JPH10226274A - ワイドルームミラー - Google Patents
ワイドルームミラーInfo
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- JPH10226274A JPH10226274A JP12861397A JP12861397A JPH10226274A JP H10226274 A JPH10226274 A JP H10226274A JP 12861397 A JP12861397 A JP 12861397A JP 12861397 A JP12861397 A JP 12861397A JP H10226274 A JPH10226274 A JP H10226274A
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- Japan
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- mirror
- auxiliary
- main
- room mirror
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の既存のルームミラーに取り付けて使用
でき、広角で広範囲な領域を映し出すことができるワイ
ドルームミラーの提供。 【解決手段】 既存のルームミラーの表面側に、表面を
覆うように着脱自在に取り付けられる板体状の主ミラー
11と、主ミラー11に連結部材29を介して可動自在
に連結支持された補助ミラー13、15とを備えたワイ
ドルームミラー1としたので、運転者は、既存のルーム
ミラーのみによって映し出される領域よりも広角で広範
囲の領域を、補助ミラー13、15によって視ることが
できる。
でき、広角で広範囲な領域を映し出すことができるワイ
ドルームミラーの提供。 【解決手段】 既存のルームミラーの表面側に、表面を
覆うように着脱自在に取り付けられる板体状の主ミラー
11と、主ミラー11に連結部材29を介して可動自在
に連結支持された補助ミラー13、15とを備えたワイ
ドルームミラー1としたので、運転者は、既存のルーム
ミラーのみによって映し出される領域よりも広角で広範
囲の領域を、補助ミラー13、15によって視ることが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車を含めた
乗り物全般に備えてある既存のルームミラーに取り付け
て用いられるワイドルームミラーに関する。
乗り物全般に備えてある既存のルームミラーに取り付け
て用いられるワイドルームミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車を含めた乗り物全般の
車室内に、運転者が注視方向の反対側を振り返ることな
く視るためのルームミラー(バックミラー)を設ける技
術は公知である。
車室内に、運転者が注視方向の反対側を振り返ることな
く視るためのルームミラー(バックミラー)を設ける技
術は公知である。
【0003】また、既存のルームミラーの表面に、平面
鏡又は曲面鏡を有する着脱型ミラーを取り付ける技術も
公知である。
鏡又は曲面鏡を有する着脱型ミラーを取り付ける技術も
公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図29に示
すように、従来の既存のルームミラー301によって映
し出される領域θ4は、車両303の真後ろの狭い範囲
に限定される。
すように、従来の既存のルームミラー301によって映
し出される領域θ4は、車両303の真後ろの狭い範囲
に限定される。
【0005】また、既存のルームミラーに平面鏡を有す
る着脱型ミラーを取り付けた場合には、平面鏡の大きさ
を大きくすることによって映し出す領域を拡げることが
可能となるが、着脱型ミラーを大きくすると前方視界を
狭めることからそのの大きさには限度があり、平面鏡に
よって映し出される領域θ5を、前記領域θ4に対して
大きく増大させることは難しかった。
る着脱型ミラーを取り付けた場合には、平面鏡の大きさ
を大きくすることによって映し出す領域を拡げることが
可能となるが、着脱型ミラーを大きくすると前方視界を
狭めることからそのの大きさには限度があり、平面鏡に
よって映し出される領域θ5を、前記領域θ4に対して
大きく増大させることは難しかった。
【0006】さらに、着脱型ミラーに平面鏡ではなく凸
状の曲面鏡を用いた場合には、曲率半径を小さくするこ
とによって映し出す領域を拡げることが可能となるが、
曲率半径を小さくした分だけ対象物が小さく映し出され
るため、運転者は距離感を把握し難くなる。従って、距
離感を容易に把握可能とするためには、曲率半径をあま
り小さくすることができず、曲面鏡によって映し出され
る領域は、平面鏡を用いた場合の領域θ5とはあまり変
わらないものとなる。
状の曲面鏡を用いた場合には、曲率半径を小さくするこ
とによって映し出す領域を拡げることが可能となるが、
曲率半径を小さくした分だけ対象物が小さく映し出され
るため、運転者は距離感を把握し難くなる。従って、距
離感を容易に把握可能とするためには、曲率半径をあま
り小さくすることができず、曲面鏡によって映し出され
る領域は、平面鏡を用いた場合の領域θ5とはあまり変
わらないものとなる。
【0007】このように、ルームミラー又は着脱ミラー
によって映し出される領域が狭いと、運転者が振り向か
ないと視ることができない斜め後方の死角領域307が
大きくなる。このため、死角領域307に車両203が
完全に入ってしまう場合も生じ、斜め後方の車両203
の有無を確認するためには、斜め後方を振り返って直視
しなければならず、車両運転時の安全性の低下を招く恐
れがある。なお、ルームミラーの視界を補うものとし
て、車室外に設けられたサイドミラーが知られている
が、一般に、サイドミラーによっても前記死角領域30
7を十分に補うことはできない。
によって映し出される領域が狭いと、運転者が振り向か
ないと視ることができない斜め後方の死角領域307が
大きくなる。このため、死角領域307に車両203が
完全に入ってしまう場合も生じ、斜め後方の車両203
の有無を確認するためには、斜め後方を振り返って直視
しなければならず、車両運転時の安全性の低下を招く恐
れがある。なお、ルームミラーの視界を補うものとし
て、車室外に設けられたサイドミラーが知られている
が、一般に、サイドミラーによっても前記死角領域30
7を十分に補うことはできない。
【0008】本発明は、従来の既存のルームミラーに簡
単に取り付けて使用することができ、且つ広角で広範囲
な領域を映し出すことができるワイドルームミラーの提
供を目的としている。
単に取り付けて使用することができ、且つ広角で広範囲
な領域を映し出すことができるワイドルームミラーの提
供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1に記載の発明は、車室内に配設された既存のルー
ムミラーに取り付けられるワイドルームミラーであっ
て、前記既存のルームミラーの表面側に、該表面を覆う
ように着脱自在に取り付けられる板体状の主ミラーと、
前記主ミラーに連結部材を介して可動自在に連結支持さ
れた補助ミラーとを備えたことを特徴とするものであ
る。
求項1に記載の発明は、車室内に配設された既存のルー
ムミラーに取り付けられるワイドルームミラーであっ
て、前記既存のルームミラーの表面側に、該表面を覆う
ように着脱自在に取り付けられる板体状の主ミラーと、
前記主ミラーに連結部材を介して可動自在に連結支持さ
れた補助ミラーとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のワイドルームミラーであって、前記連結部材は、前記
主ミラーの周縁部から該主ミラーの板面方向に沿って延
びる延設部と、該延設部と前記補助ミラーの裏面側とを
可動自在に連結する連結部とを有し、前記補助ミラーの
表面は、前記主ミラーの表面と略同一面内となる初期状
態から、前記主ミラーの表面に対して傾いた状態へ移動
可能であることを特徴とするものである。
のワイドルームミラーであって、前記連結部材は、前記
主ミラーの周縁部から該主ミラーの板面方向に沿って延
びる延設部と、該延設部と前記補助ミラーの裏面側とを
可動自在に連結する連結部とを有し、前記補助ミラーの
表面は、前記主ミラーの表面と略同一面内となる初期状
態から、前記主ミラーの表面に対して傾いた状態へ移動
可能であることを特徴とするものである。
【0011】請求項1又は請求項2に記載の発明では、
運転者は、運転席に着座した際に、主ミラー及びルーム
ミラーを全体的に動かして所望の角度に設定した後、補
助ミラーを主ミラーに対して所望の角度に傾ける。この
場合、中央の主ミラーが車両の真後ろの領域を映し出
し、補助ミラーが車両の右斜め後方や左斜め後方の領域
等を映し出すように設定する。これにより、運転者は、
既存のルームミラーのみによって映し出される領域より
も広角で広範囲の領域を、補助ミラーによって視ること
ができ、運転者が振り返らないと視ることができない死
角領域を、著しく減少させることができる。従って、運
転者は、斜め後方の車両を、後方を振り返ることなく前
方を向いた状態で後方を認識することができる。
運転者は、運転席に着座した際に、主ミラー及びルーム
ミラーを全体的に動かして所望の角度に設定した後、補
助ミラーを主ミラーに対して所望の角度に傾ける。この
場合、中央の主ミラーが車両の真後ろの領域を映し出
し、補助ミラーが車両の右斜め後方や左斜め後方の領域
等を映し出すように設定する。これにより、運転者は、
既存のルームミラーのみによって映し出される領域より
も広角で広範囲の領域を、補助ミラーによって視ること
ができ、運転者が振り返らないと視ることができない死
角領域を、著しく減少させることができる。従って、運
転者は、斜め後方の車両を、後方を振り返ることなく前
方を向いた状態で後方を認識することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のワイドルームミラーであって、前記連結部は、前記延
設部の延設方向において前記主ミラーから最も離れた前
記補助ミラーの外側の端部と、前記延設部の先端部とを
連結し、前記補助ミラーの表面は、前記初期状態から、
前記主ミラーに近接する内側の端部が前記主ミラーの表
面上方側に突出する外開き状態へ移動可能であることを
特徴とするものである。
のワイドルームミラーであって、前記連結部は、前記延
設部の延設方向において前記主ミラーから最も離れた前
