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JPH0352267A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0352267A
JPH0352267A JP1187706A JP18770689A JPH0352267A JP H0352267 A JPH0352267 A JP H0352267A JP 1187706 A JP1187706 A JP 1187706A JP 18770689 A JP18770689 A JP 18770689A JP H0352267 A JPH0352267 A JP H0352267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
region
integrated circuit
semiconductor integrated
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1187706A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Nishimoto
敏明 西本
Kazuhiro Komori
小森 和宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1187706A priority Critical patent/JPH0352267A/ja
Publication of JPH0352267A publication Critical patent/JPH0352267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/10Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the top-view layout
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路装置およびその製造方法に関
し、特に電気的にデータの消去および再書き込みが可能
な不揮発性メモリ([ilectricallyEra
sable ProgrammableRead On
ly Memory  ; E EPROM)に適用し
て有効な技術に関するものである。さらに特定すると、
本発明は高密度記憶装置への適用に適した複数の単一ト
ランジスタセルで構戒されたEEPROMに関する。
〔従来の技術〕
EEPROMは、高集積、高密度化が可能であるため、
そのメモリセルを単一のMISFETで構成したEEP
ROMが主流となっている。このEEPROMのメモリ
セルを構成するMISFETは、フローティングゲート
およびコントロールゲートからなる二層ゲート電極構造
を有している。
このEEPROMにおいて、書き込みは、例えば、ソー
ス領域を接地し、ドレイン領域に4〜6V,そしてコン
トロールゲートに10〜12Vの振幅で0.5〜5ミリ
秒パルスをかける。そして、ドレイン領域の近傍のピン
チオフ領域で発生するホットエレクトロンを7ローティ
ングゲートに取り込むことにより、しきい値は3.5〜
5.5Vになる。
消去は、例えば、ドレイン領域をフローティング、コン
トロールゲートを接地として、ソース領域に10〜13
Vの振幅で0.5〜5ミリ秒パルスを印加すると、ファ
ウラー・ノルドハイムトンネル効果によりフローティン
グゲート内の電子はソース領域に引き抜かれ、しきい値
はIV程度になる。
第27図は、EEPROMのメモリセルアレイを示して
いる。半導体基板30の活性領域には、ソース領域31
とドレイン領域32とがメモリセルQm ごとに向かい
合うように配置されている。
ドレイン領域32は、島状に配置されたフィールド絶縁
膜(LOCOS膜〉33を介してメモリセルQm ごと
に分離され、各ドレイン領域32は、コンタクトホール
34を通じてデータ線DLに接続されている。データ線
DLは例えばY方向に延在し、それと直交するX方向に
は、ワード線WLが延在している。
ソース領域31およびドレイン領域32の間には、フロ
ーティングゲート35およびコントロールゲート36か
らなる二層ゲート電極が設けられている。ワード線WL
を兼ねるコントロールゲート36は、フローティングゲ
ート35に重なるように配置されている。各メモリセル
QffI は、ワード線WLとデータ線DLとが交差す
る領域に設けられている。一本のワード線WLに接続さ
れた全てのメモリセルQITlは、それらのソース領域
31が共有されている。このように、ソース領域をX方
向に連続して形成するために、フィールド絶縁膜33は
Y方向に断続的に形成されている。
また、データ線DLの延在する方向に沿って並んだ二つ
のメモリセルQm は、それらのドレイン領域32が共
有されており、このドレイン領域32を中心として互い
に対象となるように配置されている。
このようなEEPROMについては、例えば特開昭61
’−127179号公報に記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者は、上記した従来のEEPROMについて検討
した結果、下記のような問題を見出した。
EEPROMのメモリセルをX方向で分離するフィール
ド絶縁膜は、設計上はその四隅が直角になるように定義
されている。ところが実際の半導体基板上に形戒される
フィールド絶縁膜は、リングラフィ工程や酸化工程を経
るに従って次第に変形し、第28図に示すように、その
四隅が丸くなってくる。そして、このようなフィールド
絶縁膜33上にフローティングゲート35とコントロー
ルゲート36 (ワードillWL)とを形戒した場合
には、それらをパターニングするためのマスクのY方向
の合わせずれや回転ずれに起因して、偶数番目のワード
線(W L2, W L4・・・〉 または奇数番目の
ワード11 ( W L +. W Ls ・・・)の
いずれか一方〈第28図では、偶数番目のワード線WL
,,WL,〉がフィールド絶縁膜33の丸くなった領域
と重なる場合がある。このような場合、フローティング
ゲート35とソース領域31とが重なる領域の面積が偶
数番目のワード線WLと奇数番目のワード線WLとで一
本置きに異なってくる。そのため、フローティングゲー
ト35とソース領域31との間に形成されるカップリン
グ容IC,が偶数番目のワード線WLと奇数番目のワー
ド線WLとで一本置きに異なってくる。特にソース領域
に高電圧を印加してデータの消去を電気的に一括して行
うフラ7 シx (Flash) 形のEEPROMの
場合は、ソース領域とフローティングゲートとの重なっ
た部分の狭いトンネル領域を流れるファウラー・ノルト
ハイム(Fowler−Nordheim) 電流を利
用してデータの消去を行うので、カップリング容量Cs
の小さいメモリセル(Qm,, Qm,)は、そのフロ
ーティングゲート電圧V,が相対的に高くなるのに対し
、カップリング容I C s の大きいメモリセル( 
Qm, , QIT+4 ) l;!、ソノフローティ
ンクケート電圧vP が相対的に低くなるので、偶数番
目のワード線WLに接続されたメモリセルQm と奇数
番目のワード線WLに接続されたメモリセルQm とで
データの消去速度がばらついてしまうという問題がある
他方、上記したカップリング容量C,のばらつきを解消
するために、フローティングゲートとコントロールゲー
ト(ワード線WL)とを重ね切りで形成する際のフィー
ルド絶縁膜に対するマスクの合わせずれや回転ずれの余
裕度を大きくしようとすると、前記第27図に示すY方
向に断続的に形成されたフィールド絶縁膜33とフロー
ティングゲート35との間の距離Dを上記マスク合わせ
ずれ量より大きくしなければならない。そのため、メモ
リセルQmのサイズが大きくなってしまうので、EEP
ROMの高集積化が妨げられるという問題がある。
次1:、EEPROMの製造工程では、フローティング
ゲートおよびコントロールゲートを形成する際、まず第
29図に示すように、基板30上に堆積したフローティ
