JPH1019437A - ショーケースの温度制御装置 - Google Patents
ショーケースの温度制御装置Info
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- JPH1019437A JPH1019437A JP18871896A JP18871896A JPH1019437A JP H1019437 A JPH1019437 A JP H1019437A JP 18871896 A JP18871896 A JP 18871896A JP 18871896 A JP18871896 A JP 18871896A JP H1019437 A JPH1019437 A JP H1019437A
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- temperature
- control device
- temperature control
- monitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ショーケースと離れた場所からショーケース
を制御するように相互通信ができ、管理もし易く、構造
も簡単で安価に製作でき、しかも、遠隔・単独のいずれ
にも適用可能で、遠隔制御時における温度制御装置側で
の誤設定が防止でき、さらに、管理装置等に異常が発生
した場合でも温度制御や除霜を問題なく行うことができ
るショーケースの温度制御装置を提供する。 【解決手段】 各ショーケースに設置されてそれぞれ単
独制御が可能で、かつモニター制御盤による遠隔制御が
可能な温度制御装置であって、モニター制御盤に対する
信号送受信回路を備え、信号送受信回路の信号の有無に
より、モニター制御盤からの遠隔制御か、各温度制御装
置による単独制御かを選択して切換えるように構成す
る。
を制御するように相互通信ができ、管理もし易く、構造
も簡単で安価に製作でき、しかも、遠隔・単独のいずれ
にも適用可能で、遠隔制御時における温度制御装置側で
の誤設定が防止でき、さらに、管理装置等に異常が発生
した場合でも温度制御や除霜を問題なく行うことができ
るショーケースの温度制御装置を提供する。 【解決手段】 各ショーケースに設置されてそれぞれ単
独制御が可能で、かつモニター制御盤による遠隔制御が
可能な温度制御装置であって、モニター制御盤に対する
信号送受信回路を備え、信号送受信回路の信号の有無に
より、モニター制御盤からの遠隔制御か、各温度制御装
置による単独制御かを選択して切換えるように構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各冷凍・冷蔵ショ
ーケースに設置されている温度制御装置に関し、詳しく
は、遠隔設置された集中管理装置のモニター制御盤から
の信号の状態に応じて遠隔・単独のいずれにも適用可能
なショーケースの温度制御装置に関する。
ーケースに設置されている温度制御装置に関し、詳しく
は、遠隔設置された集中管理装置のモニター制御盤から
の信号の状態に応じて遠隔・単独のいずれにも適用可能
なショーケースの温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の冷凍・冷蔵ショーケー
スの温度制御を行う手段として、遠隔設置した集中管理
装置により各冷凍・冷蔵ショーケースに設けられている
温度制御装置を制御することが行われている。すなわ
ち、各冷凍・冷蔵ショーケースにおける設定温度やデフ
ロストのタイミングを集中管理装置で設定し、これを各
冷凍・冷蔵ショーケースの温度制御装置に送信し、各温
度制御装置でそれぞれのショーケースを前記設定に基づ
いて制御するようにしていた。
スの温度制御を行う手段として、遠隔設置した集中管理
装置により各冷凍・冷蔵ショーケースに設けられている
温度制御装置を制御することが行われている。すなわ
ち、各冷凍・冷蔵ショーケースにおける設定温度やデフ
ロストのタイミングを集中管理装置で設定し、これを各
冷凍・冷蔵ショーケースの温度制御装置に送信し、各温
度制御装置でそれぞれのショーケースを前記設定に基づ
いて制御するようにしていた。
【0003】例えば、図7は従来のショーケース等の集
中管理装置Bの一例を示すもので、管理装置51と、個
々のショーケース61,62…の温度制御装置71,7
2…とから、概ね構成されている。
中管理装置Bの一例を示すもので、管理装置51と、個
々のショーケース61,62…の温度制御装置71,7
2…とから、概ね構成されている。
【0004】管理装置51は、機械室内にコンプレッサ
52及び受液器53等と併設された電装ボックス54
と、警備室等に設けられたアラーム(警報装置)55
と、アラーム信号を発信する発信器56とにより構成さ
れている。
52及び受液器53等と併設された電装ボックス54
と、警備室等に設けられたアラーム(警報装置)55
と、アラーム信号を発信する発信器56とにより構成さ
れている。
【0005】一方、ショーケース61,62…内の温度
制御装置71,72…は、図8に示すように、温調回路
81と、ショーケース61の庫内温度を検知するセンサ
82とによって、温調出力接点Tsをオン・オフして冷
却運転と運転の停止を行うように構成されており、ま
た、デフロスト復帰回路83と、ショーケースの冷却器
又は冷気吹出口の温度を検知するセンサ84とによっ
て、デフロスト復帰出力接点DTsをオン・オフして除
霜運転と同運転の停止を行うように構成されている。
制御装置71,72…は、図8に示すように、温調回路
81と、ショーケース61の庫内温度を検知するセンサ
82とによって、温調出力接点Tsをオン・オフして冷
却運転と運転の停止を行うように構成されており、ま
た、デフロスト復帰回路83と、ショーケースの冷却器
又は冷気吹出口の温度を検知するセンサ84とによっ
て、デフロスト復帰出力接点DTsをオン・オフして除
霜運転と同運転の停止を行うように構成されている。
【0006】前記Ts接点の一方の延長側は、図7に示
すように、管理装置51の電装ボックス54の運転回路
S1に、他方の延長側は同じく電装ボックス54の運転
回路S2にケース液電磁弁SVを介して接続されてお
り、両運転回路S1,S2の後方にショーケースを駆動
させるコンプレッサ52等が接続されている。
すように、管理装置51の電装ボックス54の運転回路
S1に、他方の延長側は同じく電装ボックス54の運転
回路S2にケース液電磁弁SVを介して接続されてお
り、両運転回路S1,S2の後方にショーケースを駆動
させるコンプレッサ52等が接続されている。
【0007】また、DTs接点の一方の延長側は、同じ
