JPH0393662A - ゼオライト系調湿建材 - Google Patents
ゼオライト系調湿建材Info
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- JPH0393662A JPH0393662A JP22921089A JP22921089A JPH0393662A JP H0393662 A JPH0393662 A JP H0393662A JP 22921089 A JP22921089 A JP 22921089A JP 22921089 A JP22921089 A JP 22921089A JP H0393662 A JPH0393662 A JP H0393662A
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Landscapes
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- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、室内の湿度を適切に調整して、結露を防止し
、快適空間を確保しうるゼ才ライト系調湿建材に関する
ものである。
、快適空間を確保しうるゼ才ライト系調湿建材に関する
ものである。
従来の技術
近午、一戸建住宅や集合住宅等の建物の気密性が良くな
ったが、そのため各室内間あるいは室外と室内との間で
温度及び湿度に差異が生じ、従来の凝結硬化材ではこれ
らの温度及び湿度の差異の影響を受ける内壁、天井等の
各部所で結露が発生しやすく、建物の快適性や耐久性が
低下するのを免れなかった。
ったが、そのため各室内間あるいは室外と室内との間で
温度及び湿度に差異が生じ、従来の凝結硬化材ではこれ
らの温度及び湿度の差異の影響を受ける内壁、天井等の
各部所で結露が発生しやすく、建物の快適性や耐久性が
低下するのを免れなかった。
このため、湿度を調節する必要があるが、この調湿方法
としては、通常空気を冷却して除湿するか、あるいは換
気によって湿度を低下させる方法、加湿機によって湿度
を上昇させる方法、あるいはこれらを併用する方法等が
行われている。
としては、通常空気を冷却して除湿するか、あるいは換
気によって湿度を低下させる方法、加湿機によって湿度
を上昇させる方法、あるいはこれらを併用する方法等が
行われている。
しかしながら、これらの方法では動力を必要とするし、
結露の最も発生する冬期には、換気では室温が低下して
快適感に乏しくなるし、また暖房室の隣の非採暖室では
結露の防止が困難になるのを免れない。
結露の最も発生する冬期には、換気では室温が低下して
快適感に乏しくなるし、また暖房室の隣の非採暖室では
結露の防止が困難になるのを免れない。
発明が解決しようとする課題
本発明は、このような従来の凝結硬化材のもつ欠点を克
服し、動力等を要する調湿法を用いることなく、室内の
湿度を適切に調整して、結露を防止し、快適空間を確保
しうるゼオライト系調湿建材を提供することを目的とし
てなされたものである。
服し、動力等を要する調湿法を用いることなく、室内の
湿度を適切に調整して、結露を防止し、快適空間を確保
しうるゼオライト系調湿建材を提供することを目的とし
てなされたものである。
課題を解決するための手段
本発明者らは、前記の好ましい性質を有するゼオライト
系調湿建材を開発するために種々研究を重ねた結果、凝
結硬化材にゼオライト又は焼成ゼオライトを所定割合で
配合することにより、室内の湿度を50〜80%程度に
調節することが可能となり、その目的を達戊しうること
を見出し、この知見に基づいて本発明を完戊するに至っ
た。
系調湿建材を開発するために種々研究を重ねた結果、凝
結硬化材にゼオライト又は焼成ゼオライトを所定割合で
配合することにより、室内の湿度を50〜80%程度に
調節することが可能となり、その目的を達戊しうること
を見出し、この知見に基づいて本発明を完戊するに至っ
た。
すなわち、本発明は、ゼオライト又は焼成ゼオライト1
0〜80重量%と凝結硬化材90〜20重量%とを配合
して戊るゼオライト系調湿建材を提供するものである。
0〜80重量%と凝結硬化材90〜20重量%とを配合
して戊るゼオライト系調湿建材を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いるゼオライトは、天然ゼオライト、
合或ゼオライトのいずれでも差し支えないが、天然ゼオ
ライトが一般的である。また、焼成ゼオライトは、通常
これらのゼオライトを粉砕分級して所定粒度に調整した
のち、100〜7 0 G ’O ,好ましくは400
〜600℃にか焼することによって得られ、通常か焼後
に自然放冷、室温への徐冷、より低温への強制冷却等を
施したものが好ましく用いられる。
合或ゼオライトのいずれでも差し支えないが、天然ゼオ
ライトが一般的である。また、焼成ゼオライトは、通常
これらのゼオライトを粉砕分級して所定粒度に調整した
のち、100〜7 0 G ’O ,好ましくは400
〜600℃にか焼することによって得られ、通常か焼後
に自然放冷、室温への徐冷、より低温への強制冷却等を
施したものが好ましく用いられる。
本発明において用いる凝結硬化材としては、例えば石灰
、ケイ石、セメント、セツコウ、ドロマイト、粘土等の
無機質系のものなどを挙げることができる。
、ケイ石、セメント、セツコウ、ドロマイト、粘土等の
無機質系のものなどを挙げることができる。
ゼオライト又は焼成ゼオライトの配合量は凝結硬化材を
含めた合計量に基いて通常lO〜80重量%、好ましく
は20〜50重量%の範囲で選ばれる。この配合量が1
0重量%未満では本発明の効果が十分に発揮されないし
、また80重量%を超えると強度が低下するのを免れな
い。
含めた合計量に基いて通常lO〜80重量%、好ましく
は20〜50重量%の範囲で選ばれる。この配合量が1
0重量%未満では本発明の効果が十分に発揮されないし
、また80重量%を超えると強度が低下するのを免れな
い。
次に、本発明の他のゼオライト系調湿建材は、ゼオライ
ト又は焼成ゼオライト10〜80重量%と凝結硬化材9
0〜20重量%との混合物lOO重量部に対し、繊維補
強材0.2〜3重量部を配合して戊る建材であって、そ
のかさ比重が0.4〜0.7、かつ曲げ強度が10〜4
0ky/c−のゼオライト系調湿建材である。
ト又は焼成ゼオライト10〜80重量%と凝結硬化材9
0〜20重量%との混合物lOO重量部に対し、繊維補
強材0.2〜3重量部を配合して戊る建材であって、そ
のかさ比重が0.4〜0.7、かつ曲げ強度が10〜4
0ky/c−のゼオライト系調湿建材である。
この繊維補強材としては、例えばバルプ繊維、カーボン
繊維(炭素繊維)、アラミド繊維、ガラス繊維などが挙
げられ、その配合量は上記ゼオライト類と凝結硬化材と
の混合物100重量部に対し、通常0.2〜3重量部、
好ましくは0.3〜1.5重量部の範囲で選ばれる。こ
の配合量が0.2重量部未満では十分な強度が得られな
いし、また3重量部を超えると補強効果が不十分となる
のを免れない。
繊維(炭素繊維)、アラミド繊維、ガラス繊維などが挙
げられ、その配合量は上記ゼオライト類と凝結硬化材と
の混合物100重量部に対し、通常0.2〜3重量部、
好ましくは0.3〜1.5重量部の範囲で選ばれる。こ
の配合量が0.2重量部未満では十分な強度が得られな
いし、また3重量部を超えると補強効果が不十分となる
のを免れない。
発明の作用、効果
本発明のゼオライト系調湿建材は、ゼオライト又は焼成
ゼオライト自体の微細孔(孔径は数人である)とこれら
ゼオライトとこれに配合される凝結硬化材との間の細孔
(凝結硬化材にセメントを用いた場合の細孔の大きさは
50〜3X10’人である)との組み合わせによって調
湿機能を発揮すると推測される。すなわち、これらのゼ
オライトの微細孔により水蒸気の吸脱着が行われ、湿度
を上昇あるいは下降させるとともに、ゼオライトと凝結
硬化材との間の細孔中で水蒸気が凝縮して貯蔵されるな
どの調湿が行われ、室内の湿度の高い場合には湿気を吸
い続け、室内の湿度の低い場合には湿気を放出し続ける
と推測される。また、これらの微細孔及び細孔は水蒸気
等の通路としての機能を果たしているものと推測される
。
ゼオライト自体の微細孔(孔径は数人である)とこれら
ゼオライトとこれに配合される凝結硬化材との間の細孔
(凝結硬化材にセメントを用いた場合の細孔の大きさは
50〜3X10’人である)との組み合わせによって調
湿機能を発揮すると推測される。すなわち、これらのゼ
オライトの微細孔により水蒸気の吸脱着が行われ、湿度
を上昇あるいは下降させるとともに、ゼオライトと凝結
硬化材との間の細孔中で水蒸気が凝縮して貯蔵されるな
どの調湿が行われ、室内の湿度の高い場合には湿気を吸
い続け、室内の湿度の低い場合には湿気を放出し続ける
と推測される。また、これらの微細孔及び細孔は水蒸気
等の通路としての機能を果たしているものと推測される
。
また、本発明のさらに繊維補強材を配合したゼオライト
系調湿建材は、かさ比重を低く保ったまま(例えば無機
質系凝結硬化材にセメントを用いた場合の比重は0.4
〜0.6である)、調湿効果を減じることなく、曲げ強
度10〜4 0 kg/ cm”という十分な強度を確
保することができる。
系調湿建材は、かさ比重を低く保ったまま(例えば無機
質系凝結硬化材にセメントを用いた場合の比重は0.4
〜0.6である)、調湿効果を減じることなく、曲げ強
度10〜4 0 kg/ cm”という十分な強度を確
保することができる。
したがって、本発明のゼオライト系調湿建材は、室内の
湿度を適切に調整して、結露を防止し、快適空間を確保
することができ、さらに繊維補強材を配合させたもので
は十分な強度を確保しうるという顕著な効果を奏する。
湿度を適切に調整して、結露を防止し、快適空間を確保
することができ、さらに繊維補強材を配合させたもので
は十分な強度を確保しうるという顕著な効果を奏する。
実施例
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例l
セメント10重量部、石灰20重量部、ケイ石50重量
部、パルプ繊維1重量部及び焼成ゼオライト20重量部
をオムニミキサーを用いて混練したのち、オートクレー
プ養生を行い、厚さ20mmのボードを作戊した。
部、パルプ繊維1重量部及び焼成ゼオライト20重量部
をオムニミキサーを用いて混練したのち、オートクレー
プ養生を行い、厚さ20mmのボードを作戊した。
このようにして得られたゼオライト系調湿建材ボード及
び比較のためのセッコウボードを各貼付したA室及びB
室に、これら両室に隣接して中央に設けた採暖室により
一定の温度及び湿度を付与し、これらの室外の温度をO
℃に保持して、A室及びB室の各湿度を測定した。その
結果を第l図に示す。これから、ゼオライト系調湿建材
を貼付したA室は比較用のB室に比べ露点温度でみて2
゜C程低く、冬期の結露の発生しやすい条件下でも結露
を防止しうろことが分る。
び比較のためのセッコウボードを各貼付したA室及びB
室に、これら両室に隣接して中央に設けた採暖室により
一定の温度及び湿度を付与し、これらの室外の温度をO
℃に保持して、A室及びB室の各湿度を測定した。その
結果を第l図に示す。これから、ゼオライト系調湿建材
を貼付したA室は比較用のB室に比べ露点温度でみて2
゜C程低く、冬期の結露の発生しやすい条件下でも結露
を防止しうろことが分る。
実施例2
実施例lと同様の各室を用いて、採暖室の温度及び湿度
を通常の生活パターンに合わせて変化させた時のA室及
びB室の各湿度を測定した。その結果を第2図に示す。
を通常の生活パターンに合わせて変化させた時のA室及
びB室の各湿度を測定した。その結果を第2図に示す。
これから、ゼオライト系調湿建材を貼付したA室は比較
用のB室に比べ露点温度でみて3°C低く、冬期の結露
の発生しやすい条件下でも結露を防止しうろことが分る
。
用のB室に比べ露点温度でみて3°C低く、冬期の結露
の発生しやすい条件下でも結露を防止しうろことが分る
。
第1図は実施例1の本発明品及び比較品を用いた各室に
おける湿度の変化を示すグラフ、第2図は実施例1の本
発明品及び比較品を用いた各室における別の実験による
湿度の変化を示すグラフである。
おける湿度の変化を示すグラフ、第2図は実施例1の本
発明品及び比較品を用いた各室における別の実験による
湿度の変化を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ゼオライト又は焼成ゼオライト10〜80重量%と
凝結硬化材90〜20重量%とを配合して成るゼオライ
ト系調湿建材。 2 ゼオライト又は焼成ゼオライト10〜80重量%と
凝結硬化材90〜20重量%との混合物100重量部に
対し、繊維補強材0.2〜3重量部を配合して成る建材
であって、そのかさ比重が0.4〜0.7、かつ曲げ強
度が10〜40kg/cm^2であることを特徴とする
ゼオライト系調湿建材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22921089A JPH0393662A (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | ゼオライト系調湿建材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22921089A JPH0393662A (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | ゼオライト系調湿建材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0393662A true JPH0393662A (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=16888547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22921089A Pending JPH0393662A (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | ゼオライト系調湿建材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0393662A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0624818A (ja) * | 1992-06-12 | 1994-02-01 | Kajima Corp | 環境調整材料およびその製造法 |
JPH06321609A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-11-22 | Kajima Corp | 調湿用建材の製法 |
US6206026B1 (en) | 1998-07-29 | 2001-03-27 | Nippon Sanso Corporation | Valve for LP gas cylinder |
JP2002276044A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | National House Industrial Co Ltd | 調湿タイル |
JP2007008740A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Ohbayashi Corp | 吸着機能及び光触媒機能を有する建築材料及びその製造法 |
JP2007063083A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Shoji Seike | ゼオライト固化体及び固化方法 |
JP2008094659A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Iwamiginzan-Constuction Co Ltd | 調湿塗壁材 |
US8034740B2 (en) | 2004-02-05 | 2011-10-11 | Taiyo Kagaku Co., Ltd. | Adsorptivity imparting agent containing porous silica |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP22921089A patent/JPH0393662A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0624818A (ja) * | 1992-06-12 | 1994-02-01 | Kajima Corp | 環境調整材料およびその製造法 |
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US6206026B1 (en) | 1998-07-29 | 2001-03-27 | Nippon Sanso Corporation | Valve for LP gas cylinder |
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JP2008094659A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Iwamiginzan-Constuction Co Ltd | 調湿塗壁材 |
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