JPH0342901Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342901Y2 JPH0342901Y2 JP1068186U JP1068186U JPH0342901Y2 JP H0342901 Y2 JPH0342901 Y2 JP H0342901Y2 JP 1068186 U JP1068186 U JP 1068186U JP 1068186 U JP1068186 U JP 1068186U JP H0342901 Y2 JPH0342901 Y2 JP H0342901Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- gums
- teeth
- contact
- front teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000005182 tip of the tongue Anatomy 0.000 claims description 6
- 210000000214 mouth Anatomy 0.000 description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
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- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 2
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- 239000012190 activator Substances 0.000 description 1
- 230000001680 brushing effect Effects 0.000 description 1
- 210000003679 cervix uteri Anatomy 0.000 description 1
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Landscapes
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は歯の反対咬合の治療に用いる歯科機能
的矯正具に関するものである。
的矯正具に関するものである。
「従来の技術」
日本では欧米諸国に比べて特に反対咬合が多
く、このため反対咬合の矯正を願う患者も多い。
このような実情に伴い従来においては、例えばア
クチベーター、チンキヤツプ等の装置が用いられ
てきた。しかし、これらの従来装置は適応年齢が
高く、幼児期からの使用は極めて困難であつた。
また、フルバンドシステムと呼ばれる全歯に帯環
を巻いて行う治療法は幼児に不可能である。のみ
ならず、歯牙に固定されるところから、口腔内が
不潔になりやすいという欠点があつた。
く、このため反対咬合の矯正を願う患者も多い。
このような実情に伴い従来においては、例えばア
クチベーター、チンキヤツプ等の装置が用いられ
てきた。しかし、これらの従来装置は適応年齢が
高く、幼児期からの使用は極めて困難であつた。
また、フルバンドシステムと呼ばれる全歯に帯環
を巻いて行う治療法は幼児に不可能である。のみ
ならず、歯牙に固定されるところから、口腔内が
不潔になりやすいという欠点があつた。
したがつて、上記の従来技術は医療の根本原理
である早期治療、即ち幼児期からの治療には多大
なる困難性を有しているといわざるを得ないもの
であつた。
である早期治療、即ち幼児期からの治療には多大
なる困難性を有しているといわざるを得ないもの
であつた。
「考案が解決しようとする問題点」
本考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、適応年齢が限定されず、早期治療に供するこ
とができ、しかも着脱が容易であるから口腔衛生
上も好ましい矯正具を提供せんとするものであ
る。
て、適応年齢が限定されず、早期治療に供するこ
とができ、しかも着脱が容易であるから口腔衛生
上も好ましい矯正具を提供せんとするものであ
る。
「問題点を解決するための手段」
而して、本考案の要旨は平面形状が歯並に対応
する馬蹄形をなした平板状の床本体部と、該床本
体部における前歯部相当箇所の外縁上面に形成す
る、上顎の歯茎外面に当接する板状突片部と、前
記床本体部の前歯部相当箇所の外縁部下面に形成
する、下唇の内面に当接する帯状の突隆部と、前
記床本体部における前歯相当箇所の内縁に形成す
る、上端部が床本体部の上面より僅かに突出し且
つ下端部が下顎の歯茎内面に達する舌尖当接用の
板状片部とからなり、これらをプラスチツク等に
よつて一体成形してなる歯科機能的矯正装置にあ
る。
する馬蹄形をなした平板状の床本体部と、該床本
体部における前歯部相当箇所の外縁上面に形成す
る、上顎の歯茎外面に当接する板状突片部と、前
記床本体部の前歯部相当箇所の外縁部下面に形成
する、下唇の内面に当接する帯状の突隆部と、前
記床本体部における前歯相当箇所の内縁に形成す
る、上端部が床本体部の上面より僅かに突出し且
つ下端部が下顎の歯茎内面に達する舌尖当接用の
板状片部とからなり、これらをプラスチツク等に
よつて一体成形してなる歯科機能的矯正装置にあ