ングゲート用の第一層ポリシリコン膜37を図のY方向
には連続的でX方向には断続的にフィールド絶縁膜33
の中心線に沿ってエッチングする。続いて、基板上にコ
ントロールゲート用の第二層ポリシリコン膜を堆積し、
第一層ポリシリコン膜および第二層ポリシリコン膜を重
ね切りでエッチングして、第30図に示すように、フロ
ーティングゲート35およびコントロールゲート36 
(ワード線WL)を一枚のマスクで形戒した後、フィー
ルド絶縁膜およびコントロールゲートにセルファライメ
ントで活性領域に不純物イオンを打込んでソース領域3
1およびドレイン領域32を形成する。
ところが、上記したゲート加工プロセスでは、フィール
ド絶縁膜の中心線に沿った一部の活性領域(第30図の
斜線で示す箇所)は、上記第I層ポリシリコン膜および
第2層ポリシリコン膜を重ね切りでエッチングする際に
、この斜its分には第2層ポリシリコン膜しか存在し
ないので、この活性領域の表面が削られて帯状の138
ができ、そこに生じた欠陥から接合リーク電流が発生す
るという問題がある。また、ソース領域を構成する拡散
層の深さが浅い場合には、活性領域に不純物イオンを打
込んでソース領域31およびドレイン領域32を形戒す
る際、上記した溝38の側壁には不純物イオンが打込ま
れないので、溝38を挟んだ両側のソース領域31間が
断線しEEPROMの製造歩留りを低下させるという問
題がある。
本発明の目的は、EEPROMの電気的特性を向上させ
ることのできる技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記目的を達戊するとともに、E
EPROMの製造歩留りを向上させることのできる技術
を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、上記目的を達或すルトトも
に、EEPROMの集積度を向上させることのできる技
術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本願の一発明は、メモリセルを分離するフィールド絶縁
膜をワード線と直交する方向に連続的に延在させたEE
PROMである。
本願の他の発明は、メモリセルを分離するフィールド絶
縁膜をワード線と直交する方向に連続的に延在させ、こ
のフィールド絶縁膜およびワード線で囲まれたソース領
域を接続する為に、ワード線の延びる方向に共通ソース
線を設けたEEPROMである。
本願の他の発明は、前記共通ソース線をゲート電極に対
して自己整合的に形成するEEPROMの製造方法であ
る。
本願の他の発明は、ワード線と直交する方向に連続的に
延在するフィールド絶縁膜上にフローティングゲート用
の導電膜およびコントロールゲート用の導電膜を順次堆
積し、上記フローティングゲート用の導電膜およびコン
トロールゲート用の導電膜を重ね切りでエッチングして
二層ゲート電極を形戒した後、ソース領域を形成すべき
領域上のフィールド絶縁膜をエッチングで除去すること
によって、ソース領域をコントロールゲートにセルファ
ライメントでコントロールゲートの延びる方向に連続的
に形成するEEPROMの製造方法である。
〔作用〕
フィールド絶縁膜をワード線と直交する方向に連続的に
延在させた本願の発明によれば、フローティングゲート
とソース領域とが重なる領域の面積が全てのメモリセル
で等しくなる。従って、フローティングゲートとソース
領域との間に形成されるカップリング容量が全てのメモ
リセルで等しくなる結果、フローティングゲート電圧が
全てのメモリセルで等しくなるので、データの消去速度
のばらつきが解消され、EEPROMの電気的特性が向
上する。
また、フィールド絶縁膜を島状に分離せずにワード線と
直交する方向に連続的に延在させたので、フローティン
グゲート用のポリシリコン膜をフィールド絶縁膜の中心
線に沿ってエッチングする際に基板の活性領域がエッチ
ングされることがない。
これにより、基板の削れが防止されるので、接合リーク
電流の発生を防止することができる。また、基板の削れ
に起因するソース領域の断線を防止することができる。
次に、共通ソース線を二層ゲート電極に対して自己整合
的に形成する本願の発明によれば、共通ソース線をソー
ス領域に接続するためのコンタクトホールが不要となる
ので、コンタクトホールを形成する際のマスク合わせ余
裕が不要となり、その分ソース領域の面積を縮小するこ
とができる。
次に、ワード線と直交する方向に連続的に延在するフィ
ールド絶縁膜上に二層ゲート電極を形成した後、ソース
領域を形成すべき領域上のフィールド絶縁膜をエッチン
グで除去することによって、ソース領域側の側壁が二層
ゲート電極の側壁が同一面をなすようなフィールド絶縁
膜を形戒する本願の発明によれば、フローティングゲー
トとソース領域とが重なる領域の面積を全てのメモリセ
ルで等しくすることができる。従って、フローティング
ゲートとソース領域との間に形戒されるカップリング容
量が全てのメモリセルで等しくなる結果、例えばデータ
の消去の際のフローティングゲート電圧が全てのメモリ
セルで等しくなるので、データの消去速度のばらつきが
解消され、EEPROMの電気的特性が向上する。また
、フィールド絶縁膜がワード線と直交する方向に連続的
に延在している状態でフローティングゲート用のポリシ
リコン膜をエッチングするので、基板の活性領域がエッ
チングされることがない。従って、基板の削れが防止さ
れるので、接合リーク電流の発生に起因するメモリセル
の電気的特性の劣化を防止することができる。また、基
板の削れに起因するソース領域の断線を防止することが
できる。
以下、実施例を用いて本発明を詳述する。なお、実施例
を説明するための企図において同一の機能を有するもの
は同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
〔実施例1〕 本実施例10半導体集積回路装置は、電気的に一括消去
可能なフラッシュEEPROMであり、第12図はその
メモリセルアレイおよび一部の周辺回路を示す等価回路
図である。
メモリセルアレイは、メモリセルQm ,ワード線WL
,データ線DLおよび共通ソース線SLで構成されてい
る。メモリセルQm は、フローティングングゲートお
よびコントロールゲートからなる二層ゲート電極構造の
nチャネルMISFETで構成されており、そのコント
ロールゲートには、ワード線WLが接続されている。n
チャネルMISFETの一方の半導体領域を構成するド
レイン領域には、データ線DLが接続されており、もう
一方の半導体領域を構成するソース領域には、共通ソー
ス線SLが接続されている。共通ソース線SLおよびワ
ード線WLは、互いに並行する方向に延在しており、デ
ータ線DLは、ワード線WLおよび共通ソース線SLと
直交する方向に延在している。
ワード線WLの一端は、周辺回路のX−デコーダ(ワー
ド線選択回路)に接続されている。データ線DLは、そ
の一端が周辺回路のデータ線駆動回路DRに接続されて
おり、他端はカラムスイッチ回路を構成するnチャネル
MISFETQcを通じて周辺回路の入力回路DIBお
よび出力回路DIBに接続されている。カラムスイッチ
回路をm戒するMISFETQcのゲート電極には、Y
一デコーダ(データ線選択回路〉の出力が供給される。
共通ソース線SLには、pチャネルMISFET Qs
,およびnチャネルMISFETQs2で構成されたC
MISインバータ回路IVの出力が供給される。CMI
Sインバータ回路TVの入力端子であるMISFETQ
s,、Qs,のそれぞれのゲート電極には、信号φ2が
供給される。
センスアンプ回路を含む出力回路DOBは、読出し動作
の際、選択されたデータ線DLに供給された信号を増幅
して入出力端子I/Oに供給し、人力回路DIBは、書
込み動作の際、外部回路から入出力端子工/○に供給さ
れた信号をデータ線DLに供給する。
前記およびその他の周辺回路は、前記CMISインバー
タ回路IVと同様、いずれもCMISFETで構成され
ている。
メモリセルQ+t+ にデータを書込む際、共通ソース
線SLには、ハイレベルの信号φ2で導通するインバー
タ回路IVのnチャネルMISFETQS2を通じて回
