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JPH10219567A - 平滑性液体柔軟剤組成物 - Google Patents

平滑性液体柔軟剤組成物

Info

Publication number
JPH10219567A
JPH10219567A JP1869297A JP1869297A JPH10219567A JP H10219567 A JPH10219567 A JP H10219567A JP 1869297 A JP1869297 A JP 1869297A JP 1869297 A JP1869297 A JP 1869297A JP H10219567 A JPH10219567 A JP H10219567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
liquid crystal
emulsion
component
softener composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1869297A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikashi Takahashi
史 高橋
Shuichi Nihei
秀一 二瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP1869297A priority Critical patent/JPH10219567A/ja
Publication of JPH10219567A publication Critical patent/JPH10219567A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟基材とジメチルシリコーンとを効率的に
繊維に吸着させることができ、繊維に優れた柔軟性と平
滑性とを付与することができる柔軟剤組成物を提供する
こと。 【解決手段】 (A)水不溶性の柔軟基剤、(B)水不
溶性の柔軟基剤により液晶を形成させる工程、得られた
液晶とジメチルシリコーンとを混合攪拌する工程、及び
得られた混合物と水を混合してエマルジョンとする工
程、を含む製造方法により製造された平均粒径0.5μ以
下のジメチルシリコーンエマルジョンとを含有する液体
柔軟剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料などの繊維製
品に、柔軟性とともに平滑性を付与することができる液
体柔軟剤組成物に関するものである。
【従来の技術】ジメチルシリコーンは繊維に吸着すると
優れた平滑性を発揮することが知られているが、ジメチ
ルシリコーンを柔軟剤に配合し、衣料をすすぎ時に処理
してもジメチルシリコーンは静電的に中性のためほとん
ど繊維に吸着せず、平滑性を発現することができない。
従って、柔軟剤に配合したシリコーンを繊維に吸着させ
るために、アミノ基を導入したアミノ変性シリコーンが
あるが、アミノ変性シリコーンには繊維を黄変させる欠
点がある。一方、柔軟基材としてモノアルキルカチオン
を用い、ジメチルシリコーン乳化物を柔軟剤に配合する
ことも行われているが、衣料へのジメチルシリコーンの
吸着は未だ不十分である。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、柔軟基材と
ジメチルシリコーンとを効率的に繊維に吸着させること
ができ、繊維に優れた柔軟性と平滑性とを付与すること
ができる柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、先ずはじめに
水不溶性の柔軟基剤により液晶を形成させ、ついでこの
液晶とジメチルシリコーンとを混合攪拌し、ついで水を
混合して、特定の粒径のジメチルシリコーン分散粒子と
すると、上記課題を効率的に解決することができる柔軟
剤組成物が得られるとの知見に基づいてなされたのであ
る。すなわち、本発明は、(A)水不溶性の柔軟基剤、
(B)水不溶性の柔軟基剤により液晶を形成させる工
程、得られた液晶とジメチルシリコーンとを混合攪拌す
る工程、及び得られた混合物と水を混合してエマルジョ
ンとする工程、を含む製造方法により製造された平均粒
径0.5μ以下のジメチルシリコーンエマルジョンとを含
有することを特徴とする液体柔軟剤組成物を提供する。
【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(A)の柔軟
化基剤としては、アミン化合物の中和物、アミン化合物
の4級化物などがあげられる。アミンの具体例として
は、下記一般式I又はIIで示されるものがあげられる。
【0003】
【化1】
【0004】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
それぞれ同一でも異なってもよく、炭素数1〜24のア
ルキル基またはアルケニル基を示す。また、これらアル
キル基またはアルケニル基は、下記の官能基によって置
換あるいは遮断されていてもよい。)
【0005】
【化2】
【0006】このうち、アルキル基またはアルケニル基
がカルボニル基(−CO−)で遮断された基、例えばR
