JPH10250093A - インクカートリッジ装着装置 - Google Patents
インクカートリッジ装着装置Info
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- JPH10250093A JPH10250093A JP9056508A JP5650897A JPH10250093A JP H10250093 A JPH10250093 A JP H10250093A JP 9056508 A JP9056508 A JP 9056508A JP 5650897 A JP5650897 A JP 5650897A JP H10250093 A JPH10250093 A JP H10250093A
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- ink
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
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- B41J2/17543—Cartridge presence detection or type identification
- B41J2/17546—Cartridge presence detection or type identification electronically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャリッジ上にインクカートリッジが装着さ
れたことを検出するインクカートリッジ装着装置におい
て、動作不良の発生を防ぐ。 【解決手段】 スイッチ８１に防水機能を有する弾性体
からなるスイッチカバー８２を被せたので、漏れたイン
クがスイッチ８１の接点間に侵入することを防ぎ、動作
不良の発生を防ぐことができる。
れたことを検出するインクカートリッジ装着装置におい
て、動作不良の発生を防ぐ。 【解決手段】 スイッチ８１に防水機能を有する弾性体
からなるスイッチカバー８２を被せたので、漏れたイン
クがスイッチ８１の接点間に侵入することを防ぎ、動作
不良の発生を防ぐことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に用
いられるインクカートリッジ装着装置に関し、特に、イ
ンクカートリッジが記録動作のために記録ヘッドを走査
移動させるキャリッジ上に装着されたことを検出する機
能を有したものに関する。
いられるインクカートリッジ装着装置に関し、特に、イ
ンクカートリッジが記録動作のために記録ヘッドを走査
移動させるキャリッジ上に装着されたことを検出する機
能を有したものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、この種の画像記録装置におい
て、インクカートリッジがキャリッジに装着されたこと
を検出するインクカートリッジ装着装置として、キャリ
ッジ上のインクカートリッジと対向する位置にスイッチ
機構を設け、このスイッチ機構からのＯＮ，ＯＦＦ信号
に基づいて、インクカートリッジ装着の有無を検出する
ものがある。
て、インクカートリッジがキャリッジに装着されたこと
を検出するインクカートリッジ装着装置として、キャリ
ッジ上のインクカートリッジと対向する位置にスイッチ
機構を設け、このスイッチ機構からのＯＮ，ＯＦＦ信号
に基づいて、インクカートリッジ装着の有無を検出する
ものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインクカートリッジ装着装置によれば、イ
ンクカートリッジの交換時に、カートリッジのインク供
給口から漏れたインクがスイッチ機構の可動接点と固定
接点間に浸入し、動作不良を起こすことがあった。
ような従来のインクカートリッジ装着装置によれば、イ
ンクカートリッジの交換時に、カートリッジのインク供
給口から漏れたインクがスイッチ機構の可動接点と固定
接点間に浸入し、動作不良を起こすことがあった。
【０００４】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、簡単な構成により、インク漏れ
が生じても、インクカートリッジがキャリッジに装着さ
れたことを検出するスイッチ機構の接点部分にインクが
浸入することを防止することができ、動作不良を起こす
ことのないインクカートリッジ装着装置を提供すること
を目的とする。
になされたものであり、簡単な構成により、インク漏れ
が生じても、インクカートリッジがキャリッジに装着さ
れたことを検出するスイッチ機構の接点部分にインクが
浸入することを防止することができ、動作不良を起こす
