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JPH0347638Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0347638Y2
JPH0347638Y2 JP12865988U JP12865988U JPH0347638Y2 JP H0347638 Y2 JPH0347638 Y2 JP H0347638Y2 JP 12865988 U JP12865988 U JP 12865988U JP 12865988 U JP12865988 U JP 12865988U JP H0347638 Y2 JPH0347638 Y2 JP H0347638Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
booth
air
sauna
steam
flow path
Prior art date
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Expired
Application number
JP12865988U
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English (en)
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JPH0288643U (ja
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Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12865988U priority Critical patent/JPH0347638Y2/ja
Publication of JPH0288643U publication Critical patent/JPH0288643U/ja
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Publication of JPH0347638Y2 publication Critical patent/JPH0347638Y2/ja
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  • Air Humidification (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サウナブース内に高湿度の環境を作
るスチームサウナに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のスチームサウナは、これを示す
と第9図の通りである。すなわち、従来のスチー
ムサウナ91は、サウナブース92の上部に排気
通路3が形成され、下部側に蒸気の供給管94が
開口して配置されている。蒸気の供給管94は、
水槽95内の貯留水をヒータ96により加熱して
沸騰させることで生成した蒸気を室内97へ供給
している。一方、蒸気供給管94内に配置された
空気供給管98へフアン99を介して新鮮空気を
強制送風し、蒸気供給管94内の出口側近傍に吐
出させている。そして、前記蒸気と新鮮空気とを
混合してサウナブース92の室内99へこれを噴
出することで、蒸気の温度を低下させ、室内97
に適温で高湿度の雰囲気を作り出している。な
お、新鮮空気を供給する理由は、貯留水の沸騰に
より生成した蒸気のみを室内97へ噴出した場合
は、室内温度97が高くなり、火傷を負う危険が
あるからである。前記室内97へ噴出された混合
気は、順次室内上部へ上昇し、排気通路93から
室外へ排出されるようになつている。使用中にあ
つて、前記混合気は継続して室内97へ噴出され
ている。
[考案が解決しようとする課題] このように、従来のスチームサウナ91にあつ
ては、沸騰により生成した蒸気と新鮮空気とを混
合して供給し、これを排気通路93から排気して
いるので、排気された混合気の熱容量分が損失と
なり十分な熱容量の有効利用が図れないでいた。
すなわち、熱損失が大きく且つ使用する蒸気のト
ータル量が増大するという欠点があつた。それに
加えて、水槽95内の貯留水を沸騰(100℃に加
