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JPH10162698A - スイッチおよびスイッチ付ディスプレイ - Google Patents

スイッチおよびスイッチ付ディスプレイ

Info

Publication number
JPH10162698A
JPH10162698A JP31655696A JP31655696A JPH10162698A JP H10162698 A JPH10162698 A JP H10162698A JP 31655696 A JP31655696 A JP 31655696A JP 31655696 A JP31655696 A JP 31655696A JP H10162698 A JPH10162698 A JP H10162698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
switch
layer
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31655696A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Okamoto
炳人 岡本
Toshihiro Fujita
俊弘 藤田
Norito Suzuki
範人 鈴木
Shiyuuko Yokoyama
修子 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idec Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idec Izumi Corp filed Critical Idec Izumi Corp
Priority to JP31655696A priority Critical patent/JPH10162698A/ja
Publication of JPH10162698A publication Critical patent/JPH10162698A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/042Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by opto-electronic means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04109FTIR in optical digitiser, i.e. touch detection by frustrating the total internal reflection within an optical waveguide due to changes of optical properties or deformation at the touch location

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性、操作性などに優れた透明なスイッチ
を提供する。 【解決手段】 内部において光を全反射させながら導く
透明な投光用導光板11と内部において同様に光を導く
とともに可撓性を有する透明な受光用導光板21とをス
ペーサ41を挟むように対向させて配置する。受光用導
光板21に外部より押圧P1を与えると受光用導光板2
1は撓んで投光用導光板11と接触位置E1にて接す
る。このとき、投光用導光板11内部を伝わる光L11
のエバネッセント光が接触位置E1を介して受光用導光
板21へ到達し、光L11が受光用導光板21の内部へ
と導かれて光L21となる。その結果、光L21を検出
することにより押圧P1である入力を検出することがで
きる。以上の構成により、長寿命であって優れた耐久性
を有し、かつ、スイッチ上をなぞりながら所望の位置に
て押圧入力可能である透明なスイッチが実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、押圧による入力
を光学的に検出するスイッチに関するもので、特に、複
数の単位スイッチの配列として構成されてディスプレイ
の表示面上に重ね合わせ、そのディスプレイの表示内容
を透過させるとともに、その表示に応じたスイッチング
操作を行わせるための応用に適したスイッチ等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】指やペンなどによる押圧などの入力を検
出するスイッチとしては、従来より、抵抗膜式、光電
式、超音波式などのものが知られている。
【0003】これらのスイッチの例として透明なスイッ
チの構造を簡単に説明すると、抵抗膜式のスイッチでは
図20(a)に示すように上面に透明電極101aが形成
された透明板101、スペーサ102、および、下面に
透明電極103aが形成された可撓性の透明板103が
順に重ねられて構成されている。これにより、上方から
透明板103を押圧することにより透明板103が撓
み、透明電極101aと透明電極103aとが接触して
通電することにより押圧による入力を検出するようにな
っている。
【0004】光電式のスイッチでは図20(b)に示すよ
うに透明板104上に投光素子105と受光素子106
とを対向して配置し、指などが透明板104に近接する
と受光素子106に入射する光が遮られることを検出す
るようになっている。
【0005】超音波式のスイッチでは図20(c)に示す
ように透明板107上に超音波発振素子108と超音波
検出素子109とを対向して配置し、指などが透明板1
07に触れると透明板107の表面を伝わる超音波が遮
られることから、入力を検出することができるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来よ
り様々な形態のスイッチが開発されている。しかし、そ
れぞれのスイッチには動作原理から生じる固有の問題点
を有している。
【0007】例えば、抵抗膜式のスイッチでは、透明電
極の接触による劣化が生じて接触抵抗が変化してしまう
という寿命に対する問題を有している。また、光電式の
スイッチでは、押圧することなく指などが僅かに透明板
に触れることにより入力されてしまうため、スイッチ上
をなぞりながら所望の箇所にて押圧して入力すること
(以下、「なぞり操作」という。)ができない。また、
超音波式のスイッチにおいてもなぞり操作が不可能であ
り、スイッチ自体が高価となるという問題を有してい
る。さらに、光電式や超音波式のスイッチでは基台とな