ことのないインクカートリッジ装着装置を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１に記載の発明に係るインクカートリッジ装着
装置は、インクを噴射して記録媒体に画像を記録する記
録ヘッドを走査移動させるキャリッジと、記録ヘッドに
インクを供給するインクカートリッジと、キャリッジ上
にインクカートリッジが装着されたことを検出するスイ
ッチ機構とを備えたインクカートリッジ装着装置におい
て、スイッチ機構には、防水機能を有する弾性体からな
るキャップ部材が被せられ、キャリッジにインクカート
リッジを装着したとき、キャップ部材を介してスイッチ
機構の押下が行われるようにしたものである。
に請求項１に記載の発明に係るインクカートリッジ装着
装置は、インクを噴射して記録媒体に画像を記録する記
録ヘッドを走査移動させるキャリッジと、記録ヘッドに
インクを供給するインクカートリッジと、キャリッジ上
にインクカートリッジが装着されたことを検出するスイ
ッチ機構とを備えたインクカートリッジ装着装置におい
て、スイッチ機構には、防水機能を有する弾性体からな
るキャップ部材が被せられ、キャリッジにインクカート
リッジを装着したとき、キャップ部材を介してスイッチ
機構の押下が行われるようにしたものである。
【０００６】上記構成においては、スイッチ機構に防水
機能を有する弾性体からなるキャップ部材が被せられて
いるので、漏れたインクがスイッチ機構の接点間に浸入
することを防ぎ、装置の動作不良の発生を抑えることが
できる。
機能を有する弾性体からなるキャップ部材が被せられて
いるので、漏れたインクがスイッチ機構の接点間に浸入
することを防ぎ、装置の動作不良の発生を抑えることが
できる。
【０００７】また、請求項２に記載の発明にインクカー
トリッジ装着装置は、請求項１に記載のインクカートリ
ッジ装着装置であって、キャップ部材には、インクカー
トリッジ装着時の押下による形状変化に応じてキャップ
部材内部の空気が逃げるための孔又は溝が設けられてい
るものである。
トリッジ装着装置は、請求項１に記載のインクカートリ
ッジ装着装置であって、キャップ部材には、インクカー
トリッジ装着時の押下による形状変化に応じてキャップ
部材内部の空気が逃げるための孔又は溝が設けられてい
るものである。
【０００８】上記構成においては、スイッチ機構の押下
が行われると、キャップ部材内部の空気は孔又は溝を通
ってキャップ部材外部に逃げるので、キャップ部材内部
の空気がキャップ部材の形状変化を妨げることがない。
これにより、スイッチ機構の押下をスムーズに行うこと
ができる。
が行われると、キャップ部材内部の空気は孔又は溝を通
ってキャップ部材外部に逃げるので、キャップ部材内部
の空気がキャップ部材の形状変化を妨げることがない。
これにより、スイッチ機構の押下をスムーズに行うこと
ができる。
【０００９】また、請求項３に記載の発明に係るインク
カートリッジ装着装置は、請求項１又は請求項２に記載
のインクカートリッジ装着装置であって、キャップ部材
には、インクカートリッジから漏れたインクを吸収する
ことが可能な吸収部材が備えられているものである。
カートリッジ装着装置は、請求項１又は請求項２に記載
のインクカートリッジ装着装置であって、キャップ部材
には、インクカートリッジから漏れたインクを吸収する
ことが可能な吸収部材が備えられているものである。
【００１０】上記構成においては、漏れたインクは吸収
部材により吸収されるので、漏れたインクがスイッチ機
構の接点間に浸入することを確実に防止することができ
る。
部材により吸収されるので、漏れたインクがスイッチ機
構の接点間に浸入することを確実に防止することができ
る。
【００１１】また、請求項４に記載の発明に係るインク
カートリッジ装着装置は、請求項１乃至請求項３のいず
れかに記載のインクカートリッジ装着装置であって、ス
イッチ機構はキャリッジ上に取り付けられる基板上に配
置され、キャップ部材には、記録ヘッド側の接点と電気
接続される基板上に設けられたディンプル接点にインク
が及ぶことを阻止するための堰部が形成されているもの
である。
カートリッジ装着装置は、請求項１乃至請求項３のいず
れかに記載のインクカートリッジ装着装置であって、ス
イッチ機構はキャリッジ上に取り付けられる基板上に配
置され、キャップ部材には、記録ヘッド側の接点と電気
接続される基板上に設けられたディンプル接点にインク
が及ぶことを阻止するための堰部が形成されているもの
である。
【００１２】上記構成においては、漏れたインクを堰部
によって堰止めて、ディンプル接点にインクが及ぶこと
を阻止するので、このディンプル接点で起こり得るショ
ートの発生を未然に防止し、記録ヘッドの誤動作を防ぐ
ことができる。
によって堰止めて、ディンプル接点にインクが及ぶこと
を阻止するので、このディンプル接点で起こり得るショ
