JPH10152536A - カラーフイルター用感光性着色組成物及びカラーフイルター - Google Patents
カラーフイルター用感光性着色組成物及びカラーフイルターInfo
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- JPH10152536A JPH10152536A JP8325905A JP32590596A JPH10152536A JP H10152536 A JPH10152536 A JP H10152536A JP 8325905 A JP8325905 A JP 8325905A JP 32590596 A JP32590596 A JP 32590596A JP H10152536 A JPH10152536 A JP H10152536A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の課題を解決し、高信頼性且つ高感
度であって、しかも塗布層がアルカリ水系現像剤によっ
て均一に溶解現像されるCF用感光性着色組成物及びC
Fを提供すること。 【解決手段】 (1)光重合性ポリマー、(2)光重合
性モノマー、(3)光重合開始剤、(4)着色剤及び
(5)溶剤からなり、上記光重合性ポリマーが、ベンジ
ル(メタ)アクリレート1〜50重量部、スチレン15
〜55重量部及びメタアクリル酸5〜40重量部からな
る共重合体に、該共重合体100重量部当たりグリシジ
ル(メタ)アクリレート1〜12重量部を付加反応させ
たポリマーであることを特徴とするCF用感光性着色組
成物、及び該組成物から形成されたBM、該BMを含む
CF。
度であって、しかも塗布層がアルカリ水系現像剤によっ
て均一に溶解現像されるCF用感光性着色組成物及びC
Fを提供すること。 【解決手段】 (1)光重合性ポリマー、(2)光重合
性モノマー、(3)光重合開始剤、(4)着色剤及び
(5)溶剤からなり、上記光重合性ポリマーが、ベンジ
ル(メタ)アクリレート1〜50重量部、スチレン15
〜55重量部及びメタアクリル酸5〜40重量部からな
る共重合体に、該共重合体100重量部当たりグリシジ
ル(メタ)アクリレート1〜12重量部を付加反応させ
たポリマーであることを特徴とするCF用感光性着色組
成物、及び該組成物から形成されたBM、該BMを含む
CF。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフイルター
(以下CFという)、特にブラックマトリックス(以下
BMという)を形成のための感光性着色組成物及び該組
成物から形成されたBM、該BMを含むCFに関する。
(以下CFという)、特にブラックマトリックス(以下
BMという)を形成のための感光性着色組成物及び該組
成物から形成されたBM、該BMを含むCFに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶駆動のディスプレーにおいて、特に
カラー表示をするためには液晶セル構成中のCFは最も
重要な部材であることはいうまでもない。その構成はT
FT、STN、TNタイプとによって若干異なるが、ガ
ラス表面上に(1)遮光用のブラック(Bk)マトリッ
クス、(2)カラー表示用のレッド(R)、グリーン
(G)及びブルー(B)からなるカラーマトリックス、
(3)カラーマトリックスを保持する透明な膜、及び
(4)液晶を駆動させるための透明電極膜の4つの部材
層からなっている。これらの層を構成するために種々の
製造方法が考案されている。
カラー表示をするためには液晶セル構成中のCFは最も
重要な部材であることはいうまでもない。その構成はT
FT、STN、TNタイプとによって若干異なるが、ガ
ラス表面上に(1)遮光用のブラック(Bk)マトリッ
クス、(2)カラー表示用のレッド(R)、グリーン
(G)及びブルー(B)からなるカラーマトリックス、
(3)カラーマトリックスを保持する透明な膜、及び
(4)液晶を駆動させるための透明電極膜の4つの部材
層からなっている。これらの層を構成するために種々の
製造方法が考案されている。
【0003】従来、CFを作成するにあたりRGBの各
画素の間隔には、表示コントラストを向上させる目的で
BMを形成している。その方法として、クロム等の金属
膜をBMとして用いる方法や、遮光性顔料等を分散させ
た感光性樹脂を用いる方法が知られている。クロム等の
金属膜を用いたBMは、金属膜を蒸着等の方法で基板上
に形成し、次にフォトレジストを使用したフォトリソ法
とエッチング工程により金属膜をパターニングして形成
する。遮光性顔料等を分散した感光性樹脂を用いる方法
は、遮光性顔料等を分散した感光性樹脂層を塗布や印刷
等の方法で基板上に形成し、パターン露光及び現像して
BMが形成される。
画素の間隔には、表示コントラストを向上させる目的で
BMを形成している。その方法として、クロム等の金属
膜をBMとして用いる方法や、遮光性顔料等を分散させ
た感光性樹脂を用いる方法が知られている。クロム等の
金属膜を用いたBMは、金属膜を蒸着等の方法で基板上
に形成し、次にフォトレジストを使用したフォトリソ法
とエッチング工程により金属膜をパターニングして形成
する。遮光性顔料等を分散した感光性樹脂を用いる方法
は、遮光性顔料等を分散した感光性樹脂層を塗布や印刷
等の方法で基板上に形成し、パターン露光及び現像して
BMが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方で、例えば、特開
昭62−9301号公報に開示されているように、この
遮光性顔料等を分散させた感光性樹脂を用いたセルフア
ライメント方式でBMを形成する方式が開示されてお
り、該方式はコスト及び製造工程の面から注目視されて
いる。その方式では、RGBの各画素が形成された基板
に、カーボンブラック等の黒色遮光性顔料等を分散させ
た感光性樹脂層を設け、RGBの各画素が、フォトマス
クとして作用するよう裏面から露光し、画素の間隙にB
Mを形成する。この場合、従来必要であった位置合わせ
の手間が省け、そのうえ白ヌケは原理上発生しない利点
がある。
昭62−9301号公報に開示されているように、この
遮光性顔料等を分散させた感光性樹脂を用いたセルフア
ライメント方式でBMを形成する方式が開示されてお
り、該方式はコスト及び製造工程の面から注目視されて
いる。その方式では、RGBの各画素が形成された基板
に、カーボンブラック等の黒色遮光性顔料等を分散させ
た感光性樹脂層を設け、RGBの各画素が、フォトマス
クとして作用するよう裏面から露光し、画素の間隙にB
Mを形成する。この場合、従来必要であった位置合わせ
の手間が省け、そのうえ白ヌケは原理上発生しない利点
がある。
【0005】このセルフアライメント方式において、裏
面からの露光時に遮光性感光性樹脂層が十分に硬化しな
い、つまり遮光性感光性樹脂層の感光波長域におけるカ
ーボンブラック等の黒色遮光性顔料の光吸収性が大きい
ために、裏面からの露光が遮光膜表面まで十分達せずに
膜の光硬化不足を生じ、結果的には得られた遮光膜の光
学濃度が低くなってしまうという問題を有している。遮
光膜の膜深部まで光硬化する遮光性感光性材料として、
特開平3−274503号公報には、紫外線透過性且つ
可視光不透過性のフォトレジストが開示されているが、
この場合には、可視光よりも紫外光の方が透過率が大き
く、色相が黒となる化合物として満足するものは非常に
特殊であり、ある種の金属酸化物が挙げられている。し
かしながら、これらの金属酸化物は感光性樹脂液等への
分散性に問題があった。
面からの露光時に遮光性感光性樹脂層が十分に硬化しな
い、つまり遮光性感光性樹脂層の感光波長域におけるカ
ーボンブラック等の黒色遮光性顔料の光吸収性が大きい
ために、裏面からの露光が遮光膜表面まで十分達せずに
膜の光硬化不足を生じ、結果的には得られた遮光膜の光
学濃度が低くなってしまうという問題を有している。遮
光膜の膜深部まで光硬化する遮光性感光性材料として、
特開平3−274503号公報には、紫外線透過性且つ
可視光不透過性のフォトレジストが開示されているが、
この場合には、可視光よりも紫外光の方が透過率が大き
く、色相が黒となる化合物として満足するものは非常に
特殊であり、ある種の金属酸化物が挙げられている。し
かしながら、これらの金属酸化物は感光性樹脂液等への
分散性に問題があった。
【0006】遮光性を考慮したCF材料として、黒鉛を
塗料化したものが最近工業的に開発されている。しかし
ながら、この塗料によるパターン加工には、黒鉛が酸や
アルカリに溶けないために、通常のエッチング加工法が
使えない。そこでレジストパターンを下層に設けた後
に、レジストごと黒鉛塗膜を剥離するリフト・オフ法が
採用されているが、ポジ型レジストを塗布し、BMと逆
パターンを形成し、更にその上に黒鉛塗料を塗布して剥
離するという工程上の手間に問題がある。遮光材料とし
て特開平4−13105号公報には、互いに補色関係に
ある二色の顔料を混合した遮光膜について開示されてい
るが、この技術は遮光膜の導電性の観点から検討された
ものであり、膜の色相は黒にはなるものの、膜の紫外線
領域の透過性が改善されてはいない。
