JPH10235848A - 画像記録装置の画像記録方法 - Google Patents
画像記録装置の画像記録方法Info
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- JPH10235848A JPH10235848A JP9042277A JP4227797A JPH10235848A JP H10235848 A JPH10235848 A JP H10235848A JP 9042277 A JP9042277 A JP 9042277A JP 4227797 A JP4227797 A JP 4227797A JP H10235848 A JPH10235848 A JP H10235848A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】周期的な濃度むらの発生を防止し記録画像の画
質を向上する。 【解決手段】画素クロックを画素カウンタ42及びノズ
ルカウンタ43でカウントし、ライン同期信号をライン
カウンタ44でカウントする。そして、ディザ閾値メモ
リ45から画素カウンタのカウント値及びラインカウン
タのカウント値により指定される位置のディザマトリク
ス閾値を読出す。また、ノズル補正データメモリ46か
らノズルカウンタのカウント値が指定する位置の補正デ
ータを読出す。これにより、閾値補正回路47は閾値を
補正データで補正して新たな閾値を作成し出力する。一
方、画像データメモリ41から画素カウンタのカウント
値及びラインカウンタのカウント値により指定される位
置の画像データを読出す。これにより、比較回路48は
画像データと補正した閾値を比較してディザ処理した信
号を出力する。
質を向上する。 【解決手段】画素クロックを画素カウンタ42及びノズ
ルカウンタ43でカウントし、ライン同期信号をライン
カウンタ44でカウントする。そして、ディザ閾値メモ
リ45から画素カウンタのカウント値及びラインカウン
タのカウント値により指定される位置のディザマトリク
ス閾値を読出す。また、ノズル補正データメモリ46か
らノズルカウンタのカウント値が指定する位置の補正デ
ータを読出す。これにより、閾値補正回路47は閾値を
補正データで補正して新たな閾値を作成し出力する。一
方、画像データメモリ41から画素カウンタのカウント
値及びラインカウンタのカウント値により指定される位
置の画像データを読出す。これにより、比較回路48は
画像データと補正した閾値を比較してディザ処理した信
号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドを主走
査方向に移動制御して記録媒体に対してドット記録素子
間のピッチよりも細かいピッチでドットを記録するとと
もにディザマトリクスを使用してディザ処理を行い中間
調画像記録を行う画像記録装置に関する。
査方向に移動制御して記録媒体に対してドット記録素子
間のピッチよりも細かいピッチでドットを記録するとと
もにディザマトリクスを使用してディザ処理を行い中間
調画像記録を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ライン状に所定のピッチで複数のドット
記録素子を配列した記録ヘッドを移動制御することによ
りドット記録素子間のピッチよりも細かいピッチでドッ
トを記録するインクシェットプリンタが知られている。
これは、図13に示すように、ドット記録素子としてライ
ン状に所定のピッチで複数のインク吐出用ノズルを配列
したインクジェットヘッド1を回転ドラム2に平行に配
置するとともに図中矢印で示すように回転ドラム2の回
転軸方向に往復移動自在に設け、回転ドラム2に記録紙
を巻付けて回転させるとともにインクジェットヘッド1
を移動制御し、例えば、ノズルピッチの4 倍の密度で画
像記録を行うには、回転ドラム2 が1回転する間にイン
クジェットヘッド1をノズルピッチの1/4だけ移動さ
せて記録紙の副走査方向にドット記録を行い、回転ドラ
ム2が4回転することで記録紙に対してノズルピッチの
4 倍の密度で画像記録が行われるようになっている。
記録素子を配列した記録ヘッドを移動制御することによ
りドット記録素子間のピッチよりも細かいピッチでドッ
トを記録するインクシェットプリンタが知られている。
これは、図13に示すように、ドット記録素子としてライ
ン状に所定のピッチで複数のインク吐出用ノズルを配列
したインクジェットヘッド1を回転ドラム2に平行に配
置するとともに図中矢印で示すように回転ドラム2の回
転軸方向に往復移動自在に設け、回転ドラム2に記録紙
を巻付けて回転させるとともにインクジェットヘッド1
を移動制御し、例えば、ノズルピッチの4 倍の密度で画
像記録を行うには、回転ドラム2 が1回転する間にイン
クジェットヘッド1をノズルピッチの1/4だけ移動さ
せて記録紙の副走査方向にドット記録を行い、回転ドラ
ム2が4回転することで記録紙に対してノズルピッチの
4 倍の密度で画像記録が行われるようになっている。
【0003】さらに詳しく述べると、図16に示すよう
に、インク吐出用ノズルP1,P2,P3,P4,…を
ピッチPTで配列したインクジェットヘッド1は回転ド
ラム2が1回転する間にPT/4移動しつつ回転ドラム
2に巻付けた記録紙3にインクドットを記録し、ノズル
間のピッチPTの4倍の記録密度で記録する。すなわ
ち、記録紙3に対してノズルP1,P2,P3,P4,
…は、最初の1回転目ではLN1ライン目にドットD1
1,D15,D19,D113 …を記録するが、回転ドラム2
が略1回転したLNnライン目では主走査方向に略PT
/4ピッチずれた位置にドットDn1,Dn5,Dn9,Dn1
3 …を記録することになる。
に、インク吐出用ノズルP1,P2,P3,P4,…を
ピッチPTで配列したインクジェットヘッド1は回転ド
ラム2が1回転する間にPT/4移動しつつ回転ドラム
2に巻付けた記録紙3にインクドットを記録し、ノズル
間のピッチPTの4倍の記録密度で記録する。すなわ
ち、記録紙3に対してノズルP1,P2,P3,P4,
…は、最初の1回転目ではLN1ライン目にドットD1
1,D15,D19,D113 …を記録するが、回転ドラム2
が略1回転したLNnライン目では主走査方向に略PT
/4ピッチずれた位置にドットDn1,Dn5,Dn9,Dn1
3 …を記録することになる。
【0004】そして、2回転目ではLN1ライン目にド
ットD12,…を記録し、LNnライン目にドットDn2,
…を記録し、3回転目ではLN1ライン目にドットD1
