JPH10217632A - 製本装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙集積体の紙揃えと紙揃え後の用紙集積体
の１側面に糊付けを行った後、小冊子に分離する作業を
同一の装置で行う製本装置を提供する。 【解決手段】 下面板上に載置された用紙集積体を下面
板の１コーナーを最下点として傾斜させ振動を与えて用
紙集積体の２側面を揃える紙揃え装置と、当該紙揃え後
の用紙集積体を上部から板状体で押さえるとともに、当
該用紙集積体の１側面を下面として紙揃え装置を直立さ
せ当該直立した用紙集積体の下側側面を露出させて糊付
けを行う糊付けユニットと、当該糊付けにより背糊固め
された用紙集積体を搬送して背部を分離する冊子分離装
置とを備えることによりかかる製本装置を得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には単位
シートたる用紙の集積体に振動を与えて紙揃えする装置
と当該紙揃え後の用紙集積体の１側面に糊を塗布して製
本状態とする糊付けユニットと製本された用紙背糊部を
所定個所から分離して小冊子にする冊子分離装置とを備
える製本装置に関する。しかし、特定の用途としては、
銀行、保険業等において取り扱われる帳票の処理装置と
して好適なものであって、これらの業種において、その
日に処理され単位毎に分離された還元帳票の背部を揃え
て糊固めした後に再度単位の帳票に分離する装置として
最適のものである。

【０００２】

【従来技術】銀行、保険業等の業種においては、各種の
帳票が扱われ、扱われた帳票を各支店間あるいは支店、
本店間で精算するために、その日に扱われた帳票を整理
し、該当する支店または本店宛に仕分けして発送する作
業が行われる。この種の帳票は還元帳票と言われ、当日
扱われた帳票をその日のうちに処理することが欠かせな
い日課となっている。

【０００３】しかし、扱われ処理される帳票の量は膨大
であり、ばらばらにされた帳票を一枚ずつ人手で仕分け
るのは容易ではない。このような場合、従来はばらばら
にされた帳票を紙揃え装置で揃えた後、糊付け装置で糊
付けして一旦製本し、その後再度、支店、本店等の宛て
先毎に単位帳票を分離装置で分離し仕分ける作業を行っ
ていた。しかし、紙揃え装置と糊付け装置及び分離装置
とが一体になっていないので作業性も悪く、個々の装置
を設置するために広いスペースが必要になるという問題
もあった。そこで、この発明はこのような帳票の紙揃
え、背部の糊付け、分離作業を同一の装置で行わせるこ
とを着想し完成に至ったものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨の第１は、下面板上に載置された用紙集
積体を下面板に振動を与え用紙集積体を揃える紙揃え装
置と、当該紙揃えされた用紙集積体の１側面に糊付けを
行う糊付けユニットと、当該糊付け後の用紙集積体の背
糊固めされた側面を分離する冊子分離装置とからなるこ
とを特徴とする製本装置、にある。かかる装置であるた
めばらばらの用紙の紙揃えを行い、その後の用紙を製本
し分離する作業を容易に行うことができる。

【０００５】上記課題を解決するための本発明の要旨の
第２は、紙揃えされた用紙集積体の１側面に糊付けを行
う糊付けユニットと、当該糊付け後の用紙集積体の背糊
固めされた側面を分離する冊子分離装置とからなること
を特徴とする製本装置、にある。かかる装置であるため
紙揃え後の用紙を製本し分離する作業を容易に行うこと
ができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明することにする。図１は、本発明の製本装
置の全体を示す平面図である。図１に図示されるよう
に、本発明の製本装置は、製本部１００と製本された冊
子を分離する冊子分離部３００とから構成される。帳票
用紙等の用紙１は製本装置の前に連結される第１のコン
ベア２９により供給され、製本部の下面板１０Ｂの上に
蓄積される。帳票の表紙には表紙であることを示す認識
コード、仕分け先コード等が印字されていて、冊子の分
離や仕分け作業の後工程で使用される。製本部では用紙
の紙揃えと背糊塗布を行うため製本装置は、用紙の集積
と集積された用紙に振動を与え紙揃えを行う紙揃え機構
および紙揃え後の用紙側面に背糊塗布を行う糊付けユニ
ットを備えている。冊子分離部は、用紙の搬送を行い、
用紙の種別、冊子の表紙であることの認識コード、仕分
け先コード、紙数を確認しながら冊子の分離を行う。ま
た、本発明装置の全体を円滑に稼働するための制御部５
００が付加されている。

