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JPH0349677B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349677B2
JPH0349677B2 JP62328755A JP32875587A JPH0349677B2 JP H0349677 B2 JPH0349677 B2 JP H0349677B2 JP 62328755 A JP62328755 A JP 62328755A JP 32875587 A JP32875587 A JP 32875587A JP H0349677 B2 JPH0349677 B2 JP H0349677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
welding
surfactant
agent
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62328755A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH01170600A (en
Inventor
Chiaki Ito
Tadao Komatsu
Tadashi Nakajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishihara Chemical Co Ltd
Original Assignee
Ishihara Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishihara Chemical Co Ltd filed Critical Ishihara Chemical Co Ltd
Priority to JP32875587A priority Critical patent/JPH01170600A/en
Publication of JPH01170600A publication Critical patent/JPH01170600A/en
Publication of JPH0349677B2 publication Critical patent/JPH0349677B2/ja
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  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

イ 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は鋼材等をアーク溶接する際に発生する
スパツターが溶接周辺の母材等に付着するのを防
止するための塗布剤、すなわち溶接スパツター付
着防止剤に関するものである。 従来の技術とその問題点 従来より、溶接用のスパツター付着防止剤に
は、溶接後も塗布皮膜を残したままその上から直
接塗料を塗り重ねて行く直接塗装タイプと、溶接
後に塗布皮膜をシンナー、アルカリ、酸などによ
つて脱脂洗浄して除去する脱脂洗浄タイプとが存
在している。 本発明は後者の洗浄タイプのスパツター付着防
止剤に係わるもので、このタイプのものは下記の
如く3種類に分類できるものであるが、それぞれ
欠点を有しているものである。 その第1の種類は、タルク、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、酸化チタン等の無機粉末を主
成分として増粘剤を加えて水素の溶剤に分散させ
た分散型であり、これは使用上の問題点として撹
拌作業工程が増えることがあげられ、また洗浄時
に粉末が飛散して環境悪化を来たし、さらに洗浄
廃液の処理が困難である、等の欠点を有している
のである。 また第2の種類は、シリコンを主成分として溶
剤に溶解したり、界面活性剤を用いてエマルジヨ
ンとして水分散させたもので、シリコンタイプと
称されステンレス溶接用して使用するものである
が、このシリコンタイプはスケール除去時の酸洗
いで除去できるものの、酸洗いが長時間になると
シリコン皮膜が再付着して除去ムラを生じるとい
う欠点が存在するものである。 さらに第3の種類は、ポリビニルアルコール、
ポリエチレングリコール等の水溶性樹脂を用いる
ものであるが、これは溶接熱で樹脂が炭化される
部分が生じ、この炭化部分が除去しにくいという
欠点を有し、除去せずにその上から塗装した場合
には密着不良を生じるのである。 本発明は上記の様な問題点のないスパツター付
着防止剤を開発することを目的としてなされたも
ので、作業上従来の工程数を増やすことなく、洗
浄工程で簡単に除去でき後工程に問題を残さず、
作業環境を悪化させることもなく、しかも耐熱性
が良く本来のスパツター付着防止効果を向上させ
るという新規なスパツター付着防止剤を提供しよ
うとするものである。 ロ 発明の構成 本発明の構成は、必須成分として、炭素数が少
なくとも6以上である有機酸であつてカルボキシ
ル基が芳香環に直接結合している芳香族系カルボ
ン酸のアルカリ及びアルカリ土類の金属塩の1種
または2種以上を5〜50重量%、及び界面活性剤
1〜20重量%、を配合してなることを特徴とする
溶接スパツター付着防止剤、を要旨とするもので
ある。 問題点を解決するための手段 溶接する前の鋼材に予め塗布しておいて溶接ス
パツターが付着するのを防止する処理剤として、
種々なる塩類と界面活性剤との組合せやその配合
量について検討を重ねたところ、炭素数が少なく
も6以上である有機酸であつて、かつそのカルボ
キシル基が芳香環に直接結合している芳香族系カ
ルボン酸(以下、単に「有機酸」と略する場合が
多い。)のアルカリ及びアルカリ土類の金属塩と
界面活性剤とを所定範囲の割合に配合したもの
が、溶接熱にも分解しにくく、かつ洗浄工程(酸
洗い、水洗い、シンナー洗い)において簡単に除
去できるというすぐれたスパツター付着防止剤に
なることを見い出したのである。 本発明における有機酸としては、イソフタル
酸、テレフタル酸、安息香酸、アセチル安息香
酸、ジチオテレフタル酸、β−オキシナフトエ
酸、ベンゼンヘキサカルボン酸、ナフタリン酸、
トリメリト酸、没食子酸などがあげられ、これら
の酸のアルカリ及びアルカリ土類の金属塩(以
下、単に「有機酸塩」と略す場合が多い。)、すな
わちナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、マグネシウム等の金属塩が本発明の必須成分