る透明板が露出しているので使用環境に対する耐久性と
いう点においても問題を有している。
【0008】このように、それぞれのスイッチは固有の
問題を有しており、このような問題点を克服することが
スイッチの開発において課題となっている。
【0009】そこで、この発明は、上記課題に鑑みなさ
れたもので、寿命、耐久性、価格、操作性といった様々
な面において優れたスイッチを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明のスイッチは、大別して、(a) 導光性積層
構造、(b) 投光手段、(c) 受光手段、の3要素を備えて
いる。
【0011】このうち導光性積層構造は、導光層とし
て、(a-1) 光が全反射しつつ層内で伝播可能な投光用導
光層と、(a-2) 光が全反射しつつ層内で伝播可能な受光
用導光層と、を有している。
【0012】この投光用導光層と受光用導光層とは光学
的な分離距離以上の間隔を隔てて相互に積層されてい
る。また、投光用導光層と受光用導光層とのうちの少な
くとも一方が可撓性を有することによって、外部からの
押圧による投光用導光層と受光用導光層との光学的な接
触が可能である。
【0013】投光手段は投光用導光層内に光を投光する
ためのものであり、また、受光手段は、受光用導光層内
を伝播した後の光を検出し、当該検出結果に応じたスイ
ッチング出力を与えるためのものである。
【0014】そしてこれらの構成において、押圧を受け
ることによって投光用導光層および受光用導光層のうち
の少なくとも一方の層が局所的かつ可逆的に撓んで他方
の層に光学的に接触することにより、投光用導光層を伝
播していた光の少なくとも一部が前記押圧を受けた位置
で受光用導光層へと移動して受光手段における受光状態
が変化し、当該変化に応じてスイッチング動作を生じ
る。
【0015】投光用導光層と受光用導光層との接触によ
る光の移動は、エバネッセント光によるものでり、これ
については実施形態の中で詳述する。
【0016】この発明では、さらにこのような構成のス
イッチを2次元スイッチとして構成することが可能であ
るとともに、導光性積層構造の主面に垂直な方向への透
明性をもたせることによってディスプレイの上に重ねた
タッチスイッチとして使用可能である。
【0017】特に、導光性積層構造を薄型にして可撓性
を持たせることによって、ブラウン管(CRT)などの
ように湾曲した表示面にも容易にフィットするスイッチ
として利用可能である。
【0018】投光用導光層や受光用導光層が薄くてそれ
らの側面からの光の導出・導入を行うことが困難であっ
ても、光の回折構造を使用することによって、主面側か
ら容易に光の導出・導入を行うことが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
<1. スイッチの動作原理>この発明に係るスイッチ
は光を伝える層を利用したものであり、投光手段からの
光が伝播する層と他の層とを接触させて他の層に光を導
き、他の層を伝播する光を検出することにより、層同士
の接触という入力を検出するようになっている。
【0020】このようなスイッチは複数の単位スイッチ
の2次元的配列として構成されることによってその利用
範囲が広がるが、その説明の前に個々の単位スイッチに
ついての構造と動作原理とについて説明する。
【0021】図1はこのような動作原理を説明するため
の1つの単位スイッチS1Aに相当する部分の構造を示
す断面図である。スイッチS1Aは導光性積層構造10
0を備えており、この導光性積層構造100は、基台と
なる板状の投光用導光板11の上に、ある程度の弾性を
有するスペーサ41(たとえば樹脂製のスペーサ)を挟
んで対向するように受光用導光板21が重ねられた構造
となっており、スペーサ41により投光用導光板11と
受光用導光板21との間には空気の層31が形成されて
いる。
【0022】投光用導光板11および受光用導光板21
は内部において光を伝える透明な材料で形成されてい
る。すなわち、投光用導光板11の屈折率をn1とし、
受光用導光板21の屈折率をn2とし、これらの導光板
の外部(例えば、空気など)や層31の屈折率がn3で
あるとすると、次式の関係が成立するようになってい
る。
【0023】
【数1】
【0024】
【数2】
【0025】これにより、例えば、光L11に示すよう
に所定の角度(外部との境界に臨界角で入射する角度)
で導光板内部を進む光が導光板と外部との境界において
全反射しながら導光板内部を導光性積層構造100の主
面MSに平行な方向(したがって投光用導光板11およ
び受光用導光板21自身の主面にも平行な方向)に伝播
していくようになっている。
【0026】ただし、このような光は厳密に導光板内部
だけで伝播するのではなく、導光板の表面からわずかで
はあるが「はみ出した」状態で伝播している。これはエ
バネッセント光として知られている現象であって、空間
的にはこのような「はみ出し」が生じているが、そのは
み出し部分についてはエネルギーの漏れはない。したが
って、投光用導光板11と受光用導光板21とが非接触
であれば実質的な全反射による投光用導光板11内の伝
播が妨げられることはない。
【0027】受光用導光板21は可撓性のある材料で形
成されており、図1(b)に示すように外部より投光用導
光板11に向けて押圧P1を受けると撓んで投光用導光
板11に接触位置E1において密着(あるいは、部分的
に密着するように接触)し、投光用導光板11からのエ
バネッセント光の「はみ出し」範囲に受光用導光板21
が入り込むことになる。その結果、投光用導光板11内
を伝播していた光L11の一部または全部がエバネッセ
ント光を介して受光用導光板21に移動し、その後は受
光用導光板21内を光L21として伝播し始めることに
なる。
【0028】投光用導光板11と受光用導光板21との
接触は押圧P1を受けている部分だけの局所的なもので
あるため、いったん受光用導光板21内に入り込んだ光
L21は、全反射しながらこの受光用導光板21内を伝
播する。
【0029】すなわち、投光用導光板11と受光用導光
板21との局所的接触は、それによってこれらの導光板
11,12の間の光学的結合を生じさせ、それによって
光L11の光路を光21のそれへと切換える作用を生じ
る。
【0030】換言すれば、投光用導光板11と受光用導
光板21とは光学的な分離距離以上の間隔で対向配置さ
れており、外部からの局所的な押圧P1によって導光板
11,21が上記分離距離以下の間隔になるという意味
において「接触」状態となり、エバネッセント結合によ
る光の伝播経路の切換ないしは分岐が生じる。これは以
