JPH10275037A - 活線挿抜対応形電子回路パッケージ - Google Patents
活線挿抜対応形電子回路パッケージInfo
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- JPH10275037A JPH10275037A JP9094588A JP9458897A JPH10275037A JP H10275037 A JPH10275037 A JP H10275037A JP 9094588 A JP9094588 A JP 9094588A JP 9458897 A JP9458897 A JP 9458897A JP H10275037 A JPH10275037 A JP H10275037A
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- circuit package
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 活線挿抜時に印加される電源電圧の立ち上が
りの不安定な状況でも、保護対象デバイスの不揮発性メ
モリを確実にロードできる活線挿抜対応形電子回路パッ
ケージを提供する。 【解決手段】 電子回路パッケージ1を装置本体への活
線挿抜時に電子回路パッケージ1に実装した電源監視デ
バイス3で印加電圧の過渡変動状態を監視し、この変動
状態が安定した後に電源監視デバイス3から電子回路パ
ッケージ1に実装されている保護対象デバイス2にロー
ド開始指令を出力して、保護対象デバイス2の揮発性メ
モリ2aから不揮発性メモリ2bにロード信号を出力
し、不揮発性メモリ2bのロード完了後に電源監視デバ
イス4から電子回路パッケージ1全体をリセットさせる
ためのリセット信号を出力する。
りの不安定な状況でも、保護対象デバイスの不揮発性メ
モリを確実にロードできる活線挿抜対応形電子回路パッ
ケージを提供する。 【解決手段】 電子回路パッケージ1を装置本体への活
線挿抜時に電子回路パッケージ1に実装した電源監視デ
バイス3で印加電圧の過渡変動状態を監視し、この変動
状態が安定した後に電源監視デバイス3から電子回路パ
ッケージ1に実装されている保護対象デバイス2にロー
ド開始指令を出力して、保護対象デバイス2の揮発性メ
モリ2aから不揮発性メモリ2bにロード信号を出力
し、不揮発性メモリ2bのロード完了後に電源監視デバ
イス4から電子回路パッケージ1全体をリセットさせる
ためのリセット信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、通信
装置における交換機のような大規模な装置本体におい
て、機能を分割させ、プリント配線基板による電子回路
パッケージを装置本体への供給電源の活線状態時に、そ
の挿抜を行う作業員の挿抜作業速度のばらつきがあって
も、電源変動が安定するまで保護対象デバイスのロード
開始時間を遅延させて、電源変動に起因する保護対象デ
バイスの破壊や誤動作を確実に防止する活線挿抜対応形
電子回路パッケージに関する。
装置における交換機のような大規模な装置本体におい
て、機能を分割させ、プリント配線基板による電子回路
パッケージを装置本体への供給電源の活線状態時に、そ
の挿抜を行う作業員の挿抜作業速度のばらつきがあって
も、電源変動が安定するまで保護対象デバイスのロード
開始時間を遅延させて、電源変動に起因する保護対象デ
バイスの破壊や誤動作を確実に防止する活線挿抜対応形
電子回路パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】通信装置における交換機のような大規模
な装置本体においては、複数の機能を分割させ、各機能
ごとにプリント配線基板による電子回路パッケージ化
し、その各電子回路パッケージを複数単位でサブラック
に収納し、このサブラックをさらに複数個キャビネット
に収納させることにより、装置本体を構成する。
な装置本体においては、複数の機能を分割させ、各機能
ごとにプリント配線基板による電子回路パッケージ化
し、その各電子回路パッケージを複数単位でサブラック
に収納し、このサブラックをさらに複数個キャビネット
に収納させることにより、装置本体を構成する。
【0003】この装置本体に収納されている電子回路パ
ッケージの大部分は、通常故障に対する装置本体の安全
動作などのために、第1の系統と第2の系統とに二重化
されており、第1の系統が故障した場合でも、第2の系
統が自動的に切り替わって、装置本体の動作に支障を来
たさないようにする対策が講じられている。
ッケージの大部分は、通常故障に対する装置本体の安全
動作などのために、第1の系統と第2の系統とに二重化
されており、第1の系統が故障した場合でも、第2の系
統が自動的に切り替わって、装置本体の動作に支障を来
たさないようにする対策が講じられている。
【0004】このよに、二重化されている場合の装置本
体では、たとえば、第1の系統の所定のサブラックに挿
入されている電子回路パッケージが故障したり、あるい
は新規の電子回路パッケージと交換する場合には、その
電子回路パッケージを交換しても、第2の系統の電子回
路パッケージが動作のバックアップを自動的に行うの
で、装置本体のサービスを継続できる。
体では、たとえば、第1の系統の所定のサブラックに挿
入されている電子回路パッケージが故障したり、あるい
は新規の電子回路パッケージと交換する場合には、その
電子回路パッケージを交換しても、第2の系統の電子回
路パッケージが動作のバックアップを自動的に行うの
で、装置本体のサービスを継続できる。
【0005】一方、装置本体が第1の系統と第2の系統
とに二重化されていない場合でも、何らかの理由により
所定の電子回路パッケージを交換する必要のある場合に
は、この交換を必要とする電子回路パッケージ以外の電
子回路パッケージには、通電させた状態にしておき、装
置本体のサービスの継続と保守時間の短縮のために装置
本体への供給電源を切らずに、この交換を要する電子回
路パッケージを交換する。
とに二重化されていない場合でも、何らかの理由により
所定の電子回路パッケージを交換する必要のある場合に
は、この交換を必要とする電子回路パッケージ以外の電