としての有機酸塩となるのである。 本発明における有機酸は芳香族系のカルボン酸
であるためその炭素数は当然に6以上であるが、
炭素数が6以上の一般有機酸塩は溶接熱によつて
分解しにくく、スパツター付着防効果が良好であ
るものの、溶接ビードの極く近傍(約10mm以内)
の高温領域では単に炭素数が多いだけでは不適切
であり、芳香族系カルボン酸であつて、しかもそ
のカルボキシル基が芳香環に直接結合している有
機酸の塩類であることが要求されるのである。 その理由は、上記した条件の有機酸塩は高温領
域において溶融直後に分解・昇華するのが炭化物
を生成しないという特性を有し、後工程の洗浄
(特にシンナー洗浄)で簡単に除去できるもので
ある。 すなわち、脂肪族系のカルボン酸塩や芳香族系
であつてもカルボキシル基が芳香環に直接結合し
ていないカルボン酸塩は高温領域において炭化し
付着するのでシンナーによる洗浄性が低下するの
である。 そして、この有機酸塩の配合量は5〜50重量%
の範囲であることが必要となり、この配合量5重
量%未満では、スパツターの付着を防止すること
が不完全となるのである。一方この配合量が50重
量%をこえると溶接ビード中に入つた場合にブロ
ーホールやピツト等の溶接欠陥を発生しやすくな
り不適切となるのである。 本発明における界面活性剤としては、ノニオン
系、アニオン系、カチオン系、両性系のいずれの
界面活性剤も使用できるが、ノニオン系のものが
好適な結果を得る場合が比較的多いものである。 このノニオン系界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル等の如きポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
ノニルフエノールエーテル等の如きポリオキシエ
チレンアルキルフエノールエーテル、ポリオキシ
エチレンモノステアレート等の如きポリオキシエ
チレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート等の如きポリオキシエチ
レンソルビタンモノアルキルエステル、オキシエ
チレンオキシプロピレンブロツクポリマー、など
があげられる。 またアニオン系界面活性剤としては、ロジン石
けんの様なアルキルカルボン酸塩脂肪酸石けん、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの様なア
ルキル硫酸塩、アルキルアルコール硫酸エステル
塩、アルキルメチルタウリン酸塩などがあげられ
る。 またカチオン系界面活性剤としては、ジアルキ
ルジメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン等が使用でき、さらに両
性界面活性剤としてはジメチルアルキルベタイン
等があげられる。 この界面活性剤の配合量は1〜20重量%の範囲
であることが必要で、1重量%未満では前記の有
機酸塩が乾燥したときに粉末状被膜となり母材等
の対象物に付着せず周囲に飛散するという欠点を
生じるのである。一方この配合量が20重量%をこ
えるものでは溶接熱によつて炭化物を生じやすく
なり、この炭化物が洗浄で除去しにくくなるであ
る。 本発明における有機酸塩と界面活性剤は前記し
た濃度範囲内に適宜の溶剤に混合・溶解するので
あるが、その溶剤としては特に限定はしないが、
水又は水可溶のアルコール類が好ましく、この水
可溶のアルコール類としてはメタノール、エタノ
ール、イソプロパノール、エチレングリコール、
グリセリン、及びこれらの誘導体を用いることが
できるものである。 なお、本発明スパツター付着防止剤を実際に適
用するにあたつては、使用条件に合せてその性能
を損なわない範囲で、適宜の防錆剤、増粘剤、レ
ベリング剤、着色剤、香料等を添加併用しても良
いものである。 作 用 本発明は以上の様な構成からなり、カルボキシ
ル基が芳香環に直接結合している芳香族系カルボ
ン酸のアルカリ及びアルカリ土類の金属塩を使用
するのが耐熱性が高く、溶接ビードの周辺(約10
mm以上離れた位置)においては溶接熱で分解する
ことがなく、かつ溶接ビードの極く近傍(約10mm
以内)の高温領域では炭化することなく分解・昇
華するのである。しかもこの有機酸塩に適切量配
合された界面活性剤によつてこの有機酸塩が均一
な皮膜状となつて溶接母材に付着するので、鋼材
等へのスパツターの付着を確実に防止し、塗装後
の錆発生原因や外観不良を無くするという作用を
発揮するのである。 さらに本発明防止剤はその主成分が水、酸、又
はシンナー等に可溶性であり、しかも炭化物も残
らず、溶接後は簡単に洗浄工程で除去できるの
で、後工程に問題を残さないし、作業性は、環境
性もすぐれたものとなつているのである。 実施例 1 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 安息香酸ナトリウム 5重量% ポリオキシエチレンオレイルエーテル 15重量% 水 80重量% 実施例 2 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 安息香酸カルシウム 10重量% ポリオキシエチレンオレイルエーテル 10重量% 水 80重量% 実施例 3 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 安息香酸ナトリウム 40重量% ポリオキシエチレンオレイルエーテル 3重量% 水 57重量% 実施例 4 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 テレフタル酸ナトリウム 10重量% ポリオキシエチレンラウリルエーテル 10重量% 水 80重量% 実施例 5 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 パラオキシ安息香酸ナトリウム 10重量% ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
10重量% 着色剤 0.02重量% 水 79.98重量% 実施例 6 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 β−オキシナフトエ酸ナトリウム 10重量% ポリオキシエチレンラウリルエーテル 10重量% エタノール 6重量% 防錆剤 0.1重量% 水 73.9重量% 比較例 1 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 安息香酸ナトリウム 1重量% ポリオキシエチレンオレイルエーテル 25重量% 水 74重量% なお、この比較例は有機酸塩が少なすぎ、かつ
