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JPH0349016B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349016B2
JPH0349016B2 JP59033673A JP3367384A JPH0349016B2 JP H0349016 B2 JPH0349016 B2 JP H0349016B2 JP 59033673 A JP59033673 A JP 59033673A JP 3367384 A JP3367384 A JP 3367384A JP H0349016 B2 JPH0349016 B2 JP H0349016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
degree
electric expansion
refrigerant
valve
valve opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59033673A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60178271A (ja
Inventor
Kazunobu Yamashita
Toshihiro Kizawa
Takayuki Sugimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP3367384A priority Critical patent/JPS60178271A/ja
Publication of JPS60178271A publication Critical patent/JPS60178271A/ja
Publication of JPH0349016B2 publication Critical patent/JPH0349016B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は冷凍機に関し、特に、膨張機構として
開度調整可能な電動式の膨張弁を備えたものの改
良に関する。 (従来の技術) 従来より、この種の冷凍機として、例えば特公
昭58−47628号公報に開示されるように、開度調
整可能な熱電動式の電動膨張弁と共に、蒸発器出
口の冷媒の過熱度を検出する検出手段と、該検出
手段の信号を受け、上記過熱度に応じて上記電動
膨張弁の弁開度を制御する制御手段とを備え、上
記冷媒の過熱度を上記電動膨張弁の冷媒流量制御
でもつて所定値に保持するようにしたものが知ら
れている。 (発明が解決しようとする課題) しかるに、例えば冷房シーズン当初において運
転モードを冷房モードに切換えて冷凍機の冷房運
転を初めて開始するような場合等には、上記従来
のものでは、電動膨張弁の当初の弁開度が、運転
モードの切換前の運転終了時での弁開度にあつ
て、今回の運転安定時の適正弁開度に対して大き
く離れた位置にあることから、運転中に制御すべ
き電動膨張弁の弁開度の変化幅が大きくて、適正
弁開度への収束安定に比較的長時間を要し、冷凍
能力の早期安定性に欠ける。 本発明は斯かる点に鑑み、弁開度を比較的容易
に制御できる電動膨張弁として、具体例としては
弁開度の変化が弁開度制御用駆動パルスのパルス
数に1:1に対応するステツピングモータ式のも
のがあることに着目し、その目的とするところ
は、上記電動膨張弁を使用するとともに、冷房や
暖房シーズン当初等で運転モードを切換えた後の
初回運転開始時には、該電動膨張弁の弁開度を予
め試験等で求めた切換後の運転モードに応じた適
正弁開度近傍に初期設定することにより、運転中
に制御すべき電動膨張弁の弁開度の増減変化幅を
少なくして、適正弁開度への収束安定を短時間で
良好に行うことにある。 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の構成は、第
1図に示すように、開閉および開度調整可能な電
動膨張弁V1と、熱交換器2〜5通過後の冷媒の
過熱度又は過冷却度を検出する検出手段59と、
該検出手段59からの信号をうけ、冷媒の過熱度
又は過冷却度に応じて上記電動膨張弁V1の弁開