下の各例において共通の原理である。
【0031】ここで「光学的な分離距離以上の間隔」と
は、具体的にはエバネッセント結合を実質的に生じさせ
ない程度の間隔であり、これは光の波長などにも依存す
るが、通常は数千オングストローム以上である。
【0032】次に、押圧P1を取り除くと受光用導光板
21は自らの復元力ないしは弾性により可逆的に元の形
状に戻り、図1(a)に示すように投光用導光板11と受
光用導光板21とは互いに離れる。そして、光L11が
受光用導光板21に導かれなくなる。
【0033】したがって、受光用導光板21を伝播する
光L21を検出することにより、押圧P1による入力を
検出することが可能となる。
【0034】なお、実際には様々な角度で全反射しなが
ら投光用導光板11内部を伝播していく光L11が存在
しており、図1(b)に示すように投光用導光板11と受
光用導光板21とが接触している状態では、投光用導光
板11の屈折率n1と受光用導光板21の屈折率n2と
の関係によっては、投光用導光板11と受光用導光板2
1との接触位置E1において全反射する角度で入射する
光もあれば、受光用導光板21に導かれる光も存在して
いる。したがって、受光用導光板21に多くの光を導く
ためには接触位置E1において光L11が全反射しない
ように、屈折率n1と屈折率n2とが、
【0035】
【数3】
【0036】を満たすことが好ましいが、逆に、この関
係を満たさなくても受光用導光板21に導かれる光の量
が検出に影響を与えない量であるならばスイッチとして
利用可能である。すなわち、「数3」に示す関係は必須
ではない。
【0037】<2. 2次元配列型スイッチ> <2.1 第1の実施の形態>図2は、図1に示される
スイッチS1Aと同様の構造を有する単位スイッチS2A
を2次元に複数配列したスイッチ(以下、「2次元スイ
ッチ」という。)S2の一構成例である第1の実施の形
態を示す斜視図である。ここにおいて、単位スイッチS
2Aが図1のスイッチS1に相当すると見ることもでき
るし、図1のスイッチS1の主面MSを縦横に区画分割
して複数の単位スイッチ(区画)のマトリクス配列とし
たものが2次元スイッチS2である、と見ることも可能
である。
【0038】この2次元スイッチS2の導光性積層構造
100は投光用導光板12、スペーサ42、可逆的な可
撓性を有する受光用導光板22を順に図2中に示すZ方
向に重ねた構成となっており、図2では便宜上分離した
状態で図示している。したがって、実際にはY−Z面に
おける断面は図1と同様に投光用導光板12と受光用導
光板22とがスペーサ42を挟むような構造となってい
る。また、投光用導光板12の側方端面には複数の投光
素子5が並列的に配置された状態で取り付けられてお
り、受光用導光板22の側方端面には複数の受光素子6
が並列的に配置された状態で取り付けられている。
【0039】投光用導光板12は、個々の正方形状のス
イッチS2Aのほぼ1辺の長さ分の幅を有してX方向に
伸びる帯状の導光領域12aとX方向に伸びる線状の低
屈折率領域12bとが交互に平行してX方向に直角なY
方向に配列して形成されている。導光領域12aおよび
低屈折率領域12bはともに透明な材料で形成されてお
り、導光領域12aの屈折率をn11、低屈折率領域1
2bの屈折率をn14とすると、
【0040】
【数4】
【0041】となる関係を満たしている。また、外部の
屈折率をn13とすると、
【0042】
【数5】
【0043】となる関係が図1を用いたスイッチの動作
原理の説明と同様に満たされている。これにより、導光
領域12aに接続された投光素子5から出射される光の
うち所定の方向に進む光は外部との境界や低屈折率領域
12bとの境界において全反射しながら導光領域12a
内部を(−X)方向に進んでいくようになっている。
【0044】受光用導光板22は、投光用導光板12と
同様に、Y方向に伸びる帯状の導光領域22aと線状の
低屈折率領域22bとがX方向に対して交互に形成され
ており、導光領域22aの屈折率をn12、低屈折率領
域22bの屈折率をn15、外部の屈折率をn13とす
ると、
【0045】
【数6】
【0046】
【数7】
【0047】となる関係が満たされている。これによ
り、導光領域22aを伝わる光が境界において全反射し
ながらY方向に伝わることとなり、受光素子6に導かれ
るようになっている。
【0048】スペーサ42は網目状の形状をしており、
それぞれの正方形状の開口が1つの単位スイッチS2A
に対応している。
【0049】次に、以上のような構成を有する2次元ス
イッチS2の動作について図3を用いて説明する。
【0050】図3は2次元スイッチS2を示す平面図で
ある。図示するように図2における帯状の導光領域12
aと導光領域22aとがそれぞれ重なり合う正方形状の
領域(区画)が1つのスイッチS2Aとなっている。な
お、図3では平行斜線にて1つのスイッチS2A(以
下、「対象スイッチS2A」という。)の領域を例示し
ている。
【0051】ここで、図3中の対象スイッチ(区画)S
2Aが、導光性積層構造100の主面MS側の外部より
押圧されると図1を用いた動作原理の説明と同様、1つ
の投光素子5から出射されて投光用導光板12の導光領
域12aを伝わっている光L21が接触位置を介して受
光用導光板22の1つの導光領域22aに導かれること
となる。そして、導光領域22aに導かれた光L22は
導光領域22aをY方向に伝わり、1つの受光素子6に
て受光されることとなる。
【0052】したがって、複数の投光素子5を時間的に
ずらして順に投光させ、その都度光を受光する受光素子
6を検出することにより、押圧されている対象スイッチ
S2A(区画)のXおよびY方向の位置が2次元的に検
出されることとなる。すなわち、投光している投光素子
5と光を受光している受光素子6とが取り付けられてい
る特定の導光領域12aと特定の導光領域22aとが重
なる領域が対象スイッチS2Aの位置となる。
【0053】<2.2 第2の実施の形態>図4はこの
発明の第2の実施の形態である2次元スイッチS3の構
成を示す斜視図である。なお、図2と同様、各構成要素
をZ方向に分離した状態で図示している。
【0054】この2次元スイッチS3の導光性積層構造
100は、基台となる投光用導光板13、スペーサ4
3、第1受光用導光板231、スペーサ44、および、
第2受光用導光板232が順に重ね合わされた構成とな
っており、投光用導光板13の(−X)方向および(−
Y)方向の側方端面には複数の投光素子5が取り付けら
れており、第1受光用導光板231のX方向側方端面お
よび第2受光用導光板232のY方向側方端面には複数
