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JPH10122778A - 熱交換器用チューブとその製造方法 - Google Patents

熱交換器用チューブとその製造方法

Info

Publication number
JPH10122778A
JPH10122778A JP27255596A JP27255596A JPH10122778A JP H10122778 A JPH10122778 A JP H10122778A JP 27255596 A JP27255596 A JP 27255596A JP 27255596 A JP27255596 A JP 27255596A JP H10122778 A JPH10122778 A JP H10122778A
Authority
JP
Japan
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tube
flat plate
ridges
heat exchanger
bent
Prior art date
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Application number
JP27255596A
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English (en)
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JP3459924B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kobayashi
弘 小林
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Individual
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Publication date
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Publication of JPH10122778A publication Critical patent/JPH10122778A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/02Tubular elements of cross-section which is non-circular
    • F28F1/022Tubular elements of cross-section which is non-circular with multiple channels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/03Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
    • F28D1/0391Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits a single plate being bent to form one or more conduits

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易で、製造コストの安価な熱交換器
用チューブを製造する。 【解決手段】 凸条2と凹条3が形成された凹凸平板4
を偏平チューブ状に折り曲げて対向する凸条同士を突合
わせて内部に複数の区画壁5と媒体通路6を形成し、凹
凸平板4の幅方向両端部7、8を閉塞した。凸条2と凹
条3が形成された凹凸平板4を偏平チューブ状に折り曲
げて凸条2と凹条3を突合わせて内部に複数の区画壁5
と媒体通路6を形成した。凸条2と凹条3と平面部13
が形成された凹凸平板4を偏平チューブ状に折り曲げて
凸条2と平面部13を突合わせて内部に複数の区画壁5
と媒体通路6を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車のラジエタ
ー、ヒータコア、コンデンサ(冷媒凝縮器)、エバポレ
ータ等の熱交換器、特に、高圧媒体(冷媒或は温媒)を
流すコンデンサに用いるのに適し、また、家電用や業務
用の暖冷房機器の熱交換器にも使用可能な熱交換器用チ
ューブとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱交換器にはラジエター、ヒータコア、
コンデンサ、エバポレータ等各種のものがある。そのう
ちコンデンサはエアコンの圧縮器で圧縮された高圧(通
常は50〜60Kg/cm2 )の冷媒を図14(a)
(b)に示すよう2本のパイプA、B間に設けた複数の
チューブC内に流して放熱させて同冷媒を低温高圧の冷
却液にし、このとき発生する熱がチューブCに伝達さ
れ、チューブCからコルゲートフィンDに伝達され、コ
ルゲートフィンDに送られた風によって外部に放散され
るようにしてある。
【0003】図14(a)の2本のパイプA、Bは同じ
構造のものであり、いずれも内部が仕切り板Eにより仕
切られて、図14(b)のように左側のパイプAから送
り出される冷媒が上段の複数本のチューブCに供給さ
