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JPH10278532A - 車高調整装置 - Google Patents

車高調整装置

Info

Publication number
JPH10278532A
JPH10278532A JP10533597A JP10533597A JPH10278532A JP H10278532 A JPH10278532 A JP H10278532A JP 10533597 A JP10533597 A JP 10533597A JP 10533597 A JP10533597 A JP 10533597A JP H10278532 A JPH10278532 A JP H10278532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
hydraulic
vehicle height
vehicle
rear cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10533597A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Yasunaga
聡 安永
Takashi Kuniyasu
高志 国保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP10533597A priority Critical patent/JPH10278532A/ja
Publication of JPH10278532A publication Critical patent/JPH10278532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G21/00Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
    • B60G21/02Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
    • B60G21/06Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected fluid
    • B60G21/073Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected fluid between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/027Mechanical springs regulated by fluid means
    • B60G17/0272Mechanical springs regulated by fluid means the mechanical spring being a coil spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G21/00Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
    • B60G21/10Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces not permanently interconnected, e.g. operative only on acceleration, only on deceleration or only at off-straight position of steering
    • B60G21/103Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces not permanently interconnected, e.g. operative only on acceleration, only on deceleration or only at off-straight position of steering longitudinally

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の車高調整を前輪側と後輪側との間で車
高差を生じさせずに簡単かつローコストに実現可能とす
る。 【解決手段】 車両の前輪付近および後輪付近に設けら
れたフロントシリンダ3およびリアシリンダ5と、フロ
ントシリンダ3およびリアシリンダ5に対し作動油を各
一の油圧通路11,12を介して給排することにより、
車両前後の車高を調整する油圧ポンプ7および切換バル
ブ16とを有し、各油圧通路11,12中に、フロント
シリンダ3およびリアシリンダ5に対して作動油を交互
に供給し、または交互に排出する電磁弁31,32を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧シリンダを
用いて車両の路面からの高さを調整する車高調整装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車高調整装置として、例えば、図
3に示すものがある。これは、車両の車体1と左右の前
