JPH10108356A - 開閉装置 - Google Patents
開閉装置Info
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- JPH10108356A JPH10108356A JP20946797A JP20946797A JPH10108356A JP H10108356 A JPH10108356 A JP H10108356A JP 20946797 A JP20946797 A JP 20946797A JP 20946797 A JP20946797 A JP 20946797A JP H10108356 A JPH10108356 A JP H10108356A
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の遠方監視制御装置で制御でき、かつ高
速投入動作を可能とする開閉装置を提供する。 【解決手段】 電源回路2の出力端子の一方を投入接点
3を介して、開閉器の投入用コイル8に接続し、電源回
路2の出力端子の他方を、投入用コイル8に直列接続し
た保持用コイル9に接続するとともに、投入用コイル8
と保持用コイル9との接続点を投入保持切替用接点4を
介して電源回路2の出力端子の他方に接続し、マイクロ
プロセッサ5の指令により投入接点3と投入保持切替用
接点4を開閉することで主接点7を開閉する開閉装置に
おいて、前記接続点と投入保持切替用接点4との間に抵
抗器10と切替接点11とを互いに並列接続した並列接
続回路を設ける。これにより、開閉器の投入瞬時のみ投
入電流を規定値内で増大することができるため、従来の
遠方監視制御装置による制御が行えると共に、開閉器の
高速投入化を図ることができる。
速投入動作を可能とする開閉装置を提供する。 【解決手段】 電源回路2の出力端子の一方を投入接点
3を介して、開閉器の投入用コイル8に接続し、電源回
路2の出力端子の他方を、投入用コイル8に直列接続し
た保持用コイル9に接続するとともに、投入用コイル8
と保持用コイル9との接続点を投入保持切替用接点4を
介して電源回路2の出力端子の他方に接続し、マイクロ
プロセッサ5の指令により投入接点3と投入保持切替用
接点4を開閉することで主接点7を開閉する開閉装置に
おいて、前記接続点と投入保持切替用接点4との間に抵
抗器10と切替接点11とを互いに並列接続した並列接
続回路を設ける。これにより、開閉器の投入瞬時のみ投
入電流を規定値内で増大することができるため、従来の
遠方監視制御装置による制御が行えると共に、開閉器の
高速投入化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配電線路における開
閉装置に関するものである。
閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、常時励磁式開閉装置は、図4に示
すようになっている。図4において、開閉装置は、開閉
器を監視、制御するための遠方監視制御装置1と配電線
路の開閉器6からなっている。遠方監視制御装置1は、
開閉器6を駆動するための電源回路2、開閉器6と電源
回路2とを接続するための投入接点3、開閉器6の保持
用コイルと並列接続された投入保持切替用接点4、およ
び開閉器6の投入接点3と投入保持切替用接点を制御す
るマイクロプロセッサ5からなっている。開閉器6の電
気回路は、配電線につながる主接点7、電源回路とつな
がる投入用コイル8、投入用コイル8を直列接続された
保持用コイル9からなっている。開閉器の機構を図6に
示す。図6において図4と同一部分に同一符号を付して
重複説明を省略する。電磁石12は投入用コイル8、保
持用コイル9、鉄心13からなっている。14は開閉器
6の主接点を切り離すための遮断バネである。従来の回
路構成においては、電源回路2の一端を投入接点3を介
して開閉器の投入用コイル8に接続し、電源回路2の他
端を投入用コイル8に直列接続した保持用コイル9に接
続するとともに、投入コイル8と保持用コイル9との接
続点を投入保持切替用接点4を介して電源回路2の他端
に接続し、マイクロプロセッサ5の指令により、投入接
点3と投入保持切替用接点4を開閉することで主接点7
を開閉させるものである。次に開閉装置の投入動作を図
5のタイムチャートを参照しながら説明する。遠方監視
制御装置1において投入指令を出すとマイクロプロセッ
サ5より、投入接点3、投入保持切替用接点4が閉路さ
れる。これにより、電源回路2、投入接点3、投入コイ
ル8、投入保持切替用接点4の投入回路が構成され、投
入電流が流れる。これにより、投入コイル8が励磁さ
れ、主接点7に連結した電磁石12の鉄心13が吸引さ
