JPH10228728A - デジタル信号記録方法及び装置、デジタル信号再生方法及び装置 - Google Patents
デジタル信号記録方法及び装置、デジタル信号再生方法及び装置Info
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- JPH10228728A JPH10228728A JP9032424A JP3242497A JPH10228728A JP H10228728 A JPH10228728 A JP H10228728A JP 9032424 A JP9032424 A JP 9032424A JP 3242497 A JP3242497 A JP 3242497A JP H10228728 A JPH10228728 A JP H10228728A
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Abstract
に異なる高画質モードと長時間モードとでデジタル信号
を記録し再生できるようにする。 【解決手段】 チューナ11の出力は、音声・データ分
離回路12で映像,音声信号,付随データに分離され
る。映像信号は、A/D変換回路14,Y/C分離回路
15,色復調回路16,プリフィルタ18,リサンプル
回路19を介して圧縮回路20で圧縮される。音声信号
は、A/D変換回路34,プリフィルタ38,リサンプ
ル回路39を介して圧縮回路40で圧縮される。このと
きの圧縮率は、高画質/長時間モードを指定する制御信
号により切替えられる。圧縮された映像・音声信号,付
随データは、マルチプレックス回路41でシリアルデー
タに合成され、FIFOメモリ42を介してディスク状
記録媒体100に記録される。再生時には、以上の逆の
手順で映像信号および音声信号が出力される。
Description
録媒体に記録/再生する方法及び装置に関し、特に、デ
ジタル映像信号を圧縮してディスク状記録媒体に記録/
再生するデジタル信号記録方法及び装置、デジタル信号
再生方法及び装置に関する。
録/再生するための手段として、磁気テープを用いるビ
デオテープレコーダ(VTR)が用いられている。家庭
用のVTRでは、標準モードと長時間(例えば3倍)モ
ードとを切り替えることにより、所定の長さの磁気テー
プに映像信号等を記録できる時間を選択できるように構
成されているのが通常である。一般には、標準モードで
記録可能な時間内で番組等を記録する場合には、画質が
良好な標準モードが選択される。また、標準モードでの
記録時間を越える長時間の番組等を1本の磁気テープに
切れ目無く記録したい場合や、多数の番組を1本の磁気
テープに記録したい場合には、長時間モードが選択され
る。
信号をデジタル信号として記録/再生できる光ディスク
等も近年普及しつつある。ディスク状記録媒体は、磁気
テープに比べてランダムアクセス性に優れ、高画質の記
録/再生が可能であるが、上述した標準モードと長時間
モードに相当する記録時間の切り替えを行うことができ
るものは提供されていなかった。
に行われたものであり、デジタル映像信号等の記録が可
能なディスク状記録媒体を、VTRにおける標準モード
と長時間モードに各々相当する、高画質モードと長時間
モードとで使用できるようにするデジタル信号記録方法
及び装置、デジタル信号再生方法及び装置を提供するこ
とを目的としている。
めに提案する本発明のデジタル信号記録方法は、デジタ
ル信号を圧縮してランダムアクセス可能な記録媒体に記
録するデジタル信号記録方法において、複数の圧縮率の
うちの制御信号により指定される圧縮率で、入力された
デジタル信号を圧縮する圧縮工程と、圧縮されたデジタ
ル信号をメモリに蓄積する蓄積工程と、蓄積されたデジ
タル信号を、上記記録媒体の記録領域に記録する記録工
程とを有することを特徴とするものである。
複数の圧縮率のうちの制御信号により指定される圧縮率
でデジタル信号を圧縮する圧縮手段と、圧縮されたデジ
タル信号を蓄積するメモリと、蓄積されたデジタル信号
を、上記圧縮率に応じて指定される記録領域に記録する
記録手段とを備えることを特徴とするものである。
れば、映像信号等のデジタル信号を、圧縮率が互いに異
なる高画質モードと長時間モードとで同一のディスク状
記録媒体に記録できる。
る本発明のデジタル信号再生方法は、ランダムアクセス
可能な記録媒体に記録された圧縮デジタル信号を再生す
るデジタル信号再生方法において、上記記録媒体の異な
る記録領域に記録された、圧縮率が各々異なるデジタル
信号を読み出す読出工程と、読み出されたデジタル信号
をメモリに蓄積する蓄積工程と、蓄積されたデジタル信
号を復号する復号工程とを有することを特徴とするもの
である。
ランダムアクセス可能な記録媒体の異なる記録領域に記
録された、圧縮率が各々異なるデジタル信号を読み出す
読出手段と、読み出されたデジタル信号を蓄積するメモ
リと、蓄積されたデジタル信号を復号する復号手段とを
備えることを特徴とするものである。
れば、同一のディスク状記録媒体に異なる圧縮率で記録
されたデジタル信号を再生し、その圧縮率に応じてブロ
ックひずみを低減する処理を行って出力するようにした
ため、高圧縮率の長時間モードで記録された映像信号を
も実用的な画質で再生できる。
形態について図面を参照しながら説明する。ここでは、
まず、デジタル信号記録装置の構成例について説明し、