【０００７】図２は、本発明の製本装置を示す斜視図で
ある。この図では製本部１００は背糊塗布時の垂直位置
状態に図示されている。製本部１００は、用紙の紙揃え
を行った後、最初の水平状態から９０°回転して図２の
垂直位置状態に起立する。この状態で用紙集積体１は側
面板１０Ｂ（水平状態では下面板として機能する。）と
側面板１０Ａにより挟まれて支持されている。糊付けユ
ニット２０は製本部が垂直位置になった際に、用紙の下
側面に糊を塗布できる位置に待機しており用紙下側面に
沿って移動して背糊塗布を行う。背糊塗布後、製本装置
は再び当初の水平位置に復帰し、背糊固めされた用紙集
積体１´を冊子分離部３００へ、プッシャ２８（図１）
により押し出して第２のコンベア３０により搬送する。

【０００８】次に、製本部１００の動作を図面に基づい
てさらに詳細に説明する。図３は、製本部の動作を説明
する斜視図である。図３（Ａ）では、製本部は帳票用紙
等の用紙集積体１がコンベア等により供給されるのを待
機している状態にある。この状態では、側面板１０Ａは
上方にあってまだ用紙を支持していない。次に、用紙の
載置が終了すると製本部は、その底辺となる下面板１０
Ｂ、側面板１０Ｃおよび１０Ｄの交点Ｃを最下点とする
ように傾斜する（図３（Ｂ））。所定の傾斜角度に達す
ると製本装置はその位置で停止して、下面板１０Ｂまた
は側面板１０Ｃ，１０Ｄを左右に振動させて不揃いに積
まれた用紙の側辺を側面板に当接させて両側面を揃える
動作を行う。この動作時にも側面板１０Ａは斜め上方で
待機状態にあるが、紙揃えが終了すると点線で示した矢
印の方向に下降して用紙集積体１を押圧して支持する。

【０００９】次に、背糊塗布時の動作を説明する。紙揃
えされた用紙を側面板１０Ａが下降して下面板１０Ｂと
でクランプして支持した後、製本装置全体が当初の水平
状態位置から９０°回転し垂直状態になる。この際、製
本装置は紙揃え角度位置から一旦水平状態に復帰して垂
直状態になってもよい。背糊塗布時、側面板１０Ｃは側
面板１０Ｂの下辺を軸として当初の位置から９０°ない
し１８０°回転して外れ用紙集積体１の背糊塗布面を露
出する（図３（Ｃ））。

【００１０】糊付けユニット２０は、露出した用紙集積
体の下面に沿って平行に移動可能であって回転ローラ２
３等により糊タンク中の接着剤を用紙集積体の背部に塗
布する。糊タンク２１に満たされたホットメルトまたは
水溶性の接着剤２２を回転糊付けローラ２３により用紙
集積体下面へ塗布する。この場合、糊付けユニット自体
が用紙下側面をレールに沿って移動するのが好ましい
が、可能であれば製本装置が移動してもよい。背糊塗布
後、製本装置は、側面板１０Ｂの下側を軸として９０°
回転し、図２（Ａ）の水平状態の基本姿勢位置に戻る。

【００１１】図４は、糊付けユニットを説明する上面図
である。糊付けユニットは、ローラ２３（と好ましくは
ローラ２４）を有し、ドクターブレード２５によりロー
ラ２３上の糊量の均一化がなされる。ホットメルト接着
剤を使用する場合は糊タンク２１には加熱装置を備える
ことが必要である。糊付けユニットの全体は、ユニット
下にある走行装置によりレール２７上を走行可能にされ
ている。２６はドクターブレードホルダー部である。用
紙とローラの接触を調整するために、糊付けユニットの
全体を微小間隔上下動させる機構が必要である。

【００１２】塗布ローラはグラビアまたは凹刻された版
からなるローラでドクターブレードにより、約１０μｍ
から２ｍｍまでの塗布量を加減することができる。ホッ
トメルト型接着剤では高温にすると糊の浸透力が増し強
度が上がり、低い温度にすると強度が下がるので剥がし
て使う場合に好適となる。本発明が一つの目的とする還
元帳票等では製本後、剥離して使用するので寧ろあまり
強度を高めない方が望ましい。ローラ２４は背糊塗布
後、余分な糊を削りとって平坦化したり糊量を均一化す
るためのものである。また、紙面に糊をなじませる役割
もすることができる。

