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JPH10299789A - 等速ジョイント用フレキシブルブーツ - Google Patents

等速ジョイント用フレキシブルブーツ

Info

Publication number
JPH10299789A
JPH10299789A JP10959797A JP10959797A JPH10299789A JP H10299789 A JPH10299789 A JP H10299789A JP 10959797 A JP10959797 A JP 10959797A JP 10959797 A JP10959797 A JP 10959797A JP H10299789 A JPH10299789 A JP H10299789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valley
diameter
peripheral surface
boot
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10959797A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Ikei
勝幸 池井
Satoru Konishi
悟 小西
Shinichi Uda
進一 宇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Keeper Co Ltd
Original Assignee
NTN Corp
Keeper Co Ltd
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, Keeper Co Ltd, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP10959797A priority Critical patent/JPH10299789A/ja
Publication of JPH10299789A publication Critical patent/JPH10299789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/703Bellows

Landscapes

  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョイントの外輪のブーツ固定部の直径と軸
の直径との差が60mm以下の小型等速ジョイント用ブ
ーツにおいて、耐久性を低下させることなく、小型化す
る。 【解決手段】 ジョイント15の外輪の端面に当接する
基準位置Oから蛇腹部12の大径側第3山12eの中心
までの距離aに対して第3谷12fの中心までの距離b
を30%から40%の比率に設定する。これにより、蛇
腹部12の長さを短くしても、第3谷12fに必要な寸
法が確保され、ジョイント15の作動により最も変形の
大きい第3谷12fの変形応力を緩和できるとともに、
圧縮時の山どうしの接触を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の駆動軸等
に使用される等速ジョイントの外輪のブーツ固定部の直
径と軸の直径との差が60mm以下の小型等速ジョイン
ト用のフレキシブルブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の等速ジョイントに使用さ
れるフレキシブルブーツは、ゴム製で伸縮、摩耗、遠心
力による変形等にも有利な3山3谷形状のものが一般的
に使用されている。図4は従来の小型等速ジョイントの
一例を示している。ブーツ1は中間部の蛇腹部2と、そ
の両端部に設けられた小径取り付け部3と大径取り付け
部4とを有する。蛇腹部2は、小径取り付け部3側から
第1山2a、第1谷2b、第2山2c、第2谷2d、第
3山2e、第3谷2fからなる。大径取り付け部4は、
ジョイント5の外輪5aにバンド6により固定され、小
径取り付け部3は、軸7にバンド8により固定されてい
る。軸7はその先端部をジョイント5の内輪に固定され
ている。ブーツ1の内部空間9にはグリースが充填され
て、ジョイント5の潤滑を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は車両の軽量化、エンジンルームの小型化に伴い、フレ
キシブルブーツに対しても小型化、軽量化が要求されて
おり、フレキシブルブーツを小型化すれば、蛇腹展開長
が不足して、高作動角が付いたときに伸縮率が大きくな
って、耐久性が低下する問題がある。また、軸方向に縮
めると山谷のピッチが小さくなり、圧縮時に接触摩耗し
て耐久性が低下する問題がある。さらに、ジョイントの
外輪のブーツ固定部の直径と軸の直径との差が60mm
以下の小型等速ジョイントにあっては、軸と谷部との距
離が非常に短くなり、より一層の小型化が困難になって
