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JPH0396063A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JPH0396063A
JPH0396063A JP1231661A JP23166189A JPH0396063A JP H0396063 A JPH0396063 A JP H0396063A JP 1231661 A JP1231661 A JP 1231661A JP 23166189 A JP23166189 A JP 23166189A JP H0396063 A JPH0396063 A JP H0396063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
color separation
dichroic
separation element
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1231661A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Sato
佐藤 拓生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP1231661A priority Critical patent/JPH0396063A/ja
Priority to EP19900309781 priority patent/EP0416927A3/en
Publication of JPH0396063A publication Critical patent/JPH0396063A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は画像読取装置に関し、詳しくは、カラ一画像を
色分解して読取る装置の色分解素子の改善に関する. く従来の技術〉 カラー画像を色分解して読取る装置としては、一般に結
像レンズ系の後ろにグイクロイックビームスプリツタを
設け、該ダイクロイックビームスプリフタによってカラ
ー画像を3原色に分解して3方向に出射させ、3原色そ
れぞれを個別のセンサで読取る方式のものが広く知られ
ている.ところが、このように3原色を3方向に分解す
るものでは、各ダイクロイック面と対応する撮像センサ
とをそれぞれに精密に位置合わせして、焦点.倍率,セ
ンサ面の反り等を補正する必要があり、複雑な調整作業
を3原色それぞれで行うことになり、コスト高となって
しまうという問題がある。
そこで、上記のようなセンサの位置合わせを簡便化し得
る装置として、例えば特開昭62−234106号公報
に開示されるように、複数のグイクロイック膜(二色性
被膜)を透明層を介して積層したビームスプリツタによ
って、平行光線に色分解し、複数のラインセンサを一体
に備えた撮像センサに受光させる構成のものが提案され
ている.かかる構成によると、複数のラインセンサを一
体に備えたセンサを用いるために、位置合わせする必要
のあるセンサが1つであり、センサ数の減少によって調
整作業が簡便になるものである。
しかしながら、上記のように複数のダイクロイック膜を
透明層を介して積層することは、複数の透明膜を100
〜数100μ鶴に管理する必要があって非常に難しい製
造技術が要求され、製造コストが高くなるという問題が
ある. この点、特開昭60−134556号公報に開示される
ものでは、比較的厚い透明層を介して全反射ミラーとダ
イクロイック膜とを積層しているために、製造技術とし
ては複数の薄いダイクロイック膜を積層する前記特開昭
62−234106号公報のものに比べ簡便になるが、
このものでは、結像レンズ系の前で平行光線に色分解す
る構成であるために、分解された色毎に結像レンズ系を
設け、それぞれに撮像センサの受光面に結像させる必要
がある.このように結合レンズ系及び撮像センサを分解
色毎に設けることは、装置の大型化を招くと共に、各結
像レンズ系及び撮像センサ毎に位置合わせを行う必要が
生じて位置合わせ等の調整工程が複雑になってしまうと
いう問題がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記のように従来の画像読取装置では、色分解素子が難