【００１３】図１に図示のように、背糊固めされた用紙
集積体１´は、プッシャ２８により冊子分離部３００へ
押し出されるが、コンベア３０はプッシャ２８の押し出
し方向に対して斜行して設置されているので、ガイド板
３１に押しつけられた状態で冊子分離装置に送られ、冊
子分離装置がページめくり動作を開始できる所定の位置
で停止できる。コンベアと冊子分離装置のテーブル面は
同一水平面にあるようにし、用紙集積体１´が停止した
位置で、その面積の約半分がコンベア上にあって、半分
が冊子分離装置のテーブル上にあるようにすると、コン
ベアによる用紙集積体の搬送と所定位置での停止を同一
の操作で行わせることができる。

【００１４】図５は、冊子分離装置を説明する斜視図で
ある。図５（Ａ）の冊子分離装置は、冊子を載置するテ
ーブル４０と冊子押さえ３２、ページめくり装置４１、
くさび装置４２、ペーパーナイフ４３、ペーパーナイフ
が取り付けられるレール４４とから構成されている。テ
ーブル４０上に載置された背糊固めされた用紙集積体１
´は、上部から冊子押さえ３２により軽く押圧されてい
て、前後左右への動揺を防止されている。なお、テーブ
ルは前記のように、コンベア装置と組み合わせた構造と
することが好ましい。ページめくり装置がページ間の隙
間を十分に大きく開けられる場合は、図６（Ｂ）の冊子
分離装置のように、くさび装置を省略して、その隙間に
ペーパーナイフが直接挿入されるようにしてもよい。

【００１５】ページめくり装置４１は、紙枚数計算機と
もいわれ、背糊固めされた用紙集積体１´のコーナー１
ｃにおいて、紙葉の下部から１枚ずつページをめくっ
て、その数をカウントするものである。ページめくり装
置には紙葉の枚数をカウントするだけではなく、紙葉の
種別、表紙であることを示す認識コード、仕分け先コー
ド等をバーコード等により認識することも可能である。
この種の装置は各種の機構のものが知られているが、念
のため、本発明装置に使用するページめくり装置につい
て説明する。

【００１６】図６は、ページめくり装置とその動作を説
明する図である。図６（Ａ）は、ページめくり装置の断
面を示す概念図であり、図６（Ｂ）は、その動作を説明
する図である。まず、ページめくり装置は、図６（Ａ）
のように、紙葉をバキュームにより吸着するサクション
ブレード４１１とサクションブレードの周囲を周回する
ワイパーピン４１２から構成されている。サクションブ
レードは、平面状のパイプ体に形成され、その上側面に
は、紙葉を吸着する吸口４１３が設けられている。サク
ションブレードの一端は閉じ、他端はサクションポンプ
に通じている。また、サクションブレードは紙葉のペー
ジ数をカウントして上昇する必要があることから、ペー
ジ数のカウントに連動して上昇するエレベータ機構に連
結されている。ワイパーピンもサクションブレードと一
体になって上昇する必要がありエレベータ機構に連結す
るかサクションブレードに連結されている。これらのエ
レベータ機構は図５、図６では省略されている。

【００１７】図６（Ｂ）により、その動作を説明する
と、まず、（１）のように、サクションブレード４１１
の上面が、セットされた紙葉のコーナー部１ｃの最下面
に密着すると自動的に真空で紙葉を吸着し、ワイパーピ
ン４１２が廻り始める。次に、（２）のように、ブレー
ドは一定の角度傾いて、２枚目の紙葉との間に隙間を作
りワイパーピンはこの間に廻って入り込む。次に、
（３）の状態では、ブレードが水平状態に戻る前に、ピ
ンは下向きの運動に移り、紙葉のコーナー部１ｃを下側
へ引き始める。（４）の状態では、ピンがブレードの下
側に動き、最初の紙はブレードの下側に捲られている。
ブレードは続いて次の紙を吸着し始める。かくして、
（５）の状態では最初の１枚の紙葉は完全にブレードの
下側に移され引き続いて次のサイクルに入って、２枚目
の紙葉を数え始める。

【００１８】このようにして、ページめくり装置はペー
ジをめくると同時にカウントを行うが、本発明に使用さ
れる冊子分離装置では、ページめくり装置が所定のペー
ジ数をカウントするか特定の認識コードを確認した際
に、ワイパーピンとサクションブレードが形成する紙葉
間の隙間にくさび装置４２からくさびが突出して挿入さ
れ、ページめくり装置がつくる紙葉間の隙間をさらに拡
大する。そして、その後にペーパーナイフがその拡大さ
れた隙間に挿入され、挿入されると同時に背糊部１ｂに
沿って紙面に平行な方向に走行して、背糊固め部分の切
断を行うことに特徴がある。ペーパーナイフ４３は、背
糊固めされた用紙集積体の背糊面に平行に設けられたレ
ールに装着されて走行するようにされている。

