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JPH0353488A - 薄型高温ヒータ - Google Patents

薄型高温ヒータ

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JPH0353488A
JPH0353488A JP18685889A JP18685889A JPH0353488A JP H0353488 A JPH0353488 A JP H0353488A JP 18685889 A JP18685889 A JP 18685889A JP 18685889 A JP18685889 A JP 18685889A JP H0353488 A JPH0353488 A JP H0353488A
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JP
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layer
adhesive layer
adhesive
insulating member
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JP18685889A
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Yoshihiko Kusakabe
嘉彦 草壁
Noriko Morita
森田 訓子
Minoru Kobayashi
実 小林
Susumu Hoshinouchi
星之内 進
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、たとえば高温加熱用小型ヒータまたは電子銃
用ヒータなどの使用温度がl000℃程度の高温用薄型
ヒータに関する。
[従来の技術] 従来、平板型ヒータは、たとえば、特開昭55−?48
48号公報に記載されているように、スクリーン印刷な
どのいわゆる厚膜回路形成技術を用いて製遺されていた
この従来の平板型ヒータを第2図に示す。第2図におい
て、■■■はセラミックス基板、01)は発熱体、(+
21は絶縁層、0はカソード材層、04)はカソードリ
ード層、0はベースメタル層である。まず、セラミック
ス基板(財)を構成する原材料を調製し、ロール間を通
す押し出し法、またはキャスティングなどの印刷技術に
よってシート上に所望のパターン形状の発熱体層CIl
1を形成する。この発熱体層01)はヒータ材に焼成助
剤を添加したペーストを基板(財)上にスクリーン印刷
して形成される。スクリーン印刷後、高温( 1000
〜2000℃)で焼成処理され、平板型ヒータが形成さ
れる。
この方法では製造時に高温処理過程が入るので、ヒータ
をこの処理温度以下で使用するぱあい、抵抗の経時変化
が小さいなどのヒータとしての高温長期安定性が期待さ
れていた。しかし、スクリーン印刷によってえられるパ
ターン精度は低く、しかも発熱体の厚さ制御(薄型化)
が困難なため、消費電力が大きく、しかも複数のヒータ
間では抵仇のばらつきが大きいなど、いくつかの欠点を
有していた。そのため、精度よくパターンの形成ができ
る手注としてPVDやCVDによる成膜法の開発が進め
られていた。
第3a〜30図にそのような精度よい形成を可能にする
薄膜形威峡による平板薄型ヒータの製造方法を示す。か
かる製造方法においては、平滑なセラミックス基板附(
絶縁部材)を調製し(第3a図)、そのうえにヒータ用
の抵抗体膜01)(通常はWなどの金属が用いられる)
を一様に形成し(第3b図)、つぎにエッチングなどに
より所望のヒータパターンを形威し(第3c図)、これ
にリード線を接合するという手法で平板薄型ヒータを実
現していた。
ところが、以上のような従来の成膜法を用いて平板薄型
ヒータを製造するぱあい、ヒータ用の抵抗体膜と絶縁部
材との密着力が小さいことがきわめて重要な問題点とな
っており、そのため、ヒータ用の抵抗体Il!(発熱体
層)と絶縁部材との密着力を高めるために密着層を挿入
する手法も取られていた。そのぱあい、代表的には、密
着層として数10−数100nmのTINが設けられ、
そのうえに発熱体層を形成することにより薄型高温ヒー
タを実現していた。
