JPH0372535B2 - - Google Patents
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- JPH0372535B2 JPH0372535B2 JP17862987A JP17862987A JPH0372535B2 JP H0372535 B2 JPH0372535 B2 JP H0372535B2 JP 17862987 A JP17862987 A JP 17862987A JP 17862987 A JP17862987 A JP 17862987A JP H0372535 B2 JPH0372535 B2 JP H0372535B2
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- JP
- Japan
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- workpiece
- suction
- suction cup
- magnet
- cup
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- Manipulator (AREA)
- De-Stacking Of Articles (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ワーク搬送装置に関し、特に、所定
の作業位置に水平方向に位置ずれした状態で載置
されているワークを、搬送経路中で適正位置に位
置修正して搬送することのできるワーク搬送装置
に関するものである。
の作業位置に水平方向に位置ずれした状態で載置
されているワークを、搬送経路中で適正位置に位
置修正して搬送することのできるワーク搬送装置
に関するものである。
従来の技術
例えば、従来自動車のメインボデーに部品たる
ワークを組付ける場合、第6図に示すような装置
を使用してワークを移送し、かつ、組付けてい
た。図面において、1は自動車のメインボデーに
組付けられる物品たるワークで、このワーク1の
一側縁には第7図に示すように折曲部2を形成し
てある。3は搬送コンベアで、この搬送コンベア
3は、例えば、回転ローラ4a,4bに無端ベル
ト5を纒い掛けたものである。6はメインボデー
の組立ラインの近傍位置に設置された倒立回転治
具で、この回転治具6は、脚体7の上端に離反可
能に設置してある。8は上記搬送コンベア3と倒
立回転治具6間でワーク1を搬送する装置で、こ
のワーク搬送装置8は、第7図に示すように、機
枠等に水平移動可能に装着された取付基体9に、
下端に吸着カツプ10,10を取付けた吸引パイ
プ11,11を垂直移動可能に装着すると共に、
先端に湾曲部12を形成した複数本のガイド棒1
3を上記取付基体9に垂設して吸引パイプ11の
両側位置に配置したもので、上記ガイド棒13の
先端湾曲部12は外方に拡開させてある。上記ガ
イド棒13は上記吸着カツプ10,10で吸着さ
れたワーク1を倒立回転治具6のワーク載置面6
aに対応する適正な位置に位置修正するためのも
のである。
ワークを組付ける場合、第6図に示すような装置
を使用してワークを移送し、かつ、組付けてい
た。図面において、1は自動車のメインボデーに
組付けられる物品たるワークで、このワーク1の
一側縁には第7図に示すように折曲部2を形成し
てある。3は搬送コンベアで、この搬送コンベア
3は、例えば、回転ローラ4a,4bに無端ベル
ト5を纒い掛けたものである。6はメインボデー
の組立ラインの近傍位置に設置された倒立回転治
具で、この回転治具6は、脚体7の上端に離反可
能に設置してある。8は上記搬送コンベア3と倒
立回転治具6間でワーク1を搬送する装置で、こ
のワーク搬送装置8は、第7図に示すように、機
枠等に水平移動可能に装着された取付基体9に、
下端に吸着カツプ10,10を取付けた吸引パイ
プ11,11を垂直移動可能に装着すると共に、
先端に湾曲部12を形成した複数本のガイド棒1
3を上記取付基体9に垂設して吸引パイプ11の
両側位置に配置したもので、上記ガイド棒13の
先端湾曲部12は外方に拡開させてある。上記ガ