しい製造技術を要するものであったり、また、ダイクロ
イックξラーと全反射ξラーとを組合わせて簡便に構成
される色分解素子を備えて画像読取装置を構威しても、
結像レンズ系及び撮像センサが分解色毎に必要となって
しまうなどの問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、比較的
容易に製造できる色分解素子を用い、かつ、画像読取装
置を大型化させることなく、然も、位置合わせ等の調整
作業が必要となる箇所を極力少なくした画像読取装置を
提供することを目的とする. 〈諜題を解決するための手段〉 そのため本発明では、カラー画像を色分解して読取る画
像読取装置において、ダイクロイックミラーと全反射ミ
ラーとが透明層を介して積層された色分解素子を、分解
色それぞれに対応する複数のラインセンサを有する撮像
センサと結像レンズ系との間に配設するようにした。
ここで、前記色分解素子を2種類備えて構成し、この2
種類の色分解素子によってカラ一画像を3原色に分解す
る一方、撮像センサが3原色それぞれに対応する3本の
ラインセンサを一体的に備えるように構成し、3原色毎
の画像読取りが行えるようにしても良い. また、2種類の色分解素子を構成するそれぞれの透明層
の厚さを同一とすることが好ましい。
〈作用〉 かかる構威の画像読取装置において、色分解素子は、ダ
イクロイックミラーと全反射ミラーとが透明層を介して
積層されて構威され、ダイクロイックミラーで所定波長
域の光のみを反射させて色分解する一方、全反射ミラー
ではダイクロイツクξラーを通過した光を全反射させ、
1つの色分解素子では2色にカラー画像を色分解する。
そして、かかる色分解素子は、該色分解素子による分解
色それぞれに対応する複数のラインセンサを有する撮像
センサ(複数のライン状センサが2次元センサ内に含ま
れているような構或も含む)と、結像レンズ系との間に
配設され、分解された色毎に撮像センサ上に結像する。
従って、色分解素子が2種類備えられていれば、例えば
、一方の色分解素子で青と黄とを分解させ、他方の色分
解素子で黄から赤と緑とを分解させるよう構威すること
で、赤R.緑G,青Bの3原色に色分解することができ
、かかる色分解に合わせて撮像センサが3原色それぞれ
に対応する3本のラインセンサを一体的に備えるように
すれば、3原色それぞれの画像読取りが行える。
更に、上記のように色分解素子を2種類設けて3色に分
解する場合には、2種類の色分解素子それぞれを構或す
る透明層の厚さを同一とすれば、色分解素子の透明層厚
さの共通化によって作製が容易になると共に、色分解後
の光を等間隔な平行光とすることができる. 〈実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する. 第1実施例を示す第1図において、図面に直交する方向
を長手方向とする管灯である照明ランプ1は、カラー原
稿2をスリット状に照明し、カラー原稿2からのスリッ
ト状のカラー画像は、複数の全反射ミラー3〜5によっ
て反射されて方向を変えながら、結像レンズ6に導かれ
、この結像レンズ6によってカラー原稿2のスリット状
画像がCCDラインセンサ7上に結像するようにしてあ
る。ここで、結像レンズ6とCCDラインセンサ7との
間に、色分解素子8が配設されており、この色分解素子
8は入射画像を2色の平行光線に分解し、ここで2色に
分解された光はCCDラインセンサ7上に平行に設けら
れた2本のラインセンサそれぞれに結像するようになっ
ている。
前記色分解素子8は、5InIIIN.の板状プリズム
9の一端面にアルミニウム蒸着により全反射ミラー面M
を形威した後、かかる全反射ミラー面M上に透明ポリイ
ミド等を塗布して157μmの透明層10(屈折率1.
5)を形威し、更にその上に標準入射角45゜で550
nmよりも短波長を反射し、長波長を通過させる全反射
ξラーMと平行なダイクロイックξラ−Dを形威してあ
る.従って、色分解素子8に入射したカラ一画像は、グ
イクロイック藁ラーDで反射する色と、ダイクロイック
ミラーDを通過した後全反射ξラーMで反射される色と
に分解されることになる. CCDラインセンサ7には、上記色分解素子8によって