路の基準電圧V’s (例えばOV〕が印加される。全
てのデータ線DLは、データ線駆動回路DRによりあら
かじめ回路の基準電圧V S Sにプリチャージされて
おり、その後Y−デコーダにより選択された所定のデー
タ線DLには、入力回路DIBから電源電圧VD+,〔
例えば5V〕が印加される。X−デコーダにより選択さ
れた所定のワード線WLには、高電圧VppC例えば1
2V〕が印加される。高電圧v p pは、外部回路か
ら供給されるか、またはチップ内に内蔵された昇圧回路
によって電源電圧vnoから発生される。その結果、デ
ータ線DLに電源電圧VD+,が印加され、かつワード
線WLに高電圧VPPが印加された一つのメモリセルQ
m において、そのドレイン領域からフローティングゲ
ートにホットエレクトロンが注入され、データの書込み
が行われる。
メモリセルQmのデータを読出す際、共通ソース線SL
には、ハイレベルの信号φ,で導通するインバータ回路
IVのnチャネルMISFETQs2を通じて回路の電
源電圧VSSが印加される。全てのデータ線DLは、デ
ータ線駆動回路DRによりあらかじめ回路の基準電圧V
 D I1にプリチャージされる。X−デコーダにより
選択された所定のワード線WLには、電源電圧VI,D
(またはそれ以下)のハイレベル信号が印加される。メ
モリセルQmのしきい値電圧VTNがワード線WLの選
択レベルよりも低い場合には、メモリセルQmが導通し
てデータ線DLの電圧が電源電圧V0よりも低下する。
メモリセルQmのしきい値電圧VTllがワード線WL
の選択レベルよりも高い場合には、メモリセルQmが非
導通となり、データ線DLの電圧はプリチャージレベル
に保たれる。さらにY−デコーダで特定のデータ線を選
ぶことにより選択された一つのメモリセルQmのデータ
に対応した電圧がデータ線DLに現れ、データの読出し
が行われる。
メモリセルQmのデータを消去する際、共通ソース線S
Lには、ロウレペルの信号φ8で導通するインバータ回
路IVのpチャネルMISFETQs,を通じて高電圧
Vpp (例えば12v〕が印加される。共通ソース線
SLに高電圧VPPが印加された状態で全ワード線WL
は、信号φ重を受けたX−デコーダによりローレベルと
され、かつ全データ線DLは、信号φEを受けたY−デ
コーダによりローレベルとされる。その結果、全メモリ
セルQm のフローティングゲートからトンネル領域を
通じてソース領域にエレクトロンが放出され、データの
一括消去が行われる。
第1図は、上記メモリセルアレイの構成を示す平面図で
ある。なお、第1図では説明を簡単にするために、フィ
ールド絶縁膜以外の絶縁膜は図示していない。
半導体基板(チップ)1は、例えばp一形シリコン単結
晶からなり、その主面には、SiCh からなるフィー
ルド絶縁膜2が設けられている。フィールド絶縁膜2の
それぞれは、図の上下方向、つまりY方向に連続的に延
在し、かつ図の左右方向つまりX方向に所定の間隔を置
いて配置されている。
フィールド絶縁膜2の上層には、隣接するフローティン
グゲートにまたがるように例えばポリシリコンからなる
フローティングゲート3が設けられている。フローティ
ングゲート3の上層には、例えばポリシリコンからなる
コントロールゲート4が設けられている。コントロール
ゲート4はワード′aWLを兼ねており、フローティン
グゲート3に重なるように配置されている。ワード線W
Lのそれぞれは、X方向に延在し、かつY方向に所定の
間隔を置いて配置されている。
フィールド絶縁膜2およびワード線WLで周囲を囲まれ
た基板1の活性領域には、例えばn形半導体領域からな
るソース領域5およびドレイン領域6が設けられている
。全てのソース領域5およびドレイン領域6は、フィー
ルド絶縁膜2およびワード線WLを介して互いに分離さ
れている。ソース領域5およびドレイン領域6は、フィ
ールド絶縁膜2の延在する方向に沿って交互に配置され
ている。
ワードilWLの上層には、共通ソース線SLおよび導
電層7が設けられている。共通ソース線SLおよび導電
層7は、例えばポリシリコンで構成されている。共通ソ
ース線SLのそれぞれは、X方向に延在し、かつ図のY
方向に所定の間隔を置いて配置されている。共通ンース
線SLは、ソース領域5を覆うように設けられており、
コンタクトホール8aを通じてソース領域5と電気的に
接続されている。共通ソース線SLの線幅は、Y方向に
おけるソース領域5の幅よりも広い。すなわち、共通ソ
ース線SLは、7−ド線WLの一部を覆うように設けら
れている。一方、導電層7は、X方向に互いに分離され
ており、それぞれがドレイン領域6を覆っている。導電
層7は、コンタクトホール8bを通じてドレイン領域6
と電気的に接続されている。導電層7は、ドレイン領域
6よりも広い面積を有している。すなわち、導電層7は
、ワード線WLの一部を覆うように設けられている。共
通ンース線SLと導電層7を同層で形戒する場合には、
Y方向で両者が離間していなげればならない。
共通ソース線SLおよび導電層7の上層には、例えばア
ルミニウム合金からなるデータwADLが設けられてい
る。データRDLのそれぞれは、Y方向に延在し、かつ
図のX方向に所定の間隔を置いて配置されている。デー
タsDLは、第1図では図示しないスルーホール23を
通じて導電層7と電気的に接続されている。すなわち、
データ線DLは、スルーホール23、導電層7およびコ
ンタクトホール8bを通じてドレイン領域6と電気的に
接続されている。
このヨウに、本実施例1のフラッシ.EEPR○Mのメ
モリセルQ+n は、フローティングゲート3およびコ
ントロールゲート4からなる二層構造のゲート電極と、
ソース領域5およびドレイン領域6からなるn形半導体
領域とを有する単一のnチャネルMISFETで構成さ
れており、そのソース領域5およびドレイン領域6は、
ワード線WLおよびこのワード線WLと直交する方向に
延在するフィールド絶縁膜2を介して互いに分離されて
いる。そして、メモリセルQmのコントロールゲート4
にはワード線WLが一体に接続され、ソース領域5には
ソース線SLが接続され、ドレイン領域6には導電層7
を介してデータ線DLが接続されている。
第2図は、第1図のII一IF線における基板lの断面
図であり、第3図は、第1図の■一■線における基板l
の断面図である。
第2図および第3図に示すように、メモリセルQm は
、基板lに設けたpウエル9の主面に設けられている。
メモリセルQmの一方の半導体領域を構成するソース領
域5は、不純物濃度が互いに異なるn゛半導体領域5a
およびn一半導体領域5bで構成されている。すなわち
、ンース領域5は、いわゆる二重拡散構造を有している
。不純物濃度が高いn+半導体領域5aの下層に不純物
濃度が低いn一半導体領域5bを設けたことにより、デ
ータの消去時にソース領域に高電圧vPP〔例えば12
V〕が印加された際、n゛半導体領域5aの端部の電界
が緩和されるので、メモリセルQ+nの接合リーク電流
を低減することができる。
メモリセルQmのもう一方の半導体領域を構戒するn゛
半導体領域であるドレイン領域6の下層には、ドレイン
領域6とは異なる導電形の不純物を導入したp0半導体
領域10が設けられている。
ドレイン領域6の下層にp゛半導体領域10を設けたこ
とにより、データの書込み時にドレイン領域6に電源電
圧Voo (例えば5V)が印加された際、その端部に
おいてホットエレクトロンの発生が促進されるので、メ
モリセルQmへのデータの書込み効率が向上する。
メモリセルQITl同士を分離するフィールド絶縁膜2
の下層には、p形のチャネルストッパ領域l1が設けら
れている。メモリセルQmのチャネル領域には、しきい
値電圧V?IIを制御するためのp形のチャネルドープ
層l2が設けられている。チャネルドープ層l2の上層
には、例えばSin.からなるゲート絶緑膜l3が設け
られている。
ゲート絶縁膜13の上層には、フローティングゲート3
およびコントロールゲート4 (ワード線?L)からな
る二層構造のゲート電極が設けられている。フローティ
ングゲート3およびコントロールゲート4は、フローテ
イングゲート3上に設けられた、例えばSi○,からな
