JPH10216187A - マッサージ機 - Google Patents
マッサージ機Info
- Publication number
- JPH10216187A JPH10216187A JP20816597A JP20816597A JPH10216187A JP H10216187 A JPH10216187 A JP H10216187A JP 20816597 A JP20816597 A JP 20816597A JP 20816597 A JP20816597 A JP 20816597A JP H10216187 A JPH10216187 A JP H10216187A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- massage
- massage machine
- machine according
- gear case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポータブル型のマッサージ機において、背中
の後ろに配置したマッサージ機そそものの位置を変更す
ることなく、簡単にマッサージ位置の調整をできるよう
にする。 【解決手段】 人体の背中領域にほぼ対応した長手方向
寸法を備え、かつ、裏面を壁面W側に向けるようにして
同壁面Wに対して立てかけることができる独立した単体
のケーシング5と、このケーシング5の表面側に人体に
対するマッサージ体8を向けるようにして同ケーシング
5内に設けられたマッサージ手段10と、このマッサー
ジ手段10を前記ケーシング5の長手方向に沿って移動
させる移動手段11とを有する、マッサージ機とする。
の後ろに配置したマッサージ機そそものの位置を変更す
ることなく、簡単にマッサージ位置の調整をできるよう
にする。 【解決手段】 人体の背中領域にほぼ対応した長手方向
寸法を備え、かつ、裏面を壁面W側に向けるようにして
同壁面Wに対して立てかけることができる独立した単体
のケーシング5と、このケーシング5の表面側に人体に
対するマッサージ体8を向けるようにして同ケーシング
5内に設けられたマッサージ手段10と、このマッサー
ジ手段10を前記ケーシング5の長手方向に沿って移動
させる移動手段11とを有する、マッサージ機とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単に持ち運びが
可能な程度の大きさとされた比較的小型のマッサージ機
に関し、好ましくは壁等に立てかけて使用することので
きるマッサージ機に関するものである。
可能な程度の大きさとされた比較的小型のマッサージ機
に関し、好ましくは壁等に立てかけて使用することので
きるマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】持ち運びが可能な程度の大きさとされた
小型のマッサージ機Mとして、図19及び図20に示す
ものが知られている(例えば特開平5−184639号
公報参照)。このマッサージ機Mは、平置きした状態
で、その上に使用者が寝ころんで首、背中、腰、脚等に
当てつけるようにしたり、図20に示すように使用者が
椅子に座った状態で足の裏を載せたりして使用すること
ができる。
小型のマッサージ機Mとして、図19及び図20に示す
ものが知られている(例えば特開平5−184639号
公報参照)。このマッサージ機Mは、平置きした状態
で、その上に使用者が寝ころんで首、背中、腰、脚等に
当てつけるようにしたり、図20に示すように使用者が
椅子に座った状態で足の裏を載せたりして使用すること
ができる。
【0003】また、図20に示すように、椅子の背もた
れ部へマッサージ機Mを当てつけて、腰や背中をマッサ
ージするという使い方がされることもある。なお、この
種の小型化されたマッサージ機Mには、モミ玉式、振動
式、及びこれらの併用式のものがある。
れ部へマッサージ機Mを当てつけて、腰や背中をマッサ
ージするという使い方がされることもある。なお、この
種の小型化されたマッサージ機Mには、モミ玉式、振動
式、及びこれらの併用式のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の小型のマッサ
ージ機Mでは、例えば図19に示した使用方法では、背
中のマッサージを終えてから続いて腰のマッサージをし
ようとする場合に、いちいちマッサージ機Mの挿入位置
を変えるか、又は使用者が寝ころぶ位置を変えるかのい
ずれかが必要であり、マッサージ位置の変更が非常に面
倒であった。
ージ機Mでは、例えば図19に示した使用方法では、背
中のマッサージを終えてから続いて腰のマッサージをし
ようとする場合に、いちいちマッサージ機Mの挿入位置
を変えるか、又は使用者が寝ころぶ位置を変えるかのい
ずれかが必要であり、マッサージ位置の変更が非常に面
倒であった。
【0005】また、図20に示す椅子の背もたれ部へマ
ッサージ機Mを当てつけて使用する場合において、背中
の下部側から上部側へマッサージ位置を変更したいとき
は、使用者が後ろに手を回して自分でマッサージ機Mを
上方へ移動させねばならず、この場合には、マッサージ
位置の変更がより面倒である。更に、図20に仮想線で
示すように、椅子の背もたれ部へマッサージ機Mを当て
つけながら背中の上部や肩部をマッサージする場合に
は、マッサージ機Mを椅子の座面から浮かした状態でこ
れを保持する必要があり、そのためには使用者自身がマ
ッサージ機Mを背もたれ部に向かって強く押し続けねば
ならない。このため、使用者が一部の筋肉の緊張を緩和
できない特異な姿勢でマッサージせねばならず、快感を
得にくいという欠点がある。
ッサージ機Mを当てつけて使用する場合において、背中
の下部側から上部側へマッサージ位置を変更したいとき
は、使用者が後ろに手を回して自分でマッサージ機Mを
上方へ移動させねばならず、この場合には、マッサージ
位置の変更がより面倒である。更に、図20に仮想線で
示すように、椅子の背もたれ部へマッサージ機Mを当て
つけながら背中の上部や肩部をマッサージする場合に
は、マッサージ機Mを椅子の座面から浮かした状態でこ
れを保持する必要があり、そのためには使用者自身がマ
ッサージ機Mを背もたれ部に向かって強く押し続けねば
ならない。このため、使用者が一部の筋肉の緊張を緩和
できない特異な姿勢でマッサージせねばならず、快感を
得にくいという欠点がある。
【0006】一方、図20に示すような腰や背中の上部
及び肩にかけてのマッサージを広範囲に行えるものとし
て、マッサージ体を椅子の背もたれ部分に上下動自在に
組み込んだチェア式のマッサージ機があるが、かかるチ
ェア式のマッサージ機は非常に高価でコスト高となると
ともに、大型であるため不要時に狭いところに仕舞うこ
とができず、部屋が狭い場合には当該マッサージ機の設
置場所に困ることが多い。
及び肩にかけてのマッサージを広範囲に行えるものとし
て、マッサージ体を椅子の背もたれ部分に上下動自在に
組み込んだチェア式のマッサージ機があるが、かかるチ
ェア式のマッサージ機は非常に高価でコスト高となると
ともに、大型であるため不要時に狭いところに仕舞うこ
とができず、部屋が狭い場合には当該マッサージ機の設
置場所に困ることが多い。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、マッサ
ージ機をチェア式のものほど大型化することなく、寝こ
ろんだ姿勢や座った姿勢でのマッサージ位置の変更を容
易に行えるマッサージ機を提供することを目的とする。
ージ機をチェア式のものほど大型化することなく、寝こ
ろんだ姿勢や座った姿勢でのマッサージ位置の変更を容
易に行えるマッサージ機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明に
係るマッサージ機は、人体の背中領域にほぼ対応した長
手方向寸法を備え、かつ、裏面を壁面側に向けるように
して同壁面に対して立てかけることができる独立した単
体のケーシングと、このケーシングの表面側に人体に対
するマッサージ体を向けるようにして同ケーシング内に
設けられたマッサージ手段と、このマッサージ手段を前
記ケーシングの長手方向に沿って移動させる移動手段と
を有するものである。
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明に
係るマッサージ機は、人体の背中領域にほぼ対応した長
手方向寸法を備え、かつ、裏面を壁面側に向けるように
して同壁面に対して立てかけることができる独立した単
体のケーシングと、このケーシングの表面側に人体に対
するマッサージ体を向けるようにして同ケーシング内に
設けられたマッサージ手段と、このマッサージ手段を前
記ケーシングの長手方向に沿って移動させる移動手段と
を有するものである。
【0009】この場合、ケーシングが人体の背中領域に
ほぼ対応した長手方向寸法に形成されているので、マッ
サージ機として持ち運びが可能な大きさを超えることな
く、それでいて背中領域におけるマッサージ位置の変更
に対応できる大きさを有したものに形成できる。なお、
ここで背中領域とは、平均的身長を有した大人の首すじ
から腰あたりまでに相当する長さを言うもので、当該マ
ッサージ機の背中への使用を限定しているものではな
い。