の受光素子6が取り付けられている。
【0055】投光用導光板13は投光素子5からの光を
内部において全反射させながら伝える透明な材料で形成
されている。また、第1受光用導光板231は第1の実
施の形態と同様、X方向に伸びる帯状の透明な導光領域
231aと導光領域231aよりも屈折率の小さい線状
の透明な低屈折率領域231bとをY方向に対して交互
に有しており、光をほぼX方向に伝えるようになってい
る。第2受光用導光板232は第1受光用導光板231
同様にY方向に伸びる帯状の導光領域232aと導光領
域232aよりも屈折率の低い線状の低屈折率領域23
2bとをX方向に対して交互に有する構造となってお
り、光をほぼY方向に伝えるようになっている。スペー
サ43および44は第1の実施の形態と同様、正方形状
の網目構造となっている。そして、導光領域231aと
導光領域232aとが重なる正方形状の領域のそれぞれ
が1つの単位スイッチS3Aとなっている。なお、図4
中平行斜線にて1つの単位スイッチS3A(以下、「対
象スイッチS3A」という。)を例示している。
【0056】また、投光用導光板13、第1受光用導光
板231の導光領域231a、および、第2受光用導光
板232の導光領域232aの屈折率はいずれも外部の
屈折率よりも大きく、第1受光用導光板231および第
2受光用導光板232は可撓性を有する材料で形成され
ている。
【0057】図5は2次元スイッチS3中の1つのスイ
ッチS3AのY−Z面における断面を示した図である。
図5(a)は外部から押圧を受けない状態を示したもので
あり、投光用導光板13は第1受光用導光板231とス
ペーサ43を介して離れており、投光用導光板13を伝
わる光L13は外部との間で全反射しながら伝わってい
く。
【0058】ここで、図5(b)に示すように外部から押
圧P2を受けると、第1受光用導光板231および第2
受光用導光板232が撓んで、第2受光用導光板232
が第1受光用導光板231に接触位置E3に接すると共
に、第1受光用導光板231が投光用導光板13に接触
位置E2に接することとなる。これにより、投光用導光
板13を伝わる光L13の一部は接触位置E2を介して
第1受光用導光板231に光L23として示すように導
かれ、さらに、第1受光用導光板231に導かれた光L
23の一部は接触位置E3を介して第2受光用導光板2
32に光L33として示すように導かれることとなる。
そして、これらの光がそれぞれの受光用導光板の導光領
域231aおよび232a内部を全反射しながら伝わっ
ていくこととなる。
【0059】これらの光の様子を平面図にて示したもの
が図6である。対象スイッチS3Aが押圧され、第1受
光用導光板231に導かれた光のうち光L23に示すよ
うにおよそX方向に進む光は導光領域231a内部を全
反射しながらこの導光領域231aに取り付けられた1
つの受光素子6へと入射する。また、第1受光用導光板
231を通り抜けて第2受光用導光板232へと導かれ
た光のうち光L33に示すようにおよそY方向に進む光
は導光領域232a内部を全反射しながらこの導光領域
232aに取り付けられた1つの受光素子6へと入射す
る。したがって、これらの受光素子6を検出することに
より、押圧された対象スイッチS3AのXおよびY方向
の位置が特定されることとなる。
【0060】この2次元スイッチS3の場合、1つの対
象スイッチS3Aに対して1組の受光素子6が特定され
るので、第1の実施の形態における2次元スイッチS2
と異なり投光素子5を順に発光させるなどの必要はな
い。
【0061】<2.3 効果および変形例>以上、この
発明に係るスイッチおよび2次元スイッチについて説明
してきたが、投光用導光板と受光用導光板とを接触させ
ることにより投光用導光板内部を伝わる光を受光用導光
板へと導き検出するというこれらのスイッチでは次のよ
うな効果が得られる。
【0062】まず、スイッチの接点となる部位は投光用
導光板の表面と受光用導光板の表面であり、また、抵抗
膜式のスイッチのように通電させることもないので、ス
イッチの性能が劣化しにくいという効果が得られる。
【0063】次に、接触というスイッチの基本ともいう
べき動作を動作原理としているので、光電式や超音波式
のスイッチのように指などが近接したり僅かに触れただ
けで動作してしまうということはない。したがって、ス
イッチ上をなぞりながら所望の位置にて押圧することに
より入力することが可能である。
【0064】また、投光用導光板と受光用導光板との間
は密閉されておりスイッチが汚損されるという問題も生
じない。すなわち、使用環境に対して十分な耐久性が得
られる。
【0065】また、投光用導光板、スペーサ、受光用導
光板、投光素子、および、受光素子といった安価な部材
の単純な構成となっている。これにより、スイッチの価
格の低減を図ることができる。
【0066】さらに、スイッチを押す力が大きいほど受
光用導光板と投光用導光板との密着する面積が大きくな
って多くの光が受光用導光板へと導かれるので、押圧の
大きさに応じた出力を得るようにすることも可能であ
る。
【0067】このように、この発明に係るスイッチは従
来のスイッチの様々な問題点を克服したものとなってい
る。
【0068】また、この発明は上記説明に示された形態
に限定されるものではない。
【0069】例えば、図1において、押圧される受光用
導光板と投光用導光板とを逆にし、可撓性のある投光用
導光板を押圧することにより基台となる受光用導光板に
光を導くようにしてもよい。同様に、図5においても、
投光用導光板および第1受光用導光板を可撓性のあるも
のとし、投光用導光板を押圧することにより投光用導光
板が撓んで第1受光用導光板に接し、第1受光用導光板
も撓んで第2受光用導光板に接するようにしてもよい。
また、双方に可撓性を持たせるようにしてももちろんよ
い。
【0070】また、スペーサを設けるのではなく、図7
に示すように投光用導光板12に直線状の凸部42aを
設けてスペーサの役割をさせることにより投光用導光板
12とスペーサとを一体としてもよいし、図8に示すよ
うに投光用導光板12に突起42bを設けて投光用導光
板12とスペーサとを一体としてもよい。もちろん、受
光用導光板22側に線状の凸部や突起などを設けるよう
にしてもよい。また、突起などを形成するのではなく樹
脂ビーズなどをスペーサとして配置するようにしてもよ
い。
【0071】また、スペーサを使用する場合において、
その厚さはたとえば0.1mm程度とする。しかしなが
ら、投光用導光板11と受光用導光板21とを単に重ね
合わせておくだけも、ミクロに見ればそれらの間には細
かな凹凸があるため、光学的な結合(具体的にはエバネ