界面活性剤が多すぎる例である。 比較例 2 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 安息香酸ナトリウム 60重量% ポリオキシエチレンオレイルエーテル 1重量% 水 39重量% なお、この比較例は有機酸塩が多すぎて、かつ
界面活性剤が少なすぎる例である。 比較例 3 下記の如き配合組成の処理剤を調製した。 酢酸ナトリウム 10重量% ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル
10重量% エタノール 6重量% 水 74重量% なお、この比較例は脂肪族系の例である。 以上の様な9種類の処理剤を使用して、溶接母
材にそれぞれ刷毛塗りで塗布し、下記の如き溶接
条件で溶接試験を行なつた。 溶接条件 炭酸ガスアーク溶接 厚さ9mmの鉄板をT型すみ肉で溶接 溶接電流 300A アーク電圧 32V 溶接速度 40cm/分 ワイヤー径 1.2φmm ガス流量 20/分 評 価 溶接後における100cm2中のスパツター付着数、
ピツト発生数、を各処理剤について調べ、また水
洗性、シンナー洗浄性を試験した。 これらの結果を第1表に示す。
B. Purpose of the Invention Industrial Field of Application The present invention relates to a coating agent for preventing spatter generated during arc welding of steel materials from adhering to base materials around welding, that is, a welding spatter adhesion prevention agent. It is. Conventional technology and its problems Traditionally, sputter adhesion prevention agents for welding have been used in two types: a direct coating type that leaves the coated film after welding and coats the paint directly over it, and a thinner that removes the coated film after welding. There is also a degreasing type that removes fat by degreasing with alkali, acid, etc. The present invention relates to the latter cleaning type spatter adhesion preventive agent, which can be classified into three types as shown below, each of which has its own drawbacks. The first type is talc, calcium carbonate,
It is a dispersion type that is mainly composed of inorganic powders such as magnesium carbonate and titanium oxide, and is dispersed in a hydrogen solvent with the addition of a thickening agent. Powders are scattered during cleaning, causing environmental degradation, and furthermore, cleaning waste liquid is difficult to dispose of. The second type consists of silicon as the main component, which is dissolved in a solvent or dispersed in water as an emulsion using a surfactant, and is called the silicon type and is used for stainless steel welding. Although this silicone type can be removed by pickling during scale removal, it has the disadvantage that if pickling is carried out for a long time, the silicone film will re-deposit, resulting in uneven removal. Furthermore, the third type is polyvinyl alcohol,
This method uses a water-soluble resin such as polyethylene glycol, but this has the disadvantage that the welding heat causes parts of the resin to become carbonized, and these carbonized parts are difficult to remove. In some cases, poor adhesion occurs. The present invention was made with the aim of developing a spatter adhesion prevention agent that does not have the above-mentioned problems.It can be easily removed in the cleaning process without increasing the number of conventional work steps, and does not cause problems in subsequent processes. Leave nothing behind.