ほぼ対応した長手方向寸法に形成されているので、マッ
サージ機として持ち運びが可能な大きさを超えることな
く、それでいて背中領域におけるマッサージ位置の変更
に対応できる大きさを有したものに形成できる。なお、
ここで背中領域とは、平均的身長を有した大人の首すじ
から腰あたりまでに相当する長さを言うもので、当該マ
ッサージ機の背中への使用を限定しているものではな
い。
【0010】また、ケーシングは、裏面を壁面側に向け
るようにして同壁面に対して立てかけることができる独
立した単体のものに形成されている。そして、このよう
なケーシングの内部に、その表面側にマッサージ体を向
けるようにしてマッサージ手段が設けられているととも
に、このマッサージ手段をケーシングの長手方向に移動
させる移動手段とが設けられているので、例えば図1や
図6に示すように、椅子の背もたれや部屋の壁に対して
ケーシングを立てかけて使用することができ、このさ
い、移動手段でマッサージ体の高さ位置を変更すること
により、マッサージ位置の変更を容易に行える。
るようにして同壁面に対して立てかけることができる独
立した単体のものに形成されている。そして、このよう
なケーシングの内部に、その表面側にマッサージ体を向
けるようにしてマッサージ手段が設けられているととも
に、このマッサージ手段をケーシングの長手方向に移動
させる移動手段とが設けられているので、例えば図1や
図6に示すように、椅子の背もたれや部屋の壁に対して
ケーシングを立てかけて使用することができ、このさ
い、移動手段でマッサージ体の高さ位置を変更すること
により、マッサージ位置の変更を容易に行える。
【0011】前記ケーシングは、壁面に対する上当接部
を上端部に有し、かつ、床面に対する下当接部を下端部
に有する全体形状が偏平な縦長の箱型に形成されたもの
を採用することが好ましい。この場合のケーシングは、
チェア式等の大型のマッサージ機とは異なり、独立した
縦長箱形の単体に形成されているので、コンパクトで安
価なものになるとともに、不要な時には当該ケーシング
(マッサージ機)を部屋の隅や家具の間等に仕舞うこと
ができる。
を上端部に有し、かつ、床面に対する下当接部を下端部
に有する全体形状が偏平な縦長の箱型に形成されたもの
を採用することが好ましい。この場合のケーシングは、
チェア式等の大型のマッサージ機とは異なり、独立した
縦長箱形の単体に形成されているので、コンパクトで安
価なものになるとともに、不要な時には当該ケーシング
(マッサージ機)を部屋の隅や家具の間等に仕舞うこと
ができる。
【0012】上記マッサージ手段は、モミ玉式を採用す
る場合であればマッサージ体としてモミ玉を具備し、こ
のモミ玉をモミ円弧又は円周状に移動させてモミ運動さ
せる駆動機構を具備したものとなる。一方、マッサージ
手段は、振動式でもよく、この場合にはマッサージ体と
して振動板を備え、この振動板を高い振動数で微振動さ
せるための駆動機構を具備したものとなる。もっとも、
これら両方式の併用も可能である。
る場合であればマッサージ体としてモミ玉を具備し、こ
のモミ玉をモミ円弧又は円周状に移動させてモミ運動さ
せる駆動機構を具備したものとなる。一方、マッサージ
手段は、振動式でもよく、この場合にはマッサージ体と
して振動板を備え、この振動板を高い振動数で微振動さ
せるための駆動機構を具備したものとなる。もっとも、
これら両方式の併用も可能である。
【0013】上記移動手段は、ねじ送り手段、ラックと
ピニオンによる送り手段、巻き掛け伝動手段、流体圧シ
リンダ等によって構成することができる。なお、移動手
段をマッサージ手段とは別に単独で作動させる場合に
は、移動手段は単にマッサージ手段の位置合わせを行う
ものになるが、この移動手段とマッサージ手段の作動を
同時に行うようにすれば、マッサージ体によるモミや振
動マッサージを人体の背中やその他の部分の所定範囲に
おいて周期的に行うことができる。
ピニオンによる送り手段、巻き掛け伝動手段、流体圧シ
リンダ等によって構成することができる。なお、移動手
段をマッサージ手段とは別に単独で作動させる場合に
は、移動手段は単にマッサージ手段の位置合わせを行う
ものになるが、この移動手段とマッサージ手段の作動を
同時に行うようにすれば、マッサージ体によるモミや振
動マッサージを人体の背中やその他の部分の所定範囲に
おいて周期的に行うことができる。
【0014】本発明は、また、前記マッサージ機が、更
に、前記ケーシングの表面側のほぼ全面及び同ケーシン
グの少なくとも上下縁部を外側から被覆するクッション
カバーを備えたものとすることを提案する。この場合、
クッションカバーにおけるケーシングの上下当接部に対
応する部分に、可撓性のあるクッション部材よりなる第
一枠部を設けておけば、例えば図18に示すように、ケ
ーシングの上下当接部が当該第一枠部を介在した状態で
壁面及び床面に当接することになるので、固くて摩擦の
少ない壁や床に対しても当該マッサージ機を安定して立
てかけることができるようになる。
に、前記ケーシングの表面側のほぼ全面及び同ケーシン
グの少なくとも上下縁部を外側から被覆するクッション
カバーを備えたものとすることを提案する。この場合、
クッションカバーにおけるケーシングの上下当接部に対
応する部分に、可撓性のあるクッション部材よりなる第
一枠部を設けておけば、例えば図18に示すように、ケ
ーシングの上下当接部が当該第一枠部を介在した状態で
壁面及び床面に当接することになるので、固くて摩擦の
少ない壁や床に対しても当該マッサージ機を安定して立
てかけることができるようになる。
【0015】また、クッションカバーにおけるケーシン
グへの装着状態にけるマッサージ体の移動範囲の左右両
側に対応する部分に、可撓性のあるクッション部材より
なる第二枠部を設けておけば、マッサージ体が人体に当
接するときには必ず第二枠部も人体に当接することにな
り、マッサージ体が人体に対して強く当たり過ぎること
に伴う痛みを緩和することができる。
グへの装着状態にけるマッサージ体の移動範囲の左右両
側に対応する部分に、可撓性のあるクッション部材より
なる第二枠部を設けておけば、マッサージ体が人体に当
接するときには必ず第二枠部も人体に当接することにな
り、マッサージ体が人体に対して強く当たり過ぎること
に伴う痛みを緩和することができる。
【0016】上記のようなクッションカバーは、ケーシ
ングの表面広さにほぼ対応する大きさに形成された表面
部と、この表面部の上下部両側に形成されかつケーシン
グの長手方向端部を挿通できる開口を有する上下一対の
袋部と、この各袋部の裏側部間を着脱自在に連結する取
付バンドと、から構成することができる。この場合、ケ
ーシングの長手方向両端部に上下の袋部をそれぞれ被
せ、この袋部同士を裏側の取付バンドで連結することに
より、クッションカバーをケーシングに対して簡単に装
着することができる。
ングの表面広さにほぼ対応する大きさに形成された表面
部と、この表面部の上下部両側に形成されかつケーシン
グの長手方向端部を挿通できる開口を有する上下一対の
袋部と、この各袋部の裏側部間を着脱自在に連結する取
付バンドと、から構成することができる。この場合、ケ
ーシングの長手方向両端部に上下の袋部をそれぞれ被
せ、この袋部同士を裏側の取付バンドで連結することに
より、クッションカバーをケーシングに対して簡単に装
着することができる。
【0017】また、クッションカバーの下端部又は上端
部に、可撓性のあるクッション部材よりなるスペーサを
取り付けることのできる補助バンドを設けておけば、こ
の補助バンドでスペーサを取り付けることにより、壁に
立てかけ状態にあるケーシングの高さ調整が可能となる
とともに、マッサージ機を反転させてスペーサを上側に
もってくることにより、同スペーサを枕としても使用で
きる。
部に、可撓性のあるクッション部材よりなるスペーサを
取り付けることのできる補助バンドを設けておけば、こ
の補助バンドでスペーサを取り付けることにより、壁に
立てかけ状態にあるケーシングの高さ調整が可能となる
とともに、マッサージ機を反転させてスペーサを上側に
もってくることにより、同スペーサを枕としても使用で
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図6は、本発明の第一の実
施形態を示しており、このうち、図1は、本実施形態に
係るマッサージ機1を椅子2の背もたれ部3に立てかけ
た状態を示している。
施の形態を説明する。図1〜図6は、本発明の第一の実
施形態を示しており、このうち、図1は、本実施形態に
係るマッサージ機1を椅子2の背もたれ部3に立てかけ
た状態を示している。
【0019】この図1から明らかなように本発明のマッ
サージ機1は、椅子2の背もたれ部3よりもやや高い長
手方向寸法に形成された、偏平な縦長箱状のケーシング
5を有している。また、ケーシング5は、図1や図6に
示すように、その裏面を背もたれ部3や部屋の壁のよう
な壁面W側に向けるようにして同壁面Wに対して立てか
けることができる独立した単体の箱型に形成されてお
り、このため、持ち運びが可能で且つその不使用時には
家具の隙間や整理棚の中等へ収納することができるとと
もに、使用者の背中に対しては、そのほぼ全領域に実質
的に対応し得るような幅寸法及び長手方向寸法を有して
いる。