子回路パッケージには、通電させた状態にしておき、装
置本体のサービスの継続と保守時間の短縮のために装置
本体への供給電源を切らずに、この交換を要する電子回
路パッケージを交換する。
【0006】このように、装置本体が第1の系統と第2
の系統とに二重化されている場合、あるいは装置本体が
第1の系統と第2の系統とに二重化されていない場合で
も、装置本体の動作中にサービスの中断を極力回避する
ために、装置本体に電源を供給した状態のいわゆる活線
状態で、所定の電子回路パッケージを装置本体のサブラ
ックから抜き取って、再度挿入する。つまり、活線挿抜
を行う。
の系統とに二重化されている場合、あるいは装置本体が
第1の系統と第2の系統とに二重化されていない場合で
も、装置本体の動作中にサービスの中断を極力回避する
ために、装置本体に電源を供給した状態のいわゆる活線
状態で、所定の電子回路パッケージを装置本体のサブラ
ックから抜き取って、再度挿入する。つまり、活線挿抜
を行う。
【0007】このような活線挿抜を行う技術の必要性が
要求されるに至っている旨が、「EMC」1994.1
1.5〈NO.79〉(以下、第1公知文献という)の
28〜32ページに、「通信装置における電子回路パッ
ケージの技術」と題してNTTネットワークシステム研
究所の「佐々木 正治」氏の投稿により記載されてい。
要求されるに至っている旨が、「EMC」1994.1
1.5〈NO.79〉(以下、第1公知文献という)の
28〜32ページに、「通信装置における電子回路パッ
ケージの技術」と題してNTTネットワークシステム研
究所の「佐々木 正治」氏の投稿により記載されてい。
【0008】第1文献においては、活線挿抜時に挿入電
子回路パッケージの電圧がフローティングであることか
ら、電子回路パッケージのコネクタピンの接続順序によ
っては、信号電位が電源電圧よりも高電位になったり、
あるいはアース電位よりも低電位になったり、さらには
電子回路パッケージの挿入時の過渡的現象により、半導
体素子の定格電圧以上の電圧が印加されると、電源の回
り込みにより逆バイアスがかかり、半導体素子を破壊す
る。
子回路パッケージの電圧がフローティングであることか
ら、電子回路パッケージのコネクタピンの接続順序によ
っては、信号電位が電源電圧よりも高電位になったり、
あるいはアース電位よりも低電位になったり、さらには
電子回路パッケージの挿入時の過渡的現象により、半導
体素子の定格電圧以上の電圧が印加されると、電源の回
り込みにより逆バイアスがかかり、半導体素子を破壊す
る。
【0009】また、電子回路パッケージの挿入時に、こ
の電子回路パッケージの電源とアース間のコンデンサに
よるキャパシタンスが急激にチャージアップされるため
に、大きな突入電流が流れ、この突入電流が所定以上に
なると、コネクタピンを損傷させることになる。
の電子回路パッケージの電源とアース間のコンデンサに
よるキャパシタンスが急激にチャージアップされるため
に、大きな突入電流が流れ、この突入電流が所定以上に
なると、コネクタピンを損傷させることになる。
【0010】したがって、電子回路パッケージの挿入時
における電源電圧の変動の抑制、バスラインの信号の安
定化等の対策を講じる必要がある。
における電源電圧の変動の抑制、バスラインの信号の安
定化等の対策を講じる必要がある。
【0011】そこで、コネクタピンの接触時間差をもつ
コネクタピンを採用し、長ピンを電源接続用に使用し、
短ピンを信号接続用に割り当てる方法を採る。
コネクタピンを採用し、長ピンを電源接続用に使用し、
短ピンを信号接続用に割り当てる方法を採る。
【0012】さらに、「NTT R&DVOl.43NO.
3 1994」日本電信電話株式会社、1991発行の
69〜76ページにおいて、「佐々木 正治」氏外の投
稿による「電子回路パッケージの活線挿入技術」と題す
る文献(以下、第2公知文献という)には、活線挿抜の
対策に関して上記第1公知文献とほぼ同様の内容の記載
の他に、以下のような直流特性と、交流特性に関する記
載がある。
3 1994」日本電信電話株式会社、1991発行の
69〜76ページにおいて、「佐々木 正治」氏外の投
稿による「電子回路パッケージの活線挿入技術」と題す
る文献(以下、第2公知文献という)には、活線挿抜の
対策に関して上記第1公知文献とほぼ同様の内容の記載
の他に、以下のような直流特性と、交流特性に関する記
載がある。
【0013】すなわち、直流特性として、バックボード
(Back Wiring Board )、コネクタピン、電子回路パッ
ケージ内部の抵抗による直流電圧降下があり、このバッ
クボードでの直流電圧降下は、電源層の抵抗値により大
きく変わり、電源パッケージの搭載位置および電源層数
が抵抗値を決定する大きな要因である。
(Back Wiring Board )、コネクタピン、電子回路パッ
ケージ内部の抵抗による直流電圧降下があり、このバッ
クボードでの直流電圧降下は、電源層の抵抗値により大
きく変わり、電源パッケージの搭載位置および電源層数
が抵抗値を決定する大きな要因である。
【0014】電子回路パッケージの活線挿抜用に十分な
電圧降下配分が得られない場合には、電源層数の追加や
電源パッケージ搭載位置を変更する。
電圧降下配分が得られない場合には、電源層数の追加や
電源パッケージ搭載位置を変更する。
【0015】また、交流特性として、突入交流電流を抑
制する際に、大電力電子回路パッケージの場合には、負
荷抵抗が小さくなるためにコイルや給電パターンの抵抗
分によるプリチャージ抵抗が無視できなくなり、このプ
リチャージ抵抗を大電力電子回路パッケージに組み込む
必要がある旨の記載がある。
制する際に、大電力電子回路パッケージの場合には、負
荷抵抗が小さくなるためにコイルや給電パターンの抵抗
分によるプリチャージ抵抗が無視できなくなり、このプ
リチャージ抵抗を大電力電子回路パッケージに組み込む
必要がある旨の記載がある。
【0016】さらに、「NTT R&DVOl.40 N
O.10 1991」日本電信電話株式会社、1991
発行の1360〜1370ページにおいて、「岡田 勝
行」氏外の投稿により、「通信プロセッサの実装技術」
