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JPH10266992A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

Info

Publication number
JPH10266992A
JPH10266992A JP6787397A JP6787397A JPH10266992A JP H10266992 A JPH10266992 A JP H10266992A JP 6787397 A JP6787397 A JP 6787397A JP 6787397 A JP6787397 A JP 6787397A JP H10266992 A JPH10266992 A JP H10266992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
decorative frame
peripheral surface
leaf spring
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6787397A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Suzuki
栄一 鈴木
Taido Ushida
泰道 牛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Air Conditioning Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Air Conditioning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Air Conditioning Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6787397A priority Critical patent/JPH10266992A/ja
Publication of JPH10266992A publication Critical patent/JPH10266992A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】建造物の換気通路に設けられたスリーブ管が適
切な長さを有してしない場合においても、確実に建造物
の壁面に固定できる換気装置を提供する。 【解決手段】換気装置1は換気通路3に一端側15から
挿入されかつ内側に送風機4を有したケーシング8とケ
ーシング8の他端側13を包囲する化粧枠6とケーシン
グ8と化粧枠6との間に設けられた連結部材7とを備え
ている。ケーシング8は一端側15に板ばね28を固定
した板ばね固定孔16を有しかつ他端側13にねじ孔1
4を有している。化粧枠6は端部21にねじ孔22を有
している。連結部材7は内周殻23と外周殻24とを備
えている。内周殻23は長孔26を有し外周殻24は長
孔27を有している。ちょうボルト32はねじ孔22と
長孔27を通って化粧枠6と連結部材7とを固定してい
る。ちょうボルト34は長孔26とねじ孔14とを通っ
てケーシング8と連結部材7とを固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物の壁面に固
定されかつ建造物の壁面の一方側と他方側とを連通した
換気通路に空気を強制的に流通する換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば室内の空気を室外に強
制的に排出するための換気装置は、建造物の壁面の換気
通路の内周面に設けられたスリーブ管に固定され、この
換気通路の中に空気を強制的に流通するようになってい
る。
【0003】図11に例示するように従来の換気装置5
0は、建造物の壁面2の換気通路3に、一端側53aか
ら挿入されるケーシング53とこのケーシング53の他
端側53bに設けられた化粧枠52とを備えている。
【0004】上記ケーシング53は、両端が開口する筒
状に形成され、かつその一端側53aの内側にモータ5