3,…を記録し、LNnライン目にドットDn3,…を記
録し、4回転目ではLN1ライン目にドットD14,…を
記録し、LNnライン目にドットDn4,…を記録する。
こうして、ノズルピッチの4倍の記録密度で画像記録す
ることになる。例えば、ノズルピッチが75dpi(3
40μm)のとき、この方式で画像記録することで記録
密度が340μm/4=85μmとなり、300dpi
の記録密度が実現できる。
ットD12,…を記録し、LNnライン目にドットDn2,
…を記録し、3回転目ではLN1ライン目にドットD1
3,…を記録し、LNnライン目にドットDn3,…を記
録し、4回転目ではLN1ライン目にドットD14,…を
記録し、LNnライン目にドットDn4,…を記録する。
こうして、ノズルピッチの4倍の記録密度で画像記録す
ることになる。例えば、ノズルピッチが75dpi(3
40μm)のとき、この方式で画像記録することで記録
密度が340μm/4=85μmとなり、300dpi
の記録密度が実現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなイ
ンクジェットプリンタに使用するインクジェットヘッド
1は、図14に示すようにライン状に多数のインク吐出
用ノズルPを配置しているが、製造プロセスによる特性
のばらつきやヘッド構成材料の特性などに起因して各ノ
ズルPを均一に製造することは困難であり、このため各
ノズルPによる記録ドットにばらつきが生じる。図15
は各ノズルによる記録ドットのばらつきを模式的に示し
た図である。
ンクジェットプリンタに使用するインクジェットヘッド
1は、図14に示すようにライン状に多数のインク吐出
用ノズルPを配置しているが、製造プロセスによる特性
のばらつきやヘッド構成材料の特性などに起因して各ノ
ズルPを均一に製造することは困難であり、このため各
ノズルPによる記録ドットにばらつきが生じる。図15
は各ノズルによる記録ドットのばらつきを模式的に示し
た図である。
【0006】このようなインクジェットヘッド1を使用
して画像記録を行うと、回転ドラム2の1周目では図1
7の(a) に示すようなドツト記録となり、2周目では図
17の(b) に示すようなドット記録となり、3周目では
図17の(c) に示すようなドット記録となり、4周目で
は図17の(d) に示すようなドット記録となる。すなわ
ち、各ノズルによる記録ドットのばらつきが主走査方向
に副走査方向の4列単位で発生し、これが周期的むらと
なって現れる。
して画像記録を行うと、回転ドラム2の1周目では図1
7の(a) に示すようなドツト記録となり、2周目では図
17の(b) に示すようなドット記録となり、3周目では
図17の(c) に示すようなドット記録となり、4周目で
は図17の(d) に示すようなドット記録となる。すなわ
ち、各ノズルによる記録ドットのばらつきが主走査方向
に副走査方向の4列単位で発生し、これが周期的むらと
なって現れる。
【0007】一方、通常のインクジェットヘッドでディ
ザマトリクスを使用してディザ処理を行い写真画像など
の中間調画像記録を行うと、例えば、連続した領域にハ
ーフトーン画像を記録する場合などでは通常の2値記録
よりも各ノズル間の印字濃度のばらつきによる画質の低
下が発生しやすいという問題がある。
ザマトリクスを使用してディザ処理を行い写真画像など
の中間調画像記録を行うと、例えば、連続した領域にハ
ーフトーン画像を記録する場合などでは通常の2値記録
よりも各ノズル間の印字濃度のばらつきによる画質の低
下が発生しやすいという問題がある。
【0008】従って、インクジェットヘッドを移動制御
してインク吐出用ノズルのピッチ密度よりも高密度で画
像記録を行うプリンタを使用してディザ処理により中間
調画像記録を行った場合、各ノズル間の記録濃度のはら
つきが周期的に発生して画質が顕著に低下してしまうと
いう問題があった。そこで、請求項1及び2記載の発明
は、ライン状に所定のピッチで複数のドット記録素子を
配列した記録ヘッドを主走査方向に移動制御して記録媒
体に対して記録ヘッドのドット記録素子間のピッチより
も細かいピッチでドットを記録するとともにディザマト
リクスを使用してディザ処理を行い中間調画像記録を行
うものにおいて、周期的な濃度むらの発生を防止して記
録画像の画質を向上できる画像記録装置の画像記録方法
を提供する。
してインク吐出用ノズルのピッチ密度よりも高密度で画
像記録を行うプリンタを使用してディザ処理により中間
調画像記録を行った場合、各ノズル間の記録濃度のはら
つきが周期的に発生して画質が顕著に低下してしまうと
いう問題があった。そこで、請求項1及び2記載の発明
は、ライン状に所定のピッチで複数のドット記録素子を
配列した記録ヘッドを主走査方向に移動制御して記録媒
体に対して記録ヘッドのドット記録素子間のピッチより
も細かいピッチでドットを記録するとともにディザマト
リクスを使用してディザ処理を行い中間調画像記録を行
うものにおいて、周期的な濃度むらの発生を防止して記
録画像の画質を向上できる画像記録装置の画像記録方法
を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ライン状に所定のピッチで複数のドット記録素子を配列
した記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に対して直交する
主走査方向に移動自在に設け、記録ヘッドを主走査方向
に移動制御するとともに記録媒体を前記記録ヘッドに対
して一方向への回転搬送又は往復搬送させ記録媒体に対
して記録ヘッドのドット記録素子間のピッチよりも細か
いピッチでドットを記録するとともにディザマトリクス
を使用してディザ処理を行い中間調画像記録を行う画像
記録装置において、各ドット記録素子の所定の記録条件
のもとでの記録動作のばらつきを予め検出し、この検出
したばらつきの情報を基にディザマトリクスの閾値を各
ドット記録素子毎に補正し、この補正した閾値に基づい
て多値ディザ処理を行って中間調画像記録を行うことに
ある。
ライン状に所定のピッチで複数のドット記録素子を配列
した記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に対して直交する
主走査方向に移動自在に設け、記録ヘッドを主走査方向
に移動制御するとともに記録媒体を前記記録ヘッドに対
して一方向への回転搬送又は往復搬送させ記録媒体に対
して記録ヘッドのドット記録素子間のピッチよりも細か
