JPH034644Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH034644Y2 JPH034644Y2 JP16426286U JP16426286U JPH034644Y2 JP H034644 Y2 JPH034644 Y2 JP H034644Y2 JP 16426286 U JP16426286 U JP 16426286U JP 16426286 U JP16426286 U JP 16426286U JP H034644 Y2 JPH034644 Y2 JP H034644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support member
- frame
- balcony
- fins
- holding frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 53
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000009747 swallowing Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
この考案は、ベランダ・バルコニー、手摺、あ
るいは窓枠等のように屋外側へ突出状態で設ける
各種構築物を躯体に取付けるのに利用する構築物
の取付構造に関するものである。
るいは窓枠等のように屋外側へ突出状態で設ける
各種構築物を躯体に取付けるのに利用する構築物
の取付構造に関するものである。
(従来の技術)
従来、上記の取付構造としては、例えば実開昭
61−98101号公報に記載されているものがあり、
その構造を第11図および第12図に基づいて説
明する。
61−98101号公報に記載されているものがあり、
その構造を第11図および第12図に基づいて説
明する。
図中において、符号100は家屋の外壁、10
1は化粧カバー、102は前記外壁100の外側
に取付けた幕板であり、103はバルコニーを形
成する片持梁である。
1は化粧カバー、102は前記外壁100の外側
に取付けた幕板であり、103はバルコニーを形
成する片持梁である。
前記化粧カバー101は、前記外壁100と片
持梁103の内端部103aとの間で挾持されう
る平面状の取付部101aを有すると共に、前記
取付部101aの周縁部に、前記幕板102の外
面と略同一面となる前面を有する隆起部101b
を備えている。
持梁103の内端部103aとの間で挾持されう
る平面状の取付部101aを有すると共に、前記
取付部101aの周縁部に、前記幕板102の外
面と略同一面となる前面を有する隆起部101b
を備えている。
そして、前記片持梁103を取付けるには、前
記取付部101aに内端部103aを係合し、前
記内端部103a、取付部101aおよび外壁1
00を貫通する複数のボルト104を設けて、家
屋内側から前記各ボルト104にナツト105を
締着ける。なお、第11図中の符号106は、前
記ボルト104で固定した根太掛けであり、10
7は外壁100を保持する家屋の胴差しである。
また、上記の要領で取付けた化粧カバー101の
隆起部101bの両側に、幕板102の端部が位
置決めされる。
記取付部101aに内端部103aを係合し、前
記内端部103a、取付部101aおよび外壁1
00を貫通する複数のボルト104を設けて、家
屋内側から前記各ボルト104にナツト105を
締着ける。なお、第11図中の符号106は、前
記ボルト104で固定した根太掛けであり、10
7は外壁100を保持する家屋の胴差しである。
また、上記の要領で取付けた化粧カバー101の
隆起部101bの両側に、幕板102の端部が位
置決めされる。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、上記したような取付構造の場合、例
えば施工現場などにおいて、化粧カバー101の
位置に合わせて幕板102を切断することになる
が、その切断端部が外部に露出状態となることか
ら、化粧カバー101と幕板102との接合部分
をきれいに仕上げることが大変難しく、このほ
か、帯状の外装材(幕板)を上下方向に配列する
場合などでは、各外装材の端部を揃えて上記接合
部分を形成することがより一層難しいという問題
点があつた。また、上記した従来構造の場合、化