記補助ミラーの外側の端部と、前記延設部の先端部とを
連結し、前記補助ミラーの表面は、前記初期状態から、
前記主ミラーに近接する内側の端部が前記主ミラーの表
面上方側に突出する外開き状態へ移動可能であることを
特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、連結部が補助ミラーの外
側の端部と延設部の先端部とを連結しているので、ワイ
ドルームミラーを既存のルームミラーに取り付けた状態
において、連結部がルームミラーの表面に近接している
場合であっても、補助ミラーを初期状態から外開き状態
へ移動させる際に、補助ミラーの外側の端部がルームミ
ラーの表面に当接することがなく、補助ミラーを自由に
外開き状態とすることができる。
に記載の発明の作用に加えて、連結部が補助ミラーの外
側の端部と延設部の先端部とを連結しているので、ワイ
ドルームミラーを既存のルームミラーに取り付けた状態
において、連結部がルームミラーの表面に近接している
場合であっても、補助ミラーを初期状態から外開き状態
へ移動させる際に、補助ミラーの外側の端部がルームミ
ラーの表面に当接することがなく、補助ミラーを自由に
外開き状態とすることができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
のワイドルームミラーであって、前記延設部は、該延設
部の先端側が前記主ミラーの表面上方側へ折れ曲がるの
を許容する可動部を有し、前記連結部は、前記補助ミラ
ーと、前記延設部の先端部とを連結し、前記補助ミラー
の表面は、前記初期状態から、前記主ミラーに近接する
内側の端部が前記主ミラーの表面上方側に突出する外開
き状態へ移動可能であることを特徴とするものである。
のワイドルームミラーであって、前記延設部は、該延設
部の先端側が前記主ミラーの表面上方側へ折れ曲がるの
を許容する可動部を有し、前記連結部は、前記補助ミラ
ーと、前記延設部の先端部とを連結し、前記補助ミラー
の表面は、前記初期状態から、前記主ミラーに近接する
内側の端部が前記主ミラーの表面上方側に突出する外開
き状態へ移動可能であることを特徴とするものである。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、延設部が可動部を有して
いるので、ワイドルームミラーを既存のルームミラーに
取り付けた状態において、連結部がルームミラーの表面
に近接している場合であっても、補助ミラーを初期状態
から外開き状態へ移動させる際に、まず可動部によって
延設部の先端側を主ミラーの表面上方側へ折り曲げてか
ら補助ミラーを移動させれば、補助ミラーの外側の端部
がルームミラーの表面に当接することがなく、補助ミラ
ーを自由に外開き状態とすることができる。
に記載の発明の作用に加えて、延設部が可動部を有して
いるので、ワイドルームミラーを既存のルームミラーに
取り付けた状態において、連結部がルームミラーの表面
に近接している場合であっても、補助ミラーを初期状態
から外開き状態へ移動させる際に、まず可動部によって
延設部の先端側を主ミラーの表面上方側へ折り曲げてか
ら補助ミラーを移動させれば、補助ミラーの外側の端部
がルームミラーの表面に当接することがなく、補助ミラ
ーを自由に外開き状態とすることができる。
【0016】また、請求項4に記載の発明では、補助ミ
ラーと延設部との連結場所は、補助ミラーの裏面側であ
れば任意に定めることができるので、請求項3に記載発
明に比して、設計自由度が増大する。
ラーと延設部との連結場所は、補助ミラーの裏面側であ
れば任意に定めることができるので、請求項3に記載発
明に比して、設計自由度が増大する。
【0017】また、請求項4に記載の発明では、主ミラ
ーに対する補助ミラーの位置及び角度が、可動部による
延設部の先端側の折り曲げ角度と、連結部による補助ミ
ラーの外開き角度との双方によって設定される。これに
対し、請求項3に記載の発明では、連結部による外開き
角度によって主ミラーに対する補助ミラーの角度のみが
設定される。すなわち、請求項4記載の発明の方が、請
求項3記載の発明に比して、補助ミラーの設定自由度が
高くなるので、補助ミラーによって映し出される領域を
さらに広角で広範囲に設定することができる。
ーに対する補助ミラーの位置及び角度が、可動部による
延設部の先端側の折り曲げ角度と、連結部による補助ミ
ラーの外開き角度との双方によって設定される。これに
対し、請求項3に記載の発明では、連結部による外開き
角度によって主ミラーに対する補助ミラーの角度のみが
設定される。すなわち、請求項4記載の発明の方が、請
求項3記載の発明に比して、補助ミラーの設定自由度が
高くなるので、補助ミラーによって映し出される領域を
さらに広角で広範囲に設定することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求
項4のいずれかに記載のワイドルームミラーであって、
前記補助ミラーの裏面側に、前記初期状態で前記延設部
を収容する収容凹部を設けたことを特徴とするものであ
る。
項4のいずれかに記載のワイドルームミラーであって、
前記補助ミラーの裏面側に、前記初期状態で前記延設部
を収容する収容凹部を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
〜請求項4に記載の発明の作用に加えて、収容凹部に延
設部を収容させることにより、簡単に且つ適切に補助ミ
ラーを初期状態に戻すことができる。
〜請求項4に記載の発明の作用に加えて、収容凹部に延
設部を収容させることにより、簡単に且つ適切に補助ミ
ラーを初期状態に戻すことができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のいずれかに記載のワイドルームミラーであって、
前記連結部材は、前記主ミラーと前記補助ミラーとを着
脱自在に連結することを特徴とするものである。
項5のいずれかに記載のワイドルームミラーであって、
前記連結部材は、前記主ミラーと前記補助ミラーとを着
脱自在に連結することを特徴とするものである。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5に記載の発明の作用に加えて、主ミラーと補
助ミラーのうち一方が破損した場合、破損した一方のみ
を交換すれば良い。
〜請求項5に記載の発明の作用に加えて、主ミラーと補
助ミラーのうち一方が破損した場合、破損した一方のみ
を交換すれば良い。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項2〜請求
項6のいずれかに記載のワイドルームミラーであって、
前記連結部は、前記延設部及び前記補助ミラーの一方に
設けられた支持球部と、その他方に設けられ前記支持球
部を可動状態で収容支持する支持凹部とからなることを
特徴とするものである。
項6のいずれかに記載のワイドルームミラーであって、
前記連結部は、前記延設部及び前記補助ミラーの一方に
設けられた支持球部と、その他方に設けられ前記支持球
部を可動状態で収容支持する支持凹部とからなることを
特徴とするものである。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
〜請求項6に記載の発明の作用に加えて、連結部を簡単
な構造とすることができる。
〜請求項6に記載の発明の作用に加えて、連結部を簡単
な構造とすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明に係る第1の実施の形態
について、図1〜図7に基づき詳述する。
について、図1〜図7に基づき詳述する。
【0025】図1は本実施の形態に係るワイドルームミ
ラーの初期状態を示す裏面図、図2は図1のワイドルー
ムミラーの表面図、図3は図1のワイドルームミラーを
既存のルームミラーに取り付けた初期状態を示す上面
図、図4は図3の側面図、図5は図1の要部拡大図、図
6は補助ミラーを図3の初期状態から傾けた使用状態を
示す上面図、図7は図1のワイドルームミラーを搭載し
た車両の後方視界を示す平面図である。
ラーの初期状態を示す裏面図、図2は図1のワイドルー
ムミラーの表面図、図3は図1のワイドルームミラーを
既存のルームミラーに取り付けた初期状態を示す上面
図、図4は図3の側面図、図5は図1の要部拡大図、図
6は補助ミラーを図3の初期状態から傾けた使用状態を
示す上面図、図7は図1のワイドルームミラーを搭載し
た車両の後方視界を示す平面図である。
【0026】図4に示すように、本実施の形態に係るワ
イドルームミラー1は、車室3内の車両前方の上部に配
設された既存のルームミラー5に取り付けられて使用さ
れる。既存のルームミラー5は、ルーフ内面7に締結固
定されたアーム9に、可動自在に連結支持されている。
イドルームミラー1は、車室3内の車両前方の上部に配
設された既存のルームミラー5に取り付けられて使用さ
れる。既存のルームミラー5は、ルーフ内面7に締結固
定されたアーム9に、可動自在に連結支持されている。
【0027】図1〜図3に示すように、ワイドルームミ
ラー1は、1個の主ミラー11と、2個の補助ミラー1
3,15とから構成され、補助ミラー13,15は、連
結部材29を介して主ミラー11に可動自在に連結支持
されている。
ラー1は、1個の主ミラー11と、2個の補助ミラー1
3,15とから構成され、補助ミラー13,15は、連
結部材29を介して主ミラー11に可動自在に連結支持
されている。
【0028】主ミラー11は、硬質樹脂によって板体状
に射出成形された主ミラー保持板17と、主ミラー保持
板17の表面17b側に接着剤や両面テープ等によって
接合された薄板状の鏡体19とから構成されている。主
ミラー保持板17の裏面17a側の左右には、上下に離
間して相対向する2対の取付部21,23がそれぞれ突
設されている。
に射出成形された主ミラー保持板17と、主ミラー保持
板17の表面17b側に接着剤や両面テープ等によって
接合された薄板状の鏡体19とから構成されている。主
ミラー保持板17の裏面17a側の左右には、上下に離
間して相対向する2対の取付部21,23がそれぞれ突
設されている。
【0029】各取付部21,23は可撓性を有し、図4
に示すように、各取付部21、23の先端部には、相手
の取付部21,23に向かって突出する爪部39が形成
されている。下方の取付部21,23の爪部39を、既
存のルームミラー5の下縁部の裏面側に係止させ、主ミ
ラー11の上部を既存のルームミラー5側へ押圧する
と、上下の取付部21,23が撓んで主ミラー11の移
動を許容し、下方の取付部21,23の爪部39がルー