サージ機1は、椅子2の背もたれ部3よりもやや高い長
手方向寸法に形成された、偏平な縦長箱状のケーシング
5を有している。また、ケーシング5は、図1や図6に
示すように、その裏面を背もたれ部3や部屋の壁のよう
な壁面W側に向けるようにして同壁面Wに対して立てか
けることができる独立した単体の箱型に形成されてお
り、このため、持ち運びが可能で且つその不使用時には
家具の隙間や整理棚の中等へ収納することができるとと
もに、使用者の背中に対しては、そのほぼ全領域に実質
的に対応し得るような幅寸法及び長手方向寸法を有して
いる。
【0020】しかして、当該ケーシング5は、壁面Wに
対する上当接部5Wを上端部に有し、かつ、床面F(図
1の椅子2の座面を含む)に対する下当接部5Fを下端
部に有する、全体形状が偏平な縦長の箱型に形成されて
いる。かかるケーシング5の表面板5aには、その高さ
方向に沿って長い2本の長孔7が設けられており、これ
らの各長孔7にモミ玉として形成された左右一対のマッ
サージ体8が突出して挿通されている。
対する上当接部5Wを上端部に有し、かつ、床面F(図
1の椅子2の座面を含む)に対する下当接部5Fを下端
部に有する、全体形状が偏平な縦長の箱型に形成されて
いる。かかるケーシング5の表面板5aには、その高さ
方向に沿って長い2本の長孔7が設けられており、これ
らの各長孔7にモミ玉として形成された左右一対のマッ
サージ体8が突出して挿通されている。
【0021】これらのマッサージ体8は、各長孔7に沿
って上下動可能になっているので、使用者の背中領域に
対してマッサージ体8を任意の位置決めすることができ
るものである。なお、本実施形態において、ケーシング
5の長手方向寸法は500mm、幅寸法は300mmと
し、またマッサージ体8の最大上下動ストロークは23
0mm程度としてある。
って上下動可能になっているので、使用者の背中領域に
対してマッサージ体8を任意の位置決めすることができ
るものである。なお、本実施形態において、ケーシング
5の長手方向寸法は500mm、幅寸法は300mmと
し、またマッサージ体8の最大上下動ストロークは23
0mm程度としてある。
【0022】図2は、ケーシング5の表面板5aを形成
するカバーを取り外して示した正面図であり、図3は、
図2のA−A線に相当する平面断面図である。ケーシン
グ5の内部には、上記マッサージ体8をマッサージ運動
させるためのマッサージ手段10と、このマッサージ手
段10をケーシング5の長手方向、即ち、上記長孔7に
沿って移動可能にする移動手段11とが設けられてい
る。
するカバーを取り外して示した正面図であり、図3は、
図2のA−A線に相当する平面断面図である。ケーシン
グ5の内部には、上記マッサージ体8をマッサージ運動
させるためのマッサージ手段10と、このマッサージ手
段10をケーシング5の長手方向、即ち、上記長孔7に
沿って移動可能にする移動手段11とが設けられてい
る。
【0023】本実施形態では、マッサージ体8によるマ
ッサージは揉み運動を想定している。このため、上記マ
ッサージ手段10は、先端部に揉み玉を有するマッサー
ジ体8と、このマッサージ体8を回転自在に支持するギ
アケース13と、このギアケース13の中央部内へ駆動
軸14aを挿通した状態で連結されたマッサージモータ
14とを有している。
ッサージは揉み運動を想定している。このため、上記マ
ッサージ手段10は、先端部に揉み玉を有するマッサー
ジ体8と、このマッサージ体8を回転自在に支持するギ
アケース13と、このギアケース13の中央部内へ駆動
軸14aを挿通した状態で連結されたマッサージモータ
14とを有している。
【0024】ギアケース13の内部には、左右一対のウ
ォームホイール15が互いに所定間隔をおいて回転自在
に収納されていると共に、両ウォームホイール15相互
間でその双方に噛合しつつ上記マッサージモータ14に
よって回転駆動可能とされたウォーム16が収納されて
いる。このウォーム16はマッサージモータ14の駆動
軸14aに直結されている。
ォームホイール15が互いに所定間隔をおいて回転自在
に収納されていると共に、両ウォームホイール15相互
間でその双方に噛合しつつ上記マッサージモータ14に
よって回転駆動可能とされたウォーム16が収納されて
いる。このウォーム16はマッサージモータ14の駆動
軸14aに直結されている。
【0025】左右一対の各ウォームホイール15の中心
部には、ギアケース13に軸受けを介して回転自在に支
持された支持軸15aが固定されている。この支持軸1
5aはギアケース13の正面側に突出しており、この支
持軸15aの突出端部に円板状の回転体17が固定され
ている。この各回転体17に、揉み玉の先端部が支持軸
15aから偏心するよう、前記マッサージ体8がその軸
心を傾けた状態で固定されている。
部には、ギアケース13に軸受けを介して回転自在に支
持された支持軸15aが固定されている。この支持軸1
5aはギアケース13の正面側に突出しており、この支
持軸15aの突出端部に円板状の回転体17が固定され
ている。この各回転体17に、揉み玉の先端部が支持軸
15aから偏心するよう、前記マッサージ体8がその軸
心を傾けた状態で固定されている。
【0026】従って、マッサージモータ14を作動させ
ると、左右の回転体17が互いに逆の方向に回転し、こ
れにより、左右のマッサージ体8の揉み玉がが互いに共
同して揉み上げ又は揉み下げ運動をすることになる。移
動手段11は、ケーシング5の長手方向に沿ってマッサ
ージ手段10を移動させ、これによってマッサージ体8
によるマッサージ位置を変更するためのものである。こ
の移動手段11は、左右一対の摺動ガイド部20と推進
駆動部21とを有している。
ると、左右の回転体17が互いに逆の方向に回転し、こ
れにより、左右のマッサージ体8の揉み玉がが互いに共
同して揉み上げ又は揉み下げ運動をすることになる。移
動手段11は、ケーシング5の長手方向に沿ってマッサ
ージ手段10を移動させ、これによってマッサージ体8
によるマッサージ位置を変更するためのものである。こ
の移動手段11は、左右一対の摺動ガイド部20と推進
駆動部21とを有している。
【0027】摺動ガイド部20は、マッサージ手段10
のギアケース13の左右両端部から裏面側に突出して設
けた走行部材19と、この走行部材19の走行方向両端
部に回転自在に設けた前後一対のガイドローラ23と、
これらのガイドローラ23をケーシング5の長手方向に
案内する左右一対のガイドレール24と、を備えてい
る。図2に示すように、これらのガイドレール24は、
ケーシング5内の幅方向両端側に配置されている。
のギアケース13の左右両端部から裏面側に突出して設
けた走行部材19と、この走行部材19の走行方向両端
部に回転自在に設けた前後一対のガイドローラ23と、
これらのガイドローラ23をケーシング5の長手方向に
案内する左右一対のガイドレール24と、を備えてい
る。図2に示すように、これらのガイドレール24は、
ケーシング5内の幅方向両端側に配置されている。
【0028】左右一対のガイドレール24のうち、一方
のガイドレール24には、その長手方向両端寄りに、ギ
アケース13の移動限界を検出するためのストローク設
定用の検出センサ25が設けられている。この検出セン
サ25としては、接触型のリミットスイッチや非接触型
の近接スイッチ等の各種センサを用いることができる。
のガイドレール24には、その長手方向両端寄りに、ギ
アケース13の移動限界を検出するためのストローク設
定用の検出センサ25が設けられている。この検出セン
サ25としては、接触型のリミットスイッチや非接触型
の近接スイッチ等の各種センサを用いることができる。
【0029】なお、この検出センサ25の取付位置を変
更可能にしておけば、ギアケース13の走行ストローク
を調節可能にできる。また、図示していないが、ケーシ
ング5内には、検出センサ25からの信号によって後述
の送りモータ29の回転方向を反転させる制御回路が設
けられている。推進駆動部21は、ギアケース13の裏
面側に取り付けられたねじ筒体26と、このねじ筒体2
6に螺合するねじ軸27と、このねじ軸27をウォーム
伝動部28(図4参照)を介して回転駆動する送りモー
タ29とを有している。ねじ軸27は、軸心方向がケー
シング5の長手方向に向くようにケーシング5の幅方向
中央部に回転自在に架設されている。
更可能にしておけば、ギアケース13の走行ストローク
を調節可能にできる。また、図示していないが、ケーシ
ング5内には、検出センサ25からの信号によって後述
の送りモータ29の回転方向を反転させる制御回路が設
けられている。推進駆動部21は、ギアケース13の裏
面側に取り付けられたねじ筒体26と、このねじ筒体2
6に螺合するねじ軸27と、このねじ軸27をウォーム
伝動部28(図4参照)を介して回転駆動する送りモー
タ29とを有している。ねじ軸27は、軸心方向がケー
シング5の長手方向に向くようにケーシング5の幅方向
中央部に回転自在に架設されている。
【0030】すなわち、ねじ軸27の上端部は前記ウォ
ーム伝動部28に軸受けを介して回転自在に挿通され、
ねじ軸27の下端部はケーシング5の下端壁部に設けた
軸受け30に回転自在に挿通されている。従って、送り
モータ29を作動させると、ねじ軸27がウォーム伝動