その構成を参照しながらデジタル信号記録方法について
説明する。次に、上記のデジタル信号記録装置の構成例
に対応するデジタル信号再生装置の構成例について説明
し、その構成を参照しながらデジタル信号再生方法につ
いて説明する。
タル信号記録装置の構成例を示すブロック図である。こ
のデジタル信号記録装置は、チューナ11で受信された
放送番組や、外部機器から入力される信号等を、デジタ
ル信号としてディスク状記録媒体100に記録するもの
である。このディスク状記録媒体100には、記録時間
が短くなることを許容して画質を重視する高画質モード
と、画質の低下を許容して長時間記録を重視する長時間
モードのいずれの記録モードでも映像信号や音声信号を
記録できる。これらの記録モードについては後述する。
の構成とその動作について、図1を参照しながら説明す
る。
択して受信するためのものであり、アナログ映像信号,
アナログ音声信号および各種制御等に用いられるデータ
である付随データを分離して復調し、出力する。このチ
ューナ11の動作は、後述する操作系61,制御系62
からの指令や、図示しないタイマからの予約情報により
制御される。
1から出力されるアナログ映像信号,アナログ音声信
号,付随データが互いに分離される。アナログ映像信号
は入力切り替え回路13を介してA/D変換器14に供
給され、アナログ音声信号はA/D変換器34に供給さ
れる。また、チューナ11から出力される付随データ
は、音声信号のモノラル/ステレオ判別信号、EDTV
判別信号などの制御信号であり、制御系62に供給され
て、後述する高画質/長時間モードの判別および切り替
えに用いられる。
からのアナログ信号と、衛星放送(BS)チューナ等の
外部機器から入力される外部入力信号とが切り替えられ
る。なお、ここでBSチューナからの外部入力信号が選
択される場合には、付随データとして同時に入力される
制御信号により、このデジタル信号記録装置が高画質モ
ードで記録動作を行うように制御される。
13からのアナログ映像信号が、デジタル映像信号に変
換される。
号の輝度(Y)信号と色(C)信号とが分離される。ま
た、色復調回路16では、分離されたC信号から、さら
に2つの色差信号Cr およびCb が復調される。このC
r は3原色信号のうちの赤(R)信号成分からY信号を
差し引いた信号であり、Cb は青(B)信号成分からY
信号を差し引いた信号である。
C分離回路15からのY信号と色復調回路16からの2
つの色差信号Cr,Cb、および外部からの高画質放送等
のデジタル入力信号とが切り替えられる。上記のデジタ
ル入力信号と共に、その画質や音質に関する情報が付随
データとして入力されるときには、制御系62における
高画質/長時間モードの判別に使用される。ここで選択
されたデジタル映像信号は、プリフィルタ18に送られ
る。
圧縮回路20は、デジタル映像信号を圧縮してディスク
状記録媒体100に記録するための圧縮手段の主要部を
構成している。
画質/長時間モード制御信号に基づいて、デジタル映像
信号の周波数帯域を所定の値に制限するものである。こ
の周波数帯域の制限は、映像信号の信号成分を高周波数
側から減少させていくことにより行われる。
長時間モードの判別結果に基づいてサンプルレートが選
択される。
らのデジタル映像信号が、高画質/長時間モードに応じ
た所定の圧縮率で圧縮され、マルチプレックス回路41
に供給される。ここで用いられる圧縮方法としては、M
PEG(Moving Picture Experts Group)1,MPEG
2などが代表的である。また、圧縮の際のレート制御な
どのためのパラメータ切り替えは、制御系62から送ら
れる高画質/長時間モード切り替え信号に基づいて行わ
れる。可変レートにより圧縮を行う場合の回路構成につ
いては、図2を参照しながら後述する。
号は、A/D変換器34でデジタル音声信号に変換され
る。そして、デジタル入力切り替え回路37で外部から
のデジタル入力信号と切り替えられ、プリフィルタ3
8、リサンプル回路39、圧縮回路40を介してマルチ
プレックス回路41に供給される。なお、上記の各回路
において、制御系62から送られる高画質/長時間モー
ド切り替え信号に基づいて、各パラメータが切り替えら
れることは、映像信号に対する場合と同様である。
20からのデジタル映像データ,圧縮回路40からのデ
ジタル音声データ、および制御系62からの高画質/長
時間モードなどを示す制御信号である付随データが、シ
リアルデータに変換されてFIFO(Fast In Fast Ou
t)メモリ42に送られる。
ル信号を蓄積するためのメモリであり、マルチプレック
ス回路41からのシリアルデータが蓄積される。FIF
Oメモリ42に蓄積されたデータは、ディスク状記録媒
体100への転送速度に合わせて読み出され、所定の記
録手段によりディスク状記録媒体100に記録される。
なお、この記録手段は、従来用いられているものと同様
であるので、ここでは説明を省略する。
指令や、予め設定された予約情報に基づいて、チューナ
11のチャンネル選択等を制御するものである。
号と音声信号を、高画質モードまたは長時間モードで記
録できる。ここで、高画質モードは記録媒体あたりの記
録時間が短くなることを許容して画質を重視するために
低圧縮率で記録を行うモードである。一方、長時間モー
ドは、画質の低下を許容して長時間記録を重視するため
に高圧縮率で記録を行うモードである。ここでは、高画
