JPH10179800A - ゴルフボール - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 硬度を必要以上に上げなくても、普通のゴル
フボールよりも大きな飛距離が得られ、柔らかな特性を
有し、打球感の良いゴルフボールを提供する。 【解決手段】 ビスマス（Ｂｉ）、Ｂｉ合金、又はＢｉ
にＢｉ合金を混合したものが、ゴルフボールの基材とな
る有機高分子樹脂１００重量部に対して０．５〜６０重
量部添加された樹脂組成物を用いて製造されたもので、
Ｂｉ類を含む樹脂組成物が成形加工後に常温まで冷却凝
固する際に、Ｂｉ類が３〜３．５％体積膨張を起こすこ
とで、膨張した比率だけ周囲の樹脂が緻密化された構造
を有する。Ｂｉを含む樹脂組成物からなる部分は、ゴル
フボールを構成する層の少なくとも一つであれば良く、
核とカバー全体が緻密化されても良い。 【効果】 緻密化された部分に大きなエネルギーが蓄積
でき、当該部分を各部位に選択的に適用することで、種
々の特性を有したゴルフボールが製造できる。
フボールよりも大きな飛距離が得られ、柔らかな特性を
有し、打球感の良いゴルフボールを提供する。 【解決手段】 ビスマス（Ｂｉ）、Ｂｉ合金、又はＢｉ
にＢｉ合金を混合したものが、ゴルフボールの基材とな
る有機高分子樹脂１００重量部に対して０．５〜６０重
量部添加された樹脂組成物を用いて製造されたもので、
Ｂｉ類を含む樹脂組成物が成形加工後に常温まで冷却凝
固する際に、Ｂｉ類が３〜３．５％体積膨張を起こすこ
とで、膨張した比率だけ周囲の樹脂が緻密化された構造
を有する。Ｂｉを含む樹脂組成物からなる部分は、ゴル
フボールを構成する層の少なくとも一つであれば良く、
核とカバー全体が緻密化されても良い。 【効果】 緻密化された部分に大きなエネルギーが蓄積
でき、当該部分を各部位に選択的に適用することで、種
々の特性を有したゴルフボールが製造できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビスマス、ビスマ
ス合金あるいはビスマスにビスマス合金を混合したもの
を添加することによって、有機高分子物質が本来有して
いる密度よりも、より大きな密度を有しており、従来の
ゴルフボールよりも高い反発係数を有し、スピン特性を
維持したままで飛距離を顕著に伸ばすことができるゴル
フボールに関するものである。
ス合金あるいはビスマスにビスマス合金を混合したもの
を添加することによって、有機高分子物質が本来有して
いる密度よりも、より大きな密度を有しており、従来の
ゴルフボールよりも高い反発係数を有し、スピン特性を
維持したままで飛距離を顕著に伸ばすことができるゴル
フボールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、良いゴルフボールとは適切な
スピン性能を有して、飛距離が多く出るボールを言う
が、スピン特性が良好な普通のボールの場合には飛距離
が減り、反対に、飛距離が良好な普通のボールの場合に
はスピン特性が悪くなるのが一般的である。これらの問
題は、飛距離を多く出すことを目的として、高い初速度
を得るためにソリッドタイプゴルフボールの核の硬度を
上げたり、あるいは、打撃時の大きな反発力を得るため
に単純にゴルフボールの圧縮強度を高くしたりしている
ことにその原因がある。
スピン性能を有して、飛距離が多く出るボールを言う
が、スピン特性が良好な普通のボールの場合には飛距離
が減り、反対に、飛距離が良好な普通のボールの場合に
はスピン特性が悪くなるのが一般的である。これらの問
題は、飛距離を多く出すことを目的として、高い初速度
を得るためにソリッドタイプゴルフボールの核の硬度を
上げたり、あるいは、打撃時の大きな反発力を得るため
に単純にゴルフボールの圧縮強度を高くしたりしている
ことにその原因がある。
【０００３】一般的に、核を作るのには、主材料として
の反発性の良いポリブタジエンに、これを架橋硬化させ
る共架橋剤としての不飽和カルボン酸、あるいは不飽和
カルボン酸の金属塩を使用して、これに核の重量を調節
するための種々の無機あるいは有機充填剤を混合した
後、反応開始剤としての有機過酸化物を添加して、一定
時間、一定温度と一定圧力下で加硫成形して作られる。
一方、カバーを作るのには、主材料としてのアイオノマ
ー樹脂に、白色顔料と白く見えるようにするための他の
顔料、場合によっては、その他の充填剤を混合したもの
が多く使用されており、時には、ゴルフボールの種類に
応じて、ポリウレタン樹脂あるいはその他の熱可塑性樹
脂、ゴム等のアイオノマー樹脂の代わりに、主材料とし
て他の樹脂を使用したり、上記の樹脂を互いに混合して
使用しても良い。このようなカバーは、一定時間、一定
温度と一定圧力下で作られた核上に、上記材料を被覆成
形することによって作られる。
の反発性の良いポリブタジエンに、これを架橋硬化させ
る共架橋剤としての不飽和カルボン酸、あるいは不飽和
カルボン酸の金属塩を使用して、これに核の重量を調節
するための種々の無機あるいは有機充填剤を混合した
後、反応開始剤としての有機過酸化物を添加して、一定
時間、一定温度と一定圧力下で加硫成形して作られる。
一方、カバーを作るのには、主材料としてのアイオノマ
ー樹脂に、白色顔料と白く見えるようにするための他の
顔料、場合によっては、その他の充填剤を混合したもの
が多く使用されており、時には、ゴルフボールの種類に
応じて、ポリウレタン樹脂あるいはその他の熱可塑性樹
脂、ゴム等のアイオノマー樹脂の代わりに、主材料とし
て他の樹脂を使用したり、上記の樹脂を互いに混合して
使用しても良い。このようなカバーは、一定時間、一定
温度と一定圧力下で作られた核上に、上記材料を被覆成
形することによって作られる。
【０００４】ところで、飛距離を伸ばす一般的な方法と
して、核を作るための共架橋剤として使用する不飽和カ
ルボン酸あるいは不飽和カルボン酸の金属塩が、核の硬
度を高めるために過剰に添加されるが、硬度は高くなっ
ても、結果的に触感が硬くなり、打撃感が悪くなり、ま
たスピン特性が悪くなる傾向があった。反対に、共架橋
剤である不飽和カルボン酸あるいは不飽和カルボン酸の
金属塩を少量使用した場合には、触感が柔らかくになっ
て打撃感も良くなるが、希望の硬度を達成することがで
きず、結果的には飛距離が顕著に落ちる欠点があった。
更に、ゴルフボールの圧縮強度を高める場合には、高い
硬度の核上に硬度が高い材質のカバーを使ってゴルフボ
ールを作らなければならず、ボールは触感が硬くなり、
打撃感が悪く、スピン特性が低下する欠点があった。反
対に、柔らかい樹脂を使用したカバーを使ったゴルフボ
ールの場合には、打球感及びスピン特性は向上するが、
相対的に飛距離が小さくなり、打撃時に、カバーの表面
に容易に傷が付きやすくなって商品価値が低下するとい
う欠点があった。
して、核を作るための共架橋剤として使用する不飽和カ
ルボン酸あるいは不飽和カルボン酸の金属塩が、核の硬
度を高めるために過剰に添加されるが、硬度は高くなっ
ても、結果的に触感が硬くなり、打撃感が悪くなり、ま
たスピン特性が悪くなる傾向があった。反対に、共架橋
剤である不飽和カルボン酸あるいは不飽和カルボン酸の
金属塩を少量使用した場合には、触感が柔らかくになっ
て打撃感も良くなるが、希望の硬度を達成することがで
きず、結果的には飛距離が顕著に落ちる欠点があった。
更に、ゴルフボールの圧縮強度を高める場合には、高い
硬度の核上に硬度が高い材質のカバーを使ってゴルフボ
ールを作らなければならず、ボールは触感が硬くなり、
打撃感が悪く、スピン特性が低下する欠点があった。反
対に、柔らかい樹脂を使用したカバーを使ったゴルフボ
ールの場合には、打球感及びスピン特性は向上するが、
相対的に飛距離が小さくなり、打撃時に、カバーの表面
に容易に傷が付きやすくなって商品価値が低下するとい
う欠点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は上
記のような欠点を無くし、適切なスピン特性を維持しな
がら飛距離を伸ばすために、以下に示すような発明をし
たのである。即ち、本発明は、上述の問題点を解決する
ためのものであって、普通のゴルフボールよりも高い反
発性と、成型後の固化において３〜３．５％体積膨張を
起こすビスマスあるいはビスマス合金を添加することに
よる良好なスピン特性とを有し、有機高分子材料が、ビ
スマスが膨張した分だけ緻密になっていて、その飛距離
が著しく大きくすることが可能なゴルフボールを提供す
るものである。
記のような欠点を無くし、適切なスピン特性を維持しな
がら飛距離を伸ばすために、以下に示すような発明をし
たのである。即ち、本発明は、上述の問題点を解決する
ためのものであって、普通のゴルフボールよりも高い反
発性と、成型後の固化において３〜３．５％体積膨張を
起こすビスマスあるいはビスマス合金を添加することに
よる良好なスピン特性とを有し、有機高分子材料が、ビ
スマスが膨張した分だけ緻密になっていて、その飛距離
が著しく大きくすることが可能なゴルフボールを提供す
るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のゴルフボール
は、核と前記核を被覆するカバーより成る、ソリッドタ
イプのゴルフボールであって、前記ゴルフボールが、ビ
スマス、ビスマス合金、あるいはビスマスにビスマス合
金を混合したものを、該ゴルフボールの基材となる有機
高分子樹脂１００重量部に対して０．５〜６０重量部添
加してなる樹脂組成物を使用して製造されたものであ
り、前記ビスマス又はビスマス合金の周囲にある有機高
分子樹脂の密度が、添加されたビスマス類が３〜３．５
％膨張した分だけ緻密化されていることを特徴とする。
は、核と前記核を被覆するカバーより成る、ソリッドタ
イプのゴルフボールであって、前記ゴルフボールが、ビ
スマス、ビスマス合金、あるいはビスマスにビスマス合
金を混合したものを、該ゴルフボールの基材となる有機
高分子樹脂１００重量部に対して０．５〜６０重量部添
加してなる樹脂組成物を使用して製造されたものであ
り、前記ビスマス又はビスマス合金の周囲にある有機高
分子樹脂の密度が、添加されたビスマス類が３〜３．５
％膨張した分だけ緻密化されていることを特徴とする。
【０００７】又、本発明は、上記構造を有するゴルフボ
ールが、単一構造のワンピースゴルフボールであること
を特徴とするものでもある。更に、本発明は、上記構造
を有するゴルフボールが、一つの核と単層のカバーより
成る構造のツーピースソリッドゴルフボールで、該ゴル
フボールを構成する核とカバーの少なくともいずれか一
方が、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビスマス又は
ビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、添加され
たビスマスの体積膨張により緻密化されていることを特
徴とするものでもある。更に、本発明は、上記構造を有
するゴルフボールが、二重核と単層のカバーより成る構
造のスリーピースソリッドゴルフボールで、該ゴルフボ
ールを構成する内核と外層とカバーの少なくともいずれ
か一つが、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビスマス
又はビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、添加
されたビスマスの体積膨張により緻密化されていること