く電装ボックス54のデフロスト回路F1に、他方の延
長側は同じく電装ボックス54のデフロスト回路F2に
接続されており、電装ボックス54内にあるデフロスト
タイマーDTMの切り換えにより、ヒータコンタクタH
Cを励磁させ、デフロストヒータ85に通電して、デフ
ロストを行わせるようになっている。なお、86はデフ
ロストヒータ85の直前に設けた過熱防止用のクイック
デフスイッチである。このDTs接点(デフロスト復帰
出力接点)は、冷却器又は冷気吹出口のセンサ84(図
8参照)の温度検知により、一定温度以上に達したとき
に閉じて、電装ボックス54のデフロスト回路F1,F
2のヒータコンタクタHCの励磁を解いて、デフロスト
運転を停止するように構成されている。
く電装ボックス54のデフロスト回路F1に、他方の延
長側は同じく電装ボックス54のデフロスト回路F2に
接続されており、電装ボックス54内にあるデフロスト
タイマーDTMの切り換えにより、ヒータコンタクタH
Cを励磁させ、デフロストヒータ85に通電して、デフ
ロストを行わせるようになっている。なお、86はデフ
ロストヒータ85の直前に設けた過熱防止用のクイック
デフスイッチである。このDTs接点(デフロスト復帰
出力接点)は、冷却器又は冷気吹出口のセンサ84(図
8参照)の温度検知により、一定温度以上に達したとき
に閉じて、電装ボックス54のデフロスト回路F1,F
2のヒータコンタクタHCの励磁を解いて、デフロスト
運転を停止するように構成されている。
【0008】前記管理装置51のアラーム55(図6参
照)には、各ショーケースの庫内温度を検知する警報セ
ンサ91,92…が接続されていて、異常温度に達する
と、アラーム55が作動し、発信器56により警報出力
を発信するように構成されている。
照)には、各ショーケースの庫内温度を検知する警報セ
ンサ91,92…が接続されていて、異常温度に達する
と、アラーム55が作動し、発信器56により警報出力
を発信するように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のショ
ーケース等の集中管理装置Bは、温度監視・警報表示は
行われているものの、温度制御・温度設定・除霜設定等
が、ショーケース61,62側の温度制御装置71,7
2…でだけ行うことができるいわゆる片側通信のもので
あったため、警備室等の遠隔の場所でショーケース6
1,62…を制御することはできなかった。
ーケース等の集中管理装置Bは、温度監視・警報表示は
行われているものの、温度制御・温度設定・除霜設定等
が、ショーケース61,62側の温度制御装置71,7
2…でだけ行うことができるいわゆる片側通信のもので
あったため、警備室等の遠隔の場所でショーケース6
1,62…を制御することはできなかった。
【0010】そのため、近年では、例えば特開平5−2
64141号〜264150号公報に記載されるよう
に、相互通信によりショーケース等を集中管理するもの
が開発されるようになった。しかし、これらのものは主
制御装置の他に中間装置やパソコン等を使用するなど、
システムが複雑で、高価なものであった。
64141号〜264150号公報に記載されるよう
に、相互通信によりショーケース等を集中管理するもの
が開発されるようになった。しかし、これらのものは主
制御装置の他に中間装置やパソコン等を使用するなど、
システムが複雑で、高価なものであった。
【0011】また、除霜制御の信号を送るためにシリア
ル伝送線を用いた発明が、特開平5−288455号公
報に開示されているが、これは冷凍機側にも除霜制御回
路を必要とするため、構造が複雑で、高価なものであっ
た。
ル伝送線を用いた発明が、特開平5−288455号公
報に開示されているが、これは冷凍機側にも除霜制御回
路を必要とするため、構造が複雑で、高価なものであっ
た。
【0012】さらに、このようにシリアル伝送線を用い
て相互通信により集中管理する場合でも、各ショーケー
ス61,62…に設けられている温度制御装置71,7
2には、各ショーケース61,62を単独で運転する場
合を考慮してそれぞれに温度制御・温度設定・除霜設定
等の制御を行えるようにしておく必要があり、管理装置
や伝送線の異常等に対処するためには、各温度制御装置
71,72内に温度設定値の記憶部や除霜機能を持たせ
ておく必要がある。
て相互通信により集中管理する場合でも、各ショーケー
ス61,62…に設けられている温度制御装置71,7
2には、各ショーケース61,62を単独で運転する場
合を考慮してそれぞれに温度制御・温度設定・除霜設定
等の制御を行えるようにしておく必要があり、管理装置
や伝送線の異常等に対処するためには、各温度制御装置
71,72内に温度設定値の記憶部や除霜機能を持たせ
ておく必要がある。
【0013】ところが、このように温度制御装置71,
72に各種機能を持たせた場合、何らかの原因で温度制
御装置側の設定が変更されたり、あるいは、遠隔・単独
を切換えるスイッチ等が切換えられたりすると、庫内温
度異常や除霜不良等の被害が発生することがあった。こ
れを防止するため、管理装置(主制御装置)のモニター
制御盤側に、モニター制御盤から発信した設定温度と温
度制御装置から受信した設定温度とを記憶する2個の記
憶部を設けて両者を比較することもできるが、モニター
制御盤におけるメモリー容量の限界等から、集中制御が
可能なショーケース台数が限られてしまうという問題が
ある。
72に各種機能を持たせた場合、何らかの原因で温度制
御装置側の設定が変更されたり、あるいは、遠隔・単独
を切換えるスイッチ等が切換えられたりすると、庫内温
度異常や除霜不良等の被害が発生することがあった。こ
れを防止するため、管理装置(主制御装置)のモニター
制御盤側に、モニター制御盤から発信した設定温度と温
度制御装置から受信した設定温度とを記憶する2個の記
憶部を設けて両者を比較することもできるが、モニター
制御盤におけるメモリー容量の限界等から、集中制御が
可能なショーケース台数が限られてしまうという問題が
ある。
【0014】本発明は、上記の問題点に鑑み創案された
もので、その目的とするところは、ショーケースと離れ
た場所からショーケースを制御するように相互通信がで
き、管理もし易く、構造も簡単で安価に製作でき、しか
も、遠隔・単独のいずれにも適用可能で、遠隔制御時に
おける温度制御装置側での誤設定が防止でき、さらに、
管理装置等に異常が発生した場合でも温度制御や除霜を
問題なく行うことができるショーケースの温度制御装置
を提供することにある。
もので、その目的とするところは、ショーケースと離れ
た場所からショーケースを制御するように相互通信がで
