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JPH0395166A - イソキサゾロン誘導体含有脳機能改善剤 - Google Patents

イソキサゾロン誘導体含有脳機能改善剤

Info

Publication number
JPH0395166A
JPH0395166A JP23238389A JP23238389A JPH0395166A JP H0395166 A JPH0395166 A JP H0395166A JP 23238389 A JP23238389 A JP 23238389A JP 23238389 A JP23238389 A JP 23238389A JP H0395166 A JPH0395166 A JP H0395166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
acid
ethyl acetate
added
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23238389A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Ito
伊藤 克巳
Akinobu Nagaoka
永岡 明伸
Norikazu Tamura
典一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP23238389A priority Critical patent/JPH0395166A/ja
Publication of JPH0395166A publication Critical patent/JPH0395166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬として有用な新規インキサゾロン誘導体含
有脳機能改善剤に関する。
従来の技術 老齢者人口の急激な増加に伴い、疾病構造も大きく変化
しつつある。老年病の中でも老年期痴呆は社会的にも、
また医学的にも最も重要な検討課題の1つである。この
老午期痴呆に対する医学的対策の1つはその治療薬の開
発である。老年期痴呆治療薬とし−Cは、脳循環・代謝
改善剤や脳内神経伝達物質の機能を改善する薬剤が利用
されてきtこ。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来用いられている老年期痴呆治療薬に
8いては、かならずしも満場できる臨床効果が得られて
いないというのが現状である。
本発明は脳循環代謝および脳内神経伝達の機能を改善す
る薬剤を提供する。
課題を解決するための手段 上記課題を克服するための今一つの生理学的知見は脳内
興奮性アミノ酸、特にグルタメートが記憶の形或に重要
な役割を演じているという点である。脳内のグルタメー
トの受容体(リセプター)は主として3種類のサブタイ
プ、すなわちNMDA(N−メチルーD−アスバルテー
ト)タイプ,キスカレ・一トタイプおよびカイネートタ
イプに分類されている。これらの受容体のうち、とくに
NMDAタイプの受容体にグルタメートが作用すること
が記憶の形戊に重要であると推測されている。この推測
は脳内の海馬において長期増強現象(longterm
 potentiation)が生ずる機構にグルタメ
ートのNMDAタイプの受容体の刺激が関与していると
いう重要な医学的新知見に基づいている。
[Teyler, T. J. and Discen
na.アニュアル0レビュー●オブ●ニューロサイエン
ス(P. ;゛Ann. Rev.Naurosci.
), l O : l 3 1 − 1 6 1 . 
1 9 8 7Cotman,C.W.and Mon
agham.D.T.;  Ann.Rev.Neur
osci..l l:6 1−8 0.1 9 8 8
]Lかし、他のサブタイプリセプターの関与についても
否定はできないので、本発明者らは3種類のサブタイプ
を含む脳内グルタメート受容体への親和性、海馬神経細
胞の活性化および記憶障害モデルでの有効性を立証する
ための実験系を確立した。
次いで本発明者らは、下記式で示されるインキサゾロン
誘導体の化学的合或に或功した。そして、本発明者らは
、該インキサゾロン誘導体が上記グルタメート受容体に
対して強い親和力を有し、脳機能改善剤として有用であ
ることを見出した。
すなわち、本発明は、 (1)式 [式中 Rlは水素または低級アルキル基を、R2は保
護されていてもよいアミノ基を、COR3はエステル化
されていてもよいカルボキシル基を、nは0〜3の整数
をそれぞれ示す。〕で表される化合物またはその塩を含
有してなる脳機能改善剤、および (2)式 [式中、R1は水素または低級アルキル基を、R2は保
護されていてもよいアミノ基を、COR3はエステル化
されていてもよいカルポキシル基を、nはO〜3の整数
をそれぞれ示す。ただし、nが2で、R1が水素で、R
!がNH2で、COR3がカルポキシル基である化合物
を除く。]で表される化合物またはその塩に関する。
上記式(I)に関し Rlで示される低級アルキル基と
しては、たとえば、メチル,エチル,プロビル,イソブ
ロビル,ブチル,イソブチル,sec−ブチル, ta
rt−ブチルなどの炭素数1〜4程度のアルキル基が挙
げられ、なかでもメチルが好ましい。
R2で示される保護されていてもよいアミノ基の保護基
としては、アミノ基の保護基として公知のものが用いら
れ、たとえば、低級(C+−S)アルカノイル(例、ア
セチル,プロピオニル),ベンゾイル.7エニル低級(
C+−)アルコキシカルボニル(例、ペンジルオキンカ
ルポニル).低級(CI−4)アルコキシ力ルボニル(
例、tert−プトキシカルポニル)などのアシル基、
ベンジル,トリチルなどのアラルキル基が挙げられ、な
かでもtert−ブトキシ力ルボニルが好ましい。
COR’で示されるエステル化されI;カルポキシル基
としてはたとえば、メトキシカルボニル,エトキシカル
ボニル,プロボキシカルボニル,イングロポキシカルボ
ニノレ,sec−プトキシ力ルポニノレ,tert−ブ
トキシカルポニルなどの低級(C+−a)アルコキシ力
ルポニル基、ペンジルオキシ力ルポニル,α−フエネチ
ルオキシ力ルポニル,β−フエネチルオキシ力ルポニル
,フエニルブ口ピルオキシカルポニル,フエニルブチル
オキシ力ルボニルなトノフエニル低級(C L−,)ア
ルコキシ力ルポニル基が挙げられ、なかでもメトキシカ
ルボニルが好ましい。
本発明化合物を具体的に開示すると、たとえば次のよう
な化合物が挙げられる。
表  1 本発明化合物(I)は分子内に不斉炭素を有するが、R
配置,S配置のいずれも本発明に包含されるものである
化合物(I)の塩としては、たとえば、塩酸塩,臭化水
素酸塩.硫酸塩,硝酸塩.燐酸塩などの無機酸塩、たと
えば、酢酸塩,酒石酸塩,クエン酸塩,フマール酸塩,
マレイン酸塩,トルエンスルホン酸塩,メタンスルホン
酸塩などの有機酸塩、t;とえば、ナトリウム塩,カリ
ウム塩,カルシウム塩,アルミニウム塩などの金属塩、
たとえば、トリエチルアミン塩,グアニジン塩.アンモ
ニウム塩,ヒドラジン塩,キニーネ塩,シンユニジン塩
などの塩基との塩などが挙げられるが、薬理学的に許容
されるものならどのようなものであってもよい。