を特徴とするものでもある。又、本発明は、上記構造を
有するゴルフボールが、一つの核と二重カバーより成る
構造のスリーピースソリッドゴルフボールで、該ゴルフ
ボールを構成する内核と外層とカバーの少なくともいず
れか一つが、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビスマ
ス又はビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、添
加されたビスマスの体積膨張により緻密化されているこ
とを特徴とするものでもある。
ールが、単一構造のワンピースゴルフボールであること
を特徴とするものでもある。更に、本発明は、上記構造
を有するゴルフボールが、一つの核と単層のカバーより
成る構造のツーピースソリッドゴルフボールで、該ゴル
フボールを構成する核とカバーの少なくともいずれか一
方が、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビスマス又は
ビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、添加され
たビスマスの体積膨張により緻密化されていることを特
徴とするものでもある。更に、本発明は、上記構造を有
するゴルフボールが、二重核と単層のカバーより成る構
造のスリーピースソリッドゴルフボールで、該ゴルフボ
ールを構成する内核と外層とカバーの少なくともいずれ
か一つが、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビスマス
又はビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、添加
されたビスマスの体積膨張により緻密化されていること
を特徴とするものでもある。又、本発明は、上記構造を
有するゴルフボールが、一つの核と二重カバーより成る
構造のスリーピースソリッドゴルフボールで、該ゴルフ
ボールを構成する内核と外層とカバーの少なくともいず
れか一つが、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビスマ
ス又はビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、添
加されたビスマスの体積膨張により緻密化されているこ
とを特徴とするものでもある。
【０００８】更に、本発明は、上記構造を有するゴルフ
ボールが、二重核と二重カバーより成る構造のフォーピ
ースソリッドゴルフボールで、該ゴルフボールを構成す
る内核と外層と内側カバーと外側カバーの少なくともい
ずれか一つが、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビス
マス又はビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、
添加されたビスマスの体積膨張により緻密化されている
ことを特徴とするものでもある。又、本発明は、上記構
造を有するゴルフボールが、一つの核と三重カバーより
成る構造のフォーピースソリッドゴルフボールで、該ゴ
ルフボールを構成する核と内側カバーと中間カバーと外
側カバーの少なくともいずれか一つが、ビスマス又はビ
スマス合金を含み、ビスマス又はビスマス合金の周囲に
ある有機高分子樹脂が、添加されたビスマスの体積膨張
により緻密化されていることを特徴とするものでもあ
る。
ボールが、二重核と二重カバーより成る構造のフォーピ
ースソリッドゴルフボールで、該ゴルフボールを構成す
る内核と外層と内側カバーと外側カバーの少なくともい
ずれか一つが、ビスマス又はビスマス合金を含み、ビス
マス又はビスマス合金の周囲にある有機高分子樹脂が、
添加されたビスマスの体積膨張により緻密化されている
ことを特徴とするものでもある。又、本発明は、上記構
造を有するゴルフボールが、一つの核と三重カバーより
成る構造のフォーピースソリッドゴルフボールで、該ゴ
ルフボールを構成する核と内側カバーと中間カバーと外
側カバーの少なくともいずれか一つが、ビスマス又はビ
スマス合金を含み、ビスマス又はビスマス合金の周囲に
ある有機高分子樹脂が、添加されたビスマスの体積膨張
により緻密化されていることを特徴とするものでもあ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】まず、本発明による核（図１にお
いて３ａと３ｂで表示した二重核、図２において２ａで
表示した核、図３において３ｄで表示した核、図４にお
いて１で表示した単一核兼ゴルフボール、図５において
４ａと４ｂで表示した二重核、図６において４ｅで表示
した核をそれぞれ示し、以下、核という。）を作るのに
必要な主材料としてはゴム、共架橋剤、充填剤、ビスマ
ス、ビスマス合金、酸化防止剤、反応開始剤等である
が、その中でも使用するのに適したゴムはシス−１，４
−ポリブタジエンであり、場合によってはイソプレンゴ
ム、天然ゴム、Ｓ．Ｂ．Ｒ等の、他のゴム等を適当に混
合して使用しても良い。共架橋剤としては、α，β−エ
チレン性不飽和カルボン酸あるいはそれの金属塩が使用
に適しており、場合によってトリメチロールプロパント
リメタクリレイト、ウレタンアクリレイト、エポキシア
クリレイト等の、他のアクリル酸エステル等を混合して
使用しても良い。使用に適したα，β−エチレン性不飽
和カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸であり、そ
の金属塩としてはアクリル酸亜鉛及びメタクリル酸亜鉛
等が挙げられ、これらの共架橋剤は、基材ゴム１００重
量部に対して２５〜５０重量部の量にて配合して使用さ
れる。充填剤としては、酸化亜鉛、酸化鉛、酸化鉄等の
金属酸化物等、硫酸バリウム、シリカ、炭酸カルシウ
ム、グラスファイバー等、その他の無機物等が使用され
るが、その中で、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛を共架橋剤として使用する場
合には、酸化亜鉛が特に良好であり、酸化亜鉛は、他の
充填剤と混合して使用しても良い。
いて３ａと３ｂで表示した二重核、図２において２ａで
表示した核、図３において３ｄで表示した核、図４にお
いて１で表示した単一核兼ゴルフボール、図５において
４ａと４ｂで表示した二重核、図６において４ｅで表示
した核をそれぞれ示し、以下、核という。）を作るのに
必要な主材料としてはゴム、共架橋剤、充填剤、ビスマ
ス、ビスマス合金、酸化防止剤、反応開始剤等である
が、その中でも使用するのに適したゴムはシス−１，４
−ポリブタジエンであり、場合によってはイソプレンゴ
ム、天然ゴム、Ｓ．Ｂ．Ｒ等の、他のゴム等を適当に混
合して使用しても良い。共架橋剤としては、α，β−エ
チレン性不飽和カルボン酸あるいはそれの金属塩が使用
に適しており、場合によってトリメチロールプロパント
リメタクリレイト、ウレタンアクリレイト、エポキシア
クリレイト等の、他のアクリル酸エステル等を混合して
使用しても良い。使用に適したα，β−エチレン性不飽
和カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸であり、そ
の金属塩としてはアクリル酸亜鉛及びメタクリル酸亜鉛
等が挙げられ、これらの共架橋剤は、基材ゴム１００重
量部に対して２５〜５０重量部の量にて配合して使用さ
れる。充填剤としては、酸化亜鉛、酸化鉛、酸化鉄等の
金属酸化物等、硫酸バリウム、シリカ、炭酸カルシウ
ム、グラスファイバー等、その他の無機物等が使用され
るが、その中で、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛を共架橋剤として使用する場
合には、酸化亜鉛が特に良好であり、酸化亜鉛は、他の
充填剤と混合して使用しても良い。
【００１０】このような充填剤の使用量は、それぞれの
核の比重、硬度等を考慮して決定され、一般的に特に限
定されるものではない。充填剤は、基材ゴム１００重量
部に対して１〜５０重量部の量で実際に使用される。酸
化防止剤としては、一般的に２，２’−メチレンビス
（４−エチル−６−ｔ−ブチルフェノール）等が使用さ
れ、その使用量は、基材ゴム１００重量部に対して０．
５〜１．５重量部である。反応開始剤としては、有機過
酸化物が一般的に使用され、例えば、ジクミルパーオキ
サイド、ｎ−ブチル−４，４’−ビス（ｔ−ブチルパー
オキシ）バレレイト、ビス（ｔ−ブチルパーオキシイソ
プロピル）ベンゼン、１，１’−ビス（ｔ−ブチルパー
オキシ）−３，３，５−トリメチルシクロヘキサン等が
適当である。このような開始剤は、基材ゴム１００重量
部に対して０．５〜５重量部の量で使用され、必要に応
じて、共用薬品（Coagent ）として、Ｎ，Ｎ−ｍ−フェ
ニレンジマレイミド等のような反応開始剤の補助薬品を
混合して使用しても良い。
核の比重、硬度等を考慮して決定され、一般的に特に限
定されるものではない。充填剤は、基材ゴム１００重量
部に対して１〜５０重量部の量で実際に使用される。酸
化防止剤としては、一般的に２，２’−メチレンビス
（４−エチル−６−ｔ−ブチルフェノール）等が使用さ
れ、その使用量は、基材ゴム１００重量部に対して０．
５〜１．５重量部である。反応開始剤としては、有機過
酸化物が一般的に使用され、例えば、ジクミルパーオキ
サイド、ｎ−ブチル−４，４’−ビス（ｔ−ブチルパー
オキシ）バレレイト、ビス（ｔ−ブチルパーオキシイソ
プロピル）ベンゼン、１，１’−ビス（ｔ−ブチルパー
オキシ）−３，３，５−トリメチルシクロヘキサン等が
適当である。このような開始剤は、基材ゴム１００重量
部に対して０．５〜５重量部の量で使用され、必要に応
じて、共用薬品（Coagent ）として、Ｎ，Ｎ−ｍ−フェ
ニレンジマレイミド等のような反応開始剤の補助薬品を
混合して使用しても良い。
【００１１】一方、本発明のポイントとなるビスマス
は、原子番号８３、元素記号Ｂｉで表示される、やや赤
い銀灰色の金属であり、２００〜４００メッシュの網目
を通過可能な大きさ（約７５μｍ〜４０μｍ）の粉末粒
子状態のものが実際に使用される。ビスマスの塊状物を
粉砕して、上記の大きさとして使用しても良い。元来、
ビスマスは室温では非常に脆弱で容易に砕けるが、約２
２０℃以上では押し出し成形が可能である。また、ビス
マスは、アルカリ金属、水銀、朱錫、アンチモン、カド
ミウム、ゲルマニウム、鉛、銅、銀、金、白金族元素、
ニッケル等の種々の金属と容易に合金を作ることがで
き、その中でも、低い融点を有する鉛、銅、朱錫等の合
金は、本発明に適している。このビスマス合金の中にビ
スマスが占める比率は体積で５５％以上となるのが望ま
しい。このビスマスあるいはビスマス合金の最大の特徴
は、凝固時に体積が３〜３．５％膨張することである。
本発明者はこのような独特な現象をゴルフボールの製造
に利用したのである。ビスマスあるいはビスマス合金
は、基材ゴム１００重量部に対して０．５〜６０重量部
の量で使用するのが一般的であり、ビスマスを単独で使
用しても良く、あるいはビスマス合金を単独で使用して
も良く、あるいはビスマス中にビスマス合金を混合した
ものを使用しても良い。（以下、本文に記載したビスマ
ス、ビスマス合金、及びビスマスにビスマス合金を混ぜ
たものを、単に「ビスマス」と表記する。以下において
も同様。）
は、原子番号８３、元素記号Ｂｉで表示される、やや赤
い銀灰色の金属であり、２００〜４００メッシュの網目