2色に分解された光画像それぞれに検出するためにそれ
ぞれの色に対応する色フィルターを有する2本のライン
センサが所定間隔で平行に設けられており、それぞれの
光線の結像位置にラインセンサが位置するように配設す
ることで、カラー原稿2の2色画像をそれぞれに読取る
ことができる。
ところで、色分解素子8によって色分解して2色の平行
光線を得るものであるが、第2図に示すように、ダイク
ロイックミラーDで反射する光と全反射ミラーMで反射
する光とでは、光路長差が発生するために、平行光線と
直交するようにCCDラインセンサ7を配設し、同一平
面上で2色をそれぞれ受光しようとすると、両方ともに
焦点位置で受光することができないため、両方の焦点位
置に合致させるぺ< CCDラインセンサ7を平行光線
に直交する基準方向に対して傾けて配設する必要がある
. ここで、前記光路長差は、CCDラインセンサ7の2本
のラインセンサの間隔をS(本実施例では168μlm
)、色分解素子8に対する入射角をθ1とすると、光路
長差=Scosθ1で与えられ、CCDラインセンサ7
を色分解後の平行光線に対して傾ける角度αは、α=9
01−θ1で与えられる。
このように、光路長差やセンサ傾斜角αは、透明層10
の屈折率n1や空気層の屈折率n.に依存しないで決定
され、前記ライン間隔Sを基準として所望の間隔の平行
光線を得るための透明層10の厚さdを決定すると、 2    tanθ2 で与えられる。尚、θ2は、空気層から透明層10に入
射したときの屈折角度であり、入射角θ1を45″とす
れば、CCDラインセンサ7は平行光線に対して45″
傾けて配設すれば良いことになる。
尚、上記実施例において実際にはCCDラインセンサ7
にはカバーガラスが装着されていて、その厚さを100
 g wbとしてある。これは、上記のようにセンサを
傾けて配設した場合の斜め入射による色収差を抑止する
ために、前記カバーガラスの厚さは極力薄くすることが
望ましく、1mm以下、好ましくは100μm以下が良
いためである。
このように上記実施例によると、色分解素子8が、全反
射もう一M上に1層の透明層10を介してダイクロイッ
クミラーDを形成して構威されるため、薄い透明層10
を複数積層してダイクロインクξラーDを複数段設ける
場合よりも製造が比較的簡便に行える.また、2色分解
光を1つのCCDラインセンサ7上に一体に設けた2本
のラインセンサそれぞれで検出する構成であるから、セ
ンサの位置調整は、1つのCCDラインセンサ7のみに
ついて行えば良く、センサの位置調整の工程を簡略化で
きる.更に、1つの結像レンズ6によって2色画像をそ
れぞれに結像させることができ、分解色毎に結像レンズ
6を備える必要がないから構威部品を少なくして装置を
大型化させることがなく、更に、結像レンズ6が1つで
CCDラインセンサ7も1つであるから位置調整の作業
も簡便となる. 尚、カラー原稿2の走査は、カラー原稿2の移動又は画
像読取装置光学系の移動のいずれであっても良い. 次に、第2実施例を示す第3図では、第1図に示す構威
と色分解素子8の形状のみが異なり、他の基本構威は同
一である.従って、第1図と同一要素には同一符号を付
して説明を省略する。
第3図の第2実施例における色分解素子8は、板厚97
μmのガラス板11の一端面にアルミニウム蒸着によっ
て全反射旦ラーMを形成する一方、直角2等辺三角形の
横断面を有する柱状のプリズム12の横断面で長辺に当
たる端面にグイクロイックミラ一〇を形威し、前記ガラ
ス板l1の全反射ごラ−M反対面をダイクロイックミラ
ーDに対してU■(紫外線)硬化樹脂で接着して99μ
m(2μ鋼の接着層)の透明層(屈折率1.5)を形威
してある。
そして、かかる色分解素子8では、プリズムl2に入射
した光画像が、ダイクロインクミラーDで反射されるも
のと通過されるものとに2色分解されて、再びプリズム
l2を介してセンサ7に受光され“る。
ここで、CCDラインセンサ7に設けられる2本のライ
ンセンサの間隔Sを、168μmとすると、前述のよう
に光路長差を考慮した場合、センサ7は2色分解された
平行光線に対して33.7@傾け配設することで2色そ
れぞれの焦点位置にラインセンサを配設することができ
る。かかる傾斜角の設定理由を第4図を参照しつつ以下