−COO−(CH2)n −またはR−CONH−(CH2)
n −(R=炭素数1〜24のアルキル基またはアルケニ
ル基、n=1〜4)はヒドロカルボニル基とも呼ばれて
いる。上記一般式(I)で示されるアミン化合物の具体
例としては、次に示す式(I−1)〜(I−10)の化
合物があげられる。
【0007】
【化3】
【0008】
【化4】
【0009】上記一般式(II)の化合物の具体例として
は、次に示す式(II−1)〜(II−5)のアミン化合物
があげられる。
【0010】
【化5】
【0011】上記アミン化合物は、中和物の形で、ある
いは4級化物の形で本発明の柔軟化基剤として使用でき
る。中和は、酸により行われ、塩酸、硫酸、リン酸等の
無機酸や安息香酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、ア
クリル酸や高分子アクリル酸等の有機酸をあげることが
できる。また、これらのアミン化合物の4級化には、通
常用いられる4級化剤が用いられ、具体的にはメチルク
ロライド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、エピクロロヒ
ドリン等が挙げられる。
【0012】本発明の成分(B)のジメチルシリコーン
エマルジョンは、水不溶性の柔軟基剤により液晶を形成
させる工程、得られた液晶とジメチルシリコーンとを混
合攪拌する工程、及び得られた混合物と水を混合してエ
マルジョンとする工程、を含む製造方法により製造され
る。ここで使用する水不溶性の柔軟基剤としては、成分
(A)の柔軟化基剤についてあげたものを同じくあげる
ことができるが、成分(B)中の水不溶性の柔軟基剤
と、成分(A)の柔軟化基剤とは同じでも異なっていて
もよい。又、成分(B)を製造するのに用いるジメチル
シリコーンとしては、25℃における粘度が1cst 程度
の低粘度ジメチルポリシロキサンから100万cst ある
いはそれ以上の高粘度ジメチルポリシロキサンまで使用
できる。平滑性の面からは1万〜100万cst ぐらいの
ものがより好ましい。
【0013】本発明の成分(B)を製造するには、先
ず、水不溶性の柔軟基剤を用いて、例えば、一般的な攪
拌装置、つまり、攪拌翼がプロペラ形、いかり形又はリ
ボン形等の全体を混合できる攪拌装置を用いて柔軟基剤
の相転移以上で、0.1〜2倍量の水とともに液晶を形成
させ、得られた液晶とジメチルシリコーンとを混合攪拌
する。ここで、液晶とジメチルシリコーンとの比率は、
例えば、ジメチルシリコーンと水不溶性柔軟基剤の比が
95/5〜50/50(重量比)とするのが好ましい。
このようにして得られた混合物と水を、例えば、70/
30〜50/50(重量比)で混合して、平均粒径が0.
5μ以下、好ましくは0.5〜0.03μ、より好ましく
は、0.4〜0.1μのエマルジョンとする。このようにし
て得た成分(B)のエマルジョンを、本発明の柔軟剤組
成物中に0.1〜10重量%(以下、%と略称する)含有
させるのが好ましく、より好ましくは0.3〜8%であ
る。本発明の柔軟剤組成物中に、成分(A)及び(B)
からもたらされる柔軟化基剤を、1〜30%含有させる
のが好ましく、より好ましくは2〜20%、さらに好ま
しくは3〜15%である。
【0014】本発明の柔軟剤組成物には、上記成分以外
にその他の任意成分として通常柔軟剤に配合される公知
の成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合することが
できる。例えば、高級アルコールのEO付加物、牛脂ア
ルキルアミンのEO付加物等の非イオン界面活性剤、ス
テアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸、2−エチルヘ
キサン酸とグリセリンまたはペンタエリスリトールとの
部分エステル化物等の非イオン界面活性剤、食塩、塩化
アンモニウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩
化カリウム等の水溶性塩、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、イソプレングリコール、ヘキシレングリコール
等の溶剤、尿素、殺菌剤、酸化防止剤、染料、顔料、炭
化水素、セルロース誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白
剤、香料等があげられる。又、各種の酸及び塩基を用い
て柔軟剤組成物をpHを2〜6に調整するのが好まし
い。このうち、酸として有機酸及び無機酸を使用するこ
とができるが、有機酸を用いると経時で増粘する傾向が
あるため、塩酸、硫酸等の無機酸を用いるのが好まし
い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、衣料の繊維にジメチル
シリコーンを効率よく吸着させることができ、衣料に優
れた平滑性を付与することができる柔軟剤組成物が提供
される。次に本発明を実施例及び比較例により具体的に
説明する。
【実施例】
製造例1 下記のB1〜B6から選ばれる柔軟基剤を用いて、同量
の水とともに、柔軟基剤の相転移温度以上でナウターミ
キサーで5分間混合(剪断力0.8m/s)し液晶を形成