を通過可能な大きさ（約７５μｍ〜４０μｍ）の粉末粒
子状態のものが実際に使用される。ビスマスの塊状物を
粉砕して、上記の大きさとして使用しても良い。元来、
ビスマスは室温では非常に脆弱で容易に砕けるが、約２
２０℃以上では押し出し成形が可能である。また、ビス
マスは、アルカリ金属、水銀、朱錫、アンチモン、カド
ミウム、ゲルマニウム、鉛、銅、銀、金、白金族元素、
ニッケル等の種々の金属と容易に合金を作ることがで
き、その中でも、低い融点を有する鉛、銅、朱錫等の合
金は、本発明に適している。このビスマス合金の中にビ
スマスが占める比率は体積で５５％以上となるのが望ま
しい。このビスマスあるいはビスマス合金の最大の特徴
は、凝固時に体積が３〜３．５％膨張することである。
本発明者はこのような独特な現象をゴルフボールの製造
に利用したのである。ビスマスあるいはビスマス合金
は、基材ゴム１００重量部に対して０．５〜６０重量部
の量で使用するのが一般的であり、ビスマスを単独で使
用しても良く、あるいはビスマス合金を単独で使用して
も良く、あるいはビスマス中にビスマス合金を混合した
ものを使用しても良い。（以下、本文に記載したビスマ
ス、ビスマス合金、及びビスマスにビスマス合金を混ぜ
たものを、単に「ビスマス」と表記する。以下において
も同様。）
【００１２】本発明による前記の核を製造するために
は、関連する成分等を通常の混合装置である、ニダー、
バンバリミキサー、二本ロールミル等を使用して良く混
合した後、一定の大きさのモールドに入れて一定時間、
一定圧力、一定温度で成形を行う。成形方法としては、
圧縮成形、射出成形、あるいは他の成形方法でも良い
が、その中でも、圧縮成形や射出成形が好ましい具体例
において適している。
は、関連する成分等を通常の混合装置である、ニダー、
バンバリミキサー、二本ロールミル等を使用して良く混
合した後、一定の大きさのモールドに入れて一定時間、
一定圧力、一定温度で成形を行う。成形方法としては、
圧縮成形、射出成形、あるいは他の成形方法でも良い
が、その中でも、圧縮成形や射出成形が好ましい具体例
において適している。
【００１３】核の成形においては、通常、熱と反応開始
剤によりゴムと共架橋剤との架橋が起こり、この際に温
度条件を適切に調整すれば、ビスマスの超微粒子は気化
した共架橋剤の影響を部分的に受けて溶融状態となる。
この溶融状態のビスマスの体積は、常温での体積よりも
小さくなり、反対に、ゴム等の有機高分子物質はビスマ
スが収縮した体積分だけ急激に膨張を起こす。この膨張
は非常に大きく、金型の大きさを大きくするが、これ
は、金型に高い圧力をかけて、金型の大きさ以上には膨
張しないようにすることで防止できる。このようにして
一定時間、成形した後の成形物を常温で冷却させれば、
膨張したゴム等が再び収縮を起こして核としての成形物
になり、これによって、その分子の状態が緻密なものと
なる。すなわちこの時、図７や図８において示されるよ
うに、核の組成中に混合されたビスマスあるいはビスマ
スの合金（図７の７ａ、図８の８ｂ）の粒子が凝固し、
反対に、ビスマスあるいはビスマス合金の膨張が３〜
３．５％起こって、その結果、ビスマスあるいはビスマ
ス合金周囲の高分子物質の分子構造が図７の７ｂ、図８
の８ｂで示されるように、ビスマスが膨張した分だけ緻
密になり、核は、多くのエネルギーを保持したものとな
る。このようにして製造した核を用いて作ったゴルフボ
ールは、普通のゴルフボールより大きなエネルギーを蓄
積しているので、ボールを打った際、一般的なゴルフボ
ールより遙かに大きな飛距離を生み出す。また、このよ
うな核はビスマスを含まない同一配合の核と比較したと
き、硬度の差がなかった。従って、飛距離をだすため
に、必要以上に共架橋剤を多く使用しなくてもよいの
で、良好な打撃触感及び良好なスピン特性を有した柔ら
かいゴルフボールを製造することができる。
剤によりゴムと共架橋剤との架橋が起こり、この際に温
度条件を適切に調整すれば、ビスマスの超微粒子は気化
した共架橋剤の影響を部分的に受けて溶融状態となる。
この溶融状態のビスマスの体積は、常温での体積よりも
小さくなり、反対に、ゴム等の有機高分子物質はビスマ
スが収縮した体積分だけ急激に膨張を起こす。この膨張
は非常に大きく、金型の大きさを大きくするが、これ
は、金型に高い圧力をかけて、金型の大きさ以上には膨
張しないようにすることで防止できる。このようにして
一定時間、成形した後の成形物を常温で冷却させれば、
膨張したゴム等が再び収縮を起こして核としての成形物
になり、これによって、その分子の状態が緻密なものと
なる。すなわちこの時、図７や図８において示されるよ
うに、核の組成中に混合されたビスマスあるいはビスマ
スの合金（図７の７ａ、図８の８ｂ）の粒子が凝固し、
反対に、ビスマスあるいはビスマス合金の膨張が３〜
３．５％起こって、その結果、ビスマスあるいはビスマ
ス合金周囲の高分子物質の分子構造が図７の７ｂ、図８
の８ｂで示されるように、ビスマスが膨張した分だけ緻
密になり、核は、多くのエネルギーを保持したものとな
る。このようにして製造した核を用いて作ったゴルフボ
ールは、普通のゴルフボールより大きなエネルギーを蓄
積しているので、ボールを打った際、一般的なゴルフボ
ールより遙かに大きな飛距離を生み出す。また、このよ
うな核はビスマスを含まない同一配合の核と比較したと
き、硬度の差がなかった。従って、飛距離をだすため
に、必要以上に共架橋剤を多く使用しなくてもよいの
で、良好な打撃触感及び良好なスピン特性を有した柔ら
かいゴルフボールを製造することができる。
【００１４】上述のビスマスを使用した核をゴルフボー
ルに適用する際、図１のスリーピースソリッドゴルフボ
ールを製造する場合には、二重核を構成する内核３ａと
外層３ｂのいずれもがビスマスを含む核を用いて製造し
ても良いし、あるいは、ビスマスを含まない一般的な組
成の内核３ａとビスマスを含む組成の外層３ｂからなる
二重核を用いて製造しても良いし、場合によっては、ビ
スマスを含む組成の内核３ａとビスマスを含まない一般
的な組成の外層３ｂからなる二重核を用いて製造しても
良い。また、図５のフォーピースソリッドゴルフボール
を製造する場合には、二重核を構成する内核４ａ、外層
４ｂのいずれもがビスマスを含む核を用いて製造しても
良いし、あるいは、ビスマスを含まない一般的な組成の
内核４ａとビスマスを含む組成の外層４ｂからなる二重
核を用いて製造しても良いし、場合によっては、ビスマ
スを含む組成の内核４ａとビスマスを含まない一般的な
組成の外層４ｂからなる二重核を用いて製造しても良
い。
ルに適用する際、図１のスリーピースソリッドゴルフボ
ールを製造する場合には、二重核を構成する内核３ａと
外層３ｂのいずれもがビスマスを含む核を用いて製造し
ても良いし、あるいは、ビスマスを含まない一般的な組
成の内核３ａとビスマスを含む組成の外層３ｂからなる
二重核を用いて製造しても良いし、場合によっては、ビ
スマスを含む組成の内核３ａとビスマスを含まない一般
的な組成の外層３ｂからなる二重核を用いて製造しても
良い。また、図５のフォーピースソリッドゴルフボール
を製造する場合には、二重核を構成する内核４ａ、外層
４ｂのいずれもがビスマスを含む核を用いて製造しても
良いし、あるいは、ビスマスを含まない一般的な組成の
内核４ａとビスマスを含む組成の外層４ｂからなる二重
核を用いて製造しても良いし、場合によっては、ビスマ
スを含む組成の内核４ａとビスマスを含まない一般的な
組成の外層４ｂからなる二重核を用いて製造しても良
い。
【００１５】一方、本発明によるカバー（図１において
３ｃで表示したカバー、図２において２ｂで表示したカ
バー、図３において３ｅで表示した内側カバー、３ｆで
表示した外側カバー、図５において４ｃで表示した内側
カバー、４ｄで表示した外側カバー、図６において４ｆ
で表示した内側カバー、４ｇで表示した中間層カバー、
４ｈで表示した外側カバーをそれぞれ示す。以下、カバ
ーという。）を製造するのに使われる主材料は、基材と
なる有機高分子物質、白色を出すための白色系統の顔
料、充填剤、及び本発明のポイントとなるビスマスであ
る。このような有機高分子物質には、アイオノマー樹
脂、ポリウレタン樹脂、熱可塑性ポリエーテルエステル
樹脂、ゴム、その他の熱可塑性樹脂等があり、単独で使
用しても２種類以上の混合物で使用しても良い。その中
で、基材となるアイオノマー樹脂は、モノオレフィン中
の炭素原子数３〜８の不飽和モノ−あるいはジカルボン
酸及びこれらのエステルを含有するものが、一価あるい
は二価の金属によって部分的にあるいは全てが中和され
ている樹脂である。現在、デュポン社で作られたサリン
(Surlyn)という商品名のアイオノマー樹脂がゴルフボー
ルのカバー用として最も一般的に使用されている。アイ
オノマー樹脂を製造する時の構成分子、反応、分子量、
中和時に使用された金属の種類、中和度の差等によって
いろいろ物性の樹脂が市販されているが、その中で、本
発明には硬度ショアーＤで３８〜７０程度で、しかも屈
曲（曲げ）弾性率（Flexural Modulus）が２５０〜６０
０ＭＰａ程度のものが適当である。このアイオノマー樹
脂は一種類で使用しても良く、あるいは二種類以上を互
いに混ぜて使用しても良い。ポリウレタン樹脂として
は、エステルタイプポリウレタン、エーテルタイプポリ
ウレタン、エーテルエステルコポリマータイプポリウレ
タン等があり、ポリウレタン弾性体は、ポリオールとジ
イソシアネイトあるいはポリイソシアネイト、及び鎖伸
張剤等を重合することによって製造されるか、あるい
は、ポリオールとポリイソシアネイトを別々に作った後
でカバー成形時に混合物で使用することができる二液型
ポリウレタンを使用して製造される。
３ｃで表示したカバー、図２において２ｂで表示したカ
バー、図３において３ｅで表示した内側カバー、３ｆで
表示した外側カバー、図５において４ｃで表示した内側
カバー、４ｄで表示した外側カバー、図６において４ｆ
で表示した内側カバー、４ｇで表示した中間層カバー、
４ｈで表示した外側カバーをそれぞれ示す。以下、カバ
ーという。）を製造するのに使われる主材料は、基材と
なる有機高分子物質、白色を出すための白色系統の顔
料、充填剤、及び本発明のポイントとなるビスマスであ
る。このような有機高分子物質には、アイオノマー樹
脂、ポリウレタン樹脂、熱可塑性ポリエーテルエステル
樹脂、ゴム、その他の熱可塑性樹脂等があり、単独で使
用しても２種類以上の混合物で使用しても良い。その中
で、基材となるアイオノマー樹脂は、モノオレフィン中
の炭素原子数３〜８の不飽和モノ−あるいはジカルボン
酸及びこれらのエステルを含有するものが、一価あるい
は二価の金属によって部分的にあるいは全てが中和され
ている樹脂である。現在、デュポン社で作られたサリン
(Surlyn)という商品名のアイオノマー樹脂がゴルフボー
ルのカバー用として最も一般的に使用されている。アイ
オノマー樹脂を製造する時の構成分子、反応、分子量、
中和時に使用された金属の種類、中和度の差等によって
いろいろ物性の樹脂が市販されているが、その中で、本
発明には硬度ショアーＤで３８〜７０程度で、しかも屈
曲（曲げ）弾性率（Flexural Modulus）が２５０〜６０
０ＭＰａ程度のものが適当である。このアイオノマー樹
脂は一種類で使用しても良く、あるいは二種類以上を互
いに混ぜて使用しても良い。ポリウレタン樹脂として
は、エステルタイプポリウレタン、エーテルタイプポリ
ウレタン、エーテルエステルコポリマータイプポリウレ