本発明化合物(Dはたとえば弐〇〇 p1 [式中、R ’,R 2,C O R ”,nは前記と
同意義。
C○○R4はエステル化されたカルボキシル基を示す。
]で表わされる化合物にヒドロキシルアミン又はその塩
を反応させ閉環反応に付すことにより製造することがで
きる。COOR’で示されるエステル化されたカルボキ
シル基としては、COR’について前記したカルポキシ
ル基と同様のものが挙げられる。該閉環反応のための好
ましい条件としては、たとえば、化合物(II)を含水
溶媒たとえば、ジオキサン水,テトラヒドロフラン水、
またはメタノール,エタノールなどのアルコール系溶媒
に溶解し、ヒドロキシルアミンまたはその塩を約1ない
し3当量、好ましくは約1.2ないし2.0当量加える
。反応温度は約O0Cないし溶媒の還流温度で、反応時
間は約lO分ないし5時間が好ましい。本反応において
たとえば炭酸カリウム,炭酸ナトリウム,炭酸水素ナト
リウム,炭酸水素カリウム,水酸化ナトリウム,水酸化
カリウムなどの塩基を反応系に共存させることもできる
式(I)中COR3がカルポキシル基である化合物は、
たとえば式(III) [式中、COR”はエステル化されたカルポキシル基を
示し、R’,R”,nは前記と同意義。]で表わされる
化合物を脱保護反応に付すことによって製造することも
できる。COR”で示されるエステル化されたカルボキ
シル基としては、COR’について前記したカルポキシ
ル基と同様のものが挙げられる。該脱保護反応としては
、その保護基の種類に応じて、酸あるいは塩基による方
法を適宜選択して行なうことができる。こ〜で酸による
場合には、保護基の種類その他の条件によって異なるが
、酸としてたとえば、塩酸,臭化水素,フッ化水素,沃
化水素,メタンスルホン酸.p−}ルエンスルホン酸,
トリフロロメタンスルホンLMLリン酸.ギ酸,酢酸,
トリフルオロ酢酸などの他、酸性イオン交換樹脂等が使
用される。塩基による方法の場合には、保護基の種類そ
の他の条件によって異なるが、塩基としてたとえば、ナ
トリウム,カリウム等のアルカリ金属もしくは、カルシ
ウム.マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、
炭酸塩等の無機塩基、金属アルコキサイド類、有機アミ
ン類、第四アンモニウム塩等の有機塩基の他、塩基性イ
オン交換樹脂等が使用される。上記酸または塩基による
方法の場合において溶媒を使用する場合には、たとえば
、水.メタノール.エタノール,酢酸エチル,クロロホ
ルム,テトラヒドロフラン,ジオキサン.ビリジン,酢
酸,アセトン,塩化メチレンなどを単一.もしくは混合
して用いることができる。反応温度は、通常冷却下ない
し加温程度で行なわれ、反応時間は約30分ないし24
時間である。
式(1)中R2がアミノ基である化合物は、たとえば式
(■) [式中、R2′は保護されたアミノ基を示し、R1,C
OR”,nは前記と同意義。1で表わされる化合物を脱
保護反応に付すことによって製造することもできる。R
2′で示される保護されたアミノ基の保護基としては 
R2について前記した保護基と同様のものが挙げられる
。該脱保護反応としては、その保護基の種類に応じて、
酸あるいは塩基による方法を適宜選択して行なうことが
できる。こ\で酸による場合には、保護基の種類その他
の条件によって異なるが、酸としてたとえば、塩酸.臭
化水素.フッ化水素.沃化水素,メタンスルホン酸,p
一トルエンスルホン酸,トリフロロメタンスルホン酸,
硫酸,リン酸,ギ酸.酢酸,トリ7ルオロ酢酸などの他
、酸性イオン交換樹脂等が使用される。
塩基による方法の場合には、保護基の種類その他の条件
によって異なるが、塩基としてたとえば、ナトリウム,
カリウム等のアルカリ金属もしくは、カルシウム,マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩等の
無機塩基、金属アルコキサイド類、有機アミン類、第四
アンモニウム塩等の有機塩基の他、塩基性イオン交換樹
脂等が使用される。上記酸または塩基による方法の場合
において溶媒を使用する場合には、たとえば水.メタノ
ール.エタノール,酢酸エチル.クロロホルム,テトラ
ヒドロ7ラン,ジオキサン,ピリジン,酢酸,アセトン
,塩化メチレンなどを単一,もしくは混合して用いるこ
とができる。反応温度は、通常冷却下ないし加温程度で
行なわれ、反応時間は約30分ないし24時間である。
すなわち、アミノ基およびカルポキシ基の保護基として
どのようなものがあるか、それらをどのようにして導入
して所望反応後にどのようにして離脱させるかは従来よ
く知られており、本発明においてもそれに従ってよい。
なお本発明化合物は4.5−ジヒドロー5−オキンー3
−インキサゾリル体(V)としても存在しうる。
上記式(1)および式(V)は互変異性体であって、物
質が存在する条件によって、いずれか一方又は、両者の
混合物の形態で存在する。
かくして得られる本発明の目的化合物(I)は反応混合
物から通常の分離精製手段、たとえば抽出、濃縮,中和
,炉過,再結晶,カラムクロマトグラ7イー.薄層クロ
マト・グラフィーなどの手段を用いることによって単離
することができる。
化合物(1)には少なくとも2個の立体異性体が存在し
得る。これら個々の異性体およびこれら混合物のいずれ
も当然本発明の範囲に包含されるものであり、所望によ
り、自体公知の手段に従ってこれらの異性体を個別に製
造することもできる。
たとえば原料化合物CI[).(I[[)および(IV
)のそれぞれ単一の異性体を用いて上記の反応を行うこ
と1こより、化合物(I)の単一の光学異性体を得るこ
とができるし、また生戊物が二種類以上の異性体混合物
の場合にはこれを通常の分離方法、たとえば光学活性酸
(例、カン7アースルホン酸,酒石酸,ジベンゾイル酒
石酸など)、光学活性塩基(例、シンコニン,シンコニ
ジン.キニーネ,キニジン.α一メチルベンジルアミン
,デヒドロアビエチノレアミンなど)との塩を形戊させ
る方法や、各種のクロマトグラフィー.分別再結晶など
の分離手段によって、それぞれの異性体に分離すること
もできる。
本発明の原料化合物(I[)はたとえば次の反応によっ
て容易に製造することができる。
[上記反応式中、記号は前記と同意義である。]上記反
応式で示される化合物(I[)は公知の製清法又はそれ
に準じる方法メこよって容易に製造できるが、好ましい
製造法について、さらに詳しく説明すると、ε一カルポ
キシーσ−アミノ酸誘導体(Vl)をカルボニルジイミ
ダゾールと反応させた後、マロン酸モノエステル誘導体
マグネシウム塩(■)と反応させ化合物(■)′を得る
。本反応は化合物(VI)を有機溶媒たとえばテトラヒ
ド口フラン,ジエチルエーテル,n−ヘキサン.アセト
ニトリルあるいはそれらの混合液に溶解し、温度約−l
O℃ないし50℃好ましくは室温付近で、カルポニルジ
イミダゾールを加え、約lO分ないし24時間好ましく
は約1時間ないし10時間保つ。ついでこの反応液中に
式(■)で示されるマグネシウム塩を加え、反応温度約
一lO℃ないし50℃、好ましくは室温付近で、約I時
間ないし48時間、好ましくは約10時間ないし24時
間反応させる。
かくして得られた化合物(■)′は、所望により上記し
たようなアミノ基の脱保護反応に付し(II)に導くこ
とができる。
以上述べたように化合物(I)およびその塩は補乳動物