ッセント結合)が有効に発生するほどの密着性はない。
このため、スペーサは必須ではないが、押圧とその解放
とを繰返すと受光用導光板21などにある程度の非可逆
的な変形が生じてスイッチング動作を不安定にする場合
があるため、スペーサまたはそれと同様な機能を有する
部材または形状を採用することが好ましい。
【0072】さらに、図2や図4に示される2次元スイ
ッチでは投光用導光板や受光用導光板が導光領域と低屈
折率領域とを有する構成となっているが、図7に示すよ
うに低屈折率領域を外部の空気とし、帯状の導光領域1
2a、22aを間隔を開けて短冊状に配列したものを投
光用導光板12や受光用導光板22としてもよい。ま
た、導光領域や低屈折率領域を明確に設けて境界にて全
反射させるのではなく、図9に示すように低屈折率領域
に相当する位置に近づくにつれて屈折率が小さくなると
いった板材Cを用いて光Lcを所定の方向に伝えるよう
にしてもよい。
【0073】また、投光素子から出射される光として赤
外線を用い、投光用導光板および受光用導光板に不透明
な赤外線透過材料を用いることにより、上記動作原理を
利用した不透明なスイッチも可能である。
【0074】また、投光素子や受光素子の個数も上記実
施の形態に限定されるものではない。
【0075】さらに、スペーサにより形成される空間を
真空とすることにより、真空中で使用するスイッチとす
ることもできる。
【0076】<3. 薄型スイッチ> <3.1 薄型スイッチの構成>図10はこの発明に係
る薄型の2次元スイッチS4を示す斜視図である。な
お、構成要素である薄いシート状の投光用導光シート1
4、スペーサ44、および、薄いシート状の受光用導光
シート24をZ方向に分離した状態で図示している。ま
た、図11は投光素子5近傍のX−Z面に平行な面によ
る縦断面図であり、図12は受光素子6近傍のY−Z面
に平行な面による縦断面図である。
【0077】この2次元スイッチS4は図10に示すよ
うに第1の実施の形態と同様、投光用導光シート14が
帯状の導光領域14aと導光領域14aよりも屈折率の
低い線状の低屈折率領域14bとを交互に有しており、
投光素子5から出射された光が導光領域14a内部を
(−X)方向に伝わるようになっている。また、受光用
導光シート24も帯状の導光領域24aと導光領域24
aよりも屈折率の低い線状の低屈折率領域24bとを交
互に有しており、導光領域24a内部をY方向に伝わる
光が受光素子6にて検出されるようになっている。そし
て、これらの帯状の導光領域14aおよび24aが重な
る正方形状の領域のそれぞれが1つの単位スイッチS4
Aとなっており、目的となる単位スイッチS4Aが押圧さ
れることにより導光領域14aから導光領域24aへと
光が導かれる。これにより、投光素子5から順にそれぞ
れの導光領域14aに光を入射させて光を受光する受光
素子6を調べることにより押圧されている単位スイッチ
S4Aを特定することができる。
【0078】図11はこの発明に係るスイッチの薄型化
を実現するために投光素子5から薄い投光用導光シート
14内部に光を導く方法を示す図である。
【0079】この2次元スイッチS4では、投光用導光
シート14の下面に回折格子G1を形成しており、投光
素子5から出射された光L14が投光用導光シート14
内部へと入って回折格子G1にて回折するようになって
いる。このとき、回折光の中にはその進む方向によって
投光用導光シート14内部を光L24のように全反射し
ながら伝わっていくものがあり、薄い投光用導光シート
14内部に光が導入されることとなる。
【0080】また、この回折格子G1は図13に示すよ
うに回折格子の溝が所定の角度に傾いて形成されたエシ
ェレット格子となっており、投光用導光シート14内部
を全反射しながら伝わっていく回折光が効率よく得られ
るようになっている。
【0081】図12は薄い受光用導光シート24内部を
伝わる光L34を受光素子6にて検出する方法を示す図
である。
【0082】図1を用いた説明と同様に、この2次元ス
イッチS4においても受光用導光シート24が押圧され
ることにより受光用導光シート24と投光用導光シート
14とが接触して投光用導光シート14内部を伝わる光
L24が受光用導光シート24内部に導かれる。受光用
導光シート24の下面には投光用導光シート14と同様
に回折格子G2が形成されており、受光用導光シート2
4に導かれた光L34はこの回折格子G2にて回折して
光L44となって受光用導光シート24外部の受光素子
6へと入射する。
【0083】以上のように、回折格子G1やG2を投光
用導光シート14や受光用導光シート24に形成するこ
とにより、投光用導光シート14や受光用導光シート2
4が薄いものであっても投光素子5から投光用導光シー
ト14内部に光を導いたり、受光用導光シート24内部
から受光素子6へと光を導くことができる。そして、こ
れを利用して薄型の2次元スイッチS4が実現されてい
る。
【0084】また、回折格子を利用することにより、簡
易な構造にてスイッチを構成し、スイッチの価格の低減
も図ることができる。
【0085】なお、光を薄い投光用導光シート14内部
に導いたり、薄い受光用導光シート24内部から光を取
り出す方法は上記方法には限定されるものではなく、図
14に示すように投光用導光シート14の投光素子5側
に回折格子G1を設けるようにしたり、図15に示すよ
うに投光用導光シート14にプリズムTを接着するよう
にしてもよい。もちろん、受光用導光シート24側につ
いても同様である。
【0086】また、薄い投光用導光シート14や受光用
導光シート24の表面に回折格子を形成することが困難
であれば、図16に示すように別部材の回折格子G1a
を接着するようにしてもよい。
【0087】さらに、図13に示したエシェレット格子
上に反射膜を形成してさらに光の導入の効率を高めるよ
うにしてもよい。
【0088】すなわち、この発明においては、投光用導
光板(一般には投光用導光層)への光の導入や受光用導
光板(一般には受光用導光層)からの光の導出の手段に
ついて特に限定するものではないが、この発明を薄型ス
イッチとして実施する場合においては、投光用導光層や
受光用導光層の側面の断面積が小さいために、投光手段
や受光手段との光の授受を、それらの層の端部から直接
に行うことは困難である。このため、このような場合に
は投光用導光層への光の導入手段や受光用導光層からの
光の導出手段として、これらの層の主面側から光の導入
・導出を可能とする手段を使用することが好ましいこと
になる。
【0089】そこで、ここでは、投光用導光層の主面に
回折格子(最も好ましいものとしてエシェレット格子)