タン等があり、ポリウレタン弾性体は、ポリオールとジ
イソシアネイトあるいはポリイソシアネイト、及び鎖伸
張剤等を重合することによって製造されるか、あるい
は、ポリオールとポリイソシアネイトを別々に作った後
でカバー成形時に混合物で使用することができる二液型
ポリウレタンを使用して製造される。
【００１６】本発明に使われるポリウレタン樹脂として
は、比重が１．１５〜１．２５、硬度ショアーＤが３５
〜６５、引っ張り強度が３５０〜６００Ｋｇ／ｃｍ2 程
度のものが適当である。このポリウレタン樹脂は一種類
を使用しても良く、また二種類以上を互いに混ぜて使用
しても良い。熱可塑性ポリエーテルエステル樹脂として
は、ハードセグメントであるポリブチレンテレフタレイ
トと、ソフトセグメントであるポリエーテルグリコール
とから成るブロック共重合物タイプで、硬度ショアーＤ
が３０〜６０、屈曲弾性率が１０００〜２０００Ｋｇ／
ｃｍ2 程度のものが本発明には適している。上記のポリ
エーテルエステル樹脂は、一種類を使用しても良く、二
種類以上を使用しても良い。カバー用の主材料としての
ゴムは、トランス型のイソプレン、あるいはポリブタジ
エンゴム等に適切な加硫剤を入れ硬化させたものである
が、一種類を使用しても良く、あるいは二種類以上を使
用しても良い。この他にも、多くの樹脂が本発明におい
て使用することができ、樹脂の使用上に特別な制約はな
い。上記の各種材料は一つの成分の樹脂を使用しても良
く、異なった成分のものを互いに適切な方法で混ぜて使
用しても良い。
は、比重が１．１５〜１．２５、硬度ショアーＤが３５
〜６５、引っ張り強度が３５０〜６００Ｋｇ／ｃｍ2 程
度のものが適当である。このポリウレタン樹脂は一種類
を使用しても良く、また二種類以上を互いに混ぜて使用
しても良い。熱可塑性ポリエーテルエステル樹脂として
は、ハードセグメントであるポリブチレンテレフタレイ
トと、ソフトセグメントであるポリエーテルグリコール
とから成るブロック共重合物タイプで、硬度ショアーＤ
が３０〜６０、屈曲弾性率が１０００〜２０００Ｋｇ／
ｃｍ2 程度のものが本発明には適している。上記のポリ
エーテルエステル樹脂は、一種類を使用しても良く、二
種類以上を使用しても良い。カバー用の主材料としての
ゴムは、トランス型のイソプレン、あるいはポリブタジ
エンゴム等に適切な加硫剤を入れ硬化させたものである
が、一種類を使用しても良く、あるいは二種類以上を使
用しても良い。この他にも、多くの樹脂が本発明におい
て使用することができ、樹脂の使用上に特別な制約はな
い。上記の各種材料は一つの成分の樹脂を使用しても良
く、異なった成分のものを互いに適切な方法で混ぜて使
用しても良い。
【００１７】白色の顔料としては二酸化チタンが適して
おり、場合によって硫酸バリウム等を混合しても良い
が、その使用量は前記のカバーの基材となる樹脂１００
重量部に対し２〜５重量部が使われる。また、より白く
見えるようにするために、青色顔料やバイオレット系統
の顔料や増白剤等を小量添加しても良い。場合によって
は、カバー側の重量を大きくするための充填剤として、
重金属や金属酸化物等を、基材樹脂１００重量部に対し
５〜５０重量部の量で使用することができる。一方、本
発明のポイントとなるビスマスは、核についての部分で
先に説明したものと同じものであり、基材樹脂１００重
量部に対して０．５〜６０重量部の量で使用される。
おり、場合によって硫酸バリウム等を混合しても良い
が、その使用量は前記のカバーの基材となる樹脂１００
重量部に対し２〜５重量部が使われる。また、より白く
見えるようにするために、青色顔料やバイオレット系統
の顔料や増白剤等を小量添加しても良い。場合によって
は、カバー側の重量を大きくするための充填剤として、
重金属や金属酸化物等を、基材樹脂１００重量部に対し
５〜５０重量部の量で使用することができる。一方、本
発明のポイントとなるビスマスは、核についての部分で
先に説明したものと同じものであり、基材樹脂１００重
量部に対して０．５〜６０重量部の量で使用される。
【００１８】本発明によるカバーを製造するには、前述
のカバー用材料を押出機に入れて充分に溶融混合して押
し出した後、ペレタイザーを用いて使用するのに適当な
大きさとし、その後、射出成形あるいは圧縮成形等の方
法で前記核を被覆する。この時にも、核についての部分
で先に説明したのと同じ現象を起こし、常温で冷却する
とカバー材料中の高分子物質は収縮を起こすが、反対に
ビスマスは凝固しながら３〜３．５％体積膨張を起こ
し、結果的に、高分子物質がビスマスが膨張しただけ緻
密になり、大きなエネルギーを蓄積するようになる。さ
らに、射出成形法の場合には、高温で微細に伸長された
ビスマス粒子は、樹脂と良く混合されるようになり、高
い射出圧力によって金型に射出され、常温で冷却した後
には、図８に示されるようにビスマス粒子の周囲の高分
子物質が、図８の８ｂのように広い範囲で緻密化され
て、更に大きなエネルギーを保持するようになる。
のカバー用材料を押出機に入れて充分に溶融混合して押
し出した後、ペレタイザーを用いて使用するのに適当な
大きさとし、その後、射出成形あるいは圧縮成形等の方
法で前記核を被覆する。この時にも、核についての部分
で先に説明したのと同じ現象を起こし、常温で冷却する
とカバー材料中の高分子物質は収縮を起こすが、反対に
ビスマスは凝固しながら３〜３．５％体積膨張を起こ
し、結果的に、高分子物質がビスマスが膨張しただけ緻
密になり、大きなエネルギーを蓄積するようになる。さ
らに、射出成形法の場合には、高温で微細に伸長された
ビスマス粒子は、樹脂と良く混合されるようになり、高
い射出圧力によって金型に射出され、常温で冷却した後
には、図８に示されるようにビスマス粒子の周囲の高分
子物質が、図８の８ｂのように広い範囲で緻密化され
て、更に大きなエネルギーを保持するようになる。
【００１９】上述のビスマスを使用したカバーをゴルフ
ボールに適用する場合、図３に示されるスリーピースソ
リッドゴルフボールを製造するのに、二重カバーを構成
する内側カバー３ｅ、外側カバー３ｆのどちらもがビス
マスを含む組成であっても良く、あるいは、内側カバー
３ｅがビスマスを含む組成で、外側カバー３ｆがビスマ
スを含まない一般的な組成であっても良く、場合によっ
ては、内側カバー３ｅがビスマスを含まない一般的組成
で、外側カバー３ｆがビスマスを含む組成であっても良
い。また、図５に示されるとフォーピースソリッドゴル
フボールを製造する場合にも、二重カバーを構成する内
側カバー４ｃ、外側カバー４ｄのどちらもがビスマスを
含む組成であっても良く、あるいは、内側カバー４ｃが
ビスマスを含む組成で、外側カバー４ｄがビスマスを含
まない一般的な組成であっても良く、場合によっては、
内側カバー４ｃがビスマスを含まない一般的組成で、外
側カバー４ｄがビスマスを含む組成であっても良い。
ボールに適用する場合、図３に示されるスリーピースソ
リッドゴルフボールを製造するのに、二重カバーを構成
する内側カバー３ｅ、外側カバー３ｆのどちらもがビス
マスを含む組成であっても良く、あるいは、内側カバー
３ｅがビスマスを含む組成で、外側カバー３ｆがビスマ
スを含まない一般的な組成であっても良く、場合によっ
ては、内側カバー３ｅがビスマスを含まない一般的組成
で、外側カバー３ｆがビスマスを含む組成であっても良
い。また、図５に示されるとフォーピースソリッドゴル
フボールを製造する場合にも、二重カバーを構成する内
側カバー４ｃ、外側カバー４ｄのどちらもがビスマスを
含む組成であっても良く、あるいは、内側カバー４ｃが
ビスマスを含む組成で、外側カバー４ｄがビスマスを含
まない一般的な組成であっても良く、場合によっては、
内側カバー４ｃがビスマスを含まない一般的組成で、外
側カバー４ｄがビスマスを含む組成であっても良い。
【００２０】また、図６に示されるフォーピースソリッ
ドゴルフボールを製造する場合には、三重カバーを構成
する内側カバー４ｆ、中間層カバー４ｇ、外側カバー４
ｈが全てビスマスを含む組成であっても良く、あるいは
内側カバー４ｆと中間層カバー４ｇがビスマスを含む組
成で、外側カバー４ｈがビスマスを含まない一般的な組
成であっても良く、場合によっては、内側カバー４ｆが
ビスマスを含まない一般的組成で、中間層カバー４ｇと
外側カバー４ｈがビスマスを含む組成であっても良く、
また、内側カバー４ｆと外側カバー４ｈがビスマスを含
む組成で、中間層カバー４ｇがビスマスが含まない一般
的な組成であっても良い。
ドゴルフボールを製造する場合には、三重カバーを構成
する内側カバー４ｆ、中間層カバー４ｇ、外側カバー４
ｈが全てビスマスを含む組成であっても良く、あるいは
内側カバー４ｆと中間層カバー４ｇがビスマスを含む組
成で、外側カバー４ｈがビスマスを含まない一般的な組
成であっても良く、場合によっては、内側カバー４ｆが
ビスマスを含まない一般的組成で、中間層カバー４ｇと
外側カバー４ｈがビスマスを含む組成であっても良く、
また、内側カバー４ｆと外側カバー４ｈがビスマスを含
む組成で、中間層カバー４ｇがビスマスが含まない一般
的な組成であっても良い。
【００２１】以下に示すゴルフボールはいずれも本発明
の実施態様である。ボール全体が緻密化されている単一
構造のワンピースゴルフボール。一つの核と一つのカバ
ーより成る構造のツーピースソリッドゴルフボールで、
核とカバーが全て緻密化されているゴルフボール。一つ
の核と一つのカバーより成る構造のツーピースソリッド
ゴルフボールで、核だけが緻密化されており、カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と一つのカ
バーより成る構造のツーピースソリッドゴルフボール
で、カバーだけが緻密化されており、核は緻密化されて
いないゴルフボール。二重核と一つのカバーより成る構
造のスリーピースソリッドゴルフボールで、内核と外層
とカバーが全て緻密化されているゴルフボール。二重核
と一つのカバーより成る構造のスリーピースソリッドゴ
ルフボールで、内核だけが緻密化されており、外層とカ
バーは緻密化されていないゴルフボール。二重核と一つ
のカバーより成る構造のスリーピースソリッドゴルフボ
ールで、内核と外層だけが緻密化されており、カバーは
緻密化されていないゴルフボール。二重核と一つのカバ
ーより成る構造のスリーピースソリッドゴルフボール
で、内核とカバーだけが緻密化されており、外層は緻密
化されていないゴルフボール。二重核と一つのカバーよ
り成る構造のスリーピースソリッドゴルフボールで、外
層だけが緻密化されており、内核とカバーは緻密化され
ていないゴルフボール。二重核と一つのカバーより成る
構造のスリーピースソリッドゴルフボールで、外層とカ
バーだけが緻密化されており、内核は緻密化されていな
いゴルフボール。二重核と一つのカバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールで、カバーだけが緻
密化されており、内核と外層は緻密化されていないゴル
フボール。一つの核と二重カバーより成る構造のスリー
ピースソリッドゴルフボールで、核と内側カバーと外側
カバーが全て緻密化されているゴルフボール。一つの核
と二重カバーより成る構造のスリーピースソリッドゴル
フボールで、核だけが緻密化されており、内側カバーと
外側カバーは緻密化されていないゴルフボール。一つの
核と二重カバーより成る構造のスリーピースソリッドゴ
ルフボールで、核と内側カバーだけが緻密化されてお
り、外側カバーは緻密化されていないゴルフボール。一