(例、ラット,サル,ヒト)の神経細胞を活性化し、記
憶の増進を促し、かつ低毒性であるため脳機能改善剤と
して有用である。すなわち、脳卒中,アルツハイマー病
が主たる対象疾患であるが、頭部外傷.水頭症などによ
って生ずる記憶障害(知的機能の低下)に対しても有用
である。
本発明の化合物またはその塩を脳機能改善剤として用い
る際、該治療剤は化合物またはその塩を薬理学的に許容
され得る担体と混合することにより得られる。有効戊分
は錠剤,ペレット剤2カプセル剤,坐剤,液剤,エマル
ジョン.懸濁液およびその他の医薬として適切な剤型で
用いることができる。
例えば、経口治療剤を製造する際には、適当量の結合剤
(例、ハイドロキシプロビルセルロース,ハイドロキシ
プロビルメチルセルロース,マクロゴール等),崩壊剤
(例、スターチ,カルポキシメチルセルa−スカルシウ
ム等),賦形剤(例、乳糖,スターチ等)および滑沢剤
(例、ステアリン酸マグネシウム.タルク等)等が用い
られる。
非経口治療剤、例えば注射剤を製造する際には、等張化
剤<例、グルコース,D−ソルビトール,D−マンニト
ール,塩化ナトリウム等),保存剤(例、ベンジルアル
コール,クロロブタノール,バラヒドロキシ安息香酸メ
チル,パラヒドロキシ安息香酸プロビル等)および緩衝
剤(例、リン酸緩衝液.酢酸ナトリウム緩衝液等)等が
用いられる。
次に本発明化合物まl:はその塩の投与法について述べ
る。
たとえば本発明化合物またはその塩を注射剤として非経
口的に上記補乳動物の皮下,静脈内または筋肉内に約0
.OLないし2 0 mg/ kg/ a ,好ましく
は約0.1ないし5 mg/ kg日投与する。まt;
経口的には本発明化合物またはその塩をカプセル剤とし
、本発明化合物として0.02ないし1 0 0 mg
/kg/日、好ましくは約0.1ないし20mg/kg
/日投与する。
実施例 実施例l アルゴン気流中室温で(S ) − N − tart
−ブトキシ力ルボニルアスパラギン酸 α−メチルエス
テル(1.17g.4.72mmol)のテトラヒド口
フラン(25d)溶液にN,N’一カルポニルジイミダ
ゾール(9 1 4mg.5.6 4mmol)を加え
、6時間攪拌した。反応溶液にマロン酸モノメチルエス
テルのマグネシウム塩(1 .2 1g,4 .7 0
mmof)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液
を濃縮し、酢酸エチル(50ml2)に溶解させ、水を
加え、不溶物をろ過して除いた。ろ液を酢酸エチルで抽
出し、抽出液を、IN塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水、水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(硫酸ナトリ
ウム)し、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(2.5cmX 4 0cm;酢酸
エチルーヘキサンーl:3→1:2−t;l)に付すと
(S )− 2 − tert−プトキシ力ルポニルア
ミノ−4−オキソー1.6−ヘキサンニ酸ジメチルエス
テル(1.3 2g.9 2%)が無色プリズム晶とし
て得られた。
mp48−49℃ 元素分析値 C 13H ztN O y計算値 C 
51.48;  H 6.98;  N 4.62実測
値 C 51.34;  H 7.12;  N 4.
58I R y KB’ CKQ−’: 3390. 
2990. 1750, 1720, 1680,ma
x 1510, 1440. 1370. ’H  NMR(CDCQ3)δppm: 1.45(
98,s). 3.10(IH.dd,J−4.4.1
8.4Hz). 3.28(IH,dd.J−4.4.
1.85Hz). 3.49(2H.s). 3.74
(3H.s). 3.75(3H,s).4.45(I
H,m), 5.47(IH,m).施光度Ea ]r
 − 15−8°(c−0.57,メタノール)アルゴ
ン気流中(S) − 2−tert−ブトキシカルポ・
ニルアミノー4−オキソー1.6−ヘキサンニ酸 ジメ
チルエステル(1 .2 1g,4.0 0mmol)
のエタノール(30mQ)溶液にヒドロキシルアミン(
2 7 8mg.4 .0 0mmol)、炭酸ナトリ
ウム(212mg, 2 . O O mmol)を加
え、1時間加熱還流した。
不溶物をろ別し、ろ液を濃縮し、残留物をシリカゲル力
ラムクロマトグラフィ−(2 .5cmX 4 0cm
;酢酸エチルーヘキサン−2:141エチルー酢eエチ
ルーメタノール=9:l)に付すと化合物1(5 2 
9mg,4 6%)が淡黄色泡状物質として得られた。
I R v n08tcm−’: 3360, 299
Lj. 1800. 1740, 1710.maX 1510, 1440, 1370. ’H−NMR(CDCJ)δppm: 1.44(9H
,s). 2.83(IH,dd,J=15.7.8H
z), 3−01(lH.dd,J−5.15Hz).
3.40(l}I,d,J−23.4Hz), 3.6
9(LH.d,J−23.4Hz).3.81(3H,
s), 4.61(IH,m), 5.43(IH,d
,J=7.8Hz). 化合物上(5 2 9mg, 1.8 5mmol)に
0.5N水酸化ナトリウム(1 1.0m4)を加え、
室温で2時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで洗浄後
、水層を分取し、lNIn酸を加え、酸性(pH2.7
)とし、食塩で飽和した後、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(硫酸ナ} IJウ
ム)した。溶媒を留去すると化合物2(465mg,9
2%)が淡黄色泡状物質として得られた。
I R y ”tcm−’: 3350, 2990,
 1800, 1700, 1520,max 1370. ’H  NMR(CDCl23)δppm: 1.44
(9H.s), 3.00(2H,m), 3.44(
IH,d,J=23.4Hz), 3.67(it{,
d,J=23.4Hz). 4−64(LH.m), 
5.46(LH,d,J−6.8Hz).化合物2(4
 6 5mg. 1 .7 1mmol)に4N塩化水
素−ジオキサン(6顧)溶液を加え、室温で1時間攪拌
した。溶媒を留去し、残留物にエチルエーテルを加え、
デカンテーションした(3回)。沈澱物を乾燥させると
化合物3(3 1 8mg,8 5%)が無色粉末とし
て得られた。
I R y KBrcm−’: 3410, 2980
, 1810, 1730. 1600,max 1505.  1440. ’H−NMR(DMSO−d6)δppm: 3.05
(2H,d,J=5.8Hz). 3.87(0.5H
,’s). 4.30(lH.m), 5.18(0.
5H,s). ’H−NMR(D20)δppm: 3.18(1H,
dd,J−16.6.6.7Hz). 3.29(LH
,dd,J−16.6.5.4Hz), 4.42(I
H,dd,J=6.7,5.4Hz), 4.08(I
H,s)−S I MS(m/z)l 7 3(M+H
)”実施例2 アルゴン気流中室温で(R)−N−{ert−ブトキシ
カルポニルアスパラギン酸 α−メチルエステル(1.