質モードでは一定の圧縮率を用いる固定レートで記録を
行い、長時間モードでは圧縮率(記録ビットレート)を
切り替えて記録を行う可変レート記録を行うものとす
る。
の画素数は、例えば、高画質モードでは704×480
画素(60フィールド/秒)とし、長時間モードでは3
52×240画素(30フレーム/秒)としている。こ
れらは既存の映像信号規格に従うものであり、前者はI
TU−R601(ITU-R;International Telecommunica
tion Union-Radiocommunication Sector)によるもので
ある。また、後者はSIF(ソース入力フォーマット;
Source Input Format )によるものであり、MPEG1
を用いるビデオCDと呼ばれるディスク状記録媒体等の
規格として採用されている画素数である。
素数を用いる必要はないが、高画質モードの画素数と長
時間モードの画素数とが整数倍の関係になっている場合
には回路を簡略に構成できる。
(Y)信号のサンプリング周波数を13.5MHzと
し、2つの色差信号CrおよびCbのサンプリング周波数
を共に6.75MHzとする。このような映像信号は、
そのサンプリング周波数比により4:2:2の映像信号
と呼ばれる。一方、上記の長時間モードでは、映像信号
の輝度(Y)信号のサンプリング周波数は高画質モード
と同様に13.5MHzとし、奇数番目の走査線ではC
r のサンプリング周波数を6.75MHz,偶数番目の
走査線ではCb のサンプリング周波数を6.75MHz
とする。このような映像信号は4:1:0と呼ばれる。
に対応する高音質モードではサンプリング周波数を20
kHzとし、長時間モードでは12kHzとする。
れる周波数帯域を制限しておくことにより、ビットレー
トが制限される出力に現れることがあるブロックひずみ
やモスキートノイズ等による画質劣化を少なくできる。
このような画質の劣化は、DCT(離散コサイン変換)
を用いる圧縮時に発生しやすいことが知られている。
4:2:2とされた映像信号のY信号の最高周波数を6
MHzに制限し、2つの色差信号Cr,Cbの最高周波数
を共に3MHzに制限する。一方、長時間モード時に
は、4:1:0とされた映像信号のY信号の最高周波数
を3MHzに制限し、2つの色差信号Cr,Cbの最高周
波数を共に1.5MHzに制限する。
像信号の圧縮率を、高画質モードでは6Mbpsとし、
長時間モードでは1Mbpsとする。また、音声信号の
圧縮率は、高画質モードでは128kbpsとし、長時
間モードでは64kbpsとする。
は、ユーザが操作系61を介して手動で行うのが一般的
であるが、記録する番組の内容等をデジタル信号記録装
置が認識して自動的に行うようにすることもできる。放
送番組のカテゴリを示す情報が、付随データとして送信
される場合には、このカテゴリ情報がチューナ11から
制御系62に送られて認識され、モード切り替えが行わ
れる。例えば、記録する番組が映画である時には高画質
モードに切り替えられ、ワイドショーである時には長時
間モードに切り替えられる。このモード切り替え動作
は、制御系62の図示しないタイマ等に記憶されて、毎
日あるいは毎週放送されるシリーズ番組を記録するとき
には、ユーザが変更しない限り同じモードで記録が行わ
れるようにしてもよい。
7に外部機器等から入力されるデジタル入力が、高画質
放送等の高画質信号および音声信号である場合には、高
画質モードで記録が行われるようにする。ここで、上記
の高画質放送とは、日本方式の高解像度テレビジョン
(HDTV)であるハイビジョン、NTSC方式による
現行テレビジョン放送と同じ走査線数を用いるクリアビ
ジョンなどと呼ばれる放送(EDTV)、日本以外で用
いられているPAL+等の映像信号規格による放送、各
種のデジタル放送などを想定している。
変レート記録を行う場合の構成について説明する。前述
したように、このデジタル信号記録装置では、長時間モ
ード時に可変レート記録を行う。
変レート記録を行うようにした場合の、圧縮回路20の
一構成例を示すブロック図である。この圧縮回路20
は、前述したMPEG等の圧縮方法を用いて映像信号を
圧縮するためのものであり、制御系62から送られる高
画質/長時間モードを指定して圧縮率を切り替えるため
の制御信号に基づいて、記録ビットレートを変化させる
機能をさらに有している。なお、記録ビットレートを変
化させる方法については後述する。
号は、差分回路23を介してDCT部24に供給され、
直交変換の一種であるDCT(離散コサイン変換)が施
されて周波数成分に分解される。
が施された映像信号が量子化され、上記の周波数成分の
高周波項を除くことにより圧縮が行われる。具体的に
は、映像を構成する各画素値を、ある値の除数(量子化
ステップ)で除算して、余り(剰余)を丸める処理が行
われる。丸められた剰余部分は、伸長再生時に量子化ス
テップが乗算されても復元されないため、圧縮が行われ
ることになる。圧縮率を大きくするためには、上記の除
数である量子化ステップを大きくすればよい。すなわ
ち、量子化ステップを大きくすれば、周波数成分の高周
波項の大部分が零になるために圧縮率を大きくできる。
量子化部25で量子化された映像信号の量子化変換係数
は、マルチプレックス回路41と逆量子化部26とに送
られる。
る量子化と逆の手順で逆量子化が施される。逆量子化さ