部28によって回転し、このねじ軸27が螺合するねじ
筒体26を有するマッサージ手段10のギアケース13
が、ケーシング5の長手方向へ移動することになる。
ーム伝動部28に軸受けを介して回転自在に挿通され、
ねじ軸27の下端部はケーシング5の下端壁部に設けた
軸受け30に回転自在に挿通されている。従って、送り
モータ29を作動させると、ねじ軸27がウォーム伝動
部28によって回転し、このねじ軸27が螺合するねじ
筒体26を有するマッサージ手段10のギアケース13
が、ケーシング5の長手方向へ移動することになる。
【0031】図1及び図3に示すに、ケーシング5の表
面板5aに設けられた長孔7には、マッサージ手段10
の露出を最小限に抑えると共に、ケーシング5内の内部
が見えないようにするためのカバー材32を取り付けて
ある。このカバー材32はゴムシート等の可撓性シート
材によって形成されたもので、長孔7の幅方向中心部が
その長手方向に沿って切断されている。
面板5aに設けられた長孔7には、マッサージ手段10
の露出を最小限に抑えると共に、ケーシング5内の内部
が見えないようにするためのカバー材32を取り付けて
ある。このカバー材32はゴムシート等の可撓性シート
材によって形成されたもので、長孔7の幅方向中心部が
その長手方向に沿って切断されている。
【0032】図5は、マッサージ機1に付属されたスイ
ッチ操作部35(図1参照)の一例を示したものであ
る。このスイッチ操作部35には、マッサージ手段10
のマッサージモータ14を操作する揉みスイッチ36
と、移動手段11の送りモータ29を操作する送りスイ
ッチ37とが設けられている。揉みスイッチ36は、中
間位置をオフ状態として、その上側へ操作するとマッサ
ージ体8が揉み上げ方向に回転し、反対に下側へ操作す
るとマッサージ体8が揉み下げ方向に回転する。
ッチ操作部35(図1参照)の一例を示したものであ
る。このスイッチ操作部35には、マッサージ手段10
のマッサージモータ14を操作する揉みスイッチ36
と、移動手段11の送りモータ29を操作する送りスイ
ッチ37とが設けられている。揉みスイッチ36は、中
間位置をオフ状態として、その上側へ操作するとマッサ
ージ体8が揉み上げ方向に回転し、反対に下側へ操作す
るとマッサージ体8が揉み下げ方向に回転する。
【0033】この揉みスイッチ36は、上側や下側への
操作状態から手を離してもその状態が維持される構造で
あり、揉み動作を停止させるには、揉みスイッチ36を
中間位置へ戻すようにする。送りスイッチ37は、中間
位置をオフ状態として、その上側へ操作するとマッサー
ジ体8によるマッサージ位置が上側へ移動し、反対に下
側へ操作するとこのマッサージ位置が下側へ移動する。
この送りスイッチ37は、上側又は下側への操作状態か
ら手を離すことによって中間位置へ自己復帰する構造で
あり、従って所望する移動量(マッサージ位置への到達
タイミング)に応じて操作を止めるタイミングを合わせ
るようにする。
操作状態から手を離してもその状態が維持される構造で
あり、揉み動作を停止させるには、揉みスイッチ36を
中間位置へ戻すようにする。送りスイッチ37は、中間
位置をオフ状態として、その上側へ操作するとマッサー
ジ体8によるマッサージ位置が上側へ移動し、反対に下
側へ操作するとこのマッサージ位置が下側へ移動する。
この送りスイッチ37は、上側又は下側への操作状態か
ら手を離すことによって中間位置へ自己復帰する構造で
あり、従って所望する移動量(マッサージ位置への到達
タイミング)に応じて操作を止めるタイミングを合わせ
るようにする。
【0034】上記した構成のマッサージ機1を使用する
には、図1に示したように椅子2の背もたれ部3(壁面
W)へ立てかけたり、或いは図6に示すように部屋の隅
の壁面Wへ立てかけたりして、これに使用者がもたれ掛
かるようにする。そして、移動手段11によって、その
首すじから腰あたりへかけた背中領域のうちの所望の位
置へマッサージ体8を移動させてから同マッサージ体8
を動作させ、マッサージを開始させればよい。
には、図1に示したように椅子2の背もたれ部3(壁面
W)へ立てかけたり、或いは図6に示すように部屋の隅
の壁面Wへ立てかけたりして、これに使用者がもたれ掛
かるようにする。そして、移動手段11によって、その
首すじから腰あたりへかけた背中領域のうちの所望の位
置へマッサージ体8を移動させてから同マッサージ体8
を動作させ、マッサージを開始させればよい。
【0035】また、マッサージ位置を変更したいとき
は、送りスイッチ37を操作してマッサージ体8を移動
させればよい。なお、マッサージ機1をベッド等の上に
平置きにし、その上に使用者が寝ころんで使用したり
(図19の場合)、マッサージ機1を椅子の前に載置し
て座った使用者の足の裏をマッサージする使用方法(図
20の場合)も可能である。
は、送りスイッチ37を操作してマッサージ体8を移動
させればよい。なお、マッサージ機1をベッド等の上に
平置きにし、その上に使用者が寝ころんで使用したり
(図19の場合)、マッサージ機1を椅子の前に載置し
て座った使用者の足の裏をマッサージする使用方法(図
20の場合)も可能である。
【0036】図7は、上記実施形態の変形例を示してお
り、この例では、ケーシング5の下部に簡易スタンド4
0が設けられている。この簡易スタンド40は、ケーシ
ング5の側面部に設けたスライドガイド部41に対して
移動自在に保持されたリンク42と、このリンク42に
よって回動自在に保持された支持板43とを有してい
る。
り、この例では、ケーシング5の下部に簡易スタンド4
0が設けられている。この簡易スタンド40は、ケーシ
ング5の側面部に設けたスライドガイド部41に対して
移動自在に保持されたリンク42と、このリンク42に
よって回動自在に保持された支持板43とを有してい
る。
【0037】従って、マッサージ機1を立てかけた状態
で使用する場合には、リンク42を介して支持板43を
ケーシング5の下部へ引き出し、同支持板43を水平状
態に展開すればよい。また、マッサージ機1を寝かせた
状態で使用する場合や、マッサージ機1の不使用時に
は、上記と逆の操作をして支持体43をケーシング5の
裏面に平行に重ね合わせた状態に収納すればよい。
で使用する場合には、リンク42を介して支持板43を
ケーシング5の下部へ引き出し、同支持板43を水平状
態に展開すればよい。また、マッサージ機1を寝かせた
状態で使用する場合や、マッサージ機1の不使用時に
は、上記と逆の操作をして支持体43をケーシング5の
裏面に平行に重ね合わせた状態に収納すればよい。
【0038】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、スイッチ操作部35において、
移動手段11を上下方向へ繰り返して往復動させるよう
な選択モードを設けたり、更にこのときの往復動ストロ
ークを拡縮調節できるようにしたり、この往復動領域
(ストロークの中心位置)を任意位置に設定できるよう
にしたりすることが可能である。
ものではない。例えば、スイッチ操作部35において、
移動手段11を上下方向へ繰り返して往復動させるよう
な選択モードを設けたり、更にこのときの往復動ストロ
ークを拡縮調節できるようにしたり、この往復動領域
(ストロークの中心位置)を任意位置に設定できるよう
にしたりすることが可能である。
【0039】また、スイッチ操作部35において、揉み
スイッチ36や送りスイッチ37に対して、それらの対
象動作を加減速させるためのスピードコントロールスイ
ッチを設けることもできる。マッサージ体8には、揉み
玉中へ振動発生用のモータを組み込むようにして、揉み
動作と振動とを同時に行えるようにしてもよい。また、
マッサージ体8は、回転自在なローラやボール等によっ
て形成することも可能である。
スイッチ36や送りスイッチ37に対して、それらの対
象動作を加減速させるためのスピードコントロールスイ
ッチを設けることもできる。マッサージ体8には、揉み
玉中へ振動発生用のモータを組み込むようにして、揉み
動作と振動とを同時に行えるようにしてもよい。また、
マッサージ体8は、回転自在なローラやボール等によっ
て形成することも可能である。
【0040】マッサージ手段10は、マッサージ体8を
左右方向に直線移動させるための機構であってもよい。
また、マッサージ体8を出没方向に移動させて叩き効果
を起こさせる機構としてもよい。ケーシング5の左右両
側部や上面部等に把手を設けておくと、持ち運びに便利
になることは言うまでもないが、うつ伏せ姿勢で寝ころ
んだ者や椅子無しで座った者等の背中に対して、他人が
マッサージ機1を押し付けるような使い方をするときに
も、便利となる。
左右方向に直線移動させるための機構であってもよい。
また、マッサージ体8を出没方向に移動させて叩き効果
を起こさせる機構としてもよい。ケーシング5の左右両
側部や上面部等に把手を設けておくと、持ち運びに便利
になることは言うまでもないが、うつ伏せ姿勢で寝ころ
んだ者や椅子無しで座った者等の背中に対して、他人が
マッサージ機1を押し付けるような使い方をするときに
も、便利となる。
【0041】図8〜図18は、本発明の第二の実施形態
を示している。本実施形態のマッサージ機1は、ケーシ
ング5内の駆動機構等において、第一の実施形態の場合
とほぼ同様の機構を多く採用している。従って、以下に