[発明が解決しようとする課ml しかし、前記従来の密着層を設けたヒータは、リード線
に電圧を印加しヒータとして使用しているあいだ、すな
わち1000℃という高温負荷のあいだに密着層たるT
Iの高温劣化が生じ、そのうえに形成されたヒータ(発
熱体層)が断線してしまうなどの欠点を有していた。第
4図は断線状態の発熱体層の金属組織を示す走査電子顕
微鏡(SIEM)写真である。この原因は、TIには8
82℃にα→βの変態点があり、使用することによりこ
の変態点を繰り返し通過するためと考えられる。
また、M203などの酸化物系の絶縁基板は、lli結
晶状態で入手しやすくしかも表面を鏡面仕上げすること
が可能なため、薄膜形成においてSiC、AJNなどの
焼結基板よりもパターン精度がよいという利点があり、
従来より薄膜法による薄膜高温ヒータの絶縁基板(絶縁
部材)として用いられているが、従来のN203を用い
たヒータは、発熱体を絶縁部材のうえに直接形成したぱ
あい、使用時に酸素に起因した熱化学的または電気化学
的な作用によって絶縁部材が発熱体と反応し、昇華性の
高い物質を形成するため、抵抗配線端部(発熱体@#)
近傍においてAl 20 sの基板とW(タングステン
)などの発熱体との双方が雰囲気と接触しているエッジ
部において選択的に損傷を受けるという問題があった。
第5図および第6図はそのような損傷を受けたヒータの
それぞれ一端および他端の金属組織を示す走査電子顕微
鏡写真である。
このように、従来の薄膜法による薄.B42高温ヒータ
は、ヒータとして不安定で、しかも長期信頼性に欠ける
ものであった。
本発明は、前記従来の薄膜高温ヒータの問題点を解決す
るためになされたもので、ヒータ川抵抗体膜(発熱体)
と絶縁部材との密着力が高く、使用峙の抵抗変化が少な
く、信頼性の高いR型高温ヒー夕を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は高融点良電気伝導性材料よりなる発熱体と該発
熱体を製造するための構造体である良熱伝導性電気絶縁
材料よりなる絶縁部材とのあいだに、前記発熱体と絶縁
部材との密着力を高め乙ための密着層を設け、該密着層
と発熱体とのあいだに、発熱体と密着層の高温安定化の
ために密着層よりも高温安定性にすぐれた材料がらなる
密着材緩和層を設けたことを特徴とする薄型高温ヒータ
により前記目的を達成しようとするものである。
さらに、本発明の薄型高温ヒータの好ましい実施態様に
おいては、平滑な絶縁部材の上に少なくとも10nm以
下の厚さのTI膜を密着層として形成し、そのうえに8
50℃以下の温度でTIC , TIN , TiCN
の単体もしくはその混合物からなる密着材緩和層を形成
したのち、発熱体膜を形成している。
[作 用] 本発明の薄型高温ヒータは、発熱体と絶縁部材とのあい
だに密着層か設けられ、該密着層の発熱体側に密着層よ
りも高d安定性にすぐれた密着材緩和層が設けられてい
るので、発熱体と絶縁部材との密着力が高くなるのみな
らず、発熱体と絶縁部材との相互作用による損傷も防止
される。さらに、密着材緩和層は密着材を安定化せしめ
るはたらきを有するので、密着材の高温劣化による発熱
体の損傷などが防止される。
また、lOnm以下の厚さのTI膜からなる密着層を採
用したぱあいには、絶縁部材とヒータ用抵抗体膜(発熱
体)との密着力が一層向上する。そのぱあいにおいて、
密着材緩和層としてTie , TINもしくはTIC
N単体またはその混合物を用いたぱあい、それらはセラ
ミンクスであるため高温安定性にす−くれているので、
密着層のTIが発熱材中へ拡散するのを坊げる障壁の役
目を果たす。またヒータの製逍温度を密着層たるTIの
変態点より低くすることにより、ヒータを製造している
あいだに、TIの高d1劣化を生ずることなく、密着層
として余分なTl威分の密着材緩和層への拡散を促し、
密着材T1の安定化に作用する。
[実施例] 以下に本発明の薄型高温ヒータの一実施例について図面
に基づいて説明する。第1図は本発明の一実施例による
薄型高温ヒータの断面図である。
第1図において(1)は/VN,/V203などの絶縁
部材、(2)は絶縁部材(1)との密着層であるT1な
ど、(3)は密着材緩和層であるTIC , TIN%
TICNの単体もしくはその混合物など、(4)は高融
点良電気伝導性材料ν、No, Pt. Taなどを用
いて密着層(2),密着材緩和層(3冫を介して絶縁部