ートの発生を未然に防止し、記録ヘッドの誤動作を防ぐ
ことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
インクカートリッジ装着装置について図面を参照して説
明する。図１はインクカートリッジ装着装置を備えたイ
ンクジェット式印字装置の縦断面図である。この印字装
置は、インクジェット式の印字機構１を備え、給紙装置
２から用紙Ｓを一枚ずつ送り出し、さらに用紙送り装置
７によりその用紙を印字機構１の前面に送り、用紙Ｓに
所定の印字を行い、印字装置外に排出する。用紙Ｓは一
定寸法の矩形状に裁断されたいわゆる単票用紙である。
インクカートリッジ装着装置について図面を参照して説
明する。図１はインクカートリッジ装着装置を備えたイ
ンクジェット式印字装置の縦断面図である。この印字装
置は、インクジェット式の印字機構１を備え、給紙装置
２から用紙Ｓを一枚ずつ送り出し、さらに用紙送り装置
７によりその用紙を印字機構１の前面に送り、用紙Ｓに
所定の印字を行い、印字装置外に排出する。用紙Ｓは一
定寸法の矩形状に裁断されたいわゆる単票用紙である。
【００１４】印字機構１には、ガイドレール１０に沿っ
て往復移動するキャリッジ１１と、キャリッジ１１に搭
載されるヘッドユニット１２が設けられる。ヘッドユニ
ット１２は印字動作を行う印字ヘッド１３を有し、この
印字ヘッド１３に４色（シアン、マセンダ、イエロー、
ブラック）のインクを供給するインクカートリッジ１４
ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄがヘッドユニット１２に装
着され、さらにこれらがキャリッジ１１上に装着され
る。ガイドレール１０は、給紙装置２から供給される用
紙Ｓの幅方向、すなわち用紙Ｓの表面と平行でかつ用紙
Ｓの送り方向と直交する方向に配置される。印字時に
は、キャリッジ１１が不図示の駆動源にて往復駆動され
つつ印字ヘッド１３からその下方を通過する用紙Ｓに向
かってインク滴が吐出され、それにより用紙Ｓに文字や
図形からなる画像が印字される。
て往復移動するキャリッジ１１と、キャリッジ１１に搭
載されるヘッドユニット１２が設けられる。ヘッドユニ
ット１２は印字動作を行う印字ヘッド１３を有し、この
印字ヘッド１３に４色（シアン、マセンダ、イエロー、
ブラック）のインクを供給するインクカートリッジ１４
ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄがヘッドユニット１２に装
着され、さらにこれらがキャリッジ１１上に装着され
る。ガイドレール１０は、給紙装置２から供給される用
紙Ｓの幅方向、すなわち用紙Ｓの表面と平行でかつ用紙
Ｓの送り方向と直交する方向に配置される。印字時に
は、キャリッジ１１が不図示の駆動源にて往復駆動され
つつ印字ヘッド１３からその下方を通過する用紙Ｓに向
かってインク滴が吐出され、それにより用紙Ｓに文字や
図形からなる画像が印字される。
【００１５】給紙装置２には、用紙Ｓを積層状態で収容
するホッパ３と、このホッパ３から用紙Ｓを送り出すた
めの送出機構４と、ホッパ３から送り出される用紙Ｓが
突き当たるように設けられた壁部５とが設けられる。ホ
ッパ３の内部には、用紙Ｓを積層支持する押上板３１が
設けられる。押上板３１はホッパ３の後端側に設けられ
た回動軸３４を中心としてバネ３５により付勢され回動
可能となっている。
するホッパ３と、このホッパ３から用紙Ｓを送り出すた
めの送出機構４と、ホッパ３から送り出される用紙Ｓが
突き当たるように設けられた壁部５とが設けられる。ホ
ッパ３の内部には、用紙Ｓを積層支持する押上板３１が
設けられる。押上板３１はホッパ３の後端側に設けられ
た回動軸３４を中心としてバネ３５により付勢され回動
可能となっている。
【００１６】送出機構４には、用紙Ｓの幅方向と平行な
支持軸４０と、支持軸４０上に取付けられた給紙ローラ
４１とが設けられる。壁部５は、ホッパ３の先端から下
降する用紙Ｓを受け止めるものである。給紙装置２に
は、さらに印字装置の外郭を構成するカバー部材６３の
上面に、手差し用紙のための挿入口２１が設けられる。
手差し挿入口２１は、送出機構４よりも下流側で用紙送
り装置７よりも上流側に開口している。
支持軸４０と、支持軸４０上に取付けられた給紙ローラ
４１とが設けられる。壁部５は、ホッパ３の先端から下
降する用紙Ｓを受け止めるものである。給紙装置２に
は、さらに印字装置の外郭を構成するカバー部材６３の
上面に、手差し用紙のための挿入口２１が設けられる。
手差し挿入口２１は、送出機構４よりも下流側で用紙送
り装置７よりも上流側に開口している。
【００１７】用紙送り装置７には、印字機構１の上流側
に設けられた送りローラ７０および押さえローラ７１
と、押さえローラ７１を支持するレバー部材７５と、下