れた量子化変換係数は、逆DCT部27に送られて、D
CT部24におけるDCTと逆の手順で逆DCT(逆離
散コサイン変換)がさらに施される。
介して双方向動き補償用画像メモリ29に格納される。
この双方向動き補償用画像メモリ29の出力は、加算回
路28に戻されて、前述の逆DCT部27からの出力と
加算され、再び双方向動き補償用画像メモリ29に取り
込まれる。双方向動き補償用画像メモリ29の出力は、
また、前述の差分回路23に反転入力として供給され、
リサンプル回路19からのデジタル映像信号との差分が
生成される。この差分が、前述のDCT部24に送られ
るデジタル映像信号である。
変化した部分だけを検出して圧縮を行うため、効率的な
動画圧縮を行える。
映像信号は、その複雑度が複雑度検出手段である複雑度
検出回路21で検出されている。映像信号の複雑度を検
出するための最も簡単な方法は、映像信号に含まれる水
平方向および垂直方向の高周波成分の多少を判断するこ
とである。すなわち、細かな部分が多い複雑な絵柄の映
像は高周波成分を多く含み、変化が少ない単純な絵柄の
映像は高周波成分をあまり含まないことに基づいて映像
信号の複雑度を判断する。
22に送られ、制御系62からの高画質モードあるいは
長時間モードのいずれかを指定する制御信号に基づい
て、記録ビットレート(すなわち圧縮率)が切り替えら
れる。この記録ビットレートによる可変レート記録につ
いては後述する。このビットレート制御部22では、そ
れぞれ処理方法が異なるI(Intra )ピクチャ,B(Bi
directionally predictive)ピクチャ,P(Predictiv
e)ピクチャと呼ばれるマクロブロックタイプが各々生
成され、マルチプレックス回路41に供給される。ま
た、記録ビットレートの制御出力は、後述する量子化部
25に供給されると共に、量子化特性指定情報としてマ
ルチプレックス部41にも供給される。
I,B,Pマクロブロックタイプと量子化特性指定情報
と量子化変換係数とに加え、音声データおよび各種制御
信号等の付随データがシリアルデータに変換されて、F
IFOメモリ42に送られる。
シリアルデータは、ディスク状記録媒体100への記録
ヘッドをトラッキング制御しながら、その転送速度に合
わせて読み出されてディスク状記録媒体100に記録さ
れる。
20による、可変ビットレート記録の動作を説明するた
めの図である。
間モードにおいて映像信号の複雑度に応じて圧縮率を変
化させて可変ビットレート記録を行う。映像信号の記録
ビットレートは、例えば、複雑な絵柄の映像に対しては
0.1秒毎に4Mbpsのデータとされ、複雑でない絵
柄の映像に対しては1Mbpsのデータとされる。
ビットレートが最大である高画質モード記録を行うため
に十分な転送レートを確保できることが前提となる。こ
のとき、ディスク状記録媒体100の回転数は高画質モ
ード時と同様にし、セクタ毎に映像信号を記録する。そ
して、FIFOメモリ42に蓄積されている映像信号が
1セクタ分未満になった時点で上記の記録動作を休止
し、トラッキングコントロールを進めないようにする。
FIFOメモリ42に蓄積された映像信号が再び1セク
タ分以上になった時点でトラッキングコントロールを再
開し、次のセクタへの記録動作を行う。
が、図3(a)のように4Mbpsで0.2秒間の映像
信号71,1Mbpsで計0.4秒間の映像信号72a
および72b,4Mbpsで0.1秒間の映像信号7
3,1Mbpsで計0.8秒間の映像信号74aおよび
74b,・・・というように順次出力された場合を例と
して上記の記録動作を説明する。この圧縮映像信号は、
マルチプレックス回路41を介してFIFOメモリ42
に一旦蓄積される。このFIFOメモリ42の容量が1
Mbitであるとすると、1Mbit分の圧縮映像信号
がFIFOメモリ42に蓄積された時点で、蓄積された
信号が読み出されて、ディスク状記録媒体100に転送
されて1回の記録動作が終了する。
ている。この例では、ディスク状記録媒体100への記
録レートを5Mbpsとしており、FIFOメモリ42
に蓄積された1Mbitの映像信号の記録動作は0.2
秒で終了する。すなわち、最初の1回の記録動作81
で、4Mbpsで0.2秒間の映像信号71,1Mbp
sで0.2秒間の映像信号72aがディスク状記録媒体
100に転送されて記録される。そして、この記録動作
が終了すると、記録休止時間82に示すように記録動作
を一旦休止する。そして、FIFOメモリ42に1Mb
itの映像信号が再び蓄積されると、次の記録動作83
を行う。この記録動作83では、1Mbpsで計0.2
秒間の映像信号72b,4Mbpsで0.1秒間の映像
信号73,1Mbpsで0.4秒間の映像信号74aが
ディスク状記録媒体100に転送されて記録される。
ある場合には、1回の記録動作が終了した時点で、光学
ピックアップ(ヘッド)のトラッキングを中止する。そ
して、FIFOメモリ42に、1Mbit分の映像デー
タが再び蓄積された時点で、光学ピックアップのトラッ
キングを開始して記録動作を行う。従って、複雑な絵柄
の映像信号が続くと記録休止時間82が短くなり、複雑
でない絵柄の映像信号が続くと記録休止時間82が長く
なる。これにより、記録ビットレートが平均化された可
変レート記録が行われる。なお、入力信号規格をSIF
(Source ImputFormat )とすれば、最大記録ビットレ
ートを4Mbpsと比較的大きくできるため、画像の劣