に述べる.即ち、空気層の屈折率をn1、プリズムの屈
折率をn’、ダイクロイックミラーDに対する入射角を
θ、センサ7のf頃斜取付け角をαとすると、となり、
光路長差は、 光路長差−Ssincr−2 dcosθx n 1 
/ n 2となり、ダイクロイックミラーDに対する入
射角θを45″とすると、tanα=n 1 / fl
 z ,光路長差=S3inff = 2 ”” d 
X n +/ n !となるから、n,=l,ng =
1.5とすれば、αは略33.7@になり、ライン間隔
S(−168μ一)を基準にすると、透明層の厚さdは
略99μ国が最適値となるために、上記のように透明層
の厚さが99μ一となるようにしてある. 尚、プリズム12の断面を直角2等辺三角形としてある
のは、グイクロイックミラ一〇に対する入射角を45゜
に設定したときに、プリズム12に対して直角に入射し
て入射光が屈折しないようにするためである. 次に第3実施例を示す第5図では、色分解素子8によっ
てカラー画像を3原色に分解する構威としてあり、これ
に対応してCCDラインセンサ7にはそれぞれ色フィル
ターを有する3本のラインセンサを等間隔に設けてある
色分解素子8は、直角2等辺三角形の柱状プリズムl3
の直角稜線を挾む両端面にそれぞれダイクロイックミラ
ーDを形戒する一方、前記ダイクロイック壽ラーDの形
威端面に略等しい底面をもつ直角2等辺三角形の柱状プ
リズム14を2つ備え、これらの柱状プリズム14の底
面それぞれに全反射ミラーMを形威し、各ダイクロイッ
クミラーD面に対して全反射ごラーMが所定間隔(所定
透明層厚さ)を有して平行に対峙するように、前記所定
間隔に相当する厚さに形威されたスペーサを介してプリ
ズム13. 14相互を接着する。これにより、グイク
ロイックξラーDと全反射ミラーMとが所定厚さの透明
層を介して積層されたものが、ダイクロインクミラーD
側の挾み角を90″として配設されることになる。また
、ここでも、ダイクロイックミラーDに対する入射角を
45@ とすることで、プリズムに対する入射角は90
゜となって、プリズムへの入射時に屈折することが回避
される。
ここでは、スペーサとして直径119μ一の透明ビーズ
を用い、このビーズを光路を避けて複数ダイクロイック
ミラーDと全反射ミラーMとの間に介在させることで間
隙を規制し、この状態で間隙にUV硬化樹脂を充填する
ことで接着して透明層を形威する. 本実施例ではダイクロイックξラーDが2面設けられる
が、最初に入射されるダイクロイックミラーDを赤反射
・シアン通過の特性とし、他方を青反射・黄通過の特性
とすれば、赤反射・シアン通過のダイクロイックミラー
Dで赤とシアンとに分解された画像は、次のダイクロイ
ックミラーDでシアンから青が反射されて残りの緑が全
反射ミラーMで反射されるから、赤,緑,青の3原色に
色分解される.尚、本実施例では、前記3原色に対応し
てそれぞれ色フィルターを有する3本のラインセンサを
等間隔に備えたCCDラインセンサ7をプリズム13に
貼付けて一体としてあり、この場合にはCCDラインセ
ンサ7のカバーガラスを省略することができる。
かかる構威の色分解素子8では、光路が最も長くなるの
が、3色に分解された光線のうち真ん中の光vA(緑)
であり、両側の光線については同じ光路長さとなるから
、3色それぞれの焦点位置に合致させてCCDラインセ
ンサ7を配設することができない。このため、2つの前
後する焦点位置の中間付近にセンサ素子が配設されるよ
うにCCDラインセンサ7を位置決めし、各焦点位置ま
での距離が焦点深度内となるようにする必要があり、逆
に焦点深度内にセンサ7を配設できるように光路長差を
設定する必要がある。尚、本実施例の構或では透明層を
119μ領とし、かつ、入射角を45゜とすることによ
り、焦点位置が前後に約112μmずれるが、その中間
点にセンサ7を配置することで焦点位置から±56μ閑
以内の位置にセンサ素子を配置できるから、焦点深度内
のセンサ配置とすることができる。
次に、第4実施例を示す第6図では、上記第3実施例が
2つのグイクロイックミラ一〇を直角に配設してカラー
画像を3原色に分解したのに対し、2つのダイクロイッ
クミラーDを平行に対峙させて配設し、この平行な2つ
のダイクロイック藁ラーDによってカラー画像を3原色
