JPH10177138A - 投影レンズ - Google Patents
投影レンズInfo
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- JPH10177138A JPH10177138A JP14463297A JP14463297A JPH10177138A JP H10177138 A JPH10177138 A JP H10177138A JP 14463297 A JP14463297 A JP 14463297A JP 14463297 A JP14463297 A JP 14463297A JP H10177138 A JPH10177138 A JP H10177138A
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- lens group
- lenses
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Abstract
とし、構成枚数の大部分にプラスチックレンズの非球面
レンズを使用し、構成枚数を少なくし、安価なレンズ系
を実現すると共に温度変化の影響を受けにくく而も諸収
差が良好に補正され、コンパクト化、コストダウンを図
った投影レンズを提供する。 【解決手段】拡大側より発散性レンズ群1と収斂性レン
ズ群2と、フレネルレンズ群3とを有する変倍投影レン
ズに於いて、発散性レンズ群は拡大側から順に拡大側に
凸面を向けた少なくとも1個の負メニスカスレンズを有
する2個の負レンズG1,G2と、正レンズG3 とを
有し、収斂性レンズ群は、拡大側から順に正レンズG
4,G5と、レンズG6、拡大側に凹面を向けた負メニ
スカスレンズG7を有し、プラスチック材料から成るG
1,G2もしくはG5,G7の少なくとも1面は非球面
から成るレンズ構成とする。
Description
れる投影レンズ、特にF1:4.0程度の明るさを有
し、半画角40°前後迄包括し、変倍域に於いて良好な
性能が得られる投影レンズに関するものである。
像変調素子として用いられる液晶の高解像度化が進み、
拡大投影装置全体での高解像度が求められている。又、
装置自体としては小型化が進み広画角化、コンパクト化
の要求があると共にコストダウンが要求されている。
にはレンズ枚数を増やしたり、レンズ材の屈折率を高く
したりしていたが、レンズ系が大きくなり、コストアッ
プの原因となっいた。
レンズを非球面化したプラスチックモールドレンズを使
用する方法が知られているが、プラスチック材で成形さ
れたレンズは温度変化により屈折率が大幅に変化すると
いう特性を有している。この為、レンズのバックフォー
カスが変化し、解像力を劣化してしまうという問題があ
った。
鑑み、半画角ω=40°程度という広画角を包括可能と
し、構成枚数の大部分にプラスチックレンズの非球面レ
ンズを使用し、構成枚数を少なくし、安価なレンズ系を
実現すると共に温度変化の影響を受けにくく而も諸収差
が良好に補正された広画角を包括可能で、コンパクト
化、コストダウンを図った投影レンズを提供するもので
ある。
散性レンズ群と収斂性レンズ群と、フレネルレンズ群と
を有する変倍投影レンズに於いて、発散性レンズ群は拡
大側から順に拡大側に凸面を向けた少なくとも1個の負
メニスカスレンズを有する2個の負レンズG1,G2と、
正レンズG3とを有し、前記収斂性レンズ群は、拡大側
から順に正レンズG4,G5と、レンズG6、拡大側に凹
面を向けた負のメニスカスレンズG7を有し、前記発散
性レンズ群のG1,G2はプラスチック材料より成り、少
なくとも1面は非球面から成るレンズ構成とし、前記収
斂性レンズ群のG5,G7はプラスチック材料より成り、
少なくとも1面は非球面から成るレンズ構成とし、前記
フレネルレンズ群は正の屈折力を持ち縮小側にフレネル
面を持つフレネルレンズから構成され、発散性レンズ群
と収斂性レンズ群の間の距離と、収斂性レンズ群とフレ
ネルレンズ群の間の距離とを変化させることにより倍率
を変化させるものであり、且下記の条件を満足する投影
レンズに係るものである。 (1)−1.1<f12/f<−0.86 (2)1.05<f5/f<1.35 (3)−22.5<f7/f<−3.0 (4)40<ν3<55 但し、f :ワイド側レンズ全系の焦点距離 f12:レンズG1,G2の合成焦点距離 f5:レンズG5の焦点距離 f7:レンズG7の焦点距離 ν3:レンズG3のアッベ数
実施の形態を説明する。
示しており、該投影レンズは拡大側(前側)より発散性
レンズ群1、収斂性レンズ群2、フレネルレンズ群3が
配置された構成を有する所謂レトロフォーカス型の投影
レンズである。
ンズG1,G2をプラスチック材料のレンズとし、そのう
ち少なくとも1枚を非球面化する。又、前記収斂性レン
ズ群2の正のレンズG5、負のレンズG7をプラスチック
材料のレンズとする。
くする為には、各レンズ群の焦点距離を長くし、各レン
ズ群の間隔を長くするとよいが、そうするとレンズ系全
体が長くなり、コンパクト化にはならない。又、半画角
が40°程度で拡角である為、軸外光束の収差補正に
は、それ程プラスにはならない。逆に発散性レンズ群の
焦点距離を長くしコンパクト化を図ろうとすると、負の
パワーが強くなり負の歪曲収差が増大する。前記した発
散性レンズ群1の前側の2枚の負レンズG1,G2をプラ
スチック材料とし、そのうち少なくとも1枚を非球面化
することで斯かる歪曲収差を補正している。
を使用すると、プラスチックは温度変化により屈折率が
変化する為、バックフォーカスが変化し、解像力が劣化
してしまう。前記収斂性レンズ群2の正のレンズG5、
負のレンズG7をプラスチック材料のレンズとした構成
は、温度の変化によるバックフォーカスの変化を相殺す
る。
を下記に示す。
点距離f12を規定するものである。
ワーが強くなり、負の歪曲収差が増大する。又温度変化
による焦点距離の変化をレンズG5 で相殺することが困
難となる。逆に合成焦点距離f12が下限を越えると焦点
距離が長くなる為、発散性レンズ群1での色収差が増大
し、全体で色収差が補正不足となり解像力が劣化する。
又発散性レンズ群1の全長が長くなり全体のコンパクト
化が図れなくなる。
を規定するものである。
くなり、正レンズG4,G5 の合成焦点距離を一定に保
とうとするとレンズG4のパワーが強くなり非点収差が
増大し、最大画角での性能を良好に保てなくなる。逆に
焦点距離f5 が下限を越えるとレンズG4 のパワーが強
くなる為軸外での収差が増大し、性能を良好に保てなく
なる。
を規定するものである。
が強くなりレンズG7から射出する角度が大きくなる。
その後のフレネルレンズ群3に於いて、フレネルレンズ
面から射出する光束を略平行光束に近づけようとすると
フレネルレンズ面のプリズム切削角度がきつくなり、光
量損失が大きくなると共に加工も困難になる為好ましく