と題する第3公知文献には、ネットワークノードシステ
ムの活線挿抜技術における突入電流対策に関しての記載
がある。
O.10 1991」日本電信電話株式会社、1991
発行の1360〜1370ページにおいて、「岡田 勝
行」氏外の投稿により、「通信プロセッサの実装技術」
と題する第3公知文献には、ネットワークノードシステ
ムの活線挿抜技術における突入電流対策に関しての記載
がある。
【0017】第3公知文献においては、ネットワークノ
ードシステムにおいても、保守性を向上させるためにネ
ットワークノードシステムを稼働状態にして、故障して
いる電子回路パッケージを交換できる活線挿抜技術が必
須用件となってきており、活線挿入電子回路パッケージ
においてチャージアップされていない容量や負荷に突入
電流が流れ、また、素子の破壊を招来する虞があり、活
線挿抜時に動作中の他の電子回路パッケージにおいて、
電源変動が生じ、半導体素子の破壊や誤動作を発生する
虞がある。
ードシステムにおいても、保守性を向上させるためにネ
ットワークノードシステムを稼働状態にして、故障して
いる電子回路パッケージを交換できる活線挿抜技術が必
須用件となってきており、活線挿入電子回路パッケージ
においてチャージアップされていない容量や負荷に突入
電流が流れ、また、素子の破壊を招来する虞があり、活
線挿抜時に動作中の他の電子回路パッケージにおいて、
電源変動が生じ、半導体素子の破壊や誤動作を発生する
虞がある。
【0018】この効果的な対策として、電子回路パッケ
ージの信号ピンが接触するまでに、電源電圧を安定さ
せ、信号線や電源線がフローティング状態にならないよ
うにする。
ージの信号ピンが接触するまでに、電源電圧を安定さ
せ、信号線や電源線がフローティング状態にならないよ
うにする。
【0019】このために、前記第1公知文献で述べたよ
うに、電子回路パッケージのピンの長さの差による接触
時間差を利用して、電子回路パッケージの挿入時にグラ
ンドー電源ー信号の順に接続させる方法を採用する旨が
記載されている。
うに、電子回路パッケージのピンの長さの差による接触
時間差を利用して、電子回路パッケージの挿入時にグラ
ンドー電源ー信号の順に接続させる方法を採用する旨が
記載されている。
【0020】しかし、上記の第1ないし第3公知文献で
は、いずれも、電子回路パッケージの装置本体への活線
挿抜時に電源電圧の過度的変動を自動的に判断して、電
子回路パッケージに実装されている保護対象デバイスを
ロード、リセットする具体的技術に関しては言及されて
いない。
は、いずれも、電子回路パッケージの装置本体への活線
挿抜時に電源電圧の過度的変動を自動的に判断して、電
子回路パッケージに実装されている保護対象デバイスを
ロード、リセットする具体的技術に関しては言及されて
いない。
【0021】そこで、揮発性と不揮発性メモリを備えた
保護対象デバイスとIC(集積回路)による電源監視デ
バイスとを実装した活線挿抜対応形の電子回路パッケー
ジが提案されている。
保護対象デバイスとIC(集積回路)による電源監視デ
バイスとを実装した活線挿抜対応形の電子回路パッケー
ジが提案されている。
【0022】図4は従来のこの種の活線挿抜対応形の電
子回路パッケージの構成を示すブロック図である。図4
における電子回路パッケージ11は、プリント配線基板
で構成され、図4では示されていないが、通信装置にお
ける交換機のような大型の装置本体の一構成要素であ
り、この装置本体を機能ごとにブロック化した場合の一
構成要素となるものであり、複数のこのような電子回路
パッケージ11を1組としてプラグインユニットの形態
をとるサブラックに挿抜可能に装着されている。
子回路パッケージの構成を示すブロック図である。図4
における電子回路パッケージ11は、プリント配線基板
で構成され、図4では示されていないが、通信装置にお
ける交換機のような大型の装置本体の一構成要素であ
り、この装置本体を機能ごとにブロック化した場合の一
構成要素となるものであり、複数のこのような電子回路
パッケージ11を1組としてプラグインユニットの形態
をとるサブラックに挿抜可能に装着されている。
【0023】このように、複数の電子回路パッケージ1
1を組み込んだサブラックをさらに複数個装置本体のキ
ャビネットに組み込まれている。
1を組み込んだサブラックをさらに複数個装置本体のキ
ャビネットに組み込まれている。
【0024】各電子回路パッケージ11はPLD(prog
rammble logick device)、FPGA(field programmble
gate array)などで形成され、ユーザサイドで所定の論
理機能を有するように、プリント配線基板上にシステム
をプログラマブルに作成されたものが使用されている。
rammble logick device)、FPGA(field programmble
gate array)などで形成され、ユーザサイドで所定の論
理機能を有するように、プリント配線基板上にシステム
をプログラマブルに作成されたものが使用されている。
【0025】電子回路パッケージ11に保護対象デバイ
ス12とICによる電源監視デバイス13が実装されて
いる。保護対象デバイス12には、不揮発性メモリ12
b(ROM)と揮発性メモリ12a(SRAM)が含ま
れており、電子回路パッケージ11が活線状態時に、装
置本体のサブラックに挿入されたときに、揮発性メモリ
12aから不揮発性メモリ12bへロードできる。
ス12とICによる電源監視デバイス13が実装されて
いる。保護対象デバイス12には、不揮発性メモリ12
b(ROM)と揮発性メモリ12a(SRAM)が含ま
れており、電子回路パッケージ11が活線状態時に、装
置本体のサブラックに挿入されたときに、揮発性メモリ
12aから不揮発性メモリ12bへロードできる。
【0026】次に、従来の活線挿抜対応形の電子回路パ
ッケージの動作について図5のタイミングチャートを参
照して説明する。
ッケージの動作について図5のタイミングチャートを参
照して説明する。
【0027】電子回路パッケージ11を装置本体のサブ
ラックに活線挿抜状態で挿入すると、電子回路パッケー
ジ11に装置本体から5Vの電圧が図5(b)に示すよ
うに印加される。
ラックに活線挿抜状態で挿入すると、電子回路パッケー
