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JPH035418A - 鎮咳去痰ソフトカプセル剤 - Google Patents

鎮咳去痰ソフトカプセル剤

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Publication number
JPH035418A
JPH035418A JP1138066A JP13806689A JPH035418A JP H035418 A JPH035418 A JP H035418A JP 1138066 A JP1138066 A JP 1138066A JP 13806689 A JP13806689 A JP 13806689A JP H035418 A JPH035418 A JP H035418A
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JP
Japan
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antitussive
acid
expectorant
soft capsule
capsule according
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JP1138066A
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JPH0717498B2 (ja
Inventor
Noriyuki Ogawa
小川 典之
Katsuyuki Tsumori
克之 津守
Masayuki Kozai
雅之 香西
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Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Publication date
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はソフトカプセル剤、更に詳細には鎮咳去痰薬効
成分を含有するソフトカプセル剤に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
現在、日本に於いて、一般向けの鎮咳去痰薬としては、
鎮咳去痰薬製造(輸入)承認基準(薬発第1216号薬
務局長通知二以下、承認基準と称する)に示される有効
成分及び分量の範囲内で処方された内服薬剤が用いられ
ている。
従来、当該薬剤として、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散
剤、液剤及びシロップ剤が繁用されている。それらのう
ち、小児用としては顆粒剤、散剤、液剤及びシロップ剤
が供されているが、その服用面での味及び簡便性に優れ
た液剤及びシロップ剤が広く利用されている。
鎮咳去痰を目的とした治療剤として具備すべき基本的な
性質として、服用効果の速やかな発現、小児にも服用し
易いこと、携帯が容易で必要時に服用できることなどが
挙げられる。これに対して錠剤及びカプセル剤は、携帯
性及び服用のしやすさについては優れているが、効果の
発現という点では、液剤及びシロップ剤より優れている
とは言い難い(If、 C,Ancal著「医薬品の投
与剤形」、)1uffman ら、  J、  Am、
  Med、 、As5oc、、  222. 957
〜960 (1972)他参照)。特に小児を対象とし
た場合には推奨しつる剤形とは言い難い。一方、液剤及
びシロップ剤は効果の発現の点では優れた剤形ではある
が、携帯性に難点があり、更に服用時に計量しなければ
ならないという煩雑さがあるため、必要時に服用する上
では不便さは免れない。
従って、成人及び小児を問わず服用が容易で、計量の煩
雑さがなく、携帯性に優れ、必要に応じて服用でき、更
に速効性を有する鎮咳去痰剤の開発が望まれている。
上記の基本的性質を具備した製剤としては、従来ソフト