塗料化したものが最近工業的に開発されている。しかし
ながら、この塗料によるパターン加工には、黒鉛が酸や
アルカリに溶けないために、通常のエッチング加工法が
使えない。そこでレジストパターンを下層に設けた後
に、レジストごと黒鉛塗膜を剥離するリフト・オフ法が
採用されているが、ポジ型レジストを塗布し、BMと逆
パターンを形成し、更にその上に黒鉛塗料を塗布して剥
離するという工程上の手間に問題がある。遮光材料とし
て特開平4−13105号公報には、互いに補色関係に
ある二色の顔料を混合した遮光膜について開示されてい
るが、この技術は遮光膜の導電性の観点から検討された
ものであり、膜の色相は黒にはなるものの、膜の紫外線
領域の透過性が改善されてはいない。
【0007】特開昭63−309916号公報には、複
数の色相の顔料を組合せた遮光性感光材料が開示されて
いる。しかしながら、この場合は単純に遮光性を得るた
めに複数の顔料を組合せているもので、その遮光膜を深
部まで硬化させ得るものではなかった。更に特開平4−
40420号公報や特開平4−190362号公報に
は、複数の有機顔料とカーボンブラックとの混合や、複
数の有機顔料と有機黒色顔料との混合による遮光性材料
が開示されている。これらは何れも遮光材料の導電性の
観点から検討されたものであって、赤色と青色の組合せ
等の如く互いに補色関係にある顔料の混合による疑似黒
色材に、カーボンブラック等の遮光材を更に組合せるこ
とにより、導電性の小さな、遮光性の高いBMを形成す
るものであって、導電率ハ制御されるものの、BMとし
ては未だ不十分であった。
数の色相の顔料を組合せた遮光性感光材料が開示されて
いる。しかしながら、この場合は単純に遮光性を得るた
めに複数の顔料を組合せているもので、その遮光膜を深
部まで硬化させ得るものではなかった。更に特開平4−
40420号公報や特開平4−190362号公報に
は、複数の有機顔料とカーボンブラックとの混合や、複
数の有機顔料と有機黒色顔料との混合による遮光性材料
が開示されている。これらは何れも遮光材料の導電性の
観点から検討されたものであって、赤色と青色の組合せ
等の如く互いに補色関係にある顔料の混合による疑似黒
色材に、カーボンブラック等の遮光材を更に組合せるこ
とにより、導電性の小さな、遮光性の高いBMを形成す
るものであって、導電率ハ制御されるものの、BMとし
ては未だ不十分であった。
【0008】上述の如く着色感光性組成物を使用してB
Mを含むCFを作製する場合には、製造・加工における
工程の長短並びに収率が大きな問題点となる。黒色顔料
を感光性樹脂に分散させた組成物(樹脂BM)を使用す
る場合には、樹脂BMの塗布にスピンコーティング法を
使用することができるために、装置コストは低く、又、
膜に感光性を持たせているためにパターン形成の工程数
が少ないという利点がある。しかしながら、この樹脂B
Mの場合には、感光する樹脂と遮光するカーボンブラッ
ク顔料という互いに相反する材料を同一膜内に共存させ
ているために、カーボンブラック顔料の含有率が30%
以下と低くなり、十分な遮光性を有するBMが得られな
いという問題がある。更に遮光性を上げるためにはBM
の膜厚を1.5μm程度に厚くする必要があり、光モレ
がないようにRGBの着色層と重ねると基板との段差が
大きくなり、この段差は液晶配向を乱すことから、樹脂
BMは液晶ディスプレイのCFの形成には殆ど採用され
ていなかった。
Mを含むCFを作製する場合には、製造・加工における
工程の長短並びに収率が大きな問題点となる。黒色顔料
を感光性樹脂に分散させた組成物(樹脂BM)を使用す
る場合には、樹脂BMの塗布にスピンコーティング法を
使用することができるために、装置コストは低く、又、
膜に感光性を持たせているためにパターン形成の工程数
が少ないという利点がある。しかしながら、この樹脂B
Mの場合には、感光する樹脂と遮光するカーボンブラッ
ク顔料という互いに相反する材料を同一膜内に共存させ
ているために、カーボンブラック顔料の含有率が30%
以下と低くなり、十分な遮光性を有するBMが得られな
いという問題がある。更に遮光性を上げるためにはBM
の膜厚を1.5μm程度に厚くする必要があり、光モレ
がないようにRGBの着色層と重ねると基板との段差が
大きくなり、この段差は液晶配向を乱すことから、樹脂
BMは液晶ディスプレイのCFの形成には殆ど採用され
ていなかった。
【0009】そこで、低コスト化及び低反射化のための
樹脂BM並びにそれを用いたBMを含むCFを提供する
ことが課題となる。但しこの場合には、樹脂BMを塗布
及び露光後の現像工程におけるアルカリ現像液に対する
塗布層の溶解性(現像性)が重要な問題として挙げられ
る。つまり、製造ラインからの問題として現像において
剥離された塗布層片が製品に付着することがあり、この
付着がその後の工程において欠損・欠陥製品の原因とな
ってくる。又、剥離された塗布層片が現像タンク内に蓄
積された場合には、タンク内の洗浄並びに整備が頻繁に
必要となり、手間が多くかかってしまい生産性が問題と
なる。
樹脂BM並びにそれを用いたBMを含むCFを提供する
ことが課題となる。但しこの場合には、樹脂BMを塗布
及び露光後の現像工程におけるアルカリ現像液に対する
塗布層の溶解性(現像性)が重要な問題として挙げられ
る。つまり、製造ラインからの問題として現像において
剥離された塗布層片が製品に付着することがあり、この
付着がその後の工程において欠損・欠陥製品の原因とな
ってくる。又、剥離された塗布層片が現像タンク内に蓄
積された場合には、タンク内の洗浄並びに整備が頻繁に
必要となり、手間が多くかかってしまい生産性が問題と
なる。
【0010】以上より、樹脂BMはその構成材料におい
て、非露光の塗布膜がアルカリ水系に対して均一に、し
かもパターン細りがなく正確に解像されることが要求さ
れる。更に樹脂BM側に要求される点としては、製造ラ
インで使用する光源波長に樹脂BMの硬化感度波長が一
致してくることである。即ち、表裏面のいずれの側から
の露光工程においても、光硬化の効率の面からもより長
い波長の光で顔料の多い樹脂BM膜の内部まで十分に硬
化させることが必要となる。従って本発明の目的は、上
記従来技術の課題を解決し、高信頼性且つ高感度であっ
て、しかも塗布層がアルカリ水系現像剤によって均一に
溶解現像される感光性着色組成物、特に樹脂BMと該樹
脂BMを用いたBM、該BMを含むCFを提供すること
にある。
て、非露光の塗布膜がアルカリ水系に対して均一に、し
かもパターン細りがなく正確に解像されることが要求さ
れる。更に樹脂BM側に要求される点としては、製造ラ
インで使用する光源波長に樹脂BMの硬化感度波長が一
致してくることである。即ち、表裏面のいずれの側から
の露光工程においても、光硬化の効率の面からもより長
い波長の光で顔料の多い樹脂BM膜の内部まで十分に硬
化させることが必要となる。従って本発明の目的は、上
記従来技術の課題を解決し、高信頼性且つ高感度であっ
て、しかも塗布層がアルカリ水系現像剤によって均一に
溶解現像される感光性着色組成物、特に樹脂BMと該樹
脂BMを用いたBM、該BMを含むCFを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明に
よって達成される。即ち、本発明は、(1)光重合性ポ
リマー、(2)光重合性モノマー、(3)光重合開始
剤、(4)着色剤及び(5)溶剤からなり、上記光重合
性ポリマーが、ベンジル(メタ)アクリレート1〜50
重量部、スチレン15〜55重量部及びメタアクリル酸
5〜40重量部からなる共重合体に、該共重合体100
重量部当たりグリシジル(メタ)アクリレート1〜12
重量部を付加反応させたポリマーであることを特徴とす
るCF用感光性着色組成物、及び該組成物から形成され
たBM、該BMを含むCFである。
よって達成される。即ち、本発明は、(1)光重合性ポ
リマー、(2)光重合性モノマー、(3)光重合開始
剤、(4)着色剤及び(5)溶剤からなり、上記光重合
性ポリマーが、ベンジル(メタ)アクリレート1〜50
重量部、スチレン15〜55重量部及びメタアクリル酸
5〜40重量部からなる共重合体に、該共重合体100
重量部当たりグリシジル(メタ)アクリレート1〜12
重量部を付加反応させたポリマーであることを特徴とす
るCF用感光性着色組成物、及び該組成物から形成され
たBM、該BMを含むCFである。
【0012】本発明においては、感光性着色組成物に使
用する着色剤として顔料を選択した。即ち、染料を用い
てCFを形成する方法の欠点は、形成されるCFの耐薬
品性、耐熱性及び耐光性に劣る点にあるが、これらは主
に着色に使用される染料の問題である。そこで、本発明
では着色剤として染料の代わりに顔料を用いる。尚、本
発明は、RGB及びBkの感光性着色組成物を包含する
が、以下黒色の感光性着色組成物(樹脂BM)を代表例
として説明する。
用する着色剤として顔料を選択した。即ち、染料を用い
てCFを形成する方法の欠点は、形成されるCFの耐薬
品性、耐熱性及び耐光性に劣る点にあるが、これらは主
に着色に使用される染料の問題である。そこで、本発明
では着色剤として染料の代わりに顔料を用いる。尚、本
発明は、RGB及びBkの感光性着色組成物を包含する