れ、それらのチューブCから他方(右側)のパイプBに
送り出され、同パイプB内に送り込まれた冷媒はそのパ
イプB内の下方の仕切り板Eにより下方への流れが阻止
されて前記チューブCより下段のチューブCに送られ、
そのチューブCからパイプAに送り戻され、その冷媒は
更に下段のチューブCに送り出されて多数本のチューブ
C内を蛇行しながら流れるようにしてある。この場合、
冷媒は上流(上段)ではガス(気体)であるが下流(下
段)に流れるにつれて液化して冷媒の体積が小さくなる
ので、通常は、各段におけるチューブCの本数を下段に
なるほど少なくしてある。また、パイプA、Bの長手方
向一端には開口部を閉じるキャップEが取付けられ、他
端にはホース等を繋ぐための継ぎ手Fが取付けられてな
る。
【0004】この種の熱交換器のチューブCは冷媒の放
熱性を高め、チューブの耐圧強度を確保するために、内
部を図12、図13に示す様に区画壁Gで仕切って2以
上の通路Hを形成するのが一般的である。ちなみに図1
2のチューブCはアルミ材を引き抜き成形して扁平なチ
ューブ状に形成すると同時に区画壁Gをも形成して2以
上の通路Hを形成してあり、図13のチューブCはアル
ミ板を扁平なチューブ状に折曲げてその内部に波状の区
画壁Gを挟み(インナーフィンを入れる)、ロー付けす
ると共にチューブ状に折曲げたアルミ板の縁を重ねる
か、アルミ板の一方の縁を折曲げて他方の縁の上に重ね
て閉塞してある。
【0005】この種の熱交換器ではパイプA、B間に取
り付けられる複数本のチューブCへの媒体の流れを均一
化する必要があり、そのためにはパイプA、Bのチュー
ブ差込み孔IへのチューブCの差込み長を一定に揃える
必要がある。
【0006】そこで図12のチューブCは、その幅方向
両外側に同チューブCの長手方向に沿って突条Jを突設
し、その突条Jの長手方向両端を一定長Lだけ切除し
て、切除された部分の端面をストッパーKとし、そのス
トッパーKがパイプA、Bのチューブ差込み孔Iへの差
込み時にパイプA、Bの周壁に突き当たって、チューブ
Cがそれ以上差込まれないようにしてある。
【0007】図13のチューブCは、チューブCを形成
する際にその幅方向両外側に突出するように形成される
閉塞部Mの長手方向両端を一定長Lだけ切除して、切除
された部分の端面をストッパーKとし、そのストッパー
KがパイプA、Bのチューブ差込み孔Iへの差込み時に
パイプA、Bの周壁に突き当たって、チューブCがそれ
以上差込まれないようにしてある。
【0008】前記のパイプA、Bには図13の様な丸パ
イプもあるが、図12の様に2つの半割状のパイプ部材
N、Oを組合わせたパイプもある。
【0009】前記のパイプA、Bと、そのチューブ差込
み孔Iに差込まれたチューブCと、チューブC間に配置
されたコルゲートフィンDとは、組立て後に加熱処理さ
れてロー付けされており、このとき図13の波状の区画
壁Gもチューブ状に折曲げたアルミ板に同時にロー付け
される。また、パイプA、Bが図12のように2つのパ
イプ部材N、Oを組合わせたものの場合は、両パイプ部
材N、Oは通常はチューブCとコルゲートフィンDとの
ロー付け時に同時にロー付けされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図12、13のチュー
ブはいずれも機能的には特に問題はないが、どちらも製
造に手間とコストがかかるという難点があった。
【0011】本発明の目的は製造が容易で、製造コスト
の安価な熱交換器用チューブとその製造方法を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
熱交換器用チューブは、図2の様にロー材12が皮膜さ
れているか又はされていない平板1の片面に、図3、図
7(b)の様に複数の凸条2と凹条3とが間隔をあけて
形成された凹凸平板4を、図1、図2の様に凸条2を内
側にしてチューブ状に折曲げて凸条2同士を、又は図7
(a)の様に凸条2と凹条3を突合わせて、内側に複数
の区画壁5とそれら区画壁5で区画された媒体通路6と
を形成し、折曲げた凹凸平板4の幅方向両端部7、8を
閉塞してなるものである。
【0013】本発明のうち請求項2の熱交換器用チュー
ブは、図2の様にロー材12が皮膜されているか又はさ
れていない平板1の片面に、図5(a)の様に複数の凸
条2と凹条3を間隔をあけて形成すると共に、それらが
形成されていない平面部(13)をも形成した凹凸平板
(4)を、図5(b)の様に凸条(2)が内側になるよ
うにチューブ状に折曲げて凸条(2)と平面部(13)
とを突合わせ、同凹凸平板(4)の幅方向両端部を閉塞
して、内側に複数の区画壁(5)とそれら区画壁(5)
で区画された媒体通路(6)とを形成し、折り曲げた凹
凸平板(4)の幅方向両端部(7、8)を閉塞してなる
ものである。
【0014】本発明のうち請求項3の熱交換器用チュー
ブは、図1の様にチューブ状に折曲げた凹凸平板4の幅
方向外側面の長手方向端側に、熱交換器のパイプへの差
込み長を規制するストッパー9を設けたものである。
【0015】本発明のうち請求項4の熱交換器用チュー
ブは、図4の様に平板1の幅方向両端部7、8の長手方
向両端部を切断除去して切欠き部10をも形成して凹凸
平板4とし、その凹凸平板4をチューブ状に折曲げて幅
方向両端部7、8を閉塞し、前記切欠き部10の端面を