カプセル剤が知られている。従来のソフトカプセルは、
主成分を大豆油等の植物油又はポリエチレングリコール
類などの基剤に溶解又は懸濁した充填液を用いてカプセ
ル化されている。しかしながら、この従来法によって、
前記承認基準で示された鎮咳去痰薬効成分を主成分とす
るソフトカプセルを製造すると、変色、結晶析出などの
外観変化等により、透明な溶液状態で充填することは難
しく、懸濁液の状態でカプセル化される。
しかしながら、懸濁液を充填液としたソフトカプセルは
、溶液状態の充填液をソフトカプセル化したものに比べ
て吸収が遅く、速効性の点で問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の基本的性質を具備した製剤を得る
べく、ソフトカプセル剤に着目し、種々検討した結果、
鎮咳去痰薬効成分を安定な透明溶液とすることに成功し
、これをソフトカプセルに充填した製剤が速効性を有す
ることをm認し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は少なくとも1種の鎮咳去痰薬効成分
を溶解した内容液を含有する鎮咳去痰ソフトカプセル剤
を提供するものである。
本発明ソフトカプセルの内容液としては、例えば(1)
少なくとも1種の鎮咳去痰薬効成分、(2)糖類、界面
活性剤及び高分子化合物から選ばれる少なくとも1種の
化合物並びに(3)酸を含むポリエチレングリコール溶
液が好ましい。
本発明の鎮咳去痰ソフトカプセル剤に配合される鎮咳去
痰薬効成分(以下、有効成分という)は、承認基準に示
される成分を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用
いられる。すなわち承認基準記載の有効成分のうち、A
項に示される中枢性の鎮咳薬、B項に示される気管支拡
張剤及び6項に示されるノスカビンから少なくとも1種
を選択し、これに例えばE項に示される去痰薬、E項に
示される喀痰溶解剤、G項に示される抗ヒスタミン剤等
を適宜組み合わせて配合することができる。また、A項
又はG項の有効成分を配合するときは、H項に示される
カフェイン類を更に配合することができる。
A項の中枢性の鎮咳薬としてば、例えばヒベンズ酸チペ
ピジン、クエン酸チベビジン、クエン酸カルベタペンタ
ン、臭化水素酸デキストロメトルファンなどを配合する
ことが好ましい。B項の気管支拡張剤としては、例えば
dl−塩酸メチルエフェトリン、l−塩酸メチルエフェ
ドリン、塩酸トリメトキノール、塩酸フェニルプロパツ
ールアミンなどを配合することが好、ましい。C項のノ
スカビンは遊離塩基でも塩酸塩でもよい。E項の去痰薬
としては、例えばグアヤコールスルホン酸カリウム、グ
アイフェネシン、クレゾールスルホン酸カリウムなどを
配合することが好ましい。F項の喀痰溶解剤としては、
例えば塩化リゾチーム、塩酸エチルシスティン、塩酸メ
チルシスティンなどを配合することが好ましい。G項の
抗ヒスタミン剤としては、例えば塩酸ジフェンヒドラミ
ン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、タンニン酸ジフェ
ンヒドラミン、 dl−マレイン酸クロルフェニラミン
、d−マレイン酸クロルフェニラミンナトを配合するこ
とが好ましい。
上記有効成分の配合量は、承認基準に示される1日最大
分量及び1回最大分量の範囲内で、用法及び用量に応じ
て選択できるが、1日最大分量を3〜4カプセルに分け
て配合するのが好ましい。
本発明のソフトカプセル剤の内容液に配合される糖類と
しては、ソルビット、キシリット、マルチット等の糖ア
ルコール類が用いられる。界面活性剤としては、lIc
0−60 (日光ケミカルズ社製)等のポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油;  MYS−40(日光ケミカルズ
社rjA)等のポリエチレングリコールモノステアレー
ト;MGO(日光ケミカルズ社製)等のグリセリン脂肪
酸エステル:デカグリン(日光ケミカルズ社製)等のポ