5とこのモータ55の回転軸に装着されたファン54と
を設けている。上記モータ55は、ケーシング53の内
側を通り、他端側53bの開口部から一端側53aの開
口部へ空気を強制的に流通する機能を有している。な
お、上記モータ55と上記ファン54とで送風機51を
構成している。
【0005】上記化粧枠52は、上記ケーシング53を
上記壁面2の一方側5から包囲する大きさに形成され、
かつこのケーシング53とねじ56等によって固定され
ている。
【0006】上記壁面2の換気通路3に挿入されるケー
シング53の外周壁には、弾性を有しかつ側方からみて
屈曲部57を有するようにく字状に形成された固定金具
58が固定されている。
【0007】上記固定金具58は、上記壁面2の換気通
路3に挿入されて、この換気通路3の内周面に設けられ
たスリーブ管31の内周面に屈曲部57が弾性的に圧接
されることにより、換気装置50を上記壁面2に固定す
るようになっている。
【0008】しかし、上述した従来の換気装置50は、
建造物の施工においてスリーブ管31の長さ等を間違う
などしてスリーブ管31を短かく形成した場合には、上
記固定金具58の屈曲部57がスリーブ管31の内周面
に当接せずに、図11中の二点鎖線Qに示すように建造
物の壁面2に固定されないことがあった。
【0009】このような場合においては、一度、壁面2
の換気通路3に挿入されたスリーブ管31を抜き出し
て、最適な長さを有するスリーブ管31を再度挿入する
必要があるため、施工時おける手間等を増加させ作業効
率を低下させる傾向となっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の換気装置50では、固定する建造物の壁面2の厚さな
どによって最適な長さを有するスリーブ管31を用いる
必要があったため、建造物の施工時における作業効率を
低下させる傾向となっていた。
【0011】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、建造物に設けられた換気
通路に挿入されるスリーブ管が適切な長さを有していな
い場合においても、確実に固定部材をスリーブ管の内周
面に弾性的に圧接することにより、確実に建造物の壁面
に固定される換気装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の換気装置
は、空気流通路を形成する筒状のケーシングと、このケ
ーシングの一端側に設けられた送風機と、前記ケーシン
グの他端側に設けられた化粧枠と、前記ケーシングの外
周壁に設けられ外周方向に突出する弾性部材からなる固
定部材とからなり、建造物の壁面に設けられ、かつ内周
面にスリーブ管を有する換気通路に前記ケーシングをそ
の一端側から挿入し、前記固定部材を前記スリーブ管の
内周面に弾性的に圧接することにより、前記化粧枠を壁
面に当接した状態で固定する換気装置において、前記ケ
ーシングと化粧枠との間に連結部材を設け、この連結部
材に前記ケーシングおよび化粧枠を前記換気通路の軸方
向に移動可能に調節する調節手段を設けたことを特徴と
している。
【0013】請求項2に記載の本発明の換気装置は、請
求項1に記載の換気装置において、調節手段は、筒状の
連結部材にその軸方向に沿って設けられた長孔と、ケー
シングおよび化粧枠に設けられ前記長孔に挿通されて長
孔の任意の位置で固定可能な締付け部材とからなること
を特徴としている。
【0014】請求項3に記載の本発明の換気装置は、請
求項2に記載の換気装置において、上記連結部材に設け
られた各々の長孔の近傍に目盛りを形成したことを特徴
としている。
【0015】請求項4に記載の本発明の換気装置は、請
求項1に記載の換気装置において、調節手段は、筒状の
連結部材の内周面に設けられケーシングの外周面に設け
られた雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、筒状の連結部材
の外周面に設けられ化粧枠の内周面に設けられた雌ねじ
部と螺合する雄ねじ部とからなり、前記連結部材に対し
てケーシング及び化粧枠のねじ込み量によってケーシン
グおよび化粧枠を換気通路の軸方向に移動可能としたこ
とを特徴としている。