熱)させて蒸気を生成しているため、貯留水を沸
騰させるだけの通常は3200W以上の大容量のヒー
タ96が必要であり、装置の大型化及びコストア
ツプの原因になつていた。
また、サウナブース内は高温多湿であるから、
長時間使用するときには動悸、目眩などを覚える
おそれがある。
[課題を解決するための手段] 本考案のスチームサウナは、内部に座席部が設
けられたサウナブースと;該サウナブースの外部
に配置されており、その一端側が該サウナブース
の一部において開口し、その他端側が該サウナブ
ースの他の一部において開口している空気流路
と;該空気流路に設けられており、該空気流路の
前記一端側から他端側へ向つて空気を流すための
送風装置と;該空気流路に設けられており、該空
気流路内を流れる空気を加熱するための電気加熱
器と;水を貯留する容器及び該容器に設けられた
蒸気を発生させるための超音波発振器を備えてお
り、発生した蒸気が該空気流路を流れる空気に混
入されるように該空気流路に設置された蒸気発生
手段と;前記サウナブースの天井部又は側壁部に
設けられた排気口と、前記サウナブースの側壁部
に設けられており、前記座席部の上方における該
座席部の着座者の上半身領域部に向つて前記サウ
ナブース外の空気を吹き出すための空気吹出口
と、を備えており、前記排気口及び空気吹出口
は、ダンパ装置に接続され、該ダンパ装置の共通
軸により駆動されるダンパフラツパにより外部と
の連通が切り替えられ、かつ、前記排気口又はそ
れよりも排気方向下流側に排気フアンが設けられ
ていることを特徴とするものである。
[作用] 本考案のスチームサウナにおいては、超音波発
振器を動作させて水槽内の貯留水を振動させ、霧
状の水蒸気を発生させる。この霧状水蒸気は蒸気
と温風との混合流体として室内へ噴出され、循環
する。蒸気を伴つた循環流体の温度は、通常の場
合38〜45℃である。このように循環式のスチーム
サウナであるから、循環流体の熱容量が外部へ直
接逃げることはなく、有効な熱利用が図れる。
また、ダンパ装置を開放状態とすると共に排気
フアンを作動させることにより、サウナ使用者に
向つてサウナブース外の空気(以下、新鮮空気と
いうことがある。)が吹き出される。これにより、
目眩や動悸などを防止でき、爽快なサウナ使用を
継続できるようになる。この際、吹出用開口の位
置や方向等を選定することにより、新鮮空気が使
用者の願面や首付近のみに吹き出すようにする
と、サウナブース内の全体的な高温多湿雰囲気を
維持しながら、使用者に対し爽快感を与えること
ができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案
について説明する。
第1図は本考案の実施例に係るスチームサウナ
1の概略的かつ模式的な縦断面図である。このス
チームサウナ1はサウナブース(以下、ブースと
略)2内に座席部8が設けられ、使用者が腰を掛
けて使用できるようになつている。ブース2の上
部には吸込口18が設けられ、ブース室内11の
空気がダクト39、ブロワ36及びダクト41を
経て蒸気発生器37に導入され、この蒸気発生器
37内で加熱及び加湿された後、ダクト62を経
て吹出口19からブース空気11に吹き出され、
これによりブース室内11が高温多湿雰囲気とな
るよう構成されている。ブース2の天井部には排
気フアン26が設けられ、該排気フアン26の排
出側はダンパ装置80に接続されている。
蒸気発生器37は、容器37A内に超音波発振
器52及び空気加熱用ヒータ46が設けられ、導
入口44から容器37A内に導入された空気に対
し、水Wの霧化により発生した水蒸気が混気され
ると共に、ヒータ46により加熱が行なわれる。
高温多湿の空気はダクト62を経て吹出口19か
らブース室内11に吹き出される。
ブース2には開口(新鮮空気吹出口)63が設
られており、ダクト63は前記ダンパ装置80に
接続されている。ダンパ装置80は共通の軸87
で回動されるダンパフラツパ86,92を備えて
いる。これらダンパフラツパ86,92を開放さ
せた状態にして排気フアン26を作動させること
により、新鮮空気がブース2内に吸い込まれる如
くしてブース2内のサウナ使用者に向つて吹き出
される。
次に第2〜8図を参照してブース2、蒸気発生
器37等の構成について詳細に説明する。
第2図はブースの正面図、第3図はブース2の
詳細な構成を示す縦断面図(第2図のA−A′線
