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JPH0336478A - コンテナ用冷凍装置 - Google Patents

コンテナ用冷凍装置

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Publication number
JPH0336478A
JPH0336478A JP17050889A JP17050889A JPH0336478A JP H0336478 A JPH0336478 A JP H0336478A JP 17050889 A JP17050889 A JP 17050889A JP 17050889 A JP17050889 A JP 17050889A JP H0336478 A JPH0336478 A JP H0336478A
Authority
JP
Japan
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air
humidity
refrigerator
outside
outside air
Prior art date
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Granted
Application number
JP17050889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0730985B2 (ja
Inventor
Shozo Kameyama
庄蔵 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP17050889A priority Critical patent/JPH0730985B2/ja
Publication of JPH0336478A publication Critical patent/JPH0336478A/ja
Publication of JPH0730985B2 publication Critical patent/JPH0730985B2/ja
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば海上輸送用コンテナなど、コンテナ個
々に設置するコンテナ用冷凍装置に関し、特に、生鮮物
貯蔵用の冷凍コンテナに装着された冷凍装置に関する。
(従来の技術) 一般に、この種コンテナ用冷凍装置においては、ケーシ
ングの正面板をコンテナボックスの庫内側に臨ませ、該
正面板を除く各面板を庫外側に臨ませてそれぞれ配設し
、該ケーシングをその上下方向略中間部に設けた仕切板
によって上部の庫内側ユニットと下部の庫外側ユニット
とに区画し、上記庫内側ユニットには冷凍装置(例えば
ホットガスバイパス方式)の冷媒回路の構成要素のうち
少なくとも蒸発器および該蒸発器に庫内空気を吹付ける
ための庫内側ファン(例えばプロペラファンなど)を収
納する一方、上記庫外側ユニットには少なくとも凝縮器
および該凝縮器に庫外空気を吹付けるための庫外側ファ
ン並びに圧縮機を収納してなり、上記庫内側ファンによ
って、上記ケーシングに設けられた庫内側空気吹出口か
らの上記蒸発器で熱交換した庫内空気をケーシングに設
けられた庫内側空気吹出口からコンテナボックス内に送
給せしめるようにしている。そして、この場合、生鮮物
の鮮度を保持するためには、その生鮮物の種類に応じた
最適条件で保存することが必要である。例えば、生鮮物
が青果物である場合には、低温障害が起こらない温度範
囲であること、また、凍結により味覚の変化が生じるよ
うな魚肉類の場合には凍結しない温度範囲、更に、凍結
させても問題がないような魚肉類の場合には、それに応
じた温度範囲、夫々の生鮮物に対して最適な温度条件が
要求される。
このような要求の元で、生鮮物が海外等の遠隔地へ輸送
されており、特に鮮度の低下が著しく早い青果物などに
あっては輸送時間が長くなると温度条件のみの設定では
その鮮度を保ったままで輸送することは不可能であると
いうのが現状である。
そこで、この点に鑑みて、温度条件の設定のみによる鮮
度の保持ではなく、湿度の調整によってもその保持をさ
せようとする考えがこれまでにある。すなわち、加湿装
置を備えた生鮮物輸送用のコンテナが注目されている。
尚、この場合、コンテナ内で必要な湿度(相対湿度)は
一般に85〜95%と高いものであるために、加湿装置
の性能および、その周辺機器に対する要求もかなり高い
ものとなっている。そして、コンテナ用冷凍装置の加湿
装置の従来のものとして、例えば実開昭63−6367
1号公報に開示されるように、ケース内で下部に振動子
が設けられた貯水槽の上部に噴霧用ホースが取付けられ
、上記振動子から発せられる超音波により貯水槽に溜め
られた水の水面付近を飛散させることによって発生する
噴霧を送風ファンにより庫内に導いているものがある。
また、貯水槽内の水は、輻送前に予め供給しておいたり
、蒸発器との熱交換により庫内空気から分離したドレン
水がポンプにより回収されたりしている。
また、生鮮物のうちの青果物などにあっては新陳代謝に
よりエチレンガスを排出しているため、例えば実公昭4
7−40044号公報に開示されるように、庫外空気を
庫内空気との差圧により蒸発器の上流側に導入する庫外
空気導入管と、庫内空気を庫外空気との差圧にまり庫外
に排出する庫内空気排出管とを備え、エチレンガスを庫
外へ排出する一方、庫外空気を庫内に導入するここによ
って庫内を換気することが行われている。
(発明が解決しようとする課題) このように、生鮮物のうちでも青果物などのコンテナに
よる遠隔地への輸送には、温度条件の設定のみならず、
湿度を調整する必要があったために、以下のような課題
を有している。
(1)上述したような青果物(生鮮物)などの輸送に係
るコンテナ等にあっては輸送物(青果物)の収容スペー
スをより大きく確保するためにはできるだけ加湿装置の
設置スペースは小さいほうが望ましいが、ケーシング内
の貯水槽は、海上輸送時に途中給水が困難なものである
ために容量を大きくする必要があり、貯水槽の設置スペ
ースを要して加湿装置のコンパクト化が図れない。
(n)上述したようなコンテナにあっては貯水槽が必要
不可欠なものであるために該貯水槽の占めるスペース分
だけコンテナの積載容量が減少する。
(m)加湿装置の貯水槽には、庫内空気中から分離した
ドレン水が回収されるようになっているため、貯水槽内
の水の汚れや水系統の詰まりによる故障が発生し易い上
、使用毎に貯水槽および水系統を洗浄しなければならな
いためにメンテナンスが煩わしいものとなる。
(IV)上述の加湿装置にあっては貯水槽の他に、ポン
プ、振動子、噴霧用ホースおよび送風ファン等の付随部
品が必要であるため、部品点数が嵩んでコストが高くつ
く上、各部品の信頼性が乏しいものとなる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、上述した庫内を換気するものに着目し、
庫外空気中に含まれる水分を用いてコンテナ内の湿度を
調整可能な冷凍装置を構成することにより、貯水槽およ
び付随部品を不要にして、加湿装置のコンパクト化を図
りつつコンテナの積載容量を拡大させるとともに、加湿
装置のメンテナンス性および信頼性の向上を図ろうとす
るものである。
また、輸送物に応じてコンテナ内を湿度調整可能な冷凍
装置を構成することによって、例えば球根や草類などの
低湿度(相対湿度50%)の輸送物、または冷凍可能な
魚肉などの輸送物のコンテナ輸送を可能にして、コンテ
ナ冷凍装置の利用範囲の拡大化を図ることも目的とする