材(1)の上に形成されたヒータ層(発熱体)である。
前記絶縁部材(1)の材料としては、たとえばtooo
℃程度の使用温度に耐えうる高軟化点を有する良熱伝導
性電気絶縁材料であればとくに限定はなく、具体例とし
て、MN , /V203 、SIC , SIN ,
 Zr02、MgO SBeOなどがあげられるが、そ
のような材料のうちでは、MN 1N 20 sなどが
、熱伝導性がよく、熱膨張率が抵抗体膜のそれに近いこ
と、良絶縁体であること、高温で絶縁破壊しないこと、
平滑なことなどの要求をみたし、入手しゃすい点で好ま
しい。
前記発熱体(4)の材料としては、たとえばl000℃
程度の使用温度に耐えつる高融点金属材料であればとく
に限定はなく、具体例として、d ,No,PtsTa
..CuSAg, Be, PaSZrなどがあげられ
るが、そのような材料のうちでは、W , No, P
t%Taなどが高温域での蒸気圧が低く電気特性が安定
なことから好ましい。
本発明のヒータにおいては、前記発熱体(4)と前記絶
縁部材(1)とのあいだに密着層(3が設けられ、該密
着層(2)と前記発熱体(4)とのあいだに密着材緩和
居(3)が形成されている。
前記密着層(2)の材料としては、金属発熱体(4)と
絶縁部材(1}との密着力を高めるものであればとくに
限定はなく、そのような具体例としては、10n一以下
の厚さを有するTI, V SCr, Sc, Y %
La..Zr、Nb, I1rなどの金属があげられる
が、これらのうちでは前記厚さのT1が、発熱体(4)
と絶縁部材(1)との高い密着力をもたらすことなどか
ら好ましい。なお前記Tiの厚さがlOnmをこえるぱ
あいには、T1の変態点をこえての繰返し使用によって
高温劣化が生じ、ヒータが断線してしまう傾向がある。
前記密着材緩和層(3)の材料としては、密着層(2J
より高温安定性Cこすぐれた材料であればとくに限定は
なく、たとえば密着層(2)として用いた金属の炭化物
、チッ化物もしくはシアン化物またはそれらの混合物、
酸化物、ホウ化物などがあげられるが、これらのうちで
は、前記のごと<TIを密着層(′2Jとして用いたぱ
あい、TI密着層(′2Jの安定化をもたらす点でTl
c%TIN%TICNなどが好ましい。
なお、とくに好ましい態様として、絶縁基板(絶縁部材
)(1)とヒータ材(発熱体)(4)とのあいだに、密
着層(2)として厚さlOom以下のTI層を形成し、
密着材緩和層(3)としてTic , TINもしくは
TICNの単体またはその混合物の層を形成する理由を
まとめると、W 、Haなどの一般的な発熱体(4)が
使用中に生じる熱歪によって剥離することに対するヒー
タ材(発熱体)(4)と基板(1)とのあいだの付着力
強化のためおよび酸化物系絶縁基板(1)と抵抗体(発
熱体)(4)とのあいだの化学反応によるヒー夕構造の
損傷防止のためということである。すなわち、密着層(
■のTlは、発熱体(4)の金属と絶縁部材(1)のセ
ラミックスとの界面における結合を強化するためであり
、密着材緩和層(3)のTic , TiNもしくはT
ICNの単体またはその混合物は、密着層(2のT1が
抵抗体(発熱体)(4)中へ拡散するのを防ぎ、ヒータ
の高温における電気安定性をよくするためである。
さらに、こういった材料系はたとえば絶縁部材としてA
I203基板を用いて形成し、1000℃程度の高温で
使用している際に発熱体(4)が基仮中の酸素を竹って
(iI!元して)蒸気圧の高い酸化物を形成して飛散し
ていく。すなわち発熱体(4)がエッチングされ、形状
が変化してしまう。したがって、発熱体(4)・絶縁基
板(1)間に密着層(′2J・密着材緩和層(3)を形
成し発熱体(4)・酸化物系絶縁材料(1)界面の存在
をなくすことにより、発熱体(4)の損傷がなくなり高
温においてもヒータとして安定に使用できる。
密着層、密着材緩和層および発熱体を絶縁部材上に形成
する方法にもとくに限定はないが、たとえば前述のごと
く密着層として厚さ10nm以下のTIを採用し、密着
材緩和層としてTic , TIN , TiCNなど
を形成するぱあい、スパッタ法、PVD法、CVD法な
どにより製膜した密着層たるTIの発熱体側表面をイオ
ン窒化などにより改質する方法は、密着材緩和層中のN
量、すなわち密着材緩和層TINの厚さを簡単にコント
ロールできるので好ましく、また、スパッタ法によるT