断面図)、第4図はブース2の斜視図、第5図は
第2図のC−C′線断面図、第6図はブース底部付
近の斜視図である。また、第7,8図は蒸気発生
器37の構成図であり、第7図は長手方向の断面
図、第8図は第7図の−線断面図である。
スチームサウナ1の底部はベースプレート2A
よりなり、その上方に空間3を介して防水パン4
が配置されている。この防水パン4は、FRP(ガ
ラス繊維強化合成樹脂)製であり、第4図に示さ
れる支柱部5や第3図に示される側面スカート部
6などが床面部7、座席部8及び側パネル載置部
9等と共に一体的に成形されている。防水パン4
の床面部7には排水トラツプ10が設けられてい
る。
この側パネル載置部9上にはインナパネル1
2、フレーム13、アウタパネル14が立設され
ている。
主として第3図に示されるように、インナパネ
ル12には、ブース室内11から室外側に向つて
突出する凹陥部よりなる棚15が設けられ、シヤ
ンプーやリンス、シエーバなどを置けるよう構成
されている。FRP製のインナパネル12には、
ブース室内の気体の吸込用と吹出用の開口が穿設
され、スリツトを備えた通気口部材16,17を
開口に装着して吸込口18と吹出口19とが構成
されている。なお、通気口部材17は吹出方向が
変更自在となるように設けられている。インナパ
ネル12にはシヤワーホース20の基端部の接続
金具21とシヤワーヘルド22のフツク23、シ
ヤワーの水量及び温度を調節するためのハンドル
24を備えたサーモスタツトミキシングバルブ2
5、ブース室内11に吹き出される空気の温度、
湿度及び第4図に示される排気フアン26のコン
トロールを行うスイツチを備えた室内操作盤27
が設けられている。インナパネル12には、ブー
ス11内に向つて遠赤外線を照射するパネル状の
遠赤外線ヒータ28(第5図)が取り付けられて
いる。
FRP製フレーム13は、第4,5図に示され
を通り、防水パンの4隅から立ち上つており、フ
レーム13同志の間の3箇所にはアウタパネル1
4が着脱自在に取り付けられ、内部の配管や電気
配線などを点検できるようにしてある。フレーム
同志の間の残りの1箇所には扉30が設けられて
いる。この扉30には半透明ガラス31が装着さ
れている。扉30に隣接して外部操作盤32が設
けられている。この操作盤32には、サウナブー
スの電気機器類のメインスイツチと、加温・加湿
を行なうためのスイツチと、天井部の照明33の
ON、OFF用のスイツチとが設けられている。
フレーム13の上側には天井パネル35が設け
られ、ブース室内11を照らす照明33及びブー
ス室内11からの排気用のフアン26が設置され
ている。符号26aはこの排気フアン26が設置
された排気口であり、ダンパ装置80に接続され
ている。また、ブース2の上部には送風手段とし
てブロワ36が設けられている。
防水パン4の座席部8の下側には、第6図に拡
大して示される通り、蒸気発生器37が設置され
ている。ブロワ36の吸入口はダクト39を介し
てインナパネル12の吸込口18に連通され、ブ
ロワ36の吐出口40はフレキシブルダクト41
を介して蒸気発生器37に接続されている。
蒸気発生器7の構成について第7,8図を参照
して次に説明する。
符号42,43は上部缶体及び下部缶体であ
り、これら缶体42,43のフランジ部42a,
43aが重ね合わされてボルト(図示略)により
連結されることにより容器37Aが構成され、内
部に水Wが貯留される。
上部缶体42には前記ダクト41が接続される
空気の導入口44及び排出口45が開口されると
共に、加熱手段としてヒータ(本実施例でシーズ
ヒータ)46が設けられている。下部缶体43に
は給水管47が電磁弁48を介して接続されると
共に、排水手段として排水管49が電磁弁50を
介して接続されている。
下部缶体43には、超音波発振器52、水温セ
ンサ53、フロートスイツチ54及びオーバーフ
ロー管55が設けられている。
符号56は仕切板であり、缶体42,43より
なる容器37A内を上下に仕切るように略々水平
に設けられている。この仕切板56は、導入口4
4から導入される空気が直に水Wの水面に吹き付
けられて水面が波打つことを防止している。即
ち、水Wの水面が過度に激しく波打つと、超音波
発振器52による水Wの霧化作用をが阻害され、
蒸気発生量が低下するおそれがある。そこで、本
実施例では、仕切板56により、導入口44から