熱交換器のパイプへの差込み長を規制するストッパー9
としたものである。
【0016】本発明のうち請求項5の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、ロール状に巻かれている原反から連続
的に引出される平板1又は一枚づつ独立した平板1(図
3)又は複数枚連続した平板1(図10)の片面に、複
数の凸条2と凹条3とを間隔をあけて形成して凹凸平板
4とし、その凹凸平板4を凸条2が内側になる様にチュ
ーブ状に折り曲げて、凸条2同士を又は凸条2と凹条3
を突合わせて内部に複数の区画壁5を形成すると共にそ
れら区画壁5で区画された媒体通路6を形成し、折り曲
げた凹凸平板4の幅方向両端部7、8を閉塞してチュー
ブ20を形成する製造方法である。
【0017】本発明のうち請求項6の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、ロール状に巻かれている原反から連続
的に引出される平板1又は一枚づつ独立した平板1又は
複数枚連続した平板1の片面に複数の凸条2と凹条3と
を間隔をあけて形成すると共に、それらが形成されてい
ない平面部13(図5a)をも形成して凹凸平板4と
し、その凹凸平板4を凸条2を内側にしてチューブ状に
折り曲げて、凸条2と平面部13とを突合わせて内部に
複数の区画壁5を形成すると共にそれら区画壁5で区画
された媒体通路6を形成し、折り曲げた凹凸平板4の幅
方向両端部7、8を閉塞してチューブ20を形成する製
造方法である。
【0018】本発明のうち請求項7の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、ロール状に巻かれている原反から連続
的に引出される平板1(図6)又は複数枚連続した平板
1(図10)の片面に、複数の凸条2と凹条3とを間隔
をあけて形成して凹凸平板4とし、その凹凸平板4を切
断分離して図4のように一枚にしてから、凸条2が内側
になる様にチューブ状に折り曲げて、凸条2同士を又は
凸条2と凹条3を突合わせて内部に複数の区画壁5を形
成すると共にそれら区画壁5で区画された媒体通路6を
形成し、折り曲げた凹凸平板4の幅方向両端部7、8を
閉塞してチューブ20を形成する製造方法である。
【0019】本発明のうち請求項8の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、ロール状に巻かれている原反から連続
的に引出される平板1又は複数枚連続した平板1の片面
に複数の凸条2と凹条3とそれらが形成されない平面部
13を形成して凹凸平板4とし、その凹凸平板4を図4
のように切断分離して一枚にしてから、凸条2を内側に
してチューブ状に折り曲げて、凸条2と平面部13とを
突合わせて内部に複数の区画壁5を形成すると共にそれ
ら区画壁5で区画された媒体通路6を形成し、折り曲げ
た凹凸平板4の幅方向両端部7、8を閉塞してチューブ
20を形成する製造方法である。
【0020】本発明のうち請求項9の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、凹凸平板4をチューブ状に折り曲げて
その幅方向両端部7、8の一方を他方の外側に重ねて閉
塞して、図1のように閉塞部21が外側に突出するチュ
ーブ20を形成し、同閉塞部21の長手方向両端側を切
断除去して熱交換器のパイプへ差込み可能な差込み部2
2を形成すると共にその切断端面をパイプへの差込み長
を規制するストッパー9とする製造方法である。
【0021】本発明のうち請求項10の熱交換器用チュ
ーブの製造方法は、平板1の幅方向両端部7、8の長手
方向両端側を切断除去して切欠き部10(図4〜6)も
形成して凹凸平板4とし、その凹凸平板4を、チューブ
状に折曲げて前記幅方向両端部7、8を閉塞すると共に
前記切欠き部10の端面を熱交換器のパイプのチューブ
差込み孔への差込み長を規制するストッパー9とする製
造方法である。
【0022】
【発明の実施の形態1】図1は本発明の熱交換器用チュ
ーブの実施の形態を示したものである。この熱交換器用
チューブCは図3の様に平板1の片面に複数の凸条2と
凹条3と、凸条2も凹条3も形成されていない折曲部3
1が形成された凹凸平板4を扁平なチューブ状に折曲げ
て形成したものである。
【0023】図3の平板1は図2(b)のようにアルミ
製の基板11の両面にロー材12が設けられているクラ
ッド材であり、その片面に複数の細長の凸条2と凹条3
を平板1の長手方向に沿って形成すると共に、平板1の
幅方向に交互に形成し、平板1の幅方向中央部に幅の広
い折曲部31を形成して凹凸平板4としてある。
【0024】この凹凸平板4を突条2に形成されている
面を内側にして、例えばロール成形により折曲部31の
折曲軸X−Xより折曲げて、図1、図2(a)の様にチ
ューブ状にし、対向する凸条2同士を突合わせて区画壁
5を形成すると共にそれら区画壁5により区画された媒
体通路6を形成し、凹凸平板4の幅方向両端部7、8を
閉塞して扁平なチューブ20としてある。前記媒体通路
6はチューブ20の長手方向に貫通している。また、チ
ューブ状に折り曲げた凹凸平板4の幅方向両端部7、8
は、その一方を図2(b)のように他方の外側に重ねて
閉塞してチューブ20の外側に突出する閉塞部21を形
成してある。このチューブ20は加熱処理することによ