る。
以下、本考案を図示した実施例に即して更に詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は斜視図、第2図は正面図、第3図は側
面図、第4図は平面図、第5図は第2図中−
線断面図、第6図は装着状態の口腔内中央部の縦
断側面図である。
面図、第4図は平面図、第5図は第2図中−
線断面図、第6図は装着状態の口腔内中央部の縦
断側面図である。
図中、1は平面形状が歯並に対応する馬蹄形を
なした床本体部である。2は該床本体部1におけ
る前歯部相当箇所Aの外縁上面に形成する板状突
片部であり、上顎の歯茎外面に当接するものであ
る。また、該板状突片部2の高さは、患者に応じ
て適宜に決定される。また、該板状突片部2は歯
茎に合わせて弯曲させている。3は床本体部1に
おける前歯部相当箇所Aの外縁下面に形成する帯
状の突隆部であり、下唇の内面に当接するもので
ある。4は床本体部1における前歯部相当箇所A
の内縁に形成する板状片部であり、これに舌尖を
当接させることにより、下顎の歯茎に舌尖が接触
することを阻止するものである。また該板状片部
4はその上端部4′が床本体部1の上面より僅か
に突出して前歯の内面に当接すると共に下端部
4″が下顎の歯茎内面に達する位置まで突出して
いる。5は前記板状片部2の中心部外面に突出さ
せる棒状の摘みであり、先端部に紐挿通孔6を設
けている。
なした床本体部である。2は該床本体部1におけ
る前歯部相当箇所Aの外縁上面に形成する板状突
片部であり、上顎の歯茎外面に当接するものであ
る。また、該板状突片部2の高さは、患者に応じ
て適宜に決定される。また、該板状突片部2は歯
茎に合わせて弯曲させている。3は床本体部1に
おける前歯部相当箇所Aの外縁下面に形成する帯
状の突隆部であり、下唇の内面に当接するもので
ある。4は床本体部1における前歯部相当箇所A
の内縁に形成する板状片部であり、これに舌尖を
当接させることにより、下顎の歯茎に舌尖が接触
することを阻止するものである。また該板状片部
4はその上端部4′が床本体部1の上面より僅か
に突出して前歯の内面に当接すると共に下端部
4″が下顎の歯茎内面に達する位置まで突出して
いる。5は前記板状片部2の中心部外面に突出さ
せる棒状の摘みであり、先端部に紐挿通孔6を設
けている。
そして、本考案はこれら床本体部1、板状突片
部2、突隆部3、板状片部4、摘み5をプラスチ
ツク、ワツクス等によつて一体的に成形するもの
である。そしてまた、これらの表面は接触感を良
くするために滑にしている。
部2、突隆部3、板状片部4、摘み5をプラスチ
ツク、ワツクス等によつて一体的に成形するもの
である。そしてまた、これらの表面は接触感を良
くするために滑にしている。
また、その他図中、7,8は前歯、9は上顎の
歯茎、10は下顎の歯茎、11は上唇、12は下
唇、13は舌を示す。
歯茎、10は下顎の歯茎、11は上唇、12は下
唇、13は舌を示す。
「作用」
次に上記構成からなる本考案の作用について説
明する。
明する。
口を開き、摘み5を摘んで本考案を口腔に入れ
る。そして床本体部1を前歯7,8によつて上下
から挾むようにして噛み、上唇11と下唇12を
閉じると本考案は口腔内に装着される。この装着
した状態にあつては、板状突片部2が上顎の歯茎
9の外面に当接し且つ突隆部3が下唇12の内面
に当接している。更にまた板状片部4の上端部
4′は上顎の前歯7の内面に当接している。
る。そして床本体部1を前歯7,8によつて上下
から挾むようにして噛み、上唇11と下唇12を
閉じると本考案は口腔内に装着される。この装着
した状態にあつては、板状突片部2が上顎の歯茎
9の外面に当接し且つ突隆部3が下唇12の内面
に当接している。更にまた板状片部4の上端部
4′は上顎の前歯7の内面に当接している。
而して、本考案はこのように患者の口腔内に装
着すると、従来の矯正装置とは全く異なる作用に
よつて反対咬合の矯正をなし得るものである。
着すると、従来の矯正装置とは全く異なる作用に
よつて反対咬合の矯正をなし得るものである。
即ち、本考案は従来装置の如き上顎と下顎を正
常な位置に保持固定しておくことによつて矯正す
るという思想ではなく、これを更に前進させ、反
対咬合の患者に所謂出歯と同じ状態を作り出すこ
とによつて矯正しようとするものである。
常な位置に保持固定しておくことによつて矯正す
るという思想ではなく、これを更に前進させ、反
対咬合の患者に所謂出歯と同じ状態を作り出すこ
とによつて矯正しようとするものである。
更に具体的に説明すると、上顎の歯茎9の外面
に板状突片部2が適度の圧力で当接すると頤筋の
過緊張が起こり、同時に板状突片部2によつて上
唇11と上顎の歯茎9の接触は阻止されて、口輪
筋の緊張が除去される。且つまた、反対咬合の患
者は舌尖が常に下顎の歯茎に接触した状態となつ
ているが、これを板状片部4によつて阻止し、舌
尖を上顎の歯茎に接触させるようになしている。
このようにして所謂出歯と同じ状態を作り出して
矯正するものである。
に板状突片部2が適度の圧力で当接すると頤筋の
過緊張が起こり、同時に板状突片部2によつて上
唇11と上顎の歯茎9の接触は阻止されて、口輪
筋の緊張が除去される。且つまた、反対咬合の患
者は舌尖が常に下顎の歯茎に接触した状態となつ
ているが、これを板状片部4によつて阻止し、舌