6 0 1g,6.0 8mmo!)のテトラヒド口フ
ラン(34d)溶液にN,N’一カルポニルジイミダゾ
ール(1.2 6 1g.7.7 8mmol)を加え
、6時間攪拌した。反応溶液にマロン酸モノメチルエス
テルのマグ不シウム塩(1 .6 7 4g.6.4 
8mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶
液をろ過した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を、IN塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水、水
、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(硫酸ナトリウム)し
た。溶媒を留去し、シリカゲル力ラムクロマトグラフィ
ー(2−5cmX 4 0cm;酢酸エチルーヘキサン
ーl:3→l:2→1:1)に付すと(R )− 2 
− tert−ブトキシカルポニルアミノ−4−オキソ
ー1.6−ヘキサンニ酸 ジメチルエステル(1.4 
5 4g.7 9%)が無色プリズム晶として得られた
mp48−49°C 元素分析値 C I3H 2 1 N O y計算値 
C 51.48;  H 6.98;  N 4.62
実測値 C 51.38;  H 6.96;  N 
4.65I R v KBrcm−’: 3390. 
2960. 1740, 1720, 1520,ma
x 1440, 1410. 1390. ’H  NMR(CD(,Q3)δppm: 1.45
(9H,s), 3.10(IH,dd,J−4.4.
18.4Hz), 3.28(IH,dd,J−4.4
,18.4Hz). 3.49(2H,s), 3.7
4(3H,s), 3.75(3H,s),4.54(
LH,m), 5.48(LH,m).施光度[σ]萱
十14.2°(c=0.50,メタノール)アルゴン気
流中(R )−2 − tart−ブトキシカルポニル
アミノー4−オキソー1,6−ヘキサンニ酸 ジメチル
エステル(9 1 0mg.3.O Ommol)のエ
タノール(23d)溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩(
2 0 9mg,3.0 0mmol)、炭酸ナトリウ
ム(1 5 9mg. 1 .5 0mmol)を加え
、l時間加熱還流した。不溶物をろ別し、ろ液を濃縮し
た。残留物をシリカゲル力ラムクロマトグラフィー(2
.5cmX40cm;酢酸エチルーヘキサン−2=1→
酢酸エチル→酢酸エチルーメタノール−9=1)に付す
と化合物4(4 0 2mg.4 7%)が淡黄色泡状
物質として得られた。
I  R  y ”tcm−’:  3360.  2
990,  1800,  1740.  1710.
max 1510, 1440, 1370. ’ H  N M R (C D C Qs)δppm
: 1.44(9H,s). 2.87(LH,dd,
J=].5.2,7.8t{z). 3.01(18,
dd,J−5.15.2Hz), 3.45(IH,d
,J=23.4Hz). 3.67(IH,d,J 一
23.4/Hz), 3.81(3t{,s)  4.
59(LH,m). 5.41(IH,d,J=7.8
Hz). 化合物4(4 0 2mg.1.4 0mmol)に0
.5NNaOH(8.4WLl2)を加え、室温で2時
間攪拌した。
反応溶液を酢酸エチルで洗浄後、水層を分取し、IN塩
酸で酸性(pH2.7)とし、食塩で飽和した後、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥
(硫酸ナトリウム)した。溶媒を留去すると化合物5(
3 6 3mg.9 5%)が淡黄色泡状物質として得
られた。
I R y ”tcm”−’: 3350. 2980
. 1800. 1700, 1510,max 1370. ’H  NMR(CDCL)δppm: 1.44(9
H,s), 3.00(2H,m). 3.45(LH
,d,J−23.4Hz). 3.67(IH,d,J
=23.4Hz), 4.64(IH,m), 5.4
8(IH,d,J=7.8Hz).化合物5(3 6 
3mg, 1.3 3mrnol)に4N塩化水素−ジ
オキサン(6tl2)溶液を加え、室温でL時間攪拌し
た。溶媒を留去し、残留物にエチルエーテルを加え、デ
カンテーションした(3回)。沈澱物を乾燥させると化
合物6(2 3 3mg,8 0%)が無色粉末として
得られた。
I R I7KB’ cm−’: 3320, 297
0.’l820, 1800. 1740,max 1620.  1500,  1380.’H  NM
R(DMSO  da)δppm: 3.05(2H,
d,J=5.8Hz). 3.87(0.5H,s).
 4−30(lH.m). 5.17(0.5H,s)
. ’H−NMR(D20)δppm: 3.14(LH,
dd,J−16.5,6.6Hz). 3.25(IH
.dd,J−16.5,5.4Hz). 4.31(L
H,dd,J=6.6.5.4Hz), 4.79(I
H.s).S IMS(m/z)l 7 3(M+H)
”実施例3 アルゴン気流中室温で(S )− N − tert−
プトキシ力ルボニルグルタミン酸 a−メチルエステル
(1 −5 3g.5.8 7mmo+)のテトラヒド
a7ラン(3M)溶液にN,N’一カルポニルジイミダ
ゾール(1 −0 5g,6.4 8mmol)を加え
、6時間攪拌した。反応溶液にマロン酸モノメチルエス
テルのマグネシウム塩(1 .6 7g.6.4 5m
mol)を加え、室温で16時間攪拌した,反応溶液を
ろ過した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を、lN塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水、水、飽
和食塩水で順次洗浄後、乾燥(硫酸ナトリウム)した。
溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラ7イー(
2.5cmx40cm;酢酸エチルーヘキサンーl:3
→t;2−1:l)に付すと(S)−2− tert−
ブトキシ力ルポニルアミノ−5−オキソ1,7−ヘプタ
ンニ酸 ジメチルエステル(1.125g.60%)が
無色油状物質として得られた。
I R ,neatCm−1, 3390, 2990
. 1750. 1?20. 1520,max 1440. 1370. ’H−NMR(CDCf23)δppm: 1.43(
9H,s). 2.05(2H,m). 2.63(2
H,t,J=6.3Hz), 3.44(2H,s).
 3.73(6H,s). 4.22(IH,m). 
5.15(l}I.m).アンゴル気流中(S ) −
 2 − tert−ブトキシ力ルポニルアミノ−5−
オキソー1.7−ヘプタンニ酸ジメチルエステル(7 
5 6mg.2.3 8mmol)のエタノール(2M
)溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩(1 6 7mg,
2−4 0mmo+)、炭酸ナトリウム(1 2 7m
g. 1.2 0mmol)を加え、1時間加熱還流し
た。不溶物をろ別し、ろ液を濃縮し、残留物をシリカゲ
ル力ラムクロマトグラフイー(2.5cmx40c+n
;酢酸エチルーヘキサン=m1:2→2:1→酢酸エチ
ル→酢酸エチルーメタノール−wI9;1)に付すと化
合物7(l O 2mg. 1 4%)が淡黄色泡状物
質として得られた。
I R v neaLcm−’: 3390,2990
.1805.174(L 1710,maX 1520, 1450, 1370. ’H−NMR(CDCf2,)δppm: 1.43(
9H,s). 1.90−2.70(48,m). 3
.39(lH.d,J=26.3Hz). 3−52(
IH,d,J=26.3Hz), 3.73(3H,s
), 4.31(IH,m). 5.30(IH,d,
J−8Hz)− 化合物ヱ(6 5 5mg,2.1 8mmol)に0
.5N水酸化ナトリウム(12.8m)を加え、室温で
2時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで洗浄後、水層
を分取し、1N塩酸で酸性(pH2.7)とし、食塩で
飽和した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩
水で洗浄後、乾燥(硫酸ナトリウム)した。溶媒を留去
すると化合物8(5 7 5mg,9 2%)が淡黄色
泡状物質として得られた。
I R y neatcm””: 3350, 299
0, 1800, 1700, 1520,maX 1370. ’H − NMR(C D CQs)δppm: 1.
