
ンタ及びイエローから選択される1種以上の水溶性色材
と、水と、水溶性有機溶媒とを少なくとも含有し、20
℃における表面張力が20〜50mN/mでありかつ前
記黒インクの表面張力よりも低く、前記水溶性色材の5
0重量%以上が、20℃における水への溶解度が10重
量%以下であるカラーインクを含むことを特徴とする多
色インクセット。 - 【請求項2】 水不溶性色材が、カーボンブラックから
選択される請求項1に記載の多色インクセット。 - 【請求項3】 カーボンブラックの一次粒径が10〜6
0nmであり、カーボンブラックの黒インク中の体積平
均粒径が20〜300nmである請求項2に記載の多色
インクセット。 - 【請求項4】 水不溶性色材が、カルボン酸構造又はカ
ルボン酸塩構造を少なくとも含む分散剤で処理されてな
る請求項1から3のいずれかに記載の多色インクセッ
ト。 - 【請求項5】 分散剤が、高分子分散剤である請求項4
に記載の多色インクセット。 - 【請求項6】 高分子分散剤の重量平均分子量が、10
00〜10000である請求項5に記載の多色インクセ
ット。 - 【請求項7】 黒インクの20℃における粘度が、1.
5〜5.0mPasである請求項1から6のいずれかに
記載の多色インクセット。 - 【請求項8】 黒インクにおける水不溶性色材の含有量
が、2〜10重量%である請求項1から7のいずれかに
記載の多色インクセット。 - 【請求項9】 シアンが、下記一般式(A)で表される
フタロシアニン化合物及び一般式(B)で表されるフタ
ロシアニン化合物から選択され、マゼンタが、下記一般
式(C)で表される化合物から選択され、イエローが、
C.I.ダイレクト イエロー(Direct Yel
low) 144、C.I.ダイレクト イエロー(D
irect Yellow) 86及び下記一般式
(D)で表される化合物から選択される請求項1から8
のいずれかに記載の多色インクセット。 一般式(A) Pc(SO3H)t(SO2 −NR1−L−NR2−X−N
R3−G)q 一般式(A)において、Pcは、金属を含有するフタロ
シアニン核を表す。R 1 、R2 及びR3 は、互いに同一
であってもよいし異なっていてもよく、それぞれH、ア
ルキル基又は置換アルキル基を表す。Lは、2価の有機
結合基を表す。Gは、−COSH及び−COOHから選
択される少なくとも1つの置換基で置換された無色の有
機基を表す。t+qは3〜4を表す。Xは、カルボニル
基、下記式(a)で表される基、下記式(b)で表され
る基、又は下記式(c)で表される置換基である。 【化1】 ここで、Zは、−NR4 R5 、−SR6 又は−OR6 を
表す。Yは、H、Cl、Z、−SR7 又は−OR7 を表
す。Eは、Cl又は−CNを表す。R4 、R5、R6 及
びR7 は、H、アルキル基又は置換アルキル基を表す。 一般式(B) 【化2】 一般式(B)において、Pcは、金属を含有するフタロ
シアニン核を表す。R 1 は、H、アルキル基、置換アル
キル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アラルキル
基又は置換アラルキル基を表す。R2 は、H、アルキル
基、アルコキシ基、ハロゲン基、アミノ基又は置換アミ
ノ基を表す。t+qは3〜4を表す。なお、一般式
(B)においては、−COSH及び−COOHから選択
される基を−SO3 Hと同数以上有する。 一般式(C) Ar1-N=N−J−X-(NR1−L−NR2−X) n −J
−N=N−Ar2 一般式(C)において、Jは、下記式で表される2価の
置換基を表す。 【化3】 Ar1 及びAr2 は、互いに同一であってもよいし異な
っていてもよく、アリール基又は置換アリール基を表
す。Ar1 及びAr2 の少なくと一方は、−COSH及
び−COOHから選択される置換基を少なくとも1つ有
する。R1 及びR2は、互いに同一であってもよいし異
なっていてもよく、H、アルキル基、置換アルキル基、
アルケニル基又は置換アルケニル基を表す。Lは、2価
の有機結合基を表す。nは、0又は1を表す。Xは、カ
ルボニル基、下記式(1)で表される基、下記式(2)
で表される基又は下記式(3)で表される基を表す。 【化4】 ここで、Zは、−NR3 R4 、−SR5 又は−OR5 を
表す。Yは、H、Cl、Z、−SR6 又は−OR6 を表
す。Eは、Cl又は−CNを表す。R3 、R4、R5 及
びR6 は、互いに同一であってもよいし異なっていても
よく、H、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル
基、置換アルケニル基、アラルキル基又は置換アラルキ
ル基を表す。R3 及びR4 は、これらが結合したN原子
と共に5員環又は6員環を形成していてもよい。 一般式(D) 【化5】 一般式(D)において、Ar1 及びAr2 は、互いに同
一であってもよいし異なっていてもよく、アリール基又
は置換アリール基を表す。Ar1 及びAr2 の少なくと
一方は、−COSH及び−COOHから選択される置換
基を少なくとも1つ有する。J1 及びJ2 は、互いに同
一であってもよいし異なっていてもよく、下記(1)で
表される置換基、下記(2)で表される置換基又は
(3)で表される置換基を表す。 【化6】 ここで、R5 は、H、アルキル基、置換アルキル基、ア
ルコキシハロゲン基、−CN、ウレイド基及び−NHC
OR6 から選択される置換基を表す。R6 は、H、アル
キル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール
基、アラルキル基又は置換アラルキル基をを表す。T
は、アルキル基を表す。Wは、H、−CN、−CONR
10R11、ピリジニウム基又は−COOHを表す。mは、
炭素数2〜8のアルキレン鎖を表す。Bは、H、アルキ
ル基又は−COOHを表す。R1 、R2 、R3 、R4 、
R10及びR11は、互いに同一であってもよいし異なって
いてもよく、H、アルキル基又は置換アルキル基を表
す。Lは、2価の有機結合基を表す。Xは、カルボニル
基、下記(4)で表される置換基、下記(5)で表され
る置換基又は下記(6)で表される置換基を表す。 【化7】 ここで、Zは、−OR7 、−SR7 又は−NR8 R9 を
表す。Yは、H、Cl又は−CNを表す。Eは、Cl又
は−CNを表す。R7 、R8 及びR9 は、互いに同一で
あってもよいし異なっていてもよく、H、アルキル基、
置換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、ア
リール基、置換アリール基、アラルキル基又は置換アラ
ルキル基を表す。R8 及びR9 は、これらが結合したN
原子と共に5員環又は6員環を形成していてもよい。n
は、1又は2を表す。なお、前記(5)において、−S
O3 Hを有さない場合は、−COSH及び−COOHか
ら選択された少なくとも2つの置換基を有する。 - 【請求項10】 水溶性色材のカラーインクにおける含
有量が、0.1〜8重量%である請求項1から9のいず
れかに記載の多色インクセット。 - 【請求項11】 黒インク及びカラーインクにおけるp
Hが、6.0〜10.0である請求項1から10のいず
れかに記載の多色インクセット。 - 【請求項12】 記録信号に応じてオリフィスからイン
クの液滴の吐出を行って記録を行うインクジェット記録
方法において、該インクとして請求項1から11のいず
れかに記載の多色インクセットを用いることを特徴とす
るインクジェット記録方法。 - 【請求項13】 インクの液滴の吐出を、加熱方式によ
り行う請求項12に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項14】 加熱方式が、ポリイミド系樹脂を有し
てなるヘッドを用いて行う加熱方式である請求項13に
記載のインクジェット記録方法。
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