させた。得られた液晶と下記のB7〜B10のジメチル
シリコーンとを上記と同じ温度でさらに20分間混合攪
拌し、次いで、得られた混合物と水を、40/60(重
量比)で混合して、平均粒径が0.4〜0.2μのエマルジ
ョンを得た。
【0016】
【化6】
【0017】 B−6 ジメチルシリコン 粘度 10000cst (25℃) B−7 〃 100000cst B−8 〃 1000000cst B−9 B−7をPOE(20)ノニルフェニルエーテルで乳化したもの 実施例1 上記製造例に記載の方法により得られた(B)成分と、
下記の(A)成分を用いて、表−1に記載の柔軟剤組成
物を調製し、以下の方法で柔軟性及び滑り性を評価し
た。結果もまとめて表−1に示す。
【0018】
【化7】
【0019】柔軟化処理方法 市販の木綿タオルを市販衣料用洗剤により電気洗濯機を
用いて50℃で2回繰返し洗濯後、常温の水道水で充分
すすぎ、試験布とした。次に全自動洗濯機愛妻号F50
X2型(松下電機(株)製)の標準コースを使用し、試
験布を市販の洗剤(ライオン(株)製ハイトップ)で洗
浄後、すすぎ2回目に柔軟基剤濃度200ppm になるよ
うに柔軟剤の分散液を加えて柔軟処理を行ない25℃、
65%RHで十分に乾燥させ評価試験に用いた。
【0020】柔軟性評価方法 ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロライドだ
けを柔軟剤基剤として配合した柔軟剤組成物で処理した
布を対照にして一対比較を行ない、下記基準にて評価し
た。 +2: 対照より柔らかい +1: 対照よりやや柔らかい 0: 対照と同じ −1: 対照の方がやや柔らかい −2: 対照の方が柔らかい
【0021】平滑性評価法 ジ硬化牛脂アルキルジメチルアンモニウムクロライドだ
けを柔軟基剤として配合した柔軟剤組成物で処理した布
を対照にして一対比較を行ない、下記基準にて評価し
た。 +2: 対照よりすべる +1: 対照よりややすべる 0: 対照と同じ −1: 対照の方がややすべる −2: 対照の方がすべる
【0022】
【表1】 表−1 No (A) (B) の (B) の (B)ノ シリコン/ 配合量 柔軟性 滑り性 成分 4級塩 シリコーン 4級塩 (A) (B) 1 A-1 B-1 B-7 10/1 15% 1% 〇 +1 2 A-1 B-2 B-7 10/1 13 1 〇 +1 3 A-2 B-2 B-6 10/1 13 2 +1 +2 4 A-2 B-3 B-7 5/3 5 1 〇 +1 5 A-3 B-1 B-7 1/1 13 2 +1 +2 6 A-4 B-4 B-8 4/1 15 1 〇 +17 A-5 B-5 B-6 10/1 15 3 +1 +1 8* A-1 B′ B-7 10/1 15 1 〇 〇 9* A-2 B′ B-7 10/1 15 1 〇 〇 10* A-3 B′ B-7 10/1 15 1 〇 〇11* A-1 ── B-9 ─ 15 1 〇 〇 8* 〜11* は比較例である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水不溶性の柔軟基剤、(B)水不
    溶性の柔軟基剤により液晶を形成させる工程、得られた
    液晶とジメチルシリコーンとを混合攪拌する工程、及び
    得られた混合物と水を混合してエマルジョンとする工
    程、を含む製造方法により製造された平均粒径0.5μ以
    下のジメチルシリコーンエマルジョンとを含有すること
    を特徴とする液体柔軟剤組成物。
JP1869297A 1997-01-31 1997-01-31 平滑性液体柔軟剤組成物 Pending JPH10219567A (ja)

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JP1869297A JPH10219567A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 平滑性液体柔軟剤組成物

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ID=11978684

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JP1869297A Pending JPH10219567A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 平滑性液体柔軟剤組成物

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JP (1) JPH10219567A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075813A (ja) * 2005-08-15 2007-03-29 Kao Corp 乳化組成物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075813A (ja) * 2005-08-15 2007-03-29 Kao Corp 乳化組成物の製造方法

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