粧カバー101と幕板102との接合部分から家
屋内側へ漏水が生じる恐れが多分にあるという問
題点があつた。
えば施工現場などにおいて、化粧カバー101の
位置に合わせて幕板102を切断することになる
が、その切断端部が外部に露出状態となることか
ら、化粧カバー101と幕板102との接合部分
をきれいに仕上げることが大変難しく、このほ
か、帯状の外装材(幕板)を上下方向に配列する
場合などでは、各外装材の端部を揃えて上記接合
部分を形成することがより一層難しいという問題
点があつた。また、上記した従来構造の場合、化
粧カバー101と幕板102との接合部分から家
屋内側へ漏水が生じる恐れが多分にあるという問
題点があつた。
(考案の目的)
この考案は、このような従来の問題点に着目し
て成されたもので、屋外側へ突出状態で取付けら
れる構築物と外装材との接合部分をきれいに仕上
げることができ、しかも上記接合部分から躯体内
側への漏水を防止することができる構築物の取付
構造を提供することを目的としている。
て成されたもので、屋外側へ突出状態で取付けら
れる構築物と外装材との接合部分をきれいに仕上
げることができ、しかも上記接合部分から躯体内
側への漏水を防止することができる構築物の取付
構造を提供することを目的としている。
[考案の構成]
(問題点を解決するための手段)
この考案による構築物の取付構造は、躯体より
屋外側へ突出状態に取付ける構築物において、躯
体と、これに固定される構築物との間に、少なく
とも片側に屋外方向へ突出するフインを設けた支
持材を介装し、前記躯体に、躯体屋外側の外装材
の端部覆い部を備えた保持枠を前記フインに近接
状態で固定して、前記保持枠とフインとの間に水
密材を設けて成ることを特徴としている。
屋外側へ突出状態に取付ける構築物において、躯
体と、これに固定される構築物との間に、少なく
とも片側に屋外方向へ突出するフインを設けた支
持材を介装し、前記躯体に、躯体屋外側の外装材
の端部覆い部を備えた保持枠を前記フインに近接
状態で固定して、前記保持枠とフインとの間に水
密材を設けて成ることを特徴としている。
(実施例)
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第10図は、この考案の一実施例を説
明する図である。
明する図である。
すなわち、この実施例では、構築物としてのバ
ルコニーに当該取付構造を適用した場合を示して
いる。
ルコニーに当該取付構造を適用した場合を示して
いる。
バルコニー1は、第4図、第5図および第10
図に示すように、躯体である家屋2から屋外側に
突出状態で設けてある。家屋2側には、第3図に
示すように、等間隔をおいた三本の柱3a,3
b,3cと、各柱3a,3b,3cを連結する胴
差4とが構成してある。
図に示すように、躯体である家屋2から屋外側に
突出状態で設けてある。家屋2側には、第3図に
示すように、等間隔をおいた三本の柱3a,3
b,3cと、各柱3a,3b,3cを連結する胴
差4とが構成してある。
前記バルコニー1は、その概要を説明すると、
適宜の装飾を施した一対のサイドパネル(片側の
み図示)5を両側の柱3a,3cに固定し、前記
サイドパネル5の先端部上下に笠木6および桁7
を架設すると共に、前記笠木6と桁7との間には
格子8を形成する。そして、前記胴差し4に沿つ
て固定した根太掛け9と前記桁7との間に適数の
根太10を架設し、根太10の上面に、当該バル
コニー1の床面となるデツキ材11を設ける。ま
た、この実施例におけるバルコニー1は、格子8
の中央部に補助支柱12が設けてあり、各サイド
パネル5および中央部の下側に、方杖としてのア
ンダーブラケツト13,13,14が設けてあ
る。
適宜の装飾を施した一対のサイドパネル(片側の
み図示)5を両側の柱3a,3cに固定し、前記
サイドパネル5の先端部上下に笠木6および桁7
を架設すると共に、前記笠木6と桁7との間には
格子8を形成する。そして、前記胴差し4に沿つ
て固定した根太掛け9と前記桁7との間に適数の
根太10を架設し、根太10の上面に、当該バル
コニー1の床面となるデツキ材11を設ける。ま
た、この実施例におけるバルコニー1は、格子8
の中央部に補助支柱12が設けてあり、各サイド
パネル5および中央部の下側に、方杖としてのア
ンダーブラケツト13,13,14が設けてあ
る。
前記各柱3a,3b,3cの間には、バルコニ
ー1との間を出入するための障子15を備えたサ