43(9H,s),  1.90−2.80(4H,m
). 3.43(2H,s). 4.35(IH,m)
. 5.35(LH,m). 化合物8(9 2mg.0.3 2 1mmol)に4
N塩化水素一ジオキサン(6−)溶液を加え、室温で1
時間攪拌しt;。溶媒を留去し、残留物にエチルエーテ
ルを加え、デ゜カンテーションした(3回)。残留物を
乾燥させると化合物2 3(5 3mg.7 1%)が
無色粉末として得られた。
I R yKBrcm−’: 3410. 2980.
 1810. 1?30. 1600,maX 1505. 1440. ’H−NMR(DMSO−d,)δppm: 2.12
(2H,m),2.61(2H.m). 3.85(0
.5H,s). 3.97(IH,m). 5.08(
0.5H.s). ’H−NMR(D.O)δppm= 2.29(2t{
,m). 2.75(2H,dt,J−6.4,3.0
Hz). 4.13(11{,t,J−6.4Hz).
 4.81(IH,s). S IMS(m/z)1 7 8(M+H)”実施例4 アルゴン気流中室温で(R )− N − tert−
ブトキシ力ルボニルグルタミン酸 σ−メチルエステル
(1 −5 6g.5.9 8mmol)のテトラヒド
ロ7ラン(30d)溶液にN,N’一カルポニルジイミ
ダゾールCl.1 6g.7.1 5mmol)を加え
、6時間攪拌した。反応溶液にマロン酸モノメチルエス
テルのマグネシウム塩(1.7 0g;6.5 8mm
ol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液を濃
縮し、酢酸エチル(5072)に溶解させ、水を加え不
溶物をろ過して除く。ろ液を酢酸エチルで抽出し、抽出
液を、1N塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水、水、
飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(硫酸ナトリウム)した
。溶媒を留去し、残留物をシリカゲル力ラムクロマトグ
ラフィー(2.5cmX4 Qcm;酢酸エチルーヘキ
サン=1:3→1:2→1:1)に付すと(R ) −
 2 − tert−ブトキシ力ルポニルアミノ−5−
オキソー1.7−へプタンニ酸 ジメチルエステル(1
 .3 0g.6 8%)が無色油状物質として得られ
た。
I R v n8atcm−l: 3370, 298
0. 1750, 1720. 1520.maX 1440.  1370. ’H − NMR(C D C(11)δppm: 1
.45(9H.s).  1.80−2.80(4H,
m). 3.48(21{,s). 3.75(6H,
s). 4.22(IH,m), 5−14(lH.m
)−アンゴル気流中(R)− 2 − tert−ブト
キシ力ルポニルアミノ−5−オキソー1.7−へブタン
ニ酸 ジメチルエステル(1.3 0g.4.0 8m
mol)のエタノール(35l!l2)溶液にヒドロキ
シルアミン塩酸塩(2 8 4mg.4.0 9mmo
l)、炭酸ナトリウム(2 1 6mg.2 .0 4
mmol)を加え、1時間加熱還流した。不溶物をろ別
し、ろ液を濃縮し、残留物をシリカゲルを用いるカラム
クロマトグラフィー(2.5cmX40cm;酢酸エチ
ルーヘキサン=1:2→2:l→酢酸エチル→酢酸エチ
ルーメタノール−〇二1)に付すと化合物9(4 8 
9mg.4 0%)が淡黄色泡状物質として得られた。
l R vne”cm−’I 3370. 2980,
 1800, 1750. 1710,max 1520.  1440.  1370.’H−NMR
(CDOff.)δppm: 1.45(9H,s).
 1.902.80(4H,m),3.38(IH,d
,J−26.3Hz), 3.52(IH,d,J=2
6.3Hz). 3.73(3H,s). 4.41(
LH,m). 5.30(LH,d,J−7.2Hz)
. 化合物9(4 5 1mg,1.5 0mmol)に0
.5N水酸化ナトリウム(9.0d)を加え、室温で2
時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで洗浄後、水層を
分取し、lN塩酸で酸性(pH2.7)とし、食塩で飽
和した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水
で洗浄後、乾燥(硫酸ナトリウム)した。
溶媒を留去すると化合物上0(3 7 8mg.8 8
%)が淡黄色泡状物質として得られた。
I R y ”tcm−’= 3350. 2990.
 1800, 1700, 1520.max 1370. ’H − NM R(C D Ci23)δppm: 
1.45(9H,s). 1.90−2.70(4H,
+n), 3.47(2H.s), 4.41(lH.
m). 5.23(IH,d,J=6.8Hz). 化合物上0(350mg.1.22mmol)に4N塩
化水素−ジオキサン(6−)溶液を加え、室温で1時間
攪拌した。溶媒を留去し、残留物にエチルエーテルを加
え、デカンテーションした(3回)。残留物を乾燥させ
ると化合物2 4(2 9 1mg.8 1%)が無色
粉末とした得られた。
I R yKB’ cm−’: 3400, 2900
. 1800, 1720. 1600,max 1490.  1440. ’H−NMR(DMS〇−aS)δppm: 2.12
(2H.m),2.61(2H,m), 3.85(0
.51{,s), 3.94(lH,m), 5.08
(0.5H,s). ’H−NMR(D,O)δppm: 2.28(2H,
m). 2.75(2H,dt,J=6.4.3Hz)
.4.lO(IH,t,J−6.4Hz), 4.81
(LH,s). S I MS(m/z)l 3 7(M+H)”実施例
5 アルゴン気流中室温で(S)  N−tert−プトキ
シ力ルポニルアスパラギン酸a−メチルエステル(2.
7 0g, I O.9 1mmol)のテトラヒド口
フラン(60d)溶液にN,N’一カルポニルジイミダ
ゾール(2 . 1 2g. 1 3 .0 9mmo
l)を加え、6時間攪拌した。反応溶液に2−メチルマ
ロン酸モノメチルエステルのマグネシウム塩(3.1 
3g,l O.9l mmol)を加え、室温で18時
間攪拌した。反応溶液を濃縮し、酢酸エチル(5M)に
溶解させ、水を加えたのち、不溶物をろ過し、ろ液を酢
酸エチルで抽出し、抽出液を、IN塩酸、水、飽和炭酸
水素ナトIJウム水、水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾
燥(硫酸ナトリウム)した。溶媒を留去し、シリカゲル
を用いるカラムクロマトグラ7イー(2.5cmX40
cm;酢酸エチルーヘキサンーl:2−1 : l−2
 : l)に付すと(S ) − 2 − tert 
−ブトキシ力ルポニルアミノ−5−メチル−4−オキソ
ー1,6−ヘキサンニ酸 ジメチルエステル(2.2 
8g.6 6%)が無色油状物質として得られIこ。
I R y”Lcm−’: 3380, 2990. 