流側に設けられた排出ローラ対７２、７３と、用紙通路
を形成するための通路壁６１、６２が設けられる。通路
壁６１、６２は、ホッパ３、送出機構４および印字機構
１を支持する印字装置のフレーム６０の一部に形成さ
れ、用紙受け面５０から連続して印字ヘッド１３と対向
する位置へ延びる。
に設けられた送りローラ７０および押さえローラ７１
と、押さえローラ７１を支持するレバー部材７５と、下
流側に設けられた排出ローラ対７２、７３と、用紙通路
を形成するための通路壁６１、６２が設けられる。通路
壁６１、６２は、ホッパ３、送出機構４および印字機構
１を支持する印字装置のフレーム６０の一部に形成さ
れ、用紙受け面５０から連続して印字ヘッド１３と対向
する位置へ延びる。
【００１８】送りローラ７０は、用紙幅方向と平行な軸
線の周りに回転可能に設けられ、大部分を通路壁６１、
６２の下に位置し、その両通路壁６１、６２間の開口か
ら一部上面を露出している。ローラ７０、７１よりも下
流側の通路壁６２は、印字ヘッド１３と対向するいわゆ
るプラテン面を形成している。通路壁６２の下流側には
排出ローラ対７２、７３が設けられている。印字ヘッド
１３により画像が記録された用紙Ｓは、排出ローラ対７
２，７３により排出トレイ７７に排出される。なお、図
１において、用紙Ｓの給送路を一点鎖線で示している。
線の周りに回転可能に設けられ、大部分を通路壁６１、
６２の下に位置し、その両通路壁６１、６２間の開口か
ら一部上面を露出している。ローラ７０、７１よりも下
流側の通路壁６２は、印字ヘッド１３と対向するいわゆ
るプラテン面を形成している。通路壁６２の下流側には
排出ローラ対７２、７３が設けられている。印字ヘッド
１３により画像が記録された用紙Ｓは、排出ローラ対７
２，７３により排出トレイ７７に排出される。なお、図
１において、用紙Ｓの給送路を一点鎖線で示している。
【００１９】図２はインクカートリッジ装着装置を備え
た印字機構１の内部構成を示す側断面図、図３は印字機
構１の一部を断面とした側面図、図４はキャリッジ１１
の分解斜視図、図５はヘッドユニット１２の裏面図であ
る。印字機構１は、キャリッジ１１とヘッドユニット１
２とから成るものであり、ヘッドユニット１２はキャリ
ッジ１１に装着固定されている。また、インクカートリ
ッジ１４ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄ（総称して１４と
記す）は、ヘッドユニット１２及びキャリッジ１１に装
着固定されている。
た印字機構１の内部構成を示す側断面図、図３は印字機
構１の一部を断面とした側面図、図４はキャリッジ１１
の分解斜視図、図５はヘッドユニット１２の裏面図であ
る。印字機構１は、キャリッジ１１とヘッドユニット１
２とから成るものであり、ヘッドユニット１２はキャリ
ッジ１１に装着固定されている。また、インクカートリ
ッジ１４ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄ（総称して１４と
記す）は、ヘッドユニット１２及びキャリッジ１１に装
着固定されている。
【００２０】これらの図を参照して、まず、キャリッジ
１１の構成について説明する。キャリッジ１１には、ヘ
ッドユニット１２及びインクカートリッジ１４を装着固
定するための構成として、両側面５１に溝５１ａ及びロ
ックするためのフック部５１ｂが設けられ、キャリッジ
１１の背面部５２にはインクカートリッジ１４を後端か
ら前方へ押すと共にロックするための金属製のバネ板５
２ａが備えられている。ヘッドユニット１２には、その
側面に突出部１２ａ，１２ｂが設けられている。この突
出部１２ａを溝５１ａに係止させ、突出部１２ｂをフッ
ク部５１ｂに係合させることにより、ヘッドユニット１
２をキャリッジ１１にロックさせることができる。ま
た、キャリッジ１１の内底面５３上にはキャリッジ基板
１５が取り付けられ、さらに、このキャリッジ基板１５
には、フレキシブルプリント基板１６（以下、ＦＰＣと
記す）が接続されている。キャリッジ基板１５には、コ
ンデンサ１５ａなどの電子部品が搭載され、また、印字
ヘッド１３に制御回路（不図示）からの制御信号を伝達
するためのハーネス１７が接続されている。このキャリ
ッジ基板１５は、キャリッジ１１の内底面５３の凸部５
３ａによって、位置決めが行われる。
１１の構成について説明する。キャリッジ１１には、ヘ
ッドユニット１２及びインクカートリッジ１４を装着固
定するための構成として、両側面５１に溝５１ａ及びロ
ックするためのフック部５１ｂが設けられ、キャリッジ
１１の背面部５２にはインクカートリッジ１４を後端か
ら前方へ押すと共にロックするための金属製のバネ板５
２ａが備えられている。ヘッドユニット１２には、その
側面に突出部１２ａ，１２ｂが設けられている。この突
