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JPH10233792A - ポーリング方式及び方法 - Google Patents

ポーリング方式及び方法

Info

Publication number
JPH10233792A
JPH10233792A JP9036789A JP3678997A JPH10233792A JP H10233792 A JPH10233792 A JP H10233792A JP 9036789 A JP9036789 A JP 9036789A JP 3678997 A JP3678997 A JP 3678997A JP H10233792 A JPH10233792 A JP H10233792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
response
slave
polling signal
transmitting
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9036789A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Mikami
雅章 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP9036789A priority Critical patent/JPH10233792A/ja
Publication of JPH10233792A publication Critical patent/JPH10233792A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子局からの応答にエラーが生じた場合におけ
る再送処理を効率的に行い、また、他の子局からの指示
に対するレスポンスを速くする。 【解決手段】 1〜n番目の複数の監視制御装置は、そ
れぞれに接続された監視対象装置の状態データを収集す
る。送信端末は、監視制御装置の動作を指示するための
制御電文を生成する。監視制御装置は複数のブロックに
分けられており、設備管理装置ブロック単位で監視制御
装置にポーリング信号を送信する。1ブロック内の監視
制御装置は、時分割で順次状態データを設備管理装置に
送信する。監視制御装置は1ブロック内の監視制御装置
のすべてから状態データを受信すると、操作端末に制御
電文の送信許可を出す。設備管理装置は、通信ミスがあ
った場合、ブロック単位と個別単位のうち処理時間の短
い方で再送処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポーリング方式及
び方法に関し、特に親局が子局の状態を収集・監視する
ためのポーリング方式及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】親局が子局の状態を収集・監視するシス
テムにおいては、従来、親局が1つの子局に対してポー
リング信号を送信し、これを受信した子局がその状態を
親局に対して送信していた。すなわち、親局から子局に
対して送信要求を出し、子局から親局に対して応答を返
すという動作を繰り返していた。
【0003】しかしながら、この方法では、親局がすべ
ての子局の状態を収集するまでに、(送信要求時間+応
答時間)×(子局の数)の時間が必要であり、非常に時
間がかかるという問題があった。
【0004】この問題を解決し、子局の状態を収集する
ための時間を短縮するポーリング方式が、特開昭61−
274433の公報に開示されている。このポーリング
方式では、親局からすべての子局に対して送信要求を出
し、子局はそれぞれタイミングをずらして応答してい
た。これにより、送信要求のための時間を節減して全体
でかかる時間を短縮するものである。
【0005】しかしながら、このポーリング方式には次
のような問題があった。まず、このポーリング方式で
は、子局からの応答にエラーが発生したときに再送要求
をすると、エラーが発生していない子局も応答を再送し
なければならない。このため、再送要求に対する応答の
収集のために正常時と同様の時間がかかってしまってい
た。
【0006】また、このポーリング方式では、例えば、
子局である監視制御装置と、この監視制御装置を制御す
る操作端末とが同一の回線に接続され、これらが同一の
親局によって管理されている場合に、すべての監視制御
装置が親局に応答を返すまで操作端末からの指示に対し
て監視制御装置が動作することができない。すなわち、
このポーリング方式では、操作端末からの指示に対する
監視制御装置のレスポンスが遅くなるという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消するためになされたのであり、その第