に分解する構”戒としてある. 本実施例の色分解素子8は、狭角を45゜に設定した平
行四辺形プリズムl5の相対する両端面にそれぞれダイ
クロイックミラーDを形或する一方、板状のガラスl6
の一端面に全反射壽ラーMを形威したものを2つ用意し
、ダイクロイックミラーDと全反射ミラーMとの間に所
定厚さのスペーサを介して両プリズム15. 16を接
着することにより、ダイクロイック短ラーDが所定間隔
で平行に相対し、かつ、それぞれのダイクロイックミラ
ーDの外側に透明層を介して全反射ミラーMを備えるよ
うになっている. 前記スベーサとしては、前述のようなビーズを用いても
良いが、所定径のタングステンワイヤ等を用いても良く
、本実施例では、前記ビーズを用いた実施例の場合と同
様に透明層の厚さを99μmとすべく、直径が99μm
のタングステンワイヤを光路を避けてスベーサとして用
い、間隙にUV硬化樹脂を充填させてダイクロイックミ
ラーDと全反射ミラーMとの間の透明層を形威させてい
る。
ダイクロイックミラーDは、結像レンズ6からのカラー
画像が入射される側では、シアンを反射させて赤を通過
させるものとし、このシアンと赤とに分解された画像が
入射される側の2番目のグイクロイックミラ一〇では、
青を反射して黄を通過させるものとしてあり、赤と分解
されたシアンは、次のダイクロイックミラーDで青と緑
とに分離され、結果、カラー画像は、赤,緑.青の3原
色に分解されてそれぞれCCDラインセンサ7上のそれ
ぞれ色フィルターを有する3本のラインセンサによって
読取られる. 本実施例では、第2実施例と同様にCCDラインセンサ
7を分解光に直交する方向に対して33.7゜だけ傾け
て設置することにより、光路長差に対応した受光がなさ
れると共に、ラインセンサ間隔が168μ一であれば前
記99μmの透明層による分解光間隔で3原色毎のライ
ンセンサにそれぞれ受光させることができる. 上記実施例で2組のダイクロイックミラーDを用いてカ
ラー画像を3原色に分解するものでは、いずれもそれぞ
れの透明層の厚さを同一として構威しているが、これは
分解した光を等間隔に出射させて等間隔に設けられるラ
インセンサに対応すると共に、寸法を一定とする製作上
の簡便さから同一に設定してあるものである。但し、製
作上の難易さを考慮しなければ、第7図〜第9図に示す
ように、透明層の厚さdを同一にしなくとも、分解光の
間隔を一定にすることができる。
第7図は透明層の厚さdを同一として形威され2#Jl
の色分解素子を平行に配置してカラー画像を3原色に分
解するものであるが、まず、最初のグイクロイックξラ
ーDでは、3原色の長波長側の色C(第10図及び第1
1図参照)のみを通過させ、それ以外の波長の色A,B
を反射させる構威とし、次のダイクロインクもラーDで
は、最初のダイクロイックξラーDで反射された光から
短波長側の色Aのみを反射させることで、中間波長の色
Bを分離する構成としてあり、3原色A,B,Cそれぞ
れは等間隔の平行光線として出射される.一方、第8図
及び第9図に示す色分解素子では、同じ構成のダイクロ
イックξラーDによって3原色A,B,Cの分解を行う
ものであるが、第8図では、2番目のダイクロイックミ
ラーDと全反射ミラーMとの間に積層される透明層の厚
さdを、1番目のダイクロイックミラーDを構成する透
明層の厚さdの2倍としてあるが、かかる構成において
も3原色A,B,Cは等間隔で出射される。
但し、第8図に示す色分解素子では、最初のダイクロイ
ックミラーDがC色のみを反射させる構成としてあり、
2番目のダイクロイツクミラーDでは、第1のダイクロ
イックξラーDを通過して全反射された光をA色とB色
とに分解している。
第9図は第8図における透明層の厚さd関係を逆に設定
し、最初に入射される側の厚さを2倍としてあるもので
あるが、この場合にも分解された3原色は等間隔で出射
される.ここでは、第8図に示す色分解素子と同様に、
最初のグイクロイックξラーDでC色のみが反射され、
2番目のグイクロイックくラーDでA色・B色を分解す
る構成としてある. このように、必ずしも透明層の厚さdを同一としなくと
も出射される分解光を等間隔とすることができ、これは
2&uの色分解素子を直角に配置して結像レンズからの
カラー画像の方向を反転させる横或の場合(第5図参照