ない。逆に焦点距離f7 が下限を越えるとフランジバッ
クが長くなり装置全体が長くなってしまうので好ましく
ない。
規定するものである。
材料を使用している為、レンズG1,G2の負レンズ群の
色収差は略決まってしまう。その為、レンズG3のアッ
ベ数ν3がこの範囲から外れると色収差が悪化し、解像
力が劣化する。
率半径、dは面間隔、nは屈折率、νはアッベ数を示
す。尚、非球面を表す式は、
K)Y2(1/r)2}]+C2Y4+C4Y6+C6Y8
+C8Y10
6,C8の値を示す。
一部にプラスチック材のレンズを使用し、又プラスチッ
クレンズの欠点を補正したので、構成の各レンズのパワ
ー等を適切に設定することができ、この為、レンズの構
成枚数を減少させ且コンパクト化ができ、安価で半画角
40°前後の広角域をカバーし、而も良好な性能を有す
るという優れた効果を発揮する。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 拡大側より発散性レンズ群と収斂性レン
ズ群と、フレネルレンズ群とを有する変倍投影レンズに
於いて、発散性レンズ群は拡大側から順に拡大側に凸面
を向けた少なくとも1個の負メニスカスレンズを有する
2個の負レンズG1,G2と、正レンズG3 とを有し、前
記収斂性レンズ群は、拡大側から順に正レンズG4,G5
と、レンズG6、拡大側に凹面を向けた負メニスカスレ
ンズG7を有し、前記発散性レンズ群のG1,G2はプラ
スチック材料より成り、少なくとも1面は非球面から成
るレンズ構成とし、前記収斂性レンズ群のG5,G7はプ
ラスチック材料より成り、少なくとも1面は非球面から
成るレンズ構成とし、前記フレネルレンズ群は正の屈折
力を持ち縮小側にフレネル面を持つフレネルレンズから
構成され、発散性レンズ群と収斂性レンズ群の間の距離
と、収斂性レンズ群とフレネルレンズ群の間の距離とを
変化させることにより倍率を変化させるものであり、且
下記の条件を満足することを特徴とする投影レンズ。 (1)−1.1<f12/f<−0.86 (2)1.05<f5/f<1.35 (3)−22.5<f7/f<−3.0 (4)40<ν3<55 但し、f :ワイド側レンズ全系の焦点距離 f12:レンズG1,G2の合成焦点距離 f5:レンズG5の焦点距離 f7:レンズG7の焦点距離 ν3:レンズG3のアッベ数
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14463297A JP3726859B2 (ja) | 1996-10-15 | 1997-05-19 | 投影レンズ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-293255 | 1996-10-15 | ||
JP29325596 | 1996-10-15 | ||
JP14463297A JP3726859B2 (ja) | 1996-10-15 | 1997-05-19 | 投影レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10177138A true JPH10177138A (ja) | 1998-06-30 |
JP3726859B2 JP3726859B2 (ja) | 2005-12-14 |
Family
ID=26475991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14463297A Expired - Fee Related JP3726859B2 (ja) | 1996-10-15 | 1997-05-19 | 投影レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3726859B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001159732A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Nikon Corp | 超広角レンズ及び該レンズを備える撮影装置 |
JP2002357769A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-13 | Chinontec Kk | 投写レンズ装置及びプロジェクタ装置 |
JP2005189711A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Seiko Precision Inc | 変倍レンズ |
JP2006071698A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Olympus Corp | 広角ズームレンズ |
JP2008152189A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Canon Inc | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP14463297A patent/JP3726859B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001159732A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Nikon Corp | 超広角レンズ及び該レンズを備える撮影装置 |
JP2002357769A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-13 | Chinontec Kk | 投写レンズ装置及びプロジェクタ装置 |
JP2005189711A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Seiko Precision Inc | 変倍レンズ |
JP2006071698A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Olympus Corp | 広角ズームレンズ |
JP4624744B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2011-02-02 | オリンパス株式会社 | 広角ズームレンズ |
JP2008152189A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Canon Inc | ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3726859B2 (ja) | 2005-12-14 |
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