度を制御する制御手段55とを備え、上記熱交換
器3での過熱度又は過冷却度を所定値に保持する
ようにした冷凍機において、運転モードが切換つ
た後の冷凍機の初回運転開始時を検出する運転開
始時検出手段56と、該運転開始時検出手段56
の信号を受けて上記電動膨張弁V1の弁開度を全
開又は全閉の開度基準位置に位置付けて基準位置
信号を発する基準位置付け手段57と、該基準位
置付け手段57の信号を受けて上記電動膨張弁V
1の弁開度を、予め設定した上記切換後の運転モ
ードに応じた処理設定値に位置付ける初期設定手
段58とを備えたものである。 (作用) 以上の構成により、本発明では、例えば冷房シ
ーズン当初で運転モードを冷房モードに切換えた
後の冷凍機の初回運転開始時には、電動膨張弁の
弁開度は、先ず全開又は全閉の開度基準位置に位
置付けられた後、予め設定した冷房モードに応じ
た初期設定値に初期設定される。このことによ
り、電動膨張弁の弁開度は、前シーズンで暖房運
転が終了した時の弁開度よりも今回の冷房運転で
収束する最終の適正弁開度に近くなるので、この
初回冷房運転時での弁開度の変化幅が小さくなつ
て、適正弁開度に対する収束時間が短縮される。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明の電動膨張弁を備
えた冷凍機によれば、冷房や暖房シーズン当初等
で運転モードを切換えた後の初回運転開始時に
は、上記電動膨張弁の弁開度が全開又は全閉の開
度基準位置に位置付けられたのち、その切換後の
運転モードに応じた初期設定値に初期設定される
ので、電動膨張弁の適正弁開度への収束制御を短
時間で良好に行うことができ、よつて弁開度の収
束安定性の向上ひいては冷凍能力の早期安定化を
有効に図ることができるものである。 (実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基
づいて詳細に説明する。 第2図は本発明をヒートポンプ式冷暖房給湯機
に対して適用した場合の実施例を示し、Aは室外
に配設された室外ユニツト、B,C,Dはそれぞ
れ室内の相異なる部屋に配設された室内ユニツ
ト、Eは貯湯槽ユニツトであつて、上記室外ユニ
ツトAは、内部に圧縮機1および熱源側熱交換器
2を備えているとともに、室内ユニツトB,C,
Dはそれぞれ内部に空調負荷側熱交換器3,4,
5を備えている。また、貯湯槽ユニツトEは、内
部に水を貯溜する貯湯槽6と、該貯湯槽6内の貯
溜水を加熱する給湯負荷側熱交換器7と、貯湯槽
6内の貯溜水を該給湯負荷側熱交換器7に循環さ
せるポンプPとを備えている。 上記室外ユニツトA内において、SV1および
SV2はそれぞれOFF作動時に実線の如く切換わ
り、ON作動時に破線の如く切換わる四路切換
弁、SV3はレシーバ8から給湯負荷側熱交換器
7への冷媒流れを許容する電磁開閉弁、V1,V2
V3,V4およびV5はそれぞれ開閉且つ開度調整可
能なステツピンクモータ式電動膨張弁であつて、
該各電動膨張弁V1〜V5はその弁開度の変化が
後述するCPU42で発生する弁開度制御信号と
しての駆動パルスのパルス数に1:1に対応する
ものである。 加えて、TH1は、上記電動膨張弁V4及びレ
シーバ8間の液配管15と圧縮機1への戻りガス
配管23との間を接続する、キヤピラリチユーブ
27を介設した第1バイパス管36におけるキヤ
プラリチユーブ27の戻りガス配管23側に設け
たサーミスタよりなる第1温度センサであつて、
冷凍サイクル中の蒸発温度T1を検出するための
ものであり、TH2は各空調負荷側熱交換器3〜
5及び四路切換弁SV2間の共通ガス配管16と
上記各電動膨張弁V1,V2,V3の室内ユニツト
B,C,D側の分岐液配管20,21,22との
間を接続する、補助凝縮器37、キヤピラリチユ
ーブ28、逆止弁38を介設した第2バイパス管
39における補助凝縮器37とキヤピラリチユー
ブ28との間に設けたサーミスタよりなる第2温
度センサであつて、暖房運転時の空調負荷側熱交
換器3,4,5の凝縮温度T2を室外側で検出可
能にするためのものであり、また、TH3〜TH
10はそれぞれ上記と同様にサーミスタよりなる
第3〜第10の温度センサであつて、第3〜第5温
度センサTH3〜TH5はそれぞれ空調負荷側熱
交換器3〜5及び四路切換弁SV2間の分岐ガス