り凸条2の突合わせ面同士や閉塞部21がロー付けされ
て機密性が確保され、チューブ20の内側の媒体通路6
内を流れる高圧(例えば50〜60kg/cm2 )の冷
媒が外部に漏れないようになる。チューブ20は図9の
ようにパイプAのチューブ差込み孔Iに差し込み、更
に、チューブ20間にコルゲートフィンDを配置してか
ら加熱処理して、チューブ20内の凸条2の突合わせ面
同士や閉塞部21を、パイプAとチューブ20とコルゲ
ートフィンのロー付け時に同時にロー付けして機密性を
確保する。
【0025】図1のA−A断面図である図2(a)から
明らかな様に、図1のチューブは上下に突き合わされる
突条2のうち一方の突条2の幅を他方より広くして、突
条2同士の突合わせを容易にしてある。
【0026】図1の閉塞部21はチューブ20の長手方
向に沿って連続して形成されているが、その長手方向両
端部は図1の様に所定長Lだけ切除して、図9の様にパ
イプAのチューブ差込み孔Iへ差込み可能な差込み部2
2を形成すると共に、その切断面をストッパー9として
ある。このストッパー9はチューブ20の差込み部22
を図9のようにパイプAのチュ−ブ差込み孔Iに差し込
むと、パイプAの周壁に突き当たってそれ以上は差し込
まれないようにするものである。従って、多数本のチュ
ーブ20の閉塞部21の切断長Lを一定にして、それら
チューブ20の長手方向端面からストッパー9までの長
さ(差込み部22の長さ)を一定にすれば、パイプAへ
の各チューブCの差込み長が一定になる。
【0027】
【発明の実施の形態2】実施の形態1ではチューブ状に
折り曲げてから閉塞部21の長手方向端部を切除してス
トッパー9を形成してあるが、本発明では図4の様に凹
凸平板4の長手方向両端部で且つ幅方向両端部の四角を
切除して切欠き部10を形成し、その凹凸平板4を折曲
軸X−Xから図1の様に扁平なチューブ状に折曲げて閉
塞部21を形成すると、切欠き部10の端面が自動的に
ストッパー9となるようにすることもできる。
【0028】
【発明の実施の形態3】図5(b)は本発明の熱交換器
用チューブの第3の実施の形態を示したものである。こ
の熱交換器用チューブは同図(a)の様に多数枚連続し
ている平板1の幅方向中央部を折曲軸X−Xとし、その
左側半分の片面に複数本の凸条2と凹条3とを交互に形
成し、右半分を凸条2も凹条3も形成されていない平面
部13とした凹凸平板4を、連結部25から切断して一
枚づつ分離し、その折曲軸X−Xからチューブ状に折曲
げて凸条2と平面部13とを対向させて突合わせて凸条
2を区画壁5とし、その区画壁5の横に媒体通路6を形
成したものである。この場合、凹凸平板4の長手方向両
端部で且つ幅方向両端部の4角を予め切除して切欠き部
10を形成しておき、その凹凸平板4を折曲軸X−Xか
ら図1の様に扁平なチューブ状に折曲げ、凹凸平板4の
幅方向両端部7、8を重ねて閉塞部21を形成すると、
閉塞部21の長手方向端部に自動的にストッパー9が形
成されると共に熱交換器のパイプAのチューブ差込み孔
Iへ差込み可能な差込み部22が形成されるようにした
ものである。
【0029】
【発明の実施の形態4】図7(a)は本発明の熱交換器
用チューブの第4の実施の形態を示したものである。こ
の熱交換器用チューブは平板1の片面に複数の凸条2と
凹条3を形成し、隣接する凸条2間の間隔を図3、4の
凸条2間の間隔の約2倍の広さにし、凸条2の高さを図
3、4の凸条2の高さの約2倍とし、この凹凸平板4を
突条2が内側になる様に折曲げて扁平なチューブ状に形
成したものである。この場合、図7(b)の凹凸平板4
の左半分に形成された凸条2と右半分に形成された凸条
2とが、図7(a)に示すように交互に配置されて区画
壁5が形成され、その区画壁5の横に媒体通路6が形成
されている。
【0030】
【発明の実施の形態5】図8(a)、(b)は本発明の
熱交換器用チューブの第5の実施の形態を示したもので
ある。図3、図4の凹凸平板4の凸条2は一本おきに幅
を変えて、チューブ状に折り曲げた時に幅の異なる凸条
2同士が突き合わされるようにしてあるが、図8
(a)、(b)のチューブ20は凸条2を全て同じ幅に
したものである。また、図8(a)ではチューブ20の
幅方向両側面の長手方向端部寄りの一部を外側に突設さ
せてストッパー9とし、図8(b)ではチューブの幅方
向側面の長手方向端部を切除するか押し潰すかして一段
窪ませてストッパー9とし、また、長手方向端部に熱交
換器のパイプAのチューブ差込み孔Iへ差込み可能な差
込み部22を形成してある。
【0040】
【本発明の製造方法の実施の形態1】本発明の熱交換器
用チューブの製造方法の実施の形態の第1の例を以下に
説明する。本発明のチューブを製造するには例えばアル
ミ製又は他の金属製の平板1を使用する。この平板1は
図3、図4の様に独立した一枚の板でもよく、図11の
様に複数枚連続したものでもよい。また、帯状のアルミ
材がロール状に巻かれている原反から図5、図6の様に
引出した連続したアルミ材(平板)でもよい。いずれの
場合も平板1は図2(b)の様にアルミ基板11の両面
又は片面にロー材12が皮膜されているクラッド材が適
する。
【0041】図3、図4のように独立した平板1の場合
は、ロー材12が皮膜されている片面を段押し加工し
て、その長手方向に沿って細長の凹条3と凸条2を形成
すると共に、凹条3と凸条2を平板1の幅方向に交互に