いた。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、耐久性を低下させることなく、小型化が
可能な等速ジョイント用フレキシブルブーツを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、軸と結合されるジョイントの外輪のブー
ツ固定部の直径と軸の直径との差が60mm以下の小型
等速ジョイントに使用され、一端に軸に取り付けられる
小径取り付け部、他端にジョイントの外輪に取り付けら
れる大径取り付け部を備え、両取り付け部の間に小径側
から第1山、第1谷、第2山、第2谷、第3山、第3谷
を有する蛇腹部を備えたフレキシブルブーツにおいて、
ジョイントの外輪の端面に当接する基準位置をOとし、
この基準位置Oから蛇腹部の大径側第3山の中心までの
距離aに対して第3谷の中心までの距離bを30%から
40%の比率に設定したことを特徴とする。
【0006】本発明はまた、蛇腹部の小径側第1谷の内
周面と第2谷の内周面とを結ぶ仮想延長線とブーツの中
心線との交差角θ1 を10度から15度とするととも
に、第3谷の内周面の直径d1 を第2谷の内周面の直径
2 よりも大きく設定したことを特徴とする。
【0007】本発明はまた、蛇腹部の小径側第1山の外
周面と第2山の外周面とを結ぶ仮想延長線とブーツの中
心線との交差角θ2 を20度から30度とするととも
に、第3山の外周面をその仮想延長線よりも半径方向内
側に設定したことを特徴とする。
【0008】本発明はまた、蛇腹部の第2谷の外周面の
開き角θ3 を50度から65度としたことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
るブーツを示している。ブーツ11は、クロロプレンゴ
ム等の弾性材料製で、中間部の蛇腹部12と、その両端
部に設けられた小径取り付け部13と大径取り付け部1
4とを有する。蛇腹部12は、小径取り付け部13側か
ら第1山12a、第1谷12b、第2山12c、第2谷
12d、第3山12e、第3谷12fからなる。大径取
り付け部14は、ジョイント15の外輪にバンド16に
より固定され、小径取り付け部13は、軸17にバンド
18により固定されている。軸17はその先端部をジョ
イント15の内輪に固定されている。
【0010】ブーツ11は、ジョイント15の外輪のブ
ーツ固定部の直径D1 と軸17の直径D2 との差が60
mm以下の小型等速ジョイントに使用され、図2に示す
ように、ジョイント15の外輪の端面に当接する基準位
置をOとし、この基準位置Oから蛇腹部12の大径側第
3山12eの中心までの距離aに対して第3谷12fの
中心までの距離bを30%から40%の比率に設定して
ある。このため、ブーツ11の蛇腹部12の長さを短く
しても、第3谷12fに必要な寸法が確保され、ジョイ
ント15の作動により最も変形の大きい第3谷12fの
変形応力を緩和できるとともに、圧縮時の山どうしの接
触を低減することができる。b/aの比率が40%より
大きいと、圧縮時に第3谷12fに応力が集中する。ま
たb/aが30%より小さいと、圧縮時に第3谷12f
が軸17とジョイント15に挟み込まれる恐れがある。
【0011】また、蛇腹部12の小径側第1谷12bの
内周面と第2谷12dの内周面とを結ぶ仮想延長線とブ
ーツの中心線Cとの交差角θ1 を10度から15度とす
るとともに、第3谷12fの内周面の直径d1 が第2谷
12dの内周面の直径d2 よりも大きくしてある。この
ため、ブーツ11を径方向に小型化しても、谷部の軸1
7との接触を防ぐことができる。交差角θ1 が10度よ
りも小さいと、谷部と軸17との距離が短すぎて、圧縮
時に谷部が軸17と接触する恐れが高い。また、交差角
θ1 が15度よりも大きいと、ブーツ11を小型化でき
ないばかりでなく、十分な蛇腹展開長が得られず、また
は回転による膨張、変形の恐れがある。
【0012】さらに、蛇腹部12の小径側第1山12a
の外周面と第2山12cの外周面とを結ぶ仮想延長線と
ブーツの中心線Cとの交差角θ2 を20度から30度と
するとともに、第3山12eの外周面をこの仮想延長線
よりも半径方向内側に設定してある。このため、ブーツ
11を径方向に小型化しても、必要な蛇腹展開長を得る
ことができる。交差角θ2 が20度よりも小さいと、十
分な蛇腹展開長が得られず、または圧縮時に谷部が軸1
7と接触する恐れが高い。また、交差角θ2 が30度よ
りも大きいと、ブーツ11を小型化できないばかりでな
く、回転による膨張、変形の恐れがある。
【0013】さらにまた、蛇腹部12の小径側第2谷1
2dの外周面の開き角θ3 を50度から65度としてあ
る。このため、ブーツ11を小型化しても、圧縮時に最
も接触しやすい第2山12cと第3山12eとの接触を
緩和することができる。開き角θ3 が50度よりも小さ
いと、上記の効果が十分に得られず、また65度よりも
大きいと、ブーツ11の小型化が図れず、または他の部
分に異常接触を発生させる。