る第二ゲート絶縁膜14を介して互いに絶縁されている
。フローティングゲート3およびコントロールゲート4
の側壁ならびにコントロールゲート4上には、例えば熱
酸化による3i0z からなる絶縁膜15が設けられて
いる。フローティングゲート3およびコントロールゲー
ト4の側壁には、ゲート長方向に広がるサイドウォール
スペーサ16が設けられている。サイドウォールスペー
サ16は、例えばCVDで堆積したSiO■で構成され
ている。
絶縁膜15およびサイドウォールスベーサ16の上層に
は、例えばS102 からなる層間絶縁膜20が設けら
れている。層間絶縁膜20の上層には、共通ソース線S
Lおよび導電層7が設けられている。共通ソース線SL
および導電層7の上層には、例えばB P S G(B
oroPhospho Silicate GlaSS
)からなる層間絶縁膜22が設けられている。
層間絶縁膜22の上層には、データ線DLが設けられて
いる。データ線DLは、層間絶緑膜22に設けられたス
ルーホール23を通じて導電層7と電気的に接続されて
いる。データ線DLの上層には、基板1の表面を保護す
るためのパフシベーション膜25が設けられている。パ
フシベーション膜25は、例えばP S G(Phos
pho Silicate Glass)で構成されて
いる。
次に、上記した構戒からなるフラッシ:LEEPROM
の製造方法を第4図〜第11図を用いて説明する。第4
図〜第1l図の各図において、(a)は前記第2図と同
じく第1図の■−■線における基板1の断面図であり、
Cb)は前記第3図と同じく第l図の■−■線における
基板1の断面図である。
なお、ここでは説明を簡単にするために、メモリセルQ
mを構成するnチャネルMISFETの製造工程のみを
説明し、周辺回路を構成するC−MISFETの製造工
程の説明は省略する。
まず、第4図に示すように、p一形シリコン単結晶から
なる基板1の主面にp形不純物を導入してpウエル9を
形成する。pウエル9は、5×lQ ” 〜l X I
 Q ” (atoms/cd)程度のBF2を50〜
7 QKeV程度のエネルギーでイオン打込みした後、
BFz を引き伸ばし拡散して形戒する。
BF.のイオン打込みは、基板1の主面に形成したSi
Chからなる絶縁膜(図示せず)を通じて行う。続いて
、基板1の主面にp形不純物、例えば5 x l Q 
” 〜l x l Q 13(atoms/cd)程度
のBF2を40〜5 QKeV程度のエネルギーでイオ
ン打込みした後、いわゆる選択酸化法(LOCOS法)
を用いてpウエル9の所定の主面にフィールド絶縁膜2
を形成し、同時にその下層にp形のチャネルストッパ領
域11を形成する。フィールド絶縁膜2の膜厚は、60
00〜8000人程度である。次に、活性領域の主面の
絶縁膜を、例えばフッ酸水溶液で除去した後、基板1を
熱酸化して活性領域の主面にSigh からなる“絶縁
膜17を形戒する。続いて、この絶縁膜17を通じて活
性領域の主面にp形不純物、例えばBをイオン打込みし
てしきい値電圧(Vt舊) を制御するためのチャネル
ドーブ層12を形戒する。
次に、活性領域の主面の絶縁膜l7を、例えばフッ酸水
溶液で除去した後、第5図に示すように、基板1を熱酸
化して活性領域の主面に、例えばSiO,からなるゲー
ト絶縁膜13を形成する。ゲート絶縁膜l3の膜厚は、
100〜150人程度である。続いて、CVD法を用い
てゲート絶縁膜13の上層にフローティングゲート用の
ポリシリコン膜18を堆積する。ポリシリコン膜18の
膜厚は、2000〜3000人程度である。次に、ポリ
シリコン膜18に、例えばI X 1 0 ” (at
oms/cIl)程度のPを30KeV程度のエネルギ
ーでイオン打込みしてその抵抗値を低減した後、フィー
ルド絶縁膜2の中心線に沿ってポリシリコン膜l8をエ
ッチングする。フィールド絶縁膜2は、後に形成される
ワード線WLと直交する方向に延在しているので、ポリ
シリコン膜18をエッチングする際に基板1の活性領域
の主面がエッチングされることはない。
次に、第6図に示すように、基板1を熱酸化してポリシ
リコン膜18の表面にS l02 からなる第二ゲート
絶縁膜14を形成する。第二ゲート絶縁膜14の膜厚は
、例えば200〜300A程度である。続いて、CVD
法を用いて第二ゲート絶縁!14の上層にコントロール
ゲート(ワード線WL)用のポリシリコン膜l9を堆積
する。ポリシリコン膜l9の膜厚は、2000〜300
0人程度である。
次に、ポリシリコン膜l9にリン処理を施してその抵抗
値を下げた後、第7図に示すように、ポリシリコン膜1
8、第二ゲート絶縁膜14およびポリンリコン膜19を
重ね切りでエッチングしてフローティングゲート3およ
びコントロールゲート4 (ワード線WL)を同時に形
成した後、基板1を熱酸化してフローティングゲート3
およびコントロールゲート4 (ワード線WL)のそれ
ぞれの側壁、ならびにコントロールゲート4 (ワード
線WL)上にS+Chからなる絶縁膜15を形成する。
絶縁膜15の膜厚は、70〜80A程度である。なお、
コントロールゲート4 (ワード線WL)は、ポリシリ
コン膜上にW,Ta%TiSMOなどの高融点金属のシ
リサイド膜を積層した、いわゆるポリサイド構造の複合
膜や、上記高融点金属(またはそのシリサイド)の単層
膜で構成してもよい。
次に、第8図に示すように、活性領域の主面に不純物を
導入してソース領域5およびドレイン領域6を形成する
。ソース領域5およびドレイン領域6を形戒するには、
まずソース領域5を形成すべき活性領域の主面にソース
領域5bを形成するためにn形不純物を導入する。n形
不純物を導入するには、例えばI X 1 0”〜1 
1 X O” 〔atoms/cII1〕程度のPを5
 0KeV程度のエネルギーでイオン打込みする。n形
不純物は、フローティングゲート3およびコントロール
ゲート4 (ワード線WL)に対して自己整合的に導入
される。続いて、ドレイン領域6を形成すべき活性領域
の主面に領域10を形成する為にp形不純物を導入する
p形不純物を導入するには、例えば5810′3〜1,
 5 x l Q 1(atoms/c++f)程度の
BF2を60KeV程度のエネルギーでイオン打込みす
る。p形不純物は、フローティングゲート3およびコン
トロールゲート4 〈ワード線WL)に対して自己整合
的に導入される。その後、基板1を窒素ガス中、100
0℃程度で熱処理して上記n形不純物およびp形不純物
の引き伸ばし拡散を行い、ソース領域5を形成すべき活
性領域の主面にn一半導体領域5bを形成するとともに
、ドレイン領域6を形成すべき活性領域の主面にp゜半
導体領域10を形成する。引一半導体領域5bおよびp
ゝ半導体領域10の接合深さは、それぞれ0.5μm程
度である。
次に、n一半導体領域5bを形成した活性領域の主面に
n形不純物を導入する。n形不純物を導入するには、例
えば5 X 1 0”〜I X 1 0” (atom
s/cj)程度のAsを5 QKeV程度のエネルギー
でイオン打込みする。n形不純物は、ブローティングゲ
ート3およびコントロールゲート4 (ワード線WL)
に対して自己整合的に導入される。
続いて、p゛半導体領域10を形成した活性領域の上面
にn形不純物を導入する。n形不純物を導入するには、
例えばI X 1 0” 〜5 X 1 0” (at
OmS/cII!〕程度のAsを60KeV程度のエネ
ルギーでイオン打込みする。n形不純物は、フローティ
ングゲート3およびコントロールゲート4 (ワード線
WL)に対して自己整合的に導入される。
その後、基板lを窒素ガス中、1000℃程度で熱処理
して上記したそれぞれのn形不純物の引き伸ばし拡散を
行い、n一半導体領11j!5b上にn゛半導体領域5
aを形成するとともに、p゛半導体領域10上にn半導
体領域6を形戒する。n゛半導体領域5aおよびn半導
体領域6の接合深さは、それぞれ0.3μm程度である
次に、第9図に示すように、フローティングゲート3お
よびコントロールゲート4(ワード線WL〉の側壁にサ
イドウォールスベーサ16を形戒する。サイドウォール
スペーサ16は、例えば図示しない周辺回路のnチャネ