リグリセリン脂肪酸エステルなどが用いられる。また、
高分子化合物としては、PVP K−30(BASF社
製)等のポリヒニルピロリドン;カーボボール(B、 
F、 Goodr ich社製)等のカルボキシビニル
ポリマー;HPC(日本曹達社製)等のヒドロキシプロ
ピルセルロース;アルギン酸及びその塩などが用いられ
る。これらの成分の濃度は用いる成分によって異なるが
、般に1〜5重量%、好ましくは1.5〜2.5重量%
程度である。
また、酸としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アジ
ピン酸等の有機酸又はリン酸等の無機酸が用いられ、1
〜10重量%、好ましくは2〜8重量%の濃度になるよ
うに添加し、最終pH値を4以下にすることが好ましい
上記各成分を溶解する基剤であるポリエチレングリコー
ルは常温で液状のポリエチレングリコールペ例えばポリ
エチレングリコール300、ポリエチレングリコール4
00、ポリエチレングリコール600などが特に好まし
い。この基剤には、予めグリセリン、濃グリセリンまた
はプロピレングリコールを溶解しておくことが好ましく
、その濃度はポリエチレングリコールの5〜20重量%
、特に10重量%前後とするのが好ましい。
本発明のソフトカプセルの皮膜としては、通常のゼラチ
ン皮膜が用いられるが、このものに予め前記内容液成分
として用いられるものと同様の酸を0.5〜2重量%添
加しておくことが好ましく、更にグリセリン、濃グリセ
リン、防腐剤、着色剤、酸化チタンなどを添加すること
もできる。
本発明のソフトカプセル剤は、通常の方法で上記の各成
分を配合して調製できる。その−例を示すと、濃グリセ
リンを含有したポリエチレングリコールに、酸及び糖類
、界面活性剤または高分子化合物を添加溶解し、次いで
このものに有効成分を適当な順序で添加し、必要に応じ
て加温して溶解すると、淡黄色透明な溶液が得られる。
得られた溶液を好ましくは脱気した後、篩過しだものを
通常の方法によってカプセル化することにより、目的の
ソフトカプセル剤が得られる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
実施例1 臭化水素酸デキストロタ 塩酸トリメトキノール 塩酸ノスカピン グアイフェネシン d−マレイン酸りロルフェニラ ポリビニルピロリドン K−3 クエン酸 トルファン  60.0 6.0 60.0 300、0 ミ ン       6.0 0       22.2 26、2 濃グリセリン 63.0 全   量               1110.
0ポリエチレングリコール400 566.6.gに濃
グリセリン63gを加えて攪拌混合し、ポリビニルピロ
リドンに−3022,2gを添加して混合し、更にクエ
ン酸26.2 gを加え、約60℃に加温し激しく攪拌
して溶解した。このものにグアイフェネシン300gを
加え、激しく攪拌して溶解したのち、約55℃に冷却し
て塩酸ノスカピン60g1塩酸トリメトキノール6g及
び臭化水素酸デキストロメトルファン60gを加え、激
しく攪拌して溶解した。次いで、約40t’に冷却して
d−マレイン酸クロルフェニラミン6gを加え、激しく
攪拌して溶解した。完全に溶解したのち、減圧下で脱気
し、次いで、100メツシユで篩過して淡黄色透明溶液
を得た。この溶液の20%水溶液はpH2,51を示し
た。ゼラチン100に対して、濃グリセリン30.エチ
ルパ→ベン0.2、プロピルパラベン0.1、クエン酸
1.00割合で配合したゼラチン皮膜を用いて、上記の
透明溶液を常法により1カプセル当り3 ? Omgず
つカプセル化し、ソフトカプセル剤2.800個を製造
した。
実施例2 臭化水素酸デキストロメトルファン 塩酸フェニルプロパツールアミン 塩酸ノスカピン グアイフェネシン d−マレイン酸りロルフェニラミン ポリ畝ニルピロリドン K−30 クエン酸 濃グリセリン 60.0 90.0 60.0 3 00、0 6.0 22.2 22.9 54゜9 全   量               1110.