ツシ枠16が設けてある。また家屋2の屋外側に
は、後記する壁部や適宜の胴縁が構成され、パネ
ル状の外装材17を上下方向に配列した状態で取
付ける。
ー1との間を出入するための障子15を備えたサ
ツシ枠16が設けてある。また家屋2の屋外側に
は、後記する壁部や適宜の胴縁が構成され、パネ
ル状の外装材17を上下方向に配列した状態で取
付ける。
上記のバルコニー1を取付けるにあたり、両側
の柱3a,3cとサイドパネル5との間に第1支
持材18を介装し、同じく両側の柱3a,3cと
アンダーブラケツト13,13との間には、第2
支持材19を介装する。ここで、中央のアンダー
ブラケツト14は、柱3b側の端部である取付部
14aの上部に、両側へ張出して前記取付部14
aの一部と成す張出部14bを有している。した
がつて、上記アンダーブラケツト14の取付けに
は、中央の柱3bと胴差し4との交差部分に固定
され且つボルト20aを屋外へ向けて突設した先
付け金具20と、前記先付け金具20と張出部1
4bとの間に介装するスペーサ21とを用い、中
央の柱3bと前記張出部14bを除く取付部14
aとの間に第3支持材22を介装する。
の柱3a,3cとサイドパネル5との間に第1支
持材18を介装し、同じく両側の柱3a,3cと
アンダーブラケツト13,13との間には、第2
支持材19を介装する。ここで、中央のアンダー
ブラケツト14は、柱3b側の端部である取付部
14aの上部に、両側へ張出して前記取付部14
aの一部と成す張出部14bを有している。した
がつて、上記アンダーブラケツト14の取付けに
は、中央の柱3bと胴差し4との交差部分に固定
され且つボルト20aを屋外へ向けて突設した先
付け金具20と、前記先付け金具20と張出部1
4bとの間に介装するスペーサ21とを用い、中
央の柱3bと前記張出部14bを除く取付部14
aとの間に第3支持材22を介装する。
前記第1支持材18は、第1図および第6図に
も示すように、柱3aとサイドパネル5とで挾持
される本体部18aのバルコニー外側となる片側
に、家屋壁部2aに添つて延出する突片18b
と、屋外方向へ延出するフイン18cとを長手方
向にわたつて有し、前記フイン18cの先端部近
傍には、前記突片18bと略平行に突出する水密
材受け用突部18dが形成してある。また、上記
第1支持材18の上下端部と柱3aとの間には、
断面L形の取付け具(上部のものだけ図示)23
が介装してあり、前記第1支持材18の上下端
は、屋外面部分だけを残した状態にして、上記取
付け具23に対応する分だけ切欠いてある。前記
取付け具23は、一方の片23aを柱3aの屋外
面に相対向させた状態にして、他方の片23bを
複数のボルト24で前記柱3aの側面に固定す
る。このとき、前記一方の片23aには、柱3a
側から別のボルト25を貫通状態で設ける。
も示すように、柱3aとサイドパネル5とで挾持
される本体部18aのバルコニー外側となる片側
に、家屋壁部2aに添つて延出する突片18b
と、屋外方向へ延出するフイン18cとを長手方
向にわたつて有し、前記フイン18cの先端部近
傍には、前記突片18bと略平行に突出する水密
材受け用突部18dが形成してある。また、上記
第1支持材18の上下端部と柱3aとの間には、
断面L形の取付け具(上部のものだけ図示)23
が介装してあり、前記第1支持材18の上下端
は、屋外面部分だけを残した状態にして、上記取
付け具23に対応する分だけ切欠いてある。前記
取付け具23は、一方の片23aを柱3aの屋外
面に相対向させた状態にして、他方の片23bを
複数のボルト24で前記柱3aの側面に固定す
る。このとき、前記一方の片23aには、柱3a
側から別のボルト25を貫通状態で設ける。
そして、柱3aにサイドパネル5を取付けるに
は、前記ボルト25に、第1支持材18およびサ
イドパネル5の上部に夫々形成したボルト用孔1
8e,5a(第1図に示す)を係合し、ナツト2
6を螺着して前記サイドパネル5の上端を固定す
る。なお、前記一方の片23aの端部には、突部
23cを設け、当該片23aと柱3aとの間に、
前記ボルト25の頭部を介在させるための隙間を
形成するようになつている。また、サイドパネル
5の下端部分は、上記した取付け具23と同一の
ものを介して同じ要領で柱3aに固定されると共
に、L形の連結具27および複数のねじ27aを
用いて第1支持材18と根太掛け9とを連結して