が、以下黒色の感光性着色組成物(樹脂BM)を代表例
として説明する。
【0013】樹脂BMの感光性樹脂成分として、特定の
光重合性ポリマーと光重合性モノマーを使用することに
より、得られる樹脂BMの塗布膜が、濃度が0.01〜
0.5重量%のアルカリ現像液1リットル中で1分間当
り10mg〜500mg、好ましくは40mg〜100
mgの溶解速度になるようにした。これらの数値は、現
像工程との関連を鋭意検討した結果求められたものであ
って、これらの数値を満足する樹脂BMの組成は、前記
の請求項1及び2に記載の通りであり、更に好ましくは
光重合性モノマーとして多官能アクリレートモノマーを
採用し、該多官能アクリレートモノマーが少なくとも1
種の3官能以上のものを含むように構成した。
光重合性ポリマーと光重合性モノマーを使用することに
より、得られる樹脂BMの塗布膜が、濃度が0.01〜
0.5重量%のアルカリ現像液1リットル中で1分間当
り10mg〜500mg、好ましくは40mg〜100
mgの溶解速度になるようにした。これらの数値は、現
像工程との関連を鋭意検討した結果求められたものであ
って、これらの数値を満足する樹脂BMの組成は、前記
の請求項1及び2に記載の通りであり、更に好ましくは
光重合性モノマーとして多官能アクリレートモノマーを
採用し、該多官能アクリレートモノマーが少なくとも1
種の3官能以上のものを含むように構成した。
【0014】樹脂BMからなる塗布層の現像の条件は、
使用する感光性樹脂の特性に依存するが、本発明におい
ては、現像時間は通常5秒から5分、好ましくは10秒
〜2分であるが、製造ラインにおける現像速度も考慮し
て、より好ましくは20秒〜1分以内となる。現像液の
温度は室温付近が好ましく、現像液温を恒温コントロー
ルする場合には20〜30℃が最適である。更に現像方
式も様々あるが、1例としてスプレー式の場合は、その
圧力は0.1〜10Kgf/cm2である。
使用する感光性樹脂の特性に依存するが、本発明におい
ては、現像時間は通常5秒から5分、好ましくは10秒
〜2分であるが、製造ラインにおける現像速度も考慮し
て、より好ましくは20秒〜1分以内となる。現像液の
温度は室温付近が好ましく、現像液温を恒温コントロー
ルする場合には20〜30℃が最適である。更に現像方
式も様々あるが、1例としてスプレー式の場合は、その
圧力は0.1〜10Kgf/cm2である。
【0015】更に本発明でいうアルカリ現像液とは、水
系の現像液であり、狭義には水酸基を放出するものであ
る。最適には水系でpH7.5〜12までの領域であ
り、現像液に使用するアルカリ成分、例えば、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等の金属水
酸化物、例えば、水酸化テトラエチルアンモニウム等の
有機アンモニウム系化合物、その他、硫化物、酸化物、
或いは弱酸の陰イオン(例えば、F-、CN-)等により
加水分解されたものである。又、上記のpH領域の緩衝
溶液を調製して、これ現像液として使用してもよい。
系の現像液であり、狭義には水酸基を放出するものであ
る。最適には水系でpH7.5〜12までの領域であ
り、現像液に使用するアルカリ成分、例えば、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等の金属水
酸化物、例えば、水酸化テトラエチルアンモニウム等の
有機アンモニウム系化合物、その他、硫化物、酸化物、
或いは弱酸の陰イオン(例えば、F-、CN-)等により
加水分解されたものである。又、上記のpH領域の緩衝
溶液を調製して、これ現像液として使用してもよい。
【0016】更に着色剤であるカーボンブラック顔料が
感光性樹脂成分と良く混合して分散するように、顔料を
後述の分散剤及び/又は光重合性ポリマーで予め被覆し
ておくことが好ましい。尚、分散剤は顔料分散において
は有利な方向に作用するが、感光性はないので露光・現
像面においては不利に作用するという相反するもので、
上記不利な点が現れない範囲で使用するべきである。
又、顔料を樹脂BMを構成する光重合性ポリマーで予め
被覆しておくことによって、得られる樹脂BMの露光後
の現像液に対する現像特性や溶解速度が変化することが
ない。
感光性樹脂成分と良く混合して分散するように、顔料を
後述の分散剤及び/又は光重合性ポリマーで予め被覆し
ておくことが好ましい。尚、分散剤は顔料分散において
は有利な方向に作用するが、感光性はないので露光・現
像面においては不利に作用するという相反するもので、
上記不利な点が現れない範囲で使用するべきである。
又、顔料を樹脂BMを構成する光重合性ポリマーで予め
被覆しておくことによって、得られる樹脂BMの露光後
の現像液に対する現像特性や溶解速度が変化することが
ない。
【0017】以上にように、本発明によれば、CF形成
におけるBMを形成する際、工程が簡略で経済性に優
れ、現像特性が容易に制御され、解像性が良好で、カー
ボンブラックを含有する高感度な樹脂BMを提供するこ
とができる。更にCF作製工程において、本発明の樹脂
BMを用いることによって、フォトファブリケーション
法を応用することが可能となり、高精度で且つ表面平滑
性が良好なBMのパターンを容易に得ることができ、顔
料を使用することからも、耐熱性及び耐環境性の良好な
BMを含むCFを提供することができる。
におけるBMを形成する際、工程が簡略で経済性に優
れ、現像特性が容易に制御され、解像性が良好で、カー
ボンブラックを含有する高感度な樹脂BMを提供するこ
とができる。更にCF作製工程において、本発明の樹脂
BMを用いることによって、フォトファブリケーション
法を応用することが可能となり、高精度で且つ表面平滑
性が良好なBMのパターンを容易に得ることができ、顔
料を使用することからも、耐熱性及び耐環境性の良好な
BMを含むCFを提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に好ましい発明の実施の形態を
挙げて本発明を詳細に説明する。本発明の樹脂BMは、
基本的には光重合性ポリマー、光重合性モノマー、光重
合開始剤、黒色顔料及び溶剤から構成される。上記光重
合性ポリマーは、ベンジル(メタ)アクリレート、スチ
レン及び(メタ)アクリル酸を所望の割合で共重合して
3元共重合体とし、該共重合体に、所定量のグリシジル
(メタ)アクリレートを反応させることによって得られ
る。このポリマーは、上記3元共重合体が有しているカ
ルボキシル基とグリシジル(メタ)アクリレートのグリ
シジル基が反応して、生成されたエステル結合を介し
て、上記3元共重合体に(メタ)アクリロイル基がペン
ダントしている構造を有している。
挙げて本発明を詳細に説明する。本発明の樹脂BMは、
基本的には光重合性ポリマー、光重合性モノマー、光重
合開始剤、黒色顔料及び溶剤から構成される。上記光重
合性ポリマーは、ベンジル(メタ)アクリレート、スチ
レン及び(メタ)アクリル酸を所望の割合で共重合して
3元共重合体とし、該共重合体に、所定量のグリシジル
(メタ)アクリレートを反応させることによって得られ
る。このポリマーは、上記3元共重合体が有しているカ
ルボキシル基とグリシジル(メタ)アクリレートのグリ
シジル基が反応して、生成されたエステル結合を介し
て、上記3元共重合体に(メタ)アクリロイル基がペン
ダントしている構造を有している。
【0019】上記光重合性ポリマーは、ベンジル(メ
タ)アクリレートが1〜50重量部、スチレンが15〜
55重量部及び(メタ)アクリル酸が5〜40重量部か
らなり、該共重合体100重量部当たりグリシジル(メ
タ)アクリレートが1〜12重量部を付加反応させたポ
リマーである。好ましい光重合性ポリマーは、(メタ)
アクリル酸の含有量が20〜40重量%であり、光重合
性ポリマーの酸価が80〜200gKOH/gであるポ
リマーである。又、更に好ましい光重合性ポリマーは、
その平均分子量(Mw)が5,000〜70,000、
分子量分布幅(Mw/Mn)が1.3〜3.0、二重結
合導入量が全モノマー単位の3.0〜15モル%、酸価
70〜150mmgKOH/mgのポリマーである。
タ)アクリレートが1〜50重量部、スチレンが15〜
55重量部及び(メタ)アクリル酸が5〜40重量部か
らなり、該共重合体100重量部当たりグリシジル(メ
タ)アクリレートが1〜12重量部を付加反応させたポ
リマーである。好ましい光重合性ポリマーは、(メタ)
アクリル酸の含有量が20〜40重量%であり、光重合
性ポリマーの酸価が80〜200gKOH/gであるポ
リマーである。又、更に好ましい光重合性ポリマーは、
その平均分子量(Mw)が5,000〜70,000、
分子量分布幅(Mw/Mn)が1.3〜3.0、二重結
合導入量が全モノマー単位の3.0〜15モル%、酸価
70〜150mmgKOH/mgのポリマーである。
【0020】本発明で使用する光重合性モノマーは、多
官能(メタ)アクリレートモノマーであって、本発明の
樹脂BMの感光性樹脂成分の主剤をなすものであり、例
えば、エチレングリコール(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリント
リ(メタ)アクリレート、グリセリンテトラ(メタ)ア
クリレート、テトラトリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート等が挙げられ、これらの成分は単独又
は混合物として使用される。
官能(メタ)アクリレートモノマーであって、本発明の
樹脂BMの感光性樹脂成分の主剤をなすものであり、例
えば、エチレングリコール(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリント
リ(メタ)アクリレート、グリセリンテトラ(メタ)ア
クリレート、テトラトリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート等が挙げられ、これらの成分は単独又
は混合物として使用される。
【0021】これらの多官能(メタ)アクリレートモノ
マーは、少なくとも1種の3官能以上のモノマーを含む
ことが好ましく、その含有量は多官能(メタ)アクリレ
ートモノマー中において約30〜95重量%を占める割
合である。又、これらの多官能(メタ)アクリレートモ
ノマーには、反応希釈剤としてメチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル
(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、スチレン、メチルスチレン、Nービニルピロリ
ドン等の単官能性モノマーを添加することができる。
マーは、少なくとも1種の3官能以上のモノマーを含む
ことが好ましく、その含有量は多官能(メタ)アクリレ
ートモノマー中において約30〜95重量%を占める割
合である。又、これらの多官能(メタ)アクリレートモ
ノマーには、反応希釈剤としてメチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル
(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、スチレン、メチルスチレン、Nービニルピロリ
ドン等の単官能性モノマーを添加することができる。
【0022】本発明において使用する光重合開始剤とし
ては、分光吸収スペクトルで300nmから400nm
に最大吸収波長を有するものが好ましく、例えば、紫外
線のエネルギーによりフリーラジカルを発生する化合物
であって、特に使用するカーボンブラックの光吸収波長
並びに遮光効率を考慮したうえで、その添加量並びに最
適化学種を決定するのが好ましい。光開始剤としては、
ベンゾイン、アセトフェノン等のベンゾフェノン誘導
体、又はそれらのエステル等の誘導体、キサントン並び
にチオキサントン誘導体、含ハロゲン化合物としてクロ
ロスルフォニル及びクロロメチル多核芳香属化合物、ク
ロロメチル複素環式化合物、クロロメチルベンゾフェノ
ン類、フルオレノン類、ハロアルカン類、光還元性色素
と還元剤とのレドックスカップル類、有機硫黄化合物、
過酸化物類等があり、これら1種又は2種以上の組合せ
によっても使用できる。
ては、分光吸収スペクトルで300nmから400nm
に最大吸収波長を有するものが好ましく、例えば、紫外
線のエネルギーによりフリーラジカルを発生する化合物
であって、特に使用するカーボンブラックの光吸収波長
並びに遮光効率を考慮したうえで、その添加量並びに最
適化学種を決定するのが好ましい。光開始剤としては、
ベンゾイン、アセトフェノン等のベンゾフェノン誘導
体、又はそれらのエステル等の誘導体、キサントン並び
にチオキサントン誘導体、含ハロゲン化合物としてクロ
ロスルフォニル及びクロロメチル多核芳香属化合物、ク
ロロメチル複素環式化合物、クロロメチルベンゾフェノ
ン類、フルオレノン類、ハロアルカン類、光還元性色素
と還元剤とのレドックスカップル類、有機硫黄化合物、
過酸化物類等があり、これら1種又は2種以上の組合せ
によっても使用できる。
【0023】更にそのうちの光熱重合開始剤の具体例と
しては、2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、2−メチル−〈4−(メチルチオ)フェニル}−2
−モルホリノ−1−プロパノン、ベンゾインブチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、4、4−ジエチルアミノベンゾフ
ェノン、クロロメチルベンゾフェノン、9、10−アン
スラキノン、2−メチル−9、10−アンスラキノン、
クロロスルホニルアンスラキノン、クロロメチルアンス
ラキノン、9、10−フェナンスレンキノン、キサント
ン、クロロキサントン、チオキサントン、クロロチオキ
サントン、2,4−ジエチルチオキサントン、クロロス
ルホニルチオキサントン、クロロメチルベンゾチアゾー
ル等である。
しては、2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、2−メチル−〈4−(メチルチオ)フェニル}−2
−モルホリノ−1−プロパノン、ベンゾインブチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、4、4−ジエチルアミノベンゾフ
ェノン、クロロメチルベンゾフェノン、9、10−アン
スラキノン、2−メチル−9、10−アンスラキノン、
クロロスルホニルアンスラキノン、クロロメチルアンス
ラキノン、9、10−フェナンスレンキノン、キサント
ン、クロロキサントン、チオキサントン、クロロチオキ
サントン、2,4−ジエチルチオキサントン、クロロス
ルホニルチオキサントン、クロロメチルベンゾチアゾー
ル等である。
【0024】本発明で使用する着色剤は、RGB及びB
kの顔料であり、特にBkの顔料としてはカーボンブラ
ックを使用することが好ましく、又、該カーボンブラッ
クは、その比表面積がBET測定値で140m2/g以
下であり、且つその表面が酸性であるカーボンブラック
が好ましい。その具体例として、Degussa社製の
Printex 3、 Printex 25、 Printex 30、 Printex 35、 Pri
ntex 40、 Printex 45、 Printex 200、 Printex 300、 Pri
ntexA、 Printex G、 Special ブラック 100、 Special ブ
ラック 250、 Special ブラック 350、 CABOT社製の
MONARCK 120、 MONARCK 280、 MONARCK 430、 MONARCK460、
REGAL 99、 REGAL 250、 REGAL 330、 REGAL 415、 ブラッ
ク PEARLS 130、ブラック PEARLS 480、 Columbian Carb
on社製のRaven 410、 Raven 420、 Raven 430、 Raven 45
0、 Raven 500、 Raven 760、 Raven 790、 Raven 850、 Rav
en 890、 Raven 890H、 Raven 1000、 Raven 1020、 Raven
1035、 Raven 1040、 Raven 1060、 三菱化学社製のMA-7、
MA-8、 MA-11、 MA-100、 MA-100R、 MA-220等が挙げられ
る。
kの顔料であり、特にBkの顔料としてはカーボンブラ
ックを使用することが好ましく、又、該カーボンブラッ
クは、その比表面積がBET測定値で140m2/g以
下であり、且つその表面が酸性であるカーボンブラック
が好ましい。その具体例として、Degussa社製の
Printex 3、 Printex 25、 Printex 30、 Printex 35、 Pri
ntex 40、 Printex 45、 Printex 200、 Printex 300、 Pri
ntexA、 Printex G、 Special ブラック 100、 Special ブ
ラック 250、 Special ブラック 350、 CABOT社製の
MONARCK 120、 MONARCK 280、 MONARCK 430、 MONARCK460、
REGAL 99、 REGAL 250、 REGAL 330、 REGAL 415、 ブラッ
ク PEARLS 130、ブラック PEARLS 480、 Columbian Carb
on社製のRaven 410、 Raven 420、 Raven 430、 Raven 45
0、 Raven 500、 Raven 760、 Raven 790、 Raven 850、 Rav
en 890、 Raven 890H、 Raven 1000、 Raven 1020、 Raven
1035、 Raven 1040、 Raven 1060、 三菱化学社製のMA-7、
MA-8、 MA-11、 MA-100、 MA-100R、 MA-220等が挙げられ
る。
【0025】本発明において使用するカーボンブラック
は、少なくとも2種の異なる粒径を有することが好まし
い。粒径0.1μm以上の大きなカーボンブラック顔料
単体でBMを構成した場合、単位体積あたりに含有され
るカーボンブラック量は少量となる。そのために、感光
性樹脂成分にとっては光硬化の面で有利となるが、BM
