JPH10204099A - 新規抗生物質フェグリマイシン、その製造方法およびその使用 - Google Patents
新規抗生物質フェグリマイシン、その製造方法およびその使用Info
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Abstract
て産生されるフェグリマイシン: 【化1】 【効果】 優れた抗細菌活性を有するのみでなく、ヒト
免疫不全ウイルスに対しても阻止作用を示す。
Description
リマイシン(Feglymycin)、その製造方法および使用に
関する。
が治療的に使用されてきた。しかしながら、病原体は用
いられた医薬に対し次第に抵抗性を獲得し、個々のグル
ープの抗生物質たとえばラクタム抗生物質またはグリコ
ペプチドもしはマクロライド系のみならず、同時に数種
の抵抗性を有する、いわゆる多重抵抗性細菌による重大
な危険の前兆さえ考えられる。すべての市販抗生物質に
抵抗性を獲得した病原体さえ存在し、このような細菌に
よって起こる感染症にはもはや処置するすべがない。し
たがって、抵抗性の細菌に使用できる新たな薬物には大
きな要求がある。実際、文献には何千という抗生物質が
記載されきたが、大部分は毒性が高すぎて医薬としては
使用できない。
疫不全ウイルス」(HIV)によって生じる免疫不全、
いわゆるAIDS症状の制御においても問題である。現
在もAIDS症状を治癒させる医薬なない。これまで使
用されてきた薬物はHIV感染患者の寿命を明らかに延
長することはできるが、抵抗性ウイルスの発生により新
規な非毒性のウイルス静止剤が熱望されている。
課題は、上述の問題を解決する新規な抗生物質およびウ
イルス静止剤を提供することにある。
に、ストレプトミセス種の HAG 4675、DSM 11171が、抗
生物質として活性で高い耐容性を有するのみでなく、
「ヒト免疫不全」ウイルスを効果的に阻害する新規な抗
生物質、フェグリマイシン(feglymycin)を産生できる
ことの発見に基づくものである。
シンならびにその生理学的に耐容性のある塩およびその
自明の化学的均等物に関する。フェグリマイシンは分子
式:C95H97N13O30を有し、MWは1900.00で
ある。
物質フェグリマイシンは、文献既知の物質とは異なる。
本発明の化合物は特徴的な紫外線スペクトルを有する。
造方法が包含される。上述の化合物の製造方法の一つ
は、ストレプトミセス種の微生物 HAG 4674(DSM 1117
1)を水性栄養培地中にて培養し、ついで標的化合物を
単離精製することからなる。上記微生物は、ブタペスト
条約の条件に基づき、ドイツ微生物寄託機関(GermanCo
llection of Microorganisms & Cell Culture, Mascher
oder Weg 1b, D-38124Brunswick)に DSM 11171 として
1996年9月24日に寄託された。
気中菌糸体および黄色の胞子チェーンを有する。それは
らせん形状のストレプトミセテスに特徴的な胞子チェー
ンを形成する。細胞壁には特徴的なアミノ酸としてL,
L−ジアミノピメリン酸ならびに糖としてグルコースお
よびマンノースを含有し、これらはストレプトミセス属
の特徴的な性質である。炭素源および窒素源ならびに慣
用の無機塩を含有する栄養溶液中で、ストレプトミセス
の種 DSM 11171 は化合物フェグリマイシンを産生す
る。
および変異体も、それらが本発明の化合物を産生する限
り使用できる。このような突然変異体は既知の方法で、
物理的にはたとえば紫外線もしくはX線の照射により、
または、化学的な突然変異誘発物質たとえばメタンスル
ホン酸エチル(EMS)、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン(MOB)またはN−メチル−N′−
ニトロ-N-ニトロソグアニジン(MNNG)によって産
生させることができる。
よび変異体のスクリーニングは培養培地中に蓄積した活
性化合物の生物活性の測定、たとえば抗生物質作用の試
験により実施することができる。
可能な炭化水素および糖アルコールたとえばグルコー
ス、ラクトースまたはD−マンニトールならびに炭水化
物含有天然産物たとえば麦芽エキスである。適当な窒素
含有栄養素にはアミノ酸、ペプチドおよびタンパク質な