輪2付近との間に、トーションバーなどのサスペンショ
ンリンク2aを介してフロントシリンダ3を有し、さら
に車体1と左右の後輪4付近との間に、コイルスプリン
グ4aを介してリアシリンダ5を有して、これらのフロ
ントシリンダ3およびリアシリンダ5を、油圧ユニット
6によって制御するように構成されている。
【0003】また、この油圧ユニット6には、オイルタ
ンクT内の作動油を汲み上げる油圧ポンプ7、この汲み
上げた作動油を瀘過するフィルタ8、このフィルタ8で
瀘過した作動油をチェック弁9を介して、フロントシリ
ンダ3およびリアシリンダ5に供給する油圧通路10,
11,12が、それぞれ設けられている。なお、油圧ポ
ンプ7はモータMによって駆動可能とされている。
【0004】さらに、油圧通路10とオイルタンクTと
の間には、油圧供給系統の保護を図るリリーフ弁13
と、フィルタ14に直列接続された手動コック15と、
切換バルブとしての車高下降用の電磁弁16とが、それ
ぞれ接続されている。
【0005】なお、油圧通路10は、カプラー17を介
して油圧ユニット6の内外に連結されており、電磁弁1
6も一対のカプラー18を介して油圧ユニット6の内外
に連結されている。
【0006】また、油圧ユニット6における油圧通路1
0には、車高が所定の高レベルに達したときの各フロン
トシリンダ3およびリアシリンダ5内の高圧を検出する
圧力スイッチとしての第一の圧力スイッチ19と、車高
が所定の低レベル(ノーマルレベル)に達したときの各
フロントシリンダ3およびリアシリンダ5内の低圧を検
出する圧力スイッチとしての第二の圧力スイッチ20と
が接続されている。
【0007】そして、モータMおよび電磁弁16は、各
圧力スイッチ19,20により検出された各フロントシ
リンダ3およびリアシリンダ5の圧力データのほか、車
速,車高入力データなどに基づいて、コントローラ21
により作動制御可能とされている。22は、各種制御デ
ータや出力データを表示するインジケータである。
【0008】次に、動作について、図4に示すフローチ
ャートを参照しながら説明する。運転者は、車高調整の
ためのスイッチ入力を行う(ステップS1)。コントロ
ーラ21は、そのスイッチ入力が車高を上昇する「H
I」側あるいは下降する「NORMAL」側のいずれか
を、判定する(ステップS2)。
【0009】この判定により、「HI」側が指定された
場合には、コントローラ21は、モータMを駆動して油
圧ポンプ7を作動させる(ステップS3)。その結果、
オイルタンクT内の作動油がフィルタ8,チェック弁9
および油圧通路10,11,12を介して、フロントシ
リンダ3およびリアシリンダ5に次々に供給される。従
って、車体1の後輪側および前輪側がそれぞれ別々に上
昇する(ステップS4,ステップS5)。
【0010】こうして、車体1の車高が上昇して、各フ
ロントシリンダ3およびリアシリンダ5の内部圧力が上
昇限界の所定の高圧に達した場合には、第一の圧力スイ
ッチ19がオンとなる(ステップS6)。
【0011】コントローラ21は、この第一の圧力スイ
ッチ19のオンを検知して、モータMによる油圧ポンプ
7の作動を停止し、各フロントシリンダ3およびリアシ
リンダ5に対する作動油の供給を停止して(ステップS
7)、それ以上の車高の上昇を禁止する。そして、この
状態は、車高調整のための、車高下降のためのスイッチ
入力があるまで保持される。
【0012】一方、ステップS2において、スイッチ入
力が「NORMAL」と判定された場合には、コントロ
ーラ21は、切換バルブとしての電磁弁16を開ポジシ
ョンに切換制御して、油圧通路10をオイルタンクT側
へ繋ぐように切り換える(ステップS8)。
【0013】このため、フロントシリンダ3およびリア
シリンダ5の各内部の作動油は、各油圧通路11,1
2,10および電磁弁16を介してオイルタンクTへ排
出され、従って、車体1の前輪側および後輪側がそれぞ
れ別々に下降する(ステップS9,ステップS10)。
【0014】こうして、車体1の車高が低下し、各フロ
ントシリンダ3およびリアシリンダ5の内部圧力が下降
限界の所定の低圧に達したときに、第二の圧力スイッチ
20がオンとなる(ステップS11)。
【0015】この結果、コントローラ21は、その第二
の圧力スイッチ20のオンを検知して、電磁弁16への
給電を防止して、油圧通路10を介して、各フロントシ
リンダ3およびリアシリンダ5の各内部の作動油をオイ
ルタンクTへ排出するのを停止する(ステップS1
2)。
【0016】すなわち、このような車高調整装置は、車
速や現在の車高状態等に応じて、車体1と車軸側との間
に介装された、フロントシリンダ3およびリアシリンダ
5に対する作動油の給排を制御することで、車高指令に
従った二段の車高調整を実現可能としている。
【0017】また、従来の他の車高調整装置として、例
えば、特開平2―81785号公報に記載のものがあ
る。これは、上記した従来例と同じく、車両の前輪付近
および後輪付近にフロントシリンダおよびリアシリンダ
を設けて、これらに油圧ポンプからの作動油を給排する
ものであるが、特に、各フロントシリンダおよびリアシ
リンダと油圧ポンプとを結ぶ分岐通路の分岐部に分流弁
を設けて、この分流弁により、各分岐通路の圧力の高,
低に応じてこれらの有効面積を広,狭に変化させると
し、これによって、各分岐通路の流量比を一定にするよ