イド棒13は上記吸着カツプ10,10で吸着さ
れたワーク1を倒立回転治具6のワーク載置面6
aに対応する適正な位置に位置修正するためのも
のである。
そうして、上記ワーク1を、組立ライン上を移
動するメインボデーに組付ける場合は、ワーク1
を複数段に積み重ねたワーク群14を上記搬送コ
ンベア3上に定ピツチで載置し、搬入端15より
搬出端16に向けて搬送する。このとき上記ワー
ク1は一側端縁に折曲部2を形成してあるので、
上段側のワーク1は、水平方向に位置ずれした状
態で積み重ねられている。そして、搬送コンベア
3上の先頭のワーク群14が、上記装置8の移動
始端位置aに位置する吸引パイプ11,11の下
方に位置すると、該吸引パイプ11,11が下降
し、第8図に示すようにガイド棒13より水平方
向に所定寸法lだけ位置ずれした最上層のワーク
2が吸引力の作用している吸着カツプ10,10
で吸着される。ワーク2が吸着カツプ10,10
で吸着されると、吸引パイプ11,11は上昇
し、この上昇過程で、ワーク2は第9図に示すよ
うにガイド棒13で水平方向に押圧されて適正な
位置に位置修正される。しかる後、上記吸引パイ
プ11,11は、上昇端で一旦停止したのち移動
終端位置bへ移動する。この移動終端位置bで上
記吸引パイプ11,11は第10図に示すように
下降し、吸着カツプ10,10で吸着されたワー
ク2が倒立回転治具6上に載置される。そして、
ワーク2が吸着カツプ10,10から離れると、
上記吸引パイプ11,11は元の移動始端位置a
に戻り、以下同じ動作を繰り返す。
動するメインボデーに組付ける場合は、ワーク1
を複数段に積み重ねたワーク群14を上記搬送コ
ンベア3上に定ピツチで載置し、搬入端15より
搬出端16に向けて搬送する。このとき上記ワー
ク1は一側端縁に折曲部2を形成してあるので、
上段側のワーク1は、水平方向に位置ずれした状
態で積み重ねられている。そして、搬送コンベア
3上の先頭のワーク群14が、上記装置8の移動
始端位置aに位置する吸引パイプ11,11の下
方に位置すると、該吸引パイプ11,11が下降
し、第8図に示すようにガイド棒13より水平方
向に所定寸法lだけ位置ずれした最上層のワーク
2が吸引力の作用している吸着カツプ10,10
で吸着される。ワーク2が吸着カツプ10,10
で吸着されると、吸引パイプ11,11は上昇
し、この上昇過程で、ワーク2は第9図に示すよ
うにガイド棒13で水平方向に押圧されて適正な
位置に位置修正される。しかる後、上記吸引パイ
プ11,11は、上昇端で一旦停止したのち移動
終端位置bへ移動する。この移動終端位置bで上
記吸引パイプ11,11は第10図に示すように
下降し、吸着カツプ10,10で吸着されたワー
ク2が倒立回転治具6上に載置される。そして、
ワーク2が吸着カツプ10,10から離れると、
上記吸引パイプ11,11は元の移動始端位置a
に戻り、以下同じ動作を繰り返す。
発明が解決しようとする問題点
上記従来のワーク搬送装置8によれば、吸着カ
ツプ10,10でワーク1を吸着する構造である
ので、該ワーク1をガイド棒13で水平方向に押
圧して適正な位置に位置修正すると、吸着カツプ
13が第9図に示すように弾性変形して大きく撓
む。したがつて、上記ワーク1はガイド棒13で
位置規制されている限り適正位置に保持される
が、移動終端位置bで吸引パイプ11,11が下
降し、ワーク1に対するガイド棒13の規制が解
除されると、弾性変形した吸着カツプ10,10
が元の状態に復元するので、ワーク1が倒立回転
治具6の載置面6aより所定寸法lだけ水平方向
に位置ずれし、これが為、上記倒立回転治具6の
載置面6a上にワーク1を正確に位置決めするこ
とができず、メインボデーに対するワークの組付
けが不正確になり、それだけ作業能率が悪くなる
という問題があつた。
ツプ10,10でワーク1を吸着する構造である
ので、該ワーク1をガイド棒13で水平方向に押
圧して適正な位置に位置修正すると、吸着カツプ
13が第9図に示すように弾性変形して大きく撓
む。したがつて、上記ワーク1はガイド棒13で
位置規制されている限り適正位置に保持される
が、移動終端位置bで吸引パイプ11,11が下