ムミラー5の上縁部の裏面側に係止して、取付部21,
23がルームミラー5を幅方向(上下方向)から挟持し
た状態となり、主ミラー11はルームミラー5の表面5
aを覆うように着脱自在に取り付けられる。なお、主ミ
ラー11の取り付けは、上方の取付部21,23から先
に係止させても良い。
に示すように、各取付部21、23の先端部には、相手
の取付部21,23に向かって突出する爪部39が形成
されている。下方の取付部21,23の爪部39を、既
存のルームミラー5の下縁部の裏面側に係止させ、主ミ
ラー11の上部を既存のルームミラー5側へ押圧する
と、上下の取付部21,23が撓んで主ミラー11の移
動を許容し、下方の取付部21,23の爪部39がルー
ムミラー5の上縁部の裏面側に係止して、取付部21,
23がルームミラー5を幅方向(上下方向)から挟持し
た状態となり、主ミラー11はルームミラー5の表面5
aを覆うように着脱自在に取り付けられる。なお、主ミ
ラー11の取り付けは、上方の取付部21,23から先
に係止させても良い。
【0030】補助ミラー13,15は、硬質樹脂によっ
て板体状に射出成形された補助ミラー保持板25と、補
助ミラー保持板25の表面25b側に接着剤等によって
接合された薄板状の鏡体27とからそれぞれ構成されて
いる。
て板体状に射出成形された補助ミラー保持板25と、補
助ミラー保持板25の表面25b側に接着剤等によって
接合された薄板状の鏡体27とからそれぞれ構成されて
いる。
【0031】連結部材29は、主ミラー保持板17の長
手方向(車幅方向)両側の側面17cと、補助ミラー保
持板25の側面25cとを、着脱自在且つ可動自在に連
結している。図5に示すように、連結部材29は、主ミ
ラー保持板17の側面17cから一体的に突設された軸
棒31と、軸棒31の先端に形成された略球体状の支持
球部35と、補助ミラー保持板25の側面25cの内部
に形成され該側面25cに開口する支持凹部37とから
構成されている。支持凹部37は、支持球部35の少な
くとも半分以上の部分を収容する略球孔状に形成されて
いる。補助ミラー保持板25の支持凹部37が形成され
た部位の裏面側には、補助ミラー保持板25の肉厚を部
分的に増大させて支持凹部37の周囲を補強するための
隆起部33が突出形成されている。支持球部35を開口
から支持凹部37内へ押し込むと、支持球部35が支持
凹部37に収容されるとともに摺動自在に支持される。
手方向(車幅方向)両側の側面17cと、補助ミラー保
持板25の側面25cとを、着脱自在且つ可動自在に連
結している。図5に示すように、連結部材29は、主ミ
ラー保持板17の側面17cから一体的に突設された軸
棒31と、軸棒31の先端に形成された略球体状の支持
球部35と、補助ミラー保持板25の側面25cの内部
に形成され該側面25cに開口する支持凹部37とから
構成されている。支持凹部37は、支持球部35の少な
くとも半分以上の部分を収容する略球孔状に形成されて
いる。補助ミラー保持板25の支持凹部37が形成され
た部位の裏面側には、補助ミラー保持板25の肉厚を部
分的に増大させて支持凹部37の周囲を補強するための
隆起部33が突出形成されている。支持球部35を開口
から支持凹部37内へ押し込むと、支持球部35が支持
凹部37に収容されるとともに摺動自在に支持される。
【0032】係る連結部材29によって、主ミラー11
と補助ミラー13,15とは、主ミラー11の鏡体19
と両補助ミラー13,15の鏡体27とが略同一面内と
なる初期状態(図2及び図3参照)から、補助ミラー1
3,15が主ミラー11に対して傾いた使用状態(図6
参照)へ移動可能に連結されている。
と補助ミラー13,15とは、主ミラー11の鏡体19
と両補助ミラー13,15の鏡体27とが略同一面内と
なる初期状態(図2及び図3参照)から、補助ミラー1
3,15が主ミラー11に対して傾いた使用状態(図6
参照)へ移動可能に連結されている。
【0033】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0034】運転者は、運転席に着座した際に、主ミラ
ー11及びルームミラー5を全体的に動かして所望の角
度に設定した後、図6に示すように、補助ミラー13,
15を主ミラー11に対して所望の角度に傾ける。この
場合、補助ミラー13,15の傾斜方向は、補助ミラー
13,15の車幅方向両端部13a,15aが車両前方
側(主ミラー11の裏面側)へ突出する方向とする。具
体的には、例えば、右側の補助ミラー13に車両の後部
座席の右側の窓が映り、左側の補助ミラー15に同左側
の窓が映るように設定する。
ー11及びルームミラー5を全体的に動かして所望の角
度に設定した後、図6に示すように、補助ミラー13,
15を主ミラー11に対して所望の角度に傾ける。この
場合、補助ミラー13,15の傾斜方向は、補助ミラー
13,15の車幅方向両端部13a,15aが車両前方
側(主ミラー11の裏面側)へ突出する方向とする。具
体的には、例えば、右側の補助ミラー13に車両の後部
座席の右側の窓が映り、左側の補助ミラー15に同左側
の窓が映るように設定する。
【0035】これにより、図7に示すように、ワイドル
ームミラー1の取り付けられた車両201の運転者に対
して、中央の主ミラー11(図2参照)は車両の真後ろ
の領域θ1を映し出し、車両前方に向かって右側の補助
ミラー13(図2参照)は車両の右斜め後方の領域θ2
を映し出し、車両前方に向かって左側の補助ミラー15
(図2参照)は車両の左斜め後方の領域θ3を映し出
す。これに対し、既存のルームミラー5によって映し出
される領域は、主ミラー11によって映し出される車両
の真後ろの領域θ1とほぼ同領域となる。従って、車両
201の運転者は、既存のルームミラー5のみによって
映し出される領域よりも広角で広範囲の領域を、補助ミ
ラー13,15によって視ることができ、運転者が前方
を注視している通常の運転姿勢のままでは視ることがで
きない死角領域205を、著しく減少させることができ
る。すなわち、運転者は、既存のルームミラー5のみで
は死角領域307(図29参照)に完全に入ってしまう
斜め後方の車両203を、後方を振り返ることなく前方
を向いた状態で認識することができるので、車両運転時
の安全性が著しく向上する。
ームミラー1の取り付けられた車両201の運転者に対
して、中央の主ミラー11(図2参照)は車両の真後ろ
の領域θ1を映し出し、車両前方に向かって右側の補助
ミラー13(図2参照)は車両の右斜め後方の領域θ2
を映し出し、車両前方に向かって左側の補助ミラー15
(図2参照)は車両の左斜め後方の領域θ3を映し出
す。これに対し、既存のルームミラー5によって映し出
される領域は、主ミラー11によって映し出される車両
の真後ろの領域θ1とほぼ同領域となる。従って、車両
201の運転者は、既存のルームミラー5のみによって
映し出される領域よりも広角で広範囲の領域を、補助ミ
ラー13,15によって視ることができ、運転者が前方
を注視している通常の運転姿勢のままでは視ることがで
きない死角領域205を、著しく減少させることができ
る。すなわち、運転者は、既存のルームミラー5のみで
は死角領域307(図29参照)に完全に入ってしまう
斜め後方の車両203を、後方を振り返ることなく前方
を向いた状態で認識することができるので、車両運転時
の安全性が著しく向上する。
【0036】また、ワイドルームミラー1は、補助ミラ
ー13,15が初期状態とされた一面鏡、一方の補助ミ
ラー13,15のみが外開き状態とされた二面鏡、又は
両側の補助ミラー13,15が共に外開き状態とされた
三面鏡という三つの態様に設定可能であり、運転者は、
適宜必要な態様を選択して設定することができる。
ー13,15が初期状態とされた一面鏡、一方の補助ミ
ラー13,15のみが外開き状態とされた二面鏡、又は
両側の補助ミラー13,15が共に外開き状態とされた
三面鏡という三つの態様に設定可能であり、運転者は、
適宜必要な態様を選択して設定することができる。
【0037】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、既存のルームミラー5にワイドルームミラー1を取
り付けるという簡単な方法及び構成によって、前方を視
た運転状態ままで十分な後方視界を得ることができ、車
両運転時の安全性を著しく向上させることができる。
ば、既存のルームミラー5にワイドルームミラー1を取
り付けるという簡単な方法及び構成によって、前方を視
た運転状態ままで十分な後方視界を得ることができ、車
両運転時の安全性を著しく向上させることができる。
【0038】また、ワイドルームミラー1は、主ミラー
11と補助ミラー13,15とをユニット化したもので
あり、全体を既存のルームミラー5に取り付ければよい
ので、その取付作業が容易である。
11と補助ミラー13,15とをユニット化したもので
あり、全体を既存のルームミラー5に取り付ければよい
ので、その取付作業が容易である。
【0039】さらに、連結部材29は、主ミラー11と
補助ミラー13,15とを着脱自在に連結しているの
で、主ミラー11と補助ミラー13,15のうち一方が
破損した場合には、全体を交換することなく破損した一
方のみを交換すれば良く、経済的である。
補助ミラー13,15とを着脱自在に連結しているの
で、主ミラー11と補助ミラー13,15のうち一方が
破損した場合には、全体を交換することなく破損した一
方のみを交換すれば良く、経済的である。
【0040】なお、本実施の形態では、補助ミラー1
3,15を主ミラー11の車幅方向左右に設けたが、一
方の補助ミラー13のみを設けたり(図8に示すワイド
ルームミラー41)、補助ミラー13,15を主ミラー
11の上方に並べて設けたり(図9のワイドルームミラ
ー43)、補助ミラー13,15を主ミラー11の下方
に並べて設けたり(図11のワイドルームミラー45)
することもできる。補助ミラー13,15を主ミラー1
1の上方に並べて設ける場合には、図10に示すよう
に、主ミラー保持板17の上方側面17dから軸棒31
を一体的に突設し、主ミラー保持板17と対向する補助
ミラー保持板25の下方の側面25dの内部に支持凹部
37を形成する。また、補助ミラー13,15を主ミラ
ー11の下方に並べて設ける場合には、図12に示すよ
うに、主ミラー保持板17の下方側面17eから軸棒3
1を一体的に突設し、主ミラー保持板17と対向する補
助ミラー保持板25の上方の側面25eの内部に支持凹
部37を形成する。
3,15を主ミラー11の車幅方向左右に設けたが、一
方の補助ミラー13のみを設けたり(図8に示すワイド