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、請求項(1)に係る発明が講
じた手段は、第1図および第2図に示すように、コンテ
ナ用冷凍装置として、ケーシング(3)の正面板(20
)をコンテナボックス(1)の庫内側(A)に臨ませ、
該正面板(20)を除く各面板(21)〜(24)を庫
外側(B)に臨ませてそれぞれ配設し、該ケーシング(
3)をその上下方向略中間部に設けた仕切板(4)によ
って上部の庫内側ユニット(5)と下部の庫外側ユニッ
ト(6)とに区画し、上記庫内側ユニット(5)には冷
凍装置(2〉の冷媒回路(X)の構成要素のうち少なく
とも蒸発器(9)および該蒸発器(9)に庫内空気を吹
付けるための庫内側ファン(10)を収納する一方、上
記庫外側ユニット(6)には少なくとも凝縮器(12〉
および該凝縮器(12〉に庫外空気を吹付けるための庫
外側ファン(13)並びに圧縮機(15)を収納すると
ともに、上記庫内ユニット(5)に、一端が庫外側(B
)に開口し且つ他端が蒸発器(9)の下流側に開口して
庫外空気を蒸発器(9)の下流側に導入する第1庫外空
気導入管(43)と、一端が庫外側(B)に開口し且つ
他端が蒸発器(9)の上流側又は下流側に開口して庫内
空気を庫外に排出する庫内空気排出管(44)と、上記
第1庫外空気導入管(43)内の庫外空気を庫内空気排
出管(44)内の庫内空気との熱交換により所定湿度ま
で除湿しつつ冷却する空気熱交換器(45)とを設け、
上記庫内側ファン(10)によって、上記ケーシング(
3)に設けられた庫内側空気戻口(25)からの庫内空
気を上記蒸発器(9)で熱交換した後、この庫内空気と
、上記空気熱交換器(45)で熱交換して蒸発器(9)
の下流側に導入された第1庫外空気導入管(43)から
の庫外空気とを混合してケーシング(3)に設けられた
庫内側空気吹出口(26〉からコンテナボックス(1)
内に送給せしめるようになっている。
そして、上記蒸発器(9)で熱交換された庫内空気と空
気熱交換器(45)で熱交換された庫外空気との混合空
気の温度を検出する温度検出手段(50〉と、該温度検
出手段(50)の出力を受け、冷凍装置(2)の冷凍能
力を連続的に調整する冷凍能力制御手段(57)と、庫
内空気の湿度を検出する湿度検出手段(60〉と、上記
第1庫外空気導入管(43)から導入される庫外空気量
を調整する空気量調整手段(at)と、上記湿度検出手
段(60)の出力を受け、庫内の湿度が設定湿度になる
ように空気量調整手段(61〉を制御する湿度制御手段
(63)とを設ける構成としたものである。
また、請求項(2)が講じた手段は、第1庫外空気導入
管(43)を、蒸発器(9)の長手方向に延設し、その
長手方向に庫外空気吹出用の穴部(47)、…を多数開
口せしめる構成としたものである。
また、請求項(3)が講じた手段は、空気量調整手段(
61〉が、第1庫外空気導入管(43)または庫内空気
排出管(44)内にファンモータ(41)により駆動さ
れる加圧ファン(42〉を備えてなり、上記)7ンモー
タ(41〉が、庫外空気量が少量である低速モードと大
量である高速モードとを有していて、湿度制御手段(B
3)を、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに上記空気
量調整手段(81)を低速モードに、庫内湿度が設定湿
度よりも低いときに高速モードにそれぞれ連続的に切換
える構成としたものであみ。
また、請求項(4)が講じた手段は、空気量調整手段(
61)が、′第1庫外空気導入管(・43)または庫内
空気排出管(44)内にファンモータ(41)により駆
動される加圧ファン(42)を備えてなり、上記ファン
モータ(41)が、庫内空気量が不要であるOFFモー
ドと必要であるONモードとを有し且つ庫内空気量の必
要量に応じて連続的に回転数を可変とする回転数可変モ
ードとを有していて、湿度制御手段(B3)を、庫内湿
度が設定湿度よりも高いεきに上配交気量調整手段(6
1)をOFFモードに、庫内湿度が設定湿度よりも低い
ときにONモードで且つ庫内湿度の低さに応じて回転数
可変モードにそれぞれ連続的に切換える構成としたもの
である。
また、請求項(5)が講じた手段は、空気量調整手段(
61)を、庫内空気量が不要である閉塞モードと必要で
ある開放モードとを有し且つ庫内空気量の必要量に応じ
て連続的に開度調整可能な開度可変モードを有する開閉
装置(66)とし、湿度制御手段(63)を、庫内湿度
が設定湿度よりも高いときに上記空気量調整手段(61
〉を閉塞モードに、庫内湿度が設定湿度よりも低いとき
に開放モードで且つ庫内湿度の低さに応じて開度可変モ
ードにそれぞれ連続的に切換える構成としたものである
さらに、請求項(6)が講じた手段は、庫外空気を蒸発
器(9)の上流側に導入する第2庫外空気導入管(81
)を設けるとともに、空気量調整手段(at)を、該第
2庫外空気導入管(71)、第1庫外空気導入管(43
)および庫内空気排出管(44)に設けられ且つ、第2
庫外空気導入管(81)を閉塞し且つ第1庫外空気導入
管(48)および庫内空気排出管(44)を開放する第
1モードと、第1庫外空気導入管(43)を閉塞し且つ
第2庫外空気導入管(81)および庫内空気排出管(4
4)を開放する第2モードと、第1.第2庫外空気導入
管(43)、(81)および庫内空気排出管(44)を
閉塞する第3モードとを有する構成としたものである。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)に係る発明では、コン
テナボックス(1)内の輸送物が低温で高湿度〈例えば
相対湿度90%)を要求する青果物である場合、高温で
且つ高湿度の庫外空気を第1庫外空気導入管(48)か
ら空気熱交換器(45) (加湿装置(40)内)に導
入すると、庫外空気は、空気熱交換器(45)による庫
内空気排出管(44)内の冷却された庫内空気との熱交
換により適切な湿度(相対湿度)まで温度コントロール
されである程度低温となり、しかる後、この庫外空気が
蒸発器(9)の下流側に導入されて、各庫内側ファン(
10〉により蒸発器(9)を介して冷却された庫内空気
と混合されることによって、低温で且つ高湿度の混合空
気が誕生し、この混合空気が庫内側空気吹出口(26)
からコンテナボックス(1)内に吹出されてコンテナボ
ックス(1)内の温度および湿度が青果物(輸送物)に
応じた状態に保たれる。
その場合、温度検出手段(50)により検出した蒸発器
(9)下流側における混合空気の温度が設定温度に対し
て変化、つまり混合空気の温度が設定温度よりも低下ま
たは上昇すると、温度検出手段(50〉の出力に応じて
冷凍装置(2)の冷凍能力が冷凍能力制御手段(57)
により連続的に調整されて、混合空気の温度が設定温度
となるように制御されることになり、温度が適確に制御
された庫内空気と、この庫内空気と熱交換された庫外空
気とが混合されて、コンテナボックス(1)内の温度が
青果物(輸送物)に応じた低温状態に常時保たれること
になる。
また、湿度検出手段(80)により検知した庫内空気の
相対湿度が変化つまり減少または増加すると、湿度制御
手段(83)により第1庫外空気導入管(43)から導
入される高湿度の庫外空気量を調整する空気量調整手段
(81)が設定湿度になるように調整(増量または減量
)されて、庫内(コンテナボックス(1〉内)の湿度が
制御され、コンテナボックス(1〉内の湿度が青果物に
応じた高湿度状態に常時保たれる。
このように、庫内空気と庫外空気との混合空気の温度が
、その温度を検知した温度検出手段(50)の出力に応
じて冷凍能力制御手段(57)により連続的に調整され