出部１２ａを溝５１ａに係止させ、突出部１２ｂをフッ
ク部５１ｂに係合させることにより、ヘッドユニット１
２をキャリッジ１１にロックさせることができる。ま
た、キャリッジ１１の内底面５３上にはキャリッジ基板
１５が取り付けられ、さらに、このキャリッジ基板１５
には、フレキシブルプリント基板１６（以下、ＦＰＣと
記す）が接続されている。キャリッジ基板１５には、コ
ンデンサ１５ａなどの電子部品が搭載され、また、印字
ヘッド１３に制御回路（不図示）からの制御信号を伝達
するためのハーネス１７が接続されている。このキャリ
ッジ基板１５は、キャリッジ１１の内底面５３の凸部５
３ａによって、位置決めが行われる。
【００２１】ＦＰＣ１６は、一端がキャリッジ基板１５
の配線と接続され、途中で折り返されて他端はキャリッ
ジ１１の内底面５３の凸部５３ｂに保持される。折り返
されたＦＰＣ１６とキャリッジ基板１５との間には、弾
性ゴム板１９及び補強板１９ａが介在され、また、ＦＰ
Ｃ１６上には、キャリッジ１１にインクカートリッジ１
４が装着されたことを検出する装着検出スイッチ装置８
（インクカートリッジ装着装置）が配置され、また、ヘ
ッドユニット１２に印字信号等を伝達するための接点１
６ａ（ディンプル接点）が形成されている。この接点１
６ａの下部の弾性ゴム板１９は各接点１６ａに対応する
ように上方へ突出した突起が形成されており、接点１６
ａを下方より付勢する。
の配線と接続され、途中で折り返されて他端はキャリッ
ジ１１の内底面５３の凸部５３ｂに保持される。折り返
されたＦＰＣ１６とキャリッジ基板１５との間には、弾
性ゴム板１９及び補強板１９ａが介在され、また、ＦＰ
Ｃ１６上には、キャリッジ１１にインクカートリッジ１
４が装着されたことを検出する装着検出スイッチ装置８
（インクカートリッジ装着装置）が配置され、また、ヘ
ッドユニット１２に印字信号等を伝達するための接点１
６ａ（ディンプル接点）が形成されている。この接点１
６ａの下部の弾性ゴム板１９は各接点１６ａに対応する
ように上方へ突出した突起が形成されており、接点１６
ａを下方より付勢する。
【００２２】ヘッドユニット１２は、キャリッジ１１と
の対向面にヘッド基板１８を備え、このヘッド基板１８
には、キャリッジ側の接点１６ａと電気接続されるヘッ
ド側接点１８ａが設けられている。キャリッジ１１にヘ
ッドユニット１２が装着されると、両接点１６ａ，１８
ａが電気接続される。この時、弾性ゴム板１９の突起に
より接点１６ａは押し上げられるので、両接点１６ａ，
１８ａ間の接圧力が確保される。
の対向面にヘッド基板１８を備え、このヘッド基板１８
には、キャリッジ側の接点１６ａと電気接続されるヘッ
ド側接点１８ａが設けられている。キャリッジ１１にヘ
ッドユニット１２が装着されると、両接点１６ａ，１８
ａが電気接続される。この時、弾性ゴム板１９の突起に
より接点１６ａは押し上げられるので、両接点１６ａ，
１８ａ間の接圧力が確保される。
【００２３】次に、装着検出スイッチ装置８について説
明する。装着検出スイッチ装置８は、個々のインクカー
トリッジ１４が装着されると、図２に示されるように、
可動接点部が押下されてＯＮ信号を制御回路に出力する
４つのスイッチ８１と、このスイッチ８１を覆うスイッ
チカバー８２（キャップ部材）とから構成される。スイ
ッチカバー８２は防水機能を有するシリコンゴムにより
形成され、キャップ部８２ａがスイッチ８１を覆ってい
る。また、その並び方向両側壁８２ｂ（堰部）は立上が
っている。さらに、キャップ部８２ａ内の空気を逃がす
ための溝８２ｃ（又は溝に代えて孔であってもよい）が
スイッチカバー８２の台板下面に設けられている。さら
に、スイッチカバー８２には、その上方向よりスイッチ
ホルダー８３が被せられる。このスイッチホルダー８３
はキャップ部８２ａを挿入する４つの開口８３ａを備
え、キャップ部８２ａの位置ずれを防止するものであ
る。このスイッチホルダー８３上には、インクを吸収す
るフェルトなどの吸収部材８４（図２）が設けられる。
明する。装着検出スイッチ装置８は、個々のインクカー
トリッジ１４が装着されると、図２に示されるように、
可動接点部が押下されてＯＮ信号を制御回路に出力する
４つのスイッチ８１と、このスイッチ８１を覆うスイッ
チカバー８２（キャップ部材）とから構成される。スイ
ッチカバー８２は防水機能を有するシリコンゴムにより
形成され、キャップ部８２ａがスイッチ８１を覆ってい
る。また、その並び方向両側壁８２ｂ（堰部）は立上が
っている。さらに、キャップ部８２ａ内の空気を逃がす
ための溝８２ｃ（又は溝に代えて孔であってもよい）が
スイッチカバー８２の台板下面に設けられている。さら
に、スイッチカバー８２には、その上方向よりスイッチ
ホルダー８３が被せられる。このスイッチホルダー８３
はキャップ部８２ａを挿入する４つの開口８３ａを備