らびにそれらの分解生成物、たとえばペプトンもしくは
トリプトン、さらには肉エキス、粉砕種子たとえばトー
モロコシ、小麦、豆類、オート麦、大豆または綿、アル
コール製造の蒸留残留物、肉ミールまたは酵母エキスの
みでなく、アンモニウム塩および硝酸塩も包含される。
栄養溶液に添加できる無機塩はたとえば、アルカリ金属
もしくはアルカリ土類金属、鉄、亜鉛、コバルトおよび
マンガンの塩化物、炭酸塩、硫酸塩またはリン酸塩であ
る。
0.5〜5%のオートフレーク、好ましくは1〜2%な
らびに濃度0.1〜0.5%、好ましくは0.2〜0.3%
の微量元素溶液を含有する栄養溶液中でとくに良好に進
行する。微量元素溶液はCaCl2、クエン酸鉄(III)、
MnSO4、ZnCl2、CuSO4、四ホウ酸ナトリウ
ム、CoCl2およびモリブデン酸ナトリウムを含有す
る。
カーフラスコまたはファーメンター中で振盪または攪拌
し、必要に応じて空気または酸素を導入しながら深部培
養で行う。発酵はたとえば、様々な容量の広口瓶もしく
は丸底フラスコまたはガラスファーメンターもしくはV
2Aスチールタンク内で実施することができる。温度範
囲は約20〜35℃好ましくは約25〜30℃おいて実
施できる。pHは4〜10、有利には5.5〜8.5でな
ければならない。微生物を一般的にこれらの条件下20
〜300時間、好ましくは24〜140時間にわたって
培養する。培養は数段階に分けて行うのが有利である。
すなわち1または2回の前培養液を最初に栄養液体培地
中で準備し、これをついで実際の製造培地、主培養液に
たとえば容量比1:10で接種する。前培養液はたとえ
ば栄養溶液に出芽菌糸体を接種し、それを約20〜12
0時間、好ましは24〜72時間増殖させる。出芽菌糸
体はたとえばその株をたとえば1〜40日間、好ましく
は3〜10日間、固体または液体栄養培地たとえば酵母
-麦芽アガールまたはポテト-デキストロースアガール上
で増殖させて得ることができる。
ンの形成は、本技術分野の熟練者には周知の方法によっ
て、たとえばバイオアッセイによる生物学的活性の試験
またはクロマトグラフィー法たとえば薄層クロマトグラ
フィー(TLC)もしくは高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)によってモニターすることができる。
培養液ろ液中にも存在できるが、通常主要部分は細胞実
質(菌糸体)内に局在する。したがって、これはろ過ま
たは遠心分離によってろ液から分離するのが便利であ
る。ろ液は固相として吸着樹脂を用いて抽出する。菌糸
体はメタノールまたはアセトンによって抽出するのが便
利であるが、他の溶媒も使用できる。
もしくはわずかに酸性のメジウム中好ましくはpH3〜
7で操作するのが便利である。抽出液は、たとえば真空
中で濃縮し、乾燥できる。
自体既知の溶液分配である。
ion(登録商標)HP−20(MitsubishiCasei Corp., Toky
o)、Amberlite(登録商標)XAD7(Rohm and Haas, US
A)、Amberchrom(登録商標)CG(Toso Haas, Philadelp
hia, USA)等でのクロマトグラフィーである。多くの逆
相支持体、たとえばRP18は、たとえば高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)の関連で一般に知られている
ように、さらに適している。
はいわゆる順相クロマトグラフィー支持体、たとえばシ
リカゲルもしくはAl2O3または他のそれ自体既知の方
法の使用がある。
ブ、たとえば Fractogel(登録商標)TSK HW-40,Sepha
dex(登録商標)G-25 等のそれ自体既知の方法の使用が
ある。さらにフェグリマイシンは濃縮材料から結晶化に
よって得ることも可能である。たとえば無水または水を
添加した有機溶媒またはそれらの混合物がこの目的に適
している。本発明の抗生物質の単離および精製の他の方
法には、陰イオン交換樹脂の好ましくはpH範囲4〜1
0における使用および陽イオン交換樹脂の好ましくはp
H範囲2〜5における使用がある。有機溶媒部分を添加
した緩衝液の使用がこの目的にはとくに適している。
来する化学的誘導体は、本技術分野の熟練者には周知の
方法により、相当する医薬的に耐容性のある塩に変換す
ることができる。
は、わずかな化学的相違を示す化合物、すなわち本発明
