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JPH10113938A - 回転成形方法及びその装置 - Google Patents

回転成形方法及びその装置

Info

Publication number
JPH10113938A
JPH10113938A JP28923896A JP28923896A JPH10113938A JP H10113938 A JPH10113938 A JP H10113938A JP 28923896 A JP28923896 A JP 28923896A JP 28923896 A JP28923896 A JP 28923896A JP H10113938 A JPH10113938 A JP H10113938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mist
mold
molded article
air
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28923896A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayasu Yagi
隆康 八木
Makoto Kawakami
真 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Placo Co Ltd
Tosoh Corp
Original Assignee
Placo Co Ltd
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Placo Co Ltd, Tosoh Corp filed Critical Placo Co Ltd
Priority to JP28923896A priority Critical patent/JPH10113938A/ja
Publication of JPH10113938A publication Critical patent/JPH10113938A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の冷却時間を短縮し、成形品のヒケを
防止する。 【解決手段】 加熱により溶融した合成樹脂を金型Aの
回転に伴い金型Aのキャビティに付着させ、この後、こ
の加熱を停止し、この金型Aを放冷する。次いで、この
金型Aの回転を停止する。この状態でエア供給孔11か
らエアを成形品の開口部を通して成形品内に供給し、こ
の成形品の内圧を一定圧内に保持しながら、エアの給排
をエア供給孔11及び排気孔12を利用して行うととも
に、ミスト発生装置を作動させ、ミスト供給孔10から
10μ以下のミストを成形品内に供給し、成形品の内面
とこのミストを接触させる。この接触時にこの10μ以
下のミストは瞬間的に蒸発し、この蒸発による気化の潜
熱作用により成形品をこの内面から冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明の回転成形方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の回転成形方法は、例えば特開昭5
8ー132507号公報に記載される如く金型に粉末状
の熱可塑性樹脂を投入し金型を加熱し金型のガス抜き穴
よりガスを排気し、この熱可塑性樹脂を溶融しながら金
型を回転させ、その金型のキャビティに付着し所望の成
形品を製造する。その後加熱を停止し金型の回転を継続
して、前記ガス抜き穴からのガスの排気を行いながら金
型の外側から水あるいは外気により金型及び成形品を冷
却する。
【0003】しかしながら、上記成形方法により成形し
た回転成形品の取り出し工程に課題がある。即ち、加熱
を停止した後、金型の回転を継続させ水或いは外気によ
り金型を外側から冷却するのに際し金型の冷却と共に成
形品も冷却させているが、成形品はその樹脂の持つ熱収
縮率が金型の熱収縮率より大きいため、冷却するに従い
金型と成形品の間に空隙が発生する。この空隙により、
金型の冷却が直に前記成形品に伝達されないため、前記
成形品の冷却効率が低下し、かなり長い冷却時間が必要
である。また成形品の肉厚が一様でない場合には、成形
品の冷却に従い成形品にヒケが発生する。この発明は、
前記課題を解決し、成形品の冷却時間を短縮し、成形品
のヒケを防止するようにした回転成形方法及びその装置
を市場に提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明は金型内に粉末状の熱可塑性樹脂を投入
し、金型を加熱しこの熱可塑性樹脂を溶融し金型を回転
し、その金型のキャビティに溶融樹脂を付着させ所望の
成形品を製造する方法において、前記溶融樹脂の付着後
にミストを前記成形品内に噴霧し成形品を内面側から冷
却することを特徴とする回転成形方法としてある。
【0005】前記課題を解決するために、この回転成形
方法における前記ミストの大きさは10μ(ミクロン)
以下としてあることを特徴とすることが好ましい。
