JPH0337352A - アイドル回転数制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はアイドル回転数制御装置に係り、特にエンジ
ンの駆動状態の検出値をフィードバック制御値とし、こ
のフィードバック制御値によってアイドル・スピード・
コントロールバルブを開閉制御してアイドル回転数を制
御するアイドル回転数制御装置に関する。

［従来の技術］ 近年、エネルギ事情に伴って自動車の低燃費化の要求が
高まり、また排気ガス規制の強化とも相俟って様々な低
燃費化や排気ガス清浄化のための方策が提案されている
。その方策の一つにアイドル回転数をエンジンのおかれ
た各種条件、例えば吸気温やエンジン冷却水の温度など
に応じて緻密に制御するものがある。

この方策のアイドル回転数制御装置は、通常アイドル・
スピード・コントロール（■ＳＣ）と称され、アイドリ
ング時にスロットルバルブをバイパスする通路に流れる
空気量を調整し、アイドル回転数を目標値、即ち目標回
転数に制御しようとするものである。

前記アイドル回転数制御装置としては、特開昭６０−２
８１９５１号公報に開示されるものがある。この公報に
開示されるアイドル回転数制御装置は、温度に依存して
定められた最大アイドル流量と最小アイドル流量とを弁
体駆動装置の作用とは独立的に確保すべく保護装置を設
け、この保護装置を弁体の運動を一定関係の上限と下限
とを有する範囲内に規制するガード装置と弁体及びスロ
ットル弁をバイパスして形成された第２バイパス通路と
により形成し、予め定められた温度を境界として最小・
最大アイドル流量を確保する制御形態を異ならしめ、ア
イドル時の空気流動変動を解消し、アイドル回転数を安
定させている。

また、特開昭８１−９８１５７号公報に開示されるもの
がある。この公報に開示されるアイドル回転数制御方法
は、内燃機関の最初の始動時に変速機が自動か手動かを
判断し、この判断結果を不揮発性記憶手段に記憶させ、
その後の再始動時のアイドル時に前記不揮発性記憶手段
内のデータをチエツクしてアイドル回転数を適切に保持
し、エンジンストールあるいは回転不安定を防止してい
る。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、従来のアイドル回転数制御装置は、第４図に
示す如く、エンジン本体１０２とスロットルバルブ１１
２、としてエアクリーナ１０４とを直列状態に配設し、
前記スロットルバルブ１１２に対しアイドル・スピード
・コントロール（ＩＳＣ）バルブ１３０１　　エアレギ
ュレータバルブ１２８、その他の・エアバルブ１４０を
夫々並列状態に配設するとともに、前記アイドル・スピ
ード・コントロールバルブ１３０とその他のエアバルブ
１４０とを制御部（ＥＣＵ）１３２に接続している。

また、第５図は空気量とエンジン水温との関係を示すも
のであり、この第５図の記号Ａにはアイドル・スピード
・コントロール（ＩＳＯ）バルブの制御空気範囲が開示
され、記号Ｂにはその他のエアバルブの温度・空気量特
性が開示されるとともに、記号Ｃにはエンジンの要求空
気量特性が開示されている。

そして、エンジンの要求空気量特性Ｃに対してその他の
エアバルブの温度・空気量特性Ｂとアイドル・スピード
・コントロール（ＩＳＯ）バルブの制御空気範囲Ａとを
エンジン水温及び運転状態に応じて制御部１３２によっ
て適切に制御し、エンジン本体に所望量の空気を供給し
ている。

しかし、前記その他のエアバルブの温度・空気量特性Ｂ
のエアバルブの空気量に大なるバラツキカ生じ、アイド
ル・スピード・コントロールバルブの空気量制御範囲を
大きく取る必要があるため、アイドルｊスピード・コン
トロールＣｌ５Ｇ）バルブの制御空気範囲Ａのサイズが
大となる。

このため、制御部１３２が故障してアイドル・スピード
・コントロールバルブ１３０が全開状態となった場合に
は、エンジン暴走、つまりエンジン回転数が急激に上昇
し、安全性が低下するという不都合がある。

また、その他のエアバルブの温度・空気量特性Ｂのエア
バルブの空気量の多い、つまりエンジン水温の低い場合
には、エンジン始動空気量にバラツキが生じ、始動を良
好に果たし得ない状態を惹起する慣れがあり、始動性が
低下するという不都合がある。

更に、極低温（第５図のａ以下）の場合に、その他のエ
アバルブの温度・空気量特性Ｂにおけるエアバルブの空
気量の増量が困難であるとともに、第５図のｂ以下のエ
ンジン水温の場合には、所望の要求特性に合致させるこ
とができず、使い勝手が悪いという不都合がある。