いピッチでドットを記録するとともにディザマトリクス
を使用してディザ処理を行い中間調画像記録を行う画像
記録装置において、各ドット記録素子の所定の記録条件
のもとでの記録動作のばらつきを予め検出し、この検出
したばらつきの情報を基にディザマトリクスの閾値を各
ドット記録素子毎に補正し、この補正した閾値に基づい
て多値ディザ処理を行って中間調画像記録を行うことに
ある。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像記録方法において、各ドット記録素子の所定の記録条
件のもとでの記録動作のばらつきを記録した記録ドット
の濃度のばらつきにより検出することにある。
像記録方法において、各ドット記録素子の所定の記録条
件のもとでの記録動作のばらつきを記録した記録ドット
の濃度のばらつきにより検出することにある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)なお、この実施の形態は本発明を
インクジェットプリンタに適用したものについて述べ
る。図1は、プリンタ全体の要部構成を示す図で、本体
ケース11内に、一定の周速度で図中矢印で示す方向に
回転する回転ドラム12を記録媒体搬送手段として設
け、この回転ドラム12に給紙ローラ13,14を介し
て記録媒体である記録紙15を給紙して巻付けるように
なっている。
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)なお、この実施の形態は本発明を
インクジェットプリンタに適用したものについて述べ
る。図1は、プリンタ全体の要部構成を示す図で、本体
ケース11内に、一定の周速度で図中矢印で示す方向に
回転する回転ドラム12を記録媒体搬送手段として設
け、この回転ドラム12に給紙ローラ13,14を介し
て記録媒体である記録紙15を給紙して巻付けるように
なっている。
【0012】すなわち、前記本体ケース11の底部に給
紙カセット16を設け、この給紙カセット16の載置板
17の上に載置した記録紙15を給送ローラ18により
1枚ずつ取出して前記給紙ローラ13,14に給送し、
また、前記本体ケース11の側方に開閉自在に装着した
手差トレイ19から手差した記録紙15を給送ローラ2
0により前記給紙ローラ13,14に給送するようにな
っている。前記給送ローラ18による給送と前記給送ロ
ーラ20による給送の切替えを給送切替手段21により
行っている。
紙カセット16を設け、この給紙カセット16の載置板
17の上に載置した記録紙15を給送ローラ18により
1枚ずつ取出して前記給紙ローラ13,14に給送し、
また、前記本体ケース11の側方に開閉自在に装着した
手差トレイ19から手差した記録紙15を給送ローラ2
0により前記給紙ローラ13,14に給送するようにな
っている。前記給送ローラ18による給送と前記給送ロ
ーラ20による給送の切替えを給送切替手段21により
行っている。
【0013】前記回転ドラム12に、前記給紙ローラ1
3,14から給紙される記録紙15をドラム面に吸着さ
せる帯電ローラ22を対向配置している。また、前記回
転ドラム12に、ライン状に多数のインク吐出用ノズル
を並べて配置したインクジェットヘッド23を前記回転
ドラム12の回転軸方向、すなわち、前記記録紙15に
対するドット記録の主走査方向に移動自在に設けた印字
機構24を対向配置している。
3,14から給紙される記録紙15をドラム面に吸着さ
せる帯電ローラ22を対向配置している。また、前記回
転ドラム12に、ライン状に多数のインク吐出用ノズル
を並べて配置したインクジェットヘッド23を前記回転
ドラム12の回転軸方向、すなわち、前記記録紙15に
対するドット記録の主走査方向に移動自在に設けた印字
機構24を対向配置している。
【0014】前記印字機構24は、前記インクジェット
ヘッド23を載置した往復移動機構25と、往復移動ロ
ッド及びリニアモータを有するモータユニット26と、
進退移動手段27からなり、前記進退移動手段27によ
り前記インクジェットヘッド23を前記回転ドラム12
に対して進退移動させるとともに前記モータユニット2
6により往復移動機構25を回転ドラム12の回転軸方
向に移動制御して前記インクジェットヘッド23を回転
ドラム12の回転軸方向に往復移動させるようになって
いる。
ヘッド23を載置した往復移動機構25と、往復移動ロ
ッド及びリニアモータを有するモータユニット26と、
進退移動手段27からなり、前記進退移動手段27によ
り前記インクジェットヘッド23を前記回転ドラム12
に対して進退移動させるとともに前記モータユニット2
6により往復移動機構25を回転ドラム12の回転軸方
向に移動制御して前記インクジェットヘッド23を回転
ドラム12の回転軸方向に往復移動させるようになって
いる。
【0015】また、前記回転ドラム12に、このドラム
面と記録紙15との間に挿入可能な剥離爪28を配置
し、この剥離爪28によって剥離した記録紙15を記録
紙排出搬送手段29に排出するようになっている。前記
記録紙排出搬送手段29は、記録紙15の非記録面に接
するベルトコンベア30と前記記録紙15をベルトコン
ベア30の面に押圧する押圧手段31とで構成してい
る。
面と記録紙15との間に挿入可能な剥離爪28を配置
し、この剥離爪28によって剥離した記録紙15を記録
紙排出搬送手段29に排出するようになっている。前記
記録紙排出搬送手段29は、記録紙15の非記録面に接
するベルトコンベア30と前記記録紙15をベルトコン
ベア30の面に押圧する押圧手段31とで構成してい
る。
【0016】前記ベルトコンベア30の終端部には、こ
のベルトコンベア30により搬送された記録紙15を前
記本体ケース11の上部に形成した上部排出トレイ32
に排出するか前記本体ケース11の側面に設けた着脱自
在な排出トレイ33に排出するか切替える方向切替手段
34を設けている。なお、35はインク乾燥手段、36
はメインモータ、37はインクカセット、38はインク
バッファ、39はインク供給チューブである。
のベルトコンベア30により搬送された記録紙15を前
記本体ケース11の上部に形成した上部排出トレイ32
に排出するか前記本体ケース11の側面に設けた着脱自
在な排出トレイ33に排出するか切替える方向切替手段
34を設けている。なお、35はインク乾燥手段、36
はメインモータ、37はインクカセット、38はインク
バッファ、39はインク供給チューブである。
【0017】図2は要部の回路構成を示すブロック図
で、41は外部から取り込んだ1頁分の画像データを記