れ、主接点7が閉路される。投入指令一定時間後にマイ
クロプロセッサ5により、投入保持切替用接点4を開路
する。これにより、電源回路2、投入接点3、投入用コ
イル8、保持用コイル9の保持回路が構成され、保持電
流が流れ、投入状態を保持するように動作する。
すようになっている。図4において、開閉装置は、開閉
器を監視、制御するための遠方監視制御装置1と配電線
路の開閉器6からなっている。遠方監視制御装置1は、
開閉器6を駆動するための電源回路2、開閉器6と電源
回路2とを接続するための投入接点3、開閉器6の保持
用コイルと並列接続された投入保持切替用接点4、およ
び開閉器6の投入接点3と投入保持切替用接点を制御す
るマイクロプロセッサ5からなっている。開閉器6の電
気回路は、配電線につながる主接点7、電源回路とつな
がる投入用コイル8、投入用コイル8を直列接続された
保持用コイル9からなっている。開閉器の機構を図6に
示す。図6において図4と同一部分に同一符号を付して
重複説明を省略する。電磁石12は投入用コイル8、保
持用コイル9、鉄心13からなっている。14は開閉器
6の主接点を切り離すための遮断バネである。従来の回
路構成においては、電源回路2の一端を投入接点3を介
して開閉器の投入用コイル8に接続し、電源回路2の他
端を投入用コイル8に直列接続した保持用コイル9に接
続するとともに、投入コイル8と保持用コイル9との接
続点を投入保持切替用接点4を介して電源回路2の他端
に接続し、マイクロプロセッサ5の指令により、投入接
点3と投入保持切替用接点4を開閉することで主接点7
を開閉させるものである。次に開閉装置の投入動作を図
5のタイムチャートを参照しながら説明する。遠方監視
制御装置1において投入指令を出すとマイクロプロセッ
サ5より、投入接点3、投入保持切替用接点4が閉路さ
れる。これにより、電源回路2、投入接点3、投入コイ
ル8、投入保持切替用接点4の投入回路が構成され、投
入電流が流れる。これにより、投入コイル8が励磁さ
れ、主接点7に連結した電磁石12の鉄心13が吸引さ
れ、主接点7が閉路される。投入指令一定時間後にマイ
クロプロセッサ5により、投入保持切替用接点4を開路
する。これにより、電源回路2、投入接点3、投入用コ
イル8、保持用コイル9の保持回路が構成され、保持電
流が流れ、投入状態を保持するように動作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、情報化機器の発
達により、配電システムでは、更なる停電範囲および、
停電時間の縮小、迅速な電力融通が求められており、そ
のため、開閉器の遠方制御化に加えて開閉器の高速動作
性能が求められている。ところが、従来の開閉装置で
は、投入動作の際、投入用コイル8が励磁され、電磁石
12の鉄心13を吸引すると同時に、鉄心13と連結し
た主接点7を投入動作し、かつ、遮断バネ14を蓄勢す
るため、運動エネルギ−として投入電流が消費される。
このため、磁気回路を完全に形成するまでは十分に投入
電流が流れず、投入完了後、つまり電磁石12が完全に
磁気回路を形成し、主接点7が閉路し、遮断バネの蓄勢
が完了した後、投入電流は、規定の電流値に達し、安定
する。そこで、高速投入動作を満足する電磁力を発生す
るのに必要な投入電流を流すと高速投入動作性能は、満
足されるが、投入時、投入電流の最大値が、規定値以上
になり、従来の遠方監視制御装置では制御できないとい
う問題があった。そこで、本発明は、従来の遠方監視制
御装置で制御でき、かつ高速投入動作を可能とする開閉
装置を提供することを目的とする。
達により、配電システムでは、更なる停電範囲および、
停電時間の縮小、迅速な電力融通が求められており、そ
のため、開閉器の遠方制御化に加えて開閉器の高速動作
性能が求められている。ところが、従来の開閉装置で
は、投入動作の際、投入用コイル8が励磁され、電磁石
12の鉄心13を吸引すると同時に、鉄心13と連結し
た主接点7を投入動作し、かつ、遮断バネ14を蓄勢す
るため、運動エネルギ−として投入電流が消費される。
このため、磁気回路を完全に形成するまでは十分に投入
電流が流れず、投入完了後、つまり電磁石12が完全に
磁気回路を形成し、主接点7が閉路し、遮断バネの蓄勢
が完了した後、投入電流は、規定の電流値に達し、安定
する。そこで、高速投入動作を満足する電磁力を発生す
るのに必要な投入電流を流すと高速投入動作性能は、満
足されるが、投入時、投入電流の最大値が、規定値以上
になり、従来の遠方監視制御装置では制御できないとい
う問題があった。そこで、本発明は、従来の遠方監視制
御装置で制御でき、かつ高速投入動作を可能とする開閉