き、管理もし易く、構造も簡単で安価に製作でき、しか
も、遠隔・単独のいずれにも適用可能で、遠隔制御時に
おける温度制御装置側での誤設定が防止でき、さらに、
管理装置等に異常が発生した場合でも温度制御や除霜を
問題なく行うことができるショーケースの温度制御装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、各ショーケースに設置されてそれぞれ単
独制御が可能で、かつモニター制御盤による遠隔制御が
可能なショーケースの温度制御装置であって、前記モニ
ター制御盤に対する信号送受信回路を備え、該信号送受
信回路の信号の有無により、モニター制御盤からの遠隔
制御か、各温度制御装置による単独制御かを選択して切
換える機能を持たせている。
め、本発明は、各ショーケースに設置されてそれぞれ単
独制御が可能で、かつモニター制御盤による遠隔制御が
可能なショーケースの温度制御装置であって、前記モニ
ター制御盤に対する信号送受信回路を備え、該信号送受
信回路の信号の有無により、モニター制御盤からの遠隔
制御か、各温度制御装置による単独制御かを選択して切
換える機能を持たせている。
【0016】また、温度制御装置は、該温度制御装置側
で入力した温度設定値を記憶する第1の記憶部と、前記
モニター制御盤側で遠隔入力した温度設定値を記憶する
第2の記憶部とを備えており、遠隔制御による場合には
第2の記憶部に記憶している温度設定値に基づいて運転
し、単独制御による場合は、第1の記憶部に記憶してい
る温度設定値に基づいて運転するようにしている。
で入力した温度設定値を記憶する第1の記憶部と、前記
モニター制御盤側で遠隔入力した温度設定値を記憶する
第2の記憶部とを備えており、遠隔制御による場合には
第2の記憶部に記憶している温度設定値に基づいて運転
し、単独制御による場合は、第1の記憶部に記憶してい
る温度設定値に基づいて運転するようにしている。
【0017】また、温度制御装置には、温度制御装置側
で入力した設定による個別の単独制御か、あるいはモニ
ター制御盤で入力した設定による遠隔制御で入力した設
定かのどちらの設定になっているかの識別ができるよ
う、温度制御装置に表示ランプを設けることができる。
この表示ランプに多色式のLED(発光ダイオード)を
使用すれば、1つのLED素子でも、どちらの設定で制
御されているかによって異なった発光色を点灯し、除霜
信号を受信したときに点滅に変わるようにすることも可
能で、スペースをとらなくてよい。
で入力した設定による個別の単独制御か、あるいはモニ
ター制御盤で入力した設定による遠隔制御で入力した設
定かのどちらの設定になっているかの識別ができるよ
う、温度制御装置に表示ランプを設けることができる。
この表示ランプに多色式のLED(発光ダイオード)を
使用すれば、1つのLED素子でも、どちらの設定で制
御されているかによって異なった発光色を点灯し、除霜
信号を受信したときに点滅に変わるようにすることも可
能で、スペースをとらなくてよい。
【0018】また、モニター制御盤からの遠隔制御中
に、モニター制御盤や伝送線の異常等によりモニター制
御盤と温度制御装置との間の信号の授受に異常が発生し
たときには、温度制御装置による単独制御に自動的に切
換え、さらに、一定時間毎に強制的にデフロストを行う
ようにしている。
に、モニター制御盤や伝送線の異常等によりモニター制
御盤と温度制御装置との間の信号の授受に異常が発生し
たときには、温度制御装置による単独制御に自動的に切
換え、さらに、一定時間毎に強制的にデフロストを行う
ようにしている。
【0019】なお、モニター制御盤と温度制御装置間の
シリアル伝送線は、2芯乃至3芯の通信線とし、温度制
御装置と温度制御装置間は渡り配線とする。また、モニ
ター制御盤にデータが入っていない最初の電源投入時あ
るいはデータの初期化を行った時には、温度制御装置側
で設定した値をモニター制御盤が読込んで運転制御する
ようにすると、入力の手間を大幅に解消することができ
る。
シリアル伝送線は、2芯乃至3芯の通信線とし、温度制
御装置と温度制御装置間は渡り配線とする。また、モニ
ター制御盤にデータが入っていない最初の電源投入時あ
るいはデータの初期化を行った時には、温度制御装置側
で設定した値をモニター制御盤が読込んで運転制御する
ようにすると、入力の手間を大幅に解消することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づき詳細に説明する。図1は集中管理装置
の概略配線図、図2は本発明の温度制御装置の概略ブロ
ック図、図3はモニター制御盤の概略ブロック図、図4
は温度制御装置の動作を示すフローチャート、図5は温
度制御装置の動作例を示すタイムチャート、図6は温度
制御装置の外観図である。
態を図面に基づき詳細に説明する。図1は集中管理装置
の概略配線図、図2は本発明の温度制御装置の概略ブロ
ック図、図3はモニター制御盤の概略ブロック図、図4
は温度制御装置の動作を示すフローチャート、図5は温
度制御装置の動作例を示すタイムチャート、図6は温度
制御装置の外観図である。
【0021】本発明におけるショーケース1,2…等の
集中管理装置Aも、図1に示すように、管理装置5と該
管理装置5のモニター制御盤6とシリアル伝送線7によ
って各々接続された各々のショーケース1,2…の温度
制御装置11,12…とから概ね構成されている。
集中管理装置Aも、図1に示すように、管理装置5と該
管理装置5のモニター制御盤6とシリアル伝送線7によ
って各々接続された各々のショーケース1,2…の温度
制御装置11,12…とから概ね構成されている。
【0022】前記シリアル伝送線7は、2芯乃至3芯の
通信線で、各々の温度制御装置11,12間等は渡り配
線となっている。管理装置5は、機械室内にコンプレッ
サ15及び受液器16等と併設された電装ボックス17
と、警備室等に設けられたモニター制御盤6とにより構
成されている。
通信線で、各々の温度制御装置11,12間等は渡り配
線となっている。管理装置5は、機械室内にコンプレッ
サ15及び受液器16等と併設された電装ボックス17
と、警備室等に設けられたモニター制御盤6とにより構
成されている。
【0023】一方、ショーケース1,2…には、各々温
度制御装置11,12…が設けられ、各温度制御装置1
1,12…は、図2に示すように、温調回路18と、シ
ョーケースの庫内温度を検知するセンサ19とによっ
て、温調出力接点Tsをオン・オフするように構成され
ている。また、同じく温度制御装置11は、デフロスト
復帰回路20と、ショーケース1の冷却器や冷気吹出口
の温度を検知するセンサ21と、外部デフロストタイマ