憶する画像データメモリである。この画像データメモリ
41に記憶した画像データは1画素を8 bit(0 〜2
55)で表している。42は外部からの画素クロックを
カウントする画素カウンタ、43は外部からの画素クロ
ックをカウントし、記録動作を行うノズル位置を示すノ
ズルカウンタ、44は外部からのライン同期信号をカウ
ントするラインカウンタである。
で、41は外部から取り込んだ1頁分の画像データを記
憶する画像データメモリである。この画像データメモリ
41に記憶した画像データは1画素を8 bit(0 〜2
55)で表している。42は外部からの画素クロックを
カウントする画素カウンタ、43は外部からの画素クロ
ックをカウントし、記録動作を行うノズル位置を示すノ
ズルカウンタ、44は外部からのライン同期信号をカウ
ントするラインカウンタである。
【0018】また、45は中間調処理であるディザ処理
を行うためのディザマトリクスの閾値を記憶したディザ
閾値メモリ、46は前記インクジェットヘッド23の各
ノズル毎の記録ドットのばらつきをディザマトリクスの
閾値を変えて補正するための補正データを記憶したノズ
ル補正データメモリ、47は前記ディザ閾値メモリ45
から読出された閾値データを前記ノイズ補正データメモ
リ46から読出された補正データで補正する閾値補正回
路、48は前記画像データメモリ41から読出された画
像データを前記閾値補正回路47からの閾値データと比
較して2値又は多値のデータを出力する比較回路、49
はこの比較回路48からのデータに基づいて前記インク
ジェットヘッド23を駆動制御するヘッド駆動制御部で
ある。例えば、3値のディザ処理を行う場合には前記デ
ィザ閾値メモリ45には図3の(a) 及び(b) に示すよう
なディザ閾値を記憶することになる。なお、(b) は(a)
に対して「128」だけ閾値が大きい値になつている。
を行うためのディザマトリクスの閾値を記憶したディザ
閾値メモリ、46は前記インクジェットヘッド23の各
ノズル毎の記録ドットのばらつきをディザマトリクスの
閾値を変えて補正するための補正データを記憶したノズ
ル補正データメモリ、47は前記ディザ閾値メモリ45
から読出された閾値データを前記ノイズ補正データメモ
リ46から読出された補正データで補正する閾値補正回
路、48は前記画像データメモリ41から読出された画
像データを前記閾値補正回路47からの閾値データと比
較して2値又は多値のデータを出力する比較回路、49
はこの比較回路48からのデータに基づいて前記インク
ジェットヘッド23を駆動制御するヘッド駆動制御部で
ある。例えば、3値のディザ処理を行う場合には前記デ
ィザ閾値メモリ45には図3の(a) 及び(b) に示すよう
なディザ閾値を記憶することになる。なお、(b) は(a)
に対して「128」だけ閾値が大きい値になつている。
【0019】この回路は、動作が開始されると、画素カ
ウンタ42及びノズルカウンタ43は外部からの画素ク
ロックをカウントし、ラインカウンタ44は外部からの
ライン同期信号をカウントする。そして、ディザ閾値メ
モリ45から画素カウンタ42のカウント値及びライン
カウンタ44のカウント値により指定される位置のディ
ザマトリクス閾値が読出される。また、ノズル補正デー
タメモリ46からはノズルカウンタ43のカウント値が
指定する位置の補正データが読出される。これにより、
閾値補正回路47はディザ閾値メモリ45からのディザ
マトリクス閾値をノズル補正データメモリ46からの補
正データで補正して新たなディザマトリクス閾値を作成
し出力する。
ウンタ42及びノズルカウンタ43は外部からの画素ク
ロックをカウントし、ラインカウンタ44は外部からの
ライン同期信号をカウントする。そして、ディザ閾値メ
モリ45から画素カウンタ42のカウント値及びライン
カウンタ44のカウント値により指定される位置のディ
ザマトリクス閾値が読出される。また、ノズル補正デー
タメモリ46からはノズルカウンタ43のカウント値が
指定する位置の補正データが読出される。これにより、
閾値補正回路47はディザ閾値メモリ45からのディザ
マトリクス閾値をノズル補正データメモリ46からの補
正データで補正して新たなディザマトリクス閾値を作成
し出力する。
【0020】一方、画像データメモリ41からは画素カ
ウンタ42のカウント値及びラインカウンタ44のカウ
ント値により指定される位置の画像データが読出され
る。これにより、比較回路48は画像データと補正され
たディザマトリクス閾値を比較してディザ処理した信号
を出力しヘッド駆動制御部49に供給する。こうしてヘ
ッド駆動制御部49はディザ処理した信号に基づいてイ
ンクジェットヘッド23を駆動制御する。
ウンタ42のカウント値及びラインカウンタ44のカウ
ント値により指定される位置の画像データが読出され
る。これにより、比較回路48は画像データと補正され
たディザマトリクス閾値を比較してディザ処理した信号
を出力しヘッド駆動制御部49に供給する。こうしてヘ
ッド駆動制御部49はディザ処理した信号に基づいてイ
ンクジェットヘッド23を駆動制御する。
【0021】このデータ処理に使用するノズル補正デー
タメモリ46の補正データは以下のようにして設定され
る。例えば、圧電部材を使用してインク室を変形させて
ノズルからインクを吐出させるタイプのインクジェット
ヘッドにおいては、図4に特性を示すように圧電部材に
印加する電圧の通電時間を制御することでインクの吐出
体積を変化させることができる。そこで、図中の条件a
は1画素の面積の半分Shの画像記録を行い、条件bは
1画素の面積の全体Saの画像記録を行うものとする
と、この条件a,bを用いて3値の画像記録を行う場
合、先ず条件aで画像記録したときの各ノズルのばらつ
きを求める。
タメモリ46の補正データは以下のようにして設定され
る。例えば、圧電部材を使用してインク室を変形させて
ノズルからインクを吐出させるタイプのインクジェット
ヘッドにおいては、図4に特性を示すように圧電部材に
印加する電圧の通電時間を制御することでインクの吐出
体積を変化させることができる。そこで、図中の条件a
は1画素の面積の半分Shの画像記録を行い、条件bは
1画素の面積の全体Saの画像記録を行うものとする
と、この条件a,bを用いて3値の画像記録を行う場
合、先ず条件aで画像記録したときの各ノズルのばらつ
きを求める。
【0022】条件aで1画素の画像記録したときには、
1画素の半分を記録する状態が正常な場合であるが、吐
出するインク量が多ければ記録面積が1画素の半分以上