【0014】図3は本実施の形態における寸法比b/a
と耐久時間との関係を求めた実験例である。使用したブ
ーツは全長70mm、ジョイント径62mm、軸径1
7.5mm、θ1 =15度、θ2 =30度、θ3 =60
度であり、試験条件として、雰囲気温度をRT(室内温
度)とし、作動角を40度、回転数600rpm、サン
プル数を3個とした。この図から明らかなように、寸法
比b/aは、30%から40%の範囲が好ましいことが
実証された。
【0015】
【発明の効果】このように、本発明によれば、3山3谷
の蛇腹部の形状を上記のように設定することにより、耐
久性を低下させることなく、小型化が可能な等速ジョイ
ント用フレキシブルブーツを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す等速ジョイント用フ
レキシブルブーツをジョイントとともに示す断面図。
【図2】本発明の実施の形態における等速ジョイント用
フレキシブルブーツの断面図。
【図3】本発明の実施の形態における寸法比b/aと耐
久時間との関係を示す特性図。
【図4】従来の等速ジョイント用フレキシブルブーツの
断面図。
【符号の説明】
11 ブーツ 12 蛇腹部 12a 第1山 12b 第1谷 12c 第2山 12d 第2谷 12e 第3山 12f 第3谷 13 小径取り付け部 14 大径取り付け部 15 ジョイント 16 バンド 17 軸 18 バンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇田 進一 神奈川県藤沢市辻堂神台2−4−36 キー パー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と結合されるジョイントの外輪のブー
    ツ固定部の直径と、前記軸の直径との差が60mm以下
    の小型等速ジョイントに使用され、一端に前記軸に取り
    付けられる小径取り付け部、他端に前記ジョイントの外
    輪に取り付けられる大径取り付け部を備え、前記両取り
    付け部の間に小径側から第1山、第1谷、第2山、第2
    谷、第3山、第3谷を有する蛇腹部を備えたフレキシブ
    ルブーツにおいて、ジョイントの外輪の端面に当接する
    基準位置をOとし、この基準位置Oから蛇腹部の大径側
    第3山の中心までの距離aに対して第3谷の中心までの
    距離bを30%から40%の比率に設定したことを特徴
    とするフレキシブルブーツ。
  2. 【請求項2】 蛇腹部の小径側第1谷の内周面と第2谷
    の内周面とを結ぶ仮想延長線とブーツの中心線との交差
    角θ1 を10度から15度とするとともに、第3谷の内
    周面の直径d1 を第2谷の内周面の直径d2 よりも大き
    く設定したことを特徴とする請求項1に記載のフレキシ
    ブルブーツ。
  3. 【請求項3】 蛇腹部の小径側第1山の外周面と第2山
    の外周面とを結ぶ仮想延長線とブーツの中心線との交差
    角θ2 を20度から30度とするとともに、第3山の外
    周面を前記仮想延長線よりも半径方向内側に設定したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のフレキシブル
    ブーツ。
  4. 【請求項4】 蛇腹部の第2谷の外周面の開き角θ3
    50度から65度としたことを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載のフレキシブルブーツ。
JP10959797A 1997-04-25 1997-04-25 等速ジョイント用フレキシブルブーツ Pending JPH10299789A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6478309B1 (en) 1999-08-26 2002-11-12 Toyoda Gosei Co., Ltd. Constant velocity joint boot
WO2006033284A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Ntn Corporation 等速ジョイント用ブーツ
WO2009025184A1 (ja) 2007-08-17 2009-02-26 Ntn Corporation 等速自在継手用シリコーン製ブーツ及び等速自在継手
US8187110B2 (en) 2007-10-17 2012-05-29 Ntn Corporation Boot mounting structure for constant-speed universal joint, and silicone boot for the constant-speed universal joint

Cited By (5)

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