おいて、同じ機能の部材については、第一の実施形態の
場合と同一の符号を付して本実施形態のマッサージ機1
を説明する。
を示している。本実施形態のマッサージ機1は、ケーシ
ング5内の駆動機構等において、第一の実施形態の場合
とほぼ同様の機構を多く採用している。従って、以下に
おいて、同じ機能の部材については、第一の実施形態の
場合と同一の符号を付して本実施形態のマッサージ機1
を説明する。
【0042】本実施形態のケーシング5は、壁面Wに対
する上当接部5Wを上端部に有し、かつ、床面Fに対す
る下当接部5Fを下端部に有する全体形状が偏平な縦長
の箱型に形成されている。このケーシング5は、同ケー
シング5の裏面部を構成する上方開口状に形成されたケ
ース本体51と、このケース本体51の開口部を施蓋し
て同ケーシング5の表面部を構成する蓋部材52とから
なる。これらケース本体51及び蓋部材52はいずれも
硬質プラスチックよりなる。
する上当接部5Wを上端部に有し、かつ、床面Fに対す
る下当接部5Fを下端部に有する全体形状が偏平な縦長
の箱型に形成されている。このケーシング5は、同ケー
シング5の裏面部を構成する上方開口状に形成されたケ
ース本体51と、このケース本体51の開口部を施蓋し
て同ケーシング5の表面部を構成する蓋部材52とから
なる。これらケース本体51及び蓋部材52はいずれも
硬質プラスチックよりなる。
【0043】ケーシング5の左右両側部には、その部分
を幅方向外側に膨出して形成された手持ち部53が設け
られており、この手持ち部55の裏面側には、指先が係
合しやすいように係合凹部54が形成されている。ケー
シング5の下部には、リモコンのスイッチ操作部35の
電気コード55が接続されており、このスイッチ操作部
35は、マッサージモータ14及び送りモータ29の電
源スイッチ38と、マッサージモータ14の回転方向を
反転させる揉みスイッチ36と、送りモータ29の回転
方向を反転させる送りスイッチ37が設けられている。
を幅方向外側に膨出して形成された手持ち部53が設け
られており、この手持ち部55の裏面側には、指先が係
合しやすいように係合凹部54が形成されている。ケー
シング5の下部には、リモコンのスイッチ操作部35の
電気コード55が接続されており、このスイッチ操作部
35は、マッサージモータ14及び送りモータ29の電
源スイッチ38と、マッサージモータ14の回転方向を
反転させる揉みスイッチ36と、送りモータ29の回転
方向を反転させる送りスイッチ37が設けられている。
【0044】図8及び図10に示すように、蓋部材52
は、マッサージ体8の移動範囲に対応して、中央部に縦
長の開口窓56を備え、この開口窓56はキルティング
生地よりなるカバー部材57で閉塞されている。従っ
て、カバー部材57は、開口窓56から突出するマッサ
ージ体8の揉み玉58を外部から覆っている。蓋部材5
2の開口窓56側の縁部には、その縁部の外周形状とほ
ぼ同じ形状に形成された取付枠59が設けられている。
カバー部材57は、その外周縁を開口窓56側の縁部に
取付枠59とともにねじ止めすることによって蓋部材5
2に固定されている。
は、マッサージ体8の移動範囲に対応して、中央部に縦
長の開口窓56を備え、この開口窓56はキルティング
生地よりなるカバー部材57で閉塞されている。従っ
て、カバー部材57は、開口窓56から突出するマッサ
ージ体8の揉み玉58を外部から覆っている。蓋部材5
2の開口窓56側の縁部には、その縁部の外周形状とほ
ぼ同じ形状に形成された取付枠59が設けられている。
カバー部材57は、その外周縁を開口窓56側の縁部に
取付枠59とともにねじ止めすることによって蓋部材5
2に固定されている。
【0045】なお、取付枠59の中央部には中央桟材6
0が一体に設けられており、この中央桟材60は、マッ
サージ体8同士の間の奥深くに手指が入り込むのを防止
している。図9〜図11に示すように、ケース本体51
内には、人体を揉みマッサージするための前記マッサー
ジ手段10と、このマッサージ手段10をケーシング5
の長手方向に沿って移動させるための移動手段11が設
けられている。
0が一体に設けられており、この中央桟材60は、マッ
サージ体8同士の間の奥深くに手指が入り込むのを防止
している。図9〜図11に示すように、ケース本体51
内には、人体を揉みマッサージするための前記マッサー
ジ手段10と、このマッサージ手段10をケーシング5
の長手方向に沿って移動させるための移動手段11が設
けられている。
【0046】本実施形態においても、マッサージ体8に
よるマッサージは揉み運動を想定している。このため、
マッサージ体8は、左右一対の回転体17と、この各回
転体17に先端部が偏心するように固定された揉み玉5
6とを備えている。この揉み玉56は、適度な弾性を有
するコイルばね(図14参照)61を介して各回転体1
7に固定されていて、これにより、当該揉み玉56同士
の間に手や足を挟んで使用しても、さほど痛みを感じな
いようにしている。
よるマッサージは揉み運動を想定している。このため、
マッサージ体8は、左右一対の回転体17と、この各回
転体17に先端部が偏心するように固定された揉み玉5
6とを備えている。この揉み玉56は、適度な弾性を有
するコイルばね(図14参照)61を介して各回転体1
7に固定されていて、これにより、当該揉み玉56同士
の間に手や足を挟んで使用しても、さほど痛みを感じな
いようにしている。
【0047】図9及び図10に示すように、前記マッサ
ージ手段10及び移動手段11を構成する各部材は、ケ
ース本体51の底板上に固定した鋼製のベースプレート
62に取り付けられている。このうち、マッサージ手段
10は、左右一対の回転体17を回転自在に支持するギ
アケース13と、このギアケース13の中央部に駆動軸
14aが挿通されたマッサージモータ14と、このマッ
サージモータ14の駆動軸14aに設けたウォーム16
と、このウォーム15に両側から噛合するようギアケー
ス13内に回転自在に設けた左右一対のウォームホイー
ル15と、この各ウォームホイール15の中心部を各回
転体17の中心部にそれぞれ連結する支持軸15aと、
を備えている。
ージ手段10及び移動手段11を構成する各部材は、ケ
ース本体51の底板上に固定した鋼製のベースプレート
62に取り付けられている。このうち、マッサージ手段
10は、左右一対の回転体17を回転自在に支持するギ
アケース13と、このギアケース13の中央部に駆動軸
14aが挿通されたマッサージモータ14と、このマッ
サージモータ14の駆動軸14aに設けたウォーム16
と、このウォーム15に両側から噛合するようギアケー
ス13内に回転自在に設けた左右一対のウォームホイー
ル15と、この各ウォームホイール15の中心部を各回
転体17の中心部にそれぞれ連結する支持軸15aと、
を備えている。
【0048】図11に示すように、前記ギアケース13
の中央部下面側には、移動手段11のねじ筒体26が固
定され、同ギアケース13の左右両端部には、移動手段
11の走行部材19が固定されている。この走行部材1
9の前後両端部には、ガイドローラ23が回転自在に取
り付けられている。移動手段11は、ケーシング5内に
長手方向に沿って延設された左右一対のガイドレール2
4と、このガイドレール24に沿って走行する走行部材
19と、この走行部材19に搭載されたギアケース13
と、軸心方向がケーシング5の長手方向に向くようにガ
イドレール24間に回転自在に架設されたねじ軸27
と、このねじ軸27が螺合されかつケーシング5に連結
されたねじ筒体26と、ねじ軸27を回転駆動する送り
モータ29と、を備えている。
の中央部下面側には、移動手段11のねじ筒体26が固
定され、同ギアケース13の左右両端部には、移動手段
11の走行部材19が固定されている。この走行部材1
9の前後両端部には、ガイドローラ23が回転自在に取
り付けられている。移動手段11は、ケーシング5内に
長手方向に沿って延設された左右一対のガイドレール2
4と、このガイドレール24に沿って走行する走行部材
19と、この走行部材19に搭載されたギアケース13
と、軸心方向がケーシング5の長手方向に向くようにガ
イドレール24間に回転自在に架設されたねじ軸27
と、このねじ軸27が螺合されかつケーシング5に連結
されたねじ筒体26と、ねじ軸27を回転駆動する送り
モータ29と、を備えている。
【0049】図9及び図10に示すにうに、左右一対の
ガイドレール24は、外側が開放された溝状の断面に形
成されており、ベースプレート62の左右両端部にケー
シング5の長手方向に沿って固定されている。この各ガ
イドレール24の断面内には前記ガイドローラ23が収
納され、これによって走行部材19及びこれに固定した
ギアケース13が当該ガイドレール24に沿って走行自
在となっている。
ガイドレール24は、外側が開放された溝状の断面に形
成されており、ベースプレート62の左右両端部にケー
シング5の長手方向に沿って固定されている。この各ガ
イドレール24の断面内には前記ガイドローラ23が収
納され、これによって走行部材19及びこれに固定した
ギアケース13が当該ガイドレール24に沿って走行自
在となっている。
【0050】ねじ軸27は、ケース本体51の幅方向中
央部をほぼその長手方向全域に渡るように架設されてい