となり、濃度が高くなる。そこで、この場合にはインク
の増加分が補正されるようにディザ閾値を大きくなる方
に補正すればよい。これにより吐出するインク量が抑え
られ、1画素の半分を記録するのに適切なインク量にな
る。
1画素の半分を記録する状態が正常な場合であるが、吐
出するインク量が多ければ記録面積が1画素の半分以上
となり、濃度が高くなる。そこで、この場合にはインク
の増加分が補正されるようにディザ閾値を大きくなる方
に補正すればよい。これにより吐出するインク量が抑え
られ、1画素の半分を記録するのに適切なインク量にな
る。
【0023】今、n番目のノズルの条件aでの1画素の
記録面積をSnとすると、 |Sh−Sn|≦α(但し、αは許容値) であれば、1画素の半分と見なして閾値の補正を行わ
ず、このときの補正データは0となる。また、 Sh−Sn>α であれば、1画素の記録面積が小さいとして閾値を小さ
くする補正データを設定する。この補正データは記録面
積に応じて設定され、負の値としてノズル補正データメ
モリ46に記憶される。
記録面積をSnとすると、 |Sh−Sn|≦α(但し、αは許容値) であれば、1画素の半分と見なして閾値の補正を行わ
ず、このときの補正データは0となる。また、 Sh−Sn>α であれば、1画素の記録面積が小さいとして閾値を小さ
くする補正データを設定する。この補正データは記録面
積に応じて設定され、負の値としてノズル補正データメ
モリ46に記憶される。
【0024】また、 Sn−Sh>α であれば、1画素の記録面積が大きいとして閾値を大き
くする補正データを設定する。この補正データは記録面
積に応じて設定され、正の値としてノズル補正データメ
モリ46に記憶される。以上は条件aでの補正データの
設定について述べたが、条件bでの補正データの設定も
同様に、|Sa−Sn|≦β(但し、βは許容値)、S
a−Sn>β、Sn−Sa>βの関係によって各種の補
正データを設定して記憶することになる。
くする補正データを設定する。この補正データは記録面
積に応じて設定され、正の値としてノズル補正データメ
モリ46に記憶される。以上は条件aでの補正データの
設定について述べたが、条件bでの補正データの設定も
同様に、|Sa−Sn|≦β(但し、βは許容値)、S
a−Sn>β、Sn−Sa>βの関係によって各種の補
正データを設定して記憶することになる。
【0025】前記閾値補正回路47は、図5に示すよう
に、2個の符号付き加算器471,472からなり、前
記ディザ閾値メモリ45から読出された閾値データと前
記ノズル補正データメモリ46から読出されたノズル補
正データを加算して新たな閾値を出力するもので、加算
器471は条件aでのディザ閾値、すなわち1画素の半
分の面積で記録させるか否かを判定するためのディザマ
トリクスのディザ閾値を補正し、加算器472は条件b
でのディザ閾値、すなわち1画素の面積全体で記録させ
るか否かを判定するためのディザマトリクスのディザ閾
値を補正する。
に、2個の符号付き加算器471,472からなり、前
記ディザ閾値メモリ45から読出された閾値データと前
記ノズル補正データメモリ46から読出されたノズル補
正データを加算して新たな閾値を出力するもので、加算
器471は条件aでのディザ閾値、すなわち1画素の半
分の面積で記録させるか否かを判定するためのディザマ
トリクスのディザ閾値を補正し、加算器472は条件b
でのディザ閾値、すなわち1画素の面積全体で記録させ
るか否かを判定するためのディザマトリクスのディザ閾
値を補正する。
【0026】図6は画像データの位置関係を示し、図中
斜線の部分は1画素を示している。なお、説明を簡単に
するため100×100の画素サイズとして述べる。前
記画像データメモリ41から読出す画像データの順序は
図7に示すようになる。一番左側の4列は1番目のノズ
ルで記録するデータであり、次の4列は2番目のノズル
で記録するデータであり、途中の4列はn番目のノズル
で記録するデータである。
斜線の部分は1画素を示している。なお、説明を簡単に
するため100×100の画素サイズとして述べる。前
記画像データメモリ41から読出す画像データの順序は
図7に示すようになる。一番左側の4列は1番目のノズ
ルで記録するデータであり、次の4列は2番目のノズル
で記録するデータであり、途中の4列はn番目のノズル
で記録するデータである。
【0027】従って、1番目のノズルは、回転ドラム1
2の1回転目では1番目、26番目、51番目、76番
目、101番目、126番目、…の画像データを使用し
て副走査方向に最初の1 列目のドット記録を行い、回転
ドラム12の2回転目では2501番目、2526番
目、2551番目、2576番目、2601番目、26
26番目、…の画像データを使用して副走査方向に2列
目のドット記録を行い、回転ドラム12の3回転目では
5001番目、5026番目、5051番目、5076
番目、5101番目、5126番目、…の画像データを
使用して副走査方向に3列目のドット記録を行い、回転
ドラム12の4回転目では7501番目、7526番
目、7551番目、7576番目、7601番目、76
26番目、…の画像データを使用して副走査方向に4列
目のドット記録を行う。
2の1回転目では1番目、26番目、51番目、76番
目、101番目、126番目、…の画像データを使用し
て副走査方向に最初の1 列目のドット記録を行い、回転
ドラム12の2回転目では2501番目、2526番
目、2551番目、2576番目、2601番目、26
26番目、…の画像データを使用して副走査方向に2列
目のドット記録を行い、回転ドラム12の3回転目では
5001番目、5026番目、5051番目、5076
番目、5101番目、5126番目、…の画像データを
使用して副走査方向に3列目のドット記録を行い、回転
ドラム12の4回転目では7501番目、7526番
目、7551番目、7576番目、7601番目、76
26番目、…の画像データを使用して副走査方向に4列
目のドット記録を行う。
【0028】同様に2番目以降のノズルも所定の順序の
画像データを使用してドット記録を行うことになる。図
中の太枠は4×4のディザマトリクス単位を示してい
る。このように、図3に示すような4×4のディザマト
リクスのディザ閾値を各ノズル毎にノズル補正データメ
モリ46の補正データで補正し、この補正したディザ閾
値と画像データメモリ41の各画像データを比較回路4
8で比較して3値の信号に変換し、この信号によりヘッ
ド駆動制御部49がインクジェットヘッド23を駆動制