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の開閉装置は、電源回路の出力端子の一方を
投入接点を介して、開閉器の投入用コイルに接続し、前
記電源回路の出力端子の他方を、前記投入用コイルに直
列接続した保持用コイルに接続するとともに、前記投入
用コイルと前記保持用コイルとの接続点を投入保持切替
用接点を介して前記電源回路の出力端子の前記他方に接
続し、マイクロプロセッサの指令により前記投入接点と
前記投入保持切替用接点を開閉することで主接点を開閉
する開閉装置において、 前記接続点と前記投入保持切
替用接点との間に抵抗器と切替接点とを互いに並列接続
した並列接続回路を設けたものである。前記開閉器にお
いて、前記切替接点が主接点と連動し、主接点が投入完
了時に前記切替接点が開路となり、主接点が開放完了時
に前記切替接点が閉路となるように、前記切替接点が前
記主接点と連動するものとすることができる。あるい
は、前記切替接点がマイクロプロセッサのタイムカウン
トにより主接点が投入完了時に前記切替接点が開路とな
り、主接点が開放完了時に前記切替接点が閉路となるよ
うに、前記切替接点がマイクロプロセッサから出される
入切の指令により動作するものとすることができる。
め、本発明の開閉装置は、電源回路の出力端子の一方を
投入接点を介して、開閉器の投入用コイルに接続し、前
記電源回路の出力端子の他方を、前記投入用コイルに直
列接続した保持用コイルに接続するとともに、前記投入
用コイルと前記保持用コイルとの接続点を投入保持切替
用接点を介して前記電源回路の出力端子の前記他方に接
続し、マイクロプロセッサの指令により前記投入接点と
前記投入保持切替用接点を開閉することで主接点を開閉
する開閉装置において、 前記接続点と前記投入保持切
替用接点との間に抵抗器と切替接点とを互いに並列接続
した並列接続回路を設けたものである。前記開閉器にお
いて、前記切替接点が主接点と連動し、主接点が投入完
了時に前記切替接点が開路となり、主接点が開放完了時
に前記切替接点が閉路となるように、前記切替接点が前
記主接点と連動するものとすることができる。あるい
は、前記切替接点がマイクロプロセッサのタイムカウン
トにより主接点が投入完了時に前記切替接点が開路とな
り、主接点が開放完了時に前記切替接点が閉路となるよ
うに、前記切替接点がマイクロプロセッサから出される
入切の指令により動作するものとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1実施例を示すもので
あり、図2は第2実施例を示すものである。図1および
図2において、従来例の図面と同一部分に同一符号を付
して重複説明を省略する。本発明の第1及び第2の実施
例が従来と異なる点は抵抗器10と切替接点11を新た
に設けた点にある。即ち、投入用コイル8と保持用コイ
ル9との接続点と投入保持切替用接点との間に抵抗器1
0と切替接点11とを互いに並列接続した並列接続回路
を挿入した点に特徴がある。図1において、切替接点1
1は主接点7と機械的に連結されており、主接点7が投
入完了時に切替接点11は開路、開放完了時に閉路とな
る。開閉装置の投入は、投入接点3および投入保持切替
え用接点4を同時に閉路させて投入用コイル8に電流を
通電し、切替接点11、投入保持切替用接点4をへて電
源回路2へと投入回路を形成して、投入用コイル8を励
磁し吸引力により鉄心13を吸引し、機械的に連結した
主接点7を駆動させ、遮断バネ14を蓄勢し、投入完了
となる。ここで、主接点7の投入動作、遮断バネ14の
蓄勢が負荷となって投入電流を消費するため、投入完了
し磁気回路を完全に形成し、主接点7の投入完了、遮断
バネ14が蓄勢完了まで投入電流が十分に流れない。そ
こで、投入用コイル8の抵抗値を小さくし、投入電流を
増大することで投入動作の高速化をしている。開閉器6
の投入動作完了と同時に主接点7に機械的に連結した切
替接点11が開路となり、切替接点を流れている投入電
流が、並列に接続された抵抗器10へ転流される。これ
により投入用コイル8に直列接続した抵抗器10に投入
電流が流れるため、回路の抵抗値が大きくなり、投入電
流が制限される。図3に示すように、投入指令後、マイ
クロプロセッサ5のタイムカウントにより一定時間後
に、投入保持切替用接点4を開路して、投入用コイル8
および保持用コイル9に電流を通電し、開閉器6の投入
状態を保持するように構成している。上記手段により、
まず、開閉器投入動作の際、投入用コイル抵抗値を従来
より小さくし、高速投入動作を満足する電磁力を発生す
るのに必要な投入電流を流すことで、高速投入が可能と
なる。そして、投入完了時、主接点が閉路し、電磁石が