としての遮光力は低下する。一方、粒径0.1μm以下
の小さなカーボンブラック顔料単体でBMを構成した場
合、単位体積あたりに含有されるカーボンブラック量は
大量となる。そのために、BMの遮光力は満足しても、
感光性樹脂の成分にとっては内部硬化に支障をきたし、
露光、現像過程において画像剥れ等の不具合が生じる。
又、ガラス基板に対する密着性も低下する。更に本発明
において、これらの顔料は乾燥した微粉末状の他、水性
ろ過ケーキ或いは水性懸濁液の状態でも使用することが
できる。尚、使用する顔料は、後述の分散剤及び/又は
前記の光重合性ポリマーによって予め分散処理しておく
ことが好ましい。
は、少なくとも2種の異なる粒径を有することが好まし
い。粒径0.1μm以上の大きなカーボンブラック顔料
単体でBMを構成した場合、単位体積あたりに含有され
るカーボンブラック量は少量となる。そのために、感光
性樹脂成分にとっては光硬化の面で有利となるが、BM
としての遮光力は低下する。一方、粒径0.1μm以下
の小さなカーボンブラック顔料単体でBMを構成した場
合、単位体積あたりに含有されるカーボンブラック量は
大量となる。そのために、BMの遮光力は満足しても、
感光性樹脂の成分にとっては内部硬化に支障をきたし、
露光、現像過程において画像剥れ等の不具合が生じる。
又、ガラス基板に対する密着性も低下する。更に本発明
において、これらの顔料は乾燥した微粉末状の他、水性
ろ過ケーキ或いは水性懸濁液の状態でも使用することが
できる。尚、使用する顔料は、後述の分散剤及び/又は
前記の光重合性ポリマーによって予め分散処理しておく
ことが好ましい。
【0026】本発明の樹脂BMは、更に必要に応じて顔
料の分散剤を含有することができる。顔料の分散剤とし
ては、広範囲のものから適宣選択して使用することがで
き、例えば、界面活性剤、顔料の中間体、染料の中間
体、ソルスパース等が使用される。分散剤の使用量は特
に限定されるものではないが、分散剤は顔料の1〜10
重量部程度である。但しこの分散剤は、カーボンブラッ
ク顔料の凝集を防ぎ且つ着色塗布液中に使用するカーボ
ンブラックを均一に分散させる働きがなければならな
い。従って、分散剤自身も製造するBMの諸物性を阻害
するようなことがあってはならず、更には耐熱性並びに
黄変性も考慮して選択する必要がある。
料の分散剤を含有することができる。顔料の分散剤とし
ては、広範囲のものから適宣選択して使用することがで
き、例えば、界面活性剤、顔料の中間体、染料の中間
体、ソルスパース等が使用される。分散剤の使用量は特
に限定されるものではないが、分散剤は顔料の1〜10
重量部程度である。但しこの分散剤は、カーボンブラッ
ク顔料の凝集を防ぎ且つ着色塗布液中に使用するカーボ
ンブラックを均一に分散させる働きがなければならな
い。従って、分散剤自身も製造するBMの諸物性を阻害
するようなことがあってはならず、更には耐熱性並びに
黄変性も考慮して選択する必要がある。
【0027】本発明で用いられる溶剤としては、具体的
には、メチルアルコール、エチルアルコール、N−プロ
ピルアルコール、i−プロピルアルコール等のアルコー
ル系溶媒、メトキシアルコール、エトキシアルコール等
のセロソルブ系溶媒、メトキシエトキシエタノール、エ
トキシエトキシエタノール等のカルビトール系溶媒、酢
酸エチル、酢酸ブチル、メトキシプロピオン酸メチル、
エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル等のエステル
系溶媒、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン系溶媒、メトキシエチルアセテー
ト、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブアセ
テート等のセロソルブアセテート系溶媒、メトキシエト
キシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルアセテ
ート等のカルビトールアセテート系溶媒、ジエチルエー
テル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等の非プロトン性アミド溶媒、γ−ブチロラクトン等の
ラクトン系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフ
タレン等の不飽和炭化水素系溶媒、N−ヘプタン、N−
ヘキサン、N−オクタン等の飽和炭化水素系溶媒等の有
機溶媒が挙げられる。
には、メチルアルコール、エチルアルコール、N−プロ
ピルアルコール、i−プロピルアルコール等のアルコー
ル系溶媒、メトキシアルコール、エトキシアルコール等
のセロソルブ系溶媒、メトキシエトキシエタノール、エ
トキシエトキシエタノール等のカルビトール系溶媒、酢
酸エチル、酢酸ブチル、メトキシプロピオン酸メチル、
エトキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル等のエステル
系溶媒、アセトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン系溶媒、メトキシエチルアセテー
ト、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブアセ
テート等のセロソルブアセテート系溶媒、メトキシエト
キシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルアセテ
ート等のカルビトールアセテート系溶媒、ジエチルエー
テル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等の非プロトン性アミド溶媒、γ−ブチロラクトン等の
ラクトン系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフ
タレン等の不飽和炭化水素系溶媒、N−ヘプタン、N−
ヘキサン、N−オクタン等の飽和炭化水素系溶媒等の有
機溶媒が挙げられる。
【0028】これらの溶媒の内、メトキシエチルアセテ
ート、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブア
セテート等のセロソルブアセテート系溶媒、メトキシエ
トキシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルアセ
テート等のカルビトールアセテート系溶媒、エチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル
等のエーテル系溶媒、メトキシプロピオン酸メチル、エ
トキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル等のエステル系
溶媒が好ましい。
ート、エトキシエチルアセテート、エチルセロソルブア
セテート等のセロソルブアセテート系溶媒、メトキシエ
トキシエチルアセテート、エトキシエトキシエチルアセ
テート等のカルビトールアセテート系溶媒、エチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル
等のエーテル系溶媒、メトキシプロピオン酸メチル、エ
トキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル等のエステル系
溶媒が好ましい。
【0029】上記本発明の樹脂BMの組成において、組
成物中に占めるカーボンブラック顔料の割合は、約40
〜75重量%であり、好ましくは約45〜70重量%で
ある。顔料が約40重量%未満であると、各画素の遮光
力が不十分であり、BMとしての特性を発揮できず、鮮
明なRGB画像の表示が困難である。一方、カーボンブ
ラック顔料が約75重量%を超えると、BMパターン形
成における光透過率が不十分となるために、感光性樹脂
の光硬化作用力が低下し、内部硬化にまでなかなか達し
ない。
成物中に占めるカーボンブラック顔料の割合は、約40
〜75重量%であり、好ましくは約45〜70重量%で
ある。顔料が約40重量%未満であると、各画素の遮光
力が不十分であり、BMとしての特性を発揮できず、鮮
明なRGB画像の表示が困難である。一方、カーボンブ
ラック顔料が約75重量%を超えると、BMパターン形
成における光透過率が不十分となるために、感光性樹脂
の光硬化作用力が低下し、内部硬化にまでなかなか達し
ない。
【0030】カーボンブラック顔料はその種類、粒径、
分散の状態等によって着色力、遮光性等の各種光学的性
質が変化するので、選択したカーボンブラック特定の顔
料の物性に従って使用量を決定する。使用量の決定基準
は形成される画素の遮光率が膜厚1μmあたりO.D.
値3.0を十分満足する量である。BMの遮光力に関し
てはマイクロデンシトメータによってO.D.値として
測定した。BM試料の膜厚は約1.0μmにしたものを
使用した。
分散の状態等によって着色力、遮光性等の各種光学的性
質が変化するので、選択したカーボンブラック特定の顔
料の物性に従って使用量を決定する。使用量の決定基準
は形成される画素の遮光率が膜厚1μmあたりO.D.