ーDTMの外部信号(除霜信号)によって水切り時間の
カウントとを演算して、またはモニター制御盤からの外
部信号入力の経過時間から直接にデフロスト出力接点D
sを開放するように演算する演算回路22とにより、D
s接点を開放し、Ts接点をオンするように構成されて
いる。
度制御装置11,12…が設けられ、各温度制御装置1
1,12…は、図2に示すように、温調回路18と、シ
ョーケースの庫内温度を検知するセンサ19とによっ
て、温調出力接点Tsをオン・オフするように構成され
ている。また、同じく温度制御装置11は、デフロスト
復帰回路20と、ショーケース1の冷却器や冷気吹出口
の温度を検知するセンサ21と、外部デフロストタイマ
ーDTMの外部信号(除霜信号)によって水切り時間の
カウントとを演算して、またはモニター制御盤からの外
部信号入力の経過時間から直接にデフロスト出力接点D
sを開放するように演算する演算回路22とにより、D
s接点を開放し、Ts接点をオンするように構成されて
いる。
【0024】演算回路22には、送受信部23及び通信
速度を切換える切換器24を介して前記シリアル伝送線
7が接続され、入力回路3を介してタイマー等からの外
部信号が入力される。さらに、演算回路22には、温度
制御装置11側で入力した温度設定値を記憶する第1の
記憶部8と、モニター制御盤6側で遠隔入力した温度設
定値を記憶する第2の記憶部9とが設けられている。な
お、25はアドレス設定部、26は冷却設定温度・除霜
復帰温度を入力する入力手段、27は条件設定部、4は
電源部である。
速度を切換える切換器24を介して前記シリアル伝送線
7が接続され、入力回路3を介してタイマー等からの外
部信号が入力される。さらに、演算回路22には、温度
制御装置11側で入力した温度設定値を記憶する第1の
記憶部8と、モニター制御盤6側で遠隔入力した温度設
定値を記憶する第2の記憶部9とが設けられている。な
お、25はアドレス設定部、26は冷却設定温度・除霜
復帰温度を入力する入力手段、27は条件設定部、4は
電源部である。
【0025】図1に示すように、Ts接点の延長側は、
ケース液電磁弁SVを介してファン端子等の200V電
源に接続され、Ds接点の延長側は、ヒータコンタクタ
HCを介して200V電源にデフロストヒータ28と並
列に接続されている。なお、HCaはヒータコンタクタ
HCの接点、DTはデフロストヒータの過熱を防止する
ディスクサーモである。
ケース液電磁弁SVを介してファン端子等の200V電
源に接続され、Ds接点の延長側は、ヒータコンタクタ
HCを介して200V電源にデフロストヒータ28と並
列に接続されている。なお、HCaはヒータコンタクタ
HCの接点、DTはデフロストヒータの過熱を防止する
ディスクサーモである。
【0026】前記モニター制御盤6は、図3に示すよう
に、中央演算回路29を有し、除霜時間・回数等の冷却
設定温度・除霜復帰温度等の条件設定を入力する入力手
段としてキーボード入力部35と、温度制御装置11,
12…との通信のための送受信部31と、他の機器との
通信のための送受信部32とを具備している。
に、中央演算回路29を有し、除霜時間・回数等の冷却
設定温度・除霜復帰温度等の条件設定を入力する入力手
段としてキーボード入力部35と、温度制御装置11,
12…との通信のための送受信部31と、他の機器との
通信のための送受信部32とを具備している。
【0027】そして、モニター制御盤6あるいは温度制
御装置11,12…の冷却設定温度・除霜復帰設定温度
でショーケース1,2…の機器を温度制御するわけであ
るが、その条件設定を、モニター制御盤6で入力した設
定か、温度制御装置11,12…側で入力した設定かを
切換える条件設定切換スイッチ33がモニター制御盤6
に設けられている。なお、条件設定部37には、この他
に、外部タイマー入力を使用するか否かとデューティ運
転をさせるか否かの条件設定が行えるようになってお
り、そのそれぞれが条件設定切換スイッチ33で切換選
択が可能となっている。
御装置11,12…の冷却設定温度・除霜復帰設定温度
でショーケース1,2…の機器を温度制御するわけであ
るが、その条件設定を、モニター制御盤6で入力した設
定か、温度制御装置11,12…側で入力した設定かを
切換える条件設定切換スイッチ33がモニター制御盤6
に設けられている。なお、条件設定部37には、この他
に、外部タイマー入力を使用するか否かとデューティ運
転をさせるか否かの条件設定が行えるようになってお
り、そのそれぞれが条件設定切換スイッチ33で切換選
択が可能となっている。
【0028】この条件設定切換スイッチ33は、具体的
には、該スイッチ33を「リモート」モードにした場合
には、モニター制御盤で入力された設定が優先し、「ロ
ーカル」モードにした場合には、温度制御装置側で入力
された設定が優先し作動するようにしている。また、ど
ちらで設定した条件で作動しているのかが温度制御装置
側から見ても判るように、温度制御装置に表示ランプL
ED(発光ダイオード)を設けており、しかも「リモー
ト」モードと「ローカル」モードでは表示ランプLED
の発光色を異ならしめている。また、除霜信号を受信し
たときには、点滅に変わるようにしている。
には、該スイッチ33を「リモート」モードにした場合
には、モニター制御盤で入力された設定が優先し、「ロ
ーカル」モードにした場合には、温度制御装置側で入力
された設定が優先し作動するようにしている。また、ど
ちらで設定した条件で作動しているのかが温度制御装置
側から見ても判るように、温度制御装置に表示ランプL
ED(発光ダイオード)を設けており、しかも「リモー
ト」モードと「ローカル」モードでは表示ランプLED
の発光色を異ならしめている。また、除霜信号を受信し
たときには、点滅に変わるようにしている。
【0029】このモニター制御盤6には又、除霜タイマ
ーがクロック部34に設けられ、中央演算回路29に入
力される信号が、シリアル伝送線7を通して温度制御装
置11,12…に送信されるようになっている。また、
外部タイマーを使用する時は、条件設定切換スイッチ3
3を切換えた上、送受信部32から信号を送ってもよ
い。
ーがクロック部34に設けられ、中央演算回路29に入
力される信号が、シリアル伝送線7を通して温度制御装
置11,12…に送信されるようになっている。また、
外部タイマーを使用する時は、条件設定切換スイッチ3
3を切換えた上、送受信部32から信号を送ってもよ
い。
【0030】モニター制御盤6へ入力する除霜時間・回
数等と、冷却設定・復帰設定温度等は、具体的には、モ
ニター制御盤6のキーボード入力部35あるいは他のパ