The purpose of the present invention is to provide a novel spatter adhesion prevention agent that does not deteriorate the working environment, has good heat resistance, and improves the original spatter adhesion prevention effect. B. Structure of the Invention The structure of the present invention consists of alkali and alkaline earth organic acids having at least 6 carbon atoms and an aromatic carboxylic acid in which a carboxyl group is directly bonded to an aromatic ring. The gist of the present invention is a welding spatter adhesion inhibitor characterized by blending 5 to 50% by weight of one or more metal salts and 1 to 20% by weight of a surfactant. Measures to solve the problem As a treatment agent that is applied to steel materials before welding to prevent welding spatter from adhering to them,
After repeated studies on the combinations and amounts of various salts and surfactants, we found that aromatic acids that are organic acids with at least 6 carbon atoms and whose carboxyl group is directly bonded to an aromatic ring. A mixture of alkali and alkaline earth metal salts of group-based carboxylic acids (hereinafter often simply referred to as "organic acids") and surfactants in a predetermined ratio is decomposed by welding heat. They have discovered that it is an excellent spatter adhesion prevention agent that is difficult to remove and can be easily removed during the cleaning process (pickling, water washing, thinner washing). Examples of organic acids in the present invention include isophthalic acid, terephthalic acid, benzoic acid, acetylbenzoic acid, dithioterephthalic acid, β-oxynaphthoic acid, benzenehexacarboxylic acid, naphthalic acid,
Examples include trimellitic acid and gallic acid, and alkali and alkaline earth metal salts (hereinafter often simply referred to as "organic acid salts") of these acids, such as sodium, potassium, lithium, calcium, magnesium, etc. The metal salt becomes the organic acid salt as an essential component of the present invention. Since the organic acid in the present invention is an aromatic carboxylic acid, the number of carbon atoms is naturally 6 or more, but
General organic acid salts with a carbon number of 6 or more are difficult to decompose due to welding heat and have a good spatter adhesion prevention effect, but they cannot be used very close to the weld bead (within approximately 10 mm).
Merely having a large number of carbon atoms is inappropriate in the high-temperature region of be. The reason for this is that organic acid salts under the above conditions have the characteristic that they decompose and sublimate immediately after melting in a high temperature region without producing carbides, and can be easily removed by cleaning in the post-process (especially by cleaning with thinner). be. That is, aliphatic carboxylates and aromatic carboxylates in which the carboxyl group is not directly bonded to an aromatic ring carbonize and adhere in a high-temperature region, resulting in poor cleaning performance with thinner. The amount of this organic acid salt is 5 to 50% by weight.