る上、混合空気の湿度を検知した湿度検出手段(BO)
の出力に応じて空気量調整手段(61〉が湿度制御手段
(B3)により制御されることから、車内外空気の温度
および湿度状態に応じて混合空気の温度変化および湿度
変化がそれぞれ確実に制御l(コントロール)なされて
、常にコンテナボックス(1)内が低温・加湿換気状態
に保たれることになる。
また、コンテナボックス(1)内の青果物(輸送物)が
低温で且つ高湿度状態に保たれることから、従来の加湿
装置に必要であった貯水槽が不要となリ、加湿装置(4
0)の設置スペースを小さくすることができる。
さらに、上記の如く冷凍装置(2)(加湿装置(40)
)に貯水槽が不要となることから、貯水槽の占めていた
スペース分だけコンテナの積載容量を大きくすることが
できる。
しかも、加湿装置の貯水槽にドレン水を回収させていた
もののように、貯水槽内の水の汚れや水系統の詰まりな
どによる故障が発生することがなく、このような故障の
発生を防止する上で使用毎に貯水槽および水系統を洗浄
するといったメンテナンスを不要にすることができる。
また、上記の如く加湿装置(40)では、貯水槽のみな
らずポンプ、振動子、噴霧用ホースおよび送風ファン等
の付随部品がすべて不要となり、部品点数の減少により
コストを低く抑えることができる上、少数となる各部品
の信頼性が高められることになる。
また、請求項(2に係る発明では、蒸発器(9)の長手
方向に延設された第1庫外空気導入管(43)の長手方
向に庫外空気吹出用の穴部(47)、…を多数開口せし
めたので、第1庫外空気導入管(43) (各穴部(4
7))から吹出す庫外空気と、蒸発器(9)で熱交換さ
れた庫内空気との混合が迅速且つ円滑になされることに
なる。
また、請求項(3)に係る発明では、湿度制御手段(6
3)は、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに空気量調
整手段(61) (ファンモータ(41))を庫外空気
量が少量である低速モードに1.庫内湿度が設定湿度よ
りも低いときに庫外空気量が大量である高速モードにそ
れぞれ切換えるものであるので、第1庫外空気導入管(
43)内を流通する庫外空気量がファンモータ(41)
により減量または増量調節されることになり、湿度制御
手段を別途に設ける必要がなくなって部品点数の点で有
利なものになる。
また、請求項(4)に係る発明では、湿度制御手段(6
3)は、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに空気量調
整手段(61〉を庫内空気量が不要である閉塞モードに
、庫内湿度が設定湿度よりも低いときに庫内空気量が必
要である開放モードに、庫内湿度の低さつまり必要量に
応じて開度調整可能な開度可変モードにそれぞれ連続的
に切換えるものであるので、加圧ファン(42) (フ
ァンモータ(41))により第1庫外空気導入管(43
)から導入される庫外空気量が極細かく制御されて、コ
ンテナボックス(1)内の相対湿度が理想値(90%)
に近付くことになる。
また、請求項(5)に係る発明では、湿度制御手段(6
3)は、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに空気量調
整手段([)を庫内空気量が不要である閉塞モードに、
庫内湿度が設定湿度よりも低いときに庫内空気量が必要
である開放モードで且つ庫内湿度の低さつまり必要量に
応じて開度調整可能な開度可変モードにそれぞれ連続的
に切換えるものであるので、ファンモータ<41) (
加圧ファン(42))による庫外空気の第1庫外空気導
入管(43)内への吸引作用と相俟って、第1庫外空気
導入管(43)から導入される庫外空気量がさらに極細
かく制御されて、コンテナボックス<1)内の相対湿度
がより理想値に近付くことになる。
さらに、請求項(6)に係る発明では、庫外空気を蒸発
器(9)の上流側に導入する第2庫外空気導入管(81
)、第1庫外空気導入管(43)および庫内空気排出管
(44)に設けられた空気量調整手段(81)は、第2
庫外空気導入管(81)を閉塞し且つ第1庫外空気導入
管(43)および庫内空気排出管(44)を開放する第
1モードと、第1庫外空気導入管(43)を閉塞し且つ
第2庫外空気導入管(81〉および庫内空気排出管(4
4)を開放する第2モードと、第1.第2庫外空気導入
管(43) 、 (81)および庫内空気排出管(4・
4)を閉塞する第3モードとを有するものであるので、
上記の第1モードにすると、コンテナボックス(1)内
は低温・高湿度状態つまり青果物などの生鮮物に適した
低温・加湿換気状態となる。また、上記の第2モードに
すると、コンテナボックス(1)内は低温・低湿度状態
つまり球根や草類および凍結により味覚の変化が生じる
ような魚肉類などに適した低温・除湿換気状態となる。
さらに、上記の第3モードにすると、コンテナボックス
(1)内は換気の行われない低温・低湿度状態つまり冷
凍魚肉類などに適した冷凍状態となる。このように、コ
ンテナボックス(1)内の温度および湿度状態が輸送物
に応じて適宜変更されることから、コンテナボックス(
1)の汎用性を高いものにすることができる。
(発明の効果) 以上の如く、請求項(1)に係る発明によれば、高温で
且つ高湿度の庫外空気を空気熱交換器(45)による庫
内空気との熱交換により適切な湿度まで温度コントロー
ルしである程度まで低温とし、この庫外空気を蒸発器(
9)の下流側に導入して蒸発器(9)下流の庫内空気と
混合することによって低温で且つ高湿度の混合空気が誕
生し、この混合空気によりコンテナボックス(1〉内の
温度および湿度が青果物等に応じた低温で且つ高湿度状
態に保たれて、混合空気の温度が蒸発器(9)上流側に
て検知した温度検出手段(50)の出力に応じて冷凍能
力制御手段(57)により制御される上、湿度検出手段
(60〉の出力に応じて空気量調整手段(61〉による
庫外空気量が湿度制御手段(B3)により増量または減
量されて庫内の湿度が制御されるので、混合空気の温度
変化および湿度変化をそれぞれ確実にコントロールする
ことができ、常にコンテナボックス(1)内を低温・加
湿換気状態に保つことができる。
また、コンテナボックス(1)内が常時低温・加湿換気
状態に保たれることから、従来必要であった貯水槽が不
要となり、加湿装置(4o)の設置スペースを小さくす
ることができ、コンテナの積載容量、を大きくすること
ができる。さらに、加湿装置の貯水槽にドレン水を回収
させていたもののように、貯水槽内の水の汚れや水系統
の詰まりなどによる故障の発生を防止する上で必要であ
ったメンテナンスを不要にすることができる。しかも、
貯水槽のみならずポンプ、振動子、噴霧用ホースおよび
送風ファン等の付随部品がすべて不要となって部品点数
の減少によるコストの低廉化を図ることができる上、少
数となる各部品の信頼性を向上させることができる。
また、請求項(2に係る発明によれば、蒸発器(9)の
長手方向に延設した第1庫外空気導入管(43)の長手
方向に庫外空気吹出用の穴部(47)、…を多数開口せ
しめたので、第1庫外空気導入管(43)から吹出す庫
外空気と、蒸発器(9)を通過した庫内空気との混合を
迅速且つ円滑に行うことができる。
また、請求項(3)に係る発明によれば、庫内湿度が設
定湿度よりも高いときに空気量調整手段(61)を庫外
空気量の少量な低速モードに、庫内湿度が設定湿度より
も低いときに庫外空気量の大量な高速モードにそれぞれ
切換える湿度制御手段(63)を構成したので、第1庫
外空気導入管(43)内の庫外空気量がファンモータ(
41)により減量または増量調節され、湿度制御手段を