ルMISFETおよびpチャネルMISFETをL I
)D(Lightly Doped Drain) 構
造にするためのサイドウォールスペ一サを形戒する際に
同時に形戒する。サイドウォールスペーサl6は、例え
ばCVD法を用いて堆積したSin2からなる絶縁膜(
図示せず)をRI E(Reactive Ion E
tching)のような異方性x−7チングで加工して
形成する。続いて、熱酸化して形成した絶縁膜15およ
びサイドウォールスペーサ16の上層に層間絶縁膜20
を堆積する。層間絶縁膜20は、例えば有機シランの熱
分解法で形成したSi○,からなり、その膜厚はl50
0人程度である。
次に、第10図に示すように、層間絶縁膜20およびゲ
ート絶縁膜13をエッチングしてソース領域5の主面に
達するコンタクトホール8aおよびドレイン領域6の主
面に達するコンタクトホール8bを同時に形戒した後、
CVD法を用いて層間絶縁膜20の上層に共通ソース線
SLおよび導電層7用のポリシリコン膜21を堆積する
。ポリシリコン膜21の膜厚は、1000〜1500A
程度である。続いて、ポリシリコン膜21にリン処理を
施してその抵抗値を低減した後、ポリシリコン膜21を
エッチングしてソース領域5に接続される共通ソース線
SLおよびドレイン領域6に接続される導電層7を同時
に形成する。共通ソース線SLおよび導電層7のそれぞ
れは、コントロールゲート4 (ワード線WL)の一部
を覆うように形成される。なお、共通ソース線SLおよ
び導電層7は、ポリシリコン膜上にWSTa,Ti,M
oなどの高融点金属のシリサイド膜を積層したポリサイ
ド構造の複合膜や上記高融点金属(またはそのシリサイ
ド)の単層膜で構成してもよい。
次に、第11図に示すように、CVD法を用いて共通ソ
ース線SLおよび導電層7の上層に、例えばBPSGか
らなる層間絶縁膜22を堆積した後、基板1を熱処理し
て眉間絶縁膜22を平坦化する。層間絶縁膜22の膜厚
は、5000〜6000人程度である。続いて、眉間絶
縁膜22をエッチングして導電層7に達するスルーホー
ル23を形成した後、スバッタ法を用いて層間絶縁膜2
2の上層にデータ線DL用のAl合金膜24を堆積する
。AIl合金膜24の膜厚は、8000人程度である。
最後に、A1合金膜24をエッチングして導電層7に接
続されるデータ線DLを形成した後、データ線DLの上
層に、例えばPSGからなるパフシベーション膜25を
堆積することにより、前記第1図〜第3図に示すメモリ
セルQmが完戒する。
以上のような構成からなる本実施例1によれば、下記の
ような効果が得られる。
(l).フィールド絶縁膜2をワード線WLと直交する
方向に連続的に延在させ、フローティングゲート3とソ
ース領域5とが重なる領域の面積が全てのメモリセルQ
mで等しくなる。従って、フローティングゲート3とソ
ース領域5との間に形戒されるカップリング容量が全て
のメモリセルQmで等しくなる結果、消去時に、ソース
領域に高電圧を印加した場合のフローティングゲート電
圧V,が全でのメモリセルQmで等しくなるので、デー
タ消去特性のばらつきが解消され、フラッシュEEPR
OMの電気的特性が向上する。
(2).フィールド絶縁膜2をワード線WLと直交する
方向に連続的に延在させ、フローティングゲート3用の
ポリシリコン膜l8をエッチングする際およびコントロ
ールゲート4用のポリシリコン膜19とフローティング
ゲート3用のポリシリコン膜18を重ね切りでエッチン
グする際に、基板1の活性領域がエッチングされないよ
うにしたので、基板1の削れに起因する接合リーク電流
の発生を防止することができるので、フラッシュEEF
ROMの電気的特性が向上する。また、基板1の削れに
起因するソース領域5の断線を防止することができるの
で、フラッシュEEPROMの製造歩留りが向上する。
(3).ワード線WLの上層を共通ソース線SLおよび
導電層7で覆うようにしたので、パフシベーション膜2
5や層間絶縁膜22を通じてゲート電極に達する水分な
どの異物を共通ソース線SLおよび導電層7で遮蔽する
ことができる。その結果、データの書込み時にフローテ
ィングゲート3に注入されたエレクトロンの拡散を防止
することができるので、フラッシ.EEPROMのデー
タ保持特性が向上する。
(4).ドレイン領域6の上層に形成した導電層7を介
してデータ線DLをドレイン領域6に接続するようにし
たので、層間絶縁膜22に形成されるスルーホール23
のアスペクト比(スルーホールの深さ/スルーホールの
径〉を小さくすることができる。その結果、スルーホー
ル23内に堆積されるデータ線DL用Al合金膜24の
カバレージが向上するので、データ線DLの接続信頼性
が向上する。
〔実施例2〕 本実施例20半導体集積回路装置は、フラッシュEEP
ROMであり、第13図はそのメモリセルアレイの構成
を示す平面図である。なお、第13図では説明を簡単に
するために、フィールド絶縁膜以外の絶縁膜は図示して
いない。
第13図に示すように、メモリセルQmは、図のY方向
に連続的に延在するフィールド絶縁膜2と、図のX方向
に延在するワード線WLとが交差する領域に設けられて
いる。メモリセルQm は、フローティングゲート3お
よびコントロールケート4 (ワード線WL)からなる
二層構造のゲート電極と、ソース領域5およびドレイン
領域6からなるn形半導体領域とを有する単一のnチャ
ネ゛ルMISFETで構成されている。ソース領域5゛
およびドレイン領域6は、フィールド絶縁膜2およびワ
ード線WLを介して互いに分離されており、ソース領域
5には共通ソース線SLが接続され、ドレイン領域6に
は導電層7を介してデータ線DLが接続されている。共
通ソース線SLは、図のX方向に延在し、データ線DL
は、図のY方向に延在している。
前記実施例1のフラッシ:LEEPROMは、層間絶縁
膜20の一部に設けたコンタクトホール8aを通じて共
通ソース線SLをソース領域5に接続し、同じく層間絶
縁膜20の一部に設けたコンタクトホール8bを通じて
導電層7をドレイン領域6に接続する構成になっている
が、本実施例2のフラッシュEEPROMにおいては、
共通ソースwAsLをソース慣域5に直接接続し、同じ
《導電層7もドレイン領域6に直接接続している。
第14図は、第l3図のXrV−XIV線における基板
1の断面図である。第14図に示すように、メモリセル
Qm は、基板lに設けたpウエル9の主面に設けられ
ている。メモリセルQfflのソース領域5は、n゛半
導体領域5aおよびn一半導体領域5bからなる二重拡
散構造を有しており、ドレイン領域6の下層には、p゛
半導体領域10が設けられている。メモリセルQmのチ
ャネル領域には、チャネルドーブ層12が設けられてお
り、その上層には、ゲート絶縁膜l3が設けられている
フローティングゲート3およびコントロールゲート4 
(ワード線WL)は、フローティングゲート3上に設け
られた第二ゲート絶縁膜l4を介して互いに絶縁されて
いる。フローティングゲート3およびコントロールゲー
ト4〈ワードIWL)の側壁には、絶縁膜15およびに
サイドウォールスベーサ16が設けられている。コント
ロールゲート4 (ワード線WL)上には、層間絶縁膜
20が設けられている。
サイドウォールスペーサ16および層間絶縁膜20の上
層には、共通ソース線SLおよび導電層7が設けられて
いる。共通ソース線SLは、ソース領域5に直接接続さ
れており、導電層7は、ドレイン領域6に直接接続され
ている。
共通ソース線SLおよび導電層7は、Y方向に隣接する
メモリセルQm のサイドウォールスペーサ16に対し
て、自己整合的に設けられている。
共通ソース線SLおよび導電層7の上層には、眉間絶縁
膜22が設けられており、層間絶縁膜22の上層には、
データ線DLが設けられている。
データ線DLは、層間絶縁膜22に設けられたスルーホ
ール27を通じて導電層7と電気的に接続されている。
データ線DLの上層には、パフシベーション膜25が設
けられている。
次に、上記した構成からなるフラッシ.EEFROMの
製造方法を第15図〜第18図を用いて説明する。第1
5図〜第l8図は、前記14図と同じく第13図のXI
V−XIV線における基板1の断面図である。