1740, 1720. 1500.max 1440.  1390,  1360.’H−NMR
(CDCQ3)δppm:l−35(3H,d,J−7
Flz).  1.45(9H,s). 3.07(0
.34H,dd,J−18.2,4.4Hz).3.1
4(0.66H,dd,J−12.8,4.4Hz).
 3.24(0.66H,dd,J=lO.8.4.4
Hz), 3.29(0.34H,dd,J−18.4
.4Hz). 3.55(IH.q.J−7Hz). 
3.74(3H,s). 3.75(3H,s). 4
.53(lH.n). 5.48(IH,br d,J
−8Hz).アルゴン気流中(S )− 2 − te
rt−プトキシ力ルポニルアミノ−5−メチル−4−オ
キソー1.6−ヘキサンニ酸 ジメチルエステル(2.
28g.7.18mmol)のエタノール(50d)溶
液にヒドロキシルアミン塩酸塩(4 9 9mg.7.
l 8mmol)、炭酸ナトリウム(3 8 1mg,
3.5 9mmol)を加え、l時間加熱還流した。不
溶物をろ別し、ろ液を濃縮し、残留物をシリカゲル力ラ
ムクロマトグラフィ−(2.5cmX 4 0cm;酢
酸エチルーヘキサン−2:l→酢酸エチル→酢酸エチル
ーメタノール=9:1)に付すと化合物1 1(9 0
 1mg.4 2%)が淡黄色泡状物質として得られt
こ。
I R y”tcm−’: 3370. 2980. 
1790. 1740, 1710.max 1500, 1440. 1370. ’H−NMR(CDOff,)δppm: 1.36(
1.5H,d,J−7.2Hz), 1.45(9H,
s). 1.76(1−5H.s), 3.59(0.
5H,q.J=7.21{z).3.81(3H,s)
. 4.59(IH,m), 5.43(IH,br)
. 化合物上土(9 0 1mg,3.0 0mmol)に
0,5NNaOH(18mi2)を加え、室温で2時間
攪拌した。
反応溶液を酢酸エチルで洗浄後、水層を分取し、IN塩
酸で酸性(pH2.7)とし、食塩で飽和した後、酢酸
エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥
(硫酸ナトリウム)した。溶媒を留去すると化合物上2
(7 3 9mg,8 6%)が淡黄色泡状物質として
得られた。
I R y neatcm−’: 3400, 298
0, 1710. 1620. 1510,max 1390. ’H−NMR(DMSO−d6)δppm: 1.36
(9H.s),1.65(3H.s),2.85(2H
,d,J = 6.5Hz).4.19(IH,m),
7.21(lH.d,J−8.6Hz).化合物1 2
(7 3 9mg.2.5 8mmol)に4N塩化水
素−ジオキサン(9−)溶液を加え、室温で1時間攪拌
した。溶媒を留去し、残留物にエチル二一テルを加え、
デカンテーションしたく3回).沈澱物を乾燥させると
化合物1 3(5 8 2mg,6 9%)が無色粉末
として得られた。
I R y KBram−’: 3320, 2970
, 1720, 1620, 1500,max +440. ’H−NMR(DzO)δppm= 1.79(3Ls
). 3.22(IH,dd.J−15.4.6.6H
z). 3.31(IH,dd.J−15.6.6.6
}1z). 4−28(IH.t.J−6.6Hz).
S IMS(m/z)1 87(M+H)”実施例6 アルゴン気流中室温で(R ) − N − tert
−ブトキシ力ルボニルアスパラギン酸 a−メチルエス
テル(2−4 7 2g. l O.Ommol)のテ
トラヒドロフラン(60m)溶液にN,N’一カルポニ
ルジイミダゾール(1.9 4 6g.1 2.0mm
ol)を加え、6時間攪拌した。反応溶液に2−メチル
マロン酸モノメチルエステルのマグネシウム塩(2.8
 7g,I O.Ommol)を加え、室温で17時間
攪拌した。反応溶液を濃縮し、酢酸エチル(50m)に
溶解させ、水を加えたのち、不溶物をろ過し、ろ液を酢
酸エチルで抽出した。抽出液を、IN塩酸、水、飽和炭
酸水素ナトリウム水、水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾
燥(硫酸ナトリウム)した。溶媒を留去し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(2.5cmx40cm;酢
酸エチルーヘキサンーl:2→1:l→2:1)に付す
と(R ) − 2 − tert−ブトキシ力ルポニ
ルアミノ−5−メチル−4−オキソー1.6−ヘキサン
ニ酸 ジメチルエステル(2.81g,89%)が無色
油状物質として得られt;。
I R y neatam−’: 3380. 298
0. 1750, 1720. 1500,max 1450, 1390. 1360. ’ H − N M R (C D C I23)δp
pm: 1.35(3H,d,J−7.2Hz), 1
.44(9H,s). 3.07(0.34H,dd,
J=18.2.4.4Hz). 3.15(0.66H
,dd,J=13.4.4Hz). 3.24(0.6
6H,dd,J=lO.6.4.4Hz). 3.29
(0.34H.dd,J−18.4.4Hz). 3−
55(IH,q,J=7.2Hz). 3.74(6H
,s). 4.54(l}l.m), 5.49(IH
,br d,J−8Hz).アルゴン気流中(R) −
 2−tart−プトキシカルボニルアミノー5−メチ
ル−4−オキソー1.6ーヘキサンニ酸 ジメチルエス
テル(2.3 3g.7 .3 5 mmol)のエタ
ノール(50tl2)溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩
(5 1 1mg.7 .3 5mmol)、炭酸ナト
リウム(3 9 0mg.3.6 8mmol)を加え
、1時間加熱還流した。不溶物をろ別し、ろ液を濃縮し
、残留物をシリカゲル力ラムクロマトグラフイー(2 
.5cmX 4 0cm;酢酸エチルーヘキサン−2=
l→酢酸エチル神酢酸エチルーメタノール−9=1)に
付すと化合物−1 4(1.1 2g.5 1%)が淡
黄色泡状物質として得られた。
I R v neatam””: 3370. 298
0. 1750. 1720. 1500.maX 1450. 1430. ’H  NMR(CDCL)δppm: 1.38(1
.5H,d,J−7Hz). 1.45(9H,s).
 1.78(1.5H,s). 3.59(0.5H.
q.J=7Hz). 3.81(3H,s). 4.6
1(IH,m). 5.42(IH,br). 化合物上4(8 1 9mg.2.7 3mmol)に
0.5NNaOH(16mff)を加え、室温で2時間
攪拌した。
反応溶液を酢酸エチルで洗浄後、水層を分取し、INm
mで酸性(pH2.7)とL,、食塩で飽和シタ後、酢
酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾
燥(硫酸ナトリウム)した。溶媒を留去すると化合物1
 5(4 9 0mg.6 3%)が淡黄色泡状物質と
して得られた。
I R y ”tcm−’: 3370, 3250.
 2980. 1710, 1620.max 1510,  1390. ’ H − N M R (D M S O  ds)
δppm: 1.36(9H.s),1.65(3H.
s),2.85(2H,d.J = 6.5Hz),4
.19(IH,m).7.22(IH,d,J−8.6
Hz).化合物上5(3 0 0mg. 1.0 5m
n+ol)に4N塩化水素一ジオキサン(4−)溶液を
加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残留物に
エチルエーテルを加え、デカンテーションした(3回)
。沈澱物を乾燥させると目的とする化合物16(250
mg,72%)が無色粉末として得られた。
I  R  y KB’  cm−’ 二 3450.