【0006】前記課題を解決するために、この回転成形
方法における前記冷却時に前記成形品内にエアを吹き込
み、その内圧を一定圧力に保持しながら、エアの供給、
排出を行うことを特徴とするが望ましい。
【0007】前記課題を解決するために、関連発明は請
求項1、2又は3記載の方法を実施することを特徴とす
る回転成形装置としてある。
【0008】前記課題を解決するために、この回転成形
装置におけるこの回転成形装置における金型の側面にミ
スト供給孔と、エア供給孔及びその排気孔が設けてあ
り、このミスト供給孔には、ミスト発生装置が接続され
ていることを特徴とする。
【0009】前記課題を解決するために、この回転成形
装置における前記ミスト発生装置はミストノズルを有す
ることを特徴とする場合もある。
【0010】前記課題を解決するために、この回転成形
装置における前記ミストノズルは、10μ以下のミスト
を発生させるものとしてあることを特徴としてあること
が望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態は、請求項1、2、3
記載の方法発明を実施する請求項4、5、6、7記載の
装置発明の代表的な実施の形態である。図1、図2にお
いて、Aは回転成形装置の金型であり、成形品の開口部
に位置する前記金型Aの位置にはミスト供給孔10と、
エア供給孔11及びその排気孔12とが設けてあり、こ
のミスト供給孔10には、ミスト発生装置(図示せず)
が接続されている。この作用は、この金型A内に所期の
量の粉末樹脂(図示せず)が投入され、加熱により溶融
した合成樹脂を金型Aの回転に伴い金型Aのキャビティ
に付着させ、この後、この加熱を停止し、この金型Aを
放冷する。次いで、この金型Aの回転を停止する。この
状態で前記エア供給孔11からエアを成形品の開口部を
通して成形品内に供給し、この成形品の内圧を一定圧内
に保持しながら、エアの給排を前記エア供給孔11及び
排気孔12を利用して行うとともに、ミスト発生装置を
作動させ、ミストノズルを通して前記ミスト供給孔10
から10μ以下のミストを前記成形品内に供給し、前記
成形品の内面とこのミストを接触させる。この接触時に
この10μ以下のミストは瞬間的に蒸発し、この蒸発に
よる気化の潜熱作用により成形品をこの内面から冷却す
る。この際、10μ以下のミストが成形品内面と衝突し
ても、瞬間的に蒸発するため、成形品内面に凹凸面が生
じない。このようにして金型A及びこの中の成形品を冷
却した後、金型Aを開いて、成形品を取り出す。
【0012】実施例1 加熱時間20分、保持時間10分後、回転を止め、静止
状態でミスト(10μ以下)を10分間吹き込んだ。
【0013】実施例2 加熱時間20分、保持時間10分後、回転を止め、静止
状態で1個のガス抜き穴からエアーを吹き込み、内圧を
0.5kg/cm2 に保持した状態で、ミスト(10μ
以下)を10分間吹き込んだ。
【0014】比較例1 加熱時間20、加熱除去後、回転時間40分で成形し
た。 比較例2 加熱時間20、保持時間10秒後、回転を止め、静止状
態でミスト(350μ)を10分吹き込んだ。前記の結
果は次の通りです。 表面温度 ヒケ 内面の湿気状態 ℃ 実施例1 55 ○ ○ 実施例2 50 ◎ ◎ 比較例1 55 △ ◎ 比較例2 63 ○ △ ◎:優 ○:良 △:不良 前記表面温度は、型開き開始1.5分経過した時点で、
この回転成形品の表面温度をサーモグラフィ(メーカ:
日本アビオニクス株式会社、機種TVS−2100MK
Π ST)により測定した。前記ヒケ及び内面の湿気状
態は目視による。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の特定発明においては、前
記金型内に回転成形法で成形した成形品をその内面から
ミストで冷却することにより、成形品を一様かつ迅速に
冷却でき、回転成形時間を短縮することができ、かつ成
形品の肉厚が均一でなくてもヒケを発生することなく冷
却できる。
【0016】請求項2記載の関連発明においては、請求
項1記載の特定発明の効果に加えて、水滴が10μ以下
のミストとしてあるため、成形品の内面とこのミストの
接触時に、このミストは瞬間的に蒸発し、この成形品の
内面に水滴が残留せず、かつこのミストの衝突で成形品
に凹凸面が発生せず効率良く冷却できる。
【0017】請求項3記載の発明においては、請求項
1、2記載の発明の効果に加え、冷却時に前記成形品の
内圧を一定圧力に保持しながら、エアの供給、排出を行
うことにより、成形品の形状を保形できる。
【0018】請求項4記載の発明においては、請求項
1、2、3記載の方法発明を実施できるとともに、その
効果を発揮できる。
【0019】請求項5記載の発明においては、請求項4
記載の発明の効果に加えて、前記金型には、ミスト供給
孔と、エア供給孔及びその排気孔が設けてあり、このミ
スト供給孔には、ミスト発生装置が接続されているた
め、請求項1、2、3記載の方法発明を的確に実施出
来、その効果を発揮できる。
【0020】請求項6記載の発明においては、ミストノ
ズルからミストを噴霧し回転成形品を内部から冷却でき
る。