ソコン等の機器を使用して送受信部32からのデータ転
送によるものである。
数等と、冷却設定・復帰設定温度等は、具体的には、モ
ニター制御盤6のキーボード入力部35あるいは他のパ
ソコン等の機器を使用して送受信部32からのデータ転
送によるものである。
【0031】また、このモニター制御盤6は、その条件
設定切換スイッチ33が、モニター制御盤6で入力した
設定か、温度制御装置11,12側で入力した設定かに
かかわらず、モニター制御盤6にデータが入っていない
最初の電源投入時あるいはデータの初期化を行った時に
は、温度制御装置11,12側で設定した値をモニター
制御盤6が読み込み、運転制御するようにしてある。こ
のモニター制御盤6によれば、多数(例えば、96台)
のショーケース1,2…を管理可能であるが、遠隔で例
えば96台ものデータを設定するのは間違いを生じる可
能性もあるので、モニター制御盤6が初期化されている
時に限り、条件設定切換スイッチ33のモードに関係な
く、個々のショーケース側の温度制御装置11,12…
で、実際に試運転時設定データがモニター制御盤6に送
り込まれるようにプログラム設定を行っておく。
設定切換スイッチ33が、モニター制御盤6で入力した
設定か、温度制御装置11,12側で入力した設定かに
かかわらず、モニター制御盤6にデータが入っていない
最初の電源投入時あるいはデータの初期化を行った時に
は、温度制御装置11,12側で設定した値をモニター
制御盤6が読み込み、運転制御するようにしてある。こ
のモニター制御盤6によれば、多数(例えば、96台)
のショーケース1,2…を管理可能であるが、遠隔で例
えば96台ものデータを設定するのは間違いを生じる可
能性もあるので、モニター制御盤6が初期化されている
時に限り、条件設定切換スイッチ33のモードに関係な
く、個々のショーケース側の温度制御装置11,12…
で、実際に試運転時設定データがモニター制御盤6に送
り込まれるようにプログラム設定を行っておく。
【0032】なお、36はディスプレイ部で、条件設定
部37、初期データ記憶部38、温度データ記憶部39
等より中央演算回路29に入力されたデータが表示され
る。また、40は警報のための発信器、41は警報を表
示するランプ、42は外部に警報を出力する外部警報出
力部であり、43はデータ保持電源、44は通信部、4
5は電源部である。
部37、初期データ記憶部38、温度データ記憶部39
等より中央演算回路29に入力されたデータが表示され
る。また、40は警報のための発信器、41は警報を表
示するランプ、42は外部に警報を出力する外部警報出
力部であり、43はデータ保持電源、44は通信部、4
5は電源部である。
【0033】このようにモニター制御盤6を構成する
と、温度制御装置側のセンサ21をそのまま使用できる
ので、従来のように警報センサを設け、通信工事をする
必要がない。また、モニター制御盤6の側においては、
温度監視機能・温度設定機能・除霜設定機能・強制除霜
機能・警報発信機能・警報ブザー発報機能・異常履歴調
査機能等を有し、ショーケース11,12…側において
は、温度制御機能・温度設定機能・温度表示機能・除霜
表示機能等を有する。しかもモニター制御盤6には、遠
隔設定機能や異常履歴・温度モニター機能等も備えてい
る。
と、温度制御装置側のセンサ21をそのまま使用できる
ので、従来のように警報センサを設け、通信工事をする
必要がない。また、モニター制御盤6の側においては、
温度監視機能・温度設定機能・除霜設定機能・強制除霜
機能・警報発信機能・警報ブザー発報機能・異常履歴調
査機能等を有し、ショーケース11,12…側において
は、温度制御機能・温度設定機能・温度表示機能・除霜
表示機能等を有する。しかもモニター制御盤6には、遠
隔設定機能や異常履歴・温度モニター機能等も備えてい
る。
【0034】そして、このような集中管理装置によれ
ば、モニター制御盤6からシリアル伝送線7を使って温
度制御や除霜制御を行うため、現場での電気配線工事が
格段に簡単となり、短時間で済むといった大きな利点が
ある。
ば、モニター制御盤6からシリアル伝送線7を使って温
度制御や除霜制御を行うため、現場での電気配線工事が
格段に簡単となり、短時間で済むといった大きな利点が
ある。
【0035】また、集中管理装置には、省エネルギーの
ための鮮度管理機能として、季節の設定と、店内温度か
ら除霜の回数を低減する機能をもたすことができ、環境
によっては、営業中の除霜をなくすことも可能で、冬季
はさらに除霜回数を減らすことができる。さらに、過冷
却保護機能を持たすことにより、夜間ナイトカバーが閉
まっている時、通常、サーモの温度検知により自動的に
庫内温度設定値を高くスライド(オーバーライド)させ
ているが、更に、強制的に時間を限定し、1〜5℃の範
囲でオーバーライド運転をさせることができる。
ための鮮度管理機能として、季節の設定と、店内温度か
ら除霜の回数を低減する機能をもたすことができ、環境
によっては、営業中の除霜をなくすことも可能で、冬季
はさらに除霜回数を減らすことができる。さらに、過冷
却保護機能を持たすことにより、夜間ナイトカバーが閉
まっている時、通常、サーモの温度検知により自動的に
庫内温度設定値を高くスライド(オーバーライド)させ
ているが、更に、強制的に時間を限定し、1〜5℃の範
囲でオーバーライド運転をさせることができる。
【0036】そして、このようにして複数のショーケー
スの集中管理を行うに当たり、本発明の温度制御装置1
1,12には、送受信器23を介してモニター制御盤6
と信号を送受信する回路に、送受信信号が正常に授受さ
れているか否かを判別する機能を持たすとともに、送受
信信号の授受状態に応じてモニター制御盤6による遠隔
制御と温度制御装置自体による単独制御とを切換える機
能も持たせている。
スの集中管理を行うに当たり、本発明の温度制御装置1
1,12には、送受信器23を介してモニター制御盤6
と信号を送受信する回路に、送受信信号が正常に授受さ
れているか否かを判別する機能を持たすとともに、送受
信信号の授受状態に応じてモニター制御盤6による遠隔
制御と温度制御装置自体による単独制御とを切換える機
能も持たせている。
【0037】図4は、温度制御装置11,12に設けた
上記判別機能の概略を示すもので、ステップ101で運
転を開始したら、まず、ステップ102であらかじめ設
定してある第1の記憶部8の設定温度に基づいて各温度
制御装置における単独制御を行うようにする。ステップ
103でシリアル伝送線7を介してモニター制御盤6か
らの通信の有無、すなわちモニター制御盤6から温度設
定等の信号入力があったかを判別し、信号が無い場合