形成して凹凸平板4とする。また、凸条2を折曲軸X−
Xを挟んでその両側に4本づつ軸対称となるように間隔
をあけて形成して、凹凸平板4を例えばロール成形によ
り折曲軸X−Xからチューブ状に折り曲げたときに凸条
2同士が突き合うようにしてある。ここで、段押し加工
することにより凸条2と凹条3を同時にしかも連続的に
形成することができる。また、凸条2は図3、図4の様
に幅の広いものと狭いものとを交互に形成して、折曲軸
X−Xから折り曲げたときに幅の狭い凸状2を幅の広い
凸条2に突き合せ易くしてある。平板1の幅方向両部
7、8は凸条2を形成せずに平面にしてあり、しかも一
方の幅方向端部8の幅を他方の幅方向端部7の幅より広
くして、平板1を折曲軸X−Xからチューブ状に折曲げ
たときに、図2(a)、(b)に示すように幅方向端部
8を幅方向端部7の外側に重ねて折曲げることができる
ようにしてある。図4の凹凸平板4は4角をプレス切断
とか他の任意の方法により切断してストッパー形成用の
切欠き部10を形成してある。図3、図4のいずれの場
合も平板1に形成される凸条2の本数は図示した本数に
限定されない。
【0042】前記の段押し加工には例えば図11(a)
に示す様なローラ30を用いると便利である。このロー
ラ30は外周面にリング状の突子31が均一間隔で形成
されると共に突子31の横に溝32が形成されている。
一定速度で走行中の平板1にローラ30を回転させなが
ら押し付けると、ローラ30の突子31により平板1に
凹条3が連続的に形成され、同時に、ローラ30の溝3
2により凸条2が連続的に形成される。
【0043】段押し加工には図11(b)に示す様な段
押し装置を使用することもできる。これは回転軸33に
円盤34を所望間隔で固定したものである。回転軸33
を回転させて円盤34を回転させ、回転中の円盤34を
一定速度で走行中の平板1に押し付けると、円盤34に
より平板1に凹条3が連続的に形成され、同時に円盤3
4で押された凹条3間に凸条2が連続的に形成される。
この段押し装置ではいずれかの円盤34が摩耗したり、
損傷したり下場合は、その円盤34だけを交換すること
ができる。
【0044】図3の凹凸平板4は折曲軸X−Xから例え
ばロール成形により凸条2が内向きになるように折曲げ
て、折曲軸X−Xを挟む両側の凸条2を互いに突き合わ
せて区画壁5を形成すると共に、隣接する区画壁5間に
媒体通路6を形成し、図2の様に凹凸平板4の一方の幅
方向端部8を他方の幅方向端部7の外側に被せて閉塞し
て閉塞部21を形成する製造方法である。この場合、閉
塞部21はチューブ20の長手方向全長に亙って形成さ
れるため、そのままでは図9の様に熱交換器のパイプA
のチューブ差込み孔Iに差込むことができない。そこ
で、図1のように閉塞部21の長手方向両端部を切除し
てパイプAのチューブ差込み孔Iに差込み可能な差込み
部22を形成すると共に、その切除端面をストッパー9
として、チューブ差込み孔Iにチューブ20を差込むと
ストッパー9がパイプAの周壁に突き当たってそれ以上
差込まれないようにしてある。この場合、多数本のチュ
ーブ20の端面からストッパー9までの長さを一定にす
ることにより、チューブ差込み孔Iに差込まれる多数本
のチューブ20の差込み長が一定に揃うようにすること
ができる。
【0045】図4の凹凸平板4は平板1に凸条2と凹条
3を形成し、更に平板1の4角にストッパー形成用の切
欠き部10を形成して、凹凸平板4をその折曲軸X−X
からチューブ状に折曲げ、凹凸平板4の一方の幅方向端
部8を他方の幅方向端部7の外側に被せて閉塞部21を
形成すると、その長手方向両端の切欠き部10の端面に
ストッパー9が自動的に形成されるようにすると共に、
パイプAのチューブ差込み孔Iに差込み可能な差込み部
22が形成されるようにしてある。
【0046】
【本発明の製造方法の実施の形態2】本発明の熱交換器
用チューブの製造方法の実施の形態の第2の例を以下に
説明する。アルミ材がロール条に巻かれている原反から
図6の様にアルミ材を連続して引出して平板1とし、段
押し加工によりその平板1の折曲軸X−Xの左右両側に
対称に凸条2と凹条3とを形成する。この場合、凸条2
と凹条3とを引き出し方向に連続的に形成し、更にプレ
ス加工とか他の加工により平板1の一部を切断除去して
切欠き部10と分離部26を形成し、2つの分離部26
間に連結部25を形成して、連続する凹凸平板4を形成
する。連続する凹凸平板4はプレス加工とか他の加工方
法により連結部25から切断して独立した凹凸平板4に
してから、折曲軸X−Xから図1のようにチューブ状に
折曲げて対向する凸条2同士を突き当てて区画壁5と媒
体通路6を形成する製造方法である。このときチューブ
20に幅方向側面に形成される閉塞部21の長手方向両
端に、ストッパー9と差込み部22が自動的に形成され
る。
【0047】
【本発明の製造方法の実施の形態3】本発明の熱交換器
用チューブの製造方法の実施の形態の第3の例を以下に
説明する。アルミ材がロール条に巻かれている原反から
図5(a)の様にアルミ材を連続して引出して平板1と
し、段押し加工により平板1の折曲軸X−Xの左側にだ
け連続的に凸条2と凹条3を形成し、右側には凸条2も
凹条3も形成せずに平面のままにして平面部13とし、
更にプレス加工とか他の加工により平板1の一部を切断
除去して切欠き部10と分離部26を形成し、2つの分