ジ11に装置本体から5Vの電圧が図5(b)に示すよ
うに印加される。
【0028】この印加電圧は電子回路パッケージ11に
実装されている電源監視デバイス13で監視しており、
電子回路パッケージ11に電源が印加されたことを確認
して、一定時間経過後に図5(c)に示すように、保護
対象デバイス12に設けられた揮発性メモリ12aから
不揮発性メモリ12bに対してロード指令信号が発生
し、電子回路パッケージ11が活線挿抜状態で動作状態
になる。
実装されている電源監視デバイス13で監視しており、
電子回路パッケージ11に電源が印加されたことを確認
して、一定時間経過後に図5(c)に示すように、保護
対象デバイス12に設けられた揮発性メモリ12aから
不揮発性メモリ12bに対してロード指令信号が発生
し、電子回路パッケージ11が活線挿抜状態で動作状態
になる。
【0029】このロード信号が発生して所定時間経過す
ると、図5(a)に示すように、電源監視デバイス13
から電子回路パッケージ11に対して電子回路パッケー
ジ11を構成するPLDやFPGAなどが活線挿抜時の
過渡的時間経過後の正常動作を行うために、電子回路パ
ッケージ11全体のリセットを行うように、リセット信
号を発生する。
ると、図5(a)に示すように、電源監視デバイス13
から電子回路パッケージ11に対して電子回路パッケー
ジ11を構成するPLDやFPGAなどが活線挿抜時の
過渡的時間経過後の正常動作を行うために、電子回路パ
ッケージ11全体のリセットを行うように、リセット信
号を発生する。
【0030】したがって、装置本体が活線挿抜状態にお
いて、電子回路パッケージ11を装置本体に挿入して
も、装置本体のサービスを中断することなく継続でき
る。
いて、電子回路パッケージ11を装置本体に挿入して
も、装置本体のサービスを中断することなく継続でき
る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の活線挿抜対応形の電子回路パッケージにおいて、電
子回路パッケージ11がサブラックに挿入された当初に
おいては、図5(b)に示すように、電子回路パッケー
ジ11における印加電圧が不安定である。
来の活線挿抜対応形の電子回路パッケージにおいて、電
子回路パッケージ11がサブラックに挿入された当初に
おいては、図5(b)に示すように、電子回路パッケー
ジ11における印加電圧が不安定である。
【0032】印加電圧の不安定な過度期において、前記
第1公知文献の記載内容に関しても述べたように、電源
電圧の不安定に起因して、図5(c)に示すように、保
護対象デバイス12の揮発性メモリ12aから不揮発性
メモリ12bに対してロード指令信号が発生すると、電
子回路パッケージ11が誤動作したり、半導体回路素子
を破壊することがある。
第1公知文献の記載内容に関しても述べたように、電源
電圧の不安定に起因して、図5(c)に示すように、保
護対象デバイス12の揮発性メモリ12aから不揮発性
メモリ12bに対してロード指令信号が発生すると、電
子回路パッケージ11が誤動作したり、半導体回路素子
を破壊することがある。
【0033】また、電源監視デバイス13が電子回路パ
ッケージ11に実装されて、電子回路パッケージ11の
活線挿抜時の印加電源電圧の有無を所定時間監視してい
たとしても、電子回路パッケージ11をサブラックに挿
入する作業員の挿抜時間に個人差がある。
ッケージ11に実装されて、電子回路パッケージ11の
活線挿抜時の印加電源電圧の有無を所定時間監視してい
たとしても、電子回路パッケージ11をサブラックに挿
入する作業員の挿抜時間に個人差がある。
【0034】加えて、活線挿抜時に電源の立ち上がりか
ら、一定時間経過後に保護対象デバイスの揮発性メモリ
12aから不揮発性メモリ12bがロードを開始される
時間が保護対象デバイスやメーカによって不統一である
とともに、活線挿抜時に電源の立ち上がりの過渡時間は
時間を一定にして解決するということができず、しか
も、挿抜する電子回路パッケージ11の消費電力や、供
給するバックボードの電源容量や、接触するピンの接触
抵抗と挿入速度、脱盤速度などの様々な要因が関係し
て、極めて解決しずらい問題である。
ら、一定時間経過後に保護対象デバイスの揮発性メモリ
12aから不揮発性メモリ12bがロードを開始される
時間が保護対象デバイスやメーカによって不統一である
とともに、活線挿抜時に電源の立ち上がりの過渡時間は
時間を一定にして解決するということができず、しか
も、挿抜する電子回路パッケージ11の消費電力や、供
給するバックボードの電源容量や、接触するピンの接触
抵抗と挿入速度、脱盤速度などの様々な要因が関係し
て、極めて解決しずらい問題である。
【0035】さらに、活線挿抜時の過渡現象により、図
5(b)に示すように電源電圧が変動しているととも
に、この変動時間も必ず一定であるわけではない。
5(b)に示すように電源電圧が変動しているととも
に、この変動時間も必ず一定であるわけではない。
【0036】図4に示した従来の活線挿抜対応形の電子
回路パッケージ11においても、上述のように、電源監
視デバイス13により、一定時間経過後にリセット信号
を出力して、電子回路パッケージ11全体をリセットし
ているが、外部や内部メモリから論理情報を転送して所
定の回路をロードする場合に、このリセット信号を出力
する前に行う必要がある。
回路パッケージ11においても、上述のように、電源監
視デバイス13により、一定時間経過後にリセット信号
を出力して、電子回路パッケージ11全体をリセットし
ているが、外部や内部メモリから論理情報を転送して所
定の回路をロードする場合に、このリセット信号を出力
する前に行う必要がある。
【0037】この論理情報を転送しないと、該当する回
路のロードが完了する前に周辺のデバイスのリセットが
解除されて、前記所定の回路のロードに影響を及ぼす。
換言すれば、論理情報が確定することにより、周辺のデ
バイスの入出力が決定することになる。したがって、電
子回路パッケージの構成要素であるPLDやFPGAの
利用が不可能になる場合もある。
路のロードが完了する前に周辺のデバイスのリセットが
解除されて、前記所定の回路のロードに影響を及ぼす。