第15図は、このフラッシ5EEPROMの製造工程の
中途段階を示しており、前記実施例lの第76図に示す
製造工程に対応している。すなわち、基板1の主面にp
形不純物を導入した後、いわゆる選択酸化法(LOCO
S法)を用いてフィールド絶縁膜2を形成し、同時にそ
の下層にp形のチャネルストッパ領域11を形成する。
フィールド絶縁膜2は、ワード線WLと直交する方向に
延在するように形戒する。続いて、活性領域の主面にゲ
ート絶縁膜l3を形成した後、フィールド絶縁膜2およ
びゲート絶縁膜l3の上層にフローティングゲート用の
ポリシリコン膜18を堆積し、フィールド絶縁膜2上の
ポリシリコン膜18をその中心線に沿ってエッチングす
る。フィールド絶縁膜2は、後に形成されるワード線W
Lと直交るす方向に連続的に延在しているので、ポリシ
リコン膜l8をエッチングすに際に基板1の活性領域の
主面がエッチングされることはない。続いて、基板1を
熱酸化してポリシリコン膜18の表面に第二ゲート絶縁
膜14を形成した後、その上層にコントロールゲート(
ワード線WL)用のポリシリコン膜19を堆積し、リン
処理を施してその抵抗値を低減する。ここまでの工程は
、前記実施例1と同じである。次に、本実施例2では、
ポリシリコン膜19の上層に層間絶縁膜2oを堆積する
層間絶縁膜20は、コントロールゲート4 (ワード線
WL)を共通ソース線SLおよび導電層7と絶縁するた
めに形成する。層間絶縁膜2oは、例えば有機シランの
熱分解法で形成する。
次に、第16図に示すように、ポリシリコン膜18、第
二ゲート絶縁膜14、ポリシリコン膜19および層間絶
縁膜20を重ね切りでエッチングしてフローティングゲ
ート3およびコントロールゲート4(ワード線WL)を
同時に形成した後、基板lを熱酸化してフローティング
ゲート3およびコントロールゲート4 〈ワード線WL
)の側壁にSi○,からなる絶縁膜15を形戒する。続
いて、活性領域の主面に不純物を導入してソース領域5
およびドレイン領域6を形成する。ソース領域5および
ドレイン領域6は、前記実施例1と同じ方法で形成すれ
ばよいので、その説明は省略する。
次に、第17図に示すように、フローティングゲート3
およびコントロールゲート4(ワード線WL)の側壁に
サイドウォールスペーサ16を形成する。サイドウォー
ルスペーサ16は、例えば図示しない屑辺回路のnチャ
ネルMISFETおよびpチャネルMISFETをLD
D構造にするためのサイドウォールスペーサを形成する
際に同時に形成する。サイドウォールスベーサ16は、
例えばCVD法を用いて堆積したSin,からなる絶縁
膜をRIEのような異方性エッチングで加工して形成す
る。本実施例2では、サイドゥオールスベーサ16を形
成する際のエッチング工程でソース領域5およびドレイ
ン領域6の主面のゲート絶縁膜13をオーバーエッチン
グして除去する。
このエッチング工程では、コントロールゲート4(ワー
ド線WL)上の層間絶縁膜20も同時にエッチングされ
るので、その際にコントロールゲート4 (ワード線W
L)の表面が露出しないよう、あらかじめ層間絶縁膜2
0の膜厚は2000〜3000A程度としておく。
次に、第18図に示すように、CVD法を用いて層間絶
縁膜20およびサイドゥオールスペーサl6の上層にポ
リシリコン膜21を堆積し、リン処理を施してその抵抗
値を低減した後、ポリシリコン膜2lをエッチングして
共通ソース線SLおよび導電層7を同時に形戒する。共
通ソース線SLおよび導電層7のそれぞれは、コントロ
ールゲート4 (ワードl[WL)の一部を覆うように
形成される。なお、コントロールゲート4 (ワード線
WL)や共通ソース線SL(導電層7)は、ポリシリコ
ン膜上にW,Ta1T i,Moなどの高融点金属のシ
リサイド膜を積層した、いわゆるポリサイド構造の複合
膜や高融点金属(またはそのシリサイド)の単層膜で構
成してもよい。共通ソース線SLおよび導電層7を形成
した後の工程は、前記実施例1と同じでよいので、その
説明は省略する。
このように、コントロールゲート4 (ワード線WL>
上に層間絶縁膜20を堆積し、次いでブローティングゲ
ート3およびコントロールケー}4(ワード1l!WL
)の側壁にサイドウオールスベーサ16を形戒し、同時
にソース領域5およびドレイン領域6の主面のゲート絶
縁膜13を除去した後、ソース領域5およびドレイン領
域6の主面が露出している状態で共通ソース線SL用の
ポリシリコン膜21を堆積する本実施例2の製造方法に
よれば、共通ソース線SLおよび導電層7のそれぞれは
、フローティングゲート3、コントロールゲート4 (
ワード線WL)およびサイドウオールスベーサ16に対
して自己整合的に形戒される。
従って、本実施例2によれば、前記実施例1のようなコ
ンタクトホール3a,8bを形成する際のマスク合わせ
余裕が不要となり、その分ソース領域5およびドレイン
領域の面積を縮小することができるので、メモリセルQ
mのサイズを縮小し、フラッシュEEPROMの集積度
を向上させることができる。
〔実施例3〕 本実施例3の半導体集積回路装置は、フラッシ:LEE
PROMであり、第l9図はそのメモリセルアレイの構
成を示す平面図である。なお、第19図では説明を簡単
にするために、フィールド絶縁膜以外の絶縁膜は図示し
ていない。
前記実施例1および実施例2のメモリセルアレイは、メ
モリセルQmを分離するフィールド絶縁膜2をワードI
WLと直交する方向に延在し、このフィールド絶縁IN
2およびワード被WLで周囲を囲まれたソース領域5に
共通ソース線SLを接続した構成になっているが、本実
施例3のメモリセルアレイは、第19図に示すように、
フィールド絶縁膜2のそれぞれを分離形成して島状に配
置している。従って、一本のワード線WLに接続された
全てのメモリセルQ+n は、それらのソース領域5が
共有されているので、ソース領域5同士を接続するため
の共通ソース線SLは存在しない。
一方、ドレイン領域6は、フィールド絶縁膜2および7
−ド@WLを介して互いに分離されており、各ドレイン
領域6には、コンタクトホール28を通じてデータ線D
Lが接続されている。
第20図は、第19図のxx−xx線における基板1の
断面図であり、第21図は、第19図のXXI−XXI
線における基板1の断面図であり、第22図は第19図
のxxn−xxn線における断面図である。
第20図および第21図に示すように、メモリセルQm
は、基板lに設けたpウエル9の主面に設けられている
。メモリセルQmのソース領域5は、n゛半導体領域5
aおよびn一半導体領域5bからなる二重拡牧構造を有
している。ドレイン領域6の下層には、p゜半導体領域
10が設けられている。メモリセルQm同士を分離する
フィールド絶縁膜2の下層には、p形のチャネルストッ
パ領域11が設けられている。
フィールド絶縁膜2は、第20図に示すように、ソース
領域5mの側壁が基板1の主面に対して垂直となってお
り、かつブローティングゲート3およびコントロールゲ
ート4 (ワード線WL)の側壁と同一面をなしている
。従って、フィールド絶縁膜2のソース領域5側の端部
には、いわゆるバーズ・ピーク(bird’s bea
k)  と称される張り出し部が存在しない。
これに対し、第21図に示すように、フィールド絶縁膜
2のX方向端部には、バーズ・ピークが存在する。つま
りフィールド絶縁膜2のX方向端部の厚さは、その中央
部に比べて小である。
ブローティングゲート3およびコントロールゲート4 
(ワードIIWL)は、フローティングゲート3上に形
成された第二ゲート絶縁膜14を介して互いに絶罎され
ている。フローティングゲート3およびコントロールゲ
ート4 (ワード線WL)の側壁には、熱酸化して形成
した絶縁膜l5が設けられている。絶縁膜15は、コン
トロールゲート4(ワード線WL)およびソース領域の
基板表面上にも設けられている。サイドウォールスベー
サ16は第20図に示すようにフローティングゲート3
、コントロールゲート4 (ワード線WL)およびフィ
ールド絶縁膜2の側壁に設けられている。
絶縁膜15の上層には、層間絶縁膜20が設けられてい
る。層間絶縁膜20の上層には、データ線DLが設けら
