JPH10175677A - 食品包装袋 - Google Patents
食品包装袋Info
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- JPH10175677A JPH10175677A JP8336705A JP33670596A JPH10175677A JP H10175677 A JPH10175677 A JP H10175677A JP 8336705 A JP8336705 A JP 8336705A JP 33670596 A JP33670596 A JP 33670596A JP H10175677 A JPH10175677 A JP H10175677A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging bag
- passage
- seal portion
- weak seal
- food
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/34—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
- B65D81/3446—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
- B65D81/3461—Flexible containers, e.g. bags, pouches, envelopes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レトルト食品を密封包装する包装袋であり、
食に供するときに電子レンジなどの急速な加熱手段によ
っても、破裂することのない包装袋を提供することであ
る。 【解決手段】 内部に収納部を有し少なくとも一辺に所
定幅のシール部が形成された合成樹脂フィルムまたはシ
ート製の包装袋であって、前記シール部に内部と外部と
を連通する所定幅の非シール部による通路を形成し、該
通路の一部に弱シール部を形成して遮蔽状態を維持させ
た包装袋であり、通路の一部に形成した弱シール部は剥
離性が良好であり、被包装物を食に供する際に電子レン
ジにより加熱処理されたときに、内部圧によって弱シー
ル部の剥離が速やかに行われ、袋体が破裂することがな
い。
食に供するときに電子レンジなどの急速な加熱手段によ
っても、破裂することのない包装袋を提供することであ
る。 【解決手段】 内部に収納部を有し少なくとも一辺に所
定幅のシール部が形成された合成樹脂フィルムまたはシ
ート製の包装袋であって、前記シール部に内部と外部と
を連通する所定幅の非シール部による通路を形成し、該
通路の一部に弱シール部を形成して遮蔽状態を維持させ
た包装袋であり、通路の一部に形成した弱シール部は剥
離性が良好であり、被包装物を食に供する際に電子レン
ジにより加熱処理されたときに、内部圧によって弱シー
ル部の剥離が速やかに行われ、袋体が破裂することがな
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂レトルト食品
と称される食品が包装され、食に供されるときに包装状
態のまま加熱することができる食品包装袋に関するもの
である。
と称される食品が包装され、食に供されるときに包装状
態のまま加熱することができる食品包装袋に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のレトルト食品としては、例えば
カレー、シチュー、スープ、味付けされた魚介類又は根
菜類などの多くの食品がレトルトパック又は真空パック
包装された状態で市販されている。
カレー、シチュー、スープ、味付けされた魚介類又は根
菜類などの多くの食品がレトルトパック又は真空パック
包装された状態で市販されている。
【0003】レトルトパック又は真空パック包装に使用
される包装袋としては、例えば、合成樹脂製の単層フィ
ルム又はシートや、種類の異なる複数の合成樹脂フィル
ムをラミネートした積層フィルムまたはシート、紙また
は金属箔などの材質の異なる材料と合成樹脂フィルムと
をラミネートした積層フィルム又はシートなどを用いて
袋体形状に形成され、内部に食品が充填されて気密状態
にシールされるものである。
される包装袋としては、例えば、合成樹脂製の単層フィ
ルム又はシートや、種類の異なる複数の合成樹脂フィル
ムをラミネートした積層フィルムまたはシート、紙また
は金属箔などの材質の異なる材料と合成樹脂フィルムと
をラミネートした積層フィルム又はシートなどを用いて
袋体形状に形成され、内部に食品が充填されて気密状態
にシールされるものである。
【0004】このように包装された食品は、一般に食に
供される時に、包装状態のままで所定の加熱手段、例え
ば熱湯内に浸漬して加熱するとか或いは電子レンジ等に
より加熱してから取り出すようにしている。