【0016】請求項5に記載の本発明の換気装置は、請
求項1に記載の換気装置において、固定部材は、ケーシ
ングに少なくとも一端部が固定された板ばねからなり、
その板ばねの中途部にスリーブ管の内周面に向って突出
する屈曲部を有することを特徴としている。
【0017】請求項6に記載の本発明の換気装置は、請
求項5に記載の換気装置において、上記板ばねの屈曲部
近傍にはスリーブ管の内周面に向って突出し、スリーブ
管の内周面に圧接する爪部が一体に設けられていること
を特徴としている。
【0018】請求項7に記載の本発明の換気装置は、請
求項1に記載の換気装置において、ケーシングの外周壁
には、その軸方向に離間して複数個の板ばね固定孔を有
しており、これら板ばね固定孔に板ばねが選択的に固定
されることを特徴としている。
【0019】請求項8に記載の本発明の換気装置は、請
求項1に記載の換気装置において、ケーシングの換気通
路の最も奥に位置する端部に、換気通路の奥側に凸でか
つ上記端部からの突出量の異なる板ばね固定突起を複数
設け、これら板ばね固定突起に板ばねが選択的に固定さ
れることを特徴としている。
【0020】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。請求項1に記載された換気装置は、ケーシング
と化粧枠との間に連結部材を設け、かつこの連結部材に
前記ケーシング及び化粧枠を前記換気通路の軸方向に沿
って移動可能な調節手段を設けている。このため、確実
にケーシングの外周壁に設けられた固定部材を、換気通
路の内周面に設けられたスリーブ管の内周面に弾性的に
圧接することが可能となる。
【0021】また、前記調節手段を設けたことによっ
て、前記ケーシングの移動とともなって化粧枠を壁面に
当接した状態まで確実に移動することが可能となる。請
求項2に記載された換気装置は、ケーシングと連結部材
とを固定する際に、連結部材に設けられた長孔とケーシ
ングに設けられ前記長孔に挿通されて長孔の任意の位置
で固定可能な締付け部材とを用いているので、締付け部
材の固定する位置を変更することによって、容易にケー
シングを換気通路の軸方向に移動することができる。こ
のため、確実にケーシングの外周壁に設けられた固定部
材を、換気通路の内周面に設けられたスリーブ管の内周
面に弾性的に圧接することが可能となる。
【0022】また、上記化粧枠と連結部材とを固定する
際も同様に、連結部材に設けられた長孔とこの前記長孔
に挿通されて長孔の任意の位置で固定可能な締付け部材
とを用いているので、締付け部材の固定する位置を変更
することによって、容易に化粧枠を換気通路の軸方向に
移動することができる。このため、前記ケーシングの移
動とともなって化粧枠を壁面に当接した状態まで確実に
移動することが可能となる。
【0023】請求項3に記載された換気装置は、前記連
結部材に設けられた長孔の近傍に目盛りを形成したの
で、ケーシングの移動に応じて、より適切に化粧枠を移
動することが可能となる。
【0024】請求項4に記載された換気装置は、ケーシ
ングと連結部材とを固定する際に、ケーシングの外周面
に設けられた雄ねじ部と、連結部材の内周面に設けられ
た雌ねじ部とを用いているので、前記連結部材に対する
ケーシングのねじ込み量を調節することによって容易に
ケーシングを換気通路の軸方向に沿って移動することが
できる。このため、確実にケーシングの外周壁に設けら
れた固定部材を、換気通路の内周面に設けられたスリー
ブ管の内周面に弾性的に圧接することが可能となる。
【0025】また、上記化粧枠と連結部材とを固定する
際も同様に、化粧枠の内周面に設けられた雌ねじ部と、
連結部材の外周面に設けられた雄ねじ部とを用いている
ので、前記連結部材に対する化粧枠のねじ込み量を調節
することによって容易に化粧枠を換気通路の軸方向に移
動することができる。このため、前記ケーシングの移動
とともなって化粧枠を壁面に当接した状態まで確実に移
動することが可能となる。
【0026】請求項5に記載された換気装置は、前記固
定部材を、ケーシングに少なくとも一端部が固定されか
つ中途部に屈曲部を形成した板ばねから構成している。
このため、ケーシングが換気通路に挿入されると、この
板ばねがスリーブ管の内周面に弾性的に圧接されること