の気流が直に水面に吹き付けられないように構成
してある。仕切板56には、超音波発振器52の
上方において開口57が設けられており、霧化し
た水蒸気が排出口45に向つて流れ易くなるよう
に構成されている。
仕切板56はヒータ46の下方部分を囲むこと
により、ヒータ46の輻射熱が水Wに吸収されな
いようにも構成されている。このように構成する
ことにより、ヒータ46から下方に向つて放射さ
れた輻射熱が仕切板56に吸収ないし反射され、
仕切板56の上側を流れる空気を加熱するために
用いられ、加熱効率が向上する。
ヒータ46の側方及び上方には、側板58及び
天井板59が設けられ、これら側板58及び天井
板59と上部缶体42との間には間隙が介在され
ている。これら側板58及び天井板59も、ヒー
タ46からの輻射熱が吸収ないし反射することに
より、輻射熱が上部缶体42から外部に伝熱する
ことを防止し、加熱効率を向上させる作用を働い
ている。また、本実施例のように仕切板56及び
側板58を設けておくと、水Wから霧化した水蒸
気は、開口57を通過しヒータ46よりも下流側
のゾーンにおいて循環空気流に混和される。この
ため、水蒸気が直接的にヒータ46に接触せず、
ヒータ46の表面への水スケールの付着が防止さ
れる。この結果、ヒータ46の放熱特性が長期間
にわたつて高いものとなる。なお、天井板59は
缶体42の天井面にボルト(図示略)により固定
され、側板58及び仕切板56は該天井板59に
吊設されている。
符号60は上部缶体に取り付けられた缶体用温
度センサを示す。また、符号61はヒータ端子を
示す。
第4,6図に示す如く、上部缶体42の排出口
45にはフレキシブルダクト62が接続され、該
ダクト62はブース2のインナパネル14に設け
られた吹出口19に接続されている。従つて、本
実施例ではダクト39,41,62及び蒸気発生
器37によりブース室内11の空気を循環させる
ための流路が構成されている。
第3図に示す通り、インナパネル14にはブー
ス2外部の新鮮空気をブース室内11に導入する
ための新鮮空気吹出口(以下、「新鮮空気口」と
称する場合がある。)63が設けられている。該
新鮮空気口63は座席部8に腰を掛けた使用者の
略々頭ないし首又は胸付近の高さとなるように設
けられている。該新鮮空気口63には吹出方向が
変更自在となるように通気口部材63aが設けら
れ、該通気口部材63aは、本実施例では座席部
8に座つた使用者の顔や首付近に向つて設けられ
ている。第4図の如く、該新鮮空気口63はダク
ト64を介してダンパ装置80に接続されてい
る。
ダンパ装置80の構成について第10〜12図
を参照して次に説明する。なお、第12図は斜視
図であり、第10,11図は第12図の−
線、XI−XI線に沿う断面図である。
符号81はダンパボツクスであり、内部が区画
板82により入口室83と出口室84とに区画さ
れている。該区画板82には開口85が設けられ
ており、該開口85を被い得るダンパプレート8
6が出口室84側から区画板82に当接可能とさ
れている。このダンパプレート86は軸87に支
持されており、該軸87の両端はダンパボツクス
81の側面に枢支されている。該軸87の一端は
リンク88を介してモータ89に接続されてい
る。
ダンパボツクス87の側面にはブラケツト90
を介してパイプ91が固設され、該パイプ91の
後端には前記ダクト64が接続されている。パイ
プ91の前端面を被い得るようにダンパプレート
92が設けられており、該ダンパプレート92は
前記軸87の他端に固着されている。符号93は
入口室開口、94は出口室開口を示す。入口室開
口93は前記排気フアン26の排気側に連通され
ている。
このように構成されたダンパ装置において、モ
ータ89を作動させて軸87を回動することによ
りダンパプレート86,92が回動し、区画板8
2の開口85とパイプ91の前端開口とを開閉す
ることができる。従つて、1個のモータ89によ
りダンパプレート86,92の駆動を行なえ、装
置構成が簡易である。また、共通の軸87により
これらダンパプレート86,92が回動されるの
で、区画板82の開口85及びパイプ91の前端
開口の開閉を完全に同期して行なうことができ
る。
このダンパフラツパ86,92を開放した状態
で排気フアン26を動させると、ブース室内11
からの排気が行なわれると共に、新鮮空気口63