If the blending amount is less than 5% by weight, prevention of spatter adhesion will be insufficient. On the other hand, if the blending amount exceeds 50% by weight, welding defects such as blowholes and pits are likely to occur when it enters the weld bead, making it unsuitable. As the surfactant in the present invention, any of nonionic, anionic, cationic, and amphoteric surfactants can be used, but nonionic surfactants often yield preferable results. Examples of the nonionic surfactant include polyoxyethylene alkyl ethers such as polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene alkyl phenol ethers such as polyoxyethylene nonyl phenol ether, and polyoxyethylene alkyl phenol ethers such as polyoxyethylene monostearate. Examples include ethylene alkyl esters, polyoxyethylene sorbitan monoalkyl esters such as polyoxyethylene sorbitan monolaurate, oxyethylene oxypropylene block polymers, and the like. Examples of anionic surfactants include alkyl carboxylate fatty acid soaps such as rosin soaps,
Examples include alkyl sulfates such as sodium dodecylbenzenesulfonate, alkyl alcohol sulfate ester salts, and alkylmethyl taurate. Further, as the cationic surfactant, dialkyldimethylammonium chloride, polyoxyethylene alkylamine, etc. can be used, and as the amphoteric surfactant, dimethylalkylbetaine, etc. can be used. The amount of this surfactant must be in the range of 1 to 20% by weight; if it is less than 1% by weight, the organic acid salt will form a powdery coating when dried and will not adhere to objects such as base materials. This results in the disadvantage that the particles are scattered all over the place. On the other hand, if this amount exceeds 20% by weight, carbides are likely to be formed due to welding heat, and these carbides are difficult to remove by cleaning. The organic acid salt and surfactant in the present invention are mixed and dissolved in an appropriate solvent within the above concentration range, and the solvent is not particularly limited, but
Water or water-soluble alcohols are preferred, and examples of the water-soluble alcohols include methanol, ethanol, isopropanol, ethylene glycol,
Glycerin and derivatives thereof can be used. In addition, when actually applying the spatter adhesion prevention agent of the present invention, appropriate rust preventive agents, thickeners, leveling agents, coloring agents, fragrances, etc. may be added to the extent that the performance is not impaired according to the conditions of use. It may be used in combination with addition. Function The present invention has the above-mentioned structure, and the use of alkali and alkaline earth metal salts of aromatic carboxylic acids in which the carboxyl group is directly bonded to the aromatic ring has high heat resistance, and the weld bead Around (about 10
It does not decompose due to welding heat at a distance of more than
It decomposes and sublimates without carbonizing in the high-temperature range (within 30%). Moreover, the surfactant blended in an appropriate amount with this organic acid salt forms a uniform film that adheres to the welding base material, which reliably prevents spatter from adhering to steel materials, etc. It has the effect of eliminating the causes of rust and appearance defects after painting. Furthermore, the main component of the inhibitor of the present invention is soluble in water, acid, thinner, etc., and it does not leave any carbides, which can be easily removed in a cleaning process after welding, so it does not leave any problems in subsequent processes and is easy to work with. It also has excellent environmental friendliness. Example 1 A processing agent having the following composition was prepared. Sodium benzoate 5% by weight Polyoxyethylene oleyl ether 15% by weight Water 80% by weight Example 2 A processing agent having the following composition was prepared. Calcium benzoate 10% by weight Polyoxyethylene oleyl ether 10% by weight Water 80% by weight Example 3 A processing agent having the following composition was prepared. Sodium benzoate 40% by weight Polyoxyethylene oleyl ether 3% by weight Water 57% by weight Example 4 A processing agent having the following composition was prepared. Sodium terephthalate 10% by weight Polyoxyethylene lauryl ether 10% by weight Water 80% by weight Example 5 A processing agent having the following composition was prepared. Sodium paraoxybenzoate 10% by weight Polyoxyethylene nonyl phenyl ether
10% by weight Colorant 0.02% by weight Water 79.98% by weight Example 6 A processing agent having the following composition was prepared. Sodium β-oxynaphthoate 10% by weight Polyoxyethylene lauryl ether 10% by weight Ethanol 6% by weight Rust inhibitor 0.1% by weight Water 73.9% by weight Comparative Example 1 A treatment agent having the following composition was prepared. Sodium benzoate 1% by weight Polyoxyethylene oleyl ether 25% by weight Water 74% by weight This comparative example is an example in which the amount of organic acid salt is too small and the amount of surfactant is too large. Comparative Example 2 A processing agent having the following composition was prepared. Sodium benzoate 60% by weight Polyoxyethylene oleyl ether 1% by weight Water 39% by weight This comparative example is an example in which the amount of organic acid salt is too large and the amount of surfactant is too small. Comparative Example 3 A processing agent having the following composition was prepared. Sodium acetate 10% by weight Polyoxyethylene nonyl phenyl ether
10% by weight Ethanol 6% by weight Water 74% by weight This comparative example is an aliphatic example. Using the above-mentioned nine types of treatment agents, each was applied to the welding base material by brush coating, and a welding test was conducted under the following welding conditions. Welding conditions Carbon dioxide gas arc welding A steel plate with a thickness of 9 mm was welded with a T-shaped fillet Welding current: 300 A Arc voltage: 32 V Welding speed: 40 cm/min Wire diameter: 1.2φmm Gas flow rate: 20/min Evaluation Number of spatters attached in 100 cm2 after welding,
The number of pits generated was investigated for each treatment agent, and the water washability and thinner washability were tested. These results are shown in Table 1.