いる。さらに、サイドパネル5の中間部分は、当
該サイドパネル5に形成したボルト用孔5b(第
6図に示す)に挿通され、且つ第1支持材18を
貫通するボルト28を柱3aにねじ込むことによ
つて固定する。ここで、家屋壁部2aの屋外側に
は、前記第1支持材18の突片18bを貫通する
ビス29や釘30によつて胴縁31が固定してあ
る。
は、前記ボルト25に、第1支持材18およびサ
イドパネル5の上部に夫々形成したボルト用孔1
8e,5a(第1図に示す)を係合し、ナツト2
6を螺着して前記サイドパネル5の上端を固定す
る。なお、前記一方の片23aの端部には、突部
23cを設け、当該片23aと柱3aとの間に、
前記ボルト25の頭部を介在させるための隙間を
形成するようになつている。また、サイドパネル
5の下端部分は、上記した取付け具23と同一の
ものを介して同じ要領で柱3aに固定されると共
に、L形の連結具27および複数のねじ27aを
用いて第1支持材18と根太掛け9とを連結して
いる。さらに、サイドパネル5の中間部分は、当
該サイドパネル5に形成したボルト用孔5b(第
6図に示す)に挿通され、且つ第1支持材18を
貫通するボルト28を柱3aにねじ込むことによ
つて固定する。ここで、家屋壁部2aの屋外側に
は、前記第1支持材18の突片18bを貫通する
ビス29や釘30によつて胴縁31が固定してあ
る。
前記胴縁31には、先述の外装材17の端部を
屋外側から隠蔽するための保持枠32が設けてあ
る。前記保持枠32は、第1支持材18および第
2支持材19に沿つて取付けが可能な長尺状を成
し、第2図に示すように、H形断面の片側に家屋
壁部2aと略平行に延出する取付部33aを連設
して成る主部材33と、前記取付部33aに相対
向して主部材33との間で溝状の呑み込み部34
を形成する端部覆い部としての副部材35とから
成るものであつて、主部材33のH形部分内側に
形成した一対の掛止用突部33b,33bに、副
部材35の片側寄りに突設した一対の掛止用爪3
5a,35aを嵌着掛止することによつて双方を
組合わせる。上記保持枠32は、第1支持材18
のフイン18cに近接した位置において、取付部
33aに設けたビス36で主部材33を胴縁31
に固定し、場合によつては、前記ビス36で外装
材17の端部をも同時に固定し、副部材35を取
付けることにより、外装材17の端部を呑み込み
部34内に嵌入状態にして前記端部を屋外側から
隠蔽する。そして、前記フイン18cの水密材受
け用突部18dと前記保持枠32との間に水密材
37を充填する。
屋外側から隠蔽するための保持枠32が設けてあ
る。前記保持枠32は、第1支持材18および第
2支持材19に沿つて取付けが可能な長尺状を成
し、第2図に示すように、H形断面の片側に家屋
壁部2aと略平行に延出する取付部33aを連設
して成る主部材33と、前記取付部33aに相対
向して主部材33との間で溝状の呑み込み部34
を形成する端部覆い部としての副部材35とから
成るものであつて、主部材33のH形部分内側に
形成した一対の掛止用突部33b,33bに、副
部材35の片側寄りに突設した一対の掛止用爪3
5a,35aを嵌着掛止することによつて双方を
組合わせる。上記保持枠32は、第1支持材18
のフイン18cに近接した位置において、取付部
33aに設けたビス36で主部材33を胴縁31
に固定し、場合によつては、前記ビス36で外装
材17の端部をも同時に固定し、副部材35を取
付けることにより、外装材17の端部を呑み込み
部34内に嵌入状態にして前記端部を屋外側から
隠蔽する。そして、前記フイン18cの水密材受
け用突部18dと前記保持枠32との間に水密材
37を充填する。
なお、第1支持材18のバルコニー内側におい
ては、柱3aに前記サツシ枠16を構成する堅枠
16aが固定され、前記第1支持材18と堅枠1
6aとの間には、目地材38を嵌め込んだのち水
密材37を充填する。
ては、柱3aに前記サツシ枠16を構成する堅枠
16aが固定され、前記第1支持材18と堅枠1
6aとの間には、目地材38を嵌め込んだのち水
密材37を充填する。
前記第2支持材19は、第7図に示すように、
前記第1支持材18と同一断面のものが用いられ
ており、取付部19a、突片19b、フイン19
cおよび水密材受け用突部19dを有している。
そして、アンダーブラケツト13を取付けるに
は、前記第1支持材18の下端に第2支持材19
の上端を当接させた状態にし、当該アンダーブラ