る。このねじ軸27の上端部はベースプレート62の上
部に固定したウォーム伝動部28に回転自在に挿通さ
れ、ねじ軸27の下端部は同ベースプレート62の下部
に固定した軸受け30に回転自在に挿通されている。図
12に示すように、ウォーム伝動部28は、内部にウォ
ームホイール63と軸受け64を有するギアボックス6
5を備えている。このうち、ウォームホイール63はね
じ軸27の上端部に固定され、軸受け64はそのウォー
ムホイール63の更に端部側を回転自在に支持してい
る。ギアボックス65には送りモータ29の駆動軸29
aに固定したウォーム66が挿通され、このウォーム6
6は前記ウォームホイール63に噛合している。
央部をほぼその長手方向全域に渡るように架設されてい
る。このねじ軸27の上端部はベースプレート62の上
部に固定したウォーム伝動部28に回転自在に挿通さ
れ、ねじ軸27の下端部は同ベースプレート62の下部
に固定した軸受け30に回転自在に挿通されている。図
12に示すように、ウォーム伝動部28は、内部にウォ
ームホイール63と軸受け64を有するギアボックス6
5を備えている。このうち、ウォームホイール63はね
じ軸27の上端部に固定され、軸受け64はそのウォー
ムホイール63の更に端部側を回転自在に支持してい
る。ギアボックス65には送りモータ29の駆動軸29
aに固定したウォーム66が挿通され、このウォーム6
6は前記ウォームホイール63に噛合している。
【0051】ベースプレート62の幅方向一端部の上下
両側には取付ブラケット67が立設され、この取付ブラ
ケット67にリミットスイッチよりなる検出センサ25
が固定されている。また、一方の走行部材19には、そ
のリミットスイッチのスイッチばねを蹴る検出部材68
が突設されている。図9に示すように、前記送りモータ
29は、ケーシング5内の長手方向一端側(図9の上部
側)に配置され、前記マッサージモータ14は、ギアケ
ース13におけるその送りモータ29とは反対側の部分
(図9の下側部分)に固定されている。このため、ギア
ケース13が上昇してもマッサージモータ14が送りモ
ータ29に干渉することがなく、ケーシング5の長手方
向寸法をよりコンパクトにできる。
両側には取付ブラケット67が立設され、この取付ブラ
ケット67にリミットスイッチよりなる検出センサ25
が固定されている。また、一方の走行部材19には、そ
のリミットスイッチのスイッチばねを蹴る検出部材68
が突設されている。図9に示すように、前記送りモータ
29は、ケーシング5内の長手方向一端側(図9の上部
側)に配置され、前記マッサージモータ14は、ギアケ
ース13におけるその送りモータ29とは反対側の部分
(図9の下側部分)に固定されている。このため、ギア
ケース13が上昇してもマッサージモータ14が送りモ
ータ29に干渉することがなく、ケーシング5の長手方
向寸法をよりコンパクトにできる。
【0052】また、ベースプレート62には、ケーシン
グ5の長手方向に沿ったガイドシャフト69が架設され
ており、送りモータ29の電線70はこのガイドシャフ
ト69に螺旋状に巻き付けられている。従って、ギアケ
ース13の移動に伴って送りモータ29の電線70が弛
んでも、その弛んだ電線70が予想しない方向に飛び出
ることに伴う故障を未然に防止できる。
グ5の長手方向に沿ったガイドシャフト69が架設され
ており、送りモータ29の電線70はこのガイドシャフ
ト69に螺旋状に巻き付けられている。従って、ギアケ
ース13の移動に伴って送りモータ29の電線70が弛
んでも、その弛んだ電線70が予想しない方向に飛び出
ることに伴う故障を未然に防止できる。
【0053】すなわち、ギアケース13が図9の下方に
移動しても、送りモータ29の電線70はガイドシャフ
ト69に巻き付いた状態のまま緩むので、その電線70
がガイドレール24とガイドローラ23の間に入り込ん
で走行不良を起こすことが未然に防止される。なお、ベ
ースプレート62の下部側には、スイッチ操作部35か
らのスイッチ操作に基づいて各モータ14,29を制御
するための制御回路71が取り付けられている。
移動しても、送りモータ29の電線70はガイドシャフ
ト69に巻き付いた状態のまま緩むので、その電線70
がガイドレール24とガイドローラ23の間に入り込ん
で走行不良を起こすことが未然に防止される。なお、ベ
ースプレート62の下部側には、スイッチ操作部35か
らのスイッチ操作に基づいて各モータ14,29を制御
するための制御回路71が取り付けられている。
【0054】図15〜図18に示すように、本実施形態
のマッサージ機1は、更に、ケーシング5の表面側のほ
ぼ全面及び同ケーシング5の少なくとも上下縁部を外側
から被覆するクッションカバー72を備えている。もっ
とも、本実施形態のマッサージ機1は、当該クッション
カバー72で被覆せずに裸のまま使用することもでき
る。
のマッサージ機1は、更に、ケーシング5の表面側のほ
ぼ全面及び同ケーシング5の少なくとも上下縁部を外側
から被覆するクッションカバー72を備えている。もっ
とも、本実施形態のマッサージ機1は、当該クッション
カバー72で被覆せずに裸のまま使用することもでき
る。
【0055】このクッションカバー72は、表面側が起
毛布より構成されたカバー本体73と、このカバー本体
73の裏側に縫い付けられた取付バンド74と、同カバ
ー本体74の下端面に縫い付けられた補助バンド75
と、を備えている。カバー本体73は、起毛布よりなる
表地76と、この表地76の裏側に縫い付けられた合成
繊維の織布よりなる裏地77と、を備えている。このう
ち、表地76は、長手方向中央部が同両端部よりも若干
細い全体的にほぼ四角形に形成された表面部78と、こ
の表面部78の周囲に沿って縫い付けられた側面部79
とを備え、この側面部79は、その長手方向中央部にお
けるケーシング5の手持ち部53に対応する部分に逃げ
凹部80を有する。
毛布より構成されたカバー本体73と、このカバー本体
73の裏側に縫い付けられた取付バンド74と、同カバ
ー本体74の下端面に縫い付けられた補助バンド75
と、を備えている。カバー本体73は、起毛布よりなる
表地76と、この表地76の裏側に縫い付けられた合成
繊維の織布よりなる裏地77と、を備えている。このう
ち、表地76は、長手方向中央部が同両端部よりも若干
細い全体的にほぼ四角形に形成された表面部78と、こ
の表面部78の周囲に沿って縫い付けられた側面部79
とを備え、この側面部79は、その長手方向中央部にお
けるケーシング5の手持ち部53に対応する部分に逃げ
凹部80を有する。
【0056】このため、図17に示すように、ケーシン
グ5にクッションカバー72を装着してもケーシング5
の手持ち部53が逃げ凹部80から露出することにな
り、カバー装着状態にあるマッサージ機1であっても、
裸のマッサージ機1の場合と変わらずに運び易くなって
いる。カバー本体73は、その内部に、例えば発泡ウレ
タン、綿、スポンジ等の可撓性を有するクッション部材
よりなる保形枠部材81を備えている。この保形枠部材
81は、表地76の表面部78とほぼ同じ外周形状を備
え、その外周面が表地76の側面部79の裏側に沿うよ
うに、当該表地76と裏地77の間に収納されている。
グ5にクッションカバー72を装着してもケーシング5
の手持ち部53が逃げ凹部80から露出することにな
り、カバー装着状態にあるマッサージ機1であっても、
裸のマッサージ機1の場合と変わらずに運び易くなって
いる。カバー本体73は、その内部に、例えば発泡ウレ
タン、綿、スポンジ等の可撓性を有するクッション部材
よりなる保形枠部材81を備えている。この保形枠部材
81は、表地76の表面部78とほぼ同じ外周形状を備
え、その外周面が表地76の側面部79の裏側に沿うよ
うに、当該表地76と裏地77の間に収納されている。
【0057】図16に示すように、保形枠部材81は、
マッサージ体8の移動範囲に対応する部分に開口部82
を備え、この開口部82は表地76の表面部78によっ
て閉塞されている。また、図18に示すように、保形枠
部材81の上下部には、ケーシング5へのカバー装着状
態において同ケーシング5の上下当接部5W,5Fに当
接する第一枠部83が一体に形成されている。
マッサージ体8の移動範囲に対応する部分に開口部82
を備え、この開口部82は表地76の表面部78によっ
て閉塞されている。また、図18に示すように、保形枠
部材81の上下部には、ケーシング5へのカバー装着状
態において同ケーシング5の上下当接部5W,5Fに当
接する第一枠部83が一体に形成されている。
【0058】このため、クッションカバー72が装着さ
れたケーシング5は、その上下当接部5W,5Fが第一
枠部83を介在した状態で壁面Wや床面Fに当接するこ
とになるので、固くて摩擦の少ない壁や床に対しても当
該マッサージ機1を安定して立てかけることができる。
また、保形枠部材81における開口部82の左右両側に
位置する第二枠部84は、ケーシング5への装着状態に
おいて、マッサージ体8の移動範囲の左右両側に対応す
る部分に位置することになる。従って、マッサージ体8
が人体に当接するときには必ず第二枠部84も人体に当
接することになり、マッサージ体8が人体に対して強く
当たり過ぎることに伴う痛みを緩和できるようになる。