となる。
【0027】請求項6に記載された換気装置は、板ばね
の屈曲部の近傍にケーシングに固定された一端部から屈
曲部に沿った爪部を設けている。このため、ケーシング
が換気通路に挿入されると、この爪部の先端がスリーブ
管の内周面に当接するとともに板ばねを前記スリーブ管
の内周面に弾性的に圧接することになる。したがって、
爪部がケーシングをスリーブ管の内周面に係止すること
となる。
【0028】請求項7に記載された換気装置は、ケーシ
ングの外周壁に、その軸方向に離間して複数個の板ばね
固定孔を有している。このため、スリーブ管の長さに応
じて、板ばねの固定位置を任意に選択できる。
【0029】請求項8に記載された換気装置は、ケーシ
ングの端部に、この端部からの突出量の異なる板ばね固
定突起を複数設けている。このため、スリーブ管の長さ
に応じて、板ばねの固定位置を任意に選択できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は建造物の壁面2に取付けら
れた換気装置1の断面図を示し、図2は同装置の斜視
図、図3は分解斜視図である。
【0031】図1に示すように換気装置1は、建造物の
壁面2の換気通路3の内周面に設けられたスリーブ管3
1に固定され、上記換気通路3に一端側15から挿入さ
れるケーシング8と、このケーシング8の他端側13に
設けられかつ壁面2の一方側5から包囲する化粧枠6
と、上記ケーシング8と化粧枠6との間に設けられた連
結部材7とを備えている。
【0032】上記ケーシング8は、図3に示すように両
端が開口する筒状に形成され、かつ図1に示すように、
その一端側15の内側にモータ10と、このモータ10
の回転軸に装着されたファン9とを備えている。上記モ
ータ10を用いてファン9を回転させることによって、
空気が上記ケーシング8の内側を通り、他端側13の開
口部11から一端側15の開口部12へ強制的に流通す
るようになっている。なお、上記モータ10とファン9
とは本明細書に記した送風機4を構成している。
【0033】図1及び図3に示すように、上記ケーシン
グ8の化粧枠6に包囲される他端側13には、ねじ孔1
4が設けられている。また、図1に示すように上記ケー
シング8の換気通路3に挿入される一端側15には、後
述する固定部材の一例である板ばね28を固定するため
の板ばね固定孔16が設けられている。
【0034】上記化粧枠6は、図1及び図3に示すよう
に、円盤状に形成された円盤部17とこの円盤部17の
外周から一方向に延びて形成された外周部18とを一体
に備えている。この外周部18は、図1に示すように上
記円盤部17に対する垂直方向のすべての断面におい
て、同方向に延びかつ互いに略平行となるように形成さ
れている。
【0035】また、上記化粧枠6の円盤部17の略中央
には、空気を流通する流通管19が一体に接続してい
る。上記流通管19は、上記円盤部17から上記外周部
18と同方向に延びかつ最も円盤部8から離れた端部2
0がケーシング8の内径より小さく形成されて、上記ケ
ーシング8内に空気を供給するようになっている。また
上記化粧枠6は、建造物の壁面2に取付けられた際に、
上記壁面2に近接する端部21にねじ孔22が設けられ
ている。
【0036】上記連結部材7は、図1及び図3に示すよ
うに上記ケーシング8に隙間なく接する内周殻23と上
記化粧枠6の外周部18と隙間なく接する外周殻24と
を一体に備えた筒状に形成されている。上記内周殻23
及び外周殻24には、上記壁面2に取付けられた際に、
その軸方向に沿って延びた長孔26,27がそれぞれ形
成されている。なお、上記長孔26,27は、後述する
ちょうボルト32,34とともに、本明細書に記した調
節手段を構成している。
【0037】また、上記ケーシング8の板ばね固定孔1
6には、図1等に示すように弾性部材からなりかつ固定
部材の一例である板ばね28の一端部29が固定されて
いる。上記板ばね28は、鋼等からなりその長手方向が
上記ケーシング8内を流れる空気の流通方向に沿って固
定されている。
【0038】上記板ばね28は、一端部29が上記板ば
ね固定孔16に固定された際に、その中途部に側方から
みて上記スリーブ管31の内周面に向かって突出した屈