ケツト13に設けた複数のボルト39を前記第2
支持材19の取付部19aに貫通させて柱3aに
ねじ込むと共に、当該アンダーブラケツト13の
上部とサイドパネル5の下端とをねじ類で連結す
る。また、フイン19cの脇には、外装材17の
端部を屋外側から隠蔽するための前述の保持枠3
2が近接し、前記フイン19cの水密材受け用突
部19dと保持枠32との間に水密材37が充填
してある。さらに、前記第2支持材19のバルコ
ニー中央側には、フイン19cに対峙する別のフ
インとしての補助材40が長手方向にわたつてね
じ41で固定してある。前記補助材40の脇に
は、上記アンダーブラケツト13と中央のアンダ
ーブラケツト14との間に位置する外装材17の
端部を隠蔽する保持枠32が近接して固定され、
前記補助材40と保持枠32との間に水密材37
が充填してある。なお、前記第2支持材19の下
端には、屋外側へ下り勾配を成し、且つ先端に垂
下部42aを有する水切42(第3図および第1
0図に示す)が取付けてあり、前記水切42の下
端に位置する外装材17(第10図に仮想線で示
す)と垂下部42aの内面との間をコーキング材
43で密閉している。
前記第1支持材18と同一断面のものが用いられ
ており、取付部19a、突片19b、フイン19
cおよび水密材受け用突部19dを有している。
そして、アンダーブラケツト13を取付けるに
は、前記第1支持材18の下端に第2支持材19
の上端を当接させた状態にし、当該アンダーブラ
ケツト13に設けた複数のボルト39を前記第2
支持材19の取付部19aに貫通させて柱3aに
ねじ込むと共に、当該アンダーブラケツト13の
上部とサイドパネル5の下端とをねじ類で連結す
る。また、フイン19cの脇には、外装材17の
端部を屋外側から隠蔽するための前述の保持枠3
2が近接し、前記フイン19cの水密材受け用突
部19dと保持枠32との間に水密材37が充填
してある。さらに、前記第2支持材19のバルコ
ニー中央側には、フイン19cに対峙する別のフ
インとしての補助材40が長手方向にわたつてね
じ41で固定してある。前記補助材40の脇に
は、上記アンダーブラケツト13と中央のアンダ
ーブラケツト14との間に位置する外装材17の
端部を隠蔽する保持枠32が近接して固定され、
前記補助材40と保持枠32との間に水密材37
が充填してある。なお、前記第2支持材19の下
端には、屋外側へ下り勾配を成し、且つ先端に垂
下部42aを有する水切42(第3図および第1
0図に示す)が取付けてあり、前記水切42の下
端に位置する外装材17(第10図に仮想線で示
す)と垂下部42aの内面との間をコーキング材
43で密閉している。
前記第3支持材22は、中央のアンダーブラケ
ツト14の取付部14aに相対向する取付部22
aを有すると共に、この取付部22aの両側に、
屋外方向へ突出するフイン22b,22bを長手
方向にわたつて有しており、さらに両フイン22
b,22bの先端部近傍の相反する面に、水密材
受け用突部22c,22cを有している。そし
て、前記アンダーブラケツト14を取付けるに
は、当該アンダーブラケツト14の取付部14a
に設けた複数のボルト44を第3支持材22の取
付部22aに貫通させて、中央の柱3bにねじ込
むと共に、当該アンダーブラケツト14の上部と
中央に位置する根太とをねじ類で連結する。ま
た、前記第3支持材22の両側には、各外装材1
7,17の端部を穏蔽する保持枠32,32が
夫々のフイン22b,22bに近接して固定さ
れ、各保持枠32,32と各フイン22b,22
bの水密材受け用突部22c,22cとの間に水
密材37が充填してある。なお、第3支持材22
の下端にも、先の水切42と同様の水切45(第
3図に示す)が固定してある。さらに、両側の柱
3a,3cのうちの他方の柱3cにおいては、第
1図、第6図および第7図に示すサイドパネル
5、第1支持材18、アンダーブラケツト13お
よび第2支持材19等々が対称的に構成してあ
る。
ツト14の取付部14aに相対向する取付部22
aを有すると共に、この取付部22aの両側に、
屋外方向へ突出するフイン22b,22bを長手
方向にわたつて有しており、さらに両フイン22
b,22bの先端部近傍の相反する面に、水密材
受け用突部22c,22cを有している。そし
て、前記アンダーブラケツト14を取付けるに
は、当該アンダーブラケツト14の取付部14a
に設けた複数のボルト44を第3支持材22の取