尖を上顎の歯茎に接触させるようになしている。
このようにして所謂出歯と同じ状態を作り出して
矯正するものである。
斯くすることにより、下顎骨の位置は短期間の
うちに機能的に正常な位置への導かれるものであ
る。
うちに機能的に正常な位置への導かれるものであ
る。
「考案の効果」
本考案は上記の如き構成、作用であるから、適
応年齢が限定されず、早期治療に供することがで
きるものである。しかも、着脱が容易であるから
歯磨の際にはこれを簡単に外すことができ、した
がつて口腔衛生上も好ましいものである。加え
て、従来の矯正装置よりも矯正期間を大幅に短縮
することができ、患者の費用の負担を大幅に軽減
することができるものである。また、特に本考案
は幼児の患者に対して、おしやぶりと同様にして
用いれば、何等の苦痛をともなうことなく、知ら
ず識らずのうちに矯正することができるものであ
る。また幼児に用いる場合には摘みに設けた紐挿
通孔に紐を通し、首にぶら下げるようにしておけ
ば粉失することもない。更にまた本考案はプラス
チツク等によつて一体成形するものであるから、
低コストで製造することができるものであり、実
用に供し裨益する処多大なるものがある。
応年齢が限定されず、早期治療に供することがで
きるものである。しかも、着脱が容易であるから
歯磨の際にはこれを簡単に外すことができ、した
がつて口腔衛生上も好ましいものである。加え
て、従来の矯正装置よりも矯正期間を大幅に短縮
することができ、患者の費用の負担を大幅に軽減
することができるものである。また、特に本考案
は幼児の患者に対して、おしやぶりと同様にして
用いれば、何等の苦痛をともなうことなく、知ら
ず識らずのうちに矯正することができるものであ
る。また幼児に用いる場合には摘みに設けた紐挿
通孔に紐を通し、首にぶら下げるようにしておけ
ば粉失することもない。更にまた本考案はプラス
チツク等によつて一体成形するものであるから、
低コストで製造することができるものであり、実
用に供し裨益する処多大なるものがある。
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は斜視図、第2図は正面図、第3図は側面
図、第4図は平面図、第5図は第2図中−線
断面図、第6図は装着状態の口腔内中央部の縦断
側面図である。 1:床本体部、2:板状突片部、3:突隆部、
4:板状片部、5:摘み、6:紐挿通孔。
1図は斜視図、第2図は正面図、第3図は側面
図、第4図は平面図、第5図は第2図中−線
断面図、第6図は装着状態の口腔内中央部の縦断
側面図である。 1:床本体部、2:板状突片部、3:突隆部、
4:板状片部、5:摘み、6:紐挿通孔。
Claims (1)
- 平面形状が歯並に対応する馬蹄形をなした平板
状の床本体部と、該床本体部における前歯部相当
箇所の外縁上面に形成する、上顎の歯茎外面に当
接する板状突片部と、前記床本体部の前歯部相当
箇所の外縁部下面に形成する、下唇の内面に当接
する帯状の突隆部と、前記床本体部における前歯
相当箇所の内縁に形成する、上端部が床本体部の
上面より僅かに突出し且つ下端部が下顎の歯茎内
面に達する舌尖当接用の板状片部とからなり、こ
れらをプラスチツク等によつて一体成形してなる
歯科機能的矯正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068186U JPH0342901Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1068186U JPH0342901Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62122611U JPS62122611U (ja) | 1987-08-04 |
JPH0342901Y2 true JPH0342901Y2 (ja) | 1991-09-09 |
Family
ID=30797200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1068186U Expired JPH0342901Y2 (ja) | 1986-01-28 | 1986-01-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342901Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5623472B2 (ja) * | 2012-07-26 | 2014-11-12 | 大塚 淳 | 歯科矯正装置 |
JP6902301B1 (ja) * | 2020-10-22 | 2021-07-14 | 株式会社デンタルアシスト | 筋機能療法装置 |
JP2022168579A (ja) * | 2021-04-26 | 2022-11-08 | 医療法人聖湘会 | 睡眠時無呼吸症候群の症状改善用マウスピース |
-
1986
- 1986-01-28 JP JP1068186U patent/JPH0342901Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62122611U (ja) | 1987-08-04 |
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