更にまた、アイドル回転数の制御において、その他のエ
アバルブを設けることにより、構成が複雑となり、製作
が困難でコストが大となり、経済的にも不利であるとい
う不都合がある。

［発明の目的］ そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、エアクリーナとスロットルバルブとエンジン本体とを
直列状態に配設するとともに、スロットルバルブを迂回
してエンジンにエアヲ供給するバイパス通路を設け、吸
気管圧力によって開閉動作するエアレギュレータを設け
るとともに、アイドル回転数を目標回転数に制御するア
イドル・スピード・コントロールバルブプを設け、この
アイドル・スピード・コントロールバルブを開閉制御す
る制御部を設け、エアレギュレータとアイドル・スピー
ド・コントロールバルブトラバイパス通路途中に直列状
態に順次配設したことにより、制御部故障時のエンジン
回転数の急激な上昇を効果的に防止でき、安全性を向上
し得るとともに、始動性をも向上させることができ、し
かも構成が簡略となり、コストを低廉とし得て、経済的
に有利なアイドル回転数制御装置を実現するにある。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するためにこの発明は、エンジンの駆動
状態の検出値をフィードバック制御値としてアイドル回
転数を制御するアイドル回転数制御装置において、エア
クリーナとスロットルバルブとエンジン本体とを直列状
態に配設するとともに前記スロットルバルブを迂回して
前記エンジンにエアを供給するバイパス通路を設け、吸
気管圧力によって開閉動作するエアレギュレータを設け
るとともにアイドル回転数を目標回転数に制御するアイ
ドル・スピード・コントロールバルブを設け、このアイ
ドル・スピード・コントロールバルブを開閉制御する制
御部を設け、前記エアレギュレータとアイドル・スピー
ド・コントロールバルブとを前記バイパス通路途中に直
列状態に順次配設したことを特徴とする。

［作用コ 上述の如く構成したことにより、制御部故障時には、バ
イパス通路途中に直列状態に順次配設されるアイドル・
スピード・コントロールバルブが全開状態となるが、吸
気管圧力にょって開閉動作するエアレギュレータにより
エンジン回転数の急激な上昇を効果的に防止し、安全性
を向上させるとともに、始動性をも向上させ、しかも構
成を簡略とし、コストを低廉としている。

［実施例］ 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１〜３図はこの発明の実施例を示すものである。第２
図において、２はエンジン本体、４はエアクリーナ、６
はスロットルボディ、８はボディ吸気通路、１０は燃料
噴射弁、１２はスロットルバルブ、１４は吸気マニホル
ド、１６はマニホルド吸気通路、１８は吸気ボート、２
０は燃焼室、２２は排気マニホルド、２４はマニホルド
排気通路である。

燃料噴射式の前記燃料噴射弁１０は、スロットルバルブ
１２下流側の吸気ポート１８直上流のマニホルド吸気通
路１６内に配設され、燃料噴射弁１０には、図示しない
燃料タンク内の燃料が送給されている。

前記スロットルボディ６を迂回すべくバイパス通路２８
を設け、このバイパス通路２６途中に例えば上流側から
吸気管圧力によって開閉動作するエアレギュレータ２８
とアイドル・スピード・コントロール（ＩＳＯ）バルブ
３０とを直列状態に順次配設する。

また、第１図に示す如く、前記アイドル・スピード・コ
ントロールバルブ３０に制御部３２を接続して設け、こ
の制御部３２は、エンジンの駆動状態の検出値（図示せ
ず）をフィードバック制御値としてアイドル回転数をフ
ィードバック制御する構成を有する。

次に作用を説明する。

前記エンジン本体２の駆動時には、前記制御部３２によ
ってアイドル・スピード・コントロールバルブ３０の開
度を制御し、第３図におけるあらゆるエンジン水温域に
おいてエンジン本体２に適正な空気量を供給している。

また、前記制御部３２が故障した場合には、アイドル・
スピード・コントロールバルブ３０が全開状態となるが
、吸気管圧力により開閉動作する前記エアレギュレータ
２８によってエンジン本体２に供給される空気量が第３
図のその他のエアバルブの温度・空気量特性Ｂを最大と
すべく調整される。

これにより、前記制御部３２が故障してアイドル・スピ
ード・コントロールバルブ３０が全開状態となった場合
のエンジン暴走、つまりエンジン回転数が急激に上昇す
るのを確実に防止でき、安全性を向上させることができ
る。

