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JPH0356019Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0356019Y2
JPH0356019Y2 JP1985094261U JP9426185U JPH0356019Y2 JP H0356019 Y2 JPH0356019 Y2 JP H0356019Y2 JP 1985094261 U JP1985094261 U JP 1985094261U JP 9426185 U JP9426185 U JP 9426185U JP H0356019 Y2 JPH0356019 Y2 JP H0356019Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
groove
magnetizing
magnetized
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985094261U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS624109U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985094261U priority Critical patent/JPH0356019Y2/ja
Publication of JPS624109U publication Critical patent/JPS624109U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0356019Y2 publication Critical patent/JPH0356019Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、多極磁石の着磁に使用される着磁ヨ
ークの改良に関するものである。
従来の技術 従来から、モーターの速度制御、回転角度制御
等に用いられる円板状や円環状の多極磁石の着磁
は、所謂、着磁ヨークに媒体を密着させ電流を通
じて励磁させ、瞬間的に着磁する方法に依ること
が知られている。
これに用いられる着磁ヨークは、第5図に示す
ように、軟鉄等の磁性体からなるヨーク2に断面
角形やU字形の溝3を刻み、該溝3に絶縁被覆し
た導線1を嵌め込んだものであつた。かかる着磁
ヨークは、導線1がヨーク2の表面とほぼ同一面
にあるので摩耗が激しく、またしばしば断線を生
じる欠点があり、その改良手段として我々は先に
特願昭58−221549号(特開昭60−113906号)を提
案した。この発明は、第4図に示すように、導線
1をヨーク2の表面より僅かに沈めることにより
導線1の摩耗による損傷を防ぎ、導線を嵌め込む
溝幅が狭い場合、導線の断面形状を楕円形にして
電流量を確保し着磁力の低下を防ぐものであつ
た。
考案が解決しようとする問題点 これは、確かに有用な発明であるが、導線をヨ
ーク表面から沈めることは、その分、着磁力の低
下を避け得ず、また、導線を断面形状楕円形にす
る手間がかかる問題が存在している。
本考案は、上記問題を解決して着磁力の低下を
招かずに、導線の摩耗による損傷や断線がなく、
また、電流確保のための導線断面形状の楕円化の
手間がかからない着磁ヨークを提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、着磁し
ようとする磁性体表面に相対して並列する複数の
溝を設け該溝下部に絶縁被覆導線を収納してなる
着磁ヨークに於て、該導線を収納する溝下部の幅
を表面開放部分の溝幅より大きくしたものであ
る。
作 用 導線収納部をヨーク表面から下げているので着
磁しようとする媒体の出し入れを繰返すことによ
る導線の摩耗や断線はなく、収納部の空間が広い
ので表面開放部分の溝幅より大きい径の導線を収
納出来るため電流量を多くすることが出来、着磁
力を強めることが可能となる。
実施例 次に、本考案の実施例を説明する。
実施例 1 バリウムフエライト粉を充填した6ナイロンの
プラスチツク磁石(直径19.36mm、厚さ3mmの円
板)の外周に76極の着磁を施すに際し、次の着磁
ヨークを製作した。すなわち、外径70mm、内径
19.5mm、厚さ4mmの角形断面を有する軟鉄円環か
らなるヨーク2の半径10.21mmの円周上に、平面
に垂直な直径0.62mmの貫通孔を76個等間隔で削孔
した。この貫通孔は、導線1を収納する溝下部4
を形成するものである。ヨーク2の内周面から前
記各孔の中心軸に向い、且つ中心軸に平行な溝を
形成し孔と連結させ、溝3を完成した(第1図、
第2図)。表面開放部分の溝幅は0.5mmとした。次
に、直径0.6mmのエナメル銅線を溝下部4に挿入
し固定した後、ヨーク2の内周面を研削し内径
19.7mmに仕上げた。
これにより着磁した76極磁石の表面ガウスは約
720ガウスであつた。また、このヨークは10万個
以上の着磁を行つても損傷はなかつた。
実施例 2 磁極数を100極とし、軟鉄円環よりなるヨーク
2の半径10.11mmの円周上に、平面に垂直な直径
0.42mmの貫通孔を等間隔で100個削孔し、且つ表
面開放部分の溝幅は0.32mmとし、使用する銅線の
直径を0.4mmとする以外は実施例1と同様にして
着磁ヨークを完成した。
これを用いて着磁した100極磁石の表面ガウス