うに構成したものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の車高調整装置のうち、図3に示すものでは、フロ
ントシリンダ3およびリアシリンダ5に対する作動油の
給排をそれぞれ独立して制御するとともに、フロントシ
リンダ3およびリアシリンダ5の一方に対する作動油の
給排後、他方に対する作動油の給排を行うようにしてい
るため、車高調整時に車両の前部および後部での車両差
が顕著となり、乗員に不自然感を与えるという課題があ
った。
【0019】また、特開平2―81785号公報に記載
の車両調整装置にあっては、分流弁により各分岐通路内
の圧力の高,低に応じて各分岐通路面積を変化させるこ
とで各分岐通路の流量比を一定にし車両の前部および後
部で車高差が生じないようにできるものの、分流弁を別
途用意する必要があるため、車両への搭載重量が大きく
なるほか、コストアップが避けられないという課題があ
った。
【0020】この発明は、上記のような課題を解決する
ものであり、車両の車高調整を、前輪側と後輪側との間
で車高差を生じさせることなく、バランスよく実現で
き、かつ簡単かつローコストにシステムを構成できる車
高調整装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために、
請求項1の発明にかかる車高調整装置は、車両の前輪付
近および後輪付近に設けられたフロントシリンダおよび
リアシリンダと、フロントシリンダおよびリアシリンダ
に対して作動油を各一の油圧通路を介して給排すること
により、車両前後の車高を調整する油圧ポンプおよび切
換バルブとを有し、各油圧通路中にフロントシリンダお
よびリアシリンダに対して作動油を交互に供給しまたは
交互に排出可能とする電磁弁を設けたものである。
【0022】また、請求項2の発明にかかる車高調整装
置は、フロントシリンダおよびリアシリンダに対する作
動油の供給および排出を予め設定した時間をおいて交互
に実施するようにしたものである。
【0023】また、請求項3の発明にかかる車高調整装
置は、フロントシリンダおよびリアシリンダの各内部圧
力を検出する圧力スイッチを設けて内部圧力が設定値に
達したときに油圧ポンプおよび電磁弁の動作を停止させ
るようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1は、この発明の車高調整装置
を示す油圧系統図であり、この油圧系統図の構成は、前
記した図3に示すものと大略同一であるが、フロントシ
リンダ3およびリアシリンダ5の油圧通路11,12の
途中に作動油の交互給排を制御する電磁弁を設けた点で
大きく異なる。
【0025】すなわち、この車高調整装置は、車両の車
体1と左右の前輪2付近との間に、トーションバーなど
のサスペンションリンク2aを介してフロントシリンダ
3を有し、さらに車体1と左右の後輪4付近との間に、
コイルスプリング4aを介してリアシリンダ5を有し
て、これらのフロントシリンダ3およびリアシリンダ5
を、油圧ユニット6によって制御するように構成されて
いる。
【0026】また、この油圧ユニット6には、オイルタ
ンクT内の作動油を汲み上げる油圧ポンプ7、この汲み
上げた作動油を瀘過するフィルタ8、このフィルタ8で
瀘過した作動油をチェック弁9を介して、フロントシリ
ンダ3およびリアシリンダ5に供給する油圧通路10,
11,12が、それぞれ設けられている。なお、油圧ポ
ンプ7は、モータMによって駆動可能とされている。
【0027】さらに、油圧通路10とオイルタンクTと
の間には、油圧供給系統の保護を図るリリーフ弁13
と、フィルタ14に直列接続された手動コック15と、
切換バルブとしての車高下降用の電磁弁16とが、それ
ぞれ接続されている。
【0028】なお、油圧通路10は、カプラー17を介
して、油圧ユニット6の内外に連結されており、電磁弁
16も、一対のカプラー18を介して、油圧ユニット6
の内外に連結されている。
【0029】また、油圧ユニット6における油圧通路1
0には、車高が所定の高レベルに達したときの各フロン
トシリンダ3およびリアシリンダ5内の高圧を検出する
圧力スイッチとしての第一の圧力スイッチ19と、車高
が所定の低レベル(ノーマルレベル)に達したときの各
フロントシリンダ3およびリャシリンダ5内の低圧を検
出する圧力スイッチとしての第二の圧力スイッチ20が
接続されている。
【0030】そして、モータMおよび電磁弁16は、各
圧力スイッチ19,20により検出された各フロントシ
リンダ3およびリアシリンダ5の圧力データのほか、車
速,車高入力データなどにもとづいて、コントローラ2
1により作動制御可能とされている。なお、22は、各
種制御データや出力データを表示するインジケータであ
る。
【0031】また、各油圧通路11,12の途中には、
フロントシリンダ3およびリアシリンダ5に対する作動
油の給排を時間制御する電磁弁31,32が、それぞれ
接続されている。
【0032】そして、これらの電磁弁31,32は、コ
ントローラ21の制御下で一定時間ごとに交互に切り換
えられて、この動作は、油圧通路10内の各圧力スイッ
チ19,20のいずれかによる設定圧力検出時まで、一
定のプログラムに従って継続されることとなる。
【0033】各電磁弁31,32には、各フロントシリ