曲部30を有するく字状に形成されている。このよう
に、上記板ばね28は上記ケーシング8の外周壁に設け
られかつ外周方向に突出している。
【0039】上記板ばね28は、上記壁面2の換気通路
3の内側に設けられたスリーブ管31の内周面に上記屈
曲部30が当接し、この屈曲部30が上記ケーシング8
に近付く方向に収縮するように形成されている。また、
上記板ばね28は上述したように収縮すると弾性復元力
を生じて、上記スリーブ管31の内周面に圧接されるよ
うになっている。
【0040】前述した構成により、上記換気装置1は、
図3に示すように、ちょうボルト32が化粧枠6のねじ
孔22と連結部材7の外周殻24の長孔27とを通りナ
ット33に螺合することによって上記化粧枠6と連結部
材7とが互いに固定されるとともに、ちょうボルト34
が上記連結部材7の内周殻23の長孔26と上記ケーシ
ング8のねじ孔14とを通りナット35に螺合すること
によって上記連結部材7とケーシング8とが互いに固定
されることによって、図2に示すように組み立てられる
こととなる。なお、上記ちょうボルト32,34は、本
明細書に記した締付け部材を構成している。
【0041】そして、換気装置1は上記ケーシング8が
その一端側15から建造物の壁面2に設けられた換気通
路3に挿入されることによって、上記板ばね28が上述
したようにスリーブ管31の内周面に弾性的に圧接さ
れ、上記壁面2に固定されることとなる。
【0042】このとき、図1の実線で示すように、建造
物の壁面2の換気通路3の内周面に設けられたスリーブ
管31が短すぎて上記板ばね28の屈曲部30がスリー
ブ管31の内周面に当接しない場合においても、上記ち
ょうボルト32,34の長孔27,26を通る位置を変
更することができる。このため、図示中の二点鎖線Rで
示すように上記連結部材7及びケーシング8を換気通路
3の軸方向に移動させることができるので、確実に屈曲
部30がスリーブ管31の内周面に当接して、換気装置
1を固定することができる。
【0043】なお、上述したように上記ケーシング8を
換気通路3の軸方向に移動させた場合は、上記換気装置
1の使用時の騒音等を抑制しかつ上記ファン9と上記流
通管19との幾何学的な位置関係を一定に保つために、
上記化粧枠6を上記ケーシング8の移動量と同量、同方
向に移動するのが望ましい。なお、このとき上記化粧枠
6は壁面2に当接する状態まで移動することができる。
【0044】また、上記化粧枠6とケーシング8と連結
部材7とを互いに固定する際に、上述した長孔26,2
7を用いずに、図4に示すように、それぞれにねじ部3
6,37,38,39を設けて、このねじ部36,3
7,38,39同士の螺合によって固定しても良い。
【0045】図4においては、上記ケーシング8の化粧
枠6に包囲される他端側13の外周面に雄ねじ部36を
設け、かつ化粧枠6の外周部18の内周面に雌ねじ部3
7を設けている。また、上記連結部材7の内周殻23の
内周面に雌ねじ部38を設けるとともに、連結部材7の
外周殻24の外周面に雄ねじ部39を設けている。
【0046】上記連結部材7に対して、上記ケーシング
8と化粧枠6とを図4に示す矢印Kに沿って回転させ
て、上記雌ねじ部38と雄ねじ部36とを互いに螺合さ
せるとともに上記雄ねじ部39と雌ねじ部37とを互い
に螺合させることによって、上記ケーシング8と化粧枠
6と連結部材7とは互いに固定されるようになってい
る。
【0047】また、スリーブ管31が短すぎて上記板ば
ね28の屈曲部30がスリーブ管31の内周面に当接し
ない場合においては、上述した連結部材7に対するケー
シング8と化粧枠6とのねじ込み量を調節することによ
り、上記ケーシング8を換気通路3の軸方向に移動させ
ることができる。したがって、確実に屈曲部30がスリ
ーブ管31の内周面に当接して、換気装置1を確実に壁
面2に固定することができる。
【0048】図5に示すように、上記板ばね28は、上
記スリーブ管31の内周面とケーシング8との密着力を
さらに増すために、爪部40を設けても良い。上記爪部
40は、ケーシング8の外周壁に固定された際に、上記
屈曲部30の上記ケーシング8の他端側13の近傍に設