I密着層形成と反応性スバッタ法によるTINなどの密
着材緩和層形成とを一連の工程として連続的に行なう方
法は、密着層TIの厚さを簡単にコントロールすること
ができるので好ましい。
さらに、密着層、密着材緩和層および発熱体の゛形成時
温度については、密着層の材料の変態点より低い温度、
たとえば密着層がTIのぱあいには850℃以下とする
ことが、製造工程において、密着層の高温劣化が防止さ
れ、安定化が達成される点で好ましい。
つぎに絶縁部材として単結晶サフ7イヤ基板(/V20
3)を選び、本発明の薄型高温ヒータを製造する実施例
について述べる。
実施例I M203基板上にスパッタ法により所望の厚さ(数lO
nII1〜数100nl1)のTIJIIを一様に形成
する。
つぎに、このサンプルをイオン窒化用の真空炉内に設置
し、850℃以下(400〜500℃)の温度で短時間
にイオン窒化を施し、TI表面からNを拡散させ、Ti
Nとする。窒化の深さとしては、基板との界面でのTI
とAI203との密着に寄与する層(10同以下)に達
する深さまたはこの層を含む深さまで窒化される。その
ため、TI単体の密着層はlOnI1以下となる。イオ
ン窒化を直流電源を用いて行なえば絶縁部材であるM2
03には損傷を与えることな<、電気的に導通のあるT
1にのみ窒化を施すことができる。そののち、所望の厚
さ(数〜数100升)のV抵抗体膜(発熱体)をスバッ
タ法により形成し、所望のパターン形状に湿式または乾
式法でエッチングする。たとえば湿式法のぱあいには、
つぎのごとき工程でエッチングを行なう。
レジスト塗布 ↓ マスク設定 喜 露 光 ↓ レジスト除去 ↓ Vのエッチング(過酸化水素水中煮沸またはK3 [P
e(CN)s ]+Ca(Oil)2液)エ レジスト除去 なお、この実施例1ではTI膜をスパッタ法により形成
する方法が採用されているが、電子ビーム蒸着、レーザ
PVD法、イオンブレーティングなどのいわゆるPvD
法やTIC#4ガスなどを用いたプラズマCVD法など
の方法でも形成することができることは言うまでもない
また、密着層および密着材緩和層は、基板全面に形成せ
ずに抵抗体(発熱体)直下部のみでもよい。このぱあい
、Tlのパターンを形成したのちにイオン窒化を施して
もよ<、TIの成膜後イオン窒化を施し、そののち熱硝
酸などでパターンエッチングしてもよい。
さらに、前記実施例1はN2ガスを用いたイオン窒化の
例であるが、たとえば、C}l4やN2ガスとの混合ガ
スを用いた炭化などによりTIC , TINもしくは
TiCNの単体またはその混合物を形成してもよい。
このように実施例lにかかわる手法は、密着層・密着材
緩和層にパターンの有無やパターン形成と窒化などとの
順序の前後はあるが、いったんT1膜を形成したのちに
、表面からの窒化や炭化により改質し、そのうえにヒー
タとなる抵抗体(発熱体)を形成する手法である。
実施例2 850℃以下の所望の温度に加熱されたAj 20 s
基板上にパターンマスクを置き、最初は通常のA『スパ
ッタ法によりT1膜を形成する。T1膜の厚さが10■
に達するまえの極薄膜が形威されたとき(こ、スパッタ
雰囲気中にN2ガスを導入し、反応性スバッタ法により
TIN膜を所望の厚さ(数10ns〜数100ns)ま
で形成する。つぎに、ターゲットを交換し所望の厚さま
で(数〜数100珊)発熱体たるV膜を形成する。
極薄膜形成後に導入するガスとして、炭素を含んだガス
、たとえばC}la単体やこれとN2との混合ガスなど
を用いることにより、TIC%TINもしくはTICN
の単体またはその混合物を形成することができることは
いうまでもない。
このように実施例2にかかわる手法は膜を形成するイン
プロセス中で、TIからTINのごとき順序で連続的に
異なる膜を形成し、そののちヒータ膜を形成する手法で
ある。
これらいずれの手法によっても、発熱体と絶縁部材との
密着性がよく、使用時の抵抗変化の少ない本発明の薄型
高瓜ヒータかえられることが確認された。
本発明の薄型高温ヒータは、基板上に複数並べて形成す
ることにより、大面積化や大量生産に適していることは
言うまでもない。
また、密着層としてTIを用いたぱあい、TIは変態点
以下の濫度での製造段階において密着層としては余分な
成分を拡散させてしまうので、そののち変態点以上のた
とえば1000℃程度で使用してもTiの高温劣化を生
じることはない。さらに、基板中の酸素を奪ってもTl