からブース室内11に新鮮空気が導入され、座席
部8に座つた使用者の顔面に向つて新鮮空気が吹
き付けられるので、サウナ使用中にのぼせたりす
ることが防止され、爽快なサウナ使用を行なえ
る。なお、ブース室内11の空気は、排気フアン
26から前記入口室開口93、入口室83、開口
85、出口室84及び出口室開口94を経て外部
に排出される。また、新鮮空気は、パイプ91か
らダクト64内に流入し、新鮮空気口63に至
る。
この際、新鮮空気は新鮮空気口63のみから吹
き出される局部的な風となつており、ブース室内
11の全体的な高温多湿雰囲気はそのまま維持さ
れる。特に、本実施例にあつては、吸込口18が
ブース2の上部に設けられているので、新鮮空気
口63から新鮮空気を吹き込んでも、サウナ使用
者の首よりも下は確実に高温多湿雰囲気が維持さ
れる。なお、このように首よりも下方の高温多湿
雰囲気を維持するためには、新鮮空気口63は首
よりもやや下方の高さに設け、新鮮空気が斜め上
方に向つて吹き出されるようにするのが好適であ
る。
本実施例では、使用者の身長や姿勢に応じて通
気口部材63aの向きを手で調整することによ
り、使用者の顔や首付近に確実に新鮮空気を吹き
付けることができる。
なお、本実施例の如く、排気フアン26を作動
させて新鮮空気をブース室内11に吸い込むよう
に構成した場合には、ブース室内11からの外部
への多湿空気の漏出がない。このため、ブース2
の近傍部分での結露の発生等が防止される。因み
に、フアンにより新鮮空気をブース室内11に押
し込むときには、多湿空気がブース室外に漏出し
て結露の発生や、周囲が湿気を帯びるおそれがあ
る。本実施例の如く構成すると、サウナブースの
設置箇所近傍領域を良好な環境に維持できる。
また、本実施例にあつては、ダンパフラツパ8
6,92を閉じておくと、ブース室内11へ不要
時に外気が流入することが確実に防止される。
防水パン4の下側には、第4図に示すように電
気回路ボツクス70が設置され、操作盤27,3
2からの信号に基いてブロワ36、超音波発振器
52、ヒータ46等のスチームサウナの電気機器
を制御するための回路が該ボツクス62に内蔵さ
れている。防水パン4の側面には着脱自在にパネ
ル71が取り付けられている。
このように構成されたスチームサウナにおい
て、使用者は扉30を開けて出入りする。通常の
使用方法に従うと、ブース室内11に入るに先立
つて外部操作盤32に設けられている加温・加湿
用スイツチを押す。これにより、ブロワ36、ヒ
ータ46、超音波発振器52が作動され、ブース
室内11が温かくかつ十分に湿度を帯びた状態と
なる。この後、ブース内に入つて身体を温めたり
シヤワーを浴びたりする。
ブース室内11において、使用者は室内操作盤
27のスイツチを操作することによりブロワ36
の回転を制御し、吹出口19から吹き出される気
流流量を調節できる。また、操作盤27のスイツ
チ操作により空気加熱用ヒータ46の出力を制御
して吹き出される気流温度を調節でき、超音波発
振器52の出力を制御して気流湿度を調節でき
る。同様に、遠赤外線ヒータ28の出力調節及び
排気フアン26のON、OFFもできる。なお、出
力調節とは当該機器のOFFを行うことも含む。
このスチームサウナでは、ブース室内11に居な
がら、ブース内の温度、湿度、遠赤外線ヒータ2
8の操作を行え、ブース使用者は最も快適な環境
を創り出すことができる。
この使用中に前記の通り新鮮空気口63から新
鮮空気を吹き出すことにより、爽快なサウナ使用
が可能となる。
図に示した実施例においては、新鮮空気口63
は1個のみ設けられているが、複数個設けても良
い。この場合、互いに設置高さが異なるように設
け、サウナ使用者の身長に応じて適切な高さの新
鮮空気口から新鮮空気を吹き出すようにしても良
い。また、電気回路ボツクス70はブース2の天
井部上面に設置しても良い。このようにすると、
天井部上面は通気性が良いので、電気回路ボツク
ス70からの放熱を促進することができる。
なお、遠赤外線ヒータ28は、これを装着しな
くとも十分に快適なスチームサウナの利用ができ
る。また、超音波発振器52を作動させず、ブロ
ワ36及びヒータ46を作動させることにより、
温風サウナとして利用することも可能である。
[効果] 本考案にあつては、室内を多湿とするための蒸
気が超音波装置で得ることができ、従来のように
貯留水を100℃に加熱して沸騰させる必要がない。