つの核と二重カバーより成る構造のスリーピースソリッ
ドゴルフボールで、核と外側カバーだけが緻密化されて
おり、内側カバーは緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と二重カバーより成る構造のスリーピースソリ
ッドゴルフボールで、内側カバーだけが緻密化されてお
り、核と外側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。一つの核と二重カバーより成る構造のスリーピース
ソリッドゴルフボールで、内側カバーと外側カバーだけ
が緻密化されており、核は緻密化されていないゴルフボ
ール。一つの核と二重カバーより成る構造のスリーピー
スソリッドゴルフボールで、外側カバーだけが緻密化さ
れており、核と内側カバーは緻密化されていないゴルフ
ボール。二重核と二重カバーより成る構造のフォーピー
スソリッドゴルフボールで、内核と外層と内側カバーと
外側カバーが全て緻密化されているゴルフボール。二重
核と二重カバーより成る構造のフォーピースソリッドゴ
ルフボールで、内核だけが緻密化されており、外層と内
側カバーと外側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。二重核と二重カバーより成る構造のフォーピースソ
リッドゴルフボールで、内核と外層だけが緻密化されて
おり、内側カバーと外側カバーは緻密化されていないゴ
ルフボール。二重核と二重カバーより成る構造のフォー
ピースソリッドゴルフボールで、内核と外層と内側カバ
ーだけが緻密化されており、外側カバーは緻密化されて
いないゴルフボール。二重核と二重カバーより成る構造
のフォーピースソリッドゴルフボールで、内核と内側カ
バーだけが緻密化されており、外層と外側カバーは緻密
化されていないゴルフボール。二重核と二重カバーより
成る構造のフォーピースソリッドゴルフボールで、内核
と外側カバーだけが緻密化されており、外層と内側カバ
ーは緻密化されていないゴルフボール。二重核と二重カ
バーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、内核と外層と外側カバーだけが緻密化されており、
内側カバーは緻密化されていないゴルフボール。二重核
と二重カバーより成る構造のフォーピースソリッドゴル
フボールで、外層だけが緻密化されており、内核と内側
カバーと外側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。二重核と二重カバーより成る構造のフォーピースソ
リッドゴルフボールで、外層と内側カバーだけが緻密化
されており、内核と外側カバーは緻密化されていないゴ
ルフボール。二重核と二重カバーより成る構造のフォー
ピースソリッドゴルフボールで、外層と内側カバーと外
側カバーだけが緻密化されており、内核は緻密化されて
いないゴルフボール。二重核と二重カバーより成る構造
のフォーピースソリッドゴルフボールで、外層と外側カ
バーだけが緻密化されており、内核と内側カバーは緻密
化されていないゴルフボール。二重核と二重カバーより
成る構造のフォーピースソリッドゴルフボールで、内側
カバーだけが緻密化されており、内核と外層と外側カバ
ーは緻密化されていないゴルフボール。二重核と二重カ
バーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、内側カバーと外側カバーだけが緻密化されており、
内核と外層は緻密化されていないゴルフボール。二重核
と二重カバーより成る構造のフォーピースソリッドゴル
フボールで、外側カバーだけが緻密化されており、内核
と外層と内側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピース
ソリッドゴルフボールで、核と内側カバーと中間層カバ
ーと外側カバーが全て緻密化されているゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、核だけが緻密化されており、内側
カバーと中間層カバーと外側カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、核と内側カバー
だけが緻密化されており、中間層カバーと外側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、核と内側カバーと中間層カバーだけが緻密化されて
おり、外側カバーは緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、核と中間層カバーだけが緻密化さ
れており、内側カバーと外側カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、核と中間層カバ
ーと外側カバーだけが緻密化されており、内側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、核と外側カバーだけが緻密化されており、内側カバ
ーと中間層カバーは緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、内側カバーだけが緻密化されてお
り、核と中間層カバーと外側カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、内側カバーと中
間層カバーだけが緻密化されており、核と外側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、内側カバーと中間層カバーと外側カバーだけが緻密
化されており、核は緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、内側カバーと外側カバーだけが緻
密化されており、核と中間層カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、中間層カバーだ
けが緻密化されており、核と内側カバーと外側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、中間層カバーと外側カバーだけが緻密化されてお
り、核と内側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピース
ソリッドゴルフボールで、外側カバーだけが緻密化され
ており、核と内側カバーと中間層カバーは緻密化されて
いないゴルフボール。
の実施態様である。ボール全体が緻密化されている単一
構造のワンピースゴルフボール。一つの核と一つのカバ
ーより成る構造のツーピースソリッドゴルフボールで、
核とカバーが全て緻密化されているゴルフボール。一つ
の核と一つのカバーより成る構造のツーピースソリッド
ゴルフボールで、核だけが緻密化されており、カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と一つのカ
バーより成る構造のツーピースソリッドゴルフボール
で、カバーだけが緻密化されており、核は緻密化されて
いないゴルフボール。二重核と一つのカバーより成る構
造のスリーピースソリッドゴルフボールで、内核と外層
とカバーが全て緻密化されているゴルフボール。二重核
と一つのカバーより成る構造のスリーピースソリッドゴ
ルフボールで、内核だけが緻密化されており、外層とカ
バーは緻密化されていないゴルフボール。二重核と一つ
のカバーより成る構造のスリーピースソリッドゴルフボ
ールで、内核と外層だけが緻密化されており、カバーは
緻密化されていないゴルフボール。二重核と一つのカバ
ーより成る構造のスリーピースソリッドゴルフボール
で、内核とカバーだけが緻密化されており、外層は緻密
化されていないゴルフボール。二重核と一つのカバーよ
り成る構造のスリーピースソリッドゴルフボールで、外
層だけが緻密化されており、内核とカバーは緻密化され
ていないゴルフボール。二重核と一つのカバーより成る
構造のスリーピースソリッドゴルフボールで、外層とカ
バーだけが緻密化されており、内核は緻密化されていな
いゴルフボール。二重核と一つのカバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールで、カバーだけが緻
密化されており、内核と外層は緻密化されていないゴル
フボール。一つの核と二重カバーより成る構造のスリー
ピースソリッドゴルフボールで、核と内側カバーと外側
カバーが全て緻密化されているゴルフボール。一つの核
と二重カバーより成る構造のスリーピースソリッドゴル
フボールで、核だけが緻密化されており、内側カバーと
外側カバーは緻密化されていないゴルフボール。一つの
核と二重カバーより成る構造のスリーピースソリッドゴ
ルフボールで、核と内側カバーだけが緻密化されてお
り、外側カバーは緻密化されていないゴルフボール。一
つの核と二重カバーより成る構造のスリーピースソリッ
ドゴルフボールで、核と外側カバーだけが緻密化されて
おり、内側カバーは緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と二重カバーより成る構造のスリーピースソリ
ッドゴルフボールで、内側カバーだけが緻密化されてお
り、核と外側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。一つの核と二重カバーより成る構造のスリーピース
ソリッドゴルフボールで、内側カバーと外側カバーだけ
が緻密化されており、核は緻密化されていないゴルフボ
ール。一つの核と二重カバーより成る構造のスリーピー
スソリッドゴルフボールで、外側カバーだけが緻密化さ
れており、核と内側カバーは緻密化されていないゴルフ
ボール。二重核と二重カバーより成る構造のフォーピー
スソリッドゴルフボールで、内核と外層と内側カバーと
外側カバーが全て緻密化されているゴルフボール。二重
核と二重カバーより成る構造のフォーピースソリッドゴ
ルフボールで、内核だけが緻密化されており、外層と内
側カバーと外側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。二重核と二重カバーより成る構造のフォーピースソ
リッドゴルフボールで、内核と外層だけが緻密化されて
おり、内側カバーと外側カバーは緻密化されていないゴ
ルフボール。二重核と二重カバーより成る構造のフォー
ピースソリッドゴルフボールで、内核と外層と内側カバ
ーだけが緻密化されており、外側カバーは緻密化されて
いないゴルフボール。二重核と二重カバーより成る構造
のフォーピースソリッドゴルフボールで、内核と内側カ
バーだけが緻密化されており、外層と外側カバーは緻密
化されていないゴルフボール。二重核と二重カバーより
成る構造のフォーピースソリッドゴルフボールで、内核
と外側カバーだけが緻密化されており、外層と内側カバ
ーは緻密化されていないゴルフボール。二重核と二重カ
バーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、内核と外層と外側カバーだけが緻密化されており、
内側カバーは緻密化されていないゴルフボール。二重核
と二重カバーより成る構造のフォーピースソリッドゴル
フボールで、外層だけが緻密化されており、内核と内側
カバーと外側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。二重核と二重カバーより成る構造のフォーピースソ