【００１９】紙葉間の隙間にペーパーナイフが確実に挿
入されるためには、ペーパーナイフの先端（ページめく
り装置側）が紙葉間に先に差し込まれるように、レール
に対するペーパーナイフの取り付け角度θを９０°以内
の角度にする必要がある。また、ペーパーナイフの形状
についても考慮が必要である。ペーパーナイフが小冊子
の分離に機能するのは、その背糊を切断する部分、すな
わちレールに近接する部分のみであって、その他の部分
は紙葉をかきわけることのみに機能するので、ペーパー
ナイフの全体が鋭利な刃物として働く必要はない。むし
ろそのようにすることは，不要な紙葉の切断を招いて作
業の妨げとなると考えられる。なお、レール４４は必ず
しも軌道状のものである必要はなく、ペーパーナイフを
取り付けることが可能な機構であれば十分であり、往復
または周回運動をするチェーン状のものあるいはピスト
ン状の機構であってもよい。

【００２０】ペーパーナイフが、背糊を切断した後に再
び元の位置に戻る復帰の際、ナイフが完全に背糊部分を
切断してブロック体を通過してしまう場合には、ナイフ
はブロック体を通過して戻ることはできないので、ペー
パーナイフはレールと平行な角度になるように所定角度
（θ）回転して、すなわち、折りたたまれてレールと平
行となった状態で元の位置に戻り、再び所定角度（θ）
回転して最初の状態に戻る動作が必要になる。

【００２１】図７は、製本部の動作を説明するフローチ
ャートである。Ｓ１で用紙を供給コンベヤ２９にのせ
る。この際、製本部で処理中であるか否かを判断し（Ｓ
２）、処理中であれば、コンベヤは停止して待機し処理
中でなければコンベヤが起動される（Ｓ３）。用紙載置
後、下面板１０ＢはＣ点を最下点にするように斜傾し所
定の位置で停止した後、紙揃え装置の振動を開始する
（Ｓ４）。

【００２２】用紙載置後、製本装置は経過時間をカウン
トしていて、製本部に用紙が搬送された後、一定時間時
間が経過したか否かを判断する（Ｓ５）。所定の設定時
間が未経過であれば振動を継続し、所定時間経過した信
号を受けた後に、下面板１０Ｂは振動を停止する（Ｓ
６）。同時に押さえ板１０Ａが下降して用紙集積体１を
クランプして支持する（Ｓ７）。

【００２３】側面板１０Ｃが下面板１０Ｂの背面に移動
して用紙集積体の下側の側面を露出する（Ｓ８）。紙揃
え装置の全体は、側面板１０Ｃがあった面が最下面とな
るように回転して水平状態では下面板であった側面板１
０Ｂと押さえ板１０Ａを直立させる（Ｓ９）。糊付けユ
ニットが露出した用紙集積体の下面に沿って移動し糊付
けを行う（Ｓ１０）。

【００２４】糊付け後、製本装置は経過時間をカウント
していて、一定時間時間が経過したか否かを判断する
（Ｓ１１）。所定の設定時間が未経過であれば乾燥を継
続し、所定時間が経過した信号を受けた後に、側面板１
０Ｃが元の位置に戻り（Ｓ１２）、下面板１０Ｂが元の
水平位置に戻る（Ｓ１３）。その後、押さえ板１０Ａが
開放されて（Ｓ１４）上昇し、製本装置は最初の状態に
戻る。

【００２５】次に、冊子分離部の動作について説明す
る。図８は、冊子分離部の動作を説明するフローチャー
トである。製本装置の下面板１０Ｂとコンベア３０とを
同じ平面レベルに合わせた後（Ｓ１５）、製本部は、冊
子分離装置で処理中であるか否かを判断し（Ｓ１６）、
処理中であればプッシャ２８は停止して待機し処理中で
なければ、プッシャが作動し背糊固めされた用紙１´を
コンベヤ３０に移載する（Ｓ１７）。用紙を冊子分離装
置へコンベヤで搬送し（Ｓ１８）、搬送が完了したか否
かを確認した後（Ｓ１９）、押さえ板３２が下降して用
紙をクランプする（Ｓ２０）。