(NO)は、ステップ102に戻り、そのまま単独制御
を継続する。
上記判別機能の概略を示すもので、ステップ101で運
転を開始したら、まず、ステップ102であらかじめ設
定してある第1の記憶部8の設定温度に基づいて各温度
制御装置における単独制御を行うようにする。ステップ
103でシリアル伝送線7を介してモニター制御盤6か
らの通信の有無、すなわちモニター制御盤6から温度設
定等の信号入力があったかを判別し、信号が無い場合
(NO)は、ステップ102に戻り、そのまま単独制御
を継続する。
【0038】ステップ103でモニター制御盤6からの
温度設定等の信号入力があった場合(YES)は、ステ
ップ104に進んで、モニター制御盤6から送られてき
た温度設定値を第2の記憶部9に記憶し、その設定値に
基づく制御、即ち遠隔制御に切換える。この遠隔制御を
行っている間は、ステップ105でモニター制御盤6と
の間でシリアル伝送線7を介して相互通信の有無を監視
し、相互通信が異常無く継続している場合(YES)
は、ステップ104に戻ってそのまま遠隔制御を継続す
る。
温度設定等の信号入力があった場合(YES)は、ステ
ップ104に進んで、モニター制御盤6から送られてき
た温度設定値を第2の記憶部9に記憶し、その設定値に
基づく制御、即ち遠隔制御に切換える。この遠隔制御を
行っている間は、ステップ105でモニター制御盤6と
の間でシリアル伝送線7を介して相互通信の有無を監視
し、相互通信が異常無く継続している場合(YES)
は、ステップ104に戻ってそのまま遠隔制御を継続す
る。
【0039】一方、ステップ105において相互通信に
異常が発生したとき、例えば信号無しや異常信号等の通
信エラーが発生した場合は、ステップ106で通信エラ
ーの時間をカウントし、ステップ107で通信エラーの
経過時間が一定時間以上、例えば12分以上経過したか
どうかを判定し、それ未満(NO)のときはステップ1
05,106,107を繰返し、相互通信が回復した場
合は、ステップ105からステップ104に戻って前記
同様の遠隔制御に復帰する。
異常が発生したとき、例えば信号無しや異常信号等の通
信エラーが発生した場合は、ステップ106で通信エラ
ーの時間をカウントし、ステップ107で通信エラーの
経過時間が一定時間以上、例えば12分以上経過したか
どうかを判定し、それ未満(NO)のときはステップ1
05,106,107を繰返し、相互通信が回復した場
合は、ステップ105からステップ104に戻って前記
同様の遠隔制御に復帰する。
【0040】ステップ107で通信エラーが一定時間以
上、例えば12分以上継続した場合(YES)は、ステ
ップ108に進んで第1の記憶部の設定値で仮制御を行
い、ステップ109で伝送線を通しての通信が復活した
か否かを判定して、復活した場合(YES)には、ステ
ップ102に戻って単独制御に復帰する。すなわち、ス
テップ102に戻って第1の記憶部8に記憶している設
定温度による単独制御に切換わり、ステップ103にお
いて信号入力が確認されるまで、つまり、モニター制御
盤6からの通信が回復するまで単独制御を継続する。
上、例えば12分以上継続した場合(YES)は、ステ
ップ108に進んで第1の記憶部の設定値で仮制御を行
い、ステップ109で伝送線を通しての通信が復活した
か否かを判定して、復活した場合(YES)には、ステ
ップ102に戻って単独制御に復帰する。すなわち、ス
テップ102に戻って第1の記憶部8に記憶している設
定温度による単独制御に切換わり、ステップ103にお
いて信号入力が確認されるまで、つまり、モニター制御
盤6からの通信が回復するまで単独制御を継続する。
【0041】ステップ109で伝送線を通しての通信が
復活しない場合(NO)には、ステップ110でさらに
一定時間、例えば6時間経過したか否かが確認され、確
認されない場合(NO)にはすぐにステップ108に戻
るが、確認された場合(YES)にはステップ109に
進んでデフロスト出力が行われ冷却器の除霜運転が行わ
れる。そして、デフロスト出力後は、再びステップ10
8に戻される。
復活しない場合(NO)には、ステップ110でさらに
一定時間、例えば6時間経過したか否かが確認され、確
認されない場合(NO)にはすぐにステップ108に戻
るが、確認された場合(YES)にはステップ109に
進んでデフロスト出力が行われ冷却器の除霜運転が行わ
れる。そして、デフロスト出力後は、再びステップ10
8に戻される。
【0042】そして、図5に示すように、シリアル伝送
線7を介しての通信が正常に行われているときには、第
2の記憶部9の設定温度で温度制御を行うとともに、モ
ニター制御盤6で設定されたモニター制御盤側のデフロ
ストタイマーによる定期的な除霜運転を行うようにし、
通信エラーが発生して所定時間(12分)が経過した
ら、第1の記憶部8の設定温度により温度制御を行うと
ともに、サーモスタット側に設けられているタイマーに
よる定期的な除霜運転を行うようにしている。
線7を介しての通信が正常に行われているときには、第
2の記憶部9の設定温度で温度制御を行うとともに、モ
ニター制御盤6で設定されたモニター制御盤側のデフロ
ストタイマーによる定期的な除霜運転を行うようにし、
通信エラーが発生して所定時間(12分)が経過した
ら、第1の記憶部8の設定温度により温度制御を行うと
ともに、サーモスタット側に設けられているタイマーに
よる定期的な除霜運転を行うようにしている。
【0043】このように、モニター制御盤6から集中的
に遠隔制御を行っている状態で相互通信が継続されてい
るときには、第2の記憶部9に記憶されている温度設定
値でのみ温度制御を行うとともに、除霜運転もモニター
制御盤6からのデフロスト信号でのみ行うことにより、
各ショーケースに設けられている温度制御装置11の設
定温度が変更されたりしても、遠隔制御による温度制御
を確実に行うことができる。
に遠隔制御を行っている状態で相互通信が継続されてい
るときには、第2の記憶部9に記憶されている温度設定
値でのみ温度制御を行うとともに、除霜運転もモニター
制御盤6からのデフロスト信号でのみ行うことにより、
各ショーケースに設けられている温度制御装置11の設
定温度が変更されたりしても、遠隔制御による温度制御
を確実に行うことができる。
【0044】さらに、第1の記憶部9の設定温度をモニ
ター制御盤6に送って監視することにより、その温度制
御装置11の温度設定が変更されたことを知ることがで
き、単独制御に切換わったときの庫内温度異常等の発生
を未然に防止することができる。
ター制御盤6に送って監視することにより、その温度制
御装置11の温度設定が変更されたことを知ることがで
