JPH03502780A - ロール機、特に高圧‐ロールプレスのロールのための耐摩耗性表面装甲肉盛り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ロール機、特に高圧−ロールプレスのロールのための耐摩耗性表面装甲肉盛り 本発明は、粒状物質を加圧砕解するためのロール機、特に高圧−ロールプレスの ロールの耐摩耗性表面装甲肉盛りに関する。

ロールクラッシャーおよびロールミルにあっては、脆い粉砕物質はニップ内に引 込まれ、そこで加圧砕解される。高圧ロールプレスのニップ内におけるいわゆる 材料床砕解（Ｇｕｔｂｅｔｔｚｅｒｋｌｅｉｎｅｒｕｎｇ）が知られているが、 このロールプレスにあっては摩擦によりニップ内に引込まれる粉砕物質の個々の 粒子は、極端な高圧を適用した場合、材料床内で、即ち両ロール表面間で圧縮さ れる材料堆積物内で互いに圧潰破砕される（英国特許公報第０９８４３８３号参 照）、この場合ロール表面が極端に高い負荷を受け、摩耗の危険に曝されること は自明のことである。こう言ったことから、ロール基体上に先ず比較的軟らかい 金属性の緩衝層を、この緩衝層上に場合によっては多層の硬質の、耐摩耗性の装 甲層を溶着するようにしてロール表面を装甲することが知られている。しかし、 実際にあっては、装甲層を任意の厚みをもって形成することが不可能であること がわかった。何故なら、それぞれ約３閣当たりの最大約三つの溶着層を互いに重 ねて溶着して総体として最大約９閣の厚みの装甲層に成形することが可能である に過ぎないからである。硬質の装甲材料から互いに重ねて形成された溶着層の数 を更に増そうとする場合、装甲層が張力により亀裂を生じ、場合によっては少な くとも部分的に剥げ落ちてしまう危険が生じる。しかも例えばほんの９閤の厚さ の装甲層は、相応して装甲されたロールを使用して極めて固い物質、例えば成る 鉱石の上記の物質床砕解を行った際、比較的早期に摩耗してしまう、しかもこの ような二ロール機の使用者はその寿命が高いロール装甲を備えた機械を求めてい る。何故なら１機械の停止毎にこの停止・が使用者に極めて高い損失を招来する からである。

本発明の根底をなす課題は、ロール機、特に高圧ロールプレスのための、寿命が 長く、かつ経済的な方法でロール基体上に盛付は可能な、耐摩耗性の表面積層を 提供することである。

上記の課題は本発明により、請求の範囲の１がら６に記載の有利な構成によって 特徴ずけられるロール装甲肉盛りと肉盛り方法によって解決される。

本発明によるロール装甲肉盛りにあってロール基体上に半径方向で、内方から外 方にかけて数度交互に可延性の金属緩衝層もしくは中間層および硬質の耐摩耗性 の装甲層が溶着されていることにより、即ちそれぞれ一つの中間積層の中間層の 下方の最も内側の装甲層上に多くの他の装甲層が溶着されている（サンドウィッ チ方法）ことにより、本発明による装甲肉盛りの全体厚みが形成され、従ってそ の寿命も根本的に必要に応じて任意に増長もしくは多重に倍増することが可能と なる。装甲が比較的長い寿命を有していると言うことは、機械の停止時間もそう 頻繁に行われないことを意味し、これにより機械作業者において停止時間によっ て左右される損失の発生が少なくなることを意味する。装甲層に比較して、可延 性の、粘稠な金属中間層はそのそれぞれ本発明による装甲肉盛りにおいて生じる 張力を補正しかつそれぞれ一つの新たな装甲層を担持することが可能である。