御して画像記録を行うので、各ノズル毎のインク吐出量
のばらつきが補正された状態で3値による中間調画像記
録ができる。従って、各ノズル間の濃度のばらつきが修
正され、これにより周期的な濃度のむらもなくなり、記
録画像の画質を向上できる。
画像データを使用してドット記録を行うことになる。図
中の太枠は4×4のディザマトリクス単位を示してい
る。このように、図3に示すような4×4のディザマト
リクスのディザ閾値を各ノズル毎にノズル補正データメ
モリ46の補正データで補正し、この補正したディザ閾
値と画像データメモリ41の各画像データを比較回路4
8で比較して3値の信号に変換し、この信号によりヘッ
ド駆動制御部49がインクジェットヘッド23を駆動制
御して画像記録を行うので、各ノズル毎のインク吐出量
のばらつきが補正された状態で3値による中間調画像記
録ができる。従って、各ノズル間の濃度のばらつきが修
正され、これにより周期的な濃度のむらもなくなり、記
録画像の画質を向上できる。
【0029】図8は図7と同様に前記画像データメモリ
41から読出す画像データの順序を示しているが、この
図は4×4のディザマトリクス単位を図7とは異ならせ
ている場合を示している。すなわち、4×4のディザマ
トリクス単位を4ライン毎に2列ずつずらして配置して
いる。このようなディザマトリクスの配置方法を行って
も図7の配置の場合と同様の作用効果が得られる。
41から読出す画像データの順序を示しているが、この
図は4×4のディザマトリクス単位を図7とは異ならせ
ている場合を示している。すなわち、4×4のディザマ
トリクス単位を4ライン毎に2列ずつずらして配置して
いる。このようなディザマトリクスの配置方法を行って
も図7の配置の場合と同様の作用効果が得られる。
【0030】図9は8×8のディザマトリクスを使用し
た場合の閾値の例を示し、(a) は条件aでの閾値を示
し、(b) は条件bでの閾値を示している。このようなデ
ィザマトリクスを使用した場合の画像データメモリ41
の画像データに対する配置例を示すと図10に示すよう
になる。すなわち、この場合は1つのディザマトリクス
を使用して2つのノズルの画像データのディザ処理がで
きる。このように8×8のディザマトリクスを使用して
も4×4のディザマトリクスを使用した場合と同様の作
用効果が得られる。なお、この8×8のディザマトリク
スを使用した場合もディザマトリクスの配置としては8
ライン毎にずらさずに配置する方法と8 ライン毎に4列
ずつずらして配置する方法を実行することができる。
た場合の閾値の例を示し、(a) は条件aでの閾値を示
し、(b) は条件bでの閾値を示している。このようなデ
ィザマトリクスを使用した場合の画像データメモリ41
の画像データに対する配置例を示すと図10に示すよう
になる。すなわち、この場合は1つのディザマトリクス
を使用して2つのノズルの画像データのディザ処理がで
きる。このように8×8のディザマトリクスを使用して
も4×4のディザマトリクスを使用した場合と同様の作
用効果が得られる。なお、この8×8のディザマトリク
スを使用した場合もディザマトリクスの配置としては8
ライン毎にずらさずに配置する方法と8 ライン毎に4列
ずつずらして配置する方法を実行することができる。
【0031】(第2の実施の形態)なお、この実施の形
態も本発明をインクジェットプリンタに適用したものに
ついて述べる。プリンタの全体構成は図1と同様であ
る。図11は要部の回路構成を示すブロック図で、前述
した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し異な
る部分について述べる。この回路は、外部から送られて
くる画像データを前述した実施の形態のように一旦メモ
リに記憶させることはせずに、画素クロックに同期して
外部から画像データを取り込み、そのまま比較回路48
に供給する。そして、比較回路48にて閾値補正回路4
7からの補正されたディザ閾値を使用して比較し、比較
した結果の3値の信号をメモリ50に記憶する。このメ
モリ50に記憶した信号はヘッド駆動制御部49がイン
クジェットヘッド23を駆動するときに同時に読出され
る。
態も本発明をインクジェットプリンタに適用したものに
ついて述べる。プリンタの全体構成は図1と同様であ
る。図11は要部の回路構成を示すブロック図で、前述
した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し異な
る部分について述べる。この回路は、外部から送られて
くる画像データを前述した実施の形態のように一旦メモ
リに記憶させることはせずに、画素クロックに同期して
外部から画像データを取り込み、そのまま比較回路48
に供給する。そして、比較回路48にて閾値補正回路4
7からの補正されたディザ閾値を使用して比較し、比較
した結果の3値の信号をメモリ50に記憶する。このメ
モリ50に記憶した信号はヘッド駆動制御部49がイン
クジェットヘッド23を駆動するときに同時に読出され
る。
【0032】この回路では外部から送られる画像データ
を直接比較回路48でディザ閾値と比較するので、比較
回路48が比較する画像データの順序は前述した実施の
形態の場合とは異なり、図12に示すようになる。すな
わち、画像データの順序はライン毎になる。なお、太枠
は4×4のディザマトリクス単位を示している。このよ
うな回路を使用しても各ノズル毎のインク吐出量のばら
つきが補正された状態で3値による中間調画像記録がで
きる。従って、各ノズル間の濃度のばらつきが修正さ
れ、これにより周期的な濃度のむらもなくなり、記録画
像の画質を向上できる。
を直接比較回路48でディザ閾値と比較するので、比較
回路48が比較する画像データの順序は前述した実施の
形態の場合とは異なり、図12に示すようになる。すな
わち、画像データの順序はライン毎になる。なお、太枠
は4×4のディザマトリクス単位を示している。このよ
うな回路を使用しても各ノズル毎のインク吐出量のばら
つきが補正された状態で3値による中間調画像記録がで
きる。従って、各ノズル間の濃度のばらつきが修正さ
れ、これにより周期的な濃度のむらもなくなり、記録画
像の画質を向上できる。
【0033】なお、前述した各実施の形態はモノクロの
中間調画像記録を行うインクジェットプリンタについて
述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを使用した
カラーの中間調画像記録を行うインクジェットプリンタ
にも適用できるものである。この場合は、ノズル補正デ