供される時に、包装状態のままで所定の加熱手段、例え
ば熱湯内に浸漬して加熱するとか或いは電子レンジ等に
より加熱してから取り出すようにしている。
【0005】この加熱手段において、熱湯内に浸漬して
加熱する場合には、鍋に水を入れてガスを点火する等の
作業が必要であり、非能率的であるが時間を掛けて外部
から徐々に加熱されるため、内部の急激な膨張現象が生
じないので、内圧による包装袋の破裂を生じさせないで
加熱することができる。
加熱する場合には、鍋に水を入れてガスを点火する等の
作業が必要であり、非能率的であるが時間を掛けて外部
から徐々に加熱されるため、内部の急激な膨張現象が生
じないので、内圧による包装袋の破裂を生じさせないで
加熱することができる。
【0006】ところが電子レンジによる加熱であると、
時間を設定してスイッチを入れるだけであるため操作性
が良く、短時間で加熱することができるが、その反面短
時間で内部から加熱されることになり、内部の水分が急
激に蒸発して袋体内部の熱膨張が激しくなり、内圧が異
常に上昇して包装袋が破裂し、充填されている食品が電
子レンジ内で飛散するという問題点がある。
時間を設定してスイッチを入れるだけであるため操作性
が良く、短時間で加熱することができるが、その反面短
時間で内部から加熱されることになり、内部の水分が急
激に蒸発して袋体内部の熱膨張が激しくなり、内圧が異
常に上昇して包装袋が破裂し、充填されている食品が電
子レンジ内で飛散するという問題点がある。
【0007】このような問題点を解決するために、本願
発明と同一出願人によって出願した特開平8−2286
97号公報に開示された構成の包装袋が公知になってい
る。この包装袋は、四周をヒートシールした袋体におい
て、一辺のヒートシール部に圧力弁要素となる鉤型また
は楔型の弱シール部または互い違いの非接着部を形成し
て、加熱時における内部圧を逃がすように構成したもの
である。
発明と同一出願人によって出願した特開平8−2286
97号公報に開示された構成の包装袋が公知になってい
る。この包装袋は、四周をヒートシールした袋体におい
て、一辺のヒートシール部に圧力弁要素となる鉤型また
は楔型の弱シール部または互い違いの非接着部を形成し
て、加熱時における内部圧を逃がすように構成したもの
である。
【0008】この包装袋における弱シール部の形成は、
食品衛生上問題がなく水に溶解しない樹脂系インクまた
は顔料を印刷塗布し、他のシール部と一緒に熱シールす
ることで、樹脂系インクまたは顔料の部分が他のシール
部よりも弱い接着力をもって接着シールされ、内部圧が
高くなったときに、他のシール部に先立って剥離して内
部圧を逃がすことができる。また、弱シール部が一種の
エア抜き部として目視できることから、加熱の際に設置
の方向性を誤らないという利点もある。
食品衛生上問題がなく水に溶解しない樹脂系インクまた
は顔料を印刷塗布し、他のシール部と一緒に熱シールす
ることで、樹脂系インクまたは顔料の部分が他のシール
部よりも弱い接着力をもって接着シールされ、内部圧が
高くなったときに、他のシール部に先立って剥離して内
部圧を逃がすことができる。また、弱シール部が一種の
エア抜き部として目視できることから、加熱の際に設置
の方向性を誤らないという利点もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
知の包装袋の製造において、袋体を形成する工程で弱シ
ール部を形成するための印刷工程と、印刷部の乾燥工程
いう余分な工程を必要とするため、製造が効率よく行え
ないばかりでなく、そのための諸々の設備が必要である
ことから、必然的にコストアップにつながるという問題
点を有している。
知の包装袋の製造において、袋体を形成する工程で弱シ
ール部を形成するための印刷工程と、印刷部の乾燥工程
いう余分な工程を必要とするため、製造が効率よく行え
ないばかりでなく、そのための諸々の設備が必要である
ことから、必然的にコストアップにつながるという問題
点を有している。
【0010】従って、前記公知の包装袋においては、製
造工程の簡素化とコストダウンを図ることに解決しなけ
ればならない課題を有している。
造工程の簡素化とコストダウンを図ることに解決しなけ
ればならない課題を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する具体
的手段として本発明は、内部に収納部を有し少なくとも
一辺に所定幅のシール部が形成された合成樹脂フィルム
またはシート製の包装袋であって、前記シール部に内部
と外部とを連通する所定幅の非シール部による通路を形
成し、該通路の一部に弱シール部を形成して遮蔽状態を
維持させたことを特徴とする食品包装袋を提供するもの
である。
的手段として本発明は、内部に収納部を有し少なくとも
一辺に所定幅のシール部が形成された合成樹脂フィルム
またはシート製の包装袋であって、前記シール部に内部
と外部とを連通する所定幅の非シール部による通路を形