え、キャップ部８２ａの位置ずれを防止するものであ
る。このスイッチホルダー８３上には、インクを吸収す
るフェルトなどの吸収部材８４（図２）が設けられる。
【００２４】このように、キャリッジ１１上にインクカ
ートリッジ１４が装着されたことを検出するスイッチ８
１に、防水機能を有するスイッチカバー８２を被せたの
で、簡単な構成でもって、インクカートリッジ１４の交
換時にカートリッジ１４のインク供給口から漏れたイン
クがスイッチ８１の接点間に浸入することを防ぎ、装置
が動作不良を起こすことを防止することができる。ま
た、インクカートリッジ１４が装着されると、スイッチ
カバー８２のキャップ部８２ａが押し下げられ、そのと
き、キャップ部８２ａ内の空気は溝８２ｃを通って逃げ
る。従って、キャップ部８２ａ内の空気がキャップ部８
２ａの形状変化を妨げることがなく、スイッチ８１の押
下をスムーズに行うことができる。また、吸収部材８４
がスイッチ８１の近傍に配置されていることにより、漏
れたインクをこの吸収部材８４で吸収することができ、
漏れたインクがスイッチ８１の接点間に浸入することを
確実に防ぐことができる。さらに、スイッチカバー８２
の側壁８２ｂが立ち上がっているので、漏れたインクを
この側壁８２ｂで堰止めることができ、ＦＰＣ１６とヘ
ッド基板１８との接点１６ａ，１８ａにインクが流れ込
むことがなくなる。これにより、接点間において起こり
得るショートの発生等を未然に防止することができ、印
字ヘッド１３の誤動作を防ぐことができる。
ートリッジ１４が装着されたことを検出するスイッチ８
１に、防水機能を有するスイッチカバー８２を被せたの
で、簡単な構成でもって、インクカートリッジ１４の交
換時にカートリッジ１４のインク供給口から漏れたイン
クがスイッチ８１の接点間に浸入することを防ぎ、装置
が動作不良を起こすことを防止することができる。ま
た、インクカートリッジ１４が装着されると、スイッチ
カバー８２のキャップ部８２ａが押し下げられ、そのと
き、キャップ部８２ａ内の空気は溝８２ｃを通って逃げ
る。従って、キャップ部８２ａ内の空気がキャップ部８
２ａの形状変化を妨げることがなく、スイッチ８１の押
下をスムーズに行うことができる。また、吸収部材８４
がスイッチ８１の近傍に配置されていることにより、漏
れたインクをこの吸収部材８４で吸収することができ、
漏れたインクがスイッチ８１の接点間に浸入することを
確実に防ぐことができる。さらに、スイッチカバー８２
の側壁８２ｂが立ち上がっているので、漏れたインクを
この側壁８２ｂで堰止めることができ、ＦＰＣ１６とヘ
ッド基板１８との接点１６ａ，１８ａにインクが流れ込
むことがなくなる。これにより、接点間において起こり
得るショートの発生等を未然に防止することができ、印
字ヘッド１３の誤動作を防ぐことができる。
【００２５】なお、本発明は上記の実施形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、インクカート
リッジ１４のキャリッジ１１への装着を検出するスイッ
チ８１の配置構成や、キャリッジ１１側のＦＰＣ１６の
接点１６ａとヘッドユニット１２側の基板１８の接点１
８ａの構成など、各種の実施形態を適用することが可能
である。
られず種々の変形が可能である。例えば、インクカート
リッジ１４のキャリッジ１１への装着を検出するスイッ
チ８１の配置構成や、キャリッジ１１側のＦＰＣ１６の
接点１６ａとヘッドユニット１２側の基板１８の接点１
８ａの構成など、各種の実施形態を適用することが可能
である。
【００２６】
【発明の効果】以上のように請求項１に記載の発明に係
るインクカートリッジ装着装置によれば、スイッチ機構
に防水機能を有する弾性体からなるキャップ部材を被せ
たので、漏れたインクがスイッチ機構の接点間に浸入す
ることを簡単な構成でもって防ぎ、動作不良の発生を抑
えることができる。
るインクカートリッジ装着装置によれば、スイッチ機構
に防水機能を有する弾性体からなるキャップ部材を被せ
たので、漏れたインクがスイッチ機構の接点間に浸入す
ることを簡単な構成でもって防ぎ、動作不良の発生を抑
えることができる。
【００２７】また、請求項２に記載の発明に係るインク
カートリッジ装着装置によれば、スイッチ機構の押下が
行われると、キャップ部材内部の空気は、孔又は溝を通
ってキャップ外部に逃げるので、キャップ内部の空気が
スイッチ機構の押し下げを妨げることがなく、インクカ
ートリッジの装着がスムーズに行える。
カートリッジ装着装置によれば、スイッチ機構の押下が
行われると、キャップ部材内部の空気は、孔又は溝を通
ってキャップ外部に逃げるので、キャップ内部の空気が
スイッチ機構の押し下げを妨げることがなく、インクカ
ートリッジの装着がスムーズに行える。
【００２８】また、請求項３に記載の発明に係るインク