別途に設ける必要がなくなって部品点数の削減化を図る
ことができる。
また、請求項(4)に係る発明によれば、車内湿度が設
定湿度よりも高いときに空気量調整手段(61)を庫内
空気量の不要な閉塞モードに、庫内湿度が設定湿度より
も低いときに庫内空気量の必要な開放モードに、庫内湿
度の必要量に応じて開度可変モードにそれぞれ連続的に
切換える湿度制御手段(83)を構成したので、加圧フ
ァン(42)により庫外空気量が極細かく制御されてコ
ンテナボックス(1〉内の相対湿度を理想値に近付ける
ことができる。
また、請求項(5)に係る発明によれば、庫内湿度が設
定湿度よりも高いときに空気量調整手段(61)を庫内
空気量の不要な閉塞モードに、庫内湿度が設定湿度より
も低いときに庫内空気量の必要な開放モードで且つ庫内
湿度の必要量に応じて開度可変モードにそれぞれ連続的
に切換える湿度制御手段(63)を構成したので、ファ
ンモータ(41)による庫外空気の吸引作用と相俟って
、庫外空気量がさらに極細かく制御されてコンテナボッ
クス(1)内の相対湿度をより理想値に近付けることが
できる。
さらに、請求項(6)に係る発明によれば、庫外空気を
蒸発器(9)の上流側に導入する第2庫外空気導入管(
71)を設けるとともに、該第2庫外空気導入管(71
)、第1庫外空気導入管(42〉および庫内空気排出管
(43)を適宜閉塞または開放する閉塞部材(72)に
よりコンテナボックス(1)内の輸送物の温度および湿
度条件に応じて第1〜第3モードに変更可能な空気量調
整手段(61)を構成し、上記の第1モードによる青果
物などの生鮮物に、適した低温・加湿換気状態と、上記
の第2モードによる球根や草類および凍結により味覚の
変化が生じるような魚肉類などに適した低温・除湿換気
状態と、上記の第3モードによる換気の不要な冷凍魚肉
類などに適した冷凍状態とになるように適宜変更できる
ことになり、コンテナボックス(1)の汎用性を拡大す
ることができる。
(第1実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図および第4図は本発明に係るコンテナ用冷凍装置
の一実施例を示し、(i)はコンテナボックス、(2)
は冷凍装置であって、該冷凍装置(2)は、上記コンテ
ナボックス(1)の一端開口部(開口面)を封するよう
に据付けられている。また、(3)は、上記冷凍装置(
2)のアルミニウム製のケーシングであって、このケー
シング(3)の正面板(20) (後述する)を上記コ
ンテナボックス(1)の庫内側(A)に臨ませ、この正
面板(20〉を除く各面板(21)〜(24> (後述
する)を庫外側(B)に臨ませてそれぞれ配設している
。さらに、上記ケーシング(3)内の上下方向略中央部
には断面略コ字状の仕切板(4)が設けられており、該
仕切板(4)によって、上方の庫内側ユニット(5)と
下方の庫外側ユニット(6)とにそれぞれ区画されてい
る。
上記ケーシング(3)は、特に、庫内側ユニット(5)
の庫外側(B)面(底板(22)、背面板(24))お
よび庫外側ユニット(6)の庫外側(A)面(正面板(
20)の下部)にグラスファイバもしくは発泡製合成樹
脂等の断熱材(7)を介したハウジング(8)によって
形成され、第5図にも示すように、該庫内側ユニット(
う)内には、後述するホットガスバイパス方式の冷媒回
路(X)のうち少なくとも蒸発器(9)、該蒸発器(9
)に庫内空気を吹付けるための庫内側ファン(10)、
<10) 、および該各車内側ファン(10〉を駆動さ
せるモータ(11)、(11)がそれぞれ収納されてい
る。一方、上記庫外側ユニット(8)内には、凝縮器(
12)、該凝縮器り12〉に庫外空気を吹付けるための
庫外側ファン(13)、減圧機構としての膨脂弁(14
)、および圧縮機(15)などが収納されている。そし
て、上記蒸発器(9)、凝縮器(12)、膨脂弁(14
)、および圧縮機(15)などは、冷媒配管(16)、
…によって冷媒の循環可能に接続されている。
また、上記ケーシング(3)は、庫内側(A)の正面板
(20)、および庫外側(B)の天板(21)、底板(
22〉(仕切板(4)の上面)、両側面板(23) 、
 (’23)、背面板(24)からなる。上記正面板(
20)の上部(庫内側ユニット(5)の上流端)には横
方向(第4図では左右方向)に延びる細長い庫内側空気
戻口(25)が設けられているとともに、該正面板(2
0)の下部(庫内側ユニット(5)の下流端)には横方
向に延びる細長い庫内側空気吹出口(26)が設けられ
ている。そして、上記庫内側ユニット(5)のケーシン
グ(3)内には、上記庫内側空気戻口(25)に上流端
が連結された空気導入通路(27)が設けられている。
上記ケーシング(3)(庫内側ユニット(5))内の天
板(21)と底板(22)との間の略中央部つまり空気
導入通路(27)には、蒸発器室(30)が設けられて
いる。また、上記蒸発器室(30〉には、上述した蒸発
器(9)が設けられている。さらに、上記蒸発器(9)
は、吸入面(9a)が庫内側空気吸入口(25)に対向
するように上向き状態で設けられている。そして、上記
庫内側空気吸入口(25)を介して蒸発器(9)を通過
したコンテナボックス(1)内の庫内空気は、その空気
中に含まれた水分が蒸発器(9)との熱交換によりドレ
ン水となって下方に滴下し、該蒸発器(9)の下方に位
置する略V字状に形成された底板(22) (仕切板(
4))を兼ねたドレンパン(31)によってドレン水が
貯溜される。尚、上記ドレンパン(31)の最も低くな
る略中央部には、一端がコンテナボックス(1)外に開
口するドレンバイブ(図示せず)の他端が連結されてい
て、ドレンパン(31)に貯溜したドレン水のコンテナ
ボックス(1)外(庫外)への排出がなされている。
そして、上記蒸発器室(30〉の左右側方、つまり空気
導入通路(2γ)の下流端には、上記庫内側ユニット(
5)(冷凍装置(2))の上下方向に延びて。
上記正面板(20)の左右側端部と背面板(24)の左
右側端部とからなる第1空気通路(32)、(82)の
上流端が連結されている。また、上記蒸発器室(30)
と第1空気通路(32) (右側のみ説明する)との間
には、上記蒸発器(9)の左右側面に取付けられた略り
字状の遮蔽板(33)が設けられている。さらに、上記
遮蔽板(33)の下面と、上記ドレンパン(34)(底
板(22))との間には隙間(34)が設けられている
上記蒸発器(9)の左右の上方(上流側)となる空気導
入通路(27)の上流端には、上記モータ(11)、(
11)が設けられていて、該各モータ(11)の軸(3
5)は、上下方向(ケーシング(3)の天板(21)お
よび底板(22)に対して直交する方向)に延びている
また、上記各モータ(11)の軸(35)には、上記庫
内側ファン(10)、(10)がそれぞれ取付けられて
いる。
上記各庫内側ファン(10)はプロペラファンであって
、該庫内側ファン(10)によって、上記コンテナボッ
クス(1)内を循環したのち庫内側空気戻口(25)か
ら蒸発器(9)を通過して該蒸発器(9)との熱交換に
より再び低温の空調風となった庫内空気が隙間(34)
を介して第1空気通路(32)に導かれた後、該第1空
気通路(32〉を介して底板(22〉付近に位置する庫
内側吹出口(26)からコンテナボックス(1)内に下
吹出しされるようになっている。そして、上記各第1空
気通路(32〉の下流端(下端)には、上記庫内側ユニ
ット(5)(冷凍装置(2〉)の幅方向に延びて、上記
正面板(20)の下端部と背面板(24)の下端部とか
らなる第2空気通路(36)の上流端(左右端)が連結
されていて、上記各第1空気通路(32)と第2空気通
路(36)とは、上記空気導入通路(27〉を介して庫