化を少なくできる。
ト記録を行い、高画質モードでは固定レート記録を行
う。この高画質/長時間モードの切り替えは、制御系6
2からモード切り替え指令がビットレート制御回路22
に送られることにより行われる。
きる番組数が1本〜2本程度である場合に、高画質モー
ドで可変レート記録を行おうとすると、記録時間が変わ
ってしまうために目的の番組を切れ目無しに記録できな
くなる等の不都合が生じることもある。しかし、長時間
モードでは、可変レート記録を行うことにより1つのデ
ィスク状記録媒体100に多数の番組を記録できるた
め、個々の番組の記録時間が変わっても全体の記録時間
は大幅には変わらない。この長時間モードは、多数の番
組を記録できるようにすることが目的であるため、可変
レート記録により記録ビットレートを低下させることが
できることはむしろ好都合である。
おいてのみ可変記録ビットレートとし、高画質モードで
は固定記録ビットレートとしているが、高画質モードで
可変レート記録を行うことも可能なことはもちろんであ
る。その場合には、ディスク状記録媒体100への映像
信号の転送レートを、上述の5Mbpsより大きな値
(例えば、8Mbps)とし、FIFOメモリ42で映
像信号を蓄積しながら平均の転送レートを5Mbpsと
することによって、さらに高画質の記録/再生を行うこ
とも可能である。
に、高画質モードによる圧縮デジタル信号と長時間モー
ドによる圧縮デジタル信号とを、それぞれ記録する場合
の記録領域の配置例を示している。
ある場合には、ヘッドとディスクとの間の相対速度(線
速度)が一定に制御される。高画質モードのデジタル信
号は、ディスク状記録媒体100の外周側に設けられる
記録領域100bに、その最外周から相対速度2m/s
で記録される。一方、長時間モードのデジタル信号は、
ディスク状記録媒体100の内周側に設けられる記録領
域100aに、その最内周から相対速度1m/sで記録
される。ディスク状記録媒体100上での記録領域をこ
のように割り当てることにより、それぞれの記録モード
に対して一定の相対速度に制御するための回転数の幅を
小さくできる。その結果、ディスク状記録媒体100を
回転駆動するスピンドルサーボの負担を小さくでき、記
録信号の検索時間も短くできる。
ィスク(ハードディスク)である場合には、ディスク状
記録媒体100は一定の回転数で駆動されるのが通常で
ある。ハードディスクに、上記の光ディスクの場合と同
様に記録領域を配置した場合には、ヘッドとディスクと
の間の相対速度が低下するディスク内周側に、圧縮率が
大きい(転送レートが大きい)長時間モードの映像信号
が記録されるように記録領域を割り当てているため、内
周側に記録された信号の転送レートを実質的に高めるこ
とができ、外部への転送レートを一定にするためのキャ
ッシュメモリの容量が小さくて済むなどハードウェアの
負担を軽くできる。
縮率を変化させる方法について説明する。
録可能な残容量)や記録経過時間等に対して段階的に切
り替えられる例を示している。圧縮率を連続的に変化さ
せてもよいが、このように、段階的に切り替えるように
構成するのが実用的である。本実施の形態における、高
画質モードと長時間モードとを用いるデジタル信号記録
方法およびデジタル信号記録装置は、2段階の圧縮率を
切り替えて用いるものである。ここで、横軸は記録媒体
100の容量を記録開始時の容量に対する割合として表
し、縦軸は記録媒体100に記録される信号のデータ量
を記録開始時のデータ量に対する割合として表してい
る。
像信号や音声信号等は、媒体容量が記録開始時の50%
に減少した時点で、データ量が記録開始時の75%に圧
縮されるように制御される。その後、記録媒体100の
空き容量が記録開始時の40%になった時点で、記録媒
体100に記録される信号のデータ量が記録開始時の5
0%に圧縮されるように圧縮率を高められる。さらに、
記録媒体100の空き容量が記録開始時の20%になっ
た時点で、記録媒体100に記録される信号のデータ量
が記録開始時の25%に圧縮されるように圧縮率を高め
る制御が行われる。
号の周波数帯域を制限する方法、入力信号の画素数を切
り替える方法、入力信号の標本化(サンプリング)周波
数を切り替える方法、こま落としを行う方法などがあ
る。さらに、ゾーンエンコーディングを行ったり、デジ
タル信号再生装置において再生フィルタの特性を変化さ
せる等の種々の方法を用いることができる。以下に、圧
縮率を切り替えるための種々の方法について順次説明す
る。
えることにより圧縮率を変化させる様子を示している。
(a)から(d)に向かって、f1 ,f2 ,f3 ,f4
とされている。ここで、f1 >f2 >f3 >f4 とされ
ており、信号の周波数成分が高周波側から順次制限され
ている。この信号が映像信号である場合には、映像の細
部を表す信号成分が順次少なくなっていくことに相当
し、データ量が少なくなると共に、映像のシャープネス
が図6(a)から(d)に向かって劣化していく。
なわち解像度を変化させることにより映像信号の圧縮率
を変化させる様子を示している。図7(a)から(d)
に向かって、1画面を構成するブロック数が少なくなる
と共に解像度が低下するが、1画面を構成するために必
要なデータ量も少なくなるため、実質的に信号が圧縮さ
れる。
とにより映像信号の圧縮率を変化させる様子を示してい
る。図8(a)から(d)に向かって、1画面の大きさ