れている。第21図および第22図に示すようにデータ
線DLは、層間絶縁膜22およびゲート絶縁膜13に設
けられたコンタクトホール28を通じてドレイン領域6
と電気的に接続されている。データ線DLの上層には、
パフシベーション膜25が設けられている。
次に、上記した構成からなるフラッシュEEPROMの
製造方法を第23図〜第26図を用いて説明する。第2
3図〜第25図の各図において、(a)は前記第20図
と同じく第19図のxx−xx線における基板1の断面
図であり、ら)は前記第21図と同じく第19図のXX
 I−XX T線における基板lの断面図である。
第23図は、このフラッシュEEPROMの製造工程の
中途段階を示しており、前記実施例1の第6図に示す製
造工程に対応している。すなわち、基板1の主面にp形
不純物を導入した後、いわゆる選択酸化法(LOCOS
法)を用いてフィールド絶縁膜2を形成し、同時にその
下層にp形のチャネルストッパ領域l1を形成する。フ
ィールド絶縁膜2は、前記実施例1の場合と同じく、ワ
ード線WLと直交する方向に連続的に延在するように形
成する。続いて、活性領域の主面にゲート絶縁膜13を
形成した後、フィールド絶縁膜2およびゲート絶縁膜l
3の上層に7ローティングゲート用のポリシリコン膜l
8を堆積し、このポリシリコン膜18をフィールド絶縁
膜2の中心線に沿ってエッチングする。フィールド絶縁
膜2は、ワード線WLと直交する方向に延在しているの
で、ポリシリコン膜l8をエッチングする際に基板1の
活性領域の主面がエッチングされることはない。
その後、基板1を熱酸化してポリシリコン膜18の表面
に第二ゲート絶縁膜14を形成した後、その上層にコン
トロールゲート(ワード線WL)用のポリシリコン膜1
9を堆積し、リン処理を施してその抵抗値を低減する。
ここまでの工程は、前記実施例1と同じである。
次に、第24図に示すように、ポリシリコン膜18、第
二ゲート絶縁膜l4およびポリシリコン膜19を重ね切
りでエッチングしてフローティングゲート3およびコン
トロールゲート4 (ワード線WL>を同時に形成する
。本実施例3では、このエッチング工程で使用したホト
レジストマスク29aをコントロールゲート4 (ワー
ド線WL)上に残したまま次の工程に移る。
続いて、第25図に示すように、ホトレジストマスク2
9a上に第二のホトレジストマスク29bを形成した後
、ソース領域5を形成すべき領域上のフィールド絶縁膜
2をエッチングして除去する。エッチングガスとしては
、例えば、CF.,CHF3,A rをl:2:40の
比でチャンバー内に流すことにより、シリコンとの選択
比を10以上にできる。これにより、ワード線WLと直
交する方向に延在していたフィールド絶縁膜2は、島状
に分離され、それぞれのソース領域5側の側壁が7ロー
ティングゲート3およびコントロールゲート4 (ワー
ド線WL)の側壁と同一面をなす。
次に、ホトレジストマスク29a,29bを除去した後
、第26図に示すように、基板1を熱酸化してフィール
ド絶縁膜2の間のソース領域5を形成する基板1の表面
、フローティングゲート3およびコントロールゲート4
 (ワード線WL)の側壁ならびにコントロールゲート
4 (ワード線WL)上に絶縁膜15を形成し、続いて
活性領域の主面に不純物を導入してソース領域5および
ドレイン領域6を形成する。ソース領域5およびドレイ
ン領域6は、前記実施例1と同じ方法で形成すればよい
ので、その説明は省略する。なお、フィールド絶縁膜2
の下層に形成されたチャネルストッパfi域11は、バ
ーズ・ピークの部分のチャネルストッパ領域1lに比べ
てp形不純物の濃度が高い。従って、フィールド絶縁膜
2を除去した領域に形成されるソース領域5は、その端
部が不純物濃度の高いチャネルストフパ領域11と接す
るので、接合耐圧が低下し易いという問題があるが、ソ
ース領域5をn゛半導体領域5aおよびn一半導体領域
5bの二重拡散構造とすることにより、ソース領域5の
端部の接合耐圧の低下を有効に防止することができる。
次に、絶縁膜15の上層に堆積した層間絶縁膜22をエ
ッチングしてドレイン領域6に達するコンタクトホール
28を形成した後、層間絶縁膜22の上層にデータ線D
Lを形成し、最後にデータ線DLの上層にパフシベーシ
ョン膜25を堆積することにより、前記第20図.第2
1図および第22図に示すメモリセルQmが完戊する。
以上のような構成からなる本実施例3によれば、下記の
ような効果が得られる。
(1).フィールド絶縁膜2をワード線WLと直交する
方向に延在し、フローティングゲート3用のポリシリコ
ン膜18をエッチングする、およびコントロールゲート
4用のポリシリコン膜l9とフローティングゲート3用
のポリシリコン膜18を重ね切りでエッチングする際に
、基板1の活性領域がエッチングされないようにしたの
で、基板1の削れを防止することができる。その結果、
基板1の削れに起因する接合リーク電流の発生を防止す
ることかできるので、フラッシュEEPROMの電気的
特性が向上する。また、基板1の削れに起因するソース
領域5の断線を防止することができるので、フラッシュ
EEPROMの製造歩留りが向上する。
(2),ワード線WLと直交する方向に連続的に延在し
するフィールド絶縁膜2上にフローテイングゲート3お
よびコントロールゲート4 〈ワード線WL)を形成し
た後、ソース領域5を形成すべき領域のフィールド絶縁
膜2を除去することによって、フィールド絶縁膜2のソ
ース領域5側の側壁がフローティングゲート3およびコ
ントロールゲート4 (ワード線WL)の側壁と同一平
面をなすようにしたので、フローティングゲート3とソ
ース領域5とが重なる領域の面積が全てのメモリセルQ
mで等しくなる。従って、フローティングゲート3とソ
ース領域5との間に形成されるカップリング容量が全て
のメモリセルQmで等しくなる結果、フローティングゲ
ート電圧■,が全でのメモリセルQmで等しくなるので
、データ消去特性のばらつきが解消され、フラッシュE
EPROMの電気的特性が向上する。
(3).第27図に示すように、フィールド絶縁膜2の
Y方向の端部とフローティングゲート3との間に合わせ
余裕を確保する必要がないので、Y方向における各メモ
リセル間隔を小さくすることができる。その結果、フラ
ッシ:LEEPROMの集積度を向上させることができ
る。
(4).フローティングゲート3およびコントロールゲ
ート4 (ワード線WL)を形成する際に用いたホトレ
ジストマスク29a上に第二のホトレジストマスク29
bを形成してフィールド絶縁膜2をエッチングするので
、第二のホトレジストマスク29bの合わせずれや回転
ずれに起因するコントロールゲート4 (ワード線WL
)の側壁の削れを防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
前記実施例1〜実施例3では、データの消去を電気的に
一括して行うフラッシ.EEPROMに適用した場合に
ついて説明したが、このようなフラッシュEEFROM
を内蔵したマイクロコンピュータに適用することもでき
る。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
(l).メモリセルを分離するフィールド絶縁膜をワー
ド線と直交する方向に連続的に延在させ、フィールド絶
縁膜およびワード線で周囲を囲まれたソース領域に共通
ソース線を接続する本願に発明によれば、フローティン
グゲートとソース領域とが重なる領域の面積が全てのメ
モリセルで等しくなるので、データ消去特性のばらつき
が解消され、EEPROMの電気的特性が向上する。
また、メモリセルを分離するフィールド絶縁膜をワード
線と直交する方向に連続的に延在して配置し、少なくと
もフローティングゲート用のポリシリコン膜およびコン
トロールゲート用のポリシリコン膜を重ね切りでエッチ
ングする工程まで、そのフィールド絶縁膜を残している
ので、フローティングゲート用のポリシリコン膜をエッ
チングする際の基板の削れが防止されるので、接合リー
ク電流の発生が防止され、EEPROMの電気的特性が
向上する。さらに、基板の削れに起因するソース領域の