換言すれば、論理情報が確定することにより、周辺のデ
バイスの入出力が決定することになる。したがって、電
子回路パッケージの構成要素であるPLDやFPGAの
利用が不可能になる場合もある。
【0038】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、活線挿抜の電子回路パッケージに
印加される電源電圧の過渡現象を伴う立ち上がりの不安
定な状況でも、保護対象デバイスの不揮発性メモリから
揮発性メモリのロードを確実に行うことができ、従来使
用できなかたPLDやFPGAを利用することができ、
情報の転送やロードの間、時間を要するシステムに有効
となるばかりか、電子回路パッケージの異常検出もでき
る活線挿抜対応形電子回路パッケージを提供することを
目的とする。
めになされたもので、活線挿抜の電子回路パッケージに
印加される電源電圧の過渡現象を伴う立ち上がりの不安
定な状況でも、保護対象デバイスの不揮発性メモリから
揮発性メモリのロードを確実に行うことができ、従来使
用できなかたPLDやFPGAを利用することができ、
情報の転送やロードの間、時間を要するシステムに有効
となるばかりか、電子回路パッケージの異常検出もでき
る活線挿抜対応形電子回路パッケージを提供することを
目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
課題を解決するためになされたもので、所定の装置本体
の機能ごとに分割されて前記装置本体に挿抜可能に装着
される電子回路パッケージ1と、電子回路パッケージ1
に実装され、不揮発性メモリ2bと揮発性メモリ2aと
を有するとともに、前記装置本体への供給電源の活線状
態時に電子回路パッケージ1の挿抜時に保護される保護
対象デバイス2と、電子回路パッケージ1に実装され、
前記装置本体への供給電源の活線状態時に電子回路パッ
ケージ1が前記装置本体への挿抜時に前記装置本体から
電子回路パッケージ1への印加電圧状態を監視して印加
電圧が所定の安定電圧状態になると揮発性メモリ2aか
ら不揮発性メモリ2bへのロードが可能となるようにロ
ード開始信号を出力する第1の電源監視デバイス3と、
電子回路パッケージ1に実装され、前記装置本体への供
給電源の活線状態時に電子回路パッケージ1が前記装置
本体への挿抜時に前記装置本体から電子回路パッケージ
1への印加電圧状態を監視し、かつ揮発性メモリ2aが
不揮発性メモリ2bへのロード終了後所定時間経過する
と、電子回路パッケージ1全体をリセットするためのリ
セット信号を解除する第2の電源監視デバイス4と、を
備えることを特徴とする。
課題を解決するためになされたもので、所定の装置本体
の機能ごとに分割されて前記装置本体に挿抜可能に装着
される電子回路パッケージ1と、電子回路パッケージ1
に実装され、不揮発性メモリ2bと揮発性メモリ2aと
を有するとともに、前記装置本体への供給電源の活線状
態時に電子回路パッケージ1の挿抜時に保護される保護
対象デバイス2と、電子回路パッケージ1に実装され、
前記装置本体への供給電源の活線状態時に電子回路パッ
ケージ1が前記装置本体への挿抜時に前記装置本体から
電子回路パッケージ1への印加電圧状態を監視して印加
電圧が所定の安定電圧状態になると揮発性メモリ2aか
ら不揮発性メモリ2bへのロードが可能となるようにロ
ード開始信号を出力する第1の電源監視デバイス3と、
電子回路パッケージ1に実装され、前記装置本体への供
給電源の活線状態時に電子回路パッケージ1が前記装置
本体への挿抜時に前記装置本体から電子回路パッケージ
1への印加電圧状態を監視し、かつ揮発性メモリ2aが
不揮発性メモリ2bへのロード終了後所定時間経過する
と、電子回路パッケージ1全体をリセットするためのリ
セット信号を解除する第2の電源監視デバイス4と、を
備えることを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明の活線挿抜対応形
電子回路パッケージの実施の形態について図面に基づき
説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態の構成を
示すブロック図である。
電子回路パッケージの実施の形態について図面に基づき
説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態の構成を
示すブロック図である。
【0041】図1における破線で包囲された電子回路パ
ッケージ1は、従来の場合と同様に、たとえば、通信装
置における交換機のような大規模な装置本体のサブラッ
クに複数個挿抜可能に装着されている。
ッケージ1は、従来の場合と同様に、たとえば、通信装
置における交換機のような大規模な装置本体のサブラッ
クに複数個挿抜可能に装着されている。
【0042】このような複数個の電子回路パッケージを
装着したサブラックをさらに複数個装置本体のキャビネ
ットに着脱可能に組み込まれており、装置本体を構成し
ている。
装着したサブラックをさらに複数個装置本体のキャビネ
ットに着脱可能に組み込まれており、装置本体を構成し
ている。
【0043】各電子回路パッケージ1は、装置本体の多
数の機能のうちの機能単位で分けて、構成されているも
ので、装置本体に動作電源電圧を印加した状態で、いわ
ば活線状態で、サブラックから各電子回路ブロック1が
挿抜可能になっている。
数の機能のうちの機能単位で分けて、構成されているも
ので、装置本体に動作電源電圧を印加した状態で、いわ
ば活線状態で、サブラックから各電子回路ブロック1が
挿抜可能になっている。
【0044】電子回路パッケージ1は、プリント配線基
板をベースにして、前記プリント配線基板に実装された
PLDやFPGAなどにより構成され、さらに、保護対
象デバイス2と、電源監視デバイス3・4がプリント配
線基板に実装されている。
板をベースにして、前記プリント配線基板に実装された
PLDやFPGAなどにより構成され、さらに、保護対
象デバイス2と、電源監視デバイス3・4がプリント配
線基板に実装されている。
【0045】保護対象デバイス2には、SRAMなどの
ような揮発性メモリ2aとROMなどの不揮発性メモリ
2bが設けられている。
