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JPH10120936A - 新規なアルミニウム顔料組成物、及び、その製造方法 - Google Patents

新規なアルミニウム顔料組成物、及び、その製造方法

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Publication number
JPH10120936A
JPH10120936A JP28088496A JP28088496A JPH10120936A JP H10120936 A JPH10120936 A JP H10120936A JP 28088496 A JP28088496 A JP 28088496A JP 28088496 A JP28088496 A JP 28088496A JP H10120936 A JPH10120936 A JP H10120936A
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JP
Japan
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aluminum pigment
fatty acid
weight
pigment composition
acid
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JP28088496A
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Kiyoshi Iri
入  清
Yukio Hayashi
行男 林
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Asahi Kasei Metals Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Metals Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/38Paints containing free metal not provided for above in groups C09D5/00 - C09D5/36

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタリック塗装またはメタリック印刷等によ
る塗膜形成過程において、アルミニウム顔料の配向性の
良いメタリックムラの生じ難い、メタリック感が高く密
着性の高い塗膜を形成できる新しいアルミニウム顔料組
成物を提供すること。 【解決手段】 アルミニウム顔料(加熱残分65%のと
き)に含まれるアセトン可溶分が1.0重量%以下であ
り、かつ、炭素数1〜5の低級脂肪酸を0.02〜1.
0重量%含有するアルミニウム顔料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ボディや部
品の高級メタリック塗料、自動車補修用メタリック塗
料、家電プラスチック用メタリック塗料、工業用メタリ
ック塗料等の塗料分野、グラビア印刷、オフセット印
刷、スクリーン印刷等の高級メタリック印刷分野等に使
用されるアルミニウム顔料組成物に係わる。
【0002】より詳細には、塗装ないしは印刷等による
塗膜形成過程において、従来にないアルミニウム顔料の
配向性の高い塗膜を得ると共に、塗膜形成後の密着性に
優れたメタリック塗料用ないしは印刷用の新規なアルミ
ニウム顔料組成物に係わる。
【0003】
【従来の技術】一般に、アルミニウム顔料は他の顔料に
ない独特なメタリック感と基材に対する優れた隠蔽性を
特徴とし、前記した用途に多用されてきた。特に近年、
自動車用ボディ塗装をはじめとして、包装用印刷等にお
けるファッション性の要求が高まり、自動車や包装材料
等の本来の機能性と同等以上の価値観で評価されるよう
になってきた。
【0004】一方では、生産性や作業性の観点から、塗
装や印刷の効率化、簡素化、スピード化が進み、アルミ
ニウム顔料のような塗膜中での配向性により塗装ないし
は印刷後のメタリック感に差異の生じ易い顔料に対して
は、厳しい生産条件を強いられている。すなわち、塗料
ないしは印刷インキを一時に多量に塗布すると、アルミ