断線を防止することができるので、EEPROMの製造
歩留りが向上する。
(2).前記共通ソース線をゲート電極に対して自己整
合的に形成する本願の発明によれば、共通ソース線をソ
ース領域に接続するコンタクトホールが不要となるので
、メモリセルのサイズが縮小され、EEPROMの集積
度が向上する。
〔3).ワード線と直交する方向に延在するフィールド
絶縁膜上に二層ゲート電極を形成した後、ソース領域を
形戒すべき領域のフィールド絶縁膜をエッチングで除去
し、ソース領域側の側壁が二層ゲート電極の側壁と同一
面をなすようなフィールド絶縁膜を形成する本願の発明
によれば、フローティングゲートとソース領域とが重な
る領域の面積が全てのメモリセルで等しくなるので、デ
ータ消去特性のばらつきが解消され、EEPROMの電
気的特性が向上する。
また、メモリセルを分離するフィールド絶縁膜をワード
線と直交する方向に延在している状態でフローティング
ゲート用のポリシリコン膜をエッチングするので、基板
の削れが防止される。その結果、基板の削れに起因する
接合リーク電流の発生を防止され、、EEPROMの電
気的特性が向上する。また、基板の削れに起因するソー
ス領域の断線が防止され、EEPROMの製造歩留りが
向上する。
さらに、フィールド絶縁膜のソース領域側の端部にバー
ズ・ピークが存在しないようになるので、メモリセルの
サイズが縮小され、EEFROMの集積度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
メモリセルアレイを示す半導体基板の要部平面図、 第2図は第1図の■一■線断面図、 第3図は第1図の■一■線断面図、 第4図(a),(b)〜第1l図(a), (b)はこ
の半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基板の要
部断面図、 第12図はこの半導体集積回路装置のメモリセルアレイ
および一部の周辺回路の回路図、第l3図は本発明の他
の実施例である半導体集積回路装置のメモリセルアレイ
を示す半導体基板の要部平面図、 第14図は第l図のXrV−XrV線断面図、第15図
〜第181!Iはこの半導体集積回路装置の製造方法を
示す半導体基板の要部断面図、119図は本発明の他の
実施例である半導体集積回路装置のメモリセルアレイを
示す半導体基板の要部平面図、 第20図は第l9図のxx−xx線断面図、第21図は
第19図のXXI−XXI線断面図、第22図は第19
図のxxn−xxn線断面図、第23図(a),(b)
〜第26図(a),(b)はコノ半導体集積回路装置の
製造方法を示す半導体基板の要部断面図、 第27図は従来の半導体集積回路装置のメモリセルアレ
イを示す半導体基板の要部平面図、第28図〜第30図
は従来の半導体集積回路装置の製造方法を示す半導体基
板の要部平面図である。 1.30・・・半導体基板、2.33・・・フィールド
絶縁膜、3.35・・・フローティングゲート、4.3
6・・・コントロールゲート、531・・・ソース領域
、6.32・・・ドレイン領域、7・・・導電層、8 
a+  8 b+  4 u+  J ’j・・・コン
タクトホール、9・・・pウエル、10・・・p゜半導
体領域、l1・・・チャネルストッパ領域、l2・・・
チャネルドープ層、13・・・ゲート絶縁膜、14・・
・第二ゲート絶縁膜、15.17・・・絶縁膜、16・
・・サイドウォールスペーサ、18,19.21.37
・・・ポリシリコン膜、20.22・・・層間絶縁膜、
23.27・・・スルーホール、24・・・アルミニウ
ム合金膜、25・・・パッシベーション膜、29a,2
9b・・・ホトレジストマスク、38・・・溝、DL・
・・データ線、SL・・・共通ソース線、W L・・・
ワード線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フローティングゲートおよびコントロールゲートか
    らなる二層ゲート電極構造のMISFETで構成され、
    ソース領域に高電圧を印加してデータの消去を行う不揮
    発性メモリセルを有する半導体集積回路装置であって、
    前記メモリセルを分離するフィールド絶縁膜をワード線
    と直交する方向に連続的に延在させ、前記フィールド絶
    縁膜およびワード線で周囲を囲まれたソース領域に共通
    ソース線を接続したことを特徴とする半導体集積回路装
    置。 2、共通ソース線の一部がワード線上を覆っていること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。 3、メモリセルを構成するMISFETのソース領域は
    、高不純物濃度の半導体領域および低不純物濃度の半導
    体領域からなる二重拡散構造を有していることを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路装置。 4、メモリセルを構成するMISFETのドレイン領域
    の下層に前記ドレイン領域と異なる導電形の半導体領域
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路装置。 5、メモリセルを構成するMISFETのドレイン領域
    に共通ソース線用の導電膜で構成された導電層を接続し
    、前記導電層にデータ線を接続したことを特徴とする請
    求項1記載の半導体集積回路装置。 6、導電層の一部がワード線上を覆っていることを特徴
    とする請求項5記載の半導体集積回路装置。 7、フローティングゲートおよびコントロールゲートか
    らなる二層ゲート電極に対して共通ソース線を自己整合
    的に形成することを特徴とする請求項1記載の半導体集
    積回路装置の製造方法。 8、フローティングゲートおよびコントロールゲートか
    らなる二層ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサ
    を形成した後、前記二層電極およびサイドウォールスペ
    ーサに対して共通ソース線を自己整合的に形成すること
    を特徴とする請求項7記載の半導体集積回路装置の製造
    方法。 9、フローティングゲートおよびコントロールゲートか
    らなる二層ゲート電極構造のMISFETで構成された
    不揮発性メモリセルを有する半導体集積回路装置であっ
    て、前記メモリセルを分離するフィールド絶縁膜のソー
    ス領域側の側壁は、前記二層ゲート電極の側壁と同一面
    をなしていることを特徴とする半導体集積回路装置。 10、メモリセルを構成するMISFETのソース領域
    は、高不純物濃度の半導体領域および低不純物濃度の半
    導体領域からなる二重拡散構造を有していることを特徴
    とする請求項9記載の半導体集積回路装置。 11、メモリセルを構成するMISFETのドレイン領
    域の下層に前記ドレイン領域と異なる導電形の半導体領
    域を設けたことを特徴とする請求項9記載の半導体集積
    回路装置。 12、ワード線と直交する方向に延在するフィールド絶
    縁膜上にフローティングゲート用の導電膜およびコント
    ロールゲート用の導電膜を順次堆積し、前記フローティ
    ングゲート用の導電膜およびコントロールゲート用の導
    電膜を重ね切りでエッチングしてフローティングゲート
    およびコントロールゲートからなる二層ゲート電極を同
    時に形成した後、ソース領域を形成すべき領域の前記フ
    ィールド絶縁膜をエッチングで除去することを特徴とす
    る請求項9記載の半導体集積回路装置の製造方法。 13、フローティングゲート用の導電膜およびコントロ
    ールゲート用の導電膜を重ね切りでエッチングする際に
    用いるホトレジストマスク上に第二のホトレジストマス
    クを形成してフィールド絶縁膜をエッチングすることを
    特徴とする請求項12記載の半導体集積回路装置の製造
    方法。
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