内側空気戻口(25)と庫内側空気吹出口(26)とを
連通している。尚、上記コンテナボックス(1)内の底
面部(1a)には、上記ケーシング(3)の正面板(2
0)に対して直交する方向に延びるT字状のフロアレー
ル(87) 、…が所定間隔置きに敷設されている。
また、第6図および第7図にも示すように、上記ケーシ
ング(3)内の右側に位置する庫内側ユニット(5)の
第1空気通路(32)側上端部には、加湿装置(40〉
が設けられている。該加湿装置(40)には、ファンモ
ータ(41〉により駆動される加圧ファン(42〉(シ
ロッコファン)を有し、一端が庫外側(B)となるケー
シング(3)の背面板(24)に開口し且つ他端が蒸発
器(9)の下流側に開口して上記加圧ファン(42)に
より庫外空気を蒸発器(9)の下流側に導入する第1庫
外空気導入管(43)の略中間部が接続されている。該
第1庫外空気導入管(43)は、上流側に位置する上流
側第1庫外空気導入管(48a)と下流側に位置する下
流側第1庫外空気導入管(48b)とからなり、上記上
流側第1庫外空気導入管(43a)の下流端には上記加
圧ファン(42)が取付けられているとともに、該加圧
ファン(42) (上流側第1庫外空気導入管(43a
) )の下流端および下流側第1庫外空気導入管(43
b)の上流端が、上記加湿装置(40)にそれぞれ接続
されている。
上記加湿装置(40)には、一端がケーシング(3)の
背面板(24)に開口し且つ他端が蒸発器(9)の下流
側に開口して庫内空気を庫外空気との差圧により庫外に
排出する庫内空気排出管(44)の略中間部が接続され
ている。該庫内空気排出管(44)は、上流側に位置す
る上流側庫内空気排出管(44a)と下流側に位置する
下流側庫内空気排出管(44b)とからなり、上記上流
側庫内空気排出管(44a)の下流端および下流側庫内
空気排出管(44b)の上流端が、上記加湿装置(40
)にそれぞれ接続されている。さらに、上記加湿装置(
40)には、上記第1庫外空気導入管<48> (上流
側第1庫外空気導入管(43a) )内の庫外空気を上
記庫内空気排出管(44) (上流側庫内空気排出管(
44a) )内の庫内空気との熱交換により所定湿度ま
で除湿しつつ冷却する空気熱交換器(45)が設けられ
ており、該空気熱交換器(45)には、上記第1庫外空
気導入管(43)の略中間部および庫内空気排出管(4
4a)の略中間部、つまり上流側第1庫外空気導入管(
43a)  (加圧ファン(42) ”)の下流端およ
び下流側第1庫外空気導入管(43b)の上流端、並び
に上流側庫内空気排出管(44a)の下流端および下流
側庫内空気排出管(44b)の上流端がそれぞれ接続さ
れている。そして、上記庫内側ファン(10〉によって
、上記庫内側空気戻口(25)から空気導入通路(27
)を介して戻る上記蒸発器(9)で熱交換した後の庫内
空気と、上記空気熱交換器(45)で熱交換して蒸発器
(9)の下流側に導入(吹出)された第1庫外空気導入
管(43)からの庫外空気とが混合された後、この混合
空気が上記第1および第2空気通路(82) 、 (3
B)を介して庫内側空気吹出口(26)からコンテナボ
ックス(1)内に送給せしめられるようになっている。
また、上記第1庫外空気導入管(43)は、ケーシング
(3)の左右方向(蒸発器(9)の長手方向)に延設さ
れていて、その長手方向には、直径15關程度の庫外空
気吹出用の穴部(47)、…が多数開口せしめられてい
る。
尚、上記加圧ファン(42〉は、ケーシング(3)左右
方向へ延びるファンモータ(41)の軸(46)上に取
付けられている。
そして、上記蒸発器(9)の下流側には、該蒸発器(9
)で熱交換された庫内空気と上記空気熱交換器(45)
で熱交換された庫外空気量の混合空気の温度を検出する
温度検出手段としての温度センサ(50)が設けられて
いる。また、上記庫外側ユニット(6)の圧縮機(15
)と凝縮器(12)との間に位置する圧縮機(15)吐
出側の冷媒配管(16)には、吸入ボート(52a)か
らの冷媒を吐出ボー) (52b)側とバイパスボート
(52c)側とに適宜配分可能に制御する電磁式三方比
例制御弁(52)が介設されている。該電磁式三方比例
制御弁(52)のバイパスボー) (52c)には、上
記蒸発器(9)の直上流に下流端が開口するバイパス通
路(53)の上流端が接続されていて、圧縮機(15)
からの高温・高圧状態の冷媒を蒸発器(9)に導くよう
にしたホットガスバイパス方式の冷媒回路(X)が構成
されている。さらに、上記電磁式三方比例制御弁(52
)には、温度コントローラ(55)の出力電圧を受けて
電磁式三方比例制御弁〈52〉の吐出ボート(52b)
とバイパスポート(52e)との開度を比例的に調整す
る電磁コイル(56)が設けられている。上記温度コン
トローラ(55)には、上記温度センサ(50〉からの
出力が入力されるようになっており、この温度センサ(
50)の出力を温度コントローラ(55)を介して受け
た電磁式三方比例制御弁(52)によって、吹出空気温
度が庫内設定温度以下のときに電磁式三方比例制御弁(
52〉のバイパスボー) (52c)の開度を開放側に
、または吹出空気温度が庫内設定温度以上のときに電磁
式三方比例制御弁(52〉のバイパスボー) (52c
)の開度を閉塞側に比例制御する冷凍能力制御手段(5
7〉が構成されている。
さらに、上記空気導入通路(27)の各庫内側ファン(
IO〉よりも上流側には、蒸発器(9)の上流側におけ
る庫内空気の相対湿度(ψ)を検出する湿度検出手段と
しての湿度センサ(60)が設けられている。また、上
記加圧ファン(42)は、上記第1庫外空気導入管(4
3)から庫内側(A)に導入される庫外空気量が少量で
ある低速モードと、庫外空気量が大量である高速モード
とを有するファンモータ(41〉により制御されており
、この各モードに切換可能なファンモータ(41)によ
って、上記第1庫外空気導入管(43)から庫内側(A
)に導入される庫外空気量を調整する空気量調整手段(
81)が構成されている。そして、上記ファンモータ(
41)には、上記湿度センサ(BO〉からの出力が入力
される湿度コントローラ(B2)が接続されており、こ
の湿度コントローラ(62)を介した湿度センサ(60
)の出力を受け、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに
上記空気量調整手段(Ill) (ファンモータ(41
))を低速モードに、庫内湿度が設定湿度よりも低いと
きに高速モードにそれぞれ切換える湿度制御手段(63
)が構成されている。
また、第8図および第9図に示すように、上記第1庫外
空気導入管(43)の上流端および庫内空気排出管(4
4)の下流端がそれぞれ開口するケーシング(3)の背
面板(24)には、第1庫外空気導入管(43)の上流
端および庫内空気排出管(44)の下流端をそれぞれ開
放または閉塞可能とする蓋部材(64)が上下方向へ摺
動自在に設けられている。
尚、上記庫外側ユニット(B)では、庫外側ファン(1
8)により吸込まれたコンテナボックス(1)外の空気
によって高温となる凝縮器(12〉との熱交換がなされ
ている。
ここで、上記コンテナボックス(1)内の輸送物が温度
2.1℃、相対湿度(ψ)90%を条件とするアスパラ
ガス等の青果物である場合について述べるが、先ず、蓋
部材(B4)を第1庫外空気導入管(43) (上流側
第1庫外空気導入管(43a) )の上流端および庫内
空気排出管(44) (下流側庫内空気排出管(44b
) )の下流端が共に開放するように上方向へスライド
移動(第8図および第9図で示す状態)させて換気可能
な状態とする。そして、第10図に示すように、温度(