完全に磁気回路を形成し、遮断バネの蓄勢が完了するた
めの投入動作中、運動エネルギーとして、投入電流を消
費していた負荷がなくなり、投入電流が増大し、一定の
電流値となるが、投入用コイル抵抗値を従来より小さく
するため、投入電流は大きくなる。そこで、投入完了
時、主接点と連動した切替接点11を開路し、切替接点
に流れていた投入コイルは抵抗器側へ転流し、これによ
り投入用コイルに直列接続した抵抗器へ投入電流が流れ
るため、回路の抵抗値が大きくなり、投入電流値が低く
なる。
いて説明する。図1は本発明の第1実施例を示すもので
あり、図2は第2実施例を示すものである。図1および
図2において、従来例の図面と同一部分に同一符号を付
して重複説明を省略する。本発明の第1及び第2の実施
例が従来と異なる点は抵抗器10と切替接点11を新た
に設けた点にある。即ち、投入用コイル8と保持用コイ
ル9との接続点と投入保持切替用接点との間に抵抗器1
0と切替接点11とを互いに並列接続した並列接続回路
を挿入した点に特徴がある。図1において、切替接点1
1は主接点7と機械的に連結されており、主接点7が投
入完了時に切替接点11は開路、開放完了時に閉路とな
る。開閉装置の投入は、投入接点3および投入保持切替
え用接点4を同時に閉路させて投入用コイル8に電流を
通電し、切替接点11、投入保持切替用接点4をへて電
源回路2へと投入回路を形成して、投入用コイル8を励
磁し吸引力により鉄心13を吸引し、機械的に連結した
主接点7を駆動させ、遮断バネ14を蓄勢し、投入完了
となる。ここで、主接点7の投入動作、遮断バネ14の
蓄勢が負荷となって投入電流を消費するため、投入完了
し磁気回路を完全に形成し、主接点7の投入完了、遮断
バネ14が蓄勢完了まで投入電流が十分に流れない。そ
こで、投入用コイル8の抵抗値を小さくし、投入電流を
増大することで投入動作の高速化をしている。開閉器6
の投入動作完了と同時に主接点7に機械的に連結した切
替接点11が開路となり、切替接点を流れている投入電
流が、並列に接続された抵抗器10へ転流される。これ
により投入用コイル8に直列接続した抵抗器10に投入
電流が流れるため、回路の抵抗値が大きくなり、投入電
流が制限される。図3に示すように、投入指令後、マイ
クロプロセッサ5のタイムカウントにより一定時間後
に、投入保持切替用接点4を開路して、投入用コイル8
および保持用コイル9に電流を通電し、開閉器6の投入
状態を保持するように構成している。上記手段により、
まず、開閉器投入動作の際、投入用コイル抵抗値を従来
より小さくし、高速投入動作を満足する電磁力を発生す
るのに必要な投入電流を流すことで、高速投入が可能と
なる。そして、投入完了時、主接点が閉路し、電磁石が
完全に磁気回路を形成し、遮断バネの蓄勢が完了するた
めの投入動作中、運動エネルギーとして、投入電流を消
費していた負荷がなくなり、投入電流が増大し、一定の
電流値となるが、投入用コイル抵抗値を従来より小さく
するため、投入電流は大きくなる。そこで、投入完了
時、主接点と連動した切替接点11を開路し、切替接点
に流れていた投入コイルは抵抗器側へ転流し、これによ
り投入用コイルに直列接続した抵抗器へ投入電流が流れ
るため、回路の抵抗値が大きくなり、投入電流値が低く
なる。
【0006】また、図2において、切替接点11はマイ
クロプロセッサ5から出される開路の指令により動作
し、主接点7が投入完了時に切替接点11は開路、開放
完了時に閉路となる。開閉装置の投入は、投入接点3お
よび投入保持切替え用接点4を同時に閉路させて投入用
コイル8に電流を通電し、切替接点11、投入保持切替
用接点4をへて電源回路2へと投入回路を形成して、投
入用コイル8を励磁し吸引力により鉄心13を吸引し、
機械的に連結した主接点7を駆動させ、遮断バネ14を
蓄勢し、投入完了となる。ここで、主接点7の投入動
作、遮断バネ14の蓄勢が負荷となって投入電流を消費
するため、投入完了し磁気回路を完全に形成し、主接点
7の投入完了、遮断バネ14が蓄勢完了まで投入電流が
十分に流れない。そこで、投入用コイル8の抵抗値を小
さくし、投入電流を増大することで投入動作の高速化を
している。開閉器6の投入動作完了と同時にマイクロプ
ロセッサ5から出される指令により動作する切替接点1
1が開路となり、切替接点を流れている投入電流が、並
列に接続された抵抗器10へ転流される。これにより投
入用コイル8に直列接続した抵抗器10に投入電流が流
れるため、回路の抵抗値が大きくなり、投入電流が制限
される。図3に示すように、投入指令後、マイクロプロ
セッサ5のタイムカウントにより一定時間後に、投入保
持切替用接点4を開路して、投入用コイル8および保持