ような揮発性メモリ2aとROMなどの不揮発性メモリ
2bが設けられている。
【0046】また、電源監視デバイス3・4はそれぞれ
ICにより構成されており、電源監視デバイス3は電子
回路パッケージ1が装置本体のサブラックに活線挿抜時
における装置本体から印加される過渡現象時の電源電圧
の印加電圧を監視するものである。
ICにより構成されており、電源監視デバイス3は電子
回路パッケージ1が装置本体のサブラックに活線挿抜時
における装置本体から印加される過渡現象時の電源電圧
の印加電圧を監視するものである。
【0047】電源監視デバイス4は保護対象デバイス2
の不揮発性メモリ2bから揮発性メモリ2aのロードの
実行の終了後に、PLDやFPGAなどを含む電子回路
パッケージ1全体をリセットするためにリセット信号を
出力するものである。
の不揮発性メモリ2bから揮発性メモリ2aのロードの
実行の終了後に、PLDやFPGAなどを含む電子回路
パッケージ1全体をリセットするためにリセット信号を
出力するものである。
【0048】次に、以上のように構成されたこの発明の
第1の実施の形態の動作について図2のタイミングチャ
ートを参照して説明する。
第1の実施の形態の動作について図2のタイミングチャ
ートを参照して説明する。
【0049】装置本体に電源電圧が印加されて、この装
置本体が活線状態にある場合において、所定の電子回路
パッケージ1が、たとえば、故障による交換などの理由
で装置本体のサブラックから抜き出されて、故障の修理
後、あるいはサブラックから抜き取られた電子回路パッ
ケージに代えて、新規の電子回路パッケージを再度サブ
ラックに挿入する場合、つまり、活線挿抜時に、装置本
体の電源電圧が挿入された電子回路パッケージに印加さ
れる。
置本体が活線状態にある場合において、所定の電子回路
パッケージ1が、たとえば、故障による交換などの理由
で装置本体のサブラックから抜き出されて、故障の修理
後、あるいはサブラックから抜き取られた電子回路パッ
ケージに代えて、新規の電子回路パッケージを再度サブ
ラックに挿入する場合、つまり、活線挿抜時に、装置本
体の電源電圧が挿入された電子回路パッケージに印加さ
れる。
【0050】この印加電圧は、電子回路パッケージ1が
サブラックに挿入された当初から電源監視デバイス3に
より監視されており、図2(b)に示すように、その印
加電圧が所定の過渡時間を経過するまで前記第1公知文
献あるいは第2公知文献で述べたような理由により、電
子回路パッケージ1に印加される電源電圧が変動してい
る。
サブラックに挿入された当初から電源監視デバイス3に
より監視されており、図2(b)に示すように、その印
加電圧が所定の過渡時間を経過するまで前記第1公知文
献あるいは第2公知文献で述べたような理由により、電
子回路パッケージ1に印加される電源電圧が変動してい
る。
【0051】この過渡現象時には、電源監視デバイス3
からロード指令信号が保護対象デバイス2には出力され
ないが、過渡現象時が経過して、電子回路パッケージに
印加されるまで電源電圧が安定すると、電源監視デバイ
ス3から保護対象デバイス2に対して、図2(c)に示
すように、ロード指令信号が出力される。
からロード指令信号が保護対象デバイス2には出力され
ないが、過渡現象時が経過して、電子回路パッケージに
印加されるまで電源電圧が安定すると、電源監視デバイ
ス3から保護対象デバイス2に対して、図2(c)に示
すように、ロード指令信号が出力される。
【0052】これにより、保護対象デバイス2において
は、図2(d)に示すように、このロード指令信号が出
力され微小時間遅れて揮発性メモリ2aから不揮発性メ
モリ2bに対してロード信号が出力される。
は、図2(d)に示すように、このロード指令信号が出
力され微小時間遅れて揮発性メモリ2aから不揮発性メ
モリ2bに対してロード信号が出力される。
【0053】このロード信号が出力されることにより、
不揮発性メモリ2bに記憶されているプログラムが実行
できる。したがって、電子回路パッケージ1の活線挿抜
の作業速度に個人差があっても、確実に不揮発性メモリ
2bをロードできる。
不揮発性メモリ2bに記憶されているプログラムが実行
できる。したがって、電子回路パッケージ1の活線挿抜
の作業速度に個人差があっても、確実に不揮発性メモリ
2bをロードできる。
【0054】不揮発性メモリ12bのロード開始からプ
ログラムの実行の終了までの間は、通常システム全体と
してリセットされていることが望ましいため、電源監視
デバイス4が設けられている。したがって、不揮発性メ
モリ2bに記憶されているプログラムの実行が終了する
と、電源監視デバイス4からリセット信号が図2(a)
に示すように、出力される。
ログラムの実行の終了までの間は、通常システム全体と
してリセットされていることが望ましいため、電源監視
デバイス4が設けられている。したがって、不揮発性メ
モリ2bに記憶されているプログラムの実行が終了する
と、電源監視デバイス4からリセット信号が図2(a)
に示すように、出力される。
【0055】電源監視デバイス4からリセット信号が出
力されると、電子回路パッケージ1の構成要素であるP
LDやFPGAを含む電子回路パッケージ1の全体がリ
セットされる。
力されると、電子回路パッケージ1の構成要素であるP
LDやFPGAを含む電子回路パッケージ1の全体がリ
セットされる。
【0056】しかしながら、電源監視デバイス3による
電子回路パッケージ1のサブラックへの挿入時から印加
電源を確認し、保護対象デバイス2の揮発性メモリ2a
から不揮発性メモリ2bのロードを開始して、不揮発性
メモリ2bに記憶されているプログラムの実行が終了す
るまでの時間が設定されていても、実際には、電子回路
パッケージ1の外部に接続されているコンデンサや抵抗
による時定数により、この時間が決まる。
電子回路パッケージ1のサブラックへの挿入時から印加
電源を確認し、保護対象デバイス2の揮発性メモリ2a
から不揮発性メモリ2bのロードを開始して、不揮発性
メモリ2bに記憶されているプログラムの実行が終了す
るまでの時間が設定されていても、実際には、電子回路
パッケージ1の外部に接続されているコンデンサや抵抗