を設け、投光手段から投光用導光層内へ導入された光の
うち、少なくとも一部についての進行方向をこの格子に
よって投光用導光層での全反射臨界角以上に転換する。
【0090】また、これと同じ原理によって、全反射し
つつ受光用導光層内を伝わってきた光のうち、少なくと
も一部についての進行方向を受光用導光層の主面に設け
られた回折格子によって受光用導光層での全反射臨界角
以下に転換することにより、受光用導光層から受光手段
への光の導出を達成させることができるわけである。
【0091】また、複数の回折格子を層の両主面に設け
て千鳥状に配置し、これら複数の回折格子で光を多数回
反射させることによって、導光層内の光の伝播方向をコ
ントロールすることも可能である。
【0092】<3.2 第3の実施の形態>図17は図
10に示される2次元スイッチを液晶ディスプレイDに
取り付けたスイッチ付ディスプレイTP1を示す断面図
である。
【0093】図17に示すように、液晶ディスプレイD
の上面に2次元スイッチS5を取り付け、液晶ディスプ
レイDに表示される画像に従って押圧P5に示すように
入力できるようになっている。この2次元スイッチS5
は透明な投光用導光シート15、スペーサ45、およ
び、透明な受光用導光シート25を重ねた構造のもので
あるが、投光素子5が投光用導光シート15の下方に配
置され、回折格子G3が投光用導光シート15の上面に
配置されている点が図11に示した2次元スイッチと異
なっている。これにより、液晶ディスプレイDの側方の
領域を有効に利用することができる。
【0094】なお、液晶ディスプレイDの表面の屈折率
は投光用導光シート15の導光領域の屈折率よりも小さ
く、投光素子5からの光L15が投光用導光シート15
内部を全反射しながら伝わるようになっている。
【0095】また、受光用導光シート25においても投
光用導光シート15と同様に上面に回折格子が形成され
ており、受光用導光シート25の下方に配置された受光
素子6が受光用導光シート25内部を伝わる光を検出で
きるようになっている(図示省略)。その他の点につい
ては図10に示した2次元スイッチと同様の構成となっ
ている。
【0096】なお、各導光シート15,25に本質的に
要求されている「導光性」は検出光に対する主面に平行
な方向への導光性(透明性)であるのに対して、表示装
置との組合せにおいて導光性積層構造100に要求され
る透明性は、その主面に垂直な方向の透明性である。
【0097】このように薄型の透明な2次元スイッチS
5を液晶ディスプレイDに取り付けることにより、液晶
ディスプレイDの表示に従って入力するタッチスイッチ
として利用可能である。また、この2次元スイッチは透
明であるとともになぞり操作が可能であり、長寿命で使
用環境に対する耐久性にも優れていることから、このよ
うなディスプレイの表示に従う入力に適している。
【0098】なお、液晶ディスプレイDの表面に保護を
目的として取り付けられているシート内部において光が
伝わるように、液晶ディスプレイDの構造を設計する
(保護シートに接するディスプレイの部品の屈折率を保
護シートの屈折率よりも小さくする)ことにより、この
薄型の2次元スイッチの投光用導光シートと液晶ディス
プレイDの保護シートを共用したスイッチ付ディスプレ
イとすることも可能である。
【0099】<3.3 第4の実施の形態>図18はこ
の発明に係る薄型の2次元スイッチS6をディスプレイ
などに用いられているブラウン管Bの表示領域Rに取り
付けたスイッチ付ディスプレイTP2を示した斜視図で
ある。
【0100】2次元スイッチS6は図10に示した2次
元スイッチと同様の構造を有するものであるが、投光素
子5や受光素子6が取り付けられた投光部5aおよび受
光部6aが湾曲して表示領域Rの側方後方に配置されて
いる。また、2次元スイッチS6自体も表示領域Rに張
り付けられて、表示領域Rの曲面に沿って曲面状のシー
トとなっている。
【0101】図19は2次元スイッチS6の断面を示す
図であり、便宜上、X−Y面に平行な面による投光部5
a近傍の断面と、Y−Z面に平行な面による受光部6a
近傍の断面とを示している。
【0102】図19に示すように、この2次元スイッチ
S6はブラウン管Bの表示領域R上に保護シート7、投
光用導光シート16、スペーサ46、および、受光用導
光シート26が順に表示領域Rの曲面に沿って重ねられ
て構成されている。すなわち、投光用導光シート16や
受光用導光シート26など導光性積層構造100は表示
領域Rの曲面に沿って曲面状になっている。
【0103】また、投光用導光シート16の端部はブラ
ウン管Bの表面にほぼ沿うように湾曲しており、ブラウ
ン管Bに対して外側には回折格子G4が形成されてい
る。そして、ブラウン管B側から投光素子5が光を回折
格子G4に向けて出射するようになっている。また、受
光用導光シート26も同様に端部がブラウン管Bの表面
にほぼ沿うように湾曲しており、ブラウン管Bに対して
外側には回折格子G5が形成されている。そして、回折
格子G5からの光をブラウン管B側に配置された受光素
子6を用いて検出するようになっている。
【0104】保護シート7は投光用導光シート16内部
を光が伝わるように投光用導光シート16の屈折率より
小さな屈折率の材料で形成されている。なお、このよう
な材料の一例として保護シート7をfluoro-polymerで形
成し、投光用導光シート16をPMMA(poly- methyl
methacrylate)で形成する組合せとすることができる。
【0105】この2次元スイッチS6は図11および図
12を用いた説明と同様に、投光素子5から出射された
光が回折格子G4を用いて投光用導光シート16内部へ
と導かれ、図中押圧P6として示すように1つの単位ス
イッチS6Aが押圧されると投光用導光シート16から
受光用導光シート26内部へと光が導かれる。そして、
この光が受光用導光シート16内部を伝わって回折格子
G5から受光素子6へと導かれ検出されることとなる。
【0106】以上のように、この2次元スイッチS6は
薄いシートから構成されているので、その主面を湾曲さ
せる方向への可撓性を有しており、ブラウン管Bの表示
領域Rの表面に沿って湾曲させて取り付けることが可能
となっている。さらに、投光部5aや受光部6aが設け
られた部分を湾曲させて表示領域Rの側方後方に配置す
ることができるので、ブラウン管Bを用いるディスプレ
イのカバー内部に投光部5aや受光部6aを格納するこ
とができる。また、第1および第2の実施の形態と同
様、なぞり操作が可能であり、長寿命で使用環境に対す
る耐久性に優れたスイッチでもある。