成し、該通路の一部に弱シール部を形成して遮蔽状態を
維持させたことを特徴とする食品包装袋を提供するもの
である。
【0012】そして、前記非シール部による通路は、直
線状または少なくとも2個所が折り曲げ曲線状に形成さ
れていること、及び前記弱シール部は、通路の両端部側
に形成されていること、少なくとも収納部側の端部に形
成されたものは略台形状に形成されていること、並び
に、網点状(メッシュ状)または接着性の低い材料を介
在させてシールすることを含むと共に、袋体を構成する
合成樹脂フィルムまたはシートは、同質または異質の材
料が積層されたものであることも付加的要件として含む
ものである。
線状または少なくとも2個所が折り曲げ曲線状に形成さ
れていること、及び前記弱シール部は、通路の両端部側
に形成されていること、少なくとも収納部側の端部に形
成されたものは略台形状に形成されていること、並び
に、網点状(メッシュ状)または接着性の低い材料を介
在させてシールすることを含むと共に、袋体を構成する
合成樹脂フィルムまたはシートは、同質または異質の材
料が積層されたものであることも付加的要件として含む
ものである。
【0013】本発明においては、シール部に内部と外部
とを連通する所定幅の非シール部による通路を形成し、
該通路の一部に弱シール部を形成した構成とすることに
よって、例えば電子レンジ等の手軽で急速加熱手段で加
熱しても、急激に高まった内部圧で弱シール部が剥離す
るので、他のシール部が破裂することが解消されるので
ある。
とを連通する所定幅の非シール部による通路を形成し、
該通路の一部に弱シール部を形成した構成とすることに
よって、例えば電子レンジ等の手軽で急速加熱手段で加
熱しても、急激に高まった内部圧で弱シール部が剥離す
るので、他のシール部が破裂することが解消されるので
ある。
【0014】また、通路は2個所が折り曲げ曲線状に形
成されているので、弱シール部が剥離しても内部圧が一
気に抜けないようになると共に、曲線状の部分で水滴の
噴出がある程度抑制され、安全性が維持される。
成されているので、弱シール部が剥離しても内部圧が一
気に抜けないようになると共に、曲線状の部分で水滴の
噴出がある程度抑制され、安全性が維持される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図示の第1及び第
2実施例により更に詳しく説明すると、包装袋1は、例
えば四角形または長方形を呈する二枚の合成樹脂フィル
ムまたはシートを重ねて、その四周をヒートシールする
ことにより内部に収納部2を有する袋体に形成したもの
である。
2実施例により更に詳しく説明すると、包装袋1は、例
えば四角形または長方形を呈する二枚の合成樹脂フィル
ムまたはシートを重ねて、その四周をヒートシールする
ことにより内部に収納部2を有する袋体に形成したもの
である。
【0016】この場合の包装袋1として、底部を構成す
る底部シール部3と両側の側面シール部4とを先にヒー
トシールして袋体を形成し、上部シール部5は収納部2
内に所定の食品を所容量収納してからヒートシールする
ものである。
る底部シール部3と両側の側面シール部4とを先にヒー
トシールして袋体を形成し、上部シール部5は収納部2
内に所定の食品を所容量収納してからヒートシールする
ものである。
【0017】上部シール部5をヒートシールする際に、
上部シール部5の適宜位置の一部に所定幅の非シール部
を残して通路6を形成する。この通路6は、袋体の内部
と外部とを連通するものであり、基本的には直線状に形
成されるが、好ましくは図1の第1実施例に示したよう
に、N字状に形成して少なくとも二個所の折り曲げ曲線
状部6a、6bを形成した方が良い。
上部シール部5の適宜位置の一部に所定幅の非シール部
を残して通路6を形成する。この通路6は、袋体の内部
と外部とを連通するものであり、基本的には直線状に形
成されるが、好ましくは図1の第1実施例に示したよう
に、N字状に形成して少なくとも二個所の折り曲げ曲線
状部6a、6bを形成した方が良い。
【0018】このように形成された通路6に対して、そ
の両端部に適宜の幅または広さをもって弱シール部5
a、5bを形成することで、袋体の内部、即ち収納部2
が実質的に封止または気密状態に維持できるようになっ
ている。
の両端部に適宜の幅または広さをもって弱シール部5
a、5bを形成することで、袋体の内部、即ち収納部2
が実質的に封止または気密状態に維持できるようになっ
ている。
【0019】前記第1実施例は、上部シール部5に通路
6を形成した例であるが、図2の第2実施例に示したよ
うに、側面シール部4の適宜位置に通路6を設けること
ができる。そして、この通路6はS字状に形成されるも
のであり、前記実施例と同様に、袋体の内部と外部とを
連通し、且つ少なくとも二個所の折り曲げ曲線状部6
a、6bを有すると共に、その通路6の両端部に弱シー
ル部5a、5bを有するものである。