カートリッジ装着装置によれば、吸収剤により漏れたイ
ンクを吸収するので、漏れたインクがスイッチ機構の接
点間に浸入することを防ぎ、動作不良の発生を確実に抑
えることができる。
カートリッジ装着装置によれば、吸収剤により漏れたイ
ンクを吸収するので、漏れたインクがスイッチ機構の接
点間に浸入することを防ぎ、動作不良の発生を確実に抑
えることができる。
【００２９】また、請求項４に記載の発明に係るインク
カートリッジ装着装置によれば、堰部において漏れたイ
ンクを塞き止めて、ディンプル接点にインクが流れ込む
ことを阻止するようにしたので、このディンプル接点で
起こり得るショートの発生を未然に防止し、記録ヘッド
の誤動作を防ぐことができる。
カートリッジ装着装置によれば、堰部において漏れたイ
ンクを塞き止めて、ディンプル接点にインクが流れ込む
ことを阻止するようにしたので、このディンプル接点で
起こり得るショートの発生を未然に防止し、記録ヘッド
の誤動作を防ぐことができる。
【図１】本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ
装着装置を備えたインクジェット式印字装置の縦断面図
である。
装着装置を備えたインクジェット式印字装置の縦断面図
である。
【図２】印字機構の内部構成を示す側断面図である。
【図３】印字機構の一部を断面とした側面図である。
【図４】キャリッジの分解斜視図である。
【図５】ヘッドユニットの裏面図である。
【符号の説明】 ８ 装着検出スイッチ装置（インクカートリッジ装
着装置） １１ キャリッジ １３ 印字ヘッド（記録ヘッド） １４ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄ インクカートリッジ １６ ＦＰＣ（基板） １６ａ 接点（ディンプル接点） １８ａ 接点（記録ヘッド側接点） ８１ スイッチ（スイッチ機構） ８２ａ スイッチカバー（キャップ部材） ８２ｂ 側壁（堰部） ８２ｃ 溝 ８４ 吸収部材
着装置） １１ キャリッジ １３ 印字ヘッド（記録ヘッド） １４ａ，１４ｂ，１４ｃ，１４ｄ インクカートリッジ １６ ＦＰＣ（基板） １６ａ 接点（ディンプル接点） １８ａ 接点（記録ヘッド側接点） ８１ スイッチ（スイッチ機構） ８２ａ スイッチカバー（キャップ部材） ８２ｂ 側壁（堰部） ８２ｃ 溝 ８４ 吸収部材
Claims (4)
- 【請求項１】 インクを噴射して記録媒体に画像を記録
する記録ヘッドを走査移動させるキャリッジと、前記記
録ヘッドにインクを供給するインクカートリッジと、前
記キャリッジ上に前記インクカートリッジが装着された
ことを検出するスイッチ機構とを備えたインクカートリ
ッジ装着装置において、 前記スイッチ機構には、防水機能を有する弾性体からな
るキャップ部材が被せられ、前記キャリッジに前記イン
クカートリッジを装着したとき、前記キャップ部材を介
して前記スイッチ機構の押下が行われるようにしたこと
を特徴とするインクカートリッジ装着装置。 - 【請求項２】 前記キャップ部材には、インクカートリ
ッジ装着時の押下による形状変化に応じてキャップ部材
内部の空気が逃げるための孔又は溝が設けられているこ
とを特徴とする請求項１に記載のインクカートリッジ装
着装置。 - 【請求項３】 前記キャップ部材には、インクカートリ
ッジから漏れたインクを吸収することが可能な吸収部材
が備えられていることを特徴とする請求項１又は請求項
２に記載のインクカートリッジ装着装置。 - 【請求項４】 前記スイッチ機構は前記キャリッジ上に
取り付けられる基板上に配置され、前記キャップ部材に
は、記録ヘッド側の接点と電気接続される前記基板上に
設けられたディンプル接点にインクが及ぶことを阻止す
るための堰部が形成されていることを特徴とする請求項
１乃至請求項３のいずれかに記載のインクカートリッジ
装着装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9056508A JPH10250093A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | インクカートリッジ装着装置 |