降し、ワーク1に対するガイド棒13の規制が解
除されると、弾性変形した吸着カツプ10,10
が元の状態に復元するので、ワーク1が倒立回転
治具6の載置面6aより所定寸法lだけ水平方向
に位置ずれし、これが為、上記倒立回転治具6の
載置面6a上にワーク1を正確に位置決めするこ
とができず、メインボデーに対するワークの組付
けが不正確になり、それだけ作業能率が悪くなる
という問題があつた。
問題点を解決するための手段
本発明は、上記問題点に鑑み、提案されたもの
で、垂直移動および水平移動可能に設置され、か
つ、下端に、所定の作業位置に積む重ねられて水
平方向に位置ずれしたワークを吸着する吸着カツ
プを取付けた吸引パイプと、上記吸着カツプの隣
接位置に、該吸着カツプと一体に移動可能に並設
され、かつ、少なくとも上昇端で吸着カツプとの
間でワークを選択的に吸着保持するマグネツト
と、上記吸引パイプの側方に配設され、かつ、吸
着カツプで吸着されたワークの上昇過程で、ワー
クの位置ずれを修正するガイド部材とを具備する
ものである。
で、垂直移動および水平移動可能に設置され、か
つ、下端に、所定の作業位置に積む重ねられて水
平方向に位置ずれしたワークを吸着する吸着カツ
プを取付けた吸引パイプと、上記吸着カツプの隣
接位置に、該吸着カツプと一体に移動可能に並設
され、かつ、少なくとも上昇端で吸着カツプとの
間でワークを選択的に吸着保持するマグネツト
と、上記吸引パイプの側方に配設され、かつ、吸
着カツプで吸着されたワークの上昇過程で、ワー
クの位置ずれを修正するガイド部材とを具備する
ものである。
作 用
所定の作業位置において、ワークを複数段に積
み重ねたワーク群中、水平方向に位置ずれしたワ
ークが、吸着カツプおよびマグネツトで吸着保持
されて吊り上げられると、その上昇過程で、ワー
クはガイド棒で水平方向に押圧されて適正な位置
に位置修正される。即ち、上記ワークに対して加
わつた押圧力により、ワークは吸着カツプおよび
マグネツトで吸着された状態で該マグネツトの下
面と摺接しながら水平方向に移動し、かつ、この
水平移動により吸着カツプは弾性変形して撓む。
そして、ワークが上昇端に位置すると、吸着カツ
プによるワークの吸引が停止し、マグネツトのみ
で該ワークを吸着保持する。上記吸着カツプに吸
引力が作用しなくなると、弾性変形した吸着カツ
プは元の状態に戻り、該吸着カツプによるワーク
吸着位置がマグネツトの近接位置に位置ずれす
る。しかる後、再び上記吸着カツプに吸引力を作
用させ、該吸着カツプとマグネツトとでワークを
吸着保持する。したがつて、ワークに対するガイ
ド棒の規制が解除されても、ワークはガイド棒で
修正された適正な位置に位置決めされる。
み重ねたワーク群中、水平方向に位置ずれしたワ
ークが、吸着カツプおよびマグネツトで吸着保持
されて吊り上げられると、その上昇過程で、ワー
クはガイド棒で水平方向に押圧されて適正な位置
に位置修正される。即ち、上記ワークに対して加
わつた押圧力により、ワークは吸着カツプおよび
マグネツトで吸着された状態で該マグネツトの下
面と摺接しながら水平方向に移動し、かつ、この
水平移動により吸着カツプは弾性変形して撓む。
そして、ワークが上昇端に位置すると、吸着カツ
プによるワークの吸引が停止し、マグネツトのみ
で該ワークを吸着保持する。上記吸着カツプに吸
引力が作用しなくなると、弾性変形した吸着カツ
プは元の状態に戻り、該吸着カツプによるワーク
吸着位置がマグネツトの近接位置に位置ずれす
る。しかる後、再び上記吸着カツプに吸引力を作
用させ、該吸着カツプとマグネツトとでワークを
吸着保持する。したがつて、ワークに対するガイ
ド棒の規制が解除されても、ワークはガイド棒で
修正された適正な位置に位置決めされる。
実施例
以下本発明に係るワーク搬送装置20の実施例
を第1図乃至第5図を参照しながら説明すると次
の通りである。第1図乃至第5図において、21
は前記搬送コンベア3と倒立回転治具6との間で
水平往復移動可能に設置された取付基体で、この
取付基体21は、移動始端位置aにおいては搬送
コンベア3の搬送端16の上方に保持され、移動
終端位置bにおいては倒立回転治具6の上方に保
持される。22,22は適宜のエア吸引手段に接
続され、かつ、上記取付基体21に垂直移動可能
に貫通装着された吸引パイプで、この吸引パイプ
22,22はワーク1に対して略対角線方向の位
置に配置してある。
を第1図乃至第5図を参照しながら説明すると次
の通りである。第1図乃至第5図において、21
は前記搬送コンベア3と倒立回転治具6との間で
水平往復移動可能に設置された取付基体で、この
取付基体21は、移動始端位置aにおいては搬送
コンベア3の搬送端16の上方に保持され、移動
終端位置bにおいては倒立回転治具6の上方に保
持される。22,22は適宜のエア吸引手段に接
続され、かつ、上記取付基体21に垂直移動可能
に貫通装着された吸引パイプで、この吸引パイプ
22,22はワーク1に対して略対角線方向の位
置に配置してある。
23,23は弾性変形可能な逆椀状の吸着カツ
プで、この吸着カツプ23,23は上記吸引パイ
プ22,22の下端に取付けてある。
プで、この吸着カツプ23,23は上記吸引パイ
プ22,22の下端に取付けてある。
24,24は上記取付基体21に吸引パイプ2
2,22と一体に垂直移動可能に貫通装着された
支持棒で、この支持棒24,24は上記吸引パイ
プ22,22の隣接位置で、かつ、ワーク1に対
して略対角線方向の位置に配置してある。25,
25は上記支持棒24,24の下端に取付けた電
磁石からなるマグネツトで、このマグネツト2
5,25は上記吸着カツプ23,23の隣接位置
に配置してある。26a,26a,26b,26
bは吸着カツプ23,23およびマグネツト2
5,25で吸着されたワーク1を上記倒立回転治
具6のワーク載置面6aに対応する適正な位置に
位置修正するための複数本のガイド棒で、このガ
イド棒26a〜26bは、上記取付基体21の下
面に垂設して吸引パイプ22,22の両側位置に
矩形配置し、かつ、先端に形成した湾曲部27
a,27a,27b,27bを外側方に拡開させ
てある。
2,22と一体に垂直移動可能に貫通装着された
支持棒で、この支持棒24,24は上記吸引パイ
プ22,22の隣接位置で、かつ、ワーク1に対
して略対角線方向の位置に配置してある。25,
25は上記支持棒24,24の下端に取付けた電
磁石からなるマグネツトで、このマグネツト2
5,25は上記吸着カツプ23,23の隣接位置
に配置してある。26a,26a,26b,26
bは吸着カツプ23,23およびマグネツト2
5,25で吸着されたワーク1を上記倒立回転治
具6のワーク載置面6aに対応する適正な位置に
位置修正するための複数本のガイド棒で、このガ
イド棒26a〜26bは、上記取付基体21の下
面に垂設して吸引パイプ22,22の両側位置に
矩形配置し、かつ、先端に形成した湾曲部27
a,27a,27b,27bを外側方に拡開させ
てある。
次に上記ワークの搬送要領について説明すると
次の通りである。
次の通りである。
ワーク1を複数段に積み重ねたワーク群14を
上記搬送コンベア3上の定ピツチで載置し、搬入
端15より搬出端16に向けて搬送する。このと
き上記ワーク1は一側縁に折曲部2を形成してあ
るので、上段側のワーク1は下段側のワーク1よ
り水平方向に位置ずれした状態で積み重ねられて
いる。そして、搬送コンベア3上の先頭のワーク
群14が移動始端位置aに位置する吸引パイプ2
2,22の下方に位置すると、吸引パイプ22,
22および支持棒24,24が一体に下降し、第
2図に示すようにガイド棒26a,26aより水
平方向に所定寸法lだけ位置ずれした最上層のワ
ーク1が吸引力の作用している吸着カツプ23,
23およびマグネツト25,25で吸着される。
上記ワーク1が吸着カツプ23,23およびマグ
ネツト25,25で吸着保持されると、吸引パイ
プ22,22および支持棒24,24は一体に上
昇し、その上昇過程で、ワーク1はガイド棒26
a,26aの湾曲部27a,27aに当接し、か
つ、該ガイド棒26a,26aで水平方向に徐々
に押圧されて適正な位置に位置修正される。即
ち、上記ガイド棒26a,26aとの当接によつ
てワーク1に対して加わつた押圧力により、ワー
ク1は吸着カツプ23,23およびマグネツト2
5,25で吸着された状態で該マグネツト25,
25の下面25a,25aと摺接しながら水平方
向に移動する。この水平移動により吸着カツプ2
3,23は第3図に示すように弾性変形して撓
む。そして、上記ワーク1が上昇端に位置する
と、吸着カツプ23,23によるワーク1の吸引
が停止し、ワーク1はマグネツト25,25のみ
で吸着保持される。上記吸着カツプ23,23に
よる吸引が停止すると、弾性変形した吸着カツプ
23,23は、第4図に示すように元の状態に戻
り、該吸着カツプ23,23によるワーク吸着位
置がマグネツト25,25の近接位置に位置ずれ
する。この状態で再び上記吸着カツプ23,23
に吸引力を作用させ、該吸着カツプ23,23と
マグネツト25,25とでワーク1が吸着保持さ
れると、上記取付基体21は移動終端位置bへ水
平移動する。この移動終端位置bで上記吸引パイ
プ22,22および支持棒24,24は、第5図
に示すように一体に下降し、吸着カツプ23,2
3およびマグネツト25,25で吸着されたワー
ク1は倒立回転治具6のワーク載置面6a上に載
置される。このとき上記ワーク1は、上述の通り
移動始端位置aの上昇端において吸着カツプ2
3,23およびマグネツト25,25により上記
倒立回転治具6のワーク載置面6aに対応するよ
うに吸着カツプ23,23の吸着位置が適正な位
置に変更されているので、上記ワーク1は倒立回
転治具6のワーク載置面6aに正確に位置決め載
置される。こうして倒立回転治具6のワーク載置
面6aにワーク1が載置されると、上記吸着カツ
プ23,23およびマグネツト25,25による
ワーク1の吸引が停止し、しかる後、吸引パイプ
22,22および支持棒24,24は一体となつ
て上昇し、吸着カツプ23,23およびマグネツ
ト25,25がワーク1から離反する。その後、
上記吸引パイプ22,22および支持棒24,2
4は元の移動始端位置aに戻り、以下同じ動作を
繰り返す。
上記搬送コンベア3上の定ピツチで載置し、搬入
端15より搬出端16に向けて搬送する。このと
き上記ワーク1は一側縁に折曲部2を形成してあ
るので、上段側のワーク1は下段側のワーク1よ
り水平方向に位置ずれした状態で積み重ねられて
いる。そして、搬送コンベア3上の先頭のワーク
群14が移動始端位置aに位置する吸引パイプ2
2,22の下方に位置すると、吸引パイプ22,
22および支持棒24,24が一体に下降し、第
2図に示すようにガイド棒26a,26aより水
平方向に所定寸法lだけ位置ずれした最上層のワ
ーク1が吸引力の作用している吸着カツプ23,
23およびマグネツト25,25で吸着される。
上記ワーク1が吸着カツプ23,23およびマグ
ネツト25,25で吸着保持されると、吸引パイ
プ22,22および支持棒24,24は一体に上
昇し、その上昇過程で、ワーク1はガイド棒26
a,26aの湾曲部27a,27aに当接し、か
つ、該ガイド棒26a,26aで水平方向に徐々
に押圧されて適正な位置に位置修正される。即
ち、上記ガイド棒26a,26aとの当接によつ
てワーク1に対して加わつた押圧力により、ワー
ク1は吸着カツプ23,23およびマグネツト2
5,25で吸着された状態で該マグネツト25,
25の下面25a,25aと摺接しながら水平方
向に移動する。この水平移動により吸着カツプ2
3,23は第3図に示すように弾性変形して撓
む。そして、上記ワーク1が上昇端に位置する
と、吸着カツプ23,23によるワーク1の吸引
が停止し、ワーク1はマグネツト25,25のみ
で吸着保持される。上記吸着カツプ23,23に
よる吸引が停止すると、弾性変形した吸着カツプ
23,23は、第4図に示すように元の状態に戻
り、該吸着カツプ23,23によるワーク吸着位
置がマグネツト25,25の近接位置に位置ずれ
する。この状態で再び上記吸着カツプ23,23
に吸引力を作用させ、該吸着カツプ23,23と
マグネツト25,25とでワーク1が吸着保持さ
れると、上記取付基体21は移動終端位置bへ水
平移動する。この移動終端位置bで上記吸引パイ
プ22,22および支持棒24,24は、第5図
に示すように一体に下降し、吸着カツプ23,2
3およびマグネツト25,25で吸着されたワー
ク1は倒立回転治具6のワーク載置面6a上に載
置される。このとき上記ワーク1は、上述の通り
移動始端位置aの上昇端において吸着カツプ2
3,23およびマグネツト25,25により上記
倒立回転治具6のワーク載置面6aに対応するよ
うに吸着カツプ23,23の吸着位置が適正な位
置に変更されているので、上記ワーク1は倒立回
転治具6のワーク載置面6aに正確に位置決め載
置される。こうして倒立回転治具6のワーク載置
面6aにワーク1が載置されると、上記吸着カツ
プ23,23およびマグネツト25,25による
ワーク1の吸引が停止し、しかる後、吸引パイプ
22,22および支持棒24,24は一体となつ
て上昇し、吸着カツプ23,23およびマグネツ
ト25,25がワーク1から離反する。その後、
上記吸引パイプ22,22および支持棒24,2
4は元の移動始端位置aに戻り、以下同じ動作を
繰り返す。
尚、上記実施例では、マグネツト25,25に
常時吸着力を作用させているが、本発明はこれに
限定されるわけではなく、例えば、移動始端位置
aの上昇端において、吸着カツプ23,23によ
るワーク1の持ち替え時にのみマグネツト25,
25でワーク1を吸着するようにしてもよい。ま
た、移送されるワークは上記実施例のものに限定
されるわけではなく、水平方向に位置ずれするワ
ークを位置修正して搬送する場合に広く利用する
ことができる。
常時吸着力を作用させているが、本発明はこれに
限定されるわけではなく、例えば、移動始端位置
aの上昇端において、吸着カツプ23,23によ
るワーク1の持ち替え時にのみマグネツト25,
25でワーク1を吸着するようにしてもよい。ま
た、移送されるワークは上記実施例のものに限定
されるわけではなく、水平方向に位置ずれするワ
ークを位置修正して搬送する場合に広く利用する
ことができる。
発明の効果
本発明によれば、所定の作業位置に水平方向に
位置ずれした状態で載置されているワークを、搬
送経路中で適正位置に位置修正して搬送すること
ができるので、例えば、自動車のメインボデーに
部品を組付ける場合において、搬送コンベアと倒
立回転治具との間に設置すれば、搬送コンベア上
で水平方向に位置ずれしたワークを上記倒立回転
治具に正確に位置決め載置することができ、メイ
ンボデーに対するワークの組付けが確実になつて
作業性の大幅な向上を図ることができる。しか
も、構造が簡単であつてコンベアが安い。
位置ずれした状態で載置されているワークを、搬
送経路中で適正位置に位置修正して搬送すること
ができるので、例えば、自動車のメインボデーに
部品を組付ける場合において、搬送コンベアと倒
立回転治具との間に設置すれば、搬送コンベア上
で水平方向に位置ずれしたワークを上記倒立回転
治具に正確に位置決め載置することができ、メイ
ンボデーに対するワークの組付けが確実になつて
作業性の大幅な向上を図ることができる。しか
も、構造が簡単であつてコンベアが安い。
第1図は本発明に係る装置の概略斜視説明図、
第2図乃至第5図は動作要領を示す説明図で、第
2図は水平方向に位置ずれしたワークを吸着した
状態を示し、第3図はガイド棒でワークが位置修
正された状態を示し、第4図は吸着カツプの吸着
位置が変更された状態を示し、第5図は倒立回転
治具へワークを載置する直前の状態を示す。第6
図は自動車のメインボデーへの部品の組付工程に
おける部品の搬送要領を示した概略斜視図、第7
図は従来のワーク移送装置の概略斜視説明図、第
8図乃至第10図は動作要領を示す説明図であ
る。 22,22……吸引パイプ、23,23……吸
着カツプ、25,25……マグネツト、26a,
26a,26b,26b……ガイド部材。
第2図乃至第5図は動作要領を示す説明図で、第
2図は水平方向に位置ずれしたワークを吸着した
状態を示し、第3図はガイド棒でワークが位置修
正された状態を示し、第4図は吸着カツプの吸着
位置が変更された状態を示し、第5図は倒立回転
治具へワークを載置する直前の状態を示す。第6
図は自動車のメインボデーへの部品の組付工程に
おける部品の搬送要領を示した概略斜視図、第7
図は従来のワーク移送装置の概略斜視説明図、第
8図乃至第10図は動作要領を示す説明図であ
る。 22,22……吸引パイプ、23,23……吸
着カツプ、25,25……マグネツト、26a,
26a,26b,26b……ガイド部材。
Claims (1)
- 1 垂直移動および水平移動可能に設置され、か
つ、下端に、所定の作業位置に積み重ねられて水
平方向に位置ずれしたワークを吸着する吸着カツ
プを取付けた吸引パイプと、上記吸着カツプの隣
接位置に、該吸着カツプと一体に移動可能に並設
され、かつ、少なくとも上昇端で吸着カツプとの
間でワークを選択的に吸着保持するマグネツト
と、上記吸引パイプの側方に配設され、かつ、吸
着カツプで吸着されたワークの上昇過程で、ワー
クの位置ずれを修正するガイド部材とを具備する
ワーク搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862987A JPS6422729A (en) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | Work carrier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862987A JPS6422729A (en) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | Work carrier |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6422729A JPS6422729A (en) | 1989-01-25 |
JPH0372535B2 true JPH0372535B2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=16051799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17862987A Granted JPS6422729A (en) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | Work carrier |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6422729A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1642224B2 (de) | 1967-04-28 | 1976-04-29 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verwendung von substituierten benzoesaeureaniliden zur bekaempfung von pilzen aus der klasse der basidiomyceten |
EP2457675B1 (de) * | 2010-11-29 | 2013-03-20 | TRUMPF Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG | Aufnahmeeinheit für Werkstücke |
CN112139678B (zh) * | 2020-10-21 | 2022-07-08 | 东莞市德泓海五金制品有限公司 | 基于工件特性自适应调整的工件夹具和夹料方法 |
CN112623753B (zh) * | 2020-11-03 | 2022-09-23 | 金凯达(佛山)智能装备有限公司 | 一种矩形管的自动上料方法 |
CN114715668A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-07-08 | 北京同仁堂(唐山)营养保健品有限公司 | 一种自动摆胶设备 |
-
1987
- 1987-07-16 JP JP17862987A patent/JPS6422729A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6422729A (en) | 1989-01-25 |
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