離部26間に連結部25を形成して、連続する凹凸平板
4を形成する。連続する凹凸平板4はプレス加工とか他
の加工方法により連結部25から切断して一枚の独立し
た凹凸平板4にしてから、図5(b)のようにチューブ
状に折曲げて凸条2を凹条3に突き当て区画壁5を形成
し、その区画壁5の横に媒体通路6を形成する。この凹
凸平板4の幅方向端部7、8のうち一方の端部8を他方
の端部7の外側に被せて閉塞して閉塞部21を形成する
と共に、閉塞部21の長手方向両端にストッパー9と図
5の様にパイプAのチューブ差込み孔Iに差込み可能な
差込み部22を形成するようにしてある。この場合、図
5(a)の凸条2の高さを図3、図4の凸条2の高さの
約2倍にして、図5(b)の凸条2により形成される区
画壁5の高さが図3の様に2つの凸条2が突き合わされ
て形成される区画壁5の高さと同じ高さになるように
し、また、媒体通路6の容積が図3の場合と同じになる
ようにしてある。
【0048】
【本発明の製造方法の実施の形態4】本発明の熱交換器
用チューブの製造方法の実施の形態の第4の例を以下に
説明する。図11のように2枚連接されている横長の各
平板1に、その長手方向に沿って凸条2と凹条3とを形
成し、また、プレス加工とか他の加工により切欠き部1
0、分離部26を形成し、2つの分離部26間に連結部
25を形成して凹凸平板4とする。この連続する凹凸平
板4をプレス加工とか他の加工により連結部25から切
断して独立した一枚の凹凸平板4にしてから、夫々の凹
凸平板4を図1、図2のようにチューブ状に折曲軸X−
Xから凸条2を内側にして折曲げて、凸条2同士を突き
合わせて区画壁5を形成し、その区画壁5の横に媒体通
路6を形成する。また、この凹凸平板4の一方の幅方向
端部8を他方の幅方向端部7の外側に被せて閉塞して閉
塞部21を形成すると共に、閉塞部21の長手方向両端
に図9の様にパイプAのチューブ差込み孔Iに差込み可
能な差込み部22と、その差込みを規制するストッパー
9とを形成するようにした製造方法である。
【0049】
【本発明の製造方法の実施の形態5】本発明のチューブ
は凹凸平板4をチューブ状に折曲げて閉塞部21を形成
してから、加熱処理して閉塞部21をロー付けして気密
に閉塞してもよいが、ロー付けしないままで図9のよう
にパイプAのチューブ差込み孔Iに差込み、その後に加
熱処理してチューブ20をパイプAにロー付けすると共
に閉塞部21をロー付けして閉塞するようにすることも
できる。平板1にロー材が塗布されていない場合は、パ
イプAやチューブ20のロー付け箇所にロー材を塗布し
てから、パイプA、チューブ20を同時に加熱し、その
ロー材を融解させてロー付けする。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1の熱交換器用チューブ
は、凸条2と凹条3を形成した凹凸平板4をチュー部状
に折曲げて内側に区画壁5と媒体通路6とを形成するの
で、区画壁5と媒体通路6のあるチューブを容易に製作
でき、従来の様に折曲げる板材の内側に波状の区画壁を
挟むとか、アルミ材を引き抜き加工する必要がなく、製
作が容易になる。また、ロー材12が皮膜されている平
板1を使用すればロー付けが容易になり、製造コストが
低減する。
【0051】本発明のうち請求項2の熱交換器用チュー
ブは、凸条2と凹条3だけでなく、それらが形成されて
いない平面部13をも形成した凹凸平板4をチューブ状
に折曲げて凸条2と平面部13とを突合わせて区画壁5
と媒体通路6とを形成するので、凸条2同士を突き合せ
る場合よりも突合わせが容易になる。また、ロー材12
が皮膜されている平板1を使用すればロー付けが容易に
なり、製造コストが低減する。
【0052】本発明のうち請求項3の熱交換器用チュー
ブは、チューブ状に折曲げた凹凸平板4の幅方向外側の
外周面の長手方向端部にストッパー9が形成されてなる
ので、チューブを熱交換器のパイプのチューブ差込み孔
へ差込むときに、ストッパー9がパイプの周壁に突き当
たるまで差込むだけでパイプへのチューブの差込み長を
一定にすることができる。また、同様のチューブをパイ
プに多数本差込めば、パイプ内へ突出するチューブの長
さは全て均一になり、パイプ内を流れる媒体の流れがス
ムースになる。
【0053】本発明のうち請求項4の熱交換器用チュー
ブは、平板1に切欠き部10をも形成し、その凹凸平板
4をチューブ状に折曲げて切欠き部10の端面をストッ
パー9としたので、凹凸平板4を折曲げてからストッパ
ー9をわざわざ製作する必要が無く、ストッパー9の製
作が容易になり、製造コストも安価になる。
【0054】本発明のうち請求項5の熱交換器用チュー
ブの製造方法はロール状に巻かれている原反から連続的
に引出される平板1又は一枚づつ独立した平板1又は複
数枚連続した平板1の片面に、複数の凸条2と凹条3と
を形成した凹凸平板4を折り曲げて凸条2同士、又は凸
条2と凹条3を突合わせて区画壁5と媒体体路6を形成
するので、次のような効果がある。 .従来の熱交換器用チューブの製造方法の様に、折曲
げる板材の内側に波状の区画壁を挟むとか、アルミ材を
引き抜き加工する必要がなく、製作が容易になる。 .原反から連続的に引出される平板1を使用すれば、
凹凸平板4を連続的に作ることができ、生産性が向上
し、コストも低減する。