けられた第1の切込み41と、この第1の切込み41か
ら板ばね28の長手方向に上記屈曲部30まで設けられ
た第2の切込み42とによって得られるようになってい
る。また、爪部40は上記ケーシング8の板ばね固定孔
16に固定される一端部29から上記屈曲部30に亘る
面に沿って形成されている。
【0049】上述した爪部40を設けることによって、
上記ケーシング8が一端側15から換気通路3に挿入さ
れると、上記板ばね28がスリーブ管31の内周面に弾
性的に圧接されるとともに、爪部40がケーシング8を
スリーブ管31の内周面に係止することとなる。
【0050】また、図6に示すように、上記ファン9と
化粧枠6との幾何学的な位置関係を常に確実に一定に保
つために、上記連結部材7に設けられた長孔26,27
の近傍に目盛り43を形成しても良い。
【0051】また、さらに、確実に板ばね28の屈曲部
30を、ズリーブ管31の内周面に当接するために、図
7〜図11に示すように、この板ばね28の取付け位置
を変更するようにしても良い。
【0052】図7及び図8においては、上記ケーシング
8の外周壁に、板ばね28を固定する板ばね固定孔16
をケーシング8の軸方向に互いに離間して複数個形成し
ている。この複数形成された板ばね固定孔16から任意
に選択して、板ばね28を固定することにより、より確
実に板ばね28の屈曲部30をスリーブ管31の内周面
に当接することができる。したがって、より確実に換気
装置1を建造物の壁面2に固定することができる。
【0053】図9及び図10においては、換気装置1が
壁面2に固定された際に、ケーシング8の換気通路3の
もっとも奥側に位置する端部44に、換気通路3の奥側
に凸で互いに突出量の異なる板ばね固定突起45を複数
個形成している。これらの板ばね固定突起45の先端4
5aから任意に選択して、板ばね28の一端部29を固
定することにより、より確実に板ばね28の屈曲部30
をスリーブ管31の内周面に当接することができる。し
たがって、より確実に換気装置1を建造物の壁面2に固
定することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の本発明によると、ケーシング
と化粧枠との間に連結部材を設け、かつこの連結部材に
前記ケーシング及び化粧枠を前記換気通路の軸方向に沿
って移動可能な調節手段を設けている。このため、ケー
シングの外周壁に設けられた固定部材を、確実に換気通
路の内周面に設けられたスリーブ管の内周面に弾性的に
圧接することが可能となる。
【0055】したがって、建造物に設けられた換気通路
内に設けられるスリーブ管が最適な長さを有していない
場合においても、換気装置を確実に建造物の壁面に固定
することができる。
【0056】また、副次的な効果として、前記調節手段
を設けたことによって、前記ケーシングの移動にともな
って化粧枠を壁面に当接した状態まで確実に移動するこ
とが可能となる。
【0057】したがって、上記化粧枠の流通管と上記送
風機との幾何学的な位置関係を略一定に保つことができ
るので、換気装置内を挿通する気体が発生する騒音を抑
制することが可能となる。
【0058】請求項2の本発明によると、ケーシングと
連結部材とを固定する際に、連結部材に設けられた長孔
とケーシングに設けられ前記長孔に挿通されて長孔の任
意の位置で固定可能な締付け部材とを用いているので、
締付け部材の固定する位置を変更することによって、容
易にケーシングを換気通路の軸方向に移動することがで
きる。このため、確実にケーシングの外周壁に設けられ
た固定部材を、換気通路の内周面に設けられたスリーブ
管の内周面に弾性的に圧接することが可能となる。
【0059】したがって、建造物に設けられた換気通路
内に設けられるスリーブ管が最適な長さを有していない
場合においても、換気装置を確実に建造物の壁面に固定
することができる。
【0060】また、副治的な効果として、上記化粧枠と
連結部材とを固定する際も同様に、連結部材に設けられ
た長孔とこの前記長孔に挿通されて長孔の任意の位置で
固定可能な締付け部材とを用いているので、締付け部材
の固定する位置を変更することによって、容易に化粧枠
を換気通路の軸方向に移動することができる。このた