付部22aに貫通させて、中央の柱3bにねじ込
むと共に、当該アンダーブラケツト14の上部と
中央に位置する根太とをねじ類で連結する。ま
た、前記第3支持材22の両側には、各外装材1
7,17の端部を穏蔽する保持枠32,32が
夫々のフイン22b,22bに近接して固定さ
れ、各保持枠32,32と各フイン22b,22
bの水密材受け用突部22c,22cとの間に水
密材37が充填してある。なお、第3支持材22
の下端にも、先の水切42と同様の水切45(第
3図に示す)が固定してある。さらに、両側の柱
3a,3cのうちの他方の柱3cにおいては、第
1図、第6図および第7図に示すサイドパネル
5、第1支持材18、アンダーブラケツト13お
よび第2支持材19等々が対称的に構成してあ
る。
前記根太掛け9は、第9図および第10図に示
すように、サツシ枠16の下枠16bを保持する
窓台46や胴縁47に釘48で一旦仮止めされた
のち、胴差し4にねじ込むボルト49を用いて固
定してある。このとき、前記ボルト49の取付け
と共に、前記根太掛け9の下部に、屋外方向へ突
出する水平片50aを有する受け具50を固定
し、前記水平片50aとその上面に載置した根太
10の端部とをボルト・ナツト51で連結する。
また、この実施例では、前記根太掛け9が、胴差
し4と根太10との間に介装される支持材として
用いられると共に、前記受け具50の水平片50
aが、フインとして用いられている。そこで、当
該バルコニー1は、根太掛け9の下側に位置する
外装材17の上端部を隠蔽する保持枠32を、前
記水平片50aの下面に近接状態で固定し、前記
保持枠32と水平片50aとの間に水密材37が
充填してある。さらに、第1支持材18の上側に
位置する外装材17の下端部には、雨切52(第
10図に示す)を固定して、前記第1支持材18
内に漏水が生じないようにしてある。
すように、サツシ枠16の下枠16bを保持する
窓台46や胴縁47に釘48で一旦仮止めされた
のち、胴差し4にねじ込むボルト49を用いて固
定してある。このとき、前記ボルト49の取付け
と共に、前記根太掛け9の下部に、屋外方向へ突
出する水平片50aを有する受け具50を固定
し、前記水平片50aとその上面に載置した根太
10の端部とをボルト・ナツト51で連結する。
また、この実施例では、前記根太掛け9が、胴差
し4と根太10との間に介装される支持材として
用いられると共に、前記受け具50の水平片50
aが、フインとして用いられている。そこで、当
該バルコニー1は、根太掛け9の下側に位置する
外装材17の上端部を隠蔽する保持枠32を、前
記水平片50aの下面に近接状態で固定し、前記
保持枠32と水平片50aとの間に水密材37が
充填してある。さらに、第1支持材18の上側に
位置する外装材17の下端部には、雨切52(第
10図に示す)を固定して、前記第1支持材18
内に漏水が生じないようにしてある。
上記の如く構成されたバルコニー1は、当該バ
ルコニー1と家屋2との間に、各支持材18,1
9,22および根太掛け9を介装し、これらに設
けたフイン18c,19c,22bあるいはフイ
ンとしての補助材40や水平片50aと、外装材
17の端部を屋外側から穏蔽する端部覆い部とし
ての副部材35を備えた保持枠32との間に水密
材37を設けている。したがつて、例えば施工現
場等において、バルコニー1の諸寸法に応じて外
装材17を切断し、仮に外装材17の端部が不揃
いになつた場合でも、保持枠32によつて切断端
部を隠蔽することができるので、バルコニー1と
外装材17との接合部分を非常に良好に仕上げる
ことができ、その作業を容易である。また、接合
部分全体に設けた水密材37により、外部から外
装材17の内側に漏水が生じる心配は全く無い。
ルコニー1と家屋2との間に、各支持材18,1
9,22および根太掛け9を介装し、これらに設
けたフイン18c,19c,22bあるいはフイ
ンとしての補助材40や水平片50aと、外装材
17の端部を屋外側から穏蔽する端部覆い部とし
ての副部材35を備えた保持枠32との間に水密
材37を設けている。したがつて、例えば施工現
場等において、バルコニー1の諸寸法に応じて外
装材17を切断し、仮に外装材17の端部が不揃
いになつた場合でも、保持枠32によつて切断端
部を隠蔽することができるので、バルコニー1と
外装材17との接合部分を非常に良好に仕上げる
ことができ、その作業を容易である。また、接合