1+)(気温)が38℃で相対湿度(ψ1〉が50%の
庫外空気(第10図で示す絶対湿度(xl)上のに点)
を第1庫外空気導入管((3)から加圧ファン〈42)
により空気熱交換器(45) (加湿装置(40)内)
に導入する。
この場合、空気熱交換器(45)の表面温度が15℃で
相対湿度(ψ)が100%(第10図で示すL点)に設
定されていると、庫外空気は、空気熱交換器(45)に
よる庫内空気排出管(44)内の冷却された庫内空気と
の熱交換により相対湿度(ψ〉が80%となるように温
度tz  (23,5℃)まで温度コントロールされて
に−L線上のM点、つまりΔXl −X2−X1分だけ
除湿された絶対湿度(X2)の庫外空気が誕生する。し
かる後、この庫外空気が各穴部(42a)より蒸発器(
9)の下流側に吹出(導入)されて、各庫内側ファン(
IO〉により蒸発器(9)を介して再び冷却された庫内
空気と混合されることによって、コンテナボックス(1
)内に吹出す庫内空気(混合空気)が温度(tz)が2
.1℃で相対湿度(ψ3)が90%(第10図で示す絶
対湿度(X3)上のN点)となるよう。
庫内空気の絶対湿度(X3)をΔx2 ”x3−xl分
だけ加湿することが行われている。
そして、温度センサ(50)により検知した混合空気の
温度(tz〉が2.1℃以下になると、温度コントロー
ラ(55)の出力電圧を受けて電磁式三方比例制御弁(
52)のバイパスポート(52c)の開度が冷凍能力制
御手段(57〉によって開放側に比例制御され、吹出空
気温度が庫内設定温度となるように制御なされる。一方
、混合空気の温度(tz)が2.1℃以上になると、温
度コントローラ(55)の出力電圧を受けて電磁式三方
比例制御弁(52〉のバイパスポート(52c)の開度
が冷凍能力制御手段(57)によって閉塞側に比例制御
され、混合空気の温度が庫内設定温度となるように制御
なされることになり、この蒸発器(9)との熱交換によ
り温度が適確に制御された庫内空気と、この庫内空気と
熱交換された庫外空気とが混合されて、コンテナボック
ス(1〉内の温度が青果物(輸送物)に応じた2、1℃
の低温状態に常時保たれることになる。
また、湿度センサ(60)により検知した蒸発器(9)
の上流側における庫内空気の相対湿度(ψ3)が90%
以下になると、湿度コントローラ(62〉の出力により
ファンモータ(41) (空気量調整手段(B1))が
、湿度制御手段(63)によって、第1庫外空気導入管
(43)から導入される庫外空気量を増大させて絶対湿
度(X3)がΔX2  (X3−X2 )分だけ加湿せ
しめられるように高速モードに切換えられて、庫内湿度
が設定湿度になるように空気量調整手段(61)が増量
制御なされる。一方、庫内空気の相対湿度(ψ3)が9
0%以上になると、湿度コントローラ(B2〉の出力に
よりファンモータ(41〉が、湿度制御手段(63)に
よって、第1庫外空気導入管(43)からの庫外空気量
を減量させて絶対湿度(x3)がΔx2分だけ除湿せし
められるように低速モードに切換えられて、庫内湿度が
設定湿度になるように空気量調整手段(81)が減量制
御されることになり、コンテナボックス(1)内の相対
湿度が青果物に応じた90%の高湿度状態に常時保たれ
る。
したがって、上記実施例では、庫内空気と庫外空気との
混合空気の温度が、その温度を検知した温度センサ(5
0)の出力に応じて冷凍能力制御手段(57〉により連
続的に調整される上、混合空気の湿度を検知した湿度セ
ンサ(60)の出力に応じて庫外空気量を適宜増量また
は減量させる空気量調整手段(81)が湿度制御手段(
63)により制御されることから、車内外空気の温度お
よび湿度状態に応じて混合空気の温度変化および湿度変
化をそれぞれ確実に制御(コントロール)することがで
きる。
また、上記の如き冷凍装置(2〉(加湿装置(40) 
)によれば、コンテナボックス(1)内の青果物(輸送
物)が低温で且つ高湿度状態に保たれるので、従来の加
湿装置に必要であった貯水槽が不要となり、加湿装置(
40)の設置スペースを小さくすることができ、貯水槽
の占めていたスペース分だけコンテナボックス(1)内
の積載容量を大きくすることができる。
さらに、加湿装置の貯水槽にドレン水を回収させていた
もののように、貯水槽内の水の汚れや水系統の詰まりな
どによる故障が発生することがなく、このような故障の
発生を防止する上で使用毎に貯水槽および水系統を洗浄
するといったメンテナンスを不要にすることができる。
しかも、上記の如く加湿装置(40)では、貯水槽のみ
ならずポンプ、振動子、噴霧用ホースおよび送風ファン
等の付随部品がすべて不要となり、部品点数の減少によ
りコストを低く抑えることができる上、少数となる各部
品の信頼性が高められることになる。
また、蒸発器(9)の長手方向に延設された下流側第1
庫外空気導入管(43b)の長手方向に庫外空気吹出用
の穴部(47)、…を多数開口せしめたので、下流側第
1庫外空気導入管(43b)から吹出す庫外空気と、蒸
発器(9)を通過した庫内空気との混合を迅速且つ円滑
に行うことができる。
さらに、低速モードまたは高速モードに切換可能なファ
ンモータ(41〉により湿度制御手段(63)が構成さ
れているので、第1庫外空気導入管(43)から導入さ
れる庫外空気量が既存のファンモータ(41)により減
量または増量されるように調節されることになり、湿度
制御手段を別途に設ける必要がなくなって部品点数の削
減化を図ることができる。
さらにまた、上流側第1庫外空気導入管(43a)の上
流端および下流側庫内空気排出管(44b)の下流端を
共に蓋部材(64)により開放(上方へスライド移動)
することによって、コンテナボックス(1〉内は換気の
行われる低温・高湿度状態つまり生鮮物(特に青果物)
などに適した冷凍状態となる一方、上流側第1庫外空気
導入管(4’la)の上流端および下流側庫内空気排出
管<44b)の下流端を共に蓋部材(64)により閉塞
(下方へスライド移動)することによって、コンテナボ
ックス(1)内は換気の行われない低温・低湿度状態つ
まり冷凍魚肉類などに適した冷凍状態となり、コンテナ
ボックス(1)内が輸送物に応じて適宜変更されること
から、コンテナボックスの汎用性を拡大することができ
る。
(変形例) 本発明の第1実施例は、その他種々の変形例を包含する
ものである。例えば、上記実施例で用いた空気量調整手
段(ei)を、庫内空気量が不要であるOFFモードと
必要であるONモードとを有し且つ庫内空気量の必要量
に応じて連続的に回転数を可変とする回転数可変モード
とを有するファンモータ(41〉で構成し、湿度制御手
段(63)を、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに上
記空気量調整手段(81) (ファンモータ(41))
をOFFモードに、庫内湿度が設定湿度よりも低いとき
にONモードに、庫内湿度の低さに応じて回転数可変モ
ードにそれぞれ連続的に切換えるようにしても良いのは
勿論である。この場合、ファンモータ(41)により第
1庫外空気導入管内から導入される庫外空気量が極細か
く調整されて、コンテナボックス内の相対湿度(ψ)を
理想値(90%)に近付けることができる。
また、第11図および第12図に示すもののように、上
流側第1庫外空気導入管(43a)の下流端(加湿装置
(40)のケーシング面)に、上下に略扇状の第1通気
孔(71)、(71)を有し且つ上流側第1庫外空気導
入管(43a)を流通する庫外空気に対して直交するよ
うに設けられた円形状の固定シャッタ(72)と、該固
定シャッタ(72)の上流面に回転自在に軸支され、上
記各第1通気孔(71)と略一致する略扇状の第2通気