【表】【table】

【表】 なお、表中の「良好」は炭化物がなく洗浄性が
良いこと、「不良」はビード近辺が炭化して洗浄
しても取れないこと、「悪い」は処理剤自体が除
去しにくいこと、を夫々示している。 この表より本発明の処理剤が非常にすぐれたス
パツター付着防止性を有し、しかも洗浄性も好適
であることが認められるのである。 有機酸塩が少なくかつ界面活性剤の多い比較例
1はスパツターが多く付着するし、洗浄性も極端
に悪くなつており、逆に有機酸塩が多く界面活性
剤の少ない比較例2は溶接欠陥が発生しやすくな
つているのである。また炭素数の少ない脂肪族系
を使用した比較例3ではスパツター付着防止効果
が大きく低下しているのである。 ハ 発明の効果 本発明の効果を列挙すれば下記の通りである。 (a) 耐熱性の高いスパツター付着防止剤であり、
スパツター付着防止性がすぐれていると同時に
直接塗料を発生せず、水洗等による除去性もす
ぐれたものとなつている。 (b) 作業上においても従来の工数を増やすもので
はなく能率的にすぐれたものである。 (c) 粉末飛散などの作業環境を亜化させることも
なく、(b)の効果と相乗的に作用して作業性を大
きく向上させるものである。 (d) 洗浄工程で簡単に除去できる処理剤であるた
め、後工程に問題を残さない。 以上の様に本発明スパツター付着防止剤は種々
なるすぐれた効果を有し、スパツターの付着と処
理剤の残留とがないので、鋼材の塗装後の錆発生
原因や外観不良もなくなり、鋼材の溶接技術にき
わめて有用なものとなるのである。
[Table] In the table, "Good" means that there is no carbide and the cleaning performance is good, "Bad" means that the area around the bead is carbonized and cannot be removed even with cleaning, and "Bad" means that the processing agent itself is difficult to remove. Each shows that. From this table, it can be seen that the treatment agent of the present invention has excellent spatter adhesion prevention properties and also has suitable cleaning properties. Comparative Example 1, which contains less organic acid salt and more surfactant, has a lot of spatter and has extremely poor cleaning performance, while Comparative Example 2, which contains more organic acid salt and less surfactant, has welding defects. is becoming more likely to occur. Furthermore, in Comparative Example 3, which used an aliphatic type resin having a small number of carbon atoms, the effect of preventing spatter adhesion was greatly reduced. C. Effects of the invention The effects of the invention are listed below. (a) It is a highly heat resistant spatter adhesion prevention agent,
It has excellent spatter adhesion prevention properties, does not directly generate paint, and is easily removable by washing with water. (b) In terms of work, it does not increase the number of man-hours compared to conventional methods and is more efficient. (c) It does not make the work environment subdued due to powder scattering, and works synergistically with the effect of (b) to greatly improve work efficiency. (d) Since it is a processing agent that can be easily removed during the cleaning process, it does not leave any problems in subsequent processes. As mentioned above, the sputter adhesion prevention agent of the present invention has various excellent effects.Since there is no adhesion of spatter and no residual treatment agent, there is no cause of rust or poor appearance after painting steel materials, and there is no need to weld steel materials. This makes it extremely useful for technology.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 必須成分として、炭素数が少なくとも6以上
である有機酸であつてカルボキシル基が芳香環に
直接結合している芳香族系カルボン酸のアルカリ
及びアルカリ土類の金属塩の1種または2種以上
を5〜50重量%、及び界面活性剤1〜20重量%、
を配合してなることを特徴とする溶接スパツター
付着防止剤。
1. One or more alkali and alkaline earth metal salts of an aromatic carboxylic acid, which is an organic acid having at least 6 carbon atoms and whose carboxyl group is directly bonded to an aromatic ring, as an essential component. 5 to 50% by weight, and 1 to 20% by weight of surfactant,
A welding spatter adhesion inhibitor characterized by containing the following.
JP32875587A 1987-12-24 1987-12-24 Preventive agent for adhesion of welding spatter Granted JPH01170600A (en)

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JP32875587A JPH01170600A (en) 1987-12-24 1987-12-24 Preventive agent for adhesion of welding spatter

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5180645A (en) * 1975-01-10 1976-07-14 Nippon Oils & Fats Co Ltd SUPATSUTAFUCHAKUBOSHIZAI

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