き、単独制御に切換わったときの庫内温度異常等の発生
を未然に防止することができる。
【0045】また、モニター制御盤6やシリアル伝送線
7等の異常により通信エラーが発生した場合は、自動的
に第1の記憶部8に記憶している温度設定値に基づいて
単独制御により温度制御を行うので、通信エラーによる
庫内温度異常の発生もなく、しかも、単独制御の経過時
間に応じてタイマー等からの外部信号を受けて自動的に
デフロスト出力を行うようにしているので、除霜不良が
発生することもない。
7等の異常により通信エラーが発生した場合は、自動的
に第1の記憶部8に記憶している温度設定値に基づいて
単独制御により温度制御を行うので、通信エラーによる
庫内温度異常の発生もなく、しかも、単独制御の経過時
間に応じてタイマー等からの外部信号を受けて自動的に
デフロスト出力を行うようにしているので、除霜不良が
発生することもない。
【0046】このような機能を備えた温度制御装置11
は、図6に示すような形状で製作することができる。す
なわち、前述の制御回路等を内蔵した本体91の外面
に、単独制御用の温度設定ボリューム92及びデフロス
ト復帰温度設定ボリューム93と、遠隔制御か単独制御
かあるいは除霜運転中かを表示する識別LED94を設
けるとともに、前記シリアル伝送線7に接続するコネク
ター23a、前記センサー19、21にそれぞれ接続す
るセンサー接続コネクター19a,21a、電源及びT
s接点並びにDs接点に接続するコネクター22a、外
部タイマー等の信号を入力するための入力コネクター3
aを装着し、これをショーケースのキャノピー部等に取
り付けるようにすればよい。
は、図6に示すような形状で製作することができる。す
なわち、前述の制御回路等を内蔵した本体91の外面
に、単独制御用の温度設定ボリューム92及びデフロス
ト復帰温度設定ボリューム93と、遠隔制御か単独制御
かあるいは除霜運転中かを表示する識別LED94を設
けるとともに、前記シリアル伝送線7に接続するコネク
ター23a、前記センサー19、21にそれぞれ接続す
るセンサー接続コネクター19a,21a、電源及びT
s接点並びにDs接点に接続するコネクター22a、外
部タイマー等の信号を入力するための入力コネクター3
aを装着し、これをショーケースのキャノピー部等に取
り付けるようにすればよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のショーケ
ース等の温度制御装置によれば、集中管理装置のモニタ
ー制御盤に対する信号の状況によって遠隔制御と単独制
御とを自動的に切換えるので、遠隔制御時に温度制御装
置側の温度設定値が変更されても遠隔制御に影響を与え
ることがなく、また、遠隔制御に異常が発生した場合
は、単独制御によりあらかじめ設定された温度による制
御を行うことができ、遠隔制御中に異常が発生しても、
温度制御装置による単独制御で温度制御を行うことがで
きる。
ース等の温度制御装置によれば、集中管理装置のモニタ
ー制御盤に対する信号の状況によって遠隔制御と単独制
御とを自動的に切換えるので、遠隔制御時に温度制御装
置側の温度設定値が変更されても遠隔制御に影響を与え
ることがなく、また、遠隔制御に異常が発生した場合
は、単独制御によりあらかじめ設定された温度による制
御を行うことができ、遠隔制御中に異常が発生しても、
温度制御装置による単独制御で温度制御を行うことがで
きる。
【0048】また、温度制御装置に2つの温度記憶部を
設けてそれぞれを遠隔制御と単独制御とに用いるように
しているので、必要に応じていずれの制御にも簡単に切
換えることができ、1つのショーケースを両方の制御に
兼用することができる。さらに、温度制御装置に温度設
定値を記憶させることにより、モニター制御盤に記憶さ
せる場合に比べてモニター制御盤の負担を軽くすること
ができ、より多くのショーケースを管理することが可能
となる。
設けてそれぞれを遠隔制御と単独制御とに用いるように
しているので、必要に応じていずれの制御にも簡単に切
換えることができ、1つのショーケースを両方の制御に
兼用することができる。さらに、温度制御装置に温度設
定値を記憶させることにより、モニター制御盤に記憶さ
せる場合に比べてモニター制御盤の負担を軽くすること
ができ、より多くのショーケースを管理することが可能
となる。
【0049】また、モニター制御盤による遠隔制御から
温度制御装置による単独制御に切換わった場合に、一定
時間毎にデフロスト出力を行うようにすることにより、
除霜不良等の被害が発生することも防止できる。
温度制御装置による単独制御に切換わった場合に、一定
時間毎にデフロスト出力を行うようにすることにより、
除霜不良等の被害が発生することも防止できる。
【0050】したがって、本発明によれば、多数のショ
ーケースを確実に遠隔制御できるとともに、万一モニタ
ー制御盤や通信回線に異常が発生しても、温度制御装置
の単独制御により所定の温度制御運転や除霜運転を行う
ことができ、必要に応じて任意のショーケースを単独制
御運転に切換えることもできるので、様々な運転状況に
対応することができる。
ーケースを確実に遠隔制御できるとともに、万一モニタ
ー制御盤や通信回線に異常が発生しても、温度制御装置
の単独制御により所定の温度制御運転や除霜運転を行う
ことができ、必要に応じて任意のショーケースを単独制
御運転に切換えることもできるので、様々な運転状況に
対応することができる。
【図1】ショーケースの集中管理装置の一例を示す概略
配線図である。
配線図である。
【図2】本発明の温度制御装置の概略ブロック図であ
る。
る。
【図3】モニター制御盤の概略ブロック図である。
【図4】本発明の温度制御装置の動作例を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】本発明の温度制御装置の動作例を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図6】本発明の温度制御装置の外観図である。
【図7】従来のショーケース等の集中管理装置の概略配
線図である。
線図である。
【図8】従来の温度制御装置の概略ブロック図である。