リッドゴルフボールで、外層と内側カバーだけが緻密化
されており、内核と外側カバーは緻密化されていないゴ
ルフボール。二重核と二重カバーより成る構造のフォー
ピースソリッドゴルフボールで、外層と内側カバーと外
側カバーだけが緻密化されており、内核は緻密化されて
いないゴルフボール。二重核と二重カバーより成る構造
のフォーピースソリッドゴルフボールで、外層と外側カ
バーだけが緻密化されており、内核と内側カバーは緻密
化されていないゴルフボール。二重核と二重カバーより
成る構造のフォーピースソリッドゴルフボールで、内側
カバーだけが緻密化されており、内核と外層と外側カバ
ーは緻密化されていないゴルフボール。二重核と二重カ
バーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、内側カバーと外側カバーだけが緻密化されており、
内核と外層は緻密化されていないゴルフボール。二重核
と二重カバーより成る構造のフォーピースソリッドゴル
フボールで、外側カバーだけが緻密化されており、内核
と外層と内側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピース
ソリッドゴルフボールで、核と内側カバーと中間層カバ
ーと外側カバーが全て緻密化されているゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、核だけが緻密化されており、内側
カバーと中間層カバーと外側カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、核と内側カバー
だけが緻密化されており、中間層カバーと外側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、核と内側カバーと中間層カバーだけが緻密化されて
おり、外側カバーは緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、核と中間層カバーだけが緻密化さ
れており、内側カバーと外側カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、核と中間層カバ
ーと外側カバーだけが緻密化されており、内側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、核と外側カバーだけが緻密化されており、内側カバ
ーと中間層カバーは緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、内側カバーだけが緻密化されてお
り、核と中間層カバーと外側カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、内側カバーと中
間層カバーだけが緻密化されており、核と外側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、内側カバーと中間層カバーと外側カバーだけが緻密
化されており、核は緻密化されていないゴルフボール。
一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピースソリ
ッドゴルフボールで、内側カバーと外側カバーだけが緻
密化されており、核と中間層カバーは緻密化されていな
いゴルフボール。一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールで、中間層カバーだ
けが緻密化されており、核と内側カバーと外側カバーは
緻密化されていないゴルフボール。一つの核と三重カバ
ーより成る構造のフォーピースソリッドゴルフボール
で、中間層カバーと外側カバーだけが緻密化されてお
り、核と内側カバーは緻密化されていないゴルフボー
ル。一つの核と三重カバーより成る構造のフォーピース
ソリッドゴルフボールで、外側カバーだけが緻密化され
ており、核と内側カバーと中間層カバーは緻密化されて
いないゴルフボール。
【００２２】
【実施例】以下の実施例及び比較例は、本発明を更に詳
細に説明するものであって、本発明の範囲を限定するも
のとして解釈すべきではない。 実施例１〜６及び比較例１〜６ 核の製造 表１に示した組成からなる配合物をニーダーで３０分間
良く混ぜた後、該配合物を細かくするために二本ロール
ミルで１５分間粉砕を行い、その後、適当な大きさと
し、金型の中で１７０℃で２０分間加熱して加硫硬化さ
せ、図２、図３、図４、図６に示される核をそれぞれ製
造した。同じ方法で、表１に示した組成で混合した配合
物をニーダーで３０分間良く混ぜた後、該配合物を細か
くするために二本ロールミルで１５分間粉砕を行い、そ
の後、適当な大きさとし、金型の中で１７０℃で１５分
間加熱して加硫硬化させ、図１、図５に示される内核を
それぞれ製造した後、表１に示した組成の外層用の配合
物を充分に粉砕し、適当な大きさとして、半球状の核成
型物を形成した後、このようにして得られた２つの半球
状の核成型物により前記内核を被覆し、得られた成型物
を金型内で１７０℃で１５分間加熱して加硫硬化させ、
図１、図５に示される二重核を製造した。ビスマスとし
ては、９９％以上の純度を有し、その大きさは３００メ
ッシュの網目を通過するものを使用し、ビスマスの合金
は、ビスマス６５％と鉛３５％から成る合金で、その大
きさが３００メッシュの網目を通過するものを使用し
た。表１に示した組成物の配合量は全て、重量部であ
る。
細に説明するものであって、本発明の範囲を限定するも
のとして解釈すべきではない。 実施例１〜６及び比較例１〜６ 核の製造 表１に示した組成からなる配合物をニーダーで３０分間
良く混ぜた後、該配合物を細かくするために二本ロール
ミルで１５分間粉砕を行い、その後、適当な大きさと
し、金型の中で１７０℃で２０分間加熱して加硫硬化さ
せ、図２、図３、図４、図６に示される核をそれぞれ製
造した。同じ方法で、表１に示した組成で混合した配合
物をニーダーで３０分間良く混ぜた後、該配合物を細か
くするために二本ロールミルで１５分間粉砕を行い、そ
の後、適当な大きさとし、金型の中で１７０℃で１５分
間加熱して加硫硬化させ、図１、図５に示される内核を
それぞれ製造した後、表１に示した組成の外層用の配合
物を充分に粉砕し、適当な大きさとして、半球状の核成
型物を形成した後、このようにして得られた２つの半球
状の核成型物により前記内核を被覆し、得られた成型物
を金型内で１７０℃で１５分間加熱して加硫硬化させ、
図１、図５に示される二重核を製造した。ビスマスとし
ては、９９％以上の純度を有し、その大きさは３００メ
ッシュの網目を通過するものを使用し、ビスマスの合金
は、ビスマス６５％と鉛３５％から成る合金で、その大
きさが３００メッシュの網目を通過するものを使用し
た。表１に示した組成物の配合量は全て、重量部であ
る。
【００２３】
【表１】
【００２４】カバー及びゴルフボールの製造 表１に示した組成からなる配合物を押出機で、１９０℃
〜２２０℃の温度で押し出し、適当な大きさのペレット
となるようにペレット化した後、６０℃の温度で２０時
間予備乾燥させ、射出成形機を使用して、図１における
二重核、及び図２における核を上記配合物のペレットで
被覆することにより、本発明のゴルフボールを製造し
た。また、同じ方法で、表１に示した組成の配合物のペ
レットを使用して、射出成形機を用いて、図３における
核、図５における二重核、図６における核上に内側カバ
ーを被覆させた後、再び表１に示した組成の配合物を、
同じ方法で順次被覆させて、図３、図５における二重カ
バーを被覆させたゴルフボールと、図６における三重カ
バーを被覆させたゴルフボールを製造した。
〜２２０℃の温度で押し出し、適当な大きさのペレット
となるようにペレット化した後、６０℃の温度で２０時
間予備乾燥させ、射出成形機を使用して、図１における
二重核、及び図２における核を上記配合物のペレットで
被覆することにより、本発明のゴルフボールを製造し
た。また、同じ方法で、表１に示した組成の配合物のペ
レットを使用して、射出成形機を用いて、図３における
核、図５における二重核、図６における核上に内側カバ
ーを被覆させた後、再び表１に示した組成の配合物を、
同じ方法で順次被覆させて、図３、図５における二重カ
バーを被覆させたゴルフボールと、図６における三重カ
バーを被覆させたゴルフボールを製造した。
【００２５】ビスマスとしては、９９％以上の純度を有
し、その大きさは３００メッシュの網目を通過するもの
を使用し、ビスマスの合金としては、ビスマス６５％と
鉛３５％から成る合金で、その大きさが３００メッシュ
の網目を通過するものを使用した。一方、表２に示した
組成を有するゴルフボールを、前記実施例と同じ方法に
て比較例として製造した。ここに示されている組成物の
配合量は全て重量部である。
し、その大きさは３００メッシュの網目を通過するもの
を使用し、ビスマスの合金としては、ビスマス６５％と
鉛３５％から成る合金で、その大きさが３００メッシュ
の網目を通過するものを使用した。一方、表２に示した
組成を有するゴルフボールを、前記実施例と同じ方法に
て比較例として製造した。ここに示されている組成物の
配合量は全て重量部である。
【００２６】
【表２】
【００２７】更に、表１の実施例と表２の比較例で得ら
れたゴルフボールの特性についての比較評価の結果が表
３に示されている。表２記載の核に充填剤が添加される
ことによって、表２記載の全てのゴルフボールの重量は
表１のゴルフボールの重量と同様になっており、全ての
ゴルフボールの重量は４５．１〜４５．５ｇｒに調整さ
れている。
れたゴルフボールの特性についての比較評価の結果が表
３に示されている。表２記載の核に充填剤が添加される
ことによって、表２記載の全てのゴルフボールの重量は
表１のゴルフボールの重量と同様になっており、全ての
ゴルフボールの重量は４５．１〜４５．５ｇｒに調整さ
れている。
【００２８】
【表３】
【００２９】表３に示されるように、本発明によるビス
マス、あるいはビスマス合金を使用して作られたゴルフ
ボールは、ビスマスやビスマス合金を使用しない一般的
な普通のゴルフボールと比較して見た時、同じ高分子物
質を使用してゴルフボールを製造してもスピン特性が良
く、飛距離も向上しており、その触感も柔らかくて優秀
なゴルフボールである。
マス、あるいはビスマス合金を使用して作られたゴルフ
ボールは、ビスマスやビスマス合金を使用しない一般的
な普通のゴルフボールと比較して見た時、同じ高分子物
質を使用してゴルフボールを製造してもスピン特性が良
く、飛距離も向上しており、その触感も柔らかくて優秀
なゴルフボールである。
【００３０】
【発明の効果】上述の本発明によるビスマスを含む核及
びカバーを使用して製造されたゴルフボールは、ビスマ
スを含まない普通のゴルフボールと同様の高分子物質が
使用されたものであるが、高分子物質が大きなエネルギ
ーを蓄積するようにしてその分子間の密度が緻密化され
ており、上記のゴルフボールは、スピン特性の低下を伴
わずに、普通のゴルフボールとは著しく異なった、より
大きな飛距離を生み出すことができる。更に、核を製造
する時に、硬度や圧縮強度を高めるために添加される共
架橋剤を過剰に使用する必要がなく、又、普通のゴルフ
ボールの場合のような硬いカバー用材料を使用する必要
がないので、良好な打球感を有した柔らかなゴルフボー
ルを製造することができる。また、ビスマスを含む核
と、ビスマスを含まない一般的な組成のカバーとを用い
て、ゴルフボールを製造することもでき、これとは反対