が小さくなっている。図8(a)から(d)までの各画
面を構成するブロックの大きさは同じであるが、1画面
を構成するブロック数が少なくなるために必要なデータ
量も少なくなり、実質的に信号が圧縮される。
所定のフルサイズで再生しなくても十分な場合がしばし
ばある。そこで、このことを利用すると映像信号のデー
タ量を実質的に圧縮できる。例えば、長時間モードの画
像の縦横の大きさを、標準モードの画面の大きさに対し
て各々半分にすれば、必要なデータ量を1/4に圧縮で
きる。
きには、映像信号の単位時間あたりのフレーム(こま)
数を、所定の映像信号規格で規定されているフレーム数
(例えば、30フレーム/秒)より少なくしても(間引
いても)見苦しくならない場合がある。そこで、画像の
動きを検出して、こま数を調整することにより圧縮率を
変えることができる。
化させることにより圧縮率を変化させる様子を模式的に
示している。ここでは、説明を簡略にするために、1画
面が単位時間当たり7フレームで構成されているとす
る。
ーム91からフレーム97までの7フレームが配置され
て1画面が構成されている様子を示している。ここで、
各フレーム中の黒丸は、画面内を左から右に動く被写体
を示している。
レーム93およびフレーム96の2フレームが間引かれ
(こま落しされ)て、残りの5フレームが上記の単位時
間内に等間隔に配置された状態を示している。ここで、
フレーム92aは、フレーム92またはフレーム93を
用いてもよいが、フレーム92とフレーム93との平均
化処理や補間処理等により構成することが望ましい。フ
レーム95aについても同様である。この操作により、
映像信号が5/7に圧縮されたことになる。
レーム92,フレーム94,フレーム96の3フレーム
が間引かれて、4フレームが配置された状態を示してい
る。この操作により、映像信号が4/7に圧縮されたこ
とになる。
レーム92,フレーム93,フレーム95,フレーム9
6の4フレームが間引かれて、3フレームが配置された
状態を示している。この操作により、映像信号が3/7
に圧縮されたことになる。
単位時間あたりのフレーム数の間引き率を、各々適当な
値にすることにより圧縮率を変化させることができる。
このとき、こま数の間引き率が大きいほど圧縮率が大き
くなる。なお、フレームを間引いたことにより生じるフ
レーム間のすきまでは、前フレームを保持するようにす
る。
においては、この間引き率を各々適当な値にして圧縮率
を制御する。このとき、圧縮率がより大きい長時間モー
ドでは、こま数の間引き率が大きくなる。
述の各方法により記録媒体の空き容量や記録時間に応じ
てデジタル信号の圧縮率を変化させながら記録する、可
変レート記録の様子を模式的に示している。ここでは、
圧縮率を時間に対して連続的に変化させる例を示してい
るが、前述したように実用的には数段階に切り替えるよ
うに構成する。
に、記録の開始時からある時間T1 が経過した後に、圧
縮率を直線的に変化させるように構成しているが、図1
0(b)のように記録開始時から圧縮率を直線的に変化
させてもよい。また、図10(c)のように、記録の開
始時からある時間T2 が経過した後に、圧縮率を、分数
関数や指数関数,対数関数等の非線形な関数を用いて曲
線的に変化させたり、図10(d)のように記録開始時
から圧縮率を曲線的に変化させることもできる。
には、データの圧縮率を高めるに従い転送レートも大き
くなる。このため、最大の圧縮率は、データ量が記録開
始時のデータ量の20%にまで圧縮される程度とするこ
とが望ましい。
ビットレートを変化させる各種の方法は、必要に応じて
組み合わせて用いることができる。さらに、入力された
デジタル信号により構成される画面の周辺部に対する割
当ビットの削減を、上記画面の中央部に対する割当ビッ
トの削減よりも多くする、ゾーンエンコーディングを行
うことも圧縮率を実質的に高めるために有効な方法であ
る。これは、圧縮率を比較的高めている長時間記録モー
ドでは、再生信号のビットレートが低下するために、ブ
ロックひずみやモスキートノイズとよばれるちらつきが
発生しやすい。そこで、被写体が動いている確率が高
く、画面の中でより重要な内容を表示することが多い画
面の中心部に対するビット割り当てを、画面の周辺部に
対するビット割り当てよりも多くするというものであ
る。
ル信号再生方法及び装置について説明する。
装置に対応するデジタル信号再生装置の一構成例を示す
ブロック図である。このデジタル信号再生装置は、ディ
スク状記録媒体100に、前述した高画質モードまたは
長時間モードで圧縮されて記録された映像信号や音声信
号等のデジタル信号を再生するためのものである。この
デジタル信号再生装置において、図1に示したデジタル
信号記録装置と共通の部分には同一の指示符号を付して
いる。
100から読み出された映像信号等の圧縮デジタル信号
は、FIFOメモリ42に蓄積されて連続的なデータに
変換され、デマルチプレックス回路43で映像信号,音
声信号,付随データに分解される。この付随データは、
高画質/長時間モード切り替え信号等の制御信号であ
る。なお、上記の読出手段は、従来用いられているもの
と同様であるので、ここでは説明を省略する。
映像信号は、復号手段である圧縮復号回路44で圧縮さ
れた状態から復号され、ポストフィルタ45で高画質/
長時間モード切り替え信号に応じて選択されるパラメー