  2980.  1720,  1640.  15
00.max 1380. ’ H − N M R ( D 2 0 )δppm
: 1.79(3H,s), 3.23(IH,dd,
J= 15.4.6.6Hz), 3.32(IH,d
d,J= 15.4.6.6Hz), 4.35(LH
,t,J=6.6Hz).S IMS(m/z)1 8
 7(M+H)”実施例7 アルゴン気流中室温で(S ) − N − tert
−ブトキシカルボニルグルタミン酸 a−メチルエステ
ル(2.2 6g.8.6 5mmol)のテトラヒド
ロフラン(50ml2)溶液にN,N’一カルボニルジ
イミダゾール(1−68g.10.36mmol)を加
え、6時間攪拌した。反応溶液に2−メチルマロン酸モ
ノメチルエステルのマグネシウム塩(2.7 2g,8
.6 5++oyol)を加え、室温で18時間攪拌し
た。反応溶液を濃縮し、酢酸エチル(50ml2)に溶
解させ、水を加え不溶物をろ過して除く。ろ液を酢酸エ
チルで抽出し、抽出液を、IN塩酸、水、飽和炭酸水素
ナトリウム水、水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(i
酸ナトリウム)した。溶媒を留去し、残留物をシリカゲ
ル力ラムクロマトグラフイ−(2.5cmx3Qcm;
酢酸エチルーヘキサンー゛l:2→1:l)に付すと(
S )−’2 − tart−ブトキシ力ルポニルアミ
ノ−6−メチル−5−オキソー1.7一へブタンニ酸 
l−メチル 7−エチルエステル(1.03g,34%
)が無色油状物質として得られlこ。
I R v ”tcm−’: 3380. 2990,
 1750. 1710. 1510.max 1445. 1360. ’H−NMR(CDCQ3)δppm:1.27(3H
,t,.1;−7Hz), 1.34(3H,d,J−
7.2Hz). 1.44(9H,s). 1.80−
2.90(4H,m). 3.52(lH.q.J−7
.2Hz). 3.75(3H,s),4.27(LH
.m). 5.11(LH.m).アルゴン気流中(S
 ) − 2 − tart−ブトキシ力ルポニルアミ
ノ−6−メチル−5−オキソー1.7一へプタンニ酸 
1−メチル 7−エチルエステル(1.9 5g,5.
6 3mmol)のエタノール(39tf2)溶液にヒ
ドロキシルアミン塩酸塩(391mg.5.63mmo
l)、炭酸ナトリウム(2 9 8mg.2−8 1m
mol)を加え、1時間加熱還流しt;。不溶物をろ別
し、ろ液を濃縮し、残留物をシリカゲルを用いるカラム
クロマトグラフィ−(2.5cmX40cm;酢酸エチ
ルーヘキサンーl:2→2 : l−酢[エチル→酢酸
エチルーメタノール−9;l)に付すと化合物1 7(
4 2 3mg.2 4%)が淡黄色泡状物質として得
られた。
I R u neaLcm−’: 3380, 299
0. 1740. 1710. 1685,max 1510. 1440. 1380. ’H−NMR(CD(1.)δppm: 1.45(9
H,s), 1.81(3H.s). 1.80−2.
80(4H.m). 3.78’(3H,s), 4.
21(lH.T!). 5.30(LH,d,J−7.
4Hz).化合物1 7(3 2 0mg, 1 .0
 2mmol)に0.5N水酸化ナトリウム(5.7d
)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチ
ルで洗浄後、水層を分取し、lN塩酸で酸性(pH2.
7)とし、食塩で飽和した後、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(硫酸ナh IJウ
ム)した。溶媒を留去すると化合物1 8(3 0 0
mg.9 8%)が淡黄色泡状物質として得られた。
I R y neatc+n−’: 3400, 29
80. 1725, 1690, 1520,max 1370. ’H  NMR(CDCL)δppm:  1.46(
9H,s),  1.79(3H,s),  1.90
−2.70(4H,m), 4.25(IH,m). 
5.54(IH,d.J−7.2Hz). 化合物1 8(3 0 0mg, 1 .0mmol)
に4N塩化水素一ジオキサン(6−)溶液を加え、室温
で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残留物にエチルエー
テルを加え、デカンテーションした(3回)。沈澱物を
乾燥させると化合物上9(2 7 8mg.8 1%)
が無色粉末とした得られた。
I R y KBram−’: 3350. 2900
, 1745. 1630. 1560.max 1500, 1210. ’H  NMR(D20)δppm: 1.77(3H
,s). 2.26(2B,m). 2.81(2H,
m), 4.08(IH,m).S IMS(m/z)
20 1(M+H)”実施例8 アルゴン気流中室温で(R )−N − tert−ブ
トキシ力ルボニルグルタミン酸 σ−メチルエステル(
2.2 6g,8.6 5mmol)のテトラヒド口フ
ラン(50ml2)溶液にN,N’一カルボニルジイミ
ダゾール(1.6 8g. 1 0 .3 6mmol
)を加え、6時間攪拌した。反応溶液に2−メチルマロ
ン酸モノメチルエステルのマグネシウム塩(2.9 9
g.9.5 0mmol)を加え、室温で18時間攪拌
した。反応溶液を濃縮し、酢酸エチル(50ml2)に
溶解させ、水を加え不溶物を濾過して除く。ろ液を酢酸
エチルで抽出し、抽出液を、IN塩酸、水、飽和炭酸水
素ナトリウム水、水、飽和食塩水で順次洗浄後、乾燥(
硫酸ナトリウム)した。溶媒を留去し、残留物をシリカ
ゲル力ラムクロマトグラフィー(2.5cmX 4 0
 cm ;酢酸エチルーヘキサン−1:2→1:l−)
に付すと(R)− 2−tert−ブ1・キシ力ルポニ
ルアミノ−6−メチル−5−オキソー1.7一へプタン
ニ酸 l−メチル 7−エチルエステル(1.88g,
63%)が無色油状物質として得られた。
r R y0eatcm−’: 3370. 2980
. 1740, 1710. 1510,maX 1445.  1360. ’H−NMR(CDCQs)δppm:1.27(3H
,t.J−7Hz). 1.34(38,d,J−7.
2Hz), 1.44(9H.s). 1.80−2.
80(4H,m). 3.52(lH.q.J−7.2
Hz). 3.74(3B,s).4.25(IH.m
). 5.10(IH.I++).アルゴン気流中(R
 )−2 − tart−ブトキシカルボニルアミノ−
6−メチル−5一才キソー1.7一へプタンニ酸 l−
メチル 7−エチルエステル(1.7 4g,5.0 
4mmol)のエタノール(40mg)溶液にヒドロキ
シルアミン塩酸塩(350mg.5.0 4 mmo!