配管17〜19に設けられ、冷房運転時及び冷房
給湯運転時の低圧ガス冷媒の冷媒温度T3,T4
T5を検出するものであり、第6〜第8温度セン
サTH6〜TH8はそれぞれ空調負荷側熱交換器
3〜5及びレシーバ8間の分岐液配管20〜22
に設けられ、暖房運転時及び給湯運転時の凝縮液
化後の高圧液冷媒の冷媒温度T6,T7,T8を検出
するものであり、また第9温度センサTH9は圧
縮機1への戻りガス配管23の冷媒温度T9を検
出するものであり、さらにTH10は圧縮機1の
吐出ガス配管24の冷媒温度T10を検出するもの
である。よつて、空調負荷側熱交換器3〜5がそ
れぞれ蒸発器として作用する場合には第1温度セ
ンサTH1により蒸発温度T1を、および第3〜第
5温度センサTH3〜TH5により該各空調負荷
側交換器3〜5通過後の低圧ガス冷媒の冷媒温度
T3,T4,T5を検出し、逆に各空調負荷側熱交換
器3〜5が凝縮器として作用する場合に第2温度
センサTH2により凝縮温度T2を、および第6〜
第8温度センサTH6〜TH8により該各空調負
荷側熱交換器3〜5通過後の高圧液冷媒の冷媒温
度T6,T7,T8を検出するとともに、熱源側熱交
換器2が蒸発器として作用する場合には第1温度
センサTH1により蒸発温度T1を、および第9温
度センサTH9により該熱源側熱交換器2通過後
の低圧ガス冷媒の冷媒温度T9を検出するように
している。尚、図中、29はキヤピラリチユー
ブ、30は給湯負荷側熱交換器7からレシーバ8
への冷媒流れを許容する一方向弁、31はアキユ
ムレータ、32〜35は閉鎖弁である。 そして、上記10個の温度センサTH1〜TH1
0はそれぞれ第3図にも示すように上記四路切換
弁SV1,SV2および電極開閉弁SV3並びに5
個の電動膨張弁V1〜V5を制御する制御回路4
0に信号の授受可能に接続されている。該制御回
路40は、第3図に示すように、その内部に、10
個の温度センサTH1〜TH10からの温度信号
をマルチプレクサ41を介して選択的に受信する
とともに、3個の室内ユニツトB〜Dからの3種
の運転モード信号(冷房、給湯、暖房の各運転指
令信号)、設定室温信号および実際室温信号並び
に貯湯槽ユニツトEからの給湯運転指令信号を受
けるCPU42と、圧縮機1の起動時に運転モー
ドや室内ユニツトB〜Dの運転数(運転室数)に
応じて適正となるよう求められた上記4個の電動
膨張弁V1〜V4の弁開度の初期設定値を予め記
憶するROM43とを備えている。 そして、上記CPU42は、3台の室内ユニツ
トB〜Dからの運転モード信号および実際室温信
号並びに給湯運転指令信号に応じて圧縮機1を
ON−OFF制御するとともに、下表に示す如く、
四路切換弁SV1,SV2、電磁開閉弁SV3およ
び4個の電動膨張弁V1〜V4を冷房運転時には
同表第1行目の如く制御して、運転モード信号を
発している室内ユニツト側(以下、単に運転側と
いう)の空調負荷側熱交換器3〜5で室内から吸
熱した熱量を熱源側熱交換器2で室外に放熱して
対応する室内を冷房しつつ、上記蒸発器として作
用する各空調負荷側熱交換器3〜5での冷媒の過
熱度、即ち冷媒温度の温度差(T3−T1)、(T4
T1),(T5−T1)をそれぞれ対応する電動膨張弁
V1〜V3で設定過熱度SHo1に調整する一方、
冷房給湯運転時には同表2行目の如く制御して、
運転側の空調負荷側熱交換器3〜5で室内から吸
熱した熱量を給湯負荷側熱交換器7で貯湯槽6内
の貯溜水に放熱して該貯留水を加熱(給湯)しつ
つ対応する室内を冷房し、同時に上記蒸発器とし
て作用する空調負荷側熱交換器3〜5で冷媒の過
熱度、即ち冷媒温度の温度差(T3−T1)、(T4
T1)、(T5−T1)を上記と同様にそれぞれ対応す
る電動膨張弁V1〜V3で設定過熱度SH02に調
整し、また給湯運転時には同表3行目の如く制御
して、熱源側熱交換器2で室外から吸熱した熱量
を給湯負荷側熱交換器7で貯湯槽6内の貯溜水に
放熱して給湯しつつ、上記蒸発器として使用する
熱源側熱交換器2での冷媒過熱度、即ち冷媒温度
の温度差(T9−T1)を電動膨張弁V4で設定過
熱度SHo3に調整し、さらに暖房運転時には同表
4行目の如く制御して、熱源側熱交換器2で室外
から吸熱した熱量を運転側の空調負荷側熱交換器
3〜5で室内に放熱して対応する室内を暖房しつ