1の目的は、子局からの応答にエラーが生じた場合にお
ける再送処理を効率的に行うポーリング方式及び方法を
提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、子局を操作
するための他の子局が親局と同一回線上に接続されてい
る場合に、この他の子局からの指令に対するレスポンス
を速くすることができ、しかもすべての子局からの応答
を収集するまでに時間がかかることのないポーリング方
式及び方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の観点にかかるポーリング方式
は、それぞれ同一の回線に接続された親局と、複数の子
局とを備えるシステムにおけるポーリング方式であっ
て、前記親局は、前記複数の子局をブロック単位で指定
する第1のポーリング信号を前記回線を介して前記複数
の子局に対して送信するポーリング信号送信手段と、前
記第1のポーリング信号に対する応答を受信しなかった
前記子局に関する情報を記憶する記憶手段と、この記憶
手段に前記情報が記憶された前記子局の数を計数する計
数手段と、前記計数手段が計数した値が所定値以上のと
き、前記第1のポーリング信号を前記回線を介して前記
複数の子局に対して再度送信する第1の再送要求手段
と、前記計数手段が計数した値が所定値未満のとき、前
記記憶手段に記憶された前記子局を指定する第2のポー
リング信号を前記回線を介して前記複数の子局に対して
送信する第2の再送要求手段と、を備え、前記複数の子
局はそれぞれ、前記第1のポーリング信号に応じ、前記
応答を前記回線を介して前記親局に対して、前記ブロッ
ク内において時分割で送信する第1の応答手段と、その
子局を指定する前記第2のポーリング信号に応じ、応答
を前記回線を介して前記親局に対して送信する第2の応
答手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0010】上記ポーリング方式においては、前記第1
のポーリング信号によって指定されたブロック中の前記
子局から前記応答を受信できなかった場合、その応答を
受信できなかった子局の数に応じてブロック単位或いは
個別単位で再送要求がされる。すなわち、前記親局と前
記複数の子局との間で通信ミスが生じた場合に、最も効
率のよい方法で再送処理を行うことができる。
【0011】上記第2の目的を達成するため、本発明の
第2の観点にかかるポーリング方式は、それぞれ同一の
回線に接続された親局と、複数の第1の子局と、前記回
線を介して前記複数の第1の子局に対する指令を与える
第2の子局と、を備えるシステムにおけるポーリング方
式であって、前記親局は、前記複数の第1の子局をブロ
ック単位で指定する第1のポーリング信号を前記回線を
介して前記複数の第1の子局に対して送信するポーリン
グ信号送信手段と、前記第1のポーリング信号に対する
前記第1の子局からの応答に従って、前記指令を送信す
ることを許可する許可信号を前記第2の子局に対して前
記回線を介して送信する許可信号送信手段と、を備え、
前記複数の第1の子局は、前記第1のポーリング信号に
応じ、前記応答を前記回線を介して前記親局に対して、
前記ブロック内において時分割で送信する応答手段を備
え、前記第2の子局は、外部から前記指令を入力する指
令入力手段と、この指令入力手段から入力された前記指
令を保持する指令保持手段と、前記許可信号送信手段か
ら送信された前記許可信号に応答して、前記指令を前記
回線を介して前記第1の子局に対して送信する指令送信
手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0012】上記ポーリング方式においては、前記第2
の子局からの指令は、前記ポーリング信号で指定された
ブロック内の前記複数の第1の子局から前記親局への応
答の送信が終わった後に、前記第1の子局へ送信するこ
とができる。このため、前記指令入力手段から前記指令
を入力してから前記指令が前記第1の子局へ送信するま
での待ち時間は少なくて済む。また、前記子局から前記
親局への応答はブロック単位で行っているため、個別単
位で行う場合に比べると非常に速くなる。
【0013】上記第1の目的を達成するため、本発明の
第3の観点にかかるポーリング方法は、それぞれ同一の
回線に接続された親局と、複数の子局とを備えるシステ
ムにおけるポーリング方法であって、前記複数の子局を
ブロック単位で指定する第1のポーリング信号を前記親
局から前記複数の子局に対して送信するポーリング信号
送信ステップと、このポーリング信号送信ステップで送
信された前記第1のポーリング信号に応じて、前記子局
から前記親局対して応答を時分割で送信する応答ステッ
プと、この応答ステップで送信された前記応答を前記親
局が受信しなかった前記子局を計数する計数ステップ
と、この計数ステップで計数した値が所定値以上である