れたケーシング5は、その上下当接部5W,5Fが第一
枠部83を介在した状態で壁面Wや床面Fに当接するこ
とになるので、固くて摩擦の少ない壁や床に対しても当
該マッサージ機1を安定して立てかけることができる。
また、保形枠部材81における開口部82の左右両側に
位置する第二枠部84は、ケーシング5への装着状態に
おいて、マッサージ体8の移動範囲の左右両側に対応す
る部分に位置することになる。従って、マッサージ体8
が人体に当接するときには必ず第二枠部84も人体に当
接することになり、マッサージ体8が人体に対して強く
当たり過ぎることに伴う痛みを緩和できるようになる。
【0059】前記表地76の上下両端部にはそれぞれ袋
部85,86が形成されており、このうち、下側の袋部
86には、起毛布よりなる前記取付バンド74の一端部
が縫い付けられ、上側の袋部85の裏面には、起毛面に
対して着脱自在な第一ファスナーテープ87が張り付け
られている。他方、前記補助バンド75は、その基端部
が表地76における下側の側面部79に縫い付けられ、
その先端部に、起毛面に対して着脱自在な第二ファスナ
ーテープ88を備えている。
部85,86が形成されており、このうち、下側の袋部
86には、起毛布よりなる前記取付バンド74の一端部
が縫い付けられ、上側の袋部85の裏面には、起毛面に
対して着脱自在な第一ファスナーテープ87が張り付け
られている。他方、前記補助バンド75は、その基端部
が表地76における下側の側面部79に縫い付けられ、
その先端部に、起毛面に対して着脱自在な第二ファスナ
ーテープ88を備えている。
【0060】上記クッションカバー72をケーシング5
に装着するには、ケーシング5の長手方向両端部を上下
の袋部85,86にそれぞれ収納し、取付バンド74の
先端部を上側の袋部85の第一ファスナーテープ87に
張り付け、その後、補助バンド75の先端部の第二ファ
スナー88を取付バンド74の中途部の起毛面に張り付
けるようにすればよい。
に装着するには、ケーシング5の長手方向両端部を上下
の袋部85,86にそれぞれ収納し、取付バンド74の
先端部を上側の袋部85の第一ファスナーテープ87に
張り付け、その後、補助バンド75の先端部の第二ファ
スナー88を取付バンド74の中途部の起毛面に張り付
けるようにすればよい。
【0061】この場合、補助バンド75の先端部は取付
バンド74の中途部における任意の位置に張り付けるこ
とができる。このため、図18に示すように、当該クッ
ションカバー72とは別に用意した可撓性のあるクッシ
ョン部材よりなるスペーサ89を補助バンド75で外側
から巻き付けるようにして、同スペーサ89をクッショ
ンカバー72の下端面に取り付けることができる。
バンド74の中途部における任意の位置に張り付けるこ
とができる。このため、図18に示すように、当該クッ
ションカバー72とは別に用意した可撓性のあるクッシ
ョン部材よりなるスペーサ89を補助バンド75で外側
から巻き付けるようにして、同スペーサ89をクッショ
ンカバー72の下端面に取り付けることができる。
【0062】このように、クッションカバー72の下端
面にスペーサ89を介在させる場合には、壁に立てかけ
状態にあるケーシング5の高さ調整が行えるようにな
る。また、図18に例示するマッサージ機1を上下反転
させてスペーサ89を上側にもってくれば、同スペーサ
89をマッサージ中の使用者の枕としても使用できるよ
うになる。
面にスペーサ89を介在させる場合には、壁に立てかけ
状態にあるケーシング5の高さ調整が行えるようにな
る。また、図18に例示するマッサージ機1を上下反転
させてスペーサ89を上側にもってくれば、同スペーサ
89をマッサージ中の使用者の枕としても使用できるよ
うになる。
【0063】本実施形態によれば、ケーシング5のほぼ
全体が起毛布よりなるクッションカバー72で覆われて
いるので、部屋内の椅子やベッドその他の高級家具と比
べても遜色のない高級感が得られる。従って、本実施形
態のマッサージ機1は、クッションカバー72付きのも
のとして販売することが好ましいが、本発明は、クッシ
ョンカバー72(図15)とマッサージ機本体(図8)
とを別売りで実施することを妨げるものではない。
全体が起毛布よりなるクッションカバー72で覆われて
いるので、部屋内の椅子やベッドその他の高級家具と比
べても遜色のない高級感が得られる。従って、本実施形
態のマッサージ機1は、クッションカバー72付きのも
のとして販売することが好ましいが、本発明は、クッシ
ョンカバー72(図15)とマッサージ機本体(図8)
とを別売りで実施することを妨げるものではない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケーシングを使用者の背中領域に対応した長手方向寸法
でかつ壁面に対して立てかけ可能な独立した単体として
形成すると共に、マッサージサージ手段をその長手方向
に沿って移動可能にしたので、使用者が寝ころんだ姿勢
のときも座った姿勢のときも、マッサージ位置の変更が
容易に行えるようになる。
ケーシングを使用者の背中領域に対応した長手方向寸法
でかつ壁面に対して立てかけ可能な独立した単体として
形成すると共に、マッサージサージ手段をその長手方向
に沿って移動可能にしたので、使用者が寝ころんだ姿勢
のときも座った姿勢のときも、マッサージ位置の変更が
容易に行えるようになる。
【0065】また、本発明によれば、従来のチェア式の
マッサージ機とは異なり、独立した単体の箱型のケーシ
ング内にマッサージ手段と移動手段を組み込んであるの
で、持ち運びが簡単かつ容易に行えかつ使用時に場所を
とらず、不使用時には生活空間の邪魔にならない場所へ
収納でき、しかも、チェア式のマッサージ機とほぼ同じ
使用ができるものでありながら、その製造コストを大き
く低減できる。
マッサージ機とは異なり、独立した単体の箱型のケーシ
ング内にマッサージ手段と移動手段を組み込んであるの
で、持ち運びが簡単かつ容易に行えかつ使用時に場所を
とらず、不使用時には生活空間の邪魔にならない場所へ
収納でき、しかも、チェア式のマッサージ機とほぼ同じ
使用ができるものでありながら、その製造コストを大き
く低減できる。
【図1】本発明の第一の実施形態に係るマッサージ機の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同マッサージ機からケーシングの正面部を外し
た状態で示す正面図である。
た状態で示す正面図である。
【図3】図2のA−A線に対応する部位の平面断面図で
ある。
ある。
【図4】図2のB−B線拡大矢視図である。
【図5】操作スイッチを示す拡大正面図である。
【図6】本発明に係るマッサージ機における使用の一例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図7】簡易スタンドを有するマッサージ機の側面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第二の実施形態に係るマッサージ機の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】同のマッサージ機から蓋部材を外した状態で示
す正面図である。
す正面図である。
【図10】同マッサージ機の組立斜視図である。
【図11】ギアケースの周囲の組立斜視図である。
【図12】同マッサージ機の上部を拡大して示した縦断
面図である。
面図である。
【図13】同マッサージ機の下部を拡大して示した縦断
面図である。
面図である。
【図14】同マッサージ機の中央部を拡大して示した横
断面図である。
断面図である。
【図15】表面側を上にした状態のクッションカバーの
斜視図である。
斜視図である。
【図16】裏面側を上にした状態のクッションカバーの
斜視図である。
斜視図である。
【図17】ケーシングを収納した状態のクッションカバ
ーの斜視図である。
ーの斜視図である。
【図18】クッションカバーを装着したマッサージ機を
壁に立てかけた状態における同マッサージ機の断面図で
ある。
壁に立てかけた状態における同マッサージ機の断面図で
ある。
【図19】従来のマッサージ機における使用の一例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図20】従来のマッサージ機における別の使用例を示
す側面図である。
す側面図である。
1 マッサージ機 5 ケーシング 5W 上当接部 5F 下当接部 8 マッサージ体 10 マッサージ手段 11 移動手段 13 ギアケース 14 マッサージモータ 14a 駆動軸 15 ウォームホイール 16 ウォーム 17 回転体 19 走行部材 24 ガイドレール 26 ねじ筒体 27 ねじ軸 29 送りモータ 58 揉み玉 61 コイルばね 69 ガイドシャフト 72 クッションカバー 74 取付バンド 75 補助バンド 78 表面部 83 第一枠部 84 第二枠部 85 上側の袋部 86 下側の袋部 89 スペーサ W 壁面 F 床面
Claims (12)
- 【請求項1】 人体の背中領域にほぼ対応した長手方向
寸法を備え、かつ、裏面を壁面(W)側に向けるように
して同壁面(W)に対して立てかけることができる独立
した単体のケーシング(5)と、 このケーシング(5)の表面側に人体に対するマッサー