)にも適用できる。
また、上記実施例のようにダイクロイックくラーDと全
反射ミラーMとを透明層を介して積層してなる色分解素
子を2組用いて3原色に分解する場合には、第12図〜
第17図に示すように、色の分解段階は複数種設定でき
る. 第12図に示す場合、最初のグイクロイックξラーDは
シアンbを反射し赤Rを通過させるものであるから(図
中において「/」記号の前が反射光を後が通過光を示す
.)、次のグイクロイツク旦ラーDでは、前記反射され
るシアンCから青B又は緑Gを分離すれば良く、青B反
射黄Y通過のもの、又は、緑G反射マゼンタM通過のも
のを用いることで、シアンCから青Bと緑Gとを分解で
き、最初のダイクロイックミラーDで分解された赤Rと
共に3原色の分解光が得られることになる。
第13図に示す場合には、最初にマゼンタMがダイクロ
イックミラーDで反射されて緑Gが分離されるから、次
ではマゼンタMから赤R又は青Bを分離させる構威とす
れば良く、赤R反射シアンC通過、又は、青B反射黄Y
通過のダイクロイツクξラーDを用いることで、マゼン
タMから青Bと赤Rに分離できる。
第14図に示す場合には、最初に黄Yがダイクロイック
ミラーDで反射されて青8が分離され、次のダイクロイ
ックミラーDを、赤R反射シアンC通過、又は、緑G反
射マゼンタ通過とすることで、黄Yから赤Rと緑Gとを
分離している。
第15図に示す場合には、最初に赤Rがグイクロイック
くラーDで反射されてシアンCが分離され、次のダイク
ロイックミラーDを、黄Y反射青B通過、又は、マゼン
タM反射緑G通過とすることで、シアンCから青Bと緑
Gとを分離している。
第16図に示す場合には、最初に緑Rがダイクロイック
ミラーDで反射されてマゼンタMが分離され、次のダイ
クロイックミラーDを、シアンC反射赤R通過、又は、
黄Y反射青B通過とすることで、マゼンタMから青Bと
赤Rとを分離している.第17図に示す場合には、最初
に青BがダイクロイックξラーDで反射されて黄Yが分
離され、次のダイクロイックξラーDを、シアンC反射
赤R通過、又は、マゼンタM反射緑G通過とすることで
、黄Yから緑Gと赤Rとを分離している。
このように、ダイクロイックミラーDの特性の組み合わ
せが種々設定できるが、緑Gの波長が反射・非反射の波
長として設定されるダイクロインクミラーDでは、緑G
が赤Rと青Bとに挟まれる中間波長であって大小2つの
しきい波長を有することになるため、分解性能が1つの
しきい値で分解する場合に比べ劣るため、緑G反射マゼ
ンタM通過やマゼンタM反射緑G通過の特性のダイクロ
イックミラーDの使用を避けるのが好ましい,また、上
記色分解特性を複数種示す第12図〜第17図では、色
分解素子を平行に2組配設したものについて述べたが、
直角に配設される場合などのその他の配置関係のときに
も同様に複数種の設定が行えることは言うまでもない。
上記の実施例では、2色分解と3色分解について述べた
が、ダイクロイックミラーDと全反射ミラーMとが透明
層を介して積層されてなる色分解素子を3組用いること
で4色分解も可能である。
第18図に示す色分解素子では、ダイクロイックミラー
Dと全反射ミラーMとが積層されたものを3組コ字状に
配設する。そして、第19図及び第20図に示す5色分
解特性図に示すb波長域のみを最初のダイクロイックミ
ラーDで反射させ、次のダイクロイックξラーDではb
波長域以外の波長からC波長域に属するものだけを反射
させることでC色を分離する。次に3番目のダイクロイ
ック兆ラーDでは、第1のダイクロイックミラーDで反
射され第2で全反射されたb波長域の光からa波長域(
A色)のもののみを反射させることでA色とB色とに分
離する.また、第2のグイクロイックミラ一〇で分離さ
れたC波長域以外の波長の光が、そのまま全反射壽ラー
Mで反射されDfE色の形で出力されるから、結果、A
.B,C,D+Eの4色に分離される. 尚、上記3種類の色分解素子をコ字上に配設して′4色
に分解するときには、第18図中に示すように、光路長
差の発生によって焦点位置のズレが生しるが、そのズレ
が直線的にならず前後するために、これらの焦点位置の
略中間位置になるようにラインセンサを配設して4色そ
れぞれが焦点深度内で検出されるようにする。