【0055】本発明のうち請求項6の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、ロール状に巻かれている原反から連続
的に引出される平板1又は一枚づつ独立した平板1又は
複数枚連続した平板1の片面に、複数の凸条2と凹条3
を形成するだけでなく、凸条2と凹条3が形成されない
平面部13を形成して凹凸平板4とし、その凹凸平板4
をチューブ状に折り曲げて凸条2と平面部13とを突合
わせるようにしたので、凸条2同士を突き合わせる場合
よりも位置合わせが容易になり、制作し易くなる。
【0056】本発明のうち請求項7の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、ロール状に巻かれている原反から連続
的に引出される平板1又は複数枚連続した平板1の片面
に、複数の凸条2と凹条3とを間隔をあけて形成して凹
凸平板4とし、その凹凸平板4を切断分離して一枚にし
てからチューブ状に折り曲げるので、凹凸平板4を連続
的に作ることができるので生産性が向上し、コストも低
減する。
【0057】本発明のうち請求項8の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、ロール状に巻かれている原反から連続
的に引出される平板1又は複数枚連続した平板1の片面
に複数の凸条2と凹条3だけでなく平面部13をも形成
し、その凹凸平板4を切断分離して一枚にしてからチュ
ーブ状に折り曲げるので、凹凸平板4を連続的に作るこ
とができるので生産性が向上し、コストも低減し、しか
も、凸条2同士を突き合わせる場合よりも位置合わせが
容易になり、制作し易くなる。
【0058】本発明のうち請求項9の熱交換器用チュー
ブの製造方法は、凹凸平板4をチューブ状に折り曲げて
その幅方向両端部7、8の一方を他方の外側に重ねて閉
塞し、チューブ20の外側に突出する閉塞部21の長手
方向両端側を切断除去して熱交換器のパイプへ差込み可
能な差込み部22を形成すると共にその切断端面をパイ
プへの差込み長を規制するストッパー9とするので、差
込み部22及びストッパー9の製造が容易になる。
【0059】本発明のうち請求項10の熱交換器用チュ
ーブの製造方法は、平板1の幅方向両端部7、8の長手
方向両端側を切断除去して切欠き部10も形成して凹凸
平板4とし、その凹凸平板4をチューブ状に折曲げて切
欠き部10の端面をストッパー9とするするので、連続
する平板1を切断して一枚づつに分離するときに同時
に、平板1にプレス加工で切欠き部10を形成すればス
トッパー9が形成され、トッパー9の形成がより一層容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器用チューブの実施形態の第1
の例を示す説明図。
【図2】(a)は図1の熱交換器用チューブのA−A断
面図、(b)は図2(a)の部分拡大説明図。
【図3】本発明の熱交換器用チューブを製作する凹凸平
板の第1の例の説明図。
【図4】本発明の熱交換器用チューブを製作する凹凸平
板の第2の例の説明図。
【図5】(a)は本発明の熱交換器用チューブを製作す
る凹凸平板の第3の例の説明図、(b)は同平板で作成
された熱交換器用チューブの斜視図。
【図6】本発明の熱交換器用チューブを製作する凹凸平
板の第4の例の説明図。
【図7】(a)は本発明の熱交換器用チューブの第2の
例を示す断面図、(b)は同図(a)のチューブの製作
に使用される凹凸平板の断面図。
【図8】(a)は本発明の熱交換器用チューブの第3の
例を示す斜視図、(b)は第4の例を示す斜視図。
【図9】本発明の熱交換器用チューブを熱交換器のパイ
プに差込んだ状態の説明図。
【図10】本発明の熱交換器用チューブを製作する凹凸
平板の第5の例の説明図。
【図11】(a)は本発明の熱交換器に使用される平板
に突条と凹条を形成するためのローラの断面図、(b)
は平板に突条と凹条を形成するための段押し装置の他の
例を示す説明図。
【図12】従来の熱交換器用のパイプとチューブの第1
の説明図。
【図13】従来の熱交換器用のパイプとチューブの第2
の説明図。
【図14】(a)は従来の熱交換器の組立て前の説明
図、(b)は同図(a)における媒体の流れの説明図。
【符号の説明】
1は平板 2は凸条 3は凹条 4は凹凸平板 5は区画壁 6は媒体通路 7、8は凹凸平板の幅方向両端部 9はストッパー 10は切欠き部 11は基板 12はロー材 13は平面部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロー材が皮膜されているか又はされていな
    い平板(1)の片面に複数の凸条(2)と凹条(3)と
    が間隔をあけて形成された凹凸平板(4)を、凸条
    (2)を内側にしてチューブ状に折曲げて、凸条(2)
    同士を、又は凸条(2)と凹条(3)を突合わせて、内
    側に複数の区画壁(5)とそれら区画壁(5)で区画さ
    れた媒体通路(6)とを形成し、折曲げた凹凸平板
    (4)の幅方向両端部(7、8)を閉塞してなる熱交換
    器用チューブ。
  2. 【請求項2】ロー材が皮膜されているか又はされていな
    い平板(1)の片面に複数の凸条(2)と凹条(3)を
    間隔をあけて形成すると共に、それらが形成されていな
    い平面部(13)をも形成した凹凸平板(4)を、凸条
    (2)が内側になるようにチューブ状に折曲げて凸条