による時定数により、この時間が決まる。
【0057】したがって、コンデンサや抵抗の定数のば
らつきにより、不揮発性メモリ2bのロード時間を確定
するのが難しい。
らつきにより、不揮発性メモリ2bのロード時間を確定
するのが難しい。
【0058】そこで、この発明では、電源監視デバイス
3と4が連係をとることにより、この点について解決し
ている。図3は、これを解決したこの発明の第2の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
3と4が連係をとることにより、この点について解決し
ている。図3は、これを解決したこの発明の第2の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【0059】図3に示す第2の実施の形態において、構
成の説明に際して、図1と同一部分には、同一符号を付
すのみにとどめ、図1とは異なる部分のみについて説明
する。
成の説明に際して、図1と同一部分には、同一符号を付
すのみにとどめ、図1とは異なる部分のみについて説明
する。
【0060】図3においては、電源監視デバイス3から
保護対象デバイス2の揮発性メモリ2aのロード開始指
令が出力されると同時に、電源監視デバイス4にも出力
される構成になっている。その他の構成は図1と同様で
ある。
保護対象デバイス2の揮発性メモリ2aのロード開始指
令が出力されると同時に、電源監視デバイス4にも出力
される構成になっている。その他の構成は図1と同様で
ある。
【0061】このように構成することにより、電子回路
パッケージ1をサブラックに挿入した時点から電子回路
パッケージ1のへの印加電圧が安定するまでの間、電源
監視デバイス4からリセット信号が出力されなくなる。
パッケージ1をサブラックに挿入した時点から電子回路
パッケージ1のへの印加電圧が安定するまでの間、電源
監視デバイス4からリセット信号が出力されなくなる。
【0062】すなわち、電子回路パッケージ1の外部に
接続されているコンデンサと抵抗との定数のばらつきに
よる印加電圧変動時間のばらつきを十分吸収できる時間
だけ遅延させて、電源監視デバイス4から電子回路パッ
ケージ1の全体をリセットするためのリセット信号を出
力することができる。
接続されているコンデンサと抵抗との定数のばらつきに
よる印加電圧変動時間のばらつきを十分吸収できる時間
だけ遅延させて、電源監視デバイス4から電子回路パッ
ケージ1の全体をリセットするためのリセット信号を出
力することができる。
【0063】したがって、保護対象デバイス2の不揮発
性メモリ2bのロードが完了するまで、電源監視デバイ
ス4からのリセット信号が出力されなくなる。
性メモリ2bのロードが完了するまで、電源監視デバイ
ス4からのリセット信号が出力されなくなる。
【0064】なお、上記の各実施の形態では、電子回路
パッケージ1にPLDやFPGAを用いている場合につ
いて説明したが、この発明は電子回路パッケージ1の内
部、外部を問わずロード方式や転送方式、つまり、転送
やロードの間、時間を要するシステムに適用できる。
パッケージ1にPLDやFPGAを用いている場合につ
いて説明したが、この発明は電子回路パッケージ1の内
部、外部を問わずロード方式や転送方式、つまり、転送
やロードの間、時間を要するシステムに適用できる。
【0065】また、PLDやFPGAも電源監視デバイ
ス3・4と同一の機能をもつ場合にも、この発明を適用
することができる。さらに、PLDやFPGA内部にメ
モリをもつ場合にも、この発明を適用することができ
る。
ス3・4と同一の機能をもつ場合にも、この発明を適用
することができる。さらに、PLDやFPGA内部にメ
モリをもつ場合にも、この発明を適用することができ
る。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明の活線挿抜対応
形電子回路パッケージによれば、電子回路パッケージを
装置本体への活線挿抜時に電子回路パッケージに実装し
た第1の電源監視デバイスで印加電圧の過渡変動状態を
監視し、この変動状態が安定した後に第1の電源監視デ
バイスから電子回路パッケージに実装されている保護対
象デバイスにロード開始指令を出力して、保護対象デバ
イスの揮発性メモリから不揮発性メモリにロード信号を
出力し、不揮発性メモリのロード完了後に第2の電源監
視デバイスから電子回路パッケージ全体をリセットさせ
るためのリセット信号を出力するようにしたので、活線
挿抜時の電子回路パッケージに印加される電源電圧の過
渡現象に伴う立ち上がりの不安定な状況時や、活線挿抜
作業速度に個人差があっても、印加電圧が安定した状態
時に、保護対象デバイスの不揮発性メモリから揮発性メ
モリへ確実にロードできる。
形電子回路パッケージによれば、電子回路パッケージを
装置本体への活線挿抜時に電子回路パッケージに実装し
た第1の電源監視デバイスで印加電圧の過渡変動状態を
監視し、この変動状態が安定した後に第1の電源監視デ
バイスから電子回路パッケージに実装されている保護対
象デバイスにロード開始指令を出力して、保護対象デバ
イスの揮発性メモリから不揮発性メモリにロード信号を
出力し、不揮発性メモリのロード完了後に第2の電源監
視デバイスから電子回路パッケージ全体をリセットさせ
るためのリセット信号を出力するようにしたので、活線
挿抜時の電子回路パッケージに印加される電源電圧の過
渡現象に伴う立ち上がりの不安定な状況時や、活線挿抜
作業速度に個人差があっても、印加電圧が安定した状態
時に、保護対象デバイスの不揮発性メモリから揮発性メ
モリへ確実にロードできる。
【0068】また、従来使用できなかったPLDやFP
GAを使用することができ、情報の転送やロードの間、
時間を要するシステムに有効となる。
GAを使用することができ、情報の転送やロードの間、
時間を要するシステムに有効となる。
【図1】この発明の活線挿抜対応形電子回路パッケージ
の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の活線挿抜対応形電子回路パッケージの動
作を説明するためのタイミングチャートである。