め、前記ケーシングの移動とともなって化粧枠を壁面に
当接した状態まで確実に移動することが可能となる。
【0061】したがって、上記化粧枠の流通管と上記送
風機との幾何学的な位置関係を略一定に保つことができ
るので、換気装置内を挿通する気体が発生する騒音を抑
制することが可能となる。
【0062】請求項3の本発明によると、請求項2の発
明の効果に加え。前記連結部材に設けられた長孔の近傍
に目盛りを形成したので、ケーシングの移動に応じて、
より適切に化粧枠を移動することが可能となる。
【0063】したがって、上記化粧枠の流通管と上記送
風機との幾何学的な位置関係を略一定に保つことができ
るので、換気装置内を挿通する気体が発生する騒音をよ
り確実に抑制することが可能となる。
【0064】請求項4の本発明によると、ケーシングと
連結部材とを固定する際に、ケーシングの外周面に設け
られた雄ねじ部と、連結部材の内周面に設けられた雌ね
じ部とを用いているので、前記連結部材に対するケーシ
ングのねじ込み量を調節することによって容易にケーシ
ングを換気通路の軸方向に沿って移動することができ
る。このため、確実にケーシングの外周壁に設けられた
固定部材を、換気通路の内周面に設けられたスリーブ管
の内周面に弾性的に圧接することが可能となる。
【0065】したがって、建造物に設けられた換気通路
内に設けられるスリーブ管が最適な長さを有していない
場合においても、換気装置を確実に建造物の壁面に固定
することができる。
【0066】また、副治的な効果として、上記化粧枠と
連結部材とを固定する際も同様に、化粧枠の内周面に設
けられた雌ねじ部と、連結部材の外周面に設けられた雄
ねじ部とを用いているので、前記連結部材に対する化粧
枠のねじ込み量を調節することによって容易に化粧枠を
換気通路の軸方向に移動することができる。このため、
前記ケーシングの移動とともなって化粧枠を壁面に当接
した状態まで確実に移動することが可能となる。
【0067】したがって、上記化粧枠の流通管と上記送
風機との幾何学的な位置関係を略一定に保つことができ
るので、換気装置内を挿通する気体が発生する騒音をよ
り確実に抑制することが可能となる。
【0068】請求項5の本発明によると、請求項1の発
明の効果に加え、前記固定部材をケーシングに少なくと
も一端部が固定されかつ中途部に屈曲部を形成した板ば
ねから構成している。このため、ケーシングが換気通路
に挿入されると、この板ばねがスリーブ管の内周面に弾
性的に圧接されることとなる。したがって、換気装置を
確実に建造物の壁面に固定することができる。
【0069】請求項6の本発明によると、請求項5の発
明の効果に加え、板ばねの屈曲部の近傍にケーシングに
固定された一端部から屈曲部に沿った爪部を設けてい
る。このため、ケーシングが換気通路に挿入されると、
この爪部の先端がスリーブ管の内周面に当接するととも
に板ばねを前記スリーブ管の内周面に弾性的に圧接する
ことになる。
【0070】したがって、爪部がケーシングをスリーブ
管の内周面に係止することとなるので換気装置をより確
実に建造物の壁面に固定することができる。請求項7の
本発明によると、請求項1の発明の効果に加え、ケーシ
ングの外周壁に、その軸方向に離間して複数個の板ばね
固定孔を有しているので、スリーブ管の長さに応じて、
板ばねの固定位置を任意に選択できる。
【0071】したがって、建造物に設けられた換気通路
に挿入されるスリーブ管が最適な長さを有していない場
合においても、換気装置をより確実に建造物の壁面に固
定することができる。
【0072】請求項8の本発明によると、請求項1の発
明の効果に加え、ケーシングの端部に、この端部からの
突出量の異なる板ばね固定突起を複数設けているので、
スリーブ管の長さに応じて、板ばねの固定位置を任意に
選択できる。
【0073】したがって、建造物に設けられた換気通路
に挿入されるスリーブ管が最適な長さを有していない場
合においても、換気装置をより確実に建造物の壁面に固
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す換気装置の断面図。
【図2】同実施形態の換気装置の斜視図。
【図3】同実施形態の換気装置の分解斜視図。