また、その他のエアバルブの温度・空気量特性Ｂのエア
バルブの空気量の多い、つまりエンジン水温の低い場合
のエンジン始動空気量のバラツキを小とすることができ
ることにより、始動を良好に果たし得て、始動性が向上
させることができるものである。

更に、極低温の場合に、その他のエアバルブの温度・空
気量特性Ｂにおけるエアバルブの空気量の増量を容易に
果たすことができるとともに、所望の要求特性に合致さ
せることができ、使い勝手を向上させることができる。

更にまた、アイドル回転数の制御において、その他のエ
アバルブを設ける必要がないことにより、構成が簡略と
なり、製作が容易でコストを低廉とすることができ、経
済的にも有利である。

また、暖機回転状態が安定することにより、暖機時の回
転数を低く設定することが可能となり、騒音の低下や燃
費の向上を果たし得て、実用上有利である。

なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく
、種々の応用改変が可能である。

例えば、この発明の実施例においては、バイパス通路途
中に上流側からエアレギュレータとアイドル・スピード
・コントロールパルフトヲ直列状態に順次配設したが、
エアレギュレータとアイドル・スピード・コントロール
バルブとの配設順序を変えて使用することもできる。

［発明の効果コ 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、エアクリー
ナとスロットルバルブとエンジン本体とを直列状態に配
設するとともに、スロットルバルブを迂回してエンジン
にエアを供給するバイパス通路を設け、吸気管圧力によ
って開閉動作するエアレギュレータを設けるとともに、
アイドル回転数を目標回転数に制御するアイドル・スピ
ード・コントロールバルブを設け、このアイドル・スピ
ード・コントロールバルブを開閉制御する制御部を設け
、エアレギュレータとアイドル・スピード・コントロー
ルバルブとをバイパス通路途中に直列状態に順次配設し
たので、前記制御部が故障してアイドル・スピード・コ
ントロールバルブが全開状態となった場合にエンジン回
転数が急激に上昇するのを確実に防止でき、安全性を向
上させ得る。また、その他のエアバルブの・温度・空気
量り性のエアバルブの空気量の多い、つまりエンジン水
温の低い場合のエンジン始動空気量のバラツキを小とす
ることができることにより、始動を良好に果たし得て、
始動性が向上させ得るものである。

更に、極低温時にその他のエアバルブの温度・空気量特
性におけるエアバルブの空気量の増量を容易に果たし得
るとともに、所望の要求特性に合致させることができ、
使い勝手を向上させ得る。更にまた、アイドル回転数の
制御において、その他のエアバルブを設ける必要がない
ことにより、構成が簡略となり、製作が容易でコストを
低廉とし得て、経、済的にも有利である。また、暖機回
転状態が安定することにより、暖機時の回転数を低く設
定することが可能となり、騒音の低下や燃費の向上を果
たし得て、実用上有利である。

【図面の簡単な説明】

第１〜３図はこの発明の実施例を示し、第１図はアイド
ル回転数制御装置のブロック図、第２図はアイドル回転
数制御装置の概略図、第３図は空気量とエンジン水温と
の関係を示す図である。 第４．５図はこの発明の従来技術を示し、第４図はアイ
ドル回転数制御装置のブロック図、第５図は空気量とエ
ンジン水温との関係を示す図である。 図において、２はエンジン本体、４はエアクリーナ、６
はスロットルボディ、８はボディ吸気通路、１０は燃料
噴射弁、１２はスロットルバルブ、１４は吸気マニホル
ド、１６はマニホルド吸気通路、１８は吸気ポート、２
０は燃焼室、２２は排気マニホルド、２４はマニホルド
排気通路、２６ハバイハス通路、２８はエアレギュレー
タ、３０はアイドル・スピード・コントロール（ＩＳＯ
）バルブ、 ３２は制御部である。 特 許

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、エンジンの駆動状態の検出値をフィードバック制御
   値としてアイドル回転数を制御するアイドル回転数制御
   装置において、エアクリーナとスロットルバルブとエン
   ジン本体とを直列状態に配設するとともに前記スロット
   ルバルブを迂回して前記エンジンにエアを供給するバイ
   パス通路を設け、吸気管圧力によって開閉動作するエア
   レギュレータを設けるとともにアイドル回転数を目標回
   転数に制御するアイドル・スピード・コントロールバル
   ブを設け、このアイドル・スピード・コントロールバル
   ブを開閉制御する制御部を設け、前記エアレギュレータ
   とアイドル・スピード・コントロールバルブとを前記バ
   イパス通路途中に直列状態に順次配設したことを特徴と
   するアイドル回転数制御装置。