値3.0を十分満足する量である。BMの遮光力に関し
てはマイクロデンシトメータによってO.D.値として
測定した。BM試料の膜厚は約1.0μmにしたものを
使用した。
【0031】又、樹脂BMを構成する多官能(メタ)ア
クリレートモノマーの量は、顔料以外の被膜形成組成物
中において約20〜60重量%を占める割合であり、好
ましくは約30〜50重量%を占める割合である。多官
能(メタ)アクリレートモノマーが約20%重量未満で
あると、形成される画素の接着強度、耐熱性等の各種物
理的強度が不十分であり、一方、多官能(メタ)アクリ
レートモノマーが約60重量%を超えると、感光性着色
組成物の安定性が低下するとともに、形成されるBM膜
の可撓性が不十分となる。
クリレートモノマーの量は、顔料以外の被膜形成組成物
中において約20〜60重量%を占める割合であり、好
ましくは約30〜50重量%を占める割合である。多官
能(メタ)アクリレートモノマーが約20%重量未満で
あると、形成される画素の接着強度、耐熱性等の各種物
理的強度が不十分であり、一方、多官能(メタ)アクリ
レートモノマーが約60重量%を超えると、感光性着色
組成物の安定性が低下するとともに、形成されるBM膜
の可撓性が不十分となる。
【0032】又、樹脂BMを構成する光重合性ポリマー
の量は、カーボンブラック顔料以外の被膜形成組成物中
において約5〜80重量%を占める割合であり、好まし
くは約10〜60重量%を占める割合である。光重合性
ポリマーの量が、約5重量%未満であると樹脂BMの基
板に対する塗布適性が低下するとともに、形成されたB
M被膜のアルカリ現像液に対する現像性が不十分で、形
成されるBMの接着強度、可撓性が不十分であり、一
方、光重合性ポリマーが約80重量%を超えると、ポス
トベーク後の膜減率の増加、光硬化膜内部の未硬化量の
増加によるBM被膜硬度の減少等の面で不十分になる場
合がある。
の量は、カーボンブラック顔料以外の被膜形成組成物中
において約5〜80重量%を占める割合であり、好まし
くは約10〜60重量%を占める割合である。光重合性
ポリマーの量が、約5重量%未満であると樹脂BMの基
板に対する塗布適性が低下するとともに、形成されたB
M被膜のアルカリ現像液に対する現像性が不十分で、形
成されるBMの接着強度、可撓性が不十分であり、一
方、光重合性ポリマーが約80重量%を超えると、ポス
トベーク後の膜減率の増加、光硬化膜内部の未硬化量の
増加によるBM被膜硬度の減少等の面で不十分になる場
合がある。
【0033】又、樹脂BMを構成する光重合開始剤の量
は、カーボンブラック以外の被膜形成組成物中において
約5〜35重量%を占める割合であり、好ましくは約1
0〜30重量%を占める割合である。光重合開始剤の量
が、約5重量%未満であると、樹脂BMの感度が低下す
ると共に、形成されるBM膜の接着性、可撓性の面で不
十分になる場合がある。
は、カーボンブラック以外の被膜形成組成物中において
約5〜35重量%を占める割合であり、好ましくは約1
0〜30重量%を占める割合である。光重合開始剤の量
が、約5重量%未満であると、樹脂BMの感度が低下す
ると共に、形成されるBM膜の接着性、可撓性の面で不
十分になる場合がある。
【0034】尚、光重合開始剤は、顔料を十分に分散さ
せた前記の光重合性ポリマーと光重合性モノマーとから
なる樹脂組成物に最初から添加しておいてもよいが、比
較的長期間保存する場合には、使用直前に樹脂組成物中
に分散或いは溶解することが好ましい。尚、本発明の上
記樹脂BMは、上記成分を必須成分とするが、樹脂BM
の塗布適性、感度、被膜の架橋密度調整等の目的で、各
種有機溶剤、各種ポリマー、増感剤、連鎖移動剤等、当
該技術分野で公知の添加剤を必要に応じて添加すること
ができる。
せた前記の光重合性ポリマーと光重合性モノマーとから
なる樹脂組成物に最初から添加しておいてもよいが、比
較的長期間保存する場合には、使用直前に樹脂組成物中
に分散或いは溶解することが好ましい。尚、本発明の上
記樹脂BMは、上記成分を必須成分とするが、樹脂BM
の塗布適性、感度、被膜の架橋密度調整等の目的で、各
種有機溶剤、各種ポリマー、増感剤、連鎖移動剤等、当
該技術分野で公知の添加剤を必要に応じて添加すること
ができる。
【0035】本発明の樹脂BMは、前記各成分及び適当
な有機溶剤を配合し、例えば、ペイントシェーカー、ビ
ーズミル、サンドグラインドミル、ボールミル、アトラ
イターミル、2本ロールミル等の分散機を用いて分散す
ることによって得られる。得られる樹脂BMは、有機溶
剤が媒体となっている塗工液又はインキ状態であって、
必要に応じて使用直前に有機溶剤を加えて希釈して使用
してもよい。
な有機溶剤を配合し、例えば、ペイントシェーカー、ビ
ーズミル、サンドグラインドミル、ボールミル、アトラ
イターミル、2本ロールミル等の分散機を用いて分散す
ることによって得られる。得られる樹脂BMは、有機溶
剤が媒体となっている塗工液又はインキ状態であって、
必要に応じて使用直前に有機溶剤を加えて希釈して使用
してもよい。
【0036】上記の樹脂BMを用いてBMのパターンを
形成する方法は、従来公知の方法でよく、樹脂BMを透
明基板上にスピンコート、低速回転コーターやロールコ
ーターやナイフコーター等を用いて全面コーティングを
行なうか、或いは各種の印刷方法による全面印刷又はパ
ターンよりやや大きな部分印刷を行い、予備乾燥後フォ
トマスクを密着させ、超高圧水銀灯を使用して露光を行
なってパターンを焼付けする。次いで現像及び水洗を行
ない、必要に応じポストベークを行なうことによりBM
のパターンを形成させることができる。
形成する方法は、従来公知の方法でよく、樹脂BMを透
明基板上にスピンコート、低速回転コーターやロールコ
ーターやナイフコーター等を用いて全面コーティングを
行なうか、或いは各種の印刷方法による全面印刷又はパ
ターンよりやや大きな部分印刷を行い、予備乾燥後フォ
トマスクを密着させ、超高圧水銀灯を使用して露光を行
なってパターンを焼付けする。次いで現像及び水洗を行
ない、必要に応じポストベークを行なうことによりBM
のパターンを形成させることができる。
【0037】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。実施例1 BM作製用の基板として、CF作製用の基板である低膨
張ガラス(コーニング社製)を用い、これを中性洗剤に
よる洗浄、水洗、脱脂、オゾン及び光洗浄して使用し
た。又、顔料分散液として以下に示す組成のものを用い
た。 ・カーボンブラック顔料(キャボット製Regal250R) 7.5g ・ベンジルメタクリレート−スチレン−メタクリル酸(共重合比率40: 33:27、分子量約2万)にグリシジルメタクリレート付加(付加導入 比率11)反応させた共重合体(酸価150mgKOH/g、二重結合導入 率7.5モル%、Tg=85℃) 4.9g ・分散剤 Disperbyk161 (ビックケミー社製) 1.87g ・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA) 80.0g
明する。実施例1 BM作製用の基板として、CF作製用の基板である低膨
張ガラス(コーニング社製)を用い、これを中性洗剤に
よる洗浄、水洗、脱脂、オゾン及び光洗浄して使用し
た。又、顔料分散液として以下に示す組成のものを用い
た。 ・カーボンブラック顔料(キャボット製Regal250R) 7.5g ・ベンジルメタクリレート−スチレン−メタクリル酸(共重合比率40: 33:27、分子量約2万)にグリシジルメタクリレート付加(付加導入 比率11)反応させた共重合体(酸価150mgKOH/g、二重結合導入 率7.5モル%、Tg=85℃) 4.9g ・分散剤 Disperbyk161 (ビックケミー社製) 1.87g ・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA) 80.0g
【0038】上記組成物を2本ロール等で混練分散し、
更にPGMEA希釈溶剤を加えてペイントシェーカー、
ビーズミル等で分散して顔料分散液とした。分散後の粒
径(d50)は0.05μmであった。更にこの顔料分
散液を用いて下記組成の樹脂BMを作成した。 ・顔料分散液(黒色) 53.5g ・DPHA(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、日本化薬製) 2.9g ・NKエステルA−BPE20(2,2−ビス[4−(アクリルオキシジエト キシ)フェニル]プロパン、新中村化学製) 0.5g ・イルガキュアー369(チバガイギー社製) 0.1g ・TAZ106(みどり化学製) 2.0g ・ダロキュアー1173(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ ン−1−オン、チバガイギー社製) 0.5g ・シクロヘキサノン 40.5g
更にPGMEA希釈溶剤を加えてペイントシェーカー、
ビーズミル等で分散して顔料分散液とした。分散後の粒
径(d50)は0.05μmであった。更にこの顔料分
散液を用いて下記組成の樹脂BMを作成した。 ・顔料分散液(黒色) 53.5g ・DPHA(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、日本化薬製) 2.9g ・NKエステルA−BPE20(2,2−ビス[4−(アクリルオキシジエト キシ)フェニル]プロパン、新中村化学製) 0.5g ・イルガキュアー369(チバガイギー社製) 0.1g ・TAZ106(みどり化学製) 2.0g ・ダロキュアー1173(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ ン−1−オン、チバガイギー社製) 0.5g ・シクロヘキサノン 40.5g
【0039】上記感光性樹脂中に、顔料分散液を配合に
従って混合し、それぞれをペイントシェーカー、ビーズ
ミル等で分散して本発明の樹脂BMとした。該樹脂BM
中の顔料分散粒子径はd50(d50は全粒度分布幅の50
%平均分布を示す分散粒子径を表す)で0.2μm以下
になるように分散した。粒子径並びに粒度分布の確認は
日機装(株)社製マイクロトラックUPA粒度分析計で
行った。上記樹脂BMをガラス基板上にスピンコーティ
ング法によって1.0μmになるように塗布した。膜厚
は触針式法によるデックタック装置で計測した。塗布
後、CR乾燥機にて120℃で3分間プリベークを行
い、続けて細線パターンを施したマスクを介して、アラ
イナーによってパターン形成を行った。同時にステップ
タブレット(コダックNo2)により段階露光させてそ
れぞれパターンを焼き付けた。感度は350mJ/cm
2であった。
従って混合し、それぞれをペイントシェーカー、ビーズ
ミル等で分散して本発明の樹脂BMとした。該樹脂BM
中の顔料分散粒子径はd50(d50は全粒度分布幅の50
%平均分布を示す分散粒子径を表す)で0.2μm以下
になるように分散した。粒子径並びに粒度分布の確認は
日機装(株)社製マイクロトラックUPA粒度分析計で
行った。上記樹脂BMをガラス基板上にスピンコーティ
ング法によって1.0μmになるように塗布した。膜厚
は触針式法によるデックタック装置で計測した。塗布
後、CR乾燥機にて120℃で3分間プリベークを行
い、続けて細線パターンを施したマスクを介して、アラ
イナーによってパターン形成を行った。同時にステップ
タブレット(コダックNo2)により段階露光させてそ
れぞれパターンを焼き付けた。感度は350mJ/cm
2であった。
【0040】現像は、自動現像装置を使用して0.1%
KOHアルカリ水溶液によって、未露光の塗布膜を溶解
させた後水洗した。現像の形態は現像液に対して墨を流
したような均一溶解であった。BMのパターンが現れる
までの現像時間は15秒であった。BMパターン細線を
顕微鏡により確認後、ポストベーク200℃で60分間
行った。パターン細線は10μmラインアンドスペース
のパターンが解像されていた。更にポストベーク後の膜
減率は10%以下であることを確認した。更にBMのパ
ターン(膜厚1μm、P/V=0.6)によるO.D.