ルームミラー41)、補助ミラー13,15を主ミラー
11の上方に並べて設けたり(図9のワイドルームミラ
ー43)、補助ミラー13,15を主ミラー11の下方
に並べて設けたり(図11のワイドルームミラー45)
することもできる。補助ミラー13,15を主ミラー1
1の上方に並べて設ける場合には、図10に示すよう
に、主ミラー保持板17の上方側面17dから軸棒31
を一体的に突設し、主ミラー保持板17と対向する補助
ミラー保持板25の下方の側面25dの内部に支持凹部
37を形成する。また、補助ミラー13,15を主ミラ
ー11の下方に並べて設ける場合には、図12に示すよ
うに、主ミラー保持板17の下方側面17eから軸棒3
1を一体的に突設し、主ミラー保持板17と対向する補
助ミラー保持板25の上方の側面25eの内部に支持凹
部37を形成する。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図13〜図18に基づき詳述する。
て、図13〜図18に基づき詳述する。
【0042】図13は本実施の形態に係るワイドルーム
ミラーの初期状態を示す斜視図、図14は図13のワイ
ドルームミラーの外開き状態を示す斜視図、図15は図
13のワイドルームミラーの連結部を裏面から視た一部
断面図、図16は図13のワイドルームミラーを既存の
ルームミラーに取り付けた状態を示す斜視図、図17は
図13のワイドルームミラーの初期状態を示す上面図、
図18は図13のワイドルームミラーの外開き状態を示
す上面図である。なお、前記第1の実施の形態と同様の
構成部分には、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
ミラーの初期状態を示す斜視図、図14は図13のワイ
ドルームミラーの外開き状態を示す斜視図、図15は図
13のワイドルームミラーの連結部を裏面から視た一部
断面図、図16は図13のワイドルームミラーを既存の
ルームミラーに取り付けた状態を示す斜視図、図17は
図13のワイドルームミラーの初期状態を示す上面図、
図18は図13のワイドルームミラーの外開き状態を示
す上面図である。なお、前記第1の実施の形態と同様の
構成部分には、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0043】本実施の形態に係るワイドルームミラー5
1も、既存のルームミラー5に取り付けられて使用され
る。
1も、既存のルームミラー5に取り付けられて使用され
る。
【0044】図13及び図14に示すように、ワイドル
ームミラー51は、1個の主ミラー53と、2個の補助
ミラー55,57とから構成され、補助ミラー55,5
7は、連結部材63を介して主ミラー53に可動自在に
連結支持されている。
ームミラー51は、1個の主ミラー53と、2個の補助
ミラー55,57とから構成され、補助ミラー55,5
7は、連結部材63を介して主ミラー53に可動自在に
連結支持されている。
【0045】主ミラー53は、硬質樹脂によって板体状
に射出成形された主ミラー保持板59と、主ミラー保持
板59の表面59b側に接着剤や両面テープ等によって
接合された薄板状の鏡体19(図17参照)とから構成
されている。主ミラー保持板59の裏面59a側には、
ワイドルームミラー51を既存のルームミラー5に取り
付けるための2対の取付部21,23が突設されてい
る。
に射出成形された主ミラー保持板59と、主ミラー保持
板59の表面59b側に接着剤や両面テープ等によって
接合された薄板状の鏡体19(図17参照)とから構成
されている。主ミラー保持板59の裏面59a側には、
ワイドルームミラー51を既存のルームミラー5に取り
付けるための2対の取付部21,23が突設されてい
る。
【0046】補助ミラー55,57は、硬質樹脂によっ
て板体状に射出成形された補助ミラー保持板61と、補
助ミラー保持板61の表面61b側に接着剤等によって
接合された薄板状の鏡体27(図17参照)とからそれ
ぞれ構成されている。
て板体状に射出成形された補助ミラー保持板61と、補
助ミラー保持板61の表面61b側に接着剤等によって
接合された薄板状の鏡体27(図17参照)とからそれ
ぞれ構成されている。
【0047】連結部材63は、延設部65と連結部66
とを備えている。
とを備えている。
【0048】延設部65は、主ミラー53の周縁部とな
る主ミラー保持板59の長手方向(車幅方向)両側の側
面59cから、主ミラー53の板面方向(鏡体19と略
平行方向)に沿って、車幅方向外側へ延びている。延設
部65は、略三角板体状に形成され、一底辺側が基端部
65aとなり、この底辺に対向する頂点側が先端部65
bとなるように、主ミラー保持板59から一体的に突設
されている。
る主ミラー保持板59の長手方向(車幅方向)両側の側
面59cから、主ミラー53の板面方向(鏡体19と略
平行方向)に沿って、車幅方向外側へ延びている。延設
部65は、略三角板体状に形成され、一底辺側が基端部
65aとなり、この底辺に対向する頂点側が先端部65
bとなるように、主ミラー保持板59から一体的に突設
されている。
【0049】連結部66は、支持球部69と支持凹部7
1とから構成され、延設部65の先端部65bと補助ミ
ラー保持板61の裏面61a側とを、着脱自在且つ可動
自在に連結している。
1とから構成され、延設部65の先端部65bと補助ミ
ラー保持板61の裏面61a側とを、着脱自在且つ可動
自在に連結している。
【0050】支持球部69は、略球体状に形成され、延
設部65の先端部65bに一体的に設けられている。延
設部65の延設方向において主ミラー53から最も離れ
た位置となる補助ミラー保持板61の裏面61aの外側
(車幅方向外側)の端部61cには隆起部67が突設さ
れ、支持凹部71は、隆起部67に形成されている。図
15に示すように、支持凹部71は、支持球部69の少
なくとも半分以上の部分を収容する略球孔状に形成さ
れ、車幅方向内側が開口している。支持球部69を開口
から支持凹部71内へ押し込むと、支持球部69が支持
凹部71に収容されるとともに摺動自在に支持される。
設部65の先端部65bに一体的に設けられている。延
設部65の延設方向において主ミラー53から最も離れ
た位置となる補助ミラー保持板61の裏面61aの外側
(車幅方向外側)の端部61cには隆起部67が突設さ
れ、支持凹部71は、隆起部67に形成されている。図
15に示すように、支持凹部71は、支持球部69の少
なくとも半分以上の部分を収容する略球孔状に形成さ
れ、車幅方向内側が開口している。支持球部69を開口
から支持凹部71内へ押し込むと、支持球部69が支持
凹部71に収容されるとともに摺動自在に支持される。
【0051】係る連結部66によって、補助ミラー5
5、57は、支持凹部71の反対側に位置する補助ミラ
ー保持板61の内側(車幅方向内側)の端部61dが主
ミラー保持板59の外側の端部59cに最も近接して、
補助ミラー55,57の鏡体27が主ミラー53の鏡体
19と略同一面内となる初期状態(図13,図17参
照)から、補助ミラー保持板61の内側の端部61dが
主ミラー保持板59の表面上方側(車両後方)に突出し
て、補助ミラー55,57の鏡体27が主ミラー53の
鏡体19に対して傾く外開き状態(図14,図18参
照)へ移動可能となっている。なお、初期状態における
補助ミラー55,57の位置は、主ミラー53の鏡体1
9及び補助ミラー55,57の鏡体19,27が連続し
た略同一面となるように、主ミラー53にできる限り近
接しているのが好ましい。
5、57は、支持凹部71の反対側に位置する補助ミラ
ー保持板61の内側(車幅方向内側)の端部61dが主
ミラー保持板59の外側の端部59cに最も近接して、
補助ミラー55,57の鏡体27が主ミラー53の鏡体
19と略同一面内となる初期状態(図13,図17参
照)から、補助ミラー保持板61の内側の端部61dが
主ミラー保持板59の表面上方側(車両後方)に突出し
て、補助ミラー55,57の鏡体27が主ミラー53の
鏡体19に対して傾く外開き状態(図14,図18参
照)へ移動可能となっている。なお、初期状態における
補助ミラー55,57の位置は、主ミラー53の鏡体1
9及び補助ミラー55,57の鏡体19,27が連続し
た略同一面となるように、主ミラー53にできる限り近
接しているのが好ましい。
【0052】さらに、補助ミラー保持板61の裏面61
a側には、初期状態で延設部65を収容する収容凹部7
3が設けられている。
a側には、初期状態で延設部65を収容する収容凹部7
3が設けられている。
【0053】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0054】本実施の形態のワイドルームミラー51
も、前記第1の実施の形態のワイドルームミラー1と同
様に、運転者は、運転席に着座した際に、主ミラー53
及びルームミラー5を全体的に動かして所望の角度に設
定した後、補助ミラー55,57を主ミラー53に対し
て所望の角度に傾けて外開き状態とする。
も、前記第1の実施の形態のワイドルームミラー1と同
様に、運転者は、運転席に着座した際に、主ミラー53
及びルームミラー5を全体的に動かして所望の角度に設
定した後、補助ミラー55,57を主ミラー53に対し
て所望の角度に傾けて外開き状態とする。
【0055】これにより、運転者は、既存のルームミラ
ー5のみによって映し出される領域よりも広角で広範囲
の領域を、補助ミラー55,57によって視ることがで
きるので、車両運転時の安全性が著しく向上する。
ー5のみによって映し出される領域よりも広角で広範囲
の領域を、補助ミラー55,57によって視ることがで
きるので、車両運転時の安全性が著しく向上する。
【0056】また、連結部66は、延設部65と補助ミ
ラー55,57とを着脱自在に連結しているので、主ミ
ラー53と補助ミラー55,57のうち一方が破損した
場合には、全体を交換することなく破損した一方のみを
交換すれば良く、経済的である。
ラー55,57とを着脱自在に連結しているので、主ミ
ラー53と補助ミラー55,57のうち一方が破損した
場合には、全体を交換することなく破損した一方のみを
交換すれば良く、経済的である。
【0057】また、前記第1の実施の形態では、図5に
示すように、主ミラー保持板17の長手方向(車幅方
向)両側の側面17cと、補助ミラー保持板25の側面
25cとを、連結部材29によって連結する構成とした
ので、既存のルームミラー5が主ミラー11よりも短
く、ルームミラー5の外側の端部5bが連結部材29の
裏面側まで達しない場合(図6中実線で示す状態)に