【００２６】冊子分離装置では、フローチャートは２つ
の経路に分かれている。経路（Ａ）は、くさび装置４２
を備える冊子分離装置を使用する場合であって、ページ
めくり装置がページめくりを開始し（Ｓ２１）、分離の
タイミングであると判断した際（Ｓ２２）くさびが挿入
される（Ｓ２３）。挿入されたくさびにより紙葉間の隙
間が拡大された後にペーパーナイフが挿入され（Ｓ２
４）、背糊部の切断を行う。その後、くさびが収納され
（Ｓ２５）、１単位の冊子の分離が完了する（Ｓ２
６）。冊子分離装置はページめくり装置により、冊子の
分離が全て完了したことを感知でき、冊子の分離が全て
完了したことを感知した際（Ｓ２７）には、押さえ板３
２が上昇し（Ｓ２８）、分離された小冊子の束を排除す
る（Ｓ２９）。経路（Ｂ）は、くさび装置４２のない冊
子分離装置のフローチャートを示すもので、経路（Ａ）
に比較して、くさびの挿入（Ｓ２３）とくさびの収納の
プロセス（Ｓ２５）が省略されている。

【００２７】制御装置５００は、本発明の製本装置全体
の制御を行うもので、例えば、製本部へ用紙を供給する
際の製本部の処理状況の確認（Ｓ２）、用紙搬送後の経
過時間の認識（Ｓ５）、糊付け後の経過時間の認識（Ｓ
１１）、冊子分離部の処理状況の確認（Ｓ１６）、冊子
分離部への搬送状況の確認（Ｓ１９）、冊子分離のタイ
ミングの確認（Ｓ２２）、冊子の分離の完了の確認（Ｓ
２７）を行っている。これらの確認、認識は装置を監視
する適宜なセンサーによるデータおよび予め定められた
設定値を制御装置にフィードバックして制御信号を発信
することによりなされる。

【００２８】

【発明の効果】以上に詳述のように本発明の製本装置に
よれば、帳票等の用紙の紙揃えを行い同一の装置を使っ
て糊付けを行って製本し、さらに小冊子に分離すること
ができるので、効率的な作業を行うとともに装置の設置
スペースを少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の製本装置の全体を示す平面図であ
る。

【図２】 本発明の製本装置を示す斜視図である。

【図３】 製本部の動作を説明する斜視図である。

【図４】 糊付けユニットを説明する上面図である。

【図５】 冊子分離部を説明する斜視図である。

【図６】 ぺージめくり装置とその動作を説明する図で
ある。

【図７】 製本部の動作を説明するフローチャートであ
る。

【図８】 冊子分離部の動作を説明するフローチャート
である。

【符号の説明】

１ 用紙集積体 １´ 背糊固めされた用紙集積体 １０ 紙揃え装置 １０Ａ 側面板 １０Ｂ 下面板または側面板 １０Ｃ，１０Ｄ 側面板または下面板 ２０ 糊付けユニット ２５ ドクタ
ーブレード ２１ 糊タンク ２６ ドクタ
ーブレードホルダー ２２ 接着剤 ２７ レール ２３，２４ ローラ ２８ プッシャ ２９ 第１のコンベア ３０ 第２のコンベア ３１ ガイド板 ３２ 冊子押さえ ４０ テーブル ４１ ページめくり装置 ４１１ サクシ
ョンプレード ４２ くさび装置 ４１２ ワイパ
ーピン ４３ ペーパーナイフ ４１３ 吸口 ４４ レール １００ 製本部 ３００ 冊子分離部 ５００ 制御部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下面板上に載置された用紙集積体を下面
   板に振動を与え用紙集積体を揃える紙揃え装置と、当該
   紙揃えされた用紙集積体の１側面に糊付けを行う糊付け
   ユニットと、当該糊付け後の用紙集積体の背糊固めされ
   た側面を分離する冊子分離装置とからなることを特徴と
   する製本装置。
2. 【請求項２】 紙揃えされた用紙集積体の１側面に糊付
   けを行う糊付けユニットと、当該糊付け後の用紙集積体
   の背糊固めされた側面を分離する冊子分離装置とからな
   ることを特徴とする製本装置。
3. 【請求項３】 用紙集積体が取引事項を記入された後の
   帳票の集積体であることを特徴とする請求項１および請
   求項２記載の製本装置。
4. 【請求項４】 帳票の集積体の表紙には表紙であること
   を示す認識コードと仕分け先コードが印字されているこ
   とを特徴とする請求項３記載の製本装置。