の化合物と同一の活性を有するか、または緩和な条件で
本発明の化合物に変換される化合物である。ここにいう
均等物にはたとえば、本発明の化合物のエステル、アミ
ノ誘導体、複合体または付加物が包含される。
は無機塩および有機塩の両者、たとえば Remington's P
harmaceutical Sciences(17版, 1418頁, 1985)に記載
された塩を意味するものとして理解される。特に有効な
塩は、アルカリ金属、アンモニウムまたはアルカリ土類
金属塩、生理学的に耐容性のあるアミンの塩および無機
または有機酸たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、マレイ
ン酸またはフマール酸との塩である。
スペクトル特性を以下にまとめる。 フェグリマイシン: 外観:無色の物質、メタノール、アセトニトリルおよび
水に可溶。中性および中等度アルカリ性において安定で
あるが、強酸性および強アルカリ性溶液中では不安定で
ある。 分子式:C95H97N13O30 分子量:1900.901 H-NMR:表1参照 Emax (log):280nm(4.16) [α]D 20=−106°
することが見出された。フェグリマイシンの最小阻止濃
度を表2に例示としてまとめる。
イシンはヒト免疫不全ウイルスに対して阻止作用を示す
ことが見出された。多くの活性化合物はウイルスまたは
ウイルス酵素をそれらが単離型で存在する場合にのみ阻
止する。この型の薬物は細胞培養液中、またはたとえば
ヒトおよび動物のような生存生物体中でも、不活性であ
ることが多い。それらは、ウイルスが見出され複製が行
われている細胞の細胞壁を透過することができないから
である。しかしながら、フェグリマイシンは細胞培養ア
ッセイで高い活性を示す。IC50は7μg/ml未満であ
る。阻止作用はHIVの典型的シンシチウムの光学顕微
鏡による観察によっても測定することができる。この関
連で、フェグリマイシンの場合、シンシチウム形成の低
下が薬物の活性の指標となる。しかしながら、フェグリ
マイシンの活性は、細胞培養上清におけるHIV粒子の
量を、たとえば市販のp24抗原テストにより測定する
ことによって決定することも可能である。
上における耐容性は良好である。細胞傷害作用は認めら
れなかった。
医薬としての使用、ならびに細菌およびHIV感染の処
置および/または予防用医薬の製造のための関連化合物
の使用に関する。
する医薬に関する。
経口的(筋肉内または静脈内)に、経直腸的または局所
(局所的)に使用することができる。それらは、溶液、
粉末(錠剤、マイクロカプセルを含むカプセル剤)、軟
膏(クリームまたはゲル)または坐剤の形態で投与する
ことができる。このタイプの製剤に適当な補助剤は、医
薬的に慣用される液体もしくは固体充填剤および希釈
剤、溶媒、乳化剤、滑沢剤、フレーバー矯味剤、着色剤
および/または緩衝物質である。有効用量0.1〜10
00、好ましくは0.2〜100mg/kg体重が投与され
る。それらは、本発明の化合物の少なくとも有効1日用
量たとえば30〜3000、好ましくは50〜1000
mgを含有する用量単位として投与するのが便利である。
明を詳細に説明する意図である。 実施例1:産生株の胞子懸濁液の調製 100mlの栄養溶液(水道水1L中20gの麦芽エキス、
2gの酵母エキス、10gのグルコース、0.5gの(NH4)2H
PO4、滅菌前のpH 6.0)を500mlのエルレンマイヤー
フラスコに取り、産生株を接種し、回転式振盪器上、2
5℃、140rpmにおいて72時間インキュベートす
る。120mlの培養液をついで固化させるため予めさら
に寒天15g/Lを加えた栄養培地オートミール浸出液
2.0g/Lを含有する500mlの滅菌エルレンマイヤ
ーフラスコに均一に分布させ、傾瀉する。培養液を25
℃で10〜14日間インキュベートする。この時点で生
じたフラスコ中胞子を1滴の市販非イオン界面活性剤
〔たとえば Triton(登録商標)X-100, Serva)〕を含む
脱イオン水500mlで洗浄し、直ちに使用するかまたは
50%グリセロール中−22℃もしくは10%ジメチル
スルフォキシド中−140℃で保存する。
生株の培養液または前培養液の調製 実施例1に記載した栄養溶液100mlを含有する500
mlの滅菌エルレンマイヤーフラスコに斜面培養チューブ