用コイル9に電流を通電し、開閉器6の投入状態を保持
するように構成している。上記手段により、まず、開閉
器投入動作の際、投入用コイル抵抗値を従来より小さく
し、高速投入動作を満足する電磁力を発生するのに必要
な投入電流を流すことで、高速投入が可能となる。そし
て、投入完了時、主接点が閉路し、電磁石が完全に磁気
回路を形成し、遮断バネの蓄勢が完了するための投入動
作中、運動エネルギーとして、投入電流を消費していた
負荷がなくなり、投入電流が増大し、一定の電流値とな
るが、投入用コイル抵抗値を従来より小さくするため、
投入電流は大きくなる。そこで、投入完了時、主接点と
連動した切替接点11を開路し、切替接点に流れていた
投入コイルは抵抗器側へ転流し、これにより投入用コイ
ルに直列接続した抵抗器へ投入電流が流れるため、回路
の抵抗値が大きくなり、投入電流値が低くなる。
クロプロセッサ5から出される開路の指令により動作
し、主接点7が投入完了時に切替接点11は開路、開放
完了時に閉路となる。開閉装置の投入は、投入接点3お
よび投入保持切替え用接点4を同時に閉路させて投入用
コイル8に電流を通電し、切替接点11、投入保持切替
用接点4をへて電源回路2へと投入回路を形成して、投
入用コイル8を励磁し吸引力により鉄心13を吸引し、
機械的に連結した主接点7を駆動させ、遮断バネ14を
蓄勢し、投入完了となる。ここで、主接点7の投入動
作、遮断バネ14の蓄勢が負荷となって投入電流を消費
するため、投入完了し磁気回路を完全に形成し、主接点
7の投入完了、遮断バネ14が蓄勢完了まで投入電流が
十分に流れない。そこで、投入用コイル8の抵抗値を小
さくし、投入電流を増大することで投入動作の高速化を
している。開閉器6の投入動作完了と同時にマイクロプ
ロセッサ5から出される指令により動作する切替接点1
1が開路となり、切替接点を流れている投入電流が、並
列に接続された抵抗器10へ転流される。これにより投
入用コイル8に直列接続した抵抗器10に投入電流が流
れるため、回路の抵抗値が大きくなり、投入電流が制限
される。図3に示すように、投入指令後、マイクロプロ
セッサ5のタイムカウントにより一定時間後に、投入保
持切替用接点4を開路して、投入用コイル8および保持
用コイル9に電流を通電し、開閉器6の投入状態を保持
するように構成している。上記手段により、まず、開閉
器投入動作の際、投入用コイル抵抗値を従来より小さく
し、高速投入動作を満足する電磁力を発生するのに必要
な投入電流を流すことで、高速投入が可能となる。そし
て、投入完了時、主接点が閉路し、電磁石が完全に磁気
回路を形成し、遮断バネの蓄勢が完了するための投入動
作中、運動エネルギーとして、投入電流を消費していた
負荷がなくなり、投入電流が増大し、一定の電流値とな
るが、投入用コイル抵抗値を従来より小さくするため、
投入電流は大きくなる。そこで、投入完了時、主接点と
連動した切替接点11を開路し、切替接点に流れていた
投入コイルは抵抗器側へ転流し、これにより投入用コイ
ルに直列接続した抵抗器へ投入電流が流れるため、回路
の抵抗値が大きくなり、投入電流値が低くなる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、開
閉器の投入瞬時のみ投入電流を規定値内で増大すること
ができるため、従来技術の問題点を十分に対処し、従来
の遠方監視制御装置による制御が行えると共に、開閉器
の高速投入化を図ることができる。また、高速化を目的
としない場合には、さらに投入電流の低減ができ、電磁
マグネットの小型化、操作回路の通電容量の低減による
開閉器と遠方監視制御装置のコストダウンおよび、電力
消費の抑制ができる。
閉器の投入瞬時のみ投入電流を規定値内で増大すること
ができるため、従来技術の問題点を十分に対処し、従来
の遠方監視制御装置による制御が行えると共に、開閉器
の高速投入化を図ることができる。また、高速化を目的
としない場合には、さらに投入電流の低減ができ、電磁
マグネットの小型化、操作回路の通電容量の低減による
開閉器と遠方監視制御装置のコストダウンおよび、電力
消費の抑制ができる。
【図1】 本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】 本発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】 本発明の実施例による動作のタイムチャ−ト
である。
である。
【図4】 従来例を示すブロック図である。
【図5】 従来例による動作のタイムチャートである。
【図6】 開閉器の機構図である。
1 遠方監視制御装置、2 電源回路、3 投入接点、