6を形成した例であるが、図2の第2実施例に示したよ
うに、側面シール部4の適宜位置に通路6を設けること
ができる。そして、この通路6はS字状に形成されるも
のであり、前記実施例と同様に、袋体の内部と外部とを
連通し、且つ少なくとも二個所の折り曲げ曲線状部6
a、6bを有すると共に、その通路6の両端部に弱シー
ル部5a、5bを有するものである。
【0020】これら通路6及び弱シール部5a、5bの
形成に係る一つの手段としは、例えば、ヒートシール部
材の一部に、通路6の形状に対応した溝部を形成して非
ヒール部を形成できるようにし、弱シール部5a、5b
については、ヒートシール部材に網点状(メッシュ状を
含む)の刻切部を形成し、その網点に沿って部分的にシ
ールされるようにすることで弱シール部が同時に形成で
きる。
形成に係る一つの手段としは、例えば、ヒートシール部
材の一部に、通路6の形状に対応した溝部を形成して非
ヒール部を形成できるようにし、弱シール部5a、5b
については、ヒートシール部材に網点状(メッシュ状を
含む)の刻切部を形成し、その網点に沿って部分的にシ
ールされるようにすることで弱シール部が同時に形成で
きる。
【0021】また、ヒートシール部材に対する弱シール
5a、5bの形成については、前記網点形成の他に、例
えば、弱シール部の形状に対応する熱導電性の低い材料
を部分的に埋め込むようにすることもできる。熱導電性
の低い材料であれば、同時のシールであっても、温度が
低い分だけシール性が劣ることになり、弱シール部が形
成できることになる。
5a、5bの形成については、前記網点形成の他に、例
えば、弱シール部の形状に対応する熱導電性の低い材料
を部分的に埋め込むようにすることもできる。熱導電性
の低い材料であれば、同時のシールであっても、温度が
低い分だけシール性が劣ることになり、弱シール部が形
成できることになる。
【0022】更に、弱シール部5a、5bを形成する他
の手段として、他の接着性の弱い材料、例えば、オレフ
ィン系ポリマーを介在させて接着するようにしても良
い。この場合に、接着性の低い材料を介在させる手段と
して、例えば、貼着または塗布手段等が用いられ、上部
シール部5または側面シール部4をシールする際に同時
にシールすれば、必然的に弱シール部が形成される。
の手段として、他の接着性の弱い材料、例えば、オレフ
ィン系ポリマーを介在させて接着するようにしても良
い。この場合に、接着性の低い材料を介在させる手段と
して、例えば、貼着または塗布手段等が用いられ、上部
シール部5または側面シール部4をシールする際に同時
にシールすれば、必然的に弱シール部が形成される。
【0023】いずれにしても形成される弱シール部5
a、5bは、基本的には略同じ形状大きさに形成される
が、通路6における外側に位置する弱シール部5aと内
側に位置するシール部5bとで、その形状大きさを異な
るように形成しても良い。例えば、内側に位置する弱シ
ール部5bは、全体を略台形状に形成することで、収納
部2側からの圧力を広い範囲で受けるようにし、他のシ
ール部よりも剥離し易い状態に形成した方が良い。
a、5bは、基本的には略同じ形状大きさに形成される
が、通路6における外側に位置する弱シール部5aと内
側に位置するシール部5bとで、その形状大きさを異な
るように形成しても良い。例えば、内側に位置する弱シ
ール部5bは、全体を略台形状に形成することで、収納
部2側からの圧力を広い範囲で受けるようにし、他のシ
ール部よりも剥離し易い状態に形成した方が良い。
【0024】このように形成された包装袋1に所定のレ
トルト食品である内容物を収納して実際に使用した場合
に、上部シール部5を形成することにより、通路6及び
弱シール部5a、5bが同時に形成され、内容物が完全
に密封された状態に包装される。なお、側面シール部4
に通路6が形成されている場合には、上面シール部5
は、単に封止または密閉するためのストレートのヒート
シールを行うだけで良いことになる。
トルト食品である内容物を収納して実際に使用した場合
に、上部シール部5を形成することにより、通路6及び
弱シール部5a、5bが同時に形成され、内容物が完全
に密封された状態に包装される。なお、側面シール部4
に通路6が形成されている場合には、上面シール部5
は、単に封止または密閉するためのストレートのヒート
シールを行うだけで良いことになる。
【0025】そして、食に供せられる際に、例えば、手
軽な電子レンジ内に入れて加熱した場合に、内部が急速
に加熱されて蒸気などによって膨張し、内部圧によって
弱シール部5a、5bが順次剥離して内部圧を通路6か
ら外部に逃がすので、包装袋1が破裂する虞は全くな
い。
軽な電子レンジ内に入れて加熱した場合に、内部が急速
に加熱されて蒸気などによって膨張し、内部圧によって
弱シール部5a、5bが順次剥離して内部圧を通路6か
ら外部に逃がすので、包装袋1が破裂する虞は全くな
い。
【0026】弱シール部5a、5bが剥離しても、通路