は、補助ミラー13,15を自由に外開き状態とするこ
とができるが、既存のルームミラー5が主ミラー5より
も長く、ルームミラー5の外側の端部5bが連結部材2
9の裏面側まで達してしまう場合(図6中二点鎖線で示
す状態)には、補助ミラー13、15の裏面側がルーム
ミラー5の外側の端部5bに当接してしまうため、補助
ミラー13,15を自由に外開き状態とすることができ
ない。また、ルームミラー5の影響を受けることなく補
助ミラー13,15の十分な外開き状態を得るために
は、主ミラー11を厚く形成して連結部材29をルーム
ミラー5の表面から大きく離間させるか、又はルームミ
ラー5の長さに応じた複数種の長さ主ミラー11を用意
しなければならない。
示すように、主ミラー保持板17の長手方向(車幅方
向)両側の側面17cと、補助ミラー保持板25の側面
25cとを、連結部材29によって連結する構成とした
ので、既存のルームミラー5が主ミラー11よりも短
く、ルームミラー5の外側の端部5bが連結部材29の
裏面側まで達しない場合(図6中実線で示す状態)に
は、補助ミラー13,15を自由に外開き状態とするこ
とができるが、既存のルームミラー5が主ミラー5より
も長く、ルームミラー5の外側の端部5bが連結部材2
9の裏面側まで達してしまう場合(図6中二点鎖線で示
す状態)には、補助ミラー13、15の裏面側がルーム
ミラー5の外側の端部5bに当接してしまうため、補助
ミラー13,15を自由に外開き状態とすることができ
ない。また、ルームミラー5の影響を受けることなく補
助ミラー13,15の十分な外開き状態を得るために
は、主ミラー11を厚く形成して連結部材29をルーム
ミラー5の表面から大きく離間させるか、又はルームミ
ラー5の長さに応じた複数種の長さ主ミラー11を用意
しなければならない。
【0058】これに対し、本実施の形態では、補助ミラ
ー保持板61の外側の端部61cと、延設部65の先端
部65bとを、連結部66によって連結する構成とした
ので、図16に示すように、ルームミラー5が主ミラー
51よりも長い場合であっても、延設部65の分だけ連
結部66が外側に位置し、ルームミラー5の外側の端部
5bが連結部66の裏面側まで達しない状態とすること
ができる。従って、補助ミラー55,57を自由に外開
き状態とすることができる。
ー保持板61の外側の端部61cと、延設部65の先端
部65bとを、連結部66によって連結する構成とした
ので、図16に示すように、ルームミラー5が主ミラー
51よりも長い場合であっても、延設部65の分だけ連
結部66が外側に位置し、ルームミラー5の外側の端部
5bが連結部66の裏面側まで達しない状態とすること
ができる。従って、補助ミラー55,57を自由に外開
き状態とすることができる。
【0059】さらに、ルームミラー5が主ミラー53に
両側の延設部65を加えた長さよりも長く、ルームミラ
ー5の外側の端部5bが連結部66の裏面側まで達して
しまい、連結部66がルームミラー5の表面に近接して
いる場合であっても、補助ミラー55、57を初期状態
から外開き状態へ移動させるに際し、補助ミラー保持板
61はその外側の端部61cを略中心として回転するの
で、補助ミラー保持板61の外側の端部61cがルーム
ミラー5の表面に当接することがなく、補助ミラー5
5,57を自由に外開き状態とすることができる。
両側の延設部65を加えた長さよりも長く、ルームミラ
ー5の外側の端部5bが連結部66の裏面側まで達して
しまい、連結部66がルームミラー5の表面に近接して
いる場合であっても、補助ミラー55、57を初期状態
から外開き状態へ移動させるに際し、補助ミラー保持板
61はその外側の端部61cを略中心として回転するの
で、補助ミラー保持板61の外側の端部61cがルーム
ミラー5の表面に当接することがなく、補助ミラー5
5,57を自由に外開き状態とすることができる。
【0060】従って、ワイドルームミラー51を全体的
に薄く形成しても、車幅方向の長さの異なるルームミラ
ー5に対して同一のワイドルームミラー51を使用する
ことができ、汎用性の高いワイドルームミラー51とす
ることができる。
に薄く形成しても、車幅方向の長さの異なるルームミラ
ー5に対して同一のワイドルームミラー51を使用する
ことができ、汎用性の高いワイドルームミラー51とす
ることができる。
【0061】また、主ミラー53を薄く形成することが
できるので、主ミラー53の鏡体19を既存のルームミ
ラー5に近接して設けることができる。従って、運転者
の目から主ミラー53の鏡面19までの距離と、ルーム
ミラー5までの距離とをほぼ同等とすることができ、主
ミラー53によって映し出される視界を、ルームミラー
5の場合とほぼ同様の領域とすることができ、既存のル
ームミラー5と同じ感覚でワイドルームミラー53を使
用することができる。また、ワイドルームミラー51全
体を薄く形成することができるので、運転者や他の乗員
に違和感を与えることがなく、車室前方の見栄えを向上
させることができる。
できるので、主ミラー53の鏡体19を既存のルームミ
ラー5に近接して設けることができる。従って、運転者
の目から主ミラー53の鏡面19までの距離と、ルーム
ミラー5までの距離とをほぼ同等とすることができ、主
ミラー53によって映し出される視界を、ルームミラー
5の場合とほぼ同様の領域とすることができ、既存のル
ームミラー5と同じ感覚でワイドルームミラー53を使
用することができる。また、ワイドルームミラー51全
体を薄く形成することができるので、運転者や他の乗員
に違和感を与えることがなく、車室前方の見栄えを向上
させることができる。
【0062】また、ワイドルームミラー51の軽量化が
可能となり、既存のルームミラー5の車体側への取付状
態を強化することなく、安定した取り付け状態を得るこ
とができる。
可能となり、既存のルームミラー5の車体側への取付状
態を強化することなく、安定した取り付け状態を得るこ
とができる。
【0063】また、収容凹部73に延設部65を収容さ
せることにより、補助ミラー55,57を簡単に初期状
態に戻すことができるので、操作性が向上する。
せることにより、補助ミラー55,57を簡単に初期状
態に戻すことができるので、操作性が向上する。
【0064】さらに、連結部66を、延設部65に設け
られた支持球部69と、隆起部67に設けられた支持凹
部71とから構成したので、連結部66を簡単な構造と
することができる。
られた支持球部69と、隆起部67に設けられた支持凹
部71とから構成したので、連結部66を簡単な構造と
することができる。
【0065】なお、本実施の形態では、補助ミラー5
5,57を主ミラー53の車幅方向左右に設けたが、一
方の補助ミラー55のみを設けたり(図19に示すワイ
ドルームミラー81)、補助ミラー55,57を主ミラ
ー53の上方又は下方に設けたり(図示省略)すること
もできる。
5,57を主ミラー53の車幅方向左右に設けたが、一
方の補助ミラー55のみを設けたり(図19に示すワイ
ドルームミラー81)、補助ミラー55,57を主ミラ
ー53の上方又は下方に設けたり(図示省略)すること
もできる。
【0066】また、本実施の形態では、補助ミラー保持
板61の裏面61aに隆起部67を設け、この隆起部6
7において延設部65との連結を行っているが、両者の
連結部分を補助ミラー保持板61の裏面61aに直接設
けず、例えば、補助ミラー保持板61の外側の端部61
cの側面から裏面61a側に向かって突起部を突設し、
この突起部において延設部65との連結を行うこともで
きる。
板61の裏面61aに隆起部67を設け、この隆起部6
7において延設部65との連結を行っているが、両者の
連結部分を補助ミラー保持板61の裏面61aに直接設
けず、例えば、補助ミラー保持板61の外側の端部61
cの側面から裏面61a側に向かって突起部を突設し、
この突起部において延設部65との連結を行うこともで
きる。
【0067】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図20〜図23に基づき詳述する。
て、図20〜図23に基づき詳述する。
【0068】図20は本実施の形態に係るワイドルーム
ミラーの要部斜視図、図21は図20の分解斜視図、図
22は図20のワイドルームミラーの初期状態を示す上
面図、図23は図20のワイドルームミラーの外開き状
態を示す上面図である。なお、前記第1の実施の形態及
び第2の実施の形態と同様の構成部分には、同一の符号
を付してその説明を省略する。また、図20〜図23で
は、一方の補助ミラーのみを示しているが、他方の補助
ミラーに対する連結部材についても同様の構成である。
ミラーの要部斜視図、図21は図20の分解斜視図、図
22は図20のワイドルームミラーの初期状態を示す上
面図、図23は図20のワイドルームミラーの外開き状
態を示す上面図である。なお、前記第1の実施の形態及
び第2の実施の形態と同様の構成部分には、同一の符号
を付してその説明を省略する。また、図20〜図23で
は、一方の補助ミラーのみを示しているが、他方の補助
ミラーに対する連結部材についても同様の構成である。
【0069】本実施の形態に係るワイドルームミラー8
3は、図20〜図23に示すように、延設部65の基端
部65aと主ミラー保持板59との間に、延設部65の
先端部65b側が主ミラー53の表面上方側(車両後方
側)へ折れ曲がるのを許容する可動部87を設けた点
で、連結部材85が第2の実施の形態のものと相違す
る。
3は、図20〜図23に示すように、延設部65の基端
部65aと主ミラー保持板59との間に、延設部65の
先端部65b側が主ミラー53の表面上方側(車両後方
側)へ折れ曲がるのを許容する可動部87を設けた点
で、連結部材85が第2の実施の形態のものと相違す
る。
【0070】可動部87は、延設部65の基端部65a
に一体的に形成された係合部91と、主ミラー保持板5
9の側面59cから突設された支持軸部89とから構成
されている。係合部91は、可撓性を有し、延設部65
の基端部65aの一底辺に沿って延びる略円筒体の一部
を該底辺に沿って切り欠いた断面略U字状に形成されて
いる。支持軸部89は、主ミラー保持板59の側面59
cから所定の間隙を有するように該側面59aに沿って
延びる略円柱状に形成され、その両端部90が該側面5
9cに接続され支持されている。係合部91の切欠部分
を支持軸部89に当てて、補助ミラー保持板61を主ミ
ラー保持板59側へ押圧すると、支持軸部89が係合部
91内に押し込まれて収容され、係合部91が支持軸部
89を中心として回転自在に支持される。これにより、