ンダ3側およびリアシリンダ5側から油圧通路10へ過
剰な油圧を逃がすためのリリーフ弁33,34が、並列
接続されている。これらのリリーフ弁33,34は、各
フロントシリンダ3およびリアシリンダ5を保護するよ
うに機能する。
【0034】次に、動作について、図2のフローチャー
トを参照しながら説明する。まず、運転者は、車高調整
のためのスイッチ入力を行う(ステップS21)。コン
トローラ21はそのスイッチ入力が車高を上昇する「H
I」側あるいは下降する「NORMAL」側のいずれか
を、判定する(ステップS22)。
【0035】この判定の結果、「HI」側が指定された
場合には、コントローラ21は、モータMを駆動して油
圧ポンプ7を作動させる(ステップS23)。これによ
り、オイルタンクT内の作動油は、フィルタ8,チェッ
ク弁9,油圧通路10,12,11に供給される。
【0036】一方、このときには、コントローラ21の
制御下で電磁弁31がオフ(閉ポジション)となり、電
磁弁32がオン(開ポジション)となるように切り換え
られる(ステップS24)。このため、油圧通路10,
12を介して油圧ポンプ7からリアシリンダ5内に作動
油が供給され、車両の後部側が上昇する。
【0037】しかし、コントローラ21は、タイマを持
っており、時間t(例えば、5秒から10秒)をカウン
トして、この時間tを経過すると(ステップS25)、
電磁弁31をオンにし、電磁弁32をオフにする(ステ
ップS26)。このため、油圧ポンプ7からの作動油
は、油圧通路10,11を介してフロントシリンダ3内
に供給され、一方、リアシリンダ5内への供給が遮断さ
れて車両の前部側が上昇する。
【0038】そして、その上昇中にタイマが再びカウン
トを開始して(ステップS27)、時間tを経過した場
合には、続いて、各フロントバルブ3およびリアシリン
ダ5の内部圧力、すなわち、油圧通路10内の圧力が、
設定圧力まで上昇したか否かを判定する(ステップS2
8)。つまり、車高が設定高さになったか否かを判定す
る。
【0039】ここで、圧力が設定圧力に達したことが、
第一の圧力スイッチ19により検出された場合には、す
なわち、第一の圧力スイッチ19がオンとなった場合に
は、これにもとづき、コントローラ21は、モータMの
駆動を停止し(ステップS29)、各フロントシリンダ
3およびリアシリンダ5への作動油の供給を停止するこ
とになる。
【0040】しかし、第一の圧力スイッチ19が設定圧
力を未だ検出しない場合には、ステップS24以下の処
理を再実行し、第一の圧力スイッチ19がオンになるま
で、フロントシリンダ3およびリアシリンダ5に対し、
作動油を時間tごとに交互に供給制御することとなる。
【0041】一方、ステップS22にてスイッチ入力が
「NORMAL」と判定された場合には、フロントロー
ラ21は、切換バルブとしての電磁弁16を制御して油
圧通路10をオイルタンクTへ繋ぐように切り換える
(ステップS30)。
【0042】続いて、コントローラ21は、電磁弁31
をオン,電磁弁32をオフとするように切り換える(ス
テップS31)。このため、電磁弁16および油圧通路
11,10を介して、フロントシリンダ3内の作動油が
オイルタンクT内へ排出されて、車両の前部が下降す
る。
【0043】そして、この車両の前部の下降中に、タイ
マが時間tの経過をカウントすると(ステップS3
2)、こんどは電磁弁31がオフとなり、ソレノイド3
2がオンとなるように切り換えられる(ステップS3
3)。このため、電磁弁16および油圧通路12,10
を介して、リアシリンダ5内の作動油がオイルタンクT
内へ排出され、車両の後部が下降する。
【0044】そして、この車両の後部の下降中に時間t
を経過した場合において(ステップS34)、第二の圧
力スイッチ20がオンとなっているか否かを判定する
(ステップS35)。つまり、車高が設定レベルの「N
ORMAL」に低下したか否かを調べ第二の圧力スイッ
チ20がオンとなっている場合には、電磁弁16をオフ
にして、各フロントシリンダ3内およびリアシリンダ5
内の作動油の排出を停止して、次の車高調整の指令を待
つ。
【0045】一方、未だ第二の圧力スイッチ20がオン
となっていない場合には、ステップS31以下の処理を
繰り返し実行して、電磁弁31,32を交互に時間tを
おいて作動させ、第二の圧力スイッチ20がオンとなる
まで、車高下降の調整を実行する。
【0046】このように、この発明では、フロントシリ
ンダ3およびリアシリンダ5に対する作動油の給排を、
油圧通路10内の圧力が設定圧力に達するまでt秒ずつ
交互に実施することによって、車両の前後において大き
な車高差を生じさせずに、所期の「HI」または「NO
RMAL」の各レベルにバランスよく車高調整すること
ができる。
【0047】なお、この実施の形態では、二段階の車高
調整について述べたが、三段以上の車高調整を行う場合
にも利用でき、さらに、上記の車高調整は、車両の前後
のいずれから開始してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、車両の前輪付近および後輪付近に設けられたフロン
トシリンダおよびリアシリンダと、フロントシリンダお
よびリアシリンダに対し作動油を各一の油圧通路を介し
て給排することにより、車両前後の車高を調整する油圧
ポンプおよび切換バルブとを有し、各油圧通路中に、フ