値は3.02であった。
KOHアルカリ水溶液によって、未露光の塗布膜を溶解
させた後水洗した。現像の形態は現像液に対して墨を流
したような均一溶解であった。BMのパターンが現れる
までの現像時間は15秒であった。BMパターン細線を
顕微鏡により確認後、ポストベーク200℃で60分間
行った。パターン細線は10μmラインアンドスペース
のパターンが解像されていた。更にポストベーク後の膜
減率は10%以下であることを確認した。更にBMのパ
ターン(膜厚1μm、P/V=0.6)によるO.D.
値は3.02であった。
【0041】実施例2 実施例1で用いた光重合性ポリマーを次のように変更
し、それ以外は実施例1と同様にして樹脂BMを調製
し、塗布、露光、現像及び評価を行った。 ・ベンジルメタクリレート−スチレン−アクリル酸(共重合比率35:33: 32、分子量約2万)にグリシジルメタクリレート付加(付加導入比率 10)反応させた共重合体(酸価149mgKOH/g、二重結合導入率 7.3モル%、Tg=94℃) 4.9g
し、それ以外は実施例1と同様にして樹脂BMを調製
し、塗布、露光、現像及び評価を行った。 ・ベンジルメタクリレート−スチレン−アクリル酸(共重合比率35:33: 32、分子量約2万)にグリシジルメタクリレート付加(付加導入比率 10)反応させた共重合体(酸価149mgKOH/g、二重結合導入率 7.3モル%、Tg=94℃) 4.9g
【0042】感度は350mJ/cm2であった。現像
は25℃の液温で、自動現像装置を使用し0.1%KO
Hアルカリ水溶液によって未露光の塗布膜を溶解させた
後水洗した。現像の形態は現像液に対して墨を流したよ
うな均一溶解であった。BMのパターンが現れるまでの
現像時間は10秒間であった。BMパターン細線を顕微
鏡により確認後、ポストベーク200℃で60分間行っ
た。パターン細線は10μmラインアンドスペースのパ
ターンが解像されていた。但し、画線細りが確認され
た。更にポストベーク後の膜減率は10%以下であるこ
とを確認した。更にBMのパターン(膜厚1μm、P/
V=0.6)によるO.D.値は3.0であった。
は25℃の液温で、自動現像装置を使用し0.1%KO
Hアルカリ水溶液によって未露光の塗布膜を溶解させた
後水洗した。現像の形態は現像液に対して墨を流したよ
うな均一溶解であった。BMのパターンが現れるまでの
現像時間は10秒間であった。BMパターン細線を顕微
鏡により確認後、ポストベーク200℃で60分間行っ
た。パターン細線は10μmラインアンドスペースのパ
ターンが解像されていた。但し、画線細りが確認され
た。更にポストベーク後の膜減率は10%以下であるこ
とを確認した。更にBMのパターン(膜厚1μm、P/
V=0.6)によるO.D.値は3.0であった。
【0043】実施例3 実施例1における光重合性ポリマーのモノマー(St、
MAA部分)の反応割合(重量非)を変更して、得られ
るポリマーの酸価を低下させて現像特性を評価及び比較
した。その他は実施例1と同様にした。 BzMA St MAA GMA No.3 40 36 24 10 No.4 40 40 20 10 No.5 40 43 17 10
MAA部分)の反応割合(重量非)を変更して、得られ
るポリマーの酸価を低下させて現像特性を評価及び比較
した。その他は実施例1と同様にした。 BzMA St MAA GMA No.3 40 36 24 10 No.4 40 40 20 10 No.5 40 43 17 10
【0044】表1
【0045】実施例4 実施例1で使用した光重合性ポリマーに代えて、同一組
成であるが分子量の異なるものを使用した。その他は実
施例1同様にした。 表2
成であるが分子量の異なるものを使用した。その他は実
施例1同様にした。 表2
【0046】実施例5 実施例1で使用した光重合性ポリマーに代えて、幹ポリ
マーは同一組成であるが、導入した二重結合の異なるも
のを使用した。その他は実施例1同様にした。 表3
マーは同一組成であるが、導入した二重結合の異なるも
のを使用した。その他は実施例1同様にした。 表3
【0047】実施例6(開始剤化学種の最適化検討) 実施例1の光重合開始剤の化学種のみを変更した。その
他は実施例1と同様にした。評価は特に現像特性を重視
し、見かけ感度にも関与する基板密着性についても併せ
て行った。その結果を以下の表に示す。
他は実施例1と同様にした。評価は特に現像特性を重視
し、見かけ感度にも関与する基板密着性についても併せ
て行った。その結果を以下の表に示す。
【0048】表4−1 上記表における略号は以下の意味である。 イルガギュア(I−)907・・・2−メチル−1−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロ
パン−1、チバガイギー製 I−369・・・2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−
1−(4−モルホリノ−フェニル)ブタノン−1、チバ
ガイギー製 I−184・・・1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フ
ェニルケトン、チバガイギー製 Triazine(TAZ)−110・・・CAS N
o.[42573−57−9]、みどり化学製 TAZ−101・・・CAS No.[6542−67
−2]、みどり化学製 TAZ−104・・・CAS No.[3584−23
−4]、みどり化学製 (Kayacure)DETX−S・・・2,4−ジエ
チルチオキサントン、日本化薬製 DMBI・・・イソアミル−4−(ジメチルアミノ)ベ
ンゾエート、日本化薬製 EPA・・・エチル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエ
ート、日本化薬製 S112・・・2,5’−ビス−(ジエチルアミノベン
ザル)シクロペンタノン、シンコー技研製 ビイミダゾール・・・2,2−ビス(o−クロロフェニ
ル)4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2−ビ
イミダゾール、黒金化成製 I−651・・・2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェ
ニルエタン−1−オン、チバガイギー製 ルシリンTPO・・・2,4,6−トリメチルベンゾイ
ルジフェニルフォスフィンオキサイド、BASF製
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロ
パン−1、チバガイギー製 I−369・・・2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−
1−(4−モルホリノ−フェニル)ブタノン−1、チバ
ガイギー製 I−184・・・1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フ
ェニルケトン、チバガイギー製 Triazine(TAZ)−110・・・CAS N
o.[42573−57−9]、みどり化学製 TAZ−101・・・CAS No.[6542−67
−2]、みどり化学製 TAZ−104・・・CAS No.[3584−23
−4]、みどり化学製 (Kayacure)DETX−S・・・2,4−ジエ
チルチオキサントン、日本化薬製 DMBI・・・イソアミル−4−(ジメチルアミノ)ベ
ンゾエート、日本化薬製 EPA・・・エチル−4−(ジメチルアミノ)ベンゾエ
ート、日本化薬製 S112・・・2,5’−ビス−(ジエチルアミノベン
ザル)シクロペンタノン、シンコー技研製 ビイミダゾール・・・2,2−ビス(o−クロロフェニ
ル)4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2−ビ
イミダゾール、黒金化成製 I−651・・・2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェ
ニルエタン−1−オン、チバガイギー製 ルシリンTPO・・・2,4,6−トリメチルベンゾイ
ルジフェニルフォスフィンオキサイド、BASF製
【0049】表4−2
【0050】開始剤種がI−369系の場合に現像特
性、感度、基板密着性においてバランスがとれた良好な
特性を示した。パターン細線はスカム等なく、エッジ形
状も正常であった。開始剤単独での使用の場合、(感度
大)イルガキュア369>2,2−ビス(o−クロロフ
ェニル)−4,5,4,5−テトラフェニル−1,2−
ビイミダゾール(ビイミダゾールと略)>TAZ104
≧TAZ110>ルシリンTPO>DETX−S(感度
小)の順に効果を示した。
性、感度、基板密着性においてバランスがとれた良好な
特性を示した。パターン細線はスカム等なく、エッジ形
状も正常であった。開始剤単独での使用の場合、(感度
大)イルガキュア369>2,2−ビス(o−クロロフ
ェニル)−4,5,4,5−テトラフェニル−1,2−
ビイミダゾール(ビイミダゾールと略)>TAZ104
≧TAZ110>ルシリンTPO>DETX−S(感度
小)の順に効果を示した。
【0051】一方、2種以上の開始剤併用に関しては、
本発明の系においてイルガキュア369とDETX−S
を4:1〜8:1の間の濃度で併用した場合、或いはイ
ルガキュア369とビイミダゾールを4:1〜8:1の
間の濃度で併用した場合最も感度が高いことが確認され
た。又、DETX−Sやアミン類の添加によって更に光
重合促進効果があることが確認された。
本発明の系においてイルガキュア369とDETX−S
を4:1〜8:1の間の濃度で併用した場合、或いはイ
ルガキュア369とビイミダゾールを4:1〜8:1の
間の濃度で併用した場合最も感度が高いことが確認され
た。又、DETX−Sやアミン類の添加によって更に光
重合促進効果があることが確認された。
【0052】実施例7 実施例1で使用した顔料に代えて、下記の顔料を使用し