【0107】特に、ディスプレイの表示面の湾曲が非筒
面型の湾曲(すなわち円筒面のように平面を1方向に曲
げて生成できるような湾曲ではなく、球面のように多方
向への曲率を有する湾曲)である場合にも適合可能であ
るということは、この実施形態によるシート状スイッチ
の大きな利点である。
【0108】以上説明してきたように、スイッチ付ディ
スプレイTP2は曲面状の2次元スイッチS6がブラウ
ン管Bに取り付けられることにより構成されているが、
上記形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能
である。
【0109】例えば、投光用導光シート16や受光用導
光シート26をさらに伸ばして投光部5aや受光部6a
の取り付け位置を表示領域Rのさらに後方とすることも
可能である。
【0110】また、ブラウン管Bの表示領域R自体を光
が伝わる構造とする(表示領域R自体を形成するガラス
内部において光が全反射して伝わっていく構造とする)
ことにより、ブラウン管B自体に回折格子を形成して投
光素子5から光を入れるようにしてもよい。これによ
り、ディスプレイ(ブラウン管)と2次元スイッチとを
一体化することができる。なお、この場合は、図4に示
した2次元スイッチと同様に2層の受光用導光シートを
用いることにより2次元スイッチが実現される。
【0111】さらに、投光用導光シートや保護シートを
シートではなくてブラウン管Bの表示領域Rにコーティ
ングすることにより形成するようにしてもよい。この場
合、回折格子は別部材として接着することとなる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、押
圧による入力に対して投光用導光層と受光用導光層とを
接触させ、投光用導光層を伝播する光を受光用導光層に
導く。これにより、受光用導光層内部を伝播する光を受
光手段により検出することで入力を検出することができ
る。
【0113】その結果、電気的接点がなく長寿命とな
り、スイッチ内部が露出しないので使用環境に対して優
れた耐久性を有することとなり、さらに、なぞり操作も
可能なスイッチとなる。
【0114】請求項2〜請求項4に記載の発明では、区
画分けによって複数の単位スイッチが2次元的に配列す
ることにあるため、2次元スイッチとしての有用性が高
い。
【0115】請求項5に記載の発明では、2つの導光層
の間にスペーサを設けることにより、一方の導光層が押
圧により撓んだ後の復帰を確実することができる。ま
た、その構造の簡易であり、これにより、スイッチの低
価格化を図ることができる。
【0116】請求項7〜9記載の発明では、投光用導光
層や受光用導光層につき、光の導入や導出を主面側から
行うことができるため、スイッチを薄くすることができ
る。
【0117】特に請求項9記載の発明のように反射型の
エシェレット格子を使用することによって、効率的に光
を投光用導光層内部に導くことができる。
【0118】請求項10記載の発明では、導光性積層構
造が主面に垂直な方向への透明性を有していることによ
って、表示装置や照光式パネル上に重ねて使用すること
が可能である。
【0119】また、請求項11〜13記載の発明では、
導光性積層構造がディスプレイの表示面に沿って湾曲し
ているので、湾曲した表示面との間に隙間を生じること
もない。
【0120】このため、湾曲した表示面上での使用に特
に適合するとともに、平面状で製作したスイッチシート
を適宜に湾曲させて種々の表示面形状に適合させること
ができるため、極めて汎用性が高く、かつ製造も容易な
シート型スイッチとなっている。
【0121】また、請求項14記載の発明では、ディス
プレイの表示画面形状に適合してスイッチが取り付けら
れているスイッチ付ディスプレイとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスイッチの断面図である。
【図2】この発明に係るスイッチの斜視図である。
【図3】図2に示すスイッチの平面図である。
【図4】この発明に係るスイッチの斜視図である。
【図5】図4に示すスイッチの断面図である。
【図6】図4に示すスイッチの平面図である。
【図7】スイッチの変形例を示す斜視図である。
【図8】スイッチの変形例を示す斜視図である。
【図9】導光板の他の形態を示す斜視図である。
【図10】この発明に係るスイッチの斜視図である。
【図11】光の導入方法を示す断面図である。
【図12】光の導出方法を示す断面図である。
【図13】エシェレット格子を示す断面図である。
【図14】光の導入方法の変形例を示す断面図である。
【図15】光の導入方法の変形例を示す断面図である。
【図16】光の導入方法の変形例を示す断面図である。
【図17】スイッチを液晶ディスプレイに取り付けた様
子を示す断面図である。
【図18】スイッチをブラウン管に取り付けた様子を示
す斜視図である。
【図19】スイッチをブラウン管に取り付けた様子を示
す断面図である。
【図20】従来のスイッチを示す断面図である。
【符号の説明】
5 投光素子 6 受光素子 11〜13 投光用導光板 12a、14a、22a、24a、231a、232a
導光領域 12b、14b、22b、24b、231b、232b
低屈折率領域 14〜16 投光用導光シート 21、22 受光用導光板 24〜26 受光用導光シート 41〜46 スペーサ 231 第1受光用導光板 232 第2受光用導光板 100 導光性積層構造 MS 導光性積層構造の主面 E1、E2、E3 接触位置 G1〜G5、G1a 回折格子 L11〜L15、L21〜L24、L33、L34、L
44 光 P1〜P6 押圧 S1,S2A〜S6A 単位スイッチ S2〜S6 2次元スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 修子 京都府亀岡市本梅町中野清水口13番地の17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの押圧に応じて動作するスイッ
    チであって、 (a) 導光層として、(a-1) 光が全反射しつつ層内で伝播
    可能な投光用導光層と、(a-2) 光が全反射しつつ層内で
    伝播可能な受光用導光層と、を有し、 前記投光用導光層と前記受光用導光層とが光学的な分離
    距離以上の間隔を隔てて相互に積層されるとともに、 前記投光用導光層と前記受光用導光層とのうちの少なく
    とも一方が可撓性を有することによって、外部からの押
    圧による前記投光用導光層と前記受光用導光層との光学