    (2)と平面部(13)とを突合わせて、内側に複数の
    区画壁(5)とそれら区画壁(5)で区画された媒体通
    路(6)とを形成し、折り曲げた凹凸平板(4)の幅方
    向両端部(7、8)を閉塞してなる熱交換器用チュー
    ブ。
  3. 【請求項3】チューブ状に折曲げた凹凸平板(4)の幅
    方向外側面の長手方向端側に、熱交換器のパイプへの差
    込み長を規制するストッパー(9)を形成した請求項1
    又は請求項2記載の熱交換器用チューブ。
  4. 【請求項4】平板(1)の幅方向両端部(7、8)の長
    手方向両端側を切断除去して切欠き部(10)も形成し
    て凹凸平板(4)とし、その凹凸平板(4)をチューブ
    状に折曲げて同凹凸平板(4)の幅方向両端部を閉塞
    し、前記切欠き部(10)の端面を熱交換器のパイプへ
    の差込み長を規制するストッパー(9)とした請求項1
    又は請求項2記載の熱交換器用チューブ。
  5. 【請求項5】ロール状に巻かれている原反から連続的に
    引出される平板(1)又は一枚づつ独立した平板(1)
    又は複数枚連続した平板(1)の片面に、複数の凸条
    (2)と凹条(3)とを間隔をあけて形成して凹凸平板
    (4)とし、その凹凸平板(4)を凸条(2)が内側に
    なる様にチューブ状に折り曲げて、凸条(2)同士を又
    は凸条(2)と凹条(3)を突合わせて内部に複数の区
    画壁(5)を形成すると共にそれら区画壁(5)で区画
    された媒体通路(6)を形成し、折り曲げた凹凸平板
    (4)の幅方向両端部(7、8)を閉塞してチューブ
    (20)を形成するようにした熱交換器用チューブの製
    造方法。
  6. 【請求項6】ロール状に巻かれている原反から連続的に
    引出される平板(1)又は一枚づつ独立した平板(1)
    又は複数枚連続した平板(1)の片面に複数の凸条
    (2)と凹条(3)とを間隔をあけて形成すると共に、
    それらが形成されていない平面部(13)をも形成して
    凹凸平板(4)とし、その凹凸平板(4)を凸条(2)
    を内側にしてチューブ状に折り曲げて、凸条(2)と平
    面部(13)とを突合わせて内部に複数の区画壁(5)
    を形成すると共にそれら区画壁(5)で区画された媒体
    通路(6)を形成し、折り曲げた凹凸平板(4)の幅方
    向両端部(7、8)を閉塞してチューブ(20)を形成
    するようにした熱交換器用チューブの製造方法。
  7. 【請求項7】ロール状に巻かれている原反から連続的に
    引出される平板(1)、又は複数枚連続した平板(1)
    の片面に、複数の凸条(2)と凹条(3)とを間隔をあ
    けて形成して凹凸平板(4)とし、その凹凸平板(4)
    を切断分離して一枚にしてから、凸条(2)が内側にな
    る様にチューブ状に折り曲げて、凸条(2)同士を又は
    凸条(2)と凹条(3)を突合わせて内部に複数の区画
    壁(5)を形成すると共にそれら区画壁(5)で区画さ
    れた媒体通路(6)を形成し、折り曲げた凹凸平板
    (4)の幅方向両端部(7、8)を閉塞してチューブ
    (20)を形成するようにした熱交換器用チューブの製
    造方法。
  8. 【請求項8】ロール状に巻かれている原反から連続的に
    引出される平板(1)又は複数枚連続した平板(1)の
    片面に複数の凸条(2)と凹条(3)とそれらが形成さ
    れない平面部(13)を形成して凹凸平板(4)とし、
    その凹凸平板(4)を切断分離して一枚にしてから、凸
    条(2)を内側にしてチューブ状に折り曲げて、凸条
    (2)と平面部(13)とを突合わせて内部に複数の区
    画壁(5)を形成すると共にそれら区画壁(5)で区画
    された媒体通路(6)を形成し、折り曲げた凹凸平板
    (4)の幅方向両端部(7、8)を閉塞してチューブ
    (20)を形成するようにした熱交換器用チューブの製
    造方法。
  9. 【請求項9】凹凸平板(4)をチューブ状に折り曲げて
    その幅方向両端部(7、8)の一方を他方の外側に重ね
    て閉塞して、閉塞部(21)が外側に突出するチューブ
    (20)を形成し、同閉塞部(21)の長手方向両端側
    を切断除去して熱交換器のパイプへ差込み可能な差込み
    部(22)を形成すると共にその切断端面をパイプへの
    差込み長を規制するストッパー(9)とするようにした
    請求項5乃至請求項8記載の夫々の熱交換器用チューブ
    の製造方法。
  10. 【請求項10】平板(1)の幅方向両端部(7、8)の
    長手方向両端側を切断除去して切欠き部(10)も形成
    して凹凸平板(4)とし、その凹凸平板(4)を、チュ
    ーブ状に折曲げて前記幅方向両端部(7、8)を閉塞す
    ると共に前記切欠き部(10)の端面を熱交換器のパイ
    プのチューブ差込み孔への差込み長を規制するストッパ
    ー(9)とするようにした請求項5乃至請求項8記載の
    夫々の熱交換器用チューブの製造方法。
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