ジ体(8)を向けるようにして同ケーシング(5)内に
設けられたマッサージ手段(10)と、 このマッサージ手段(10)を前記ケーシング(5)の
長手方向に沿って移動させる移動手段(11)とを有す
るマッサージ機。 - 【請求項2】 前記ケーシング(5)は、壁面(W)に
対する上当接部(5W)を上端部に有し、かつ、床面
(F)に対する下当接部(5F)を下端部に有する全体
形状が偏平な縦長の箱型に形成されている請求項1に記
載のマッサージ機。 - 【請求項3】 前記マッサージ体(8)は、左右一対の
回転体(17)と、この各回転体(17)に先端部が偏
心して固定された揉み玉(58)とを備え、 前記マッサージ手段(10)は、前記左右一対の回転体
(17)を回転自在に支持するギアケース(13)と、
このギアケース(13)の中央部に駆動軸(14a)が
挿通されたマッサージモータ(14)と、このマッサー
ジモータ(14)の前記駆動軸(14a)に設けたウォ
ーム(16)と、このウォーム(16)に両側から噛合
するよう前記ギアケース(13)内に設けた左右一対の
ウォームホイール(15)と、この各ウォームホイール
(15)の中心部を前記各回転体(17)に連結する支
持軸(15a)と、を備えている請求項2に記載のマッ
サージ機。 - 【請求項4】 前記揉み玉(56)は、各回転体(1
7)にコイルばね(61)を介して固定されている請求
項3に記載のマッサージ機。 - 【請求項5】 前記移動手段(11)は、前記ケーシン
グ(5)内に長手方向に沿って延設された左右一対のガ
イドレール(24)と、このガイドレール(24)に沿
って走行する走行部材(19)と、この走行部材(1
9)に搭載された前記ギアケース(13)と、軸心方向
が前記ケーシング(5)の長手方向に向くように前記ガ
イドレール(24)間に回転自在に架設されたねじ軸
(27)と、このねじ軸(27)が螺合されかつ前記ケ
ーシング(5)に連結されたねじ筒体(26)と、前記
ねじ軸(27)を回転駆動する送りモータ(29)と、
を備えている請求項3に記載のマッサージ機。 - 【請求項6】 前記送りモータ(29)は前記ケーシン
グ(5)内の長手方向一端側に配置され、前記マッサー
ジモータ(14)は前記ギアケース(13)における前
記送りモータ(29)の反対側に固定されている請求項
5に記載のマッサージ機。 - 【請求項7】 前記ケーシング(5)内にその長手方向
に沿ったガイドシャフト(69)が設けられ、前記送り
モータ(29)の電線が前記ガイドシャフト(69)に
螺旋状に巻き付けられている請求項5に記載のマッサー
ジ機。 - 【請求項8】 前記マッサージ機(1)は、更に、前記
ケーシング(5)の表面側のほぼ全面及び同ケーシング
(5)の少なくとも上下縁部を外側から被覆するクッシ
ョンカバー(72)を備えている請求項1〜7のいずれ
かに記載のマッサージ機。 - 【請求項9】 前記クッションカバー(72)は、前記
ケーシング(5)の上下当接部(5W)(5F)に対応
する部分に第一枠部(83)を備え、この第一枠部(8
3)は可撓性のあるクッション部材よりなる請求項8に
記載のマッサージ機。 - 【請求項10】 前記クッションカバー(72)は、前
記ケーシング(5)への装着状態における前記マッサー
ジ体(8)の移動範囲の左右両側に対応する部分に第二
枠部(84)を備え、この第二枠部(84)は可撓性の
あるクッション部材よりなる請求項8に記載のマッサー
ジ機。 - 【請求項11】 前記クッションカバー(72)は、前
記ケーシング(5)の表面広さにほぼ対応する大きさに
形成された表面部(78)と、この表面部(78)の上
下部両側に形成されかつ前記ケーシング(5)の長手方
向端部を挿通できる開口を有する上下一対の袋部(8
5)(86)と、この各袋部(85)(86)の裏側部
間を着脱自在に連結する取付バンド(74)と、を備え
ている請求項8に記載のマッサージ機。 - 【請求項12】 前記クッションカバー(72)は、そ
の下端部又は上端部に、可撓性のあるクッション部材よ
りなるスペーサ(89)を取り付けることのできる補助
バンド(75)を備えている請求項8に記載のマッサー
ジ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20816597A JPH10216187A (ja) | 1996-12-05 | 1997-08-01 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32568696 | 1996-12-05 | ||
JP8-325686 | 1996-12-05 | ||
JP20816597A JPH10216187A (ja) | 1996-12-05 | 1997-08-01 | マッサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10216187A true JPH10216187A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=26516684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20816597A Pending JPH10216187A (ja) | 1996-12-05 | 1997-08-01 | マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10216187A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001161774A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-19 | Fuji Iryoki:Kk | 椅子式マッサージ機 |
US20080262398A1 (en) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Fka Distributing Co. D/B/A Homedics, Inc. | Body massager |
US8147435B2 (en) | 2005-09-09 | 2012-04-03 | Fka Distributing Co. | Body massager with illumination effects |
KR101227037B1 (ko) * | 2012-03-23 | 2013-01-28 | (주)대경산업 | 확장된 안마 범위를 갖는 안마기 |
CN106852721A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-06-16 | 深圳市快乐兄弟实业有限公司 | 辅助如厕的按摩装置 |
US10413472B2 (en) | 2005-03-18 | 2019-09-17 | FKS Distibuting Co. | Portable body massager |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP20816597A patent/JPH10216187A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001161774A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-19 | Fuji Iryoki:Kk | 椅子式マッサージ機 |
US10413472B2 (en) | 2005-03-18 | 2019-09-17 | FKS Distibuting Co. | Portable body massager |
US11684539B2 (en) | 2005-03-18 | 2023-06-27 | Fka Distributing Co., Llc | Portable body massager |
US8147435B2 (en) | 2005-09-09 | 2012-04-03 | Fka Distributing Co. | Body massager with illumination effects |
US20080262398A1 (en) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Fka Distributing Co. D/B/A Homedics, Inc. | Body massager |
US8394041B2 (en) * | 2007-03-09 | 2013-03-12 | Fka Distributing Co., Llc | Body massager |
KR101227037B1 (ko) * | 2012-03-23 | 2013-01-28 | (주)대경산업 | 확장된 안마 범위를 갖는 안마기 |
CN106852721A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-06-16 | 深圳市快乐兄弟实业有限公司 | 辅助如厕的按摩装置 |
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