)、炭酸ナトリウム(2 6 7mg.2.5 2mm
ol)を加え、1時間加熱還流した。不溶物をろ別し、
ろ液を濃縮し、残留物をシリカゲルを用いるカラムクロ
マトグラ7{−(2.5cmX40cm;酢酸エチルー
ヘキサンーJ:2峠2:l→酢酸エチル→酢酸エチルー
メタノール−9:l)に付すと化合物1旦(4 7 4
mg,3 0%)が淡黄色泡状物質として得られた。
I R y 0eatcN’: 3380,2990+
 1740,1710,1685,max 1510. 1440. 1360. ’ H − N M R (C D C Qs)δpp
m: 1.46(9H.s).  1.81(3H,s
). 1.80−2.80(4H,m). 3.78(
3H,s). 4.16(LH,m). 5.42(I
H,d,J−7.8Hz).化合物主旦(4 7 0m
g, 1.5 0mmol)に0.5N水酸化ナトリウ
ム(9.0tg)を加え、室温で2時間攪拌した。反応
溶液を酢酸エチルで洗浄後、水層を分取し、IN塩酸で
酸性(pH2.7)とし、食塩で飽和した後、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥(硫
酸ナトリウム)した。溶媒を留去すると化合物i±(3
 6 3mg.8 1%)が淡黄色泡状物質として得ら
れた。
I R y ”tcn+−’: 3300, 2970
, 1720. 1680. 1600.max 1510. 1440. 1370. ’H−NMR(CDC72s)δppm: 1.46(
9H,s). 1.79(3H,s). 1.80−2
.870(4H,m). 4.25(IH,m). 5
.52(LH,d,J−7.6}1z). 化合物主±(3 6 3mg. 1 .2 1mmol
)に4N塩化水素−ジオキサン(6all)溶液を加え
、室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し、残留物にエチ
ル二一テルを加え、デカンテーションした(3回)。沈
澱物を乾燥させると化合物2 2(3 5 5mg.8
 8%)が無色粉末として得られた。
I R y KBrcm−’: 3420. 2940
,1720.1640. 1560,max 1500,  1250. ’H−NMR(D20)δppm: 1.77(3H,
s), 2.26(2H,Il1). 2.81(2H
,m). 4.08(1B,m).S [MS(m/z
)2 0 1(M+H)”試験例 化合物(1)の脳内グルタメート受容体への親和性を下
記方法により調べI;。
[方法]脳内興奮性アミノa(とくにグルタメート)の
受容体は、前述したようにNMDAタイプ,キス力レー
ト(quisqualate)タイプおよびカイネート
(kainate)タイプの3種に分類されている。
NMDAタイプの受容体のリガンド(受容体に高い親和
性を有する放射性物質)としては3H−CPP [3 
− (2 = carboxypiperazin −
 4 − yl)propyl− 1 −phosph
onic acid]を、キスカレートタイプの受容体
のりガンドとしては’H−AMPA(DL−a − a
ynino − 3 − hydroxy − 5 −
 methylisoxazole− 4 −prop
ionic acid)を、また力イネートタイブの受
容体のリガンドとしては3H一カイニン酸を使用した。
ラット前脳より調整した粗シナブス膜標本は50mMト
リス塩酸緩衝液(pH 7 . 1 )で4回洗浄し、
使用する時まで−20℃で凍結保存し t二。
受容体結合実験の日に、凍結した粗シナブス膜標本を融
解し50mM}!Jス塩酸緩衝液(pH 7 .1)に
浮遊させ、37℃の恒温下で30分間インキユベートし
た。インキュベーション終了後、遠心分離(4 8 .
0 0 0 Xg)Lてシナプス膜を回収し、50mM
トリス塩酸緩衝液で3回洗浄して、受容体結合実験に使
用した。
NMDAリセプターの結合実験では、シナプス膜標本は
被験化合物の存在下と非存在下に、10nMのsH−C
PPと共に50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.1,O
0C)中で15分間インキユベートした。その後、遠心
分離(1 8,OOOXg.IO分間)して得られたシ
ナプス膜を含む沈渣(ベレット)は50mMトリス塩酸
緩衝液(pH7.1)で洗浄し、0.5−のプロトゾー
ル(Protosol■,New EnglandNu
c fear社製)に溶解した。キス力レート及びカイ
ネートリセプターへの結合を調べる場合には、シナブス
膜標本は被験化合物の存在下あるいは非存在下に、5n
M 3H−AMPA(キス力レートリセプター)あるい
は3H − Kainic acid(カイネートリセ
プター)と共に50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.1
,O’C)中で90分間インキユベートした。
その後、インキュベーション溶液はワットマン(Wha
tman■,ワットマン社製)GF/Bフィルターを用
いて吸引ろ過し、そのフィルターは50+nMトリス塩
酸緩衝液(pH7.1)で3回洗浄して、フィルター上
の放射活性を常法により測定した。受容体以外への結合
、すなわち非特異的結合は過剰の非放射性L−グルタミ
ン酸ナトリウム(lmM)の存在下における結合量とし
、全結合量から非特異的結合量を差し引き、特異的結合
量を求めt;。
被験化合物の50%抑制濃度(I C.。)は3H−C
PP,’H−AMPA,あるいは” H − Kain
ic acidの特異的受容体結合を50%抑制する濃
度として求めた。
代表的な興奮性アミノ酸であるL−グルタミン酸ナトリ
ウム(以下、Glu−Naと省略することもある)およ
び前記化合物の、上記3種のサブタイプ受容体に対する
親和性を第2表に示す。第2表から明らかなようにGl
u−Naは3種のサブタイプ受容体に高い親和性を示し
、そのIC,。値は0.11−0.98μMであった。
また化合物1,上旦および23はキス力レートタイプの
受容体に親和(以下余白)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素または低級アルキル基を、R^2
    は保護されていてもよいアミノ基を、COR^3はエス
    テル化されていてもよいカルボキシル基を、nは0〜3
    の整数をそれぞれ示す。]で表される化合物またはその
    塩を含有してなる脳機能改善剤。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は水素または低級アルキル基を、R^2
    は保護されていてもよいアミノ基を、COR^3はエス
    テル化されていてもよいカルボキシル基を、nは0〜3
    の整数をそれぞれ示す。ただし、nが2で、R^1が水
    素で、R^2がNH_2で、COR^3がカルボキシル
    基である化合物を除く。]で表される化合物またはその
    塩。
JP23238389A 1989-09-07 1989-09-07 イソキサゾロン誘導体含有脳機能改善剤 Pending JPH0395166A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020475A1 (en) * 1993-03-02 1994-09-15 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Isoxazole derivative
US7329723B2 (en) 2003-09-18 2008-02-12 Eastman Chemical Company Thermal crystallization of polyester pellets in liquid
US8309683B2 (en) 2003-10-10 2012-11-13 Grupo Petrotemex, S.A. De C.V. Thermal crystallization of a molten polyester polymer in a fluid

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994020475A1 (en) * 1993-03-02 1994-09-15 Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. Isoxazole derivative
US7329723B2 (en) 2003-09-18 2008-02-12 Eastman Chemical Company Thermal crystallization of polyester pellets in liquid
US8309683B2 (en) 2003-10-10 2012-11-13 Grupo Petrotemex, S.A. De C.V. Thermal crystallization of a molten polyester polymer in a fluid

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