従つて、加熱源としては室内空気を適温に加熱す
るための小容量のものでよく、従来の場合に比較
して使用する熱エネルギーを大幅に低減すること
が可能である。また蒸気と温風とが混合した循環
流体は、閉鎖された流路を繰り返して循環するも
のであり、循環流体が持つ熱エネルギーが従来の
ように直接外部へ逃げる等のことはなく、熱効率
に優れている。
また、本考案のスチームサウナにあつては、サ
ウナ使用中に新鮮な空気を顔や首などに当てるこ
とができるので、極めて爽快なサウナ使用を行な
える。
さらに、新鮮空気の吹き出し時にブース室内の
湿つた空気がブース外に漏れ出すことがない。こ
の新鮮空気の導入用のダンパ装置のフラツパは共
通軸により駆動されるので、駆動装置が1台で足
りるようになると共に、排気作動と新鮮空気吸入
作動用のフラツパ動作を完全に同期させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るスチームサウナ
の全体を模式的に示すサウナブースの縦断面図、
第2図は実施例に係るサウナブースの正面図、第
3図は第2図のA−A′線断面図、第4図はスチ
ームサウナの組立状態を示す斜視図、第5図は第
2図のC−C′線断面図、第6図はスチームサウナ
の底部の斜視図、第7図及び第8図は蒸気発生器
の断面図である。第9図は従来例を示す断面図で
ある。第10図はダンパ装置の縦断面図、第11
図は同平面図、第12図は同斜視図である。 1……スチームサウナ、2……ブース、11…
…ブース室内、18……吹込口、19……吹出
口、26……排気フアン、37……蒸気発生器、
37A……容器、39,41,62……ダクト、
46……ヒータ、47……給水管、48,50…
…電磁弁、49……排水管、55……オーバーフ
ロー管、56……仕切板、63……新鮮空気吹出
口、80……ダンパ装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に座席部が設けられたサウナブースと; 該サウナブースの外部に配置されており、その
    一端側が該サウナブースの一部において開口し、
    その他端側が該サウナブースの他の一部において
    開口している空気流路と; 該空気流路に設けられており、該空気流路の前
    記一端側から他端側へ向つて空気を流すための送
    風装置と; 該空気流路に設けられており、該空気流路内を
    流れる空気を加熱するための電気加熱器と; 水を貯留する容器及び該容器に設けられた蒸気
    を発生させるための超音波発振器を備えており、
    発生した蒸風が該空気流路を流れる空気に混入さ
    れるように該空気流路に設置された蒸気発生手段
    と; 前記サウナブースの天井部又は側壁部に設けら
    れた排気口と、 前記サウナブースの側壁部に設けられており、
    前記座席部の上方における該座席部の着座者の上
    半身領域部に向つて前記サウナブース外の空気を
    吹き出すための空気吹出口と、 を備えており、 前記排気口及び空気吹出口は、ダンパ装置に接
    続され、該ダンパ装置の共通軸により駆動される
    ダンパフラツパにより外部との連通が切り替えら
    れ、かつ、前記排気口又はそれよりも排気方向下
    流側に排気フアンが設けられていることを特徴と
    するスチームサウナ。
JP12865988U 1988-09-30 1988-09-30 Expired JPH0347638Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12865988U JPH0347638Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12865988U JPH0347638Y2 (ja) 1988-09-30 1988-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0288643U JPH0288643U (ja) 1990-07-13
JPH0347638Y2 true JPH0347638Y2 (ja) 1991-10-11

Family

ID=31382206

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