かどうかを判断する判断ステップと、この判断ステップ
で、前記計数ステップで計数した値が所定値以上である
と判別したときに、前記第1のポーリング信号を前記親
局から前記複数の子局に対して再度送信する第1の再送
要求ステップと、この第1の再送要求ステップで送信さ
れた前記第1のポーリング信号に応答して、前記子局か
ら前記親局に対して応答を時分割で送信する第1の再応
答ステップと、前記判断ステップで、前記計数ステップ
で計数した値が所定値未満のであると判別したときに、
前記応答ステップで送信された前記応答を前記親局が受
信しなかった前記子局を指定する第2のポーリング信号
を送信する第2の再送要求ステップと、この第2の再送
要求ステップで送信された前記第2のポーリング信号に
応じて、前記子局から前記親局に対して応答を送信する
第2の再応答ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】上記第2の目的を達成するため、本発明の
第4の観点にかかるポーリング方法は、それぞれ同一の
回線に接続された親局と、複数の第1の子局と、前記回
線を介して前記複数の第1の子局に対する指令を与える
第2の子局と、を備えるシステムにおけるポーリング方
法であって、前記指令を前記第1の子局に与えることを
外部から前記第2の子局に指示する指令指示ステップ
と、前記複数の第1の子局をブロック単位で指定するポ
ーリング信号を前記親局から前記複数の子局に対して送
信するポーリング信号送信ステップと、このポーリング
信号送信ステップで送信された前記ポーリング信号に応
じて、前記子局から前記親局対して応答を時分割で送信
する応答ステップと、この応答ステップで送信された前
記応答に従って、前記指令を前記第2の子局に許可する
許可信号を前記親局から前記第2の子局に対して送信す
る送信許可ステップと、この送信許可ステップで送信さ
れた前記許可信号に応答して、前記指令指示ステップで
指示された前記指令を前記第2の子局から前記第1の子
局に対して送信する指令送信ステップと、を含むことを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態のポーリング
方式が適用される設備管理システムの構成を示すブロッ
ク図である。図示するように、この設備管理システム
は、それぞれ通信回線41に接続された設備管理装置1
1と、複数の監視制御装置21〜2nと、操作端末31
とから構成される。
【0017】設備管理装置11は、プロセッサ、メモリ
などから構成されている。設備管理装置11は、監視制
御装置21〜2nから後述する状態データを定期的に収
集する。収集された状態データは、メモリに一時記憶さ
れる。メモリには後述する状態データを受信しなかった
監視制御装置21〜2nに関する情報が記憶される。プ
ロセッサは、メモリに記憶された状態データに所定の処
理を施し、その処理結果を操作端末31に送信する。プ
ロセッサは、また、メモリに記憶された状態データを受
信できなかった監視制御装置21〜2nの数に従って、
後述するブロック状態によるか個別状態要求によるかを
判断する。
【0018】設備管理装置11は、監視制御装置から状
態データを収集するために所定のタイミングでポーリン
グ信号を送信する。設備管理装置11は、ポーリング信
号に対して応答が得られなかった(状態データが返送さ
れなかった)監視制御装置21〜2nを記憶しておく。
また、設備管理装置11は、後述するブロック内のすべ
ての監視制御装置21〜2nから状態データを受信する
と、操作端末31に対して後述する制御電文の送信許可
信号を送信する。なお、設備管理装置11は、この設備
管理システムにおいて親局となる。
【0019】監視制御装置21〜2nには、監視対象と
なる装置(以下、監視対象装置という)が接続されてい
る。監視制御装置21〜2nは、監視対象の状態を監視
し、この状態に関するデータ(以下、状態データとい
う)を収集する。また、後述する操作端末31からの制
御電文に従って、監視対象装置の動作を制御する。
【0020】監視制御装置21〜2nは、それぞれ固有
のアドレス(1〜n)を有している。監視制御装置21
〜2nは、アドレス順にそれぞれ所定の台数毎のブロッ
クに分けられている。各ブロックには、固有のブロック
番号が付されている。1ブロック内の監視制御装置21
〜2nの各々は、設備管理装置11からのそのブロック
を指定するポーリング信号を受信すると、それぞれ時分
割で状態データを通信回線41を介して設備管理装置1
1に送信する。
【0021】また、監視制御装置21〜2nは、設備管
理装置11からの装置を個別に指定するポーリング信号
を受信すると、個別に状態データを通信回線41を介し
て設備管理装置11に送信する。なお、監視制御装置2
1〜2nは、この設備管理システムにおいて子局とな
る。
【0022】操作端末31は、設備管理装置11及び監