A 集中管理装置 1 ショーケース 2 ショーケース 3 外部信号の入力回路 4 電源部 5 管理装置 6 モニター制御盤 7 シリアル伝送線 8 第1の記憶部 9 第2の記憶部 11 温度制御装置 12 温度制御装置 15 コンプレッサ 16 受液器 17 電装ボックス 18 温調回路 19 センサ 20 デフロスト復帰回路 21 センサ 22 演算回路 23 送受信部 24 切換器 25 アドレス設定部 26 入力手段 27 条件設定部 28 デフロストヒータ 29 中央演算回路 31 送受信部 32 送受信部 33 条件設定切換スイッチ 34 クロック部 35 キーボード入力部 36 ディスプレイ部 37 条件設定部 38 初期データ記帳部 39 温度データ記憶部 40 発信器 41 外部警報出力部 43 データ保持電源 44 通信部 45 電源部 91 温度制御装置本体 92 温度設定ボリューム 93 デフロスト復帰温度設定ボリューム 94 識別LED Ds デフロスト出力接点 Ts 温調出力接点 DTs デフロスト復帰出力接点 DTM デフロストタイマー HC ヒータコンタクタ SV ケース液電磁弁 HCa ヒータコンタクタHCの接点 DT ディスクサーモ LED 表示ランプ(発光ダイオード)
Claims (5)
- 【請求項1】 各ショーケースに設置されてそれぞれ単
独制御が可能で、かつモニター制御盤による遠隔制御が
可能な温度制御装置であって、前記モニター制御盤に対
する信号送受信回路を備え、該信号送受信回路の信号の
有無により、モニター制御盤からの遠隔制御か、各温度
制御装置による単独制御かを選択して切換えることを特
徴とするショーケースの温度制御装置。 - 【請求項2】 前記温度制御装置は、該温度制御装置側
で入力した温度設定値を記憶する第1の記憶部と、前記
モニター制御盤側で遠隔入力した温度設定値を記憶する
第2の記憶部とを備えていることを特徴とする請求項1
記載のショーケースの温度制御装置。 - 【請求項3】 前記温度制御装置は、現在の制御が、各
温度制御装置による単独制御か、前記モニター制御盤か
らの遠隔制御かを識別するランプを備えていることを特
徴とする請求項1又は2記載のショーケースの温度制御
装置。 - 【請求項4】 前記温度制御装置は、モニター制御盤か
らの遠隔制御中に、モニター制御盤と温度制御装置との
間の信号の授受に異常が発生したときに、温度制御装置
による単独制御に自動的に切換わることを特徴とする請
求項1乃至3のいずれかに記載のショーケースの温度制
御装置。 - 【請求項5】 前記温度制御装置は、モニター制御盤か
らの遠隔制御から温度制御装置による単独制御に切換わ
ったときは、一定時間毎にデフロスト出力を行うことを
特徴とする請求項4記載のショーケースの温度制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18871896A JPH1019437A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ショーケースの温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18871896A JPH1019437A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ショーケースの温度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1019437A true JPH1019437A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16228575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18871896A Pending JPH1019437A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | ショーケースの温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1019437A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000105010A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-11 | Fuji Electric Co Ltd | 冷蔵ショーケースの冷却装置 |
JP2000249459A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 集中管理システム |
JP2000276686A (ja) * | 1999-01-20 | 2000-10-06 | Risou Keisoku Kk | 計測装置用遠隔地データ伝送装置 |
JP2001204599A (ja) * | 2000-01-26 | 2001-07-31 | Nakano Refrigerators Co Ltd | ショーケース |
JP2001241823A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-09-07 | Fukushima Industries Corp | 冷凍冷却システムの集中管理装置 |
JP2012007756A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-01-12 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍・冷蔵システム |
JP2012241975A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
JP2014081109A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍システム |
JP2016195411A (ja) * | 2016-06-17 | 2016-11-17 | 三菱電機株式会社 | 電気機器、管理システム、コントローラ、電気機器の制御方法、及び、プログラム |
JP2018185079A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫及び冷蔵庫システム |
JP2019207100A (ja) * | 2015-02-23 | 2019-12-05 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫制御システム、冷蔵庫、情報処理装置 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP18871896A patent/JPH1019437A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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