は約310ガウスであつた。また、この着磁ヨーク
は15万個以上の着磁をしても損傷はなかつた。
比較例 1 実施例1と同様の76極磁石をつくるに際し従来
の着磁ヨークを用いた。これは、溝幅0.52mm、深
さ0.65mmの溝3(溝幅は深さ全体にわたつて同
一)に直径0.5mmのエナメル線を嵌め込む以外は
すべて実施例1と同様にして製作した着磁ヨーク
である(第3図)。
この着磁ヨークは、耐久性は実施例1と同様で
あつたが、着磁した76極磁石の表面ガウスは約
550ガウスであつた。
比較例 2 実施例1と同様の76極磁石をつくるに際し、特
願昭58−221549号に記載された技術を採用した。
すなわち、溝幅0.5mm、深さ0.95mmの溝をヨーク
内周面に形成し、直径0.68の銅線を長径0.8mm、
短径0.46mmの略楕円形の断面を持つ様に圧延し
て、前記の溝に嵌め込み固定した後、実施例1と
同様に内径19.7mmに仕上げ着磁ヨークを完成し
た。
これにより着磁した76極磁石の表面ガウスは約
700ガウスであつた。また、このヨークの耐久性
は実施例1と同様であつた。
比較例 3 実施例2と同じく100極磁石をつくるに際し特
願昭58−221549号に記載された技術を採用した。
すなわち、溝幅0.32mm、深さ0.7mmとし、直径0.46
mmの銅線を長径0.6mm、短径0.3mmの略、楕円の断
面形状に圧延変形して嵌め込み、以下実施例2と
同様にして着磁ヨークを完成した。
これにより着磁した100極磁石の表面ガウスは
約300ガウスであつた。このヨークの耐久性は実
施例2と同様であつた。
考案の効果 実施例に示した様に、本考案によれば従来に比
べて断面積の大きい銅線を用いることが出来るの
で、従来より大電流を通じることが出来、強力な
着磁が出来る。また、特願昭58−221549号に記載
された技術に比べて導線の断面積が小さく着磁ヨ
ーク内周面からの距離が同じであるにも拘わらず
強力な着磁が出来るのは、導線の中心位置が本考
案の方が被着磁物により近いため磁束密度が大な
るためである。本考案に於ては、着磁ヨークの耐
久性は特願昭58−221549号に記載された技術と同
じく優れ、また銅線の圧延変形作業を不要にする
ので実用的有用性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の着磁ヨークの平面図、第2図
は本考案の着磁ヨークの部分拡大図、第3図乃至
第5図は従来の着磁ヨークの部分拡大図である。 1は導線、2はヨーク、3は溝、4は溝下部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 着磁しようとする磁性体表面に相対して並列す
    る複数の溝を設け該溝下部に絶縁被覆導線を収納
    してなる着磁ヨークに於て、該導線を収納する溝
    下部の幅を表面開放部分の溝幅より大きくしたこ
    とを特徴とする着磁ヨーク。
JP1985094261U 1985-06-21 1985-06-21 Expired JPH0356019Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985094261U JPH0356019Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985094261U JPH0356019Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS624109U JPS624109U (ja) 1987-01-12
JPH0356019Y2 true JPH0356019Y2 (ja) 1991-12-16

Family

ID=30652662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985094261U Expired JPH0356019Y2 (ja) 1985-06-21 1985-06-21

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744004Y2 (ja) * 1987-04-09 1995-10-09 セイコーエプソン株式会社 着磁ヨークの構造
JP2011119621A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Nippon Denji Sokki Kk 着磁装置及び着磁ヘッド

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113906A (ja) * 1983-11-25 1985-06-20 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 着磁ヨ−クの製造法

Family Cites Families (1)

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JPS59129375U (ja) * 1983-02-16 1984-08-30 セイコーエプソン株式会社 多極着磁器

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JPS624109U (ja) 1987-01-12

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