孔(78)、(73)を有し且つステッピングモータ(
74)により軸心回りに回転可能な円形状の回転シャッ
タ(75)とからなる開閉装置(78)によって空気量
調整手段(61)を構成する。そして、湿度センサ(B
O)の出力に応じてステッピングモータ(74)により
回転シャッタ(75)を回転させ、庫内空気量が不要で
ある閉塞モードと必要である開放モードとを有し且つ庫
内空気量の必要量に応じて連続的に開度調整可能な開度
可変モードを有するように回転シャッタ(75)の各第
2通気孔(73)を固定シャッタ(72〉の各第1通気
孔(71〉に対して開度調整することによって、庫内湿
度が設定湿度よりも高いときに上記空気量調整手段(6
1) (ステッピングモータ(74))を閉塞モードに
、庫内湿度が設定湿度よりも低いときに開放モードで且
つ庫内湿度の低さに応じて開度可変モードにそれぞれ連
続的に切換える湿度制御手段(B3)を構成しても良い
。この場合、ファンモータ(41〉による庫外空気の吸
引作用と相俟って、第1庫外空気導入管(43)から導
入される庫外空気量がさらに極細かく制御されてコンテ
ナボックス(1〉内の相対湿度(ψ〉をより理想値に近
付けることができる。
(第2実施例〉 第13図ないし第22図は本発明の第2実施例を示し、
この実施例は、加湿装置に改良を加えて加湿のみならず
除湿をも可能にしたものである。
尚、上記実施例と同一の部分については同一の符号を付
してその詳細な説明を省略する。
すなわち、本実施例では、庫外空気を蒸発器(9)の上
流側に導入する第2庫外空気導入管(81〉を設ける。
そして、第2庫外空気導入管(81)、第1庫外空気導
入管(43)および庫内空気排出管(44)の庫外側に
開口する冷凍装置(2)の背面板(24)外面側には、
これらの管(42) 、 (43) 、 (81)の各
端部をコンテナボックス(1)内の輸送物の温度および
湿度条件に応じて適宜閉塞または開放する略長方形状の
閉塞部材(82〉が上下方向へスライド自在に設けられ
ている。また、上記閉塞部材(82〉には開口穴(82
a)が設けられている。
そして、第15図、第17図および第18図に示すよう
に、閉塞部材(82〉によって第2庫外空気導入管(8
1〉を閉塞し且つ第1庫外空気導入管(43)および車
内空気排出管(44)を閉塞部材(82〉の開口穴(8
2a)にそれぞれ対応させて開放する第1モードと、第
16図、第19図および第20図に示すように、上記閉
塞部材(82〉によって第1庫外空気導入管(43)を
閉塞し且つ第2庫外空気導入管(81)および庫内空気
排出管(44)を閉塞部材(82〉の開口穴(82a)
に対応させて開放する第2モードと、第21図および第
22図に示すように、上記閉塞部材(82)によってW
41.第2庫外空気導入管(43)、(81)および庫
内空気排出管(44)を閉塞する第3モードとを有する
空気量調整手段(81)が構成され、上記の第1モード
にすると、コンテナボックス(l〉内は、上記第1実施
例で説明したように低温・高湿度状態つまり青果物など
の生鮮物に適した低温・加湿換気状態となる。また、上
記の第2モードにすると、コンテナボックス(1)内に
は、空気熱交換器(45)を通過しない高温・高湿度状
態の庫外空気が蒸発器(9)上流側から導入され、この
庫外空気が蒸発器(9)を通過することによって、コン
テナボックス(1)内は、低温・低湿度状態つまり球根
や草類および凍結により味覚の変化が生じるような魚肉
類などに適した低温・除湿換気状態となる。さらに、上
記の第3モードにすると、コンテナボックス(1)内は
換気の行われない低温・低湿度状態つまり冷凍魚肉類な
どに適した冷凍状態となる。このように、コンテナボッ
クス(1)内の温度および湿度状態が輸送物に応じて第
1〜第3モードに適宜変更されることから、コンテナボ
ックスの汎用性をさらに拡大することができる。
(変形例) 本発明の第2実施例は、その他種々の変形例を包含する
ものである。例えば、第23図および第24図に示すよ
うに、蒸発器(9)を庫内側ファン(10〉の上流側に
配置するとともに、庫内側空気吹出口(26〉を天板(
21)付近に設けた上吹出しタイプの冷凍装置(2〉を
構成しても良く、この場合、蒸発器(9)の上流側に開
口する第2庫外空気導入管(81〉は、蒸発器(9)の
下方に開口して庫外空気が車内空気との差圧により吸引
されることになり、加圧ファン(42)を不要にして部
品点数の削減化を図りつつ、上記第1実施例と同一の作
用・効果が得られる。
また、第25図ないし第27図に示すように、閉塞部材
(82〉を、半円弧内に第1.第2庫外空気導入管(8
1) = (43)および庫内空気排出管(44)の各
庫外側端部に3箇所の第1孔部(91a)…を対応させ
た円形状の固定シャッタ(91)と、該固定シャツタ(
91)の上流面側に回転自在に軸支され、各第1孔部(
91a)に対して線(直径)対象となる3箇所の第2孔
部(92a)を有する回転シャッタ(92)とで空気量
調整手段(61)を構威し、この空気量調整手段(61
)を、第25図に示すように、回転シャッタ(92) 
(閉塞部材(82))によって第2庫外空気導入管(8
1) (第1孔部(91a) )を第2孔部(92a)
に対応させずに閉塞し且つ第1庫外空気導入管(43)
および庫内空気排出管(44) (各第1孔部(91a
) )を各第2孔部(92a)に対応させて開放する第
1モードと、第26図に示すように、上記回転シャッタ
(92)によって第1庫外空気導入管(43)を第2孔
部(92a)に対応させずに閉塞し且つ第2庫外空気導
入管(8i)および庫内空気排出管(44)を各第2孔
部(92a)に対応させて開放する第2モードと、第2
7図に示すように、回転シャッタ(82)によって第1
、第2庫外空気導入管(42)、(71)および庫内空
気排出管(43)を第2孔部(82a)に対応させずに
閉塞する第3モードとを有するものにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本発明の第1実施例を示し、第
1図は冷凍能力制御に係るブロック図、第2図は湿度制
御に係るブロック図、第3図は第4図の■−■線におけ
る断面図、第4図は正面板を取外した状態のコンテナボ
ックスの縦断正面図、jfls図は各機器に対する冷媒
配管の接続状態を示す冷媒回路図、第6図は加湿装置の
側面図、第7図は加湿装置の正面図、第8図は蓋部材の
正面図、第9図は第8図のIX−IX線における断面図
、第10図は湿り空気の特性を示す湿り空気線図である
。 また、第11図および第12図は第1実施例の変形例を
示し、第11図は開閉装置の背面図、第12図は第11
図のX■−Xrl線における断面図である。 また、第13図ないし第22図は本発明の第2実施例を
示し、第13図は第14図のxm−xm線における断面
図、第14図は第4図相当図、第15図は加湿換気状態
に係る冷凍装置の説明図、1116図は除湿換気状態に
係る冷凍装置の説明図、第17図は加湿換気状態におけ
る閉塞部材の正面図、第18図は第17図のX■−X■
線における断面図、第19図は除湿換気状態における閉
塞部材の正面図、第20図は第19図のxx−xX線に
おける断面図、第21図は冷凍状態における閉塞部材の
正面図、第2゛2図は第21図のxxn−xxn線にお
ける断面図である。また、第23図および第24図は第
2実施例の変形例を示し、第23図は第15図相当図、
第24図は第16図相当図である。さらに、1125図
ないし第27図も第2実施例の変形例を示し、第25図
は第17図相当図、第26図は第19図相当図、第27