部分全体に設けた水密材37により、外部から外
装材17の内側に漏水が生じる心配は全く無い。
なお、上記実施例の場合、第1支持材18と第
2支持材19、保持枠32の主部材33と副部材
(端部覆い部)35、あるいは根太掛け9と受け
具50などの各両部材は、共に一体化されている
ものであつても良い。また、第2支持材として
は、第3支持材22のように、両側にフインを一
体成形したものでも良い。さらに、この考案によ
る取付構造が上記実施例に限定されることはな
く、各部材の形状などの詳細な部位を適宜変更す
ることがあり、バルコニーのほか、手摺や、格
子、ルーバー等を保持する枠体およびブラケツト
など屋外側へ突出状態で取付けられる各種構築物
に適用することができる。
2支持材19、保持枠32の主部材33と副部材
(端部覆い部)35、あるいは根太掛け9と受け
具50などの各両部材は、共に一体化されている
ものであつても良い。また、第2支持材として
は、第3支持材22のように、両側にフインを一
体成形したものでも良い。さらに、この考案によ
る取付構造が上記実施例に限定されることはな
く、各部材の形状などの詳細な部位を適宜変更す
ることがあり、バルコニーのほか、手摺や、格
子、ルーバー等を保持する枠体およびブラケツト
など屋外側へ突出状態で取付けられる各種構築物
に適用することができる。
[考案の効果]
以上説明してきたように、この考案の取付構造
によれば、躯体より屋外側へ突出状態に取付ける
構築物において、躯体と、、これに固定される構
築物との間に、少なくとも片側に屋外方向へ突出
するフインを設けた支持材を介装し、前記躯体
に、躯体屋外側の外装材の端部覆い部を備えた保
持枠を前記フインに近接状態で固定して、前記保
持枠とフインとの間に水密材を設けて成る構造と
したため、不揃いになりがちな構築物に近接する
外装材の端部が屋外側から穏蔽される状態となつ
て、構築物と外装材との接合部分を非常にきれい
に且つ容易に仕上げることができると共に、上記
保持枠と支持材との近接部分から外装材内側への
漏水を確実に防止することができるという優れた
効果がもたらされる。
によれば、躯体より屋外側へ突出状態に取付ける
構築物において、躯体と、、これに固定される構
築物との間に、少なくとも片側に屋外方向へ突出
するフインを設けた支持材を介装し、前記躯体
に、躯体屋外側の外装材の端部覆い部を備えた保
持枠を前記フインに近接状態で固定して、前記保
持枠とフインとの間に水密材を設けて成る構造と
したため、不揃いになりがちな構築物に近接する
外装材の端部が屋外側から穏蔽される状態となつ
て、構築物と外装材との接合部分を非常にきれい
に且つ容易に仕上げることができると共に、上記
保持枠と支持材との近接部分から外装材内側への
漏水を確実に防止することができるという優れた
効果がもたらされる。
第1図はこの考案の一実施例におけるバルコニ
ーのサイドパネル上端部の取付け部分を説明する
水平断面図、第2図は保持枠を説明する断面図、
第3図はバルコニーと家屋との間に介装する各部
材を説明する斜視図、第4図はこの考案の取付構
造を適用したバルコニーの概要を説明する正面
図、第5図は第4図に示すバルコニーの側面図、
第6図はサイドパネル中間部の取付け部分を説明
する水平断面図、第7図はアンダーブラケツトの
取付け部分を説明する水平断面図、第8図は中央
のアンダーブラケツトの取付け部分を説明する水
平断面図、第9図はバルコニー下端の取付け部分
を説明する垂直断面図、第10図はサイドパネル
およびアンダーブラケツトの取け部分を説明する
垂直断面図、第11図は従来の取付構造を説明す
る要部の垂直断面図、第12図は第11図中の化
粧カバーを説明する斜視図である。 1……バルコニー(構築物)、2……家屋(躯
体)、9……根太掛け(支持材)、17……外装
材、18……第1支持材、19……第2支持材、
22……第3支持材、18c,19c,22b…
…フイン、32……保持枠、35……副部材(端
部覆い部)、37……水密材、40……補助材
(フイン)、50a……水平部(フイン)。
ーのサイドパネル上端部の取付け部分を説明する
水平断面図、第2図は保持枠を説明する断面図、
第3図はバルコニーと家屋との間に介装する各部
材を説明する斜視図、第4図はこの考案の取付構
造を適用したバルコニーの概要を説明する正面
図、第5図は第4図に示すバルコニーの側面図、
第6図はサイドパネル中間部の取付け部分を説明