6における2個所が折り曲げ曲線状に形成されているの
で、内部圧が一気には抜けないようになると共に、曲線
状の部分で水滴の噴出がある程度抑制され、安全性が維
持される。なお、加熱手段は電子レンジに限らず、熱湯
による加熱も可能であり、いずれの加熱の場合でも、通
路6が形成されている上部シール部5または側面シール
部4が上方に位置するようにセットする。
6における2個所が折り曲げ曲線状に形成されているの
で、内部圧が一気には抜けないようになると共に、曲線
状の部分で水滴の噴出がある程度抑制され、安全性が維
持される。なお、加熱手段は電子レンジに限らず、熱湯
による加熱も可能であり、いずれの加熱の場合でも、通
路6が形成されている上部シール部5または側面シール
部4が上方に位置するようにセットする。
【0027】包装袋1の構成は、前記したように四周を
シールする袋体に限定されるものではなく、例えば、一
枚の材料を二つ折りにして三辺をシールしたものとか、
チューブ状の材料の上下端部をシールしたもの、また
は、ドイパック袋、スタンディングパウチ、船底レール
袋等の底部を有する袋体等で、少なくとも一辺にヒート
シール部を有するものであれば良いのであって、その形
状及び構成は限定されない。
シールする袋体に限定されるものではなく、例えば、一
枚の材料を二つ折りにして三辺をシールしたものとか、
チューブ状の材料の上下端部をシールしたもの、また
は、ドイパック袋、スタンディングパウチ、船底レール
袋等の底部を有する袋体等で、少なくとも一辺にヒート
シール部を有するものであれば良いのであって、その形
状及び構成は限定されない。
【0028】また、袋体を形成する合成樹脂製のフィル
ムまたはシートは、一種類の単層材料、同種の樹脂材料
を複数枚ラミネートした積層材料、及び異種の材料を複
数枚ラミネートした積層材料等が使用きる。
ムまたはシートは、一種類の単層材料、同種の樹脂材料
を複数枚ラミネートした積層材料、及び異種の材料を複
数枚ラミネートした積層材料等が使用きる。
【0029】同種の樹脂材料をラミネートした積層材料
としては、具体的にはPET、CPP及びナイロン等で
あり、異種材料としては前記樹脂材料とアルミニウム箔
(アルミナ蒸着を含む)、紙または不織布等のラミネー
ト可能な材料である。
としては、具体的にはPET、CPP及びナイロン等で
あり、異種材料としては前記樹脂材料とアルミニウム箔
(アルミナ蒸着を含む)、紙または不織布等のラミネー
ト可能な材料である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る食品包
装袋は、内部に収納部を有し少なくとも一辺に所定幅の
シール部が形成された合成樹脂フィルムまたはシート製
の包装袋であって、前記シール部に内部と外部とを連通
する所定幅の非シール部による通路を形成し、該通路の
一部に弱シール部を形成して遮蔽状態を維持させた構成
としたことにより、通路全体が弱シール部で形成された
包装袋に比べて、弱シール部の剥離性が良好であり、被
包装物を食に供する際に加熱処理されたときに、急激な
内部圧上昇によって弱シール部の剥離が速やかに行わ
れ、特に、電子レンジなどによる急速な加熱によって
も、袋体が破裂することがないという優れた効果を奏す
る。
装袋は、内部に収納部を有し少なくとも一辺に所定幅の
シール部が形成された合成樹脂フィルムまたはシート製
の包装袋であって、前記シール部に内部と外部とを連通
する所定幅の非シール部による通路を形成し、該通路の
一部に弱シール部を形成して遮蔽状態を維持させた構成
としたことにより、通路全体が弱シール部で形成された
包装袋に比べて、弱シール部の剥離性が良好であり、被
包装物を食に供する際に加熱処理されたときに、急激な
内部圧上昇によって弱シール部の剥離が速やかに行わ
れ、特に、電子レンジなどによる急速な加熱によって
も、袋体が破裂することがないという優れた効果を奏す
る。
【0031】また、非シール部による通路は、その一部
において弱シール部で塞がれている構成であるため、通
路の形成と弱シール部の形成が容易であり、余分な装置
を必要としないで包装袋を効率よく、しかも安価に提供
することができるという優れた効果を奏する。
において弱シール部で塞がれている構成であるため、通
路の形成と弱シール部の形成が容易であり、余分な装置
を必要としないで包装袋を効率よく、しかも安価に提供
することができるという優れた効果を奏する。
【0032】更に、通路は2個所が折り曲げ曲線状に形
成されているので、弱シール部が剥離しても内部圧が一
気に抜けないようになると共に、曲線状の部分で水滴の
噴出がある程度抑制され、安全性が維持される。
成されているので、弱シール部が剥離しても内部圧が一
気に抜けないようになると共に、曲線状の部分で水滴の
噴出がある程度抑制され、安全性が維持される。
【図1】本発明に係る第1実施例の包装袋を略示的に示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図2】本発明に係る第2実施例の包装袋の要部のみを