4 投入保持切替用接点、5 マイクロプロセッサ、6
開閉器、7 主接点、8 投入用コイル、9保持用コ
イル、10 抵抗器、11 切替接点、12 電磁石、
13 鉄心、14 遮断バネ
4 投入保持切替用接点、5 マイクロプロセッサ、6
開閉器、7 主接点、8 投入用コイル、9保持用コ
イル、10 抵抗器、11 切替接点、12 電磁石、
13 鉄心、14 遮断バネ
Claims (3)
- 【請求項1】 電源回路の出力端子の一方を投入接点を
介して、開閉器の投入用コイルに接続し、前記電源回路
の出力端子の他方を、前記投入用コイルに直列接続した
保持用コイルに接続するとともに、前記投入用コイルと
前記保持用コイルとの接続点を投入保持切替用接点を介
して前記電源回路の出力端子の前記他方に接続し、マイ
クロプロセッサの指令により前記投入接点と前記投入保
持切替用接点を開閉することで主接点を開閉する開閉装
置において、 前記接続点と前記投入保持切替用接点との間に抵抗器と
切替接点とを互いに並列接続した並列接続回路を設けた
ことを特徴とする開閉装置。 - 【請求項2】 前記切替接点が主接点と連動し、主接点
が投入完了時に前記切替接点が開路となり、主接点が開
放完了時に前記切替接点が閉路となるように、前記切替
接点が前記主接点と連動するものである請求項1記載の
開閉装置。 - 【請求項3】 前記主接点の投入完了時に前記切替接点
が開路となり、前記主接点の開放完了時に前記切替接点
が閉路となるように、前記切替接点が前記マイクロプロ
セッサから出される指令により動作するものである請求
項1記載の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20946797A JPH10108356A (ja) | 1996-08-05 | 1997-08-04 | 開閉装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-223126 | 1996-08-05 | ||
JP22312696 | 1996-08-05 | ||
JP20946797A JPH10108356A (ja) | 1996-08-05 | 1997-08-04 | 開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108356A true JPH10108356A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=26517472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20946797A Pending JPH10108356A (ja) | 1996-08-05 | 1997-08-04 | 開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10108356A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012156038A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Daihen Corp | 配電線用自動開閉器の駆動制御回路 |
CN103855712A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-11 | 国网上海市电力公司 | 配电网架接线结构 |
WO2022044283A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 株式会社日立産機システム | 開閉器ユニット |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP20946797A patent/JPH10108356A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012156038A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Daihen Corp | 配電線用自動開閉器の駆動制御回路 |
CN103855712A (zh) * | 2014-03-31 | 2014-06-11 | 国网上海市电力公司 | 配电网架接线结构 |
WO2022044283A1 (ja) * | 2020-08-28 | 2022-03-03 | 株式会社日立産機システム | 開閉器ユニット |
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