| US09/036,785 US6050667A (en) | 1997-03-11 | 1998-03-09 | Ink cartridge holding device having cap-covered switch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9056508A JPH10250093A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | インクカートリッジ装着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250093A true JPH10250093A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13029075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9056508A Pending JPH10250093A (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | インクカートリッジ装着装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6050667A (ja) |
| JP (1) | JPH10250093A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6779874B2 (en) * | 2001-07-31 | 2004-08-24 | Hewlett-Packard Development Company, Lp. | Device for ensuring proper toe-heel installation of a detachable printer component |
| TWI259149B (en) * | 2002-09-30 | 2006-08-01 | Canon Kk | Ink container and recording apparatus |
| CN101817258B (zh) * | 2010-02-11 | 2012-02-29 | 孙荣华 | 喷墨打印系统及其配套的墨水盒 |
| WO2020013856A1 (en) | 2018-07-13 | 2020-01-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Statuses of fill ports |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2812562C2 (de) * | 1978-03-22 | 1983-09-08 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Vorrichtung zum wahlweisen Absperrender Tintenflusses in Tintenschreibeinrichtungen von Büro-, Daten- oder Fernschreibmaschinen |
| DE4128778A1 (de) * | 1991-08-29 | 1993-03-04 | Siemens Ag | Gehaeuseteil fuer eine vor schadstoffen zu schuetzende elektrische schaltungsanordnung z. b. eines kfz-schliesssystemes |
| US5671840A (en) * | 1995-07-17 | 1997-09-30 | Multi-Flex Seals, Inc. | Vacuum formed electric switch seals |
| US5788059A (en) * | 1996-07-16 | 1998-08-04 | Jahangiri; Farhad Fred | Electrical switch cover and cover-switch assembly |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP9056508A patent/JPH10250093A/ja active Pending
-
1998
- 1998-03-09 US US09/036,785 patent/US6050667A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6050667A (en) | 2000-04-18 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040311 |
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|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050906 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051107 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060516 |