また、ダイクロイックξラーDと全反射ミラーMとを透
明層を介して積層してなる色分解素子を4種Mlえ、第
21図に示すように、これらの色分解素子を2種類を同
一平面上に配設したものを相互にダイクロイックミラ−
D側を対峙させて平行となるように配設することで5色
の色分解も可能である. 第21図に示すものにおける色分解の過程を、第19図
及び第20図を参照しつつ説明すると、まず、カラー画
像が最初に入射する(入射角45゜)色分解素子では、
そのダイクロイックミラーDが長波長のE色を除く波長
域dの色を反射し、E色のみを通過させる。
次のダイクロイックミラーDは、波長域dからD色の波
長域を除く波長域Cを反射し、それ以外を通過させるも
のであるから、最初のダイクロイックもラーDで反射さ
れた波長域d (A色.B色50色.D色)は、2番目
のグイクロイックξラーDでは、波長域c (A色,B
色,C色)のみが反射されて、D色のみが通過して全反
射される。
3番目のグイクロイックξラーDは、A色及びB色から
なる波長域bを反射しそれ以外を通過させるものである
から、2番目のダイクロイックξラーDで反射される波
長域c (A色.B色.C色)の中のC色のみを通過さ
せる。
4番目のダイクロイックミラーDは、A色波長のみを反
射し、それ以外の波長を通過させるものであるから、3
番目のダイクロイックミラーDで反射された波長域bの
中からA色のみを反射させて、残りのB色を通過させる
このように、E色.D色,C色.B色,A色の順に分離
されて、結果5色の色分離が行えるものである。尚、第
21図のように、色分解素子を平行に配設して平行間隔
を介して交互に入射させるときには、光路長差による焦
点位置のずれが図中に示すように直線的に傾くから、こ
れに合わせてセンサを傾けて設置することで、それぞれ
の色を焦点位置で検出することができる。また、第21
図に示すような色分解素子の平行配置では、更に、色分
解素子を続けて並べて光を反射させることができるから
、5色以上の分解も可能である。また、第21図に示す
構成で最後の5色分解光を出射させる色分解素子に対し
て直角に配設される色分解素子を設けるなどしても良く
、ダイクロイックミラ−Dと全反射ξラーMとを透明層
を介して積層してなる色分解素子を複数配置する形式は
、本実施例に示したものに限定されるものではない。
次に、本発明にかかるダイクロイックミラーDと全反射
ξラーMとを透明層を介して積層してなる色分解素子を
作製する方法は、上記第1〜第4の実施例の中でも触れ
たが、以下に整理して述べる。
まず、ダイクロイックミラーDと全反射ミラーMとを透
明層を介して積層される反射面を作或するには、透明基
板やプリズム上にグイクロイツクミラーD,透明層,全
反射ξラーMの順又はこの逆の順で積層すれば良い。透
明層は、空気層,樹脂,ガラス,CVDや蒸着による無
機物,  SiCh.SiN.等で形威され、透明層の
作製は、塗布.CVD,蒸着.スパッタリング,透明板
状物の挟み込み,スペーサの挟み込み等の手法で行う。
また、ガラス等の透明板の表裏に、それぞれダイクロイ
ックξラーDと全反射ミラーMとを成膜させて形威して
も良いし、平面性を良くするために前記透明板をプリズ
ム等に貼付けても良い。
また、透明基板やプリズム上にダイクロイックミラーD
を形威し、その上にガラス板等の透明板の一端面に全反
射藁ラーMを形威したものを貼付けても良い。
更に、2つの透明基板又はプリズムの一方にダイクロイ
ックミラーDを形威し、他方に全反射ミラーMを形威し
、ダイクロイック果ラーDと全反射〔ラーMとが対峙す
るように2つの透明基板又はプリズムをスペーサを挟ん
で接着しても良い。
前記スペーサとしては、ビーズ,ファイバー,細線,ガ
ラス板等透明板等が挙げられる.ここで、透明層部分は
エアギャップにしても良いし、また、UV樹脂等の樹脂
を充填させても良い。
ところで、ダイクロイックミラ一〇に対する入射角は何
度であっても良いが、設定の容易さから30゜,45゜
,60゜が好ましく、更には、45゜が最も好ましい. また、複数のラインセンサを一体に備えるCCDライン
センサ7としては、単一チップ又は単一パッケージのも
のが好ましく、3本以上のラインセンサを一体に備える
場合、ラインセンサ相互の間隔は等間隔が好ましいが、