て、それぞれのRGBのCF用感光性着色組成物を調製
し、常法に従ってCFを形成した。 表5
て、それぞれのRGBのCF用感光性着色組成物を調製
し、常法に従ってCFを形成した。 表5
【0053】形成されたCFのパターン細線はスカム等
がなく、エッジ形状も正常で、各色で以下のように解像
された。Rは0.8μm(未露光着色膜の溶解速度11
0mg、感度約70mJ/cm2)、Gは1.2μm
(未露光着色膜の溶解速度120mg、感度約100m
J/cm2)、Bは1.1μm(未露光着色膜の溶解速
度100mg、感度約100mJ/cm2)以下でライ
ンアンドスペースのパターンが解像されていた。更にポ
ストベーク後の膜減率は10%以下であることを確認し
た。
がなく、エッジ形状も正常で、各色で以下のように解像
された。Rは0.8μm(未露光着色膜の溶解速度11
0mg、感度約70mJ/cm2)、Gは1.2μm
(未露光着色膜の溶解速度120mg、感度約100m
J/cm2)、Bは1.1μm(未露光着色膜の溶解速
度100mg、感度約100mJ/cm2)以下でライ
ンアンドスペースのパターンが解像されていた。更にポ
ストベーク後の膜減率は10%以下であることを確認し
た。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、低コストで反射率の低
い、更に解像性の高いCF用樹脂BMを得ることができ
た。更にはフォトリソ法を応用しBMの製造が可能であ
り、RGBのCF用感光性着色組成物同様組成物を併用
することにより、高品位で且つ高耐久性の液晶カラー表
示体用のCFを得ることができる。更に本発明の樹脂B
M及びCF用感光性着色組成物は、0.1%濃度アルカ
リ水溶現像液に対して、溶解現像型でパターン形成さ
れ、且つ現像工程における現像パターンの抜け時間を制
御可能とし、高信頼性のBM及びCF加工が可能な感光
性樹脂組成物である。
い、更に解像性の高いCF用樹脂BMを得ることができ
た。更にはフォトリソ法を応用しBMの製造が可能であ
り、RGBのCF用感光性着色組成物同様組成物を併用
することにより、高品位で且つ高耐久性の液晶カラー表
示体用のCFを得ることができる。更に本発明の樹脂B
M及びCF用感光性着色組成物は、0.1%濃度アルカ
リ水溶現像液に対して、溶解現像型でパターン形成さ
れ、且つ現像工程における現像パターンの抜け時間を制
御可能とし、高信頼性のBM及びCF加工が可能な感光
性樹脂組成物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 恭子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 森 宏之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 影山 達哉 神奈川県横浜市緑区青砥町450番地ザ・イ ンクテック株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 (1)光重合性ポリマー、(2)光重合
性モノマー、(3)光重合開始剤、(4)着色顔料及び
(5)溶剤からなり、上記光重合性ポリマーが、ベンジ
ル(メタ)アクリレート1〜50重量部、スチレン15
〜55重量部及び(メタ)アクリル酸5〜40重量部か
らなる共重合体に、該共重合体100重量部当たりグリ
シジル(メタ)アクリレート1〜12重量部を付加反応
させたポリマーであることを特徴とするカラーフイルタ
ー用感光性着色組成物。 - 【請求項2】 光重合性ポリマーの(メタ)アクリル酸
の含有量が20〜40重量%であり、光重合性ポリマー
の酸価が80〜200mgKOH/gである請求項1に
記載のカラーフイルター用感光性着色組成物。 - 【請求項3】 光重合性ポリマーの平均分子量(Mw)
が、5,000〜70,000、分子量分布幅(Mw/
Mn)が1.3〜3.0、二重結合導入量が全モノマー
単位の3.0〜15モル%、且つ酸価が70〜150m
gKOH/mgである請求項1に記載のカラーフイルタ
ー用感光性着色組成物。 - 【請求項4】 パターン露光後の組成物の非露光領域
が、1重量%以下の苛性カリ水溶液によって現像可能で
ある請求項1に記載のカラーフイルター用感光性着色組
成物。 - 【請求項5】 光重合開始剤が、アセトフェノン系光重
合開始剤を50重量%以上を含む請求項1に記載のカラ
ーフイルター用感光性着色組成物。 - 【請求項6】 顔料がカーボンブラックである請求項1
に記載のカラーフイルター用感光性着色組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜6に記載の感光性着色組成物
を用いて形成されたことを特徴とするカラーフイルタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8325905A JPH10152536A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | カラーフイルター用感光性着色組成物及びカラーフイルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8325905A JPH10152536A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | カラーフイルター用感光性着色組成物及びカラーフイルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10152536A true JPH10152536A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18181909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8325905A Pending JPH10152536A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | カラーフイルター用感光性着色組成物及びカラーフイルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10152536A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002174812A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 感光性樹脂組成物および液晶ディスプレイ用カラーフィルタ |
WO2004081070A1 (ja) * | 2003-02-07 | 2004-09-23 | Mitsubishi Chemical Corporation | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、および液晶表示装置 |
US8119327B2 (en) | 2002-03-28 | 2012-02-21 | Huntsman Advanced Materials Americas Llc | Polymerisable composition |
WO2013175978A1 (ja) * | 2012-05-23 | 2013-11-28 | 東レ株式会社 | 着色材分散液および感光性着色樹脂組成物 |
JP2013245221A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Toray Fine Chemicals Co Ltd | アクリル共重合体 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP8325905A patent/JPH10152536A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002174812A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 感光性樹脂組成物および液晶ディスプレイ用カラーフィルタ |
US8119327B2 (en) | 2002-03-28 | 2012-02-21 | Huntsman Advanced Materials Americas Llc | Polymerisable composition |
WO2004081070A1 (ja) * | 2003-02-07 | 2004-09-23 | Mitsubishi Chemical Corporation | 着色樹脂組成物、カラーフィルタ、および液晶表示装置 |
WO2013175978A1 (ja) * | 2012-05-23 | 2013-11-28 | 東レ株式会社 | 着色材分散液および感光性着色樹脂組成物 |
JP2013245221A (ja) * | 2012-05-23 | 2013-12-09 | Toray Fine Chemicals Co Ltd | アクリル共重合体 |
CN104302715A (zh) * | 2012-05-23 | 2015-01-21 | 东丽株式会社 | 着色材料分散液和感光性着色树脂组合物 |
KR20150024305A (ko) * | 2012-05-23 | 2015-03-06 | 도레이 카부시키가이샤 | 착색재 분산액 및 감광성 착색 수지 조성물 |
JPWO2013175978A1 (ja) * | 2012-05-23 | 2016-01-12 | 東レ株式会社 | 着色材分散液および感光性着色樹脂組成物 |
TWI557190B (zh) * | 2012-05-23 | 2016-11-11 | 東麗股份有限公司 | 著色材分散液及感光性著色樹脂組成物 |
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