【図4】同実施形態の変形例を示す断面図。
【図5】同実施形態の板ばねの変形例を示す斜視図。
【図6】同実施形態の連結部材の変形例を示す斜視図。
【図7】同実施形態の変形例を示す換気装置の一部の断
面図。
【図8】図7に示された変形例を示す斜視図。
【図9】同実施形態の変形例を示す換気装置の一部の断
面図。
【図10】図9に示された変形例を示す斜視図。
【図11】従来の換気装置の断面図。
【符号の説明】
1…換気装置 2…壁面 3…換気通路 4…送風機 6…化粧枠 7…連結部材 8…ケーシング 13…他端側 15…一端側 16…板ばね固定孔 26…長孔(調節手段) 27…長孔(調節手段) 28…板ばね(固定部材) 29…一端部 30…屈曲部 31…スリーブ管 32…ちょうボルト(締付け部材) 34…ちょうボルト(締付け部材) 36…雄ねじ部 37…雌ねじ部 38…雌ねじ部 39…雄ねじ部 40…爪部 43…目盛り 44…端部 45…板ばね固定突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流通路を形成する筒状のケーシング
    と、このケーシングの一端側に設けられた送風機と、前
    記ケーシングの他端側に設けられた化粧枠と、前記ケー
    シングの外周壁に設けられ外周方向に突出する弾性部材
    からなる固定部材とからなり、建造物の壁面に設けら
    れ、かつ内周面にスリーブ管を有する換気通路に前記ケ
    ーシングをその一端側から挿入し、前記固定部材を前記
    スリーブ管の内周面に弾性的に圧接することにより、前
    記化粧枠を壁面に当接した状態で固定する換気装置にお
    いて、 前記ケーシングと化粧枠との間に連結部材を設け、この
    連結部材に前記ケーシングおよび化粧枠を前記換気通路
    の軸方向に移動可能に調節する調節手段を設けたことを
    特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】調節手段は、筒状の連結部材にその軸方向
    に沿って設けられた長孔と、ケーシングおよび化粧枠に
    設けられ前記長孔に挿通されて長孔の任意の位置で固定
    可能な締付け部材とからなることを特徴とする請求項1
    記載の換気装置。
  3. 【請求項3】上記連結部材に設けられた各々の長孔の近
    傍に目盛りを形成したことを特徴とする請求項2記載の
    換気装置。
  4. 【請求項4】調節手段は、筒状の連結部材の内周面に設
    けられケーシングの外周面に設けられた雄ねじ部と螺合
    する雌ねじ部と、筒状の連結部材の外周面に設けられ化
    粧枠の内周面に設けられた雌ねじ部と螺合する雄ねじ部
    とからなり、前記連結部材に対してケーシング及び化粧
    枠のねじ込み量によってケーシングおよび化粧枠を換気
    通路の軸方向に移動可能としたことを特徴とする請求項
    1記載の換気装置。
  5. 【請求項5】固定部材は、ケーシングに少なくとも一端
    部が固定された板ばねからなり、その板ばねの中途部に
    スリーブ管の内周面に向って突出する屈曲部を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の換気装置。
  6. 【請求項6】上記板ばねの屈曲部近傍にはスリーブ管の
    内周面に向って突出し、スリーブ管の内周面に圧接する
    爪部が一体に設けられていることを特徴とする請求項5
    記載の換気装置。
  7. 【請求項7】ケーシングの外周壁には、その軸方向に離
    間して複数個の板ばね固定孔を有しており、これら板ば
    ね固定孔に板ばねが選択的に固定されることを特徴とす
    る請求項1記載の換気装置。
  8. 【請求項8】ケーシングの換気通路の最も奥に位置する
    端部に、換気通路の奥側に凸でかつ上記端部からの突出
    量の異なる板ばね固定突起を複数設け、これら板ばね固
    定突起に板ばねが選択的に固定されることを特徴とする
    請求項1記載の換気装置。
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