ロントシリンダおよびリアシリンダに対して作動油を交
互に供給し、または交互に排出可能とする電磁弁を設け
るように構成したので、車両の車高調整を、前輪側と後
輪側との間で車高差を生じさせることなく、バランスよ
く実現でき、かつ簡単かつローコストにシステムを構築
できるという効果が得られる。また、車高調整中の車高
差に大きな変化が生じないことにより、乗員に不自然感
を与えることがなくなるほか、昇降制御をソフトウェア
により実行させることで、従来の分流弁の使用を回避で
き、従って、軽量かつローコストのシステムを構成でき
るという効果が得られる。
【0049】また、請求項2の発明によれば、フロント
シリンダおよびリアシリンダに対する作動油の供給およ
び排出を、予め設定した時間をおいて交互に実施するよ
うに構成したので、その設定時間に応じた僅かの高低差
にて車高調整を、自然にかつスムースに実施できるとい
う効果が得られる。
【0050】また、請求項3の発明によれば、フロント
シリンダおよびリアシリンダの各内部圧力を検出する圧
力スイッチを設けて、内部圧力が設定値に達したとき、
油圧ポンプおよび電磁弁の動作を停止させるように構成
したので、フロントシリンダおよびリアシリンダを、予
め設定した高,低の制限レベル(設定レベル)に、車高
位置を確実に調整および保持できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による車高調整装置を
示す油圧系統図である。
【図2】図1における車高調整装置の作動手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】従来の車高調整装置を示す油圧系統図である。
【図4】図3における車高調整装置の作動手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
3 フロントシリンダ 5 リアシリンダ 7 油圧ポンプ 10,11,12 油圧通路 16 電磁弁(切換バルブ) 19 圧力スイッチ(第一の圧力スイッチ) 20 圧力スイッチ(第二の圧力スイッチ) 21 コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前輪付近および後輪付近に設けら
    れたフロントシリンダおよびリアシリンダと、フロント
    シリンダおよびリアシリンダに対し作動油を各一の油圧
    通路を介して給排することにより車両前後の車高を調整
    する油圧ポンプおよび切換バルブとを備えた車高調整装
    置において、各油圧通路中にフロントシリンダおよびリ
    アシリンダに対して作動油を交互に供給しまたは交互に
    排出可能とする電磁弁を設けたことを特徴とする車高調
    整装置。
  2. 【請求項2】 フロントシリンダおよびリアシリンダに
    対する作動油の供給および排出が予め設定した時間をお
    いて交互に実施されることを特徴とする請求項1に記載
    の車高調整装置。
  3. 【請求項3】 フロントシリンダおよびリアシリンダの
    各内部圧力を検出する圧力スイッチを設けて内部圧力が
    設定値に達したときに油圧ポンプおよび電磁弁の動作を
    停止させることを特徴とする請求項1に記載の車高調整
    装置。
JP10533597A 1997-04-08 1997-04-08 車高調整装置 Pending JPH10278532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10533597A JPH10278532A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 車高調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10533597A JPH10278532A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 車高調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10278532A true JPH10278532A (ja) 1998-10-20

Family

ID=14404863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10533597A Pending JPH10278532A (ja) 1997-04-08 1997-04-08 車高調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10278532A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102152722A (zh) * 2011-03-16 2011-08-17 重庆工商大学 一种车辆悬架及汽车
US8209086B2 (en) 2007-08-28 2012-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle height adjustment device

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