つ、上記蒸発器として作用する熱源側熱交換器2
での冷媒の過熱度、即ち冷媒温度の温度差(T9
〜T1)を電動膨張弁V4で設定過熱度SHo4に調
整すると共に上記凝縮器として作用する空調負荷
側熱交換器3〜5での冷媒の過冷却度、即ち冷媒
温度の温度差(T2−T6)、(T2−T7)、(T2−T8
をそれぞれ対応す電動膨張弁V1〜V3で設定過
冷却度SCo1に調整する。なお、暖房時の運転停
止は、各室内ユニツトB,C,Dに設けた各室内
フアン3a,4a,5aを停止することにより行
う。この場合、空調負荷側熱交換器3,4,5で
の放熱量はきわめて少ないの、電動膨張縁V1〜
V3は全閉にせず、暖房運転時の設定過冷却度
SCo2に調整することにより暖房能力の損失を実
用上問題とならない程度に制御しながら、液溜り
をも可及的に防止するのである。尚、第3図中、
45〜49はそれぞれ5個の電動膨張弁V1〜V
5を駆動するドライバ、50はCPU42で発生
する5個の電動膨張弁V1〜V5の弁開度制御信
号としての駆動パルス(後述)を対応するものに
分配するマルチプレクサ、51は冷媒流量不足時
に点灯するガス欠表示灯、52は電源プラグであ
る。また、電動膨張弁V5は冷凍機の運転の停止
時に開いて圧縮機1の高圧側と低圧側とを圧力バ
ランスさせる均圧用膨張弁として作用するもので
ある。
【表】 次に、上記CPU42による電動膨張弁V1〜
V4の弁開度制御を第4図のフローチヤートに基
づいて説明する。なお、暖房運転時には、4個の
電動膨張弁V1〜V4の全部が前記表の如く弁開
度制御され、本実施例の制御全容を説明できるの
で、以下暖房運転時の流れを説明する。本フロー
チヤートは3台の室内ユニツトのうち少なくとも
1台からの暖房運転の運転モード信号を受けてス
タートするもので、先ずステツプS1において3台
の室内ユニツトB〜Dのうち少なくとも1台から
受信した運転モード信号およびそ受信数に基づい
て運転モードおよび運転室数を判別したのち、ス
テツプS1′において受信した運転モードが前回受
信した運転モードと一致するか否かを判別し、一
致しない場合、つまり運転モードの切換時には、
ステツプS2において4個の電動膨張弁V1〜V4
の開度を閉じる方向に弁開度制御信号としての駆
動パルス発生して、該各電動膨張弁V1〜V4を
弁開度が全閉状態となる開度基準位置に位置付け
る。そして、ステツプS3において上記判別された
運転モードおよび運転室数に応じてROM43か
ら、上記切換後の運転モードに応じた各電動膨張
弁V1〜V4の弁開度の初期制定値を読み出し、
該初期設定値と上記開度基準位置との開度差に応
じたパルス数の駆動パルスを対応する電動膨張弁
V1〜V4に出力して、その弁開度を該各初期設
定値に制御する。そして、ステツプS4においてこ
の弁開度が運転の安定するまでの過渡時間に相当
する所定時間(例えば5分)のあいだ保持される
よう指示したのち、ステツプS5で初めて圧縮機1
を起動する。 一方、上記ステツプS1′において運転モードが
前回と今回とで一致している場合には、各電動膨
張弁V1〜V4の弁開度を前回の運転終了時のま
まとして、ステツプS5で圧縮機1を起動する。 続いて、ステツプS6において10個の温度センサ
TH1〜TH10からの温度信号に基づき第2図
の10箇所の温度T1〜T10を読み出したのち、ステ
ツプS7において圧縮機1の冷媒ガス吐出温度T10
をそ異常上昇時に相当する所定値TEMと大小比較
し、該所定値TEMよりも大きいYESの異常運転時
には、ステツプS8において運転モードに対応する
設定過熱度SHo1〜o4を下げて冷媒ガス吐出温度
T10を低下させ、この状態が安定するまでの所定
時間を待つてステツプS9に進む一方、冷媒ガス吐
出温度T10が所定値TEM以下のNOの通常運転時の
場合には直ちにステツプS9に進む。 そして、ステツプS9において蒸発器として作用
している熱交換器2での実際の冷媒の過熱度SH
を上記温度差(T9−T1)にもとづき算出し、凝
縮器として作用している熱交換器3〜5での実際
の過冷却度SCを上記温度差(T2−T6)、(T2
T7)、(T2−T8)にもとづき算出したのち、ステ
ツプS10において実際の過熱度SHおよび実際の過
冷却度SCをそれぞれ対応する設定過熱度SHo4
よび設定過冷却度SCo1〜o2と大小比較する。そ