視制御装置21〜2nから遠隔地に設置される。操作端
末31は、キーボードなどによって構成される入力装
置、及びCRTなどによって構成される出力装置を備え
ている。設備管理装置11のプロセッサの処理結果は、
出力装置に出力される。オペレータは、出力装置に出力
されたデータに基づいて、入力装置から監視制御装置2
1〜2nに対する指令を与える。操作端末31は、この
指令に応じた制御電文を生成する。操作端末31は、設
備管理装置11からの送信許可を受信すると、この制御
電文を監視制御装置21〜2nに送信する。つまり、操
作端末31は、設備管理装置11からの送信許可を受信
するまでこの制御電文を保持しておくメモリを有する。
なお、操作端末31は、この設備管理システムにおいて
他の子局となる。
【0023】以下、この設備管理システムにおける動作
について説明する。図2は、この実施の形態のポーリン
グ方式における通信手順を示す図である。この図におい
て、監視制御装置21〜2nは、m台毎にブロック化さ
れており、それぞれのブロックには1から連続する番号
が付されている。
【0024】まず、設備管理装置11は、ブロック番号
1の監視制御装置21〜2mに対して状態データの送信
を要求する、ブロック番号1を指定するポーリング信号
(ブロックNo.1状態要求)を回線41を介して送信
する。このポーリング信号を受け取ったアドレス番号1
〜mの監視制御装置21〜2mは、通信回線41上で信
号が衝突しないようにそれぞれのアドレスに従って遅延
時間Dkだけ遅れて状態データを回線41を介して設備
管理装置11に送信する。
【0025】図3に示すように、このブロック番号1の
監視制御装置21〜2mにおいて、アドレス番号1の監
視制御装置21が状態データを送信する時間の遅延時間
D1を0とすると、アドレス番号kの遅延時間は、
【数1】Dk=(t1+t2)×(k−1) となる。ここで、t1は状態データの送信に要する時間
であり、t2は通信回線41上で信号が衝突することを
避けるために必要とされる余裕時間である。
【0026】設備管理装置11からのポーリング信号に
対して監視制御装置21〜2mが、このように時分割で
状態データを送信しているときに、オペレータが操作端
末31の入力装置を操作して監視制御装置21〜2nに
対する指令を与えたとする。この指令に応じた制御電文
は、操作端末31が設備管理装置11からの送信許可信
号を受け取るまでは、操作端末31内のメモリに保存さ
れている。
【0027】次に、監視制御装置21〜2mのすべてが
設備管理装置11への状態データの送信を終えると、設
備管理装置11から操作端末31へ送信許可信号を送信
する。これにより、操作端末31内のメモリに保持され
た制御電文が通信回線41を介して監視制御装置21〜
2nへ送信される。すなわち、操作端末31からの制御
電文の送信を、送信許可信号によって監視制御装置2m
までの状態データの送信が終わるまで待たせることによ
って、通信回線41上での信号の衝突を防いでいるので
ある。
【0028】次に、操作端末31から監視制御装置21
〜2nに対する制御電文の送信が完了するタイミングと
なると、設備管理装置11から次のブロック番号2の監
視制御装置2m+1〜2m+mを指定するポーリング信
号が通信回線41を介して送信される。以下、同様の動
作を繰り返し、最後のブロックについての動作が終了し
た後は再びブロック番号1に戻って同様の動作を続け
る。
【0029】なお、ブロック番号bの監視制御装置2
((b−1)×m)+1〜2((b−1)×m)+mに
おいて、アドレス番号((b−1)×m)+1の監視制
御装置2((b−1)×m)+1が状態データを送信す
る時間の遅延時間D(b+1)を0とすると、アドレス
番号kの遅延時間は、
【数2】Dk=(t1+t2)×((k−((b−1)
×m)−1) となる。
【0030】次に、この設備管理システムにおいて、通
信ミスがあって設備管理装置11が監視制御装置21〜
2nから状態データを受信できなかった場合の再送処理
について説明する。
【0031】この設備管理システムにおいては、1ブロ
ック内において状態データを受信できなかった監視制御
装置21〜2nの台数に従って、ブロックを指定するポ
ーリング信号によって状態データの再送要求(ブロック
状態要求)をするか監視制御装置21〜2nを個別に指
定するポーリング信号によって再送要求(個別状態要
求)をするかを決めている。
【0032】状態データの再送要求をブロック状態要求
とするか個別状態要求とするかは、いずれによる方が速
くすべての状態データを得ることができるかにより決め
られる。
【0033】ブロック状態要求による場合は、状態デー
タが得られなかった監視制御装置21〜2nの数に関わ
らず、そのブロック内のすべての監視制御装置21〜2
nが状態データの送信を完了するまでの時間が必要とさ
れる。