必ずしも等間隔である必要はない。
く発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、ダイクロイックミ
ラーと全反射ミラーとを透明層を介して積層して色分解
素子が形威されることから、複数の透明層を介して複数
のダイクロイックミラーを積層する場合よりも容易に作
製でき、また、かかる色分解素子を、分解色それぞれに
対応する複数のラインセンサを一体に備えた撮像センサ
と結像レンズ系との間に配設したことにより、分解色毎
に結像レンズ系や撮像センサを設ける必要がなく、装置
構威を簡素化して調整作業等を簡略化できる。
また、前記色分解素子を2種類備えれば、カラー画像を
3原色に分解して、3本のラインセンサによって3原色
毎の画像読取りが可能となり、また、色分解素子の種類
を増やすことで必要分解数の増大に対応することが容易
である。
更に、色分解素子を構成する透明層の厚さが同一であれ
ば、作製が容易になると共に、分解色を等間隔な平行光
線として出射させることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第l実施例を示す正面図、第2図は第
1図示の色分解素子における光路長差の演算を説明する
ための図、第3図は本発明の第2実施例を示す正面図、
第4図は第3図示の色分解素子における光路長差の演算
を説明するための図、第5図は本発明の第3実施例を示
す正面図、第6図は本発明の第4実施例を示す正面図、
第7図〜第9図はそれぞれ透明層厚さと出射光間隔との
関係を説明するための図、第10図及び第11図はそれ
ぞれ3色分解における分解波長特性を説明するための線
図、第12図〜第17図はそれぞれ3色分解のパターン
を示す図、第18図は4色分解の色分解素子を示す図、
第19図及び第20図はそれぞれ5色分解における分解
波長特性を説明するための線図、第21図は5色分解の
色分解素子構成を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カラー画像を色分解して読取る画像読取装置にお
    いて、 ダイクロイックミラーと全反射ミラーとが透明層を介し
    て積層された色分解素子を、分解色それぞれに対応する
    複数のラインセンサを有する撮像センサと結像レンズ系
    との間に配設したことを特徴とする画像読取装置。
  2. (2)前記色分解素子を2種類備えて構成され、該2種
    類の色分解素子によってカラー画像を3原色に分解する
    一方、撮像センサが3原色それぞれに対応する3本のラ
    インセンサを一体的に備えていることを特徴とする請求
    項1記載の画像読取装置。
  3. (3)前記2種類の色分解素子を構成するそれぞれの透
    明層の厚さが同一であることを特徴とする請求項2記載
    の画像読取装置。
JP1231661A 1989-09-08 1989-09-08 画像読取装置 Pending JPH0396063A (ja)

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JP1231661A JPH0396063A (ja) 1989-09-08 1989-09-08 画像読取装置
EP19900309781 EP0416927A3 (en) 1989-09-08 1990-09-06 Image reader and color separation device

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07322006A (ja) * 1994-05-25 1995-12-08 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像読取装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07322006A (ja) * 1994-05-25 1995-12-08 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像読取装置
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