する水平断面図、第7図はアンダーブラケツトの
取付け部分を説明する水平断面図、第8図は中央
のアンダーブラケツトの取付け部分を説明する水
平断面図、第9図はバルコニー下端の取付け部分
を説明する垂直断面図、第10図はサイドパネル
およびアンダーブラケツトの取け部分を説明する
垂直断面図、第11図は従来の取付構造を説明す
る要部の垂直断面図、第12図は第11図中の化
粧カバーを説明する斜視図である。 1……バルコニー(構築物)、2……家屋(躯
体)、9……根太掛け(支持材)、17……外装
材、18……第1支持材、19……第2支持材、
22……第3支持材、18c,19c,22b…
…フイン、32……保持枠、35……副部材(端
部覆い部)、37……水密材、40……補助材
(フイン)、50a……水平部(フイン)。
Claims (1)
- 躯体より屋外側へ突出状態に取付ける構築物に
おいて、躯体と、これに固定される構築物との間
に、少なくとも片側に屋外方向へ突出するフイン
を設けた支持材を介装し、前記躯体に、躯体屋外
側の外装材の端部覆い部を備えた保持枠を前記フ
インに近接状態で固定して、前記保持枠とフイン
との間に水密材を設けて成ることを特徴とする構
築物の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16426286U JPH034644Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16426286U JPH034644Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174202U JPS63174202U (ja) | 1988-11-11 |
JPH034644Y2 true JPH034644Y2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=31093216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16426286U Expired JPH034644Y2 (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH034644Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP16426286U patent/JPH034644Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63174202U (ja) | 1988-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH034644Y2 (ja) | ||
JP2002021177A (ja) | 建物用付設物の取付具及び建物用付設物の取付構造 | |
JPH051521Y2 (ja) | ||
JPS6315476Y2 (ja) | ||
JP3529878B2 (ja) | 軒先ユニット | |
JPH0743318Y2 (ja) | バルコニーの雨樋装置 | |
JPS6334001Y2 (ja) | ||
JPS637601Y2 (ja) | ||
JPS5924742Y2 (ja) | 窓手摺取付構造 | |
JP4558148B2 (ja) | 建物用付設物の取付具及び建物用付設物の取付構造 | |
JPH0543123Y2 (ja) | ||
JPH054489Y2 (ja) | ||
JPH0623622Y2 (ja) | ド−マの取付構造 | |
JPH0354514Y2 (ja) | ||
JPH022832Y2 (ja) | ||
JPH0416839Y2 (ja) | ||
JPS5935702Y2 (ja) | 手摺 | |
JPH0433316Y2 (ja) | ||
JP2806276B2 (ja) | 袖壁バルコニー及びその施工方法 | |
JPS6040721Y2 (ja) | 組立物置における支柱と桁材の連結構造 | |
JPH0337320Y2 (ja) | ||
JPH0224849Y2 (ja) | ||
JPH0435449Y2 (ja) | ||
JP3037195B2 (ja) | 軒天井取付構造 | |
JP3054605B2 (ja) | 建物付設物の化粧カバー取付具 |