係る可動部87によって、延設部65の先端部65b側
は、支持軸部89を中心として主ミラー53の表面上方
側(車両後方側)へ折れ曲がるように回転自在となる。
に一体的に形成された係合部91と、主ミラー保持板5
9の側面59cから突設された支持軸部89とから構成
されている。係合部91は、可撓性を有し、延設部65
の基端部65aの一底辺に沿って延びる略円筒体の一部
を該底辺に沿って切り欠いた断面略U字状に形成されて
いる。支持軸部89は、主ミラー保持板59の側面59
cから所定の間隙を有するように該側面59aに沿って
延びる略円柱状に形成され、その両端部90が該側面5
9cに接続され支持されている。係合部91の切欠部分
を支持軸部89に当てて、補助ミラー保持板61を主ミ
ラー保持板59側へ押圧すると、支持軸部89が係合部
91内に押し込まれて収容され、係合部91が支持軸部
89を中心として回転自在に支持される。これにより、
係る可動部87によって、延設部65の先端部65b側
は、支持軸部89を中心として主ミラー53の表面上方
側(車両後方側)へ折れ曲がるように回転自在となる。
【0071】また、収容凹部73には、係合部91の外
周形状に合わせて深溝部73aが設けられている。
周形状に合わせて深溝部73aが設けられている。
【0072】このような連結部材85では、補助ミラー
55を初期状態(図22参照)から外開き状態へ移動さ
せる際に、図23に示すように、まず可動部87によっ
て延設部65の先端部65b側を主ミラー53の表面上
方側(車両後方)へ折り曲げてから補助ミラー55を移
動させる。
55を初期状態(図22参照)から外開き状態へ移動さ
せる際に、図23に示すように、まず可動部87によっ
て延設部65の先端部65b側を主ミラー53の表面上
方側(車両後方)へ折り曲げてから補助ミラー55を移
動させる。
【0073】従って、ワイドルームミラー83を既存の
ルームミラー5に取り付けた状態で、連結部66がルー
ムミラー5の表面5aに近接している場合であっても、
補助ミラー保持板61の外側の端部61cがルームミラ
ー5の表面5aから離れるので、補助ミラー保持板61
の外側の端部61cがルームミラー5の表面5aに当接
するのをより確実に回避でき、補助ミラー55を自由に
外開き状態とすることができる。
ルームミラー5に取り付けた状態で、連結部66がルー
ムミラー5の表面5aに近接している場合であっても、
補助ミラー保持板61の外側の端部61cがルームミラ
ー5の表面5aから離れるので、補助ミラー保持板61
の外側の端部61cがルームミラー5の表面5aに当接
するのをより確実に回避でき、補助ミラー55を自由に
外開き状態とすることができる。
【0074】また、このような可動部87を設けた場合
には、連結部66の位置は、前記第2の実施の形態のよ
うに補助ミラー保持板61の外側の端部61cに限定さ
れるものではなく、補助ミラー保持板61の裏面61a
側であれば任意の位置に配設することができ、例えば、
図24及び図25に示すように、補助ミラー保持板61
の裏面61a側の中間部分に設けることもできる。係る
ワイドルームミラー93では、前記ワイドルームミラー
91に比して延設部97は短くなるが、その基端部97
aに係合部91が設けられ、先端部97bに支持球部6
9が設けられている点は同様である。そして、このよう
に連結部66を補助ミラー保持板61の裏面61a側の
中間部分に配設した場合であっても、補助ミラー55を
初期状態(図24参照)から外開き状態へ移動させる際
に、図25に示すように、まず可動部87によって延設
部97の先端部97b側を主ミラー53の表面上方側
(車両後方)へ折り曲げてから補助ミラー55を移動さ
せれば、補助ミラー保持板61の外側の端部61cがル
ームミラー5の表面5aから離れるので、補助ミラー保
持板61の外側の端部61cがルームミラー5の表面5
aに当接するのを回避でき、補助ミラー55を自由に外
開き状態とすることができる。
には、連結部66の位置は、前記第2の実施の形態のよ
うに補助ミラー保持板61の外側の端部61cに限定さ
れるものではなく、補助ミラー保持板61の裏面61a
側であれば任意の位置に配設することができ、例えば、
図24及び図25に示すように、補助ミラー保持板61
の裏面61a側の中間部分に設けることもできる。係る
ワイドルームミラー93では、前記ワイドルームミラー
91に比して延設部97は短くなるが、その基端部97
aに係合部91が設けられ、先端部97bに支持球部6
9が設けられている点は同様である。そして、このよう
に連結部66を補助ミラー保持板61の裏面61a側の
中間部分に配設した場合であっても、補助ミラー55を
初期状態(図24参照)から外開き状態へ移動させる際
に、図25に示すように、まず可動部87によって延設
部97の先端部97b側を主ミラー53の表面上方側
(車両後方)へ折り曲げてから補助ミラー55を移動さ
せれば、補助ミラー保持板61の外側の端部61cがル
ームミラー5の表面5aから離れるので、補助ミラー保
持板61の外側の端部61cがルームミラー5の表面5
aに当接するのを回避でき、補助ミラー55を自由に外
開き状態とすることができる。
【0075】さらに、可動部87の配設位置は、延設部
65,97の基端部65a,97aに限定されるもので
はなく、延設部65,97の中間部分に設けることもで
きる。
65,97の基端部65a,97aに限定されるもので
はなく、延設部65,97の中間部分に設けることもで
きる。
【0076】このように、本実施の形態によれば、第
1,第2の実施の形態の作用効果に加えて、補助ミラー
61と延設部65,97との連結場所は、補助ミラー6
1の裏面61a側であれば任意に定めることができるの
で、設計自由度が増大する。
1,第2の実施の形態の作用効果に加えて、補助ミラー
61と延設部65,97との連結場所は、補助ミラー6
1の裏面61a側であれば任意に定めることができるの
で、設計自由度が増大する。
【0077】また、本実施の形態では、主ミラー53に
対する補助ミラー55の位置及び角度が、可動部87に
よる延設部97の先端側の折り曲げ角度と、連結部66
による補助ミラー55の外開き角度との双方によって設
定される。これに対し、前記第2の実施の形態では、連
結部66による外開き角度によってのみ主ミラー53に
対する補助ミラー55の位置及び角度が設定される。す
なわち、本実施の形態の方が、第2の実施の形態に比し
て、補助ミラー55の設定自由度が高くなるので、補助
ミラー55によって映し出される領域をさらに広角で広
範囲に設定することができる。
対する補助ミラー55の位置及び角度が、可動部87に
よる延設部97の先端側の折り曲げ角度と、連結部66
による補助ミラー55の外開き角度との双方によって設
定される。これに対し、前記第2の実施の形態では、連
結部66による外開き角度によってのみ主ミラー53に
対する補助ミラー55の位置及び角度が設定される。す
なわち、本実施の形態の方が、第2の実施の形態に比し
て、補助ミラー55の設定自由度が高くなるので、補助
ミラー55によって映し出される領域をさらに広角で広
範囲に設定することができる。
【0078】次に、前記第1〜第3実施の形態における
取付部21,23の変形例について説明する。なお、以
下の説明では、第1の実施の形態の主ミラー11への適
用を説明するが、第2,第3の実施の形態の主ミラー5
3に対しても同様に適用することができる。
取付部21,23の変形例について説明する。なお、以
下の説明では、第1の実施の形態の主ミラー11への適
用を説明するが、第2,第3の実施の形態の主ミラー5
3に対しても同様に適用することができる。
【0079】この変形例における取付部101は、前記
取付部21,23に代えて用いるもので、図26に示す
ように、相対向する上下一対の挟持部103と、各挟持
部103からほぼ直角に屈曲して互いに近接する方向へ
延びる板部107と、板部107間に設けられたばね部
材111とを備えている。
取付部21,23に代えて用いるもので、図26に示す
ように、相対向する上下一対の挟持部103と、各挟持
部103からほぼ直角に屈曲して互いに近接する方向へ
延びる板部107と、板部107間に設けられたばね部
材111とを備えている。
【0080】各挟持部103の一端には、相対向する方
向へ突出する爪部105が設けられ、爪部105の外面
は滑り止め及び傷防止用のゴムカバーによって被覆され
ている。各板部107は、各挟持部103の他端から延
設され、その先端部側にばね部材111の端部を係止す
るためのフック部109が設けられている。
向へ突出する爪部105が設けられ、爪部105の外面
は滑り止め及び傷防止用のゴムカバーによって被覆され
ている。各板部107は、各挟持部103の他端から延
設され、その先端部側にばね部材111の端部を係止す
るためのフック部109が設けられている。
【0081】図27に示すように、取付部101は、主
ミラー保持板17の裏面17aの左右2箇所に取り付け
られる。主ミラー保持板17の裏面17aには、各取付
部101の上下方向に沿った両側部に対応して4箇所の
取付壁部113が立設され、各取付壁部113の内壁面
には、図28に示すように、ガイド壁部115と当接壁
部117とが突設されている。ガイド壁部115には、
板部107の厚さよりも僅かに大きい溝幅を有するガイ
ド溝115aが形成され、ガイド溝115a内に板部1
07の側縁が差し込まれている。これにより、板部10
7は、ガイド溝115aによって、幅方向の移動が規制
され且つ上下方向へ移動が許容された状態で支持されて
いる。また、当接壁部117は、板部107の先端と当
接することで板部107同士の過度な近接を阻止して、
ばね部材111のフック部109からの外れを防止して
いる。なお、主ミラー保持板17は、平板状の基板部1
21と、基板部121の表面(主ミラー保持板17の表
面17b)に突設された突条部123と、基板部121
の周縁から表面上方側へ突設された枠部125とから構
成されている。鏡体19は、主ミラー保持板17の枠部
125の内側にはめ込まれ、両面テープ127によって
突条部123に貼着されている。
ミラー保持板17の裏面17aの左右2箇所に取り付け
られる。主ミラー保持板17の裏面17aには、各取付
部101の上下方向に沿った両側部に対応して4箇所の
取付壁部113が立設され、各取付壁部113の内壁面
には、図28に示すように、ガイド壁部115と当接壁
部117とが突設されている。ガイド壁部115には、
板部107の厚さよりも僅かに大きい溝幅を有するガイ
ド溝115aが形成され、ガイド溝115a内に板部1