【0034】このブロック状態要求による場合の所要時
間Tbは、図4(a)に示すように、
【数3】Tb=t0+((t1+t2)×m) となる。ここで、t0はポーリング信号の送信に要する
時間であり、t2は通信回線41上で信号が衝突するこ
とを避けるために必要とされる余裕時間である。
【0035】一方、個別状態要求による場合の所要時間
Tiは、図4(b)に示すように、
【数4】Ti=(t0+t2+t1+t2)×p となる。ここで、t1は状態データの送信に要する時間
であり、pは状態データが得られなかった監視制御装置
21〜2nの数である。
【0036】そして、
【数5】Ti<Tb を満たす場合には個別状態要求となり、そうでない場合
はブロック状態要求となる。ここで、図4の場合におい
ては、1ブロック内で状態データが得られなかった監視
制御装置21〜2nが4台以下(5台未満)のときは個
別状態要求、5台以上のときはブロック状態要求とな
る。
【0037】次に、再送処理をブロック番号1を例とし
て説明する。ここで、再送処理をブロック状態要求によ
るか個別状態要求によるかは図4の例による。設備管理
装置11は、ポーリング信号に対して監視制御装置21
〜2nから状態データを受信したか否かを示す情報を内
部のメモリに記憶しておく。このメモリに状態データを
受信できていないと記憶された数をカウントし、ブロッ
ク状態要求によるか個別状態要求によるかを判断する。
【0038】図5に示すように、ポーリング信号(ブロ
ック毎に状態データの送信を要求)に対して1台の監視
制御装置25から状態データが得られなかった場合は、
設備管理装置11は、監視制御装置25を個別に指定す
るポーリング信号を送信する。この指定は設備管理装置
11内のメモリに記憶された応答の有無に関するデータ
に基づいている。これに対し、監視制御装置25が状態
データを設備管理装置11に送信し、これを設備管理装
置11が受信することで再送処理が終了する。
【0039】一方、図6に示すように、ポーリング信号
(ブロック毎に状態データの送信を要求)に対して5台
の監視制御装置22、23、25、26、28から状態
データが得られなかった場合は、設備管理装置11は、
ブロック番号1を指定するポーリング信号を送信する。
このポーリング信号を受信した監視制御装置21〜28
はそれぞれ、前述したのと同様に遅延時間Dkで順次設
備管理装置11に送信する。
【0040】ここで、さらに通信ミスによって、未だ状
態データを受信できていない監視制御装置21〜28が
ある場合は、その状態データを受信できていない監視制
御装置21〜28の数によってさらに再送処理を行う。
【0041】以上説明したように、この実施の形態の設
備監視システムでは、監視制御装置21〜2nをブロッ
クに分け、設備管理装置11は、ブロックを指定するポ
ーリング信号によって監視制御装置21〜2nからの状
態データを収集している。
【0042】このため、1ブロックの状態データの収集
が終了した段階で操作端末31から設備管理装置11に
対して制御電文を送ることができるので、操作端末31
に入力された指令に対する監視制御装置21〜2nのレ
スポンスを速くすることができる。しかも、設備管理装
置11が監視制御装置21から2nを個別で指定してポ
ーリングする場合のように、状態データの収集に大きな
時間を要さないで済む。
【0043】また、通信エラーが生じた場合の再送処理
を、状態データが得られなかった監視制御装置21〜2
nの数に応じて、ブロック状態要求と個別状態要求のい
ずれか速い方によっている。このため、通信エラーが生
じた場合の再送処理を効率的に行うことができる。
【0044】上記の実施の形態では、設備管理装置11
からブロック単位と個別単位のいずれで再送要求をする
かを、再送処理時には監視制御装置21〜2nからの通
信ミスがないことを前提とした時間の比較によって決め
ていた。しかしながら、再送処理においても通信ミスは
起こりうる。従って、ブロック単位での再送処理に通信
ミスが起こると、個別単位で再送要求をした場合よりも
時間がかかる場合があり得る。このため、このような通
信ミスが起こる確率までを考慮して設備監視装置11か
らブロック単位と個別単位のいずれで再送処理をするか
を決めてもよい。
【0045】上記の実施の形態では、通信ミスがあった
場合の再送処理は、ブロック単位と個別単位のいずれか
処理時間の短い方を選択して行っていた。しかしなが
ら、再送処理をすべてブロック単位または個別単位で行
うことも可能である。この場合、操作端末31からの指
示に対するレスポンスの速さを確保しつつ、設備管理装
置11における再送処理に関する制御が容易になる。
【0046】上記の実施の形態では、通信ミスがあった
場合には、設備管理装置11は操作端末31に対する送
信許可を再送処理が済んでから出していた。しかしなが
ら、操作端末31に対する送信許可を出してから、再送