ニウム顔料は塗膜中でランダムな配列になり高い光の反
射性が得られないためグレー調ないしはメタリックムラ
が生じ易い。アルミニウム顔料の配向性をよくするため
には、塗装ないしは印刷の1回の膜厚を極力薄くし数回
に分けて塗布するか、塗料ないしは印刷インキのレオロ
ジーコントロールが必要になる。しかし多種多様な塗料
組成ないしは印刷インキ組成に対応するためには、レオ
ロジーコントロールのみでは問題があるのが現状であ
る。
【0005】また、レオロジーコントロール等のため塗
料ないしは印刷インキに極性基を持った添加剤等を付加
することにより、塗膜の硬度阻害・架橋密度の低下によ
る塗膜と基材との密着性の低下、表層に透明な保護クリ
アー層を形成させた場合の層間密着性の低下の問題が生
じる。これらは、全て塗膜中の添加剤等の遊離成分にに
起因するものであり、極力減らすことが好ましい。アル
ミニウム顔料中に含まれる遊離成分も塗料化ないしは印
刷インキ化時の密着性低下要因になり得るが、一義的に
除去した場合、アルミニウム顔料の凝集や変質に対する
安定性を著しく損なうため、アルミニウム顔料の品質上
の問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、メタリック塗装ないしはメタリック印刷等による塗
膜形成過程において、アルミニウム顔料の配向性の良
い、メタリックムラの生じ難い、メタリック感の高い塗
膜を与え、かつ、塗膜形成後の基材ないしは保護クリア
ー層との密着性に優れた塗膜を与える新規なアルミニウ
ム顔料組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供される
新規なアルミニウム顔料組成物の特徴は、アルミニウム
顔料(加熱残分65%)に含まれるアセトン可溶分が、
1.0重量%以下であり、かつ、炭素数1〜5の低級脂
肪酸を0.02〜1.0重量%含有することである。
【0008】ここで、アセトン可溶分とは、JIS K
5906−1991 塗料用アルミニウム顔料(日本
規格協会 発行)の8.4項に記載のアセトン抽出法に
よるものである。本発明でいうアルミニウム顔料とは、
一般に、塗料および印刷インキ等に広く用いられてい
る、湿式法あるいは乾式法のボールミル、アトライタ
ー、スタンプミル等の粉砕機によって得られるフレーク
状のアルミニウム粒子である。
【0009】アルミニウム顔料は、通常、アルミニウム
粒子表面に、アルミニウム顔料の製造過程で使用される
粉砕助剤、炭素数8〜24の高級脂肪酸(例えば、オレ
イン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸等)、炭素数8〜24の高級脂肪
族アミン(例えば、オクタデシルアミン等)、炭素数8
〜24の高級脂肪族アルコール(例えば、ラウリルアル
コール、セチルアルコール、オクタデシルアルコール、
オレイルアルコール等)等の粉砕助剤が、付着ないしは
含有している。この粉砕助剤の種類は、前記の種類のな
かにおいて、本発明の効果を左右するものではないが、
粉砕助剤の付着ないしは含有量は本発明の効果に著しい
影響を与える。すなわち、前記の粉砕助剤を含めたアル
ミニウム顔料のアセトン可溶分が1.0重量%以下であ
ることが好ましい。更には、0.5重量%以下であるこ
とがより好ましい。1.0重量%を超えると、遊離の高
級脂肪酸等の成分が塗膜形成時の配向を阻害すると共に
塗膜の硬度等を低下させ密着性を悪化させる。アセトン
可溶分が0重量%の場合であっても、アルミニウム顔料
の表面には脱離不可の脂肪酸等の成分が残るがこれらは
遊離成分ではないため、アルミニウム顔料の安定性を維
持すると共に、本発明の効果を発現する。
【0010】本発明に用いられる炭素数1〜5の低級脂
肪酸の含有量は、0.02〜1.0重量%の範囲であ
る。更に好ましくは、0.05〜0.5重量%の範囲で
ある。含有量が1.0重量%を超えると低級脂肪酸の酸
性度のためアルミニウム顔料の粒子同士の凝集力が強ま
り、凝集および変質の原因となり貯蔵時の安定性を著し
く損なう。また、0.02重量%未満であると、アルミ
ニウム顔料を塗料ないしは印刷インキに配合し塗膜を形
成する際、アルミニウム顔料の塗膜中での配向性に効果
を示さなくなり、メタリックムラ等のメタリック感の低
下を来すので好ましくない。
【0011】炭素数1〜5の低級脂肪酸の種類として
は、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の飽和脂肪酸、
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸等の
不飽和脂肪酸の一種または二種以上の組み合わせ使用が
可能である。好ましくは、樹脂との親和性の高いラジカ
ル重合性二重結合を有するアクリル酸、メタクリル酸、
イタコン酸、フマル酸の一種または二種以上の不飽和脂
肪酸が良い。炭素数5を超える脂肪酸は、表面滑剤とし
ての効果が高くなるため、好ましくない。
【0012】本発明のアルミニウム顔料組成物は以下の
製造方法によって提供される。すなわち、炭素数8〜2
4の高級脂肪酸、および/または、炭素数8〜24の高
級脂肪族アミン、および/または、炭素数8〜24の高
級脂肪族アルコールを含有するアルミニウム顔料100
重量部に対して、炭化水素系溶剤および/またはアルコ
ール系溶剤および/またはエステル系溶剤100重量部
以上の分散液に、炭素数1〜5の低級脂肪酸を0.02
〜1.0重量部添加処理した後、濾過することによって
得られる。
【0013】使用される溶剤としては,ミネラルスピリ
ット、ソルベントナフサ、トルエン等の炭化水素系溶
剤、イソプロピルアルコール、エトキシプロパノール等
のアルコール系溶剤、酢酸エチル等のエステル系溶剤が
選択される。
【0014】炭素数1〜5に低級脂肪酸の添加処理は常
温でも行えるが、好ましくは、40〜90℃に加熱し撹
拌処理する。撹拌する時間は、10分〜360分の範囲
が好ましい。
【0015】90℃を越えると、アルミニウム顔料分散
液が凝集し易くなり、常温未満では、撹拌処理時間が長
くなり、安定した効果が得られにくくなる。撹拌時間が
10分未満では、添加した低級脂肪酸が充分にアルミニ
ウム顔料に拡散吸着されないため、安定した効果が得ら
れにくい。360分を超えるとアルミニウム顔料の撹拌
に伴う物理的変形を誘引し易くなる。
【0016】添加処理は、通常のミキサーや撹拌翼の付
いたタンク等の混合機が使用され、特に限定されるもの
ではない。また、処理後の分散液の濾過も通常のフィル
タープレスや圧搾機等が使用され、特に限定されるもの
ではない。
【0017】本発明のアルミニウム顔料組成物は、低級
脂肪酸で処理された状態では、酸性を示すため、用いら
れる塗料や印刷インキの特性、併用されるその他の顔料
(例えば、有機顔料、無機顔料、カーボンブラック等)
との分散性に応じて、塩基性脂肪族化合物で中和され
る。
【0018】中和に用いられる塩基性脂肪族化合物とし
て、低級脂肪族アミンが好ましい。低級脂肪族アミンと
しては、ブチルアミン、ジブチルアミン、シクロヘキシ
ルアミン、ジシクロヘキシルアミン、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、モルホリンの中から選ばれ
る一種または二種以上であることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】実施例によって本発明を具体的に
説明する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を示すが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0021】実施例1 内径が34.5cm、長さ38.4cmのボールミルに
直径1/8インチスチールボール21kg、アトマイズ
粉(平均粒子径:6μ)500g、ミネラルスピリット
2.5リットル、オクタデシルアミン20gを入れ、6
0rpmで5時間回転させた後、アルミスラリーをミネ
ラルスピリットで洗浄、抜き出して、目開きが34μの
ステンレス製金網を付けたダルトン振動篩で篩分けし、
アンダースラリーを濾過して、フレーク状のアルミニウ
ム顔料[a]を得た。このアルミニウム顔料[a]の加
熱残分は65重量%であり、アセトン可溶分は1.2%
であった。
【0022】得られたアルミニウム顔料[a]100重
量部とミネラルスピリット160重量部をセパラブルフ
ラスコの中に入れ、系内の温度を60℃に昇温した。次
いでアクリル酸を0.5重量部添加し、60℃で1時間
撹拌した。撹拌終了後、室温に戻してからアルミスラリ
ーをブフナーロートで濾過し、更に、加熱残分65%に
調整する際、モルホリンを規定量のミネラルスピリット
と同時に添加し、pH6.5〜7.0であるアルミニウ
ム顔料組成物[A]を得た。
【0023】アルミニウム顔料組成物[A]のアセトン
可溶分は、0.5重量%であった。また、アルミスラリ
ー中の遊離アクリル酸量をガスクロマトグラフィーにて
定量したところ、アクリル酸添加基準として0.1重量
%が検出されたため、アルミニウム顔料組成物[A]に
含まれるアクリル酸含有量は0.4重量%であった。そ
の性能評価結果を、表1に示した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】実施例2 実施例1で使用したアルミニウム顔料[a]を用いて、
表1に記載の処理条件でアルミニウム顔料組成物
[B]、[C]、[D]、[E]、[F]を得た。その
性能評価結果を、表1に示した。
【0027】比較例1 実施例1で使用したアルミニウム顔料[a]を用いて、
表1に記載の処理条件でアルミニウム顔料組成物
[b]、[c]、[d]、[e]を得た。その性能評価
結果を、表2に示した。
【0028】
【表3】
【0029】評価方法 (1)加熱残分の測定: JIS K 5906−19
91 8.3項加熱残分に従って実施した。 (2)アセトン可溶分: JIS K 5906−19
91 8.4アセトン可溶分のアセトン抽出法に従って
実施した。
【0030】(3)アルミニウム顔料組成物の安定性:
300ccのブリキ缶にアルミニウム顔料組成物約10
0gを入れ、蓋をして50℃の熱風循環式乾燥機中で、
7日間静置した後、上記試料50gを1リットルのミネ
ラルスピリットに分散させ、次いで200メッシュのナ
イロン濾布をつけた濾過試験装置(ミリポアー社製)に
流し込み、更にミネラルスピリットおよびアセトンで充
分洗浄した後濾過残分を集め、乾燥後の重量を測定し
た。この重量が0.1%を超えるものはメタリック顔料
として貯蔵安定性不適合と判断した。
【0031】(4)評価用塗膜の形成方法:下記配合の
熱硬化型塗料をスプレーを用いて磨き軟鋼板状上に塗膜
厚さ約20μmになるように塗装した。続いて、クリア
ーコートをwet−on−wet方式で塗膜厚さ約30
μmになるように塗装した後、140℃で30分間焼き
付けた。
【0032】 熱硬化塗料 アルミニウム顔料(加熱残分として) 15PHR アクリディック47−712 ※1 80重量部 スーパーベッカミン−J−820※1 20重量部 希釈シンナー ※2 適量 クリアーコート アクリディック44−179 ※1 80重量部 スーパーベッカミン−J−820※1 20重量部 キシレン 適量 ※1.大日本インキ化学工業(株)製 ※2.トルエン/酢酸エチル/ブチルセロソルブ=7/2/1(重量比) (5)アルミニウム顔料の配向性:メタリック塗膜の反
射光は、拡散反射光が極めて少なく、フレーク状アルミ
ニウム顔料表面からの正反射方向に強い反射光分布を持
つ。従って、入射光を一定にして、反射光の観察角度を
変えることによって見える塗膜の明度の変化の度合いを
計ることにより、アルミニウム顔料の配向性の度合いを
評価できる。
【0033】変角測色計(VC−1:スガ試験機(株)
製)を用い、入射角45度、受光角5度及び−35度の
各角度における測色(Lab表色系による)を行った。
得られた各角度のL値(明暗度を示す値)の差を下式1
により、配向度Fを算出した。配向度Fが大きい程、拡
散反射光の少ない、すなわち、配向性の高い塗膜である
と判断される。
【0034】
【数1】
【0035】※L-35:受光角−35度(正反射光側)
で測色した時のL値。 L5:受光角+5度(入射光側)で測色した時のL値。 未処理の配向度をF0とし、処理後の組成物の配向度を
Ftとした時の配向度向上率Ffは、次式2で表され
る。
【0036】 Ff(%) = Ft/F0×100 [式2] 配向度向上率Ffにより、配向性の評価を行った。
【0037】 ◎著しい効果が認められる Ff値が110%以上 ○効果が認められる Ff値が101%以上11
0%未満 ×効果なし Ff値が100%以下 (6)密着性の評価:前述の評価用塗膜塗板を80℃の
温水中に8時間静置した後、碁盤目試験(JIS K
5400−1979 6.15項)を実施した。塗膜の
セロテープによる剥離状態を以下の基準で判定した。
【0038】 ◎極めて良好 剥離なし ○良好 碁盤目の角が剥がれる △やや不良 碁盤目のマス目ごとに幾つか剥がれる ×不良 大部分が剥がれる
【0039】
【発明の効果】本発明によると、メタリック塗装ないし
は印刷インキ等による塗膜形成過程において、アルミニ
ウム顔料の配向性の良い、メタリックムラの生じ難い、
メタリック感の高い塗膜を与え、かつ、塗膜形成後の基
材ないしは保護クリアー層との密着性に優れた塗膜を与
えるアルミニウム顔料組成物を提供することができる。
【0040】自動車ボディ等の高級メタリック塗料分野
からグラビヤ印刷等の高級メタリック印刷分野等の広範
囲で使用することが可能な新規なアルミニウム顔料組成
物であり、その工業的価値は極めて大である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】実施例2 実施例1で使用したアルミニウム顔料[a]を用いて、
表1に記載の処理条件でアルミニウム顔料組成物
[B]、[C]、[D]、[E]、[F]を得た。その
性能評価結果を、表1に示した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【表2】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム顔料(加熱残分65%)に含
    まれるアセトン可溶分が1.0重量%以下であり、か
    つ、炭素数1〜5の低級脂肪酸を0.02〜1.0重量
    %含有することを特徴とする新規なアルミニウム顔料組
    成物。
  2. 【請求項2】アセトン可溶分が0.5重量%以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の新規なアルミニウム顔
    料組成物。
  3. 【請求項3】炭素数1〜5の低級脂肪酸を0.05〜
    0.5重量%含有することを特徴とする請求項1記載の
    新規なアルミニウム顔料組成物。
  4. 【請求項4】前記低級脂肪酸が、不飽和脂肪酸であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の新規なアルミニウム顔料
    組成物。
  5. 【請求項5】前記不飽和脂肪酸が、アクリル酸、メタク
    リル酸、イタコン酸ル酸、フマル酸の一種または二種以
    上であることを特徴とする請求項1および4記載の新規
    なアルミニウム顔料組成物。
  6. 【請求項6】炭素数8〜24の高級脂肪酸、および/ま
    たは、炭素数8〜24の高級脂肪族アミン、および/ま
    たは、炭素数8〜24の高級脂肪族アルコールを含有す
    るアルミニウム顔料100重量部に対して、炭化水素系
    溶剤および/またはアルコール系溶剤および/またはエ
    ステル系溶剤100重量部以上の分散液に、炭素数1〜
    5の低級脂肪酸を0.02〜1.0重量部添加撹拌処理
    後、濾過することを特徴とする請求項1記載の新規なア
    ルミニウム顔料の製造方法。
  7. 【請求項7】炭素数1〜5の低級脂肪酸を0.05〜
    0.5重量部添加撹拌処理することを特徴とする請求項
    6記載の新規なアルミニウム顔料の製造方法。
  8. 【請求項8】炭素数1〜5の低級脂肪酸の添加処理は、
    前記分散液を40〜90℃に加熱して、10分〜360
    分撹拌することを特徴とする請求項6記載の新規なアル
    ミニウ料の製造方法。
  9. 【請求項9】アルミニウム顔料組成物が、塩基性脂肪族
    化合物で中和されていることを特徴とする請求項1記載
    の新規なアルミニウム顔料組成物。
  10. 【請求項10】塩基性脂肪族化合物が、低級脂肪族アミ
    ンであることを特徴とする請求項9記載の新規なアルミ
    ニウム顔料組成物。
  11. 【請求項11】低級脂肪族アミンが、ブチルアミン、ジ
    ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシ
    ルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
    ン、モルホリンの中から選ばれる一種または二種以上で
    あることを特徴とする請求項10記載の新規なアルミニ
    ウム顔料組成物。
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