【0021】請求項7記載の発明においては、請求項2
記載の方法発明を実施でき、前記効果を発揮することが
できる。前記実施例より、外気のみで回転成形品を回転
成形しながら冷却したものに比べて、前記ミストを使用
した場合には、回転成形品の内面を効果的に短時間に冷
却できることが判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の概略図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【符号の説明】
A 金型 10 ミスト供給孔 11 エア供給孔 12 排気孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型内に粉末状の熱可塑性樹脂を投入し、
    金型を加熱しこの熱可塑性樹脂を溶融し金型を回転し、
    その金型のキャビティに溶融樹脂を付着させ所望の成形
    品を製造する方法において、前記溶融樹脂の付着後にミ
    ストを前記成形品内に噴霧し成形品を内面側から冷却す
    ることを特徴とする回転成形方法。
  2. 【請求項2】前記ミストの大きさは10μ以下としてあ
    ることを特徴とする請求項1記載の回転成形方法。
  3. 【請求項3】前記冷却時に前記成形品内にエアを吹き込
    み、その内圧を一定圧力に保持しながら、エアの供給、
    排出を行うことを特徴とする請求項1記載又は2記載の
    回転成形方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の方法を実施する
    ことを特徴とする回転成形装置。
  5. 【請求項5】この回転成形装置における金型の側面にミ
    スト供給孔と、エア供給孔及びその排気孔が設けてあ
    り、このミスト供給孔には、ミスト発生装置が接続され
    ていることを特徴とする請求項4記載の回転成形装置。
  6. 【請求項6】前記ミスト発生装置はミストノズルを有す
    ることを特徴とする請求項5記載の回転成形装置。
  7. 【請求項7】前記ミストノズルは10μ以下のミストを
    発生させるものとしてあることを特徴とする請求項5又
    は6記載の回転成形装置。
JP28923896A 1996-10-11 1996-10-11 回転成形方法及びその装置 Pending JPH10113938A (ja)

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JP28923896A JPH10113938A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 回転成形方法及びその装置

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JP28923896A JPH10113938A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 回転成形方法及びその装置

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JPH10113938A true JPH10113938A (ja) 1998-05-06

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JP28923896A Pending JPH10113938A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 回転成形方法及びその装置

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JP (1) JPH10113938A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1075432C (zh) * 1999-02-05 2001-11-28 孙世环 生产一次性整体成型超大容量中空塑料容器的生产设备
WO2017030335A1 (ko) * 2015-08-20 2017-02-23 (주)엘렉스폴리테크 기능성 표면을 갖는 물품의 회전성형방법 및 이 방법에 의해 성형된 물품

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CN1075432C (zh) * 1999-02-05 2001-11-28 孙世环 生产一次性整体成型超大容量中空塑料容器的生产设备
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Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

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Effective date: 20041117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412