での培養液または0.2mlの胞子懸濁液を接種し、振盪
器上140rpm、25℃でインキュベートする。上記式
の化合物の最大産生は約72時間後に達成される。10
および100Lのファーメンターの接種では72時間の
同一栄養溶液での深部培養(接種量約5%)で十分であ
る。
し添加することによって抑制できる。最大産生は約48時
間後に達成される。
離 実施例3に従って得られた27Lの培養液を遠心分離し
細胞実質(約1.1L)を各回2.2Lのメタノールで2回
攪拌しながら抽出する。抽出液を合わせて真空中で濃縮
し、乾燥し、乾燥物質をジエチルエーテルで浸出する。
この方法で洗浄した脱脂残留物(40g)を水に溶解し、
吸着樹脂 MCl Gel(登録商標)CHP20Pを充填した容量3
Lのカラムに適用する。カラムサイズ:幅×高さ:1
1.3cm×30cm。溶出は水中5%イソプロパノールから
50%イソプロパノールまでの溶媒勾配で行い、カラム
流出液を各2Lの分画で収集する。HPLC分析でチェ
ックしたフェグリマイシン含有分画を集め、真空中で濃
縮し、凍結乾燥する。
ロマトグラフィー(HPLC) カラム:Nucleosil(登録商標)100−5C18AB,250/4 移動相:0.05%トリフルオロ酢酸中25%アセトニトリル 流速:1ml/分 210nmにおけるUV吸収で検出 フェグリマイシンの保持時間は12分50秒であった。
標)TSK HW-40 s を充填した容量3Lのカラム(幅×高
さ:10cm×50cm)に適用する。溶出液:50%アセトニ
トリル/10mMリン酸ナトリウム,pH7.0は流速
50ml/分でポンプによりカラムに送り、カラム流出液
を分画(65ml)して収集する。抗生物質フェグリマイシ
ン270mgは主として分画23〜27に見出される。
(270mg)を Nucleosil(登録商標)12C18AB HPL
Cカラム(幅×高さ:3.2cm×25cm)上0.05%トリフ
ルオロ酢酸中5〜30%アセトニトリルを用いる勾配法
で分離する。分析用HPLC(実施例5参照)で検討し
た分画を同様に収集し、真空中で濃縮し凍結乾燥する。
純度97%のフェグリマイシンの収量21mg。FAB質
量分析で測定したフェグリマイシンの分子量:M+M+
=1900.58(モノイソトピックピーク)、190
1.57(ベースピーク)。
ル系中における製造用HPLCによる最終精製 実施例7と同様に操作するが、溶出液には、10mMリ
ン酸ナトリウム,pH7およびイソプロパノールを使用
する。分離された成分の脱塩は実施例7と同様に行う。
純度99%のフェグリマイシンの収量18mg。
線吸収スペクトル。
Claims (9)
- 【請求項1】 式: 【化1】 の化合物のフェグリマイシン、その生理学的に耐容性の
ある塩およびその自明の化学的均等物。 - 【請求項2】 微生物 DSM 11171 またはその変異体も
しくは突然変異体の1つを適当な条件下に発酵させ、フ
ェグリマイシンを単離し、ついでそれを所望によりその
塩または化学的均等物に変換することにより製造される
請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】 微生物 DSM 11171 またはその変異体も
しくは突然変異体の1つを適当な条件下に発酵させ、フ
ェグリマイシンを単離し、ついでそれを所望によりその
塩または化学的均等物に変換することからなる請求項1
記載の化合物の製造方法。 - 【請求項4】 発酵は好気的条件下、温度20〜35
℃、pH4〜10において行う請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 医薬として使用するための請求項1また
は2記載の化合物。 - 【請求項6】 細菌性疾患またはHIVによる疾患の処
置用医薬の製造のための請求項1または2記載の化合物
の使用。 - 【請求項7】 請求項1または2記載の化合物少なくと
も1種を含有する医薬。 - 【請求項8】 請求項1または2記載の化合物の少なく
とも1種を適当な補助剤および/または賦形剤を用いて
適当な投与形態に調製することからなる請求項7記載の
医薬の製造方法。 - 【請求項9】 ストレプトミセス種 DSM 11171。
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