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】この発明の活線挿抜対応形電子回路パッケージ
の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の活線挿抜対0形電子回路パッケージの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図5】従来の活線挿抜対応形電子回路パッケージの動
作を説明するたのタイミングチャートである。
作を説明するたのタイミングチャートである。
1 電子回路パッケージ 2 保護対象デバイス 2a 揮発性メモリ 2b 不揮発性メモリ 3 第1の電源監視デバイス 4 第2の電源監視デバイス
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の装置本体の機能ごとに分割されて
前記装置本体に挿抜可能に装着される電子回路パッケー
ジ(1) と、 電子回路パッケージ(1) に実装され、不揮発性メモリ(2
b)と揮発性メモリ(2a)とを有するとともに、前記装置本
体への供給電源の活線状態時に電子回路パッケージ(1)
の挿抜時に保護される保護対象デバイス(2) と、 電子回路パッケージ(1) に実装され、前記装置本体への
供給電源の活線状態時に電子回路パッケージ(1) が前記
装置本体への挿抜時に前記装置本体から電子回路パッケ
ージ(1) への印加電圧状態を監視して印加電圧が所定の
安定電圧状態になると揮発性メモリ(2a)から不揮発性メ
モリ(2b)へのロードが可能となるようにロード開始信号
を出力する第1の電源監視デバイス(3) と、 電子回路パッケージ(1) に実装され、前記装置本体への
供給電源の活線状態時に電子回路パッケージ(1) が前記
装置本体への挿抜時に前記装置本体から電子回路パッケ
ージ(1) への印加電圧状態を監視し、かつ揮発性メモリ
(2a)が不揮発性メモリ(2b)へのロード終了後所定時間経
過すると、電子回路パッケージ(1) 全体をリセットする
ためのリセット信号を出力する第2の電源監視デバイス
(4) と、を備えることを特徴とする活線挿抜対応形電子
回路パッケージ。 - 【請求項2】 請求項1記載の活線挿抜対応形電子回路
パッケージにおいて、 第2の電源監視デバイス(4) は、第1の電源監視デバイ
ス(3) が保護対象デバイス(2) にロード開始信号の出力
後に不揮発性メモリ(2b)から揮発性メモリ(2a)が完全に
ロードされた後に前記リセット信号を解除することを特
徴とする活線挿抜対応形電子回路パッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9094588A JPH10275037A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 活線挿抜対応形電子回路パッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9094588A JPH10275037A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 活線挿抜対応形電子回路パッケージ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10275037A true JPH10275037A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=14114448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9094588A Pending JPH10275037A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 活線挿抜対応形電子回路パッケージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10275037A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7151665B2 (en) | 2003-09-10 | 2006-12-19 | Hitachi Cable, Ltd. | Host instrument, package to be inserted into same, external storage medium to be used therefor, and method for authenticating package to be inserted into host instrument |
JP2014109993A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Alpine Electronics Inc | メモリシステム |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP9094588A patent/JPH10275037A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7151665B2 (en) | 2003-09-10 | 2006-12-19 | Hitachi Cable, Ltd. | Host instrument, package to be inserted into same, external storage medium to be used therefor, and method for authenticating package to be inserted into host instrument |
JP2014109993A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Alpine Electronics Inc | メモリシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031210 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |