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JPH0370123A - 結晶性半導体膜の形成方法 - Google Patents

結晶性半導体膜の形成方法

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JPH0370123A
JPH0370123A JP20577789A JP20577789A JPH0370123A JP H0370123 A JPH0370123 A JP H0370123A JP 20577789 A JP20577789 A JP 20577789A JP 20577789 A JP20577789 A JP 20577789A JP H0370123 A JPH0370123 A JP H0370123A
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crystal
amorphous
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憲二 山方
Toshiyuki Komatsu
利行 小松
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は結晶性半導体膜の形成方法に関し、特に非晶質
絶縁基板あるいは絶縁膜上に大粒径の多結晶薄膜を比較
的低温で形成する方法に関する。
本発明は、例えば半導体集積回路等の電子素子、光素子
等に利用される結晶性半導体薄膜に適用される。
を従来の技術〕 非晶質絶縁物上に半導体電子素子のための半導体薄膜を
形成する方法は数多く報告されているが、近年高速デバ
イスの製作を目的とした大粒径多結晶薄膜の形成方法に
ついて特に報告が増えつつある。中でも代表的なものと
して、非晶質もしくは多結晶の半導体層をレーザーや棒
状ヒーター等の熱エネルギーによって溶融固化させ、ミ
リメートル程度もの大粒径の多結晶膜を得る方法(Si
ngle Crystal 5ilicon on n
on−3ingleCrystal In5ulato
rs、 Journal of CrystalGro
wth vol、63. No、3.0ctober 
1983 edited byG、 W、 Cu1le
n)等が挙げられる。また、非晶質のSlを、Si結晶
核の発生する臨界温度付近(約600℃)で長時間(数
十〜数百時間)熱処理して、数μm大の平均粒径を有す
る多結晶薄膜を得る方法(T、 Noguchi、 H
,Hayashi、 H,Ohshima。
Po1ysilicon and Interface
s、 Boston 1987゜Mater、  Re
s、  Soc、  Symp、  Proc、  v
ol、106(Elsevier 5cience P
ublishing、 New York 1988)
P、 293)などが報告されている。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、上記従来例のうち、レーザー等による溶
融再結晶法においては、次のような問題点がある。即ち
、半導体層を溶融させるためにはかなりの高い温度が必
要となる場合がある。例えば、非晶質あるいは多結晶S
Lを溶融させるためには1420〜1450℃以上の熱
が必要となり、そのために、基体を構成する物質にはそ
れらの温度に耐え得るものが要求される。またレーザー
や棒状ヒーター等でスキャンしながら半導体層を溶融す
ると、突起や膜の断切れが生じ易く、SOI (Sil
iconOn In5ulator)の超薄膜化は困難
になってくる。
一方、非晶質半導体層を比較的低温でアニールする方法
は、低温であるために膜の形状変化も殆ど無く薄膜化に
向いているものの、次のような問題がある。即ち、上記
方法は、非晶質層を、その非晶質材料の核発生臨界温度
付近(例えば非晶質SLであれば600℃付近)でアニ
ールし、初期に発生した「結晶核」より固相成長させる
方法であるが、この方法によると初期の核が固相成長し
ている間にも新しい核が次々と生じてしまい、結果とし
て、生成した多結晶膜のグレインサイズに大きなバラツ
キを生じてしまう。つまり、グレインサイズ分布のコン
トロールが困難である。またこの方法では、アニールを
開始してがら初めて「結晶核」が生じるまでの時間(i
ncu−bation time)が数時間から数十時
間と非常に多大になってしまう。
本発明は上記の問題に鑑み、非晶質半導体層中に結晶成
長の「種」となるものを予め形成しておき、この「種」
より固相成長せしめる方法により、任意のグレインサイ
ズで結晶性半導体膜を形成する方法を提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明に従って、非晶質絶縁物で形成された表面を有す
る基体上に単結晶性の種を配し、次いで数種を覆うよう
に非晶質半導体を基体上に堆積した後、加熱処理するこ
とにより固相で結晶成長させる結晶性半導体膜の形成方
法であって、前記単結晶性の種は、気相法により堆積膜
を形成する過程の初期に発生した結晶核であるか、もし
くは前記基体上に配した薄膜が凝集反応により島状に単
結晶化したものである結晶性半導体膜の形成方法が提供
される。
本発明においては、まず非晶質絶縁物で形成された表面
を有する基体上に、気相又は固相で結晶成長の「単結晶
性の種」となるものを形成する。
このとき「単結晶性の種」の核密度(種の密度)は後に
述べる方法によってコントロールされている。ここでい
う「単結晶性の種」 (以下r種Jと略す)とは、それ
を起点として固相で単結晶を成長することが可能な単結
晶性の物質を指す。
次に、「種」の形成された基体表面に数種を覆うように
非晶質半導体を堆積し、これを上記非晶質半導体の核発
生臨界温度(Tc)より低い温度で、かつ種が存在する
場合には、その種より成長することが可能な成長開始温
度(To)より高い温度、即ち、T o < T < 
T cなる温度でアニールし、固相成長をせしめる。
次に、本発明の方法を図面を用いて説明する。
第1図(a)〜(e)は、本発明の方法の工程図であり
、これをステップ毎に説明する。
(a)  *ず非晶質絶縁物、もしくはこれを表面に有
する基体1を用意する。基体は、例えば石英基板、Si
ウェハの表面を酸化したもの、Siウェハ、アルミナウ
ェハにSiO□、Si3N4等を堆積したもの、その他
が挙げられる。
(b)  基体上に、例えばプラズマCVD、熱CVD
等の気相法、もくしは凝集反応を利用した固相法を用い
て結晶成長の1種」2を任意の核密度(種の密度)にな
るように形成する。種の形成方法としては下記(i)、
 (if)が好適である。
(i)気相法 これはCVD法により多結晶膜を形成する過程の初期に
おいて、まず微細な結晶の粒、即ち結晶核が基体上にラ
ンダムに発生し、後にこの結晶核より成長した成長核同
士が衝突し、膜を形成する現象を利用している(第2図
)。つまり、結晶核がランダムに発生した時点、即ち第
2図(a)の時点でCVDを停止して得られる結晶核を
「種」とする方法である。このとき、CVDの条件とし
て温度、圧力、ガスの種類、エツチングガスの導入、及
びその流量等のパラメータや、基体表面の材料を変える
ことによって、核密度を任意に得ることができるのであ
る。その例を第3図に示す。
第3図は基体表面が5iOiであるものと、5iJ4で
あるものそれぞれに、SLの核をCVDにより形成した
ときの核密度を示している。CVD条件の例としては、
ガス系はS1ソースガスとしてSSi32C1、雰囲気
ガスとしてH2を使用し、そこに添加ガスとして、エツ
チング作用をもつHCIガスを導入している。温度は9
50℃、圧力は150 Torr、堆積時間は20分間
と固定しである。この条件でHCIガスの流量のみを変
化させたときの、5LO2,Si3N4の表面上でのS
iの核密度を示している。
(ii)固相法 これは第4図に示すように、基体11上に非単結晶性の
薄膜12を形成し、次いで、薄膜12を構成する材料の
融点よりも低い温度でアニールし、薄膜に凝集現象を生
起せしめて、得られる島状の単結晶を「種」13とする
方法である。この凝集現象は、本発明者らの実験による
と、H2雰囲気中で極めて起こり易く、他の雰囲気ガス
例えばN* 、Ar、 He、 0*等においては全く
起こらないか、極めて起こり難いことがわかった。また
、凝集させたい非単結晶性の薄膜中にP、 As、 B
、 Sn等の不純物をドーピングすると、凝集反応が促
進されることもわかった。
凝集反応を利用して種13を形成する場合の種の核密度
のコントロールは、凝集させる前の薄膜の膜厚を変える
ことによって行なわれる。つまり第5図(a)に示すよ
うに、処理前の薄膜12の膜厚が薄いと、熱処理後に細
かく分断されて凝集した種13が得られるために核密度
が大きくなる。
反対に厚い膜を用いると、第5図(b)のように1つ当
たりの体積が大きな種13に凝集してしまうために、核
密度が小さくなる。
種13の核密度をコントロールした例を第6図に示す。
第6図は5ins上に多結晶Siを堆積して、それを凝
集させたちのについて、もとの多結晶SL薄膜の膜厚と
、凝集後に得られた種の平均核間距離の関係を示したも
のである。このときの核密度は平均核間距離の2乗の逆
数に等しい。尚、多結晶Si膜中に不純物をドープする
と4000人の比較的厚い膜がH2雰囲気中約1000
℃のアニールで凝集が起こることや、400Å以下の薄
い膜は850℃程度の比較的低温のアニールで凝集可能
なことなどが本発明者らの実験により確かめられている
(Siの融点は約1450℃)。また、多結晶SLの膜
厚が0.5μm  (5000人)を超えると凝集し難
くなり、約1μmを超えると、もはや凝集は起こらなく
なる傾向がある。
凝集を起こす物質は、Siの他に、Ge、 Sn等の半
導体元素や、GaAs等の化合物半導体、さらには5i
−Ge、 5i−3n等の混合物、Au、 Ag、 C
u、 Pt、 Pd等の金属、Pt−3L、 In−3
n等の合金などがあり、その他でも凝集し易い物質であ
るなら、いずれでもさしつかえない。
尚本発明における「凝集」現象とは、物質の表面エネル
ギーを最小にするため、もしくは内部応力を緩和するた
めに、固相で原子が移動する現象を指している。
(c)  再び第1図の工程図に戻り、ステップ(c)
を説明する。(c)はステップ(b)で得られた結晶成
長の1種」2を覆うように非晶質半導体3を堆積したも
のである。これはプラズマCVD。
LPGVD、スパッタリング等の方法で実現される。
(d)  次にこれを(c)で堆積した非晶質半導体材
料の結晶化開始温度よりも低く、かつ成長開始温度より
も高い温度領域でアニールを行なう。すると、予め配し
ておいた種2より成長が行なわれるが、非晶質層中から
は、新たな核は発生しないので、初めの核密度が保たれ
る。
(e)  さらに成長させていくと、成長した単結晶粒
4同士がぶつかり合って、Grain Boundar
y(粒界)5を形成し、成長をストップする。このとき
の平均粒径G、 S、は、最初にステップ(b)で形成
した種の核密度なN、 D、とじたとき、G、S、=1
/  N、D。
なる関係になる。
以上のようにして結晶性半導体膜を形成することができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1 第1図を用いて説明する。
(a)基体として石英基板を用いた。
(b)CVD装置により次の条件で堆積を行なった。
・ガス成分  SiH,C12/ HCI / H。
・流量    0.53 / 0.80 /100 (
fl/m1n)・温度    950℃ ・圧力    150 Torr ・堆積時間  120sec この結果lXl0’個/am”の核密度でSiの種が存
在する基体が得られた。
(C)上記基体上にLPCVDにより非晶質Siを15
00人堆積した。この時の条件は、 ・ガス成分  SiH4 ・流量    50 SCCM ・温度    560℃ ・圧力    0.3Torr であった。
(d)次に、上記基体なN2雰囲気中、590℃で48
時間アニールし、(e)のような結晶性SL薄膜を得た
。このときの平均粒径は3.3 Bmで、粒径のバラツ
キは極めて小さいものであった。
実施例2 同様に、第1図により説明する。
(a)基体として4インチウェハの表面を深さ2000
Åまで酸化したものを用いた。
(b)上記基体上にLPGVDにより多結晶SLを30
0Å堆積し、次いでこれをN2雰囲気中、1000℃で
60秒間加熱処理したところ、凝集反応により島状に単
結晶化して、平均核間距離が0.4μmの結晶粒(種)
が得られた。なお、このときの核密度は6.3X10’
個/am”であった。
(c) 、 (d) 、 (e)以下、実施例1と同じ
方法で結晶性SL薄膜を得た。得られた薄膜の平均粒径
は、平均核間距離と等しく0.4μmであった。
実施例3 同様に、第1図により説明する (a)基体として4インチウェハの表面を深さ2000
人まで酸化したものを用いた。
(b)上記基体上にスパッタ法により多結晶Geを50
0Å堆積し、次いでこれをN2雰囲気中、820℃、6
0秒間加熱処理したところ、凝集反応により島状に単結
晶化して、平均核間距離が0.8μmの結晶粒(種)が
得られた。 なお、このときの核密度は16 XLO’
個/Cがであった。
(c) 、 (d) 、 (e)以下、実施例1と同じ
方法で、即ちGeの核よりSL結晶を成長させるという
ヘテロエピタキシャル的な固相成長法で結晶性Si薄膜
を得た。得られた薄膜の平均粒径は、平均核間距離と等
しく0.8μmであった。
[発明の効果] 本発明によれば、非晶質絶縁物上に固相成長の「種」 
(成長開始点)となる物質を、任意の核密度で配し、そ
の種のみから半導体結晶を固相成長させることによって i)結晶性半導体膜中の粒径とその分布を制御性よくコ
ントロールすることができるようになった。
ii)  r種」は一般的な半導体装置を用いて極めて
短かい時間で形成することができるので、数時間〜数十
時間の成長の1ncubation timeを必要と
する形成方法に較べ、生産効率をアップすることができ
又生産の再現性が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の形成方法を示す概略工程図、第2図は
多結晶膜が形成される過程を示す図、第3図はCVD法
による5i02上又は5t3N4上におけるHC1流量
とSLの核密度の関係を示す相関図、 第4図は薄膜の凝集過程を示す図、 第5図は薄膜の厚さを変化させた場合の、凝集したとき
の平均核間距離の変化を示す図、第6図は多結晶SL薄
膜の厚さと凝集した種(核)の平均核間距離の関係を示
す相関図である。 1・・・基体      2・・・種

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非晶質絶縁物で形成された表面を有する基体上に単
    結晶性の種を配し、次いで該種を覆うように非晶質半導
    体を基体上に堆積した後、加熱処理することにより固相
    で結晶成長させる結晶性半導体膜の形成方法であって、 前記単結晶性の種は、気相法により堆積膜を形成する過
    程の初期に発生した結晶核であるか、もしくは前記基体
    上に配した薄膜が凝集反応により島状に単結晶化したも
    のである結晶性半導体膜の形成方法。 2、加熱処理の温度は、単結晶性の種を起点として結晶
    成長し得るが、非晶質半導体中に結晶核を発生し得ない
    温度である請求項1記載の結晶性半導体膜の形成方法。
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