本発明の他の特徴により、個々の装甲層間にそれぞれ設けられている中間層は有 利にそれぞれただ一つの溶接層から成り、他方装甲層はそれぞれ多数の溶接層か ら成る。こうして一層の中間層の厚みは例えば１〜６■の範囲にあり、他方多層 の、例えば二層の或いは三層の装甲層の厚みは約８〜約１５簡になる。数値の例 を挙げれば以下のようになる。一層の中間層の厚みは必要な程度の薄さ、例えば ３■であり、多層の装甲層の厚みは例えば９閣であり、これらの１層は例えば３ 閣当たりの三つの溶接層或いは４゜５閣当たりの二つの溶接層から造られる。ロ ール基体上に総じて例えば１５の溶接層が相前後して溶着される。

本発明によるローラ装甲の可延性の金属中間層は、約２０〜約４５ＨＲＣ（ロッ クウェルＣによる硬度試験）よりも大きな硬度を有するフェライト材料から成る 。

装甲層の５２Ｈ１？Ｃよりも大きい硬度を有する材料は特殊カーバイド形成剤お よび窒化物形成剤を使用した金属合金から成る。このような材料は例えば特許出 願Ｐ　３８３２２２５．０号に記載されている。

本発明によるロール装甲肉盛りの延寿命性は力学的な加圧闇値負荷にあっても高 い値を示す、装甲層から中間層への移行部におけるローラ装甲肉盛り内の大きな 硬度飛躍は回避されなければならない。

ロール装甲肉盛りを形成するための方法は本発明により、中間層をサブマージド アーク−片面帯材肉盛り溶接（Ｕｎｔｅｒｐｕｌｖｅｒ−Ｂａｎｄａｕｆｔｒａ ｇｓｓｃｈｗｅｉ　ｕｎｇ）で、および装甲層をサブマージドアーク−片面帯材 肉盛り溶接（Ｕｎｔｅｒｐｕｌｖｅｒ−Ｂａｎｄａｕｆｔｒａｇｓｓｃｈｅｉ　 ｕｎｇ）により盛付けることを特徴としている。両面帯材肉盛り溶接の際合金成 分は粉末の形で例えば純粋鉄から成る平坦な中空帯材内充填され、本来の合金自 体は溶・接工程の際始めて生成する。充填帯材肉盛り溶接により装甲材料合金の 均一な配分と均一な積層構造が達せられる。

国際調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／ＤＥ　８９１００７１８

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．粒状物質を加圧砕解するためのロール機、特に高圧−ロールプレスのロール の耐摩耗性表面装甲肉盛りにおいて、ロール基体上に半径方向で内から外へと数 度交互に可延性の金属粉末層もしくは中間層および硬質の耐摩耗性の装甲層が盛 付けられていることを特徴とする、耐摩耗性表面装甲肉盛り。
2. ２．それぞれ個々の装甲層の間に設けられている中間層がそれぞれ個々の溶接層 から成り、一方装甲層がそれぞれ多数の溶接層から成る、請求の範囲１記載のロ ール装甲肉盛り。
3. ３．−層の中間層の厚みが例えば１〜６ｍｍの範囲にあり、一方多層の例えば二 層或いは三層の装甲層の厚みが約８〜約１５ｍｍである、請求の範囲２記載のロ ール装甲肉盛り。
4. ４．装甲層が５２ＨＲＣ（ロックウエルＣによる硬度試験）よりも大きい硬度を 有し、中間層が約２０〜約４５ＮＲＣ以上の硬度を有する、請求の範囲１から３ までのいずれか一つに記載のロール装甲肉盛り。
5. ５．装甲層が組織に硬質の材料、例えばカーバイド／およびまたは特殊カーバイ ドを有する金属合金から成り、中間層がフェライト材料から成る、請求の範囲１ から４までのいずれか一つに記載のロール装甲肉盛り。
6. ６．請求の範囲１から５までのいずれか一つに記載のロール装甲肉盛りを形成す る方法において、中間層をサブマージドアークー片面帯材肉盛り溶接で、および 装甲層をサブマージドアークー両面帯材肉盛り溶接により盛付けることを特徴と する、上記ロール装甲肉盛りを形成する方法。