タを用いてフィルタリングされる。そして、NTSCエ
ンコーダ46でエンコードされ、D/Aコンバータ47
でアナログ映像信号に変換されて出力される。
された音声信号は、圧縮復号回路54で圧縮された状態
から復号され、ポストフィルタ55で高画質/長時間モ
ード切り替え信号に応じて選択されるパラメータを用い
てフィルタリングされる。そして、NTSCエンコーダ
56でエンコードされ、D/Aコンバータ57でアナロ
グ音声信号に変換されて出力される。
NTCS方式である場合の構成例を示しているが、PA
L方式やSECAM方式などNTSC方式以外の映像信
号規格であってもよいことはもちろんである。その場合
には、NTSCエンコーダ46,56を、映像信号の信
号規格に適合するエンコーダとすればよい。
構成例を示すブロック図である。
00に映像信号を記録できる時間を長くするために、映
像信号の圧縮率を比較的高くしている。このため、再生
した映像にブロックひずみが残ることがある。このブロ
ックひずみは、再生時にポストフィルタ45で、フィル
タリングすることにより軽減することが可能である。こ
こで、映像信号のフィールド毎にノイズ低減処理を行う
フィールドノイズリダクション処理(FNR;Field No
ise Reduction )において、時間的に連続するフィール
ド毎の差分が、ある程度以下の場合には、その差分が小
さくなるように減算することにより、ブロックひずみが
フィールド毎にばたついて、再生した映像が見苦しくな
ることを軽減する方式が実用化されている。
た1フィールド分または1フレーム分の映像信号はメモ
リ45aに蓄積され、差分回路45bで次の1フィール
ドまたは1フレームの映像信号から差し引かれて差分が
求められる。この差分は、リミッタ回路45cで、ある
値以下に制限され、減衰器45dを介して差分回路45
eに供給される。この減衰器45dの減衰量は、高画質
/長時間モードの切り替え信号に基づいて制御される。
差分回路45eでは、減衰器45eからの差分が圧縮復
号回路44から供給される映像信号から差し引かれ、N
TSCエンコーダ46に出力される。これにより、再生
時のブロックひずみを軽減できる。
ードでは、すでにブロックひずみが現れにくい設定がさ
れているため、このFNRを弱く施すか、全く施さない
ようにする。これは、FNRを施した映像がパン/チル
トされたときに、その細部が損なわれることがあるため
である。
映画等の高付加価値の著作物がデジタル信号として記録
される場合には、長時間記録ができることよりも画質を
優先する高画質モードで記録されるのが通常であると考
えられる。このような高画質の著作物を私的に複製(コ
ピー)することは、禁止されるか相当額の課金により制
限されることが必要である。
に高画質モードで記録されている信号を、別の機器や記
録媒体に高画質モードでコピーしようとする場合には、
コピーそのものを禁止するが、コピー回数を制限したり
高額の課金を行うことが望ましい。これに対して、画質
がやや劣る長時間モードでコピーを行おうとする場合に
は、上記の制限を緩和し、比較的低額の課金とすること
が望ましい。
によれば、複数の圧縮率のうちの制御信号により指定さ
れる圧縮率でデジタル信号を圧縮するようにしたため、
映像信号の記録が可能な同一のディスク状記録媒体に、
圧縮率が互いに異なる高画質モードと長時間モードとで
映像信号を記録できる。
装置によれば、上記のデジタル信号記録方法及び装置に
より、同一のディスク状記録媒体に異なる圧縮率で記録
されたデジタル信号を再生し、その圧縮率に応じてブロ
ックひずみを低減する処理を行って出力するようにした
ため、高圧縮率の長時間モードで記録された映像信号を
も実用的な画質で再生できる。
テープに比べてランダムアクセス性に優れ、高画質の記
録/再生が可能であるディスク状記録媒体を用いて記録
/再生を行う際に、VTRにおける標準モードと長時間
モードに各々相当する、高画質モードと長時間モードと
を選択できる。このため、記録する信号の内容等に応じ
て、記録時間が短くなることを許容して画質を重視する
高画質モードと、画質の低下を許容して長時間記録を重
視する長時間モードとを選択できるようになる。
すブロック図である。
20の一構成例を示すブロック図である。
るための図である。
長時間モードとにより映像信号を記録する場合の記録領
域の割り当ての一例を示す図である。
を段階的に切り替える様子を説明するための図である。
とにより圧縮率を変化させる様子を示す図である。
を変化させることにより映像信号の圧縮率を変化させる
様子を示す図である。
の圧縮率を変化させる様子を示す図である。
により圧縮率を変化させる様子を示す図である。
データ量が制御される様子を説明するための図である。
明のデジタル信号再生装置の一構成例を示すブロック図
である。
すブロック図である。
ットレート制御回路、23 差分回路、 24 DCT
(離散コサイン変換)部、 25 量子化部、 26
逆量子化部、 27 逆DCT部、 28 加算回路、
29 双方向動き補償用画像メモリ、 41 マルチ
プレックス回路、 42 FIFOメモリ、 62 制
御系、 100 ディスク状記録媒体
Claims (19)
- 【請求項1】 デジタル信号を圧縮してランダムアクセ
ス可能な記録媒体に記録するデジタル信号記録方法にお
いて、 複数の圧縮率のうちの制御信号により指定される圧縮率