07の側縁が差し込まれている。これにより、板部10
7は、ガイド溝115aによって、幅方向の移動が規制
され且つ上下方向へ移動が許容された状態で支持されて
いる。また、当接壁部117は、板部107の先端と当
接することで板部107同士の過度な近接を阻止して、
ばね部材111のフック部109からの外れを防止して
いる。なお、主ミラー保持板17は、平板状の基板部1
21と、基板部121の表面(主ミラー保持板17の表
面17b)に突設された突条部123と、基板部121
の周縁から表面上方側へ突設された枠部125とから構
成されている。鏡体19は、主ミラー保持板17の枠部
125の内側にはめ込まれ、両面テープ127によって
突条部123に貼着されている。
【0082】係る取付部101では、下方の挟持部10
3の爪部105を、既存のルームミラー5の下縁部の裏
面側に係止させ、ばね部材111の付勢力に抗して主ミ
ラー11を上方へ持ち上げながらその上部を既存のルー
ムミラー5側へ移動させ、上方の挟持部103の爪部1
05がルームミラー5の裏面側に達した状態で、ばね部
材111の付勢力に任せて主ミラー11を下方へ移動さ
せる。これにより、ばね部材111の付勢力によって上
下の挟持部103がルームミラー5を幅方向(上下方
向)から挟持した状態となり、主ミラー11はルームミ
ラー5の表面5aを覆うように着脱自在に取り付けられ
る。なお、主ミラー11の取り付けは、上方の挟持部1
03から先に係止させても良い。
3の爪部105を、既存のルームミラー5の下縁部の裏
面側に係止させ、ばね部材111の付勢力に抗して主ミ
ラー11を上方へ持ち上げながらその上部を既存のルー
ムミラー5側へ移動させ、上方の挟持部103の爪部1
05がルームミラー5の裏面側に達した状態で、ばね部
材111の付勢力に任せて主ミラー11を下方へ移動さ
せる。これにより、ばね部材111の付勢力によって上
下の挟持部103がルームミラー5を幅方向(上下方
向)から挟持した状態となり、主ミラー11はルームミ
ラー5の表面5aを覆うように着脱自在に取り付けられ
る。なお、主ミラー11の取り付けは、上方の挟持部1
03から先に係止させても良い。
【0083】このような取付部101を用いれば、既存
のルームミラー5の幅の大きさ(上下方向の高さ)によ
らず、ワイドルームミラー1を取り付けることができ、
さらに汎用性が高まる。
のルームミラー5の幅の大きさ(上下方向の高さ)によ
らず、ワイドルームミラー1を取り付けることができ、
さらに汎用性が高まる。
【0084】なお、前記第1〜第3の実施の形態では、
連結部29,66における補助ミラー保持板25,55
の支持形態として、支持球部35,69を支持凹部3
7,71によって摺動自在に支持する構造を採用してい
るが、本発明は係る支持形態に限定されるものではな
い。
連結部29,66における補助ミラー保持板25,55
の支持形態として、支持球部35,69を支持凹部3
7,71によって摺動自在に支持する構造を採用してい
るが、本発明は係る支持形態に限定されるものではな
い。
【0085】また、支持球部35,69を支持凹部3
7,71によって摺動自在に支持する構造を採用した場
合には、既存のルームミラー5や主ミラー11,53等
の他の部分に当接しない限り、補助ミラー13,15,
55,57を斜め上向きや斜め下向き等の回転を伴った
傾き位置へも設定可能であることは勿論である。
7,71によって摺動自在に支持する構造を採用した場
合には、既存のルームミラー5や主ミラー11,53等
の他の部分に当接しない限り、補助ミラー13,15,
55,57を斜め上向きや斜め下向き等の回転を伴った
傾き位置へも設定可能であることは勿論である。
【0086】さらに、前記第1〜第3の実施の形態で
は、連結部材29,63,85の軸棒31又は延設部6
5を主ミラー保持板17,59の側面17c,59cに
設けているが、係る軸棒31又は延設部65は、主ミラ
ー保持板17,59の周縁部から主ミラー11,53の
板面方向に沿って延びていれば良いものである。従っ
て、例えば、軸棒31又は延設部65を、主ミラー保持
板17,59の裏面17a,59aから突設し、主ミラ
ー保持板17,59の周縁部から延びるように主ミラー
11,53の板面方向に沿って延設することもできる。
は、連結部材29,63,85の軸棒31又は延設部6
5を主ミラー保持板17,59の側面17c,59cに
設けているが、係る軸棒31又は延設部65は、主ミラ
ー保持板17,59の周縁部から主ミラー11,53の
板面方向に沿って延びていれば良いものである。従っ
て、例えば、軸棒31又は延設部65を、主ミラー保持
板17,59の裏面17a,59aから突設し、主ミラ
ー保持板17,59の周縁部から延びるように主ミラー
11,53の板面方向に沿って延設することもできる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項2に記載の発明によれば、既存のルームミラーにワイ
ドルームミラーを取り付けるという簡単な方法及び構成
によって、前方を注視したままで十分な後方視界を得る
ことができ、車両運転時の安全性を著しく向上させるこ
とができる。
項2に記載の発明によれば、既存のルームミラーにワイ
ドルームミラーを取り付けるという簡単な方法及び構成
によって、前方を注視したままで十分な後方視界を得る
ことができ、車両運転時の安全性を著しく向上させるこ
とができる。
【0088】また、ワイドルームミラーは、主ミラーと
補助ミラーとをユニット化したものであり、全体を既存
のルームミラーに取り付ければよいので、その取付作業
が容易である。
補助ミラーとをユニット化したものであり、全体を既存
のルームミラーに取り付ければよいので、その取付作業
が容易である。
【0089】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、連結部がルームミラーの
表面に近接している場合であっても、補助ミラーの外側
の端部がルームミラーの表面に当接することなく、補助
ミラーを自由に外開き状態とすることができる。すなわ
ち、ワイドルームミラーを全体的に薄く形成しても、長
さの異なるルームミラーに対して同一のワイドルームミ
ラーを使用することができ、汎用性の高いワイドルーム
ミラーとすることができる。
に記載の発明の効果に加えて、連結部がルームミラーの
表面に近接している場合であっても、補助ミラーの外側
の端部がルームミラーの表面に当接することなく、補助
ミラーを自由に外開き状態とすることができる。すなわ
ち、ワイドルームミラーを全体的に薄く形成しても、長
さの異なるルームミラーに対して同一のワイドルームミ
ラーを使用することができ、汎用性の高いワイドルーム
ミラーとすることができる。
【0090】また、主ミラーの表面を既存のルームミラ
ーから大きく離れた位置に設ける必要がないので、運転
者や他の乗員に違和感を与えることがなく、車室前方の
見栄えを向上させることができる。
ーから大きく離れた位置に設ける必要がないので、運転
者や他の乗員に違和感を与えることがなく、車室前方の
見栄えを向上させることができる。
【0091】さらに、ワイドルームミラーの軽量化が可
能となり、より安定した取り付け状態を得ることができ
る。
能となり、より安定した取り付け状態を得ることができ
る。
【0092】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明に効果に加えて、連結部がルームミラーの
表面に近接している場合であっても、補助ミラーの外側
の端部がルームミラーの表面に当接することなく、補助
ミラーを自由に外開き状態とすることができる。すなわ
ち、ワイドルームミラーを全体的に薄く形成しても、長
さの異なるルームミラーに対して同一のワイドルームミ
ラーを使用することができ、汎用性の高いワイドルーム
ミラーとすることができる。
に記載の発明に効果に加えて、連結部がルームミラーの
表面に近接している場合であっても、補助ミラーの外側
の端部がルームミラーの表面に当接することなく、補助
ミラーを自由に外開き状態とすることができる。すなわ
ち、ワイドルームミラーを全体的に薄く形成しても、長
さの異なるルームミラーに対して同一のワイドルームミ
ラーを使用することができ、汎用性の高いワイドルーム
ミラーとすることができる。
【0093】また、主ミラーの表面を既存のルームミラ
ーから大きく離れた位置に設ける必要がないので、運転
者や他の乗員に違和感を与えることがなく、車室前方の
見栄えを向上させることができる。
ーから大きく離れた位置に設ける必要がないので、運転
者や他の乗員に違和感を与えることがなく、車室前方の
見栄えを向上させることができる。
【0094】また、ワイドルームミラーの軽量化が可能
となり、より安定した取り付け状態を得ることができ
る。
となり、より安定した取り付け状態を得ることができ
る。
【0095】また、補助ミラーと延設部との連結場所
は、補助ミラーの裏面側であれば任意に定めることがで
きるので、設計自由度が増大する。
は、補助ミラーの裏面側であれば任意に定めることがで
きるので、設計自由度が増大する。
【0096】さらに、主ミラーに対する補助ミラーの位
置及び角度が、可動部による延設部の先端側の折り曲げ
角度と、連結部による補助ミラーの外開き角度との双方
によって設定されるので、補助ミラーの設定自由度が高
くなり、補助ミラーによって映し出される領域をさらに
広角で広範囲に設定することができる。
置及び角度が、可動部による延設部の先端側の折り曲げ
角度と、連結部による補助ミラーの外開き角度との双方
によって設定されるので、補助ミラーの設定自由度が高
くなり、補助ミラーによって映し出される領域をさらに
広角で広範囲に設定することができる。
【0097】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
〜請求項4に記載の発明の効果に加えて、収容凹部に延
設部を収容させることにより、簡単に且つ適切に補助ミ
ラーを初期状態に戻すことができ、操作性が向上する。
〜請求項4に記載の発明の効果に加えて、収容凹部に延
設部を収容させることにより、簡単に且つ適切に補助ミ
ラーを初期状態に戻すことができ、操作性が向上する。
【0098】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項5に記載の発明の作用に加えて、主ミラーと補
助ミラーのうち一方が破損した場合、破損した一方のみ
を交換すれば良いので、経済的である。
〜請求項5に記載の発明の作用に加えて、主ミラーと補
助ミラーのうち一方が破損した場合、破損した一方のみ