0上記の処方で実施例1に準じて内容液を製造した。こ
の内容液の20%水溶液はpH2,53を示した。次い
で実施例1と同じゼラチン皮膜を用いて上記内容液を1
カプセル当り370 mgずつカプセル化し、ソフトカ
プセル剤2.800個を製造した。
実施例3 臭化水素酸デキストロメトルファン  60.0塩酸ト
リメトキノール         6.0塩酸ノスカビ
ン           60.0グアイフエネシン 
        300. Od−マレイン酸クロルフ
ェニラミン   6.0ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油6022.2″クエン酸             
 26.2濃グリセリン            63
.0全   量               111
0.0上記の処方で実施例1に準じて内容液を製造した
。この内容液の20%水溶液はpH2,50を示した。
次いで実施例1と同じゼラチン皮膜を用いて上記内容液
を1カプセル当り3 ? Omgずつカプセル化し、ソ
フトカプセル剤2.800個を製造した。
比較例1 臭化水素酸デキストロメトルファン  60.0塩酸ト
リメトキノール          6.0塩酸ノスカ
ビン           60.0グアイフエネシン
         a o o、 。
d−マレイン酸クロルフェニラミン   6.0クエン
酸              40.7濃グリセリン
            63.7全   量    
           1110.0実施例1において
、ポリビニルピロリドンを除き、他の成分の配合量を調
整した以外は同様にしてソフトカプセル剤を製造した。
比較例2 臭化水素酸デキストロメトルファン  60.0塩酸ト
リメトキノール         6.0塩酸ノスカピ
ン            60,0グアイフエネシン
         200. Od−マレイン酸クロル
フェニラミン   6.0ポリビニルピロリドン K−
3022,2濃グリセリン            7
5.8全   量                1
110.0実施例1において、クエン酸を除き、他の成
分の配合量を調整した以外は同様にしてソフトカプセル
剤を製造した。
比較例3 実施例2において、グアイフェネシン、ポリビニルピロ
リドン及びクエン酸(内容液及びカプセル皮膜)を除き
、他の成分の配合量を調整した以外は同様にしてソフト
カプセル剤を製造した。
試験例1 外観変化 (1)各ソフトカプセル剤を5℃、35℃、40℃及び
50℃の恒温槽に保存したときの、変色の有無及び結晶
析出の有無を検討した。この結果を第1表に示した。
以下余白 臭化水素酸デキストロメトルファン 塩酸フェニルプロパツールアミン 塩酸ノスカピン d−マレイン酸りロルフェニラミン 濃グリセリン 60.0 90.0 60.0 6.0 89.4 全   量 1110.0 (2)各ソフトカプセル剤を室温散光下及び螢光灯下に
保存し、上記と同じ基準により変色の有無及び結晶析出
の有無を検討した。この結果を第2表に示す。
以下余白 試験例2 安定性 実施例1及び比較例2のソフトカプセル剤を35℃、4
0℃及び50℃の恒温4aに保存したときの安定性につ
いて液体クロマトグラフィーで検討した。保存前の各有
効成分量を100としたときの結果を第3表に示す。
以下余白 〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、従来鎮咳去痰薬におい
ては困難であった溶液状内容液のソフトカプセル化が可
能となり、服用が容易で、計量の煩雑さがなく、携帯性
に優れ、かつ速効性を有する鎮咳去痰ソフトカプセル剤
が提供される。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1種の鎮咳去痰薬効成分を溶解した内容
    液を含有する鎮咳去痰ソフトカプセル剤。 2、内容液が(1)少なくとも1種の鎮咳去痰薬効成分
    、(2)糖類、界面活性剤及び高分子化合物から選ばれ
    る少なくとも1種の化合物並びに(3)酸を含むポリエ
    チレングリコール溶液である請求項1記載のソフトカプ
    セル剤。 3、鎮咳去痰薬効成分が、中枢性の鎮咳薬、気管支拡張
    剤及びノスカピンから選ばれる少なくとも1種を含有す
    るものである請求項1または2に記載のソフトカプセル
    剤。 4、糖類が、ソルビット、キシリット及びマルチットか
    ら選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1また
    は2に記載のソフトカプセル剤。 5、界面活性剤が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
    ポリエチレングリコールモノステアレート、グリセリン
    脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから
    選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1または
    2に記載のソフトカプセル剤。 6、高分子化合物が、ポリビニルピロリドン、カルボキ
    シビニルポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、ア
    ルギン酸及びアルギン酸塩から選ばれる少なくとも1種
    の化合物である請求項1または2に記載のソフトカプセ
    ル剤。 7、酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アジピン酸及
    びリン酸から選ばれる少なくとも1種の化合物である請
    求項1または2に記載のソフトカプセル剤。 8、カプセル皮膜が、酸を含有するものである請求項1
    または2に記載のソフトカプセル剤。 9、内容液のpHが4以下である請求項1または2に記
    載のソフトカプセル剤。
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