で、入力されたデジタル信号を圧縮する圧縮工程と、 圧縮されたデジタル信号をメモリに蓄積する蓄積工程
と、 蓄積されたデジタル信号を、上記記録媒体の記録領域に
記録する記録工程とを有することを特徴とするデジタル
信号記録方法。 - 【請求項2】 上記複数の圧縮率のうち、第1の圧縮率
が指定される高画質モードではデジタル信号が固定レー
トで記録媒体に記録され、上記第1の圧縮率より高い第
2の圧縮率が指定される長時間モードではデジタル信号
が可変レートで記録媒体に記録されることを特徴とする
請求項1記載のデジタル信号記録方法。 - 【請求項3】 上記記録媒体の、高画質モードでデジタ
ル信号が記録される記録領域と、長時間モードでデジタ
ル信号が記録される記録領域とは、各々上記圧縮率に応
じて指定されることを特徴とする請求項2記載のデジタ
ル信号記録方法。 - 【請求項4】 上記記録媒体はディスク状記録媒体であ
り、高画質モードではデジタル信号がディスク状記録媒
体の内周側に設けられた第1の記録領域に記録され、長
時間モードではデジタル信号が上記ディスク状記録媒体
の外周側に設けられた第2の記録領域に記録されること
を特徴とする請求項2記載のデジタル信号記録方法。 - 【請求項5】 長時間モードにおけるデジタル信号のサ
ンプリング周波数が、高画質モードにおけるデジタル信
号のサンプリング周波数よりも低いことを特徴とする請
求項2記載のデジタル信号記録方法。 - 【請求項6】 長時間モードにおけるデジタル信号の最
高周波数が、高画質モードにおけるデジタル信号の最高
周波数よりも低いことを特徴とする請求項2記載のデジ
タル信号記録方法。 - 【請求項7】 長時間モードにおいてデジタル信号によ
り単位時間内に順次構成される画面数は、高画質モード
においてデジタル信号により単位時間内に順次構成され
る画面数よりも少ないことを特徴とする請求項2記載の
デジタル信号記録方法。 - 【請求項8】 長時間モードにおいてデジタル信号によ
り1画面を構成する画素数は、高画質モードにおいてデ
ジタル信号により1画面を構成する画素数よりも少ない
ことを特徴とする請求項2記載のデジタル信号記録方
法。 - 【請求項9】 長時間モードにおいてデジタル信号によ
り構成される画面の大きさは、高画質モードにおいてデ
ジタル信号により構成される画面の大きさよりも小さい
ことを特徴とする請求項2記載のデジタル信号記録方
法。 - 【請求項10】 長時間モードでは、デジタル信号によ
り構成される画面の周辺部に対する割当ビットの削減
を、上記画面の中央部に対する割当ビットの削減よりも
優先して行うことを特徴とする請求項2記載のデジタル
信号記録方法。 - 【請求項11】 複数の圧縮率のうちの制御信号により
指定される圧縮率でデジタル信号を圧縮する圧縮手段
と、 圧縮されたデジタル信号を蓄積するメモリと、 蓄積されたデジタル信号を、記録媒体の複数の記録領域
のうちの上記圧縮率に応じて指定される記録領域に記録
する記録手段とを備えることを特徴とするデジタル信号
記録装置。 - 【請求項12】 上記デジタル信号の複雑度を検出する
複雑度検出手段を更に備え、検出された複雑度に応じて
上記デジタル信号の圧縮率を切り替えることを特徴とす
る請求項11記載のデジタル信号記録装置。 - 【請求項13】 上記圧縮手段は、入力信号の信号規格
及び内容を示す付随データに基づいて、圧縮率を切り替
えることを特徴とする請求項11記載のデジタル信号記
録装置。 - 【請求項14】 上記記録媒体は、デジタル信号が記録
される第1の記録領域を内周側に有し、上記第1の記録
領域に記録されるデジタル信号よりも低圧縮率のデジタ
ル信号が記録される第2の記録領域を外周側に有するデ
ィスク状記録媒体であることを特徴とする請求項11記
載のデジタル信号記録装置。 - 【請求項15】 ランダムアクセス可能な記録媒体に記
録された圧縮デジタル信号を再生するデジタル信号再生
方法において、 上記記録媒体の異なる記録領域に記録された、圧縮率が
各々異なるデジタル信号を読み出す読出工程と、 読み出されたデジタル信号をメモリに蓄積する蓄積工程
と、 蓄積されたデジタル信号を復号する復号工程とを有する
ことを特徴とするデジタル信号再生方法。 - 【請求項16】 上記記録媒体は、ディスク状記録媒体
であることを特徴とする請求項15記載のデジタル信号
記録方法。 - 【請求項17】 ランダムアクセス可能な記録媒体の異
なる記録領域に記録された、圧縮率が各々異なるデジタ
ル信号を読み出す読出手段と、 読み出されたデジタル信号を蓄積するメモリと、 蓄積されたデジタル信号を復号する復号手段とを備える
ことを特徴とするデジタル信号再生装置。 - 【請求項18】 上記復号手段は、デジタル信号により
構成される過去の映像を蓄積するメモリと、デジタル信
号により構成される現在の映像と上記蓄積された過去の
映像との差分映像信号を求める差分回路と、上記差分映
像信号の周波数帯域と振幅を制限する信号制限手段と、
周波数帯域と振幅が制限された信号をその圧縮率に応じ
て復号されたデジタル信号から減算させる減算手段とか
らなるフィルタを備えることを特徴とする請求項17記
載のデジタル信号再生装置。 - 【請求項19】 上記記録媒体は、ディスク状記録媒体
であることを特徴とする請求項17記載のデジタル信号
再生装置。
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