    的な接触が可能な導光性積層構造と、 (b) 前記投光用導光層内に光を投光する投光手段と、 (c) 前記受光用導光層内を伝播した後の光を検出し、当
    該検出結果に応じたスイッチング出力を与える受光手段
    と、を備え、 前記押圧を受けることによって前記投光用導光層および
    前記受光用導光層のうちの少なくとも一方の層が局所的
    かつ可逆的に撓んで他方の層に光学的に接触することに
    より、前記投光用導光層を伝播していた光の少なくとも
    一部が前記押圧を受けた位置で前記受光用導光層へと移
    動して前記受光手段における受光状態が変化し、当該変
    化に応じてスイッチング動作を生じることを特徴とする
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチにおいて、 前記投光用導光層と前記受光用導光層とのうちの少なく
    とも一方が複数の区画へと光学的に分割されているとと
    もに、 前記投光手段と前記受光手段とのうちの少なくとも一方
    が前記分割に応じた数だけ並列的に配置されており、 前記並列的な配置のうちのいずれに関連して前記受光が
    なされたかを識別することによって、前記押圧を受けた
    位置が前記複数の区画のいずれに属するかを特定する選
    択スイッチングが可能であることを特徴とするスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスイッチにおいて、 前記投光用導光層が、 (a-1-1) 光学的に相互分離された可撓性の第1導光帯の
    平行配列、を有するとともに、 前記受光用導光層が、 (a-2-1) 光学的に相互分離された可撓性の第2導光帯の
    平行配列、を有しており、 前記第1および第2導光帯のそれぞれの平行配列の方向
    が互いに異なることによって、前記押圧による光の移動
    が生じた区画を2次元的に検出可能であり、それによっ
    て2次元的な選択スイッチングが達成されることを特徴
    とするスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のスイッチにおいて、 前記受光用導光層が、 (a-1-1) 光学的に相互分離された可撓性の第1導光帯が
    平行配列されてなり、かつ前記投光用導光層に対して光
    学的な分離距離以上の間隔を隔てて積層された第1層部
    分と、 (a-1-2) 光学的に相互分離された可撓性の第2導光帯が
    平行配列されてなり、かつ前記第1層部分に対して光学
    的な分離距離以上の間隔を隔てて積層された第2層部分
    と、を有する複合層として形成されており、 前記第1および第2導光帯のそれぞれの平行配列の方向
    が互いに異なることによって、前記押圧による光の移動
    が生じた区画を2次元的に検出可能であり、それによっ
    て2次元的な選択スイッチングが達成されることを特徴
    とするスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のス
    イッチにおいて、 前記導光性積層構造が、 (a-3) 前記投光用導光層と前記受光用導光層との間に設
    けられたスペーサ、を有し、 それによって前記押圧による撓みの復帰がなされること
    を特徴とするスイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のス
    イッチにおいて、 (e) 前記投光用導光層の主面に設けられた光学構造を有
    し、前記投光手段から前記投光用導光層内へ導入された
    光のうち、少なくとも一部についての進行方向を前記光
    学構造によって前記投光用導光層での全反射臨界角以上
    に転換する導入側光方向転換手段、をさらに備えること
    を特徴とするスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載のス
    イッチにおいて、 (f) 前記受光用導光層の主面に設けられた光学構造を有
    し、全反射しつつ前記受光用導光層内を伝播してきた光
    のうち、少なくとも一部についての進行方向を前記光学
    構造によって前記受光用導光層での全反射臨界角以下に
    転換することにより、前記受光用導光層から前記受光手
    段への光の導出を達成させる導出側光方向転換手段、を
    さらに備えることを特徴とするスイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のスイッチにお
    いて、 前記光学構造が光の回折構造であることを特徴とするス
    イッチ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のスイッチにおいて、 前記回折構造として反射型のエシェレット格子が使用さ
    れていることを特徴とするスイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    スイッチにおいて、 前記投光用導光層および前記受光用導光層の双方が、前
    記導光性積層構造の主面に垂直な方向について、外部と
    の間での可視光に対する透明性を有することを特徴とす
    るスイッチ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のスイッチにおい
    て、 前記導光性積層構造が、当該積層構造の主面を湾曲させ
    る方向への可撓性を有することを特徴とするスイッチ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のスイッチにおい
    て、 前記導光性積層構造が所定のディスプレイの表示面上に
    配置され、かつ前記表示面の湾曲に沿って前記導光性積
    層構造が湾曲した状態とされていることを特徴とするス
    イッチ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のスイッチにおい
    て、 前記湾曲が非筒面型の湾曲であることを特徴とするスイ
    ッチ。
  14. 【請求項14】 請求項10または11に記載のスイッ
    チが所定のディスプレイの表示面上に配置されたスイッ
    チ付ディスプレイであって、 前記導光性積層構造が前記表示面の形状に沿った状態と
    されていることを特徴とするスイッチ付ディスプレイ。
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