処理を行うようにしてもよい。これにより、操作端末3
1から監視制御装置21〜2nに与える指示に対するレ
スポンスを速くすることができる。
【0047】上記の実施の形態では、設備管理装置11
が収集した監視制御装置21〜2nの状態を示す情報に
基づいて、オペレータが操作端末31を操作して制御電
文を監視制御装置21〜2nに送ることで監視制御装置
21〜2nの動作を制御していた。しかしながら、本発
明はこれに限られない。例えば、設備管理装置11と操
作端末31とをさらに別の専用回線で接続し、操作端末
31が設備管理装置11から得られたデータに所定の演
算によって制御電文を生成してもよい。
【0048】上記の実施の形態では、通信回線41に接
続された操作端末31は1台だけであった。しかしなが
ら、通信回線41に複数の操作端末が接続されている設
備管理システムにも本発明を適用することができる。こ
の場合、設備管理装置11は、複数の操作端末に対して
順に送信要求を出していけばよい。
【0049】上記の実施の形態では、親局である設備管
理装置11と子局である監視制御装置21〜2nを接続
する通信回線41に、同じく子局である操作端末31を
接続していた。しかしながら、このような操作端末31
が同一の通信回線41に接続されていない設備管理シス
テムにも、本発明のポーリング方式を適用することがで
きる。
【0050】上記の実施の形態では、親局が設備管理装
置11で、子局が監視制御装置21〜2nである設備管
理システムに本発明を適用した場合について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限られない。本発明は、
ポーリングによって親局から子局に対して送信要求を出
し、この送信要求を受信した子局が親局に対して応答を
送信するあらゆるシステムに適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
子局からの応答にエラーが生じた場合における再送処理
を効率的に行うことができる。
【0052】また、子局を操作するための他の子局が親
局と同一回線上に接続されている場合に、この他の子局
からの指令に対するレスポンスを速くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のポーリング方式が適用さ
れる設備管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のポーリング方式における
通信手順を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のポーリング方式における
通信のタイミングチャートである。
【図4】ブロック単位で送信要求をする場合と個別単位
で送信要求をする場合の所要時間を比較するためのタイ
ミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態のポーリング方式において
通信エラーが発生した場合の再送処理の通信手順(個別
単位)を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態のポーリング方式において
通信エラーが発生した場合の再送処理の通信手順(ブロ
ック単位)を示す図である。
【符号の説明】
11 設備管理装置 21〜2n 監視制御装置 31 操作端末 41 通信回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ同一の回線に接続された親局
    と、複数の子局とを備えるシステムにおけるポーリング
    方式であって、 前記親局は、 前記複数の子局をブロック単位で指定する第1のポーリ
    ング信号を前記回線を介して前記複数の子局に対して送
    信するポーリング信号送信手段と、 前記第1のポーリング信号に対する応答を受信しなかっ
    た前記子局に関する情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に前記情報が記憶された前記子局の数を計
    数する計数手段と、 前記計数手段が計数した値が所定値以上のとき、前記第
    1のポーリング信号を前記回線を介して前記複数の子局
    に対して再度送信する第1の再送要求手段と、 前記計数手段が計数した値が所定値未満のとき、前記記
    憶手段に記憶された前記子局を指定する第2のポーリン
    グ信号を前記回線を介して前記複数の子局に対して送信
    する第2の再送要求手段と、を備え、 前記複数の子局はそれぞれ、 前記第1のポーリング信号に応じ、前記応答を前記回線
    を介して前記親局に対して、前記ブロック内において時
    分割で送信する第1の応答手段と、 その子局を指定する前記第2のポーリング信号に応じ、
    応答を前記回線を介して前記親局に対して送信する第2