02 (チタニア)という安定化合物を形成するのでヒ
ータの劣化を生じることはない。
[発明の効果] 以上に記載のごとく、本発明の薄型高温ヒータは、発熱
体と絶縁部材とのあいだに密着層が設けられ、該密着層
の発熱体側に密着層よりも高温安定性にすぐれた密着材
緩和層が設けられているので、発熱体と絶縁部材との密
着力が高くなるのみならず、発熱体と絶縁部材との相互
作用による損傷も防止される。さらに、密着材緩和層は
密着材を安定化せしめるはたらきを有するので、密着材
の高温劣化による発熱体の損傷などが防止され、抵抗値
の経時変化が少なくなる。
さらに、本発明の薄型高温ヒータにおいて、平滑な絶縁
部材上にlOns以下の厚さのT1膜を形成し、そのう
えに850℃以下の温度でTic , TINもしくは
TICNの単体またはその混合物からなる密着材緩和層
を形成し、そのうえに所望の厚さの発熱体Wを形成した
ぱあいには、絶縁基板と発熱体間の化学反応による損傷
がなくなるため、抵抗値の経時変化がさらに少なくなり
、しかもヒータと絶縁部材との付着力をより一層確保す
ることができるので、長期信頼性のきわめて高い薄型高
温ヒータを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の薄型高温ヒータの一例を示す断面模式
図、第2図は従来の薄型高温ヒータを利用した電子管カ
ソード装置を示す断面模式図、第3a〜30図はそれぞ
れ薄膜形成法による従来の薄型高塩ヒータの製造方法の
工程を示す断面模式図、第4図は従来のヒータにおいて
TIにより高温劣化した発熱体の金属組織を示す走査電
子顕微鏡写真、第5図および第6図は従来の酸化物絶縁
基板を用いた平板薄型ヒータにおいて損傷をうけたヒー
タのそれぞれ一端および他端の金属組織を示す走査電子
顕微鏡写真である。 (図面の主要符号) (1):絶縁部材 (2J=密着層 (3);密着材緩和層 (4):発熱体 代 理 人 大 岩 増 雄 オ 1 図 オ2図 オ3a図 第 4 図 手 続 補 正 書(自発)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高融点良電気伝導性材料よりなる発熱体と該発熱
    体を製造するための構造体である良熱伝導性電気絶縁材
    料よりなる絶縁部材とのあいだに、前記発熱体と絶縁部
    材との密着力を高めるための密着層を設け、該密着層と
    発熱体とのあいだに、発熱体と密着層の高温安定化のた
    めに密着層よりも高温安定性にすぐれた材料からなる密
    着材緩和層を設けたことを特徴とする薄型高温ヒータ。
JP18685889A 1989-07-12 1989-07-18 薄型高温ヒータ Expired - Lifetime JP2752706B2 (ja)

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US07/550,976 US5155340A (en) 1989-07-12 1990-07-11 Thin high temperature heater
DE69022651T DE69022651D1 (de) 1989-07-12 1990-07-11 Dünnes Hochtemperaturheizelement und Verfahren zu dessen Herstellung.
EP90307591A EP0408342B1 (en) 1989-07-12 1990-07-11 Thin high temperature heater and method for manufacturing the same

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319769A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Casio Comput Co Ltd 反応装置、その反応装置を用いた発電装置、及び、電子機器
EP2094164A2 (en) * 2006-12-20 2009-09-02 Axya Medical, Inc Heater assembly for suture welder

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