ータメモリに各ノズル毎にイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色についての補正データを記憶させ、
同一のノズルに対して各色の画像データ毎に異なる補正
データを使用することになる。
中間調画像記録を行うインクジェットプリンタについて
述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを使用した
カラーの中間調画像記録を行うインクジェットプリンタ
にも適用できるものである。この場合は、ノズル補正デ
ータメモリに各ノズル毎にイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの4色についての補正データを記憶させ、
同一のノズルに対して各色の画像データ毎に異なる補正
データを使用することになる。
【0034】なお、前述した各実施の形態ではノズル補
正データメモリに予め補正データを記憶させておくよう
にしたが必ずしもこれに限定するものではなく、画像記
録に先立って各ノズル毎の所定の条件の基での濃度のば
らつきを検出するためのテストパターンを記録し、この
テストパターンを読み取って得た濃度データによりディ
ザ閾値を補正する補正データを作成してノズル補正デー
タメモリに記憶するようにしてもよい。この場合は濃度
とドット径との関係から濃度に応じた補正データを作成
することになる。
正データメモリに予め補正データを記憶させておくよう
にしたが必ずしもこれに限定するものではなく、画像記
録に先立って各ノズル毎の所定の条件の基での濃度のば
らつきを検出するためのテストパターンを記録し、この
テストパターンを読み取って得た濃度データによりディ
ザ閾値を補正する補正データを作成してノズル補正デー
タメモリに記憶するようにしてもよい。この場合は濃度
とドット径との関係から濃度に応じた補正データを作成
することになる。
【0035】また、前述した各実施の形態は記録媒体で
ある記録紙を回転ドラムに巻付け、この回転ドラムを回
転させることでノズル間のピッチ密度よりも高い密度で
ドット記録を行うものについて述べたが必ずしもこれに
限定するものではなく、回転ドラムの代わりに搬送ベル
トを使用し、この搬送ベルトに記録紙を吸着させ、この
記録紙を記録ヘッドに対して往復搬送動作を繰り返すこ
とでノズル間のピッチ密度よりも高い密度でドット記録
を行うものであってもよい。
ある記録紙を回転ドラムに巻付け、この回転ドラムを回
転させることでノズル間のピッチ密度よりも高い密度で
ドット記録を行うものについて述べたが必ずしもこれに
限定するものではなく、回転ドラムの代わりに搬送ベル
トを使用し、この搬送ベルトに記録紙を吸着させ、この
記録紙を記録ヘッドに対して往復搬送動作を繰り返すこ
とでノズル間のピッチ密度よりも高い密度でドット記録
を行うものであってもよい。
【0036】また、前述した各実施の形態はこの発明を
インクジェットプリンタに適用したものについて述べた
が必ずしもこれに限定するものではなく、ライン状に多
数のLED記録素子を配列したLED記録ヘッドを使用
したプリンタやライン状に多数の発熱体記憶素子を配列
したサーマル記録ヘッドを使用したプリンタやライン状
に多数のEL記録素子を配列したエッジエミッタ記録ヘ
ッドを使用したプリンタ等にも適用できるものである。
インクジェットプリンタに適用したものについて述べた
が必ずしもこれに限定するものではなく、ライン状に多
数のLED記録素子を配列したLED記録ヘッドを使用
したプリンタやライン状に多数の発熱体記憶素子を配列
したサーマル記録ヘッドを使用したプリンタやライン状
に多数のEL記録素子を配列したエッジエミッタ記録ヘ
ッドを使用したプリンタ等にも適用できるものである。
【0037】
【発明の効果】以上請求項1及び2記載の発明によれ
ば、ライン状に所定のピッチで複数のドット記録素子を
配列した記録ヘッドを主走査方向に移動制御して記録媒
体に対して記録ヘッドのドット記録素子間のピッチより
も細かいピッチでドットを記録するとともにディザマト
リクスを使用してディザ処理を行い中間調画像記録を行
うものにおいて、周期的な濃度むらの発生を防止して記
録画像の画質を向上できる。
ば、ライン状に所定のピッチで複数のドット記録素子を
配列した記録ヘッドを主走査方向に移動制御して記録媒
体に対して記録ヘッドのドット記録素子間のピッチより
も細かいピッチでドットを記録するとともにディザマト
リクスを使用してディザ処理を行い中間調画像記録を行
うものにおいて、周期的な濃度むらの発生を防止して記
録画像の画質を向上できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すプリンタ全体
の要部構成図。
の要部構成図。
【図2】同実施の形態における要部の回路構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図3】同実施の形態における4×4のディザマトリク
ス単位のディザ閾値パターン例を示す図。
ス単位のディザ閾値パターン例を示す図。
【図4】同実施の形態におけるインクジェットヘッドの
通電時間−インク吐出体積特性を示すグラフ。
通電時間−インク吐出体積特性を示すグラフ。
【図5】同実施の形態における閾値補正回路の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図6】同実施の形態における画像データによる画素パ
ターン例を示す図。
ターン例を示す図。
【図7】同実施の形態における画像データメモリからの
画像データの読出し順序とディザ処理に使用する4×4
のディザマトリクスの関係の一例を示す図。
画像データの読出し順序とディザ処理に使用する4×4
のディザマトリクスの関係の一例を示す図。
【図8】同実施の形態における画像データメモリからの
画像データの読出し順序とディザ処理に使用する4×4
のディザマトリクスの関係の他の例を示す図。
画像データの読出し順序とディザ処理に使用する4×4
のディザマトリクスの関係の他の例を示す図。
【図9】同実施の形態における8×8のディザマトリク
ス単位のディザ閾値パターン例を示す図。
ス単位のディザ閾値パターン例を示す図。
【図10】同実施の形態における画像データメモリから
の画像データの読出し順序とディザ処理に使用する8×
8のディザマトリクスの関係の一例を示す図。
の画像データの読出し順序とディザ処理に使用する8×