の組成のゴルフボールを製造することもできる。また、
スリーピースソリッドゴルフボール、フォーピースソリ
ッドゴルフボール等の多層からなるゴルフボールの各々
の部位にビスマスを適用する方法を種々変化させると、
その性能が多様化し、その結果、あらゆる階層のゴルフ
ァー達に適した特性を有するゴルフボールを製造するこ
とが可能である。
びカバーを使用して製造されたゴルフボールは、ビスマ
スを含まない普通のゴルフボールと同様の高分子物質が
使用されたものであるが、高分子物質が大きなエネルギ
ーを蓄積するようにしてその分子間の密度が緻密化され
ており、上記のゴルフボールは、スピン特性の低下を伴
わずに、普通のゴルフボールとは著しく異なった、より
大きな飛距離を生み出すことができる。更に、核を製造
する時に、硬度や圧縮強度を高めるために添加される共
架橋剤を過剰に使用する必要がなく、又、普通のゴルフ
ボールの場合のような硬いカバー用材料を使用する必要
がないので、良好な打球感を有した柔らかなゴルフボー
ルを製造することができる。また、ビスマスを含む核
と、ビスマスを含まない一般的な組成のカバーとを用い
て、ゴルフボールを製造することもでき、これとは反対
の組成のゴルフボールを製造することもできる。また、
スリーピースソリッドゴルフボール、フォーピースソリ
ッドゴルフボール等の多層からなるゴルフボールの各々
の部位にビスマスを適用する方法を種々変化させると、
その性能が多様化し、その結果、あらゆる階層のゴルフ
ァー達に適した特性を有するゴルフボールを製造するこ
とが可能である。
【図１】本発明に従ってビスマス、あるいはビスマス合
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、スリーピースソリッド（THREE PIECE SOLID ）
ゴルフボールにおいて、内核とそれを包んでいる外層か
らなる二重核に一つのカバーを被覆させた構造を有する
ゴルフボールの断面図である。
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、スリーピースソリッド（THREE PIECE SOLID ）
ゴルフボールにおいて、内核とそれを包んでいる外層か
らなる二重核に一つのカバーを被覆させた構造を有する
ゴルフボールの断面図である。
【図２】本発明に従ってビスマス、あるいはビスマス合
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、ツーピースソリッド（TWO PIECE SOLID）ゴル
フボールにおいて、一つの核に一つのカバーを被覆させ
た構造を有するゴルフボールの断面図である。
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、ツーピースソリッド（TWO PIECE SOLID）ゴル
フボールにおいて、一つの核に一つのカバーを被覆させ
た構造を有するゴルフボールの断面図である。
【図３】本発明に従ってビスマス、あるいはビスマス合
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、スリーピースソリッド（THREE PIECE SOLID ）
ゴルフボールにおいて、一つの核を内側カバーと外側カ
バーからなる二重カバーで被覆させた構造を有するゴル
フボールの断面図である。
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、スリーピースソリッド（THREE PIECE SOLID ）
ゴルフボールにおいて、一つの核を内側カバーと外側カ
バーからなる二重カバーで被覆させた構造を有するゴル
フボールの断面図である。
【図４】本発明に従ってビスマス、あるいはビスマス合
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、ワンピースソリッド（ONE PIECE SOLID ）ゴル
フボールである、単一構造を有するゴルフボールの断面
図である。
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、ワンピースソリッド（ONE PIECE SOLID ）ゴル
フボールである、単一構造を有するゴルフボールの断面
図である。
【図５】本発明に従ってビスマス、あるいはビスマス合
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、フォーピースソリッド（FOUR PIECE SOLID）ゴ
ルフボールにおいて、内核とそれを包んでいる外層から
なる二重核を、内側カバーと外側カバーからなる二重カ
バーで被覆させた構造を有するゴルフボールの断面図で
ある。
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、フォーピースソリッド（FOUR PIECE SOLID）ゴ
ルフボールにおいて、内核とそれを包んでいる外層から
なる二重核を、内側カバーと外側カバーからなる二重カ
バーで被覆させた構造を有するゴルフボールの断面図で
ある。
【図６】本発明に従ってビスマス、あるいはビスマス合
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、フォーピースソリッド（FOUR PIECE SOLID）ゴ
ルフボールにおいて、単一の核を、内側カバーと中間層
カバー、外側カバーからなる三重カバーで被覆させた構
造を有するゴルフボールの断面図である。
金、あるいはビスマスにビスマス合金を混ぜたものを添
加した、フォーピースソリッド（FOUR PIECE SOLID）ゴ
ルフボールにおいて、単一の核を、内側カバーと中間層
カバー、外側カバーからなる三重カバーで被覆させた構
造を有するゴルフボールの断面図である。
【図７】圧縮成形（COMPRESSION MOLDING ）後のビスマ
スあるいはビスマス合金の状態とその周囲の有機高分子
物質がビスマスあるいはビスマス合金の体積の膨張によ
って密度が緻密になった状態を示した成形品の断面図で
ある。
スあるいはビスマス合金の状態とその周囲の有機高分子
物質がビスマスあるいはビスマス合金の体積の膨張によ
って密度が緻密になった状態を示した成形品の断面図で
ある。
【図８】射出成形（INJECTION MOLDING ）後にビスマス
あるいはビスマス合金が細長く延伸している状態とその
周囲の有機高分子物質がビスマスあるいはビスマス合金
の体積の膨張により密度が緻密になった状態を示した成
形品の断面図である。
あるいはビスマス合金が細長く延伸している状態とその
周囲の有機高分子物質がビスマスあるいはビスマス合金
の体積の膨張により密度が緻密になった状態を示した成
形品の断面図である。
１ 単一構造のゴルフボール ２ａ、３ｄ、４ｅ 核 ２ｂ、３ｃ カバー ３ａ、４ａ 内核 ３ｂ、４ｂ 外層 ３ｅ、４ｃ、４ｆ 内側カバー ３ｆ、４ｄ、４ｈ 外側カバー ４ｇ 中間層カバー ７ａ ビスマスの粉末粒子あるいはビスマス合金の粉末
粒子 ７ｂ、８ｂ ビスマスあるいはビスマス合金の周囲を包
んでいる有機高分子物質で、その密度が緻密化されてい
る部分 ８ａ 延伸された状態のビスマスの粉末粒子あるいはビ
スマス合金の粉末粒子
粒子 ７ｂ、８ｂ ビスマスあるいはビスマス合金の周囲を包
んでいる有機高分子物質で、その密度が緻密化されてい
る部分 ８ａ 延伸された状態のビスマスの粉末粒子あるいはビ
スマス合金の粉末粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ // Ｃ２２Ｃ 12/00 Ｃ２２Ｃ 12/00
Claims (47)
- 【請求項１】 核と前記核を被覆するカバーより成る、
ソリッドタイプのゴルフボールであって、前記ゴルフボ
ールが、ビスマス、ビスマス合金、あるいはビスマスに
ビスマス合金を混合したものを、該ゴルフボールの基材
となる有機高分子樹脂１００重量部に対して０．５〜６
０重量部添加してなる樹脂組成物を使用して製造された
ものであり、前記ビスマス又はビスマス合金の周囲にあ
る有機高分子樹脂の密度が、添加されたビスマス類が３
〜３．５％膨張した分だけ緻密化されていることを特徴
とするゴルフボール。 - 【請求項２】 単一構造のワンピースゴルフボールであ
ることを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項３】 一つの核と一つのカバーより成る構造の
ツーピースソリッドゴルフボールにおいて、核とカバー
が全て緻密化されていることを特徴とする請求項１記載
のゴルフボール。 - 【請求項４】 一つの核と一つのカバーより成る構造の
ツーピースソリッドゴルフボールにおいて、核だけが緻
密化されており、カバーは緻密化されていないことを特
徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項５】 一つの核と一つのカバーより成る構造の
ツーピースソリッドゴルフボールにおいて、カバーだけ
が緻密化されており、核は緻密化されていないことを特
徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項６】 二重核と一つのカバーより成る構造のス
リーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と外層
とカバーが全て緻密化されていることを特徴とする請求
項１記載のゴルフボール。 - 【請求項７】 二重核と一つのカバーより成る構造のス
リーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核だけが
緻密化されており、外層とカバーは緻密化されていない
ことを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項８】 二重核と一つのカバーより成る構造のス
リーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と外層
だけが緻密化されており、カバーは緻密化されていない
ことを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項９】 二重核と一つのカバーより成る構造のス
リーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核とカバ
ーだけが緻密化されており、外層は緻密化されていない
ことを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項１０】 二重核と一つのカバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、外層だけ
が緻密化されており、内核とカバーは緻密化されていな
いことを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項１１】 二重核と一つのカバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、外層とカ
バーだけが緻密化されており、内核は緻密化されていな
いことを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項１２】 二重核と一つのカバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、カバーだ