して、それぞれが共に一致していないNOの場合
にはステツプS11に進み、該ステツプS11において
実際の過熱度SHが対応する設定過熱度SHo4より
も大きい場合および実際の過冷却度SCが設定過
冷却度SCo1〜o2よりも大きい場合には、冷媒流
通量が少ないと判断して対応する電動膨張弁V1
〜V4に対してパルス数を増やす開信号としての
駆動パルスを出力してその弁開度を大きくする一
方、逆に、実際の過熱度SHが対応する設定過熱
度SHo4よりも小さい場合および実際の過冷却度
SCが設定過冷却度SCo1〜o2よりも小さい場合に
は、冷媒流通量が多いと判断して対応する電動膨
張弁V1〜V4に対してパルス数を減らす閉信号
としての駆動パルスを出力して弁開度を小さくし
たのち、ステツプS12に進む。一方、ステツプS10
で実際の過熱度SHおよび実際の過冷却度SCがそ
れぞれ対応する設定値SHo4、SCo1〜o2に等しい
YESの場合には冷媒流通量が適正であると判断
して直ちにステツプS12に進む。 続いて、ステツプS12において過熱度の制御過
程にある電動膨張弁V4の弁開度を判定し、全開
でないNOの場合には過熱度の適正制御中である
と判断してステツプS6に戻る一方、弁開度が全開
であるYESの場合には過熱度が著しく大きい冷
媒ガスの不足時(ガス欠時)であると判断したの
ち、ステツプS13に進む。そして、暖房運転であ
るから、先ず停止側に室内ユニツトB〜Dでの液
溜りに起因してガス欠が生じているかを判別すべ
く、ステツプS15において暖房停止側の室内ユニ
ツトB〜Dでの設定過冷却度SCo2を下げて、こ
れに対応する電動膨張弁V1〜V3を所定開度だ
け余分に開いて溜つた冷媒を回収し始める。そし
て、回収するのに十分な時間を待つてステツプ
S16において対応する過熱度SHo4を制御している
電動膨張弁V4の弁開度を改めて判定し、全開で
ないNOの場合には過熱度の適正制御に戻つたと
判断してステツプS6に戻る一方、未だ全開である
YESの場合にはガス欠時と判断してステツプS14
において圧縮機1の作動を停止させるとともに、
ガス欠時表示灯51を点灯させる。一方、冷房運
転時の場合には、ステツプS14において直ちに圧
縮機1の作動を停止させるとともに、ガス欠表示
灯51を点灯する。 そして、停止側の室内ユニツトB〜Dから新た
に運転モード信号を受信した時には、第4図のフ
ローチヤートに割込んで第5図のフローチヤート
に進み、ステツプS17でその運転モードの種類を
判定し、ステツプS18で運転室数を算出したのち、
ステツプS19で運転モードおよび運転室数に応じ
た弁開度の初期設定値をROM43から読み出し
て、新たに運転開始しようとする空調負荷側熱交
換器3〜5に対応する電動膨張弁V1〜V3の弁
開度を上記初期設定値に初期設定する。しかる
後、この弁開度を冷媒流通の安定するまでの所定
時間のあいだ保持するよう指示して第4図のステ
ツプS6にリターンする。 よつて、第4図のフローチヤートのステツプS9
により、暖房運転時には蒸発器として作用する熱
源側熱交換器2通過後の冷媒の過熱度SHを温度
差(T9−T1)に基づいて検出するとともに、凝
縮器として作用する給湯負荷側熱交換器3,4,
5通過後の冷媒の過冷却度SCをそれぞれ温度差
(T2−T6)、(T2−T7)、(T2−T8)に基づいて検
出するようにした検出手段59を構成している。
また、第4図のステツプS10およびS11により、熱
交換器2,3〜5での実際の冷媒の過熱度SHお
よび実際の過冷却度SCがそれぞれ設定過熱度
SHo4および設定過冷却度SCo1に等しくなるよ
う、上記冷媒温度の温度差(T9−T1)、(T3
T1)、(T4−T1)、(T5−T1)、(T2−T6)、(T2
T7)、(T2−T8)に応じて対応する電動膨張弁V
1〜V4の弁開度を制御するようにした制御手段
55を構成している。 また、3台の室内ユニツトB〜Dのうち少なく
とも1台からの暖房運転モード信号をCPU42
が受信した時には第4図のフローチヤートがスタ
ートして、そのステツプS1′で運転モードの切換
の有無を判別することにより、冷房や暖房のシー
ズン当初等で運転モードが切換つた後に初めて冷
凍機が運転を開始する冷凍機の初回運転開始時を
検出するようにした運転開始時検出手段56が構