8のディザマトリクスの関係の一例を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態における要部の回
路構成を示すブロック図。
路構成を示すブロック図。
【図12】同実施の形態における画像データメモリから
の画像データの読出し順序とディザ処理に使用する4×
4のディザマトリクスの関係の一例を示す図。
の画像データの読出し順序とディザ処理に使用する4×
4のディザマトリクスの関係の一例を示す図。
【図13】高密度画像記録を行うインクジェットプリン
タにおける回転ドラムとインクジェットヘッドとの関係
を説明するための図。
タにおける回転ドラムとインクジェットヘッドとの関係
を説明するための図。
【図14】インクジェットヘッドのインク吐出用ノズル
の配置を示す図。
の配置を示す図。
【図15】インクジェットヘッドの各インク吐出用ノズ
ルによる記録ドットのばらつきを模式的に示した図。
ルによる記録ドットのばらつきを模式的に示した図。
【図16】高密度画像記録を行うインクジェットプリン
タの画像記録動作を説明するための図。
タの画像記録動作を説明するための図。
【図17】高密度画像記録を行うインクジェットプリン
タによる画像記録時の課題を説明するための図。
タによる画像記録時の課題を説明するための図。
12…回転ドラム 15…記録紙 23…インクジェットヘッド 25…往復移動機構 26…モータユニット 41…画像データメモリ 45…ディザ閾値メモリ 46…ノズル補正データメモリ 47…閾値補正回路 48…比較回路
Claims (2)
- 【請求項1】 ライン状に所定のピッチで複数のドット
記録素子を配列した記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に
対して直交する主走査方向に移動自在に設け、前記記録
ヘッドを主走査方向に移動制御するとともに前記記録媒
体を前記記録ヘッドに対して一方向への回転搬送又は往
復搬送させ前記記録媒体に対して前記記録ヘッドのドッ
ト記録素子間のピッチよりも細かいピッチでドットを記
録するとともにディザマトリクスを使用してディザ処理
を行い中間調画像記録を行う画像記録装置において、 前記各ドット記録素子の所定の記録条件のもとでの記録
動作のばらつきを予め検出し、この検出したばらつきの
情報を基に前記ディザマトリクスの閾値を前記各ドット
記録素子毎に補正し、この補正した閾値に基づいてディ
ザ処理を行って中間調画像記録を行うことを特徴とする
画像記録方法。 - 【請求項2】 各ドット記録素子の所定の記録条件のも
とでの記録動作のばらつきを記録した記録ドットの濃度
のばらつきにより検出することを特徴とする請求項1記
載の画像記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9042277A JPH10235848A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 画像記録装置の画像記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9042277A JPH10235848A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 画像記録装置の画像記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10235848A true JPH10235848A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12631555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9042277A Pending JPH10235848A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 画像記録装置の画像記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10235848A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006116760A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Pictologic Inc | プリンタシステム |
KR100739759B1 (ko) | 2005-11-23 | 2007-07-13 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 화상형성장치의 결함 노즐 보상 방법, 장치 및 기록 매체 |
JP2015051584A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 東芝テック株式会社 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
JP2016106247A (ja) * | 2015-12-24 | 2016-06-16 | 株式会社日立製作所 | 薄膜形成装置 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP9042277A patent/JPH10235848A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006116760A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Pictologic Inc | プリンタシステム |
KR100739759B1 (ko) | 2005-11-23 | 2007-07-13 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 화상형성장치의 결함 노즐 보상 방법, 장치 및 기록 매체 |
JP2015051584A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 東芝テック株式会社 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
JP2016106247A (ja) * | 2015-12-24 | 2016-06-16 | 株式会社日立製作所 | 薄膜形成装置 |
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