    の応答手段と、を備える、 ことを特徴とするポーリング方式。
  2. 【請求項2】 それぞれ同一の回線に接続された親局
    と、複数の第1の子局と、前記回線を介して前記複数の
    第1の子局に対する指令を与える第2の子局と、を備え
    るシステムにおけるポーリング方式であって、 前記親局は、 前記複数の第1の子局をブロック単位で指定する第1の
    ポーリング信号を前記回線を介して前記複数の第1の子
    局に対して送信するポーリング信号送信手段と、 前記第1のポーリング信号に対する前記第1の子局から
    の応答に従って、前記指令を送信することを許可する許
    可信号を前記第2の子局に対して前記回線を介して送信
    する許可信号送信手段と、を備え、 前記複数の第1の子局は、 前記第1のポーリング信号に応じ、前記応答を前記回線
    を介して前記親局に対して、前記ブロック内において時
    分割で送信する応答手段を備え、 前記第2の子局は、 外部から前記指令を入力する指令入力手段と、 この指令入力手段から入力された前記指令を保持する指
    令保持手段と、 前記許可信号送信手段から送信された前記許可信号に応
    答して、前記指令を前記回線を介して前記第1の子局に
    対して送信する指令送信手段と、を備える、 ことを特徴とするポーリング方式。
  3. 【請求項3】 それぞれ同一の回線に接続された親局
    と、複数の子局とを備えるシステムにおけるポーリング
    方法であって、 前記複数の子局をブロック単位で指定する第1のポーリ
    ング信号を前記親局から前記複数の子局に対して送信す
    るポーリング信号送信ステップと、 このポーリング信号送信ステップで送信された前記第1
    のポーリング信号に応じて、前記子局から前記親局対し
    て応答を時分割で送信する応答ステップと、 この応答ステップで送信された前記応答を前記親局が受
    信しなかった前記子局を計数する計数ステップと、 この計数ステップで計数した値が所定値以上であるかど
    うかを判断する判断ステップと、 この判断ステップで、前記計数ステップで計数した値が
    所定値以上であると判別したときに、前記第1のポーリ
    ング信号を前記親局から前記複数の子局に対して再度送
    信する第1の再送要求ステップと、 この第1の再送要求ステップで送信された前記第1のポ
    ーリング信号に応答して、前記子局から前記親局に対し
    て応答を時分割で送信する第1の再応答ステップと、 前記判断ステップで、前記計数ステップで計数した値が
    所定値未満のであると判別したときに、前記応答ステッ
    プで送信された前記応答を前記親局が受信しなかった前
    記子局を指定する第2のポーリング信号を送信する第2
    の再送要求ステップと、 この第2の再送要求ステップで送信された前記第2のポ
    ーリング信号に応じて、前記子局から前記親局に対して
    応答を送信する第2の再応答ステップと、 を含むことを特徴とするポーリング方法。
  4. 【請求項4】 それぞれ同一の回線に接続された親局
    と、複数の第1の子局と、前記回線を介して前記複数の
    第1の子局に対する指令を与える第2の子局と、を備え
    るシステムにおけるポーリング方法であって、 前記指令を前記第1の子局に与えることを外部から前記
    第2の子局に指示する指令指示ステップと、 前記複数の第1の子局をブロック単位で指定するポーリ
    ング信号を前記親局から前記複数の子局に対して送信す
    るポーリング信号送信ステップと、 このポーリング信号送信ステップで送信された前記ポー
    リング信号に応じて、前記子局から前記親局対して応答
    を時分割で送信する応答ステップと、 この応答ステップで送信された前記応答に従って、前記
    指令を前記第2の子局に許可する許可信号を前記親局か
    ら前記第2の子局に対して送信する送信許可ステップ
    と、 この送信許可ステップで送信された前記許可信号に応答
    して、前記指令指示ステップで指示された前記指令を前
    記第2の子局から前記第1の子局に対して送信する指令
    送信ステップと、 を含むことを特徴とするポーリング方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007336179A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載データベースシステム
JP2020136812A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 Toto株式会社 水回り機器

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