成されているとともに、この運転モードが切換つ
た後の冷凍機の初回運転開始時には、第4図のス
テツプS2において対応する電動膨張弁V1〜V4
をその弁開度が全閉となる開度基準位置に位置付
けて基準位置信号を発するようにした基準位置付
け手段57を構成している。さらに、ステツプS2
での処理動作の後はステツプS3に進むこと、つま
り上記基準位置付け手段57の基準位置信号を受
けて該ステツプS3で対応する電動膨張弁V1〜V
4の弁開度を、それぞれROM43で予め設定し
たモード切換後の運転モードおよび運転室数に応
じた初期設定値に位置付けるようにした初期設定
手段58を構成している。 したがつて、上記実施例においては、例えば冷
房運転モードが暖房運転モードに切換られた際等
の運転モードの切換の後の冷凍機の初回運転の開
始時には、冷媒の過熱度又は過冷却度を制御すべ
きステツピングモータ式電動膨張弁V1〜V4
は、その弁開度が一旦全閉となる弁開度位置に位
置付けられたのち、その切換後の運転モードおよ
び運転室数に応じて予め圧縮機1の起動時に適正
となるよう求められたROM43の初期設定値に
初期設定されるので、例えば冷房や暖房のシーズ
ン当初等で運転モードが切換られた後の冷凍機の
初回運転開始時において、電動膨張弁の当初の弁
開度が運転安定時の適正弁開度に対して大きく離
れた位置にあつた場合にも、適正弁開度に短時間
で良好に収束安定することになり、よつて弁開度
の収束安定性の向上ひいては冷凍能力の早期安定
化を有効に図ることができる。 尚、上記実施例では、冷凍機の運転開始時、過
熱度又は過冷却度を制御すべき電動膨張弁V1〜
V4を一旦弁開度が全閉となる開度基準位置に位
置付けたが、それに代え、弁開度が全開となる開
度基準位置に位置付けるようにしてもよいのは勿
論のこと、運転中は過熱度および過冷却度の双方
を必ず制御する必要はなく、何れか一方のみでも
よい。 さらに、上記実施例では、暖房運転時において
制御中の電動膨張弁V4が全開である時には、停
止側の室内ユニツトB〜Dに対応する電動膨張弁
V1〜V3を設定過冷却度SCo2の低減により所
定開度だけ余分に開いて、そこに溜つた冷媒を回
収するようにしたが、その他、上記停止側室内ユ
ニツトB〜Dに対応する電動膨張弁V1〜V3を
所定時間のあいだ強制的に全開させて溜つた冷媒
の回収を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロツク図、第2
図ないし第5図は本発明の実施例を示し、第2図
は冷暖房給湯機に適用した場合の冷媒配管系統
図、第3図は制御回路の内部構成を示す電気回路
図、第4図および第5図はそれぞれCPUの作動
を示すフローチヤート図である。 2〜5……熱交換器、TH1〜TH9……温度
検出手段、V1〜V4……ステツピングモータ式
電動膨張弁、55……制御手段、56……運転開
始時検出手段、57……基準位置付け手段、58
……初期設定手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 開度調整可能な電動膨張弁V1〜V4と、熱
    交換器2〜5通過後の冷媒の過熱度又は過冷却度
    を検出する検出手段59と、該検出手段59から
    の信号を受け、冷媒の過熱度又は過冷却度に応じ
    て上記電動膨張弁V1〜V4と弁開度を制御する
    制御手段55とを備え、上記熱交換器2〜5での
    冷媒の過熱度又は過冷却度を所定値に保持するよ
    うにした冷凍機において、運転モードが切換つた
    後の冷凍機の初回運転開始時を検出する運転開始
    時検出手段56と、該運転開始時検出手段56の
    信号を受けて上記電動膨張弁V1〜V4の弁開度
    を全開又は全閉の開度基準位置に位置付けて基準
    位置信号を発する基準位置付け手段57と、該基
    準位置付け手段57の信号を受けて上記電動膨張
    弁V1〜V4の弁開度を、予め設定した上記切換
    後の運転モードに応じた初期設定値に位置付ける
    初期設定手段58とを備えたことを特徴とする電
    動膨張弁を備えた冷凍機。
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