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JPH0372317A - 液晶表示素子及び装置 - Google Patents

液晶表示素子及び装置

Info

Publication number
JPH0372317A
JPH0372317A JP20802189A JP20802189A JPH0372317A JP H0372317 A JPH0372317 A JP H0372317A JP 20802189 A JP20802189 A JP 20802189A JP 20802189 A JP20802189 A JP 20802189A JP H0372317 A JPH0372317 A JP H0372317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
particle size
voltage
particles
display element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20802189A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Itakura
板倉 登志男
Chiyotsugu Hitomi
人見 千代次
Jun Hoshikawa
潤 星川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ICI Japan Ltd
Original Assignee
ICI Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ICI Japan Ltd filed Critical ICI Japan Ltd
Priority to JP20802189A priority Critical patent/JPH0372317A/ja
Publication of JPH0372317A publication Critical patent/JPH0372317A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示素子及び装置に関する。
更に詳しくは、液晶微小滴による光の散乱、吸収と透過
とを利用し、必要に応じて液晶微小滴を分散保持するポ
リマー層に種々の電圧を印加しまたは印加せずして、表
示を行ないまたはシャッター効果を利用する表示板、窓
、扉、壁などの一部または全部を構成させる液晶表示素
子または装置に関する。
〔従来の技術〕
従来からの液晶表示素子は、液晶滴を透明電導膜をつけ
たガラス等の透明基板によって挟持し、さらにその面外
側に偏光板を付したツイスト−ネマチック方式CTN方
式)が多く用いられている。
このような液晶表示素子は、高価な偏光板を必要とし、
また性能面でも素子の明るさや視野角が不充分であると
いう欠点があった。また、大面積の表示素子にガラス基
板を使用する場合は、素子が壊れ易くまた完全に平坦で
はないガラス板を用いて流動性のある液晶滴を10.内
外の均一な厚みに挟持することは、極めて困難であるの
で、厚みむらによる外観または特性のむらを生じ易いも
のであった。
こうした問題点に対して、偏光板が不要で、かつ液晶の
複屈折率を利用し、透明または白濁状態を電気的にコン
トロールする方式が提案さ゛れている。この方法は、基
本的には液晶分子の常光屈折率と支持媒体の屈折率とを
一致させ、電圧を印加して液晶分子の配向が揃う時には
、透明状態を表示し、電圧無印加の時には、液晶分子の
配向の乱れによる光散乱状態を表示するものである。
提案されている二つの方式の一つは、「アプライド フ
ィジックス レター440巻1号、 1982年1月号
(Applied Physics Latter、 
Vol、40. No、1゜Jan、 1982)など
に報告されている液晶を多孔質層中の微小孔に流れ込み
、その両側を透明基板で挟持する方式である。この場合
、偏光板は不要であるが、液晶は微小孔に完全に封入さ
れないため、自由に流動して厚みむらを生じ、また低電
圧で応答させるための薄い多孔質体を造ることが困難で
ある等の欠点があった。
提案のもう一つの方式は、液晶微小滴をポリマー中に分
散させて保持する方法である。これはカプセル型液晶と
も呼ばれ、液晶微小満は、ポリマー中に独立して封入さ
れているために、流動する事なく、ポリマー層の塗布厚
みによって液晶滴の′AIR的な厚みをコントロールで
きるため、大画面の表示素子も比較的容易に造ることが
できる。
具体的には、まず特許公表昭和58年501631号。
特許公開昭和59年226322号明細書などに記され
た水溶性ポリビニルアルコールをポリマー成分として液
晶と混合してエマルジョン化し、これを基板上に塗り拡
げて乾燥し、液晶滴の分散したポリマー層を得る方法が
ある。
また、別の例として、特許公開昭和62年2231号、
米国特許4,688,900号明細書等に記載されてい
るエポキシ樹脂またはアクリル系紫外線硬化性樹脂など
の未硬化樹脂中に液晶成分を溶解させ、硬化反応の進行
に伴って液晶滴を析出させる方法がある。
あるいは、rMolecular Crystal a
nd LiquidCrystal Includin
g Non1inier 0ptics 1988J 
Vol。
157、427〜441頁に記載される、高温下で液晶
、ポリマーその他の混合物から冷却過程に伴って液晶滴
を析出させる方法もある。
また1本発明者等が開発した改良技術、即ち、上記方法
に使用される水溶性ポリビニルアルコールの代りに、ポ
リビニルアルキラールとその架橋剤との混合物を使用し
、液晶微小滴を分散させるポリマー層をポリビニルアル
キラール架橋体とすることにより、該表示素子の耐熱性
及び耐久性を改善する技術がある(平成1年特願第13
6251号)。
上記の従来技術においては、斯る素子の光散乱による遮
蔽効果と光透過による透明性とを利用して、種々の表示
装置や透明性の変化する窓、扉、隔壁等を得ようとする
ものであるが、未だ、前記液晶滴の大きさ分散状態と、
光散乱性並び透過性とするための駆動電圧との関係は、
解明されておらず、S動電圧が高い或は表示コントラス
トが低いという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来既知のまた今後、更に開発される液晶滴
分散型表示素子において、液晶滴の大きさ並びにその分
布状態を一定範囲内とすることにより、電圧無印加時の
優れた遮蔽効果と、電圧印加時の優れた透明性とを兼ね
備えた、即ち、低電圧での駆動が可能で、従って低消費
電力であり、且つ優れたコントラストを有する液晶表示
素子及び装置を提供せんとするものである。
〔課題を解明するための手段〕
即ち、本発明は、液晶微小滴の分散された少なくとも1
枚のポリマー層と該ポリマー層を挟持する2枚又はそれ
以上の透明な導電性基板(但し。
その内の1枚は、不透明または反射的であってもよい)
とから成る液晶表示素子及び装置において、該液晶滴の
粒径の平均値が、34ないし5.の範囲内にあり、かつ
粒径が1/aから7pまでの範囲内にある粒子数が、総
粒子数に対して70%以上である粒径分布であることを
特徴とする液晶表示素子及び装置を提供するものである
。また1本発明の素子及び装置において、特に液晶微小
滴の分散されたポリマー層の厚みが1o4以上で181
1m以下の範囲とし、さらに液晶微小滴の分散されたポ
リマー層中における液晶微小滴の数密度をlX10’C
個/fl13)以上で2X10”(個/ff13)以下
の範囲内とすることにより、高コントラスト且つ低消費
電力の性質が殊にすぐれた液晶表示素子及び装置を実施
可能なものとしたのである。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
まず、本発明に用いる液晶表示素子の基本的構成の上側
を第1図を用いて説明する。
透明電極5.6をもつ透明基板3.4の間に、液晶微小
滴2を分散して含有するポリマー層1がサンドイッチさ
れ、さらに駆動電源7が、透明電極5.6に接続した構
成である。
ポリマ一部の屈折率に対し、液晶の常光屈折率がほぼ一
致する素材を選択しておくと、電圧を印加して、液晶分
子長軸が電界方向に揃ったときには、屈折率差がなくな
って透明状態を示す、逆に電圧を除去すると、液晶分子
は、ポリマー壁面に沿うようにして配向し、ポリマ一部
との屈折率差を生じて入射光を散乱する。電圧無印加時
の光散乱性を強める為には、液晶滴を含むポリマー層の
厚みを増す方法もとりつるが、この場合、電圧印加時に
液晶滴に印加される電界強度が弱まり、充分な透明性を
得ることができない。
また、液晶滴のポリマーに対する比率を高める方法もあ
るが、プロセス上の限界がある。
そこで1本発明者らは、高コントラストと低電圧能動と
を両立する素子を実現する為に鋭意検討した結果、液晶
滴の粒子径の分布、及びポリマー層の厚み及び液晶滴の
存在する数密度を一定範囲内に保つことが有効であるこ
とを見出し、上記性能を両立する表示素子を完成した。
すなわち、液晶滴の粒径の平均値が、3〜51Mの範囲
にあり、かつ粒子の多くが粒径111m〜7Mの範囲内
にあれば、高い光散乱性と低電圧廃動性とを満足する。
このときのポリマー層の庫みは。
10〜18M、 粒子密度は、I XIO’ 〜2 X
IO’ (個/fflm3)であることが望ましい。こ
の範囲内では、電圧を印加しない状態での完全な光散乱
性と電圧印加状態、特に、50V以下で交流関動したと
きに充分な透明な状態を実現できる。
液晶滴の粒子径が、小さい場合には、電圧無印加時の光
散乱性は、素子を通して物体の形状が認識され、すなわ
ち光散乱性は低下する。また、電圧を印加した場合にも
充分透明化しないという問題を生ずる。
逆に1粒子径が大きすぎる場合には、電圧無印加時の光
散乱性特性のうち遮蔽性が低下するため好ましくない。
上記液晶滴の粒径範囲(l〜7−)のうち、更に望まし
い範囲は、3〜5IImの範囲である。各種方式を用い
て、液晶滴を形成する場合、通常その粒径分布は、単分
散あるいはある一定の幅をもったものになり易いが、後
述するようなプロセス上の管理により、中心粒径を3〜
5IIsの範囲内にし。
更に、粒径が1. pm以上で7μ以下の粒子の数を全
体粒子数の70%以上、望ましくは、80%以上に制御
すれば1本発明の目的を達成することができる。
また、液晶滴を含むポリマー層の厚みは、10〜184
がよく、更に好ましくは、12〜15−である。
該厚みが、10Is未満では、電圧無印加時の光散乱性
が不足し、逆に厚すぎる場合には、液晶の開動の為の所
定の電界強度が得られず電圧印加時の充分な透明性が得
られないか、もしくは、!!!動に要する電圧が高くな
る。駆動電圧が高いことは、消費電力が大きくなること
を意味する。
前記粒径をもつ液晶滴のポリマー層中における数密度は
、1×107(個/閣3)以上で2X10”(個/閣3
)以下の範囲にあることが望ましく、更に望ましくは、
5xlo’(個/m3)以上で1.5X10”(個/■
3)以下である。電圧無印加時に充分な光散乱状態を得
る為には、入射した光がポリマー層を通過する際に、少
なくとも複数回、微小滴によって散乱させることが望ま
しく、該数密度が上記範囲よりも少ない場合には、光散
乱が弱く、一方、多過ぎる場合には、電圧印加時の透明
性が損なわれるほか、相対的にポリマー成分量が減少す
ることによるポリマー壁の物理的な強度低下をもたらし
好ましくない。
こうした液晶表示素子の光シヤツター効果と電圧印加時
の透光性の良否を物理的に評価する方法として1本発明
者らは、ビーム状の平行光を液晶滴分散ポリマー層に対
して垂直に入射させ、該液晶滴分散層の背面方向に透過
する光の散乱性について、中心をOoとし、その左右の
角度に対応して光強度を測定することによって得られる
透過光の強度曲線を求め、電圧無印加時の光散乱特性及
び電圧印加時の透明度を評価する方法を確立した。
−例として、第3図は1本発明の実施例1による液晶滴
の平均粒径が3.9μの液晶表示素子において、電圧を
印加しない場合(a)、電圧を印加した場合(b)の光
散乱の角度依存性を示す、光路に素子を置かない場合の
100%透過時の光量を1とし1次に素子をセットし、
入射点からθの角度における透過光強度を対数量で縦軸
に示す、広角度にわたって散乱光が検出されることは、
素子の光散乱性が高いことを意味する。また、θ=00
の光量が大きいことは、素子の透明性が高いことを意味
する。また、中心点附近でのθの変化に対する透過光の
強さの変化が大きい程、この素子を通して見える光源側
物体の形状輪郭がはっきり見えることを意味する。従っ
て、第3図(a)は、電圧無印加状態では、白濁状態で
素子の反対側にある物体の形状輪郭が見えない場合であ
る。これに対して素子に電圧を印加した場合の第3図(
b)では。
θ=0″での透過率が高く、またθ=0@以外での散乱
光は弱く、透明性が極めて高い状態を意味する。
第5図は、比較例1での液晶滴の平均粒径が。
1.4.と小さい場合の電圧無印加状態(a)、電圧印
加状態(b)の光散乱の角度依存性を示す、(a)は、
白濁状態ではあるが、入射点附近の透過率の強さの変化
が大きいために素子後方の物体の形状が透けて認められ
る状態である。
電圧印加時(b)は、角度Ooでの透過率が第3図(b
)の場合よりも低く、またO°以外の周囲の角度におい
ても光が検知されるいわゆる白濁した状態を示すもので
ある。従って、第5図の電圧無印加(a)あるいは印加
時(b)の性能は、第3図の場合と比較して劣っている
ことが明白である。
一方、第7図は、本発明との比較例2での液晶滴の平均
粒径が6.64と大き過ぎる場合の光散乱特性であり、
電圧無印加時(a)でのθ=O°の光源透過率が高く光
散乱性が弱く1表示に際して好ましくないことを示すも
のである。
本発明でいう液晶とは、常温附近で液晶状態を示す有機
物混合体であって、正の誘電率異方性をもつものであり
、ネマチック液晶もしくはコレステリック液晶、スメク
チック液晶などが含まれる。
このうちネマチック液晶もしくは、コレステリック成分
の添加されたネマチック液晶が特性上好ましい。
液晶中にコントラスト或は色調を改善させる為の色素類
が含有されていてもよい、電圧無印加時の強い光散乱状
態を得るためには、液晶混合物の異常光屈折率がポリマ
ー屈折率とできるだけ大きく異なることが望ましい、ま
た、液晶の常光屈折率は、ポリマーの屈折率とできるだ
け近接していることが望ましい。
液晶混合物として、液晶状態を占める温度範囲は、でき
るだけ広いほうがよく、特に屋外用途には、−20℃〜
+90℃以上の液晶温度範囲をもつものが望ましい。
本発明におけるポリマーとは1分散される液晶の常光屈
折率と、ポリマーの屈折率がほぼ一致しておれば、制限
されないが、素子の明るさや駆動時の透明性を低下させ
ない為に、透明性が高く着色の少ないことが望ましい、
また、液晶に溶解したり、逆に、イオン性あるいは非イ
オン性不純物を液晶中に溶出させるものは、液晶の性能
を低下させる為に望ましくない、また、液晶の常光屈折
率とポリマーの屈折率とがほぼ一致することは特に重要
で、ポリマー中に少量の液晶が溶解含有される場合にも
、液晶を含むポリマーと液晶との間の屈折率とがほぼ一
致していればよい、これらの場合の屈折率の差は、0.
01以内であることが−望ましい。
ポリマーの具体例としては、ポリビニルアルコ−ル、ポ
リビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポ
リアミド、エチルセルロース、酢酸セルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、硬化性エポキシ樹脂、ポリウ
レタン等があげられるが、これら以外にも上記条件に適
合する場合には使用できる。
また、ポリマーと相溶性のある樹脂、可塑剤、紫外線吸
収剤、若干の染料などの化学物質が混合されていてもよ
い。
また、ポリマーの耐熱性その他特性を向上させる為の架
橋剤、硬化剤、反応開始剤あるいは屈折率調整の為の少
量の添加剤が混合されていてもよい。これらのうち、水
溶性ポリマーを用いる場合には、ポリマーの水溶液中に
液晶材料を添加し、ホモジナイザーなどで乳化分散する
が、この場合。
ホモジナイザーでの乳化条件を変えれば分布の異なった
粒子径のものを得ることができる。更に、分散液をフィ
ルターによって濾過処理するが、或は、遠心分離処理す
るなどの分級処理を行なえば。
更に粒子径の揃った液晶溝を得るととができる。
この分散液を基板上に塗り拡げて溶媒を除去することに
より、希望の液晶溝をもつポリマー層をうることかでき
る。
また、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、
ポリメチルメタクリレートなど有機溶剤に可能なポリマ
ーを用いる場合には、ポリマー溶液に液晶材料を均一に
溶解させたのちに基板上に塗り拡げ、溶媒を乾燥させる
過程で液晶微小滴をポリマー層中に析出させることがで
きる。このとき、使用する溶媒の種類を選ぶことによっ
て、生成する液晶の粒径を変化させることができるので
、所望の溶媒を任意の割合で混合し、適切な混合溶媒と
し、これを用いることによって希望する粒径のものを得
ることができる。また、溶媒を揮発させる速度が遅い場
合には、比較的大きい液晶溝が得られやすく、該速度が
速い場合には小さい液晶溝が得られやすい、従って、溶
媒の蒸気圧、沸点、乾燥温度、ラインスピードなどによ
り液晶溝の平均粒径をコントロールすることができる。
さらに、液晶溝を形成させたあと、高温で熱処理するこ
とにより任意の大きさにまで粒子を成長させることもで
きる。
また、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂など
硬化性樹脂を用いる場合には、硬化前の樹脂溶液に液晶
を均一に溶解させ、硬化反応の進行に伴って液晶微小滴
をポリマー層中に析出させることができる。このとき5
硬化速度や樹脂を変えることにより、最適の粒径分布を
もつ液晶溝を得ることができる。また、これらの微小満
は、多くの場合球形に近いものとなるが、完全球形であ
る必要はない。さらに、微小滴は、完全に独立していな
くともよく、液晶滴量での若干の連結は、光散乱性を妨
げない。
本発明においては、透明基板として可視光透過率が高く
、また開散乱性の小さいガラス、ポリメチルメタクリレ
ート、エポキシ硬化樹脂など0.1〜4mm厚みの比較
的剛直な基板、あるいはポリエステルフィルム、エポキ
シ樹脂硬化フィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、その他の液晶に対して化学的
に安定な、0.01”0.5m−厚みのフレキシブルな
フィルム基板が使用できる。尚、基板の表面には、空気
や水蒸気の遮断効果のあるバリア層、或は反射膜、反射
防止膜、ハードコート層、紫外線吸収層、などが形成さ
れていてもよい。
これらを2枚同じもの、或は異なる組合せでポリマー層
をサンドインチして表示素子が構成される。
反射型基板を利用する反射型表示板は、大型表示板につ
いては特に重要である0反射型基板には、金属性鏡面を
利用する純粋反射型から、各種吸光と併用する着色反射
型、吸光を主とする黒色反射型1反射面の状態による鏡
面反射、梨地、艶消し等の反射面、吸光と散乱透過光を
利用する乳白ないし各種乳濁着色反射板がある。金属面
または導電性被膜を直接利用する場合は、透明導電膜処
理は、省略され得る。金属面は、透明導電膜と同様にフ
ォトレジスト及びまたはエツチング処理され、各種表示
の目的に適合させられ得る。
アル旦ニウム、金、銀、白金、ニッケル、パラジウム、
などの金属類は、適宜の基板上にメツキ、蒸着、スパッ
タリング、イオンブレーティングなどの方法でコーティ
ングされた反射基板とされる。
この場合反射基板とポリマー層ともう1枚の導電性透明
基板とを組合せることにより、反射型表示素子が構成さ
れる1反射型の場合1両面に反射膜処理等を施した両面
反射基板と2枚の透明導電性基板により、2枚の液晶微
小滴分散ポリマー層をサンドインチし、両面反射型表示
素子とすることができる。
対向する透明基板の、液晶滴分散ポリマー層側の面には
液晶滴に電圧を印加するための透明導電層が必要で、こ
れは酸化スズまたは、酸化インジウムを主成分とする混
合物を蒸着、スパッタリング、CVD法或は、パイロゾ
ル法等により20〜5000人厚みにコーティングして
形成する。
透明電極は、フォトリソグラフィーあるいはフォトレジ
スト印刷法により所定の形状にエツチング加工し1局部
的に表示を行ったり、或はセグメントもしくはドツトマ
トリックスを構成することも可能である。
また各ドツトを独立して駆動させるための多数の導電膜
トランジスタ素子あるいはダイオード素子が基板上に形
成されていてもよい。
尚、このようにして造られた液晶表示素子は、そのまま
単独で使用できるほか、さらに、ガラス板などで片面あ
るいは両面を覆い5合わせガラスとして使用してもよい
、この場合には、全体の平滑性、剛性、表面硬度、耐久
性、デザイン性などが向上する。また、複数の液晶滴を
設けて、より高品質、より大容量の表示を行なわせるこ
ともできる。
本発明の液晶表示装置は、電卓1時計、ECR1自動車
インパネ表示、その他の情報表示など従来の液晶表示装
置の用途の多くに利用することができる。
また、本方式の液晶表示素子は、従来のものに比べてよ
り大型の表示装置の製造に適しているため、透明−白濁
状態、或は透明−着色状態の間を電気的に適宜にコント
ロールできる窓、扉、パーティ−ジョン、自動車サンル
ーフなどの他、両面反射型の大型広告板や1時刻表示板
などに応用することができる。
〔実施例〕
以下に1本発明の実施例を示すが、本発明は、これらに
限定されるものではない。
失凰斑上 ポリマーとして、ポリビニルアルコール(PVA)(ク
ラレ製PVA 224)の3%水溶液9gとネマティッ
ク液晶(メルク製ZLI−1289) 6 gとを混合
し。
ホモゲナイザー(イストラル社製ラボラドリープイスパ
ーサ−〉により回転数500Orpmで10分間攪拌し
て、液晶滴の粒径分布を第2図に示すごとく形成した。
この粒径分布は、(株)島津製作所製の粒度分布測定装
置(SH−CP3L)により実測したものである。全粒
子の粒径の平均値は、3.94であり。
粒径が1〜7−の範囲にある粒子の個数は、全粒子数の
96%であった。
次に、該液晶滴分散体を透明電極付ポリエステルフィル
ム上にバーコーティング法により塗布し。
充分乾燥させてから透明電極付フリントガラス上に張り
合わせ、ラミネート化することにより、パネル状試料を
作製した。ここで1作製された試料の液晶滴分散ポリマ
ー層(以下「液晶滴」という)の液晶微小満の粒径分布
は、走査型電子顕微鏡(SEM)での観察の結果、第2
図と同様の分布になっていた。液晶滴の厚さ、即ち2枚
の透明電極に挟まれた間隔は、16.であった。
尚、上記ポリエステルフィルムは、東しgITO(酸化
インジウム及び酸化スズの混合物)−SOOλ付きポリ
エステルフィルム(厚さ11110.)、フリントガラ
スは、日本板ガラスII ITO−500A付きフリン
トガラス(厚さ1.1.cm)である。
第3図は、本発明者等の提案になる光散乱評価装置によ
り測定した上記試料の電圧無印加時(a)及び50v交
流電圧印加時(b)での光散乱の角度依存性を示す、第
3図(a)は、試料に一切の電圧が印加されないときに
充分に不透明な状態であることを示すものであり、第3
図(b)は、電圧印加時には、はとんど直進光成分とな
り、透明な状態となることを示すものである。
尚、直進光透過率は、電圧無印加時には、1.0%、5
0v交流電圧印加時には、 80.5%であり、良好な
コントラストを示した。また、電圧無印加時には、試料
を透過して物体の形状を認めることは全くできず、完璧
な遮断性を有していた。
生艶銖よ 実施例1に記載された試料作製方法に準じて、ポリマー
溶液と液晶との混合物を調製し、ホモゲナイザーによる
攪拌速度を500Orpmから15.00Orpmに変
更することにより、液晶滴の粒径分布を第4図に示すよ
うに形成させた。全粒子の粒径の平均値は、1.4μで
あり、また粒径がIIa〜7μの範囲内にある粒子の個
数は、全粒子数の64%であった。
次に、該液晶滴分散体を透明電極付ポリエステルフィル
ム上にバーコーティング法により塗布し。
充分乾燥させてから透明電極付フリントガラスに張り合
わせ、ラミネート化することにより、液晶滴の厚さを1
6Itmとする比較試料(1)を作製した。
第5図は、この比較試料に一切の電圧を印加しないとき
の光散乱特性(a)及び60Vの交流電圧を印加したと
きの光散乱特性(b)を示す、ここで。
第5図(a)を第3図(a)と比較すると、θ=O°附
近に急角度の透過光の強さの変化が見られ、無電圧印加
時に素子を透して、その反対側にある物体の形状輪郭が
認識されるという問題があることが示された。
また、この比較試料の直進光透過率(θ=0°)は、5
0v交流電圧印加時には、 52.7%にとどまり。
50ボルトの交流電圧印加時の透明性は、実施例1と比
較して大幅に劣っていた。
星較量又 実施例1に記載された試料作製方法に準じて、ポリマー
溶液と液晶との混合物を調製し、ホモゲナイザーによる
攪拌速度を500Orpmから200Orpmに変更す
ることにより、液晶滴の粒径分布を第6図に示すごとく
形成した。更に、バーコーティング法により、乾燥後の
液晶滴の厚さを16−とする比較試料(2)を作製した
。全粒子の粒径の平均値は。
6.6pであり、また粒径が14〜7μの範囲内にある
粒子の個数は、全粒子数の53%であった。
第7図は、比較試料(2)に−切の電圧を印加しないと
きの光散乱特性(a)及び50Vの交流電圧印加時の光
散乱特性(b)を示す。
電圧無印加時の第7図(a)を第3図(a)と比較する
と直進光透過率が高く、光遮断効果に欠けることを示し
ている。この主なる原因は、液晶滴の粒径が平均して大
きいため、液晶滴の密度が小さく、入射光の散乱回数が
著しく減少したことが原因と考えられる。
尚、直進光の透過率は、電圧無印加時には、7%、50
v交流電圧印加時には、 80.4%であった。
盗蓋亘1 実施例上に記載された試料作製方法に準じて。
ポリマー溶液と液晶との混合物を調製し、それぞれ20
00rpm、5000rpm+及び15000rpmの
攪拌速度で3種類の液晶滴分散ポリマーを得、これらを
等量づつ均一に混合することにより、第8図に示される
粒径分布の液晶滴分散体を得た。バーコーティング法に
より、乾燥後の液晶滴の厚さを16.とする比較試料を
作製した。
全粒子の粒径の平均値は5.04であり、また。
粒径が14〜7Iaの粒子の個数は、全粒子の67%で
あった。
第9図は、試料に一切の電圧を印加しないときの光散乱
特性(a)及び50vの交流電圧を印加したときの光散
乱特性(b)を示す。
本比較例では、電圧無印加時に試料を通して遠景が透け
て見えたが、これは、第9図(a)で示され、即ちθ=
O°附近で強い前方散乱が生じ、第5図(a)で説明し
たと同様に、透過光によって前方に存在する物体の形状
輪郭が識別されることを示していた。また、電圧印加時
の直線光透過率は、63.2%と、不完全な透明性のも
のであった。
失凰夏至 実施例1で作製したと同じポリビニルアルコール水溶液
と液晶との分散物(粒径分布は、第2図に示すものと同
じである)を用い、バーコーターを選ぶことによりコー
ティング厚みを、乾燥膜厚で8〜22.の範囲で6水準
の試料(実施例2−1〜2−6)及び2水準の比較試料
(比較例2−1及び2−2)を作製した。これらのもの
の無電荷(OV)及び交流電荷(50V)時での直進光
透過率を測定し、さらにコントラスト比を求め、表−l
に示した。デイスプレィとして必要なコントラスト比及
び50V交流印加時の透明性を確保する為には、膜厚が
10−18mの範囲が特に望ましいことが判明した。
失1D叱± ポリビニルアルコールと液晶との混合比を変えることに
より、液晶微小滴のポリマー中の数密度を変えた。即ち
、表−2に示す処方を用い、10%PVA水溶液、水及
び液晶を実施例3−1から3−6のごとく混合し、同様
にホモジナイザーを用いて5000rpmで10分間乳
化分散した。
これらのものの粒径分布は、いずれも粒径の平均値が3
〜54の範囲内にあり、14未満及び7−超の粒子個数
の和が、全粒子の20%以下であった。尚、比較例とし
て、比較例3−1および3−2を作製したが、その処方
も表−2中に示した。
これらの分散液を用いて、液晶滴の乾燥厚′みが約16
μになるように不揮発分含量に応じた各種のバーコータ
ーを用いて塗布して乾燥し、以下実施例1と同様に液晶
表示素子を作製した。
ポリマー層中での液晶微小滴の分布密度は、走査型電子
顕微鏡を用いて、ポリマー層断面をall察し粒子数を
計測することにより求めた。実施例3−1から3−6ま
テノ粒子数密度1×107 〜2xlO”(個/am”
)の範囲内のものは、いずれもプロセス上の問題なく、
また表示コントラストも良いものであったが、比較例3
−1のように粒子数密度が小さくなると電圧無印加時の
光散乱が弱くなり、また比較例3−2のように粒子数密
度を多くし過ぎるたものは、電気印加時の透明性が劣っ
ていた。
また、比較例3−2は、塗膜を乾燥させた際にポリマー
量が少な過ぎるために液晶滴が破壊され。
表面の平滑性が悪いものであった。
矢104L ポリビニルブチラール(積水化学製エスレックBM−5
Log)、テトラヒドロフラン45g、イソプロピルア
ルコール45gを混合溶解させ、ポリマー溶液をtM製
した。これに液晶(BDH!を製E!−7) 20gを
添加し、均一に溶解させた。この混合液を、乾燥厚みが
151IaとなるようにバーコーターでITO(インジ
ウムスズ酸化物)付きtoonポリエステルフィルム上
に塗布した。塗布したフィルムを50℃の熱風乾燥機で
30分間乾燥させ、これをもう−枚のITO付きフィル
ムとはり合わせて、液晶表示素子を作製した。ポリマー
層を走査型電子顕微fIt(SEM)でW+察したとこ
ろポリマー層中には1粒径1〜5−程度の液晶微小滴が
形成されており、それらの58M写真から液晶溝の大き
さを測定したところ、粒径の平均値は3.7.であり、
また粒径1μ未満及び7μ超の液晶粒子数の合計は、液
晶粒子の総数に対して10%以下であった。この表示素
子は。
電圧無印加時には完全に遠景を遮蔽し、その直進光透過
率は0.7%、50v交流印加時には透明となり、その
直進光透過率は、80.2%に達した。
迄較舊土 実施例4に記載された試料作製方法に準するが、塗布さ
れたポリマー及び液晶混合液を乾燥する際に乾燥温度を
、30℃で1時間乾燥するか、或は80℃で10分間乾
燥させて、それぞれ別のIT○フィルムと張り合わせて
液晶表示素子を作製した。
30℃で乾燥したもの(比較例4−1)は、直径3〜1
5.の液晶溝により形成されており、平均粒径は、6.
2pと大きく、かっ74超の粒子個数は、総数に対して
37%であった。
この表示素子の直進光透過率は、電圧無印加時に5.8
%であり、光遮蔽性は不充分なものであった。また、8
0℃で乾燥したもの(比較例4−2)は、直径0.3〜
2.44の液晶溝により形成されており、平均径は、1
.24であり、且つ14未満の粒子個数は33%であっ
た。
比較例4−2での表示素子の直進光透過率は、電圧無印
加時に0.9%であったが50vの交流印加時では、6
2%と白濁しており1表示コントラストが劣っていた。
ζ  5 び比  5 実施例4とほぼ同様であるが、乾燥後の液晶滴の液晶滴
の厚みが、10..124.15..18μ、20μと
なるように、数種のバーコーターを用いてITo付きポ
リエステルフィルム上に塗布した。また、比較のために
厚み25.のもの(比較例5−1)及び厚み8μのもの
(比較例5−2)も作製した。
塗布したフィルムを50℃の熱風乾燥機で1時間乾燥さ
せ、これをもう−枚の1+am厚みのITO付きガラス
板と貼り合わせて液晶表示素子を作製した。
これらのポリマー層中には、直径1〜5μ程度の液晶滴
が形成されており、その粒径平均値は、3.2〜4.2
4であり、1pから74までの大きさの液晶滴の個数は
、総数に対し90%以上であった。
これらの表示素子のうち、厚み10〜20/aのもの(
実施例5−1〜5−5)は、低電圧で良好なコントラス
トを示したが、厚み8/l!lのもの(比較例5−2)
は、OFF状態の光線透過率が大き過ぎ、また厚み25
.のもの(比較例5−1)は、50V交流印加(ONの
状態)での透明性が不充分なものであった。これらの結
果を表−3に示す。
失1東灸 実施例4で作製したポリマー溶液及び液晶の混合溶液を
平野金属(株)製グラビアコーティング装置を用いて1
m@のロール巻きのITO付きポリエステルフィルム(
金入(株)iaTコートA−125)に乾燥厚み15M
となるように塗布し、インラインで80℃、5分間乾燥
させたのち、もう10−ルのITO付きフィルムとラミ
ネートした。
これを1.4m長さに切断したのち電圧印加時引出電極
を付け、厚み2■のフロントガラス板2枚によって1合
わせガラス化した。尚、合わせガラス用接着層として厚
み25μのポリビニルブチラール膜を用い、これを真空
中でラミネートしたのち、150℃で5分間ホットプレ
ス処理を行なった。さらに引出し電極に開動回路を接続
して調光窓ガラスを完成した。
こうして作製した調光窓ガラスの液晶粒子径の平均値は
、4.24で、1〜7μの−大きさの粒子は。
全数の85%であり、0〜50v間で直進光透過率が1
.2〜78%と変化し、完全な遮蔽性と透明性との切換
表示が可能であった。
叉に撚ヱ エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)類エピコート
828)5g、硬化剤(油化シェルエポキシ(株)製エ
ポメートS−002) 5 g、メチルエチルケトン5
g、及び液晶(BDH社製E−9) 5gとを混合し、
均一に溶解させた。これを乾燥厚みが15μとなるよう
に、バーコーターでITO付きポリエステルフィルム上
に塗布し、45℃の熱風乾燥機で10分間乾燥して溶媒
を除去したのち、もう−枚の工Toフィルムとラミネー
トした。
これを、45℃で一晩加熱してエポキシ樹脂を硬化させ
、エポキシ硬化物層中に液晶部の析出したものが得られ
た。エポキシ硬化層中には、平均4.4.の液晶部の粒
子が形成されており、14未満及び7M超の粒子数の和
は、液晶滴粒子総数の10%以下であった。この表示素
子の直進光透過率は、電圧無印加時には、1.8% と
遠景を遮断し、50V印加時には76.7%と高い透明
性を示した。
生較舊且 実施例7とほぼ同様であるが、液晶を含む硬化エポキシ
樹脂層を介してITO付ポリエステルフィルムをラミネ
ートした後、80℃で2時間加熱して硬化(比較例6−
1)、あるいは、常温で1週間数置く比較例6−2)L
、て、エポキシ樹脂を硬化させた。
比較例6−1の場合には、短時間で硬化が終了するため
に液晶部は、全体に小さく、エポキシ硬化物層中には、
平均粒径0.87aの粒子が形成されており、粒径11
a未満の粒子が85%を占めた。
この表示素子の直進光透過率は、電圧無印加時には、1
.6%であったが、交流電圧を50V印加しても32.
6%であり、非常に透明性が劣っていた。
比較例6−2のエポキシ硬化物層中には、平均粒径12
.04と大きい液晶滴粒子が形成されており、直径7y
m超の粒子が65%を占めた。この表示素子の直進光透
過率は、電圧無印加時には、 17.8%、50Vの交
流電圧印加時には、81.4%であり、低コントラスト
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の液晶表示装置の基本的な構成を模型
的に示す断面図である。 第2図は1本発明の実施例1に記載された液晶微小滴の
粒径分布を示し、第3図は、実施例1で作製した液晶表
示素子の電圧無印加時(a)及び電圧印加時(b)の光
散乱特性を示す。 第4図、第6図及び第8図は、比較例1,2゜3にそれ
ぞれ相応して各比較例での液晶微小滴の粒径分布を示し
、第5図、第7図及び第9図は、比較例1.2.3に対
応してそれぞれの液晶表示素子の電圧無印加時(a)及
び電圧印加時(b)の光散乱特性を示す。 第1図において、各番号は、それぞれ下記の意味を有す
る。 1・・・ポリマー層 2・・・液晶微小滴 3.4・・・透明基板 5.6・・・透明電極 7・・・能動電源 5 1 第  1 図 第 2 第 図 図 og r(G)) 第 図 第 図 2 0 2 4 第 図 粒径(pm) 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)液晶微小滴の分散された少なくとも1枚のポリマー
    層と該ポリマー層を挟持する2枚又はそれ以上の透明な
    導電性基板(但し、その内の1枚は、不透明または反射
    的であってもよい)とから成る液晶表示素子及び装置に
    おいて、該液晶滴の粒径の平均値が、3μmないし5μ
    mの範囲内にあり、かつ粒径が1μm以上で7μm以下
    の範囲内の粒子の個数が総粒子数に対して70%以上で
    ある粒径分布であることを特徴とする液晶表示素子及び
    装置。 2)液晶微小滴の分散されたポリマー層の厚みが10μ
    m以上で18μm以下の範囲にある請求項1記載の液晶
    表示素子及び装置。 3)液晶微小滴の分散されたポリマー層中における該液
    晶滴の数密度が、1×10^7(個/mm^3)以上で
    2×10^■(個/mm^3)以下の範囲にある請求項
    1又は2記載の液晶表示素子及び装置。
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