図は第21図相当図である。 (1)…コンテナボックス (2)…冷凍装置 (3)…ケーシング (4)…仕切板 (5)…庫内側ユニット (6)…庫外側ユニット (9)…蒸発器 (10)…庫内側ファン (12)…凝縮器 (13)…庫外側ファン (工5)…圧縮機 (20〉…正面板 (21)…天板 (22)…底板 (23)…側面板 (24)…背面板 (25)…庫内側空気戻口 (28〉…庫内側空気吹出口 (41)…ファンモータ (42〉…加圧ファン (48〉…第1庫外空気導入管 04)…庫内空気排出管 (45)…空気熱交換器 (47)…穴部 (50)…温度センサ (53)…バイパス通路 (57〉…冷凍゛能力制御手段 (60)…湿度センサ (61)…空気量調整手段 (63)…湿度制御手段 (7B)…開閉装置 (81)…第2庫外空気導入管 (A)…庫内側 (B)…庫外側 (X)…冷媒回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング(3)の正面板(20)をコンテナボ
    ックス(1)の庫内側(A)に臨ませ、該正面板(20
    )を除く各面板(21)〜(24)を庫外側(B)に臨
    ませてそれぞれ配設し、該ケーシング(3)をその上下
    方向略中間部に設けた仕切板(4)によって上部の庫内
    側ユニット(5)と下部の庫外側ユニット(6)とに区
    画し、上記庫内側ユニット(5)には冷凍装置(2)の
    冷媒回路(X)の構成要素のうち少なくとも蒸発器(9
    )および該蒸発器(9)に庫内空気を吹付けるための庫
    内側ファン(10)を収納する一方、上記庫外側ユニッ
    ト(6)には少なくとも凝縮器(12)および該凝縮器
    (12)に庫外空気を吹付けるための庫外側ファン(1
    3)並びに圧縮機(15)を収納するとともに、上記庫
    内ユニット(5)に、一端が庫外側(B)に開口し且つ
    他端が蒸発器(9)の下流側に開口して庫外空気を蒸発
    器(9)の下流側に導入する第1庫外空気導入管(43
    )と、一端が庫外側(B)に開口し且つ他端が蒸発器(
    9)の上流側又は下流側に開口して庫内空気を庫外に排
    出する庫内空気排出管(44)と、上記第1庫外空気導
    入管(43)内の庫外空気を庫内空気排出管(44)内
    の庫内空気との熱交換により所定湿度まで除湿しつつ冷
    却する空気熱交換器(45)とを設け、上記庫内側ファ
    ン(10)によって、上記ケーシング(3)に設けられ
    た庫内側空気戻口(25)からの庫内空気を上記蒸発器
    (9)で熱交換した後、この庫内空気と、上記空気熱交
    換器(45)で熱交換して蒸発器(9)の下流側に導入
    された第1庫外空気導入管(43)からの庫外空気とを
    混合してケーシング(3)に設けられた庫内側空気吹出
    口(26)からコンテナボックス(1)内に送給せしめ
    るようになっており、上記蒸発器(9)で熱交換された
    庫内空気と空気熱交換器(45)で熱交換された庫外空
    気との混合空気の温度を検出する温度検出手段(50)
    と、該温度検出手段(50)の出力を受け、冷凍装置(
    2)の冷凍能力を連続的に調整する冷凍能力制御手段(
    57)と、庫内空気の湿度を検出する湿度検出手段(6
    0)と、上記第1庫外空気導入管(43)から導入され
    る庫外空気量を調整する空気量調整手段(61)と、上
    記湿度検出手段(60)の出力を受け、庫内の湿度が設
    定湿度になるように空気量調整手段(61)を制御する
    湿度制御手段(83)とを設けたことを特徴とするコン
    テナ用冷凍装置。
  2. (2)第1庫外空気導入管(43)は、蒸発器(9)の
    長手方向に延設され、その長手方向に庫外空気吹出用の
    穴部(47)、…を多数開口せしめてなる請求項(1)
    記載のコンテナ用冷凍装置。
  3. (3)空気量調整手段(61)は、第1庫外空気導入管
    (43)または庫内空気排出管(44)内にファンモー
    タ(41)により駆動される加圧ファン(42)を備え
    てなり、上記ファンモータ(41)は、庫外空気量が少
    量である低速モードと大量である高速モードとを有して
    いて、湿度制御手段(63)は、庫内湿度が設定湿度よ
    りも高いときに上記空気量調整手段(61)を低速モー
    ドに、庫内湿度が設定湿度よりも低いときに高速モード
    にそれぞれ切換えるものである請求項(1)記載のコン
    テナ用冷凍装置。
  4. (4)空気量調整手段(61)は、第1庫外空気導入管
    (43)または庫内空気排出管(44)内にファンモー
    タ(41)により駆動される加圧ファン(42)を備え
    てなり、上記ファンモータ(41)は、庫内空気量が不
    要であるOFFモードと必要であるONモードとを有し
    且つ庫内空気量の必要量に応じて連続的に回転数を可変
    とする回転数可変モードとを有していて、湿度制御手段
    (63)は、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに上記
    空気量調整手段(61)をOFFモードに、庫内湿度が
    設定湿度よりも低いときにONモードで且つ庫内湿度の
    低さに応じて回転数可変モードにそれぞれ連続的に切換
    えるものである請求項(1)記載のコンテナ用冷凍装置
  5. (5)空気量調整手段(61)は、庫内空気量が不要で
    ある閉塞モードと必要である開放モードとを有し且つ庫
    内空気量の必要量に応じて連続的に開度調整可能な開度
    可変モードを有する開閉装置(66)であり、湿度制御
    手段(63)は、庫内湿度が設定湿度よりも高いときに
    上記空気量調整手段(61)を閉塞モードに、庫内湿度
    が設定湿度よりも低いときに開放モードで且つ庫内湿度
    の低さに応じて開度可変モードにそれぞれ連続的に切換
    えるものである請求項(1)記載のコンテナ用冷凍装置
  6. (6)庫外空気を蒸発器(9)の上流側に導入する第2
    庫外空気導入管(81)が設けられており、空気量調整
    手段(61)は、該第2庫外空気導入管(71)、第1
    庫外空気導入管(43)および庫内空気排出管(44)
    に設けられ且つ、第2庫外空気導入管(81)を閉塞し
    且つ第1庫外空気導入管(43)および庫内空気排出管
    (44)を開放する第1モードと、第1庫外空気導入管
    (43)を閉塞し且つ第2庫外空気導入管(81)およ
    び庫内空気排出管(44)を開放する第2モードと、第
    1、第2庫外空気導入管(43)、(81)および庫内
    空気排出管(44)を閉塞する第3モードとを有するも
    のである請求項(1)記載のコンテナ用冷凍装置。
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CN104930784A (zh) * 2015-05-29 2015-09-23 青岛海尔股份有限公司 冰箱
JP2021139569A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 ダイキン工業株式会社 輸送用冷凍装置、及びコンテナ
CN118729682A (zh) * 2024-09-03 2024-10-01 珠海格力电器股份有限公司 冰箱加湿控制方法、装置、冰箱及计算机可读介质

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