を交換すれば良いので、経済的である。
【0099】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
〜請求項6に記載の発明の効果に加えて、連結部を簡単
な構造とすることができる。
〜請求項6に記載の発明の効果に加えて、連結部を簡単
な構造とすることができる。
【図1】第1の実施の形態に係るワイドルームミラーの
初期状態を示す裏面図である。
初期状態を示す裏面図である。
【図2】図1のワイドルームミラーの表面図である。
【図3】図1のワイドルームミラーを既存のルームミラ
ーに取り付けた初期状態を示す上面図である。
ーに取り付けた初期状態を示す上面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1の要部拡大図である。
【図6】補助ミラーを図3の初期状態から傾けた使用状
態を示す上面図である。
態を示す上面図である。
【図7】図1のワイドルームミラーを搭載した車両の後
方視界を示す平面図である。
方視界を示す平面図である。
【図8】一方の補助ミラーのみを設けた図1のワイドル
ームミラーの変形例を示す裏面図である。
ームミラーの変形例を示す裏面図である。
【図9】補助ミラーを主ミラーの上方に並べて設けた図
1のワイドルームミラーの変形例を示す裏面図である。
1のワイドルームミラーの変形例を示す裏面図である。
【図10】図9の要部拡大断面図である。
【図11】補助ミラーを主ミラーの下方に並べて設けた
図1のワイドルームミラーの変形例を示す裏面図であ
る。
図1のワイドルームミラーの変形例を示す裏面図であ
る。
【図12】図11の要部拡大断面図である。
【図13】第2の実施の形態に係るワイドルームミラー
の初期状態を示す斜視図である。
の初期状態を示す斜視図である。
【図14】図13のワイドルームミラーの外開き状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図15】図13のワイドルームミラーの連結部を裏面
図から視た一部断面図である。
図から視た一部断面図である。
【図16】図13のワイドルームミラーを既存のルーム
ミラーに取り付けた状態を示す斜視図である。
ミラーに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図17】図13のワイドルームミラーの初期状態を示
す上面図である。
す上面図である。
【図18】図13のワイドルームミラーの外開き状態を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図19】一方の補助ミラーのみを設けた図13のワイ
ドルームミラーの変形例を示す斜視図である。
ドルームミラーの変形例を示す斜視図である。
【図20】第3の実施の形態に係るワイドルームミラー
の要部斜視図である。
の要部斜視図である。
【図21】図20の分解斜視図である。
【図22】図20のワイドルームミラーの初期状態を示
す上面図である。
す上面図である。
【図23】図20のワイドルームミラーの外開き状態を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図24】図20のワイドルームミラーの変形例の初期
状態を示す上面図である。
状態を示す上面図である。
【図25】図20のワイドルームミラーの変形例の外開
き状態を示す上面図である。
き状態を示す上面図である。
【図26】取付部の変形例を示す要部斜視図である。
【図27】図26の取付部を適用したワイドルームミラ
ーを示す表面図である。
ーを示す表面図である。
【図28】図27の断面図である。
【図29】従来の既存のルームミラーによる車両の後方
視界を示す平面図である。
視界を示す平面図である。
1 ワイドルームミラー 3 車室 5 既存のルームミラー 5a 既存のルームミラーの表面 11 主ミラー 13 補助ミラー 15 補助ミラー 29 連結部材 51 ワイドルームミラー 53 主ミラー 55 補助ミラー 57 補助ミラー 63 連結部材 65 延設部 66 連結部 69 支持球部 71 支持凹部 83 ワイドルームミラー 87 可動部 93 ワイドルームミラー 97 延設部
Claims (7)
- 【請求項1】 車室内に配設された既存のルームミラー
に取り付けられるワイドルームミラーであって、 前記既存のルームミラーの表面側に、該表面を覆うよう
に着脱自在に取り付けられる板体状の主ミラーと、 前記主ミラーに連結部材を介して可動自在に連結支持さ
れた補助ミラーとを備えたことを特徴とするワイドルー
ムミラー。 - 【請求項2】 請求項1に記載のワイドルームミラーで
あって、 前記連結部材は、前記主ミラーの周縁部から該主ミラー
の板面方向に沿って延びる延設部と、該延設部と前記補
助ミラーの裏面側とを可動自在に連結する連結部とを有
し、 前記補助ミラーの表面は、前記主ミラーの表面と略同一
面内となる初期状態から、前記主ミラーの表面に対して
傾いた状態へ移動可能であることを特徴とするワイドル
ームミラー。 - 【請求項3】 請求項2に記載のワイドルームミラーで
あって、 前記連結部は、前記延設部の延設方向において前記主ミ
ラーから最も離れた前記補助ミラーの外側の端部と、前
記延設部の先端部とを連結し、 前記補助ミラーの表面は、前記初期状態から、前記主ミ
ラーに近接する内側の端部が前記主ミラーの表面上方側
に突出する外開き状態へ移動可能であることを特徴とす
るワイドルームミラー。 - 【請求項4】 請求項2に記載のワイドルームミラーで
あって、 前記延設部は、該延設部の先端側が前記主ミラーの表面
上方側へ折れ曲がるのを許容する可動部を有し、 前記連結部は、前記補助ミラーと、前記延設部の先端部
とを連結し、 前記補助ミラーの表面は、前記初期状態から、前記主ミ
ラーに近接する内側の端部が前記主ミラーの表面上方側
に突出する外開き状態へ移動可能であることを特徴とす
るワイドルームミラー。 - 【請求項5】 請求項2〜請求項4のいずれかに記載の
ワイドルームミラーであって、 前記補助ミラーの裏面側に、前記初期状態で前記延設部
を収容する収容凹部を設けたことを特徴とするワイドル
ームミラー。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
ワイドルームミラーであって、 前記連結部材は、前記主ミラーと前記補助ミラーとを着
脱自在に連結することを特徴とするワイドルームミラ
ー。 - 【請求項7】 請求項2〜請求項6のいずれかに記載の
ワイドルームミラーであって、 前記連結部は、前記延設部及び前記補助ミラーの一方に
設けられた支持球部と、その他方に設けられ前記支持球
部を可動状態で収容支持する支持凹部とからなることを
特徴とするワイドルームミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12861397A JP2924960B2 (ja) | 1996-05-20 | 1997-05-19 | ワイドルームミラー |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16038496 | 1996-05-20 | ||
JP35930796 | 1996-12-11 | ||
JP8-160384 | 1996-12-11 | ||
JP8-359307 | 1996-12-11 | ||
JP12861397A JP2924960B2 (ja) | 1996-05-20 | 1997-05-19 | ワイドルームミラー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10226274A true JPH10226274A (ja) | 1998-08-25 |
JP2924960B2 JP2924960B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=27315781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12861397A Expired - Fee Related JP2924960B2 (ja) | 1996-05-20 | 1997-05-19 | ワイドルームミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924960B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103889783A (zh) * | 2011-09-12 | 2014-06-25 | 迈克尔·费尔曼 | 改进的车辆反光镜 |
KR102103869B1 (ko) * | 2019-12-27 | 2020-04-23 | 김영대 | 높이 가변형 tv 스탠드 |
KR102135535B1 (ko) * | 2019-12-31 | 2020-07-17 | 박우석 | 티비에 장착이 가능한 다기능 거치대 |
JP2022060129A (ja) * | 2020-10-04 | 2022-04-14 | 株式会社A-Z | 自動車用ルームミラー |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP12861397A patent/JP2924960B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103889783A (zh) * | 2011-09-12 | 2014-06-25 | 迈克尔·费尔曼 | 改进的车辆反光镜 |
CN103889783B (zh) * | 2011-09-12 | 2017-04-05 | 迈克尔·费尔曼 | 改进的车辆反光镜 |
KR102103869B1 (ko) * | 2019-12-27 | 2020-04-23 | 김영대 | 높이 가변형 tv 스탠드 |
KR102135535B1 (ko) * | 2019-12-31 | 2020-07-17 | 박우석 | 티비에 장착이 가능한 다기능 거치대 |
JP2022060129A (ja) * | 2020-10-04 | 2022-04-14 | 株式会社A-Z | 自動車用ルームミラー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2924960B2 (ja) | 1999-07-26 |
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