けが緻密化されており、内核と外層は緻密化されていな
いことを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項１３】 一つの核と二重カバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と内側
カバーと外側カバーが全て緻密化されていることを特徴
とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項１４】 一つの核と二重カバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、核だけが
緻密化されており、内側カバーと外側カバーは緻密化さ
れていないことを特徴とする請求項１記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項１５】 一つの核と二重カバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と内側
カバーだけが緻密化されており、外側カバーは緻密化さ
れていないことを特徴とする請求項１記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項１６】 一つの核と二重カバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と外側
カバーだけが緻密化されており、内側カバーは緻密化さ
れていないことを特徴とする請求項１記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項１７】 一つの核と二重カバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバ
ーだけが緻密化されており、核と外側カバーは緻密化さ
れていないことを特徴とする請求項１記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項１８】 一つの核と二重カバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバ
ーと外側カバーだけが緻密化されており、核は緻密化さ
れていないことを特徴とする請求項１記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項１９】 一つの核と二重カバーより成る構造の
スリーピースソリッドゴルフボールにおいて、外側カバ
ーだけが緻密化されており、核と内側カバーは緻密化さ
れていないことを特徴とする請求項１記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項２０】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と外層
と内側カバーと外側カバーが全て緻密化されていること
を特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項２１】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核だけが
緻密化されており、外層と内側カバーと外側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２２】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と外層
だけが緻密化されており、内側カバーと外側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２３】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と外層
と内側カバーだけが緻密化されており、外側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２４】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と内側
カバーだけが緻密化されており、外層と外側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２５】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と外側
カバーだけが緻密化されており、外層と内側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２６】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内核と外層
と外側カバーだけが緻密化されており、内側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２７】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、外層だけが
緻密化されており、内核と内側カバーと外側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２８】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、外層と内側
カバーだけが緻密化されており、内核と外側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項２９】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、外層と内側
カバーと外側カバーだけが緻密化されており、内核は緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項３０】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、外層と外側
カバーだけが緻密化されており、内核と内側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項３１】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバー
だけが緻密化されており、内核と外層と外側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項３２】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバー
と外側カバーだけが緻密化されており、内核と外層は緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項３３】 二重核と二重カバーより成る構造のフ
ォーピースソリッドゴルフボールにおいて、外側カバー
だけが緻密化されており、内核と外層と内側カバーは緻
密化されていないことを特徴とする請求項１記載のゴル
フボール。 - 【請求項３４】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と内側
カバーと中間層カバーと外側カバーが全て緻密化されて
いることを特徴とする請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項３５】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、核だけが
緻密化されており、内側カバーと中間層カバーと外側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項３６】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と内側
カバーだけが緻密化されており、中間層カバーと外側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項３７】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と内側
カバーと中間層カバーだけが緻密化されており、外側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項３８】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と中間
層カバーだけが緻密化されており、内側カバーと外側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項３９】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と中間
層カバーと外側カバーだけが緻密化されており、内側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項４０】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、核と外側
カバーだけが緻密化されており、内側カバーと中間層カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項４１】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバ
ーだけが緻密化されており、核と中間層カバーと外側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項４２】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバ
ーと中間層カバーだけが緻密化されており、核と外側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項４３】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバ
ーと中間層カバーと外側カバーだけが緻密化されてお
り、核は緻密化されていないことを特徴とする請求項１
記載のゴルフボール。 - 【請求項４４】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、内側カバ
ーと外側カバーだけが緻密化されており、核と中間層カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項４５】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層カ
バーだけが緻密化されており、核と内側カバーと外側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項４６】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、中間層カ
バーと外側カバーだけが緻密化されており、核と内側カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。 - 【請求項４７】 一つの核と三重カバーより成る構造の
フォーピースソリッドゴルフボールにおいて、外側カバ
ーだけが緻密化されており、核と内側カバーと中間層カ
バーは緻密化されていないことを特徴とする請求項１記
載のゴルフボール。
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