示す一部平面図である。
示す一部平面図である。
1 包装袋 2 収納部 3 底部シール部 4 側面シール部 5 上部シール部 5a、5b 弱シール部 6 通路 6a、6b 曲線状部
Claims (6)
- 【請求項1】 内部に収納部を有し少なくとも一辺に所
定幅のシール部が形成された合成樹脂フィルムまたはシ
ート製の包装袋であって、 前記シール部に内部と外部とを連通する所定幅の非シー
ル部による通路を形成し、 該通路の一部に弱シール部を形成して遮蔽状態を維持さ
せたことを特徴とする食品包装袋。 - 【請求項2】 非シール部による通路は、 直線状または少なくとも2個所が折り曲げ曲線状に形成
されていることを特徴とする請求項1に記載の食品包装
袋。 - 【請求項3】 弱シール部は、 通路の両端部側に形成されていることを特徴とする請求
項1または2に記載の食品包装袋。 - 【請求項4】 弱シール部は、 少なくとも収納部側の端部に形成されたものは略台形状
に形成されていることを特徴とする請求項1、2または
3に記載の食品包装袋。 - 【請求項5】 弱シール部は、 網点状または接着性の低い材料を介在させてシールする
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の食
品包装袋。 - 【請求項6】 合成樹脂フィルムまたはシートは、 同質または異質の材料が積層されたものであることを特
徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の食品包
装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8336705A JPH10175677A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 食品包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8336705A JPH10175677A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 食品包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10175677A true JPH10175677A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18301949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8336705A Pending JPH10175677A (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 食品包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10175677A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000327045A (ja) * | 1999-05-13 | 2000-11-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 食品用袋 |
JP2000335655A (ja) * | 1999-05-27 | 2000-12-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 食品用袋 |
KR100577316B1 (ko) * | 2004-03-04 | 2006-05-04 | 주식회사 크라우젠 | 발열체를 갖는 일회용 음료용기 |
JP2006306448A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | シール部材を接着したカップ状容器 |
JP2007137472A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ用包装袋 |
JP2014501674A (ja) * | 2010-12-30 | 2014-01-23 | ネステク ソシエテ アノニム | 圧力作動型の供給装置 |
CN105143064A (zh) * | 2013-04-23 | 2015-12-09 | 雕刻普拉斯特株式会社 | 微波炉用树脂制包装袋、其加热方法、向微波炉用树脂制包装袋填充的填充方法以及包装体 |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP8336705A patent/JPH10175677A/ja active Pending
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